JP6239900B2 - 熱源液体の供給方法及び熱源液体の供給システム - Google Patents

熱源液体の供給方法及び熱源液体の供給システム Download PDF

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Description

本発明は、同一構成の熱交換器を多数並列接続し、各熱交換器に接続されている枝管に水やブラインを均一に供給する配管系(以下、「同一多負荷接続型配管系」という)において、これら液体を循環させる際に使用するポンプの動力を低減する、熱源液体の供給方法及び熱源液体の供給システムに関するものである。
同一多負荷接続型配管系では、各枝管に同じ設定流量の定流量弁を設置するダイレクトリターン方式、あるいは供給元となるポンプと各枝管を結ぶ配管長を等しくするリバースリターン方式とがあるが、いずれの方式も循環流量は一定であるものの、配管内の水やブラインは乱流である。
一方で、流体を同一系の配管によって移送する際に、その流体を周期的に加圧して加減速を繰り返し「脈動」を発生させ、流体の流れを乱流状態から層流状態に近づけ、管内壁と流体との摩擦抵抗係数を低減し、搬送動力を低減することが従来から提案されている(特許文献1、2)。
WO2009/044764号公報 特開2012−202681号公報
しかしながら前記した従来文献においては、1の管路を通じて1の供給元から1の供給先に流体を供給する際の基本原理は開示されているものの、前記した同一多負荷接続型配管系に対して適用する際には、格別開示するところはなかった。したがって、たとえば寒冷地の高速鉄道等で採用されている線路脇に設置されている融雪システムなど、多数の熱交換器(負荷)に対して1の主管から各熱交換器に枝管を通じて熱源水を供給する際に、どのようにして脈動を利用して、ポンプ動力を低減させるかが問題となる。たとえば主管の層流化を図った場合、主管の流量や配管径が場所によって異なっているため、層流化する周期や流速変動幅の適正値は存在しない。一方、各枝管の層流化を図ろうとして、主管の流量を例えば0.5〜1.5倍に脈動させると、リバースリターン方式であれば、枝管自体の層流化は可能となるものの、主管における流量変動が大きいため、主管での圧損は極めて大きくなってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、前記した同一多負荷接続型配管系にある熱交換器に対して、ポンプを使用して水やブライン等の熱源液体を供給する際に、脈動を利用して当該ポンプの動力を低減させることを目的としている。
前記目的を達成するため、本発明は、複数の同一構成の熱交換器を、枝管を通じて主管に対して並列接続し、各熱交換器に対して熱源液体をポンプによって供給する配管系において、前記複数の熱交換器を、半数ずつの2つのグループに分け、各グループの枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させて脈動を発生させるようにし、前記脈動の位相を、各グループ間で180度ずつずらすようにしたことを特徴としている。
本発明においては、同一多負荷接続型配管系の複数の熱交換器を、半数ずつの2つのグループに分け、各グループの枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させて脈動を発生させ、当該脈動の周期は、各グループ間で半周期ずつずらすようにしたので、主管の流量を変えることなく、したがって主管の圧力損失はそのままで、各枝管において、脈動流による枝管内の管内壁と熱源液体との摩擦抵抗係数を低減して、ポンプの搬送動力を低減することができる。
前記複数の熱交換器は、異なったグループに属する熱交換器が交互に並ぶように配置されていることが好ましい。
枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させるにあたっては、各枝管に設けた流量調整弁の開度制御によって行うようにしてもよい。
枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させるにあたっては、各枝管に設けた個別ポンプの制御によって行うようにしてもよい。
さらにまた、異なったグループに属する隣り合う2台1組の熱交換器対に対して、主管から1つの枝管を通じて取水し、当該枝管に三方弁を設け、当該三方弁に接続される他の2つの配管を、各々前記熱交換器対の各熱交換器に接続し、前記三方弁の開度制御によって前記2つの配管に流れる熱源液体の流量を、周期的に変化させるようにしてもよい。
別な観点による本発明は、複数の同一構成の熱交換器を、枝管を通じて主管に対して並列接続し、各熱交換器に対して熱源液体をポンプによって供給する熱源液体の供給システムであって、前記複数の熱交換器は、半数ずつの2つのグループに分けられ、かつ各グループの枝管に流れる熱源液体の流量が周期的に変化して脈動が発生するように構成され、前記脈動の位相は、各グループ間で180度ずつずれていることを特徴とする、熱源液体の供給システムである。
かかる場合、前記複数の熱交換器は、異なったグループに属する熱交換器が交互に並ぶように配置されていてもよい。
また各枝管に設けた流量調整弁の開度制御によって、枝管に流れる熱源液体の流量が周期的に変化するようにしてもよい。
さらにまた各枝管に設けた個別ポンプの制御によって、枝管に流れる熱源液体の流量が周期的に変化するようにしてもよい。
また異なったグループに属する隣り合う2台1組の熱交換器対に対して、主管から1つの枝管を通じて取水するようにし、当該枝管に三方弁を設け、当該三方弁に接続される他の2つの配管を、各々前記熱交換器対の各熱交換器に接続し、前記三方弁の開度制御によって前記2つの配管に流れる熱源液体の流量が、周期的に変化するようにしてもよい。
本発明によれば、同一多負荷接続型配管系の複数の熱交換器に対して熱源液体を供給するにあたり、主管の圧力損失はそのままで、各枝管において、脈動流による枝管内の管内壁と熱源液体との摩擦抵抗係数を低減して、ポンプの搬送動力を低減することができる。
実施の形態が適用された温水供給システムの構成の概略を示す説明図である。 実施の形態にかかる温水供給システムにおける各枝管の目標流量指示例を示す表である。 脈動を発生させずに各管内に流体を流す構成の場合の圧力分布の説明図である。 各枝管において脈動を発生させた本実施形態における圧力分布の説明図である。 分流型の三方弁を用いて各枝管において脈動を半周期ずつずらすときの構成の説明図である。 混合型の三方弁を用いて各枝管において脈動を半周期ずつずらすときの構成の説明図である。
図1は、実施の形態が適用された温水供給システム1の構成の概略を示しており、ボイラ2によって生成された高温水が、ポンプ3によって熱交換機4に供給され、この熱交換器4よって水と熱交換されることで、供給される温水(熱源水)が生成される。
熱交換器4を出た温水は、ポンプ11によって、負荷となる熱交換器A〜A、B〜B(Nは任意の自然数)に供給されるが、往きは往管12を通じて、戻りは還管13を通じてなされる。本実施の形態では、複数台、すなわちそれぞれN台ずつで合計2N台の熱交換器A、Bが設置されている。
各熱交換器A〜A、B〜Bは、同一構成、同一定格であり、例えば互いに接続される融雪パネルのそれに相当する。同一構成の熱交換器とは、熱交換器を構成する配管径および配管形状が略同一であるものをいう。制御の都合上、これら各熱交換器A〜A、B〜Bは、Aグループの熱交換器A〜AとBグループの熱交換器B〜Bとにグループ分けられており、Aグループの熱交換器A〜AとBグループの熱交換器B〜Bとは、図1に示したように、交互に配列されている。
各熱交換器A〜A、B〜Bは、各々往管12から供給枝管14を通じて、温水を取水し、熱交換器A、Bにて外部に熱を放出した後、帰還枝管15を通じて降温した温水を、還管13に戻すようになっている。
そして図1からも分かるように、本実施の形態では、各熱交換器A〜A、B〜Bは、熱交換器4とはいわゆるリバースリターン方式の同一多負荷接続型配管系を構成しており、各熱交換器A〜A、B〜Bと熱交換器4との間の管路長は、同一長さとなるように配管されている。各供給枝管14には、それぞれ開閉によって流量制御を行うための、連続可変型の制御弁MVが設けられている。
熱交換器4の出口付近の往管12には、往管12内の流体の温度を計測する温度センサt1が設けられ、熱交換器4の入口付近の還管13には、還管13内の流体の温度を計測する温度センサt2が設けられている。これら各温度センサt1、t2の計測データは、制御装置Cに出力される。
制御装置Cには、圧力計測点P1、P3間の差圧を測定する差圧計16からの出力、すなわち、往管12と還管13との間の差圧dP(換言すると供給枝管14における圧損)が入力される。
制御装置Cは、各枝管(供給枝管14、帰還枝管15)の管径、設定流量、主管の液温(主管の往管t1、還管t2の平均値)tから、液体の流れを層流状態に近づける脈動周期T、流速変動幅(流速の振幅/平均流速)を演算し、所定のスケジュールを組んだ時刻毎の目標流量を演算する。そして制御装置Cは、脈動周期T、流速変動幅、時刻毎の流量(目標流量)を実現するように、各制御弁MVに対して開度を連続的(例えば1秒間に1回)に指示する。このとき、たとえばAグループとBグループの各枝管(供給枝管14、帰還枝管15)の流量変動を、半周期ずらし(脈動流の位相を180度ずらし)、また往管12、還管13とで構成されている主管の流量は変化しないように制御するようになっている。
実施の形態にかかる温水供給システム1は、以上の構成を有しており、次にその制御例について説明する。
まず、与条件は次の通りである。
N=1000(即ち、枝管を供給枝管14、帰還枝管15の対で1本と扱い、Aグループ、Bグループの合計で2000本)、
各枝管(供給枝管14、帰還枝管15)の設定流量q=7[L/min]=1.17×10−4[m/s]、
各枝管(供給枝管14、帰還枝管15)の管内径d×管長=0.02[m]×55[m]、
各枝管(供給枝管14、帰還枝管15)における平均流速u[m/s]=流量[m/s]/(π×(管内径d[m]/2))=0.37[m/s]
そして熱源液体として水を用い、その温度tは、10℃とした。したがってt=10[℃]のとき、液体密度ρ=1000[kg/m]、液体の動粘度ν=1.33[mm/s]である。
そして枝管におけるレイノルズ数Re=5600(枝管における一周期の平均値)、脈動による層流化の度合いを想定して、一周期平均の圧力勾配を求めると49[Pa/m]を得て、一周期平均の壁面摩擦応力τ=d/4×(一周期平均の圧力勾配)=0.24[Pa]を得た。層流化するための条件を例えばT*=10として脈動周期Tを求めると、T=10×d/2/(τ/ρ)0.5=6.4[s]を得た。そして、例えばα=(加速期間の平均圧力勾配/一周期平均の圧力勾配)=4となるような流速変動幅(=(流速の振幅/平均流速))を求めると、1.22を得た。なお、以上の計算はWO2009/044764および「Experimental Investigation of Pump Control for Drag Reduction in Pulsating Turbulent Pipe Flow」(Proc. of the Sixth Int. Symp. on Turbulence and Shear Flow Phenomena,Seoul, Korea, 2, 761−765, 2009)に開示された内容に基づいて行っている。この結果に基づく、各枝管の目標流量指示は、図2の表に示したとおりである。
そしてたとえば、図2の目標流量指示値となるように、AグループとBグループの各枝管(供給枝管14)の制御弁MVの開度を制御することで、各枝管(供給枝管14、帰還枝管15)内の乱流を層流に近づけることができ、それに伴って、枝管内の管内壁と熱源液体との摩擦抵抗係数を低減して、ポンプ11の搬送動力を低減することができる。なお、WO2009/044764の[数8]を用いて求めた動力削減比[Rは、61.5%であった。
図3は図1に示した温水供給システム1において、脈動を発生させずに各管内に流体を流す構成とした比較例における圧力分布図であり、図4は各枝管において脈動を発生させた本実施形態における圧力分布図である。これらの図中、横軸はN(枝管の番号、ポンプから遠くなるほど大きくなる)、縦軸は圧力(配管内の水やブラインの圧力)を示す。なお、各枝管に流れる流体の設定流量は何れの場合も同量に設定している。また、図3、図4におけるp1〜p5は、図1において示した下記の位置P1〜P5の地点における各圧力を示している。また図中、aは熱交換器4の圧損、bは制御弁MVの圧損、cはポンプ11の差圧を示している。
位置P1:往管12における、最も熱交換器4側に近い熱交換器Aの供給枝管14との接続部の上流側
位置P2:往管12における、熱交換器4から最も遠い位置にある熱交換器Bの供給枝管14との接続部
位置P3:還管13における、熱交換器4から最も近い位置にある熱交換器Aの帰還枝管15との接続部
位置P4:還管13における、熱交換器4から最も遠い位置にある熱交換器Bの帰還枝管15と、還管13との接続部の下流側
位置P5:還管13における、ポンプ11の入り口付近
上記の位置P1〜P5において最も圧力が高いのは、ポンプ11から下流側で最も近い位置P1(N=0)の圧力で、p1となる。Nが増加する(ポンプ11から遠ざかる)ほど、配管抵抗によって圧力は低下し、往管12の圧力は図3の線L1のような分布になり、往管12の末端(P2)では圧力p2となる。往管12と還管13を結ぶ供給枝管14では、熱交換器4と制御弁MVの圧損によって(p1−p3)だけ圧力が低下する。供給枝管14の形状はどれも同じなので、Nの値によらず圧力低下量は等しく、図3の線L1と線L2は平行になる。還管13の圧力は、図3の線L2のような分布になり、末端(P4)ではp4となる。還管14の末端からポンプ11まで戻る間に、圧力は還管14の配管抵抗によりp5までさらに低下する。
一方、実施の形態のように脈動させた場合、往管12と還管13においては流量も配管径も変わらないので、線L1と線L2の傾きは変わらない。しかし、供給枝管14において層流化による圧損低減があるため、線L1と線L2の距離(供給枝管14での圧力低下量)が小さくなる。供給枝管14における圧力低下は制御弁MVと熱交換器A,B(図中矢印「制御弁の圧損」、「熱交換器の圧損」)で生じるが、隣り合った供給枝管14で制御弁MVの開度と流量の変動が半周期ずれている。その結果、図4のような圧力分布となる。
前記実施の形態では、往管12、還管13の接近した2点の差圧、すなわち枝管上下流の差圧dPを測定するようにしているので、「一周期平均の圧力勾配」を「dP/各枝管の管長」で置き換えて計算してもよい。この場合、枝管における脈動による層流化の度合の想定が、より実態に近くなる。
なお前記した実施の形態では、各供給枝管14に制御弁MVを設け、Aグループの熱交換器A〜Aと、BグループのB〜Bの脈動周期を半周期ずつずらすようにしたが、これに代えて、各供給枝管14に対して個別にポンプと逆止弁を設け、これら各ポンプの制御(たとえばインバータ制御)によって、各供給枝管14ごとに脈動を発生させ、Aグループの熱交換器A〜Aと、BグループのB〜Bの脈動周期を半周期ずつずらすようにしてもよい。かかる制御も制御装置Cによって行なわれる。
さらにその他、図5に示したように、例えば異なったグループに属する隣り合う2台1組の熱交換器対Z1、Z2...の熱交換器A1とB1、A2とB2...に対して、主管12から1つの取水管21を通じて取水するようにし、この取水管21に分流型の三方弁22を設け、当該三方弁22に接続される供給枝管14、14を、各々前記熱交換器対Z1、Z2...の各熱交換器A1、B1、A2、B2...に接続するようにしてもよい。また、図6に示したように、熱交換器対Z1、Z2...の熱交換器A1とB1、A2とB2...の帰還枝管15を合流させて混合型の三方弁22を介して還管13に戻すようにしてもよい。こうすることで、三方弁22の開度制御によって流量分配比(図5の分流型の場合)、あるいは混合比(図6の混合型の場合)を変化させることによって、三方弁22に接続された各熱交換器対Z1、Z2...における2つの供給枝管14、14に流れる熱源液体の流量の脈動を、半周期ずつずらせて周期的に変化させるようにしてもよい。かかる三方弁22の制御も制御装置Cによって行なわれる。
前記した温水供給システム1ではAグループの熱交換器A〜Aと、BグループのB〜Bの2N台、すなわち偶数の熱交換器を用いた例を示した。この点に関し、例えば奇数の場合、すなわちAグループの熱交換器A〜AN+1とBグループのB〜Bの2N+1台の熱交換器を用いる場合については、AグループとBグループの流量を交互に脈動させると、主管の流量は一定とならずに一つの供給枝管14に流れる分だけ流量が変動することになる。しかしNの数が十分に大きければ(例えば10以上、より好ましくは100以上)、この変動分は大きな影響を及ぼすものではないので、奇数であっても本発明は、適用することが可能である。したがって、本発明において、「半数ずつ」とあっても、厳密に同数ずつでなくとも、本発明は適用される。
本発明は、同一多負荷接続型配管系にある熱交換器に熱源液体を供給する際に有用である。
1 温水供給システム
2 ボイラ
3、11 ポンプ
12 往還
13 還管
14 供給枝管
15 帰還枝管
16 差圧計
21 取水管
22 三方弁
〜A、B〜B 熱交換器
C 制御装置
MV 制御弁
P1〜P5 位置

Claims (10)

  1. 複数の同一構成の熱交換器を、枝管を通じて主管に対して並列接続し、各熱交換器に対して熱源液体をポンプによって供給する配管系において、
    前記複数の熱交換器を、半数ずつの2つのグループに分け、各グループの枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させて脈動を発生させるようにし、
    前記脈動の位相を、各グループ間で180度ずつずらすようにしたことを特徴とする、熱源液体の供給方法。
  2. 前記複数の熱交換器は、異なったグループに属する熱交換器が交互に並ぶように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の熱源液体の供給方法。
  3. 枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させるにあたっては、各枝管に設けた流量調整弁の開度制御によって行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の熱源液体の供給方法。
  4. 枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させるにあたっては、各枝管に設けた個別ポンプの制御によって行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の熱源液体の供給方法。
  5. 枝管に流れる熱源液体の流量を周期的に変化させるにあたっては、異なったグループに属する隣り合う2台1組の熱交換器対に対して、
    主管から1つの枝管を通じて取水し、
    当該枝管に三方弁を設け、
    当該三方弁に接続される他の2つの配管を、各々前記熱交換器対の各熱交換器に接続し、
    前記三方弁の開度制御によって前記2つの配管に流れる熱源液体の流量を、周期的に変化させることを特徴とする、請求項2に記載の熱源液体の供給方法。
  6. 複数の同一構成の熱交換器を、枝管を通じて主管に対して並列接続し、各熱交換器に対して熱源液体をポンプによって供給する熱源液体の供給システムであって、
    前記複数の熱交換器は、半数ずつの2つのグループに分けられ、かつ各グループの枝管に流れる熱源液体の流量が周期的に変化して脈動が発生するように構成され、
    前記脈動の位相は、各グループ間で180度ずつずれていることを特徴とする、熱源液体の供給システム。
  7. 前記複数の熱交換器は、異なったグループに属する熱交換器が交互に並ぶように配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の熱源液体の供給システム。
  8. 各枝管に設けた流量調整弁の開度制御によって、枝管に流れる熱源液体の流量が周期的に変化することを特徴とする、請求項6または7に記載の熱源液体の供給システム。
  9. 各枝管に設けた個別ポンプの制御によって、枝管に流れる熱源液体の流量が周期的に変化することを特徴とする、請求項6または7に記載の熱源液体の供給システム。
  10. 異なったグループに属する隣り合う2台1組の熱交換器対に対して、
    主管から1つの枝管を通じて取水し、
    当該枝管に三方弁を設け、
    当該三方弁に接続される他の2つの配管を、各々前記熱交換器対の各熱交換器に接続し、
    前記三方弁の開度制御によって前記2つの配管に流れる熱源液体の流量が、周期的に変化することを特徴とする、請求項7に記載の熱源液体の供給システム。
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