JP6250676B2 - 協調送信の方法、信号、ソースエンティティ、中継エンティティ、受信方法、宛先エンティティ、システム、及びそれらに対応するコンピュータプログラム - Google Patents

協調送信の方法、信号、ソースエンティティ、中継エンティティ、受信方法、宛先エンティティ、システム、及びそれらに対応するコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明の技術分野は送信又はブロードキャストにおけるデジタル通信の分野である。
より詳細には、本発明は少なくとも1つのソースエンティティから少なくとも1つの宛先エンティティへの符号化されたデータの送信に関する。
特に、本発明は、1つ又は複数のソースエンティティと1つ又は複数の受信エンティティとの間の通信を改善する1つ又は複数の中継器の使用に基づく協調通信によって、そのようなデータの送信の品質を改善することに関する。
1970年以来、中継送信チャネルを実施して通信の信頼性を高める方法が使用されてきた。この方法は、送信効率を改善することができる。中継器はビットストリームを復号化し転送する(「復号化及び転送」)か、又は受信した信号を増幅して転送する(「増幅及び転送」)か、又は受信した信号を再び圧縮して転送する、のいずれかが可能である。
とりわけ、M.Valenti及びB.Zhao(非特許文献1)は分散ターボ符号として知られている新たな符号化方法を提案している。この手法によれば、一意的なソースがデータを中継器及び受信端末に送信する。中継器は、メッセージを受信者に再送信する前に、復号化し、インタリーブし、再コード化する。換言すれば、中継器は、通常は送信機によって実行されるターボ符号化ステップのうちの1つを実行する(このことが用語、分散された「ターボ符号」を説明している)。このようにして、受信エンティティはオリジナルのメッセージの2つの符号化したバージョンを受信し、反復的な復号化アルゴリズムを用いることによってそれらを一緒に復号化する。したがって、この方法はゲイン及びダイバーシティにおける改善を生み出す。
より近時では、とりわけ、R.Thobaben(非特許文献2)並びにZ. SI、R.Thobaben及び M.Skoglund(非特許文献3)は、送信ノイズの存在及び連続して連結された分散符号のそれぞれを考慮するように従来の技術を改善することによって、従来の技術を用いている。
さらに、特許文献1は、中継送信チャネルを実施する方法も開示しており、特に、アップリンク又はダウンリンクのいずれかに従って交互に通信することを可能にする「半二重の」中継器を検討している。
これらの様々な方法によれば、送信は図1に従って行われる。より詳細には、送信時間は2つのユニットに分割される。すなわち、第1の時間ユニットはソースの中継器への送信に充てられ、一方、第2の時間のユニットは中継器に割り当てられる。
2つのユーザ間での重ね合わされた変調に基づく別の方法がE.Larsson及びB.Vojcic(非特許文献4)によって提案されている。この方法によれば、各ユーザは自身の情報と自身のパートナから受信した情報との重ね合せを送信する。このことはまた、2つのユーザがいることに起因して、その送信のために2つの時間のユニットを必要とする。
2つの時間のユニットでのそのような交互の送信はスペクトル効率の点からは最適ではない。
実際、このタイプの方法の効率は、特に以下の関係によって表される。
Figure 0006250676
式中、γsd、γsr、γrdはソース−宛先間、ソース−中継器間及び中継器宛先間のそれぞれのチャネルの信号対ノイズ比を示す。
しかしながら、ソース及び中継器が同時に送信する場合、この式は以下のようになる。
Figure 0006250676
したがって、上記で説明した従来技術の方法は、ソース及び中継器の受信者への同時送信に基づく方法と比較して2分の1の低い効率を有する。
さらに、ソース及び中継器が同時に送信するとき、信号は受信側において干渉し、それによって、それらの信号の分離と回復とを非常に困難で複雑なものにする。
したがって、受信エンティティによる受信中に、一方で送信スペクトル効率を向上することを可能にし、さらに、干渉及び処理の複雑性を低減することを可能にする新規の中継送信方法が必要である。
米国特許出願公開第2008/0317168号
M.Valenti及びB.Zhao「Distributed turbo codes: towards the capacity of the relay channel」Vehicular Technology conference, vol. 1, pp. 322-326, October 2003 R.Thobaben「On distributed codes with noisy relays」Proc. Asilomar Conference on Signals, Systems, and Computers, October 2008 Z.SI、R.Thobaben及びM.Skoglund「On distributed serially concatenated codes」Proc IEEE signal processing workshop on Signal Processing Advance in Wireless communications (SPAWC), June 2009 E.Larsson及びB.Vojcic「Cooperative transmit diversity based on superposition modulation」IEEE Communications Letters, pp. 778-780, 2005
本発明は、従来技術のそれらの不利な点のいずれをも呈しない新規の解決法を、少なくとも1つの中継エンティティを介した少なくとも1つのソースエンティティから受信エンティティへの送信方法の形態で提案する。
本発明によれば、そのような方法は、
少なくとも1つのソースエンティティによる、「ソース」変調シンボルと呼ばれる情報シーケンスを表す変調シンボルの送信ステップであって、各「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点に対応しているステップと、
少なくとも1つの中継エンティティによる、「中継」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスの推定値を表す変調シンボルの送信ステップであって、各「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点に対応しているステップとを含んでおり、
第1のコンスタレーション及び第2のコンスタレーションの点の全てが分離されている。
さらに、本発明による方法によれば、前記少なくとも1つのソースエンティティ及び前記少なくとも1つの中継エンティティは、前記「ソース」変調シンボルのうちの少なくとも1つと、前記「中継」変調シンボルのうちの少なくとも1つとを同時に送る。
したがって、本発明は、ソースエンティティ及び中継エンティティの特定の同時送信を実行することにより、従来技術の方法のスペクトル効率を向上させることを可能にする、少なくとも1つの中継エンティティを実施する新規の協調送信方法を提案する。
当然のことながら、多重ソース及び/又は多重中継システムは、上記で提示した本発明による方法から置き換えることができる。したがって、説明を簡潔にするために、ソースエンティティ及び中継エンティティを備える送信システムを最も頻繁に検討する。以下の本発明の実施形態の説明内では、2つの中継エンティティを備える多重中継システムの事例を詳細に説明する。
実際、本発明によれば、ソースエンティティ及び中継エンティティは2つのタイプのシンボル、すなわち「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルを同時に送信する。「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点に対応しており、「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点に対応している。
より正確には、本発明によれば、「ソース」変調シンボルを表す点は「中継」シンボルを表す点から分離している。受信側においてソースエンティティ及び中継エンティティのそれぞれから到来するシンボルを求めることが可能であることに起因して、そのような「中継」変調シンボル及び「ソース」変調シンボル間で弁別することによって、干渉を有利に克服することができる。
実際、受信器から見ると、「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルの同時送信の結果としてのシンボルは、次数n+mのコンスタレーションの点(2n+m個の別個の点を含む)に対応しており、その点の実数成分は「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルに関連付けられる点の実数成分を加算することによって得られ、その点の虚数成分は「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルに関連付けられる点の虚数成分を加算することによって得られる。このため、結果としての次数n+mのコンスタレーションの各点の座標の一意性を提供する「ソース」コンスタレーション及び「中継」コンスタレーションの選択を通じて、受信器レベルにおいて、元々の「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルを干渉なしで引き離すことが可能になる。
したがって、受信エンティティがソースエンティティ及び中継エンティティ間に分散された態様の変調情報を受信することにより、受信者へのソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信によりスペクトル効率を増大させることが可能である。
特定の態様によれば、「ソース」変調シンボルの前記送信ステップは、前記情報シーケンスを符号化して少なくとも1つの「ソース」符号語を供給するサブステップと、前記少なくとも1つの「ソース」符号語を変調して前記「ソース」変調シンボルを提供するサブステップとを含む。
さらに、「中継」変調シンボルの前記送信ステップは、「ソース」変調シンボルを復号化して情報シーケンスの推定値を提供するサブステップと、情報シーケンスの推定値を符号化して少なくとも1つの「中継」符号語を提供するサブステップと、少なくとも1つの「中継」符号語を変調して前記「中継」変調シンボルを提供するサブステップとを含む。
したがって、中継エンティティ及びソースエンティティによって実施される各送信ステップは、それぞれ符号化ステップ及び変調ステップを含む。
さらに、本発明によれば、中継エンティティはソースエンティティによって送信された情報を受信し及び復号化し、その後、今度はそれを符号化し、第2の時間ユニット中にソースエンティティと同時に送ることに起因して、ソースエンティティ及び中継エンティティの間に1つの時間ユニットのオフセットが存在する。
したがって、中継エンティティ及びソースエンティティによって異なった符号化及び/又は変調が行われた可能性がある同じ情報が、1つのユニットの時間的なオフセットを用いて、中継エンティティ及びソースエンティティによって一度に送られ、中継エンティティは第1の情報アイテムを送り、そのとき、ソースエンティティは次に処理する第2の情報アイテムを同時に送る。
したがって、中継エンティティ及びソースエンティティは単一の情報アイテムを同時にではあるが、時間的なオフセットをもって送る。
前記情報シーケンスを符号化する前記サブステップと、前記推定された情報シーケンスの前記推定値を符号化する前記サブステップとが別個の符号化の方法を実施することが有利である。
したがって、本発明による方法は、実施態様においてフレキシビリティが高いことによって特徴付けられる。実際、ソースエンティティ及び中継エンティティは個別の又は全く同一の符号化を実施することができ、これにより、ソースエンティティ及び中継エンティティの多くの組み合わせを可能にする。
さらに、この態様によれば、ソースエンティティ同士を組み合わせることが可能であり、存在する中継エンティティは、それぞれが実施する符号化をインポートすることができる。本発明の別の態様によれば、前記少なくとも1つの「ソース」符号語を変調する前記サブステップと、前記少なくとも1つの「中継」符号語を変調する前記サブステップとは、別個の分離変調方法を用いる。
この態様は、本発明を実施する際に高いフレキシビリティを可能にするので、特に有利である。
実際、ソースエンティティは、例えば、次数n=1の、例えばBPSKのコンスタレーションによって表される変調を実施することができ、一方中継エンティティは次数m=2の、例えばQPSKのコンスタレーションによって表される変調を実施することができ、これらの2つの変調の2つのコンスタレーションの点の全てが分離している。
ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信からの信号、すなわち、それぞれ「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルの結果としてのコンスタレーションは、次数m+nのコンスタレーションに対応している。
したがって、上述の2つのコンスタレーションの例が用いられる場合、8個の点を含む次数m+n=3のコンスタレーションが得られる。
この結果としてのコンスタレーションの点の実数成分は、「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルに関連付けられる点の実数成分の点を加算することによって得られ、一方、虚数成分は「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルに関連付けられる点の虚数成分を加算することによって得られる。
したがって、ソースエンティティ及び中継エンティティのそれぞれに関連付けられるコンスタレーションは完全に分離した点を有する限り、ソースエンティティ同士を組み合わせることが可能であり、存在する中継エンティティは、それぞれが実施する変調をインポートすることができる。
さらに、当然のことながら、ソースエンティティ及び中継エンティティにおいて同一の変調を用いることが可能である。なぜならば、同一の変調の事例においては、中継エンティティとソースエンティティとの間で回転(ejφ)が実施されることによって、有利には、ソースエンティティによって実施されるコンスタレーションの点、及び中継エンティティによって実施されるコンスタレーションの点は分離しているからである。同様に、有利には異なる振幅の重み付けを中継エンティティとソースエンティティとの間で適用することも可能であり、これによって、ソースエンティティ及び中継エンティティによって実施されるコンスタレーションの点が回転演算によらずに分離する。
特定の実施形態によれば、前記少なくとも1つの「ソース」符号語を変調する前記サブステップは直交変調であり、前記少なくとも1つの「中継」符号語を変調する前記サブステップは位相変調である。
したがって、この特定の実施形態によれば、「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルは直交する。「ソース」エンティティによって用いられる次数nの第1のコンスタレーションの各点は「中継」エンティティによって用いられる次数mの第2のコンスタレーションの点の方向に直交する方向に配置される。
ソースエンティティ及び中継エンティティによって実施されるコンスタレーションの直交性に基づくこの例は限定ではない。実際、本発明によれば、中継エンティティによって実施されるコンスタレーションに関連するソースエンティティによって実施されるコンスタレーションの、非ヌルであり、かつ2πと異なる(modulo 2の)任意の回転を用いることが可能である。
また、発明の別の態様は、上記で説明した送信方法に従って、少なくとも1つの中継エンティティを介してソースエンティティによって受信エンティティへ送られる情報シーケンスを表す信号に関する。
この実施形態によれば、そのような信号は前記ソースエンティティによる「ソース」変調シンボルと、前記中継エンティティによる「中継」変調シンボルとの同時送信からの結果としての少なくとも1つのシンボルを含み、
前記「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点に対応しており、
前記「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点に対応しており、
前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全ては分離しており、
前記結果としてのシンボルは次数n+mのコンスタレーションの点に対応しており、該点の実数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記実数成分を加算することによって得られ、前記点の虚数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記虚数成分を加算することによって得られる。
したがって、本発明によれば、中継エンティティ及びソースエンティティの同時送信の結果としての信号において、少なくとも1つのシンボルがソースエンティティ及び中継エンティティの第1のコンスタレーション及び第2のコンスタレーションに関連付けられる、より高い次数のコンスタレーションの点に対応して送信される。
第1のコンスタレーション及び第2のコンスタレーションの点は全て分離されることによって、受信側において、信号のより高い次数のコンスタレーション内の2つの「重ね合わされた」コンスタレーションを容易に分離することが可能である。
この信号は送信すること、及び/又はデータサポート上に記憶することができる。当然のことながら、この信号は、本発明による送信方法に関連する様々な特徴を含む。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも1つの中継エンティティを介して受信エンティティに情報シーケンスを送信することが可能なソースエンティティに関する。
本発明によれば、そのようなソースエンティティは、「ソース」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスを表す変調シンボルの送信手段を備え、各「ソース」変調シンボルは第1のコンスタレーションの点に対応しており、
前記送信手段は、前記「ソース」変調シンボルのうちの少なくとも1つを、前記情報シーケンスの推定値を表す少なくとも1つの「中継」変調シンボルに同時に送るように構成され、各「中継」変調シンボルは第2のコンスタレーションの点に対応しており、
前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離している。
別の実施形態において、本発明はソースエンティティから、情報シーケンスを表す少なくとも1つの「ソース」変調シンボルを受信することが可能な中継エンティティに関し、各「ソース」変調シンボルは第1のコンスタレーションの点に対応しており、該中継エンティティは遠隔のエンティティに前記情報シーケンスを再び送ることが可能である。
本発明によれば、そのような中継エンティティは、前記情報シーケンスの推定値を表す「中継」変調シンボルの送信手段を備え、各「中継」変調シンボルは第2のコンスタレーションの点に対応しており、前記送信手段は、前記「中継」変調シンボルのうちの少なくとも1つを前記「ソース」変調シンボルのうちの少なくとも1つに同時に送るように構成され、前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの点の全てが分離している。
特に、そのようなソースエンティティ及び中継エンティティは協働して上記で説明した送信方法を実施することが可能である。したがって、本発明による方法に関して上記で説明した利点及び実施形態は、これらのエンティティの各々に適用可能でもある。
本発明によれば、標準的な中継エンティティを用いることが可能である。この場合、本発明の実施態様は、ソースエンティティ及び中継エンティティのそれぞれによって用いられるコンスタレーションの点が全て分離するように、ソースエンティティを変形することにある。
相互的に(reciprocally)、標準的なソースエンティティを用いることが可能である。この場合、本発明の実施態様は、ソースエンティティ及び中継エンティティのそれぞれによって用いられるコンスタレーションの点が全て分離するように、中継エンティティを変形することにある。
別の実施態様において、本発明は、少なくとも1つの中継エンティティを介してエンティティによって送られる情報シーケンスを表す信号の受信方法に関する。
本発明によれば、そのような受信方法は、
ソースエンティティによる「ソース」変調シンボル及び中継エンティティによる「中継」変調シンボルの同時送信からの結果としての少なくとも1つのシンボルを含む信号を受信するステップであって、
前記「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点に対応しており、
前記「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点に対応しており、
前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの点の全てが分離しており、
結果としてのシンボルは次数n+mのコンスタレーションの点に対応しており、該点の実数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の実数成分を加算することによって得られ、前記点の虚数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記虚数成分を加算することによって得られるステップと、
前記信号を復調するステップであって、前記第1のコンスタレーションの点に対応している「ソース」変調シンボルを表す少なくとも1つの「ソース」符号語、及び前記第2のコンスタレーションの点に対応している「中継」変調シンボルを表す少なくとも1つの「中継器」符号語を供給するステップと、
前記「ソース」符号語及び前記「中継」符号語を反復的に復号化するステップと、
を含む。
このようにして、本発明による受信方法は、上記で説明した信号を受信すると、「ソース」エンティティによって送られた「ソース」変調シンボルと、「中継」エンティティによって送られた「中継」変調シンボルの復調及び復号化を一緒に行うことを可能にする。
実際、受信エンティティは、ソースエンティティ及び中継エンティティのそれぞれによって送られた信号の重ね合せからの結果としての信号を受信する。
上記で見たように、そのような信号は、上記ソースエンティティによる「ソース」変調シンボル及び中継エンティティによる「中継」変調シンボルの同時送信からの結果としての少なくとも1つのシンボルを含む。
特定の態様によれば、復調ステップは、送信側の前記ソースエンティティ及び前記少なくとも1つの中継エンティティによって用いられる前記変調器の変調次数の前記和以上の復調器次数を有する復調器を実施する。
実際、受信される信号がソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信からの結果としてのシンボルを含むことにより、この結果としてのシンボルを復調し、その後、ソースエンティティ及び中継エンティティの共同復調を実行するのに用いられる復調器は、ソースエンティティ及び中継エンティティによって用いられる変調器の変調次数の和以上の次数である。
複雑性の観点で、復調器の次数は、ソースエンティティ及び中継エンティティによって用いられる変調器の変調の次数の和に正確に等しいことが最適である。
しかしながら、実施の複雑性が増加することを犠牲にして、変調の次数の和より大きな次数の復調器を用いて受信された信号を復調することも可能である。
別の実施態様において、本発明はまた、少なくとも1つの中継エンティティを介してソースエンティティによって送られる、情報シーケンスを表す信号を受信することが可能な受信エンティティに関する。
本発明によれば、そのような受信エンティティは、
前記ソースエンティティによる「ソース」変調シンボルと、前記中継エンティティによる「中継」変調シンボルとの同時送信からの結果としての少なくとも1つのシンボルを含む前記信号を受信する手段であって、
前記「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点に対応しており、
前記「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点に対応しており、
前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離している手段と、
次数n+mのコンスタレーションの点に対応している前記結果としてのシンボルであって、該点の実数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記実数成分を加算することによって得られ、前記点の虚数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記虚数成分を加算することによって得られるシンボルと、
前記信号を復調する手段であって、前記第1のコンスタレーションの点に対応している「ソース」変調シンボルを表す少なくとも1つの「ソース」符号語、及び前記第2のコンスタレーションの点に対応している「中継」変調シンボルを表す少なくとも1つの「中継」符号語を供給する手段と、
前記「ソース」符号語及び前記「中継」符号語を反復的に復号化する手段と
を備える。
そのような受信エンティティは、上記で説明した受信方法を実施するようにとりわけなっている。
また、本発明は、少なくとも1つの中継エンティティを介したソースエンティティから受信エンティティへの情報シーケンスの送信システムに関しており、そのようなシステムは、
「ソース」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスを表す変調シンボルを送る前記ソースエンティティであって、各「ソース」変調シンボルは第1のコンスタレーションの点に対応しているソースエンティティと、
「中継」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスの推定値を表す変調シンボルを送る前記少なくとも1つの中継エンティティであって、各「中継」変調シンボルは第2のコンスタレーションの点に対応している中継エンティティと
を含み、
前記第1のコンスタレーション及び上記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離しており、
前記ソースエンティティ及び前記少なくとも1つの中継エンティティは前記「ソース」変調シンボルのうちの少なくとも1つ及び前記「中継」変調シンボルのうちの少なくとも1つを同時に送る。
当然のことながら、この協調システムは本発明による送信方法に関する様々な特徴を含むことができ、これらの特徴は結合することができもできるし、別個のままとすることもできる。このため、このシステムの特徴及び利点は送信方法の特徴及び利点と同じである。したがって、これらの特徴及び利点については更に十分に説明はしない。
本発明はまた、プロセッサによって実行されたとき、上記で説明した送信方法又は受信方法を実施するための命令を含むコンピュータプログラムにも関する。
このプログラムは任意のプログラミング言語を用いることができ、ソースコード、オブジェクトコード、若しくは部分的にコンパイルされた形態等の、ソースコードとオブジェクトコードとの間の中間コード、又は他の任意の望ましい形態とすることができる。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照しながら、単なる例示であり非限定的な例として提供される以下の特定の実施形態の説明を読めばより明らかになるであろう。
従来技術に関して上述した、従来の協調システムの送信を示す図である。 本発明による送信方法のメインステップを示す図である。 本発明によるソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信を示す図である。 本発明による送信システムを表す図である。 例えば2つの中継エンティティを考慮したときの、本発明による送信システムを示す図である。 ソースエンティティ及び中継エンティティによってそれぞれ実施されるコンスタレーションと、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信からの結果としてのコンスタレーションとの様々な組み合せのうちの1つを示す図である。 ソースエンティティ及び中継エンティティによってそれぞれ実施されるコンスタレーションと、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信からの結果としてのコンスタレーションとの様々な組み合せのうちの1つを示す図である。 ソースエンティティ及び中継エンティティによってそれぞれ実施されるコンスタレーションと、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信からの結果としてのコンスタレーションとの様々な組み合せのうちの1つを示す図である。 ソースエンティティ及び中継エンティティによってそれぞれ実施されるコンスタレーションと、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信からの結果としてのコンスタレーションとの様々な組み合せのうちの1つを示す図である。 本発明による受信方法のメインステップを示す図である。 本発明の方法による中継エンティティの協調がある場合と協調がない場合との性能に関する比較を行うのに用いられる図である。
1.一般原理
本発明の一般原理は、符号化のブレークダウンの実施態様と、送信するシンボルの変調の実施態様とにある。より詳細には、送信する情報シンボルの符号化及び変調は、同時に送信する少なくとも1つのソースエンティティ及び少なくとも1つの中継エンティティにおいて分散して実行される。
中継エンティティ及びソースエンティティの同時送信の結果としてのシンボルは、ソースエンティティ及び中継エンティティによってそれぞれ送られた信号の重ね合わせである次数n+mのコンスタレーションの点に対応している。
このようにして、結果としての次数n+mのコンスタレーションの各点の座標の一意性を提供する「ソース」コンスタレーション及び「中継」コンスタレーションの選択を通じて、受信器レベルにおいて、元々の「ソース」変調シンボル及び「中継」変調シンボルを干渉なしで引き離すことが可能になる。
実際、ソースエンティティによって送られた信号は、「ソース」変調シンボルと呼ばれるシンボルを含み、この「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点によって表される。
さらに、中継エンティティによって送られた信号は、「中継」変調シンボルと呼ばれるシンボルを含み、この「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点によって表される。
さらに、第1のコンスタレーションの点及び第2のコンスタレーションの点が全て分離している。
チャネルにおいて、受信エンティティに向けられた、ソースエンティティ及び中継エンティティによって同時送信された信号の重ね合せによって、結果としての信号が得られる。
中継エンティティ及びソースエンティティ間の相関によって、中継エンティティは、ソースエンティティによって送られた信号の推定値から構築される信号を送り、本発明に従って送信側で実施される、より高次数のコンスタレーションが、同時に送ることが更に可能な2つの相関する送信エンティティからもたらされる。
したがって、ソースエンティティ及び中継エンティティによって同時に送られる信号の重ね合わせの間に得られる結果としてのコンスタレーションは、ソースエンティティ及び中継エンティティによって実施される2つの追加のコンスタレーションからもたらされる。
実際、結果としての次数n+mのコンスタレーションの点は、第1の次数nの「ソース」コンスタレーションの点の実数部(それぞれ虚数部)と、第2の次数mの「中継器」コンスタレーションの点の実数部(それぞれ虚数部)との和に等しい実数部(それぞれ虚数部)によって特徴付けられる。
したがって、本発明は、干渉のいかなるリスクも防止することによって送信のスペクトル効率を向上させるよう、ソースエンティティ及び中継エンティティの相補性に基づいている。
2.本発明による送信方法の実施形態の説明
図2に関して、本発明の第1の実施形態による送信方法のメインステップが示されている。
ソースエンティティ(S)、中継エンティティ(R)及び受信エンティティ(D)を考慮している実施形態のこの説明は、多重のソース又は更には多重の中継器の事例に(図4に関して以下で説明するように)置き換えることもできる。
本発明による方法の第1のステップによれば、ソースエンティティによって、「ソース」変調シンボルと呼ばれる情報シーケンスを表す変調シンボルの送信ステップ(21)が実施される。この各々の「ソース」変調シンボル(Ss)は、次数nの第1のコンスタレーション(C1)の点に対応している。
ソースエンティティによって用いられる次数nのコンスタレーション(C1)の様々な例を表す図6〜図9に関して、「ソース」点は「×」の記号によって表される。
より詳細には、「ソース」変調シンボル(Ss)の送信ステップは、情報シーケンスを符号化し、少なくとも1つの「ソース」符号語を提供するサブステップ(211)と、この「ソース」符号語を変調し、「ソース」変調シンボル(Ss)を提供するサブステップ(212)とを含む。
ソースエンティティ(S)と並列に、ソースエンティティによって実行される第1の送信を除いて、中継エンティティは上記情報シーケンスの推定値(E)を表す変調シンボル、すなわち上記「中継」変調シンボル(Sr)の同時送信ステップ(22)も実施し、各「中継」変調シンボルは第2の次数mのコンスタレーション(C2)の点に対応している。
ソースエンティティによって用いられる次数nのコンスタレーション(C1)の様々な例を表す図6〜図9に関して、「中継」点は「+」の記号によって表される。
より詳細には、「中継」変調シンボル(Sr)の送信ステップは、上記シンボルの受信後(図示せず)、「ソース」変調シンボルを復号化し、情報シーケンスの推定値(E)を提供するサブステップ(221)と、この情報シーケンスの推定値を符号化し、少なくとも1つの「中継」符号語を提供するサブステップ(222)と、少なくとも1つの「中継」符号語を変調し、「中継」変調シンボル(Sr)を提供するサブステップ(223)とを含む。
以下で図6〜図9に関して説明するように、本発明は第1のコンスタレーション(C1)及び第2のコンスタレーション(C2)の点が全て分離していることと、ソースエンティティ(S)及び中継エンティティ(R)がチャネルHにおいて、(ソースエンティティによって実行される第1の送信を除いて)「ソース」変調シンボル(Ss)の少なくとも1つ及び上記「中継」変調シンボル(Sr)の少なくとも1つを同時送信することとによって特徴付けられる。
ソースエンティティ(S)及び中継エンティティ(R)の同時送信によって、ソースエンティティ(S)及び中継エンティティ(R)によってそれぞれ送られる信号の重ね合せから生じる次数n+mのコンスタレーション(Ceq)の点に対応している結果としてのシンボル(Sd)が、チャネルHにおいて、重ね合わせによって得られる。
結果としての次数n+mのコンスタレーション(Ceq)の点は、次数nの第1の「ソース」コンスタレーションの点の実数部(それぞれ虚数部)と、次数mの第2の「中継」コンスタレーションの点の実数部(それぞれ虚数部)との和に等しい実数部(それぞれ虚数部)によって特徴付けられる。
次に、結果としてのコンスタレーションの例を特に図6〜図9を用いて示す。
図3は、特に、本発明によるソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信を示している。実際、この図に関して、ソースエンティティ及び中継エンティティは同時に送信する。中継エンティティは、実際、以前の時間ユニットに受信されたソースエンティティの情報の符号化されたバージョンを送信する。したがって、中継エンティティ及びソースエンティティの同時送信間の1つの時間ユニットのオフセットが存在する。
したがって、従来技術に関して上記で比較した図1と、本発明による同時送信を示す図3との比較によって、本発明によれば、考慮される時間ユニットの間(本発明の方法による開始ステップとして最初に考慮されるものを除く)、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信が実際に存在すると言うことが可能である。
したがって、本発明によれば、図1に関連して説明した従来技術に対して、時間ユニット当たり2倍の情報量が送信される。
したがって、本発明の方法によれば、スペクトル効率は強力に最適化される。
さらに、本発明の一般原理を置き換えることによって、多重ソースシステム及び/又は多重中継システムが、考慮する送信システム内に存在するソースエンティティ及び中継エンティティと同じ数の同時送信を実施する。
したがって、本発明によるこのタイプの送信システムによれば、スペクトル効率はより一層向上する。
3.本発明による送信方法の物理的な実施態様
図4は、図2に関連して上記で説明した本発明による方法のステップを実施する、本発明の実施形態による送信システムを表す図に対応する。
実際、図4に示す例によれば、ソースエンティティS内で効率Rの符号化器Cによってkビット長の情報シーケンスuが符号語cに符号化される(211)。その後、符号語cはxに変調され(212)、チャネルH上で送信される。
特に、図4の例において、BPSKタイプのn=1次の変調(バイナリ位相シフトキーイング)を考慮しており、そのコンスタレーションC1は図6において「×」点によって表されている。
次に、図4に関して、中継エンティティは符号語のノイズが多いバージョン(c、yS,R)を受信する。このノイズが多い符号語は、中継エンティティR内で効率Rの復号化器
Figure 0006250676
によって復号化され(221)、推定値
Figure 0006250676
を提供する。
次に、推定値
Figure 0006250676
は、冗長性を加える目的でインタリーバΠによってインタリーブされ、その後、効率Rの符号化器Cによって符号語cに再符号化される(222)。
中継エンティティの符号化器Cは、ソースエンティティ内で実施される符号化器Cと異なる第1の変形形態(variant)か又は符号化器Cと同一の第2の変形形態に一致することができ、これにより、実施態様の多大なフレキシビリティを提供する。
したがって、ソースエンティティ同士を組み合わせることが可能であり、存在する中継エンティティは、それぞれが実施する符号化をインポートすることができる。
次に、符号語cは、コンスタレーションC2に従う変調を用いて変調され(223)、コンスタレーションC2の点はソースエンティティの変調器によって用いられるコンスタレーションC1から分離されている。
図4の例において、BPSKタイプの次数m=1の変調(バイナリ位相シフトキーイング)を考慮しており、そのコンスタレーションC2は図6において「+」点によって表されている。したがって、ソースエンティティによって用いられる第1のコンスタレーションC1に関して、中継エンティティによって用いられる第2のコンスタレーションC2はコンスタレーションC1を角度φだけ回転させたものに対応する。図6による例において、コンスタレーションC1及びコンスタレーションC2は角度φ=90度だけ位相シフトさせたものである。換言すれば、第2のコンスタレーションC2は第1のコンスタレーションC1を4分の1回転させたものである。
したがって、この例によれば、一方でソースエンティティによって実施される変調は直交変調であり、他方で2つの中継エンティティによって実施される変調は位相変調である。
本発明によれば、φの他の値を用いることができる。φの異なる値の例は後述する図7〜図9によって特に示されている。
したがって、受信エンティティから見ると、ソースエンティティ及び中継エンティティに対して分散される等価の変調(Ceq)は、コンスタレーション(Ceq)によって表されるQPSKタイプの2=4個の点を含む次数2(1+1)の変調であり、それらの点は図6における「●」である。
ソースエンティティ及び中継エンティティに対する変調のこの「分散」によって、n+m次元の等価の変調に対してより低次の次数nの変調がソースエンティティと中継エンティティとの間で用いられることにより、ローバストな「ソース−中継器」リンクが保持されることを特に可能にする。
この例によれば、ソースエンティティによって実施される変調は実数軸上の変調に対応する一方、中継エンティティによって実施される変調は虚数軸上の変調に対応する。
結果としてのシンボル(Sd)はQPSKタイプの次数4のコンスタレーション(Ceq)の点61に対応し、その点の実数成分(それぞれ虚数)は、BPSKタイプの次数n=1の第1の「ソース」コンスタレーションC1の「×」点62の実数成分(それぞれ虚数)と、BPSKタイプの次数m=1の第2の「中継」コンスタレーションC2の「+」点63の実数成分(それぞれ虚数)との和に等しい。
4.本発明による多重中継システムの説明
図5は、例えば2つの中継エンティティ(R1及びR2)を考慮したときの、本発明による送信システムを図示している。
こうした多重中継システムは本発明の一般原理の明白な置き換えである。
この送信システムによれば、ソースエンティティSは2つの中継エンティティR1及びR2の方向に送信し、受信エンティティDの方向にも直接送信する。
実際、ソースエンティティの受信者への直接送信は、特に、中継エンティティの動作障害(故障、バッテリーの放電、破損)の場合に、ソースエンティティから受信者への送信を実行することを特に可能にする。
図5に示すシステムにおいて、ソースエンティティは、4つの振幅状態(点)(MA−4)を有する次数n=2の変調タイプのコンスタレーションC1を用いることによって「ソース」変調シンボル(Ss)を各中継エンティティ(R1)及び(R2)に対して特に送り、これらの点はこの同じ図面上の「×」点によって示されている。
中継エンティティR1及びR2はそれぞれ、4つの振幅状態(点)(MA−4)を有する次数n=2の振幅変調タイプのコンスタレーションC2を用いて「中継」変調シンボル(Sr)を受信エンティティに向けて特に送り、これらの点はこの同じ図上の「+」点によって示されている。中継エンティティによって用いられるコンスタレーションC2はコンスタレーションC1に対して角度φ=90度だけ回転させたものである。したがって、この例によれば、一方でソースエンティティによって実施される変調は直交変調であり、他方で2つの中継エンティティによって実施される変調は位相変調である。
したがって、(a=−1、及びb=0)を座標として有するC1の点P1(62)は、(a’=a*ejφ=0、及びb’=b*ejφ=1)を座標として有するc2の点P2(63)に対応する。等価のコンスタレーション内の結果としての点PR(61)は、(a’’=a’+a=−1、及びb’’=b’+b=1)を座標として有する。
したがって、各中継エンティティによって用いられる第2のコンスタレーションC2は、ソースエンティティによって用いられる第1のコンスタレーションC1から分離された点を有する。受信エンティティ(D)によって観察される等価のコンスタレーション(Ceq)は、次数4の直交振幅変調に対応する16MAQタイプのコンスタレーションに対応している。
変形の実施形態(図示せず)によれば、中継エンティティR1及びR2はコンスタレーションC2及びC2’も用いることができ、それらの点は、1つの「中継」コンスタレーションC2と他の「中継」コンスタレーションC2’とで分離しており、「ソース」コンスタレーションC1とも分離している。
5.本発明による分散変調の例
図7〜図9は、一方で中継エンティティ及びソースエンティティによってそれぞれ用いられる他のコンスタレーションと、それらの組合せの各々の結果としてのコンスタレーションとを示している。
これらの図によれば、「ソース」コンスタレーションの点は「×」で示され、「中継」コンスタレーションの点は「+」で示され、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信の結果としてのコンスタレーションの点は、「●」で示されている。
図7は特に、図5に関して上記で説明した変調分散に対応し、16−MAQタイプの次数4の結果としてのコンスタレーションは16個の点を含む。
これらの16個の点の各々の実数部(それぞれ虚数部)は、次数n=2のMA−4タイプの第1の「ソース」コンスタレーションC1の「×」点の実数部(それぞれ虚数部)と、次数m=2のこれもMA−4タイプの第2の「中継」コンスタレーションC2の「+」点の実数部(それぞれ虚数部)との和に等しい。
図8に関しては、図8はソースエンティティ及び中継エンティティが次数n=m=2のQPSKタイプの2つのコンスタレーションC1及びC2を用いる別の例を示している。本発明によれば、中継エンティティによって実施されるコンスタレーションC2は中継エンティティによって実施されるコンスタレーションC1を角度φ=30度回転させたものである。
したがって、この例によれば、一方でソースエンティティによって実施される変調と、他方で中継エンティティによって実施される変調とは、上記で説明した例において示されるような直交変調及び位相変調ではない。
コンスタレーションC1及びC2の点の座標を以下に示す。
Figure 0006250676
Figure 0006250676
したがって、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信の間に得られる次数n+m=4の等価のコンスタレーションの16個の点の座標は以下の通りである。
Figure 0006250676
図9は、ソースエンティティ及び中継エンティティが、ソースエンティティに対してはn=2であり中継エンティティに対してはm=1である、異なる次数の2つのコンスタレーションC1及びC2を使用する別の例を示す。
この例によれば、一方でソースエンティティによって実施される変調は直交変調であり、他方で中継エンティティによって実施される変調は位相変調である。さらに、ソースエンティティによって実施される変調は実数軸上の変調に対応する一方、中継エンティティによって実施される変調は虚数軸上の変調に対応する。
したがって、受信エンティティから見ると、ソースエンティティ及び中継エンティティに対して分散される等価の変調(Ceq)は、コンスタレーション(Ceq)によって表される2=8個の点を含む次数3(2+1)の変調であり、それらの点は図9における「●」である。
6.本発明による受信方法の実施形態の説明
図10に関して、本発明の実施形態による受信方法のメインステップが示されている。
受信エンティティはソースエンティティ及び中継エンティティからの信号を同時に受信し(101)、中継エンティティの追加の冗長性を用いることによって、ソースエンティティの情報を一緒に反復的に復号化する(103)。
より詳細には、受信後、受信エンティティは、上記で説明した送信システムの送信において少なくとも1つのソースエンティティ及び少なくとも1つの中継エンティティによって用いられる変調の次数の和以上の復調の次数を有する復調器によって復調を実施する(102)。
処理の複雑性が追加されるのを防止するために、復調器の次数は、用いられる変調器の次数の和に正確に等しいことが最適である。
こうした復調器は、ソースエンティティ及び中継エンティティから受信した信号を一緒に復調し、例えば、対数尤度比(LLR)、すなわちLLR(x)及びLLR(x)を生成する。
例えば、送信においてソースエンティティ及び中継エンティティにより用いられる2つのBPSK変調に対して、ソースエンティティ及び中継エンティティそれぞれによって用いられるコンスタレーションの点は全て分離され、用いられる復調器は次数n+m=2のQPSKタイプの復調器である。
上記で説明したように、ソースエンティティ及び中継エンティティによって同時送信された信号の重ね合わせの結果としての等価のコンスタレーションの特定の構成によって、復調器は「ソース」変調シンボルを「中継」変調シンボルから容易に分離する。
実際、上記で説明したように、ソースエンティティ及び中継エンティティの同時送信チャネルにおける結果としての等価のコンスタレーションは、次数n+m=2のコンスタレーションである。
対数尤度比(LLR)、すなわちLLR(x)及びLLR(x)は、それぞれ
復号化器
Figure 0006250676
及び
Figure 0006250676
の入力において、復調器によって供給され、復号化器C及びCは、それぞれ符号化器C及びCに対応する。
ソースエンティティuの情報の結合復号化(103)は、復号化器
Figure 0006250676
及び
Figure 0006250676
間の外来の(extrinsic)情報の交換による反復的な復号化である。
中継エンティティが、ソースエンティティから来るストリーミングを復号化する時間を残しておくように、伝送方式において生じる開始からのオフセットを考慮に入れることを反復的な復号化のプロセスに統合しなければならないことに留意しなければならない。このことは、反復的な復号化が2つの連続した符号語からの外来の情報の交差(crossing)によって実行されるのであって、それらの2つの同時の符号語からの情報の交差によって実行されるわけではないことを単に意味する。これによって復号化の複雑性は増大されることはなく、復号化の間に単に待機時間をもたらすだけである。
7.本発明による方法のパフォーマンス
本発明による方法を用いて、ビット誤り率を最小化する観点で良好なパフォーマンスを達成する。実際、図11のグラフは、本発明の協調送信方法による、処理あり(111)のチャネルと処理なし(112)、すなわち中継エンティティなしのチャネルとのパルス応答の重ね合せを示している。
これらのパフォーマンス結果は、本発明による方法を実施するのに、ソースエンティティ及び中継エンティティが、10回の復号化反復を有する長さk=128ビットの情報シーケンスuに適用される、効率R=1/2及びBPSK変調の再帰的な4状態畳み込み符号を用いることを考慮することによって特に得られる。
しかしながら、上記で見てきたように、様々な効率の様々なタイプの符号化を中継エンティティ及びソースエンティティのそれぞれによって用いることができる。
比較として、本発明の方法のパフォーマンス結果は、ソースエンティティが効率コードR=1/4及びQPSK変調を用いるシミュレーションの事例と比較される。
図11に関して、BER(ビット誤り率)の観点でのパフォーマンスは、ソースエンティティと受信エンティティとの間のチャネルの信号対ノイズ比である信号比γSDによってたどられる。
さらに、図11に示されるシミュレーションによって用いられるチャネルは高速レイリーフェージングチャネルである。
本発明による方法は、ビット誤り率の観点で、ソースエンティティと受信エンティティとの間の直接送信(112)に関連して大きなゲインを得ることを可能にすることに留意されたい。
例えば、10−3のビット誤り率に対して約3dBのゲインが得られる。

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの中継エンティティ(R)を介した少なくとも1つのソースエンティティ(S)から受信エンティティ(D)への情報シーケンスの送信方法であって、
    前記少なくとも1つのソースエンティティによる、「ソース」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスを表す変調シンボルの送信ステップ(21)であって、各「ソース」変調シンボル(Ss)は次数nの第1のコンスタレーション(C1)の点に対応しているステップと、
    前記少なくとも1つの中継エンティティによる、「中継」変調シンボル(Sr)と呼ばれる前記情報シーケンスの推定値を表す変調シンボルの送信ステップ(22)であって、各「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーション(C2)の点に対応しているステップとを含み、
    前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離していることを特徴とし、
    前記少なくとも1つのソースエンティティ(S)及び前記少なくとも1つの中継エンティティ(R)は、前記「ソース」変調シンボル(Ss)のうちの少なくとも1つと、前記「中継」変調シンボル(Sr)のうちの少なくとも1つとを同時に送ることを特徴とする送信方法。
  2. 前記「ソース」変調シンボルの送信ステップは、前記情報シーケンスを符号化して少なくとも1つの「ソース」符号語を供給するサブステップ(211)と、前記少なくとも1つの「ソース」符号語を変調して前記「ソース」変調シンボルを供給するサブステップ(212)とを含むことを特徴とし、
    前記「中継」変調シンボルの送信ステップは、前記「ソース」変調シンボルを復号化して前記情報シーケンスの前記推定値(E)を供給するサブステップ(221)と、前記情報シーケンスの前記推定値を符号化して少なくとも1つの「中継」符号語を供給するサブステップ(222)と、前記少なくとも1つの「中継」符号語を変調して前記「中継」変調シンボルを供給するサブステップ(223)とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の送信方法。
  3. 前記情報シーケンスを符号化する前記サブステップ(221)と、前記情報シーケンスの前記推定値を符号化する前記サブステップ(222)とが別個の符号化の方法を実施することを特徴とする、請求項2に記載の送信方法。
  4. 前記少なくとも1つの「ソース」符号語を変調する前記サブステップ(212)と、前記少なくとも1つの「中継」符号語を変調する前記サブステップ(223)とが、別個の変調の方法を実施することを特徴とする、請求項2又は3に記載の送信方法。
  5. 前記少なくとも1つの「ソース」符号語を変調する前記サブステップ(212)は直交変調であり、前記少なくとも1つの「中継」符号語を変調する前記サブステップ(223)は位相変調であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の送信方法。
  6. 少なくとも1つの中継エンティティを介して情報シーケンスを受信エンティティへ送ることが可能なソースエンティティ(S)であって、
    該ソースエンティティは「ソース」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスを表す変調シンボルの送信手段を備え、各「ソース」変調シンボルは第1のコンスタレーションの点に対応しており、
    前記送信手段は前記「ソース」変調シンボルのうちの少なくとも1つを前記情報シーケンスの推定値を表す少なくとも1つの「中継」変調シンボルに同時に送るように構成され、各「中継」変調シンボルは第2のコンスタレーションの点に対応しており、
    前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離していることを特徴とするソースエンティティ。
  7. 少なくとも1つのソースエンティティから情報シーケンスを表す少なくとも1つの「ソース」変調シンボルを受信することが可能であり、かつ遠隔のエンティティに前記情報シーケンスを再び送ることが可能である中継エンティティ(R)であって、各「ソース」変調シンボルは第1のコンスタレーションの点に対応している中継エンティティにおいて、 該中継エンティティは、前記情報シーケンスの推定値を表す「中継」変調シンボルの送信手段を備えることを特徴とし、各「中継」変調シンボルは第2のコンスタレーションの点に対応しており、
    前記送信手段は前記「中継」変調シンボルのうちの少なくとも1つを前記「ソース」変調シンボルのうちの少なくとも1つに同時に送るように構成され、
    前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離している中継エンティティ。
  8. 少なくとも1つの中継エンティティを介してエンティティによって送られる情報シーケンスを表す信号の受信方法であって、該受信方法は、
    前記ソースエンティティによる「ソース」変調シンボル及び前記中継エンティティによる「中継」変調シンボルの前記同時送信からの結果としての少なくとも1つのシンボルを含む前記信号を受信するステップ(101)であって、
    前記「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点に対応しており、
    前記「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点に対応しており、 前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離しており、
    前記結果としてのシンボルは次数n+mのコンスタレーションの点に対応しており、該点の実数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記実数成分を加算することによって得られ、前記点の虚数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記虚数成分を加算することによって得られるステップと、
    前記信号を復調するステップ(102)であって、前記第1のコンスタレーションの点に対応している「ソース」変調シンボルを表す少なくとも1つの「ソース」符号語、及び前記第2のコンスタレーションの点に対応している「中継」変調シンボルを表す少なくとも1つの「中継」符号語を供給するステップと、
    前記「ソース」符号語及び前記「中継」符号語を反復的に復号化するステップ(103)と
    を含むことを特徴とする受信方法。
  9. 前記復調するステップは、送信側の前記少なくとも1つのソースエンティティ及び前記少なくとも1つの中継エンティティによって用いられる変調器の変調次数の前記和以上の復調次数を有する復調器を実施することを特徴とする、請求項に記載の受信方法。
  10. 少なくとも1つの中継エンティティを介して少なくとも1つのソースエンティティによって送られる、情報シーケンスを表す信号を受信することが可能な受信エンティティ(D)であって、該受信エンティティは、
    前記ソースエンティティによる「ソース」変調シンボルと、前記中継エンティティによる「中継」変調シンボルとの同時送信からの結果としての少なくとも1つのシンボルを含む前記信号を受信する手段であって、
    前記「ソース」変調シンボルは次数nの第1のコンスタレーションの点に対応しており、
    前記「中継」変調シンボルは次数mの第2のコンスタレーションの点に対応しており、
    前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離している受信する手段と、
    次数n+mのコンスタレーションの点に対応している前記結果としてのシンボルであって、該点の実数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の実数成分を加算することによって得られ、該点の虚数成分は前記「ソース」変調シンボル及び前記「中継」変調シンボルに関連付けられる前記点の前記虚数成分を加算することによって得られるシンボルと、
    前記信号を復調する手段であって、前記第1のコンスタレーションの点に対応している「ソース」変調シンボルを表す少なくとも1つの「ソース」符号語、及び前記第2のコンスタレーションの点に対応している「中継」変調シンボルを表す少なくとも1つの「中継」符号語を供給する復調手段と、
    前記「ソース」符号語及び前記「中継」符号語を反復的に復号化する手段と
    を備えることを特徴とする受信エンティティ。
  11. 少なくとも1つの中継エンティティを介した少なくとも1つのソースエンティティから受信エンティティへの情報シーケンスの送信システムであって、該送信システムは、
    「ソース」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスを表す変調シンボルを送る前記少なくとも1つのソースエンティティであって、各「ソース」変調シンボルは第1のコンスタレーションの点に対応している前記少なくとも1つのソースエンティティと、
    「中継」変調シンボルと呼ばれる前記情報シーケンスの推定値を表す変調シンボルを送る前記少なくとも1つの中継エンティティであって、各「中継」変調シンボルは第2のコンスタレーションの点に対応している前記少なくとも1つの中継エンティティとを含み、
    前記第1のコンスタレーション及び前記第2のコンスタレーションの前記点の全てが分離していることを特徴とし、
    前記少なくとも1つのソースエンティティ及び前記少なくとも1つの中継エンティティは前記「ソース」変調シンボルのうちの少なくとも1つ及び前記「中継」変調シンボルのうちの少なくとも1つを同時に送ることを特徴とする送信システム。
  12. プロセッサによって実行されたとき、請求項1又はに記載の方法を実施するための命令を含むコンピュータプログラム。
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