JP6246151B2 - パネル状製品及びそれに用いる透光部ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、パネル状製品及びそれに用いる透光部ユニットに関する。
採光を目的として、ドア材等のパネル状製品に開口を形成し、その開口を封じるようにガラスや樹脂等の透光性板材を設けて透光部を構成することが知られている。例えば、特許文献1には、ドア材の中央に芯材で構成された縦長矩形の枠を設けて開口を形成し、その枠の両側のそれぞれに開口を封じるように透光性板材を設けて透光部を構成することが開示されている。
特開2008−25203号公報
大きな透光部が設けられたドア材では、大面採光による高い意匠性が得られる。その一方、透光部が大きいと、光の透過量が多くなるため、ドア材の向こう側の様子が見えやすくなるという問題がある。また、ドア材の強度が低くなるという問題もある。
本発明の課題は、パネル状製品において、透光部に高い意匠性を得ることができると共に、向こう側の様子が見えにくく、且つ高い強度を得ることができるようにすることである。
請求項1に係る発明は、パネル内に透光部が設けられたパネル状製品であって、
前記透光部の開口を形成するための芯材と、
前記芯材を、その長さ方向に沿って両側から挟持すると共に、前記透光部の開口を封じるように設けられた一対の透光性板材と、
前記一対の透光性板材における前記芯材を挟持した部分を、その長さ方向に沿って両側から挟持すると共に、前記透光部を露出させるように設けられた一対の不透光性板材と、
を備え、
前記芯材は、前記一対の透光性板材間において、前記一対の不透光性板材の端辺よりも前記透光部側に張り出した張出部分を含むと共に、前記張出部分は、両面のそれぞれが対向する前記透光性板材に接触した基端部と、前記基端部から先端側に続いて設けられ少なくとも一方の面が対向する前記透光性板材との間に間隙を有する本体部と、を含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、一対の透光性板材間に芯材の張出部分が不透光性板材の端辺よりも透光部側に張り出し、その張出部分の少なくとも一方の面が透光性板材との間に間隙を有する部分を含むので、透光部に従来にない高い意匠性を得ることができる。また、張出部分があるので、それによる遮蔽効果が得られるため、向こう側の様子を見えにくくすることができる。更に、芯材が張出部分を含むので、芯材が太くなるため、高い強度を得ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたパネル状製品において、
前記張出部分の前記本体部は、横断面において先端に向かうに従って厚さが減少して先細りした形状に形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、張出部分の本体部が、横断面において先端に向かうに従って厚さが減少して先細りした形状に形成されているので、透光部において、その部分の影が明確には現れないため、ややぼやけた陰影の独特の意匠を得ることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載されたパネル状製品において、
前記一対の不透光性板材のそれぞれの前記透光性板材との境界部において、前記不透光性板材の端部の表面側は、横断面において端辺に向かうに従って厚さが減少するように形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、不透光性板材の透光性板材との境界部において、不透光性板材の端部の表面側が、横断面において端辺に向かうに従って厚さが減少するように形成されているので、多少のズレ等が発生しても目立たないため、優れた施工性を得ることができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載されたパネル状製品において、
前記一対の不透光性板材のそれぞれの前記透光性板材との境界部にV字溝が構成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、不透光性板材の透光性板材との境界部にV字溝が構成されているので、面材の側端面同士を面接触させて突き合わせた場合に生じるような段差を防止することができ、また、パネル状製品の表面に構成されるV字溝による独特の陰影を現す意匠を得ることができる。
請求項5に係る発明は、間隔をおいて並行に延びるように設けられた一対の芯材と
前記一対の芯材を、それらの長さ方向に沿って両側から挟持するように設けられていると共に、各々、前記一対の芯材のそれぞれを挟持した部分の外側面に、その長さ方向に沿って不透光性板材取付部が構成された一対の透光性板材と、
を備え、
前記一対の芯材の少なくとも一方は、前記一対の透光性板材間において、前記一対の透光性板材の前記不透光性板材取付部の内側端辺よりも内側に張り出した張出部分を含むと共に、前記張出部分は、両面のそれぞれが対向する前記透光性板材に接触した基端部と、前記基端部から先端側に続いて設けられ少なくとも一方の面が対向する前記透光性板材との間に間隙を有する本体部と、を含むことを特徴とする透光部ユニットである。
請求項5に係る発明によれば、ユニット化されているので、パネル内に透光部が設けられたパネル状製品を効率よく製造することができる。
請求項1に係る発明によれば、透光部に従来にない高い意匠性を得ることができ、また、向こう側の様子を見えにくくすることができ、更に、高い強度を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、透光部において、ややぼやけた陰影の独特の意匠を得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、優れた施工性を得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、面材の側端面同士を面接触させて突き合わせた場合に生じるような段差を防止することができ、また、パネル状製品の表面に構成されるV字溝による独特の陰影を現す意匠を得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、パネル内に透光部が設けられたパネル状製品を効率よく製造することができる。
実施形態に係る透光部ユニットの正面図である。 実施形態に係る透光部ユニットの縦断面図である。 図1におけるIII-III断面の拡大図である。 実施形態に係るドア材の正面図である。 実施形態に係るドア材の縦断面図である。 図4におけるVI-VI断面の拡大図である。 実施形態に係る透光部ユニットの第1の変形例の横断面図である。 実施形態に係る透光部ユニットの第2の変形例の横断面図である。 実施形態に係る透光部ユニットの第3の変形例の横断面図である。 実施形態に係るドア材の第1の変形例の正面図である。 実施形態に係るドア材の第2の変形例の正面図である。 実施形態に係るドア材の第3の変形例の要部の横断面の拡大図である。 実施形態に係るドア材の第4の変形例の正面図である。 実施形態に係るドア材の第4の変形例の縦断面図である。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
(透光部ユニット10)
図1〜3は、実施形態に係る透光部ユニット10を示す。実施形態に係る透光部ユニット10は、ドア材、壁材、間仕切り材等のパネル状製品の透光部Tを構成するために用いられる細長部材であり、パネル状製品において、透光部Tに高い意匠性を得ることができると共に、向こう側の様子が見えにくく、且つ高い強度を得ることができるようにしたものである。
実施形態に係る透光部ユニット10は、芯材11、透光性板材12、及び封止材13を、それぞれ一対ずつ備える。
芯材11は例えば木質の軸材で構成されている。一対の芯材11は、透光部Tの開口を形成するための部材であって、間隔をおいて並行に延びるように設けられており、その外法が透光部ユニット10の幅と同一である。
透光性板材12は、例えば板状のガラスや樹脂の面材で構成されているが、軽量化の観点から、板状のアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂で構成されていることが好ましい。透光性板材12は、透明であっても、半透明であっても、どちらでもよいが、透光性及び遮蔽性のバランスの観点から、半透明であることが好ましい。透光性板材12は、無色であっても、着色されていても、どちらでもよいが、透光性及び遮蔽性のバランスの観点から、着色されていることが好ましい。透光性板材12は、透光性及び遮蔽性のバランスの観点から、少なくとも一方の表面に、しぼ模様、縞模様、ミスト調模様、幾何学模様等の凹凸模様が構成されていることが好ましい。
透光性板材12は、長さが芯材11と同一で且つ幅が透光部ユニット10の幅と同一の細長矩形に形成されている。一対の透光性板材12は、一対の芯材11を、それらの長さ方向に沿って両側から側端部121で挟持すると共に、一対の芯材11間に構成される透光部Tの開口を封じるように設けられている。具体的には、表側の透光性板材12における一方の側端部121の内側面と裏側の透光性板材12における一方の側端部121の内側面との間に、側端面を位置合わせして、一方の芯材11を挟持していると共に、表側の透光性板材12における他方の側端部121の内側面と裏側の透光性板材12における他方の側端部121の内側面との間に、側端面を位置合わせして、他方の芯材11を挟持している。透光性板材12は芯材11に接着剤等により固定されている。
透光性板材12は、外側面における幅方向の両側のそれぞれに段差部122aを有し、それにより中央部分が厚肉部122b及び両側部分が薄肉部122cにそれぞれ構成されている。芯材11を挟持した透光性板材12の側端部121は、その薄肉部122cを含み、そして、その薄肉部122cの外側面が不透光性板材取付部123に構成されている。つまり、透光性板材12には、芯材11を挟持した部分の外側面に、その長さ方向に沿って不透光性板材取付部123が構成されている。段差部122aは、横断面において厚肉部122bから薄肉部122cに向かうに従って厚さが連続して減少する形状に形成され、具体的には、その表面が傾斜面に形成されている。
以上の構成の実施形態に係る透光部ユニット10では、透光部Tは、透光性板材12が露出する部分、つまり、幅方向の一方の不透光性板材取付部123の内側端辺(段差部122aと薄肉部122cとの境界)と他方の不透光性板材取付部123の内側端辺との間の部分で構成される。そして、一対の芯材11のそれぞれは、一対の透光性板材12間において、一対の透光性板材12の不透光性板材取付部123の内側端辺よりも内側に張り出した張出部分110を含む。
張出部分110は、長さ方向に均一な断面形状に形成されている。張出部分110の不透光性板材取付部123の内側端辺から段差部122aと厚肉部122bとの境界までの基端部111は、厚さが一対の透光性板材12間の間隔と同一であり、従って、その両面が、それぞれ対向する透光性板材12の内側面に接触している。また、基端部111に続く張出部分110の先端までの本体部112は、横断面において基端部111側から先端に向かうに従って両側から厚さが連続して減少して先細りした形状、具体的には、断面等脚台形状に形成されており、そして、この本体部112の部分の両面が、それぞれ対向する透光性板材12の内側面との間に、張出部分110の先端に向かうに従って連続して増加するように形成された間隙を有する。これにより、実施形態に係る透光部ユニット10では、張出部分110の両面が、対向する透光性板材12の内側面との間に間隙を有する本体部112の部分を含む構成となっている。このように張出部分110は、横断面において先端に向かうに従って厚さが減少して先細りした形状に形成された本体部112の部分を含むので、透光部Tにおいて、その部分の影が明確には現れないため、ややぼやけた陰影の独特の意匠を得ることができる。
封止材13は例えばアルミチャンネル等の軸材の表面に樹脂製の化粧材が設けられたものや木質の軸材で構成されている。封止材13は、長さが透光部ユニット10の幅と同一で且つ幅が透光部ユニット10の厚さと同一に形成されている。一対の封止材13は、一対の芯材11及び一対の透光性板材12により構成された断面ロの字状の筒状体の両側の開口を封じるように設けられている。封止材13は芯材11及び透光性板材12に接着剤等により固定されている。これにより実施形態に係る透光部ユニット10には中空部14が構成されるが、これらの一対の封止材13により中空部14への埃の侵入を規制することができる。また、封止材13が断熱素材である樹脂材や木材を含む場合には、中空部14に冷気が進入し、その温度差により中空部14内に結露が発生するのを規制することができる。更に、中空部14により遮音効果を得ることができる。
以上の構成の実施形態に係る透光部ユニット10を用いれば、ユニット化されているので、ドア材等のパネル内に透光部Tが設けられたパネル状製品を効率よく製造することができる。そして、実施形態に係る透光部ユニット10によれば、一対の透光性板材12間に芯材11の張出部分110が不透光性板材取付部121の内側端辺よりも内側に張り出し、その張出部分110の両面が透光性板材12の内側面との間に間隙を有する本体部112の部分を含むので、パネル状製品に組み入れられたときには、透光部Tに従来にない高い意匠性を得ることができる。また、張出部分110があるので、それによる遮蔽効果が得られるため、向こう側の様子を見えにくくすることができる。更に、芯材11が張出部分110を含むので、芯材11が太くなるため、高い強度を得ることができる。
(パネル状製品:ドア材20)
図4〜6は、パネル内に透光部Tが設けられたパネル状製品の一例としての実施形態に係るドア材20を示す。実施形態に係るドア材20は、引戸、開き戸、引戸・吊戸等を構成するものである。
実施形態に係るドア材20は、各々、上下方向に延びる一対の縦軸材21が横方向に間隔をおいて設けられていると共に、それらの一対の縦軸材21の上端部及び下端部のそれぞれを連結するように横方向に延びる横軸材22が設けられ、それらの縦軸材21及び横軸材22により縦長矩形の枠体23が構成されている。上下の横軸材22における長さ方向の中央部の外側には欠損部が設けられており、そこにはアルミニウムなどの金属製又は木製の補強材22aが嵌め入れられて固定されている。枠体23の幅方向の中央部には、上下方向に延びる一対の縦框材24が横方向に間隔をおいて、それぞれ上下一対の横軸材22間を連結するように設けられている。
枠体23の中央部における横軸材22及び縦框材24で構成された縦長の開口には、実施形態に係る透光部ユニット10が嵌め入れられ、芯材11が縦框材24に、また、封止材13が横軸材22に、それぞれ接着剤等により固定されている。枠体23の両面のそれぞれには、透光部ユニット10の透光部Tを露出させるように、その両側に縦長矩形の表面化粧板25(不透光性板材)が設けられ、縦軸材21、横軸材22、及び縦框材24に接着剤等により固定されている。
表面化粧板25は、例えば木質の面材で構成されており、その表面が透光部ユニット10の透光性板材12の表面と同一平面となる厚さを有する。表面化粧板25の表面の色は、透光部ユニット10における芯材11の張出部分110の表面の色と同じであっても、また、異なっていても、どちらでもよい。表面化粧板25の表面の色を芯材11の張出部分110の表面の色と異ならせた場合、張出部分110の表面の色を表面化粧板25の表面の色よりも濃くしてシャープに見せる、或いは、薄くして透光部Tを広く見せる等、より意匠のバリエーションを広げることができる。
両面の対応する一対の表面化粧板25は、透光部ユニット10の一対の透光性板材12における芯材11を挟持した部分に構成された不透光性板材取付部123を、その長さ方向に沿って両側から挟持すると共に、透光部ユニット10の透光部Tを露出させるように設けられている。表面化粧板25の長辺端部25aは、透光部ユニット10の不透光性板材取付部123に接着剤等により固定されている。これにより、実施形態に係るドア材20では、透光部ユニット10における一対の芯材11のそれぞれが、一対の透光性板材12間において、表面化粧板25の端辺よりも透光部T側に張り出した張出部分110を含むと共に、張出部分110の両面が、対向する透光性板材12の内側面との間に間隙を有する部分を含む構成となっている。
以上の通り、実施形態に係るドア材20では、実施形態に係る透光部ユニット10を用いていることにより、一対の透光性板材12間に芯材11の張出部分110が表面化粧板25の端辺よりも透光部T側に張り出し、その張出部分110の両面が透光性板材12の内側面との間に間隙を有する本体部112の部分を含むので、透光部Tに従来にない高い意匠性を得ることができる。また、張出部分110があるので、それによる遮蔽効果が得られるため、向こう側の様子を見えにくくすることができる。更に、芯材11が張出部分110を含むので、芯材11が太くなるため、高い強度を得ることができる。
各表面化粧板25の透光部ユニット10の透光性板材12との境界部において、表面化粧板25の長辺端部25aの表面側は、横断面において端辺に向かうに従って厚さが連続して減少するように形成され、具体的には、鋭角を形成するように表面が傾斜面に構成されている。そして、表面化粧板25の長辺端部25aの端辺が、透光部ユニット10の透光性板材12における不透光性板材取付部123の内側端辺(段差部122aと薄肉部122cとの境界)に突き合わされ、その境界部に、透光部ユニット10の透光性板材12の段差部122aの表面の傾斜面と、表面化粧板25の長辺端部25aの表面の傾斜面とにより、上下方向に延びるV字溝26が構成されている。このように表面化粧板25の透光性板材12との境界部において、表面化粧板25の端部の表面側が、横断面において端辺に向かうに従って厚さが減少するように形成されているので、多少のズレ等が発生しても目立たないため、優れた施工性を得ることができる。また、その境界部にV字溝26が構成されているので、面材の側端面同士を面接触させて突き合わせた場合に生じるような段差を防止することができ、更に、ドア材20の表面に構成されるV字溝26による独特の陰影を現す意匠を得ることができる。
なお、実施形態に係るドア材20には、その使用態様に応じて、ハンドル、蝶番、引き手が取り付けられる。
(その他の実施形態)
上記実施形態に係る透光部ユニット10及びドア材20では、張出部分110が長さ方向に均一な断面形状を有する構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、張出部分110が長さ方向に不均一な断面形状を有する構成であってもよい。
上記実施形態に係る透光部ユニット10及びドア材20では、芯材11を挟持した透光性板材12の側端部121が薄肉部122cを含むことから、張出部分110が、両面が透光性板材12の内側面に接触した部分の基端部111と、それに続いて透光性板材12の内側面との間に間隙を有する部分の本体部112とを含む構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、逆に、図7に示すように、芯材11を挟持した透光性板材12の側端部121が薄肉部122cに含まれ、張出部分110の全部が、両面が透光性板材12の内側面との間に間隙を有する構成であってもよい。
上記実施形態に係る透光部ユニット10及びドア材20では、一つの芯材11の両方が張出部分110を含む構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、図8に示すように、一方の芯材11が張出部分110を含み、他方の芯材11が張出部分110を含まない構成であってもよい。
上記実施形態に係る透光部ユニット10及びドア材20では、張出部分110の両面が透光性板材12の内側面との間に間隙を有する部分を含む構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、図9(a)及び(b)に示すように、張出部分110の一方の面が透光性板材12の内側面との間に間隙を有する部分を含み、他方の全面が透光性板材12の内側面に接触した構成であってもよい。なお、図9(a)に示す透光部ユニット10では、一対の張出部分110は、それぞれ横断面において先端に向かうに従って厚さが減少して先細りした形状に形成された部分を含み、また、同じ側の面が透光性板材12の内側面との間に間隙をする部分を含み、且つ同じ側の全面が透光性板材12の内側面に接触した構成であり、図9(b)に示す透光部ユニット10では、一対の張出部分110は、それぞれ横断面において先端に向かうに従って厚さが減少して先細りした形状に形成された部分を含み、また、異なる側の面が透光性板材12の内側面との間に間隙をする部分を含み、且つ異なる側の全面が透光性板材12の内側面に接触した構成である。
上記実施形態では、パネル内に透光部Tが設けられたパネル状製品としてドア材20を示したが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、壁材や間仕切り材であってもよい。
上記実施形態に係るドア材20では、縦長の透光部Tが設けられた構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、図10に示すように、横長の透光部Tが設けられた構成であってもよい。
上記実施形態に係るドア材20では、単一の透光部Tが設けられた構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、図11に示すように、2個以上の透光部Tが設けられた構成であってもよい。
上記実施形態に係るドア材20では、透光部ユニット10の透光性板材12の表面が表面化粧板25の表面と同一平面となる構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、図12に示すように、透光部ユニット10の透光性板材12の表面が表面化粧板25の表面よりも内側に位置した構成であってもよい。
上記実施形態に係るドア材20では、枠体23に透光部ユニット10を取り付けた構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、図13及び14に示すように、ドア材20の枠体23に、上下方向に延びるように一対の芯材11を横方向に間隔をおいて、それぞれ上下一対の横軸材22間を連結するように設け、ドア材20に直接的に透光部Tを作り込んだ構成であってもよい。
本発明は、パネル状製品及びそれに用いる透光部ユニットについて有用である。
T 透光部
10 透光部ユニット
11 芯材
110 張出部分
111 基端部
112 本体部
12 透光性板材
121 側端部
122a 段差部
122b 厚肉部
122c 薄肉部
123 不透光性板材取付部
13 封止材
14 中空部
20 ドア材(パネル状製品)
21 縦軸材
22 横軸材
22a 補強材
23 枠体
24 縦框材
25 表面化粧板(不透光性板材)
25a 長辺端部
26 V字溝

Claims (5)

  1. パネル内に透光部が設けられたパネル状製品であって、
    前記透光部の開口を形成するための芯材と、
    前記芯材を、その長さ方向に沿って両側から挟持すると共に、前記透光部の開口を封じるように設けられた一対の透光性板材と、
    前記一対の透光性板材における前記芯材を挟持した部分を、その長さ方向に沿って両側から挟持すると共に、前記透光部を露出させるように設けられた一対の不透光性板材と、
    を備え、
    前記芯材は、前記一対の透光性板材間において、前記一対の不透光性板材の端辺よりも前記透光部側に張り出した張出部分を含むと共に、前記張出部分は、両面のそれぞれが対向する前記透光性板材に接触した基端部と、前記基端部から先端側に続いて設けられ少なくとも一方の面が対向する前記透光性板材との間に間隙を有する本体部と、を含むことを特徴とするパネル状製品。
  2. 請求項1に記載されたパネル状製品において、
    前記張出部分の前記本体部は、横断面において先端に向かうに従って厚さが減少して先細りした形状に形成されていることを特徴とするパネル状製品。
  3. 請求項1又は2に記載されたパネル状製品において、
    前記一対の不透光性板材のそれぞれの前記透光性板材との境界部において、前記不透光性板材の端部の表面側は、横断面において端辺に向かうに従って厚さが減少するように形成されていることを特徴とするパネル状製品。
  4. 請求項3に記載されたパネル状製品において、
    前記一対の不透光性板材のそれぞれの前記透光性板材との境界部にV字溝が構成されていることを特徴とするパネル状製品。
  5. 間隔をおいて並行に延びるように設けられた一対の芯材と
    前記一対の芯材を、それらの長さ方向に沿って両側から挟持するように設けられていると共に、各々、前記一対の芯材のそれぞれを挟持した部分の外側面に、その長さ方向に沿って不透光性板材取付部が構成された一対の透光性板材と、
    を備え、
    前記一対の芯材の少なくとも一方は、前記一対の透光性板材間において、前記一対の透光性板材の前記不透光性板材取付部の内側端辺よりも内側に張り出した張出部分を含むと共に、前記張出部分は、両面のそれぞれが対向する前記透光性板材に接触した基端部と、前記基端部から先端側に続いて設けられ少なくとも一方の面が対向する前記透光性板材との間に間隙を有する本体部と、を含むことを特徴とする透光部ユニット。
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