JP6249788B2 - 表示機器、表示方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像データに対応する画像を表示可能な表示機器、表示方法およびプログラムに関する。
近年、画像を表示する表示部の表示面を傾けることによって、複数のメニュー項目を表示する技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、表示部の表示面における水平面に対する傾きを検出し、この検出結果に応じて、表示面と垂直な奥行き方向に配置した複数のメニュー項目を、表示面と平行な方向にずらすことによって複数のメニュー項目を立体的に表示させる。
特開2012−243012号公報
ところで、従来、画像を所望の形に変形させる場合、専用のソフトを用いらなければならなかった。このため、初心者やソフトを扱うことが不慣れユーザに対しては、操作が難しく、敷居が高かった。このため、上述した特許文献1のような直感的な操作で表示部が表示する画像を変形しなから表示することができる技術が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、直感的な操作で画像処理することができる表示機器、表示方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示機器は、画像データに対応する画像を表示可能な表示部を備えた表示機器であって、当該表示機器のモーション情報を検出するモーション情報検出部と、前記モーション情報検出部が検出した前記モーション情報に基づいて、少なくとも前記画像を変形させる画像処理を行って処理画像データを生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記処理画像データに対応する処理画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記モーション情報検出部は、前記表示部における表示画面の水平状態を基準とする当該表示機器の傾斜角度を前記モーション情報として検出し、前記画像処理部は、前記モーション情報検出部が検出した前記傾斜角度に基づいて、前記処理画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記モーション情報検出部は、当該表示機器が傾斜する傾斜方向を前記モーション情報としてさらに検出し、前記画像処理部は、前記モーション情報検出部が検出した前記傾斜角度および前記傾斜方向に基づいて、前記画像の一端側を他端側に近づけて縮小して仮想的に前記画像が傾斜した前記処理画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記画像処理部は、前記モーション情報検出部が検出した前記傾斜角度および前記傾斜方向に基づいて、前記画像を複数の領域に分割し、該複数の領域に対して互いに異なる画像処理を行って前記処理画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記モーション情報検出部は、当該表示機器が円運動を行う場合、該円運動に関する情報を前記モーション情報として検出し、前記画像処理部は、前記モーション情報検出部が検出した検出結果に基づいて、前記画像処理を行って前記処理画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記円運動に関する情報は、当該表示機器が円運動を開始してからの回転数であり、前記画像処理部は、前記回転数に基づいて、前記画像の外縁から中心に向けて徐々にぼけるぼかし処理をさらに行って前記処理画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記円運動に関する情報は、当該表示機器が円運動を行った際の角速度をさらに含み、前記画像処理部は、前記角速度に基づいて、前記ぼかし処理の強度を設定して前記処理画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記モーション情報検出部は、前記表示部の表示画面に対する外部からの接触回数または圧力を前記モーション情報として検出し、前記画像処理部は、前記モーション情報検出部が検出した前記接触回数または前記圧力に基づいて、前記処理画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明に係る表示機器は、上記発明において、前記画像処理部が生成した前記処理画像データを外部機器へ送信する送信部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る表示方法は、画像データに対応する画像を表示可能な表示部を備えた表示機器が実行する表示方法であって、当該表示機器のモーション情報を検出するモーション情報検出ステップと、前記モーション情報検出ステップで検出した前記モーション情報に基づいて、少なくとも前記画像を変形させる画像処理を行って処理画像データを生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップで生成した前記処理画像データに対応する処理画像を前記表示部に表示させる表示制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、画像データに対応する画像を表示可能な表示部を備えた表示機器に、当該表示機器のモーション情報を検出するモーション情報検出ステップと、前記モーション情報検出ステップで検出した前記モーション情報に基づいて、少なくとも前記画像を変形させる画像処理を行って処理画像データを生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップで生成した前記処理画像データに対応する処理画像を前記表示部に表示させる表示制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、直感的な操作で画像を変形しながら表示することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示機器の機能構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る表示機器が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施の形態1に係る表示機器の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図4は、図2の画像変形処理の概要を示すフローチャートである。 図5は、ユーザが表示機器を水平状態から傾斜させる状態を模式的に示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る表示機器の画像処理部がX方向に画像を縮小する画像処理の概要を説明する図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る表示機器の画像処理部がY方向に画像を縮小する画像処理の概要を説明する図である。 図8は、本発明の実施の形態1に係る表示機器の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る表示機器の機能構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係る表示機器が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図11は、図10の画像変形処理の概要を示すフローチャートである。 図12は、図10の画像ぼかし処理の概要を示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施の形態2に係る表示機器の画像加工部が行う領域毎の画像処理の概要を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態2に係る表示機器の画像加工部が行う画像処理の概要を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態2に係る表示機器の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態3に係る表示機器の機能構成を示すブロック図である。 図17は、本発明の実施の形態3に係る表示機器が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図18は、ユーザが表示機器を回転させる状態を模式的に示す図である。 図19は、本発明の実施の形態3に係る表示機器の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図20は、本発明の実施の形態の変形例に係るモーション検出部による傾斜角度の一例を示す図である。 図21は、本発明の実施の形態の変形例に係るモーション検出部による傾斜角度の別の一例を示す図である。 図22は、本発明の実施の形態の変形例に係る表示機器の画像処理が行う画像処理の比率と検出角度との対応関係を示す図である。 図23は、本発明の実施の形態の変形例に係るモーション検出部によるモーション検出の別の一例を示す図である。 図24は、本発明の実施の形態の変形例に係るモーション検出部によるモーションとしてタップを検出する際の状況を模式的に示す図である。 図25は、本発明の実施の形態の変形例に係る表示機器の画像処理が行う画像処理の比率と外力との対応関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示機器の機能構成を示すブロック図である。図1に示す表示機器1は、撮像部2と、モーション情報検出部3と、操作部4と、記録部5と、表示部6と、制御部7と、を備える。
撮像部2は、制御部7の制御のもと、所定の視野領域を連続的に撮像して、時間的に連続する複数の画像データを生成する。撮像部2は、複数のレンズから構成され、被写体像を結像する光学系と、光学系の光量を調整する絞りと、光学系が結像した被写体像を受光して光電変換を行うことによって画像データを生成するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子と、撮像素子の状態を露光状態または遮光状態に設定するシャッタと、撮像素子が生成した画像データに対して所定のアナログ処理を行う信号処理部と、信号処理部から入力されたアナログの画像データに対してA/D変換を行うことによってデジタルの画像データを生成して制御部7へ出力するA/D変換部と、撮像素子の撮像タイミングを発生するタイミングジェネレータと、を用いて構成される。
モーション情報検出部3は、表示機器1のモーション情報(姿勢変化やタップ、シェイクなど)を検出する。具体的には、モーション情報検出部3は、表示部6における表示画面の水平状態を基準とする表示機器1の傾斜角度をモーション情報として検出する。また、モーション情報検出部3は、表示機器1が傾斜した傾斜方向を表示機器1のモーション情報としてさらに検出する。ここで、傾斜方向とは、表示部6における表示画面の両端のうち、ユーザ側から距離が近い一端側から距離が遠い他端側に向けて傾斜した方向(方向ベクトル)である。モーション情報検出部3は、水準器、加速度センサおよびジャイロセンサを用いて構成される。
操作部4は、表示機器1に関する各種の動作を指示する指示信号の入力を受け付ける。操作部4は、表示機器1の電源状態をオン状態またはオフ状態に切り換える電源スイッチ、撮影の指示を与えるレリーズ信号の入力を受け付けるレリーズスイッチおよび表示機器1のモードを切り換える切換スイッチ等を用いて構成される。
記録部5は、制御部7を介して入力される画像データ、表示機器1の処理中の情報、表示機器1を動作させるための各種プログラムや本実施の形態1に係るプログラムおよびプログラムの実行中に使用される各種データ等を記録する。記録部5は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、Flashメモリおよびメモリカード等を用いて構成される。
表示部6は、制御部7の制御のもと、撮像部2が生成した画像データに対応する画像を表示する。ここで、画像の表示には、記録部5に記録された画像データに対応する再生画像を表示する再生表示、および撮像部2が連続的に生成する画像データに対応するライブビュー画像を順次表示するライブビュー画像表示等が含まれる。表示部6は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)からなる表示パネルおよび駆動ドライバ等を用いて構成される。
制御部7は、表示機器1を構成する各部に対する指示やデータの転送等を行って表示機器1の動作を統括的に制御する。制御部7は、CPU(Central Processing Unit)を用いて構成される。
ここで、制御部7の詳細な構成について説明する。制御部7は、少なくとも、画像処理部71と、撮像制御部72と、表示制御部73と、を有する。
画像処理部71は、撮像部2が生成した画像データ(RAWデータ)に対して所定の画像処理を行って処理画像データを生成する。具体的には、画像処理部71は、撮像部2から入力された画像データに対して、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス(WB)調整処理、カラーマトリクス演算処理、ガンマ補正処理、色再現処理およびエッジ強調処理等を含む画像処理を行う。さらに、画像処理部71は、画像処理を施した画像データに対して所定の形式に従って圧縮し、この圧縮した画像データを記録部5に記録する。ここで、所定の形式としては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式、MotionJPEG方式およびMP4(H.264)方式等である。また、画像処理部71は、記録部5に記録された画像データ(圧縮画像データ)を取得し、取得した画像データを展開(伸長)して表示部6へ出力する。
また、画像処理部71は、表示機器1が再生モードに設定された場合、モーション情報検出部3が検出したモーション情報に基づいて、少なくとも表示部6が表示する画像を変形させる画像処理を行って処理画像データを生成する。具体的には、画像処理部71は、表示部6の表示画面の状態が水平状態から斜め下方向へ傾斜した場合において、モーション情報検出部3が検出した傾斜角度に基づいて、表示部6が表示する画像を所定の形状、例えば台形になるように線形補間等の圧縮処理や縮小処理によって画像を変形させた処理画像データを生成する。例えば、画像処理部71は、表示部6の傾斜方向に向けて画像の一端側を他端側に近づけて長手方向の長さを縮小するとともに、他端側の短手方向の長さを縮小して画像の縦横比が一端側に向けて徐々に縮小される縮小処理または圧縮されるリサイズ処理を行うことによって仮想的に表示部6が表示する画像が傾斜した処理画像データを生成する。
撮像制御部72は、操作部4からレリーズ信号が入力された場合、撮像部2における撮影動作を開始する制御を行う。ここで、撮像部2における撮影動作とは、撮像部2に画像データを生成させて画像処理部71に基本の画像処理を施させて記録部5に記録する。
表示制御部73は、撮像部2が生成した画像データに対応する画像を表示部6に表示させる。また、表示制御部73は、表示機器1に関する各種の操作情報を表示部6に表示させる。さらに、表示制御部73は、画像処理部71が生成した処理画像データに対応する処理画像を表示部6に表示させる。
以上の構成を有する表示機器1が実行する処理について説明する。図2は、表示機器1が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図2に示すように、まず、表示機器1が撮影モードに設定されている場合(ステップS101:Yes)について説明する。この場合、表示制御部73は、撮像部2が生成した画像データに対応するライブビュー画像を表示部6に表示させる(ステップS102)。
続いて、操作部4から撮影を指示するレリーズ信号が入力された場合(ステップS103:Yes)、撮像制御部72は、撮像部2に撮影を実行させ(ステップS104)、撮像部2が生成した画像データを記録部5に記録させる(ステップS105)。
その後、操作部4を介して電源をオフする指示信号が入力された場合(ステップS106:Yes)、表示機器1は、本処理を終了する。これに対して、操作部4を介して電源をオフする指示信号が入力されていない場合(ステップS106:No)、表示機器1は、ステップS101へ戻る。
ステップS103において、操作部4から撮影を指示するレリーズ信号が入力されていない場合(ステップS103:No)、表示機器1は、ステップS106へ移行する。
次に、ステップS101において、表示機器1が撮影モードに設定されていない場合(ステップS101:No)について説明する。この場合において、表示機器1が再生モードに設定されているとき(ステップS107:Yes)、表示制御部73は、記録部5に記録された複数の画像ファイルそれぞれに記録(格納)された複数の画像データに対応する複数の画像を表示部6に一覧表示させる(ステップS108)。
続いて、操作部4を介して表示部6が表示する複数の画像の中から全画面表示する画像が選択された場合(ステップ109:Yes)、表示制御部73は、操作部4を介して選択された画像を表示部6に全画面表示させる(ステップS110)。具体的には、図3に示すように、表示制御部73は、操作部4を介して選択された画像P1を表示部6に全画面表示させる。
その後、表示機器1は、モーション情報検出部3が検出した検出結果に基づいて、表示部6が全画面表示する画像に対して、画像処理部71が画像を変形させる画像変形処理を実行する(ステップS111)。なお、画像変形処理の詳細は後述する。
続いて、操作部4を介して再生モードを終了する指示信号が入力された場合(ステップS112:Yes)、表示機器1は、ステップS106へ移行する。これに対して、操作部4を介して再生モードを終了する指示信号が入力されていない場合(ステップS112:No)、表示機器1は、ステップS108へ戻る。
ステップS109において、操作部4を介して表示部6が表示する複数の画像の中から全画面表示する画像が選択されていない場合(ステップS109:No)、表示機器1は、ステップS108へ戻る。
次に、図2のステップS111で説明した画像変形処理について詳細に説明する。図4は、画像変形処理の概要を示すフローチャートである。
図4に示すように、モーション情報検出部3は、表示部6の表示画面を水平にした状態を基準とした場合において、表示機器1の一端を基準とするときの表示機器1の傾斜した傾斜角度を検出する(ステップS201)。具体的には、図5に示すように、モーション情報検出部3は、表示部6の表示画面の水平状態を基準とした場合において、表示機器1の一端を基準とするときの表示機器1の傾斜した傾斜角度θを検出する(図5(a)→図5(b))。さらに、モーション情報検出部3は、表示機器1が所定の位置から傾斜した傾斜方向をモーション情報として検出する。例えば、モーション情報検出部3は、表示部6の表示画面の一端を基準とするときの他端が傾斜した方向(向き)をモーション情報(方向ベクトル)として検出する。ここでのモーションは、傾け時の機器の端部や各部位、特に表示部の、ユーザの目からの位置差や距離差、またはこれらの変化の傾向、態様に相当するものであるとも言える。ユーザを基準にした表示部6の時間的位置変化と表現しても良い。機器(表示機器1)に面積がある場合、把持した部分や機器中心を仮想の支点として、端部に起こりうる、そこ(支点)からの位置変化を想定した画像処理となる。起こりうる、と書いたのは、実際の距離差を利用して強調表示しても良いからである。
続いて、制御部7は、モーション情報検出部3によって検出された検出結果に基づいて、表示機器1が基準位置から傾いているか否かを判断する(ステップS202)。具体的には、図5に示すように、制御部7は、ユーザが表示部6の表示画面の水平状態(図5(a))から一端を基準に他端を傾けた状態(図5(a)→図5(b))にしているので、表示機器1が基準位置から傾いていると判断する。制御部7がモーション情報検出部3によって検出された検出結果に基づいて、表示機器1が基準位置から傾いていると判断した場合(ステップS202:Yes)、表示機器1は、後述するステップS203へ移行する。
その後、画像処理部71は、モーション情報検出部3が検出した傾斜角度に基づいて、表示部6が表示する画像に対して、X方向に縮小する画像処理を行うとともに(ステップS203)、Y方向に縮小する画像処理を行う(ステップS204)。
図6は、画像処理部71がX方向(長手方向)に画像を縮小する画像処理の概要を説明する図である。図7は、画像処理部71がY方向(短手方向)に画像を縮小する画像処理の概要を説明する図である。なお、図6および図7では、ユーザの目Eの水晶体E1と網膜E2とを模式的に示す。
図6に示すように、表示機器1の長手方向の長さをX10、モーション情報検出部3が検出した角度をθ、表示機器1が傾斜角度θで傾斜したときに、ユーザが視認可能なX方向の長さは、X10・cosθである。また、網膜E2上で仮想的に結像される画像の長手方向の長さをX0、表示機器1が傾斜角度θで傾斜したときに、網膜E2上で仮想的に結像される画像の長手方向の長さをX1とした場合、以下の式が成り立つ。
10:X0=X10cosθ:X1 ・・・(1)
従って、画像処理部71は、表示部6が表示する画像のX方向の縮小率を以下の式によって算出する。
1/X0=cosθ ・・・(2)
また、図7に示すように、表示機器1の短手方向の長さをY10、モーション情報検出部3が検出した角度をθ、表示機器1が水平状態から傾斜した位置の長さをX10・cosθ、ユーザの水晶体E1から表示部6の表示画面までの長さをZ0、水晶体E1から網膜E2までの距離をF、網膜E2上で仮想的に結像される画像の短手方向の長さをY1とした場合、以下の式が成り立つ。
0+X10・cosθ:Y10=F:Y1 ・・・(3)
従って、
1=Y10・F/(Z0+Xb・cosθ) ・・・(4)
また、表示機器1が水平状態のときに網膜E2上で仮想的に結像される画像の短手方向の長さをY0とした場合、以下の式が成り立つ。
0:Y10=F:Y0 ・・・(5)
従って、
0=Y10・F/Z0 ・・・(6)
また、式(4)、(6)より、画像処理部71は、表示部6が表示する画像のY方向の縮小率を以下の式によって算出する。
1/Y0=Z0/(Z0+X10・cosθ) ・・・(7)
このように、画像処理部71は、式(2)および式(7)を用いて、表示部6が表示する画像のX方向(長手方向)およびY方向(短手方向)それぞれの縮小比率を算出し、算出した縮小比率を用いて画像を縮小する画像処理を行って、仮想的に画像が傾斜した処理画像データを生成する。
図4に戻り、ステップS205以降の説明を続ける。
ステップS205において、表示制御部73は、画像処理部71が生成した処理画像データに対応する画像を表示部6に表示させる。具体的には、図8に示すように、表示制御部73は、画像処理部71が生成した処理画像データに対応する画像P2を表示部6に表示させる(図8(a)→図8(b))。これにより、画像があたかも傾き、中心部の被写体(猫)以外の顔を擬似的に小さくすることができる。
続いて、操作部4を介して表示部6が表示する現在の画像を記録する指示信号が入力された場合(ステップS206:Yes)、制御部7は、画像処理部71が生成した処理画像データを記録部5に記録する(ステップS207)。この場合、制御部7は、画像処理部71が生成した処理画像データ、画像処理部71が画像処理を行う前の画像データおよびモーション情報検出部3が検出した検出結果を対応付けて記録部5に記録する。ステップS207の後、表示機器1は、図2のメインルーチンへ戻る。
ステップS206において、操作部4を介して表示部6が表示する現在の画像を記録する指示信号が入力されていない場合(ステップS206:No)、表示機器1は、図2のメインルーチンへ戻る。
ステップS202において、制御部7がモーション情報検出部3によって検出された検出結果に基づいて、表示機器1が基準位置から傾いていないと判断した場合(ステップS202:No)、表示機器1は、図2のメインルーチンへ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、簡易かつ直感的な操作で画像を所望の形状にリアルタイムに加工することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、画像内の中部部以外の被写体を圧縮することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、モーション情報検出部3が検出した角度に基づいて、画像の変形を行う画像変形処理を行っていたが、本実施の形態2では、画像変形処理に加えて、画像をぼかす画像処理(ソフトフォーカス処理)を行う。このため、以下においては、本実施の形態2に係る表示機器の構成を説明後、本実施の形態2に係る表示機器が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る表示機器1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、本実施の形態2に係る表示機器の機能構成を示すブロック図である。図9に示す表示機器1aは、撮像部2と、モーション情報検出部3と、操作部4と、記録部5と、表示部6と、通信部8と、時計9と、制御部10と、を備える。
通信部8は、所定の無線通信規格に従って、外部の機器と無線通信を行って画像データを含む画像ファイルを送信または受信する。ここで、所定の無線通信規格は、IEEE802.11bおよびIEEE802.11n等である。なお、本実施の形態2では、いずれの無線通信規格であっても適用可能である。また、通信部8は、ネットワークを介して外部の機器と画像ファイルやコンテンツデータ等の各種情報を双方向に通信を行うための通信デバイスを用いて構成される。通信デバイスは、他の機器との間で電波信号を送受信するアンテナと、アンテナが受信した信号を復調処理するとともに、送信する信号を変調処理する送受信回路等で構成される。また、通信部8は、表示機器1aの起動時において、その存在を報知する識別情報(機器ID)を含む通信信号を定期的に送信する。なお、通信部8は、表示機器1aの外部から装着されるメモリカード等の記録媒体に設けられていてもよい。さらに、通信部8は、ホットシューを介して表示機器1aに装着されるアクセサリに設けられていてもよい。なお、通信部8が本発明の送信部として機能する。
時計9は、計時機能および撮影日時の判定機能を有する。時計9は、撮像部2によって生成された画像データに日時データを付加するため、日時データを制御部10へ出力する。
制御部10は、表示機器1aを構成する各部に対する指示やデータの転送等を行って表示機器1aの動作を統括的に制御する。制御部10は、CPUを用いて構成される。
ここで、制御部10の詳細な構成について説明する。制御部10は、少なくとも、撮像制御部72と、表示制御部73と、画像処理部101と、送信制御部102と、を有する。
画像処理部101は、撮像部2が生成した画像データに対して、所定の画像処理を行う。また、画像処理部101は、画像変形部101aと、画像加工部101bと、を有する。
画像変形部101aは、モーション情報検出部3が検出したモーション情報に基づいて、少なくとも表示部6が表示する画像を変形させる画像処理を行って処理画像データを生成する。具体的には、画像変形部101aは、表示部6の表示画面の状態が水平状態から斜め下方向へ傾斜した場合において、モーション情報検出部3が検出した傾斜角度に基づいて、表示部6が表示する画像を所定の形状、例えば台形になるように線形補間等の圧縮処理や縮小処理によって画像を変形させた処理画像データを生成する。例えば、画像変形部101aは、表示部6が表示する画像内における中央部の被写体を中心に傾斜方向に向けて画像の縦横比が圧縮される縮小処理やリサイズ処理を行うことによって処理画像データを生成する。
画像加工部101bは、画像変形部101aが生成した処理画像データに対して、モーション情報検出部3が検出した表示機器1aの傾斜角度および傾斜した傾斜方向に基づいて、処理画像データに対応する画像を複数の領域に分割し、この分割した複数の領域に対して互いに異なる画像処理を行って処理画像データを生成する。具体的には、画像加工部101bは、処理画像データに対応する画像を複数の領域に分割し、この分割した複数の領域に対して互いに異なる画像処理、例えば、画像の中央部以外にぼかし処理(輝度を低下させる処理や露出値を上げる処理)を行って処理画像データを生成する。ぼかし処理と書いたが、色の変更や混ぜ合わせ、色抜き処理、明るさの変更、画像をずらしながら重ねての疑似ブレ効果など、画面内の位置に応じて変化する画像処理であれば、何でも適用でき、どのような処理をするかをモード切替(手動)で行っても良い。もちろん、モーションに応じて、モードを変えても良い。具体的には、モーションのパターン、回数、速さなどで変更すれば良い。ずっとモーションを加えていれば、適宜、元に戻したりしても良い。
送信制御部102は、操作部4から画像データを外部へ送信する指示信号が入力された場合、通信部8を起動し、通信部8を介して画像データを含む画像ファイルを指定先の外部の機器またはネットワークを介してSNS(Social Networking Service)等のサイトへ画像データを送信する。
以上の構成を有する表示機器1aが実行する処理について説明する。図10は、表示機器1aが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図10において、ステップS301〜ステップS310は、上述した図2のステップS101〜ステップS110にそれぞれ対応する。
ステップS311において、操作部4から表示部6が全画面表示している画像を外部の機器または外部サイトへ送信する送信モードを開始する指示信号が入力された場合(ステップS311:Yes)、表示機器1aは、後述するステップS312へ移行する。これに対して、操作部4から表示部6が全画面表示している画像を外部の機器または外部サイトへ送信する送信モードを開始する指示信号が入力されていない場合(ステップS311:No)、表示機器1aは、後述するステップS318へ移行する。
ステップS312において、表示機器1aは、モーション情報検出部3が検出した検出結果に基づいて、画像変形部101aが表示部6によって全画面表示された画像に対して、形状を変形する画像変形処理を実行する(ステップS312)。
図11は、図10のステップS311の画像変形処理の概要を示すフローチャートである。
図11のステップS401〜ステップS404は、上述したステップS201〜ステップS204にそれぞれ対応する。
ステップS405において、制御部10は、モーション情報検出部3によって検出された傾斜角度に基づいて、表示機器1aの傾きが初期状態、例えば表示部6の表示画面が水平状態になったか否かを判断する。制御部10がモーション情報検出部3によって検出された傾斜角度に基づいて、表示機器1aの傾きが初期状態になったと判断した場合(ステップS405:Yes)、表示機器1aは、図10のメインルーチンへ戻る。これに対して、制御部10がモーション情報検出部3によって検出された傾斜角度に基づいて、表示機器1aの傾きが初期状態になっていないと判断した場合(ステップS405:No)、表示機器1aは、ステップS403へ戻る。
図10に戻り、ステップS313以降の説明を続ける。
ステップS313において、表示機器1aは、モーション情報検出部3が検出した傾斜角度に基づいて、画像加工部101bが画像変形部101aによって変形された画像に対して、ぼかし処理を施す画像ぼかし処理を実行する。
図12は、図10のステップS313の画像ぼかし処理の概要を示すフローチャートである。
図12に示すように、モーション情報検出部3は、表示機器1aの基準位置から傾斜した傾斜角度を検出する(ステップS501)。
続いて、画像加工部101bは、モーション情報検出部3が検出した傾斜結果に基づいて、画像の中央部に対して画像処理1を実行し(ステップS502)、中央部から底部に向けて画像処理2を実行するとともに(ステップS503)、中央部から上部に向けて画像処理3を実行する(ステップS504)。
図13は、画像加工部101bが画像変形部101aによって変形された後の画像P2の領域毎に行う画像処理の内容を模式的に示す図である。
図13に示すように、画像加工部101bは、画像変形部101aによって仮想的に傾斜させられて変形した画像P2の領域毎に、異なる画像処理を行って処理画像データを生成する。具体的には、画像加工部101bは、画像P2の中心O1に所定の領域毎に分割し、この分割した領域毎に異なる画像処理を行う。例えば、図13に示すように、画像加工部101bは、傾斜した画像P2の中心O1からの距離をΔX、モーション情報検出部3が検出した傾斜角度をθとした場合、以下の式によって画像P2の中央部の領域ΔZを算出する。
ΔZ=ΔX・tanθ ・・・(8)
このように、画像加工部101bは、式(8)を用いて、画像P2に基本の画像処理1を施すとともに、中央部から底部の領域に対して画像をぼかす画像処理2、および中央部から上部の領域に対して画像をぼかす画像処理3を行う。具体的には、図14に示すように、画像加工部101bは、画像処理2および画像処理3として、画像の輝度を中心から周辺に向けて低下させる画像処理を行うことによって(図14(a)→図14(b)→図14(c))、画像の中央部から周辺に向けてぼかす処理を行う。なお、画像加工部101bは、輝度を低下させていたが、露出値を上げて周辺の領域を露出オーバさせることによって画像をぼかす処理を行ってもよい。
ステップS504の後、表示機器1aは、図10のメインルーチンへ戻る。
ステップS313の後、表示制御部73は、画像変形部101aおよび画像加工部101bが画像処理を行って生成した処理画像データに対応する画像を表示部6に表示させる(ステップS314)。具体的には、図15に示すように、表示制御部73は、画像変形部101aおよび画像加工部101bが画像処理を行って生成した処理画像データに対応する画像P3を表示部6に表示させる。これにより、雑多な被写体をぼかすことができ、主要な被写体を際立たせることができる。
続いて、操作部4から表示部6が表示する画像を外部へ送信する指示信号が入力された場合(ステップS315:Yes)、送信制御部102は、通信部8を介して画像変形部101aおよび画像加工部101bが画像処理を行って生成した処理画像データを含む画像ファイルを外部の機器へ送信する(ステップS316)。
その後、操作部4から送信モードを終了する指示信号が入力された場合(ステップS317:Yes)、表示機器1aは、後述するステップS318へ移行する。これに対して、操作部4から送信モードを終了する指示信号が入力されていない場合(ステップS317:No)、表示機器1aは、ステップS312へ戻る。
ステップS318において、操作部4から再生モードを終了する指示信号が入力された場合(ステップS318:Yes)、表示機器1aは、ステップS306へ移行する。これに対して、操作部4から再生モードを終了する指示信号が入力されていない場合(ステップS318:No)、表示機器1aは、ステップS308へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、簡易かつ直感的な操作で画像を所望の形状にリアルタイムに加工することができる。
さらに、本発明の実施の形態2によれば、直感的な操作で画像内の中央部の被写体を際立たせることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態2では、モーション情報検出部3が検出した表示機器1の傾斜角度に基づいて、画像の変形および画像をぼかす画像処理を行っていたが、本実施の形態3では、表示機器の回転に応じて画像の変形および画像をぼかす画像処理を行う。このため、以下においては、本実施の形態3に係る表示機器の構成を説明後、本実施の形態3に係る表示機器が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態2に係る表示機器1aと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図16は、本実施の形態3に係る表示機器の機能構成を示すブロック図である。図16に示す表示機器1bは、撮像部2aと、モーション情報検出部3aと、操作部4と、記録部5と、表示部6と、通信部8と、時計9と、制御部20と、を備える。
撮像部2aは、被写体を撮像し、被写体の画像データを生成して制御部20へ出力する。撮像部2aは、少なくとも、複数のレンズから構成され、被写体像を結像するレンズ部21と、レンズ部21が結像した被写体像を受光して光電変換を行うことによって画像データを生成するCCDやCMOS等の撮像素子22と、を有する。
モーション情報検出部3aは、表示機器1bが円運動を行う場合、この円運動に関する情報をモーション情報として検出する。具体的には、モーション情報検出部3aは、表示部6の表示画面を水平にした状態から表示機器1bがユーザによって円運動を開始してからの回転数を検出する。さらに、モーション情報検出部3aは、表示機器1bが円運動を行った際の角速度をモーション情報としてさらに検出する。ここで、角速度とは、表示機器1bが円運動を行った場合、1周期(1回転)の平均速度または最大速度のどちらか一方である。モーション情報検出部3aは、加速度センサ、ジャイロセンサおよび圧力センサ等を用いて構成される。これは、機器内の複数の位置に配置すると、傾けや回動の正確な判定が可能となる。どこが支点や中心となって、どう動いているかを正確に判断可能となるが、支点や中心は、画面中央相当にあらかじめ決める仕様で合っても良い。この場合は、検出部は一つでも良い。
制御部20は、表示機器1bを構成する各部に対する指示やデータの転送等を行って表示機器1bの動作を統括的に制御する。
ここで、制御部7の詳細な構成について説明する。制御部7は、少なくとも、撮像制御部72と、表示制御部73と、送信制御部102と、画像処理部201と、を有する。
画像処理部201は、撮像部2aが生成した画像データに対して、所定の画像処理を行う。また、画像処理部201は、画像加工部201aと、を有する。
画像加工部201aは、モーション情報検出部3aが検出した表示機器1bの回転数に基づいて、表示部6が表示する画像の外縁から中心に向けて徐々にぼけるぼかし処理を行って処理画像データを生成する。具体的には、画像加工部201aは、モーション情報検出部3aが検出した表示機器1bの回転数に基づいて、表示部6が表示する画像に対するぼかす処理の領域を設定し、この領域に対してぼかし処理を行うことによって画像の外縁から中心に向けて徐々にぼける処理画像データを生成する。さらに、画像加工部201aは、モーション情報検出部3aが検出した表示機器1bの角速度に基づいて、ぼかし処理の強度を調整する。ここで、ぼかし処理とは、画像データに含まれる輝度を低下させる処理または露出値を上げる処理のどちらか一方である。もちろん、画像加工部201aは、ソフトフォーカスを施すぼかし処理を行ってもよい。
以上の構成を有する表示機器1bが実行する処理について説明する。図17は、表示機器1bが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図17において、ステップS601〜ステップS611は、上述した図10のステップS301〜ステップS311にそれぞれ対応する。
ステップS612において、モーション情報検出部3aは、表示機器1bに生じる回転の検出を開始する。具体的には、図18に示すように、モーション情報検出部3aは、ユーザがハンドルを回すように表示機器1bで円を描くように回転させた場合の回転数の検出を開始する。もちろん、モーション情報検出部3aは、円でなく、表示機器1bの楕円運動や表示機器1bの動きの周期の軌跡を検出することによって、表示機器1bの回転数を検出してもよい。ここでのモーションは、回動時の機器の端部や各部位、特に表示部の、ユーザの目からの位置差や距離差、またはこれらの変化の傾向、態様に相当するものであるとも言える。ユーザを基準にした表示部の時間的位置変化と表現しても良い。機器に面積がある場合、把持した部分や機器中心を仮想の支点として、端部に起こりうるそこからの位置変化を用いた画像処理となる。
続いて、画像加工部201aは、モーション情報検出部3aが検出した回転数に応じて、表示部6が表示する画像の周辺(外縁)からぼかし処理を行い(ステップS613)、モーション情報検出部3aが検出した表示機器1bの角速度に応じてぼかし処理の強度を変更する(ステップS614)。具体的には、図19に示すように、画像加工部201aは、モーション情報検出部3aが検出した回転数および角速度に基づいて、表示部6が表示する画像の周辺からぼかし処理を行ってぼけの領域が円形になるように画像処理を行う(図19(a)→図19(b))。
その後、制御部20は、モーション情報検出部3aから入力される検出結果に基づいて、表示機器1bが停止したか否かを判断する(ステップS615)。制御部20がモーション情報検出部3aから入力される検出結果に基づいて、表示機器1bが停止したと判断した場合(ステップS615:Yes)、表示機器1bは、後述するステップS616へ移行する。これに対して、制御部20がモーション情報検出部3aから入力される検出結果に基づいて、表示機器1bが停止していないと判断した場合(ステップS615:No)、表示機器1bは、ステップS613へ戻る。
ステップS616において、表示制御部73は、画像加工部201aが生成した処理画像データに対応する画像を表示部6に表示させる。具体的には、図19に示すように、表示制御部73は、画像加工部201aが生成した処理画像データに対応する画像Pを表示部6に表示させる(図19(a)→図19(b))。ステップS616の後、表示機器1bは、ステップS617へ移行する。ここでは、猫の顔はぼけたりしていないが、これは、画面中心部は回動時の中心と見なせるからで、この部分は回動(表示部の位置変化)が小さいから変化なしとしている。猫の輪郭はぼかしてもよいが、猫を判定して猫に相当する部分をぼかさない工夫をしても良い。また、周辺に表示されている部分は。回動中心から遠く、位置変化が大きいので、それに応じてぼかしたり、ぶらすように画像を重ねたりしても良い。このとき、回動の速さで、このボカシ量を強調したりしてもよく、回動の仕方によって回動中心を変えても良い。
ステップS617〜ステップS620は、上述した図10のステップS315〜ステップS318にそれぞれ対応する。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、直感的な操作で画像内の中央部の被写体を際立たせることができる。
(その他の実施の形態)
本発明に係る表示機器では、表示機器1の中心を基準に表示機器1が傾斜した角度を検出してもよい。具体的には、図20に示すように、モーション情報検出部は、表示機器1の中心を基準に表示機器1が傾斜した傾斜角度θを検出する(図20(a)→図20(b))。
また、本発明に係る表示機器では、モーション情報検出部が検出する角度と画像を変形させる画像処理の強度とを予め対応付けていてもよい。具体的には、図21に示すように、画像処理部は、表示機器1が傾斜角度θで傾斜した場合、画像処理部は、モーション情報検出部が検出した傾斜角度と画像を変形させる画像処理の強度とを対応付けた画像処理情報(図22を参照)に基づいて、表示部6が表示する画像を変形させる。例えば、画像処理部は、モーション情報検出部が45度を検出した場合、表示部が表示する画像の短手方向(Y方向)の長さを0.5倍になるように圧縮処理や縮小処理を行う。
また、本発明に係る表示機器では、図23に示すように、表示機器1に対するタップや圧力に基づいて、表示部6が表示する画像の形状を変更する画像処理を行ってもよい。具体的には、図24に示すように、画像処理部は、ユーザによる表示機器1に対するタップの回数(接触回数)に基づいて(図24(a)→図24(b))、表示部6が表示する画像の形状を変更する画像処理を行う。さらに、図25に示すように、画像処理部は、ユーザによる表示機器1に対するタップの強さに基づいて、表示部6が表示する画像の形状を変更する画像処理を行ってもよい。ここでのタップもモーションと言え、回動時の機器の端部や各部位、特に表示部の、ユーザの目からの位置差や距離差、またはこれらの変化の傾向、態様を促すような擬似的な位置変化に相当するものであるとも言える。たとえ、実際には、しっかりと把持されていた時には変化がないとしても、もし、把持が弱かった時には起こりうるユーザを基準にした表示部の擬似的な時間的位置変化と表現できる。機器に面積がある場合、把持した部分や機器中心を仮想の支点として、端部に起こりうるそこからの位置変化を用いた画像処理となる。起こりうると書いたのは、強調表示を行っても良いからである。また、複数回に分けて異なるモーションを加えて、画像処理結果にさらに画像処理を加え、より細かいあるいは複雑な画像処理を行えるようにしても良い。
また、本発明に係る表示機器は、デジタル一眼レフカメラ以外にも、たとえデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、撮像機能を有する携帯電話やタブレット型携帯機器等の電子機器および内視鏡や顕微鏡で撮像された画像データに対応する画像を表示する表示装置等にも適用することができる。つまり、観察や鑑賞、検査時に画像の強調などを行う時にも有用である。このとき、あらかじめ検出されたモーションを、記録しておき、その後の画像の画像処理に反映させれば、常にモーションをかけなくても良い。
また、本発明に係る表示機器は、本体部に対してレンズ部が着脱自在であってもよいし、本体部に対してレンズ部が一体的に形成されていてもよい。
また、本発明に係る表示機器に実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルデータでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本発明に係る表示機器に実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。さらに、本発明に係る表示機器に実行させるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、特許請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。
1,1a,1b 表示機器
2,2a 撮像部
3,3a モーション検出部
4 操作部
5 記録部
6 表示部
7,10,20 制御部
8 通信部
9 時計
21 レンズ部
22 撮像素子
71 画像処理部
72 撮像制御部
73 表示制御部
101a 画像変形部
101b,201a 画像加工部
102 送信制御部

Claims (5)

  1. 画像データに対応する画像を表示可能な表示部を備えた表示機器であって、
    当該表示機器が円運動を開始してからの回転数をモーション情報として検出するモーション情報検出部と、
    前記モーション情報検出部が検出した前記回転数に基づいて、少なくとも前記画像の外縁から中心に向けて徐々にぼけるぼかし処理を行って処理画像データを生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記処理画像データに対応する処理画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする表示機器。
  2. 前記モーション情報検出部は、当該表示機器が円運動を行った際の角速度をさらに検出し
    前記画像処理部は、前記角速度に基づいて、前記ぼかし処理の強度を設定して前記処理画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の表示機器。
  3. 前記画像処理部が生成した前記処理画像データを外部機器へ送信する送信部をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の表示機器。
  4. 画像データに対応する画像を表示可能な表示部を備えた表示機器が実行する表示方法であって、
    前記表示機器が円運動を開始してからの回転数をモーション情報として検出するモーション情報検出ステップと、
    前記モーション情報検出ステップで検出した前記回転数に基づいて、少なくとも前記画像の外縁から中心に向けて徐々にぼけるぼかし処理を行って処理画像データを生成する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップで生成した前記処理画像データに対応する処理画像を前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする表示方法。
  5. 画像データに対応する画像を表示可能な表示部を備えた表示機器に、
    前記表示機器が円運動を開始してからの回転数をモーション情報として検出するモーション情報検出ステップと、
    前記モーション情報検出ステップで検出した前記回転数に基づいて、少なくとも前記画像の外縁から中心に向けて徐々にぼけるぼかし処理を行って処理画像データを生成する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップで生成した前記処理画像データに対応する処理画像を前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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