JP6249015B2 - 受信装置、受信装置制御方法、受信装置制御プログラム、ネットワークシステム、ネットワークシステム制御方法、及びネットワークシステム制御プログラム - Google Patents

受信装置、受信装置制御方法、受信装置制御プログラム、ネットワークシステム、ネットワークシステム制御方法、及びネットワークシステム制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、受信装置制御方法、受信装置制御プログラム、ネットワークシステム、ネットワークシステム制御方法、及びネットワークシステム制御プログラムに関する。
ネットワークに接続されている通信装置を正しく運用及び統制するためには、各通信装置に関する情報を把握する必要がある。ここで、通信装置とは、PC (Personal Computer)、サーバ、携帯型計算機、又は組み込みデバイスなど、種々の計算機である。通信装置の情報とは、例えば、その通信装置の状態である。通信装置の状態とは、例えば、通信装置がどの通信プロトコルを用いて通信できる状態にあるか、などである。例えば、IP (Internet Protocol) プロトコルに関する通信装置の状態としては、IPv4 (IP version4) プロトコルを用いた通信が可能であるか、又は IPv6 (IP version6) プロトコルを用いた通信が可能であるか、などといった状態がある。
ここで、通信装置に関する情報を把握する方法として、情報を取得する対象の通信装置に、通信装置に関する情報の提供を行う特別なアプリケーションを導入する方法が考えられる。例えば、特許文献1や2記載の技術は、通信装置に関する情報を提供するアプリケーションを通信装置に導入することで、通信装置が接続されているネットワークの構成に関する情報を把握する技術である。
特開2004−266519号公報 特開2008−278207号公報
本発明者は、パケットを送信する通信装置である送信装置に対して改良を加えることなく、その送信装置のユーザの意思を把握する必要性を見出した。送信装置のユーザの意思を把握することができれば、送信装置のユーザの意思を考慮した上で、送信装置の動作を監視したり、制御したりすることができる。
ここで、「送信装置に改良を加えない」という条件は、送信装置の改良が難しい場合があるために必要となる。まず、送信装置の中には、アプリケーションを導入したり、OS (Operating System) を改変したりするなどの改良を加えることが難しいものがある。例えば組み込みデバイスは、アプリケーションのインストールや、OS の改変が行えない場合が多い。また、送信装置のユーザに対して、装置に改良を加える(例:アプリケーションをインストールする)ことを指示したとしても、そのユーザが指示に従って装置に改良を加えるとは限らない。そのため、ユーザが送信装置に、指示通りの改良を加えなかった場合、その送信装置のユーザの意思を、把握できなくなってしまう。
本発明は、以上の課題を鑑みてなされたものである。本発明の目的は、パケットを送信する通信装置に対して改良を加えることなく、その通信装置を運用するユーザの意思を把握できる技術を提供することである。
本発明が提供する受信装置は、パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する通信装置情報を取得する送信装置情報取得手段を有する。
本発明が提供する受信装置制御プログラムは、コンピュータに、本発明が提供する受信装置として動作する機能を持たせる。当該プログラムは、コンピュータに、本発明が提供する受信装置が有する各機能構成部の機能を実現させる。
本発明が提供する受信装置制御方法は、コンピュータによって実行される。当該受信装置制御方法は、パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信ステップと、通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する通信装置情報を、取得する送信装置情報取得ステップを有する。
本発明が提供するネットワークシステム制御プログラムは、受信装置、送信装置、及び情報提供装置を有するネットワークシステムを制御する。情報提供装置は、通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を格納している。当該ネットワークシステム制御プログラムは、送信装置に、パケットを送信するパケット送信機能を持たせ、受信装置に、送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信機能と、情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する通信装置情報を、取得する送信装置情報取得機能と、を持たせる。
本発明が提供するネットワークシステム制御方法は、受信装置、送信装置、及び情報提供装置を有するネットワークシステムを制御する制御方法である。情報提供装置は、通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を格納している。当該ネットワークシステム制御方法は、送信装置が、パケットを送信するパケット送信ステップと、受信装置が、送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信ステップと、受信装置が、情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する通信装置情報を、取得する送信装置情報取得ステップを有する。
本発明によれば、パケットを送信する通信装置に改良を加えることなく、その通信装置を運用するユーザの意思を把握する技術が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施形態1に係る受信装置を、その使用環境と共に示すブロック図である。 通信装置情報テーブルの構成を例示する図である。 受信装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。 実施形態1に係る受信装置によって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。 情報提供装置が DNS (Domain Name System) サーバである場合における通信装置情報テーブルの構成を例示する図である。 実施例1の想定環境において、受信装置が通常のサーバとして動作した場合の通信の流れを例示する図である。 実施例1における通信の流れを例示する第1の図である。 実施例1における通信の流れを例示する第2の図である。 実施例1における通信の流れを例示する第3の図である。 実施例1における通信の流れを例示する第4の図である。 実施例2における通信の流れを例示する図である。 実施例3における通信の流れを例示する図である。 実施形態2に係る受信装置を、その使用環境と共に示すブロック図である。 実施形態2に係る受信装置によって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例4における通信の流れを例示する第4の図である。 実施例5における通信の流れを例示する図である。 実施例6における通信の流れを例示する図である。 実施例7における通信の流れを例示する図である。 実施形態3に係る受信装置を、その使用環境と共に示すブロック図である。 実施形態3に係る受信装置によって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例8における通信の流れを例示する図である。 変形例3−1に係る受信装置を、その使用環境と共に示すブロック図である。 実施例9における通信の流れを例示する図である。 実施形態4に係る受信装置を、その使用環境と共に示すブロック図である。 実施形態4に係る受信装置によって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例10における通信の流れを例示する図である。 変形例4−1に係る受信装置を、その使用環境と共に示すブロック図である。 実施例11における通信の流れを例示する図である。 実施形態5に係るネットワークシステムを示すブロック図である。 実施形態5に係るネットワークシステムにおける処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例12における通信の流れを例示する図である。 実施形態6に係るネットワークシステムを示すブロック図である。 実施形態6に係るネットワークシステムにおける処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例13における通信の流れを例示する図である。 実施形態7に係るネットワークシステムを示すブロック図である。 実施形態7に係るネットワークシステムにおける処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例15における通信の流れを例示する図である。 変形例7−1に係るネットワークシステムを示すブロック図である。 実施例16における通信の流れを例示する図である。 実施形態8に係るネットワークシステムを示すブロック図である。 実施形態8に係るネットワークシステムにおける処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例16における通信の流れを例示する図である。 変形例8−1に係るネットワークシステムを示すブロック図である。 実施例17における通信の流れを例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る受信装置2000を、その使用環境と共に示すブロック図である。図1において、矢印は情報の流れを示している。図1において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
<前提条件>
受信装置2000は、情報提供装置3000及び送信装置4000と、ネットワークを介して接続されている。このネットワークは、有線回線で構成されていてもよいし、無線回線で構成されていてもよいし、有線回線と無線回線が混在して構成されていてもよい。以下、受信装置2000、情報提供装置3000、及び送信装置4000を含むシステムを、ネットワークシステム5000と表記する。
受信装置2000及び送信装置4000は、通信装置である。ここで、通信装置とは、パケットの送信又は受信を行う装置である。通信装置は、例えば PC (Personal Computer)、サーバ、携帯型計算機、又は組み込みデバイスなどである。
パケットとは、ネットワークを介して送信されるデータである。例えばパケットは、レイヤ3レベルのプロトコルで処理される IP (Internet Protocol) パケットや、レイヤ2レベルのプロトコルで処理されるレイヤ2フレームである。
情報提供装置3000は、通信装置に対応付けて、その通信装置に関する情報である通信装置情報を格納している。通信装置情報は、通信装置のユーザの意思を反映する情報である。また、通信装置情報は、通信装置の名前解決以外に用いられる情報である。名前解決とは、ホスト名から IP (Internet Protocol) アドレスを割り出す処理、又は IP アドレスからホスト名を割り出す処理である。ただし、情報提供装置3000は、通信装置情報に加えて、通信装置の名前解決に用いる情報を格納していてもよい。
例えば情報提供装置3000は、通信装置の ID に対応付けて、通信装置情報を格納している。通信装置の ID は、例えば、通信装置のレイヤ2アドレス、レイヤ3アドレス、又は UUID (Universally Unique Identifier) などである。レイヤ2アドレスは、例えば MAC (Media Access Control Address) である。レイヤ3アドレスは、例えば、IP アドレスである。なお、IP アドレスは、IPv4 (IP version 4) アドレスでもよいし、IPv6 (IP version 6) アドレスでもよい。
情報提供装置3000は、1台の装置で構成されていてもよいし、複数台の装置で構成されていてもよい。情報提供装置3000は、例えば、PC (Personal Computer)、サーバなどである。また例えば、情報提供装置3000は、携帯型計算機や組み込みデバイスなどであってもよい。
受信装置2000は、上述した前提条件の下で動作する。以下、受信装置2000が有する機能構成部について説明する。
<パケット受信部2020>
受信装置2000は、パケット受信部2020を有する。パケット受信部2020は、送信装置4000によって送信されたパケットを受信する。
受信装置2000が送信装置4000から受信するパケットは、受信装置2000を宛先として送信されたパケットでもよいし、受信装置2000以外を宛先として送信されたパケットでもよい。受信装置2000が、受信装置2000を宛先として送信されたパケットを受信する場合、例えば受信装置2000は、Web サーバやメールサーバなど、送信装置4000に対してサービスを提供するサーバである。その他にも例えば、受信装置2000は、送信装置4000との間で P2P (peer to peer) 通信を行う通信装置である。
受信装置2000が、受信装置2000以外を宛先として送信されたパケットを受信する場合、例えば受信装置2000は、送信装置4000と、送信装置4000がパケットの宛先としている通信装置との間の通信を中継する装置である。このような装置の例として、プロキシサーバや、MTA (Mail Transfer Agent) などがある。その他にも例えば、受信装置2000は、送信装置4000が DNS (Domain Name System) サーバへ送信した名前解決のリクエストを表すパケットを捕獲して受信する通信装置である。以下、名前解決のリクエストを表すパケットを捕獲して受信する通信装置を、オーバライドエージェントとも表記する。オーバライドエージェントは、特願2011−193558に記載されている受信装置である。オーバライドエージェントに関する詳細については、上記特願2011−193558に記載されているため、説明を省略する。
<送信装置情報取得部2040>
受信装置2000は、送信装置情報取得部2040を有する。送信装置情報取得部2040は、パケット受信部2020が受信したパケットの送信元である送信装置4000に対応する通信装置情報を、情報提供装置3000から取得する。
受信装置2000は、例えば、送信装置4000から受信したパケットに含まれる情報を用いて、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。上記パケットに含まれている情報は、例えば、送信装置4000のレイヤ2アドレスやレイヤ3アドレスである。パケットに送信装置4000のレイヤ2アドレスやレイヤ3アドレスが含まれている場合、受信装置2000は、このレイヤ2アドレスやレイヤ3アドレスを送信装置4000の ID として用いて、情報提供装置3000から、送信装置4000に関する通信装置情報を取得する。
<通信装置情報の詳細>
通信装置情報は、例えば、通信装置情報テーブル100として表される。通信装置情報テーブル100は、通信装置ID110及び通信装置情報120を有する。通信装置情報120は、通信装置ID110で特定される通信装置に対応する通信装置情報を示す。
例えば通信装置情報は、通信装置が許可されている動作、又は許可されていない動作を示す。通信装置が許可されている動作は、その通信装置のユーザが、その通信装置に対して望んでいる動作とも言うことができる。また、通信装置が許可されていない動作は、その通信装置のユーザが、その通信装置に対して望まない動作とも言うことができる。
上記の場合、例えば通信装置に対応する通信装置情報は、その通信装置が通信相手としてよい別の通信装置や、その通信装置が通信相手としてはいけない別の通信装置を示す。例えば、送信装置4000が通信相手としてよい別の通信装置を示している、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000がEメールの宛先としてよい宛先を示すホワイトリストや、送信装置4000がアクセスしてもよい Web サイトを示すホワイトリストなどである。また例えば、送信装置4000が通信を行ってはいけない通信装置を示している、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000がEメールの宛先としてはいけない宛先を示すブラックリストや、送信装置4000がアクセスしてはいけない Web サイトを示すブラックリストなどである。
その他にも例えば、通信装置に対応する通信装置情報は、その通信装置が利用してよい通信プロトコル、又は利用してはいけない通信プロトコルを示す。例えば、送信装置4000が、IP プロトコルとして、IPv6 を利用することが許可されており、IPv4 を利用することが許可されていないとする。この場合、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000が利用してよい通信プロトコルとして、IPv6 を示す。また、送信装置4000の通信装置情報は、送信装置4000が利用してはいけない通信プロトコルとして、IPv4 を示す。また例えば、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000が Web ページにアクセスする際に利用してもよい通信プロトコルとして HTTP over SSL/TLS (Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layer / Transport Layer Security) プロトコルを示し、利用してはいけない通信プロトコルとして、HTTP プロトコルを示す。
その他にも例えば、通信装置に対応する通信装置情報は、その通信装置のユーザが、外部に提示したい情報であってもよい。例えば、送信装置4000がセンサである場合に、送信装置4000による測定の結果を、送信装置4000に対応する通信装置情報として格納しておく。この場合、受信装置2000は、送信装置4000から送信されたパケットを取得した際に、送信装置4000に対応する通信装置情報として、送信装置4000による測定の結果を取得することができる。これにより、送信装置4000が情報提示機能を持たない装置であったとしても、受信装置2000は、送信装置4000が提示したい情報を取得することができる。
上述の構成により、本実施形態の受信装置2000によれば、パケットを送信した送信装置4000に対応する通信装置情報が取得される。これにより、受信装置2000は、取得した送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、送信装置4000を利用するユーザの意思を把握することができる。例えば、送信装置4000の通信装置情報が、Web アクセスの際に利用してもよい通信プロトコルとして HTTP over SSL/TLS を示し、利用してはいけない通信プロトコルとして HTTP を示しているとする。ここで、HTTP over SSL/TLS は、SSL/TLS を用いて、メッセージの暗号化などを行うことで、盗聴やなりすましを防止する通信プロトコルである。そのため、この通信装置情報は、「セキュリティが高い方法で Web アクセスを行いたい」という、送信装置4000のユーザの意思を示している。これにより、受信装置2000は、「セキュリティが高い方法で Web アクセスを行いたい」というユーザの意思を把握することができる。
<ハードウエア構成>
受信装置2000が有する各機能構成部は、例えば、個々に又は複数組み合わせられた状態で、少なくとも1つのハードウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、少なくとも1つのソフトウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素の組み合わせにより実現される。
図3は、受信装置2000のハードウエア構成を例示するブロック図である。図3において、受信装置2000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージ1080、及びネットワークインタフェース1100を有する。ただし、受信装置2000のハードウエア構成は、図3に示す構成に限定されない。
バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージ1080、及びネットワークインタフェース1100が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1040は、例えば CPU (Central Processing Unit) や GPU (Graphics Processing Unit) などの演算処理装置である。メモリ1060は、例えば RAM (Random Access Memory) や ROM (Read Only Memory) などのメモリである。ストレージ1080は、例えばハードディスク、USB (Universal Serial Bus) メモリ、又は SSD (Solid State Drive) などの記憶装置である。また、ストレージ1080は、RAM や ROM 等のメモリであってもよい。ネットワークインタフェース1100は、ネットワークを介して別の装置とパケットの送受信を行うためのインタフェースである。ネットワークインタフェース1100は、例えばネットワークインタフェースカード (NIC) である。ネットワークインタフェース1100は、有線回線でネットワークに接続するインタフェースであってもよいし、無線回線でネットワークに接続するインタフェースであってもよい。
パケット受信モジュール1220は、受信装置2000に、パケット受信部2020の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、パケット受信モジュール1220を実行することで、パケット受信部2020の機能を実現する。
送信装置情報取得モジュール1240は、受信装置2000に、送信装置情報取得部2040の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、送信装置情報取得モジュール1240を実行することで、送信装置情報取得部2040の機能を実現する。
<処理の流れ>
図4は、実施形態1の受信装置2000によって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。
ステップS102において、パケット受信部2020は、送信装置4000からパケットを受信する。ステップS104において、送信装置情報取得部2040は、情報提供装置3000から、パケットの送信元である送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<送信装置4000の詳細>
送信装置4000は、パケット送信部4020を有する。パケット送信部4020は、パケット受信部2020が受信するパケットを送信する。
<情報提供装置3000の詳細>
情報提供装置3000は、通信装置情報格納部3020を有する。通信装置情報格納部3020は、通信装置情報を格納する。
情報提供装置3000は、例えば、DNS サーバである。その他にも例えば、情報提供装置3000は、RDBMS (Relational Database Management System) サーバや Key-Value ストアなどのデータベースサーバなどでもよい。
情報提供装置3000として DNS サーバを用いる場合、例えばこの DNS サーバは、通信装置情報を、DNS レコードの値として格納する。例えば情報提供装置3000は、通信装置情報を、DNS の TXT レコードや PTR レコードの値として格納する。ただし、情報提供装置3000が通信装置情報を格納するレコードは、TXT レコードや PTR レコードに限られない。上記 DNS レコードは、通信装置情報と、送信装置4000の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP アドレスとを対応付けて格納する。
図5は、DNS レコードとして実現された通信装置情報テーブル200を示す図である。通信装置情報テーブル200は、通信装置 ID 210、レコードタイプ220、及びレコード値230を有する。通信装置 ID は、FQDN 又は IP アドレスに相当する値を示す。
例えば、通信装置情報テーブル200の1行目は、host1.site1.example.com. という FQDN を持つ通信装置に対応する通信装置情報を、TXT レコードのレコード値として示している。TXT レコードは、FQDN に対応付けて、文字列を格納するレコードである。
通信装置情報テーブル200の2行目は、2001:0db8:0101:0001:0000:0000:0000:000A という IP アドレスを持つ通信装置に対応する通信装置情報を、PTR レコードの値として示している。PTR レコードは、IP アドレスに相当する FQDN に対応付けて、その IP アドレスを持つ計算機の FQDN を示すレコードである。そこで例えば、通信装置情報テーブル200の2行目のように、通信装置情報を、FQDN として表現する。通信装置情報テーブル200の2行目は、「www.site2.example.com というWeb サイトにアクセスしてはいけない」という情報を示している。FQDN は階層構造になっているため、PTR レコードを用いることで、通信装置情報に階層構造を持たせることができる。
送信装置情報取得部2040は、パケットを送信した送信装置4000の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを、情報提供装置3000に対して送信する。そして、送信装置情報取得部2040は、このDNS クエリの応答として、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を受信する。
例えば、情報提供装置3000が、図5に示す通信装置情報テーブル200を格納しているとする。この場合、送信装置情報取得部2040は、FQDN として host1.site1.example.com. を示す DNS クエリを情報提供装置3000へ送信する。その結果、送信装置情報取得部2040は、送信装置4000に対応する通信装置情報として、通信装置情報テーブル200の1行目に示されている、「Eメールの宛先のホワイトリスト」を取得する。
情報提供装置3000に対して、通信装置情報を格納する方法は様々である。例えば、情報提供装置3000は、通信装置から、その通信装置に対応する通信装置情報の入力を受け付ける。その他にも例えば、通信装置情報は、情報提供装置3000の管理者によって入力されてもよい。
下記に、受信装置2000の具体的な動作を示す実施例を示す。以下、全ての実施例において、情報提供装置3000はDNS サーバである。
<実施例1>
受信装置2000が、受信装置2000を宛先としたパケットを受信する場合の例を、実施例1として示す。実施例1において、受信装置2000は、送信装置4000に対してサービスを提供するサービス提供サーバ(例:Web サーバ、メールサーバなど)である。送信装置4000は、受信装置2000からサービスの提供を受けるクライアントである。ここで、送信装置4000は、受信装置2000の FQDN を知っているものの、受信装置2000の IP アドレスを知らないと仮定する。
図6は、上述の想定環境において、受信装置2000が通常のサーバとして動作した場合の通信の流れを例示する図である。ここで、図6は、受信装置2000と送信装置4000とが、TCP (Transmission Control Protocol) プロトコルに従って通信を行うことを仮定している。
まず、送信装置4000は、DNS サーバと通信を行って、受信装置2000の名前解決を行う。これにより、送信装置4000は、受信装置2000の FQDN から、受信装置2000の IP アドレスを得る。そして、送信装置4000は、TCP プロトコルで規定されている3ウェイハンドシェイクの手順に従い、受信装置2000との間で TCP コネクションを開設する。その後、送信装置4000は、受信装置2000に対して、リクエストを示すパケットを送信する。受信装置2000は、送信装置4000からのリクエストに対して応答することで、送信装置4000に対してサービスを提供する。
図7は、実施例1における通信の流れを例示する第1の図である。送信装置4000は、まず、受信装置2000の名前解決を行う。次いで、送信装置4000は、受信装置2000との間で TCP コネクションの開設を試みる。具体的には、送信装置4000は、受信装置2000に対し、SYN パケットを送信する。
受信装置2000は、送信装置4000によって送信された SYN パケットを受信する。受信装置2000は、受信した SYN パケットに基づいて、情報提供装置3000であるDNS サーバから、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。このように、受信装置2000は、送信装置4000との間で TCP コネクションを開設する際に、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。こうすることで、受信装置2000は、送信装置4000とのコネクション開設を完了する前に、送信装置4000のユーザの意思を把握することができる。
図8は、実施例1における通信の流れを例示する第2の図である。図8において、受信装置2000は、コネクション開設後に、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
図9は、実施例1における通信の流れを例示する第3の図である。図9において、受信装置2000は、コネクション開設後、送信装置4000からパケットを受信した際に、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。コネクション開設後に送信装置4000から受信するパケットは、例えば、送信装置4000が受信装置2000に対して送信するリクエストを示すパケットである。
受信装置2000は、送信装置4000からパケットを受信する度に、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得してもよい。例えば、受信装置2000は、送信装置4000からリクエストを示すパケットを受信する度に、そのリクエストに関連する送信装置4000の通信装置情報を、情報提供装置3000から取得する。こうすることで、受信装置2000は、送信装置4000から受信するリクエストに応じて、送信装置4000のユーザの意思を把握することができる。
図10は、実施例1における通信の流れを例示する第4の図である。図10において、受信装置2000と送信装置4000は、TCP コネクションを開設せずに通信を行う。例えば、受信装置2000と送信装置4000は、UDP (User Datagram Protocol) プロトコルに従って、通信を行う。図10において、受信装置2000は、送信装置4000からパケットを受信した際に、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<実施例2>
パケット受信部2020が、前述した宛先装置を宛先とするパケットを受信する場合の例を、実施例2として示す。前述したように、宛先装置は、受信装置2000とは異なる通信装置である。実施例2において、宛先装置は、送信装置4000に対してサービスを提供するサーバである。送信装置4000は、宛先装置からサービスの提供を受けるクライアントである。受信装置2000は、送信装置4000と宛先装置との間の通信を中継するプロキシサーバである。ここで、送信装置4000は、宛先装置の FQDN を知っているものの、宛先装置の IP アドレスを知らないと仮定する。
図11は、実施例2における通信の流れを例示する図である。まず送信装置4000は、DNS サーバである情報提供装置3000を利用して、宛先装置の名前解決を行う。これにより、送信装置4000は、宛先装置の IP アドレスを取得する。次いで、送信装置4000は、受信装置2000との間で TCP コネクションの開設を試みる。具体的には、送信装置4000は、受信装置2000に対し、SYN パケットを送信する。受信装置2000は、実施例1の図7の場合と同様に、この SYN パケットを受信した際に、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。こうすることで、受信装置2000は、送信装置4000と受信装置2000との間の通信を中継する前に、送信装置4000のユーザの意思を把握することができる。
ここで、受信装置2000は、実施例1の図8の場合と同様に、送信装置4000との間で TCP コネクションの開設を完了した際に、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得してもよい。また、受信装置2000は、実施例1の図9の場合と同様に、コネクション開設後に送信装置4000からパケットを受信した際に、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得してもよい。さらに、受信装置2000は、実施例1の図10の場合と同様に、送信装置4000との間でコネクションを開設しなくてもよい。この場合、受信装置2000は、実施例1の図10と同様に、送信装置4000からパケットを受信した際に、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<実施例3>
パケット受信部2020が、名前解決の要求を受信する場合の例を実施例3として示す。実施例3において、受信装置2000は、送信装置4000が DNS サーバに対して送信するパケットを受信するオーバライドエージェントである。送信装置4000は、DNS サーバに対して、名前解決対象装置の名前解決を要求する。名前解決対象装置は、送信装置4000に対してサービスを提供するサーバである。送信装置4000は、名前解決対象装置からサービスの提供を受けるクライアントである。送信装置4000は、名前解決対象装置の FQDN を知っているものの、名前解決対象装置の IP アドレスを知らないと仮定する。
図12は、実施例3における通信の流れを例示する図である。送信装置4000は、DNS サーバに対して、名前解決対象装置の名前解決の要求を表すパケットを送信する。受信装置2000は、このパケットを受信する。受信装置2000は、このパケットを受信した際に、送信装置4000に対応する通信装置情報を、DNS サーバである情報提供装置3000から取得する。また、受信装置2000は、DNS サーバに、名前解決対象装置の名前解決を依頼する。受信装置2000が DNS サーバに名前解決対象装置の名前解決を依頼するタイミングは、情報提供装置3000から通信装置情報を取得する前であっても、後であってもよい。
受信装置2000によれば、上述した各実施例で示したように、送信装置4000が別の通信装置と通信を行う際の通信手順の中に、「受信装置2000が送信装置4000に関する通信装置情報を取得する」という新たな手順が加わる。このように、受信装置2000によれば、通信装置同士の通信に利用される新たなプロトコルが提供される。
<作用・効果>
上述の構成により、本実施形態の受信装置2000によれば、パケットを送信した送信装置4000に対応する通信装置情報が取得される。これにより、受信装置2000は、取得した送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、送信装置4000を利用するユーザの意思を把握することができる。
例えば、送信装置4000の通信装置情報が、Web アクセスの際に利用してもよい通信プロトコルとして HTTP over SSL/TLS を示し、利用してはいけない通信プロトコルとして HTTP を示しているとする。ここで、HTTP over SSL/TLS は、SSL/TLS を用いて、メッセージの暗号化などを行うことで、盗聴やなりすましを防止する通信プロトコルである。そのため、この通信装置情報は、「セキュリティが高い方法で Web アクセスを行いたい」という、送信装置4000のユーザの意思を示している。これにより、受信装置2000は、「セキュリティが高い方法で Web アクセスを行いたい」というユーザの意思を把握することができる。
ここで、送信装置4000のユーザの意思を把握する別の方法として、送信装置4000の状態を送信装置4000の外部から監視することで、送信装置4000のユーザの意思を推測する方法が考えられる。例えば、送信装置4000に対して ICMPv6 (Internet Control Message Protocol for IPv6) プロトコルで規定されている echo request メッセージを送った場合に、送信装置4000から echo reply メッセージが返されたとする。この返答は、送信装置4000が、IPv6 プロトコルを利用した通信が可能であることを示している。
しかし、送信装置4000のユーザの意思を推測する方法では、送信装置4000のユーザの意思を正確に把握することが難しい。例えば上述の例の場合、送信装置4000が IPv6 プロトコルを利用できるからといって、送信装置4000のユーザが IPv6 プロトコルを用いた通信を望んでいるとは限らない。例えばある種の OS は、OS の起動時に、IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方を取得するという設定が、デフォルトでなされている。しかし現状、ユーザが実際の通信で利用する IP アドレスは IPv4 アドレスが一般的であり、ユーザは通信装置に IPv6 アドレスが割り当てられていることすら知らない場合が多い。
以上のように、送信装置4000の状態を監視することで、送信装置4000のユーザの意思を推測する方法では、送信装置4000のユーザの意図を正確に把握することが難しい。送信装置4000は、通信装置情報を用いて送信装置4000を利用するユーザの意思を把握するため、送信装置4000のユーザの意思を正確に把握することができる。
また、情報提供装置3000として DNS サーバを用いる場合、以下のような多くの利点がある。第1の利点は、情報提供装置3000が、通信装置に改良を加えることなく、種々の通信装置について、通信装置情報を格納できることである。通常、ネットワークを介して通信を行う装置は、IP アドレス及び FQDN を持つ。そして、DNS サーバは、通信装置の IP アドレスや FQDN に対応付けて、情報を格納する機能を有する。したがって、情報提供装置3000として DNS サーバを用いることで、情報提供装置3000は、各通信装置に改良を加えることなく、各通信装置に対応する通信装置情報を格納することができる。
第2の利点は、情報提供装置3000の信頼性が高くなることである。DNS は、インターネットのインフラとして定着しているシステムである。そのため DNS は、データベース等のシステムと比較し、堅牢であると言える。したがって、情報提供装置3000として DNS サーバを利用することで、情報提供装置3000は、信頼性が高くなる。
第3の利点は、通信装置情報が格納されている場所が、容易に把握できることである。例えば、情報提供装置3000としてデータベースサーバを用いる場合、受信装置2000は、情報提供装置3000の IP アドレスや FQDN を、予め知っておく必要がある。さらに、情報提供装置3000が複数ある場合、受信装置2000は、各通信装置に関する情報が、どの情報提供装置3000に格納されているのかを予め知っておく必要がある。
これに対し、情報提供装置3000としてDNS サーバを用いる場合、情報提供装置3000の IP アドレスやFQDN を知らなくても、情報提供装置3000から通信装置情報を得ることができる。これは、DNS の場合、いずれかの DNS サーバに対して情報の取得を要求すれば、DNS サーバ同士で情報をやりとりすることで、要求する情報を持つ DNS サーバが自動的に検索される、というシステムが確立されているためである。
第4の利点は、情報の管理責任の所在が明確になることである。DNS はゾーンと呼ばれる単位で管理されており、各ゾーンの管理者が明確に登録される仕組みとなっている。そのため、情報提供装置3000として DNS サーバを用いることで、各通信装置情報の管理責任の所在が、その通信装置情報が格納されているゾーンの管理者であることが明確になる。したがって、情報提供装置3000として DNS を利用することで、情報の管理責任の所在が明確になる。
第5の利点は、複数の通信装置に共通の通信装置情報を、容易に格納できることである。これは、DNS が階層構造を利用して情報を管理しているためである。例えば、「host1.site1.example.com.」という FQDN を持つ通信装置1と、「host2.site1.example.com.」という FQDNを持つ通信装置2があるとする。上記2つの FQDN は、「example.com.」という上位の階層が共通している。
そこで、上記2つの通信装置に共通する通信装置情報を、「example.com.」という FQDN に対応づけて格納する。ここで、DNS を用いて情報の検索を行うと、上位の階層から順に検索が行われる。そのため、通信装置1に対応する通信装置情報を検索した場合、及び通信装置2に対応する通信装置情報を検索した場合のどちらの場合も、「example.com.」という階層が検索される。
このように、DNS では、複数の FQDN に対応して、共通の検索場所が提供されている。そのため、情報提供装置3000として DNS サーバを利用すれば、複数の通信装置に共通の通信装置情報を容易に格納できる。複数の通信装置に共通する通信装置情報は、例えば、各通信装置情報に共通するデフォルト値として扱うことができる。
[実施形態2]
図13は、実施形態2に係る受信装置2000を、その使用環境と共に示すブロック図である。図13において、矢印は情報の流れを表している。図13において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。実施形態2における受信装置2000、情報提供装置3000及び送信装置4000は、下記で説明する事項を除き、実施形態1における受信装置2000、情報提供装置3000、及び送信装置4000とそれぞれ同様である。
<動作制御部2100>
受信装置2000は、動作制御部2100を有する。動作制御部2100は、情報提供装置3000から取得された通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作を制御する。
例えば通信装置情報は、送信装置4000が通信相手としてよい通信装置の一覧を示しているとする。この場合、動作制御部2100は、送信装置4000が通信を行おうとしている相手(例:パケットの宛先)が、送信装置4000が通信相手としてよい通信装置の一覧に含まれているか否かを判断する。そして、送信装置4000が通信を行おうとしている相手が、送信装置4000が通信相手としてよい通信装置の一覧に含まれていない場合、例えば受信装置2000は、送信装置4000から送信されたパケットを破棄したり、送信装置4000へエラー応答を返したりする。こうすることで、送信装置4000は、通信装置情報に示されている相手としか、通信を行うことができなくなる。このように、通信相手を制限することで、例えば、ペアレンタルコントロール、メールの誤配送防止、通信装置が第3者に乗っ取られた場合における被害拡大の防止などが実現できる。
その他にも例えば、通信装置情報は、送信装置4000が利用してもよい通信プロトコルの一覧を示しているとする。この場合、動作制御部2100は、送信装置4000が利用している通信プロトコルが、送信装置4000が利用してもよい通信プロトコルの一覧に含まれているか否かを判断する。そして、送信装置4000が利用している通信プロトコルが、送信装置4000が利用しても良い通信プロトコルの一覧に含まれていない場合、例えば受信装置2000は、送信装置4000から送信されたパケットを破棄したり、送信装置4000へエラー応答を返したりする。一方、送信装置4000が利用している通信プロトコルが、送信装置4000が利用しても良い通信プロトコルの一覧に含まれている場合、例えば受信装置2000は、送信装置4000に対して正常な応答を返す。こうすることで、送信装置4000は、許可されている通信プロトコルを用いた通信しかできなくなる。例えば、暗号化通信を伴う通信プロトコルのみを許可することで、セキュリティを向上させることができる。
<処理の流れ>
図14は、実施形態2の受信装置2000によって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。図14において、ステップS102及びS104は、図4におけるステップS102及びS104と同様である。
ステップS202において、動作制御部2100は、送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000による送信装置4000に対する動作を制御する。
以下、実施形態2に係る受信装置2000の動作を、実施例を用いて説明する。
<実施例4>
パケット受信部2020が、受信装置2000を宛先としたパケットを受信する場合の例を、実施例4として示す。実施例4における想定環境は、実施形態1で説明した実施例1と同様の想定環境である。さらに実施例4では、情報提供装置3000が格納している、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000がサービスの提供を受けてもよい通信装置であるホワイトリストを示していると仮定する。
図15は、実施例4における通信の流れを例示する図である。受信装置2000は、送信装置4000から SYN パケットを受信した際に、情報提供装置3000であるDNS サーバから、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。そして、受信装置2000の動作制御部2100は、送信装置情報取得部2040によって受信された通信装置情報に基づいて、送信装置4000に対する受信装置2000の動作を制御する。
ここで、送信装置4000に対応する通信情報が示しているホワイトリストの中に、受信装置2000が含まれていないとする。この場合、例えば受信装置2000の動作制御部2100は、受信装置2000を制御し、送信装置4000に対して SYN+ACK パケットを送信しないようにする。その結果、送信装置4000と受信装置2000との間で TCP コネクションが開設されないため、送信装置4000は、受信装置2000からサービスの提供を受けることができない。一方、上記ホワイトリストの中に、受信装置2000が含まれている場合、受信装置2000は、送信装置4000へ SYN+ACK パケットを送信する。このように、受信装置2000は、通信装置情報に示されている送信装置4000のユーザの意思に従って、送信装置4000に対する動作を制御する。
<実施例5>
パケット受信部2020が受信したパケットの宛先が、前述した宛先装置である場合の例を、実施例5として示す。実施例5において、送信装置4000はメールクライアントであり、宛先装置はメールサーバである。そして、受信装置2000は、MTA であるとする。また、情報提供装置3000が格納している、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000がメールを送信してもよい相手の一覧であるホワイトリストを示す情報であると仮定する。
図16は、実施例5における通信の流れを例示する図である。受信装置2000のパケット受信部2020は、送信装置4000と TCP コネクションを開設した後、送信装置4000から、メール送信のリクエストを表すパケットを受信する。
受信装置2000の送信装置情報取得部2040は、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を受信する。受信装置2000の動作制御部2100は、送信装置4000によって送信されたメールの宛先が、送信装置4000に対応する通信装置情報が示すホワイトリストに含まれているか否かを判断する。
送信装置4000によって送信されたメールの宛先がホワイトリストに含まれていない場合、動作制御部2100は、受信装置2000が、送信装置4000に対してエラー通知を行うようにする。一方、送信装置4000によって送信されたメールの宛先がホワイトリストに含まれている場合、動作制御部2100は、受信装置2000が、送信装置4000から受信したメール送信のリクエストを、正しいリクエストとして処理するようにする。
<実施例6>
パケット受信部2020が、送信装置4000によって送信された名前解決の要求を受信する場合の例を実施例6として示す。受信装置2000は、送信装置4000が DNS サーバに対して送信する、名前解決の要求を表すパケットを受信するオーバライドエージェントである。送信装置4000は、DNS サーバに対して、名前解決対象装置の名前解決を要求する。名前解決対象装置は、送信装置4000に対してサービスを提供するサーバであり、送信装置4000は、名前解決対象装置からサービスを受けるクライアントである。通信装置情報は、送信装置4000が利用してよい IP プロトコルとして、IPv6 を示しているとする。送信装置4000は、名前解決対象装置の FQDN を知っているものの、名前解決対象装置の IP アドレスを知らないと仮定する。
図17は、実施例6における通信の流れを例示する図である。送信装置4000は、DNS サーバに対して、名前解決の要求を表すパケットを送信する。受信装置2000のパケット受信部2020は、このパケットを受信する。受信装置2000の送信装置情報取得部2040は、送信装置4000に対応する通信装置情報を、DNS サーバである情報提供装置3000から取得する。
受信装置2000の動作制御部2100は、送信装置4000が利用している IP プロトコルを割り出す。例えば動作制御部2100は、送信装置4000の IP アドレスの形態に基づいて、送信装置4000が利用している IP プロトコルを割り出す。そして、動作制御部2100は、送信装置4000が利用している IP プロトコルが、送信装置4000が利用してもよい IP プロトコルに該当するか否かを判断する。
送信装置4000が利用している IP プロトコルが、IPv4 であったとする。この場合、送信装置4000が利用している IP プロトコルは、通信装置情報に示されている IP プロトコルと異なる。そこで、受信装置2000の動作制御部2100は、受信装置2000が、送信装置4000に対し、名前解決が失敗したことを示すエラー応答を返すようにする。その結果、送信装置4000は、名前解決対象装置であるサーバの IP アドレスを取得できないため、このサーバと通信することができない。
<作用・効果>
以上の構成により、実施形態2の受信装置2000によれば、送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000の、送信装置4000に対する動作が制御される。これにより、受信装置2000は、送信装置4000に対して、送信装置4000のユーザの意思を反映した動作をすることができる。
<変形例2−1>
実施形態2に係る受信装置2000は、以下に示す機能を有していてもよい。以下に説明する受信装置2000を、変形例2−1の受信装置2000と表記する。
前提条件として、変形例2−1の受信装置2000は、送信装置4000から受信するパケットの一部又は全部を、受信装置2000と異なる装置である宛先装置へ送信する。上述したように、例えばこのような受信装置2000は、送信装置4000と宛先装置との間の通信を中継する通信装置である。このような通信装置の例として、プロキシサーバや MTA などがある。
変形例2−1の動作制御部2100は、情報提供装置3000から取得した通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、宛先装置に対する動作を制御する。
<実施例7>
変形例2−1の受信装置2000の動作を、実施例7を用いて説明する。実施例7において、送信装置4000は Web クライアントであり、宛先装置は Web サーバである。そして、受信装置2000は、プロキシサーバであるとする。また、情報提供装置3000が格納している、送信装置4000に対応する通信装置情報は、「送信装置4000から送信されるリクエストを暗号化する必要があるか否か」に関する情報を示しているとする。
図18は、実施例7における通信の流れを例示する図である。受信装置2000は、送信装置4000と TCP コネクションを開設する際に、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を受信する。
受信装置2000の動作制御部2100は、送信装置4000から受信した通信装置情報を確認する。ここで、送信装置4000に対応する通信装置情報は、「送信装置4000から送信されるリクエストを暗号化する必要がある」ということを示しているとする。この場合、動作制御部2100は、受信装置2000が、宛先装置との間で、暗号化を伴う通信を行うようにする。例えば、受信装置2000は、宛先装置との間で、HTTP over SSL/TLS プロトコルを用いた通信を行うためのコネクションを開設する。
一方、送信装置4000に対応する通信装置情報は、「送信装置4000から送信されるリクエストを暗号化する必要がない」ということを示しているとする。この場合、動作制御部2100は、受信装置2000が、宛先装置との間で、暗号化を伴わない通信を行うようにする。例えば、受信装置2000は、宛先装置との間で、HTTP プロトコルを用いた通信を行うためのコネクションを開設する。
<作用・効果>
以上の構成により、変形例2−1の受信装置2000によれば、送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000の、宛先装置に対する動作が制御される。これにより、受信装置2000による、宛先装置に対する動作にも、送信装置4000のユーザの意思が反映される。したがって、変形例2−1の受信装置2000によれば、実施形態2の受信装置2000と比較し、送信装置4000の意思を反映した動作を、より柔軟に行うことができる。
[実施形態3]
図19は、実施形態3に係る受信装置2000を、その使用環境と共に示すブロック図である。図19において、矢印は情報の流れを表している。図19において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。実施形態3における受信装置2000、情報提供装置3000、及び送信装置4000は、下記で説明する事項を除き、前述したいずれかの実施形態又は変形例における受信装置2000、情報提供装置3000、送信装置4000とそれぞれ同様である。
<前提条件>
実施形態3の受信装置2000は、送信装置4000から受信するパケットの一部又は全部を、受信装置2000と異なる装置である宛先装置へ送信する。前述したように、例えばこのような受信装置2000は、送信装置4000と宛先装置との間の通信を中継する通信装置である。このような通信装置の例として、プロキシサーバや MTA などがある。
<宛先装置情報取得部2060>
実施形態3の受信装置2000は、宛先装置情報取得部2060を有する。宛先装置情報取得部2060は、宛先装置に対応する通信装置情報を、情報提供装置3000から取得する。このように、実施形態3の受信装置2000は、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する機能に加え、宛先装置に対応する通信装置情報を取得する機能を有する。
宛先装置情報取得部2060は、例えば宛先装置の ID を用いて、情報提供装置3000から、宛先装置に対応する宛先装置情報を取得する。例えば宛先装置情報取得部2060は、パケット受信部2020が受信したパケットから、宛先装置の ID を抽出する。
例えば、送信装置4000が Web クライアントであり、宛先装置が Web サーバであり、受信装置2000がプロキシサーバであるとする。この場合、受信装置2000が送信装置4000から受信するパケットは、送信装置4000がアクセスしたい Web サーバである宛先装置の IP アドレスや MAC アドレスを含んでいる。そこで、宛先装置情報取得部2060は、送信装置4000から受信したパケットに含まれている宛先装置の IP アドレスや MAC アドレスを、宛先装置の ID として抽出する。そして、宛先装置情報取得部2060は、抽出した宛先装置の ID を用いて、情報提供装置3000から、宛先装置に対応する通信装置情報を取得する。
ここで、実施形態1で説明したように、情報提供装置3000は、例えば DNS サーバである。情報提供装置3000が DNS サーバである場合、宛先装置情報取得部2060は、宛先装置のFQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを、情報提供装置3000に対して送信する。そして、宛先装置情報取得部2060は、このDNS クエリの応答として、情報提供装置3000から、宛先装置に対応する通信装置情報を受信する。
宛先装置に対応する通信装置情報は、例えば、実施形態1や実施形態2で示した通信装置情報である。
その他にも例えば、宛先装置に対応する通信装置情報は、宛先装置の状態を表す情報である。例えば、宛先装置の通信装置情報は、宛先装置の稼働状態を、その稼働状態にある理由と共に示す。このような情報の例は、「宛先装置はメンテナンスのために停止している」という情報である。受信装置2000は、この情報を参照することで、宛先装置と通信できないこと、及びその理由がメンテナンスであることを把握することができる。また、受信装置2000は、宛先装置とは、しばらくの間通信が行えないということが分かる。
一方、宛先装置情報を用いない場合、宛先装置と通信しようとして失敗した受信装置2000は、宛先装置と通信できない理由を知ることができない。そのため、例えば受信装置2000は、宛先装置と通信できないという状態が、一時的な状態なのか、しばらく続く状態なのか、などといったことを知ることができない。
その他にも例えば、宛先装置情報は、宛先装置が提供するサービスの内容である。例えば、宛先装置が Web サーバであるとする。この場合、例えば宛先装置である Web サーバに関する宛先装置情報は、Web ページをクロールするクローラに対し、どの Web ページをクロールしてよいかを提示する情報である。
その他にも例えば、宛先装置情報は、宛先装置が利用しているアプリケーション、宛先装置を利用する際のマナーなどを示す。
<処理の流れ>
図20は、実施形態3に係る受信装置2000によって行われる処理の流れを示すフローチャートである。図20におけるステップS102及びステップS104は、図4におけるステップS102及びS104と同様である。
ステップS302において、宛先装置情報取得部2060は、情報提供装置3000から、宛先装置に対応する通信装置情報を取得する。
<実施例8>
実施形態3に係る受信装置2000の動作例を、実施例8として示す。実施例8において、送信装置4000はメールクライアントであり、宛先装置はメールサーバである。そして、受信装置2000は、MTA である。また、情報提供装置3000が格納している、宛先装置に対応する情報は、宛先装置の稼働状況を示す情報である。
図21は、実施例8における通信の流れを例示する図である。受信装置2000は、送信装置4000と TCP コネクションを開設した後、送信装置4000から、リクエストを表すパケットを受信する。
受信装置2000の送信装置情報取得部2040は、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を受信する。さらに、受信装置2000の宛先装置情報取得部2060は、情報提供装置3000から、宛先装置に対応する通信装置情報を取得する。
<作用・効果>
以上の構成により、実施形態3の受信装置2000によれば、送信装置4000に対応する通信装置情報に加え、送信装置4000がパケットの宛先としている宛先装置に対応する通信装置情報がさらに取得される。これにより、受信装置2000は、送信装置4000のユーザの意思に加え、宛先装置のユーザの意思も把握することができる。
<変形例3−1>
実施形態3の受信装置2000は、動作制御部2100をさらに有していてもよい。この場合の受信装置2000を、変形例3−1の受信装置2000と表記する。図22は、変形例3−1に係る受信装置2000を、その使用環境と共に示すブロック図である。図22において、矢印は情報の流れを示している。図22において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
動作制御部2100は、情報提供装置3000から受信した通信装置情報に基づいて、送信装置4000に対する、受信装置2000の動作を制御する。ここで、変形例3−1の受信装置2000は、宛先装置に対応する通信装置情報も取得する。そこで、変形例3−1の受信装置2000は、宛先装置に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作をさらに制御する。また、動作制御部2100は、受信装置2000による、宛先装置に対する動作を制御してもよい。
<実施例9>
変形例3−1の受信装置2000の動作例を、実施例9として説明する。実施例9の想定環境は、前述した変形例8の想定環境と同一である。
図23は、実施例9における通信の流れを示している。実施例8で説明したように、受信装置2000の宛先装置情報取得部2060は、宛先装置に対応する通信装置情報を取得する。ここで、宛先装置に対応する通信装置情報には、宛先装置の稼働状況が示されている。
受信装置2000の動作制御部2100は、取得した通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作又は宛先装置に対する動作を制御する。
例えば、宛先装置に対応する通信装置情報が示す、宛先装置の稼働状況は、「メンテナンス中のため停止している」ということを示しているとする。この場合、受信装置2000は、送信装置4000に対し、宛先装置へメールを送信できないというエラー通知を返す。
ここで通常、MTA は、メールサーバと通信できないという状況が一時的なものである可能性を考慮し、メールサーバへのメール送信を繰り返し試みる。一方、変形例3−1の受信装置2000によれば、宛先装置に対応する通信装置情報を用いて、宛先装置へしばらくメールを送信できないということを知ることができる。そのため、受信装置2000は、メールサーバへのメール送信を行わず、すぐに送信装置4000へエラー通知を行うことができる。これにより、ネットワークに余分な負荷がかかることを防いだり、受信装置2000が無駄な計算機資源を利用することを防いだりすることができる。
その他にも例えば、宛先装置に対応する通信装置情報が示す、宛先装置の稼働状況は、「正常に稼働している」ということを示しているとする。この場合、受信装置2000は、送信装置4000から受信したメールを宛先装置へ送信する。
<作用・効果>
以上の構成により、変形例3−1の受信装置2000によれば、宛先装置に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作がさらに制御される。これにより、受信装置2000による送信装置4000に対する動作に、送信装置4000のユーザの意思に加え、宛先装置のユーザの意思がさらに反映される。
また、動作制御部2100が、受信装置2000による、宛先装置に対する動作を制御する機能を有するとする。この場合、受信装置2000による宛先装置に対する動作に、送信装置4000のユーザの意思に加え、宛先装置のユーザの意思がさらに反映される。
[実施形態4]
図24は、実施形態4に係る受信装置2000を、その使用環境と共に示すブロック図である。図24において、矢印は情報の流れを表している。図24において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。実施形態4における受信装置2000、情報提供装置3000、及び送信装置4000は、下記で説明する事項を除き、前述したいずれかの実施形態又は変形例における受信装置2000、情報提供装置3000、送信装置4000とそれぞれ同様である。
<前提条件>
実施形態4のパケット受信部2020が受信するパケットは、DNS サーバを宛先とし、名前解決要求を表すパケットである。実施形態4の受信装置2000は、例えば、前述したオーバライドエージェントである。ここで、パケット受信部2020が受信するパケットが表す名前解決要求の対象となっている装置を、名前解決対象装置と表記する。ここで、送信装置4000が送信する名前解決の要求を表すパケットは、名前解決対象装置の FQDNを含んでいる。そのため、パケット受信部2020が送信装置4000から受信するパケットには、名前解決装置のFQDN が含まれている。
<名前解決対象装置情報取得部2080>
実施形態4の受信装置2000は、名前解決対象装置情報取得部2080を有する。名前解決対象装置情報取得部2080は、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得する。このように、実施形態4の受信装置2000は、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する機能に加え、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得する機能を有する。
名前解決対象装置情報取得部2080は、例えば名前解決対象装置の ID を用いて、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得する。例えば名前解決対象装置情報取得部2080は、パケット受信部2020が受信したパケットから、名前解決装置情報宛先装置の ID を抽出する。
例えば、情報提供装置3000が、通信装置の FQDN に対応付けて、通信装置情報を格納しているとする。ここで、パケット受信部2020が送信装置4000から受信するパケットは、名前解決対象装置の FQDN を含んでいる。そこで、名前解決対象装置情報取得部2080は、名前解決対象装置の FQDN を用いて、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得する。
また、例えば、情報提供装置3000が、通信装置の IP アドレスに対応付けて、通信装置情報を格納しているとする。この場合、例えば名前解決対象装置情報取得部2080は、DNS サーバを用いて、名前解決対象装置の FQDN から、名前解決対象装置の IP アドレスを割り出す。そして、名前解決対象装置情報取得部2080は、割り出した名前解決対象装置の IP アドレスを用いて、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得する。
ここで、実施形態1で説明したように、情報提供装置3000は、例えば DNS サーバである。情報提供装置3000が DNS サーバである場合、名前解決対象装置情報取得部2080は、名前解決対象装置のFQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを、情報提供装置3000に対して送信する。そして、名前解決対象装置情報取得部2080は、このDNS クエリの応答として、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を受信する。
名前解決対象装置に対応する通信装置情報が示す情報は、実施形態3で説明した、宛先装置情報に対応する通信装置情報と同様である。
<処理の流れ>
図25は、実施形態3に係る受信装置2000によって行われる処理の流れを示すフローチャートである。図25におけるステップS102及びステップS104は、図4におけるステップS102及びS104と同様である。
ステップS402において、名前解決対象装置情報取得部2080は、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得する。
<実施例10>
実施形態4に係る受信装置2000の動作例を、実施例10として示す。実施例10において、送信装置4000は Web クライアントであり、名前解決対象装置は Web サーバである。そして、受信装置2000は、オーバライドエージェントである。また、情報提供装置3000が格納している、名前解決対象装置に対応する情報は、宛先装置の稼働状況を示す情報である。ここで、送信装置4000は、名前解決対象装置のFQDN を知っているものの、名前解決対象装置の IP アドレスを知らないと仮定する。
図26は、実施例10における通信の流れを例示する図である。受信装置2000は、送信装置4000から、名前解決要求を示すパケットを受信する。受信装置2000の送信装置情報取得部2040は、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を受信する。さらに、受信装置2000の名前解決対象装置情報取得部2080は、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得する。これにより、受信装置2000は、名前解決対象装置の稼働状況を把握することができる。
<作用・効果>
以上の構成により、実施形態4の受信装置2000によれば、送信装置4000に対応する通信装置情報に加え、送信装置4000が名前解決の要求の対象としている名前解決対象装置に対応する通信装置情報がさらに取得される。これにより、受信装置2000は、送信装置4000のユーザの意思に加え、名前解決対象装置のユーザの意思も把握することができる。
<変形例4−1>
実施形態4の受信装置2000は、動作制御部2100をさらに有していてもよい。この場合の受信装置2000を、変形例4−1の受信装置2000と表記する。図27は、変形例4−1に係る受信装置2000を、その使用環境と共に示すブロック図である。図27において、矢印は情報の流れを示している。図27において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
動作制御部2100は、情報提供装置3000から受信した通信装置情報に基づいて、送信装置4000に対する、受信装置2000の動作を制御する。ここで、変形例4−1の受信装置2000は、名前解決対象装置に対応する通信装置情報も取得する。そこで、変形例4−1の受信装置2000は、名前解決対象装置に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作をさらに制御する。
<実施例11>
変形例4−1に係る受信装置2000の動作例を、実施例11として示す。実施例11における想定環境は、実施例10における想定環境と同様である。
図28は、実施例11における通信の流れを例示する図である。受信装置2000の名前解決対象装置情報取得部2080が、情報提供装置3000から、名前解決対象装置に対応する通信装置情報を取得するまでの流れは、図26と同様である。
受信装置2000の動作制御部2100は、取得した通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作を制御する。例えば、名前解決対象装置に対応する通信装置情報が示す、名前解決対象装置の稼働状況は、「メンテナンス中のため停止している」ということを示しているとする。この場合、受信装置2000は、送信装置4000に対し、名前解決対象装置の名前解決が失敗したことを示すエラー通知を送信する。
その他にも例えば、名前解決対象装置に対応する通信装置情報が示す、名前解決対象装置の稼働状況は、「正常に稼働している」ということを示しているとする。この場合、受信装置2000は、名前解決対象装置の名前解決を行い、その結果を送信装置4000へ送信する。
<作用・効果>
以上の構成により、変形例4−1の受信装置2000によれば、名前解決対象装置に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作がさらに制御される。これにより、受信装置2000による送信装置4000に対する動作に、送信装置4000のユーザの意思に加え、名前解決対象装置のユーザの意思がさらに反映される。
[実施形態5]
図29は、実施形態5に係るネットワークシステム5000を示す図である。図29において、矢印は、情報の流れを示している。図29において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。実施形態5における受信装置2000、情報提供装置3000、及び送信装置4000は、下記で説明する事項を除き、前述したいずれかの実施形態又は変形例における受信装置2000、情報提供装置3000、送信装置4000とそれぞれ同様である。
前述した各実施形態及び各変形例では、受信装置2000が、情報提供装置3000から、通信装置情報を取得していた。実施形態5のネットワークシステム5000では、受信装置2000だけでなく、送信装置4000も、情報提供装置3000から、通信装置情報を取得する。
実施形態5の送信装置4000は、パケット送信部4020、名前解決要求送信部4040、及び受信装置情報取得部4060を有する。以下、これらの機能構成部について説明する。
<パケット送信部4020>
パケット送信部4020は、受信装置2000を宛先として、パケットを送信する。
<名前解決要求送信部4040>
名前解決要求送信部4040は、DNS サーバに対し、受信装置2000の名前解決要求を送信する。送信装置4000は、名前解決要求送信部4040による名前解決要求の結果から、受信装置2000の IP アドレスを取得する。パケット送信部4020は、この IP アドレスを用いて、受信装置2000に対し、パケットを送信する。
ここで、DNS サーバは、ネットワークシステム5000の外部にある DNS サーバであってもよいし、ネットワークシステム5000の内部にある DNS サーバでもよい。また、情報提供装置3000が DNS サーバである場合、名前解決要求送信部4040は、情報提供装置3000に対して、受信装置2000の名前解決を要求してもよい。
<受信装置情報取得部4060>
受信装置情報取得部4060は、名前解決要求送信部4040が受信装置2000の名前解決要求を送信する前又は後において、情報提供装置3000から、受信装置2000に対応する通信装置情報を取得する。受信装置に対応する通信装置情報は、例えば、実施形態4で説明した名前解決対象装置に対応する通信装置情報と同様である。
<処理の流れ>
図30は、実施形態5に係るネットワークシステム5000における処理の流れを例示するフローチャートである。図30の左側は、送信装置4000による処理の流れを示している。一方、図30の右側は、受信装置2000による処理の流れを示している。ここで、受信装置2000による処理の流れは、実施形態1で説明した図4に示されている流れと同様である。
ステップS502において、受信装置情報取得部4060は、情報提供装置3000から、受信装置2000に対応する通信装置情報を取得する。ステップS504において、名前解決要求送信部4040は、DNS サーバに対し、受信装置2000の名前解決の要求を送信する。ステップS506において、パケット送信部4020は、受信装置2000に対し、パケットを送信する。
<実施例12>
実施形態5におけるネットワークシステム5000の動作を、実施例12として示す。実施例12において、送信装置4000は Web クライアントであり、受信装置2000は、Web サーバである。また、情報提供装置3000は、DNS サーバである。また、情報提供装置3000が格納している、受信装置2000に対応する情報は、受信装置2000の稼働状況を示す情報である。ここで、送信装置4000は、受信装置2000の FQDN を知っているものの、受信装置2000の IP アドレスを知らないと仮定する。
図31は、実施例12における通信の流れを例示する図である。送信装置4000の受信装置情報取得部4060は、情報提供装置3000から、受信装置2000に対応する通信装置情報を取得する。次に、送信装置4000の名前解決要求送信部4040は、DNS サーバである情報提供装置3000を用いて、受信装置2000の名前解決を行う。その後、送信装置4000のパケット送信部4020は、受信装置2000に対して、リクエストを示すパケットを送信する。このような流れで処理が行われることにより、送信装置4000は、受信装置2000に対してリクエストを送信する前に、受信装置2000が利用できるか否かを知ることができる。
さらに、受信装置2000のパケット受信部2020は、送信装置4000から、パケットを受信する。そして、受信装置2000の送信装置情報取得部2040は、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。そして、受信装置2000は、送信装置4000に対して、応答を返す。
<作用・効果>
以上の構成により、実施形態5のネットワークシステム5000によれば、送信装置4000により、受信装置2000に対応する通信装置情報が取得される。これにより、送信装置4000は、受信装置2000のユーザの意思を把握することができる。
[実施形態6]
図32は、実施形態6に係るネットワークシステム5000を示すブロック図である。図32において、矢印は、情報の流れを示している。図32において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。実施形態6のネットワークシステム5000は、下記で説明する事項を除き、実施形態5のネットワークシステム5000と同様である。
実施形態6の送信装置4000は、動作制御部4080を有する。動作制御部4080は、受信装置2000に対応する通信装置情報に基づいて、パケット送信部4020又は名前解決要求送信部4040の動作を制御する。
例えば、受信装置2000に対応する通信装置情報は、受信装置2000の稼働状況を示しているとする。この場合、例えば動作制御部4080は、受信装置2000の稼働状況に応じて、受信装置2000に対してパケットを送信するか否かを決定し、パケット受信部2020又は送信装置情報取得部2040を制御する。そのほかにも例えば、受信装置2000に対応する通信装置情報は、受信装置2000が利用可能な通信プロトコルであるとする。この場合、例えば動作制御部4080は、送信装置4000が、受信装置2000が利用可能な通信プロトコルを利用するように、パケット送信部4020を制御する。
<処理の流れ>
図33は、実施形態6に係るネットワークシステム5000における処理の流れを例示するフローチャートである。ここで、ステップS602以外の処理は、実施形態5で説明した図30に示されている処理と同様である。
ステップS602において、送信装置4000の動作制御部4080は、受信装置に対応する通信装置情報に基づいて、パケット送信部4020又は名前解決要求送信部4040の動作を制御する。
なお、図33は、ステップS602より後の処理の流れとして、図30と同様の流れを示している。しかし、ステップS602における、動作制御部4080による制御の結果によって、ステップS602より後の処理の流れは変わる場合がある。例えば、動作制御部4080は、送信装置4000が受信装置2000に対してパケットを送信しないように、パケット送信部4020を制御したとする。この場合、ステップS504及びそれより後の処理は行われない。
<実施例13>
実施形態6におけるネットワークシステム5000の動作を、実施例13として示す。実施例13における想定環境は、実施形態5で説明した実施例12における装置環境と同様である。
図34は、実施例12における通信の流れを例示する図である。送信装置4000の受信装置情報取得部4060は、情報提供装置3000から、受信装置2000に対応する通信装置情報を取得する。そして、送信装置4000の動作制御部4080は、取得した通信装置情報に基づいて、名前解決要求送信部4040の動作を制御する。
例えば、受信装置2000に対応する通信装置情報が示す、受信装置2000の稼働状況は、「メンテナンス中のため停止している」ということを示しているとする。この場合、送信装置4000は、名前解決要求送信部4040が、受信装置2000の名前解決要求を送信しないようにする。これにより、通信できない受信装置2000の IP アドレスを取得するという、無駄な処理が行われることを防ぐことができる。
一方、受信装置2000に対応する通信装置情報が示す、受信装置2000の稼働状況は、「正常に稼働している」ということを示しているとする。この場合、動作制御部4080は、名前解決要求送信部4040が、受信装置2000の名前解決の要求を送信するようにする。
<作用・効果>
以上の構成により、実施形態6のネットワークシステム5000によれば、受信装置2000に対応する通信装置情報に基づいて、送信装置4000の動作が制御される。これにより、送信装置4000の動作に、受信装置2000のユーザの意思が反映される。
[実施形態7]
図35は、実施形態7に係るネットワークシステム5000を示すブロック図である。図35において、矢印は情報の流れを表している。図35において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
本実施形態において、受信装置2000は、情報提供装置3000から通知された送信装置4000の ID を用いて、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。以下、詳細に説明する。
<送信装置4000>
送信装置4000は、前述した各実施形態及び変形例の送信装置4000と同様に、パケット送信部4020を有する。パケット送信部4020が送信するパケットは、受信装置2000の名前解決を要求するパケットである。また、このパケットは、送信装置4000の ID を含んでいる。
送信装置4000の ID は、例えば、送信装置4000の FQDN、IP アドレス、又は MAC アドレスなどである。
<情報提供装置3000>
情報提供装置3000は、通信装置情報格納部3020、パケット受信部3040、及び送信装置 ID 通知部3060を有する。通信装置情報格納部3020は、前述した各実施形態及び変形例のいずれかにおける通信装置情報格納部3020と同様である。
パケット受信部3040は、パケット送信部4020によって送信されたパケットを受信する。
送信装置 ID 通知部3060は、パケット受信部3040が受信したパケットに含まれている送信装置4000の ID を、受信装置2000へ通知する。
<受信装置2000>
受信装置2000は、送信装置 ID 受信部2120及び送信装置情報取得部2040を有する。送信装置 ID 受信部2120は、情報提供装置3000の送信装置 ID 通知部3060から、送信装置4000の ID を受信する。送信装置情報取得部2040は、送信装置 ID 受信部2120が受信した送信装置4000の ID を用いて、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<処理の流れ>
図36は、実施形態7に係るネットワークシステム5000における処理の流れを例示するフローチャートである。図36の左側は、送信装置4000における処理の流れを示しており、図36の中央は、情報提供装置3000における処理の流れを表しており、図36の右側は、受信装置2000における処理の流れを表している。図36において、点線の矢印は、情報の流れを表している。
ステップS702において、送信装置4000は、名前解決要求を示すパケットを送信する。
ステップS704において、情報提供装置3000は、送信装置4000によって送信された、名前解決要求を示すパケットを受信する。ステップS706において、情報提供装置3000は、受信装置2000に対して、送信装置4000の ID を通知する。
ステップS708において、受信装置2000は、情報提供装置3000から、送信装置4000の ID を受信する。ステップS710において、受信装置2000は、情報提供装置3000から通知された送信装置4000の ID を用いて、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<実施例14>
実施形態7におけるネットワークシステム5000の動作を、実施例14として示す。実施例14において、送信装置4000は Web クライアントであり、受信装置2000は、Web サーバである。また、情報提供装置3000は、DNS サーバである。また、情報提供装置3000が格納している、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000がアクセスしてもよい Web サーバを示すホワイトリストである。ここで、送信装置4000は、受信装置2000の FQDN を知っているものの、受信装置2000の IP アドレスを知らないと仮定する。
図37は、実施例14における通信の流れを例示する図である。送信装置4000は、情報提供装置3000に対して、受信装置2000の名前解決を要求する。情報提供装置3000は、送信装置4000から、上記名前解決の要求を受信する。情報提供装置3000は、受信装置2000に対して送信装置4000の ID を通知する。ここで、情報提供装置3000が、受信装置2000に対して送信装置4000の ID を通知するタイミングは、情報提供装置3000が名前解決の処理を終える前でもよいし、終えた後でもよい。
受信装置2000は、情報提供装置3000から受信した送信装置4000の ID を用いて、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。その後、受信装置2000は、送信装置4000からのリクエストを受信する。
<作用・効果>
以上により、本実施形態によれば、受信装置2000は、情報提供装置3000から通知された送信装置4000の ID を用いて、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。これにより、受信装置2000は、送信装置4000のユーザの意思を把握することができる。
<変形例7−1>
実施形態7の受信装置2000は、動作制御部2100を有してもよい。動作制御部2100を有する実施形態7の受信装置2000を、変形例7−1の受信装置2000と表記する。図38は、変形例7−1に係るネットワークシステム5000を示すブロック図である。図38において、矢印は情報の流れを示している。図38において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。変形例7−1の動作制御部2100は、実施形態2の動作制御部2100と同様に、送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、受信装置2000を制御する。
<実施例15>
変形例7−1におけるネットワークシステム5000の動作を、実施例15として示す。実施例15における想定環境は、実施例14における想定環境と同様である。
図39は、実施例15における通信の流れを示している。受信装置2000は、情報提供装置3000から取得した、送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、送信装置4000からのリクエストに応答する方法を変える。例えば、送信装置4000に対応する通信装置情報が示す、送信装置4000がアクセスしてもよい Webサーバのホワイトリストに、受信装置2000が含まれていないとする。この場合、例えば受信装置2000は、送信装置4000に対して、応答を返さない。また例えば、受信装置2000は、送信装置4000に対して、リクエストに応える応答を返す。
送信装置4000に対応する通信装置情報が示す、送信装置4000がアクセスしてもよい Webサーバのホワイトリストに、受信装置2000が含まれているとする。この場合、受信装置2000は、送信装置4000からのリクエストを処理し、送信装置4000に対して応答を返す。
このように、受信装置2000は、送信装置4000のユーザの意思を反映した動作を行うことができる。
<作用・効果>
以上により、本実施形態によれば、受信装置2000による、送信装置4000に対する動作に、送信装置4000のユーザの意思が反映される。
[実施形態8]
図40は、実施形態8に係るネットワークシステム5000を示すブロック図である。図40において、矢印は情報の流れを示している。図40において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
実施形態8のネットワークシステム5000は、名前解決対象装置6000を有する。名前解決対象装置6000は、送信装置4000が DNS サーバに対して要求する名前解決の対象となる装置である。実施形態8のネットワークシステム5000では、名前解決対象装置6000が、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<情報提供装置3000>
情報提供装置3000は、実施形態7及び変形例7−1を除く、前述した各実施形態及び変形例のいずれかにおける情報提供装置3000と同様である。
<送信装置4000>
パケット送信部4020は、名前解決対象装置6000の名前解決の要求を示すパケットを送信する。このパケットは、送信装置4000の ID を含んでいる。送信装置4000の ID は、例えば、送信装置4000の FQDN、IP アドレス、又は MAC アドレスなどである。
<受信装置2000>
受信装置2000は、パケット受信部2020及び送信装置 ID 通知部2140を有する。パケット受信部2020は、送信装置4000によって送信されたパケットを受信する。
送信装置 ID 通知部2140は、パケット受信部2020が受信したパケットに含まれている送信装置4000の ID を、名前解決対象装置6000へ通知する。
本実施形態の受信装置2000は、送信装置4000によって送信された名前解決要求を受信する。例えば受信装置2000は、前述したオーバライドエージェントである。また、受信装置2000は、DNS サーバであってもよい。ただしこの場合、受信装置2000は、情報提供装置3000とは異なる DNS サーバである。
<名前解決対象装置6000>
名前解決対象装置6000は、送信装置 ID 受信部6020及び送信装置情報取得部6040を有する。送信装置 ID 受信部6020は、受信装置2000から、送信装置4000の ID を受信する。
送信装置情報取得部6040は、送信装置 ID 受信部6020によって受信された送信装置4000の ID を用いて、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<処理の流れ>
図41は、実施形態8に係るネットワークシステム5000による処理の流れを例示するフローチャートである。図41の左側は、送信装置4000における処理の流れを示しており、図41の中央は、受信装置2000における処理の流れを表しており、図41の右側は、名前解決対象装置6000における処理の流れを表している。図41において、点線の矢印は、情報の流れを表している。
ステップS802において、送信装置4000は、名前解決対象装置6000の名前解決要求を示すパケットを送信する。
ステップS804において、受信装置2000は、送信装置4000によって送信された、名前解決要求を示すパケットを受信する。ステップS806において、受信装置2000は、名前解決対象装置6000に対して、送信装置4000の ID を通知する。
ステップS808において、名前解決対象装置6000は、受信装置2000から、送信装置4000の ID を受信する。ステップS810において、名前解決対象装置6000は、受信装置2000から通知された送信装置4000の ID を用いて、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
<実施例16>
実施形態8におけるネットワークシステム5000の動作を、実施例16として示す。実施例16において、送信装置4000は Web クライアントであり、名前解決対象装置6000は Web サーバである。受信装置2000は、オーバライドエージェントである。情報提供装置3000は、DNS サーバである。また、情報提供装置3000が格納している、送信装置4000に対応する通信装置情報は、送信装置4000がアクセスしてもよい Web サーバを示すホワイトリストである。ここで、送信装置4000は、名前解決対象装置6000の FQDN を知っているものの、名前解決対象装置6000の IP アドレスを知らないと仮定する。
図42は、実施例16における通信の流れを示している。送信装置4000は、名前解決対象装置6000の名前解決要求を示すパケットを送信する。
受信装置2000は、このパケットを受信する。そして、受信装置2000は、名前解決対象装置6000に対して、このパケットに含まれている送信装置4000の ID を通知する。
名前解決対象装置6000は、受信装置2000から、送信装置4000の ID を受信する。名前解決対象装置6000は、この ID を用いて、情報提供装置3000から、送信装置4000に対応する通信装置情報を取得する。
受信装置2000は、情報提供装置3000に、名前解決対象装置6000の名前解決を依頼する。その結果、受信装置2000は、情報提供装置3000から、名前解決対象装置6000の IP アドレスを取得する。そして、受信装置2000は、送信装置4000へ、名前解決対象装置6000の IP アドレスを通知する。
送信装置4000は、受信装置2000から取得した名前解決対象装置6000の IP アドレスを用いて、名前解決対象装置6000へリクエストを送信する。
以上の流れにより、名前解決対象装置6000は、送信装置4000からリクエストを受信する前に、送信装置4000のユーザの意図を把握することができる。
ここで、受信装置2000が名前解決対象装置6000に対して送信装置4000の ID を通知するタイミングは、受信装置2000が情報提供装置3000に対して名前解決の要求を送信する前でもよいし、後でもよい。
<作用・効果>
以上の構成のより、本実施形態によれば、名前解決対象装置6000は、送信装置4000のユーザの意思を把握することができる。
<変形例8−1>
実施形態8のネットワークシステム5000において、名前解決対象装置6000は、以下に示す機能をさらに有していてもよい。名前解決対象装置6000が以下に示す機能をさらに有する実施形態8のネットワークシステム5000を、変形例8−1のネットワークシステム5000と表記する。図43は、変形例8−1に係るネットワークシステム5000を示すブロック図である。図43において、矢印は情報の流れを示している。図43において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
<動作制御部6060>
名前解決対象装置6000は、動作制御部6060を有する。動作制御部6060は、送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、名前解決対象装置6000による、送信装置4000に対する動作を制御する。
動作制御部6060が名前解決対象装置6000を制御する方法は、例えば、上述した各実施形態及び変形例において、動作制御部2100が受信装置2000の動作を制御する方法と同様である。
<実施例17>
変形例8−1におけるネットワークシステム5000の動作を、実施例17として示す。実施例17における想定環境は、実施例16における想定環境と同様である。
図44は、実施例17における通信の流れを示している。実施例17における想定環境は、実施例16における想定環境と同様である。
名前解決対象装置6000は、情報提供装置3000から取得した、送信装置4000に対応する通信装置情報に基づいて、送信装置4000からのリクエストに応答する方法を変える。例えば、送信装置4000に対応する通信装置情報が示す、送信装置4000がアクセスしてもよい Webサーバのホワイトリストに、名前解決対象装置6000が含まれていないとする。この場合、例えば名前解決対象装置6000は、送信装置4000に対して、応答を返さない。また例えば、名前解決対象装置6000は、送信装置4000に対して、エラー応答を返す。
送信装置4000に対応する通信装置情報が示す、送信装置4000がアクセスしてもよい Webサーバのホワイトリストに、名前解決対象装置6000が含まれているとする。この場合、名前解決対象装置6000は、送信装置4000からのリクエストを処理し、送信装置4000に対して、リクエストに応える応答を返す。
このように、名前解決対象装置6000は、送信装置4000のユーザの意思を反映した動作を行うことができる。
<作用・効果>
以上により、本実施形態によれば、名前解決対象装置6000による、送信装置4000に対する動作に、送信装置4000のユーザの意思が反映される。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記実施形態の組み合わせ、及び上記実施形態以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、
通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する前記通信装置情報を取得する送信装置情報取得手段と、
を有する受信装置。
2. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記送信装置情報取得手段は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする1.に記載の受信装置。
3. 前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御手段を有する1.又は2.に記載の受信装置。
4. 当該受信装置は、前記パケット受信手段によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信する装置であり、
前記動作制御手段は、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記宛先装置に対する動作を制御すること、
を特徴とする3.に記載の受信装置。
5. 当該受信装置は、前記パケット受信手段によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信する装置であり、
前記情報提供装置から、前記宛先装置に対応する前記通信装置情報を取得する宛先装置情報取得手段を有する1.乃至4.いずれか一つに記載の受信装置。
6. 前記パケット受信手段が受信するパケットは、DNS (Domain Name System) サーバを宛先とし、名前解決要求を表すパケットであり、
前記情報提供装置から、前記パケットが表している名前解決要求による、名前解決の対象となっている通信装置に対応する前記通信装置情報を取得する名前解決対象装置情報取得手段を有すること、
を特徴とする1.乃至3.いずれか一つに記載の受信装置。
7. 1.乃至6.いずれか一つに記載の受信装置、送信装置、及び情報提供装置を有するネットワークシステムであって、
前記情報提供装置は、前記通信装置情報を格納する通信装置情報格納手段を有し、
前記送信装置は、前記パケットを送信するパケット送信手段を有すること、
を特徴とするネットワークシステム。
8. 前記送信装置は、
前記パケット送信手段が送信するパケットの宛先は、前記受信装置であり、
前記受信装置の名前解決要求を、DNS (Domain Name System) サーバへ送信する名前解決要求送信手段と、
前記名前解決要求送信手段が、前記受信装置の名前解決要求を送信する前又は後において、前記受信装置に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する受信装置情報取得手段を有すること、
を特徴とする7.に記載のネットワークシステム。
9. 前記送信装置は、前記受信装置情報取得手段によって取得された前記通信装置情報に基づいて、該送信装置による、前記受信装置に対する動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする8.に記載のネットワークシステム。
10. コンピュータよって実行される受信装置制御方法であって、
パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信ステップと、
通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する前記通信装置情報を取得する送信装置情報取得ステップと、
を有する受信装置制御方法。
11. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記送信装置情報取得ステップは、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする10.に記載の受信装置制御方法。
12. 前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御ステップを有する10.又は11.に記載の受信装置制御方法。
13. 前記コンピュータは、前記パケット受信ステップによって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信し、
前記動作制御ステップは、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記宛先装置に対する動作を制御すること、
を特徴とする12.に記載の受信装置制御方法。
14. 前記コンピュータは、前記パケット受信ステップによって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信するコンピュータであり、
前記情報提供装置から、前記宛先装置に対応する前記通信装置情報を取得する宛先装置情報取得ステップを有する10.乃至13.いずれか一つに記載の受信装置制御方法。
15. 前記パケット受信ステップが受信するパケットは、DNS (Domain Name System) サーバを宛先とし、名前解決要求を表すパケットであり、
前記情報提供装置から、前記パケットが表している名前解決要求による、名前解決の対象となっている通信装置に対応する前記通信装置情報を取得する名前解決対象装置情報取得ステップを有すること、
を特徴とする10.乃至13.いずれか一つに記載の受信装置制御方法。
16. 受信装置、送信装置、及び情報提供装置を有するネットワークシステムを制御するネットワークシステム制御方法であって、
前記情報提供装置は、通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を格納しており、
当該ネットワークシステム制御方法は、
前記送信装置が、パケットを送信するパケット送信ステップと、
前記受信装置が、前記送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信ステップと、
前記受信装置が、前記情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する前記通信装置情報を取得する送信装置情報取得ステップと、
を有するネットワークシステム制御方法。
17. コンピュータに、受信装置として動作する機能を持たせる受信装置制御プログラムであって、
前記コンピュータに、
パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信機能と、
通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する前記通信装置情報を取得する送信装置情報取得機能と、
を持たせる受信装置制御プログラム。
18. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記送信装置情報取得機能は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする17.に記載の受信装置制御プログラム。
19. 前記コンピュータに、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御機能を持たせることを特徴とする17.又は18.に記載の受信装置制御プログラム。
20. 前記コンピュータは、前記パケット受信機能によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信し、
前記動作制御機能は、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記宛先装置に対する動作を制御すること、
を特徴とする19.に記載の受信装置制御プログラム。
21. 前記コンピュータは、前記パケット受信機能によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信し、
当該受信装置制御プログラムは、前記コンピュータに、前記情報提供装置から、前記宛先装置に対応する前記通信装置情報を取得する宛先装置情報取得機能を持たせることを特徴とする17.乃至10.いずれか一つに記載の受信装置制御プログラム。
22. 前記パケット受信機能が受信するパケットは、DNS サーバを宛先とし、名前解決要求を表すパケットであり、
当該受信装置制御プログラムは、前記コンピュータに、前記情報提供装置から、前記パケットが表している名前解決要求による、名前解決の対象となっている通信装置に対応する前記通信装置情報を取得する名前解決対象装置情報取得機能を持たせること、
を特徴とする17.乃至19.いずれか一つに記載の受信装置制御プログラム。
23. 受信装置、送信装置、及び情報提供装置を有するネットワークシステムを制御するネットワークシステム制御プログラムであって、
前記情報提供装置は、通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を格納しており、
当該プログラムは、
前記送信装置に、パケットを送信するパケット送信機能を持たせ、
前記受信装置に、
前記送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信機能と、
前記情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する前記通信装置情報を取得する送信装置情報取得機能と、
を持たせるネットワークシステム制御プログラム。
24. 送信装置と、情報提供装置と、受信装置とを有するネットワークシステムであって、
前記送信装置は、前記受信装置の名前解決を要求するパケットであり、該送信装置の ID を含むパケットを送信するパケット送信手段を有し、
前記情報提供装置は、
前記送信装置から、前記パケットを受信するパケット受信手段と、
前記パケットに示されている前記送信装置の ID を、名前解決対象装置へ通知する送信装置 ID 通知手段と、
前記送信装置に関する情報であり、かつ該送信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を、該送信装置の ID と対応付けて格納する通信装置情報格納手段と、を有し、
前記受信装置は、
前記情報提供装置から、前記送信装置の ID を受信する送信装置 ID 受信手段と、
受信した前記送信装置の ID に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する送信装置情報取得手段と、を有すること、
を特徴とするネットワークシステム。
25. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記受信装置の前記送信装置情報取得手段は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする24.に記載のネットワークシステム。
26. 前記受信装置は、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする24.又は25.に記載のネットワークシステム。
27. 送信装置と、情報提供装置と、受信装置とを有するネットワークシステムを制御する制御方法であって、
前記情報提供装置は、前記送信装置に関する情報であり、かつ該送信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を、該送信装置の ID と対応付けて格納する通信装置情報格納手段を有し、
前記送信装置が、前記受信装置の名前解決を要求するパケットであり、該送信装置の ID を含むパケットを送信するパケット送信ステップと、
前記情報提供装置が、前記送信装置から、前記パケットを受信するパケット受信ステップと、
前記情報提供装置が、前記パケットに示されている前記送信装置の ID を、名前解決対象装置へ通知する送信装置 ID 通知ステップと、
前記受信装置が、前記情報提供装置から、前記送信装置の ID を受信する送信装置 ID 受信ステップと、
前記受信装置が、受信した前記送信装置の ID に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する送信装置情報取得ステップと、
を有するネットワークシステム制御方法。
28. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記送信装置情報取得ステップは、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする27.に記載のネットワークシステム制御方法。
29. 前記受信装置が、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御ステップを有することを特徴とする27.又は28.に記載のネットワークシステム制御方法。
30. 送信装置と、情報提供装置と、受信装置とを有するネットワークシステムを制御するネットワークシステム制御プログラムであって、
前記情報提供装置は、前記送信装置に関する情報であり、かつ該送信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を、該送信装置の ID と対応付けて格納しており、
当該プログラムは、
前記送信装置に、前記受信装置の名前解決を要求するパケットであり、該送信装置の ID を含むパケットを送信するパケット送信機能を持たせ、
前記情報提供装置に、
前記送信装置から、前記パケットを受信するパケット受信機能と、
前記パケットに示されている前記送信装置の ID を、名前解決対象装置へ通知する送信装置 ID 通知機能と、
を持たせ、
前記受信装置に、
前記情報提供装置から、前記送信装置の ID を受信する送信装置 ID 受信機能と、
受信した前記送信装置の ID に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する送信装置情報取得機能と、
を持たせるネットワークシステム制御プログラム。
31. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記受信装置の前記送信装置情報取得機能は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする30.に記載のネットワークシステム制御プログラム。
32. 前記受信装置に、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御ステップを持たせることを特徴とする30.又は31.に記載のネットワークシステム制御プログラム。
33. 情報提供装置と、送信装置と、受信装置と、名前解決対象装置と有するネットワークシステムであって、
前記情報提供装置は、前記送信装置に関する情報であり、かつ該送信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を、該送信装置の ID と対応付けて格納する通信装置情報格納手段を有し、
前記送信装置は、前記名前解決対象装置の名前解決を要求するパケットであり、該送信装置の ID を含むパケットを送信するパケット送信手段を有し、
前記受信装置は、
前記送信装置から、前記パケットを受信するパケット受信手段と、
前記パケットに示されている前記送信装置の ID を、前記名前解決対象装置へ通知する送信装置 ID 通知手段と、を有し、
前記名前解決対象装置は、
前記受信装置から前記送信装置の ID を受信する送信装置 ID 受信手段と、
受信した前記送信装置の ID に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する送信装置情報取得手段と、を有すること、
を特徴とするネットワークシステム。
34. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記名前解決対象装置の前記送信装置情報取得手段は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする33.に記載のネットワークシステム。
35. 前記名前解決対象装置は、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする33.又は34.に記載のネットワークシステム。
36. 情報提供装置と、送信装置と、受信装置と、名前解決対象装置と有するネットワークシステムを制御するネットワークシステム制御方法であって、
前記情報提供装置は、前記送信装置に関する情報であり、かつ該送信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を、該送信装置の ID と対応付けて格納しており、
前記送信装置が、前記名前解決対象装置の名前解決を要求するパケットであり、該送信装置の ID を含むパケットを送信するパケット送信ステップと、
前記受信装置が、前記送信装置から、前記パケットを受信するパケット受信ステップと、
前記受信装置が、前記パケットに示されている前記送信装置の ID を、前記名前解決対象装置へ通知する送信装置 ID 通知ステップと、
前記名前解決対象装置が、前記受信装置から、前記送信装置の ID を受信する送信装置 ID 受信ステップと、
前記名前解決対象装置が、受信した前記送信装置の ID に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する送信装置情報取得ステップと、
を有するネットワークシステム制御方法。
37. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記送信装置情報取得ステップは、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
を特徴とする36.に記載のネットワークシステム制御方法。
38. 前記名前解決対象装置が、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御ステップを有することを特徴とする36.又は37.に記載のネットワークシステム制御方法。
39. 情報提供装置と、送信装置と、受信装置と、名前解決対象装置と有するネットワークシステムを制御するプログラムであって、
前記情報提供装置は、前記送信装置に関する情報であり、かつ該送信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報を、該送信装置の ID と対応付けて格納しており、
前記送信装置に、前記名前解決対象装置の名前解決を要求するパケットであり、該送信装置の ID を含むパケットを送信するパケット送信機能を持たせ、
前記受信装置に、
前記送信装置から、前記パケットを受信するパケット受信機能と、
前記パケットに示されている前記送信装置の ID を、前記名前解決対象装置へ通知する送信装置 ID 通知機能と、を持たせ、
前記名前解決対象装置に、
前記受信装置から、前記送信装置の ID を受信する送信装置 ID 受信機能と、
受信した前記送信装置の ID に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する送信装置情報取得機能と、を持たせること、
を特徴とするネットワークシステム制御プログラム。
40. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
前記名前解決対象装置の前記送信装置情報取得機能は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する通信装置情報を取得すること、
を特徴とする39.に記載のネットワークシステム制御プログラム。
41. 前記名前解決対象装置に、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御機能を持たせることを特徴とする39.又は40.に記載のネットワークシステム制御プログラム。
この出願は、2013年2月12日に出願された日本出願特願2013−024291号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (18)

  1. パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、
    通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する通信装置情報を取得する送信装置情報取得手段と、
    有し、
    前記パケット受信手段が受信するパケットは、DNS (Domain Name System) サーバを宛先とし、名前解決要求を表すパケットであり、
    さらに、前記情報提供装置から、前記パケットが表している名前解決要求による、名前解決の対象となっている通信装置に対応する通信装置情報を取得する名前解決対象装置情報取得手段を有する
    受信装置。
  2. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
    前記送信装置情報取得手段は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する通信装置情報を取得すること、
    を特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御手段を有する請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 当該受信装置は、前記パケット受信手段によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信する装置であり、
    前記動作制御手段は、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、当該受信装置による、前記宛先装置に対する動作を制御すること、
    を特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 当該受信装置は、前記パケット受信手段によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信する装置であり、
    前記情報提供装置から、前記宛先装置に対応する前記通信装置情報を取得する宛先装置情報取得手段を有する請求項1乃至4いずれか一項に記載の受信装置。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の受信装置、送信装置、及び情報提供装置を有するネットワークシステムであって、
    前記情報提供装置は、前記通信装置情報を格納する通信装置情報格納手段を有し、
    前記送信装置は、前記パケットを送信するパケット送信手段を有すること、
    を特徴とするネットワークシステム。
  7. 前記送信装置は、
    前記パケット送信手段が送信するパケットの宛先は、前記受信装置であり、
    前記受信装置の名前解決要求を、DNS (Domain Name System) サーバへ送信する名前解決要求送信手段と、
    前記名前解決要求送信手段が、前記受信装置の名前解決要求を送信する前又は後において、前記受信装置に対応する前記通信装置情報を、前記情報提供装置から取得する受信装置情報取得手段を有すること、
    を特徴とする請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 前記送信装置は、前記受信装置情報取得手段によって取得された前記通信装置情報に基づいて、該送信装置による、前記受信装置に対する動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする請求項7に記載のネットワークシステム。
  9. コンピュータによって実行される受信装置制御方法であって、
    パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信ステップと、
    通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する通信装置情報を取得する送信装置情報取得ステップと、
    有し、
    前記パケット受信ステップが受信するパケットは、DNS (Domain Name System) サーバを宛先とし、名前解決要求を表すパケットであり、
    さらに、前記情報提供装置から、前記パケットが表している名前解決要求による、名前解決の対象となっている通信装置に対応する前記通信装置情報を取得する名前解決対象装置情報取得ステップを有する
    受信装置制御方法。
  10. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
    前記送信装置情報取得ステップは、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する通信装置情報を取得すること、
    を特徴とする請求項9に記載の受信装置制御方法。
  11. 前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御ステップを有する請求項9又は10に記載の受信装置制御方法。
  12. 前記コンピュータは、前記パケット受信ステップによって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信し、
    前記動作制御ステップは、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記宛先装置に対する動作を制御すること、
    を特徴とする請求項11に記載の受信装置制御方法。
  13. 前記コンピュータは、前記パケット受信ステップによって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信するコンピュータであり、
    前記情報提供装置から、前記宛先装置に対応する前記通信装置情報を取得する宛先装置情報取得ステップを有する請求項9乃至12いずれか一項に記載の受信装置制御方法。
  14. コンピュータに、受信装置として動作する機能を持たせる受信装置制御プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    パケットを送信する通信装置である送信装置によって送信されたパケットを受信するパケット受信機能と、
    通信装置に関する情報であり、かつ該通信装置の名前解決以外に用いる情報である通信装置情報が格納されている情報提供装置から、前記パケットの送信元である送信装置に対応する通信装置情報を取得する送信装置情報取得機能と、
    前記パケット受信機能が受信するパケットは、DNS サーバを宛先とし、名前解決要求を表すパケットであり、
    当該受信装置制御プログラムは、前記コンピュータに、前記情報提供装置から、前記パケットが表している名前解決要求による、名前解決の対象となっている通信装置に対応する前記通信装置情報を取得する名前解決対象装置情報取得機能と
    を持たせる受信装置制御プログラム。
  15. 前記情報提供装置は、通信装置に対応する前記通信装置情報を、該通信装置の FQDN (Fully Qualified Domain Name) 又は IP (Internet Protocol) アドレスに対応する、DNS (Domain Name System) レコードの値として格納する DNS サーバであり、
    前記送信装置情報取得機能は、前記送信装置の FQDN 又は IP アドレスを示す DNS クエリを用いて、該送信装置の FQDN 又は IP アドレスに対応する DNS レコードを取得することで、該送信装置に対応する前記通信装置情報を取得すること、
    を特徴とする請求項14に記載の受信装置制御プログラム。
  16. 前記コンピュータに、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記送信装置に対する動作を制御する動作制御機能を持たせることを特徴とする請求項14又は15に記載の受信装置制御プログラム。
  17. 前記コンピュータは、前記パケット受信機能によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信し、
    前記動作制御機能は、前記情報提供装置から取得した前記通信装置情報に基づいて、前記コンピュータによる、前記宛先装置に対する動作を制御すること、
    を特徴とする請求項16に記載の受信装置制御プログラム。
  18. 前記コンピュータは、前記パケット受信機能によって受信したパケットの全部又は一部を、別の通信装置である宛先装置へ送信し、
    当該受信装置制御プログラムは、前記コンピュータに、前記情報提供装置から、前記宛先装置に対応する前記通信装置情報を取得する宛先装置情報取得機能を持たせることを特徴とする請求項14乃至17いずれか一項に記載の受信装置制御プログラム。
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