JP6237392B2 - 読出回路 - Google Patents

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本発明は、撮像素子から電気信号を読み出す読出回路に関する。
可視撮像素子、X線撮像素子および赤外線撮像素子など撮像素子は、民生用ビデオカメラ、製造ラインにおける計測装置や制御装置、医療における診断装置などの広い用途に用いられる。赤外線撮像素子を使用した赤外線撮像装置は、非接触で温度測定が可能であるという特徴があり、保安、医療、保全、研究開発、軍事など広い用途があり、例えば、空港で乗客の体温を非接触で測定して、感染症の患者を抽出するのに利用される。以下、赤外線撮像素子を使用した赤外線撮像装置の例を説明するが、記載する技術は、これに限定されるものではない。
ハイブリッド型二次元赤外線撮像デバイスは、赤外線センサアレイ(撮像素子)と読出回路を組み合わせたものである。センサアレイと読出回路はInバンプで接合されている。近年、画素フォーマットの大規模化が進展し1000画素×1000画素以上のアレイセンサが開発されるようになった。しかし、高感度な冷却型赤外線センサにおいては、赤外線センサの材料と読出回路の材料(Si)の線熱膨張係数が異なるためチップサイズを大きくできず、画素サイズが小さくなる。そのため、光学フィルタで検出波長を切替えるシステムでは、短波長の赤外線を高解像度で結像できても、光学系の結像性能が回折限界で制限されるため、長波長の赤外線の解像度が低くなる。解像度が低くなり、点光源が数画素に亘る広い面積に結像されることになるため、解像度がもともと低いので数画素に対して1つの信号入力回路があれば画像の検出が可能なはずである。しかし、これまでは、短波長の赤外線を検出する時と同様に、数画素すべての信号入力回路を用いて電気信号を読み出している。
撮像素子は、入射光の強度を電気信号に変換する光電変換素子部が二次元アレイ状に並べられたものである。読出回路がそれらの電気信号を多重化して順次読み出す。読み出した画像信号は、空間的フィルタ処理や時間的フィルタ処理等の信号処理が施される場合がある。そこで、読出回路は、多重化のほかに、空間的フィルタ処理や時間的フィルタ処理等の信号処理機能を有することが望まれる。
例えば、読出回路において、撮像素子の複数画素からの電気信号をそれぞれ読み出す複数の信号入力回路を、所定数ごとに1つのブロックにまとめ、処理単位ブロック内の信号を加算することによって空間フィルタを構成することが提案されている。この空間フィルタは、折り返し雑音を低減する。また、読出回路のすべての信号入力回路内にそれぞれスイッチトキャパシタによるローパスフィルタ回路を設けて、S/Nを向上させる技術が提案されている。
特許第3031606号公報 特開2006−020037号公報 特開2005−176081号公報 特開2004−087898号公報
しかしながら、撮像素子を高機能化するために読出回路にフィルタ回路等を付加した場合、トランジスタや配線の占める面積が増え、その結果、画素当たりの面積の縮小化が困難になる。さらに、開口率が小さくなることも、あるいは、チップ面積が増えて製造コストの上昇を招くという問題もある。従って、できるだけ小規模な回路でフィルタを構成し撮像素子を高機能化することが望まれている。
実施形態によれば、光学系の解像度に応じて撮像素子の読み出しの解像度を変更可能で、各種フィルタ機能を有する読出回路を、解像度のチップ面積の増加を抑制して実現することを目的とする。
実施形態の第1の態様の読出回路は、撮像素子のマトリクス状に配列された複数の画素の各々から電気信号を読み出す回路である。読出回路は、複数のスキャンラインおよび複数の垂直バスラインと、複数の信号入力回路と、垂直シフトレジスタと、水平シフトレジスタと、を有する。複数のスキャンラインおよび複数の垂直バスラインは、マトリクス状の配列に対応して配置されている。複数の信号入力回路は、複数のスキャンラインおよび複数の垂直バスラインの交差部分に対応して配列されている。垂直シフトレジスタは、複数のスキャンラインに順次垂直位置選択信号を印加する。水平シフトレジスタは、複数の垂直バスラインの信号を順次読み出すための水平シフト信号を出力する。各信号入力回路は、撮像素子の対応する画素への接続端子と、リセットスイッチおよび蓄積容量と、露光スイッチと、サンプルホールド容量と、サンプルホールドスイッチと、信号変換部と、選択スイッチと、を有する。リセットスイッチおよび蓄積容量は、電源間に直列に接続される。露光スイッチは、接続端子と、リセットスイッチおよび蓄積容量の接続ノードと、の間に配置される。サンプルホールド容量は、一方の端子が電源の一方に接続される。サンプルホールドスイッチは、接続ノードとサンプルホールド容量の他方の端子間に接続される。信号変換部は、サンプルホールド容量の電位に応じた信号を発生する。選択スイッチは、対応するスキャンラインの垂直位置選択信号に応じて、信号変換部の発生する信号を対応する垂直バスラインに発生するように動作する。複数の信号入力回路は、それぞれ所定数の隣接する信号入力回路を含む複数のブロックに分けられる。各ブロックは、端子接続配線と、端子接続スイッチと、演算用配線と、演算接続スイッチと、を有する。端子接続配線は、ブロック内の所定数の信号入力回路のうちの1つの主信号入力回路の接続端子と残りの信号入力回路の接続端子とを接続する。端子接続スイッチは、端子接続配線の途中に設けられる。演算用配線は、主信号入力回路のサンプルホールド容量の他方の端子と、残りの信号入力回路のうちの1つの従信号入力回路の接続ノードとを接続する。演算接続スイッチは、演算用配線の途中に設けられる。
実施形態の読出回路は、チップ面積が小さく、開口率が大きく、光学系の変更に伴う解像度の変更にも対応可能で、空間的フィルタ処理および時間的フィルタ処理が行える。
図1は、赤外線撮像デバイスを利用した映像システムの概略構成を示す図である。 図2は、赤外線撮像素子および読出回路を含む撮像チップの構造例を示す図である。 図3は、一般的な読出回路の構成を示す図である。 図4は、4個分の信号入力回路を含む部分の詳細な回路構成を示す図である。 図5は、図4に示した信号入力回路を有する図3の読出回路における動作信号タイムチャートである。 図6は、実施形態の読出回路の構成を示す図である。 図7は、実施形態の信号入力回路ブロックの詳細な回路構成を示す図である。 図8は、実施形態の読出回路における空間的フィルタモード時の動作信号タイムチャートである。 図9は、実施形態の読出回路における時間的フィルタモード時の動作信号タイムチャートである。 図10は、実施形態の読出回路における時間的フィルタモード時の動作信号タイムチャートである。 図11は、汎用のスキャン用シフトレジスタを2個ずつ用いて垂直シフトレジスタおよび水平シフトレジスタを実現する構成例を示す図である。
実施形態を説明する前に、一般的な赤外線撮像デバイスについて説明するが、実施形態は、赤外線撮像デバイスに限定されるものではない。
図1は、赤外線撮像デバイスを利用した映像システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、レンズ3は、観察対象4から放射された赤外線の画像を、赤外線撮像デバイス1内の赤外線撮像素子2上に投影する。投影された赤外線像は、赤外線撮像素子2の感光部で電気信号に変換される。電気信号は、赤外線撮像デバイス1内で赤外線撮像素子2に隣接して設けられた読出回路によって多重化(マルチプレクス)された後、赤外線撮像デバイス1外に設けられた信号処理回路10に送られる。信号処理回路10は、例えば、A/D変換回路、演算回路およびメモリを有し、読出回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。なお、信号処理回路10は、赤外線撮像デバイス1内に設けられる場合もある。
図2は、赤外線撮像素子2および読出回路を含む撮像チップの構造例を示す図である。図2に示すように、撮像チップ5は、化合物半導体を材料とした赤外線撮像素子(赤外線センサ)(感光部)2と、シリコン(Si)を材料とした読出回路6と、を有し、赤外線撮像素子2と読出回路6の対応する電極がインジウム(In)製バンプ7により接続されている。赤外線撮像素子2は、マトリクス状に配列された複数の画素(光電変換部)を有し、各画素が入射光に応じた電気信号を出力する。
図3は、一般的な読出回路6の構成を示す図である。
図2に示したように、読出回路6は、赤外線撮像素子2のマトリクス状に配列された複数の画素の各々から電気信号を読み出す回路である。
図3に示すように、読出回路6は、複数のスキャンラインSL0〜SLn−1と、複数の垂直バスラインBL0〜BLm−1と、複数の信号入力回路21と、垂直シフトレジスタ22と、水平シフトレジスタ23と、を有する。読出回路6は、さらに、複数のバス選択スイッチ24と、複数のバス選択ラインCL0〜CLm−1と、共通ライン25と、アンプ26と、制御回路27と、を有する。
複数のスキャンラインSL0〜SLn−1および複数の垂直バスラインBL0〜BLm−1は、赤外線撮像素子2の複数の画素のマトリクス状の配列に対応して配置されている。複数の信号入力回路21は、複数のスキャンラインSL0〜SLn−1および複数の垂直バスラインBL0〜BLm−1の交差部分に対応して配列されている。
垂直シフトレジスタ22は、垂直スキャン開始信号ΦVDTおよび垂直シフトクロックΦVCKに応じて、複数のスキャンラインSLに順次垂直位置選択信号(スキャン信号)を印加する。各行の信号入力回路21は、対応するスキャンラインSLに垂直位置選択信号が印加されると、サンプルホールド容量に保持した電荷量に応じた信号を、対応する垂直バスラインBLに出力する。
水平シフトレジスタ23は、水平選択開始信号ΦHDTおよび水平シフトクロックΦHCKに応じて、複数のバス選択ラインCLに順次水平位置選択信号を印加する。これに応じて、複数のバス選択スイッチ24が順次オンし、各行の信号入力回路21から複数の垂直バスラインBLに出力された信号が、共通ライン25に出力され、アンプ26から出力される。
制御回路27は、垂直シフトレジスタ22および水平シフトレジスタ23に加えて、次に説明する図4の信号入力回路21のスイッチを制御する信号を発生する。
図3の読出回路6の全体構成は広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
図4は、4個分の信号入力回路21を含む部分の詳細な回路構成を示す図である。
信号入力回路21は、蓄積容量C1と、サンプルホールド(S/H)容量C2と、4個のN型トランジスタ(NTr)31、32、35および36と、P型トランジスタ(PTr)33と、トランスファーゲート(TG)34と、を有する。PTr33とC1は、リセット電源VDRとグランドGND間に直列に接続され、PTr33のゲートに印加されるリセット信号ΦRが「低(Low:L)」の時にPTr33が導通し、C1はリセット電圧に充電される。NTr31および32は、撮像素子2の対応する画素のセンサ素子8に接続されるバンプ7への接続端子と、PTr33とC1の接続ノード間に直列に接続される。NTr31のゲートに印加される信号VigおよびNTr32のゲートに印加される信号ΦIgが「高(High:H)」の時に、NTr31および32が導通し、PTr33とC1の接続ノードがバンプ7に接続される。TG34は、一方の端子がPTr33とC1の接続ノードに接続され、他方の端子がNTr35のゲートに接続され、サンプルホールド信号ΦSHがHの時に導通する。C2は、TG34の他方の端子とGND間に接続される。NTr35とNTr36は、アナログ電源VDAと対応する垂直バスラインBLjの間に直列に接続される。NTr35のゲートはC2とTG34の接続ノード(TG34の他方の端子)に接続され、NTr36のゲートは対応するスキャンラインSLiに接続される。他の信号入力回路も同様の構成を有する。
信号入力回路21では、すべてのVigは常時閾値以上の電圧レベルが供給される。リセット信号ΦRがLになるとPTr33が導通して蓄積容量C1がリセット電圧VDRに充電されるリセット動作が行われる。リセット信号ΦRがHに変化してリセット動作が終了すると、信号ΦIgがHになり、NTr31および32、バンプ7を介して、センサ素子8の受光状態に応じた電流が、C1からGNDに流れる。言い換えれば、リセット電圧VDRに充電されたC1から、センサ素子8の受光状態に応じた電流が放電し、C1の電圧は、受光状態に応じた電圧になる蓄積動作が行われる。信号ΦIgがLになり、NTr32が遮断した後、サンプルホールド信号ΦSHがHになり、TG34が導通して、C1とC2が同じ電圧、すなわちC1の電圧がC2に転送されて保持される転送動作が行われる。転送動作後、ΦSHは再びLになる。このような動作が、他の信号入力回路でそれぞれ行われ、各センサの光強度に対応した電圧がS/H容量C2に保持される。この後、信号入力回路では、C1に対して上記の動作が行われると共に、C2に保持された電圧を読み出す読出動作が行われる。ここで、転送動作においては、蓄積容量C1に蓄積された電荷が、蓄積容量C1とS/H容量C2に容量比に応じて分配される。そのため、S/H容量C2の容量が蓄積容量C1より十分に小さいことが望ましい。
読出動作では、前述の通り、垂直走査シフトレジスタ22が、複数のスキャンラインSLを1本ずつ選択するスキャン信号(垂直位置選択信号)を順次出力する。これに応じて、各ラインの信号入力回路21のS/H容量C2に保持された電圧が、トランジスタNTr35およびNTr36を介して複数の垂直バスラインBLに出力される。水平シフトレジスタ23は、複数のバス選択スイッチ24を順次選択し、複数の垂直バスラインBLに出力された検出信号が、共通ライン25およびアンプ26を介して順次出力される。
上記の通り動作するので、PTr33をリセットスイッチ、NTr32を露光スイッチ、TG34をサンプルホールドスイッチ、NTr35を信号変換部、NTr36を選択スイッチ、と称する場合がある。
図5は、図4に示した信号入力回路21を有する図3の読出回路6における動作信号タイムチャートである。
信号ΦIgは、LとHを繰り返す。ΦIg=Lになると、まずΦS/Hが短期間Hになり、転送動作が行われ、その後ΦRが短期間Lになり、リセット動作が行われ、ΦIg=Hの期間に蓄積動作が行われる。ΦS/HがLの期間に読出動作が行われる。
垂直シフトレジスタ22は、垂直同期信号ΦVDTおよび垂直クロックΦVCKを受ける。垂直同期信号ΦVDTは、赤外線撮像素子2の全画素を読み出す1回の読出動作ごとに出力され、垂直クロックΦVCKは、1スキャンラインSLの画素を読み出す周期に対応する。水平シフトレジスタ23は、水平同期信号ΦHDTおよび水平クロックΦHCKを受ける。水平同期信号ΦHDTは、垂直クロックΦVCKと同じ周期を有する。垂直同期信号ΦVDTは、ΦVCKの立下りに同期してΦS/Hをサンプルすることによって生成され、ΦS/HがLになるのに対応してLになり、Hである時に垂直シフトレジスタ22のレジスタをリセットする。垂直シフトレジスタ22は、ΦHDTがHからLに変化すると、1番目のスキャンラインSLから最終のスキャンラインSLに、垂直クロックΦVCKの周期で、順次スキャン信号を出力する。水平同期信号ΦHDTは、垂直クロックΦVCKの立ち上りに同期して短時間Hになった後にL戻る。水平シフトレジスタ23は、水平同期信号ΦHDTがHからLに変化すると、1番目の選択スイッチから最終の選択スイッチを順次選択する選択信号を出力する。ここでは、選択信号の周期は、水平クロックΦHCKの周期に等しいとする。
図5のタイムチャートは、広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
アレイ状に配置された光電変換素子により撮像を行うということは、空間を離散的にサンプルすることであり、そのために折返し雑音が発生する。そこで、前述のように、折返し雑音防止処理を、読出回路に設けた空間フィルタ機能により行うことが提案されている。さらに、撮像装置を高感度化するために、読出回路に時間的フィルタを設けることも提案されている。
しかしながら、撮像素子を高機能化するために読出回路にフィルタ回路等を付加すれば、トランジスタや配線の占める面積が増え、その結果、画素面積の縮小化が困難になり、さらに開口率が小さくなることもある。あるいは、チップ面積が増えて製造コストの上昇を招くという問題がある。したがって、できるだけ小規模な回路でフィルタを構成し撮像素子を高機能化することが望まれている。
以下に説明する実施形態の読出回路は、複数個の信号入力回路で1つのブロックを形成し、ブロック内に数個のスイッチおよび配線を付加するのみで、高分解能モード、空間的フィルタモードおよび時間的フィルタモードに切り替え可能である。
図6は、実施形態の読出回路の構成を示す図である。
実施形態の読出回路は、図2に示した読出回路6と同様に、赤外線撮像素子2のマトリクス状に配列された複数の画素の各々から電気信号を読み出す回路である。
図6に示すように、実施形態の読出回路は、複数のスキャンラインSL0〜SLn−1と、複数の垂直バスラインBL0〜BLm−1と、複数の信号入力回路ブロック51と、垂直シフトレジスタ52と、水平シフトレジスタ53と、を有する。実施形態の読出回路は、さらに、複数のバス選択スイッチ54と、複数のバス選択ラインCL0〜CLm−1と、共通ライン55と、アンプ56と、制御回路57と、を有する。実施形態の読出回路は、図3に示した一般的な読出回路と類似の構成を有するが、以下の事項が異なる。
実施形態の読出回路では、複数の信号入力回路ブロック51は、隣接する2本のスキャンライン(例えば、SL0とSL1)と、隣接する2本の垂直バスライン(例えばBL0とBL1)の交差部分に対応して配列されている。言い換えれば、各信号入力回路ブロック51は、4個の画素の対応する4個の信号入力回路を含む。なお、ここでは1つの信号入力回路ブロック51が4個の画素の対応する4個の信号入力回路を含む例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、隣接する2本のスキャンラインと1本の垂直バスラインの交差部分に対応して複数の信号入力回路ブロック51を配置してもよい。この場合、各ブロックは、図6で縦方向に隣接する2個の信号入力回路を含む。また、1本のスキャンラインと隣接する2本の垂直バスラインの交差部分に対応して複数の信号入力回路ブロック51を配置してもよい。この場合、各ブロックは、図6で横方向に隣接する2個の信号入力回路を含む。さらに、各ブロックが6個以上の信号入力回路を含むようにしてもよい。
実施形態の読出回路では、垂直シフトレジスタ52は、図3の読出回路と同様に、垂直スキャン開始信号ΦVDTおよび垂直シフトクロックΦVCKに応じて、複数のスキャンラインに順次垂直位置選択信号を印加する。しかし、実施形態の読出回路では、垂直シフトレジスタ22は、偶数または奇数番目のスキャンラインに順次垂直位置選択信号を印加するように切り替えることができる。
実施形態の読出回路では、水平シフトレジスタ53は、図3の読出回路と同様に、水平選択開始信号ΦHDTおよび水平シフトクロックΦHCKに応じて、複数のバス選択ラインCLに順次水平位置選択信号を印加する。しかし、実施形態の読出回路では、水平シフトレジスタ53は、偶数番目のスキャンラインに順次垂直位置選択信号を印加するように切り替えることができる。
図7は、実施形態の信号入力回路ブロック51の詳細な回路構成を示す図であり、図7では1個分の信号入力回路ブロック51、すなわち4個の信号入力回路を有する1ブロックを示している。
信号入力回路ブロック51の4個の信号入力回路のそれぞれは、蓄積容量(C1−1〜C1−4)と、サンプルホールド(S/H)容量(C2−1〜C2−4)と、を有する。S/H容量C2−1〜C2−4の容量は、蓄積容量C1−1〜C1−4より十分に小さいことが望ましく、例えば、蓄積容量C1−1〜C1−4の容量は1.6pFであり、S/H容量C2−1〜C2−4の容量は16fFである。さらに、4個の信号入力回路のそれぞれは、4個のN型トランジスタ(NTr31−1〜31−4、NTr32−1〜32−4、NTr35−1〜35−4およびNTr36−1〜36−4)と、1個のP型トランジスタ(PTr33−1〜33−4)と、を有する。さらに、4個の信号入力回路のそれぞれは、トランスファーゲート(TG34−1〜34−4)を有する。これらの要素は、図4と同様に接続され、同様に動作するので、説明は省略する。なお、実施形態では、左下の信号入力回路を主信号入力回路と、左上の信号入力回路を従信号入力回路と、称する。
信号入力回路ブロック51は、主信号入力回路のバンプ7−2への接続端子と他の信号入力回路のバンプ7−1、7−3および7−4への接続端子とをそれぞれ接続する配線と、それらの配線に設けられたトランスファーゲートTG62〜64と、を有する。信号入力回路ブロック51は、さらに、主信号入力回路のS/H容量C2−2の一方の端子と従信号入力回路の蓄積容量C2−1の一方の端子とを接続する配線と、この配線に設けられたトランスファーゲートTG65と、を有する。トランスファーゲートTG62〜64は端子接続スイッチと、トランスファーゲートTG65は演算接続スイッチと称する場合がある。制御回路57は、垂直シフトレジスタ52、水平シフトレジスタ53、信号入力回路ブロック51の各信号入力回路のスイッチの制御を行う。制御回路57は、さらに、トランスファーゲートTG62〜64の制御信号SW1およびトランスファーゲートTG65の制御信号SW2を発生する。
実施形態の信号入力回路ブロック51は、高分解能モード、空間的フィルタモードおよび時間的フィルタモードの3つの動作モードを有する。Vig1〜4にはいずれの動作モードにおいても常時閾値以上の電圧レベルが印加される。高分解能モードでは、TG62〜65はオフ(OFF)状態(遮断状態)にされる。この状態の信号入力回路ブロック51は、実質的に図4に示した4個の信号入力回路を有する状態と同じになる。この状態で、図5のタイムチャートで示したように動作すれば、図3および図4に示した読出回路と同様に動作する。したがって、高分解能モードでは、垂直シフトレジスタ52がスキャンラインを1本ずつ選択するスキャン信号を順次出力し、水平シフトレジスタ53がバス選択スイッチを順次選択する信号を出力する。
高分解能モードでは、信号入力回路ブロック51内の4個の信号入力回路は、それぞれ対応する撮像素子の4個の画素の信号を読み出す動作を行うので、撮像素子の全画素の信号を読み出すことになり、最大の分解能での撮像が行われる。
空間的フィルタモードでは、SW1がHで、TG62〜64はオン(ON)状態(導通状態)にされ、SW2がLで、TG65はオフされる。さらに、主信号入力回路以外の信号入力回路では、ΦIg1、ΦIg3およびΦIg4はLにされ、NTr32−1、32−3および32−4はオフされる。なお、主信号入力回路以外の信号入力回路では、ΦR1、ΦR3およびΦR4と、ΦSH1、ΦSH3およびΦSH4は、どのような状態でもよい。主信号入力回路は、高分解モードと同様に動作する。さらに、垂直シフトレジスタ52は、スキャンラインを1本おきに選択するスキャン信号を順次出力し、水平シフトレジスタ53は、バス選択スイッチを1本おきに選択する信号を出力する。
空間的フィルタモードにおいては、主信号入力回路の蓄積容量C1−2のリセット動作は、高分解能モードと同様に行われる。蓄積動作時には、主信号入力回路のNTr32−2がオンする。これにより、蓄積容量C1−2の一方の端子が、NTr31−2、NTr32−2およびバンプ7−2を介して、センサ素子8−2に接続される。さらに、TG62〜64がオンであるため、蓄積容量C1−2の一方の端子は、バンプ7−1、7−3および7−4を介して、センサ素子8−1、8−3および8−4に接続される。これにより、蓄積容量C1−2から、センサ素子8−1〜8−4の受光状態に応じた電流が、C1からGNDに流れ、リセット電圧VDRに充電されたC1−2から、センサ素子8−1〜8−4の受光状態に応じた電流が放電する。したがって、C1−2の電圧は、4個のセンサ素子8−1〜8−4の受光状態に応じた電圧になる。言い換えれば、4個のセンサ素子8−1〜8−4の発生する4つの電気信号を合成するので解像度は1/4になり、折返し雑音を低下する空間的フィルタ処理が行われることになる。蓄積動作後の転送動作は、高分解能モードと同様に行われる。
読出動作は、各ブロックの主信号入力回路のみから行う。そのため、上記のように、垂直シフトレジスタ52は、スキャンラインを1本おきに選択するスキャン信号を順次出力する。実施形態では、偶数番目のスキャンラインSL2i+1(iはゼロまたは正の整数)にスキャン信号を順次出力する。水平シフトレジスタ53は、バス選択スイッチを1本おきに選択する信号を出力する。実施形態では、奇数番目のバス選択スイッチに選択信号を出力し、奇数番目の垂直バスBL2j(jはゼロまたは正の整数)を順次共通ライン55に接続する。
ここで、ΦVCKおよびΦHCKが高分解能モードと同じ場合、選択する垂直バスの本数が1/2になるため、水平スキャン(垂直バスの選択)に要する時間は1/2になる。さらに、スキャン信号を印加するスキャンラインの本数が1/2になるため、垂直スキャン(スキャンラインの選択)に要する時間は1/2になる。したがって、読出動作に要する時間は1/4になり、蓄積時間もほぼ1/4になる。上記のように、C1−2からは4個のセンサ素子8−1〜8−4の受光状態に応じた電流が放電するため、高分解モードに比べて4倍の電流が放電されるので、Vigは高分解モードと同じでよい。
図8は、実施形態の読出回路における空間的フィルタモード時の動作信号タイムチャートである。
前述のように、SW1がHで、TG62〜64はオンされ、SW2がLで、TG65はオフされる。さらに、ΦIg1、ΦIg2およびΦIg3はLにされ、NTr32−1、32−3および32−4はオフされる。
信号ΦIg2は、LとHを繰り返す。ΦIg2=Lになると、まずΦS/H2が短期間Hになり、転送動作が行われ、その後ΦR2が短期間Lになり、リセット動作が行われ、ΦIg2=Hの期間に蓄積動作が行われる。ΦS/H2がLの期間に読出動作が行われる。
垂直シフトレジスタ52は、垂直同期信号ΦVDTおよび垂直クロックΦVCKを受け、赤外線撮像素子の全画素を読み出す1回の読出動作ごとに垂直同期信号ΦVDTを出力する。水平シフトレジスタ53は、水平同期信号ΦHDTおよび水平クロックΦHCKを受け、水平同期信号ΦHDTおよび選択信号を出力する。
以上説明したように、空間的フィルタモード時には、隣接する4画素の光電変換素子の検出信号を並列に結合し、主読出回路の1つの蓄積容量に貯めることによって解像度を下げ、折り返し雑音の発生を防ぐ空間的なフィルタ機能を実現している。
時間的フィルタモードでは、SW1がHで、TG62〜64はオンする。さらに、主信号入力回路以外の信号入力回路では、ΦIg1、ΦIg2およびΦIg3はLにされ、NTr32−1、32−3および32−4はオフされる。なお、主信号入力回路および従信号入力回路以外の信号入力回路では、ΦR3およびΦR4と、ΦSH3およびΦSH4は、どのような状態でもよい。後述するように、主信号入力回路では、PTr33−2、NTr31−2、NTr32−2およびTG34−2は、高分解モードと同様の動作を繰り返す。SW2は、後述するようにLとHに変化し、それに応じてTG65はオフ状態とオン状態の間で変化する。従信号入力回路では、信号入力回路ブロックにおける蓄積動作の直前に、ΦR1がLになり、PTr33−1がオンしてC1−1をVDRに充電するリセット動作が行われ、蓄積動作の直後にΦSH1がHになり、C1−1の電荷をC2−1に転送する。
読出動作は、各ブロックの従信号入力回路のみから行う。そのため、垂直シフトレジスタ52は、スキャンラインを1本おきに選択するスキャン信号を順次出力する。実施形態では、奇数番目のスキャンラインSL2i(iはゼロまたは正の整数)にスキャン信号を順次出力する。水平シフトレジスタ53は、バス選択スイッチを1本おきに選択する信号を出力する。実施形態では、奇数番目のバス選択スイッチに選択信号を出力し、奇数番目の垂直バスBL2j(jはゼロまたは正の整数)を順次共通ライン55に接続する。
図9および図10は、実施形態の読出回路における時間的フィルタモード時の動作信号タイムチャートである。
図9および図10において、従信号入力回路のΦSH1およびΦR1が共通に示されている。図9および図10を参照して、時間的フィルタモード時の読出回路の動作を説明する。
時間的フィルタモードにおいては、ΦS/H1が所定の周期で短期間立ち上り、C1−1の電荷をC2−1に転送する最終転送動作が行われ、ΦS/H1がLに戻った後ΦR1が短期間立ち下り、蓄積容量C1−1のリセット動作が行われる。読出動作は、垂直シフトレジスタ52および水平シフトレジスタ53が上記のようなスキャン信号および選択信号を出力することにより、従信号入力回路のS/H容量C2−1の電圧を、垂直バスに出力することにより行われる。この読出動作は、読み出す信号入力回路が異なるのみで、他は空間的フィルタモードの動作を同じである。
図10に示すように、ΦR1の立下りパルス(負パルス)の間が、主信号入力回路のΦR2が、所定回数負パルスを発生する。高分解能モードおよび空間的フィルタモードと同様に、信号ΦIg2は、ΦIg=Lになると、まずΦS/H2が短期間H(正パルス発生)になり、その後ΦRが短期間L(負パルス発生)になる。これにより、主信号入力回路でC1−2からC2−2への転送動作と、C1−2をVDRに充電するリセット動作が行われ、その後C1−2の蓄積動作が行われる。
C1−2の蓄積動作時には、空間的フィルタモードと同様に、主信号入力回路のNTr32−2がオンする。これにより、蓄積容量C1−2の一方の端子が、バンプ7−1、7−3および7−4を介して、センサ素子8−1、8−3および8−4に接続される。これにより、蓄積容量C1−2の電圧は、4個のセンサ素子8−1〜8−4の受光状態に応じた電圧になる。言い換えれば、解像度が1/4になる低解像度の検出が行われる。1回のC1−2の蓄積動作が終了すると、ΦIg2がLになり、その後ΦS/H2が短期間Hになり、TG34−2がオンして、C1−2に蓄積された電荷が、C1−2とC2−2の容量比に応じて分配されるC2−2への転送動作が行われる。さらに、SW2が短期間Hになり、TG65がオンし、C2−2に転送された電荷が、C2−2とC1−1の容量比に応じて分配されるC1−1への転送動作が行われる。
以上のC1−2の蓄積動作、C2−2への転送およびC1−1への転送を、次にΦS/H1が短期間Hになるまでの間に所定回数繰り返す。そして、最後に、ΦS/H1が短期間Hになり、C1−1に転送された電荷が、S/H容量C2−1に転送される。読出動作において、スキャンラインSLiにスキャン信号を印加して、このS/H容量C2−1の電圧を、NTr35−1および36−1を介して垂直バスBLjに出力し、読み出す。
上記の時間的フィルタ処理の効果は、特許文献4に記載されている。本実施形態では、蓄積容量C1−1〜C1−4の容量は1.6pFであり、S/H容量C2−1〜C2−4の容量は16fFであり、蓄積容量はS/H容量の100倍の容量を有する。このような条件で、C2−2への転送およびC1−1への転送を200回繰り返した場合、空間的フィルタ処理を行った場合に比べて、S/N比の向上率は、約9倍となる。
以上説明したように、実施形態の読出回路では、垂直シフトレジスタ52および水平シフトレジスタ53は、モードに応じて、スキャン信号および選択信号の出力位置を変更する。このような垂直シフトレジスタ52および水平シフトレジスタ53は、汎用のスキャン用シフトレジスタを変形することにより、容易に製作可能である。しかし、図11に示すように、汎用のスキャン用シフトレジスタを2個ずつ用いて実現してもよい。
図11は、汎用のスキャン用シフトレジスタを2個ずつ用いて垂直シフトレジスタおよび水平シフトレジスタを実現する構成例を示す図である。
図11に示すように、垂直シフトレジスタ52の代わりに第1垂直シフトレジスタ52Aおよび第2垂直シフトレジスタ52Bが、水平シフトレジスタ53の代わりに第1水平シフトレジスタ53Aおよび第2水平シフトレジスタ53Bが、設けられる。第1垂直シフトレジスタ52Aおよび第2垂直シフトレジスタ52Bと複数のスキャンラインSLとを接続する部分に、スキャンライン切り替え回路57が設けられる。第1水平シフトレジスタ53Aおよび第2水平シフトレジスタ53Bと複数の選択CLとを接続する部分に、垂直バス切り替え回路58が設けられる。
第1垂直シフトレジスタ52Aは、図3に示した垂直シフトレジスタ22と同じ信号、すなわち高分解能モードで使用する信号を出力する。第2垂直シフトレジスタ52Bは、第1垂直シフトレジスタ52Aの半分の出力を有し、時間的フィルタモードで使用する信号を出力する。スキャンライン切り替え回路57は、高分解能モードでは、第1垂直シフトレジスタ52Aの出力をスキャンラインSL0〜SLn−1に接続する。スキャンライン切り替え回路57は、時間的フィルタモードでは、第2垂直シフトレジスタ52Bの出力をスキャンラインSL2i(iは0または整数<(n−1)/2)に接続する。さらに、スキャンライン切り替え回路57は、空間的フィルタモードでは、第2垂直シフトレジスタ52Bの出力をスキャンラインSL2i+1(iは0または整数<(n−1)/2)に接続する。
第1水平シフトレジスタ53Aは、図3に示した水平シフトレジスタ23と同じ信号、すなわち高分解能モードで使用する信号を出力する。第2水平シフトレジスタ53Bは、第1水平シフトレジスタ53Aの半分の出力を有し、空間的フィルタモードおよび時間的フィルタモードで使用する信号を出力する。垂直バス切り替え回路58は、高分解能モードでは、第1水平シフトレジスタ53Aの出力を選択ラインCL0〜SLm−1に接続する。垂直バス切り替え回路58は、空間的フィルタモードおよび時間的フィルタモードでは、第2水平シフトレジスタ53Bの出力を選択ラインCL2j(jは0または整数<(m−1)/2)に接続する。
なお、実施形態の読出回路において、垂直シフトレジスタ52および水平シフトレジスタ53が、空間的フィルタモードおよび時間的フィルタモードで、高分解能モードと同じ信号を出力しても、無駄な信号が出力されるが、読出動作は行う。この場合、空間的フィルタモードで有効な検出信号が読み出されるのは、偶数番目のスキャンラインからの読出を行い、且つ奇数番目の垂直バスラインからの信号が読み出される時であり、それ以外の時のアンプ56の出力を無視すればよい。同様に、時間的フィルタモードで有効な検出信号が読み出されるのは、奇数番目のスキャンラインからの読出を行い、且つ奇数番目の垂直バスラインからの信号が読み出される時であり、それ以外の時のアンプ56の出力を無視すればよい。
以上説明した実施形態の読出回路は、図1に示した映像システムの撮像デバイスとして利用されるが、赤外線撮像素子用に限定されるものではない。実施形態の読出回路を適用した撮像デバイスは、空間的フィルタ機能によるモアレ防止、時間的フィルタ機能によるS/N比向上が実現できる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
51 信号入力回路ブロック
52 垂直シフトレジスタ
53 水平シフトレジスタ
54 バス選択スイッチ
55 共通ライン
56 アンプ
SL0〜SLn−1 スキャンライン
BL0〜BLm−1 垂直バスライン
TG62〜TG64 トランスファーゲート(端子接続スイッチ)
TG65 トランスファーゲート(演算接続スイッチ)

Claims (3)

  1. 撮像素子のマトリクス状に配列された複数の画素の各々から電気信号を読み出す読出回路であって、
    前記マトリクス状の配列に対応して配置された複数のスキャンラインおよび複数の垂直バスラインと、
    前記複数のスキャンラインおよび前記複数の垂直バスラインの交差部分に対応して配列された複数の信号入力回路と、
    前記複数のスキャンラインに順次垂直位置選択信号を印加する垂直シフトレジスタと、
    前記複数の垂直バスラインの信号を順次読み出すための水平シフト信号を出力する水平シフトレジスタと、を備え、
    各信号入力回路は、
    前記撮像素子の対応する画素への接続端子と、
    電源間に直列に接続されたリセットスイッチおよび蓄積容量と、
    前記接続端子と、前記リセットスイッチおよび前記蓄積容量の接続ノードと、の間に配置された露光スイッチと、
    一方の端子が電源の一方に接続されたサンプルホールド容量と、
    前記接続ノードと前記サンプルホールド容量の他方の端子間に接続されたサンプルホールドスイッチと、
    前記サンプルホールド容量の電位に応じた信号を発生する信号変換部と、
    対応する前記スキャンラインの前記垂直位置選択信号に応じて、前記信号変換部の発生する信号を対応する前記垂直バスラインに発生するように動作する選択スイッチと、を備え、
    前記複数の信号入力回路は、それぞれ所定数の隣接する信号入力回路を含む複数のブロックに分けられ、
    各ブロックは、ブロック内の前記所定数の信号入力回路のうちの1つの主信号入力回路の前記接続端子と残りの信号入力回路の前記接続端子とを接続する端子接続配線および前記端子接続配線の途中に設けられた端子接続スイッチと、
    前記主信号入力回路の前記サンプルホールド容量の他方の端子と、前記残りの信号入力回路のうちの1つの従信号入力回路の前記接続ノードとを接続する演算用配線および前記演算用配線の途中に設けられた演算接続スイッチと、を備えることを特徴とする読出回路。
  2. 前記読出回路は、
    前記複数の信号入力回路のすべてから、それぞれ読出処理を行う高分解能モードと、
    各ブロック内の前記所定数の信号入力回路から、1つの信号を読み出す空間的フィルタモードと、
    各ブロック内の前記主信号入力回路および前記従信号入力回路利用して時間積分処理を行い、前記時間積分処理した信号を前記従信号入力回路から読み出す時間的フィルタモードと、を備える請求項1に記載の読出回路。
  3. 前記読出回路は、前記垂直シフトレジスタ、前記水平シフトレジスタ、前記リセットスイッチ、前記露光スイッチ、前記サンプルホールドスイッチ、前記選択スイッチ、前記端子接続スイッチ、および前記演算接続スイッチを制御する制御回路を備え、
    前記制御回路は、
    前記高分解能モード時には、前記端子接続スイッチおよび前記演算接続スイッチをオフし、前記垂直シフトレジスタ、前記水平シフトレジスタ、および前記複数の信号入力回路の前記リセットスイッチ、前記露光スイッチ、前記サンプルホールドスイッチおよび前記選択スイッチをオンおよびオフに制御して前記複数の信号入力回路のそれぞれからの読出処理を行い、
    前記空間的フィルタモード時には、前記端子接続スイッチをオンにし、前記演算接続スイッチをオフし、前記主信号入力回路以外の信号入力回路の前記露光スイッチおよび前記選択スイッチをオフし、前記垂直シフトレジスタ、前記水平シフトレジスタ、および前記主信号入力回路の前記リセットスイッチ、前記露光スイッチ、前記サンプルホールドスイッチおよび前記選択スイッチをオンおよびオフに制御し、各ブロック内の前記所定数の信号入力回路に対応する複数の画素の電気信号を合わせて前記主信号入力回路から読み出し、
    前記時間的フィルタ機能時には、前記端子接続スイッチをオンにし、前記主信号入力回路以外の信号入力回路の前記露光スイッチをオフし、前記従信号入力回路以外の信号入力回路の前記選択スイッチをオフし、前記垂直シフトレジスタと、前記水平シフトレジスタと、前記主信号入力回路の前記リセットスイッチ、前記露光スイッチおよび前記サンプルホールドスイッチと、前記従信号入力回路の前記リセットスイッチ、前記サンプルホールドスイッチおよび前記選択スイッチと、前記演算接続スイッチと、をオンおよびオフに制御し、各ブロック内の前記所定数の信号入力回路に対応する複数の画素の電気信号を合わせ且つ時間積分して前記従信号入力回路から読み出す、請求項2に記載の読出回路。
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