JP6230498B2 - 対象物認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラの撮像画像に基づいて対象物を認識する対象物認識装置に関する。
従来より、車両に搭載されたカメラにより撮像された車両前方の道路の画像から、前記車両との接触を回避すべき対象となる歩行者を認識する対象物認識装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された対象物認識装置では、前記カメラによる撮像画像から車両の周辺に存在する対象物の画像部分(歩行者の画像部分の候補)を抽出した後に、前記対象物の画像部分が歩行者の画像部分であるか否かを識別する。その後、歩行者の画像部分であると識別された画像部分について歩行者の向きを判別して、車両との接触を回避すべき回避対象であるかを判定し、その判定結果に基づいて運転者に対する報知を行っている。
対象物の画像部分が歩行者の画像部分であるか否かを識別する方法としては、対象物の画像部分の縦横比、対象物の画像部分と該対象物の画像部分の外接四角形の面積との比等の対象物の形状を示す特徴や、対象物の画像部分の大きさ、グレースケール画像上での輝度分散等の特徴に基づいて識別する手法が用いられている。
特開2007−279808号公報
カメラの撮像画像から歩行者を認識するとき、歩行者の画像部分の候補が多数抽出された場合には、各候補に対して歩行者の画像部分であるか否かを識別することになるので、歩行者認識に要する時間が長くなるという問題がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、カメラの撮像画像から歩行者の画像部分の候補が多数抽出されたときに、歩行者認識に要する時間を短縮することができる対象物認識装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明の対象物認識装置は、
カメラの撮像画像から歩行者の可能性がある対象物の画像部分である候補画像部分を抽出する候補画像抽出部と、
前記候補画像抽出部により抽出された候補画像部分について、対応する実空間位置と前記カメラとの間の距離を算出する距離算出部と、
前記候補画像抽出部により、対応する実空間位置が、前記カメラの撮像方向における前記カメラからの距離が第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内の距離に相当する遠方であって且つ前記撮像方向に直交する水平方向の幅が所定幅以内である判定領域に属する候補画像部分が、第1所定数以上抽出されたときに、対応する実空間位置が前記判定領域に属する候補画像部分は木々または山の連なりである可能性があり、歩行者の画像部分である可能性が低いと判定する候補画像判定部と、
前記候補画像抽出部により抽出された候補画像部分のうち、前記候補画像判定部により歩行者の画像部分である可能性が低いと識別された候補画像部分を除外した候補画像部分に対して、候補画像部分が歩行者の画像部分であるか否かを識別する歩行者識別処理を行う歩行者画像識別部と
を備えたことを特徴とする。
本発明の対象物認識装置では、まず、候補画像抽出部により、カメラの撮像画像から歩行者の可能性がある対象物の画像部分である候補画像部分を抽出する。
次に、距離算出部により、前記候補画像抽出部により抽出された候補画像部分について、対応する実空間位置の前記カメラからの距離を算出する。
次に、候補画像判定部により、前記候補画像部分抽出部により抽出された候補画像部分のうち、対応する実空間位置が、前記カメラの撮像方向における前記カメラからの距離が第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内であって且つ前記撮像方向に直交する水平方向の幅が所定幅以内である判定領域に属するものをカウントする。そして、対応する実空間位置が前記判定領域に属する候補画像部分が第1所定数以上抽出されたときに、これらの候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定する。
本発明の対象物認識装置によれば、前記候補画像判定部による簡単な演算処理により、歩行者の画像部分である可能性が低い候補画像部分を識別することができるので、多数の候補画像部分が抽出されたときの歩行者認識に要する時間を短縮することができる。
ここで、前記判定領域とは、前記撮像画像中の前記条件を満たす領域であるか、又は、前記撮像画像を実空間に変換したときに前記条件を満たす領域をいう。
また、「対応する実空間位置が、前記カメラの撮像方向における前記カメラからの距離が第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内であって且つ前記撮像方向に直交する水平方向の幅が所定幅以内である判定領域に属する候補画像部分が抽出される」事例としては、例えば、カメラの撮像方向において第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内の距離に相当する遠方に存在する多数の木々や山の連なり等の画像部分が、候補画像部分として抽出された場合を挙げることができる。
そして、前記歩行者画像識別部は、前記候補画像抽出部により抽出された候補画像部分のうち、前記候補画像判定部により歩行者の画像部分である可能性が低いと識別された候補画像部分を除外した候補画像部分に対して、候補画像部分が歩行者の画像部分であるか否かを識別する歩行者識別処理を行う
この構成によれば、前記歩行者画像識別部は、前記候補画像抽出部により抽出された候補画像部分のうち、前記候補画像判定部により歩行者の画像部分である可能性が低いと識別された候補画像部分を除外した残りの候補画像部分に対して、前記歩行者識別処理を行う。これにより、前記歩行者識別処理の対象となる候補画像部分の数を減らして、歩行者認識に要する時間を短縮することができる。
さらに、本発明の対象物認識装置において、1時点で撮像された1枚の撮像画像を用いて前記判定を行ってもよいが、経時的に連続して撮像された複数の撮像画像を用いて前記判定を行うことも可能である。
例えば、前記候補画像判定部は、経時的に連続して撮像された所定撮像枚数以上の各撮像画像において、前記判定領域内で前記候補画像部分が前記第1所定数以上抽出されるか、又は、それぞれの前記撮像画像の前記判定領域内で抽出された前記候補画像部分の平均抽出数が第2所定数以上である場合に、前記判定領域内の候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定するようにしてもよい。
或いは、前記候補画像判定部は、経時的に連続して撮像された所定撮像枚数以上の撮像画像において、第1時点で撮像された撮像画像の前記判定領域内で前記候補画像部分が前記第1所定数以上抽出され、且つ、前記第1時点以降の異なる時点で撮像された各撮像画像の前記判定領域内で前記候補画像部分が前記第1所定数以下の第3所定数以上抽出された場合に、前記判定領域内の候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定するようにしてもよい。
これらの方法によれば、1時点で撮像された1つの撮像画像のみを用いて前記判定を行う場合と比較して、歩行者の画像部分である可能性が低いとの判定の正確度合を高めることができる。
また、このとき、前記経時的に連続して撮像された撮像画像の前記所定撮像枚数は、前記カメラが搭載された車両の走行速度に応じて変更するようにしてもよい。
また、前記候補画像判定部は、前記判定領域内の候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定した後、所定時間が経過するまでは、当該判定を継続することが好ましい。
この構成によれば、前記候補画像判定部により、前記判定領域内の候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定した後、当該判定がノイズ等の影響によって所定時間以内に変更されることを防ぐことができる。
対象物認識装置の構成図。 対象物認識装置による処理のフローチャート。 撮像画像における候補画像部分を示す説明図。 距離算出処理の説明図。 撮像画像中の候補画像部分の座標位置を実座標に変換した説明図。
本発明の対象物認識装置の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1を参照して、対象物認識装置10は、カメラ2(カラーカメラ)を備えた車両1に搭載されている。
対象物認識装置10は、図示しないCPU、メモリ、各種インターフェース回路等により構成された電子ユニットであり、メモリに保持された対象物認識用のプログラムをCPUで実行することにより、撮像画像取得部11、候補画像抽出部12、距離算出部13、候補画像判定部14、歩行者画像識別部15、歩行者向き判別部16、回避判定部17及び警報出力部18として機能する。
以下、図2に示したフローチャートに従って、対象物認識装置10により、道路上に存在する対象物(人、自転車等)を認識する処理について説明する。対象物認識装置10は、所定の制御周期毎に図2に示したフローチャートによる処理を実行して、車両1が走行している道路上に存在する対象物(歩行者)を認識し、車両との接触を回避すべき回避対象であるかを判定して、運転者に対する報知を行う。
図2のSTEP1は撮像画像取得部11による処理である。撮像画像取得部11は、車両に搭載されたカメラ2から出力される車両1の周囲(前方)の映像信号を入力して、この映像信号のカラー成分(R値,G値,B値)をデモザイキングし、各画素のデータとしてR値,G値,B値を有するカラーの撮像画像を取得する。この車両1の前方のカラーの撮像画像のデータを画像メモリ20に保持する。次に、前記カラーの撮像画像を変換してグレースケールの撮像画像(以下、撮像画像と略記する)21を生成し、画像メモリ20に保持する。
続くSTEP2は、候補画像抽出部12による処理である。候補画像抽出部12では、撮像画像21から歩行者の可能性がある対象物の画像部分である候補画像部分22を抽出する。例えば、図3では、遠方の山々の画像部分が複数の候補画像部分22として抽出されている。
撮像画像21から候補画像部分22の抽出は、例えば、グレースケールの撮像画像21において歩行者の特徴量を有する領域を探索することによって行う。STEP2での歩行者の探索は、後述するSTEP8の歩行者識別処理よりも緩やかに設定された簡易辞書のデータを用いて行われる。
続くSTEP3は、距離算出部13による処理である。距離算出部13は、各候補画像部分22について、対応する実空間位置とカメラ2との間の距離を算出する。
距離算出部13は、図4(a)に示したように、まず、カメラ2の撮像画像21内で、走行車線を区画するレーンマーク(白線)の画像部分31a,31bの交点から無限遠点である道路消失点32の座標を求め、道路消失点32の画素と候補画像部分22の最下点の画素との差分Δyを求める。次に、距離算出部13は、図4(b)に示したように、以下の式(1)により、無限遠点に対する角度θを算出し、以下の式(2)により、カメラ2が搭載されている車両1と対象物33との間の距離D、すなわち、車両1と、候補画像部分22の対応する実空間位置との距離を算出する。Hはカメラ2の高さ、focalはカメラ2の焦点距離である。
tanθ=Δy/focal …(1)
D=H/tanθ …(2)
続くSTEP4〜STEP7は、候補画像判定部14による処理である。
STEP4では、候補画像判定部14は、まず、撮像画像21中の候補画像部分22の座標位置を、距離算出部13により算出された距離と撮像画像21における水平方向の位置とを基に、図5(a)に示すように、実座標にマッピングする。
次に、候補画像判定部14は、図5(a)に示すように、車両1の進行方向(カメラ2の撮像方向)におけるカメラ2からの距離が第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内であって、且つ車両1の進行方向に直交する水平方向の幅が所定幅範囲内である領域を、判定領域R,R(図中のハッチング部分。以下、判定領域Rと略記することがある)として設定する。尚、本実施形態では、2個の判定領域R,Rを設定しているが、1個でもよく3個以上設定してもよい。また、車両1の進行方向におけるカメラ2からの距離が第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内であって、且つ車両1の進行方向に直交する水平方向の幅が所定幅範囲内である領域であれば、カメラ2で撮像される全ての領域を、1つの判定領域Rとして設定してもよい。
次に、候補画像抽出部12により抽出された候補画像部分22のうち、対応する実空間位置が各判定領域R,Rに属するものをカウントする。そして、属する候補画像部分22がk(kは本発明の第1所定数に相当する)個以上である判定領域Rが1つ以上あれば、STEP5に進み、k個以上である判定領域Rが1つもなければ、STEP7に進む。
STEP5では、候補画像判定部14は、候補画像抽出部12により抽出された候補画像部分22のうち、属する候補画像部分22がk個以上である判定領域R(例えば判定領域R)の候補画像部分22については、歩行者の可能性が低いと判定して、後述のSTEP8における処理対象から除外し、STEP6に進む。
STEP6では、候補画像判定部14は、STEP5で除外された候補画像部分22以外の候補画像部分22(図中の22a)のみを、STEP8における処理対象に設定し、STEP8に進む。
STEP7では、候補画像判定部14は、候補画像抽出部12により抽出された全ての候補画像部分22を次のSTEP8における処理対象に設定し、STEP8に進む。
続くSTEP8は、歩行者画像識別部15による処理である。歩行者画像識別部15は、STEP6又はSTEP7で処理対象に設定された各候補画像部分22について、候補画像部分22が歩行者の画像部分であるか否かを識別する歩行者識別処理を行う。歩行者の画像部分と判定された候補画像部分22については、STEP9に進んで処理を行い、歩行者の画像部分と判定されなかった候補画像部分22については、対象物認識装置10による処理を終了する。
前記歩行者識別処理は、例えば、グレースケールの撮像画像21において歩行者の特徴量を有する領域を探索することによって行う。
STEP9は、歩行者向き判別部16による処理である。歩行者向き判別部16は、歩行者画像識別部15により歩行者の画像部分であると判定された各候補画像部分22について、歩行者の向きを判別する。
続くSTEP10は、回避判定部17による処理である。歩行者の画像部分であると判定された各候補画像部分22について、歩行者向き判別部16により判別された歩行者の向きに応じて、回避対象である(車両1との衝突の可能性が高い)か否かを判定する。例えば、歩行者が前向き(車両1に近付く向き)であるか、車両1の右側に位置する歩行者が左向き(車両1に近付く向き)である場合には、回避対象であると判定し、車両1の右側に位置する歩行者が右向き(車両1から遠ざかる向き)である場合には、回避対象ではないと判定する。そして、回避対象であると判定された候補画像部分22が1つ以上あればSTEP11に進み、1つもなければ対象物認識装置10による処理を終了する。
STEP11は、警報出力部18による処理である。警報出力部18は、歩行者の画像部分であると判定された各候補画像部分22のうち、回避判定部17により回避対象であると判定された候補画像部分22について、警報を出力する。警報の出力は、例えば、音声案内、表示装置による表示等により行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の対象物認識装置10では、候補画像抽出部12により抽出された候補画像部分22のうち、属する候補画像部分22がk個以上である判定領域Rの候補画像部分22については、歩行者の画像である可能性が低いと判定し、その後の処理対象から除外する。そして、候補画像抽出部12により抽出された候補画像部分22のうち、前記除外された以外の候補画像部分22(22a)のみについて、その後の処理(STEP8の歩行者画像識別部15の処理)を行う。
また、本実施形態の対象物認識装置10では、各候補画像部分22の対応する実空間位置を図5の実座標にマッピングした後に、対応する実空間位置が判定領域Rに属する候補画像部分22の数をカウントするとしている。この方法に代えて、図3の撮像画像21において、実空間位置が車両1の進行方向におけるカメラ2からの距離が第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内であって且つ前記進行方向に直交する水平方向の幅が所定幅以内である判定領域R´を設定し、撮像画像21中で判定領域R´内に属する候補画像部分22の数をカウントするようにしてもよい。
また、本実施形態では、カメラ2は車両1に搭載されているとしているが、道路脇や道路上方に設置されたカメラであってもよい。
また、本実施形態の対象物認識装置10では、候補画像判定部14は、STEP4〜STEP5で、1時点で撮像された1つの撮像画像21において、属する候補画像部分22がk個以上ある判定領域Rが1つ以上ある場合に、その判定領域Rの候補画像部分22は歩行者の可能性が低いと判定する。この方法に代えて、継時的に連続して撮像された複数の撮像画像21を用いて判定してもよい。以下、この方法について説明する。
候補画像判定部14は、まず、時点t1に撮像された撮像画像21t1において、対応する実空間位置が判定領域Rに属する候補画像部分22の数がk個以上であるか否かを判定する。
そして、候補画像部分22の数がk個以上である場合には、次に、候補画像判定部14は、時点t2に撮像された撮像画像21t2において、対応する実空間位置が判定領域Rに属する候補画像部分22の数がp(pは本発明の第3所定数に相当する)個以上であるか否かを判定する。pは、kと同一であってもよく、kより小さくてもよい。
そして、候補画像部分22の数がp個以上である場合には、次に、候補画像判定部14は、時点t2に撮像された撮像画像21t2において、対応する実空間位置が判定領域Rに属する候補画像部分22の数がp個以上であるか否かを判定する。
そして、候補画像部分22の数がp個以上である場合には、次に、候補画像判定部14は、時点t3に撮像された撮像画像21t3において、対応する実空間位置が判定領域Rに属する候補画像部分22の数がp個以上であるか否かを判定する。
候補画像判定部14は、この処理を繰り返し行い、時点tqに撮像された撮像画像21tqにおいて、対応する実空間位置が判定領域Rに属する候補画像部分22の数がp個以上である場合には、判定領域Rに属する候補画像部分22は歩行者の可能性が低いと判定する。
このようにして継時的に連続して撮像された複数の撮像画像21t1,21t2,21t3,…,21tqを用いて歩行者の可能性が低いと判定する方法によれば、1時点で撮像された1つの撮像画像21のみを用いる方法と比較して、判定結果の正確度合をより高めることができる。
上記方法においては、q(qは本発明の所定撮像枚数に相当する)枚の撮像画像21t1,21t2,21t3,…,21tqについて候補画像部分22の数を判定するが、撮像画像21の所定撮像枚数qは、車両1の走行速度に応じて変更可能である。
例えば、走行速度が大きい場合の撮像画像21t2以降の撮像画像21t2,21t3,…,21tqは、走行速度が小さい場合の撮像画像21t2,21t3,…,21tqと比較して、実空間位置でより遠方の領域が撮像されているので、同一距離の領域について候補画像判定を行うときに、走行速度が大きいほど撮像画像21の所定撮像枚数qを小さくしても、候補画像部分22を確実に抽出することができる。この結果、走行速度が大きい場合には、より少ない撮像枚数の撮像画像21で歩行者の可能性が低いと判定することができることから、判定時間を短縮することができる。
また、継時的に連続して撮像された複数の撮像画像21t1,21t2,21t3,…,21tqを用いて歩行者の可能性が低いと判定する方法は、上記方法に限定されない。例えば、撮像画像21t1,21t2,21t3,…,21tqのそれぞれにおいて、判定領域R内で候補画像部分22がk個以上抽出されるか、或いは、撮像画像21t1,21t2,21t3,…,21tqで抽出された候補画像部分22の平均抽出数がr(rは本発明の第2所定数に相当する)個以上である場合に、判定領域R内の候補画像部分22は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定するようにしてもよい。
さらに、本実施形態の対象物認識装置10において、候補画像判定部14により、ある時点で撮像された撮像画像21において一旦歩行者の可能性が低い対象物であると判定された候補画像部分22については、その時点から所定時間が経過する間に撮像されたその後に撮像された撮像画像21においても、歩行者の可能性が低い対象物であると判定するようにしてもよい。このようにすることにより、ある時点で撮像された撮像画像21における歩行者の可能性が低い対象物であるとの判定結果が、ノイズ等の影響によって所定時間以内に変更されることを防ぐことができる。
2…カメラ、10…対象物認識装置、12…候補画像抽出部、13…距離算出部、14…候補画像判定部、15…歩行者画像識別部、21…撮像画像、第1の撮像画像、第2の撮像画像、22,22a…候補画像部分、k…第1所定数、p…第3所定数、q…所定撮像枚数、r…第2所定数、R,R´,R,R…判定領域。

Claims (5)

  1. カメラの撮像画像から歩行者の可能性がある対象物の画像部分である候補画像部分を抽出する候補画像抽出部と、
    前記候補画像抽出部により抽出された候補画像部分について、対応する実空間位置と前記カメラとの間の距離を算出する距離算出部と、
    前記候補画像抽出部により、対応する実空間位置が、前記カメラの撮像方向における前記カメラからの距離が第1所定距離以上第2所定距離以下の範囲内の距離に相当する遠方であって且つ前記撮像方向に直交する水平方向の幅が所定幅以内である判定領域に属する候補画像部分が、第1所定数以上抽出されたときに、対応する実空間位置が前記判定領域に属する候補画像部分は木々または山の連なりである可能性があり、歩行者の画像部分である可能性が低いと判定する候補画像判定部と、
    前記候補画像抽出部により抽出された候補画像部分のうち、前記候補画像判定部により歩行者の画像部分である可能性が低いと識別された候補画像部分を除外した候補画像部分に対して、候補画像部分が歩行者の画像部分であるか否かを識別する歩行者識別処理を行う歩行者画像識別部と
    を備えたことを特徴とする対象物認識装置。
  2. 請求項1に記載の対象物認識装置において、
    前記候補画像判定部は、経時的に連続して撮像された所定撮像枚数以上の各撮像画像において、前記判定領域内で前記候補画像部分が前記第1所定数以上抽出されるか、又は、それぞれの前記撮像画像の前記判定領域内で抽出された前記候補画像部分の平均抽出数が第2所定数以上である場合に、前記判定領域内の候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定することを特徴とする対象物認識装置。
  3. 請求項1に記載の対象物認識装置において、
    前記候補画像判定部は、経時的に連続して撮像された所定撮像枚数以上の撮像画像において、第1時点で撮像された撮像画像の前記判定領域内で前記候補画像部分が前記第1所定数以上抽出され、且つ、前記第1時点以降の異なる時点で撮像された各撮像画像の前記判定領域内で前記候補画像部分が前記第1所定数以下の第3所定数以上抽出された場合に、前記判定領域内の候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定することを特徴とする対象物認識装置。
  4. 請求項2又は請求項3記載の対象物認識装置において、
    前記経時的に連続して撮像された撮像画像の前記所定撮像枚数は、前記カメラが搭載された車両の走行速度に応じて変更することを特徴とする対象物認識装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の対象物認識装置において、
    前記候補画像判定部は、前記判定領域内の候補画像部分は歩行者の画像部分である可能性が低いと判定した後、所定時間が経過するまでは、当該判定を継続することを特徴とする対象物認識装置。
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