JP6250476B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
以下、図1〜図5を用いて、本発明の第1実施の形態に係る保護回路を備えた半導体集積回路を説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係る半導体集積回路10は、半導体基板(半導体チップ)12の主面中央部に回路部14を備えている。回路部14の周囲であって、半導体基板12の縁部に沿って、信号端子30、第1外部端子としての電源端子32及び第2外部端子としての電源端子34が配置されている。ここでは、主要な外部端子のみ示されているが、半導体基板12には上記以外に多数の外部端子が配置されている。
図2及び図3に示されるように、半導体集積回路10の半導体基板12は、ここでは第1導電型としてのp型シリコン(Si)基板により構成されている。半導体基板12の不純物密度は例えば1015 atoms/cm3 に設定され、比抵抗値は例えば8Ω・cm〜12Ω・cmに設定されている。
本実施の形態に係る半導体集積回路10は、図1〜図3に示されるように、保護回路40を備えている。保護回路40のバイポーラトランジスタ42のベース領域(p型半導体領域50)が、半導体基板12のベース領域よりも比抵抗値が高い部分により形成された抵抗体12Rを介して電源端子34に接続される。例えば電源端子32にサージ電流が入力されると、バイポーラトランジスタ42のコレクタ領域(n型半導体領域54)とベース領域とのpn接合部におけるブレークダウンにより、コレクタ領域からベース領域へサージ電流が流れ、ベース領域にインパクトイオンが発生する。このため、ベース領域の電位が上昇変動してバイポーラトランジスタ42が動作し(ON動作し)、サージ電流がコレクタ領域からエミッタ領域(n型半導体領域56)、配線34L及び電源端子34を介してグランド電源Vssに吸収される。そして、ベース領域が半導体基板12の比抵抗値が高い部分により形成された抵抗体12Rを介して電源端子34に接続されているので、インパクトイオンが抵抗体12R、p型半導体領域52、p型半導体領域58、配線34L及び電源端子34を介してグランド電源Vssに吸収され難い。つまり、ベース領域の電位変動が継続されてバイポーラトランジスタ42の動作が継続される。加えて、ベース領域と電源端子34との間、詳しく説明すると、ベース領域としてのp型半導体領域50と配線34Lに接続されるp型半導体領域52との間が半導体基板12の比抵抗値が高い部分とされているので、p型半導体領域50とp型半導体領域52との距離が縮小される。このため、保護回路40の占有面積を縮小させることができる。
次に、図4を用いて、第1実施の形態の第1変形例に係る半導体集積回路10を説明する。なお、第1変形例、後述する第2変形例、第2実施の形態並びに第3実施の形態において、第1実施の形態に係る半導体集積回路10の構成と同等の機能を有する構成には同一符号を付し、同一符号が付された構成の説明は重複するので省略する。
第2変形例に係る半導体集積回路10は第1変形例に係る半導体集積回路10の変形例である。半導体集積回路10では、図5に示されるように、保護回路40のバイポーラトランジスタ42のベース領域としてのp型半導体領域50と、電源端子34に接続されたp型半導体領域52との間にn型半導体領域54Nが設けられている。第1実施の形態におけるバイポーラトランジスタ42のコレクタ領域としてのn型半導体領域54とは異なり、n型半導体領域54Nは、第5半導体領域として、p型半導体領域50とp型半導体領域52との間をpn接合分離するために設けられている。n型半導体領域54Nの主面部にはn型半導体領域60Nが設けられており、n型半導体領域54Nはn型半導体領域60Nを介して所定の電位Vcに接続されている。ここで、所定の電位Vcとしては、例えば、フローティング電位、電源Vccからの電位、グランド電源Vssからの電位等が使用可能である。
図6を用いて、本発明の第2実施の形態に係る半導体集積回路を説明する。
図6に示されるように、本実施の形態に係る半導体集積回路10は保護回路44を備えている。保護回路44は、信号Sが印加される信号端子30とグランド電源Vssが印加される電源端子34との間に設けられている。詳しく説明すると、保護回路44は横型npnバイポーラトランジスタ42を主体として構成されている。バイポーラトランジスタ42のコレクタ領域は信号端子30に電気的に接続され、エミッタ領域は電源端子34に電気的に接続されている。表現を代えれば、信号端子30から回路部14へ延在された配線(信号配線)30Lと電源端子34から回路部14へ延在された配線34Lとの間に、バイポーラトランジスタ42が電気的に並列に接続されている。バイポーラトランジスタ42のベース領域は、半導体基板12により形成された抵抗体12Rを介して電源端子34に電気的に接続されている。
本実施の形態に係る半導体集積回路10によれば、第1実施の形態に係る半導体集積回路10により得られる作用効果と同様に、信号端子30に入力されるサージ電流の吸収能力を向上させることができると共に、集積度を向上させることができる。
[第3実施の形態]
図7を用いて、本発明の第3実施の形態に係る半導体集積回路を説明する。
図7に示されるように、本実施の形態に係る半導体集積回路10は保護回路46を備えている。保護回路46は、信号Sが印加される信号端子30と電源Vccが印加される電源端子32との間に設けられている。詳しく説明すると、保護回路46は横型pnpバイポーラトランジスタ48を主体として構成されている。バイポーラトランジスタ48のp型コレクタ領域は信号端子30に電気的に接続されている。p型エミッタ領域は電源端子32に電気的に接続されている。表現を代えれば、信号端子30から回路部14へ延在された配線30Lと電源端子32から回路部14へ延在された配線32Lとの間に、バイポーラトランジスタ48が電気的に並列に接続されている。バイポーラトランジスタ48のp型ベース領域は、n型半導体基板12により形成された抵抗体12Rを介して電源端子32に電気的に接続されている。なお、本実施の形態では、各領域の導電型が前述の第1実施の形態並びに第2実施の形態の各領域の導電型に対して反対である。従って、本実施の形態では、第1導電型がn型であり、第2導電型がp型である。
本実施の形態に係る半導体集積回路10によれば、第2実施の形態に係る半導体集積回路10により得られる作用効果と同様に、信号端子30に入力されるサージ電流の吸収能力を向上させることができると共に、集積度を向上させることができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において例えば以下の通り変形可能である。例えば、本発明は、前述の第2実施の形態又は第3実施の形態に係る半導体集積回路において、信号が出力される信号端子と電源との間に保護回路を設けてもよい。なお、上記実施の形態では、半導体基板にシリコン基板が使用されているが、本発明は、シリコン基板以外の化合物半導体基板を半導体基板として使用してもよい。
12 半導体基板
12R 抵抗体
14 回路部
30 信号端子(第1外部端子)
32 電源端子(第1外部端子又は第2外部端子)
34 電源端子(第2外部端子)
40、44、46 保護回路
42、48 バイポーラトランジスタ
50 p型半導体領域(制御電極領域又は第3半導体領域)
52 p型半導体領域(第4半導体領域)
54 n型半導体領域(主電極領域又は第1半導体領域)
54N n型半導体領域(第5半導体領域)
56 n型半導体領域(主電極領域又は第2半導体領域)
Claims (6)
- 半導体基板に設けられた回路部に接続され、第1電源が印加される第1外部端子と、
前記回路部に接続され、前記第1電源と異なる第2電源が印加される第2外部端子と、
前記第1外部端子に一方の主電極領域が接続されると共に、前記第2外部端子に他方の主電極領域が接続され、制御電極領域が、前記一方の主電極領域を介在させ、当該一方の主電極領域下において、前記半導体基板の前記制御電極領域よりも比抵抗値が高い部分を通して前記第2外部端子に接続されるバイポーラトランジスタを含む保護回路と、
を備えた半導体集積回路。 - 前記半導体基板は、第1導電型により構成され、前記一方の主電極領域は、第1導電型とは反対の第2導電型の第1半導体領域により構成され、前記他方の主電極領域は、第2導電型の第2半導体領域により構成され、前記制御電極領域は、第1導電型の第3半導体領域により構成されている請求項1に記載の半導体集積回路。
- 前記制御電極領域は、前記半導体基板の主面部に設けられ、前記他方の主電極領域は、前記制御電極領域の主面部に設けられ、前記一方の主電極領域は、前記制御電極領域の周囲に沿って前記半導体基板の主面部に設けられている請求項2に記載の半導体集積回路。
- 前記制御電極領域と離間されて、前記半導体基板の主面部に前記第2外部端子に接続された第1導電型の第4半導体領域が設けられている請求項2又は請求項3に記載の半導体集積回路。
- 前記第4半導体領域は、前記バイポーラトランジスタの周囲に沿って設けられている請求項4に記載の半導体集積回路。
- 半導体基板に設けられた回路部に接続され、第1電源又は信号が印加される第1外部端子と、
前記回路部に接続され、前記第1電源と異なる第2電源が印加される第2外部端子と、
前記第1外部端子に一方の主電極領域が接続されると共に、前記第2外部端子に他方の主電極領域が接続され、制御電極領域が前記半導体基板の前記制御電極領域よりも比抵抗値が高い部分を通して前記第2外部端子に接続されるバイポーラトランジスタを含み、当該バイポーラトランジスタの前記他方の主電極領域の平面形状が円形状とされ、前記他方の主電極領域の周囲を取囲んで前記制御電極領域の平面形状が円環状とされ、かつ、当該制御電極領域の周囲を取囲んで前記一方の主電極領域の平面形状が円環状とされる保護回路と、
を備えた半導体集積回路。
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