JP6252069B2 - タンク設備 - Google Patents

タンク設備 Download PDF

Info

Publication number
JP6252069B2
JP6252069B2 JP2013197060A JP2013197060A JP6252069B2 JP 6252069 B2 JP6252069 B2 JP 6252069B2 JP 2013197060 A JP2013197060 A JP 2013197060A JP 2013197060 A JP2013197060 A JP 2013197060A JP 6252069 B2 JP6252069 B2 JP 6252069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
gas
tank
receiving
lng
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013197060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015064022A (ja
Inventor
博之 尾崎
博之 尾崎
誠一 澤口
誠一 澤口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2013197060A priority Critical patent/JP6252069B2/ja
Publication of JP2015064022A publication Critical patent/JP2015064022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6252069B2 publication Critical patent/JP6252069B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

本発明は、タンク設備に関するものである。
LNG(Liquefied Natural Gas)や冷却方式のLPG(Liquefied Petroleum Gas)等の低温液化ガスは、一般的にタンカーによって輸送され、沿岸地域に建設されたLNG基地やLPG基地等のタンク設備にて一時的に貯蔵される。このようなタンク設備は、低温液化ガスを貯蔵するタンク、当該タンクとタンカーとを接続してタンカーからタンクへ低温液化ガスを案内する受入配管を備えている。
低温液化ガスの受入時には、低温液化ガスの気化を防ぐために、受入配管を冷却しておく必要がある。ここで、常温から受入配管を冷却するには時間を要することから、例えば、特許文献1では、低温液化ガスの受入を行っていないときに、ポンプを稼働させて常に受入配管を通過する経路でタンクに貯蔵された低温液化ガスを循環させることによって受入配管を常時冷却させている。
特開2011−149485号公報
しかしながら、低温液化ガスを循環させるためには、低温液化ガスを循環させるためのポンプを設置する必要があることからイニシャルコストが増大し、さらには常時ポンプを稼働させるおく必要があることから消費エネルギが増えてランニングコストも増大する。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、タンカーから低温液化ガスを受け入れるタンク設備において、新たなポンプを設置することなくかつ消費エネルギの消費を抑制しつつ受入配管を常時冷却可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、低温液化ガスを貯蔵するタンクと、タンカーから当該タンクに上記低温液化ガスを受け入れるための受入配管と、上記タンク内で生じたボイルオフガスをタンク外に排出するボイルオフガス配管と、上記ボイルオフガス配管に設置される圧縮機と、上記圧縮機の上流側において上記ボイルオフガス配管と接続されると共に上記ボイルオフガスの一部を上記タンカーに戻す戻りガス配管とを備えるタンク設備であって、上記タンカーから上記受入配管に上記低温液化ガスが供給されていないときに、上記受入配管と上記戻りガス配管とを接続して上記ボイルオフガスを上記受入配管及び上記戻りガス配管に流通させることで、上記受入配管と上記戻りガス配管とを冷却する冷却手段を備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記冷却手段が、上記受入配管と上記戻りガス配管とを接続するバイパス配管と、上記バイパス配管に設置され、上記タンカーから上記受入配管に上記低温液化ガスが供給されていないときに上記バイパス配管を開放する開放バルブとを備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記タンクに貯蔵された上記低温液化ガスを上記受入配管の上流位置に返流する循環配管を備え、上記循環配管を介して上記バイパス配管と上記受入配管とが接続されているという構成を採用する。
本発明では、冷却手段によって、低温液化ガスが供給されていないときに、受入配管と戻りガス配管とが接続される。これによって、タンク、受入配管及び戻りガス配管を含む循環経路が形成される。さらに、戻りガス配管は、常に発生するボイルオフガスを圧縮するために常に稼働される圧縮機が設けられたボイルオフ配管と接続されており、常にタンクよりも負圧状態となる。この結果、本発明によれば、別途ポンプを設置することなく、タンク、受入配管及び戻りガス配管を含む循環経路にボイルオフガスを循環させることができ、受入配管を常に冷却しておくことができる。したがって、本発明によれば、タンカーから低温液化ガスを受け入れるタンク設備において、新たなポンプを設置することなくかつ消費エネルギの消費を抑制しつつ受入配管を常時冷却しておくことが可能となる。
本発明の第1実施形態におけるLNGタンク設備の概略構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態におけるLNGタンク設備の動作を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態におけるLNGタンク設備の概略構成を示す模式図である。 本発明の第2実施形態におけるLNGタンク設備の動作を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るタンク設備の一実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明においては、本発明のタンク設備として、LNGタンク設備を挙げて説明する。ただし、本発明はLPGタンク設備に適用することも可能である。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のLNGタンク設備1(タンク設備)の概略構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施形態のLNGタンク設備1は、タンク2と、受入配管3と、第1バルブ4と、LNG液用ローディングアーム5と、払出ポンプ6と、払出配管7と、気化設備8と、送ガス配管9と、液充填配管10と、第2バルブ11と、BOG配管(ボイルオフガス配管)12と、第3バルブ13と、圧縮機14と、戻りガス配管15と、戻りガス用ローディングアーム16と、バイパス配管17と、第4バルブ18(開放バルブ)とを備えている。
タンク2は、例えば、9%ニッケル鋼からなる内槽と鋼製の外槽とを有する二重殻タンク等からなり、LNG100(低温液化ガス)を貯蔵する。受入配管3は、タンク2とLNG液用ローディングアーム5とを接続する配管であり、タンカーで輸送されてきたLNGを本実施形態のLNGタンク設備1に受け入れるときに、タンカーから供給されるLNGをタンク2に導く。第1バルブ4は、受入配管3の途中に設置されており、受入配管3の開閉を行う。LNG液用ローディングアーム5は、タンカーからLNG100を荷揚げする装置である。このLNG液用ローディングアーム5は、受入配管3の先端と接続されており、タンカーから供給されたLNG100を受入配管3に流入させる。
払出ポンプ6は、タンク2に取り付けられており、タンク2に貯蔵されたLNG100を汲み上げてタンク2から払い出す。払出配管7は、払出ポンプ6と気化設備8とを接続しており、払出ポンプ6から払い出されたLNG100を気化設備8に案内する。気化設備8は、例えば外部から供給される水と、払出配管7から供給されるLNG100とを熱交換することによりLNG100を気化させてガス200として送ガス配管9に送り出す。送ガス配管9は、気化設備8から供給されたガス200を外部に向けて案内する。
液充填配管10は、受入配管3と払出配管7とを接続する配管であり、払出配管7を流れるLNG100の一部を受入配管3に案内する。この液充填配管10は、第1バルブ4よりもLNG液用ローディングアーム5側において受入配管3と接続されている。このような液充填配管10は、タンカーから本実施形態のLNGタンク設備1にLNG100を受け入れる直前に、受入配管3にタンク2に貯蔵されたLNG100の一部を案内する。これによって、受入配管3がLNG100で満たされる。第2バルブ11は、液充填配管10の途中に設置されており、液充填配管10の開閉を行う。
BOG配管12は、タンク2と送ガス配管9とを接続しており、タンク2内で発生したボイルオフガス300を送ガス配管9に案内する配管である。第3バルブ13は、BOG配管12の途中に設置されており、BOG配管12の開閉を行う。圧縮機14は、第3バルブ13よりも下流側において、BOG配管12の途中に設置されている。このような圧縮機14は、BOG配管12を流れるボイルオフガス300を、気化設備8から送り出されるガス200と同程度の圧力となるように圧縮する。なお、この圧縮機14は、タンク2において常に発生するボイルオフガス300を圧縮するよう、常に稼働されている。
戻りガス配管15は、戻りガス用ローディングアーム16と、BOG配管12とを接続しており、BOG配管12を流れるボイルオフガス300の一部を戻りガス用ローディングアーム16まで案内する。この戻りガス配管15は、図1に示すように、第3バルブ13の下流であって圧縮機14の上流側においてBOG配管12と接続されている。戻りガス用ローディングアーム16は、ボイルオフガス300をタンク設備1からタンカーに戻すための装置である。この戻りガス用ローディングアーム16は、戻りガス配管15の先端と接続されており、戻りガス配管15から供給されたボイルオフガス300をタンカーに流入させる。
バイパス配管17は、受入配管3と戻りガス配管15とを接続する配管である。このバイパス配管17は、LNG液用ローディングアーム5の近傍において受入配管3と接続されており、戻りガス用ローディングアーム16の近傍において戻りガス配管15と接続されている。第4バルブ18は、バイパス配管17の途中に配置されており、バイパス配管17の開閉を行う。このような第4バルブ18は、タンカーから受入配管3にLNG100が供給されていないときにバイパス配管17を開放する。
これらのバイパス配管17及び第4バルブ18は、タンカーから受入配管3にLNG100が供給されていないときに、受入配管3と戻りガス配管15とを接続してボイルオフガス300を受入配管3及び戻りガス配管15に流通させることで、受入配管3と戻りガス配管15とを冷却する。すなわち、これらのバイパス配管17及び第4バルブ18は、本発明の冷却手段を構成している。
このような構成の本実施形態のLNGタンク設備1においては、タンカーからLNG100を受け入れるときには、第1バルブ4によって受入配管3が開放され、第2バルブ11によって液充填配管10が閉鎖され、第3バルブ13によってBOG配管12が開放され、第4バルブ18によってバイパス配管17が閉塞される。これによって、タンカーから供給されたLNG100がLNG液用ローディングアーム5及び受入配管3を介してタンク2に供給され、タンク2内で発生したボイルオフガスが戻りガス配管15及び戻りガス用ローディングアーム16を介してタンカーに戻される。なお、払出ポンプ6は原則的には常に稼働されている。
また、払出ポンプ6から払い出されたLNG100は、気化設備8によって気化される。これによって生成されたガス200が送ガス配管9を介して外部に送り出される。
一方、タンカーからLNG100を受け入れていないときには、図2(a)に示すように、第1バルブ4によって受入配管3が開放され、第2バルブ11によって液充填配管10が閉鎖され、第3バルブ13によってBOG配管12が閉鎖され、第4バルブ18によってバイパス配管17が開放される。なお、上述のように、圧縮機14は、ボイルオフガス300を圧縮するために、常に稼働されている。
このように圧縮機14が稼働しているため、BOG配管12の圧縮機14よりも上流側が負圧状態となり、このBOG配管12に接続される戻りガス配管15、バイパス配管17及び受入配管3も負圧状態となる。このため、タンク2内において発生したボイルオフガスが図2(a)に示すように、受入配管3、バイパス配管17、戻りガス配管15及びBOG配管12の順にこれらの配管を流れ、圧縮機14で圧縮された後に送ガス配管9に供給される。
また、タンカーからLNG100を受け入れるための態勢を整えるときには、図2(b)に示すように、第1バルブ4によって受入配管3が開放され、第2バルブ11によって液充填配管10が開放され、第3バルブ13によってBOG配管12が開放され、第4バルブ18によってバイパス配管17が閉鎖される。これによって払出ポンプ6から払出配管7に払い出されたLNG100の一部が液充填配管10を介して受入配管3に供給され、受入配管3にLNG100が満たされる。これによって、タンカーからのLNG100を受け入れる態勢が整う。
以上のような本実施形態のLNGタンク設備1によれば、LNGタンク設備1に対してLNG100が供給されていないときに、バイパス配管17及び第4バルブ18によって、受入配管3と戻りガス配管15とが接続される。これによって、タンク2、受入配管3及び戻りガス配管15を含む循環経路が形成される。さらに、戻りガス配管15は、常に発生するボイルオフガス300を圧縮するために常に稼働される圧縮機14が設けられたBOG配管12と接続されており、常にタンク2よりも負圧状態となる。この結果、本実施形態のLNGタンク設備1によれば、別途ポンプを設置することなく、タンク2、受入配管3及び戻りガス配管15を含む循環経路にボイルオフガスを循環させることができ、受入配管3を常に冷却しておくことができる。したがって、本実施形態のLNGタンク設備1によれば、新たなポンプを設置することなくかつ消費エネルギの消費を抑制しつつ受入配管3を常時冷却しておくことが可能となる。
また、本実施形態のLNGタンク設備1においては、受入配管3と戻りガス配管15とを接続するバイパス配管17と、バイパス配管17に設置され、タンカーから受入配管3にLNG100が供給されていないときにバイパス配管17を開放する第4バルブ18とによって、本発明の冷却手段が構成されている。このため、簡易な構造にて冷却手段を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図3は、本実施形態のLNGタンク設備1Aの概略構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施形態のLNGタンク設備1Aは、タンク2に設けられる循環ポンプ19と、循環ポンプ19によって圧送されるLNG100を案内する循環配管20とを備えている。この循環配管20は、タンク2に貯蔵されたLNG100を受入配管3の上流位置に返流する。また、本実施形態のLNGタンク設備1Aでは、循環配管20を介してバイパス配管17と受入配管3とが接続されている。さらに、本実施形態のLNGタンク設備1Aは、液充填配管10及び第2バルブ11が設けられていない。
このような構成を有する本実施形態のLNGタンク設備1Aでは、タンカーからLNG100を受け入れていないときには、図4(a)に示すように、第1バルブ4によって受入配管3が開放され、第3バルブ13によってBOG配管12が閉鎖され、第4バルブ18によってバイパス配管17が開放される。
ここで圧縮機14が稼働しているため、BOG配管12の圧縮機14よりも上流側が負圧状態となり、このBOG配管12に接続される戻りガス配管15、バイパス配管17、受入配管3及び循環配管20も負圧状態となる。このため、タンク2内において発生したボイルオフガス300が図4(a)に示すように、受入配管3、循環配管20、バイパス配管17、戻りガス配管15及びBOG配管12の順にこれらの配管を流れ、圧縮機14で圧縮された後に送ガス配管9に供給される。
また、タンカーからLNG100を受け入れるための態勢を整えるときには、図4(b)に示すように、第1バルブ4によって受入配管3が開放され、第3バルブ13によってBOG配管12が開放され、第4バルブ18によってバイパス配管17が閉鎖される。さらに、循環ポンプ19を稼働させる。これによって循環ポンプ19から循環配管20に払い出されたLNG100が循環配管20を介して受入配管3に供給され、受入配管3にLNG100が満たされる。これによって、タンカーからのLNG100を受け入れる態勢が整う。
このような本実施形態のLNGタンク設備1Aは、バイパス配管17及び第4バルブ18を除いては、既設のLNGタンク設備1Aとして採用されている構成である。このため、本実施形態のLNGタンク設備1Aは、既設のLNGタンク設備を改造することによって、容易に実現することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、受入配管3に対してタンク2が1つのみ接続された構成となっている。しかしながら、本発明は当該構成に限定されるものではなく、受入配管3に対して複数のタンク2が設置されていても良い。このとき、受入配管3、払出配管7、BOG配管12及び戻りガス配管15は、各タンクに接続されることになる。また、第1バルブ4、払出ポンプ6及び第2バルブ11、第3バルブ13等は各タンク2に対して設けられる。
(実施例)
上記第1実施形態のLNGタンク設備1に対して、2つのタンク2が設置された構成において、タンカーからLNGを受け入れていないときに受入配管3の温度が何度となるかについて試算した。
本計算では、受入配管3をタンク受入配管(タンク2近傍の領域)、陸上部受入配管(陸上に配設される領域)、海上部受入配管(海上に配設される領域)に分割して入熱及び温度変化を計算した。このとき、タンク受入配管入口のボイルオフガス300温度を−150℃とし、タンク受入配管出口温度と陸上部受入配管入口温度とを同じとし、陸上部受入配管出口温度と海上部受入配管入口温度とを同じとして計算を行った。検討において大気温度は25℃とした。断熱材であるPUF(Polyurethane Form)の厚みはタンク受入配管(650A)で140mm、陸上部受入配管及び海上部受入配管(850A)で150mm とした。ボイルオフガス300の発生量は2基のタンク2で4.84t/hrとし、ボイルオフガス300の成分はメタンとして計算する。ボイルオフガス発生量算出時にはタンク2の圧力を7.84kPaとし、配管圧力もこの値を用いた。2基のタンク2のボイルオフガス300発生量は、各タンクで同じであると仮定し、それぞれのタンク受入配管のボイルオフガス流量はボイルオフガス300の総発生量の1/2である2.42t/hrとした。配管長さはタンク受入配管で103.0m、陸上部受入配管で103.7m、海上部受入配管で1360mとした。
以下の表1に計算条件を記載する。
Figure 0006252069
表2は、以下の計算式に用いる記号についての説明である。
Figure 0006252069
まず、下式(1)により、配管の熱通過率Kを求める。
Figure 0006252069
次に大気からタンク受入配管への侵入熱量Q[W/m]を下式(2)により求める。
Figure 0006252069
侵入熱量Qよりタンク受入配管での1時間あたりの入熱q[J]を下式(3)より求める。
Figure 0006252069
入熱量qよりタンク受入配管での温度変化ΔTを下式(4)で導出する。
Figure 0006252069
タンク受入配管出口温度Tは、下式(5)に示すように、TとΔTの和となる。
Figure 0006252069
ここで求めたタンク受入配管出口温度Tを陸上部受入配管の入口温度Tとして、同
様の計算を行い、陸上部受入配管出口温度、海上部受入配管出口温度を求める。
また、下式(6)より、BOG入口温度T、配管圧力PからBOG密度ρを導出する。
Figure 0006252069
質量流量MをBOG密度ρと配管断面積で除し、流速vを求める。
Figure 0006252069
表3に示すように、タンク受入配管入口のBOG温度を−150℃(123.2K)とした場合に、海上部受入配管出口におけるBOGの温度は−100.3℃(172.9K)となり、クールダウン完了に要求される温度の−100℃を下回る。
Figure 0006252069
1……LNGタンク設備(タンク設備)、1A……LNGタンク設備(タンク設備)、2……タンク、3……受入配管、4……第1バルブ、5……LNG液用ローディングアーム、6……払出ポンプ、7……払出配管、9……送ガス配管、10……液充填配管、11……第2バルブ、12……BOG配管、13……第3バルブ、14……圧縮機、15……戻りガス配管、16……戻りガス用ローディングアーム、17……バイパス配管(冷却手段)、18……第4バルブ(冷却手段)、19……循環ポンプ、20……循環配管、100……LNG(低温液化ガス)、200……ガス、300……ボイルオフガス

Claims (1)

  1. 低温液化ガスを貯蔵するタンクと、タンカーから当該タンクに前記低温液化ガスを受け入れるための受入配管と、前記タンク内で生じたボイルオフガスをタンク外に排出するボイルオフガス配管と、前記ボイルオフガス配管に設置される圧縮機と、前記圧縮機の上流側において前記ボイルオフガス配管と接続されると共に前記ボイルオフガスの一部を前記タンカーに戻す戻りガス配管とを備えるタンク設備であって、
    前記タンカーから前記受入配管に前記低温液化ガスが供給されていないときに、前記受入配管と前記戻りガス配管とを接続して前記ボイルオフガスを前記受入配管及び前記戻りガス配管に流通させることで、前記受入配管と前記戻りガス配管とを冷却する冷却手段と
    前記タンクに貯蔵された前記低温液化ガスを前記受入配管の上流位置に返流する循環配管と
    を備え
    前記冷却手段は、
    前記受入配管と前記戻りガス配管とを接続するバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設置され、前記タンカーから前記受入配管に前記低温液化ガスが供給されていないときに前記バイパス配管を開放する開放バルブと
    を備え、
    前記循環配管を介して前記バイパス配管と前記受入配管とが接続されている
    ことを特徴とするタンク設備。
JP2013197060A 2013-09-24 2013-09-24 タンク設備 Expired - Fee Related JP6252069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013197060A JP6252069B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 タンク設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013197060A JP6252069B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 タンク設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015064022A JP2015064022A (ja) 2015-04-09
JP6252069B2 true JP6252069B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=52832080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013197060A Expired - Fee Related JP6252069B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 タンク設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6252069B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105042328B (zh) * 2015-08-26 2017-11-10 成都华气厚普机电设备股份有限公司 内置式无底阀lng泵井结构
KR102673181B1 (ko) * 2022-03-10 2024-06-10 한국기계연구원 액화수소 저장탱크 zbo 시스템
JP7439368B2 (ja) * 2023-04-11 2024-02-28 喜次 吉川 グリーンエネルギー輸送システム及びエネルギー輸送方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633872B2 (ja) * 1987-11-02 1994-05-02 石川島播磨重工業株式会社 Lng受入配管の予冷保持方法
JP2007298052A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Ihi Corp 液化ガス受入管の冷却保持方法および装置
JP4893928B2 (ja) * 2006-05-12 2012-03-07 株式会社Ihi 液化ガス受入管の冷却方法および装置
JP2008051287A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Chiyoda Corp 液化天然ガス設備の保冷システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015064022A (ja) 2015-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105275778B (zh) 用于供应流体的装置和方法
JP6252069B2 (ja) タンク設備
JP6834999B2 (ja) Lngタンクの蒸発ガス抑制装置及び蒸発ガス抑制方法
JP2016173101A (ja) 内燃機関用の燃料ガス供給システム
CN111630312B (zh) 用于提供液化天然气的设备和方法
JP2013231457A (ja) 水素ガス充填方法
WO2010151107A1 (en) Device and method for the delivery of lng
KR20170128416A (ko) 액화 가스 냉각 방법
KR102610000B1 (ko) 발전 유닛으로 연료를 공급하는 장치와 방법
KR101059870B1 (ko) 액화천연가스의 재기화 설비
KR102200365B1 (ko) 휘발성 유기화합물 처리 시스템 및 선박
CN108431487B (zh) 用于输送低温液体的方法以及实现该方法的设备
CN110360444A (zh) 一种橇装式lng装车及导液系统
JP2007009981A (ja) 液化ガス供給設備及び液化ガス供給方法
CN214744950U (zh) 长距离lng卸料管线系统
JP2024503496A (ja) 高圧ガス消費機器および低圧ガス消費機器用のガス供給システム
KR101875089B1 (ko) 부유식 액화천연가스 설비의 이상압력 보호장치
JP5482218B2 (ja) 配管設備
CA2947253C (en) Method and device for liquefaction of methane
JP5828629B2 (ja) Lng設備の保冷システム
WO2023189548A1 (ja) タンク設備
JP6447023B2 (ja) Lng貯蔵装置及びlng貯蔵装置におけるポンプバレルのガス抜き方法
KR20240151202A (ko) 탱크 설비
CN113324175A (zh) 长距离lng卸料管线系统及卸料方法
JP2023153042A (ja) 高圧および低圧ガス消費装置用のガス供給システム、およびこのようなシステムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6252069

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees