JP6237494B2 - 光デバイス、光モジュール、及び光デバイスの製造方法 - Google Patents

光デバイス、光モジュール、及び光デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光デバイス、光モジュール、及び光デバイスの製造方法に関する。
サーバやルータなど内部に複数のノードを有する情報機器において、ノード間のデータ伝送に光インターコネクション技術を用いることが提案されている。また、情報機器の省電力化、高集積化を実現するため、光電気変換素子や光変調器、合分波器等といった光素子をチップに集約するシリコンフォトニクス技術が注目されている。
シリコンフォトニクス技術に用いられるシリコン集積チップ等の光デバイスは、シリコンの基板上にクラッド層や光導波路が形成され、光導波路の端部にレンズアレイ等といった光学部品と光結合を行うグレーティングカプラ等の光結合器が形成されている。例えば、レンズアレイは、光フェルールが保持する光ファイバの光結合端部に位置決め保持される。そして、レンズアレイがグレーティングカプラと位置合わせされて光学的に接続されることで、光ファイバと光導波路との光結合が実現される。
ここで、光導波路と光ファイバとの間における高効率な光結合を実現するためには、基板側のグレーティングカプラの直上にレンズアレイを精度よく位置合わせして実装する必要がある。
これに関連して、半田のセルフアライメント効果を利用して実装部品の位置精度を向上させる技術が知られている。
特開2008−158388号公報 特開2005−243778号公報 特開2006−023777号公報
しかしながら、半田は不透明材料であるため、半田を介した機械的又は電気的な接続は実現されるものの、半田接続部を介して信号光の送受信を行うことはできない。このため、半田のセルフアライメント効果を利用してレンズアレイ等の光学部品を基板に実装しようとすると、半田接続部とは別の位置でグレーティングカプラ等の光結合器と光学部品とを光学的に接続する必要がある。その結果、基板に搭載する光学部品を小型化することが難しいという実情がある。
本件は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、光デバイスの基板に光学部品を搭載する際の位置精度を高め、且つ光学部品の小型化を実現可能な技術を提供することを目的とする。
本件の一観点によると、基板と、前記基板に形成された光導波路と、前記光導波路に形成され、光が入射又は出射する光結合器と、前記光結合器に対応する位置に開口部が形成されるように前記基板を覆い、前記基板の最表層を形成する疎水層と、透明な光学接着剤によって前記光結合器と光学的に接続される光学部品と、を備え、前記光学部品は、前記基板側に向かって突起した突起部を有し、前記突起部の底面が前記開口部と接着されている、光デバイスが提供される。
また、本件の他の観点によると、光デバイスと、前記光デバイスを実装する中継基板と、を備え、前記光デバイスは、基板と、前記基板に形成された光導波路と、前記光導波路に形成され、光が入射又は出射する光結合器と、前記光結合器に対応する位置に開口部が形成されるように前記基板を覆い、前記基板の最表層を形成する疎水層と、透明な光学接着剤によって前記光結合器と光学的に接続される光学部品と、を備え、前記光学部品は、前記基板側に向かって突起した突起部を有し、前記突起部の底面が前記開口部と接着されている、光モジュールが提供される。
また、本件の他の観点によると、光デバイスの製造方法であって、光が入射又は出射する光結合器を有する光導波路が形成された基板の最表層として、前記光結合器に対応する位置に開口部が形成されるように前記基板を疎水層によって覆う工程と、前記基板に光学部品を搭載すると共に透明な光学接着剤によって前記光学部品から突起した突起部の底面と前記開口部とを接着することで、前記光学部品と前記光結合器とを光学的に接続する工程と、を含む、光デバイスの製造方法が提供される。
本件によれば、光デバイスの基板に光学部品を搭載する際の位置精度を高め、且つ光学部品の小型化を実現可能な技術を提供できる。
図1は、実施形態に係る複数の光モジュールを搭載した電子機器の概略図である。 図2は、実施形態に係るシリコン集積チップの概略構成を示す図である。 図3Aは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(1)。 図3Bは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(2)。 図3Cは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(3)。 図3Dは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(4)。 図3Eは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(5)。 図3Fは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(6)。 図3Gは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(7)。 図3Hは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(8)。 図3Iは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(9)。 図3Jは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(10)。 図3Kは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(11)。 図3Lは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(12)。 図3Mは、実施形態に係るシリコン集積チップの製造工程を示す図である(13)。 図4は、実施形態に係る疎水層をパターン形成する工程を説明する図である。(a)は、レジストを形成する工程を示す図である。(b)は、レジストをパターニングする工程を示す図である。(c)は、疎水層を形成する工程を示す図である。(d)は、リフトオフ工程を示す図である。 図5Aは、実施形態に係るレンズアレイの上面図である。 図5Bは、実施形態に係るレンズアレイの下面図である。 図5Cは、図5Aに示すD−D´矢視断面図である。 図5Dは、図5Aに示すE−E´矢視断面図である。 図6は、実施形態に係る光学接着剤を用いたセルフアライメント効果を説明する図である。 図7は、実施例におけるレンズアレイの位置ずれ量を示す図である。 図8は、実施形態におけるシリコン集積チップを示す図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら本件に関する実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る複数の光モジュール10を搭載した電子機器1の概略図である。各光モジュール10には、光デバイスの一例としてのシリコン集積チップ20が実装されている。電子機器1は、例えば、ノード間の光インターコネクションを備えた情報機器で用いられる回路基板であり、光モジュール10の各々がノードを形成している。光モジュール10は、半田バンプ(図示せず)によって回路基板2に実装され、ノード間は、光ファイバ41を用いて光接続されている。回路基板2のエッジには、ボード外接続用の光コネクタ3が配置され、各光モジュール10と光コネクタ3の間が光ファイバ41によって光接続されている。
光モジュール10は、例えば、中継基板の一例であるインタポーザ基板11上に、インターコネクト制御チップ12、ロジックチップ13、メモリチップ14等の電子部品と、シリコン集積チップ20とを搭載している。
図2は、実施形態に係るシリコン集積チップ20の概略構成を示す図である。シリコン集積チップ20は、基板30、この基板30上に搭載された光フェルール40等を備えている。基板30は、シリコン層31上にBOX(Buried Oxide)層32が下部クラッド層として形成されている基板構造を有している。このBOX層32は、例えば二酸化シリコン(SiO2)によって形成されている。BOX層32上には、複数のシリコン光導波路33がコア層として並列して形成されている。シリコン光導波路33の端部には、他の光学部品、例えば、光ファイバ41と光学的に連結される光結合器であるグレーティングカプラ34が形成されている。グレーティングカプラ34は、シリコン光導波路33の端部を微細凹凸加工することで形成された回折格子であり、回折現象によって、シリコン光導波路33に沿って進行する光と、光ファイバ41に沿って進行する光とを結合する。これにより、グレーティングカプラ34は、外部から入射し、あるいは外部へ出射する光信号の入出力インタフェースとして機能する。なお、図2では、図示はしないが、基板30上には、例えば光電変換素子や、光強度を変化させる光変調素子等が集積されていてもよい。
光ファイバ41は、例えば光フェルール40にアレイ状に配列及び保持されている。光フェルール40は、ハウジング42、光ファイバ41が挿入されるファイバ孔(図示せず)が設けられたフェルール本体部44、レンズアレイ45等を含んでおり、これらが一体となっている。光フェルール40は、例えば樹脂製である。フェルール本体部44のファイバ孔に挿入される光ファイバ41は、例えば接着剤を用いて光フェルール本体部44に固定されている。また、ハウジング42は、フェルール本体部44を嵌合することで保持しているが、ハウジング42に対するフェルール本体部44の固定方法は適宜変更なし得る。
レンズアレイ45は、アレイ状に配列された複数のレンズ46を有する光学部品である。以下、レンズアレイ45において、レンズ46が形成される面を「レンズ配置面45a」と呼び、その反対側の面を「底面45b」と呼ぶ。レンズアレイ45の底面45bには、レンズ46に対応する数の突起部47が突設されている。詳しくは後述するが、レンズアレイ45は、シリコン集積チップ20におけるシリコン光導波路33の端部に形成されるグレーティングカプラ34に対応する数のレンズ46及び突起部47を有している。レンズアレイ45のレンズ46は、例えばレンズ配置面45aから半球状に突出した凸型レンズである。一方、突起部47の底面47aは、平坦面として形成されている。レンズアレイ45は、突起部47における底面47aに塗布された透明な光学接着剤50によって、基板30側のグレーティングカプラ34と光学的に接続(光結合)されている。なお、
レンズアレイ45における突起部47の底面47aには親水化処理が施されているが、詳しくは後述する。
基板30のBOX層32上には、シリコン光導波路33を覆うクラッド層35が形成されている。クラッド層35は、例えば二酸化シリコン(SiO2)によって形成されている。また、クラッド層35は、基板30の最表層を形成する疎水層36によって、更に覆われている。疎水層36は、グレーティングカプラ34に対応する位置に開口部37がパターン形成されるように、この開口部37を残してクラッド層35上を覆っている。疎水層36は、疎水性を有する材料によって形成されている。図2に示すように、クラッド層35のうち、グレーティングカプラ34の直上部を覆っている部分が開口部37を通じて外部に露出している。本実施形態では、レンズアレイ45における突起部47の底面47aと開口部37(より詳しくは、開口部37を通じて外部に露出するクラッド層35)とが、互いに位置合わせされた状態で光学接着剤50によって接着されている。光学接着剤50としては、例えばフッ素含有エポキシ系の光学接着剤などが挙げられるが、これには限定されない。
次に、実施形態に係るシリコン集積チップ20の製造工程について図面を参照して説明する。図3A〜図3Mは、実施形態に係るシリコン集積チップ20の製造工程を示す図である。以下の例では、16本の光ファイバ41を8列2段の2次元アレイ状に配列させる場合を例に説明するが、一つのシリコン集積チップ20に対応する光ファイバ41の数は特に限定されず、単独で配置されてもよいし、アレイ状に配列されてもよい。
まず、図3Aに示すように、シリコン基板30におけるシリコン層31上に積層されたBOX層32上に、シリコン光導波路33及びグレーティングカプラ34を形成する。図3Aは、基板30の上面図である。図3Bは、図3AにおけるA−A´矢視断面図である。BOX層32は、例えば二酸化シリコン(SiO2)によって形成されており、その厚さは特に限定されないが例えば数μm程度であってもよい。グレーティングカプラ34は、各シリコン光導波路33の端部に形成されている。グレーティングカプラ34は、光結合器の一例である。また、基板30のBOX層32上には、位置決め用のアライメントマーク(図示せず)が設けられていてもよい。
シリコン光導波路33をBOX層32上に形成させる工程を説明すると、一例として、まずBOX層32上に薄いシリコン層が形成される。BOX層32上に形成するシリコン層の厚さは特に限定されないが、例えば、数十〜数百nm程度であってもよい。BOX層32上のシリコン層は、例えば、光リソグラフィ及びドライ・エッチング等により図3Aに示すシリコン光導波路33となる。図3Aに示す例では、16本の細長いシリコン光導波路33が平行に並べられ、その端部の位置が8列2段の2次元アレイ状に配列されるように位置決めされている。グレーティングカプラ34は、適宜のシリコン加工技術によって、シリコン光導波路33の端部に微細な凹凸加工を施すことで形成される。なお、図3の各図に示す基板30は、図示の都合上、1チップ分の平面領域のみを示している。
次に、図3Cに示すように、シリコン光導波路33及びグレーティングカプラ34を覆うように、クラッド層35を形成する。図3Cは、基板30の上面図である。図3Dは、図3CにおけるB−B´矢視断面図である。作図上、クラッド層35によって被覆されているシリコン光導波路33及びグレーティングカプラ34を破線によって図示している。図3Cに示す例では、基板30の全体がクラッド層35によって覆われている。クラッド層36は、例えば、二酸化シリコン(SiO2)、シリコンナイトライド(SiN)、窒化酸化
シリコン(SiON)等によって形成することができる。
次に、図3Eに示すように、クラッド層35を被覆する疎水層36を形成する。図3Eは、基板30の上面図である。図3Fは、図3EにおけるC−C´矢視断面図である。疎水層36は、各グレーティングカプラ34に対応する位置に開口部37が形成されるようにパターニングされている。図3Eに示す例では、開口部37を四角形の平面形状として形成しており、各開口部37における大きさは互いに等しい。但し、開口部37の形状及び大きさは適宜変更することができる。また、クラッド層35のうち、各グレーティングカプラ34の直上部を覆う部分(以下、「カプラ直上部35a」という)が、開口部37を通じて外部に露出している。疎水層36のパターン形成は、例えばレジストのリフトオフ工程を用いて行うことができる。
図4は、実施形態に係る疎水層36をパターン形成する工程を説明する図である。(a)に示すように、基板30のクラッド層35上にレジスト51を形成する。そして、(b)に示すように、レジスト51をパターニングする。具体的には、開口部37を形成する部分を残してレジスト51を除去する。次に、(c)に示すように、基板30全体に撥水剤を塗布する等して疎水層36を形成する。そして、(d)に示すように、レジスト51を基板30から剥離(リフトオフ)することで、開口部37がパターン開口した疎水層36が形成される。
次に、図5A〜Dに示すようなレンズアレイ45を用意する。図5Aは、レンズアレイ45をレンズ配置面45a側から眺めた上面図である。図5Bは、レンズアレイ45を底面45b側から眺めた下面図である。図5Cは、図5Aに示すD−D´矢視断面図である。図5Dは、図5Aに示すE−E´矢視断面図である。図5Aに示すように、レンズアレイ45のレンズ配置面45aには、16個の半球状のレンズ46が8列2段の2次元アレイ状に配列されている。また、図5Bに示すように、レンズアレイ45の底面45b側には、複数の突起部47が突設されている。各突起部47は、レンズ配置面45a側のレンズ46と同様に2次元アレイ状に配列されており、その平面位置は各々の突起部47に対応するレンズ46と対応付けられている。ここで、レンズアレイ45における各レンズ46の中心位置と、対応する突起部47の中心位置とが一致している。また、図5Dに示すように、レンズアレイ45のレンズ配置面45aにおける外周縁部45cは、リブ状に盛り上がっている。レンズアレイ45は、例えば透明樹脂によって形成されてもよい。
レンズアレイ45における突起部47の底面47aは、親水化処理が施されている。底面47aの親水化処理は、プラズマ処理等の手法が例示できる。突起部47の底面47aを形成する樹脂に対して、例えば酸素プラズマを照射することで、親水性官能基の付与及び表面の租化等の作用により、親水性を向上させることができる。プラズマ処理には、公知のマイクロ波プラズマ表面処理装置等を使用することができる。なお、レンズアレイ45における突起部47の底面47aの形状及び大きさは、基板30側に形成される開口部37の形状及び大きさと対応付けられている。本実施形態では、突起部47の底面47a及び基板30の開口部37が、互いに大きさの等しい四角形として形成されている。本実施形態における突起部47の底面47a及び基板30側の開口部37は、一例として、一辺が125μmの正方形形状としている。但し、突起部47の底面47a及び開口部37の形状及び大きさは特に限定されず、形状を円形としてもよいし、三角形、六角形等の多角形としてもよい。
次に、図3Gに示すように、レンズアレイ45における突起部47の底面47aに光学接着剤50をディスペンサ(図示せず)によってディスペンスする。突起部47の底面47aは、上記のように親水化処理が施されているため、光学接着剤50の良好な濡れ性を有している。そのため、底面47aにディスペンスされた光学接着剤50を、突起部47の底面47aに均一に広げた状態で付着(堆積)させることができる。
また、図3Hに示すように、基板30の開口部37(開口部37を通じて露出するクラッド層35のカプラ直上部35a)に光学接着剤50をディスペンサ(図示せず)によってディスペンスする。例えば、図3Hは、基板30の上面図である。図3Iは、図3HにおけるF−F´矢視断面図である。ここで、基板30の開口部37は親水性を有している。より詳しくは、開口部37を通じて露出するカプラ直上部35aは無機材料であり、親水性を有しており、これによって開口部37に親水性が付与されている。これにより、開口部37(カプラ直上部35a)にディスペンスされた光学接着剤50を、開口部37(カプラ直上部35a)に均一に広げた状態で付着(堆積)させることができる。また、基板30の最表層のうち、開口部37以外の領域は疎水層36によって覆われているため、各開口部37に滴下された光学接着剤50の接触角を大きくすることができる。つまり、光学接着剤50は、大きな接触角をもって開口部37に留まり、疎水層36上に光学接着剤50が流出しにくくなる。
次に、図3Jに示すように、レンズアレイ45を、基板30上に搭載する。レンズアレイ45の搭載は、公知のチップマウンタを用いて行うことができる。レンズアレイ45は、突起部47の底面47aに塗布した光学接着剤50が、基板30側の開口部37に塗布した光学接着剤50に合わさって一体化するように搭載される。ここで、図3に示す例では、レンズアレイ45における各レンズ46の中心位置が、対応する各グレーティングカプラ34の中心位置からずれた状態となっている。本実施形態では、レンズアレイ45を基板30に搭載した際のマウント初期位置が正規位置からずれている場合、光学接着剤50によるレンズアレイ45のセルフアライメントが行われ、レンズアレイ45が正規位置に位置合わせされる。
図6は、光学接着剤50を用いたセルフアライメント効果を説明する図である。図6は、図3Jにおける突起部47と開口部37との接続部を部分的に拡大した図である。図6に示すように、レンズアレイ45のマウント初期位置が正規位置からずれている場合、基板30側の開口部37(カプラ直上部35a)とレンズアレイ45の突起部47の底面47aとの間に介在する光学接着剤50は、鼓形状に保持された状態となる。その際、光学接着剤50の表面張力によって、突起部47の底面47aと開口部37を通じて露出するカプラ直上部35aとを互いに引き寄せようとする力が作用する。その結果、基板30側のグレーティングカプラ34の中心位置と、グレーティングカプラ34に対応するレンズ
46の中心位置とが一致するように基板30に対するレンズアレイ45のセルフアライメントが行われる。これにより、図3Kに示すように、レンズアレイ45の正規位置に対する位置ずれを低減することができる。図3Kは、レンズアレイ45のセルフアライメントが行われた後の状態を示す図である。光学接着剤50によって基板30に搭載したレンズアレイ45のセルフアライメントを行った後、光学接着剤50を硬化させる。例えば、光学接着剤50が紫外線硬化型の接着剤である場合、紫外光をレンズアレイ45の上方及び側方より照射し、必要に応じて加熱することで光学接着剤50を硬化させるとよい。また、光学接着剤50が熱硬化型の接着剤である場合には、レンズアレイ45を搭載した基板30を加熱して硬化させるとよい。
ここで、疎水層36の厚さは特に限定されないが、通常0.01〜100μm程度としてもよい。疎水層36を厚くし過ぎると、突起部47の底面47aと開口部37を通じて露出するカプラ直上部35aとの間に介在する光学接着剤50が鼓状の曲面形状を維持することが困難となる場合がある。そうすると、光学接着剤50の一部が疎水層37上に流出し易くなる。そして、疎水層37上に光学接着剤50の一部が流出すると、例えば図6の符号Xで示される箇所における光学接着剤50の接触角が大きくなってしまい、光学接着剤50の表面張力を利用した復元力が減少する虞がある。よって、光学接着剤50を疎水層37上に流出させ難くする観点によると、疎水層36の厚さを3μm以下とすることが好ましい。
ところで、非特許文献1には、水の表面張力を用いた微小部品のセルフアライメントについて報告されている。具体的には、疎水・親水処理した基板上の親水領域に23nLの水を滴下し、その上に縦横0.8×0.8mm、重量390mgの微小部品を中心位置から100μm離れた位置にマウントさせたときのセルフアライメント効果について記載されている。そして、非特許文献1には、水の表面張力がもたらす約70×10-6Nの復元力によって、中心位置からのずれ量が3μm以内となるように微小部品のセルフアライメントがなされたとの報告がなされている。
ここで、本実施形態における光学接着剤50の表面張力による復元力の試算結果の一例を示す。ここでは、光学接着剤50の表面張力を50mN/mとする。この場合、図6の
G−G´断面(光学接着剤50における突起部47の底面47aとの境界近傍断面)における復元力は、50mN/m×0.125mm(125μm)となる。同様に、図6のH
−H´断面(光学接着剤50における開口部37(カプラ直上部35a)との境界近傍断面)における復元力は、50mN/m×0.125mm(125μm)となる。従って、
1辺の長さが125μmの正方形底面を有し、全体で鼓形状に保持される光学接着剤50の表面張力から得られる復元力は、最大で50mN/m×0.125mm×2=12.5
×10-6Nと試算される。ところで、本実施形態に係るシリコン集積チップ20は、レンズアレイ45の突起部47及び開口部37のペア数を16組としている。そのため、レンズアレイ45全体から得られる復元力は、12.5×10-6N×16=12.5×10-6N=200×10-6Nと試算される。ここで、レンズアレイ45を縦横1.0×2.0mm、厚さ0.6mm、その重量を約4mgとする。この場合、レンズアレイ45の単位重量当たりの復元力が、非特許文献1に報告されているセルフアライメントに係る復元力に比べて十分に大きい。よって、少なくとも非特許文献1と同程度のセルフアライメント効果が本実施形態においても期待できることがわかる。
次に、図3Lに示すように、ハウジング42をレンズアレイ45に連結させる。ハウジング42は、レンズアレイ45の外周縁部45cを嵌合するレンズ嵌合部42aを有しており、このレンズ嵌合部42aにレンズアレイ45の外周縁部45cを嵌め込むことで、レンズアレイ45と一体に連結できる構造となっている。更に、ハウジング42は、フェルール本体部44を嵌合、保持する本体保持部42bを有している。
次に、図3Mに示すように、光フェルール40のフェルール本体部44をハウジング42の本体保持部42aに嵌合させる。フェルール本体部44のファイバ孔(図示せず)には光ファイバ41が挿入されている。フェルール本体部44には、基板30におけるシリコン光導波路33に対応する数のファイバ孔が形成されている。そして、各々のファイバ孔に光ファイバ41が挿入されることで、16本の光ファイバ41が8列2段のアレイ状に配列されている。以上の工程によって、光フェルール40の光ファイバ41の光結合端部がレンズアレイ45の各レンズ46及び光学接着剤50を介して、基板30側のグレーティングカプラ34及びシリコン光導波路33と光結合される。これにより、図2に示すようなシリコン集積チップ20が完成する。
<実施例>
次に、実施例を説明する。実施例では、図3A〜図3Mに示す方法で作製したシリコン集積チップ20について、レンズアレイ45の正規位置からの位置ずれ量を測定した。図7に、レンズアレイ45の位置ずれ量を測定した測定結果を示す。実施例では、シリコン層31上にSiO2を用いた厚さ3μmのBOX層32を形成し、更にBOX層32の上に、幅0.3μm、高さ(厚さ)0.2μmのシリコン光導波路33を図3Aに示すように16本形成した基板30を用意した。また、シリコン光導波路33の先端には、シリコンの微細加工により、縦横10μmサイズの光入出力用のグレーティングカプラ34を形成した。更に、シリコン光導波路33及びグレーティングカプラ34を被覆するように、厚さ0.2μmのSiO2によるクラッド層35を形成した。
また、基板30におけるクラッド層35上に、感光性レジスト(品番:AZ-P4620、AZエレクトロニックマテリアル社製)をスピンコートし、紫外線露光及び現像により、縦横125μm、高さ3μmの凸状パターンを形成した。更に、撥水剤(品番:KP-911、信越化学工業社製)をスピンコートによって1μmの厚さで塗布した後、湿度60%の恒湿槽に12時間放置することにより、撥水膜を湿気硬化させた。その後、レジスト剥離液を用いてレジストを剥離することにより、縦横125×125μm、高さ1μmの開口部37がパターニングされた疎水層36を基板30の最表層に形成した。次に、疎水層36の各開口部37(カプラ直上部35a)に、粘度400mPa・sの紫外線硬化型、フッ素含有エポキシ系の光学接着剤50(品番:OG198-54、Epoxy Technology社製)を0.1nLずつ滴下した。光学接着剤50の滴下には、ニードル式ディスペンサ(微少液滴塗布システム、アプライド・マイクロシステムズ社製)を用いた。
一方、レンズアレイ45は、透明で高耐熱性を有する熱可塑性樹脂(品番:TERALINK(登録商標)、住友電工ファインポリマー社製)を用いて、射出成型法により作製した。レンズアレイ45の各寸法は、縦横1.0×2.0mm、厚さ0.6mmとし、16個(8列2段)のレンズ46をレンズ配置面45aに2次元アレイ状に配列させた。また、レンズアレイ45の底面45bには、レンズ46と同数の直方体形状の突起部47を形成した。次に、レンズアレイ45の突起部47の底面47aのみを露出させた状態で、マイクロ波プラズマ表面処理装置(品番:Micro Labo-PS、株式会社ニッシン社製)を用いてマイ
クロ波プラズマを5秒間照射した。その結果、突起部47の底面47aを形成する樹脂のC−F(炭素−フッ素)結合の一部が分解し、フッ素原子の代わりにCOOH基(カルボン酸官能基)等が配位する。更に、プラズマ照射による粗化の効果も加わり、突起部47の底面47aが親水化されて、光学接着剤50の濡れ性が向上する。このように作製したレンズアレイ45における各突起部47の底面47aに、ニードル式ディスペンサ(微少液滴塗布システム、アプライド・マイクロシステムズ社製)を用いて、光学接着剤50(品番:OG198-54、Epoxy Technology社製)を0.1nLずつ滴下した。
チップマウンタを用いて、レンズアレイ45を各突起部47の底面47aと疎水層36
の各開口部37の夫々に滴下された光学接着剤50が合わさって一体化されるように基板30上に搭載した。次に、スポットUV照射装置を用いて、レンズアレイ45の上方及び側方より紫外線を照射し、更に、窒素雰囲気オーブンを用いて窒素雰囲気下、150℃の条件下で1時間加熱することで光学接着剤50を硬化させた。更に、ハウジング42とレンズアレイ45とフェルール本体部44とを一体に接着固定することで、シリコン集積チップ20を作製した。図7に示すように、実施例におけるレンズアレイ45の位置ずれ量は、3μm(3σ)という結果が得られ、精度よくレンズアレイ45を位置決めできることがわかった。
一方、図7に示す比較例について説明する。比較例は、疎水層36の代わりにレジストパターンを形成した点が実施例と相違する。レジストパターンは、レジスト(品番:OFPR-800、東京応化工業社製)をクラッド層上にスピンコートし、現像、ポストキュアによって、縦横125×125μm、高さ1μmの開口部を複数有するレジストパターンを形成した。また、比較例では、レンズアレイにおける突起部の底面に親水化処理を施さなかった。このようなレンズアレイを、上記実施例と同一条件でチップマウンタを用いて基板上に搭載した。
比較例においては、基板にレンズアレイを搭載した際、基板の開口部に滴下した光学接着剤の一部が開口部からレジスト上に流れ出る現象が発生した。これは、比較例におけるレジストが、実施例の疎水層36に比べて撥水性が低く、光学接着剤の液滴が基板の開口部内で大きな接触角をもって留まることができなかったことが要因の一つに考えられる。そして、図7に示すように、比較例におけるレンズアレイを搭載したときの位置ずれ量は14.8μm(3σ)という結果が得られた。以上より、比較例に比べて実施例の方が高い精度のセルフアライメントを実現できることがわかった。
また、レンズアレイ搭載後における比較例に係るシリコン集積チップを観察したところ、レンズアレイにおける一部の突起部に関して、突起部の底面と硬化した光学接着剤との間に間隙が形成されていた。比較例においては、レンズアレイは、突起部の底面に親水化処理が施されていないため、レンズアレイを搭載する際に突起部の底面に滴下した光学接着剤が過剰に基板のレジスト側に移ってしまったことが要因の一つに考えられる。一方、実施例に係るレンズアレイ45は、突起部47の底面47aに親水化処理が施されているため、突起部47の底面47aと硬化した光学接着剤50との間に間隙が形成されず、光学的な接続不良が起こりにくい構造であるといえる。
以上のように、本実施形態に係るシリコン集積チップ20は、基板30の最表層として、グレーティングカプラ34に対応する位置に開口部37が形成されるようにクラッド層35を疎水層36によって覆うようにした。一方、基板30に搭載するレンズアレイ45は、底面45b側に突起した突起部47を有し、突起部47の底面47aが開口部37(カプラ直上部35a)に位置合わせされると共に光学接着剤50によって接着するようにした。これにより、シリコン集積チップ20の基板30にレンズアレイ45を搭載する際、たとえレンズアレイ45のマウント初期位置が正規位置からずれていたとしても、光学接着剤50によってレンズアレイ45がセルフアライメントを行うことができる。その結果、図8に示されるように、レンズアレイ45をグレーティングカプラ34の直上に精度よく搭載することができる。その結果、シリコン光導波路33と光ファイバ41との間における高効率な光結合を実現できる。
なお、図8に示す符号Lは、シリコン集積チップ20のグレーティングカプラ34に入射、又はグレーティングカプラ34から出射される光を概念的に示したものである。入出射光Lは、レンズアレイ45の突起部47及び光学接着剤50を透過することができる。従って、本実施形態においては、レンズアレイ45と基板30との機械的接続部及び光学
的接続部とを平面的に一致させることができ、その結果、レンズアレイ45の小型化を実現できる。以上より、本実施形態に係るシリコン集積チップ20によれば、基板30にレンズアレイ45を搭載する際の位置精度を高め、且つレンズアレイ45の小型化を実現できる。また、本実施形態によれば、例えばフリップチップボンダ等の高価な設備を使用しなくても、レンズアレイ45を基板30に搭載する際の位置精度を高めることができるため、シリコン集積チップ20の製造コストを抑えることができる。更に、本実施形態においては、半田を用いたセルフアライメントと異なり、レンズアレイ45の搭載時にシリコン集積チップ20を高温に晒すことなくレンズアレイ45の位置合わせを行うことができる。よって、本実施形態によれば、熱履歴を起因とするレンズアレイ45の位置ずれが起こることを抑制できるという利点もある。
特に、本実施形態においては、基板30におけるグレーティングカプラ34の上部に開口部37がパターン形成されるようにクラッド層35を疎水層36によって被覆する構造を採用した。そのため、レンズアレイ45を基板30に搭載する際、開口部37(クラッド層35のカプラ直上部35a)に塗布された光学接着剤50を大きな接触角をもって開口部37内に保持することができる。その結果、基板30にレンズアレイ45を搭載する過程で光学接着剤50が開口部37から流出することを抑制でき、光学接着剤50によるセルフアライメント効果を高めることができる。
また、本実施形態においては、シリコン集積チップ20の開口部37(クラッド層35のカプラ直上部35a)が親水性を有している。そのため、開口部37におけるカプラ直上部35aに光学接着剤50を塗布した際に、その良好な濡れ性によって光学接着剤50を均一に開口部37に広げることができる。これによれば、開口部37(カプラ直上部35a)に塗布した光学接着剤50がレンズアレイ45の突起部47側に過剰に乗り移ることが抑制される。その結果、光学接着剤50の硬化後において、基板30の開口部37(カプラ直上部35a)と光学接着剤50との間に中空層が形成されることが抑制され、屈折率の差などを起因とする多重反射による光学的損失を低減することができる。
更に、本実施形態においては、レンズアレイ45における突起部47の底面47aが親水性を有しているため、その良好な濡れ性によって、塗布された光学接着剤50を底面47aに均一に広げることができる。よって、突起部47の底面47aに塗布された光学接着剤50の形状にばらつきを生じ難くさせることができる。その結果、レンズアレイ45を基板30に搭載する際、突起部47の底面47aに塗布された光学接着剤50が、基板30の開口部37(カプラ直上部35a)側へと過剰に乗り移ることを抑制できる。その結果、光学接着剤50の硬化後において、レンズアレイ45における突起部47の底面47aと光学接着剤50との間に中空層が形成されることが抑制され、屈折率の差などを起因とする多重反射による光学的損失を低減することができる。以上より、本実施形態におけるシリコン集積チップ20によれば、レンズアレイ45とグレーティングカプラ34との間の光学的な接続不良を起こり難くすることができる。
また、シリコン集積チップ20の基板30には複数のシリコン光導波路33と、各シリコン光導波路33に対応する複数のグレーティングカプラ34が形成されており、レンズアレイ45はグレーティングカプラ34に対応する数の突起部47を有している。これによれば、各グレーティングカプラ34と、これらの夫々に対応する突起部47との間で光学接着剤50によるセルフアライメントがなされるため、レンズアレイ45の実装精度を一段と高めることができる。
また、本実施形態におけるシリコン集積チップ20は、突起部47の底面47aと基板30の開口部37とにおける形状及び大きさが互いに等しくなっている。これによれば、基板30に対するレンズアレイ45の搭載時に、光学接着剤50によってレンズアレイ4
5のセルフアライメントを行う際、レンズアレイ45の位置合わせを精度よく行うことができる。
なお、上述した実施形態は種々の変更、改良を加えることができる。例えば、上記実施形態では、基板30にレンズアレイ45を搭載する際、突起部47の底面47aと基板30の開口部37(カプラ直上部35a)との双方に光学接着剤50を塗布しているが、何れか一方に塗布してもよい。
1・・・電子機器
10・・・光モジュール
11・・・インタポーザ基板
20・・・シリコン集積チップ
30・・・基板
33・・・シリコン光導波路
34・・・グレーティングカプラ
35・・・クラッド層
36・・・疎水層
37・・・開口部
40・・・光フェルール
41・・・光ファイバ
42・・・ハウジング
44・・・フェルール本体部
45・・・レンズアレイ
46・・・レンズ
47・・・突起部
47a・・・底面
50・・・光学接着剤

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板に形成された光導波路と、
    前記光導波路に形成され、光が入射又は出射する光結合器と、
    前記光結合器に対応する位置に開口部が形成されるように前記基板を覆い、前記基板の最表層を形成する疎水層と、
    透明な光学接着剤によって前記光結合器と光学的に接続される光学部品と、
    を備え、
    前記光学部品は、前記基板側に向かって突起した突起部を有し、前記突起部の底面が前記開口部と接着されている、
    光デバイス。
  2. 前記開口部は親水性を有している、
    請求項1に記載の光デバイス。
  3. 前記突起部の底面が親水性を有している、
    請求項1又は2に記載の光デバイス。
  4. 前記基板には複数の前記光導波路と、各光導波路に対応する複数の前記光結合器が形成されており、
    前記光学部品は、複数の前記光結合器に対応する数の前記突起部を有する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の光デバイス。
  5. 前記突起部は、前記開口部と形状及び大きさが等しい、
    請求項1から4の何れか一項に記載の光デバイス。
  6. 光デバイスと、前記光デバイスを実装する中継基板と、を備え、
    前記光デバイスは、
    基板と、
    前記基板に形成された光導波路と、
    前記光導波路に形成され、光が入射又は出射する光結合器と、
    前記光結合器に対応する位置に開口部が形成されるように前記基板を覆い、前記基板の最表層を形成する疎水層と、
    透明な光学接着剤によって前記光結合器と光学的に接続される光学部品と、
    を備え、
    前記光学部品は、前記基板側に向かって突起した突起部を有し、前記突起部の底面が前記開口部と接着されている、
    光モジュール。
  7. 光デバイスの製造方法であって、
    光が入射又は出射する光結合器を有する光導波路が形成された基板の最表層として、前記光結合器に対応する位置に開口部が形成されるように前記基板を疎水層によって覆う工程と、
    前記基板に光学部品を搭載すると共に透明な光学接着剤によって前記光学部品から突起した突起部の底面と前記開口部とを接着することで、前記光学部品と前記光結合器とを光学的に接続する工程と、を含む、
    光デバイスの製造方法。
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