JP6251619B2 - トランスアクスル用台上試験機 - Google Patents

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本発明は、トランスアクスルの性能試験を行うトランスアクスル用台上試験機に関する。
従来、この種の台上試験機は、駆動モータと、供試体たるトランスアクスルの入力軸と駆動モータとを連結する連結装置と、トランスアクスルの一対の出力軸の夫々に連結される動力計とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、トランスアクスルの一対の出力軸は、トランスアクスルの出力側の差動装置の一対のサイドギヤに連結されるものである。一般的に、両出力軸の長さは異なっており、長さの長い一方の出力軸の端部にはセンターベアリングが装着されている。そして、トランスアクスルをエンジンに連結した状態で、センターベアリングをエンジンの外面に固定したブラケットにより支持し、一方の出力軸がトランスアクスルの入力軸と平行な姿勢、即ち、トランスアクスルの入力軸に平行な差動装置のサイドギヤの軸心と同心の正規姿勢に保持されるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
一方、台上試験機でトランクアクスルを試験する際は、トランスアクスルがエンジンから分離されているため、このままではセンターベアリングの位置が定まらなくなる。そこで、台上試験機に、センターベアリングを保持する位置調節自在な保持台を設け、保持台の位置調節で、一方の出力軸が正規姿勢に保持されるようにセンターベアリングを位置決めしている。
然し、従来は、作業者の感覚で保持台を位置調節してセンターベアリングを位置決めしており、位置決めの基準となるものがなかった。そのため、一方の出力軸が正規姿勢にならず、差動装置に無理な応力が作用して焼き付きを生じたり、差動装置のサイドギヤに対する一方の出力軸の芯ずれに起因するトルクリップルを生ずることがあった。また、センターベアリングの位置決め精度が数値化されないため、試験状態の再現性を確保することが困難になる不具合もある。
特開平8−43260号公報 特開2012−51554号公報
本発明は、以上の点に鑑み、長さの長い一方の出力軸が正規姿勢になるように正確にセンターベアリングを位置決め可能で、且つ、センターベアリングの位置決め精度の数値化も可能なトランスアクスル用台上試験機を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、供試体たるトランスアクスルの入力軸に連結される駆動モータと、トランスアクスルの一対の出力軸の夫々に連結される動力計とを備えるトランスアクスル用台上試験機であって、トランスアクスルの入力軸と駆動モータとを連結する連結軸を有する連結装置と、両出力軸のうち長さの長い一方の出力軸の端部に装着されたセンターベアリングを保持する位置調節自在な保持台とを備えるものにおいて、連結軸と平行に一方の出力軸に沿って移動自在な可動体と、可動体に取付けられた、可動体と一方の出力軸との間の距離を測定する計測器とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、可動体を連結軸と平行、即ち、連結軸に連結されるトランスアクスルの入力軸と平行に一方の出力軸に沿って移動させることにより、軸方向の異なる位置で可動体と一方の出力軸との間の距離を計測器で測定できる。そして、一方の出力軸がトランスアクスルの入力軸と平行な正規姿勢でなければ、軸方向の異なる位置で計測器による測定距離に差を生じる。従って、軸方向の異なる位置で計測器による測定距離に差を生じないように保持台を位置調節すれば、一方の出力軸が正規姿勢になるように正確にセンターベアリングを位置決めでき、トランスアクスルの差動装置の焼き付きや、差動装置のサイドギヤに対する芯ずれに起因するトルクリップル等の試験結果への悪影響を無くすことができる。更に、センターベアリングの位置決め精度を計測器による測定距離で数値化でき、試験状態の再現性も確保できる。
また、一般的に、連結装置は、連結軸を軸支する軸受を内蔵するハウジングを有している。この場合、可動体は、ハウジングの外面に形成した取付基準面に固定されるリニアガイドにより連結軸と平行な方向に移動自在に支持されることが望ましい。ここで、リニアガイドをハウジングとは別体の固定部材に固定することも可能であるが、これでは固定部材の取付誤差等でリニアガイドが連結軸に平行にならず、可動体が連結軸に平行に移動しなくなってしまうことがある。一方、上記の如くハウジングの外面に形成した取付基準面にリニアガイドを固定すれば、リニアガイドをハウジングに内蔵する軸受の軸線、即ち、軸受に軸支される連結軸に平行になるように正確に取付けることができ、可動体の移動方向を高精度で連結軸、即ち、トランスアクスルの入力軸に平行にすることができる。
本発明の実施形態の台上試験機の平面図。 実施形態の台上試験機の要部の拡大平面図。 (a)可動台と第1出力軸との間の水平距離を測定する場合の図2のIII−III線から見た正面図、(b) 可動台と第1出力軸との間の上下距離を測定する場合の図2のIII−III線から見た正面図。
図1を参照して、1は、トランスアクスルAの性能試験を行う本発明の実施形態の台上試験機を示している。この台上試験機1は、駆動モータ2と、トランスアクスルAの入力軸(図示せず)と駆動モータ2とを連結する連結装置3と、トランスアクスルAの第1と第2の一対の出力軸B1,B2に夫々連結される動力計(図示せず)とを備える。図1で4は、動力計の軸を示している。
連結装置3は、駆動モータ2に連結された連結軸31と、連結軸31を軸支する軸受を内蔵する、台上試験機1の機台11に固定されたハウジング32を有しており、連結軸31の先端にトランスアクスルAの入力軸を連結した状態で機台11の先端に固定した取付フランジ12にトランスアクスルAが取付けられる。
トランスアクスルAの第1と第2の両出力軸B1,B2は、トランスアクスルAの出力側の差動装置Aaの一対のサイドギヤ(図示せず)に連結されるものである。第1出力軸B1は、第2出力軸B2よりも長く、その端部にはセンターベアリングCが装着されている。各出力軸B1,B2には、両端に等速ジョイントDを有する連結軸Eを介して動力計軸4が連結される。
また、台上試験機1は、センターベアリングCを保持する位置調節自在な保持台5を備えている。保持台5は、直交3軸方向に移動可能なXYZテーブルで構成されている。そして、保持台5上の定位置に、図2に示す如く、保持ブラケット51を介してセンターベアリングCを保持できるようにしている。
台上試験機1は、更に、連結装置3のハウジング32の外面に形成した取付基準面32aに固定されるリニアガイド6と、リニアガイド6に案内されて連結軸31と平行に一方の出力軸B1に沿って移動自在な可動体7と、可動体7に取付けられた、一方の出力軸B1との間の距離を測定する計測器8とを備えている。本実施形態では、計測器8としてマイクロゲージを用いているが、レーザー測距器等のマイクロゲージ以外のものを用いてもよい。
図2、図3を参照して、リニアガイド6は、ガイドレール61と、ガイドレール61を支持する支持ブロック62とを有しており、支持ブロック62が取付基準面32aに取付けられる。尚、リニアガイド6は、試験時には取外すことにしている。そのため、リニアガイド6の取付再現性を確保するために、支持ブロック62をノックピン63を用いて取付基準面32aに取付けている。
可動体7は、リニアガイド6のガイドレール61に摺動自在に支持されるスライダ71と、スライダ71に着脱自在に取付けられる図3(a)に示す第1計測器支持体72と、同じくスライダ71に着脱自在に取付けられる図3(b)に示す第2計測器支持体73とで構成されている。そして、第1計測器支持体72をスライダ71に取付けた状態では、第1計測器支持体72に取付けた計測器8が第1出力軸B1に対し水平方向に対向し、第2計測器支持体73をスライダ71に取付けた状態では、第2計測器支持体73に取付けた計測器8が第1出力軸B1に対し上下方向に対向するようにしている。
ところで、リニアガイド6をハウジング32とは別体の固定部材に固定することも可能であるが、これでは固定部材の取付誤差等でリニアガイド6のガイドレール61が連結軸31に平行にならず、可動体7が連結軸31に平行に移動しなくなってしまうことがある。これに対し、本実施形態の如くハウジング32の外面に形成した取付基準面32aにリニアガイド6を固定すれば、リニアガイド6をハウジング32に内蔵する軸受の軸線、即ち、軸受に軸支される連結軸31に平行になるように正確に取付けることができ、可動体7の移動方向を高精度で連結軸31に平行、即ち、連結軸31に連結されるトランスアクスルAの入力軸に平行にすることができる。
センターベアリングCの位置決めに際しては、センターベアリングCを保持台5上の定位置に保持した後、第1出力軸B1がトランスアクスルAの入力軸と平行な姿勢、即ち、トランスアクスルAの入力軸に平行な差動装置Aaのサイドギヤの軸心と同心の正規姿勢に近い姿勢になるように保持台5の位置をラフ調節する。
その後、スライダ71に第1計測器支持体72を取付けた状態で、リニアガイド6に案内させて、可動体7を連結軸31、即ち、トランスアクスルAの入力軸に平行に第1出力軸B1に沿って移動させ、軸方向の異なる位置で計測器8により第1計測器支持体72と第1出力軸B1との間の水平距離を測定する。そして、軸方向の異なる位置で計測器8による測定距離に差を生じないように保持台5の位置を水平方向に微調節する。
次に、スライダ71に第2計測器支持体73を取付けた状態で、リニアガイド6に案内させて、可動体7をトランスアクスルAの入力軸に平行に第1出力軸B1に沿って移動させ、軸方向の異なる位置で第2計測器支持体73と第1出力軸B1との間の上下方向距離を計測器8で測定する。そして、軸方向の異なる位置で計測器8による測定距離に差を生じないように保持台5の位置を上下方向に微調節する。
これにより、第1出力軸B1がトランスアクスルAの入力軸に平行な正規姿勢になるように正確にセンターベアリングCを位置決めでき、トランスアクスルAの差動装置Aaの焼き付きや、差動装置Aaのサイドギヤに対する第1出力軸B1の芯ずれに起因するトルクリップル等の試験結果への悪影響を無くすことができる。更に、センターベアリングCの位置決め精度を計測器8による測定距離で数値化でき、試験状態の再現性も確保できる。
尚、上記実施形態では、スライダ71に第1と第2の2個の計測器支持体72,73を付け替え自在としているが、共通の計測器支持体に第1出力軸との間の水平距離と上下方向距離とを測定する2個の計測器を取付けてもよい。
A…トランスアクスル、B1…第1出力軸(長さの長い一方の出力軸)、B2…第2出力軸、C…センターベアリング、1…台上試験機、2…駆動モータ、3…連結装置、31…連結軸、32…ハウジング、32a…取付基準面、6…リニアガイド、7…可動体、8…計測器。

Claims (2)

  1. 供試体たるトランスアクスルの入力軸に連結される駆動モータと、トランスアクスルの一対の出力軸の夫々に連結される動力計とを備えるトランスアクスル用台上試験機であって、
    トランスアクスルの入力軸と駆動モータとを連結する連結軸を有する連結装置と、両出力軸のうち長さの長い一方の出力軸の端部に装着されたセンターベアリングを保持する位置調節自在な保持台とを備えるものにおいて、
    連結軸と平行に一方の出力軸に沿って移動自在な可動体と、可動体に取付けられた、可動体と一方の出力軸との間の距離を測定する計測器とを備えることを特徴とするトランスアクスル用台上試験機。
  2. 前記連結装置は、前記連結軸を軸支する軸受を内蔵するハウジングを有し、前記可動体は、ハウジングの外面に形成した取付基準面に固定されるリニアガイドにより連結軸と平行な方向に移動自在に支持されることを特徴とする請求項1記載のトランスアクスル用台上試験機。
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