JP6242041B2 - 診療シミュレーション装置 - Google Patents

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Description

この発明は、歯科医師などの術者が適切な診療行為を習得するためのシミュレーション装置に関し、特に、短期間で適切な診療行為を習得するための技術に関する。
従来から、診療シミュレーション装置が存在する(特許文献1、2)。診療シミュレーション装置とは、例えば、歯科大学での免許取得に不可欠な歯牙切削実習に使用するシミュレーション装置であり、図20に示すような据付型のタイプが用いられていた(特許文献1)。また、診療行為のシミュレーションを実行した際に、疑似歯を切削した角度、深さなどを検知して、シミュレーションの内容を評価するシミュレーション装置も存在した(特許文献2)。
特開平8−262973号公報 特開平5−27675号公報
しかしながら、特許文献1の据付型のタイプは、構造が複雑であり、装置が大きくなってしまうため、持ち運びが困難であった。また、特許文献2の装置では、疑似歯を切削をする前には、術者に適切な診療行為を提示することはできず、効率的な診療行為(例えば、pd診療などの水平診療)の習得が困難であった。
(1)この発明の診療シミュレーション装置は、
特定位置の歯および歯面の組合せに対応する各診療ガイダンスデータを記憶した記憶部と、
1以上の疑似歯を有する口腔モデルと、
前記疑似歯に対して診療行為のシミュレーションを実行するための診療器具と、
前記記憶部から抽出した診療ガイダンスデータを画面上に表示する表示手段と、
を備えた診療行為のシミュレーション装置であって、
前記診療器具が特定位置の疑似歯に近接または接触したことを検知して、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯および歯面の組合せを決定し、前記診療器具により決定された特定位置の疑似歯および歯面の組合せに対応する診療ガイダンスデータを前記記憶部から抽出して前記表示手段の画面上に表示すること、
を特徴とする。
これにより、画面上に表示された診療ガイダンスデータを参照して、効率的に適切な診療行為を容易に習得することができる。
(2)この発明の診療シミュレーション装置は、
前記診療器具が疑似歯に近接または接触したことを検知して、当該疑似歯を診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯として決定し、さらに、所定時間内に前記診療器具が歯面に近接または接触したことを検知して、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯を決定すること、
を特徴とする。
これにより、簡易な入力手段を用いて診療行為のシミュレーションを実行する対象となる歯および歯面を特定して、画面上に表示された診療ガイダンスデータを参照して適切な診療行為を容易に習得することができる。
(3)この発明の診療シミュレーション装置は、
前記特定位置の歯および歯面の組合せに対応する各診療ガイダンスデータとして、
少なくとも、前記診療器具の持ち方を含むこと、
を特徴とする。
これにより、画面上に表示されたタービンの持ち方などを参照して、適切な診療行為を容易に習得することができる。
(4)この発明の診療シミュレーション装置は、
請求項1〜3のいずれかの診療シミュレーション装置において、
前記疑似歯に、前記診療器具を介して決定されたことを検出するためのセンサーを設けたこと、
を特徴とする。
これにより、センサーを用いて診療行為のシミュレーションを実行する対象となる歯および歯面を特定することができる。
(5)この発明の診療シミュレーション装置は、
前記センサーとして、前記疑似歯の底面に接するように圧力センサーを設けたこと、
を特徴とする。
これにより、疑似歯の底面に接する圧力センサーを用いて診療行為のシミュレーションを実行する対象となる歯および歯面を特定することができる。
(6)この発明の診療シミュレーション装置は、
特定位置の歯および歯面の組合せに対応する各診療ガイダンスデータを記憶した記憶部と、
1以上の疑似歯を有する口腔モデルと、
前記疑似歯に対して診療行為のシミュレーションを実行するための診療器具と、
前記診療器具により行われたシミュレーションの結果を判定する判定手段と、
を備えた診療シミュレーション装置であって、
前記診療器具が特定位置の疑似歯に近接または接触したことを検知して、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯および歯面の組合せを決定し、前記判定手段が前記診療器具により決定された特定位置の疑似歯および歯面の組合せに対応する診療ガイダンスデータを抽出して、シミュレーション時における前記診療器具から取得される診療ガイダンスデータと比較し、その結果を出力すること、
を特徴とする。
これにより、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる歯および歯面について、診療行為の評価を容易に行うことができる。
(7)この発明の診療シミュレーション装置は、
前記診療器具を介して決定された特定位置の疑似歯および歯面に対応する診療ガイダンスデータを前記記憶部から抽出し、シミュレーション時における前記診療器具から取得される診療ガイダンスデータと比較した結果、データが一致しない場合に、前記診療器具を介して決定された特定位置の疑似歯および歯面に対応する診療ガイダンスデータを抽出して前記表示手段の画面上に表示すること、
を特徴とする。
これにより、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる歯および歯面について、診療行為の評価を行うとともに、正しい診療行為を提示することができる。
(8)この発明の診療シミュレーション器具は、
本体と、
前記本体に取り付けられ、1以上の疑似歯を有する口腔モデルと、
前記本体に接続され、前記疑似歯に対して診療行為のシミュレーションを実行するための診療器具と、
を備えた、診療シミュレーション器具であって、
前記本体の内部に、前記診療器具に接続される管を外部に引き出し可能に設けて配置し、当該管が配置されていない空間に前記診療器具を設けたこと、
を特徴とする。
これにより、診療シミュレーションを行うための器具を、簡易な構造で小型化することが可能となり、診療シミュレーションの持ち運びが容易になる。
(9)この発明の診療シミュレーション器具は、
本体と、
前記本体に取り付けられ、1以上の疑似歯を有する口腔モデルと、
前記本体に接続され、前記疑似歯に対して診療行為のシミュレーションを実行するための診療器具と、
を備えた、診療シミュレーション器具であって、
前記診療器具が、吸引用の診療器具であり、
前記吸引用の診療器具に、液体容器を介して吸引手段を接続したこと、
を特徴とする。
これにより、掃除機などを用いて、口腔内の液体を吸引するための機能を容易に実現することができる。
本発明の診療シミュレーション装置100の要点を示す図である。 図2Aは、患者Kが水平診療を受けている状態を示す上面図であり、図2Bは、患者Kが水平診療を受けている状態を示す側面図である。 診療ガイダンスデータの表示例を示す図である。 本発明の診療シミュレーション装置100の構成を示す図である。 本発明の診療シミュレーション装置100の構成を示す図である。 本発明の診療シミュレーション装置100の構成を示す図である。 本発明の診療シミュレーション装置100の構成を示す図である。 タブレットPC10の構成を示す図である。 口腔モデル4(図1)の構造を示す図である。 診療ガイダンスDB132のデータ例を示す図である。 診療ガイドプログラム130による処理を示すフローチャートである。 一般的な歯の配列を示す図である。 図12Aは、歯面の呼び名を示す図であり、図12Bは、歯面候補の表示例を示す図である。 診療ガイダンスデータの表示例を示す図である。 他の実施形態におけるタブレットPC10’の構成を示す図である。 診療評価DB142のデータ例を示す図である。 診療評価プログラム140による処理を示すフローチャートである。 図17Aは、評価開始の表示例を示す図であり、図17Bは、診療ガイダンスデータの表示例を示す図である。 診療評価プログラム140’による処理を示すフローチャートである。 図19は、評価センサーEの接続部分を示す図である。 従来技術の診療シミュレーション装置を示す図である。
1.発明の要点について
図1を用いて、本発明の診療シミュレーション装置100の要点について説明する。なお、この実施例では、術者(歯科医師など)が、診療シミュレーション装置100を用いて、水平診療技術を習得する場合について説明する。
ここで、「水平診療」とは、術者が患者の口腔内を覗き込んで行っていた従来型の診療とは異なり、図2A、Bに示すように、術者Dが患者Kの口腔内を覗き込まずに、すなわち、術者Dの体勢を崩すことなく行う診療である。図2Aは、患者Kが水平診療を受けている状態を示す上面図であり、図2Bは、患者Kが水平診療を受けている状態を示す側面図である。
水平診療を採用することで、精密な作業を長時間集中して行わなければならない術者の負担が軽減されるだけでなく、粉塵で肺癌などの病気の発症を抑えることができる。しかし、同じ体勢で診療を行う必要がある等の理由から、水平診療技術の習得には時間を要するため、本発明の診療シミュレーション装置100を用いることが特に有効となる。
図1に示すように、本発明の診療シミュレーション装置100は、1以上の疑似歯2を有する口腔模型である口腔モデル4と、疑似歯2に対して診療行為のシミュレーションを実行するための診療器具である切削用のタービン6と、表示手段であるディスプレイ8を有する可搬性コンピュータであるタブレットPC10と、を備えている。なお、本発明の診療シミュレーション装置100は、一般的なテーブル14の上に載置されている。
タブレットPC10が内部に有する記憶部(後述する)には、予め特定位置の歯および歯面の組合せに対応する各診療ガイダンスデータが記憶されている。例えば、特定位置「右上顎の最前歯」と、その歯面「頬側」との組合せに対応して、(i)術者の方向、(ii)上顎咬合面、(iii)患者頭部の側方回転、(iv)タービン6の持ち方など、適切な診療行為を示す画像データ、動画データなどが記憶されている。
イス12に座った術者が、タービン6を持って、特定位置の疑似歯2に近接または接触すると、疑似歯2のセンサーSがこれを検知する。センサーSに接続されたタブレットPC10では、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の歯および歯面の組合せが決定される。例えば、前述の特定位置「右上顎の最前歯」を示す歯コード「11」と、歯面「頬側」を示す歯面コード「B」との組合せ「11B」が決定される。ここで、歯の位置だけでなく、歯面についても決定することとしたのは、1つの歯について、異なる複数の診療ガイダンスデータが存在するからである。
さらに、決定された特定位置の歯および歯面の組合せに対応する診療ガイダンスデータが記憶部から抽出されて、タブレットPC10のディスプレイ8に表示される。
ディスプレイ8の表示例を、図3A、Bに示す。例えば、特定位置の歯および歯面の組合せが決定される前は、図3Aに示すような、診療ガイドアプリケーションが起動され、タブレットPC10のディスプレイ8には「診療シミュレーションを行う歯および歯面を、タービンを歯に当てることにより選択して下さい。」と表示されている。さらに、特定位置の歯および歯面の組合せが決定された後には、図3Bに示すように、診療ガイドアプリケーションによって、適切な診療行為を示す画像が表示される。
具体的には、図3Bに示す表示例では、各診療要素項目について(i)術者の方向「12時」、(ii)上顎咬合面「−7°、1横指」、(iii)患者頭部の側方回転「右12°」、(iv)タービン6の持ち方「グリップ2(指の接触部分と器具の角度)」がそれぞれ適切な診療行為として表示されている。
これにより、術者は、タブレットPC10のディスプレイ8に表示された診療ガイドに従って、診療行為を実行しようとする歯の歯面に対して、適切な方法で疑似歯2をタービン6により切削することができ、効率的な診療行為の習得が可能となる。
特に、水平診療においては、図2A、Bに示すように、診療の際に、術者Dが患者Kの口腔内を覗き込まないため、タービン6の持ち方などの様々な制約が生じることに起因する技術習得の困難性が問題となるが、本発明の診療シミュレーション装置100を用いれば、短期間で水平診療技術を習得することが可能になる。
2.診療シミュレーション装置100の構成
図4などを用いて、図1に示す診療シミュレーション装置100の構成について説明する。
以下に示すように、本発明の診療シミュレーション装置100は、持ち運び可能な構成を採用したため、場所(室内・室外)を問わずに診療行為のシミュレーションを行うことが可能である。
本体20を、図5Aに示す収納ケース60から取り出してテーブル14(図1)の上に設置し、図4の(a)〜(m)に示すように、各部品を所定位置に取り付ける。収納ケース60には、本体20その他の部品(イス12、テーブル14(図1)、コンプレッサーなどを除く)が収納されている。なお、これら各部品を接続する順序は特に明記していない限り、任意の順番で行うことができる。
図4に示すように、(a)本体20側面の孔にトレー22を差し込んで取り付ける。(b)角度表示板24を本体20の正面中央の孔に差し込む。(c)口腔模型26を角度表示板24の孔に差し込んで、回転可能に取り付ける。(d)照光ライト28の支柱を本体20上面の孔に差し込む。
さらに、(e)スリーウェイシリンジ30(30a、30b)を2つ本体20の正面に取り付ける。スリーウェイシリンジ30aを術者側に、スリーウェイシリンジ30bを助手側に取り付ける。スリーウェイシリンジ30は、エアー(空気)、水、スプレー(空気+水)を吹き付ける機能を有する。(f)切削用のハイスピードハンドピース32(図1に示す切削用のタービン6に相当)を本体20の正面に取り付ける。(g)吸引用のバキュームシリンジ34を本体20の正面に取り付ける。
これらのスリーウェイシリンジ30、ハイスピードハンドピース32、バキュームシリンジ34は、取り付け前は、図6Aに示すように、スポンジ素材を切り欠いて成形した収納ケース35に嵌め込んだ状態で、本体20の内部に収納されている。図6Aは、本体20の上面カバー20aを開いた状態を示す図である。
使用時には、スリーウェイシリンジ30、ハイスピードハンドピース32、バキュームシリンジ34は、いずれも外部に引き出し可能なチューブTに接続される。図6Bに、チューブTの巻き取り構造を示す。図6Bに示すように、チューブTは本体20に固着された巻きバネVに、滑車Wを介して接続されている。図6Aに示すように、スリーウェイシリンジ30、ハイスピードハンドピース32、バキュームシリンジ34を収納する収納ケース35は、チューブTが配置されていない空間に設けられている。
(h)本体20の背面にコンプレッサーなどのエアー供給口36を接続する(図5B)。(i)本体20の背面にポンプなどの水供給口38を接続する。なお、本体20の水元バルブ40(図5B)は予め閉じておく。(j)本体20の背面にエアー吸気口42を取り付ける(図5B)。例えば、エアー吸気口42には、図7に示すように、吸気した際にバキュームシリンジ34から吸い出される液体を貯留する液体容器Yを介して、吸引手段である掃除機Zを接続することができる。掃除機Zの電源コード44は本体20の背面に接続する(図5B)。なお、掃除機Zの電源スイッチはオン状態となっており、本体20の内部には、図6に示すチューブTを引き出すことにより吸引を開始(掃除機Zが作動)するようなスイッチ機構が設けられている。
(k)フットコントローラ46を接続する(図4、図5B)。ハイスピードハンドピース30などは、フットコントローラ46を踏むと動作し、離すと停止する。(l)本体20の主電源コード48を接続する。(m)本体20の上に配置したタブレットPC10に、圧力センサーSの配線を接続する。
上記接続を完了した後、本体20のメインスイッチ50(図5B)をオンし、本体水元バルブ40を開くことで、使用可能なスタンバイ状態となる。
3.第1実施形態
[タブレットPC10のハードウェア構成]
まず、タブレットPC10(図1)のハードウェア構成について、図8aを用いて説明する。
図8aに示すように、タブレットPC10は、CPU110、記憶部であるメモリ112、タッチセンサー114、ディスプレイ116、スピーカー118、I/O120を備えている。
メモリ112は、CPU110に対して作業領域を提供する。また、メモリ112には、オペレーティング・システム(OS)の他、診療ガイドプログラム130、診療ガイダンスDB132が記録されている。
図9に、診療ガイダンスDB132のデータ例を示す。図9に示すように、歯コードおよび歯面コードの組合せに対応する各診療ガイダンスデータ(各診療要素項目「術者の方向」、「上顎咬合面」等についての診療行為を示すデータ)が画像データとして記憶されている。
タッチセンサー114は、ユーザーがディスプレイ116に接触した位置を検出し、当該位置に対応する命令を受け付ける。ディスプレイ116は、診療ガイド、ユーザーインターフェイス等の画像を表示する。スピーカー118は、警告音などの音声を外部に出力する。
データの入出力ポートであるI/O120には、疑似歯2への接触を感知できるように、各疑似歯2の底部に接触するように設けられた圧力センサーSからの配線が接続される。図8bに、口腔モデル4(図1)の構造を示す。
図8bに示すように、口腔モデル4は、人間の口腔部分を模して成形される口腔本体4aと、頭部を模して成形される口腔カバー4b(点線で示す。)を備えている。なお、口腔モデル4は、側方回転動作M1および上顎咬合面(床との角度および開口度)の調節動作M2が可能なように構成されている。
口腔本体4aの所定位置には、穴が設けられており、この穴に疑似歯2が嵌め込まれ、穴の底部には圧力センサーSが設けられている。圧力センサーSの配線は、口腔本体4aの外部に引き出されて、I/O120(図8a)に接続される。口腔カバー4bは、口に相当する部分に穴が開けられており、口腔本体4aの開口部を覆わないように配置される。なお、疑似歯2、口腔本体4aおよび口腔カバー4bはプラスチックなどの素材で成形することができる。
[診療ガイドプログラム130による処理のフローチャート]
診療ガイドプログラム130(図8a)が実行する処理について、図10などを用いて説明する。図10は、診療ガイドプログラム130が実行する処理を示すフローチャートである。
タービン6を持つ術者が、何れかの疑似歯2に接触すると、圧力センサーSからの入力信号がI/O122を介して、タブレットPC10に入力される。
CPU110は、圧力センサーSからの入力を受けると(ステップS10のYes)、診療シミュレーションを実行する対象となる特定位置の歯コードを決定する(ステップS12)。なお、圧力センサーSは、各疑似歯2に設けられているため、何れの圧力センサーSからの入力であるかを判断することで、どの位置の歯であるかを特定することができる。
図11は、一般的な歯の配列を示す図である。各疑似歯には、特定位置を示すための番号(FDI方式の場合、図11に示すように、上顎右上は「11〜18」、上顎左上は「21〜28」、下顎右下は「31〜38」、下顎左下は「41〜48」)が付けられており、これを歯コードとして用いている。なお、異なる歯でも、診療内容が同じものは、グループ化されている。
つぎに、CPU110は、タイマーをオンして(ステップS14)、歯面選択モードに移行する。図12Aは、歯面の呼び名を示す図である。歯面選択モードにおいて、術者は、図12Aに示す、咬合面O(Occulusal surface)、頬側面B(Buccal surface)、舌側面L(Lingual surface)、近心面M(Mesial surface)、遠心面D(Distal surface)、歯肉G(Gingiva)から構成される所定の歯面を選択する。同じ歯であっても歯面の種類によって適切な診療行為が変わるためである。
所定時間T1内に、圧力センサーSからの入力を受けたと判断した場合(ステップS16のYes)、再びタイマーをオンして(ステップS18)、圧力センサーSからの入力を待つ。所定時間T2内に、圧力センサーSからの入力を受けたと判断した場合(ステップS20のYes)、入力を受けた選択可能な歯面候補をディスプレイ116に切り替えて順に表示する(ステップS22)。例えば、図12Bに示すように、選択可能な歯面候補が順にハイライト表示される(図12Bのハッチング部分)。
CPU110は、ステップS20で入力を受けるごとに、タイマーをオンし(ステップS24)、最後の入力から所定時間t3を経過したか否かを判断する(ステップS26)。最後の入力から所定時間t3を経過したときの歯面候補を、シミュレーションを実行する対象となる歯面に決定する(ステップS28)。例えば、図12に示す頬側面B、遠心面Dが決定される。
最後に、CPU110は、S12で決定された特定位置の歯コードと、S26で決定された歯面コードの組合せに基づいて、診療ガイダンスDB132を参照し、対応する診療ガイダンスデータを抽出する(ステップS30)。さらに、抽出した診療ガイダンスデータを、ディスプレイ6に表示する(ステップS32)。これにより、例えば、図13に示すような診療ガイダンスデータが表示され、術者が、これを参照して適切な診療行為を実行することができる。
4.第2実施形態
なお、上記実施形態では、シミュレーションを実行する際に診療ガイダンスデータを表示することとしたが、以下に示すように、術者が適正な診療行為を実行しているかを診療ガイダンスデータに基づいて評価するようにしてもよい。
図14に、タブレットPC10’のハードウェア構成を示す。メモリ112には、診療評価プログラム140、診療ガイダンスDB132および診療評価DB142が記憶されている。なお、診療ガイダンスDB132に記憶されているデータは、図9に示すものと同じである。
図19A〜Dに、各評価センサーE1〜E6の接続部分を示す。
図19Aに示すように、第1の評価センサーE1は、イス12’の連結部に設けられており、「術者の方向」を検知する。なお、図19Aに示すイス12’は、角度表示板24に対して回転移動可能に取り付けられている。
図19Aに示すように、第2の評価センサーE2および第3の評価センサーE3は、それぞれ口腔モデル4の側方および上下方向の回転軸に設けられ、「上顎咬合面」および「患者頭部の側方回転」を検知する。
図19Bに示すように、第4の評価センサーE4は、タービン6に圧力センサーを取り付けて構成される。患者がタービン6を持った部分を検知して、「タービンの持ち方」が何れのタイプであるかを判断することができる。
図19Cに示すように、第5の評価センサーE5は、術者の指に装着された指サックに圧力センサーを配置して構成される。患者が歯に接した指の位置を検知して、「フィンガーレスト」が何れの位置であるを判断することができる。
図19Dに示すように、第6の評価センサーE6は、術者の視線方向の映像を撮影する小型カメラで構成される。ミラーに歯面が写っている画像を解析することで、「視線の方向」が何れのタイプか否かを判断することができる。
図15は、診療評価DB142のデータ例を示す図である。図15に示すように、診療評価DB142には、各項目の診療ガイダンスデータがテキスト形式のデータとして記憶されており、適切な診療行為か否かを判断するために実行データと比較される。
図16は、診療評価プログラム140が実行する処理を示すフローチャートである。なお、ステップS10〜ステップS30までの処理は、図10に示すフローチャートと同じである。
CPU110は、ステップS30の後、図17Aに示すような、評価開始の表示を行い、評価モードに移行する(ステップS34)。さらに、評価する診療要素項目をディスプレイに表示する(ステップS46)。例えば、「術者の方向」を評価中であることを示す表示を行う。
CPU110は、診療要素項目に対応する評価センサーEn(例えば、図19Aに示す評価センサーE1)からの入力を受けると(ステップS48のYes)、取得した診療要素項目の実行データを、対応する項目の診療ガイダンスデータとそれぞれ比較する(ステップS50)。
その結果、取得した項目の実行データが、対応する項目の診療ガイダンスデータと一致しない場合(ステップS52のNo)、警告音をスピーカー118(図14)から出力し、一致しない項目の診療ガイダンスデータをディスプレイ116に表示する(ステップS54)。その後、次の診療要素項目をディスプレイに表示(ステップS46)した後、ステップS48に戻り、診療行為の評価を再開する。
術者は、不正解であった診療要素項目については、図17Bに示すような適切な診療行為を参照しながら、再び診療行為を実行して評価を受けることになる。
取得した診療要素項目の実行データが、対応する項目の診療ガイダンスデータと一致する場合(ステップS52のYes)、正解音をスピーカー118(図14)から出力し、対応する診療基準項目に完了フラグ「1」を記憶する(ステップS56)。
全ての診療基準項目に完了フラグ「1」を記憶するまで、所定の順序(例えば、項目(i)術者の方向、(ii)上顎咬合面、(iii)患者頭部の側方回転、(iv)タービン6の持ち方、(v)フィンガーレスト、(vi)視線の方向の順序)で、上記評価処理を行う(ステップS58のNo)。全ての診療基準項目に完了フラグ「1」を記憶した後(ステップS58のYes)、診断方法の評価を終了する。
なお、上記実施形態では、診療要素項目ごとに診療行為の評価を行うこととしたが、以下に示すように、全ての診療要素項目について一度に評価を行うようにしてもよい。
図18は、全ての診療要素項目を一度に評価する診療評価プログラム140’が実行する処理を示すフローチャートである。なお、ステップS10〜ステップS34までの処理は、図16に示すフローチャートと同じである。
CPU110は、ステップS30の後、図17Aに示すような、評価開始の表示を行い、評価モードに移行する(ステップS34)。評価モードにおいて、全ての評価センサーE(図19に示すE1〜E6)からの入力を受けると(ステップS36のYes)、取得した各項目の実行データを、対応する診療要素項目の診療ガイダンスデータとそれぞれ比較する(ステップS38)。
その結果、取得した項目の実行データの何れかが、対応する診療要素項目の診療ガイダンスデータと一致しない場合(ステップS40のNo)、警告音をスピーカー118(図14)から出力し、一致しない項目について診療ガイダンスデータをディスプレイ116に表示する(ステップS42、図17B)。その後、ステップS36に戻り、診療行為の評価を再開する。術者は、不正解であった診療要素項目について、図17Bに示す適切な診療行為を参照しながら、再び診療行為を実行して評価を受けることになる。
取得した項目の実行データが、対応する項目の診療ガイダンスデータと全て一致する場合(ステップS40のYes)、正解音をスピーカー118(図14)から出力し(ステップS44)、診断方法の評価を終了する。
5.その他の実施形態
なお、上記実施形態では、診療ガイドアプリケーションによって、診療ガイダンスデータを示す画像を表示することとしたが(図3B)、診療ガイダンスデータとして、動画、音声などを表示、出力するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、表示手段であるディスプレイ8を有する可搬性コンピュータとしてタブレットPC10を用いたが、その他の機器(ディスプレイ機器に接続したデスクトップPC、ノートPCなど)を用いてもよい。
なお、上記実施形態では、タービン6(ハイスピードハンドピース32)が疑似歯6に接触したことを検知することとしたが、タービン6(ハイスピードハンドピース32)が疑似歯6に接近したことを検知するようにしてもよい。例えば、疑似歯にコイルを埋め込んで、タービン6の接近により、コイルに電気が流れたことを検知する等である。
なお、上記実施形態では、特定位置の疑似歯を決定した後に、歯面を選択することとしたが、特定位置の疑似歯および歯面を同時に決定してもよい。例えば、特定位置の疑似歯の歯面ごとに導電性金属をコーティングし、タービン6の接触による通電を検知すればよい。
なお、上記実施形態では、疑似歯2にセンサーSを設けることとしたが、タービン6や、それ以外にセンサーSを設けてもよい。
なお、上記実施形態では、(i)術者の方向、(ii)上顎咬合面、(iii)患者頭部の側方回転、(iv)タービン6の持ち方などを診療ガイダンスデータとして表示することとしたが、少なくともタービン6の持ち方を診療ガイダンスデータとして表示するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、取得した項目の実行データを、対応する項目の診療ガイダンスデータと比較した結果として(図18に示すステップS40のNo)、一致しない項目について診療ガイダンスデータをディスプレイ116に表示することとしたが(図17B)、一致する項目についてポイントを算出し、併せてまたは単独で表示するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、診療ガイダンスデータを画面上に表示することとしたが、例えば、例えば、「患者の方向」を、角度表示板24に点灯表示するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、成人の歯について診療シミュレーションを行うこととしたが、乳歯について診療シミュレーションを行うようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、タブレットPC10(ディスプレイ8)を備える診療シミュレーション装置100(図1)により診療シミュレーションを行うこととしたが、タブレットPC10(ディスプレイ8)を備えない診療シミュレーション器具により診療シミュレーションを行うようにしてもよい。

Claims (7)

  1. 特定位置の歯および歯面の組合せに対応する各診療ガイダンスデータを記憶した記憶部と、
    1以上の疑似歯を有する口腔モデルと、
    前記疑似歯に対して診療行為のシミュレーションを実行するための診療器具と、
    前記記憶部から抽出した診療ガイダンスデータを画面上に表示する表示手段と、
    を備えた診療行為のシミュレーション装置であって、
    前記診療器具が特定位置の疑似歯に近接または接触したことを検知して、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯および歯面の組合せを決定し、前記診療器具により決定された特定位置の疑似歯および歯面の組合せに対応する診療ガイダンスデータを前記記憶部から抽出して前記表示手段の画面上に表示すること、
    を特徴とする診療シミュレーション装置。
  2. 請求項1の診療シミュレーション装置において、
    前記診療器具が疑似歯に近接または接触したことを検知して、当該疑似歯を診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯として決定し、さらに、所定時間内に前記診療器具が歯面に近接または接触したことを検知して、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯を決定すること、
    を特徴とする診療シミュレーション装置。
  3. 請求項2または請求項3の診療シミュレーション装置において、
    前記特定位置の歯および歯面の組合せに対応する各診療ガイダンスデータとして、
    少なくとも、前記診療器具の持ち方を含むこと、
    を特徴とする診療シミュレーション装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの診療シミュレーション装置において、
    前記疑似歯に、前記診療器具を介して決定されたことを検出するためのセンサーを設けたこと、
    を特徴とする診療シミュレーション装置。
  5. 請求項4の診療シミュレーション装置において、
    前記センサーとして、前記疑似歯の底面に接するように圧力センサーを設けたこと、
    を特徴とする診療シミュレーション装置。
  6. 特定位置の歯および歯面の組合せに対応する各診療ガイダンスデータを記憶した記憶部と、
    1以上の疑似歯を有する口腔モデルと、
    前記疑似歯に対して診療行為のシミュレーションを実行するための診療器具と、
    前記診療器具により行われたシミュレーションの結果を判定する判定手段と、
    を備えた診療シミュレーション装置であって、
    前記診療器具が特定位置の疑似歯に近接または接触したことを検知して、診療行為のシミュレーションを実行する対象となる特定位置の疑似歯および歯面の組合せを決定し、前記判定手段が前記診療器具により決定された特定位置の疑似歯および歯面の組合せに対応する診療ガイダンスデータを抽出して、シミュレーション時における前記診療器具から取得される診療ガイダンスデータと比較し、その結果を出力すること、
    を特徴とする診療シミュレーション装置。
  7. 請求項6の診療シミュレーション装置において、さらに、
    前記診療器具を介して決定された特定位置の疑似歯および歯面に対応する診療ガイダンスデータを前記記憶部から抽出し、シミュレーション時における前記診療器具から取得される診療ガイダンスデータと比較した結果、データが一致しない場合に、前記診療器具を介して決定された特定位置の疑似歯および歯面に対応する診療ガイダンスデータを抽出して表示手段の画面上に表示すること、
    を特徴とする診療シミュレーション装置。
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