JP6246648B2 - 摺動部材および製造方法 - Google Patents

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本発明は、Fe系の焼結層を有する摺動部材に関する。
建機等の作業用機械で用いられる軸受(いわゆるブシュ)は、メンテナンスを簡易化する観点から、少ない給油で動作することが求められる。そのため、軸受のライニング層を多孔質の材料で形成し、その孔の中に潤滑油を保持させるものが知られている。
特許文献1は、Fe系焼結ブシュにおいて、マルテンサイト中に特殊炭化物を微細に分散させることによって、耐摩耗性および耐焼付き性を向上させる技術を開示している。
特許第4842283号公報
特許文献1に記載の技術においては、耐摩耗性を確保するためには、Feマトリクス相の硬度を上げるため、焼入れを行う必要があった。
これに対し本発明は、Fe系の焼結層を有する摺動部材において、焼入れ無しで耐摩耗性を向上させる技術を提供する。
本発明は、裏金と、前記裏金の上に形成されたライニング層とを有し、前記ライニング層が、9〜22.5重量%のCuと、1.0〜2.5重量%のSnと、0.5〜2.0重量%のCと、0.8〜1.6重量%のPと、Feとを含み、多孔質形状の第1相と、前記第1相中に形成され、前記第1相よりP濃度が高い第2相とを有する摺動部材を提供する。
前記裏金の表面に垂直な断面において、前記ライニング層における前記第2相の面積率が、3〜20%の範囲であってもよい。
前記断面において、前記面積率が、3〜10%の範囲であってもよい。
前記ライニング層におけるCuの組成が、13.5〜22.5重量%であり、Snの組成が、1.5〜2.5重量%であってもよい。
前記ライニング層におけるCの組成が、1.5〜2.5重量%であってもよい。
前記ライニング層における空孔率が25面積%以下であってもよい。
前記ライニング層における含油率が25体積%以下であってもよい。
前記ライニング層における空孔率が15面積%以上であってもよい。
前記ライニング層における含油率が15体積%以上であってもよい。
また、本発明は、鉄粉末、青銅粉末、黒鉛粉末、およびりん含有添加物を含む混合粉末を準備する工程と、前記混合粉末を裏金上に散布する工程と、前記混合粉末が散布されたライニング層を焼結する工程と、前記焼結されたライニング層を圧下する工程と、前記圧下されたライニング層を焼結する工程とを含む摺動部材の製造方法を提供する。
本発明によれば、Fe系の焼結層を有する摺動部材において、焼入れ無しで耐摩耗性を向上させることができる。
一実施形態に係る摺動部材1の構造を示す図。 摺動部材1の断面構造を示す模式図。 ライニング層12の組織写真を例示する図。 摺動部材1の製造方法を示すフローチャート。 作製した試験片の特性を例示する図。 摩耗深さのP組成依存性を示す図。 摩耗深さの青銅粉末配合比依存性を示す図。 摩耗深さの黒鉛粉末配合比依存性を示す図。 摩耗深さの含油率依存性を示す図。 摩擦係数の含油率依存性を示す図。
1.構造
図1は、一実施形態に係る摺動部材1の構造を示す図である。摺動部材1は、例えば、建機のエンジン駆動部、トランスミッション、ショベル、クラッシャー、粉砕ミルなどの各種装置において軸受として使用されるブシュである。なお、摺動部材1は、円筒形状のブシュ以外のものであってもよい。
図2は、摺動部材1の断面構造を示す模式図である。図2は、図1のA−A断面(裏金11の表面に垂直な断面)を示している。摺動部材1は、裏金11と、ライニング層12とを有する。裏金11は、ライニング層12の機械的強度を補強するための層である。裏金11は、例えば鋼で形成される。ライニング層12は、軸受の摺動面(軸と接触する面)に沿って設けられ、軸受としての特性、例えば、摩擦特性、耐焼付性、耐摩耗性等の特性を与えるための層である。
この例で、ライニング層12は、Fe系の焼結層である。ライニング層12は、Cu、Sn、C、Pを含み、残部が実質的にFeであることが好ましい。Cuの組成は、9〜22.5重量%であることが好ましく、13.5〜22.5重量%であることがさらに好ましい。Snの組成は、1.0〜2.5重量%であることが好ましく、1.5〜2.5重量%であることがさらに好ましい。Cの組成は、0.5〜2.0重量%であることが好ましく、1.0〜2.0重量%であることがさらに好ましい。Pの組成は、0.8〜1.6重量%であることが好ましく、0.8〜1.2重量%であることがさらに好ましい。
図3は、ライニング層12の組織写真を例示する図である。ライニング層12は、マトリクス相121と、空孔122と、Cu−Sn相123と、P濃化相(Pリッチ相)を有する。なお、P濃化相は図3では小さくて見えない。マトリクス相121は、Fe−C−Pを主体としたマトリクス相である。ライニング層12は粉体焼結により形成されるので、多数の空孔122が形成されている。すなわち、マトリクス相121は、内部に多数の空孔122を有するスポンジ状の形状を有している。Fe−Cu−Sn−C−P系の合金を焼結すると、低融点のCu−Sn系合金がまず液相となり、マトリクス相121中の空孔に染み渡ってCu−Sn相123を形成する。さらに、マトリクス相121からP濃化相が液相となって染み出し、粉末の空隙に広がっていく。こうして、P濃化相は、マトリクス相121中に網目状に分散している。
2.製造方法
図4は、摺動部材1の製造方法を示すフローチャートである。ステップS1において、ライニング層12となる合金粉末を準備する。具体的には、鉄粉末、青銅粉末、黒鉛粉末、およびりん含有添加物を混合する。鉄粉末としては、例えば、平均粒径が100〜120μmのものを用いる。青銅粉末としては、例えば、組成がCu10Sn(Cu:90重量%、Sn:10重量%)であり、平均粒径が60〜70μmのものを用いる。黒鉛粉末としては、例えば、平均粒径が20μm以下のものを用いる。りん含有添加物としては、例えば、組成がFe20P(Fe:80重量%、P:20重量%)であり、平均粒径が10〜20μmのりん化鉄粉末を用いる。
ステップS2において、裏金上に合金粉末を散布する。裏金としては、例えば、圧延鋼帯が用いられる。
ステップS3において、第1焼結が行われる。第1焼結は、例えば、窒素雰囲気において、950℃の保持時間が15分で行われる。このとき、Cu−Sn合金が溶け出してCu−Sn相123を形成していると考えられる。
ステップS4において、中間圧下が行われる。中間圧下は、焼結層に圧力を印加する工程である。圧力の印加は、例えば圧延により行われる。中間圧下は、ライニング層12が所定の厚さ(例えば、裏金11も含めた板厚でステップS4直前の半分)になるまで行われる。
ステップS5において、第2焼結が行われる。第2焼結は、例えば、窒素雰囲気において、1000℃の保持時間が15分で行われる。このとき、マトリクス相121からP濃化相が析出していると考えられる。
ステップS6において、裏金11およびライニング層12を含む板は所定の形状(例えば円筒形)に成形される。なお、焼結後の焼入れは行っていない。
3.実施例
種々の条件で摺動部材の試験片を作製し、これらの試験片を評価した。評価項目としては、摩耗深さおよび摩擦係数を用いた。
裏金11としては、SAE(Society of Automotive Engineers)1009に相当する圧延鋼帯(C:0.15重量%以下、Mn:0.60重量%以下、P:0.03重量%以下、S:0.05重量%以下、その他不純物:0.15重量%以下、Fe:残余)を用いた。ライニング層12の原料としては、鉄粉末、青銅粉末、黒鉛粉末、およびりん含有添加物を用いた。これらの粉末を所望の組成となる配合比で混合した。
図5は、作製した試験片の特性を例示する図である。ここでは、Pの添加量を0.4重量%、0.8重量%、1.2重量%、1.6重量%、および2.0重量%と変化させた5つの試験片について、断面におけるP濃度の分布、P濃化相の面積率、空孔率、および含油率を示している。
断面におけるP濃度の分布は、EPMA(Electron Probe MicroAnalyser)により測定した。この図では階調の明るい部分がP濃度が高いことを、階調の暗い部分がP濃度が低いことを示している。Pが0.8〜2.0重量%の試験片のEPMA画像から分かるように、P濃化相124は、マトリクスの空隙に染み渡って広がっており、網目状に分散している。
P濃化相の面積率は、電子顕微鏡で200〜500倍の倍率で観察したライニング層12の断面において画像解析装置(株式会社ニレコ製、LUZEX)を用いて測定した。ここでは、ライニング層12のうち空孔122以外の部分の複数箇所について、P濃化相の面積率を測定した。空孔122部分については測定していないので、ライニング層12全体についてみると、非空孔率(1−空孔率)と測定された面積率との積が、P濃化相の面積率に相当すると考えられる。
空孔率は、光学顕微鏡で50〜100倍の倍率で観察したライニング層12において画像処理ソフトを用いて測定した。
含油率は、ライニング層12に含浸された油の、ライニング層12に対する体積率を示している。油は空孔122に保持されるので、含油率は空孔率と相関がある。ここでは、ライニング層12の体積VLに対する含浸油の体積VOの比率(VO/VL)を含油率として計算した。含浸油の体積は、油を染み込ませる前後のライニング層12の重量変化を、油の密度で除することによって得た。ライニング層12の体積は、ライニング層12の表面積に厚さを乗算することによって得た。なお、Pが1.2重量%以下の試験片においては、含油率が20±3%の範囲に入るように中間圧下(ステップS4)の条件を調整した。
図6は、摩耗深さのP組成依存性を示す図である。縦軸は摩耗試験の結果として得られた摩耗深さを、横軸はライニング層12におけるPの組成を、それぞれ示している。りん化鉄(Fe20P)粉末の配合比を、0、2、4、6、および8重量%(Pの組成で、0.0.4、0.8、1.2、および1.6重量%に相当)の条件で変化させた。P以外の組成は一定であり、合金組成は、Fe−18Cu−2Sn−1.5C−(0.4〜1.6)Pであった。なお、りん化鉄粉末の配合比を10重量%(Pの組成で2重量%に相当)とした試験片は空孔が少なく油を含浸させることができず、含油軸受を作製することができなかった。
各条件で3つ以上の試験片を作製した。作製した試験片について、下記の試験条件で摩耗深さを測定した。
試験機:円筒平板試験機(ブロックオンリング)
潤滑:ドライ(含油のみ)
荷重:137N
摺速:0.04m/sec
相手材:S45C(高周波焼入れ)
相手材硬さ:HRC60
試験時間:5分
図6から、Pを0.4重量%以上添加することにより耐摩耗性が改善していることがわかる。特に、Pを0.8〜1.6重量%添加した試験片は、Pを添加しない試験片と比較して摩耗深さが半分以下に抑制されており、耐摩耗性が大幅に改善している。これらの試験片における、ライニング層12全体に対するP濃化相124の割合は、図5から、3〜20%であることが好ましいといえる。
図7は、摩耗深さの青銅粉末配合比依存性を示す図である。縦軸は摩耗試験の結果として得られた摩耗深さを、横軸は合金粉末中の青銅粉末の配合比を、それぞれ示している。なお青銅粉末としては、組成がCu10Snのものを用いた。
青銅粉末の配合比は、10、15、20、および25重量%の条件で変化させた。CuおよびSn以外の組成は一定であり、合金組成は、Fe−(9〜22.5)Cu−(1〜2.5)Sn−1.5C−1.2Pであった。各条件で3つ以上の試験片を作製した。作製した試験片について、図6と同じ条件で摩耗深さを測定した。
図7から、例えば、摩耗深さの目標値を6μm以下とした場合、青銅粉末の配合比を15重量%以上(すなわち、Cuを13.5質量%以上、Snを1.5質量%以上)とすれば、目標値を達成できることがわかる。すなわち、Pを0.4重量%以上添加することに加え、さらに、Cuを13.5重量%以上、Snを1.5重量%以上添加すると耐摩耗性がさらに改善することが図7からわかる。
図8は、摩耗深さの黒鉛粉末配合比依存性を示す図である。縦軸は摩耗試験の結果として得られた摩耗深さを、横軸は合金粉末中の青銅粉末の配合比を、それぞれ示している。黒鉛粉末の配合比は、0.5、1.0、1.5、および2.0重量%の条件で変化させた。C以外の組成は一定であり、合金組成は、Fe−18Cu−2Sn−(0.5〜2.0)C−1.2Pであった。各条件で3つ以上の試験片を作製した。作製した試験片について、図6と同じ試験条件で摩耗深さを測定した。
図8から、例えば、摩耗深さの目標値を6μm以下とした場合、黒鉛粉末の配合比を1.0重量%以上(すなわち、Cを1.0質量%以上)とすれば、目標値を達成できることがわかる。すなわち、Pを0.4重量%以上添加することに加え、さらに、Cを1.0重量%以上添加すると耐摩耗性がさらに改善することが図8からわかる。
図9は、摩耗深さの含油率依存性を示す図である。縦軸は摩耗試験の結果として得られた摩耗深さを、横軸は含油率を、それぞれ示している。合金組成は、Fe−18Cu−2Sn−1.5C−1.2Pであった。ライニング層12に含浸させる油の量を変化させ、図6と同じ条件で摩耗深さを測定した。
図9から、例えば、摩耗深さの目標値を6μm以下とした場合、含油率を25%以下とすれば、目標値を達成できることがわかる。すなわち、Pを0.4重量%以上添加することに加え、さらに、含油率を25%以下とすれば耐摩耗性がさらに改善することがわかる。なお、含油率はライニング層12の空孔率と相関があるので、含油率が25%以下であることは、空孔率が25%以下であることに相当する。
図10は、摩擦係数の含油率依存性を示す図である。縦軸は摩擦試験の結果として得られた摩擦係数を、横軸は含油率を、それぞれ示している。図9の結果からは含油率が少ない方がよいことが示唆されるが、含油率が少ないと摩擦係数が増大してしまうことが懸念される。そこで、摩擦係数の含油率依存性を測定した。合金組成は、Fe−18Cu−2Sn−1.5C−1.2Pであった。ライニング層12に含浸させる油の量を変化させ、以下の条件で摩擦係数を測定した。
試験機:往復摺動試験機
潤滑:ドライ(含油のみ)
荷重:1300N
摺速:0.04m/sec
ストローク:10mm
運転時間:120min
相手材:S45C(高周波焼入れ)
相手材硬さ:HRC60
図10から、例えば、摩擦係数の目標値を0.17とした場合、含油率を15%以上とすれば、目標値を達成できることがわかる。すなわち、含油率を15%以上とすればm冊係数が改善することがわかる。なお、含油率はライニング層12の空孔率と相関があるので、含油率が15%以上以下であることは、空孔率が15%以上であることに相当する。図5の試験片でいうと、空孔率を15%以上とするには、ライニング層12全体に対するP濃化相124の割合は、図5から、3〜10%であることが好ましいといえる。
1…摺動部材、11…裏金、12…ライニング層、121…マトリクス相、122…空孔、123…Cu−Sn相、124…P濃化相

Claims (10)

  1. 裏金と、
    前記裏金の上に形成されたライニング層と
    を有し、
    前記ライニング層が、
    9〜22.5重量%のCuと、
    1.0〜2.5重量%のSnと、
    0.5〜2.0重量%のCと、
    0.8〜1.6重量%のPと
    残部がFeおよび不可避不純物
    からなり
    多孔質形状の第1相と、
    前記第1相中に形成され、前記第1相よりP濃度が高い第2相と
    を有する
    摺動部材。
  2. 前記裏金の表面に垂直な断面において、前記ライニング層における前記第2相の面積率が、3〜20%の範囲である
    ことを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
  3. 前記断面において、前記面積率が、3〜10%の範囲である
    ことを特徴とする請求項2に記載の摺動部材。
  4. 前記ライニング層におけるCuの組成が、13.5〜22.5重量%であり、
    Snの組成が、1.5〜2.5重量%である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の摺動部材。
  5. 前記ライニング層におけるCの組成が、1.〜2.重量%である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の摺動部材。
  6. 前記ライニング層における空孔率が25面積%以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の摺動部材。
  7. 前記ライニング層における含油率が25体積%以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の摺動部材。
  8. 前記ライニング層における空孔率が15面積%以上である
    ことを特徴とする請求項4に記載の摺動部材。
  9. 前記ライニング層における含油率が15体積%以上である
    ことを特徴とする請求項4に記載の摺動部材。
  10. 鉄粉末、青銅粉末、黒鉛粉末、およびりん含有添加物を含む混合粉末を準備する工程と、
    前記混合粉末を裏金上に散布する工程と、
    前記混合粉末が散布されたライニング層を焼結する工程と、
    前記焼結されたライニング層を圧下する工程と、
    前記圧下されたライニング層を焼結する工程と
    を含み、
    前記ライニング層が、
    9〜22.5重量%のCuと、
    1.0〜2.5重量%のSnと、
    0.5〜2.0重量%のCと、
    0.8〜1.6重量%のPと
    残部がFeおよび不可避不純物と
    からなる
    摺動部材の製造方法。
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