JP6245134B2 - 倒立型移動体 - Google Patents

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Description

本発明は倒立型移動体に関する。
ユーザが搭乗して操作することが可能な倒立型移動体(以下、単に移動体とも記載)が提案されている。
例えば、特許文献1には、移動体に搭乗した搭乗者の身体機能やバランス機能を訓練する訓練システムが開示されている。この訓練システムでは、訓練毎の状態量(移動体の状態量、搭乗者の状態量のうち少なくもいずれか)の変化に基づいて、訓練の改善度合いを示す訓練改善度を算出する。これにより、移動体に搭乗した搭乗者を効率的に訓練することを可能にしている。また、この訓練システムでは、搭乗者が重心移動により移動体の走行操作を行う訓練モードと、搭乗者による走行操作に応じて通常の走行を行う通常モードを、訓練監督者等の第3者が遠隔操作で切り替えることもできる。
特開2011−140262号公報
搭乗者が移動体に搭乗して訓練を行う場合、搭乗者の操作だけでは、移動体に所定の走行を行わせることができなかったり、又は所定の走行を行わせるのに時間がかかったりする場合が考えられる。特に、搭乗者が移動体のハンドルを左右に回して移動体を旋回させる動作については、搭乗者の身体機能やバランス機能が高くない場合、十分にできないことが想定される。特許文献1にかかる訓練システムでは、第3者が移動体の操作モードを切り替えることは開示されているものの、移動体の走行を介助する方法については開示されていない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、搭乗者が倒立型移動体を所定の方向に旋回させる操作が十分にできない場合でも、介助者が倒立型移動体を所定の方向に旋回させる操作を行うことが可能な倒立型移動体を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる倒立型移動体は、搭乗者が搭乗し倒立状態を維持して走行するものであって、前記搭乗者が前記倒立型移動体を旋回させるための操作を行う操作部と、前記搭乗者の介助者が前記倒立型移動体を旋回させるための操作を行う介助操作部と、前記操作部又は前記介助操作部のいずれかが操作された場合には、その操作に基づいて前記倒立型移動体に旋回を実行させ、前記操作部及び前記介助操作部の両方が操作された場合には、前記倒立型移動体に対して、前記操作部の操作に基づく旋回の実行を徐々に停止させるとともに、前記介助操作部の操作に基づく旋回を徐々に実行させる制御部と、を備える。
この倒立型移動体において、制御部は、操作部及び介助操作部の両方が操作された場合に、倒立型移動体に対して操作部の操作に基づく旋回の実行を徐々に停止させる。また、介助操作部の操作に基づく旋回を徐々に実行させる。このため、倒立型移動体は、介助者の操作に基づく旋回を搭乗者の操作に基づく旋回よりも優先して移動体に実行させることができる。そのため、操作部及び介助操作部の両方が操作された場合でも、介助者が移動体を所定の方向に旋回させる操作を行うことができる。
また、制御部は、倒立型移動体に対して操作部の操作に基づく旋回の実行をすぐに停止させるのではなく、徐々に停止させている。そのため、搭乗者の操作に基づく旋回の実行をすぐに停止させる場合と比較して倒立型移動体の急な動きを抑制することができる。従って、倒立型移動体をより安定して動かすことができる。
本発明により、搭乗者が倒立型移動体を旋回させる操作が十分にできない場合でも、介助者が倒立型移動体を旋回させる操作を行うことが可能な倒立型移動体を提供することができる。
実施の形態1にかかる訓練システムを示す図である。 実施の形態1にかかる倒立型移動体の概略的な構成を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる倒立型移動体の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる制御部の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる倒立型移動体の制御方法を示すフローチャートである。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、搭乗者Pの身体機能やバランス機能を訓練するための訓練システム1を示している。訓練システム1において、搭乗者Pは倒立型移動体10(以下、移動体10とも記載)に搭乗し、範囲Aの範囲において移動体10を動かしている。移動体10は、倒立制御により倒立状態を維持しつつ、車輪をモータによって駆動して走行を行う二輪型のロボットである。搭乗者Pの上半身にはハーネスHが取り付けられており、ハーネスHは吊り具Tに連結されている。ハーネスHが取り付けられることにより、搭乗者Pの動作可能な範囲が制限されるため、搭乗者Pが転倒することを抑制することができる。モニタM1には、訓練のための画面が表示されており、搭乗者PはモニタM1を見ながら移動体10の操作を行う。このモニタM1により、搭乗者Pは、ゲーム感覚で楽しみながら訓練を行うことができる。なお、訓練のための画面は、例えばクラウドから取得される。
介助者Cは、搭乗者Pの訓練の様子を見ており、必要に応じて移動体10の操作を実行する。図1において、介助者Cは、モニタM2を参照して搭乗者Pの訓練度を確認している。
次に、移動体10の構成について説明する。図2は、移動体10の概略的な構成を示す斜視図である。移動体10は、車両本体部11と車輪12R及び12Lとステップ部13R及び13Lと操作ハンドル14と旋回スイッチ15を備える。なお、図2で示した構成要素以外にも、移動体10は、倒立制御及び走行を可能にする周知の構成を適宜有する。
車輪12Rは、車両本体部11の右側面(移動体10の右下方)に回転自在に支持されており、車輪12Lは、車両本体部11の左側面(移動体10の左下方)に回転自在に支持されている。一対の車輪12R、12Lは、車両本体部11の走行方向と直交する方向の両側において同軸上に配置されている。なお、図2では、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向としている。
一対のステップ部13R、13Lは、車両本体部11の上面かつ操作ハンドル14の左右両側に設けられている。ステップ部13R、13Lは、搭乗者Pがそれぞれ右足、左足を乗せて搭乗するステップである。
操作ハンドル14は、車両本体部11の前部に連結されており、車両本体部11の上方に突出している。搭乗者Pは、操作ハンドル14を操作することによって移動体10を移動させることができる。例えば、搭乗者Pが操作ハンドル14を前後方向に傾けることによって、移動体10の前進又は後退操作が実行され、ロール方向(左右方向)へ傾けることによって、移動体10を右方向又は左方向へ旋回させる操作(旋回操作)を実行することができる。車両本体部11は、操作ハンドル14をロール方向へ回転自在に支持する。
旋回スイッチ15は、操作ハンドル14の上部に取付けられたスイッチであり、介助者Cが操作することができる。旋回スイッチ15が操作されることにより、移動体10は旋回を実行する。例えば、旋回スイッチ15として左旋回スイッチと右旋回スイッチが設けられ、左旋回スイッチが操作されることにより移動体10は左旋回を実行し、右旋回スイッチが操作されることにより移動体10は右旋回を実行してもよい。旋回スイッチ15は、例えば介助者Cが介助操作(位置調整操作)を行う場合に使用する。
次に、倒立型移動体のシステム構成について説明する。図3は、移動体10の概略的なシステム構成を示すブロック図である。移動体10は、そのシステム構成において、旋回スイッチ15とハンドル操作検出部21と車両状態計測部22と制御部23と駆動回路24R及び24Lと車輪駆動ユニット25R及び25Lを備える。以下、旋回スイッチ15を除く各部について説明する。
ハンドル操作検出部21は、操作ハンドル14の操作量(例えば回動量や傾きの量)を検出するものであり、例えば、ポテンショメータやバリコン構造のセンサ等を適用することができる。操作ハンドル14が操作されると、ハンドル操作検出部21は操作情報を制御部23に出力する。この操作情報に基づき、制御部23は移動体10に右方向又は左方向への旋回を実行させる。
車両状態計測部22は、移動体10の姿勢、旋回状態等の車両状態を計測し、計測結果を制御部23に出力する。例えば、車両状態計測部22は、ジャイロセンサ、加速度センサ等から構成され、移動体10の傾斜角度、傾斜角速度、傾斜角加速度等の姿勢情報を計測することができる。車両状態計測部22が測定可能な傾斜方向は、例えばロール方向やピッチ方向である。なお、ロール軸は図2におけるX軸であり、ピッチ軸は図2におけるY軸である。
制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の演算回路23aと、各種制御プログラムやデータなどが格納されたRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶部23bを備えている。制御部23は、車両状態計測部22の検出結果の情報に基づいて所定の演算処理を実行し、駆動回路24R及び24Lに必要な出力情報を生成する。制御部23は、生成した出力情報を出力指令信号として駆動回路24R及び24Lに出力する。この出力指令信号により制御部23が後述する駆動モータ25a及び25cの駆動を制御することで、移動体10は倒立状態を維持しつつ所望の走行を行う。
例えば、移動体10が左又は右に傾いた際に、車両状態計測部22は、かかる傾斜に対応した傾斜情報を検出する。制御部23は、検出された傾斜情報に応じて、移動体10の傾斜方向に移動体10が移動するように、車輪駆動ユニット25R、25Lを駆動制御する。このように搭乗者Pは、その重心移動により各ステップ部13R、13Lを傾斜させることで、移動体10を左又は右に旋回させることができる。同様に、搭乗者Pが操作ハンドル14を前方または後方に傾けると、移動体10を前方又は後方に移動させることができる。このように、車両状態計測部22の計測情報は、移動体10の倒立制御に用いられる。なお、制御部23は、生成した出力情報及び車両状態計測部22から取得した情報に基づいて、移動体10の前進量、後退量、旋回量を取得し、それらの状態量を記憶部23bに記憶してもよい。なお、旋回量の代わりに、移動体10がヨー方向に動いた角度が
オドメトリに基づいて算出され、記憶部23bに記憶されてもよい。
また、制御部23は、旋回スイッチ15の操作及びハンドル操作検出部21の検出結果によっても、移動体10を左又は右に旋回するように制御することができる。この詳細な説明については後述する。
各駆動回路24R、24Lは、制御部23からの出力指令信号に基づいて、各車輪駆動ユニット25R、25Lを駆動する駆動電流を出力する。各駆動回路24R、24Lは、各車輪12R、12Lの回転速度や回転方向等を独立して制御するものであり、これらに各車輪駆動ユニット25R、25Lが個別に接続されている。
各車輪駆動ユニット25R、25Lは、各車輪12R、12Lを独立して回転駆動することができる。各車輪駆動ユニット25R、25Lは、例えば、各駆動モータ(アクチュエータ)25a、25cと、その各駆動モータ25a、25cの回転軸に動力伝達可能に連結された各減速ギア25b、25dによって構成することができる。
次に、制御部23の処理についてさらに詳しく説明する。図4は、制御部23の概略的なシステム構成を示すブロック図である。図4に示すように、制御部23は、操作検出部31と車両動作決定部32と出力決定部33を有している。制御部23の各部は、演算回路23aと記憶部23bにより構成されている。
操作検出部31は、旋回スイッチ15からの操作情報及びハンドル操作検出部21からの操作情報を検出し、検出結果を車両動作決定部32に出力する。
車両動作決定部32は、操作検出部31の検出結果に基づいて、移動体10の動作(例えば前進、後退、旋回量)を決定し、動作に必要な制御量を算出する。
出力決定部33は、車両動作決定部32が決定した制御量と、車両状態計測部22が計測した車両状態に基づいて、各駆動モータ25a、25cの出力を決定し、その出力を指示した出力指令信号を各駆動回路24R、24Lに出力する。
以下、車両動作決定部32が、操作ハンドル14の操作及び旋回スイッチ15の操作に基づいて旋回を実行する具体的な制御について説明する。図5には、移動体10が走行する際に、車両動作決定部32が実行する移動体10の制御方法が示されている。なお、既に説明した箇所については、以下の記載で詳細な説明を省略する。
まず、車両動作決定部32は、操作検出部31が検出した検出結果(特にハンドル操作検出部21の検出結果)に基づき、操作ハンドル14において旋回操作がなされたか否かを判定する(ステップS1)。
操作ハンドル14において旋回操作がなされていない場合(ステップS1のNo)、次に車両動作決定部32は、操作検出部31が検出した検出結果に基づき、旋回スイッチ15において操作がなされたか否かを判定する(ステップS2)。旋回スイッチ15において操作がなされていない場合(ステップS2のNo)、車両動作決定部32は移動体10に旋回を実行させない(ステップS3)。
旋回スイッチ15において操作がなされていた場合(ステップS2のYes)、車両動作決定部32は、旋回スイッチ15の操作に基づいて移動体10を旋回させるように決定する。そして、車両動作決定部32は、移動体10がその旋回をするのに必要な制御量を算出する。これにより、移動体10は、旋回スイッチ15の操作に基づいて旋回する(ステップS4)。
以下、ステップS1に戻って説明を続ける。ステップS1において、操作ハンドル14において旋回操作がなされている場合(ステップS1のYes)、車両動作決定部32は、操作検出部31が検出した検出結果に基づき、旋回スイッチ15において操作がなされたか否かを判定する(ステップS5)。
旋回スイッチ15において操作がなされていない場合(ステップS5のNo)、車両動作決定部32は、操作ハンドル14の操作に基づいて移動体10を旋回させるように決定する。そして、車両動作決定部32は、移動体10がその旋回をするのに必要な制御量を算出する。これにより、移動体10は、操作ハンドル14の操作に基づいて旋回する(ステップS4)。
旋回スイッチ15において操作がなされている場合(ステップS5のYes)、車両動作決定部32は、最初は操作ハンドル14の操作に基づいて移動体10を旋回させるものの、徐々にその旋回を停止させるとともに、旋回スイッチ15の操作に基づく移動体10の旋回を徐々に実行させるように決定する。そして、車両動作決定部32は、移動体10がその旋回をするのに必要な制御量を算出する。このため、移動体10の旋回は、操作ハンドル14の操作に基づく旋回から、旋回スイッチ15の操作に基づく旋回に徐々に切り替わる(ステップS6)。
例えば、操作ハンドル14の操作が左旋回を指示するものであるのに対し、旋回スイッチ15の操作は右旋回を指示するものであるとする。このとき、車両動作決定部32は、最初は移動体10に左旋回を実行させるものの、徐々に左旋回を停止して右旋回を実行させるように制御する。なお、操作ハンドル14の操作に基づく旋回方向と旋回スイッチ15の操作に基づく旋回方向とが同じであり、それらの旋回速度が異なるものである場合も考えられる。この場合には、車両動作決定部32は、旋回速度を操作ハンドル14の操作に基づくものから旋回スイッチ15の操作に基づくものに徐々に変更する。
このように、制御部23は、搭乗者Pが操作ハンドル14を操作するととともに介助者Cが旋回スイッチ15を操作する場合(例えば、操作ハンドル14の操作と旋回スイッチ15の操作とがほぼ同時に行われた場合や、操作ハンドル14の操作がなされている最中に旋回スイッチ15の操作が行われた場合)に、介助者Cの操作に基づく旋回を搭乗者Pの操作に基づく旋回よりも優先して移動体10に実行させることができる。そのため、介助者Cが移動体10を旋回させる操作を行うことができる。また、制御部23は、移動体10に対して操作ハンドル14の操作に基づく旋回の実行をすぐに停止させるのではなく、徐々に停止させている。そのため、搭乗者Pの操作に基づく旋回の実行をすぐに停止させる場合と比較して移動体10の急な動きを抑制することができる。従って、移動体10をより安定して動かすことができる。
[実施の形態2]
実施の形態1における車両動作決定部32は、操作ハンドル14の操作及び旋回スイッチ15の操作に基づいて、別の制御を実行してもよい。
上述の通り、車両動作決定部32は、旋回スイッチ15の操作に基づく旋回動作を、操作ハンドル14の操作に基づく旋回動作と比較して、移動体10に優先して実行させている。ここで、介助者Cが旋回スイッチ15の操作を無効にした場合(介助者Cが旋回指示を取り消した場合)、車両動作決定部32は、最初は旋回スイッチ15の操作に基づいて移動体10を旋回させるものの、徐々にその旋回を停止させるとともに、操作ハンドル14の操作に基づく移動体10の旋回を徐々に実行させるように決定する。このため、移動体10の旋回は、旋回スイッチ15の操作に基づく旋回から、操作ハンドル14の操作に基づく旋回に徐々に切り替わる。
このように、移動体10が操作ハンドル14の操作に基づく旋回を徐々に実行するように制御することで、操作ハンドル14の操作に基づく旋回をすぐに実行させる場合と比較して移動体10の急な動きを抑制することができる。従って、移動体10をより安定して動かすことができる。
[実施の形態3]
実施の形態1で記載した通り、制御部23の記憶部23bには、移動体10の旋回量か、ヨー方向へ動いた角度が記憶されていてもよい。ここで、車両動作決定部32は、記憶部23bに記憶された旋回量又はヨー方向へ動いた角度が大きいほど、旋回スイッチ15の操作に基づく移動体10の旋回速度を速め、旋回量又はヨー方向へ動いた角度が小さいほど、その旋回速度を遅くするよう設定してもよい。例えば、車両動作決定部32は、旋回スイッチ15が操作される直前に記憶部23bに記憶された旋回量又はヨー方向へ動いた角度に基づいて、上述の制御を行ってもよい。つまり、介助者Cは、搭乗者Pが移動体10を旋回させた量に応じて移動体10の旋回を実行することができる。そのため、例えば移動体10の向きを元に戻すため介助者Cが移動体10を旋回させるような場合、移動体10の向きを元に戻すために必要な時間を長すぎずかつ短すぎないようにすることができる。そのため、介助者Cが移動体10の向きを正しく合わせるようにすることが容易となる。
実施の形態1〜3に示した移動体10は、例えば受動的なリハビリテーションに用いることができる。実施の形態1〜3に示した発明は、適宜組み合わせることも可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態1〜3において、介助者Cが移動体10の旋回を指示するために、旋回スイッチ15ではなく、旋回レバーや旋回バーが移動体10に設けられてもよい。
実施の形態1では、制御部23は、搭乗者Pが操作ハンドル14を操作するととともに介助者Cが旋回スイッチ15を操作する場合に、移動体10の旋回を、操作ハンドル14の操作に基づく旋回から旋回スイッチ15の操作に基づく旋回に徐々に切り替えていた。ただし、移動体10の旋回を、操作ハンドル14の操作に基づく旋回から旋回スイッチ15の操作に基づく旋回にすぐに切り替えてもよい。このようにしても、介助者Cの操作に基づく旋回を搭乗者Pの操作に基づく旋回よりも優先して移動体10に実行させることができる。
図5のフローにおいて、「旋回スイッチ15から操作があったか否か」を、「操作ハンドル14から操作があったか否か」よりも先に判定してもよい。また、図5のフローは、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現させることも可能である。
1 訓練システム
10 倒立型移動体
11 車両本体部
12R、12L 車輪
13R、13L ステップ部
14 操作ハンドル
15 操作スイッチ
21 ハンドル操作検出部
22 車両状態計測部
23 制御部
23a 演算回路
23b 記憶部
24R 駆動回路
24L 駆動回路
25R、25L 車輪駆動ユニット
25a、25c 駆動モータ
25b、25d 減速ギア
31 操作検出部
32 車両動作決定部
33 出力決定部

Claims (1)

  1. 搭乗者が搭乗し倒立状態を維持して走行する倒立型移動体であって、
    前記搭乗者が前記倒立型移動体を旋回させるための操作を行う操作部と、
    前記倒立型移動体の旋回量またはヨー方向に動いた角度を記憶する記憶部と、
    前記搭乗者の介助者が前記倒立型移動体を旋回させるための操作を行う介助操作部と、
    前記操作部又は前記介助操作部のいずれかが操作された場合には、その操作に基づいて前記倒立型移動体に旋回を実行させ、前記操作部及び前記介助操作部の両方が操作された場合には、前記倒立型移動体に対して、前記操作部の操作に基づく旋回の実行を徐々に停止させるとともに、前記介助操作部の操作に基づく旋回を徐々にかつ前記介助操作部が操作される直前に前記記憶部に記憶された前記旋回量または前記ヨー方向に動いた角度が大きいほど速い速度で実行させる制御部と、を備える
    倒立型移動体。
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