JP6251064B2 - 穿刺ユニット及び薬液投与ユニット - Google Patents

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本発明は、生体に穿刺可能な針先を有する内針を用いて外針を穿刺する穿刺ユニット、及びこの穿刺ユニットを有する薬液投与ユニットに関する。
従来、インシュリンなどの薬液を生体内へ投与するために使用される装置として、使用者の皮膚に付着させて用いられる携帯型の薬液投与装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載された技術は、生体に貼り付け可能なクレードルと、クレードルに装着された挿入器とを備えている。この特許文献1に記載された技術では、挿入器を使用して内針とカニューレからなる二重構造の穿刺具を生体に穿刺した後、当該挿入器をクレードルから取り外す。そして、その後に、クレードルに所定の薬液等が貯蔵された貯蔵部を装着させることにより、カニューレを介して生体内へ薬液を送出している。
特表2010−531197号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、クレードルから挿入器を取り外す作業は使用者の手作業で行っていた。具体的には、使用者が片方の手でクレードルを押させつつ、もう一方の手でクレードルから挿入器を引っ張ることで、クレードルから挿入器を取り外している。この際、使用者は、両手を使用しながら、穿刺具によって誤って穿刺されることが発生しないように、細心の注意を払わなければならないため、挿入器の取り外し作業は、多大な手間が掛かっていた。
特に、クレードルが腕等に接触させる場合や、使用者が目視し難い体表部位などにクレードルを接触させる場合には、非常に煩雑な作業が強いられていた。その結果、特許文献1に記載された技術では、使用時の利便性が著しく損なわれる、という問題を有していた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、容易に外針を穿刺できると共にクレードル装置から穿刺装置を容易に脱着することができる穿刺ユニット及び薬液投与ユニットを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の穿刺ユニットは、生体の表面に貼り付け可能なクレードル装置と、外針と、穿刺装置と、を備えている。
外針は、クレードル装置を貫通して生体に穿刺される。穿刺装置は、クレードル装置に脱着可能に装着され、生体に外針を穿刺すると共に外針をクレードル装置に取り付ける。また、穿刺装置は、筐体と、穿刺機構と、を備えている。筐体は、クレードル装置に脱着可能に装着される。穿刺機構は、外針を生体に穿刺すると共に外針をクレードル装置に取り付ける。
また、穿刺機構は、内針と、針保持部と、保護カバーと、アーム部と、付勢部材と、を有している。
内針は、外針の筒孔に抜去可能に挿入されて、生体に穿刺可能な針先を有する。針保持部は、内針を保持する。保護カバーは、内針の針先の周囲を覆うように配置されて内針の針先を収納する。アーム部は、内針の針先を収納する位置まで保護カバーを移動させる。付勢部材は、外針、内針、針保持部、保護カバー及びアーム部を生体に穿刺する方向に付勢する。
筐体は、針保持部、保護カバー及びアーム部を移動可能に支持する第1部材と、第1部材を回動可能に支持すると共に、針保持部、保護カバー及びアーム部を移動可能に支持する中空の第2部材と、を有している。第1部材は、クレードル装置に係合し、かつ回動動作によりクレードル装置との係合が解除可能なフランジ部を有している。
そして、第1部材を同一方向に回動させることで、穿刺装置は、穿刺機構における外針と内針を生体に穿刺して外針から内針を抜去する穿刺動作と、クレードル装置から筐体を分離させる分離動作と、アーム部による内針の針先を収納する位置まで保護カバーを移動させるカバー動作が順次行われる。
また、本発明の薬液投与ユニットは、生体の表面に貼り付け可能なクレードル装置と、外針と、穿刺装置と、薬液投与装置と、を備えている。
外針は、クレードル装置を貫通して生体に穿刺される。穿刺装置は、クレードル装置に脱着可能に装着され、生体に外針を穿刺すると共に外針をクレードル装置に取り付ける。薬液投与装置は、クレードル装置に脱着可能に装着され、クレードル装置に取り付けられた外針を介して生体に薬液を投与する。
また、穿刺装置は、穿刺装置は、筐体と、穿刺機構と、を備えている。筐体は、クレードル装置に脱着可能に装着される。穿刺機構は、外針を生体に穿刺すると共に外針をクレードル装置に取り付ける。
また、穿刺機構は、内針と、針保持部と、保護カバーと、アーム部と、付勢部材と、を有している。
内針は、外針の筒孔に抜去可能に挿入されて、生体に穿刺可能な針先を有する。針保持部は、内針を保持する。保護カバーは、内針の針先の周囲を覆うように配置されて内針の針先を収納する。アーム部は、内針の針先を収納する位置まで保護カバーを移動させる。付勢部材は、外針、内針、針保持部、保護カバー及びアーム部を生体に穿刺する方向に付勢する。
筐体は、針保持部、保護カバー及びアーム部を移動可能に支持する第1部材と、第1部材を回動可能に支持すると共に、針保持部、保護カバー及びアーム部を移動可能に支持する中空の第2部材と、を有している。第1部材は、クレードル装置に係合し、かつ回動動作によりクレードル装置との係合が解除可能なフランジ部を有している。
そして、第1部材を同一方向に回動させることで、穿刺装置は、穿刺機構における外針と内針を生体に穿刺して外針から内針を抜去する穿刺動作と、クレードル装置から筐体を分離させる分離動作と、アーム部による内針の針先を収納する位置まで保護カバーを移動させるカバー動作が順次行われる。
本発明の穿刺ユニット及び薬液投与ユニットによれば、穿刺動作、分離動作及び保護カバーを移動作させるカバー動作を全て同一の操作で行うことができるため、使用時の利便性に優れた穿刺ユニット及び薬液投与ユニットを提供することができる。
本発明の穿刺ユニットの実施の形態例を示す斜視図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例を示す分解斜視図である。 本発明の薬液投与装置及びクレードル装置の実施の形態例を示す斜視図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例を示す平面図である。 図4に示すL1−L1線で切断した状態を示す断面図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における穿刺装置の第2部材を示す斜視図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における穿刺装置の第2部材を反対側から見た斜視図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における穿刺装置の針保持部材を示す斜視図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における穿刺装置の針保持部材の保護カーを移動させた状態を示す斜視図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における穿刺動作を説明する斜視図である。 図10に示すL2−L2線で切断した状態を示す断面図である。 図10に示すS1−S1線で切断した状態を示す断面図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における穿刺動作を説明する斜視図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における穿刺動作の内針と外針の動作を説明する模式図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における使用後の内針のカバー動作を説明する斜視図である。 図15に示すS2−S2線で切断した状態を示す断面図である。 図15に示すL3−L3線で切断した状態を示す断面図である。 本発明の穿刺ユニットの実施の形態例における使用後の内針のカバー動作を説明する斜視図である。 図18に示すS3−S3線で切断した状態を示す断面図である。
以下、本発明の穿刺装置及び薬液投与ユニットの実施の形態例について、図1〜図19を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
<実施の形態例>
1.薬液投与ユニットの構成例
まず、図1〜図9を参照して本発明の薬液投与ユニットの実施の形態例(以下、「本例」という。)の構成例について説明する。
図1は、本例の穿刺ユニットを示す斜視図、図2は、本例の穿刺ユニットを示す分解斜視図、図3は、本例の薬液投与装置及びクレードル装置を示す斜視図である。図4は、本例の穿刺ユニットを示す平面図、図5は、図4に示すL1−L1線で切断した状態を示す断面図である。
図1及び図2、図4に示すように、薬液投与ユニット1は、クレードル装置2と、クレードル装置に脱着可能に装着される穿刺装置3と、クレードル装置2に装着される薬液投与装置4と、接続ポート5と、中空の外針6とを有している。なお、接続ポート5及び外針6は、予め穿刺装置3に支持され、穿刺装置3の穿刺動作によりクレードル装置2に取り付けられる。また、クレードル装置2、穿刺装置3、接続ポート5及び外針6により、本例の穿刺ユニット7を構成する。
ここで、穿刺装置3が外針6を生体に穿刺する方向を穿刺方向Z1と、穿刺方向Z1と直交する方向を第1の方向X1、穿刺方向Z1及び第1の方向X1と直交する方向を第2の方向Y1とする。
[薬液投与装置]
次に、薬液投与装置4について説明する。
図2に示す薬液投与装置4は、患者の体内に持続的に例えば、インシュリン等の薬液を投与するための携帯型の装置である。
薬液投与装置4は、外装ケース11と、薬液貯蔵部12と、押し子13と、押し子13を移動させる駆動機構14と、送液ポート15とを有している。
外装ケース11は、中空の略直方体状に形成されている。この外装ケース11内には、薬液貯蔵部12、押し子13、駆動機構14が収容されている。薬液貯蔵部12は、筒状に形成されており、一方の面が閉塞され、他方の面が開放されている。この薬液貯蔵部12内には、薬液が貯蔵される。また、薬液貯蔵部12には、不図示の投与口が設けられている。投与口には、送液チューブ16が接続されている。
送液チューブ16における投与口と反対側の端部には、送液ポート15が設けられている。そして、送液チューブ16は、薬液貯蔵部12と、送液ポート15とを連通する。送液ポート15は、クレードル装置2に取り付けられる接続ポート5を介して外針6と連通する。
押し子13は、薬液貯蔵部12の筒孔内に液密を保った状態で摺動可能に挿入される。また、押し子13には、駆動機構14が接続されている。駆動機構14は、不図示の制御部から制御信号に基づいて駆動する。そして、駆動機構14が駆動すると、押し子13が薬液貯蔵部12内を摺動し、薬液を送液チューブ16へ送り出す。送液チューブ16に送り出された薬液は、送液ポート15を介してクレードル装置2の接続ポート5を通過し、外針6から生体へ投与される。
[クレードル装置]
次に、クレードル装置2について説明する。
図3に示すように、クレードル装置2は、略平板状の載置面部21と、載置面部21の外周を部分的に囲む保護壁22と、保護壁22の複数の部位に設けられた複数の側壁23と、接続ポート5が取り付けられる嵌合部24と、を有している。
載置面部21は、略長方形状に形成されている。載置面部21における一面21aに、穿刺装置3及び薬液投与装置4が載置され、載置面部21の一面21aと反対側の他面21bが生体に接触し、かつ貼り付けられる。
載置面部21における第2の方向Y1の一端から、第1の方向X1の一端及び第2の方向Y1の他端の中途部にかけて保護壁22が連続して設けられている。保護壁22は、載置面部21の一面21aから穿刺方向Z1の一方に向けて略垂直に立設している。
複数の側壁23は、保護壁22から穿刺方向Z1の一方に向けて連続して設けられている。また、第2の方向Y1の一側に配置された側壁23と、第1の方向X1の一側に配置された側壁23には、それぞれ係合溝25が形成されている。第2の方向Y1の一側の側壁23に形成された係合溝25は、側壁23における第1の方向X1の一端の一部を切り欠くことで形成されている。また、第1の方向X1の一側の側壁23に形成された係合溝は、側壁23における第2の方向Y1の一端の一部を切り欠くことで形成されている。係合溝25には、穿刺装置3が係合される。
また、載置面部21における第1の方向X1の一側で、かつ第2の方向Y1の一側には、嵌合部24が設けられている。嵌合部24は、載置面部21を一面21aから他面21bにかけて貫通する貫通孔24aと、貫通孔24aの周囲に設けられた係合壁24bとを有している。係合壁24bは、載置面部21の一面21aから穿刺方向Z1の一方に向けて略垂直に立設している。
[接続ポート]
図2及び図5に示すように、嵌合部24には、接続ポート5が取り付けられる。接続ポート5は、クレードル装置2の係合壁24bと係合する本体部31と、薬液投与装置4の送液ポート15が接続される連結部32とを有している。
図5に示すように、本体部31における穿刺方向Z1の一側は、シール空間31aが形成されている。シール空間31aには、弾性部材からなる第1シール部材33が陥入されている。本体部31には、外針6が保持される。さらに、本体部31を穿刺方向Z1に沿って後述する内針67が貫通する。
連結部32は、本体部31における第1の方向X1の他側から連続して設けられている。連結部32は、略円柱状に形成されている。また、連結部32の略中心部には、本体部31に保持された外針6と連通する流路32aが形成されている。流路32aにおける本体部31と反対側の開口には、弾性部材からなる第2シール部材34が陥入されている。また、連結部32の外周面には、送液ポート15を連結した際の気密性を向上させるためのOリング35が設けられている。
また、本体部31の穿刺方向Z1の一側には、針受容部38が配置される。針受容部38は、後述する内針67を外針6から抜去する際に内針67の穿刺方向Z1の移動をガイドする。また、針受容部38は、内針67を穿刺方向Z1の他方に向けて突出させる際に内針67を保護する緩衝部材としての機能も有している。そして、針受容部38は、接続ポート5と共に穿刺装置3に支持されて、穿刺装置3の穿刺動作の際にクレードル装置2に装着される。
[外針]
次に、外針6について説明する。
図5に示すように、外針6は、中空の円筒状に形成されている。また、外針6は、内部に薬液が通過する筒孔6a(図14参照)を有している。外針6の筒孔6aには、後述する内針67が貫通する。そして、外針6は、穿刺装置3により生体に穿刺され、その後、筒孔から内針67が抜去される。
外針6の材質としては、例えば、ポリウレタン、ナイロン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等の樹脂材料が挙げられる。
[穿刺装置]
次に、穿刺装置3について説明する。
穿刺装置3は、クレードル装置2に脱着可能に装着されて、外針6を生体に穿刺する装置である。図5に示すように、穿刺装置3は、筐体41と、外針6を生体に穿刺する穿刺機構42とを備えている。
筐体41は、第1部材43と、第1部材43を回動可能に支持する第2部材44とを有している。
[第1部材]
第1部材43は、中空の略半球状に形成されている。図4に示すように、第1部材43は、第1規制孔46と、スライド操作部47と、第1カム部48と、第2カム部49と、係止受部50とを有している。
図5に示すように、第1規制孔46は、第1部材43の頂部に形成されている。第1規制孔46は、第1部材43を穿刺方向Z1に沿って上下に貫通する貫通孔である。また、第1規制孔46の外縁には、一対のキー溝46aが形成されている。一対のキー溝46aは、貫通孔を間に挟んで対向して形成されている。また、一対のキー溝46aは、第1規制孔46の外縁から半径外方向に向けて所定の長さで開口している。
図1及び図3に示すように、スライド操作部47は、略平板状に形成されている。図4に示すように、スライド操作部47は、第1部材43の縁部から半径外方向に向けて突出し、図1及び図3に示すように、穿刺方向Z1の他方に向けて所定の長さで延在している。スライド操作部47の近傍には、第2カム部49が設けられている。
図1及び図3に示すように、第1カム部48と第2カム部49は、第1部材43の縁部から半径外方向に向けて突出し、穿刺方向Z1の他方に向けて略垂直に屈曲している。また、図4に示すように、第1カム部48と第2カム部49は、第1部材43の周方向に所定の間隔を開けて配置されている。
また、第1カム部48における第1部材43の縁部と対向する一面には、第1カム片48aが設けられており、第2カム部49における第1部材43の縁部と対向する一面には、第2カム片49aが設けられている。第1カム片48a及び第2カム片49aにおける周方向の一側が、第1部材43の縁部から離間し、周方向の他側にむかうにつれて第1部材43の縁部に接近している。また、第1カム片48a及び第2カム片49aは、後述する第2部材44の外周面に対向する。
さらに、第1カム部48における穿刺方向Z1の他端には、半径外方向に突出する外フランジ片48bが形成されている。同様に、第2カム部49における穿刺方向Z1の他端には、半径外方向に突出する外フランジ片49bが形成されている。図1に示すように、外フランジ片48b,49bは、クレードル装置2の係合溝25に摺動可能に挿入される。
また、図4に示すように、第1部材43の縁部において、第1規制孔46を間に挟んでスライド操作部47と対向する位置には、係止受部50が設けられている。係止受部50は、第1部材43の縁部から半径外方向に突出している。また、図5に示すように、第1部材43の半球状の中空部には、第2部材44が挿入されている。
[第2部材]
図6及び図7は、第2部材44を示す斜視図である。
図6及び図7に示すように、第2部材44は、中空の略半球状の頭部51と、中空の略円柱状の支持部52と、を有している。
頭部51は、略半球状に形成されており、第1部材43の中空部に収容される。頭部51は、第1部材43が第2部材44に対して相対的に回転できるように、第1部材43の外形形状と略同一の形状に形成されている。頭部51の頂部には、略十字状に開口する第2規制孔53が形成されている。図5に示すように、第2規制孔53は、第1規制孔46と連通する。
また、頭部51における内壁には、後述する付勢部材68の端部が当接するばね受部54が設けられている。ばね受部54は、第2規制孔53の周囲を囲むように配置される。また、ばね受部54は、頭部51の内壁から穿刺方向Z1の他側に向けて突出している。
支持部52は、頭部51における半径外方向の外縁で、かつ穿刺方向Z1の他端に設けられている。支持部52は、第1押込部56と、第2押込部57と、係止突起58と、規制突起59と、指掛け部60を有している。
第1押込部56及び第2押込部57は、頭部51を間に挟んで第2の方向Y1に対向して配置されている。第1押込部56は、第2の方向Y1の一側に配置され、第2押込部57は、第2の方向Y1の他側に配置されている。また、第1押込部56及び第2押込部57は、その周方向の両端を支持部52の穿刺方向Z1の他端から頭部51にかけて切り欠くことにより弾性が付与されている。
第1押込部56における外周面には、第1カムピン56aが設けられており、第2押込部57における外周面には、第2カムピン57aが設けられている。第1カムピン56aは、第1押込部56から略半円状に突出する突部である。また、第2カムピン57aは、第2押込部57から略半円状に突出する突部である。第1押込部56は、第1カムピン56aが第1部材43に設けた第1カム部48の第1カム片48aに当接することで、弾性変形し、支持部52の内側へ押し込まれる(図16参照)。同様に、第2押込部57は、第2カムピン57aが第1部材43に設けた第2カム部49の第2カム片49aに当接することで、弾性変形し、支持部52の内側へ押し込まれる。
係止突起58は、支持部52の外周面で、かつ穿刺方向Z1の一端に設けられている。係止突起58は、第1部材43が所定の角度で回動した際に、第1部材43に設けた係止受部50に係止される(図19参照)。
規制突起59は、支持部52の外周面で、かつ穿刺方向Z1の他端に設けられている。規制突起59は、第1部材43が回動した際に、第1部材43に設けたスライド操作部47に当接する。これにより、第1部材43は、スライド操作部47が規制突起59に当接した位置で、その回動動作の範囲が制限される。
また、規制突起59の近傍には、舌片状に形成された指掛け部60が配置されている。指掛け部60は、支持部52の外周面から半径外方向に向けて突出している。この指掛け部60は、第1部材43を回動操作する際に、使用者の指が掛けられる。
また、頭部51及び支持部52の内部空間61には、補強用の複数のリブ片62と、第1ガイド壁63と、第2ガイド壁64が設けられている。複数のリブ片62、第1ガイド壁63及び第2ガイド壁64は、頭部51の内壁から穿刺方向Z1に沿って突出している。また、第1ガイド壁63及び第2ガイド壁64は、第1の方向X1に所定の間隔を開けて互いに対向して配置される。第1ガイド壁63は、第1の方向X1の一側に配置され、第2ガイド壁64、第1の方向X1の他側に配置される。
複数のリブ片62及び支持部52には、複数の取付凹部66が形成されている。複数の取付凹部66は、複数のリブ片62及び支持部52における穿刺方向Z1の他端を切り欠くことで形成されている。図1に示すように、複数の取付凹部66は、穿刺装置3をクレードル装置2に装着した際に、保護壁22に係合される。これにより、第1部材43を回動操作する際に、第2部材44が動くことを規制することができる。
第1ガイド壁63には、ガイド凹部63aが形成されている。ガイド凹部63aは、第1ガイド壁63における第2ガイド壁64と対向する一面に設けられている。ガイド凹部63aは、第1ガイド壁63の一面から他面に向けて凹んだ凹部である。
第2ガイド壁64には、支持部52の他端から穿刺方向Z1の一方へ所定の長さで開口する開口部64aが形成されている。図5に示すように、第2ガイド壁64の開口部64aには、接続ポート5の連結部32が挿入される。また、第1ガイド壁63と第2ガイド壁64の間には、後述する穿刺機構42の針保持部材70が配置される。
[穿刺機構]
次に、穿刺機構42について説明する。
図5に示すように、穿刺機構42は、内針67と、内針67を保持する針保持部材70と、付勢部材68とを有している。
内針67は、外針6の筒孔6a内に挿入されている。内針67の先端部には、針先67a(図14参照)を鋭角にするための刃面が形成されている。そして、内針67の針先67aは、生体に穿刺可能に構成されている。
内針67の材質としては、例えば、ステンレス鋼を挙げることができるが、これに限定されるものではなく、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金その他の金属を用いることができる。
図8は、針保持部材70を示す斜視図である。
図8に示すように、針保持部材70は、挿通部71と、ばね受部72と、針保持部73と、保護カバー74と、把持部75と、第1アーム部76と、第2アーム部77とを有している。
挿通部71は、略円柱状に形成されている。図5に示すように、挿通部71は、第1部材43の第1規制孔46及び第2部材44の第2規制孔53を穿刺方向Z1に沿って挿通する。図8に示すように、挿通部71は、一対のキー突起71aと、一対のストッパー71bとを有している。
一対のキー突起71aは、挿通部71における穿刺方向Z1の中途部に設けられている。一対のキー突起71aは、挿通部71の外周面から半径外方向に向けて突出している。また、図4に示すように、一対のキー突起71aは、平面視した際の外形形状は、第1規制孔46に設けた一対のキー溝46aと略同一の形状に形成されている。また、キー突起71aの大きさは、キー溝46aよりも小さく設定されている。図5に示すように、外針6を穿刺する前の状態では、キー突起71aは、第1規制孔46aの外縁に当接している。そのため、針保持部材70及び外針6は、後述する付勢部材68の付勢力に抗して穿刺方向Z1の他方への移動が規制される。そして、キー突起71aと、第1部材43に設けた第1規制孔46により本発明の規制部を構成している。
図8に示すように、一対のストッパー71bは、挿通部71における穿刺方向Z1の一端に設けられている。一対のストッパー71bは、挿通部71の外周面から半径外方向に向けて突出している。一対のストッパー71bは、第1部材43における第1規制孔46の縁部に当接することで、針保持部材70が第1部材43から抜け落ちることを防いでいる。
また、挿通部71における穿刺方向Z1の他端には、ばね受部72が設けられている。ばね受部72は、略平板状に形成されている。また、図5に示すように、ばね受部72の一面には、付勢部材68の端部が着座する。
ここで、付勢部材68について説明する。
付勢部材68は、例えば、コイルばねから構成される。図5に示すように、付勢部材68の穿刺方向Z1の一端が第2部材44のばね受部54に装着され、付勢部材68の穿刺方向Z1の他端が針保持部材70のばね受部72の一面に着座する。そして、図5に示す外針6を穿刺する前の状態では、付勢部材68は、第244のばね受部54と針保持部材70のばね受部72の間で、付勢力に抗して圧縮された状態で介在される。そのため、針保持部材70は、付勢部材68の付勢力により、穿刺方向Z1の他方へ常に付勢されている。
なお、本例では、付勢部材として、コイルばねを適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。付勢部材としては、例えば、板ばねやゴム等その他各種の弾性を有する部材を用いてもよい。
また、図5及び図8に示すように、ばね受部72の他面には、針保持部73が設けられている。針保持部73は、ばね受部72の他面から穿刺方向Z1の他方に向けて突出している。針保持部73は、略円柱状に形成されており、内針67を保持している。なお、針保持部73の形状は、略円柱状に限定されるものではなく、例えば四角柱や六角柱等その他各種の形状に形成してもよい。
図8に示すように、針保持部73を間に挟んで、ばね受部72の穿刺方向Z1の他方には、保護カバー74が配置されている。保護カバー74は、略平板状に形成されている。また、保護カバー74には、略円筒状の収納筒74aを有している。図5に示すように、収納筒74aは、内針67が貫通する穿刺方向Z1に沿って貫通する保護孔74bを有している。この保護孔74bは、内針67の針先67aの周囲を覆うように配置されて、内針67の針先67aを収納可能に構成されている(図19参照)。
図5に示す外針6を生体に穿刺する前の状態では、内針67の針先67aは、保護カバー74の保護孔74bから穿刺方向Z1の他方から露出している。
図8に示すように、ばね受部72と保護カバー74は、第1アーム部76と第2アーム部77によって連結されている。第1アーム部76と第2アーム部77は、保護カバー74をばね受部72から離反する方向へ移動可能に構成されている。
第1アーム部76は、第1回動片81と、第2回動片82とを有している。第1回動片81は、ばね受部72の第2の方向Y1の一端に回動可能に接続されている。第2回動片82の一端は、第1回動片81におけるばね受部72と接続される端部と反対側の端部に回動可能に接続されている。また、第2回動片82における第1回動片81と接続される端部と反対側の端部は、保護カバー74の第2の方向Y1の一端に回動可能に接続されている。
第2アーム部77は、第1アーム部76と同様に、第1回動片83と、第2回動片84とを有している。第1回動片83は、ばね受部72の第2の方向Y1の他端に回動可能に接続されている。第2回動片84の一端は、第1回動片83におけるばね受部72と接続される端部と反対側の端部に回動可能に接続されている。また、第2回動片84における第1回動片83と接続される端部と反対側の端部は、保護カバー74の第2の方向Y1の他端に回動可能に接続されている。
また、外針6を生体に穿刺する前の状態では、第1アーム部76の第1回動片81及び第2回動片82と、第2アーム部77の第1回動片83及び第2回動片84は、折り畳まれている。このとき、内針67の針先67aは、保護カバー74の保護孔74bから穿刺方向Z1の他方から露出する。
図9は、内針67の針先を保護カバー74の保護孔74bで収納した状態を示す斜視図である。
図9に示すように、第1アーム部76の第1回動片81及び第2回動片82と、第2アーム部77の第1回動片83及び第2回動片84がそれぞれ回動し、広がると、保護カバー74は、穿刺方向Z1の他方へ移動し、ばね受部72から離反する。そして、内針67の針先67aの周囲は、保護カバー74の保護孔74b内によって覆われ、内針67が保護孔74b内に収納される。
また、図8に示すように、第1アーム部76の第2回動片82には、第1押圧受部82aが設けられている。第1押圧受部82aは、第2回動片82における第1回動片81との接続箇所の近傍に配置されている。また、第1押圧受部82aは、第2回動片82の一面から略垂直に突出している。また、第1押圧受部82aは、第2部材44の第1押込部56に接触する(図12参照)。
同様に、第2アーム部77の第2回動片84には、第2押圧受部84aが設けられている。第2押圧受部84aは、第2回動片84における第1回動片83との接続箇所の近傍に配置されている。また、第2押圧受部84aは、第2回動片84の一面から略垂直に突出している。また、第2押圧受部84aは、第2部材44の第2押込部57に接触する(図12参照)。
また、図8に示すように、保護カバー74の第1の方向X1の一端には、第1ガイド片86が回動可能に設けられている。第1ガイド片86は、保護カバー74から穿刺方向Z1の一方に向けて突出している。図5に示すように、第1ガイド片86は、第2部材44の第1ガイド壁63に接触する。
さらに、図8に示すように、保護カバー74の第1の方向X1の他端には、第2ガイド片87が回動可能に設けられている。第2ガイド片87は、保護カバー74から穿刺方向Zの一方に向けて突出している。図5に示すように、第2ガイド片87は、第2部材44の第2ガイド壁64に接触する。
このように、第1ガイド片86及び第2ガイド片87が第2部材44の第1ガイド壁63及び第2ガイド壁64に接触することで、外針6及び内針67を生体に穿刺する際に、針保持部材70を穿刺方向Z1に沿って真っ直ぐ移動させることができる。
さらに、第1ガイド片86の先端部には、フック片86aが設けられており、同様に、第2ガイド片87の先端部には、フック片87aが設けられている。図8及び図5に示すように、穿刺する前の状態では、フック片86a,87aは、ばね受部72に係合されている。これにより、穿刺する前の状態において、折り畳まれている第1アーム部76及び第2アーム部77の第1回動片81,83及び第2回動片82,84が使用者の意に反して回動し、保護カバー74が穿刺方向Z1の他方へ移動することを防ぐことができる。また、後述する把持部75に把持されている接続ポート5が、穿刺動作を行う前に穿刺装置3から脱落することを防ぐこともできる。
図8に示すように、把持部75は、第1把持片75aと、第2把持片75bを有している。第1把持片75aは、第1アーム部76の第2回動片82に設けられている。また、第2把持片75bは、第2アーム部77の第2回動片84に設けられている。第1把持片75a及び第2把持片75bは、それぞれ第2回動片82,84における保護カバー74と接続する端部の近傍に配置されている。
そして、把持部75は、第1把持片75aと第2把持片75bによって、外針6を保持する接続ポート5及び針受容部38を把持する。また、図9に示すように、第1アーム部76及び第2アーム部77の第1回動片81,83及び第2回動片82,84が回動すると、第1把持片75aと第2把持片75bが離間する。そのため、把持部75による接続ポート5及び針受容部38を把持が解除され、把持部75から接続ポート5及び針受容部38を取り外すことができる。
2.穿刺ユニットの穿刺動作
次に、図1、図5、図9〜図12を参照して上述した構成を有する穿刺ユニット7による穿刺動作について説明する。
図10は、穿刺動作を説明する斜視図、図11は、図10に示すL2−L2線で切断した断面図、図12は、図10に示すS1−S1線で切断した断面図である。図13は、穿刺動作を説明する斜視図である。
なお、図1に示すように、穿刺ユニット7として、クレードル装置2には、予め穿刺装置3が装着されている。また、図5に示すように、外針6を保持する接続ポート5は、穿刺装置3に把持されており、外針6には、穿刺装置3の内針67が挿入されているものである。
まず、使用者は、穿刺ユニット7を把持し、薬液を投与する箇所にクレードル装置2を付着させて、穿刺ユニット7を生体に取り付ける。図1に示すように、穿刺装置3における第1部材43に設けた第1カム部48の外フランジ片48bと、第2カム部49の外フランジ片49bは、クレードル装置2の係合溝25に挿入されている。これにより、穿刺ユニット7を生体に取り付ける際に、クレードル装置2から穿刺装置3が外れることを防ぐことができる。
次に、図10に示すように、第1部材43を図10に示す矢印の方向へ回動させる。このとき、第1部材43のスライド操作部47と、第2部材44の指掛け部60に指を掛けて摘むことにより、第1部材43を片手で容易に回動させることができる。
また、第2部材44の支持部52に設けた取付凹部66は、クレードル装置2の第1の方向X1の一側の保護壁22及び第2の方向Y1の保護壁22と係合している。これにより、第2部材44が動くことを規制することができ、第1部材43を安定した状態で回動操作することができる。
次に、さらに第1部材43を回動させて、第1部材43の第1規制孔46に設けたキー溝46aと針保持部材70のキー突起71aの位置を穿刺方向Z1に沿って合わせる。キー溝46aとキー突起71aの位置が合うと、図11及び図12に示すように、圧縮保持されていた付勢部材68が伸びる。そして、針保持部材70は、付勢部材68の弾性力により、穿刺方向Z1の他方へ付勢される。その結果、針保持部材70は、穿刺方向Z1の他方、すなわちクレードル装置2の嵌合部24に接近する。
そして、図12に示すように、針保持部材70の把持部75に把持されている接続ポート5が嵌合部24に接近し、接続ポート5が嵌合部24に嵌合する。また、針保持部材70に保持されている内針67は、外針6と共に嵌合部24の貫通孔24aを貫通し、生体に穿刺される。外針6を保持する接続ポート5がクレードル装置2の嵌合部24に嵌合されることで、内針67は、外針6から抜去可能な状態となる。
このとき、図11に示すように、針保持部材70の一対のストッパー71bが第1部材43における第1規制孔46の縁部に当接する。これにより、針保持部材70が筐体41から抜け落ちることを防ぐことができると共に、外針6が穿刺される深さを調整することができる。
また、針保持部材70の第1ガイド片86及び第2ガイド片87が第2部材44の内部空間61に設けた第1ガイド壁63及び第2ガイド壁64の一面を摺動する。さらに、図12に示すように、第1アーム部76の第1押圧受部82aが第2部材44の第1押込部56の内壁に接触し、第2アーム部77の第2押圧受部84aが第2部材44の第2押込部57の内壁に接触する。これにより、針保持部材70を穿刺方向Z1に沿って真っ直ぐ移動させることができ、外針6及び内針67を生体に真っ直ぐ穿刺することができる。
さらに、図11に示すように、付勢部材68に付勢された針保持部材70が所定の位置まで移動すると、第1ガイド片86の先端部が、第1ガイド壁63に設けたガイド凹部63aに臨む位置まで移動する。さらに、第2ガイド片87の先端部が、第2ガイド壁64に設けた開口部64aに臨む位置まで移動する。
そして、第1ガイド片86及び第2ガイド片87は、保護カバー74との接続箇所を中心に回動する。そのため、第1ガイド片86及び第2ガイド片87の先端部が、第1の方向X1の両側へ広がり、第1ガイド片86の先端部がガイド凹部63aに挿入され、第2ガイド片87の先端部が開口部64aに挿入される(図17参照)。これにより、第1ガイド片86のフック片86aとばね受部72の係合と、第2ガイド片87のフック片87aとばね受部72の係合が解除される。その結果、第1アーム部76及び第2アーム部77の回動動作が許容されて、保護カバー74における穿刺方向Z1の他方への移動も許容される。
第1部材43を図10に示す矢印の方向に更に回動させると、外フランジ片48b,49bが、係合溝25から抜け出る。すなわち、外フランジ片48b、49bと係合溝25との係合が解除される。これにより、穿刺装置3とクレードル装置2を分離可能な状態とすることができる。
図14は、上述した穿刺動作における内針67と外針6の動作を示す模式図である。
図14Aに示すように、外針6の筒孔6a内には、内針67が挿入されている。そして、外針6は、内針67と共に生体M1に接近する。
次に、図14Bに示すように、内針67の針先67aが生体M1の表面に刺さり、内針67が生体M1に穿刺される。また、外針6も、内針67と共に生体M1に穿刺される。次に、図13に示すように、穿刺装置3をクレードル装置2から分離することで、図14Cに示すように、内針67が外針6の筒孔6aから抜去される。そして、図14Dに示すように、外針6は、生体M1に穿刺した状態で残留する。これにより、穿刺ユニット7を用いた外針6の穿刺動作が完了する。
3.穿刺ユニットの分離動作
図13に示すように、穿刺装置3を穿刺方向Z1の一方に向けて持ち上げる。ここで、第1アーム部76及び第2アーム部77の回動動作が許容されているため、第1アーム部76及び第2アーム部77がその自重により、若干回動する。これにより、把持部75の第1把持片75a及び第2把持片75bが離間する。その結果、把持部75による接続ポート5及び針受容部38を把持が解除され、把持部75から接続ポート5及び針受容部38が取り外される。そして、穿刺装置3がクレードル装置2から分離し、クレードル装置2の嵌合部24には、生体に穿刺された外針6を保持する接続ポート5が残る。
4.穿刺ユニットのカバー動作
図15は、第1部材43を更に回動させた状態を示す斜視図、図16は、図15に示すS2−S2線で切断した断面図、図17は、図15に示すL3−L3線で切断した断面図である。
図15に示すように、スライド操作部47及び指掛け部60を摘み、第1部材43を更に回動させると、第2部材44の第1カムピン56aが第1カム片48aに当接し、第2カムピン57aが第2カム片49aに当接する。また、第2部材44の係止突起58が第1部材43の係止受部50に接近する。
図16に示すように、第1カムピン56aが第1カム片48aに当接することで、第1押込部56が弾性変形し、支持部52の内側へ押し込まれる。第1押込部56が支持部52の内側へ押し込まれることで、第1アーム部76の第1押圧受部82aが第1押込部56によって押圧される。その結果、第1アーム部76の第1回動片81及び第2回動片82が回動し、折り畳まれたていた第1アーム部76が穿刺方向Z1の他方に向けて広がる。
同様に、第2カムピン57aが第2カム片49aに当接することで、第2押込部57が弾性変形し、支持部52の内側へ押し込まれる。第2押込部57が支持部52の内側へ押し込まれることで、第2アーム部77の第2押圧受部84aが第2押込部57によって押圧される。その結果、第2アーム部77の第1回動片83及び第2回動片84が回動し、折り畳まれていた第2アーム部77が穿刺方向Z1の他方に向けて広がる。
第1アーム部76及び第2アーム部77が穿刺方向Z1の他方に向けて広がることで、保護カバー74がばね受部72から離間し、穿刺方向Z1の他方に移動する。
また、図17に示すように、第1ガイド片86は、第1ガイド壁63のガイド凹部63a内を穿刺方向Z1の他方に向けて摺動する。また、第2ガイド片87は、第2ガイド壁64の開口部64a内に挿入し、開口部64a内を穿刺方向Z1の他方に向けて摺動する。これにより、保護カバー74を穿刺方向Z1の他方に向けて真っ直ぐ移動させることができる。
図18は、第1部材43をさらに回動させた状態を示す斜視図、図19は、図18に示すS3−S3線で切断した断面図である。
図18に示すように、スライド操作部47及び指掛け部60を摘み、第1部材43を更に回動させると、第1部材43の係止受部50は、係止突起58を乗り越えて、係止突起58に係止される。これにより、第1部材43は、矢印の方向と逆方向への移動が規制される。また、スライド操作部47が第2部材44に設けた規制突起59(図1参照)に当接すると、第1部材43における矢印の方向への移動も規制される。
また、第1カムピン56a及び第2カムピン57aが、第1カム部48の第1カム片48a及び第2カム部49の第2カム片49aに当接する。ここで、第1カム片48a及び第2カム片49aは、周方向の他側にむかうにつれて第1部材43の縁部に接近している。そのため、図19に示すように、第1押込部56及び第2押込部57は、さらに支持部52の内側へ押し込まれる。
第1押込部56がさらに支持部52の内側へ押し込まれることにより、第1押圧受部82aがさらに押圧される。そのため、第1アーム部76の第1回動片81及び第2回動片82がさらに回動し、第1アーム部76が穿刺方向Z1の他方に向けてさらに広がる。また、第2押込部57がさらに支持部52の内側へ押し込まれることにより、第2押圧受部84aがさらに押圧される。そのため、第2アーム部77の第1回動片83及び第2回動片84がさらに回動し、第2アーム部77が穿刺方向Z1の他方に向けてさらに広がる。
そして、第1アーム部76及び第2アーム部77の移動に伴い、内針67の針先が収納筒74aの保護孔74bに収納される位置まで、保護カバー74が穿刺方向Z1の他方に向けて移動する。すなわち、内針67における針先の半径形外方向の周囲が保護孔74bによって覆われる。その結果、使用後の内針67の針先が使用者の意図に反して生体に穿刺されることを防止することができ、安全性の向上を図ることができる。
また、第1押圧受部82a及び第2押圧受部84aは、第1押込部56及び第2押込部57によって固定される。そのため、第1アーム部76及び第2アーム部77が、再び図8に示す状態に折り畳まれることを防ぐことができる。また、第1ガイド片86の先端が、ガイド凹部63aにおける穿刺方向Z1の他端に係止される。これにより、保護カバー74におけるばね受部72に接近する方向への移動、すなわち穿刺方向Z1の一側への移動が規制される。その結果、再び内針67の針先が保護カバー74から露出することがないため、使用済みの内針67をより安全な状態で維持することができる。
また、本例の穿刺ユニット7によれば、第1部材43を第2部材44の頭部に沿って回動させることで、外針6の穿刺動作、穿刺装置3とクレードル装置2の分離動作及び使用後の内針67のカバー動作を行うことができる。すなわち、外針6の穿刺動作、分離動作及び使用後の内針67のカバー動作が全て、スライド操作部47と指掛け部60を摘むという、同一の操作で行うことができる。これにより、全ての動作を片手で行うことができ、使用時の利便性に優れた穿刺ユニット及び薬液投与ユニットを提供することができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、折り畳まれた第1アーム部76及び第2アーム部77を広げるために、ばね受部72と保護カバー74の間に、保護カバー74を穿刺方向Z1の他方へ付勢する保護用付勢部材を設けてもよい。この場合によれば、穿刺装置3とクレードル装置2の係合が解除された際に、保護用付勢部材の付勢力により、穿刺装置3をクレードル装置2から分離することができる。その結果、穿刺動作、分離動作及び使用後の内針のカバー動作をより簡単に行うことができる。
1…薬液投与ユニット、 2…クレードル装置、 3…穿刺装置、 4…薬液投与装置、 5…接続ポート、 6…外針、 6a…筒孔、 7…穿刺ユニット、 12…薬液貯蔵部、 15…送液ポート、 21…載置面部、 22…保護壁、 23…側壁、 24…嵌合部、 24a…貫通孔、 25…係合溝、 41…筐体、 42…穿刺機構、 43…第1部材、 44…第2部材、 46…第1規制孔(規制部)、 46a…キー溝、 47…スライダ操作部、 48…第1カム部、 48b…外フランジ片、 49…第2カム部、 49a…第2カム片、 49b…外フランジ片、 50…係止受部、 51…頭部、 52…支持部、 53…第2規制孔、 54…ばね受部、 56…第1押込部、 56a…第1カムピン、 57…第2押込部、 57a…第2カムピン、 58…係止突起、 60…指掛け部、 61…内部空間、 63…第1ガイド壁、 64…第2ガイド壁、 66…取付凹部、 67…内針、 68…付勢部材、 70…針保持部材、 71…挿通部、 71a…キー突起(規制部)、 72…ばね受部、 73…針保持部、 74…保護カバー、 74b…保護孔、 76…第1アーム部、 77…第2アーム部、 81,83…第1回動片、 82,84…第2回動片、 82a…第1押圧受部、 84a…第2押圧受部、 86…第1ガイド片、 87…第2ガイド片、 X1…第1の方向、 Y1…第2の方向、 Z1…穿刺方向

Claims (6)

  1. 生体の表面に貼り付け可能なクレードル装置と、
    前記クレードル装置を貫通して前記生体に穿刺される外針と、
    前記クレードル装置に脱着可能に装着され、前記生体に前記外針を穿刺すると共に前記外針を前記クレードル装置に取り付ける穿刺装置と、を備え、
    前記穿刺装置は、
    前記クレードル装置に脱着可能に装着される筐体と、
    前記外針を前記生体に穿刺すると共に前記外針を前記クレードル装置に取り付ける穿刺機構と、を備え、
    前記穿刺機構は、
    前記外針の筒孔に抜去可能に挿入されて、前記生体に穿刺可能な針先を有する内針と、
    前記内針を保持する針保持部と、
    前記内針の針先の周囲を覆うように配置されて前記内針の針先を収納する保護カバーと、
    前記保護カバーを、前記内針の針先が露出した位置から前記内針の針先を収納する位置まで移動させるアーム部と、
    前記外針、前記内針、前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部を前記生体に穿刺する方向に付勢する付勢部材と、を有し、
    前記筐体は、
    前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部を移動可能に支持する第1部材と、
    前記第1部材を回動可能に支持すると共に、前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部を移動可能に支持する中空の第2部材と、を有し、
    前記第1部材は、前記クレードル装置に係合し、かつ回動動作により前記クレードル装置との係合が解除可能なフランジ部を有し、
    前記第1部材を同一方向に回動させることで、前記穿刺装置は、前記穿刺機構における前記外針と前記内針を前記生体に穿刺して前記外針から前記内針を抜去する穿刺動作と、前記クレードル装置から前記筐体を分離させる分離動作と、前記アーム部による前記内針の針先を収納する位置まで前記保護カバーを移動させるカバー動作が順次行われる
    穿刺ユニット。
  2. 前記アーム部は、前記保護カバーを支持し、かつ前記第2部材の内部空間に回動可能に折り畳まれた複数の回動片を有し、
    前記第2部材は、前記第1部材の回動動作により前記第1部材に設けたカム片に当接するカムピンを有する押込部を有し、
    前記押込部は、前記カムピンが前記カム片に当接した際に、前記アーム部を押圧して、前記保護カバーが前記内針の針先を収納する方向へ前記複数の回動片を広げる
    請求項に記載の穿刺ユニット。
  3. 前記第2部材は、その内部空間に前記アーム部における前記保護カバーの移動動作をガイドするガイド壁を有する
    請求項1又は2に記載の穿刺ユニット。
  4. 前記穿刺装置は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記外針、前記内針、前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部における前記生体に穿刺する方向への移動を規制する規制部を有し、
    前記規制部は、前記第1部材の回動動作に伴って、前記外針、前記内針、前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部における前記生体に穿刺する方向への移動の規制を解除する
    請求項1から3のいずれかに記載の穿刺ユニット。
  5. 前記第1部材は、スライド操作部が設けられており、
    前記第2部材は、指掛け部が設けられ、
    前記スライド操作部と前記指掛け部は、前記第1部材を回動操作する際に、摘まれる
    請求項1から4のいずれかに記載の穿刺ユニット。
  6. 生体の表面に貼り付け可能なクレードル装置と、
    前記クレードル装置を貫通して前記生体に穿刺される外針と、
    前記クレードル装置に脱着可能に装着され、前記生体に外針を穿刺すると共に前記外針を前記クレードル装置に取り付ける穿刺装置と、
    前記クレードル装置に脱着可能に装着され、前記クレードル装置に取り付けられた前記外針を介して前記生体に薬液を投与する薬液投与装置と、を備え、
    前記穿刺装置は、
    前記クレードル装置に脱着可能に装着される筐体と、
    前記外針を前記生体に穿刺すると共に前記外針を前記クレードル装置に取り付ける穿刺機構と、を備え、
    前記穿刺機構は、
    前記外針の筒孔に抜去可能に挿入されて、前記生体に穿刺可能な針先を有する内針と、
    前記内針を保持する針保持部と、
    前記内針の針先の周囲を覆うように配置されて前記内針の針先を収納する保護カバーと、
    前記保護カバーを、前記内針の針先が露出した位置から前記内針の針先を収納する位置まで移動させるアーム部と、
    前記外針、前記内針、前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部を前記生体に穿刺する方向に付勢する付勢部材と、を有し、
    前記筐体は、
    前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部を移動可能に支持する第1部材と、
    前記第1部材を回動可能に支持すると共に、前記針保持部、前記保護カバー及び前記アーム部を移動可能に支持する中空の第2部材と、を有し、
    前記第1部材は、前記クレードル装置に係合し、かつ回動動作により前記クレードル装置との係合が解除可能なフランジ部を有し、
    前記第1部材を同一方向に回動させることで、前記穿刺装置は、前記穿刺機構における前記外針と前記内針を前記生体に穿刺して前記外針から前記内針を抜去する穿刺動作と、前記クレードル装置から前記筐体を分離させる分離動作と、前記アーム部による前記内針の針先を収納する位置まで前記保護カバーを移動させるカバー動作が順次行われる
    薬液投与ユニット。
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