JP6247028B2 - 医療用ナイフ - Google Patents
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Description
図2はナイフ部2の外観を斜視図にて示しており、図3(a)はナイフ部2の平面図、図3(b)はその正面図、図3(c)は図3(a)におけるF−F線断面図である。
図4はカバー3の外観を斜視図にて示している。そして、図5(a)はカバー3の平面図、図5(b)はその正面図、図5(c)は図5(a)のG−G線断面図である。また、図6(a)は図5(b)の左側面図、図6(b)は図5(b)のI−I線断面図、図6(c)は図5(b)のJ−J線断面図である。
バネ部材16は、図2及び図7に示すようにコイルバネで構成され、ナイフ部2のバネ係止部27と、カバー本体4のバネ係止部46との間に配置される。図1(d)で示す刃体23の露出時には、バネ係止部27とバネ係止部46との間で圧縮された状態にあり、ナイフ部2を刃体23の収納側に付勢している。
医療用ナイフ1は、ナイフ部2をカバー3の収納側端部から挿入することで組み立てるが、このときナイフ部2のロック爪26とガイド部28とが相対するように位置合わせをしながらナイフ部2をカバー部2の内部へ差し込む。ロック爪26は、露出側の端面には傾斜部26A(図2及び図3))が形成されており、この傾斜部26Aでガイド部28の表面を摺動しながらロック爪支持部25の弾性に抗してカバー本体4内に入り込む。そして、ロック爪26が操作ロック孔24Aまで達すると、ロック爪支持部25の弾性力によって操作ロック孔24Aからカバー本体4の外方へ突出して、図1(a)に示す第一の操作ロック状態となって組み立てが終了する。
図1により各操作での医療用ナイフ1の動作状態について説明する。
(1)第一の操作ロック状態
医療用ナイフ1が組み立てられたときの状態である図1(a)に示す第一の操作ロック状態では、ロック爪26は、バネ部材16に付勢されて操作ロック孔24Aの貫通孔Xにおける収納側端部に係止されている。そして、ロック爪26が貫通孔Xの収納側端部に係止されている状態で、ナイフ部2の軸体21を貫通孔Xの露出側端部に向けて押込操作してもバネ部材16の弾性によって押し戻される。したがって、組み立て後に医療用ナイフ1を運搬や持ち運びする際に、衝撃等で軸体21が押圧されても刃体23が露出することはない。
この第一の操作ロック状態から医療用ナイフ1を使用するには、まず、軸体21を押込んで操作ロック孔24Aの貫通孔Xの収納側端部にあるロック爪26を露出側端部に移動させる。そして、軸体21をカバー3に対し相対的に回転させると、ロック爪26は、貫通孔Xの露出側端部から貫通孔Yに移動して係止される。この状態が図1(b)に示す第二の操作ロック状態であり、ロック爪26が操作ロック孔24Aの貫通孔Yに係止されてナイフ部2によるバネ部材16の付勢による移動が規制されている。そのため、ナイフ部2の軸体21を押圧してもナイフ部2は動かない。このとき、バネ部材16はナイフ部2のバネ係止部27とカバー3のバネ係止部46との間に係止されて圧縮されているため、ナイフ部2をカバー3内に収納する方向に付勢している。
次いで、操作ロック孔24Aの貫通孔Yに係止しているロック爪26がロック爪ガイド溝15へ向かうように、ナイフ部2の軸体21をカバー3に対して相対的に回転させる。これにより、ロック爪26は操作ロック孔24Aから離脱してカバー本体4内に入り込みロック爪ガイド溝15に係合する。そして、バネ部材16の付勢によってナイフ部2は収納方向に押し戻され、ロック爪26はロック爪ガイド溝15に案内されて収納ロック孔24Bに達して、図1(c)に示すように収納ロック孔24Bに係止される収納ロック状態となる。図7(a)は、この状態を側断面図で示している。
医療用ナイフ1の刃体23を露出するには、バネ部材16の弾性に抗してナイフ部2の軸体21を露出方向にカバー3内へ押し込む。このときも医療ナイフ1の組み立て時と同様、収納ロック孔24Bに係止されていたロック爪26は、その傾斜部26Aに沿ってロック爪支持部25の弾性に抗してロック爪ガイド溝15に入り込み、図7(b)で示すように摺動する。これにより、ロック爪26が露出ロック孔24Cに至ると、図1(d)及び図7(c)で示すように露出ロック孔24Cに係止される。このとき刃体23はカバー3から露出した状態の露出ロック状態に保持されて、ナイフ部2の刃体保持部22がカバー3のホールド部47によって挟持されて刃体23を安定させる。医療用ナイフ1は、この露出ロック状態で外科手術等に用いられる。このとき、バネ部材16はナイフ部2のバネ係止部27とカバー3のバネ係止部46との間に係止されて圧縮されているため、ナイフ部2を収納する方向に付勢している。
刃体23を露出した露出ロック状態からロックを解除して収納ロック状態に戻すには、ロック解除部41を操作して、突起43でロック爪支持部25の弾性に抗してロック爪26を露出ロック孔24Cから押し込みロック爪26を離脱させる。これにより、収納ロック孔24Bにロック爪26が係止されるまでバネ部材16がナイフ部2を収納側へと押し戻し、医療用ナイフ1は収納ロック状態に復帰する。
そして、ガイド部28は操作ロック孔24Aの貫通孔Xにも連通しないように構成すればより安全である。この場合の構成を要部のみ示す図8を用いて説明する。
2 ナイフ部
3 カバー
4 カバー本体
15 ロック爪ガイド溝
16 バネ部材
21 軸体
25 ロック爪支持部
26 ロック爪
41 ロック解除部
24 ロック孔
24A 操作ロック孔(第三のロック孔)
24B 収納ロック孔(第一のロック孔)
24C 露出ロック孔(第二のロック孔)
28 ガイド部
X 第1の貫通孔
Y 第2の貫通孔
Claims (2)
- 円筒状のカバーと、前記カバー部内に軸方向から挿入されて挿入側の先端部に刃体を具備するナイフ部と、前記ナイフ部を前記カバー内への挿入方向とは反対の方向へ付勢するバネ部材と、を備える医療用ナイフであって、
前記ナイフ部は、
前記カバーに設けられた複数のロック孔に選択的に係止されることにより前記ナイフ部を前記カバーに固定するロック爪と、
前記ロック爪を軸方向とは直交する方向での前記カバーの外方に向けて付勢するよう弾性支持するロック爪支持部と、を有し、
前記カバーは、
前記刃体を前記カバー内での所定の収納位置で固定するよう前記ロック爪と係合して前記ナイフ部を前記バネ部材に抗して保持する第一のロック孔と、
前記第一のロック孔とは前記軸方向に沿って設けられ、前記刃体を前記カバー内から露出した位置で固定するよう前記ロック爪と係合して、前記ナイフ部を前記バネ部材に抗して保持する第二のロック孔と、
前記第一のロック孔及び前記第二のロック孔とは前記軸方向と直交する方向に間隔を置いて設けられ、当該医療用ナイフを組み立てるのに前記カバー内に挿入された前記ナイフ部を、前記バネ部材に抗して前記カバー内の所定の操作ロック位置で保持するよう前記ロック爪と係合する第三のロック孔と、
カバー本体の端部の内周面に形成されており、前記カバー内に前記ナイフ部が前記バネ部材に抗して挿入されたとき、前記ロック爪支持部の弾性により前記内周面に当接している前記ロック爪を前記第三のロック孔へ案内するガイド部と、
前記ロック爪が前記第一のロック孔と前記第二のロック孔との間の移動をガイドするロック爪ガイド溝と、
前記第二のロック孔と対向する位置に配置され前記第二のロック孔と前記ロック爪の係止状態を解除可能なロック解除部と、を有し、
前記ロック爪が第三のロック孔と係合している状態から前記ロック爪ガイド溝と嵌合するよう移動したとき、前記ロック爪が前記第一のロック孔及び前記第二のロック孔の何れと係合しているかに応じて、前記刃部を前記カバー内に収納又は前記カバー内から露出させることを特徴とする医療用ナイフ。 - 前記第三のロック孔は、前記軸方向に沿って設けられる第一の貫通孔と、前記軸方向と直交する方向に前記第一の貫通孔に連通して設けられる第二の貫通孔とを備えて、
前記ロック爪が前記第二の貫通孔と係合しているとき、前記ナイフ部は前記操作ロック位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載の医療用ナイフ。
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Family Applications (1)
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