JP6231240B1 - 磁気分離装置及び磁気分離方法 - Google Patents
磁気分離装置及び磁気分離方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6231240B1 JP6231240B1 JP2017100944A JP2017100944A JP6231240B1 JP 6231240 B1 JP6231240 B1 JP 6231240B1 JP 2017100944 A JP2017100944 A JP 2017100944A JP 2017100944 A JP2017100944 A JP 2017100944A JP 6231240 B1 JP6231240 B1 JP 6231240B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- filter
- magnetic filter
- separated
- flow pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に開示された重金属汚染土壌の処理システムは、重金属を含有する汚染土壌に水を混合し、汚染土壌と水とを含むスラリーを生成するスラリー生成装置と、スラリー生成装置によって生成されたスラリーに鉄を含有する鉄含有粒子を混合して、重金属を鉄含有粒子に付着させる混合装置と、混合装置によってスラリーに混合された鉄含有粒子をスラリーから磁気により分離して回収する磁気分離装置と、磁気分離装置によって回収された鉄含有粒子を、再度スラリーに混合するために混合装置に返送する返送路と、を備えている(請求項1)。
特許文献2に開示された廃水処理システムは、廃水中に含まれる被分離物質に磁性を付与する磁性付与手段と、磁性の付与された被分離物質をソレノイド型超伝導磁石が発生する磁場で捕獲することにより被分離物質を廃水から分離する超伝導磁気分離手段とを備え、前記超伝導磁気分離手段が、単位磁気フィルタを着脱自在に積層して構成した積層磁気フィルタを超伝導磁石のボア内に備え、この積層磁気フィルタの長さが少なくとも超伝導磁石の長手方向の長さ以上ある廃水処理システムにおいて、超伝導磁石の励磁中に前記積層磁気フィルタの下流側(清浄水側)に単位磁気フィルタを押し込むことにより上流側(汚水側)から単位磁気フィルタを取り出し、洗浄した後に再度下流側に戻すよう構成された移送・洗浄手段をさらに備えている(請求項1)。
本発明は、多数枚の磁気フィルタを環状の索条体に装着してエンドレス状に移動させることにより、磁気分離作業効率を向上できるようにした磁気分離装置を提供することを目的とする。
磁気分離装置は第1に、ボア3aを有する超伝導磁石3と、この超伝導磁石3のボア3a内に貫通配置されていて磁性付与の被分離物質を含有する泥水を流動させる流動管4と、この流動管4内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ5と、この磁気フィルタ5を流動管4内外に移動させるフィルタ移動機構6とを備えた磁気分離装置であって、
前記フィルタ移動機構6は、磁気フィルタ5を間隔をおいて装着しかつ流動管4の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体7と、流動管4内において磁気フィルタ5を泥水流動方向に対面する姿勢に保持する姿勢保持手段8とを有しており、
前記磁気フィルタ5は、水貫通流動可能な多孔の磁性フィルタ材11と、隣接する磁性フィルタ材11との間隔を確保する間隔保持部材12とを有していることを特徴とする。
前記フィルタ移動機構6は、磁気フィルタ5を間隔をおいて装着しかつ流動管4の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体7と、流動管4内において磁気フィルタ5を泥水流動方向に対面する姿勢に保持する姿勢保持手段8とを有しており、
前記姿勢保持手段8は索条体7の上面を流動管4の管内上部に倣わせる案内部材8aを有しており、磁気フィルタ5は流動管4内で管軸心と略直交する姿勢で索条体7から吊り下げられていることを特徴とする。
磁気分離装置は第4に、前記フィルタ移動機構6は、索条体7が磁気フィルタ5をリンク13aに取り付けたチェーン13で形成され、索条体7を流動管4内の下流から上流に案内する下流スプロケット14及び上流スプロケット15と、上流スプロケット15から流動管4外上方へ移動しかつ下流スプロケット14へ案内する駆動スプロケット16とを有していることを特徴とする。
磁気分離装置は第6に、前記回収機構18は、磁気フィルタ5にエアー及び/又は水を噴出して被分離物質を吸着した磁性担材を剥離させる流体噴射手段を有することを特徴とする。
流動管4内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ5を泥水下流側から上流側へ移動させるフィルタ移動工程とを備えており、
前記フィルタ移動工程は、流動管4の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体7に定間隔に装着された磁気フィルタ5を多数枚同時に等速移動しており、
前記磁気フィルタ5は、索条体7から吊り下げられかつ水貫通流動可能な多孔の磁性フィルタ材11に間隔保持部材12を設けて隣接する磁性フィルタ材11との間隔を確保しながら移動することを特徴とする。
流動管4内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ5を泥水下流側から上流側へ移動させるフィルタ移動工程とを備えており、
前記フィルタ移動工程は、流動管4の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体7に定間隔に装着された磁気フィルタ5を多数枚同時に等速移動しており、
前記索条体7は磁気フィルタ5を吊り下げていてその上面が流動管4の管内上部に設けた案内部材8aに倣って移動しており、
前記流動管4内を通って外上方へ移動してくる磁気フィルタ5にエアー及び/又は水を噴射して、磁気フィルタ5から被分離物質を吸着した磁性担材を剥離しかつ回収する回収工程を備えていることを特徴とする。
即ち、請求項1に係る発明は、フィルタ移動機構6は、磁気フィルタ5を間隔をおいて装着しかつ流動管4の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体7と、流動管4内において磁気フィルタ5を泥水流動方向に対面する姿勢に保持する姿勢保持手段8とを有するので、多数枚の磁気フィルタ5を環状の索条体7に装着してエンドレス状に移動させることができ、磁気分離作業効率を向上でき、かつ、磁気フィルタ5は、水貫通流動可能な多孔の磁性フィルタ材11と、隣接する磁性フィルタ材11との間隔を確保する間隔保持部材12とを有しているので、流動管4の内で隣接間隔及び吊り下がり姿勢を適正に維持できる。
請求項4に係る発明は、フィルタ移動機構6は、索条体7が磁気フィルタ5をリンク13aに取り付けたチェーン13で形成され、下流スプロケット14、上流スプロケット15及び駆動スプロケット16で移動案内されるので、多数枚の磁気フィルタ5を間隔一定のまま確実かつ円滑に移動できる。
請求項6に係る発明は、回収機構18は、磁気フィルタ5にエアー及び/又は水を噴出して被分離物質を吸着した磁性担材を剥離させる流体噴射手段を有するので、エアー及び/又は水の噴出で磁気フィルタ5から被分離物質を剥離させることができる。
請求項8に係る発明は、超伝導磁石3のボア3a内外で多数枚の磁気フィルタ5を環状の索条体に装着して多数枚同時に等速移動させ、かつ、磁気フィルタ5を吊り下げていている索条体7の上面を流動管4の管内上部に設けた案内部材8aに倣って移動することにより、強磁場内で円滑にかつ高効率の磁気分離ができ、かつ、流動管4内を通って外上方へ移動してくる磁気フィルタ5からエアー及び/又は水の噴出で被分離物質を吸着した磁性担材を確実に剥離して回収することができる。
図2において、泥水処理システム30の全体を示しており、泥水処理システム30は、超伝導磁石3を有していて、磁気フィルタ5を循環して泥水から被分離物質を取り出す磁気分離装置1と、泥水中の被分離物質に磁性を付与するための吸着材を混入して磁気分離装置1へ供給する吸着材混入装置31と、磁気分離装置1で循環する磁気フィルタ5から被分離物質を分離して回収する回収処理装置32とを備えている。
前記泥水処理システム30で処理する泥水とは、例えば、シールドトンネル工事等の地盤掘削時に発生する土と水の混合物である泥水、汚染土壌に水を混合したスラリー、工場廃水、地下廃水等の廃水又は排水と呼称されるものである。
図1〜3において、前記磁気分離装置1は大別して、ボア3aを有する超伝導磁石3と、この超伝導磁石3のボア3a内に貫通配置されていて磁性付与の被分離物質を含有する泥水を流動させる流動管4と、この流動管4内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ5と、この磁気フィルタ5を流動管4内外に移動させるフィルタ移動機構6と、磁気フィルタ5から吸着被分離物質を離脱させる回収機構18とを備えている。
前記流動管4は、中央部が略水平な断面略円筒形でかつ軸心が略水平に配置されており、この中央部の上流側に上部が開放された泥水受入部4Aが接続され、下流側に上部に排出口を有する泥水排出部4Bが接続されている。
図1〜5において、前記フィルタ移動機構6は、磁気フィルタ5を間隔をおいて装着しかつ流動管4の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体7と、流動管4内において磁気フィルタ5を泥水流動方向に対面する姿勢に保持する姿勢保持手段8とを有する。
チェーン13が流動管4の内面上部に倣い、各リンク13aの前後に位置するコロ21が案内部材8aに当接することにより、リンク13aが流動管4の軸心と平行な姿勢が保持され、磁気フィルタ5は流動管4内で流動管4の軸心に対して傾くことなく略直交した状態で、かつ索条体7のチェーン13から吊り下げられた状態で移動できる。
磁気フィルタ5は、水貫通流動可能な多孔形状で磁気高勾配を発生する磁性フィルタ材11と、磁性フィルタ材11の表面及び/又は裏面に装着されていて隣接する磁性フィルタ材11との間隔を確保する間隔保持部材12とを有している。
図1〜5は磁気フィルタ5の第1例を示しており、磁性フィルタ材11は熱間圧延軟鋼板(SPHC)又はバネ鋼の薄帯板に穿孔及び縁部の凹凸を形成し、これを正面視略円形に近いC形状に湾曲し、この湾曲の曲率の異なるものを複数枚用意し、その複数枚のC型帯板を重ねて端部同士を左右リンク13aの取り付け部13cにボルト13dで締結している。
間隔保持部材12は、水流れ方向水平状の平板部12aから下流側がL字状に折曲された板材で形成されており、L字状折曲部12bが磁性フィルタ材11の正面に固定され、平板部12aの先行側はスリット12cを形成していて、上流側の磁性フィルタ材11に係合してオーバラップ配置可能にしている。
1つ置きのリンク13aに外周上部(図4、5に示す上部)が取り付けられた磁性フィルタ材11は、上下中途部に設けた間隔保持部材12が上流側の磁性フィルタ材11に係合して近づくのを阻止することになり、多数の磁気フィルタ5は流動管4内で常に平行であることが維持される。間隔保持部材12はスリット12cによって磁性フィルタ材11同士が平行状態から離れることは許容でき、チェーン13がスプロケットの廻りを回るとき、隣接する磁性フィルタ材11が扇形状に開くのを可能にいている。
前記フィルタ移動機構6は正面視略四角形であって、流動管4内を通る作業経路6Aと、作業経路6Aの上流側で上向きの立ち上がり経路6Bと、立ち上がり経路6Bの上端から後方へ至る上水平経路6Cと、上水平経路6Cの後端から下降して作業経路6Aの下流側に繋がる戻り経路6Dとを有していて、索条体7は正面視略四角形の無端環状になっている。前記作業経路6A、立ち上がり経路6B、上水平経路6C及び戻り経路6Dは管材で経路が形成されている。
回収機構18は、磁気フィルタ5にエアーを噴出して吸着被分離物質を剥離させるエアー噴射手段19と、このエアー噴射手段19の上位側で磁気フィルタ5に水を噴出して吸着被分離物質を剥離させる水洗手段20とを有している。
エアー噴射手段19は、立ち上がり経路6Bを挟んでエアーを噴出するブロア部22と、噴射されたエアーを受け取る回収部23とを有している。ブロア部22はエアーを磁気フィルタ5に直接吹き付けるだけでなく、上方の水洗手段20で剥離された被分離物質を含む水も回収部23側に向けて吹き流すことができる。
エアー噴射手段19のブロア部22から噴出されるエアーによって磁気フィルタ5から被分離物質が剥離され、その剥離された被分離物質及び上方の水洗手段20で洗浄された被分離物質は、水及びエアーと共に気液分離器36に送られ、気液分離器36でエアーと分離され、吸着材と分離する装置へ送られる。また、気液分離器36通過後のエアーは、ブロア装置37によってブロア部22へ送られて再利用される。
泥水流動工程:
吸着材混入装置31内に泥水を供給しそれに吸着材を添加して混合し、被分離物質に吸着材を吸着させ、その泥水を磁気分離装置1の泥水受入部4Aへ供給する。
泥水受入部4Aに入った被分離物質含有泥水は流動管4を上流から下流に流れ、流れ途中で下流から上流へ移動してくる多数枚の磁気フィルタ5を貫通する。泥水中から磁気フィルタ5によって被分離物質が捕獲され、被分離物質の無くなった清浄な泥水が泥水排出部4Bに溜められ、そして水槽38へ排出される。
フィルタ移動工程:
超伝導磁石3はボア3a内に強力な磁場を形成しており、ボア3a内に配置された流動管4内では、無端環状のチェーン13(索条体7)に一定間隔で多数枚装着された磁気フィルタ5が、泥水の流れに対向して下流側から上流側へ移動し、超伝導磁石3の磁場によって高勾配磁気を帯び、磁気フィルタ5内を通過する泥水から吸着材を吸着する。
環状の索条体7に定間隔に装着された多数枚の磁気フィルタ5は、流動管4内で泥水中の被分離物質を吸着しながら泥水下流側から上流側へ移動させ、さらに流動管4の内側から外側を通って再び内側に戻り移動をし、磁気フィルタ5を多数枚同時に等速移動するフィルタ移動工程を行う。
立ち上がり経路6B内に入った磁気フィルタ5は、まず回収機構18のエアー噴射手段19のエアー噴射を受け、磁性フィルタ材11、間隔保持部材12及びチェーン13に吸着されている被分離物質が剥離され、回収部23へ送給される。
次に磁気フィルタ5は回収機構18の水洗手段20によって高圧水が吹きつけられ、エアーで剥離できなかった吸着被分離物質を剥離し、水とともに落下させる。この落下した被分離物質及び水はその下方のエアー噴射手段19のエアーによって回収部23へ送給される。
流動管4内を通って外上方へ移動してくる磁気フィルタ5にエアー及び/又は水を噴射して、磁気フィルタ5から被分離物質を吸着した磁性担材を剥離しかつ回収する回収工程を行う。
磁気フィルタの他の実施形態:
図6、7は第2例の磁気フィルタ5Bを示しており、磁性フィルタ材11は熱間圧延軟鋼板(SPHC)又はバネ鋼の薄帯板に縁部の凹凸を形成し、これを正面視略円形に近いC形状に湾曲し、この湾曲の曲率の異なるものを複数枚用意し、その複数枚のC型帯板を重ねて端部同士を左右リンク13aの取り付け部13cにボルト13dで締結している。
また、第2例の磁気フィルタ5Bは、磁性フィルタ材11の正面又は背面に間隔保持部材を設けて、長手方向1つ置きのリンク13aに装着してもよく、その間隔保持部材は板材であっても支え棒的な棒材であってもよい。
この磁気フィルタ5Cも、磁性フィルタ材11及び間隔保持部材12が磁性ステンレス鋼のパンチングプレートで形成されていることにより、高勾配磁気を帯びて被分離物質を効率良く補足でき、泥水、水、エアーを良く通すことができる。
間隔保持部材12は、水流れ方向水平状の水平板と垂直な垂直板とを十字板状に連結して磁性フィルタ材11の正面に固定している。水平板及び垂直板は金網又はパンチングプレートで形成することもできる。
この磁気フィルタ5Dも、磁性フィルタ材11が磁性ステンレス鋼の金網で形成されていることにより、高勾配磁気を帯びて被分離物質を効率良く補足でき、多数の網目が水貫通流動孔となって、泥水、水、エアーを良く通すことができる。
例えば、フィルタ移動機構6の環状の索条体7は、チェーン13の代わりにワイヤを用いて、プーリで案内するようにしてもよい。
また、超伝導磁石3のボア3aの軸心及び流動管4を略水平に配置しているが、これらを略垂直に配置することもできる。
流動管4内において磁気フィルタ5を泥水流動方向に対面する姿勢に保持する姿勢保持手段8として、流動管4の内面側部に流動管4の軸心と平行に延びるレールを敷設し、そのレールで磁気フィルタ5の外周側部を摺動案内し、磁気フィルタ5の移動中の横振れも防止できるようにしてもよい。
3 超伝導磁石
3a ボア
4 流動管
4A 泥水受入部
4B 泥水排出部
5 磁気フィルタ
6 フィルタ移動機構
6A 作業経路
6B 立ち上がり経路
6C 上水平経路
6D 戻り経路
7 索条体
8 姿勢保持手段
8a 案内部材
11 磁性フィルタ材
12 間隔保持部材
13 チェーン
13a リンク
14 下流スプロケット
15 上流スプロケット
16 駆動スプロケット
17 テンションスプロケット
18 回収機構
19 エアー噴射手段
20 水洗手段
20a ノズル
21 コロ
22 ブロア部
23 回収部
30 泥水処理システム
31 吸着材混入装置
32 回収処理装置
Claims (8)
- ボア(3a)を有する超伝導磁石(3)と、この超伝導磁石(3)のボア(3a)内に貫通配置されていて磁性付与の被分離物質を含有する泥水を流動させる流動管(4)と、この流動管(4)内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ(5)と、この磁気フィルタ(5)を流動管(4)内外に移動させるフィルタ移動機構(6)とを備えた磁気分離装置であって、
前記フィルタ移動機構(6)は、磁気フィルタ(5)を間隔をおいて装着しかつ流動管(4)の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体(7)と、流動管(4)内において磁気フィルタ(5)を泥水流動方向に対面する姿勢に保持する姿勢保持手段(8)とを有しており、
前記磁気フィルタ(5)は、水貫通流動可能な多孔の磁性フィルタ材(11)と、隣接する磁性フィルタ材(11)との間隔を確保する間隔保持部材(12)とを有していることを特徴とする磁気分離装置。 - ボア(3a)を有する超伝導磁石(3)と、この超伝導磁石(3)のボア(3a)内に貫通配置されていて磁性付与の被分離物質を含有する泥水を流動させる流動管(4)と、この流動管(4)内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ(5)と、この磁気フィルタ(5)を流動管(4)内外に移動させるフィルタ移動機構(6)とを備えた磁気分離装置であって、
前記フィルタ移動機構(6)は、磁気フィルタ(5)を間隔をおいて装着しかつ流動管(4)の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体(7)と、流動管(4)内において磁気フィルタ(5)を泥水流動方向に対面する姿勢に保持する姿勢保持手段(8)とを有しており、
前記姿勢保持手段(8)は索条体(7)の上面を流動管(4)の管内上部に倣わせる案内部材(8a)を有しており、磁気フィルタ(5)は流動管(4)内で管軸心と略直交する姿勢で索条体(7)から吊り下げられていることを特徴とする磁気分離装置。 - 前記磁気フィルタ(5)は、水貫通流動可能な多孔の磁性フィルタ材(11)と、隣接する磁性フィルタ材(11)との間隔を確保する間隔保持部材(12)とを有していることを特徴とする請求項2に記載の磁気分離装置。
- 前記フィルタ移動機構(6)は、索条体(7)が磁気フィルタ(5)をリンク(13a)に取り付けたチェーン(13)で形成され、索条体(7)を流動管(4)内の下流から上流に案内する下流スプロケット(14)及び上流スプロケット(15)と、上流スプロケット(15)から流動管(4)外上方へ移動しかつ下流スプロケット(14)へ案内する駆動スプロケット(16)とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気分離装置。
- 前記流動管(4)の上流側の外上方に、流動管(4)内を通って外上方へ移動してくる磁気フィルタ(5)から被分離物質を吸着した磁性担材を回収する回収機構(18)を設けていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気分離装置。
- 前記回収機構(18)は、磁気フィルタ(5)にエアー及び/又は水を噴出して被分離物質を吸着した磁性担材を剥離させる流体噴射手段を有することを特徴とする請求項5に記載の磁気分離装置。
- 超伝導磁石(3)のボア(3a)内に貫通配置された流動管(4)内に磁性付与の被分離物質を含有する泥水を流動させる泥水流動工程と、
流動管(4)内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ(5)を泥水下流側から上流側へ移動させるフィルタ移動工程とを備えており、
前記フィルタ移動工程は、流動管(4)の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体(7)に定間隔に装着された磁気フィルタ(5)を多数枚同時に等速移動しており、
前記磁気フィルタ(5)は、索条体(7)から吊り下げられかつ水貫通流動可能な多孔の磁性フィルタ材(11)に間隔保持部材(12)を設けて隣接する磁性フィルタ材(11)との間隔を確保しながら移動することを特徴とする磁気分離方法。 - 超伝導磁石(3)のボア(3a)内に貫通配置された流動管(4)内に磁性付与の被分離物質を含有する泥水を流動させる泥水流動工程と、
流動管(4)内で泥水中の被分離物質を吸着可能な多数枚の磁気フィルタ(5)を泥水下流側から上流側へ移動させるフィルタ移動工程とを備えており、
前記フィルタ移動工程は、流動管(4)の内側から外側を通って再び内側に戻る環状の索条体(7)に定間隔に装着された磁気フィルタ(5)を多数枚同時に等速移動しており、
前記索条体(7)は磁気フィルタ(5)を吊り下げていてその上面が流動管(4)の管内上部に設けた案内部材(8a)に倣って移動しており、
前記流動管(4)内を通って外上方へ移動してくる磁気フィルタ(5)にエアー及び/又は水を噴射して、磁気フィルタ(5)から被分離物質を吸着した磁性担材を剥離しかつ回収する回収工程を備えていることを特徴とする磁気分離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017100944A JP6231240B1 (ja) | 2017-05-22 | 2017-05-22 | 磁気分離装置及び磁気分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017100944A JP6231240B1 (ja) | 2017-05-22 | 2017-05-22 | 磁気分離装置及び磁気分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6231240B1 true JP6231240B1 (ja) | 2017-11-15 |
JP2018192456A JP2018192456A (ja) | 2018-12-06 |
Family
ID=60321186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017100944A Active JP6231240B1 (ja) | 2017-05-22 | 2017-05-22 | 磁気分離装置及び磁気分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6231240B1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115272A (ja) * | 1974-06-21 | 1976-02-06 | Montanus Industrieanlagen Gmbh | |
JPH0639821U (ja) * | 1992-11-09 | 1994-05-27 | 明 生越 | 磁石式鉄搬送装置 |
JPH10156212A (ja) * | 1996-10-09 | 1998-06-16 | Sms Schloeman Siemag Ag | 金属処理作業において使用済みの冷却材および/または潤滑材を清浄にして再生するための方法および装置 |
JP2000189834A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-11 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 洗浄液浄化装置と浄化方法 |
JP4597862B2 (ja) * | 2003-08-07 | 2010-12-15 | 仁木工芸株式会社 | 超伝導磁気分離による廃水処理システム |
JP2011056482A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Kajima Corp | 重金属汚染土壌の処理方法及び重金属汚染土壌の処理システム |
-
2017
- 2017-05-22 JP JP2017100944A patent/JP6231240B1/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115272A (ja) * | 1974-06-21 | 1976-02-06 | Montanus Industrieanlagen Gmbh | |
JPH0639821U (ja) * | 1992-11-09 | 1994-05-27 | 明 生越 | 磁石式鉄搬送装置 |
JPH10156212A (ja) * | 1996-10-09 | 1998-06-16 | Sms Schloeman Siemag Ag | 金属処理作業において使用済みの冷却材および/または潤滑材を清浄にして再生するための方法および装置 |
JP2000189834A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-11 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 洗浄液浄化装置と浄化方法 |
JP4597862B2 (ja) * | 2003-08-07 | 2010-12-15 | 仁木工芸株式会社 | 超伝導磁気分離による廃水処理システム |
JP2011056482A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Kajima Corp | 重金属汚染土壌の処理方法及び重金属汚染土壌の処理システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018192456A (ja) | 2018-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7331467B2 (en) | Apparatus and method for isolating materials | |
US6253924B1 (en) | Magnetic separator apparatus and methods regarding same | |
WO2008022192A2 (en) | Water treatment using magnetic and other field separation technologies | |
EP3329999B1 (en) | Magnetic separator | |
US9683417B2 (en) | Apparatus and method for handling liquids or slurries from an oil or gas process | |
CN112337647A (zh) | 一种磁选机 | |
JP6231240B1 (ja) | 磁気分離装置及び磁気分離方法 | |
KR20160126726A (ko) | 목 메임 방지용 로터리식 제진기 | |
US20120211429A1 (en) | Magnetic discharge out of bottle cleaning machines | |
KR20140037457A (ko) | 연속 순환식 여과기 및 방법 | |
KR101325471B1 (ko) | 프레임 부착 롤러 타입의 회전망스크린 장치 | |
CN109653179A (zh) | 一种蓝藻处理船 | |
JP6598077B2 (ja) | 重金属汚染土処理システムおよび重金属汚染土処理方法 | |
CN201098643Y (zh) | 一种链环式磁选机 | |
KR20110133749A (ko) | 오폐수 처리용 레이크 스크린 장치 | |
JP2010036113A (ja) | 磁性体回収装置、及びそれを用いた噴射攪拌システム | |
JPS61293563A (ja) | 磁性材粉回収装置 | |
US9463400B2 (en) | Fluid filter with magnetic particle attraction | |
CN211339072U (zh) | 一种污水净化用氧化池结构 | |
JP2008229430A (ja) | 磁性粉除去装置 | |
CN213049599U (zh) | 一种水利筛网 | |
CN218743618U (zh) | 一种药材清洗装置 | |
CN214347197U (zh) | 一种磁选机 | |
KR101851689B1 (ko) | 협잡물제거기를 이용한 침지형 스크리닝 장치 및 이를 이용한 하·폐수 처리장치 | |
CN106396238A (zh) | 一种易吸附污水中重金属的过滤网 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171018 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6231240 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |