JP6235264B2 - 光電変換装置および光電変換システム - Google Patents

光電変換装置および光電変換システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置等に関するものである。
これまで提案されてきた光電変換装置は、例えば下記特許文献1に示されているように、基体上に実装された光電変換素子と、基体上に設けられた集光部材(以下、光学エレメントともいう)とを有するものであった。入射光は、光学エレメントによって集められて、光電変換素子に導かれる。そして、光電変換素子において、光エネルギーが電気エネルギーに変換されるものである。なお、光学エレメント等において発生された熱は、例えば基体の下面に設けられた放熱部材等から放散されるものである。
特開2012−28671号公報
背景技術において説明された光電変換装置においては、光学エレメントにおいて発生された熱が光学エレメント内にこもりやすく、例えば光学エレメントの変形等によって、光電変換素子へ効率的に光を導くことが困難となる可能性があった。したがって、背景技術において説明された光電変換装置においては、光電変換効率が低下する可能性があった。なお、背景技術において説明された光電変換装置においては、例えば光学エレメントの下端部に熱がこもる可能性があった。
本発明の一つの態様による光電変換装置は、光電変換素子の実装領域を含む側面を有している第1の基体部と、第1の基体部の実装領域に対向するように第1の基体部に並んで配置され、冷却流体が流れる内部空間を有している第2の基体部と、第1の基体部および第2の基体部を上に設け、第1の基体部および第2の基体部を連結しており、第1の基体部および第2の基体部と一体である共通基体部と、第2の基体部に設けられており入射光を実装領域の方向へ反射する光反射部を有する光学エレメントとを含んでいる光電変換装置用部品と、該光電変換装置用部品の前記第1の基体部に設けられた光電変換素子と、前記光電変換装置用部品の前記第2の基体部の前記内部空間に流される冷却流体とを備えており、前記冷却流体が前記光反射部まで達するか否かで前記入射光の反射状態を制御可能である
本発明の一つの態様による光電変換装置において、光電変換素子の実装領域を含む側面を有している第1の基体部と、第1の基体部の実装領域に対向するように第1の基体部に並んで配置され、冷却流体が流れる内部空間を有している第2の基体部と、第1の基体部および第2の基体部を上に設け、第1の基体部および第2の基体部を連結しており、第1の基体部および第2の基体部と一体である共通基体部と、第2の基体部に設けられており、入射光を実装領域の方向へ反射する光反射部を有する光学エレメントとを含んでいる光電変換装置用部品と、該光電変換装置用部品の前記第1の基体部に設けられた光電変換素子と、前記光電変換装置用部品の前記第2の基体部の前記内部空間に流される冷却流体とを備えており、前記冷却流体が前記光反射部まで達するか否かで前記入射光の反射状態を制御可能であることによって、光学エレメントにおいて発生された熱を第2の基体部から放散させることが可能となり、光学エレメントにおける放熱性を向上させて、光電変換の効率を向上させることが可能となる。
(a)は本発明の実施形態における光電変換装置を示す平面図であり、(b)は(a)に示された光電変換装置の縦断面図である。 (a)は図1に示された光学エレメントを示す斜視図であり、(b)は(a)に示された光学エレメントのA−Aにおける縦断面図である。 (a)〜(d)は図2に示された光学エレメントの他の例を示す縦断面図である。 図1に示された光電変換装置の他の例を示す縦断面図である。 図1に示された光電変換装置の他の例を示す縦断面図である。 図1に示された光電変換装置の他の例を示す縦断面図である。 (a)および(b)は図6に示された光電変換装置の変形例を示す縦断面図である。 図6に示された光電変換装置の他の例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態における光電変換システムを示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態における光電変換装置および光電変換システムについて図面を参照して説明する。
(光電変換装置)
本発明の実施形態における光電変換装置は、図1(a)および(b)に示されているように、第1および第2の基体部11および12を含む基体1と、第2の基体部12に設けられた光学エレメント2と、第1の基体部11に設けられた光電変換素子3とを含んでいる。基体1および光学エレメント2によって光電変換装置用部品が構成されている。光電変換装置は、光学エレメント2の上方に設けられた集光レンズ4をさらに含んでいる。
本実施形態において、光電変換装置は、例えば、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する集光型太陽電池である。
基体1は、上述したように第1および第2の基体部11および12を含んでおり、さらに、第1および第2の基体部11および12を連結する共通基体部13を含んでいる。第1の基体部11は、共通基体部13上に設けられており、光電変換素子3の実装領域11aを含む側面を有している。第2の基体部12は、共通基体部13上に設けられており、第1の基体部11に並んで配置されている。第2の基体部12は、第1の基体部11の実装領域11aに対向するようにかつ第1の基体部11との間に空間が設けられるように配置されている。
第1および第2の基体部11,12、共通基体部13を含む基体1は、例えばアルミニウム、鉄、銅またはそれらの合金等の金属材料から成る。このように、基体1が金属材料から成る場合には、光学エレメント2および光電変換素子3の放熱性を向上させることができる。また、放熱性の観点においては、基体1がセラミックスから成っていてもよい。
光電変換装置が集光レンズ4を有している場合には、入射光が光学エレメント2に集められるため、光学エレメント2における温度が上昇する可能性がある。この場合に、光学エレメント2の放熱性が向上されていると、例えば光学エレメント2の変形が低減されて、光電変換素子3における光電変換効率が向上される。
また、光電変換素子3に入射光が集められるため、光電変換素子3の温度が上昇する可能性がある。光電変換素子3の温度が上昇し過ぎると、光電変換素子3における光電変換特性に影響がある場合がある。光電変換素子3の放熱性が向上されていると、光電変換素子3における光電変換効率を向上させることができる。
なお、本実施形態の光電変換装置において、光電変換素子3が設けられる第1の基体部11と光学エレメント2が設けられる第2の基体部12とが別の構成部分として形成されていることによって、光学エレメント2によって発生された熱の伝導経路から光電変換素子3を外すことが可能となり、光電変換素子3の温度上昇を低減させることができる。
光学エレメント2は、第1の基体部11の実装領域11aに対向するように第2の基体部12に設けられており、入射光を光電変換素子3の実装領域11aの方向へ反射する光反射部22を有している。光学エレメント2は、光電変換素子3の実装領域11aに対向する位置に設
けられている。
光学エレメント2は、光入射面21と、光入射面21から入射された光を反射する光反射部22と、反射光が導出される光出射面23とを有している。
光学エレメント2の一つの例としては、図3(a)に示されているように、エレメント本体部2aと光反射部22に設けられた光反射層2bとを有するものがある。エレメント本体部2aは、例えばガラスまたは透明樹脂等の光透過性の材料から成る。光反射層2bは、例えば金属層または誘電体多層膜によって構成される。金属層としては、例えばAgなどの反射率の高い層を形成することにより得られる。誘電体多層膜としては、例えばSiOなどの低屈折率の酸化膜と、TiO2、ZnO2、SiO、Nb25などの高屈折率の酸化膜とを、真空蒸着などにより交互に形成することにより得られる。また、金属層上に誘電体多層膜をさらに形成することで反射率を向上させたり、保護層として機能させることが可能である。
また、光学エレメント2の他の例としては、図3(b)に示されているように、特定の波長領域の光を吸収する光吸収層2cをさらに有しているものがある。光吸収層2cは、光電変換に用いられない波長領域の光(集光型太陽電池の場合、例えば赤外線領域の光)を吸収するものである。光電変換に用いられない波長領域の光が光吸収層2cによって吸収されて光電変換素子3へ反射されないことによって、光電変換素子3における温度上昇が低減されて、光電変換素子3における光電変換効率が向上される。
また、光学エレメント2の他の例としては、図3(c)に示されているように、エレメント本体部2aと第2の基体部12が有する空洞部12aとの光屈折率差によって光の全反射を起こすものがある。この例における光学エレメント2は、光の全反射を用いているために、反射における光の損失が低減されており、光電変換素子3における光電変換量を増大させることができる。
また、光学エレメント2の他の例としては、図3(d)に示されているように、光出射面23において光電変換に不要な波長領域の光(例えば赤外光)が反射されるものがある。光電変換に不要な波長領域の光(例えば赤外光)を反射させるためには、例えば誘電体多層膜から成る光学膜2dを形成しておくとよい。例えば、光電変換に不要な波長領域の光(例えば赤外光)を反射させて光電変換素子3へ届かないようにすることによって、光電変換素子3の温度上昇を低減させて、光電変換素子3における光電変換効率を向上させることができる。誘電体多層膜としては、例えばSiOなどの低屈折率の酸化膜と、TiO2、ZnO2、SiO、Nb25などの高屈折率の酸化膜とを、真空蒸着などにより交互に形成することにより得られる。
また、光学エレメント2の他の例としては、図4に示されているように、第2の基体部12に凹面状の光反射部22を有するものがある。凹面状の光反射部22は例えば第2の基体部12を所定の形状となるように加工した後、研磨して形成することが可能である。なお、エレメント本体部2aは第2の基体部12とは別体として凹面状の光反射部22を有する板部材等としてもよい。また、凹面状の光反射部22に設けられた光反射層とを有するものがある。光反射層は、例えば金属層または誘電体多層膜によって構成される。金属層としては、図3(a)に示されている例と同様に例えばAg等の反射率の高い層を形成することにより得られる。誘電体多層膜としては、図3(a)に示されている例と同様に例えばSiOなどの低屈折率の酸化膜と、TiO2、ZnO2、SiO、Nb25などの高屈折率の酸化膜とを、真空蒸着などにより交互に形成することにより得られる。また、金属層上に誘電体多層膜をさらに形成することで反射率を向上させたり、保護層として機能させることが可能である。また、この例における光学エレメント2においても、光反射層上に、
前述した特定の波長領域の光を吸収する光吸収層2cをさらに有していてもよい。なお、第2の基体部12とは別体とした場合のエレメント本体部2aは、例えばアルミニウム、鉄、銅またはそれらの合金等の金属材料、セラミックスから成る。
光学エレメント2が、特に温度上昇しやすい光反射部22またはその近傍において第2の基体部12に接合されているため、光学エレメント2における放熱性が向上されている。すなわち、光学エレメント2の発熱部分から直接的に放熱を行うことができる。
光電変換素子3は、例えば、III−V族化合物半導体を含んでいる太陽電池素子である
。光電変換素子3は、光起電力効果により、受けた光を即時に電力に変換して出力することができる。例示的な太陽電池素子は、InGaP/GaAs/Ge3接合型セルの構造を有している。インジウムガリウムリン(InGaP)トップセルは、660nm以下の波長領域に含まれる光をエネルギー変換する。ガリウムヒ素(GaAs)ミドルセルは、660nm以上890nm以下の波長領域に含まれる光をエネルギー変換する。ゲルマニウム(Ge)ボトムセルは、890nm以上2000nm以下の波長領域に含まれる光をエネルギー変換する。3つのセルは、トンネル接合を介して直列に接続されている。開放電圧は、3つのセルの起電圧の和である。なお、光電変換素子4の一辺は、例えば3mm以上15mm以下の長さである。また、光電変換素子4は、例えば0.3mm以上5mm以下の厚みである。
集光レンズ4は、光学エレメント2の上方に設けられており、入射光を光学エレメント2へ集めるために用いられるものである。集光レンズ4は、ガラスまたは透明樹脂等の光透過性の材料から成り、曲率設計または回折格子の形成によって、集光することが可能となっている。
本実施形態における光電変換装置において、光電変換素子3が、光学エレメント2が設けられた第2の基体部12に並んで配置されており第2の基体部12とは別部分である第1の基体部11に設けられていることによって、光学エレメント2において発生した熱の伝導経路から光電変換素子3を外されており、光学エレメント2において発生した熱が光電変換素子3へ伝わりにくくなっている。よって、光電変換素子3における温度上昇を低減させることができ、光電変換効率を向上させることが可能となる。
なお、光電変換装置において、第1の基体部11が第1の放熱フィン5を有している場合には、光電変換素子3によって発生された熱の放散性を向上させることができ、光電変換素子3の温度上昇を低減させることができる。よって、光電変換素子3における光電変換効率を向上させることができる。第1の放熱フィン5は、例えば、第1の基体部11の側面のうち光電変換素子3の実装領域11aの反対側に位置する領域に設けられている。
また、光電変換装置において、第2の基体部12が第2の放熱フィン6を有している場合には、光学エレメント2によって発生された熱の放散性を向上させることができ、例えば光学エレメント2の変形が低減されて、光電変換素子3における光電変換効率が向上される。なお、第2の放熱フィン6が第2の基体部12の側面のうち光電変換素子3に対向する部分の反対側に設けられていると、光電変換素子3に対する熱の影響を低減できる。
なお、上述した放熱フィン5および放熱フィン6は、第1の基体部11および第2の基体部12と一体的に形成されたものであるが、放熱フィン5および放熱フィン6は、第1の基体部11および第2の基体部12と別部材によって構成されているものであってもよい。
また、共通基体部13の下面に放熱フィンを有する構造であってもよい。
(光電変換装置の他の例1)
以下、本実施形態の光電変換装置の他の例について図5を参照して説明する。他の例における光電変換装置において、第2の基体部12が内部空間12bを有しており、光学エレメント2が、光電変換に必要な波長領域の光を反射して光電変換に不要な波長領域の光を透過させる光反射部22を有している。
光反射部22は、例えばそれぞれ異なる光屈折率を有する複数の誘電体層から成る誘電体多層膜から成り、光電変換に必要な波長領域の光(例えば可視光)を反射して、光電変換に不要な波長領域の光(例えば赤外光)を透過するように設計されている。誘電体多層膜としては、例えばSiOなどの低屈折率の酸化膜と、TiO2、ZnO2、SiO、Nb25などの高屈折率の酸化膜とを、真空蒸着などにより交互に形成することにより得られる。
他の例における光電変換装置において、光学エレメント2が、光電変換に必要な波長領域の光を反射して光電変換に不要な波長領域の光を透過させる光反射部22を有していることによって、光電変換素子3に届く光電変換に不要な波長領域の光が低減されて、光電変換素子における温度上昇が低減される。よって、光電変換素子3における光電変換効率を向上させることができる。
(光電変換装置の他の例2)
以下、本実施形態の光電変換装置の他の例について図6を参照して説明する。他の例における光電変換装置において、第1および第2の基体部11および12は、冷却流体14が流れる内部空間11bおよび12bを有している。冷却流体14は、例えば冷却水である。
他の例における光電変換装置は、第1の基体部11の内部空間11bに冷却媒体14が流れるものであることによって、光電変換素子3の温度上昇を低減させることができ、光電変換素子3における光電変換効率を向上させることができる。
また、他の例における光電変換装置は、第2の基体部12の内部空間12bに冷却媒体14が流れるものであることによって、光学エレメント2の放熱性を向上させて、例えば光学エレメント2の変形を低減させて、光学エレメント2における光学特性を向上させることができる。よって、光電変換素子3における光電変換量を向上させることができる。
なお、他の例における光電変換装置において、共通基体部13は、第1および第2の基体部11bおよび12bにつながっている内部空間13bを有しており、この内部空間13bに冷却媒体14が流れる。
また、光反射部22が、光電変換には不要な赤外線領域の光を反射せずに透過させるものであると、光電変換素子3における発熱を低減させることができ、光電変換素子3におけるエネルギー変換の効率を向上させることができる。よって、例えば光電変換装置が太陽電池である場合、光電変換装置における発電効率を向上させることができる。
また、図7(a)および(b)に示されているように、冷却流体14が光学エレメント2の光反射部22まで達するか否かで入射光の反射状態を制御し得るものであると、例えば光電変換素子3における温度上昇を低減させることができる。また、入射光の反射状態を制御し得るものであると、例えば光電変換素子3における不要な光電変換を減らすことができる。
図7(a)に示されているように、冷却流体14が光学エレメント2の光反射部22まで達しない場合には、入射光は、光学エレメント2の光反射部22において、光学エレメント2
の光屈折率と基体部12の内部空間12bの光屈折率との差によって全反射を起こして、光電変換素子3の方向へ反射させる。また、図7(b)に示されているように、冷却媒体14が光学エレメント2の光反射部22まで達している場合には、光学エレメント2の光屈折率と基体部12の内部空間12b(実際には流される冷却媒体14)の光屈折率との差が小さくなり光の全反射が起こらず、入射光は下方へ透過する。
なお、図7に示された光電変換装置においても、光電変換に不要な波長領域の光(例えば赤外線領域の光)を透過させる光反射部22としておくと、光電変換素子3における温度上昇が低減されて、光電変換素子3における光電変換効率が向上される。
なお、図8に示されているように、内部空間11b、12bおよび13bが流路構造になっていてもよい。
(光電変換システム)
以下、本発明の実施形態における光電変換システムについて図9を参照して説明する。
光電変換システムは、複数の光電変換装置を含んでいるものであって、それぞれの光電変換装置は、図7に示された構造を有している。この光電変換システムにおいては、複数の光電変換装置のそれぞれにおける冷却媒体14の状態を個別に制御し得るものである。このような構成によって、複数の光電変換装置のそれぞれの光学エレメント2における光の反射状態を制御できる。よって、複数の光電変換素子3における光電変換の状態を制御でき、光電変換システム全体における光電変換量を制御することが可能となる。
また、平面視において複数の光電装置のそれぞれの第2の基体部12を回転可能な構造にしておくと、光電変換素子3への集光効率を向上させることができ、光電変換効率を向上させることが可能となる。
1 基体
11 第1の基体部
12 第2の基体部
13 共通基体部
2 光学エレメント
3 光電変換素子
4 集光レンズ
5,6 放熱フィン

Claims (5)

  1. 光電変換素子の実装領域を含む側面を有している第1の基体部と、第1の基体部の前記実装領域に対向するように前記第1の基体部に並んで配置され、冷却流体が流れる内部空間を有している第2の基体部と、前記第1の基体部および前記第2の基体部を上に設け、前記第1の基体部および前記第2の基体部を連結しており、前記第1の基体部および前記第2の基体部と一体である共通基体部と、前記第2の基体部に設けられており、入射光を前記実装領域の方向へ反射する光反射部を有する光学エレメントとを備えている光電変換装置用部品と、
    該光電変換装置用部品の前記第1の基体部に設けられた光電変換素子と、
    前記光電変換装置用部品の前記第2の基体部の前記内部空間に流される冷却流体とを備えており、
    前記冷却流体が前記光反射部まで達するか否かで前記入射光の反射状態を制御可能であることを特徴とする光電変換装置
  2. 前記光反射部は、赤外線領域の光を反射せずに透過または吸収させることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置
  3. 前記第1の基体部が第1の放熱フィンを有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光電変換装置
  4. 前記第2の基体部が第2の放熱フィンを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光電変換装置
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光電変換装置を複数備えており、
    該複数の光電変換装置のそれぞれにおいて前記入射光の反射状態を制御し得ることを特徴とする光電変換システム。
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