JP6251795B2 - コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するためのコンピュータ実施方法 - Google Patents

コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するためのコンピュータ実施方法 Download PDF

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Description

本開示は概して、部材や組立体の分析分野に関し、より詳細には、コンピュータ支援モデルの機械的分析に関するが、これに限定するものではない。本開示の別の実施例では、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するための、コンピュータ実施方法が開示される。
機械的部材の設計段階では、環境負荷と材料パラメータ、双方の不確定性を考慮する必要がある。また、機械的部材の信頼性を保証するためには、安全マージンを設けることも必須である。この安全マージンは安全率によって決定される。機械的部材の実際的な設計では、この安全率が包括的に使用される。一般的に、安全率は業界固有のものであり、技術者の経験に左右される。しかし、経験主義的な安全率では、機械的設計における不確定性やリスクを数量化することはできない。その結果、機械製品分析の普及がますます進んでいる。とはいえ、機械的部材の有形試作、及び検査・分析には、甚大な費用と時間が必要となる。こうしたことが、物理的分析に近い分析結果を示すと実証されている、分析ソフトウェアの利用に繋がっている。その場合、設計ソフトウェアを用いて、分析対象となる機械的部材の複製が、コンピュータ支援モデルという形で製作される。このモデルが後に、製品の詳細分析のため、分析ソフトウェアへと送られる。産業上の利用において、分析対象となる機械的部材の3Dモデルは極めて複雑なものとなるのが通例であり、そこには細かな部材の全てに関する、精緻な幾何学的形状が含まれる(即ち、かかる部材には分析すべき多くの特徴や部分が含まれる)。
上述したタイプの3Dモデルが分析ソフトウェアを用いて分析される場合、同ソフトウェアは、各部を表す多数のメッシュを生成する。例えば、モデルデータの形状を高忠実度で表現するには、湾曲部に対して多数の小メッシュが生成される。それにより、境界線、即ちメッシュ形成の数が増す。分析又は計算時間は生成される細かいメッシュの数に直接左右されるため、結果として、分析時間も相当に増す。そのため、全体的な分析結果に影響を及ぼすことのない、3Dコンピュータ支援モデルが持つ特徴の簡略化が検討された。しかし、特徴の簡略化は使用者の経験に基づくものに過ぎず、そのような行為には対象分野での豊富な経験が必須であり、たとえ経験豊富であったとしても、こうした簡略化が十分に正確であるとは限らない。更に、経験の浅い者にとっては、簡略化が可能な特徴を見分けることは困難となる。
分析分野において進行中の研究開発を用いた、コンピュータ支援(CAD:Computer Aided)モデルの分析を簡略化するための方法が幾つか開発されている。これらの方法の内、ある方法は、特徴の外形を考慮することで分析の簡略化を図る処理を含んでいる(即ち、CADモデルにおいて2つ以上の特徴の外形が類似していれば、かかる特徴を簡略化して、分析ではその内の1つだけを検討する)。しかし、この従来の方法では、分析結果に影響する他のパラメータは考慮されない。そのため、簡略化されたCADモデルは正確な分析結果をもたらさず、部材の安全率を求めるために、この結果を加味することはできない。
以上の論考に照らせば、1つ又は複数の上記制約を克服するために、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化する、改良されたコンピュータ実施方法を創出することが求められている。
特許請求するシステム及び方法により、従来のシステムが持つ1つ以上の欠点が克服されると共に、本開示で特許請求するシステム及び方法の提供を通じ、付加的な利点ももたらされる。更なる特徴及び利点は、本開示の技法を通じて実現される。本開示の他の実施例及び態様も本明細書に詳述されており、特許請求する開示の一部とみなされる。
本開示の非限定的一実施例では、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するための、コンピュータ実施方法が提供される。本方法には、標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価ポイントを選択することと、選択された少なくとも1つの評価ポイントに対する複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することにより、標準コンピュータ支援モデルを分析することとが含まれる。本コンピュータ実施方法には、標準コンピュータ支援モデルの分析に基づく簡略化パラメータと評価パラメータの関連性を用いて応答曲面を構築することが更に含まれる。また、本方法には、コンピュータ支援モデルの計算された評価パラメータを閾値評価パラメータと比較することにより、コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの簡略化ポイントの簡略化効果を表示することであって、計算された評価パラメータが、応答曲面を用いて導出される、表示することが含まれる。
本開示の一実施例では、評価パラメータ及び簡略化パラメータが、標準コンピュータ支援モデルの分析中に決定される。
本開示の一実施例では、評価パラメータは少なくとも1つの評価ポイントにおいて評価されるパラメータであると共に、簡略化パラメータの関数である。
本開示の一実施例では、複数の評価ポイントについて、標準コンピュータ支援モデルが分析される。この分析は、複数の評価ポイントの内の選択された評価ポイントに対する、複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することで行われる。
本開示の一実施例では、標準コンピュータ支援モデルの応答曲面が、メモリ・ユニットに記憶される。
本開示の一実施例では、簡略化パラメータが、コンピュータ支援モデルを分析することによって決定される。
本開示の別の非限定的実施例では、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するためのシステムが提供される。このシステムは、処理ユニットと、同処理ユニットへと通信可能に結合されたメモリ・ユニットとを備えており、このメモリ・ユニットが、プロセッサ実行可能命令を記憶する。この命令は、実行されると、標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価ポイントを選択することと、この選択された少なくとも1つの評価ポイントに対する複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することにより、標準コンピュータ支援モデルを分析することと、それに続き、標準コンピュータ支援モデルの分析に基づく簡略化パラメータと評価パラメータの関連性を用いて、応答曲面を構築することとを、処理ユニットに行わせる。 また、処理ユニットは、コンピュータ支援モデルの計算された評価パラメータを閾値評価パラメータと比較することにより、コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの簡略化ポイントの簡略化効果を表示する。このとき、計算された評価パラメータは、応答曲面を用いて導出されたものとなる。
本開示の一実施例では、本システムが、簡略化効果を表示するために処理ユニットと連動する、ディスプレイ・ユニットを備える。
上述した本開示の態様及び実施例は、互いを自在に組み合わせて使用され得ることを理解されたい。幾つかの態様及び実施例を組み合わせて、本開示の更なる実施例を形成することも可能である。
以上の概要は例示に過ぎず、あらゆる意味において、限定することを意図したものではない。上記の例示的態様、実施例、及び特徴に加えて、更なる態様、実施例、及び特徴もまた、図面及び以下の詳細な説明を参照することで見出されよう。
しかし、本開示自体、並びにその好ましい使用形式、更なる目的、及び利点は、例示的実施例に関する以下の詳細な説明を、添付図面と併せ読み、参照することによって、最も良く理解される。以下、添付図面を参照しながら、1つ以上の実施例について、例示のみを目的に記述する。類似の参照番号は、類似の要素を表している。
本開示の一実施例による、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するためのシステムを示すブロック図である。 本開示の幾つかの実施例による、学習ステージにおいて図1のシステムによって実行される、別個のステップを示すフロー・チャートである。 本開示の幾つかの実施例による、適用ステージにおいて図1のシステムによって実行される、別個のステップを示すフロー・チャートである。 本開示の例示的一実施例による、学習ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、学習ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、学習ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、学習ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、学習ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、適用ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、適用ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、適用ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、適用ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 本開示の例示的一実施例による、適用ステージにおけるコンロッドの構造分析を示す図である。 学習ステージにおけるコンロッドの構造分析用となる、システムのグラフィック・ユーザ・インタフェースを示す図である。 適用ステージにおけるコンロッドの構造分析用となる、システムのグラフィック・ユーザ・インタフェースを示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、学習ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、学習ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、学習ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、学習ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、適用ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、適用ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、適用ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。 本開示の別の例示的実施例による、適用ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す図である。
本明細書のブロック図はいずれも、本主題の原理を体現する例示的システムの概念図を表すものであるということは、当業者であれば理解されよう。同様に、フロー・チャート、流れ図、状態遷移図、擬似コード等はいずれも様々な処理を表すものであり、かかる処理はコンピュータ可読媒体内で実質的に描写され、その明示の有無を問わないコンピュータ又はプロセッサによって実行され得ることも認められよう。
各図面は、例示のみを目的とした本開示の実施例を描写している。本明細書に示すシステムの代替的実施例が、本明細書に記述する開示の原理から逸脱することなく利用可能であるということは、当業者であれば、以下の説明から容易に認識されよう。
以上は、以下に続く本開示の詳細な説明がより良く理解されるよう、本開示の特徴及び技術的利点を大まかに概説したものである。本開示の更なる特徴及び利点が以下に記述され、本開示の請求項が持つ主題を形成する。本開示と同一の目的を遂行するために、開示する概念及び固有の実施例が、修正や別構造の設計に向けた基準として容易に利用され得ることは、当業者であれば理解されよう。また、そのような均等構成は、添付の特許請求の範囲に記載される本開示の範囲から逸脱するものではないということも、当業者であれば認識されよう。更なる目的及び利点を伴う、その編成及び動作方法の双方に関し、本開示に特有のものと確信する新規の特徴は、添付図面も併せて検討したとき、以下の説明からより良く理解されよう。但し、各図面は例示及び説明のみを目的に用意されたものであり、本開示の範囲を定義する意図のないことは、明確に理解されたい。
本開示の実施例では、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するための、コンピュータ実施方法が開示される。本開示の趣旨は、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化することにより、同コンピュータ支援モデルに関する計算又は分析時間を低減することにある。
背景技術の項で触れた1つ以上の欠点を克服するため、本開示では、コンピュータ支援(CAD)モデルの分析を簡略化するための、コンピュータ実施方法を開示する。本開示のコンピュータ実施方法は、部材の機械的分析の間、使用者/分析者がCADモデルの特定の特徴を簡略化するのを支援する。この簡略化により、分析ツール又はソフトウェアを用いたCADモデルの分析時間が短縮される。本コンピュータ実施方法には、分析の簡略化を目的とする、以下の複数のステップが含まれる。初めに、本方法は学習ステージを含んでいる。このステージにおいて、標準CADモデルが分析され、結果がメモリ・ユニットに記憶される。標準CADモデルの分析には、標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価ポイントを選択する動作と、この選択された少なくとも1つの評価ポイントに対する複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することにより、同標準コンピュータ支援モデルを分析する動作とが含まれる。本コンピュータ実施方法には、更に、標準コンピュータ支援モデルの分析に基づく簡略化パラメータと評価パラメータの関連性を用いた、応答曲面の構築動作が含まれる。関連する次のステージには、分析ステージ又は適用ステージが含まれる。このステージにおいて、使用者は分析対象のCADモデルをインポートし、そのモデルに簡略化を施す。このステージの間、本コンピュータ実施方法は、コンピュータ支援モデルの計算済み評価パラメータを閾値評価パラメータと比較することにより、コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの簡略化ポイントの簡略化効果を表示する。この計算済み評価パラメータは、応答曲面を用いて導出される。簡略化効果の表示は、結果に影響しないポイントを使用者が簡略化し、それにより分析時間を短縮する助けとなる。本方法はまた、手操作の誤りを回避することにより、分析結果の精度を向上させるものでもある。
本開示の一実施例では、複数の評価ポイントについて、標準コンピュータ支援モデルが分析される。この分析は、複数の評価ポイントの中から選択された評価ポイントに対する、複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することで行われる。分析結果は応答曲面の形でメモリ・ユニットに記憶され、標準コンピュータ支援モデルから導出された任意のCADモデルを分析するのに使用される。
本開示の一実施例では、上記方法が、処理ユニットと、メモリ・ユニットと、ディスプレイ・ユニットとを備えるシステムによって実行される。メモリ・ユニットは主に構築された応答曲面を記憶し、ディスプレイ・ユニットは、自身に簡略化効果を表示して使用者に示すものである。
本明細書全体を通じて、コンピュータ支援モデルという用語は、ソフトウェアを用いて生成/作成された部材又は組立体のモデルを指す。ソフトウェアによって作成されたモデルは、物理的なモデルが持つ特徴、寸法、形質、特性を全て含んだものとなる。
本明細書全体を通じて、標準コンピュータ支援モデルという用語は、任意の部材又は組立体の基本的なコンピュータ支援モデルのことを指す。この基本的CADモデルは、一定の異なりを有する任意のモデルを導出するために使用され得る。
本明細書全体を通じて、機械的分析という用語は、分析ツール又は分析ソフトウェアを用いたCADモデルの分析のことを指す。限定するものではないが、この機械的分析には、構造分析、熱分析、流体流動分析、等が含まれる。かかる機械的分析は、試作品又は実際のモデルを開発するに先立ち、様々な条件下での部材の反応を調査するために実行される。
本明細書で使用される、「含む」、「有する」、「備える」という用語、又はその他変化形の一切は非排他的包含物を対象とするものであり、したがって、構成要素やステップの一覧を含むシステム又は方法は、列挙された構成要素やステップのみを含むものではなく、明示的に列挙されない或いはその構成又は方法に固有ではない他の構成要素又はステップも含み得る。換言すれば、上記用語に続くシステム又は装置内の1つ以上の要素は、それ以外の制約を課すことがなく、このシステム又は装置における他の要素又は追加的要素の存在を排除しない。
以下、例示的実施例に関する1つ以上の図面を援用しながら、本開示を解説する。但し、かかる例示的実施例は、本開示を限定するものと解釈されてはならない。
図1は本開示の例示的一実施例であり、コンピュータ支援(CAD)モデルの分析を簡略化するためのシステム(100)のブロック図を示している。システム(100)は本質的に、簡略化処理を実行するための媒体として働く、処理ユニット(101)を備えている。システム(100)は更に、処理ユニット(101)と連動する、メモリ・ユニット(102)を備えている。メモリ・ユニットは、処理ユニット(101)によりアクセス可能なデータを記憶するように構成される。同システムは更に、処理ユニット(101)と連動して使用者に分析結果を示す、ディスプレイ・ユニット(103)を備えている。システム(100)は、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するという自身の機能を、2つのステージを通じて実行する。第1のステージは学習ステージであり、第2のステージは適用ステージと呼ばれる。2つのステージ、即ち学習ステージと適用ステージは、メモリ・ユニット(102)に記憶された応答曲面によって連動する。
簡略化処理における学習ステージでは、様々なコンピュータ支援モデルが分析ソフトウェアを用いて詳細に分析され、その結果はメモリ・ユニット(102)に記憶される。CADモデルは基本的に、分析対象となる実際の機械的構造体又は組立体の投影である。このステージにおいて選択されたモデルは、標準コンピュータ支援モデルと呼称される。標準コンピュータ支援モデルは、概して複雑な機械的構造体又は機械的部材の組立体であり、適用ステージにおける分析のための基準として使用される。こうして選択された標準コンピュータ支援モデルの複雑性を考慮すれば、メッシュ化時間は非常に長いものとなり、よって標準コンピュータ支援モデルの計算又は分析時間も非常に長くなる。したがって、コンピュータ支援モデルの計算時間を短縮するためには、簡略化が不可欠となる。標準コンピュータ支援モデルは簡略化を施された後、様々な評価ポイント及び簡略化ポイントについて分析される。標準CADモデルの分析中、標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価用ポイントが検討され、その評価ポイントにおいて評価するパラメータが選択される。システム(100)の処理ユニット(101)は、評価ポイント及び評価パラメータの選択に基づき、複数の簡略化ポイントを識別する。処理ユニット(101)は更に、複数の簡略化パラメータを識別する。これらのパラメータは、評価ポイントにおける評価パラメータの結果に影響を及ぼすものである。次いで、処理ユニット(101)は、複数の簡略化ポイントの内の1つにおける特徴を簡略化する。標準コンピュータ支援モデルは、この特徴を簡略化、即ち削除した状態で分析される。他の簡略化ポイントにおける特徴にも簡略化が施され、全ての簡略化ポイントに対してこの分析は繰り返される。各簡略化ポイントにおける特徴の簡略化後に処理ユニット(101)が実行する分析に基づき、システムは応答曲面を構築する。応答曲面は、評価パラメータと簡略化パラメータの関連性を表している。通常、評価パラメータが、簡略化パラメータの関数となる。
本開示の一実施例では、評価パラメータと簡略化パラメータの関連性は、関連する全ての簡略化ポイント及び簡略化パラメータについての検討を複数回にわたり反復実行した後に得られるものである。また、この分析には、評価ポイント又はパラメータが単一であるという制限はなく、同一の標準コンピュータ支援モデルに対し、複数の評価ポイント及び評価パラメータが存在してもよい。本開示の例示的一実施例では、応答曲面、即ち、評価パラメータと簡略化パラメータの関連性の構築には、評価パラメータと簡略化パラメータの間の依存性を描写するため、多平面視覚空間内にポイントをプロットすることが含まれる。このとき、視覚空間は、評価パラメータと簡略化パラメータを別軸で持つ。応答曲面、即ち、評価パラメータと簡略化パラメータの関連性は、このように構築され、システム(100)のメモリ・ユニット(102)に記憶される。応答曲面は、任意のコンピュータ支援モデルの分析簡略化に向けた別ステージでの実行用に、処理ユニット(101)によるアクセスが可能なものとなる。
システム(100)の機能に属する適用ステージにおいて、使用者は機械的分析に向けて、標準CADモデルに任意の変化を加えることができる。新規のコンピュータ支援モデルを分析に向け検討する場合、処理ユニット(101)は、分析対象のコンピュータ支援モデルを処理し、そのコンピュータ支援モデルをメモリ・ユニット(102)に記憶された最も近い標準コンピュータ支援モデルと関連付ける。処理ユニット(101)は更に簡略化パラメータを計算する。簡略化パラメータは、評価パラメータの結果に影響を及ぼすものである。次いで、コンピュータ支援モデルは、複数の簡略化ポイントにおける特徴の簡略化にかけられ、モデルのメッシュ化による分析を受けることになる。このステージにおいて、コンピュータ支援モデルの評価パラメータが、応答曲面を用いて計算される。評価パラメータの計算は、実質的に同じモデルに対する学習ステージで構築された応答曲面に基づくものとなる。メモリ・ユニット(102)に記憶された応答曲面は、コンピュータ支援モデルの評価パラメータを計算するために、処理ユニット(101)によってアクセスされる。メモリ・ユニット(102)に記憶された応答曲面は、簡略化パラメータと評価パラメータの関連性という形をとり、通常、評価パラメータは簡略化パラメータの関数である。学習ステージで構築された応答曲面を用いて評価パラメータの計算が行われるため、このステージでの計算時間又は分析時間は著しく短縮される。学習ステージにおいて応答曲面から明らかとなる簡略化パラメータと評価パラメータの関連性を用いることにより、適用ステージではコンピュータ支援モデルのより迅速な分析が可能となる。また、使用者は、処理ユニット(101)が処理する評価パラメータの閾値を入力する。評価パラメータに関する閾値及び計算の処理後、処理ユニット(101)は、計算した評価パラメータの結果を、入力された同評価パラメータの閾値と比較する。比較結果はディスプレイ・ユニット(103)により使用者に示される。ディスプレイ・ユニット(103)が使用者にこの結果を示すのは、簡略化効果を判断させ、簡略化されたコンピュータ支援モデルの特徴が分析結果と妥協しないことを(即ち、コンピュータ支援モデルにおける特徴の簡略化後に新規の分析が実行される場合、この分析結果が特徴簡略化以前に得られた分析結果から大幅に逸脱しないことを)保証するためである。
学習ステージにおける応答曲面の構築中、複数の評価パラメータの各々は複数の簡略化パラメータについて分析され、それらの関連性が記憶されることになる。この応答曲面は、適用ステージにおけるコンピュータ支援モデルの新規分析中、その分析時間を短縮するのに役立つ。このようにすることで、システム(100)は分析対象となるコンピュータ支援モデルを簡略化し、計算時間を節約する。
図2は本開示の例示的一実施例であり、学習ステージにおいてシステム(100)が実行する別個のステップを示すフロー・チャートを描いたものである。学習ステージが用いられるのは、複数の簡略化ポイントに関して分析された評価パラメータの各々についての標準CADモデルのデータベースを作成するためである。学習ステージには、データベースを応答曲面の形で作成するための、複数のステップ又はステージが含まれる。
ブロック201において、標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価ポイントが、評価や、同評価ポイントにおいて計算される評価パラメータのために選択される。本開示の一実施例では、評価パラメータは、機械的分析後に部材の特性を認定するのに用いる値となる。
ブロック202において、処理ユニット(101)は、選択された評価ポイントと、評価パラメータとに基づき、複数の簡略化ポイント及び簡略化パラメータを処理する。標準コンピュータ支援モデルにおける簡略化ポイントの処理後に、これらの簡略化ポイントの特徴が逐次簡略化される。それにより、簡略化パラメータに基づき評価パラメータの値が計算され、評価パラメータと簡略化パラメータの関連性が判定される。
ブロック203において、システム(100)の処理ユニット(101)は、評価パラメータと簡略化パラメータの関連性を用いて、応答曲面を構築する。応答曲面は、各簡略化を経た標準コンピュータ支援モデルの分析において得られる結果に基づき構築される。こうした関連性においては、評価パラメータが簡略化パラメータの関数となるのが普通である。このステージで構築された応答曲面はメモリ・ユニット(102)に記憶され、別ステージでの実行に向け、システム(100)の処理ユニット(101)によるアクセスが可能なものとなる。
図3は本開示の例示的一実施例であり、適用ステージにおいてシステム(100)が実行する別個のステップを示すフロー・チャートを描いたものである。適用ステージは、CADモデルの分析のために使用者が利用できるプラットフォームである。このステージでは、分析用に新規モデルが選択される。このモデルはコンピュータ支援モデルともいう。同モデルは、学習ステージで分析された標準コンピュータ支援モデルと密接な関係を持ち得る。
ブロック301において、選択された新規コンピュータ支援モデルは簡略化にかけられ、同モデルには分析に向けメッシュが生成される。メッシュの生成後、処理ユニット(101)は簡略化パラメータを計算する。このパラメータは評価パラメータの結果に影響を及ぼすものである。
ブロック302において、処理ユニット(101)は、学習ステージで構築された応答曲面を用いて、評価パラメータの値を計算する。この処理ユニット(101)は、システムのメモリ・ユニット(102)からこの応答曲面にアクセスするため、分析時間が著しく短縮される。評価パラメータの計算は、応答曲面において構築された関連性に基づくものとなる。この応答曲面では、評価パラメータは簡略化パラメータの関数である。
ブロック303において、使用者は、自身に向け表示された簡略化効果がどういったものかに基づき、評価パラメータの閾値を入力することになる。
ブロック304において、システム(100)の処理ユニット(101)は、各簡略化ポイントについて、計算された評価パラメータの結果を、その評価パラメータの閾値の結果と比較する。
ブロック305において、処理ユニット(101)は、自身の行った比較に基づき、簡略化効果をディスプレイ・ユニット(103)上で使用者に向けて表示する。処理ユニット(101)による比較は、評価パラメータの計算値が、入力された評価パラメータの閾値内に収まっているかどうかをチェックするために行われる。計算値が評価パラメータの閾値の安全圏内にあれば、ディスプレイ・ユニット(103)は使用者に対しOKを示し、そうでなければNG(Not Good)を示す。
図4Aから図4Eは本開示の例示的一実施例であり、学習ステージにおける機械的部材、即ちコンロッドの構造分析について示すものである。コンロッドとは、ピストンからクランクシャフトへと運動を伝達し、レバー・アームとして機能する、エンジンの構成部品である。このステージにおけるコンロッドは、標準コンピュータ支援モデルに当たる。本実例では、このコンロッドの分析は、異なる評価ポイントにおける応力の影響について行われる。初めに、学習ステージにおいて、「Y」という評価パラメータを計算するために、少なくとも1つの評価ポイントが選択される。例えば、この場合では、応力集中を評価する評価ポイントとして、ポイントAが選択される。また、「簡略化前後の応力差異」というパラメータが、評価ポイントの応力集中から導出される。本実例では、このパラメータ「簡略化前後の応力差異」を「Y」と表す。選択された評価ポイント及び評価パラメータに基づき、処理ユニット(101)は、実際の結果から大幅に逸脱することのない(即ち、簡略化後に最良の結果を得るために評価パラメータ「Y」が最小となる)特徴の簡略化が検討され得る、複数の簡略化ポイントを処理する。本開示の一実施例では、処理ユニット(101)が処理する簡略化ポイントは、コンロッド上のホールが存在するポイントである(即ち、ホール1から5が簡略化ポイントとして処理される)。本開示の一実施例では、簡略化パラメータと呼ばれる2つの別パラメータが、処理ユニット(101)により、評価ポイント及び評価パラメータの選択に基づいて処理される。この簡略化パラメータの一方は「簡略化ポイントにおける応力値」であり、これを「X1」で表す。他方の簡略化パラメータは「評価ポイントからの簡略化ポイントの距離」であり、これを「X2」で表す。評価ポイントからの簡略化ポイントの距離とは、ポイントAからポイントBまでの距離である。次いで、システム(100)は、このコンロッドに簡略化処理を施す。このとき、先ずはホールの1つが簡略化される。本実例では、ホール1が簡略化され、ホール1の簡略化を経たモデルの分析を実行するためにメッシュが生成される。分析後には幾つかの結果が評価され、このことが評価ポイントにおける値「Y」又は応力集中に影響を及ぼす。また、メッシュ化や結果分析に関するこれらのステップは、簡略化ポイントにおける他の幾つかの特徴を簡略化することによって繰り返される。本開示の一実施例では、ホール2から5が逐次簡略化され、簡略化の後、コンロッドは分析の実行に向けメッシュ化される。各簡略化後に遂行された分析に鑑み、システム(100)は応答曲面を構築する。本明細書の全体を通じ、応答曲面とは、評価パラメータと簡略化パラメータの関連性を表すものである。本開示の一実施例では、図示する応答曲面の構築は、多平面空間内表面に、評価パラメータと簡略化パラメータが別軸となる形でポイントをプロットすることによって達成される。多平面空間内表面における応答曲面は、パラメータY、X1、及びX2の間の関連性を表している。本開示の一実施例では、評価パラメータ「Y」は、簡略化パラメータX1及びX2の関数である。学習ステージで構築された応答曲面は、システムのメモリ・ユニット(102)に記憶される。コンピュータ支援モデルの分析簡略化に向けた別ステージ(適用ステージなど)での分析時間を最短化するために、処理ユニット(101)はこの応答曲面にアクセスする。
図5Aから図5Eは例示的な一実施例であり、適用ステージにおけるコンロッドの構造分析について示すものである。適用ステージでは、コンロッドの新たな変形が分析に向け検討され、処理ユニット(101)は分析のため、このモデルを、メモリ・ユニット(102)に記憶された標準コンピュータ支援モデルへと関連付ける。コンピュータ支援モデル、即ちコンロッドは、複数の簡略化ポイントにおける特徴の簡略化にかけられ、評価ポイントにおける評価パラメータの結果に影響を及ぼす幾つかのパラメータを計算するために、メッシュが生成される。処理ユニット(101)が簡略化パラメータの値を計算する(即ち、パラメータX1及びX2の値が計算される)。適用ステージは、応答曲面を通じて学習ステージとリンクしている。検討中のパラメータ、即ち評価パラメータYは、メモリ・ユニット(102)に記憶している、学習ステージで構築された応答曲面を用いて計算される。本開示の一実施例では、「Y」の値、即ち「簡略化前後の応力差異」は、応答曲面を用いて計算される。この場合に、適用ステージにおいて時間が大幅に節約される。なぜなら、学習ステージにおいて関連性は既に構築されており、処理ユニット(101)はただこの関連性にアクセスし、評価パラメータを計算するだけでよいからである。その後、使用者は、評価パラメータの閾値を入力する必要がある。分析前後の応力差異がこの閾値を超過する場合、簡略化後の結果は許容値を超えて逸脱するとして、当該の簡略化特徴は十分良好なものとはみなされない。評価パラメータの閾値を「Y0」と表す。システム(100)は、分析結果を表示するためのディスプレイ・ユニット(103)を備えており、ディスプレイ・ユニット(103)は、簡略化された特徴、評価パラメータの計算値(即ち、「簡略化前後の応力差異」)、及び同特徴が簡略化するのに十分良好なものかどうかの表示を示す。処理ユニット(101)は、評価パラメータの結果である「Y」を、評価パラメータの閾値である「Y0」と比較する。この比較に基づき、処理ユニット(101)と連動しているディスプレイ・ユニット(103)は、簡略化効果を使用者に向けて表示する。図5Eに示すように、ディスプレイ・ユニット(103)は、簡略化ポイントであるホール1からホール5を示している。次の列には簡略化前後の応力差異値(評価パラメータ)であるYが示され、3番目の列には、Yの値とY0の値の比較に基づく簡略化効果が表示されている。例えば、ホール1を簡略化して分析を実行したときのYの値は61MPaであり、入力された閾値Y0は20MPaとなっている。処理ユニット(101)は、これら2つの値を比較する。Yの値はY0よりも大きいため、ディスプレイ・ユニット(103)は簡略化効果を「NG」、つまりNot Goodとして表示する。この表示は、ホール1の簡略化は不可能であることを意味している。かかる分析による結果は、いずれにおいても簡略化を伴わない本来の分析結果から逸脱し過ぎるからである。同様に、ホール2及びホール3も簡略化を検討し得ないものであり、よってディスプレイ・ユニット(103)は、これらの場合においてもNGであると表示する。しかし、ホール4及びホール5の場合、Yの値はY0よりも小さいため、簡略化が可能となる。したがって、ディスプレイ・ユニット(103)は簡略化効果をOKとして表示する。ディスプレイ・ユニット(103)上の表示は例示に過ぎない。当業者であれば、使用者に対し、様々な方法で表示を提供することが可能である。本開示の実例における表示は限定ではなく、実施例の内の1つに過ぎない。
図6Aは本開示の例示的一実施例であり、コンロッドの構造分析を例にとった、学習ステージ向けのシステム(100)内グラフィック・ユーザ・インタフェースを示している。簡略化の実行対象であるため、初期分析モデル(標準コンピュータ支援モデルに当たる)が入力される。次いで、評価ポイント及び評価パラメータが選択される。本実例では、評価ポイントはコンロッドにおけるフィレットとして選択され、評価パラメータはミーゼス応力として選択される。実行後、システム(100)は、モデルのメッシュ化及び分析の実行により、応答曲面を構築する。応答曲面は、評価パラメータ及び簡略化パラメータがディスプレイ・ユニット(103)上に使用者に向けて示されると、軸を伴う多平面空間内表面にポイントをプロットすることによって示され得るものである。
図6Bは本開示の例示的一実施例であり、コンロッドの構造分析を例にとった、適用ステージ向けのシステム内グラフィック・ユーザ・インタフェースを示している。図6Bに示すように、使用者は、標準コンピュータ支援モデルと実質的に同じである、新規分析モデルを入力する。次いで、使用者は評価パラメータの閾値を入力する。本実例では、閾値Y0を20MPaと入力して実行する。実行後、処理ユニット(101)による比較に基づき、システム(100)のディスプレイ・ユニット(103)は、使用者の判断のために、簡略化効果をNG又はOKとして表示する。
図7Aから図7D、及び図8Aから図8Dは、学習及び適用ステージにおけるコンピュータ・マウスの構造分析を示す、別の例示的実施例である。コンピュータ・マウスの分析簡略化も、図4A及び図4Bに関する解説の間、先の段落で説明したコンロッドの分析簡略化と同様の工程を辿る。ここでの簡略化特徴は、コンピュータ・マウスの四隅のボルトであるとみなされる。評価ポイントはマウス中央付近のポイントであり、評価パラメータは簡略化前後の応力差異である。コンロッドの場合と同じく、各簡略化特徴は簡略化ポイントにおいて簡略化され、分析が実行される。各簡略化後の分析に基づき、評価パラメータ(即ち分析前後の応力差異)と簡略化パラメータの関連性を表す、応答曲面が構築される。評価パラメータはYで表され、簡略化パラメータはX1及びX2で表される。X1は簡略化ポイントにおける応力値、X2は評価ポイントからの簡略化ポイントの距離である。この応答曲面は、システム(100)のメモリ・ユニット(103)に記憶される。
更に、適用ステージでは、標準コンピュータ支援モデルを基準モデルとして用いて、新規モデルが選択される。コンピュータ支援モデルは分析にかけられ、簡略化パラメータが処理ユニット(101)によって計算される。次いで、システムは評価パラメータの値、即ちYの値を、学習ステージで構築した応答曲面を用いて計算する。その後、処理ユニット(101)が、評価パラメータの計算値を、評価パラメータの閾値のそれと比較する。この比較に基づき、ディスプレイ・ユニット(103)は、簡略化ポイントにおける特徴の簡略化効果を、使用者に向けて表示する。これにより、分析時間が短縮されると共に、マウスの分析精度も向上する。
本開示の実例では、CADモデルの構造分析を開示した。しかし、本開示の方法及びシステムは、限定はしないが熱分析や流体流動分析等、その他あらゆるタイプの機械的分析に利用可能なものであり、したがって、これらの実例は、本開示の実施可能性に過ぎないものと解釈されたい。
本開示の一実施例では、コンピュータ支援モデルの分析簡略化を目的とするシステム(100)の処理ユニット(101)は、使用者又はシステムが生成した要求を遂行するプログラム・コンポーネントの実行用に、少なくとも1つのデータ・プロセッサを備え得る。プロセッサには、一体型システム(バス)コントローラ、メモリ管理制御ユニット、浮動小数点ユニット、グラフィック処理ユニット、デジタル信号処理ユニット等、専用の処理ユニットが含まれ得る。処理ユニットには、AMD Athlon(登録商標)、Duron(登録商標)又はOpteron(登録商標)、ARM(登録商標)のアプリケーション、組込型又はセキュア・プロセッサ、IBM PowerPC(登録商標)、IntelのCore(登録商標)、Itanium(登録商標)、Xeon(登録商標)、Celeron(登録商標)、或いはこれら以外のプロセッサ製品群等のマイクロプロセッサが含まれ得る。処理ユニットは、メインフレーム、分散型プロセッサ、マルチコア、並列、グリッド、又はその他のアーキテクチャを用いて実装され得る。一部の実施例では、特定用途向け集積回路(ASIC:application−specific integrated circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、等の組込技術を利用し得る。
幾つかの実施例では、処理ユニット(101)は、1つ以上のメモリ・デバイス(例えばRAM、ROM等)と、ストレージ・インタフェースを介して通信する形で配置され得る。ストレージ・インタフェースは、限定するものではないが、シリアルATA(SATA:serial advanced technology attachment)、統合ドライブ・エレクトロニクス(IDE:integrated drive electronics)、IEEE−1394、ユニバーサル・シリアル・バス(USB:universal serial bus)、ファイバ・チャネル、小型計算機システム・インタフェース(SCSI:small computing system interface)等の接続プロトコルを採用している、メモリ・ドライブやリムーバブル・ディスク・ドライブといった、メモリ・デバイスと接続し得る。更に、メモリ・ドライブには、ドラム、磁気ディスク・ドライブ、光磁気ドライブ、光学ドライブ、複数の個別ディスクから成る冗長アレイ(RAID:redundant array of independent discs)、ソリッドステート・メモリ・デバイス、ソリッドステート・ドライブ等が含まれ得る。
幾つかの実施例では、メモリ・ユニット(102)が、本開示に記述したデータを記憶し得る。かかるデータベースは、OracleやSybase等、フォールト・トレラント、リレーショナル、スケーラブル、且つセキュアなデータベースとして実装され得る。代わりに、かかるデータベースが、アレイ、ハッシュ、リンク・リスト、構造体、構造化テキスト・ファイル(例えばXML)、テーブル等、標準化されたデータ構造を用いることにより、即ち、オブジェクト指向データベースとして(例えばObjectStore、Poet、Zope等が使用される)、実装されてもよい。こうしたデータベースは統合又は分散させることが可能であり、それは時として、本開示で先に論じた様々なコンピューティング・ユニット同士の間で行われる。任意のコンピュータ又はデータベース・コンポーネントの構造及び動作は、それが稼働する任意の組合せであれば、自在に併用され、統合され、分散されてよいことを理解されたい。
更に、本開示に沿った実施例を実装する際に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体が利用されてよい。コンピュータ可読記憶媒体とは、プロセッサが読み取ることのできる情報やデータを記憶し得る、あらゆるタイプの物理メモリを指す。このように、コンピュータ可読記憶媒体とは、1つ以上のプロセッサによる実行処理に関する命令を記憶し得るものである。こうした命令には、本明細書に記載の実施例に沿ったステップ又はステージを、プロセッサに実行させる命令も含まれる。「コンピュータ可読媒体」という用語は、有形の品目を包含し、且つ搬送波や一時的な信号は除外する(即ち、非一時的なものを指す)ことを理解されたい。ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)、リード・オンリ・メモリ(ROM:read−only memory)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハード・ドライブ、CD ROM、DVD、フラッシュ・デバイス、ディスク、その他あらゆる既知の物理的記憶媒体が例として挙げられる。
(本開示の利点)
本開示は、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するための、コンピュータ実施方法を提供する。これは、コンピュータ支援モデルの分析における計算時間を短縮するものである。
本開示は、コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するための、コンピュータ実施方法を提供する。これは、簡略化中の手操作の誤りを回避することにより、分析精度を向上させるものである。
(均等物)
本明細書における事実上全ての複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者であれば、状況及び/又は利用形態に適するように、複数形から単数形へ、及び/又は単数形から複数形への読替えが可能である。明快なものとするため、様々な単数形/複数形の置換えが本明細書で明白に記載され得る。
全体として、本明細書で使用した用語は、概して「オープン」な用語を意図したものであることは、当業者であれば理解されよう(例えば、「含む」という用語は「限定することなく含む」と解釈されるべきであり、「有する」という用語は「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「備える」という用語は「限定することなく備える」と解釈されるべきである)。また、添付される請求項の記載に関し、特定の数をとることが意図されているのであれば、そのような意図は請求項内に明示的に記載される筈であり、かかる記載の存在しない場合、かかる意図も存在しないということは、当業者であれば理解されよう。例えば、請求項の記載を始めるのに、「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」という導入句が、記述内で理解の一助として使用される場合がある。しかし、そのような語句の使用を、不定冠詞「a」又は「an」によって請求項の記載を始めることが、たとえ同一請求項が導入句「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」及び不定冠詞「a」又は「an」を含んでいたとしても、そのように開始された請求項の記載を含む特定の請求項を、かかる記載を1つだけ含んでいる発明に限定することを意味するものと解釈すべきではない(例えば、「a」及び/又は「an」は通常、「少なくとも1つの」又は「1つ以上の」という意味に解釈すべきである)。同じことが、請求項の記載を開始するのに用いられる、定冠詞の使用にも当てはまる。加えて、たとえ添付される請求項の記載に特定の数が明示的に記されていたとしても、そのような記載は通常、その最低数を表しているものと解釈すべきであることは、当業者であれば理解されよう(例えば、他の修飾語を伴わず単に「2つの」と記載された場合、通常は「少なくとも2つの」、又は「2つ以上の」という意味である)。更に、「A、B、及びC等の内の少なくとも1つ」に類する慣例表現が用いられる場合、かかる構文は概して、当業者が同構文を理解するであろう意味になることを意図したものである(例えば、「A、B、及びCの内の少なくとも1つを有するシステム」には、限定するものではないが、Aのみを、Bのみを、Cのみを、AとBを共に、AとCを共に、BとCを共に、及び/又はAとBとCを共に有するシステムが含まれることになる)。「A、B、又はC等の内の少なくとも1つ」に類する慣例表現が用いられる場合、かかる構文は概して、当業者が同構文を理解するであろう意味になることを意図したものである(例えば、「A、B、又はCの内の少なくとも1つを有するシステム」には、限定するものではないが、Aのみを、Bのみを、Cのみを、AとBを共に、AとCを共に、BとCを共に、及び/又はAとBとCを共に有するシステムが含まれることになる)。また、2つ以上の代替的用語が存在する、事実上全ての選言的単語及び/又は語句は、記述内か図面内かを問わず、かかる用語の内の1つ、かかる用語のいずれか、又はかかる用語の双方を含む可能性まで予期したものであると理解すべきことも、当業者であれば理解されよう。例えば、「A又はB」という語句は、「A」、「B」、又は「A及びB」である可能性を含むものと理解される。
本明細書において、様々な態様及び実施例を開示したが、当業者には、これら以外の態様及び実施例も見出されよう。本明細書で開示した様々な態様及び実施例は、例示を目的としたものであり、真の範囲及び趣旨がその記述内に示されたものとして制限となることは意図していない。
100 コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するためのシステム
101 処理ユニット
102 メモリ・ユニット
103 ディスプレイ・ユニット
201−203 図2におけるフロー・チャート・ブロック
301−305 図3におけるフロー・チャート・ブロック
Y 評価パラメータ
X1及びX2 簡略化パラメータ
Y0 評価パラメータの閾値
A 評価ポイント
B 簡略化ポイント

Claims (11)

  1. コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するためのコンピュータ実施方法であって、
    標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価ポイントを選択することと、
    前記選択された少なくとも1つの評価ポイントに対する複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することにより、前記標準コンピュータ支援モデルを分析することと、
    前記標準コンピュータ支援モデルの分析に基づく簡略化パラメータと評価パラメータの関連性を用いて、応答曲面を構築することと、
    前記コンピュータ支援モデルの計算された評価パラメータを閾値評価パラメータと比較することにより、前記コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの簡略化ポイントの簡略化効果を表示することであって、前記計算された評価パラメータが、前記応答曲面を用いて導出される、表示することと
    を含む、方法。
  2. 前記評価パラメータ及び簡略化パラメータが、前記標準コンピュータ支援モデルの分析中に決定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記評価パラメータが、少なくとも1つの評価ポイントにおいて評価されるパラメータである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記評価パラメータが、前記簡略化パラメータの関数である、請求項1に記載の方法。
  5. 複数の評価ポイントの内の前記選択された評価ポイントに対する前記複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することにより、前記標準コンピュータ支援モデルが、前記複数の評価ポイントについて分析される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記標準コンピュータ支援モデルの前記応答曲面が、メモリ・ユニットに記憶される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記簡略化パラメータが、前記コンピュータ支援モデルを分析することによって決定される、請求項1に記載の方法。
  8. コンピュータ支援モデルの分析を簡略化するためのシステムであって、
    処理ユニットと、
    前記処理ユニットへと通信可能に結合されるメモリ・ユニットであって、実行されると前記処理ユニットに、
    標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価ポイントを選択することと、
    前記選択された少なくとも1つの評価ポイントに対する複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することにより、前記標準コンピュータ支援モデルを分析することと、
    前記標準コンピュータ支援モデルの分析に基づく簡略化パラメータと評価パラメータの関連性を用いて、応答曲面を構築することと、
    前記コンピュータ支援モデルの計算された評価パラメータを閾値評価パラメータと比較することにより、前記コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの簡略化ポイントの簡略化効果を表示することであって、前記計算された評価パラメータが、前記応答曲面を用いて導出される、表示することと
    を行わせるプロセッサ実行可能命令を記憶する、メモリ・ユニットと
    を備える、システム。
  9. 前記簡略化効果を表示するために前記処理ユニットと連動する、ディスプレイ・ユニットを備える、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記メモリ・ユニットが、前記応答曲面を記憶するように構成される、請求項8に記載のシステム。
  11. 自身に記憶した命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、少なくとも1つのプロセッサによって処理されたとき、
    標準コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの評価ポイントを選択することと、
    前記選択された少なくとも1つの評価ポイントに対する複数の簡略化ポイントの各々を簡略化することにより、前記標準コンピュータ支援モデルを分析することと、
    前記標準コンピュータ支援モデルの分析に基づく簡略化パラメータと評価パラメータの関連性を用いて、応答曲面を構築することと、
    前記コンピュータ支援モデルの計算された評価パラメータを閾値評価パラメータと比較することにより、前記コンピュータ支援モデルにおける少なくとも1つの簡略化ポイントの簡略化効果を表示することであって、前記計算された評価パラメータが、前記応答曲面を用いて導出される、表示することと
    を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
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