JP6236375B2 - マルチキャスト経路探索装置および方法 - Google Patents
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Description
(1)複数のノードを通信リンクを介して相互に接続可能としたネットワークで使用され、上記複数のノードのうちマルチキャスト通信を行う任意の始点ノードから複数のマルチキャスト終点ノードまでの最適経路を探索するマルチキャスト経路探索装置であって、基準エージェントにより、上記始点ノードから上記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上における複数のブランチ候補を探索して基準ブランチ候補記憶部に保存し、当該基準ブランチ候補記憶部に保存された複数のブランチ候補の中から終点が上記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして基準ブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、上記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する手段と、上記基準エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、当該基準エージェントから派生する第1の派生エージェントを作成すると共に、この時点で上記基準ブランチ候補記憶部に保存されているすべてのブランチ候補を上記第1の派生エージェントの第1のブランチ候補記憶部にコピーし、かつ上記基準ブランチ記憶部に保存されたブランチのうち上記決定ブランチを除いたブランチを上記第1の派生エージェントの第1のブランチ記憶部にコピーする第1の派生エージェント作成手段と、上記第1の派生エージェントにより、上記第1のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補を基準にして上記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上におけるブランチ候補を探索して上記第1のブランチ候補記憶部に保存し、当該第1のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補の中から終点が上記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして第1のブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、上記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する手段と、上記第1の派生エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、当該第1の派生エージェントからさらに派生する第2の派生エージェントを作成すると共に、この時点で上記第1のブランチ候補記憶部に保存されているすべてのブランチ候補を上記第2の派生エージェントの第2のブランチ候補記憶部にコピーし、かつ上記第1のブランチ記憶部に保存されたブランチのうち上記決定ブランチを除いたブランチを上記第2の派生エージェントの第2のブランチ記憶部にコピーする第2の派生エージェント作成手段と、上記第2の派生エージェントにより、上記第2のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補を基準にして上記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上におけるブランチ候補を探索して上記第2のブランチ候補記憶部に保存し、当該第2のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補の中から終点が上記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして第2のブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、上記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する手段と、上記第1及び第2の派生エージェント作成手段により作成された第1及び第2の派生エージェントのエージェントコストを含む属性情報を、派生エージェントリストを用いて管理する手段と、最終的にすべてのエージェントにより上記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られた場合に、上記基準エージェント、第1および第2の派生エージェントによりそれぞれ得られた決定ブランチに基づく各マルチキャスト経路コストを比較し、当該マルチキャスト経路コストが最も小さいマルチキャスト経路を最適経路として選択する手段とを備える。
EVA_VALUE 1=|dev_R(k)|−|R(0)|−W×ENDS
により算出し、上記算出された評価値EVA_VALUE 1 が0以下の場合に上記新たな派生エージェントを作成可能と判定する。
AGENT_COST 1 =|dev_R(k)|−|R(0)|+W1×DEVS−W2×ENDS
により算出する。
EVA_VALUE 2 =|R(k)|−|R(0)|−W×ENDS
により算出し、上記算出された評価値EVA_VALUE 2 が0より大きい場合に上記第1または第2の派生エージェントを上記派生エージェントリストから削除する。
AGENT_COST 2 =|R(k)|−|R(0)|+W1×DEVS−W2×ENDS
により算出する。
このため、基準エージェントによる経路探索で見逃したマルチキャスト経路を第1及び第2の派生エージェントにより見つけることが可能となり、これにより基準エージェントによる経路探索処理のみを用いる場合に比べ、コストの小さいマルチキャスト経路を高い確率で探索することが可能となる。
このため、新たな派生エージェントを作成する際には、派生エージェントリストに基づいて、その上限値の範囲内でエージェントコストのより小さい派生エージェントが作成されることになる。このため、コストがより小さいマルチキャスト経路を探索できる確率が高まる。また、派生エージェント数に上限が設けられるので、派生エージェント数に上限を設けない場合に比べ、経路探索に要する処理負荷を抑制することができる。
[一実施形態]
(構成)
図1は、この発明の一実施形態に係るマルチキャスト経路探索装置の機能構成を示すブロック図であり、RSVはマルチキャスト経路探索装置としてのルーティングサーバを示している。また、図2は当該ルーティングサーバRSVのモジュール構成を示す。
次に、以上のように構成されたルーティングサーバRSVにより実行される、Multi agent BBMCアルゴリズムを用いたマルチキャスト経路探索動作を説明する。図3はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
EVA_VALUE 2 =|R(k)|−|R(0)|−W×ENDS
が計算される。そして、EVA_VALUE 2 ≦0の場合には上記削除候補のエージェント(k) の削除は行われない。
AGENT_COST 2 =|R(k)|−|R(0)|+W1×DEVS−W2×ENDS
のように求められる。そして、この算出されたエージェントコストAGENT_COST 2の値をもとに上記エージェントリスト記憶部41における登録エージェント(k) の再登録が行われる。
EVA_VALUE 1 =|dev_R(k)|−|R(0)|−W×ENDS
により算出され、この算出された予測値が“0”より大きい場合には新規エージェントの作成は行われない。これに対し上記算出された予測値が“0”以下の場合には、新規エージェントを作成する可能性があると判定される。
AGENT_COST 1=|dev_R(k)|−|R(0)|+W1×DEVS−W2×ENDS
により算出される。
次に、以上述べた動作の具体例を図4を用いて説明する。なお、図4において前記図7と処理内容が同一の部分(例えば図4(1))については詳しい説明を省略する。
なお、ここではBBMCアルゴリズムを用いてツリー探索を実行する基準エージェント(0) に対して、追加する派生エージェントの上限数を“1”とする。また、EVA_VALUE 1 ,EVA_VALUE 2の中で使われている係数Wと、AGENT_COST 1,AGENT_COST 2の中で使われている係数W1、W2はすべて“2”に設定する。
EVA_VALUE 1 =|dev_R(0)|−|R(0)|−|E(0)|
=5−3−2×2
=−2
のように算出される。
AGENT_COST 1 =|dev_R(0)|−|R(0)|+2×DEVS−2×ENDS
=5−3+2×1−2×2
=0
となる。
EVA_VALUE 2 =|R(1)|−|R(0)|−2|E(1)|
=6−3−2×2
=−1
となり、EVA_VALUE 2 は“0”以下となる。このため、派生エージェント(1) の削除は行われない。
AGENT_COST 2 =|R(1)|−|R(0)|+2×DEVS−2×ENDS
=6−3+2×1−2×2
=1
となる。このため、派生エージェント(1) は再度エージェントリスト記憶部41にエージェントコスト=1として再設定される。なお、このときエージェントリスト記憶部41に複数のエージェントが記憶されていれば、これらのエージェントはそのエージェントコストの値が小さい順にソートされる。
AGENT_COST 1 =|dev_R(1)|−|R(0)|+2×DEVS−2×ENDS
=6−3+2×2−2×2
=3
となる。
EVA_VALUE 2 =|R(1)|−|R(0)|−2|E(1)|
=7−7−2×1
=−2
となり、EVA_VALUE 2 は“0”以下となるので、上記派生エージェント(1) は削除されず維持される。
EVA_VALUE 1 =|dev_R(1)|−|R(0)|−2|E(1)|
=11−7−2×1
=2
となり、EVA_VALUE 1 が“0”より大きくなるため作成されない。
以上詳述したように本実施形態では、BBMCアルゴリズムを使用した基準エージェント(0) により決定ブランチが作成されるごとに、当該基準エージェント(0) から派生するエージェント(k) (k=1,2,…)を新たに作成するか否かを判定し、所定の条件を満たした場合に順次派生エージェントを作成して、これらの基準エージェント(0) と複数の派生エージェント(k) (k=1,2,…)によりそれぞれ経路探索を行う。そして、これら複数のエージェントにより作成されたマルチキャストツリーのコストを比較して、当該コストが最小のツリーを最終マルチキャストツリーとして選択するようにしている。このため、基準エージェント(0) による経路探索で見逃したツリーを、当該基準エージェント(0) から派生した複数の派生エージェント(k) (k=1,2,…)により探索することが可能となり、これにより基準エージェント(0) による探索処理のみを用いる場合に比べ、よりコストの小さいマルチキャストツリーを探索することが可能となる。
この発明は上記一実施形態に限定されるものではない。例えば、前記一実施形態ではノード群とは別にルーティングサーバRSVを設けた場合を例にとって説明したが、ルーティングサーバの機能をノードの1つまたは複数に持たせるようにしてもよい。
Claims (9)
- 複数のノードを通信リンクを介して相互に接続可能としたネットワークで使用され、前記複数のノードのうちマルチキャスト通信を行う任意の始点ノードから複数のマルチキャスト終点ノードまでの最適経路を探索するマルチキャスト経路探索装置であって、
基準エージェントにより、前記始点ノードから前記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上における複数のブランチ候補を探索して基準ブランチ候補記憶部に保存し、当該基準ブランチ候補記憶部に保存された複数のブランチ候補の中から終点が前記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして基準ブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する手段と、
前記基準エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、当該基準エージェントから派生する第1の派生エージェントを作成すると共に、この時点で前記基準ブランチ候補記憶部に保存されているすべてのブランチ候補を前記第1の派生エージェントの第1のブランチ候補記憶部にコピーし、かつ前記基準ブランチ記憶部に保存されたブランチのうち前記決定ブランチを除いたブランチを前記第1の派生エージェントの第1のブランチ記憶部にコピーする第1の派生エージェント作成手段と、
前記第1の派生エージェントにより、前記第1のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補を基準にして前記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上におけるブランチ候補を探索して前記第1のブランチ候補記憶部に保存し、当該第1のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補の中から終点が前記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして第1のブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する手段と、
前記第1の派生エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、当該第1の派生エージェントからさらに派生する第2の派生エージェントを作成すると共に、この時点で前記第1のブランチ候補記憶部に保存されているすべてのブランチ候補を前記第2の派生エージェントの第2のブランチ候補記憶部にコピーし、かつ前記第1のブランチ記憶部に保存されたブランチのうち前記決定ブランチを除いたブランチを前記第2の派生エージェントの第2のブランチ記憶部にコピーする第2の派生エージェント作成手段と、
前記第2の派生エージェントにより、前記第2のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補を基準にして前記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上におけるブランチ候補を探索して前記第2のブランチ候補記憶部に保存し、当該第2のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補の中から終点が前記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして第2のブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する手段と、
前記第1及び第2の派生エージェント作成手段により作成された第1及び第2の派生エージェントのエージェントコストを含む属性情報を、派生エージェントリストを用いて管理する手段と、
最終的にすべてのエージェントにより前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られた場合に、前記基準エージェント、第1および第2の派生エージェントによりそれぞれ得られた決定ブランチに基づく各マルチキャスト経路コストを比較し、当該マルチキャスト経路コストが最も小さいマルチキャスト経路を最適経路として選択する手段と
を具備することを特徴とするマルチキャスト経路探索装置。 - 前記第1および第2の派生エージェント作成手段は、
前記基準エージェントにより得られた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストと、新たな派生エージェントにより得られると予測されるマルチキャスト経路コストとのコスト差を算出し、当該算出されたコスト差に基づいて、前記新たな派生エージェントの作成が可能であるか否かを判定する第1の手段を備えることを特徴とする請求項1記載のマルチキャスト経路探索装置。 - 前記第1および第2の派生エージェント作成手段は、
前記新たな派生エージェントの作成が可能と判定された場合に、前記派生エージェントリストをもとに、当該派生エージェントリスト内の作成済みの派生エージェント数が予め設定した上限値に達しているか否かを判定し、上限値に達していない場合に前記新たな派生エージェントを作成する第2の手段と、
前記派生エージェントリスト内の作成済みの派生エージェント数が上限値に達していると判定された場合には、前記派生エージェントリストに登録されている派生エージェントのエージェントコストのうちの最大値と、前記新たな派生エージェントのエージェントコストの予測値とを比較し、前記予測値が前記最大値より小さい場合に、前記新たな派生エージェントを作成して、前記エージェントコストが最大の派生エージェントを前記作成された新たな派生エージェントに入れ替える第3の手段と
を、さらに備えることを特徴とする請求項2記載のマルチキャスト経路探索装置。 - 前記基準エージェント、前記第1および第2の派生エージェントは、
経路探索処理の過程においてノードごとに当該ノードまでの最短ブランチ候補に準じる準最短ブランチ候補とそのブランチコストを保存する手段と、
派生元エージェントが直前に選択した決定ブランチの終点ノードが保持する準最短ブランチ候補を、当該派生エージェントが新たなブランチ候補としてブランチ候補記憶部に格納する手段と
を有し、
前記第1及び第2の派生エージェント作成手段は、前記新たな派生エージェントによるマルチキャスト経路コストの予測値を|dev_R(k)|、当該新たな派生エージェントを作成する直前までに前記基準エージェントにより得られた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストを|R(0)|、未到達マルチキャスト終点の数をENDS、その係数をW(W≧0)、前記コスト差に基づいた評価値をEVA_VALUE 1とするとき、
前記予測値|dev_R(k)|を、前記新たな派生エージェントを作成する直前に前記派生元のエージェントにより得られた決定ブランチの終端ノードが保持する準最短ブランチ候補のブランチコストと、前記派生元のエージェントのブランチ候補記憶部に保存されているブランチ候補における最小のブランチコストとのうちの小さい方を、前記新たな派生エージェントを作成する直前に前記派生元のエージェントにより得られた決定ブランチを除いた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストに加算することにより算出し、
前記評価値EVA_VALUE 1を、
EVA_VALUE 1=|dev_R(k)|−|R(0)|−W×ENDS
により算出し、
前記算出された評価値EVA_VALUE 1が0以下の場合に前記新たな派生エージェントを作成可能と判定することを特徴とする請求項2記載のマルチキャスト経路探索装置。 - 前記第1及び第2の派生エージェント作成手段の第3の手段は、前記新たな派生エージェントのエージェントコストの予測値をAGENT_COST 1、当該新たな派生エージェントにより得られると予測されるマルチキャスト経路コストの値を|dev_R(k)|、当該新たな派生エージェントの作成直前までに前記基準エージェントにより得られた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストを|R(0)|、当該派生エージェントの前記基準エージェントからの派生段階数をDEVS、その係数をW1(W1≧0)、当該派生エージェントが派生した時点の未到達マルチキャスト終点の数をENDS、その係数をW2(W2≧0)とするとき、
前記予測値|dev_R(k)|を、当該派生エージェントの作成直前に前記派生元のエージェントにより得られた決定ブランチの終端ノードが保持する準最短ブランチ候補のブランチコストと、前記派生元のエージェントのブランチ候補記憶部に保存されているブランチ候補における最小ブランチコストのうちの小さい方を、当該派生エージェントを作成する直前に前記派生元のエージェントにより得られた決定ブランチを除いた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストに加算することにより算出し、
前記新たな派生エージェントのエージェントコストの予測値AGENT_COST 1 を
AGENT_COST 1=|dev_R(k)|−|R(0)|+W1×DEVS−W2×ENDS
により算出することを特徴とする請求項3記載のマルチキャスト経路探索装置。 - 前記第1または第2の派生エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、当該第1または第2の派生エージェントにより得られた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストと、前記基準エージェントにより得られた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストとのコスト差を算出し、当該算出されたコスト差に基づいて、当該第1または第2の派生エージェントを前記派生エージェントリストから削除する派生エージェント削除手段を、さらに具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のマルチキャスト経路探索装置。
- 前記派生エージェント削除手段は、前記第1または第2の派生エージェントによるマルチキャスト経路コストを|R(k)|、この時点までに前記第1または第2の派生エージェントを作成する直前までに前記基準エージェントにより得られた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストを|R(0)|、未到達マルチキャスト終点の数をENDS、その係数をW(W≧0)、前記コスト差に基づいた評価値をEVA_VALUE 2とするとき、
前記評価値EVA_VALUE 2を、
EVA_VALUE 2=|R(k)|−|R(0)|−W×ENDS
により算出し、
前記算出された評価値EVA_VALUE 2が0より大きい場合に前記第1または第2の派生エージェントを前記派生エージェントリストから削除することを特徴とする請求項6記載のマルチキャスト経路探索装置。 - 前記第1または第2の派生エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、前記派生エージェントリストに登録された派生エージェントのエージェントコストを更新するエージェントコスト更新手段を、さらに具備し、
前記エージェントコスト更新手段は、前記登録された派生エージェントのこの時点でのマルチキャスト経路コストを|R(k)|、この時点までに前記基準エージェントにより得られた決定ブランチに基づくマルチキャスト経路コストを|R(0)|、当該派生エージェントの基準エージェントからの派生段階数をDEVS、その係数をW1(W1≧0)、当該派生エージェントが派生した時点の未到達マルチキャスト終点の数をENDS、その係数をW2(W2≧0)とするときに、更新するエージェントコストAGENT_COST 2を
AGENT_COST 2=|R(k)|−|R(0)|+W1×DEVS−W2×ENDS
により算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のマルチキャスト経路探索装置。 - 複数のノードを通信リンクを介して相互に接続可能としたネットワークで使用されるマルチキャスト経路探索装置が、前記複数のノードのうちマルチキャスト通信を行う任意の始点ノードから複数のマルチキャスト終点ノードまでの最適経路を探索するマルチキャスト経路探索方法であって、
基準エージェントにより、前記始点ノードから前記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上における複数のブランチ候補を探索して基準ブランチ候補記憶部に保存し、当該基準ブランチ候補記憶部に保存された複数のブランチ候補の中から終点が前記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして基準ブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する過程と、
前記基準エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、当該基準エージェントから派生する第1の派生エージェントを作成すると共に、この時点で前記基準ブランチ候補記憶部に保存されているすべてのブランチ候補を前記第1の派生エージェントの第1のブランチ候補記憶部にコピーし、かつ前記基準ブランチ記憶部に保存されたブランチのうち前記決定ブランチを除いたブランチを前記第1の派生エージェントの第1のブランチ記憶部にコピーする過程と、
前記第1の派生エージェントにより、前記第1のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補を基準にして前記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上におけるブランチ候補を探索して前記第1のブランチ候補記憶部に保存し、当該第1のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補の中から終点が前記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして第1のブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する過程と、
前記第1の派生エージェントにより決定ブランチが得られるごとに、当該第1の派生エージェントからさらに派生する第2の派生エージェントを作成すると共に、この時点で前記第1のブランチ候補記憶部に保存されているすべてのブランチ候補を前記第2の派生エージェントの第2のブランチ候補記憶部にコピーし、かつ前記第1のブランチ記憶部に保存されたブランチのうち前記決定ブランチを除いたブランチを前記第2の派生エージェントの第2のブランチ記憶部にコピーする過程と、
前記第2の派生エージェントにより、前記第2のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補を基準にして前記複数のマルチキャスト終点ノードに至る経路上におけるブランチ候補を探索して前記第2のブランチ候補記憶部に保存し、当該第2のブランチ候補記憶部に保存されたブランチ候補の中から終点が前記複数のマルチキャスト終点ノードのいずれかに到達しかつブランチコストが最小のブランチ候補を決定ブランチとして第2のブランチ記憶部に保存する経路探索処理を、前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られるまで実行する過程と、
前記作成された第1及び第2の派生エージェントのエージェントコストを含む属性情報を、派生エージェントリストを用いて管理する過程と、
最終的にすべてのエージェントが前記複数のマルチキャスト終点ノードのすべてについて決定ブランチが得られた場合に、前記基準エージェント、第1および第2の派生エージェントによりそれぞれ得られた決定ブランチに基づく各マルチキャスト経路コストを比較し、当該マルチキャスト経路コストが最も小さいマルチキャスト経路を最適経路として選択する過程と
を具備することを特徴とするマルチキャスト経路探索方法。
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