JP6251249B2 - Bace1阻害薬としての5−アミノ[1,4]チアジン類 - Google Patents

Bace1阻害薬としての5−アミノ[1,4]チアジン類 Download PDF

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Description

背景技術
アルツハイマー病(AD)は、中枢神経系の神経変性疾患であり、そして高齢者人口における進行性認知症の主な原因である。その臨床症状は、記憶、認識、時間及び場所の見当識、判断力並びに論理的思考の機能障害であるが、また重度の情緒障害でもある。現在のところ、この疾患又はその進行を防ぐか、あるいはその臨床症状を安定に回復させることができる処置法は存在しない。ADは、高い平均余命を持つ全ての社会における主要な健康問題になっており、またその医療制度にとって重大な経済的負担にもなっている。
ADは、中枢神経系(CNS)における2つの主要な病理である、アミロイド斑及び神経原線維変化の発生を特徴とする(Hardy et al., The amyloid hypothesis of Alzheimer's disease: progress and problems on the road to therapeutics, Science. 2002 Jul 19;297(5580):353-6, Selkoe, Cell biology of the amyloid beta-protein precursor and the mechanism of Alzheimer's disease, Annu Rev Cell Biol. 1994;10:373-403)。両方の病理はまた、ダウン症候群(21トリソミー)の患者においても共通に観察されるが、これらの患者も若年期にAD様症状を呈する。神経原線維変化は、微小管結合タンパク質タウ(MAPT)の細胞内凝集体である。アミロイド斑は、細胞外空間に存在する;その主成分は、Aβ−ペプチドである。後者は、β−アミロイド前駆体タンパク質(APP)から一連のタンパク分解切断工程により誘導される、タンパク分解断片の一群である。APPの幾つかの型が同定されており、その中で最も豊富なものは、695、751及び770アミノ酸長のタンパク質である。これらは全て、単一遺伝子からディファレンシャルスプライシングにより生じる。Aβ−ペプチドは、APPの同じドメインに由来するが、そのN−及びC−末端が異なり、その主要な種は40及び42アミノ酸長のものである。凝集Aβ−ペプチドがADの病理発生における必須の分子であることを強く示唆する幾つかの証拠が存在する:1)Aβ−ペプチドから形成されたアミロイド斑は、AD病理の不変部分である;2)Aβ−ペプチドは、ニューロンに対して毒性がある;3)家族性アルツハイマー病(FAD)において、疾患遺伝子のAPP、PSN1、PSN2における突然変異は、Aβ−ペプチドのレベルの上昇及び早期の脳アミロイドーシスをもたらす;4)このようなFAD遺伝子を発現するトランスジェニックマウスは、ヒトの疾患と多くの類似点を持つ病態を呈する。Aβ−ペプチドは、β−及びγ−セクレターゼと呼ばれる2種のタンパク分解酵素の連続作用によりAPPから産生される。β−セクレターゼは、最初にAPPの細胞外ドメインにおいて、膜貫通ドメイン(TM)の外側約28アミノ酸を切断することによって、TM−及び細胞質ドメインを含有するAPPのC−末端断片(CTFβ)が産生する。CTFβは、γ−セクレターゼの基質であって、これが、TM内の幾つかの隣接位置で切断することにより、Aβペプチド及び細胞質断片が産生する。γ−セクレターゼは、少なくとも4種の異なるタンパク質の複合体であり、その触媒サブユニットは、プレセニリンタンパク質(PSEN1、PSEN2)の可能性が高い。β−セクレターゼ(BACE1、Asp2;BACEは、β−部位APP切断酵素を表す)は、膜貫通ドメインにより膜中に固定されているアスパルチルプロテアーゼである(Vassar et al., Beta-secretase cleavage of Alzheimer's amyloid precursor protein by the transmembrane aspartic protease BACE, Science. 1999 Oct 22;286(5440):735)。これは、人体の多くの組織において発現するが、そのレベルは、CNSにおいて特に高い。マウスにおけるBACE1遺伝子の遺伝子除去によって、その活性はAβ−ペプチドの生成をもたらすAPPのプロセシングにとって不可欠であり、BACE1の非存在下ではAβ−ペプチドが産生されないことが明確に示された(Luo et al., Mice deficient in BACE1, the Alzheimer's beta-secretase, have normal phenotype and abolished beta-amyloid generation, Nat Neurosci. 2001 Mar;4(3):231-2, Roberds et al., BACE knockout mice are healthy despite lacking the primary beta-secretase activity in brain: implications for Alzheimer's disease therapeutics, Hum Mol Genet. 2001 Jun 1;10(12):1317-24)。ヒトAPP遺伝子を発現するように遺伝子操作されており、そして老化過程で広範なアミロイド斑及びアルツハイマー病様病態を呈するマウスは、BACE1対立遺伝子の1つの遺伝子除去によりβ−セクレターゼ活性が減少すると、そういった病態を呈することはない(McConlogue et al., Partial reduction of BACE1 has dramatic effects on Alzheimer plaque and synaptic pathology in APP Transgenic Mice. J Biol Chem. 2007 Sep 7; 282(36):26326)。よってBACE1活性の阻害薬は、アルツハイマー病(AD)における治療的介入のために有用な物質となりうることが推測される。
さらに、神経組織(例えば、脳)内、同組織上又は同組織周囲のβ−アミロイドペプチドの形成、又は形成及び沈着は、本化合物により阻害される(即ち、APP又はAPP断片からのAβ産生の阻害)。
国際公開公報第2012139425号は、BACE1阻害薬としてのイミノチアジン化合物ならびにモノ−及びジオキド類を記載している。国際公開公報第2011020806号は、BACE1阻害薬としての3−アミノ−5−フェニル−5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]オキサジン類を記載している。国際公開公報第2011069934号は、BACE1阻害薬としての2−アミノ−5,5−ジフルオロ−5,6−ジヒドロ−4H−[1,3]オキサジン−4−イル)−フェニル]−アミドを記載している。国際公開公報第2011029803号は、代謝疾患、例えば、好ましくは糖尿病、特に2型糖尿病の治療又は予防のためのアミノジヒドロチアジン誘導体の使用を記載している。本化合物は、BACE2阻害薬である。
本発明は、式Iの新規な化合物、これらの製造法、本発明の化合物に基づく医薬品及びこれらの生産、更にはアルツハイマー病のような病気の制御又は予防における式Iの化合物の使用を提供する。式Iの新規化合物は、改善された薬理学的特性を有する。
発明の分野
本発明は、BACE1阻害特性を有する5−アミノ−[1,4]チアジン類、これらの製造法、これらを含有する医薬組成物及び治療活性物質としてのこれらの使用を提供する。
発明の概要
本発明は、式I:
Figure 0006251249

[式中、置換基及び変数は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである]
で表される化合物又はその薬学的に許容しうる塩を提供する。
本化合物は、Asp2(β−セクレターゼ、BACE1又はメマプシン−2)阻害活性を有しており、そのため、β−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更にはアミロイド沈着の増加を特徴とする疾患及び障害、特にアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置において使用することができる。
発明の詳細な説明
本発明は、式Iの化合物及びこれらの薬学的に許容しうる塩、上記化合物の製造法、これらを含有する医薬品及びこれらの製造法、更にはBACE1の阻害に関連する疾患及び障害(例えばアルツハイマー病)の治療的及び/又は予防的処置における上記化合物の使用を提供する。更には、神経組織(例えば、脳)内、同組織上又は同組織周囲のβ−アミロイド斑の形成、又は形成及び沈着は、本化合物により、APP又はAPP断片からのAβ産生を阻害することによって阻害される。
本説明に使用される一般用語の以下の定義は、問題の用語が単独で出現するか他の基との組合せで出現するかに関わらず適用される。
特に明記されない限り、明細書及び請求項を含む、本出願において用いられる以下の用語は、下記の定義を有する。本明細書及び添付の請求項において用いられる通り、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明確に指示しない限り、複数の指示対象を含むことに注意しなければならない。
用語「C1−6−アルキル」は、単独で又は他の基との組合せで、直鎖であっても、分岐(単一分岐又は多分岐)していてもよい炭化水素ラジカルを表し、ここでアルキル基は、一般に、1〜6個の炭素原子、例えば、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル、イソプロピル(i−プロピル)、n−ブチル、i−ブチル(イソブチル)、2−ブチル(sec−ブチル)、t−ブチル(tert−ブチル)、イソペンチル、2−エチル−プロピル、1,2−ジメチル−プロピル等を包含する。具体的な「C1−6−アルキル」は、「C1−3−アルキル」である。具体的な基は、メチル及びエチルである。最も具体的には、メチルである。
用語「ハロゲン−C1−6−アルキル」は、単独で又は他の基との組合せで、1個以上のハロゲン、具体的には1〜5個のハロゲン、より具体的には1〜3個のハロゲンによって置換されている、本明細書に定義されるC1−6−アルキルを指す。具体的なハロゲンは、フルオロである。具体的な「ハロゲン−C1−6−アルキル」は、フルオロ−C1−6−アルキルであり、具体的な「ハロゲン−C1−3−アルキル」は、フルオロ−C1−3−アルキルである。例は、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル等である。具体的な基は、ジフルオロメチルである。
用語「シアノ−C1−6−アルキル」は、単独で又は他の基との組合せで、1個以上のシアノ、具体的には1個のシアノによって置換されている、本明細書に定義されるC1−6−アルキルを指す。例は、シアノメチル、シアノエチル等である。
用語「C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル」は、単独で又は他の基との組合せで、本明細書に定義される1個以上のC1−6−アルコキシ、具体的には1個のC1−6−アルコキシによって置換されている、本明細書に定義されるC1−6−アルキルを指す。具体的な「C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル」は、メトキシ−C1−6−アルキルである。例は、メトキシメチル、メトキシエチル等である。
用語「シアノ」は、単独で又は他の基との組合せで、N≡C−(NC−)のことをいう。
用語「ハロゲン」は、単独で又は他の基との組合せで、クロロ(Cl)、ヨード(I)、フルオロ(F)及びブロモ(Br)を意味する。具体的な「ハロゲン」は、Cl及びFである。具体的な基は、Fである。
用語「ヘテロアリール」は、単独で又は他の基との組合せで、6〜14個、特に6〜10個の環原子を含み、かつN、O及びS、特に1N又は2Nから個々に選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含有する、単一の4〜8員環又は複数の縮合環を有する芳香族炭素環基(その基において、少なくとも1個の複素環は、芳香族である)を指す。「ヘテロアリール」の例としては、ベンゾフリル、ベンゾイミダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアジニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾトリアゾリル、フリル、イミダゾリル、インダゾリル、1H−インダゾリル、インドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル(ピラジル)、1H−ピラゾリル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジニル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、キノリニル、テトラゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、6,7−ジヒドロ−5H−[1]ピリンジニル等が挙げられる。具体的な「ヘテロアリール」は、ピリジニル及びピラジニルである。具体的な「ヘテロアリール」は、ピリジン−2−イル及びピラジン−2−イルである。
用語「C1−6−アルコキシ」は、単独で又は他の基との組合せで、直鎖であっても、分岐(単一分岐又は多分岐)していてもよい−O−C1−6−アルキルラジカル(ここで、アルキル基は、一般に、1〜6個の炭素原子を含む)、例えば、メトキシ(OMe、MeO)、エトキシ(OEt)、プロポキシ、イソプロポキシ(i−プロポキシ)、n−ブトキシ、i−ブトキシ(イソ−ブトキシ)、2−ブトキシ(sec−ブトキシ)、t−ブトキシ(tert−ブトキシ)、イソペンチルオキシ(i−ペンチルオキシ)等を表す。具体的な「C1−6−アルコキシ」は、1〜4個の炭素原子を有する基である。具体的には、メトキシである。
用語「ハロゲン−C1−6−アルコキシ」は、単独で又は他の基との組合せで、1個以上のハロゲン、特にフルオロによって置換されている、本明細書に定義されるC1−6−アルコキシを指す。具体的な「ハロゲン−C1−6−アルコキシ」は、フルオロ−C1−6−アルコキシである。具体的な「ハロゲン−C1−6−アルコキシ」は、ジフルオロメトキシである。
用語「C2−6−アルキニル−C1−6−アルコキシ」は、単独で又は他の基との組合せで、本明細書に定義される1個以上のC2−6−アルキニル、特に1個のC2−6−アルキニルによって置換されている、本明細書に定義されるC1−6−アルコキシを指す。
用語「C2−6−アルキニル」は、単独で又は他の基との組合せで、1、2又は3個の三重結合を含む、2〜6個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子の一価の直鎖又は分岐鎖飽和炭化水素基を示す。C2−6−アルキニルの例としては、エチニル、プロピニル、プロパ−2−イニル、イソプロピニル及びn−ブチニルが挙げられる。
用語「アリール」は、6〜10個の炭素環原子からなる一価の芳香族炭素環式の単又は二環式環構造を示す。アリール部分の例としては、フェニル及びナフチルが含まれる。具体的な「アリール」は、フェニルである。
用語「薬学的に許容しうる塩」は、ヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに適した塩のことをいう。無機及び有機酸との適切な塩の例は、特に限定されないが、酢酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、塩酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、硝酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸、コハク酸、硫酸、硫酸、酒石酸、トリフルオロ酢酸などである。具体的な酸は、ギ酸、トリフルオロ酢酸及び塩酸である。具体的な酸は、塩酸、トリフルオロ酢酸及びフマル酸である。
用語「薬学的に許容しうる担体」及び「薬学的に許容しうる補助物質」は、製剤の他の成分と併用できる、希釈剤又は賦形剤のような担体及び補助物質のことをいう。
用語「医薬組成物」は、特定の成分を所定の量又は割合で含む製品、更には特定量で特定の成分を合わせることにより直接又は間接的に生じる任意の製品を包含する。特に1種以上の活性成分、及び不活性成分を含むオプションの担体を含む製品を、更には任意の2種以上の成分の、組合せ、複合体形成若しくは凝集により、又は1種以上の成分の解離により、又は1種以上の成分の他のタイプの反応若しくは相互作用により、直接又は間接的に生じる任意の製品を包含する。
用語「阻害薬」は、特定のリガンドの特定の受容体への結合と競合、結合を減少又は妨害するか、あるいは、特定のタンパク質の機能の阻害を減少又は妨害する化合物を示す。
用語「半最大阻害濃度」(IC50)は、インビトロで生物学的プロセスの50%阻害を得るために必要な特定の化合物の濃度を示す。IC50値は、pIC50値(−logIC50)に対数変換することができ、より高い値は、指数関数的により大きい効力を指す。IC50値は絶対値ではないが、実験条件、例えば、用いられる濃度に依存する。IC50値は、Cheng-Prusoff式を使用して、絶対阻害定数(Ki)に変換することができる(Biochem. Pharmacol. (1973) 22:3099)。用語「阻害定数」(Ki)は、ある受容体に対する特定の阻害薬の絶対結合親和性を示す。これは、競合結合アッセイを使用して測定され、競合リガンド(例えば、放射性リガンド)が存在しない場合に、特定の阻害薬が受容体の50%を占める濃度に等しい。Ki値は、pKi値(−logKi)に対数変換することができ、より高い値は、指数関数的により大きい効力を指す。
「治療上有効量」は、疾患状態を処置するために対象に投与されるとき、疾患状態のためかかる処置をもたらすのに十分である化合物の量を意味する。「治療上有効量」は、化合物、処置される疾患状態、処置される重要度又は疾患、対象の年齢及び関連する健康状態、投与の経路及び形態、主治医又は獣医の判断、及び他の因子に依存して、変動する。
用語「本明細書に定義される」及び「本明細書に記載される」は、変数について言及するとき、その変数の広い定義、ならびに存在するならば、特定の定義、より特定の定義及び最も特定の定義がその言及によって包含される。
用語「処理すること」、「接触すること」、及び「反応させること」は、化学反応に言及するとき、所定及び/又は所望の生成物を生成するのに適当な条件下で2種以上の試薬を加えるか、又は混合することを意味する。所定及び/又は所望の生成物を生成する反応は、必ずしも、最初に加えられた2つの試薬の組み合わせから直接的に生じないこと、すなわち、所定及び/又は所望の生成物の形成を最終的に導く混合物において生成される1つ又は複数の中間体が存在することは、解されるべきである。
用語「保護基」は、合成化学において従来それに用いられる意味で、化学反応を別の保護されていない反応部位で選択的に行うことができるように、多官能性化合物中の1つの反応部位を選択的にブロックする基を示す。保護基は、適切な時点で除去することができる。典型的な保護基は、アミノ保護基、カルボキシ保護基又はヒドロキシ保護基である。用語「アミノ保護基」(本明細書において、Pでもある)は、アミノ基を保護することを意図する基を示し、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル(カルボベンジルオキシ、CBZ)、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(FMOC)、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル(BOC)及びトリフルオロアセチルを含む。これらの基の更なる例については、T. W. Greene and P. G. M. Wuts, "Protective Groups in Organic Synthesis", 4th ed, John Wiley & Sons, Inc., New York, NY, 2007, chapter 7; E. Haslam, "Protective Groups in Organic Chemistry", J. G. W. McOmie, Ed., Plenum Press, New York, NY, 1973, Chapter 5, and T.W. Greene, "Protective Groups in Organic Synthesis", John Wiley and Sons, New York, NY, 1981 に見出される。用語「保護アミノ基」は、アミノ保護基によって置換されているアミノ基を指す。具体的なアミノ保護基は、tert−ブトキシカルボニル基及びジメトキシトリチルである。
用語「脱離基」は、有機合成化学において従来それに用いられる意味を有する基、すなわち、置換反応条件下で置き換えられうる原子又は基を示す。脱離基の例としては、ハロゲン、特にブロモ、アルカン−又はアリーレンスルホニルオキシ、例えばメタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、チオメチル、ベンゼンスルホニルオキシ、トシルオキシ、ジハロホスフィノイルオキシ、場合により置換されているベンジルオキシ、イソプロピルオキシ及びアシルオキシが挙げられる。
用語「芳香族」は、文献、特に、IUPAC - Compendium of Chemical Terminology, 2nd, A. D. McNaught & A. Wilkinson (Eds). Blackwell Scientific Publications, Oxford (1997) に定義されるような芳香族性の従来の概念を示す。
用語「薬学的に許容しうる賦形剤」は、医薬品の製剤化において使用される、治療活性を有さずかつ無毒の任意の成分、例えば、崩壊剤、結合剤、増量剤、溶剤、緩衝剤、等張化剤、安定剤、抗酸化剤、界面活性剤又は潤滑剤を示す。
化学構造内にキラル炭素が存在する場合は、そのキラル炭素を有する全ての立体異性体が、純粋な立体異性体及びそれらの混合物として、その構造に包含されることが意図される。
本発明はまた、医薬組成物、使用方法及び上記化合物の調製方法を提供する。
全ての別々の実施態様は組合せることができる。
本発明の1つの実施態様は、式I:
Figure 0006251249

[式中、
は、
i)アリール、
ii)シアノ、シアノ−C1−6−アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルコキシ、ハロゲン−C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル、C2−6−アルキニル−C1−6−アルコキシ、C2−6−アルキニル及びC1−6−アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているアリール、
iii)ヘテロアリール、及び
iv)シアノ、シアノ−C1−6−アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルコキシ、ハロゲン−C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル、C2−6−アルキニル−C1−6−アルコキシ、C2−6−アルキニル及びC1−6−アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているヘテロアリール
からなる群より選択され;
は、
i)水素、
ii)C1−6−アルキル、及び
iii)ハロゲン
からなる群より選択され;
は、
i)C1−6−アルキル、及び
ii)ハロゲン−C1−6−アルキル
からなる群より選択され;
は、
i)C1−6−アルキル、
ii)ハロゲン−C1−6−アルキル、及び
iii)水素
からなる群より選択され;
は、
i)C1−6−アルキル、
ii)ハロゲン−C1−6−アルキル、及び
iii)水素
からなる群より選択されるか、
又はR及びRは、一緒になって、1個以上のハロゲンによって場合により置換されているC3−7−シクロアルキル環を形成し;
xは、0又は2である]
で表される化合物又はその薬学的に許容しうる塩を提供する。
本発明の1つの実施態様は、式Ia:
Figure 0006251249

[式中、
は、
i)アリール、
ii)シアノ、シアノ−C1−6−アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルコキシ、ハロゲン−C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル、C2−6−アルキニル−C1−6−アルコキシ、C2−6−アルキニル及びC1−6−アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているアリール、
iii)ヘテロアリール、及び
iv)シアノ、シアノ−C1−6−アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルコキシ、ハロゲン−C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル、C2−6−アルキニル−C1−6−アルコキシ、C2−6−アルキニル及びC1−6−アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているヘテロアリール
からなる群より選択され;
は、
i)水素、
ii)C1−6−アルキル、及び
iii)ハロゲン
からなる群より選択され;
は、
i)C1−6−アルキル、及び
ii)ハロゲン−C1−6−アルキル
からなる群より選択され;
は、
i)C1−6−アルキル、
ii)ハロゲン−C1−6−アルキル、及び
iii)水素
からなる群より選択され;
は、
i)C1−6−アルキル、
ii)ハロゲン−C1−6−アルキル、及び
iii)水素
からなる群より選択されるか、
又はR及びRは、一緒になって、1個以上のハロゲンによって場合により置換されているC3−7−シクロアルキル環を形成し;
xは、0又は2である]
で表される化合物である、式Iの化合物又はその薬学的に許容しうる塩を提供する。
本発明の1つの実施態様は、式Ia:
Figure 0006251249

[式中、
は、
i)シアノ、ハロゲン及びハロゲン−C1−6−アルコキシから選択される1個の置換基によって置換されているピリジニル、及び
ii)C1−6−アルコキシ及びハロゲン−C1−6−アルキルから選択される1個の置換基によって置換されているピラジニル
からなる群より選択され;
は、ハロゲンであり、
は、C1−6−アルキルであり、
は、
i)C1−6−アルキル、及び
ii)水素
からなる群より選択され、
は、
i)C1−6−アルキル、及び
ii)水素
からなる群より選択されるか、
又はR及びRは、一緒になって、C3−7−シクロアルキル環を形成し、
xは、2である]
で表される化合物又はその薬学的に許容しうる塩を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、ハロゲンである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、Fである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、C1−6−アルキルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、メチルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、C1−6−アルキルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、メチルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、水素である、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、ハロゲン−C1−6−アルキルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、C1−6−アルキルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、メチルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、水素である、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、ハロゲン−C1−6−アルキルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、水素である、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、C1−6−アルキルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、メチルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、一緒になって、C3−7−シクロアルキル環を形成する、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、一緒になって、1個以上のハロゲンによって置換されているC3−7−シクロアルキル環を形成する、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、一緒になって、1個のハロゲンによって置換されているC3−7−シクロアルキル環を形成する、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、一緒になって、シクロブチル又はシクロペンチル環を形成する、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、一緒になって、シクロブチル環を形成する、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、R及びRが、一緒になって、シクロペンチル環を形成する、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルキル、ハロゲン−C1−6−アルコキシ及びC1−6−アルコキシから個々に選択される1個の置換基によって置換されているヘテロアリールである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルキル、ハロゲン−C1−6−アルコキシ及びC1−6−アルコキシから個々に選択される1個の置換基によって各々置換されているピリジニル又はピラジニルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、シアノ−ピリジニル、クロロ−ピリジニル、ジフルオロメトキシ−ピリジニル、メトキシ−ピラジニル又はジフルオロメチル−ピラジニルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、Rが、5−シアノ−ピリジン−2−イル、5−クロロ−ピリジン−2−イル、5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−イル、5−メトキシ−ピラジン−2−イル又は5−ジフルオロメチル−ピラジン−2−イルである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、xが、2である、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、xが、0である、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、以下からなる群より選択される、本明細書に記載される式Iの化合物又はその薬学的に許容しうる塩を提供する:
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−ジフルオロメチル−ピラジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、及び
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド。
本発明の1つのある実施態様は、5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−ジフルオロメチル−ピラジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドである、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本明細書に定義される式Iの化合物を調製するための方法であって、式XIの化合物と式XIIの化合物を反応させて、式Iの化合物にすることを含む方法。
Figure 0006251249

[式中、x、R、R、R、R及びRは、本明細書に定義されるとおりである]
本発明の1つのある実施態様は、上記に定義される方法によって調製される、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、治療活性物質として使用するための、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、BACE1活性の阻害薬として使用するための、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、β−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更にはアミロイド沈着の増加を特徴とする疾患及び障害、或いはアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための治療活性物質として使用するための、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための治療活性物質として使用するための、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、本明細書に記載される式Iの化合物、並びに薬学的に許容しうる担体及び/又は薬学的に許容しうる助剤を含む医薬組成物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、BACE1活性の阻害において使用するための医薬の製造のための、本明細書に記載される式Iの化合物の使用を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、β−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更にはアミロイド沈着の増加を特徴とする疾患及び障害、或いはアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、本明細書に記載される式Iの化合物の使用を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、本明細書に記載される式Iの化合物の使用を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、本明細書に記載される式Iの化合物の使用を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、BACE1活性の阻害において使用するための、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、β−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更にはアミロイド沈着の増加を特徴とする疾患及び障害、或いはアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置において使用するための、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置において使用するための、本明細書に記載される式Iの化合物を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、BACE1活性の阻害において使用するための、特にβ−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更にはアミロイド沈着の増加を特徴とする疾患及び障害、或いはアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための方法であって、ヒト又は動物に本明細書に記載される式Iの化合物を投与することを含む方法を提供する。
本発明の1つのある実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置において使用するための方法であって、ヒト又は動物に本明細書に記載される式Iの化合物を投与することを含む方法を提供する。
更に、本発明は、式Iの化合物の全ての光学異性体、すなわち、ジアステレオ異性体、ジアステレオマー混合物、ラセミ混合物、全てのこれらの対応するエナンチオマー及び/又は互変異性体、更にはこれらの溶媒和物を包含する。
当業者であれば、式Iの化合物が、下記の互変異性体形態で存在することができることを理解されよう。
Figure 0006251249
全ての互変異性体形態が本発明に包含される。
式Iの化合物は、1個以上の不斉中心を含有してもよく、よってラセミ体、ラセミ混合物、単一のエナンチオマー、ジアステレオマー混合物及び個々のジアステレオマーとして存在することができる。分子上の種々の置換基の性質に応じて、更なる不斉中心が存在してもよい。このような各不斉中心により、独立に2個の光学異性体が生じ、そして可能な光学異性体及びジアステレオマーの全ては、混合物として及び純粋又は部分精製化合物として本発明に包含されることとなる。本発明は、これらの化合物のこのような全ての異性体形を包含するものである。これらのジアステレオマーの独立した合成法及びそれらのクロマトグラフィー分離法は、本明細書に開示される方法論の適切な変法により、当該分野において既知のとおり達成することができる。これらの絶対立体化学は、必要ならば、既知の絶対立体配置の不斉中心を含有する試薬で誘導体化された、結晶性生成物又は結晶性中間体のX線結晶学により決定することができる。必要に応じて、本化合物のラセミ混合物は、個々のエナンチオマーが単離されるように分離してもよい。分離は、化合物のラセミ混合物をエナンチオマーとして純粋な化合物にカップリングさせてジアステレオマー混合物を生成させ、続いて個々のジアステレオマーを分別結晶法又はクロマトグラフィーのような標準法により分離するというような、当該分野で周知の方法により実施することができる。式Iの化合物の立体異性体は、式Iaの化合物又は式Ibの化合物、特に、式Iaの化合物である(残基は、いずれかの実施態様に記載の意味を有する)。
Figure 0006251249
光学的に純粋なエナンチオマーが提供される実施態様において、光学的に純粋なエナンチオマーとは、この化合物が、>90重量%の目的異性体を、特に>95重量%の目的異性体を、又は更に特には>99重量%の目的異性体を含有することを意味する(該重量パーセントはこの化合物の異性体の総重量に基づく)。キラルとして純粋な化合物又はキラル濃縮化合物は、キラル選択的合成法により、又はエナンチオマーの分離により調製することができる。エナンチオマーの分離は、最終生成物について、あるいは適切な中間体について実施できる。
式Iの化合物は、以下のスキームにより調製することができる。出発物質は、市販されているか、又は既知の方法により調製することができる。特に断りない限り、前に定義された任意の残基及び変数は、前に定義された意味を持ち続ける。
式Iの化合物は、例えば、スキーム1〜5に例示されるような幾つかの合成経路により調製することができる。本発明の式Iで示される化合物の調製は、連続型又は収束型反応経路で実施され得る。本発明の化合物の合成法は、以下のスキーム1〜4に示される。反応及び得られた生成物の精製を実施するのに必要とされる技能は、当業者に公知である。下記の方法の説明において使用される置換基及び指数は、そうでないと示さない限り、本明細書で先に示された意味を有する。
更に詳細には、式(I)の化合物は、後述の方法により、実施例に与えられる方法により、又は類似の方法により製造することができる。個別の反応工程における適切な反応条件は、当業者に公知である。反応順序は、後述のスキームに表示されるものに限定されるのではなく、出発物質及びそのそれぞれの反応性に応じて、反応工程の順序は自由に変更することができる。出発物質は、市販のものであるか、あるいは下記に示される方法と同様の方法によって、本記載もしくは実施例で引用された参考文献に記載されている方法によって、又は当技術分野において公知の方法によって調製することができるかのいずれかである。
スキーム1〜5に記載の式Iの化合物は、当業者に公知の方法、例えば、特に限定されないが、イオン交換クロマトグラフィー、固相抽出、液液抽出、シリカクロマトグラフィー、結晶化及び分取HPLCによって単離及び精製することができる。
より詳細に述べると、本発明による式Iの化合物は、以下に示す方法及び手順によって調製することができる。式Iの化合物の調製のための幾つかの典型的な手順をスキーム1〜5に例示する。
Figure 0006251249

スキーム1:アミノチアジン中間体A15の合成
市販されていない一般式A3のケトンは、スキーム1に示すような経路によって、又は当業者に公知の他の経路によって合成することができる。式A2のワインレブアミドは、式A1の酸とN,O−ジメチルヒドロキシルアミンの標準的な縮合反応によって、あるいは、塩化オキサリル又は塩化チオニルなどの薬剤を使用し、トリエチルアミン/ジクロロメタンなどの標準的な条件を使用して、式A1の酸の塩化アシルの中間体形成によって得ることができる。式A2のアミドは、テトラヒドロフラン又はジエチルエーテルなどの不活性非プロトン性溶媒中、有機金属、例えば臭化メチルマグネシウム(この場合、R=Me)と反応させることで、所望の式A3のケトンを生成することができる。
スキーム1に従って、一般式A3(式中、Yは、ハロゲン、例えば臭化物のような脱離基の意味を有する)のケトンを、極性溶媒、例えばエタノールなどのアルコール、水又はテトラヒドロフラン及びそれらの混合物中、炭酸アンモニウムと一緒に、シアン化カリウムのようなシアン化物と反応させることで、式A4のヒダントインを形成することができる。次いで、ヒダントインを、周囲温度〜還流の範囲の温度で、水酸化ナトリウムなどの塩基又は硫酸などの強酸と共に水で処理することで、式A5のアミノ酸を形成することができる。式A7のアミノアルコールは、式A5の酸を低級アルコール、例えばメタノール又はエタノールでエステル化し、続いて、得られた式A6のアミノエステルを水素化アルミニウムリチウム又は他の適切な試薬で還元することによって得られる(両方の工程は、当業者に公知の条件下で実施される)。
式A7のアミノアルコールは、還元剤、特にシアノ水素化ホウ素ナトリウム又はトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムを使用して、塩素系溶媒、特に1,2−ジクロロエタン又はジクロロメタン中、弱有機酸、特に酢酸の存在下、0℃〜60℃、特に23℃で、アルデヒド、特にp−メトキシベンズアルデヒド(R=H)又は2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(R=OMe)を用いて還元的アミノ化することで、式A8のN−ベンジル化アミノアルコールにすることができる。
式A8のN−ベンジル化アミノアルコールは、アミン塩基、特にピリジンの存在下、塩素系溶媒、特にジクロロメタン中、−78℃のような低温で開始し0℃又は周囲温度まで温めて、塩化チオニルと反応させることで、式A9の環状スルファミダイト(sulfamidite)にすることができる。
式A9の環状スルファミダイトは、ルテニウム塩、例えば塩化ルテニウム(III)の存在下、水、アセトニトリルと酢酸エチル又はテトラクロロメタンからなる溶媒混合物中、0℃〜50℃、特に23℃の温度で、過ヨウ素酸アルカリ、例えば過ヨウ素酸ナトリウム又はカリウムによって酸化することで、式A10の環状スルファミダート(sulfamidate)にすることができる。
式A10の環状スルファミダートは、硫黄求核剤、例えばメルカプトアセトニトリルで位置選択的に開環し、その後、酸性条件下で加水分解することで、式A11のN−ベンジル化アミノニトリルにすることができる。開環は、アミン塩基、例えば1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)又は1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(TMG)の存在下、極性非プロトン溶媒、例えばN,N−ジメチルホルムアミド中、23℃〜80℃、特に60℃の温度で進行する。真空下で蒸発によって開環工程から全ての揮発性物質を除去した後、粗反応混合物を、鉱酸、特に20%硫酸水溶液とジエチルエーテル又はジクロロメタンなどの溶媒の混合物中、0℃〜50℃、特に23℃の温度で酸性加水分解に供する。
式A11のN−ベンジル化アミノニトリルは、3工程プロトコルで脱保護して式A14のアミノニトリルにする:第一に、式A11のN−ベンジル化アミノニトリルを、アミン塩基、特にトリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミンの存在下、ジクロロメタンなどの塩素系溶媒中、0℃〜40℃、特に23℃の温度で、有機無水物、特にトリフルオロ酢酸無水物と反応させると、式A12のN−ベンジル化N−トリフルオロアセチル化アミノニトリルを与える。第二に、式A12のN−ベンジル化N−トリフルオロアセチル化アミノニトリルを、トリフルオロ酢酸中、0℃〜50℃、特に23℃の温度で、強有機酸、特にトリフルオロメタンスルホン酸を用いるニート反応によって脱ベンジル化して、式A13のN−トリフルオロアセチル化アミノニトリルにする。第三に、式A13のN−トリフルオロアセチル化アミノニトリルを、アルコール性溶媒、特にメタノール又はエタノール中、0℃〜60℃、特に23℃の温度で、還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウムで処理することによって脱アシル化して、式A14のアミノニトリルにする。
式A14のアミノニトリルは、ルイス酸、例えばトリメチルアルミニウムを使用して、不活性溶媒、特にトルエン中、23℃〜100℃、特に60℃の温度で環化することで、式A15のアミノチアジンにすることができる。
Figure 0006251249

スキーム2:式I’の化合物の合成
式A10の環状スルファミダートは、硫黄求核剤、例えばメルカプト酢酸エステルで位置選択的に開環し、その後、酸性条件下で加水分解することで、式A16のN−ベンジル化アミノエステルにすることができる。開環は、アミン塩基、例えば1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)又は1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(TMG)の存在下、極性非プロトン性溶媒、例えばN,N−ジメチルホルムアミド中、23℃〜80℃、特に60℃の温度で進行する。真空下で蒸発によって開環工程から全ての揮発性物質を除去した後、粗反応混合物を、鉱酸、特に20%硫酸水溶液とジエチルエーテル又はジクロロメタンなどの溶媒の混合物中、0℃〜50℃、特に23℃の温度で酸性加水分解に供する。
式A16のN−ベンジル化アミノエステルは、水性アルコール性溶媒、例えばメタノール又はエタノール中、23〜100℃の温度で、アルカリ水酸化物、例えば水酸化リチウム、ナトリウム又はカリウムで処理することによって鹸化して、式A17のN−ベンジル化アミノ酸にすることができる。
式A17のN−ベンジル化アミノ酸は、塩基、特にアルキルアミン、例えばジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)又はトリエチルアミン(TEA)、あるいは、第三級アミン、例えばN−メチルモルホリン又は4−(ジメチルアミノ)−ピリジンの存在下、N−プロピルホスホン酸(2,4,6−トリオキソ−2,4,6−トリ−n−プロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスホリナン;CAS−No.68957−94−8)の環状三量体で処理することによって環化して、式A18のN−ベンジル化ラクタムにすることができる。反応は、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジクロロメタン(DCM)又は酢酸エチル(AcOEt)などの適切な溶媒中、0℃〜周囲温度の温度で行われる。
チオエーテルA18は、溶媒としてジクロロメタン中、室温で、酸化試薬、特にメタクロロ過安息香酸で処理することによって酸化して、スルホンA19にすることができる。あるいは、酸化は、メタノールなどの溶媒中、周囲温度で、ペルオキシ一硫酸カリウム(Oxone)を使用して行うことができる。
式A19のN−ベンジル化ラクタムは、トリフルオロ酢酸中、0℃〜50℃、特に23℃の温度で、強有機酸、特にトリフルオロメタンスルホン酸を用いるニート反応によって脱ベンジル化して、式A20のβ−スルホニルラクタムにすることができる。
式A20のβ−スルホニルラクタムは、エーテル溶媒、例えばTHF、1,2−ジメトキシエタン又は1,4−ジオキサン、特に1,4−ジオキサン中、23〜100℃、特に50〜80℃の温度で、2,4−ビス−(4−メトキシ−フェニル)−[1,3,2,4]ジチアジホスフェタン2,4−ジスルフィド(ローソン試薬)又は五硫化リンと反応させることによって、チオラクタムA21に変換することができる。
式A22のβ−スルホニルアミジンは、式A21のチオラクタムから、温和な酸化剤、例えばtert−ブチルヒドロペルオキシドの存在下又は非存在下で、酸化剤の存在下では0〜60℃、特に23℃の温度で、又は酸化剤の非存在下では50〜60℃の温度で、プロトン性溶媒、例えばメタノール、エタノール又は水、特にメタノール中のアンモニアの溶液と反応させることによって調製することができる。
式A22のβ−スルホニルアミジンがY=Brを含有する場合、Y=Hへの還元は、プロトン性溶媒、例えばアルコール、特にエタノール又はメタノール中、特に水酸化アンモニウムの存在下、特に周囲温度で、Pd/Cなどの触媒を使用して水素化することによって達成することができる。
ニトロ−β−スルホニルアミジンA23を与える式A22(式中、Y=H)のβ−スルホニルアミジンのニトロ化は、0℃〜23℃の温度で、溶媒を使用することなく、原液の硫酸及び発煙硝酸を用いる標準的な手順に従う。
アニリンA24を与えるニトロ−β−スルホニルアミジンA23中のニトロ基の還元は、プロトン性溶媒、例えばアルコール、特にエタノール又はメタノール中、周囲温度で、Pd/Cなどの触媒を使用して水素化することによって達成することができる。
アミドIbを与えるアニリンA24とカルボン酸の選択的アミドカップリングは、溶媒、例えばアルコール、特にメタノール中、周囲温度で、4−(4,6−ジメトキシ[1.3.5]トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド(DMTMM)水和物を用いて実施することができる。
Figure 0006251249

スキーム3:式I’の化合物の代替合成
式A25の臭化アリールを生成する式A15の化合物中のアミノ基の保護は、塩基性条件下、例えば、アミン、例えばトリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミンの存在下、塩素系溶媒、例えばジクロロメタン又はクロロホルム中、0℃〜周囲温度の温度で、トリアリールメチルクロリド、例えばトリフェニルメチルクロリド(Tr−Cl)、p−メトキシフェニルジフェニルメチルクロリド(MMTr−Cl)、ジ(p−メトキシフェニル)フェニルメチルクロリド(DMTr−Cl)又はトリ(p−メトキシフェニル)メチルクロリド(TMTr−Cl)、特にDMTr−Clを用いて実施することができる。
式A25の臭化アリールは、適切な遷移金属触媒、例えばビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)((dba)Pd)又はトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)((dba)Pd))、及び適切な配位子、例えばrac−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(rac−BINAP)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(X−PHOS)又は2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(t−Bu X−PHOS)の存在下、ナトリウムtert−ブトキシド、リン酸カリウム又は炭酸セシウムなどの塩基の存在下、トルエン又は1,4−ジオキサンなどの適切な溶媒中、窒素又はアルゴンなどの不活性雰囲気下、80〜110℃の温度で、アンモニア等価体、例えばベンゾフェノンイミンと反応させることで、式A26の化合物を生成することができる。
式A26の化合物中の両方のアミノ基の脱保護は、ワンポット手順によって達成することができ、最初に、この化合物を、ジクロロメタン又はクロロホルムなどの塩素系溶媒中、無水条件下、0℃〜周囲温度の温度で、強有機酸、例えばトリフルオロ酢酸と反応させてP−基を開裂する。次いで、ベンゾフェノンイミンを開裂させる水又は塩酸水溶液の付加と周囲温度での反応によって、式A27のジアミンが生成する。
アミドI’’を与えるアニリンA27とカルボン酸の選択的アミドカップリングは、溶媒、例えばアルコール、特にメタノール中、4−(4,6−ジメトキシ[1.3.5]トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド(DMTMM)水和物を用いて実施することができる。
チオエーテルI’’は、溶媒としてジクロロメタン中、室温で、酸化試薬、特にメタクロロ過安息香酸で処理することによって酸化して、スルホンI’にすることができる。
Figure 0006251249

スキーム4:式A7のアミノアルコール中間体の代替合成
代替的に、式A7のアミノアルコール中間体は、以下のように得ることができる:スキーム4に従って、テトラヒドロフラン又はトルエンなどの溶媒中、−78℃〜0℃の温度で、強塩基、例えばブチルリチウムによってメチルトリフェニル−ホスホニウムイリドを形成し、続いて、式A3のケトンを付加させると式A28の所望のアルケンが生成する。次いで、アルケンを、ジエチルエーテルなどの溶媒、又は酢酸エチルとアセトニトリルの混合物中、シアン酸銀とヨウ素の混合物と反応させることができる。次いで、得られた式A29のヨードイソシアネートを、tert−ブタノールのようなアルコール及びトリエチルアミン又はヒューニッヒ塩基のような塩基と共に加熱することで、式A30のオキサゾリジノンを生成することができる。得られた式A30のオキサゾリジノンを水酸化リチウムのような水性塩基で加水分解すると、式A7のアミノアルコールが生成する。
Figure 0006251249

スキーム5:式A7のアミノアルコール中間体のエナンチオ選択的合成
式A7のアミノアルコール中間体は、以下のようにエナンチオ選択的に調製することができる:式A3の芳香族ケトンを、T.P. Tang & J.A. Ellman, J. Org. Chem. 1999, 64, 12 と同様にして、ルイス酸、例えばチタン(IV)アルコキシド、より具体的にはチタン(IV)エトキシドの存在下、溶媒、例えばエーテル、例えばジエチルエーテル又はより具体的にはテトラヒドロフラン中、23℃〜70℃の温度で、アリールケトン基とスルフィンアミド、例えばアルキルスルフィンアミド、この場合最も具体的には(R)−(+)−tert−ブチルスルフィンアミドの縮合によって、一般式A31のスルフィニルイミンに変換することができる。
式A31のスルフィニルイミンの式A32のニトリルへの変換は、Tang & Ellman 又は A. Avenoza, J.H. Busto, F. Corzana, J.M. Peregrina, D. Sucunza, M.M. Zurbano in Synthesis 2005, (4), 575-578 に記載されているように、キラル配向基によって立体選択的に進行する。式A31のスルフィニルイミンは、例えば、A. Avenoza, J.H. Busto, F. Corzana, J.M. Peregrina, D. Sucunza, M.M. Zurbano in Synthesis 2005, (4), 575-578 に記載のように、溶媒、例えばエーテル、例えばジエチルエーテル又はより具体的にはテトラヒドロフラン中、−78℃の温度から開始して最終的に−10℃まで昇温させて、混合アルキルアルコキシドアルミニウムシアン化物試薬、例えばエチルアルミニウムシアノイソプロポキシド[EtAl(O−i−Pr)CN]で処理することで、式A32のニトリルを生成することができる。
キラルアミノニトリルを最初に与える式A32のニトリル中のキラル配向基の加水分解は、溶媒、例えばエーテル、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はより具体的には1,4−ジオキサン中、鉱酸、例えば硫酸又は特に塩酸を用いて達成することができ、続く、溶媒、例えば脂肪族アルコール、例えばエタノール又はより具体的にはメタノール中、23℃〜80℃の温度で、鉱酸、例えば無水塩酸又は特に硫酸を用いた別の酸性反応によって式A6のキラルアミノエステルが得られる。
また、式A6のキラルアミノエステルは、エーテル溶媒、例えばジエチルエーテル又はより具体的にはTHF中、0℃〜50℃、特に23℃の温度で、還元剤、例えば水素化ホウ素リチウム又はより具体的には水素化アルミニウムリチウムと反応させることによって還元して、式A7のキラルアミノアルコールにすることができる。
対応する薬学的に許容しうる酸との塩は、当業者には既知の標準法により、例えば、式Iの化合物を例えば、ジオキサ又はテトラヒドロフランのような適切な溶媒に溶解して、適量の対応する酸を加えることにより、入手することができる。この生成物は、通常濾過により、又はクロマトグラフィーにより単離することができる。薬学的に許容しうる塩基との塩への式(I)の化合物の変換は、そのような塩基でのそのような化合物の処理により実施することができる。このような塩を形成するための1つの可能な方法は、例えば、1/n当量の塩基性塩[例えば、M(OH)(ここで、M=金属又はアンモニウムカチオンであり、そしてn=水酸化物アニオンの数である)など]の適切な溶媒(例えば、エタノール、エタノール−水混合物、テトラヒドロフラン−水混合物)中の化合物の溶液への添加によるものであり、そして蒸発又は凍結乾燥によって溶媒を除去するものである。具体的な塩類は、塩酸塩、ギ酸塩およびトリフルオロ酢酸塩である。特には、塩酸塩である。
その調製法が実施例に記載されていない場合、式Iの化合物、更には全ての中間体生成物は、類似法により、又は本明細書に説明される方法により調製することができる。出発物質は、市販されているか、当該分野において既知であるか、又は当該分野において既知の方法により、若しくはそれと同様に調製することができる。
当然のことながら、本発明における一般式(I)の化合物は、官能基で誘導体化して、インビボで親化合物に変換して戻ることができる誘導体を与えることができる。
薬理試験
式Iの化合物及びその薬学的に許容しうる塩は、有用な薬理学的特性を持つ。本発明の化合物は、BACE1活性の阻害に関連することが見い出された。本化合物は、本明細書に後述の試験法により調べた。
細胞Aβ−低下アッセイ:
Aβ40αLISAアッセイを使用することができる。HEK293APP細胞を、細胞用培地(Iscove、+10%(v/v)ウシ胎仔血清、ペニシリン/ストレプトマイシン)中96ウェルマイクロタイタープレートに播種して約80%コンフルエンスにし、そして化合物を、1/3容量の培地中で3×濃度で加えた(最終DMSO濃度は、1%v/vに保持した)。加湿インキュベーター中37℃及び5% CO2で18〜20時間インキュベーション後、Perkin-Elmerヒトアミロイドβ1−40(高特異的)キット(Cat# AL275C)を使用するAβ40濃度の測定のために培養上清を回収した。
Perkin-Elmer White Optiplate-384(Cat# 6007290)中、培養上清2ulを、2μlの10×αLISA抗hAβアクセプタービーズ+ビオチン化抗体抗Aβ1−40ミックス(50μg/mL/5nM)と混合した。室温で1時間インキュベーション後、16μlの1.25×ストレプトアビジン(SA)ドナービーズ調製物(25μg/mL)を加え、暗所で30分間インキュベートした。次に、EnVision-Alpha Readerを使用して615nmでの発光を記録した。培養上清中のAβ40のレベルを、最大シグナル(阻害剤を含まず1% DMSOで処理した細胞)のパーセントとして計算した。IC50値は、Excel XLfitソフトウェアを使用して計算した。
Figure 0006251249

Figure 0006251249
医薬組成物
式Iの化合物および薬学的に許容されるうる塩は、治療活性物質として、例えば医薬製剤の形態で使用することができる。医薬製剤は、例えば錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬及び軟ゼラチン・カプセル剤、液剤、乳剤又は懸濁剤の剤形で、経口投与することができる。しかし投与はまた、例えば坐剤の剤形で直腸内に、又は例えば注射液の剤形で非経口的に行うこともできる。
式Iの化合物及びそれらの薬学的に許容されうる塩は、医薬製剤の製造のため、薬学的に不活性な無機又は有機の担体と共に加工することができる。乳糖、トウモロコシデンプン又はそれらの誘導体、タルク、ステアリン酸又はそれらの塩などが、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠及び硬質ゼラチン・カプセルのためのそのような担体として使用することができる。軟ゼラチンカプセル剤に適切な担体は、例えば、植物性油、ロウ、脂肪、半固体及び液体ポリオール類等である。しかし、活性物質の性質に応じて、軟質ゼラチンカプセル剤の場合は、通常担体を必要としない。溶剤及びシロップ剤の製造に適切な担体は、例えば、水、ポリオール類、グリセリン、植物油等である。坐剤に適切な担体は、例えば、天然又は硬化油、ロウ、脂肪、半液体又は液体のポリオール等である。
さらに医薬製剤は、薬学的に許容されうる助剤、例えば、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、着香剤、浸透圧を変化させる塩、緩衝剤、マスキング剤又は酸化防止剤を含むことができる。これらはまた、更に他の治療有用物質を含有することができる。
式Iの化合物又はそれらの薬学的に許容されうる塩と、治療上不活性な担体とを含有している薬剤も、本発明により提供され、1個以上の式Iの化合物又はそれらの薬学的に許容されうる塩と、所望により、1個以上のその他の治療上価値のある物質とを、1個以上の治療上不活性な担体と共にガレヌス製剤の投与形態にすることを含む、製造方法も、本発明の目的である。
用量は、広い限界内で変化させることができ、当然ながら各特定の症例における個々の要求に適合させる必要がある。経口投与の場合には、成人の用量は、1日に約0.01mg〜約1000mgの一般式Iの化合物、又は対応する量の薬学的に許容されうるその塩と変化させることができる。1日量を、1回量として又は分割量として投与してよく、加えて、必要性が示される場合、上限を超えることもできる。
下記の実施例は本発明を限定することなく説明するが、単に代表的なものとして役立つ。医薬製剤は、好都合には、式Iの化合物を約1〜500mg、特に1〜100mg含有する。以下は本発明による組成物の例である:
例A
通常の方法で、以下の組成の錠剤を製造する。
Figure 0006251249

製造手順
1. 成分1、2、3及び4を混合し、精製水で顆粒化する。
2. 顆粒を50℃で乾燥させる。
3. 顆粒を適切な微粉砕装置に通す。
4. 成分5を加え、3分間混合し、適切な成形機で圧縮する。
例B−1
以下の組成のカプセル剤を製造する。
Figure 0006251249

製造手順
1. 成分1、2及び3を適切なミキサーで30分間混合する。
2. 成分4及び5を加え、3分間混合する。
3. 適切なカプセルに充填する。
式Iの化合物、乳糖及びトウモロコシデンプンを、最初にミキサーで、次に微粉砕機で混合する。混合物をミキサーに戻し、タルクを加え、十分に混合する。混合物を、機械により適切なカプセル、例えば硬ゼラチンカプセルに充填する。
例B−2
以下の組成の軟ゼラチンカプセル剤を製造する。
Figure 0006251249
Figure 0006251249

製造手順
式Iの化合物を、他の成分の加温溶融物に溶解し、そして混合物を適切な大きさの軟ゼラチンカプセルに充填する。充填された軟質ゼラチンカプセルを、通常の手順に従って処理する。
例C
以下の組成の坐剤を製造する。
Figure 0006251249

製造手順
坐薬用錬剤をガラス又はスチール容器中で溶解し、十分に混合し、そして45℃に冷却する。その後、微粉砕した式Iの化合物をそれに加え、それが完全に分散するまで撹拌する。混合物を適切な大きさの坐剤成形型に注ぎ、放置して冷却し、次に坐剤を成形型から取り外し、パラフィン紙又は金属箔で個別に包む。
例D
以下の組成の注射液を製造する。
Figure 0006251249

製造手順
式Iの化合物を、ポリエチレングリコール400と注射用水(一部)の混合物に溶解する。酢酸でpHを5.0に調整する。水の残量を加えて、容量を1.0mlに調整する。溶液を濾過し、適切な過剰量を使用してバイアルに充填し、滅菌する。
例E
以下の組成のサッシェ剤を製造する。
Figure 0006251249

製造手順
式Iの化合物を、乳糖、微晶質セルロース及びナトリウムカルボキシメチルセルロースと混合し、ポリビニルピロリドンの水中混合物で顆粒化する。顆粒をステアリン酸マグネシウム及び香味添加剤と混合し、サッシェに充填する。
実験の部
以下の実施例は、本発明の例示のため提供される。それらは、本発明の範囲を制限するものと見なされるべきではなく、単に本発明の代表的なものとして見なされるべきである。
概要:
NMR:H NMRスペクトルは、Bruker AC-300分光計にて、25℃で、TMS(テトラメチルシラン)又は所与の重溶媒の残存Hを内部標準として用いて記録した。
MS:質量スペクトル(MS)は、Perkin-Elmer SCIEX API 300での陽イオン又は陰イオンスプレー(ISP又はISN)法、又はApplied Biosystem(API150)社の単一四重極質量分光計でのエレクトロスプレーによるか、又はFinnigan MAT SSQ 7000分光計での電子衝撃法(EI、70eV)で測定した。
中間体A4の合成
A4a: (RS)−5−(3−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
Figure 0006251249

オートクレーブ中、エタノール(65ml)中の3−ブロモ−アセトフェノン(10.0g、50mmol)、シアン化カリウム(4.96g、75mmol)及び炭酸アンモニウム(33.45g、348mmol)の混合物を120℃で16時間加熱した。後処理として、反応混合物を室温まで冷まし、次に、水(250ml)及び酢酸エチル(500ml)で処理した。水層を分離し、酢酸エチル(250ml)で再抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム溶液(2×250ml)で2回洗浄し、その後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。(RS)−5−(3−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン13.2g(理論値の98.6%)を白色の固体として得た。生成物の純度からさらに精製することなく次の工程に使用することができた。質量(計算値)C10BrN[269.099];(実測値)[M−H]=267.269。
A4b: (RS)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
Figure 0006251249

オートクレーブ中、市販の1−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−エタノンとシアン化カリウム及び炭酸アンモニウムを、エタノール中、120℃で16時間かけて反応させると、標記化合物が明黄色の固体として生成した。質量(計算値)C10BrFN[287.087];(実測値)[M−H]=285.287。
A4c: (RS)−5−(2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
Figure 0006251249

エタノール(250ml)及び水(200ml)中の新しく蒸留した1−(2−フルオロフェニル)エタノン(27.6g、24.6ml、200mmol、Eq:1.00)、シアン化カリウム(15.6g、240mmol、Eq:1.20)、炭酸アンモニウム(96.1g、1.00mol、Eq:5.00)及び水酸化アンモニウム(25%)(130g、145ml、931mmol、Eq:4.65)の混合物を60℃で5.5時間撹拌した。エタノールを真空下で除去し、次に0℃まで冷却し、残渣をpH1まで慎重に酸性化し、沈殿物を濾別し、希HClで洗浄し、50℃にて、最初にロータリーエバポレーターで、次に高真空下で乾燥させて、5−(2−フルオロフェニル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(40.4g、194mmol、収率97.0%)を白色の固体として得た。MS(ISN):m/z=207.5[M−H]
中間体A6の合成
A6a: (RS)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル
Figure 0006251249

6N水酸化ナトリウム溶液(95.23ml)中の(RS)−5−(3−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン(12.81g、48mmol)の分散液を48時間加熱還流した。後処理として、反応混合物を氷で冷却し、pH1に達するまで塩酸(36.5%)で処理した。混合物を減圧下で蒸発乾固した。粗(RS)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−フェニル)−プロピオン酸塩酸塩をメタノール(500ml)中に分散させ、0℃まで冷却した。12分以内に氷冷下で、塩化チオニル(18.02ml、246mmol)を滴下した。添加が完了した後、反応混合物を60時間加熱還流した。後処理として、反応混合物を室温まで冷まし、減圧下で蒸発させた。白色の残渣を水と氷(200ml)、トリエチルアミン(16.5ml)及びジエチルエーテル(500ml)の混合物で処理した。得られた懸濁液をDicalitで濾過し;その後、水層を分離し、ジエチルエーテル(250ml)で再抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム溶液(250ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。(RS)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル9.39g(理論値の76.7%)を明黄色の油状物として得た。生成物の純度からさらに精製することなく次の工程に使用することができた。質量(計算値)C1012BrNO[258.117];(実測値)[M+H]=258.260。
A6b: (RS)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル
Figure 0006251249

(RS)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオンの6N水酸化ナトリウム溶液を用いた加水分解と得られた(RS)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸のメタノール及び塩化チオニルを用いたエステル化によって、(RS)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステルが明黄色の油状物として生成した。生成物の純度からさらに精製することなく次の工程に使用することができた。質量(計算値)C1011BrFNO[276.107];(実測値)[M+H]=276.278。
A6c: (RS)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル
Figure 0006251249

(RS)−5−(2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオンの3N水酸化ナトリウム溶液を用いた加水分解と得られた(RS)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸のメタノール及び塩化チオニルを用いたエステル化によって、(RS)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステルが明黄色の液体として生成した。生成物の純度からさらに精製することなく次の工程に使用することができた。MS(ISP):m/z=198.2[M+H]
A6d: (R)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル
Figure 0006251249

濃塩酸(90ml、1078mmol)中の(R)−N−((R)−1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−シアノエチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(8.869g、25.54mmol)の混合物を23℃で4時間撹拌し、次に0℃まで冷却し、32%水酸化ナトリウム溶液(120ml、1277mmol)で処理し、水(100ml)で希釈し、酢酸エチル(1×300ml及び2×200ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去したところアミドがオフホワイトの固体として残った。メタノール(100ml)に溶解し、濃硫酸(21.39ml、383mmol)を慎重に加え、混合物を還流下で40時間撹拌し、0℃まで冷却し、pH9に達するまで飽和NaCO溶液で中和した。酢酸エチル(3×100ml)で抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去して、(R)−メチル2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロパノエート(5.17g、73%)を明黄色の油状物として得て、これをさらに精製することなく使用した。MS(ISP):m/z=276.1[M+H]及び278.0[M+2+H]
中間体A7の合成
A7a: (RS)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−フェニル)−プロパン−1−オール
Figure 0006251249

テトラヒドロフラン(360ml)中の(RS)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル(9.39g、36mmol)の溶液を、−5℃で、水素化アルミニウムリチウム(1.41g、36mmol;282mg/2分間)で滴下処理した。添加が完了した後、撹拌を0〜5℃で30分間続けた。後処理として、反応混合物を−7℃まで冷却し、水(9ml)を滴下した。その後、2N水酸化ナトリウム溶液(9ml)を加え、撹拌を室温で15分間続けた。これらの灰色の懸濁液をDicaliteで濾過し、テトラヒドロフラン(200ml)で洗浄した。濾液を減圧下で蒸発させた。粗(RS)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−フェニル)−プロパン−1−オール8.67gを無色の油状物として得た。生成物の純度からさらに精製することなく次の工程に使用することができた。質量(計算値)C12BrNO[230.106];(実測値)[M+H]=230.232。
A7b: (RS)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−プロパン−1−オール
Figure 0006251249

テトラヒドロフラン中、水素化アルミニウムリチウムを用いた(RS)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステルの還元は、(RS)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−プロパン−1−オールを明黄色の油状物として生成した。生成物の純度からさらに精製することなく次の工程に使用することができた。質量(計算値)C11BrFNO[248.097];(実測値)[M+H]=248.250。
A7c: (RS)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−フェニル)−プロパン−1−オール
Figure 0006251249

ジエチルエーテル中、水素化アルミニウムリチウムを用いた(RS)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸メチルエステルの還元は、(RS)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−フェニル)−プロパン−1−オールを明黄色の油状物として生成した。生成物の純度からさらに精製することなく次の工程に使用することができた。MS(ISP):m/z=170.3[M+H]
A7d: (R)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロパン−1−オール
Figure 0006251249

ジエチルエーテル(120ml)中の(R)−メチル2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロパノエート(3.95g、14.3mmol、Eq:1.00)の溶液に、0℃で、水素化アルミニウムリチウム(652mg、17.2mmol、Eq:1.2)を5回に分けて加えた。氷浴を取り外し、撹拌を室温で2時間続けた。冷却した反応混合物に、水(652mg、652μl、36.2mmol、Eq:2.53)、NaOH(水中15%)(572mg、652μl、14.3mmol、Eq:1.00)及び水(1.96g、1956μl、109mmol、Eq:7.59)(1:1:3系)をシリンジで滴下し、白色の懸濁液が生じるまで混合物を20分間撹拌した。小さじ3杯のNaSOを混合物に加え、これを5分後濾過した。無色のエーテル溶液を蒸発させて、(R)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロパン−1−オール(3.2g、12.9mmol、収率90.2%)を白色の固体として得て、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。MS(ISP):m/z=248.1[M+H]及び250.0[M+2+H]
中間体A8の合成
A8a: (R)−2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2−(4−メトキシ−ベンジルアミノ)−プロパン−1−オール
Figure 0006251249

1,2−ジクロロエタン(145ml)中の(R)−2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロパン−1−オール(9.2g、37.1mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(6.16g、37.1mmol、Eq:1)、続いて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(15.7g、74.2mmol、Eq:2.0)を加えた。反応混合物を23℃で一晩撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO/CHClで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾別し、完全に蒸発させた。残渣を、ヘプタン中0〜50% EtOAcを用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、(R)−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロパン−1−オール(14.1g、35.4mmol、収率95.5%)を明褐色の油状物として得た。質量(計算値)C1821BrFNO[398.27];(実測値)[M+H]=398.0、400.0。
中間体A9の合成
A9a: (R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2−オキシド
Figure 0006251249

ジクロロメタン(258ml)中の(R)−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロパン−1−オール(14.1g、35.4mmol、Eq:1.00)及びピリジン(14.0g、14.3ml、177mmol、Eq:5.0)の溶液に、−78℃で、塩化チオニル(5.05g、3.1ml、42.5mmol、Eq:1.2)を滴下し、撹拌を−78℃で5分間続け、冷却浴を取り外し、混合物を23℃までゆっくり温め、撹拌を20分間続けた。5%クエン酸及び飽和NaHCO溶液で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾別し、完全に蒸発させて、(R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2−オキシド(15.7g、35.3mmol、収率99.8%)を明黄色の油状物として得たが、これはさらに精製する必要はなかった。MS(ISP):m/z=444.1[M+H]及び446.0[M+2+H]
中間体A10の合成
A10a: (R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2,2−ジオキシド
Figure 0006251249

酢酸エチル(120ml)、アセトニトリル(120ml)及び冷水(192ml)中の(R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2−オキシド(15.7g、35.3mmol、Eq:1.00)及び過ヨウ素酸ナトリウム(8.31g、38.9mmol、Eq:1.1)の混合物に、23℃で、塩化ルテニウム(III)(73.3mg、353μmol、Eq:0.01)を加え、この反応混合物を23℃で30分間激しく撹拌した。飽和NaHCO、酢酸エチルで抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾別し、完全に蒸発させた。残渣を、ヘプタン/酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物の分画を回収し、完全に蒸発させ、HVで乾燥させて、(R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2,2−ジオキシド(15.6g、33.9mmol、収率95.9%)を白色の固体として得た。MS(ISN):m/z=458.0[M−H]及び460.0[M+2−H]
中間体A11の合成
A11a: (R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)アセトニトリル
Figure 0006251249

a) 2−メルカプトアセトニトリル: メタノール(280ml)中の市販のS−シアノメチルエタンチオエート[59463−56−8](28.4g、247mmol、Eq:1.00)の溶液に、アルゴン下、Amberlyst(登録商標)15(10.7g、247mmol、Eq:1.00)を加えた。混合物を還流下(70℃)で一晩撹拌した。冷却した反応混合物を、安定化のために2gのAmberlyst(登録商標)15を含有する丸底フラスコに濾過した。次に、溶媒を真空下、周囲温度で蒸発させると、2−メルカプトアセトニトリル(14.35g、196mmol、収率79.6%)が暗褐色の液体として残った。
b) DMF(77.3ml)中の(R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2,2−ジオキシド(5.1g、11.1mmol、Eq:1.00)及び1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(1.91g、2.09ml、16.6mmol、Eq:1.5)の溶液に、23℃で、2−メルカプトアセトニトリル(1.22g、16.6mmol、Eq:1.5)を滴下した。反応混合物を23℃で16時間撹拌した。全ての揮発性物質を高真空下で蒸発させ、得られた残渣を60mlのジクロロメタンと20%(v/v)硫酸溶液(60ml)間で40時間激しく撹拌した。飽和NaHCO溶液をゆっくり加え(pH=8)、次にジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣を、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)アセトニトリル(5.2g、10.9mmol、収率98.3%)を明褐色の油状物として得た。MS(ISP):m/z=453.0[M+H]及び455.2[M+2+H]
中間体A12の合成
A12a: (R)−N−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(シアノメチルチオ)プロパン−2−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
Figure 0006251249

ジクロロメタン(30ml)中の(R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)アセトニトリル(5.2g、11.5mmol、Eq:1.00)及びトリエチルアミン(2.32g、3.2ml、22.9mmol、Eq:2.0)の溶液に、0℃で、ジクロロメタン(5ml)中のトリフルオロ酢酸無水物(3.61g、2.43ml、17.2mmol、Eq:1.5)を滴下した。反応混合物を0℃で20分間、次に23℃で2時間撹拌した。水及びジクロロメタンで抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾別し、完全に蒸発させた。残渣を、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−N−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(シアノメチルチオ)プロパン−2−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(5.9g、10.7mmol、収率93.6%)を褐色の油状物として得た。MS(ISP):m/z=566.1[M+NH及び568.2[M+2+NH
中間体A13の合成
A13a: (R)−N−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(シアノメチルチオ)プロパン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
Figure 0006251249

(R)−N−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(シアノメチルチオ)プロパン−2−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(5.9g、10.7mmol、Eq:1.00)及びトリフルオロ酢酸(73.5g、49.6ml、644mmol、Eq:60)の混合物を23℃で16時間撹拌したところ、暗赤色の溶液が生じた。飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣を、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−N−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(シアノメチルチオ)プロパン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(3.1g、6.99mmol、収率65.1%)を明褐色の油状物として得た。MS(ISN):m/z=396.7[M−H]及び399.0[M+2−H]
中間体A14の合成
A14a: (R)−2−(2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロピルチオ)アセトニトリル
Figure 0006251249

エタノール(30ml)中の(R)−N−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(シアノメチルチオ)プロパン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(3g、6.76mmol、Eq:1.00)の溶液に水素化ホウ素ナトリウム(1.02g、27.1mmol、Eq:4.0)を加え、混合物を23℃で16時間撹拌した。氷冷飽和NHCl溶液に注ぎ、10分間撹拌し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣を、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−2−(2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロピルチオ)アセトニトリル(1.1g、3.63mmol、収率53.6%)を明黄色の油状物として得た。MS(ISP):m/z=303.0[M+H]及び304.9[M+2+H]
中間体A15の合成
A15a: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン
Figure 0006251249

トルエン(20ml)中の(R)−2−(2−アミノ−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロピルチオ)アセトニトリル(1.08g、3.56mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、トリメチルアルミニウム(トルエン中2M)(1.96ml、3.92mmol、Eq:1.1)を滴下した。反応混合物を60℃で2時間撹拌した。反応混合物に0℃で水を加えることによって慎重にクエンチし、次に、1M NaCO溶液及び酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、1.5gの褐色の油状物(139%)を得た。残渣を、ジクロロメタン+ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム(110:10:1)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(720mg、2.37mmol、収率66.7%)を明褐色のゴム状物として得た。MS(ISP):m/z=303.0[M+H]及び305.0[M+2+H]
中間体A16の合成
A16a: (R)−エチル2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)アセテート
Figure 0006251249

DMF(134ml)中の(R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2,2−ジオキシド(10g、21.7mmol、Eq:1.00)及びチオグリコール酸エチル(3.92g、3.57ml、32.6mmol、Eq:1.5)の溶液に、23℃で、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(3.75g、4.09ml、32.6mmol、Eq:1.5)を加えた。反応混合物を23℃で16時間撹拌した。溶液をHVで蒸発させた。得られた残渣を100mlのジクロロメタンと20%(v/v)硫酸溶液(100ml)間で一晩かけて激しく撹拌した。飽和NaHCO溶液をゆっくり加え(pH=8)、次に、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(14.4g、132%)を得た。残渣で、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いた70gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−エチル2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)アセテート(10.9g、21.8mmol、収率100%)を明黄色の油状物として得た。MS(ISP):m/z=500.2[M+H]及び502.2[M+2+H]
A16b: (R)−エチル2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)−2−メチルプロパノエート
Figure 0006251249

a) エチル2−(アセチルチオ)−2−メチルプロパノエート: アセトン(150ml)中のエチル2−ブロモ−2−メチルプロパノエート(5g、3.81ml、25.6mmol、Eq:1.00)の溶液に、チオ酢酸カリウム(3.22g、28.2mmol、Eq:1.10)を23℃で加えた。混合物を60℃で2.5時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、橙色の固体をジクロロメタンに再溶解し、水で洗浄し、有機層をNaSOで乾燥させて、濾別した。溶媒を真空下で除去したところ、エチル2−(アセチルチオ)−2−メチルプロパノエート(5.01g、25.0mmol、収率97.6%)が黄色の油状物として残った。粗生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。
b) エチル2−メルカプト−2−メチルプロパノエート: メタノール(150ml)中のエチル2−(アセチルチオ)−2−メチルプロパノエート(3.02g、15.9mmol、Eq:1.00)の溶液に、ナトリウムメトキシド(858mg、15.9mmol、Eq:1.00)を23℃で加えた。混合物を23℃で4時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、ジクロロメタンに再溶解し、水で洗浄し、NaSOで乾燥させて、濾別した。溶媒を真空下で除去したところ、エチル2−メルカプト−2−メチルプロパノエートと対応するジスルフィドの混合物として生成物(1.77g)が明褐色の油状物として残り、これをさらに精製することなくそのまま使用した。
c) DMF(20ml)中の(R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2,2−ジオキシド(2g、4.34mmol、Eq:1.00)及びエチル2−メルカプト−2−メチルプロパノエート(966mg、966μl、6.52mmol、Eq:1.5)の溶液に、23℃で、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(751mg、819μl、6.52mmol、Eq:1.5)及びトリ−n−ブチルホスフィン(1.32g、1.61ml、6.52mmol、Eq:1.5)を加え、反応混合物を23℃で16時間撹拌した。溶液をHVで蒸発させた。得られた残渣を50mlのジクロロメタンと20%(v/v)硫酸溶液(50ml)間で一晩かけて激しく撹拌した。飽和NaHCO溶液及び1M NaCO溶液をゆっくり加え(pH=9)、次に、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、黄色の油状物(3.51g)を得た。残渣で、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いた70gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−エチル2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)−2−メチルプロパノエート(2.3g、4.35mmol、収率100%)を無色の油状物として得た。MS(ISP):m/z=528.2[M+H]及び530.2[M+2+H]
A16c: (R)−エチル1−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)シクロブタンカルボキシレート
Figure 0006251249

a) エチル1−(アセチルチオ)シクロブタンカルボキシレート: アセトン(48.3ml)中の市販のエチル1−ブロモシクロブタンカルボキシレート(5g、24.1mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、チオ酢酸カリウム(3.03g、26.6mmol、Eq:1.1)を加え、反応混合物を還流下でさらに30時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣をジエチルエーテル及び水で抽出した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で、ヘプタン中0〜10%酢酸エチルを用いた70gシリカゲルクロマトグラフィーを2回行って、エチル1−(アセチルチオ)シクロブタンカルボキシレート(1.4g、6.3mmol、収率26.1%)を褐色の液体として得た。
b) エチル1−メルカプトシクロブタンカルボキシレート: メタノール(70ml)中のエチル1−(アセチルチオ)シクロブタンカルボキシレート(1.4g、6.92mmol、Eq:1.00)の溶液に、ナトリウムメトキシド(374mg、6.92mmol、Eq:1.00)を23℃で加えた。混合物を23℃で16時間撹拌した。水及び飽和NaCl溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾別した。溶媒を真空下で除去したところ、褐色の油状物が残った。粗生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。
c) DMF(21.7ml)中の(R)−4−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−4−メチル−[1,2,3]オキサチアゾリジン2,2−ジオキシド(2g、4.34mmol、Eq:1.00)及びエチル1−メルカプトシクロブタンカルボキシレート(1.04g、6.52mmol、Eq:1.5)の溶液に、23℃で、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(751mg、819μl、6.52mmol、Eq:1.5)及びトリ−n−ブチルホスフィン(1.32g、1.61ml、6.52mmol、Eq:1.5)を加え、反応混合物を23℃で20時間撹拌した。溶液をHVで蒸発させた。得られた残渣を40mlのジクロロメタンと20%(v/v)硫酸溶液(40ml)間で一晩かけて激しく撹拌した。飽和NaHCO溶液及び1M NaCO溶液をゆっくり加え(pH=10)、次に、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、褐色の油状物(3.32g)を得た。残渣で、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いた70gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−エチル1−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)シクロブタンカルボキシレート(1.98g、3.66mmol、収率84.3%)を明黄色の油状物として得た。MS(ISP):m/z=540.2[M+H]及び542.3[M+2+H]
中間体A17の合成
A17a: (R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)酢酸
Figure 0006251249

テトラヒドロフラン(20ml)、メタノール(10ml)、水(5ml)中の(R)−エチル2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)アセテート(3g、5.99mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、水酸化リチウム(287mg、12.0mmol、Eq:2.0)を加えた。無色の反応溶液を23℃で2時間撹拌した。反応混合物を1N HCl(12.0ml、12.0mmol、Eq:2.0)で中和し(pH=5〜6)、蒸発させた。残渣をジクロロメタン/メタノール(9:1)でトリチュレートし、固体NaSOを加えた。固体を濾別し、濾液を蒸発乾固して、粗(R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)酢酸(3.2g、6.1mmol、収率102%)を白色の泡状物として得て、これをさらに精製することなく使用した。MS(ISN):m/z=470.6[M−H]及び472.5[M+2−H]
A17b: (R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)−2−メチルプロパン酸
Figure 0006251249

エタノール(35.7ml)中の(R)−エチル2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)−2−メチルプロパノエート(3g、5.68mmol、Eq:1.00)の溶液に、3N NaOH(3.78ml、11.4mmol、Eq:2.0)を加えた。反応混合物を70℃で2時間撹拌した。1N HCl(11.4ml、11.4mmol、Eq:2.0)を23℃で反応混合物に加え(pH=5〜6)、蒸発させた。残渣をジクロロメタン/メタノール(9:1)でトリチュレートし、固体NaSOを加えた。混合物を濾別した。濾液を蒸発乾固して、粗(R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)−2−メチルプロパン酸(2.6g、5.2mmol、収率91.5%)をオフホワイトの泡状物として得て、これをさらに精製することなく使用した。MS(ISP):m/z=500.0[M+H]及び502.3[M+2+H]
A17c: (R)−1−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)シクロブタンカルボン酸
Figure 0006251249

エタノール(50ml)中の(R)−エチル1−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)シクロブタンカルボキシレート(2g、3.7mmol、Eq:1.00)の溶液に、3N NaOH(2.47ml、7.4mmol、Eq:2.0)を加えた。反応溶液を70℃で2時間撹拌した。1N HCl(7.4ml、7.4mmol、Eq:2.0)を23℃で反応混合物に加えた(pH=5〜6)。蒸発させた後、残渣をジクロロメタン/メタノール(9:1)でトリチュレートし、固体NaSOを加えた。固体を濾別し、濾液を蒸発乾固して、粗(R)−1−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)シクロブタンカルボン酸(1.8g、3.51mmol、収率94.9%)を白色の泡状物として得て、これをさらに精製することなく使用した。MS(ISP):m/z=512.4[M+H]及び514.4[M+2+H]
中間体A18の合成
A18a: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−メチルチオモルホリン−3−オン
Figure 0006251249

酢酸エチル(194ml)中の(R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)酢酸(3.3g、6.99mmol、Eq:1.00)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.71g、3.66ml、21.0mmol、Eq:3.0)の溶液に、23℃で、1−プロパンホスホン酸環状無水物(酢酸エチル中50%溶液)(6.67g、6.23ml、10.5mmol、Eq:1.5)を加え、無色の反応溶液を23℃で2時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、ほぼ純粋な(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−メチルチオモルホリン−3−オン(2.95g、6.49mmol、収率92.9%)を無色の油状物として得て、これを冷蔵庫内で結晶化させ、さらに精製することなく使用した。MS(ISP):m/z=454.0[M+H]及び456.1[M+2+H]
A18b: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−2,2,5−トリメチルチオモルホリン−3−オン
Figure 0006251249

酢酸エチル(104ml)中の(R)−2−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)−2−メチルプロパン酸(2.6g、5.2mmol、Eq:1.00)及びジイソプロピルエチルアミン(2.01g、2.72ml、15.6mmol、Eq:3.0)の溶液に、23℃で、1−プロパンホスホン酸環状無水物(酢酸エチル中50%溶液)(4.96g、4.63ml、7.79mmol、Eq:1.5)を加えた。無色の反応溶液を23℃で2時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、ほぼ純粋な粗(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−2,2,5−トリメチルチオモルホリン−3−オン(2.45g、5.08mmol、収率97.7%)を無色の油状物として得て、これを冷蔵庫内で結晶化させた。MS(ISP):m/z=482.0[M+H]及び484.3[M+2+H]
A18c: (R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−8−(2,4−ジメトキシベンジル)−7−メチル−5−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−オン
Figure 0006251249

酢酸エチル(70.3ml)中の(R)−1−(2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピルチオ)シクロブタンカルボン酸(1.8g、3.51mmol、Eq:1.00)及びジイソプロピルエチルアミン(1.36g、1.84ml、10.5mmol、Eq:3.0)の溶液に、23℃で、1−プロパンホスホン酸環状無水物(酢酸エチル中50%溶液)(3.35g、3.08ml、5.27mmol、Eq:1.5)を加えた。無色の反応溶液を23℃で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、純粋な粗(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−8−(2,4−ジメトキシベンジル)−7−メチル−5−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−オン(1.75g、3.54mmol、収率101%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=494.0[M+H]及び496.4[M+2+H]
中間体A19の合成
A19a: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン
Figure 0006251249

メタノール(100ml)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−メチルチオモルホリン−3−オン(2.95g、6.49mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、Oxone(登録商標)(7.98g、13.0mmol、Eq:2.00)を加えた。反応混合物を23℃で16時間撹拌した。反応混合物に0℃で水を加えることによって慎重にクエンチし、次に、10mlの希釈NaHSO溶液、飽和NaHCO溶液及び酢酸エチルを加えた。激しい撹拌を10分間続けた。有機層を分離し、水で洗浄し、次に、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて黄色の油状物を得て、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(3g、6.17mmol、収率95.0%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=486.2[M+H]及び488.1[M+2+H]
A19b: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン
Figure 0006251249

メタノール(60ml)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−2,2,5−トリメチルチオモルホリン−3−オン(2.45g、5.08mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、Oxone(登録商標)(6.24g、10.2mmol、Eq:2.00)を加えた。反応混合物を23℃で16時間撹拌した。反応混合物に0℃で水を加えることによって慎重にクエンチした。10mlの希釈NaHSO溶液、飽和NaHCO溶液及び酢酸エチルを加えた。激しい撹拌を10分間続けた。有機層を分離し、水で洗浄し、次に、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、ほぼ純粋な粗(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(2.47g、4.80mmol、収率94.5%)を橙色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=514.2[M+H]及び516.3[M+2+H]
A19c: (R)−2,2−ジアリル−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン
Figure 0006251249

アセトン(8ml)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(1g、2.06mmol、Eq:1.00)の溶液に、臭化アリル(547mg、391μl、4.52mmol、Eq:2.2)、次に、炭酸カリウム(853mg、6.17mmol、Eq:3.0)を加えた。反応懸濁液を密閉管中で4日間撹拌した。水及び酢酸エチルで抽出し、有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固した。残渣で、ヘプタン中0%〜50%酢酸エチルを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−2,2−ジアリル−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(620mg、1.09mmol、収率53.2%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=566.2[M+H]及び568.1[M+2+H]
A19d: (R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−9−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−オン
Figure 0006251249

ジクロロメタン(20.3ml)中の(R)−2,2−ジアリル−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(610mg、1.08mmol、Eq:1.00)の溶液に、アルゴン下、[1,3−ビス−(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリジニリデン]ジクロロ(フェニルメチレン)(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム(グラブスII触媒)(45.7mg、53.8μmol、Eq:0.05)を加えた。反応混合物を還流下で4時間撹拌した。蒸発させ、ヘプタン中0%〜50%酢酸エチルを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−9−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−オン(460mg、854μmol、収率79.3%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=538.2[M+H]及び540.2[M+2+H]
A19e: (R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−オン
Figure 0006251249

メタノール(50ml)中の(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−8−(2,4−ジメトキシベンジル)−7−メチル−5−チア−8−アザスピロ[3.5]ノナン−9−オン(1.7g、3.44mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、Oxone(登録商標)(4.23g、6.88mmol、Eq:2.00)を加えた。反応混合物を23℃で24時間撹拌した。反応混合物に0℃で水を加えることによって慎重にクエンチし、10mlの希釈NaHSO溶液、飽和NaHCO溶液及び酢酸エチルを加えた。激しい撹拌を10分間続けた。有機層を分離し、水で洗浄し、次に、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−オン(1.9g、3.25mmol、収率94.5%)をオフホワイトの泡状物として得た。MS(ISP):m/z=526.4[M+H]及び528.3[M+2+H]
中間体A20の合成
A20a: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン
Figure 0006251249

(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−4−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(251mg、516μmol、Eq:1.00)及びトリフルオロ酢酸(5.88g、3.98ml、51.6mmol、Eq:100)の混合物を23℃で16時間撹拌した。1M NaCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で、ジクロロメタン/酢酸エチル(9:1)を用いた5gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(116mg、345μmol、収率66.9%)を白色の固体として得た。MS(ISN):m/z=334.0[M−H]及び336.0[M+2−H]
A20b: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン
Figure 0006251249

(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(2.1g、4.08mmol、Eq:1.00)及びトリフルオロ酢酸(46.5g、31.5ml、408mmol、Eq:100)の混合物を23℃で撹拌した。1時間後、トリフルオロメタンスルホン酸(1.23g、725μl、8.16mmol、Eq:2.0)を加え、撹拌を2時間続けた。1M NaCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で、ヘプタン/酢酸エチル(1:1)を用いた70gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(1.4g、3.84mmol、収率94.2%)をオフホワイトの固体として得た。MS(ISP):m/z=364.0[M+H]及び366.3[M+2+H]
A20c: (R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−オン
Figure 0006251249

(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−9−(2,4−ジメトキシ−ベンジル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−オン(450mg、836μmol、Eq:1.00)及びトリフルオロ酢酸(9.53g、6.44ml、83.6mmol、Eq:100)の混合物を23℃で撹拌した。1時間後、トリフルオロメタンスルホン酸(251mg、148μl、1.67mmol、Eq:2.0)を加え、暗赤色の溶液を2時間撹拌した。1M NaCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で、ヘプタン/酢酸エチル(1:1)を用いた10gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−オン(340mg、788μmol、収率94.3%)を白色の固体として得た。MS(ISP):m/z=388.1[M+H]及び390.2[M+2+H]
A20d: (R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−オン
Figure 0006251249

RO6883781−000−001(1.9g、3.25mmol、Eq:1.00)及びトリフルオロ酢酸(29.6g、20.0ml、260mmol、Eq:80)の混合物を23℃で撹拌した。1時間後、トリフルオロメタンスルホン酸(975mg、577μl、6.5mmol、Eq:2.0)を加え、暗赤色の溶液の撹拌を2時間続けた。1M NaCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で、ヘプタン/酢酸エチル(1:1)を用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−オン(1.1g、2.92mmol、収率90.0%)を明赤色の固体として得た。MS(ISP):m/z=376.0[M+H]及び378.4[M+2+H]
中間体A21の合成
A21a: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−チオン
Figure 0006251249

ジオキサン(72.3ml)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(3.11g、9.25mmol、Eq:1.00)の溶液に、ローソン試薬(2.99g、7.4mmol、Eq:0.8)を23℃で加えた。混合物を80℃で2時間撹拌した。飽和NaHCO溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて、濾別した。溶媒を真空下で除去したところ、黄色の油状物(5.8g)が残り、これをヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いた50gシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−チオン(2.7g、7.67mmol、収率82.9%)を明黄色の泡状物として得た。MS(ISN):m/z=350.1[M−H]及び352.2[M+2−H]
A21b: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−チオン
Figure 0006251249

ジオキサン(29.5ml)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−オン(1.4g、3.84mmol、Eq:1.00)の溶液に、ローソン試薬(3.10g、7.68mmol、Eq:2.00)を加えた。反応混合物を80℃で10時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、明黄色の油状物を得た。残渣で、ヘプタン中酢酸エチルを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−チオン(1.3g、3.42mmol、収率88.9%)を明黄色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=380.0[M+H]及び382.3[M+2+H]
A21c: (R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−チオン
Figure 0006251249

ジオキサン(10ml)中の(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−オン(410mg、1.06mmol、Eq:1.00)及びローソン試薬(427mg、1.06mmol、Eq:1.00)の混合物を80℃で2時間撹拌した。追加のローソン試薬(427mg、1.06mmol、Eq:1.00)を加え、撹拌を85℃で16時間続けた。追加のローソン試薬(427mg、1.06mmol、Eq:1.00)を加え、撹拌を95℃で6時間続けた。反応混合物を飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、明黄色の油状物を得た。残渣で、ジクロロメタン/ヘプタンを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−チオン(305mg、754μmol、収率71.4%)を明黄色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=404.1[M+H]及び406.2[M+2+H]
A21d: (R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−チオン
Figure 0006251249

ジオキサン(50ml)中の(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−オン(1.1g、2.92mmol、Eq:1.00)の溶液に、ローソン試薬(1.18g、2.92mmol、Eq:1.00)を加えた。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。追加のローソン試薬(1.55g、3.84mmol、Eq:1.00)を加え、撹拌を80℃で8時間続けた。反応混合物を飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、明黄色の油状物を得た。残渣で、ヘプタン中0〜50%酢酸エチルを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−チオン(1.05g、2.68mmol、収率91.5%)を明黄色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=392.0[M+H]及び394.3[M+2+H]
中間体A22の合成
A22a: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

アンモニア(MeOH中7M)(47.2g、60ml、420mmol、Eq:54.8)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−チオン(2.7g、7.67mmol、Eq:1.00)の混合物を、密閉管中、60℃で5時間撹拌した。黄色の溶液を蒸発させ、次に、ヘプタン中0〜80%酢酸エチルを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(1.78g、5.31mmol、収率69.3%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=335.0[M+H]及び337.0[M+2+H]
A22b: (R)−5−(2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

メタノール(150ml)及びメタノール中7Mアンモニア(959μl、6.71mmol、Eq:3)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(750mg、2.24mmol、Eq:1.00)の溶液に、室温で、Pd/C(238mg、224μmol、Eq:0.1)を加え、混合物を室温で2時間水素化した。ジクロロメタン及び多少の25%水酸化アンモニウム溶液で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾別し、完全に蒸発させ、HVで乾燥させて、(R)−5−(2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(497mg、1.94mmol、収率86.7%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=257.1[M+H]
A22c: (R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−3−チオン(1.28g、3.37mmol、Eq:1.00)及びアンモニア(MeOH中7N)(38.5ml、269mmol、Eq:80)の混合物を、密閉管中、60℃で20時間撹拌した。酢酸エチル/飽和NaHCO溶液で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で酢酸エチルを用いたクロマトグラフィーを行って、(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(1g、2.75mmol、収率81.8%)を白色の固体として得た。MS(ISP):m/z=363.3[M+H]及び365.3[M+2+H]
A22d: (R)−5−(2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

メタノール(80ml)及びアンモニア(MeOH中7M)(1.18ml、8.26mmol、Eq:3.0)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(1g、2.75mmol、Eq:1.00)の溶液に、不活性雰囲気下、23℃で、Pd/C 10%(293mg、275μmol、Eq:0.1)を加え、懸濁液を水素(バルーン)下に設置し、23℃で2時間撹拌した。触媒を濾別し、メタノールで3回洗浄し、蒸発させた。残渣をジクロロメタン/飽和NaHCO溶液で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、純粋な(R)−5−(2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(760mg、2.67mmol、収率97.1%)を白色の固体として得た。MS(ISP):m/z=285.4[M+H]
A22e: (R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2,9−ジエン−10−イルアミン
Figure 0006251249

(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2−エン−10−チオン(300mg、742μmol、Eq:1.00)及びアンモニア(MeOH中7N)(7.87g、10ml、70.0mmol、Eq:94.3)の混合物を、密閉管中、60℃で48時間撹拌した。酢酸エチル及び飽和NaHCO溶液で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で酢酸エチルを用いたクロマトグラフィーを行って、(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2,9−ジエン−10−イルアミン(249mg、643μmol、収率86.7%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=387.3[M+H]及び389.3[M+2+H]
A22f: (R)−8−(2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン
Figure 0006251249

メタノール(10ml)及びアンモニア(MeOH中7N)(271μl、1.9mmol、Eq:3.0)中の(R)−8−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−2,9−ジエン−10−イルアミン(245mg、633μmol、Eq:1.00)の溶液に、不活性雰囲気下、23℃で、Pd/C10%(67.3mg、63.3μmol、Eq:0.1)を加えた。懸濁液を水素(バルーン)下に設置し、23℃で2時間撹拌した。触媒を濾別し、メタノールで3回洗浄し、蒸発させた。残渣をジクロロメタン及び飽和NaHCO溶液で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、純粋な(R)−8−(2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン(175mg、564μmol、収率89.1%)を白色の固体として得た。MS(ISP):m/z=311.5[M+H]
A22g: (R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン
Figure 0006251249

(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノナン−9−チオン(1.05g、2.68mmol、Eq:1.00)及びアンモニア(MeOH中7N)(19.1ml、134mmol、Eq:50)の混合物を、密閉管中、60℃で40時間撹拌した。酢酸エチル及び飽和NaHCO溶液で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣で酢酸エチルを用いた20gシリカゲルクロマトグラフィーを行って、(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(560mg、1.49mmol、収率55.8%)を白色の固体として得た。MS(ISP):m/z=375.0[M+H]及び377.4[M+2+H]
A22h: (R)−7−(2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン
Figure 0006251249

メタノール(50ml)及びアンモニア(MeOH中7N)(634μl、4.44mmol、Eq:3.0)中の(R)−7−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(555mg、1.48mmol、Eq:1.00)の溶液に、不活性雰囲気下、23℃で、Pd/C10%(157mg、148μmol、Eq:0.1)を加えた。懸濁液を水素(バルーン)下に設置し、23℃で2時間撹拌した。触媒を濾別し、メタノール/ジクロロメタン(1:1)で3回洗浄し、蒸発させた。残渣をジクロロメタン及び飽和NaHCO溶液で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、純粋な(R)−7−(2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(385mg、1.3mmol、収率87.8%)を白色の固体として得た。MS(ISP):m/z=297.5[M+H]
中間体A23の合成
A23a: (R)−5−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

濃硫酸(14.8g、8.06ml、151mmol、Eq:78)中の(R)−5−(2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(497mg、1.94mmol、Eq:1.00)の溶液に、0℃で、100%硝酸(189mg、134μl、3.01mmol、Eq:1.55)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌した。飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層をNaSOで乾燥させた。溶媒を真空下で除去したところ、(R)−5−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(584mg、1.94mmol、収率100%)が明黄色の油状物として残った。MS(ISP):m/z=302.1[M+H]
A23b: (R)−5−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

(R)−5−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(760mg、2.67mmol、Eq:1.00)を濃硫酸(13.1g、7.12ml、134mmol、Eq:50)に溶解し、次に、0℃で、発煙硝酸(253mg、179μl、4.01mmol、Eq:1.5)を滴下した。明褐色の溶液を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷に注ぎ、3N NaOHで塩基性化し、続いて、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固して、純粋な粗(R)−5−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(950mg、2.74mmol、収率103%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=328.4[M+H]
A23c: (R)−8−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン
Figure 0006251249

(R)−8−(2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン(172mg、554μmol、Eq:1.00)を濃硫酸(2.72g、1.48ml、27.7mmol、Eq:50)に溶解し、次に、0℃で、発煙硝酸(52.4mg、37.1μl、831μmol、Eq:1.5)を滴下した。明褐色の溶液を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷に注ぎ、3N NaOHで塩基性化し、続いて、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固して、純粋な粗(R)−8−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン(210mg、591μmol、収率107%)をオフホワイトの泡状物として得た。MS(ISP):m/z=356.5[M+H]
A23d: (R)−7−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン
Figure 0006251249

(R)−7−(2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(385mg、1.3mmol、Eq:1.00)を濃硫酸(6.37g、3.46ml、65.0mmol、Eq:50)に溶解した。0℃で、発煙硝酸(123mg、87.1μl、1.95mmol、Eq:1.5)を滴下した。明褐色の溶液を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷に注ぎ、3N NaOHで塩基性化し、続いて、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固して、純粋な粗(R)−7−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(470mg、1.38mmol、収率106%)を明褐色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=342.1[M+H]
中間体A24の合成
A24a: (R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

エタノール(45ml)、トリエチルアミン(196mg、270μl、1.94mmol、Eq:1.00)及びPd/C(206mg、194μmol、Eq:0.1)中の(R)−5−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(584mg、1.94mmol、Eq:1.00)の溶液を室温で1時間水素化した。触媒を濾別し、エタノールで洗浄し、濾液を蒸発させ、HVで乾燥させて、(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(460mg、1.7mmol、収率87.5%)をオフホワイトの泡状物として得た。MS(ISP):m/z=272.4[M+H]
A24b: (R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン
Figure 0006251249

エタノール(50ml)中の(R)−5−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(950mg、2.88mmol、Eq:1.00)の溶液に、不活性雰囲気下、23℃で、トリエチルアミン(292mg、402μl、2.88mmol、Eq:1.00)、不活性化(inertisation)後、Pd/C 10%(307mg、288μmol、Eq:0.1)を加えた。懸濁液を水素(バルーン)下に設置し、23℃で1時間撹拌した。触媒を濾別し、エタノールならびにジクロロメタンとメタノールの混合物で3回洗浄し、合わせた濾液を蒸発させて、ほぼ純粋な粗(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(760mg、2.54mmol、収率88.0%)をオフホワイトの固体として得た。MS(ISP):m/z=300.3[M+H]
A24c: (R)−8−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン
Figure 0006251249

エタノール(10ml)中の(R)−8−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン(210mg、591μmol、Eq:1.00)の溶液に、不活性雰囲気下、23℃で、トリエチルアミン(59.8mg、82.4μl、591μmol、Eq:1.00)、不活性化後、Pd/C10%(62.9mg、59.1μmol、Eq:0.1)を加えた。懸濁液を水素(バルーン)下に設置し、23℃で1時間撹拌した。触媒を濾別し、エタノールで3回洗浄し、蒸発させて、ほぼ純粋な粗(R)−8−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン(182mg、559μmol、収率94.7%)をオフホワイトの泡状物として得た。MS(ISP):m/z=326.5[M+H]
A24d: (R)−7−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン
Figure 0006251249

エタノール(10ml)中の(R)−7−(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(470mg、1.38mmol、Eq:1.00)の溶液に、不活性雰囲気下、23℃で、トリエチルアミン(139mg、192μl、1.38mmol、Eq:1.00)、不活性化後、Pd/C10%(62.9mg、59.1μmol、Eq:0.1)を加えた。懸濁液を水素(バルーン)下に設置し、23℃で1時間撹拌した。触媒を濾別し、エタノールで3回洗浄し、蒸発させて、粗(R)−7−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(345mg、1.11mmol、収率80.5%)を明褐色の固体として得た。MS(ISP):m/z=312.5[M+H]
中間体A25の合成
A25a: (R)−N−(ビス(4−メトキシフェニル)(フェニル)メチル)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン
Figure 0006251249

ジクロロメタン(30.0ml)中の(R)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(910mg、3mmol、Eq:1.00)及びトリエチルアミン(607mg、836μl、6.00mmol、Eq:2)の溶液に、23℃で、4,4’−ジメトキシトリチルクロリド(1.12g、3.3mmol、Eq:1.1)を加え、混合物を23℃で2時間撹拌した。溶液を真空下で濃縮し、そのままn−ヘプタン及び酢酸エチルを用いたシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーに供して、(R)−N−(ビス(4−メトキシフェニル)(フェニル)メチル)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(1.67g、2.76mmol、収率91.9%)をオフホワイトの泡状物として得た。MS(ISP):m/z=605.1[M+H]及び607.2[M+2+H]
中間体A26の合成
A26a: (R)−N−(ビス(4−メトキシフェニル)(フェニル)メチル)−5−(5−(ジフェニルメチレンアミノ)−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン
Figure 0006251249

トルエン(22.0ml)中の(R)−N−(ビス(4−メトキシフェニル)(フェニル)メチル)−5−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(1.67g、2.76mmol、Eq:1.00)、ナトリウムtert−ブトキシド(795mg、8.27mmol、Eq:3)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加体(85.6mg、82.7μmol、Eq:0.03)及び2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(117mg、276μmol、Eq:0.1)の混合物に、23℃で、ベンゾフェノンイミン(1.00g、926μl、5.52mmol、Eq:2)を加え、この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、105℃で5時間撹拌した。水及び酢酸エチルで抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾別し、完全に蒸発させた。粗物質を、n−ヘプタン及び酢酸エチルを用いたシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、(R)−N−(ビス(4−メトキシフェニル)(フェニル)メチル)−5−(5−(ジフェニルメチレンアミノ)−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(1.59g、2.25mmol、収率81.7%)を黄色の油状物として得た。MS(ISP):m/z=706.3[M+H]
中間体A27の合成
A27a: (R)−5−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン
Figure 0006251249

ジクロロメタン(80ml)中の(R)−N−(ビス(4−メトキシフェニル)(フェニル)メチル)−5−(5−(ジフェニルメチレンアミノ)−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(1.59g、2.25mmol、Eq:1.00)の溶液に、23℃で、TFA(12.8g、8.68ml、113mmol、Eq:50)を滴下し、得られた赤色の溶液を23℃で3時間撹拌し、次に、ジオキサン(80ml)、続いて、1M塩酸(2.25ml、2.25mmol、Eq:1.00)を加え、撹拌を23℃で2時間続けた。25%水酸化アンモニウム溶液に注ぎ、ジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させて、濾別し、完全に蒸発させた。粗物質を、最初に全ての非極性副生成物を除去するために酢酸エチルを用いて、次に、メタノール中7Mアンモニアを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(150mg、627μmol、収率27.8%)を明褐色の固体として得た。MS(ISP):m/z=240.1[M+H]
中間体A31の合成
A31a: (R,E)−N−(1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
Figure 0006251249

市販の1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノン(140g、645mmol、Eq:1.0)[CAS No.477−89−3]、(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(78.2、645mmol、Eq:1.0)及びチタン(IV)エトキシド(221g、204ml、968mmol、Eq:1.5)をテトラヒドロフラン(1.19l)に溶解し、混合物を75℃まで加熱し、この温度で一晩撹拌した。混合物を50℃まで冷まし、飽和酒石酸カリウムナトリウム溶液(1.17l、2.58mol、Eq:4)を加え、混合物をこの温度で1.5時間撹拌した。混合物をTBMEで希釈し、層を分離し、有機層を硫酸(0.05M、2.36l、118mmol、Eq:0.183)、飽和NaCO溶液(645ml、645mmol、Eq:1.00)及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を蒸発させると、暗橙色の固体が残り、これをn−ヘプタンでトリチュレートすることによって精製して、第一のバッチ(144.7g)をオフホワイトの固体として得た。ペンタンでトリチュレートすることによって母液から別のバッチ(23.0g)を得て、n−ヘプタン/酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによってさらに別のバッチを得た。合計で(R,E)−N−(1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(180.7g、564mmol、収率87.5%)をオフホワイトの固体として得た。MS(ISP):m/z=320.3[M+H]及び322.0[M+2+H]
中間体A32の合成
A32a: (R)−N−((R)−1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−シアノエチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
Figure 0006251249

シアン化ジエチルアルミニウム(トルエン中1M、45.25ml、45.25mmol)の溶液に、23℃で、イソプロパノール(2.314ml、30.17mmol)を加え、混合物を23℃で30分間撹拌した。得られた溶液を、15分以内に、テトラヒドロフラン(452ml)中の(R,E)−N−(1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(9.66g、30.17mmol)の溶液に−78℃で滴下し、撹拌を5分間続け、次に、−10℃までゆっくり温めて、−10℃で5.5時間撹拌した。飽和NaHCO溶液に注ぎ、沈殿物を濾別し、酢酸エチルで洗浄し、有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を真空下で除去したところ、黄色の油状物(11.38g、d.r.9.9:1)が残り、これを2−メチルテトラヒドロフラン及びn−ヘプタンから結晶化によって精製して、第一のバッチ(4.80g)を得て、ジクロロメタン/TBME(95:5)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって母液から第二のバッチを得た(2.24g)。合計で(R)−N−((R)−1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−シアノエチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(7.04g、67%)をオフホワイトの固体として得た。MS(ISP):m/z=347.1[M+H]及び349.0[M+2+H]
実施例1
(R)−N−(3−(5−アミノ−3−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノピコリンアミド
メタノール(5ml)中の5−シアノピリジン−2−カルボン酸(28.8mg、194μmol、Eq:1.00)の溶液に、0℃で、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド水和物(64.5mg、233μmol、Eq:1.2)を加えた。無色の溶液を0℃で30分間撹拌し、次に、メタノール(5ml)中の(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−アミン(50mg、194μmol、Eq:1.00)の溶液をシリンジで滴下した。反応混合物を23℃で18時間撹拌した。飽和NaHCO溶液及び酢酸エチルで抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾別し、完全に蒸発させた。粗物質を、酢酸エチル及びメタノール、次に、酢酸エチル/メタノール/水酸化アンモニウムを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−N−(3−(5−アミノ−3−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノピコリンアミド(64mg、173.3μmol、収率89.1%)を明黄色の固体として得た。MS(ISP):m/z=370.0[(M+H)]。
実施例2
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
方法a): ジクロロメタン(2ml)中の(R)−N−(3−(5−アミノ−3−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン−3−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノピコリンアミド(10mg、27.1μmol、Eq:1.00)の溶液に、0℃で、m−CPBA(80.1mg、325μmol、Eq:4)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。全ての揮発性物質を真空下で除去し、残渣を分取HPLCによって精製して、5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド(3mg、28%、純度約50%)を白色の固体として得た。MS(ISP):m/z=402.0[(M+H)]。
方法b): メタノール(6ml)中の5−シアノピコリン酸(69.1mg、466μmol、Eq:1.1)の溶液に、0℃で、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド水和物(187mg、636μmol、Eq:1.5)を加え、混合物を0℃で15分間撹拌した。メタノール(6ml)中の(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(115mg、424μmol、Eq:1.00)を加え、23℃で一晩撹拌した。飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層をNaSOで乾燥させた。溶媒を真空下で除去したところ、褐色の油状物が残った。粗物質を、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(10g):最初に酢酸エチルで洗浄し、次に、メタノール中5%の7Mアンモニア溶液を加えることによって精製して、5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド(63mg、157μmol、収率37.0%)を明黄色の固体として得た。MS(ISP):m/z=402.4[(M+H)]。
実施例3
5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
5−クロロピコリン酸(73.5mg、466μmol、Eq:1.1)及び(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(115mg、424μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(80mg、195μmol、収率45.9%)を明黄色の固体として得た。MS(ISP):m/z=411.4[(M+H)]及び413.2[(M+2+H)]。
実施例4
5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
5−(ジフルオロメトキシ)ピコリン酸(69.7mg、369μmol、Eq:1.00)及び(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(100mg、369μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(85mg、192μmol、収率52.1%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=443.4[(M+H)]。
実施例5
5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
5−クロロピコリン酸(60.8mg、386μmol、Eq:1.1)及び(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(105mg、351μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(150mg、342μmol、収率97.4%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=439.3[(M+H)]及び441.2[(M+2+H)]。
実施例6
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
5−シアノピコリン酸(57.1mg、386μmol、Eq:1.1)及び(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(105mg、351μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(101mg、235μmol、収率67.1%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=430.3[(M+H)]。
実施例7
5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
市販の5−メトキシピラジン−2−カルボン酸(CAS−No.40155−42−8)(43.2mg、281μmol、Eq:1.2)及び(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(70mg、234μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(67mg、154μmol、収率65.8%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=436.5[(M+H)]。
実施例8
5−ジフルオロメチル−ピラジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
市販の5−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−カルボン酸(CAS−No.1174321−06−2)(48.9mg、281μmol、Eq:1.2)及び(R)−5−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,5−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,5,6−テトラヒドロ−1λ6−[1,4]チアジン−3−イルアミン(70mg、234μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(51mg、112μmol、収率47.9%)を明黄色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=456.5[(M+H)]。
実施例9
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
5−シアノピコリン酸(27.3mg、184μmol、Eq:1.2)及び(R)−8−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ6−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−10−イルアミン(50mg、154μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(32mg、70.3μmol、収率45.7%)を白色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=456.5[(M+H)]。
実施例10
5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
5−クロロピコリン酸(48.6mg、308μmol、Eq:1.2)及び(R)−7−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(80mg、257μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(70mg、155μmol、収率60.4%)を明黄色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=451.4[(M+H)]及び453.2[(M+2+H)]。
実施例11
5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
5−シアノピコリン酸(33.1mg、224μmol、Eq:1.2)及び(R)−7−(5−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ6−チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−9−イルアミン(58mg、186μmol、Eq:1.00)から実施例2(方法b)に記載のように調製して、標記化合物(39mg、88.3μmol、収率47.4%)を明黄色の泡状物として得た。MS(ISP):m/z=442.4[(M+H)]。

Claims (30)

  1. 式I:
    Figure 0006251249

    [式中、
    は、
    i)アリール、
    ii)シアノ、シアノ−C1−6−アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルコキシ、ハロゲン−C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル、C2−6−アルキニル−C1−6−アルコキシ、C2−6−アルキニル及びC1−6−アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているアリール、
    iii)ヘテロアリール、及び
    iv)シアノ、シアノ−C1−6−アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルコキシ、ハロゲン−C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、C1−6−アルコキシ−C1−6−アルキル、C2−6−アルキニル−C1−6−アルコキシ、C2−6−アルキニル及びC1−6−アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているヘテロアリール
    からなる群より選択され;
    は、
    i)水素、
    ii)C1−6−アルキル、及び
    iii)ハロゲン
    からなる群より選択され;
    は、
    i)C1−6−アルキル、及び
    ii)ハロゲン−C1−6−アルキル
    からなる群より選択され
    及びRは、一緒になって、1個以上のハロゲンによって場合により置換されているC3−7−シクロアルキル環を形成し;
    xは、0又は2である]
    で表される化合物又はその薬学的に許容しうる塩
    ただし、化合物:
    5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(8−アミノ−6−メチル−4,4−ジオキソ−4λ −チア−7−アザ−スピロ[2.5]オクタ−7−エン−6−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(8−アミノ−6−メチル−4,4−ジオキソ−4λ −チア−7−アザ−スピロ[2.5]オクタ−7−エン−6−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(8−アミノ−6−メチル−4,4−ジオキソ−4λ −チア−7−アザ−スピロ[2.5]オクタ−7−エン−6−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(8−アミノ−6−メチル−4,4−ジオキソ−4λ −チア−7−アザ−スピロ[2.5]オクタ−7−エン−6−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(8−アミノ−6−メチル−4,4−ジオキソ−4λ −チア−7−アザ−スピロ[2.5]オクタ−7−エン−6−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ −チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ −チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ −チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ −チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ −チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(9−アミノ−7−メチル−5,5−ジオキソ−5λ −チア−8−アザ−スピロ[3.5]ノン−8−エン−7−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−トリフルオロメチル−ピラジン−2−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    3,5−ジクロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    イミダゾ[2,1−b]−1,3,4−チアジアゾール−6−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    イミダゾ[2,1−b]−1,3−チアゾール−6−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    1−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸[3−(10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ −チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(11−アミノ−9−メチル−7,7−ジオキソ−7λ −チア−10−アザ−スピロ[5.5]ウンデカ−10−エン−9−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(11−アミノ−9−メチル−7,7−ジオキソ−7λ −チア−10−アザ−スピロ[5.5]ウンデカ−10−エン−9−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(11−アミノ−9−メチル−7,7−ジオキソ−7λ −チア−10−アザ−スピロ[5.5]ウンデカ−10−エン−9−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(11−アミノ−9−メチル−7,7−ジオキソ−7λ −チア−10−アザ−スピロ[5.5]ウンデカ−10−エン−9−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(11−アミノ−9−メチル−7,7−ジオキソ−7λ −チア−10−アザ−スピロ[5.5]ウンデカ−10−エン−9−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、及び
    5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−カルボン酸[3−(11−アミノ−9−メチル−7,7−ジオキソ−7λ −チア−10−アザ−スピロ[5.5]ウンデカ−10−エン−9−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
    を除く
  2. が、ハロゲンである、請求項1に記載の化合物。
  3. が、Fである、請求項1〜2のいずれかに記載の化合物。
  4. が、C1−6−アルキルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
  5. が、メチルである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
  6. 及びRが、一緒になって、シクロブチル又はシクロペンチル環を形成する、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
  7. が、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C1−6−アルキル、ハロゲン−C1−6−アルコキシ及びC1−6−アルコキシから個々に選択される1個の置換基によって置換されているヘテロアリールである、請求項1〜のいずれかに記載の化合物。
  8. が、5−シアノ−ピリジン−2−イル、5−クロロ−ピリジン−2−イル、5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−イル、5−メトキシ−ピラジン−2−イル又は5−ジフルオロメチル−ピラジン−2−イルである、請求項1〜のいずれかに記載の化合物。
  9. xが、2である、請求項1〜のいずれかに記載の化合物。
  10. 式I:
    Figure 0006251249

    [式中、
    は、
    i)アリール、
    ii)シアノ、シアノ−C 1−6 −アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C 1−6 −アルコキシ、ハロゲン−C 1−6 −アルキル、C 1−6 −アルコキシ、C 1−6 −アルコキシ−C 1−6 −アルキル、C 2−6 −アルキニル−C 1−6 −アルコキシ、C 2−6 −アルキニル及びC 1−6 −アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているアリール、
    iii)ヘテロアリール、及び
    iv)シアノ、シアノ−C 1−6 −アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C 1−6 −アルコキシ、ハロゲン−C 1−6 −アルキル、C 1−6 −アルコキシ、C 1−6 −アルコキシ−C 1−6 −アルキル、C 2−6 −アルキニル−C 1−6 −アルコキシ、C 2−6 −アルキニル及びC 1−6 −アルキルから個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているヘテロアリール
    からなる群より選択され;
    は、
    i)水素、
    ii)C 1−6 −アルキル、及び
    iii)ハロゲン
    からなる群より選択され;
    は、
    i)C 1−6 −アルキル、及び
    ii)ハロゲン−C 1−6 −アルキル
    からなる群より選択され;
    は、
    i)C 1−6 −アルキル、及び
    iii)水素
    からなる群より選択され;
    は、
    i)C 1−6 −アルキル、
    ii)ハロゲン−C 1−6 −アルキル、及び
    iii)水素
    からなる群より選択され;
    xは、0又は2である]
    で表される化合物又はその薬学的に許容しうる塩、
    ただし、化合物:
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メチル−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−クロロ−3−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    4−クロロ−N−[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ベンズアミド、
    3,5−ジクロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    3−フルオロ−5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−トリフルオロメチル−ピラジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    2,4−ジフルオロ−N−[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ベンズアミド、
    5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    1−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−ジフルオロメチル−ピラジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メチル−ピラジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    オキサゾール−4−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    イソオキサゾール−5−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6,6−トリメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−6−エチル−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−6−エチル−3,6−ジメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−6−エチル−3,6−ジメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−6−エチル−3,6−ジメチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6−ジメチル−1,1−ジオキソ−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6−ジメチル−1,1−ジオキソ−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6−ジメチル−1,1−ジオキソ−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−フルオロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6−ジメチル−6−(1−メチルエチル)−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6−ジメチル−6−(1−メチルエチル)−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、及び
    5−メトキシ−ピラジン−2−カルボン酸[3−(5−アミノ−3,6−ジメチル−6−(1−メチルエチル)−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ −[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
    を除く
  11. が、ハロゲンである、請求項10に記載の化合物。
  12. が、Fである、請求項10〜11のいずれかに記載の化合物。
  13. が、C 1−6 −アルキルである、請求項10〜12のいずれかに記載の化合物。
  14. が、メチルである、請求項10〜13のいずれかに記載の化合物。
  15. が、C 1−6 −アルキルである、請求項10〜14のいずれかに記載の化合物。
  16. が、メチルである、請求項10〜15のいずれかに記載の化合物。
  17. が、水素である、請求項10〜14のいずれかに記載の化合物。
  18. が、C 1−6 −アルキルである、請求項10〜17のいずれかに記載の化合物。
  19. が、メチルである、請求項10〜18のいずれかに記載の化合物。
  20. が、水素である、請求項10〜17のいずれかに記載の化合物。
  21. が、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C 1−6 −アルキル、ハロゲン−C 1−6 −アルコキシ及びC 1−6 −アルコキシから個々に選択される1個の置換基によって置換されているヘテロアリールである、請求項10〜20のいずれかに記載の化合物。
  22. が、5−シアノ−ピリジン−2−イル、5−クロロ−ピリジン−2−イル、5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−イル、5−メトキシ−ピラジン−2−イル又は5−ジフルオロメチル−ピラジン−2−イルである、請求項10〜21のいずれかに記載の化合物。
  23. xが、2である、請求項10〜22のいずれかに記載の化合物。
  24. 以下:
    5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−ジフルオロメトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド
    −シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、
    5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−5−アミノ−3−メチル−1,1−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−1λ−[1,4]チアジン−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミド、及
    5−シアノ−ピリジン−2−カルボン酸[3−((R)−10−アミノ−8−メチル−6,6−ジオキソ−6λ−チア−9−アザ−スピロ[4.5]デカ−9−エン−8−イル)−4−フルオロ−フェニル]−アミドからなる群より選択される、請求項1〜23のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
  25. 請求項1〜23のいずれかに定義される式Iの化合物を調製するための方法であって、式XIの化合物と式XIの化合物を反応させて、式Iの化合物にすることを含む方法。
    Figure 0006251249

    [式中、x、R、R、R、R及びRは、請求項1〜23のいずれかに定義されるとおりである]
  26. 治療活性物質として使用するための、請求項1〜24のいずれかに記載の式Iの化合物。
  27. β−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更にはアミロイド沈着の増加を特徴とする疾患及び障害、或いはアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための治療活性物質として使用するための、請求項1〜24のいずれかに記載の式Iの化合物。
  28. 請求項1〜24のいずれかに記載の式Iの化合物、並びに薬学的に許容しうる担体及び/又は薬学的に許容しうる助剤を含む、医薬組成物。
  29. アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、請求項1〜24のいずれかに記載の式Iの化合物の使用。
  30. アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置において使用するための請求項28に記載の医薬組成物
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