JP6229342B2 - プログラム、表示調整支援方法及び表示調整支援装置 - Google Patents
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Description
また、本明細書に記載のプログラムは、医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を疑似三次元画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の複数の疑似三次元画像を生成し、前記不透明度を変更して生成した前記複数の疑似三次元画像を、所定間隔ごとに逐次的に前記表示装置に表示させる、処理をコンピュータに実行させる。
また、本明細書に記載の表示調整支援方法は、コンピュータにより実行される表示調整支援方法であって、医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を疑似三次元画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の複数の疑似三次元画像を生成するステップと、前記不透明度を変更して生成した前記複数の疑似三次元画像を、所定間隔ごとに逐次的に前記表示装置に表示させるステップと、を有する。
また、本明細書に記載の表示調整支援装置は、医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を疑似三次元画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の複数の疑似三次元画像を生成する生成手段と、前記不透明度を変更して生成した前記複数の疑似三次元画像を、所定間隔ごとに逐次的に前記表示装置に表示させる表示制御手段と、を備える。
表示調整支援装置1の備えるハードウェアについて図1を参照しながら説明する。図1には、表示調整支援装置1の備えるハードウェアの一例を示す。表示調整支援装置1は、制御部10を備える。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13を備える。CPU11、ROM12、RAM13の各部は、バス60に接続している。ROM12には、CPU11が制御に使用する制御プログラム等が保存されている。CPU11は、制御プログラムをROM12又はハードディスク装置(以下、HDDと表記する)50から読み出してRAM13に記憶させる。その後、CPU11は、RAM13に記憶させた制御プログラムに従って処理(演算)を行う。RAM13は、CPU11のワークメモリとして使用され、RAM13には、CPU11が演算に使用するデータや、CPU11による演算後のデータ等を保存する。CPU11、RAM13などのハードウェアと、制御プログラムとの協働によって実現される機能ブロックについては、図2を参照しながら後述する。
なお、ネットワーク100は、有線または無線を問わない。また、ネットワーク100は、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
医用画像データは、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)規格に準拠したデータ形式で、医用画像の画像データと、当該画像データに付帯する情報を記録したタグ情報とを備える。DICOMとは、医用画像の通信及び保存フォーマットに関する標準規格であり、この規格に準拠することで、異なる医療機器間での相互通信性が確保される。また、タグ情報には、前述の患者IDや撮影日時等の情報の他に、グレースケール深度と、部位情報とが含まれる。範囲設定部72は、タグ情報を取得すると、取得したタグ情報からグレースケール深度と、部位情報とを取得する。グレースケール深度とは、医用画像データの各画素(1画素)が保有する情報の量(単位はビット)を示す。例えば、グレースケール深度が16ビットの場合、医用画像データの1画素で、画像の濃淡値を65536(2の16乗)の階調で表現することができる。また、部位情報は、肺、腹部、頭部等の撮影された体の部位を示す情報である。また、医用画像データとは、医用画像を表示装置等に表示させて、医師が病変等があるか否かを診断する対象となる画像データをいい、例えば、CT画像や、MRI装置によって撮影された画像が含まれる。
画像変換部73は、医用画像データの階調の値域の一部を表示装置31の輝度の値域に割り当てるパラメータを変更することで、変更したパラメータに対応する複数の表示画像を生成する。具体的には、画像変換部73は、まず、表示装置31に表示される医用画像データの明るさとコントラストとを変更する2つのパラメータである第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅を設定する。画像変換部73は、設定した2つのパラメータの値に基づいて医用画像データの画素値を輝度値に変換する。画像変換部73は、これらの処理を、2つのパラメータの値の少なくとも一方を変更しながら複数回行う。具体的には、画像変換部73は、範囲設定部72から取得した第1変更範囲内で第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅とを変更する。そして、画像変換部73は、変更した第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅とで規定される医用画像データの画素値を輝度値に変換する。
画像変換部73が行う処理の詳細について、図4を参照しながら説明する。図4(A)には、範囲設定部72が設定した第1変更範囲に基づいて画像変換部73が設定した表示条件の例を示す。また、図4(B)には、図4(A)に示す表示条件をプロットしたグラフを示す。グラフの縦軸は第1ウィンドウレベルを示し、横軸は第1ウィンドウ幅を示す。画像変換部73は、第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅との少なくとも一方の値を第1変更範囲内の値に固定し、他方の値を第1変更範囲で一定値ずつ変更する。例えば、範囲設定部72が設定した第1変更範囲が、第1ウィンドウ幅2000以上、3000以下、第1ウィンドウレベルも2000以上、3000以下であったとする。まず、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅、第1ウィンドウレベルをそれぞれ最低値の2000に設定して(図4(A)及び(B)に示す点a)、医用画像データの画素値を輝度値に変換する。輝度値に変換された医用画像データは、シリアル番号が付与されてRAM13に保存される。次に、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を2000に固定し、第1ウィンドウレベルを2000に一定値を加算した値に変更する。例えば、一定値を500とした場合、画像変換部73は、第1ウィンドウレベルを2500に設定する(図4(A)及び図4(B)に示す点b)。画像変換部73は、設定した第1ウィンドウ幅、第1ウィンドウレベルで規定される医用画像データの画素値を輝度値に変換する。画像変換部73は、輝度値に変換した医用画像データに、シリアル番号を付与してRAM13に保存する。画像変換部73は、以下、同様にして第1ウィンドウ幅を固定し、第1ウィンドウレベルを一定値(500)ずつ大きな値に変更する(図4(A)及び図4(B)に示す点c)。そして、画像変換部73は、固定した第1ウィンドウ幅と変更後の第1ウィンドウレベルで規定される医用画像データの画素値を輝度値に変換する。以上の処理が第1変換処理に該当する。
次に、第2変換処理について具体的に説明する。第1ウィンドウレベルの値が、第1変更範囲の上限値である3000まで到達した場合、画像変換部73は、固定値としていた第1ウィンドウ幅に一定値を加算して、第1ウィンドウ幅の値を一定値大きな値に変更する。この一定値は、第1ウィンドウレベルを変更する一定値と同一の値であってもよいし、異なる値であってもよい。図4(A)及び図4(B)に示す例では、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を500広げて、2500に設定している。第1ウィンドウ幅の値を変更すると、画像変換部73は、第1ウィンドウレベルを、変更範囲内の最低値である2000に設定する(図4(A)及び図4(B)に示す点d)。画像変換部73は、変更後の第1ウィンドウ幅2500と、変更範囲内の最低値である2000に設定した第1ウィンドウレベルで規定される医用画像データの画素値を輝度値に変換する。画像変換部73は、以降、同様に、第1ウィンドウ幅を変更後の値に固定して、第1ウィンドウレベルを一定値ずつ大きくし、医用画像データの画素値を輝度値に変換する。画像変換部73は、上述の処理を、第1ウィンドウ幅と第1ウィンドウレベルとが第1変更範囲内で設定可能な最大値に達するまで行う。すなわち、画像変換部73は、図4(B)に示す点e、f、g、h、iの順に表示条件を設定し、設定した表示条件で医用画像データの画素値を輝度値に変換する。ここまでの処理が、第2変換処理に該当する。なお、第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅の設定順序は、上述のものに限定されるものではない。例えば、第1ウィンドウレベルのほうを最初に一定値に固定しておいて、第1ウィンドウ幅を一定値ずつ変更していき、第1ウィンドウ幅が上限値に達した場合には、第1ウィンドウレベルを一定値大きな値に変更してもよい。また、第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅を変更する値は、500に限定されない。また、最初に、第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅とを第1変更範囲内の最大値に設定し、一定値ずつ第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅とを小さくしていくものであってもよい。
図4(A)に示す表示条件で変換した医用画像データを表示装置31に表示している間に、入力デバイス23により、「画像の表示を明るく」との操作入力を受け付けた場合、範囲設定部72は、第1変更範囲を変更する。変更後の変更範囲を第2変更範囲と呼ぶ。範囲設定部72は、第1ウィンドウレベルを変更する範囲を、第1変更範囲内で値が小さい範囲に再設定する。第1ウィンドウレベルを変更する範囲を、値の小さい第2変更範囲に下げることで、表示装置31に表示する画像の明るさが明るくなる。例えば、範囲設定部72は、「画像の表示を明るく」との操作入力を受け付けた場合、2000以上、3000以下に設定していた第1ウィンドウレベルの第1変更範囲を、例えば、2000以上、2500以下に設定する。第1ウィンドウレベルの第2変更範囲が、2000以上、2500以下に設定されたため、画像変換部73は、変更された第2変更範囲内で表示条件を設定して、医用画像データの画素値を輝度値に変換する。例えば、図6(A)及び(B)に示す例では、画像変換部73は、最初に、第1ウィンドウ幅を2000に固定して、第1ウィンドウレベルを点a(2000)、点b(2250)、点c(2500)の順に変更する。次に、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を2500に固定して、第1ウィンドウレベルを点d(2000)、点e(2250)、点f(2500)の順に変更する。最後に、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を3000に固定して、第1ウィンドウレベルを点g(2000)、点h(2250)、点i(2500)の順に変更する。
図4(A)に示す表示条件で変換した医用画像データを表示装置31に表示している間に、入力デバイス23により、「画像の表示を暗く」との操作入力を受け付けた場合、範囲設定部72は、第1変更範囲を第2変更範囲に変更する。範囲設定部72は、第1ウィンドウレベルを変更する範囲を、第1変更範囲内で値が大きい範囲に再設定する。第1ウィンドウレベルを変更する範囲を値の大きい範囲に上げることで、表示装置31に表示する画像の明るさを暗くする。例えば、範囲設定部72は、「画像の表示を暗く」との操作入力を受け付けた場合、2000以上、3000以下に設定していた第1ウィンドウレベルを変更する範囲を、例えば、2500以上、3000以下に設定する。第1ウィンドウレベルの第2変更範囲が、2500以上、3000以下に設定されたため、画像変換部73は、変更された第2変更範囲内で表示条件を設定して、医用画像データの画素値を輝度値に変換する。例えば、図7(A)及び(B)に示す例では、画像変換部73は、最初に、第1ウィンドウ幅を2000に固定して、第1ウィンドウレベルを点a(2500)、点b(2750)、点c(3000)の順に変更する。次に、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を2500に固定して、第1ウィンドウレベルを点d(2500)、点e(2750)、点f(3000)の順に変更する。最後に、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を3000に固定して、第1ウィンドウレベルを点g(2500)、点h(2750)、点i(3000)の順に変更する。
図4(A)に示す表示条件で変換した医用画像データを表示装置31に表示している間に、入力デバイス23により、「画像のコントラストを強くする」との操作入力を受け付けとする。この場合、範囲設定部72は、第1変更範囲を第2変更範囲に変更する。範囲設定部72は、第1ウィンドウ幅を変更する範囲を狭くした範囲に再設定する。第1ウィンドウ幅を変更する範囲を小さくすることで、画像のコントラスト分解能が向上し、医用画像データの画素値の小さな差を表示装置31で表示することが可能となる。例えば、範囲設定部72は、「画像のコントラストを強くする」との操作入力を受け付けた場合、2000以上、3000以下に設定していた第1ウィンドウ幅の第1変更範囲を、例えば、1500以上、2500以下に設定する。第1ウィンドウ幅の第2変更範囲が、1500以上、2500以下に設定されたため、画像変換部73は、変更された第2変更範囲内で表示条件を設定して、医用画像データの画素値を輝度値に変換する。例えば、図8(A)及び図8(B)に示す例では、画像変換部73は、最初に、第1ウィンドウ幅を1500に固定して、第1ウィンドウレベルを点a(2000)、点b(2500)、点c(3000)の順に変更する。次に、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を2000に固定して、第1ウィンドウレベルを点d(2000)、点e(2500)、点f(3000)の順に変更する。最後に、画像変換部73は、第1ウィンドウ幅を2500に固定して、第1ウィンドウレベルを点g(2000)、点h(2500)、点i(3000)の順に変更する。
例えば、画像を拡大させる指示入力と、拡大させる画像の中心座標値との指示入力とを入力デバイス23で受け付けたとする。この場合、制御部10は、シリアル番号を付してRAM13に保存した各医用画像を、指示された座標値を中心に拡大処理した医用画像を生成してRAM13に保存する。なお、拡大処理した医用画像には、新たなシリアル番号が付与されてRAM13に保存される。制御部10は、RAM13に保存した医用画像を、付与されたシリアル番号の順に読み出して表示装置31に表示させる。したがって、表示装置31には、操作者が指定した位置を中心に画像が拡大表示され、明るさとコントラストとの少なくとも一方が変化する医用画像が、所定間隔ごとに表示される。
また、ステップS9の判定が肯定判定の場合、制御部10は、医用画像データの輝度値への変換を終了する。この場合、制御部10は、第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅とを変更範囲内の全範囲で変更して、医用画像データの画素値を輝度値に変更したと判定する。このため、医用画像データの輝度値への変換を終了する。医用画像データの輝度値への変換が終了すると、制御部10は、変換後の医用画像データを、RAM13に保存した順番が小さい順に表示装置31に表示させる(ステップS11)。すなわち、制御部10は、最初に、第1ウィンドウ幅を変更範囲の下限値に設定し、第1ウィンドウレベルを値が徐々に大きくなるように設定して変換した医用画像データを、表示装置31に所定間隔ごとに表示する。次に、制御部10は、第1ウィンドウ幅を一定値大きな値に設定し、第1ウィンドウレベルを値が徐々に大きくなるように設定して変換した医用画像データを、表示装置31に所定間隔ごとに表示する。この医用画像データの表示を、第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅とが、第1変更範囲内で設定可能な最大の値となるまで繰り返し行う。第1ウィンドウレベルと第1ウィンドウ幅が第1変更範囲内で設定可能な最大の値に設定して変換した医用画像データを表示装置31に表示させると、制御部10は、表示した医用画像データを再度、表示装置31に表示させる。すなわち、制御部10は、第1ウィンドウ幅を変更範囲の下限値に設定し、第1ウィンドウレベルを値が徐々に大きくなるように設定して変換した医用画像データを、表示装置31に連続表示する。
制御部10は、操作入力を受け付けると(ステップS12/YES)、まず、受け付けた操作入力は、画像の明るさを明るくする指示であったか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定が肯定判定の場合、制御部10は、第1ウィンドウレベルを変更する範囲を、第1変更範囲内で値が小さい第2変更範囲に再設定する(ステップS15)。第1ウィンドウレベルの変更範囲を値の小さい第2変更範囲に変更することで、表示装置31に表示される医用画像の明るさが明るくなる。例えば、再設定前の第1ウィンドウレベルの第1変更範囲が2000以上、3000以下であった場合に、第1ウィンドウレベルを変更する範囲を2000以上、2500以下である第2変更範囲に再設定する。その後、制御部10は、再設定した第2変更範囲の第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅を使用して、図9に示すS4〜S11の処理を繰り返す。また、操作入力を受け付けていない場合(ステップS12/NO)、制御部10は、RAM13に保存している、輝度値に変換した医用画像データを、シリアル番号順に表示装置31に表示させる(ステップS13)。
また、本実施形態は、医用画像の撮影部位を示す部位情報に基づいて2つのパラメータの変更範囲である第1変更範囲を設定し、設定した範囲内で2つのパラメータの値を変更する。このため、画像診断に適した医用画像が含まれる範囲で、医用画像の明るさとコントラストとを変更することができる。したがって、画像診断に適した医用画像を効率的に表示装置に表示させることができる。
上述した実施形態では、1つの医用画像データの画素値を、表示条件を変更しながら輝度値に変更して、表示装置31に表示する場合を説明した。この変形例では、1つの医用画像データだけではなく複数の医用画像データを使用する。
第2実施形態について説明する。なお、本実施形態のハードウェア構成は、図1に示す構成と同一であるため、説明を省略する。
異常陰影候補検出部75は、入力部71から医用画像データを選択する選択情報を入力する。異常陰影候補検出部75は、選択情報の示す医用画像データの実データをRAM13から取得して、画像解析を行うことにより異常陰影の候補を検出する。異常陰影候補検出部75が異常陰影の候補を検出する技術として、例えば、CAD(Computer Aided Diagnosis)と呼ばれる異常陰影候補検出装置に用いられる技術を用いることができる。病変部の陰影は、特徴的な濃度分布を有することが多く、CADは、このような濃度特性に基づいて病変部と推測される画像領域を異常陰影候補として検出する。異常陰影候補検出部75の異常陰影の候補の検出技術は、この他にも一般的に知られた公知の方法を用いることができる。異常陰影候補検出部75は、異常陰影候補を検出すると、入力部71から入力した選択情報の示す医用画像データと、この医用画像データから検出した候補領域の座標値とを範囲設定部72に出力する。
なお、第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅の変更範囲である第1変更範囲を設定した後の制御部10の処理については、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
本第3実施形態は、X線CT装置やMRI装置等の撮影装置により撮影された三次元医用画像を表示装置31に表示させる際の表示条件を調整する実施形態である。
不透明度は、0.0〜1.0の範囲で設定されており、0.0を完全な透明、1.0を完全な不透明としている。また、図15に示すa及びbの範囲は、不透明度が段階的に変化する領域である。このa及びbの範囲では、ボクセル値が、不透明度に応じた値で表示される。また、不透明度のウィンドウ幅は、不透明度が1.0のボクセル値の範囲の幅を示し、不透明度のウィンドウレベルは、不透明度が1.0のボクセル値の範囲の中央値を示す。なお、以下では、不透明度のウィンドウレベル及びウィンドウ幅の変更範囲を第3変更範囲と呼ぶ。また、不透明度のウィンドウレベルを第2ウィンドウレベルと呼び、不透明度のウィンドウ幅を第2ウィンドウ幅と呼ぶ。第2ウィンドウレベルと第2ウィンドウ幅とが、表示装置31に表示される医用画像の表示態様を変更するパラメータに該当する。第2ウィンドウレベルと第2ウィンドウ幅とを変更することで、医用画像データの各ボクセルに割り当てる不透明度が変更される。
図16(A)には、範囲設定部72が設定した第3変更範囲に基づいて画像生成部77が設定した不透明度の条件の一例を示す。画像生成部77は、図16(A)に示すa〜iの順に、第2ウィンドウ幅及び第2ウィンドウレベルを設定する。画像生成部77は、設定した第2ウィンドウ幅及び第2ウィンドウレベルで規定される不透明度に基づいて、三次元画像のボリュームレンダリングを実行する。画像生成部77は、ボリュームレンダリングにより疑似三次元画像を生成するごとに、生成した疑似三次元画像にシリアル番号を付与してRAM13に保存する。
まず、制御部10は、三次元医用画像データを選択する入力を入力デバイス23で受け付けたか否かを判定する(ステップS51)。三次元医用画像データを選択する情報の入力を受け付けると(ステップS51/YES)、制御部10は、選択された医用画像データをHDD50から読み出してRAM13に保存する。次に、制御部10は、三次元医用画像データをRAM13から取得し、取得した三次元医用画像データに解析処理を行い、異常陰影の候補領域を検出する(ステップS52)。候補領域を検出した場合、制御部10は、候補領域のボクセル値を三次元医用画像データから取得し、取得したボクセル値を使用して第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅を設定する(ステップS53)。また、制御部10は、設定した第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅に基づいて、第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅を変更する範囲である第1変更範囲を設定する(ステップS54)。次に、制御部10は、三次元医用画像データを所定の断面で切断して、候補領域を含む断層画像を生成する。そして、制御部10は、設定した第1変更範囲内で第1ウィンドウレベル及び第1ウィンドウ幅を変更しながら、候補領域を含む断層画像のボクセル値を輝度値に変換する(ステップS55)。制御部10は、輝度値に変換した断層画像に、変換順にシリアル番号を付与してRAM13に保存する。
(付記1) 医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を表示画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てるパラメータを変更することで、変更した前記パラメータに対応する複数の表示画像を生成し、
生成した前記複数の表示画像を逐次的に前記表示装置に表示させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記2) 前記パラメータは、画像の明るさを変更するウィンドウレベルと、画像のコントラストを変更するウィンドウ幅とを含み、
前記複数の表示画像を生成する処理は、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する処理を、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方の値を変更しながら複数回行う処理であることを特徴とする付記1記載のプログラム。
(付記3) 前記複数の表示画像を生成する処理は、前記医用画像の撮影部位を示す部位情報に基づいて前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅とを変更する変更範囲を設定し、設定した前記変更範囲内で前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方の値を変更しながら、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換することを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記4) 前記複数の表示画像を生成する処理は、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との一方のパラメータの値を一定の値に固定して、他方のパラメータの値を連続的に変化させ、前記一定の値の前記一方のパラメータと、変化させた各値の前記他方のパラメータとで規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する第1変換処理と、前記一定の値に固定した前記一方のパラメータの値を他の値に固定して、前記他方のパラメータの値を連続的に変化させ、前記他の値の前記一方のパラメータと、変化させた各値の前記他方のパラメータとで規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する第2変換処理とを含み、
前記表示装置に表示させる処理は、前記第1変換処理で輝度値に変換した前記医用画像を、変換した順に前記表示装置に表示させる処理と、
前記第2変換処理で輝度値に変換した前記医用画像を、変換した順に前記表示装置に表示させる処理とを含むことを特徴とする付記2又は3記載のプログラム。
(付記5) 前記医用画像には、撮影日の異なる複数の医用画像が含まれ、
前記複数の表示画像を生成する処理は、前記医用画像の画素値を前記輝度値に変換する処理を、前記撮影日の異なる前記複数の医用画像のそれぞれについて行い、
前記表示装置に表示させる処理は、前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する際に、前記複数の医用画像で各パラメータに同一の値を設定して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させた後に、前記同一の値を他の値に変更して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させることを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記6) 前記複数の表示画像を生成する処理は、前記医用画像に画像解析を行って、異常な陰影を示す前記医用画像の候補領域を検出し、前記検出した候補領域の画素値に基づいて、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との変更範囲を設定して、設定した前記変更範囲内で前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方を変更しながら、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅とに基づいて前記医用画像の画素値を輝度値に変換することを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記7) 前記パラメータとして、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータとを含み、
前記複数の表示画像を生成する処理は、前記中央値パラメータと前記幅値パラメータとの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の疑似三次元画像を複数生成し、
前記表示装置に表示させる処理は、前記不透明度を変更しながら生成した疑似三次元画像を、所定間隔ごとに前記表示装置に表示させることを特徴とする付記1記載のプログラム。
(付記8) コンピュータにより実行される表示調整支援方法であって、
医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を表示画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てるパラメータを変更することで、変更した前記パラメータに対応する複数の表示画像を生成するステップと、
生成した前記複数の表示画像を逐次的に前記表示装置に表示させるステップを有することを特徴とする表示調整支援方法。
(付記9) 前記パラメータは、画像の明るさを変更するウィンドウレベルと、画像のコントラストを変更するウィンドウ幅とを含み、
前記複数の表示画像を生成するステップは、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する処理を、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方の値を変更しながら複数回行うステップであることを特徴とする付記8記載の表示調整支援方法。
(付記10) 前記複数の表示画像を生成するステップは、前記医用画像の撮影部位を示す部位情報に基づいて前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅とを変更する変更範囲を設定し、設定した前記変更範囲内で前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方の値を変更しながら、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換することを特徴とする付記9記載の表示調整支援方法。
(付記11) 前記複数の表示画像を生成するステップは、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との一方のパラメータの値を一定の値に固定して、他方のパラメータの値を連続的に変化させ、前記一定の値の前記一方のパラメータと、変化させた各値の前記他方のパラメータとで規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する第1変換ステップと、前記一定の値に固定した前記一方のパラメータの値を他の値に固定して、前記他方のパラメータの値を連続的に変化させ、前記他の値の前記一方のパラメータと、変化させた各値の前記他方のパラメータとで規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する第2変換ステップとを含み、
前記表示装置に表示させるステップは、前記第1変換ステップで輝度値に変換した前記医用画像を、変換した順に前記表示装置に表示させるステップと、
前記第2変換ステップで輝度値に変換した前記医用画像を、変換した順に前記表示装置に表示させるステップとを含むことを特徴とする付記9又は10記載の表示調整支援方法。
(付記12) 前記医用画像には、撮影日の異なる複数の医用画像が含まれ、
前記複数の表示画像を生成するステップは、前記医用画像の画素値を前記輝度値に変換する処理を、前記撮影日の異なる前記複数の医用画像のそれぞれについて行い、
前記表示装置に表示させるステップは、前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する際に、前記複数の医用画像で各パラメータに同一の値を設定して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させた後に、前記同一の値を他の値に変更して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させることを特徴とする付記9記載の表示調整支援方法。
(付記13) 前記複数の表示画像を生成するステップは、前記医用画像に画像解析を行って、異常な陰影を示す前記医用画像の候補領域を検出し、前記検出した候補領域の画素値に基づいて、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との変更範囲を設定して、設定した前記変更範囲内で前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方を変更しながら、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅とに基づいて前記医用画像の画素値を輝度値に変換することを特徴とする付記9記載の表示調整支援方法。
(付記14) 前記パラメータとして、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータとを含み、
前記複数の表示画像を生成するステップは、前記中央値パラメータと前記幅値パラメータとの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の疑似三次元画像を複数生成し、
前記表示装置に表示させるステップは、前記不透明度を変更しながら生成した疑似三次元画像を、所定間隔ごとに前記表示装置に表示させることを特徴とする付記8記載の表示調整支援方法。
(付記15) 医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を表示画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てるパラメータを変更することで、変更した前記パラメータに対応する複数の表示画像を生成する生成手段と、
生成した前記複数の表示画像を逐次的に前記表示装置に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする表示調整支援装置。
(付記16) 前記パラメータは、画像の明るさを変更するウィンドウレベルと、画像のコントラストを変更するウィンドウ幅とを含み、
前記生成手段は、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する処理を、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方の値を変更しながら複数回行う手段であることを特徴とする付記15記載の表示調整支援装置。
(付記17) 前記生成手段は、前記医用画像の撮影部位を示す部位情報に基づいて前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅とを変更する変更範囲を設定し、設定した前記変更範囲内で前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方の値を変更しながら、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換することを特徴とする付記16記載の表示調整支援装置。
(付記18) 前記生成手段は、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との一方のパラメータの値を一定の値に固定して、他方のパラメータの値を連続的に変化させ、前記一定の値の前記一方のパラメータと、変化させた各値の前記他方のパラメータとで規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する第1変換処理と、前記一定の値に固定した前記一方のパラメータの値を他の値に固定して、前記他方のパラメータの値を連続的に変化させ、前記他の値の前記一方のパラメータと、変化させた各値の前記他方のパラメータとで規定される前記医用画像の画素値を、輝度値に変換する第2変換処理とを実行し、
前記表示制御手段は、前記第1変換処理で輝度値に変換した前記医用画像を、変換した順に前記表示装置に表示させる処理と、前記第2変換処理で輝度値に変換した前記医用画像を、変換した順に前記表示装置に表示させる処理とを実行することを特徴とする付記16又は17記載の表示調整支援装置。
(付記19) 前記医用画像には、撮影日の異なる複数の医用画像が含まれ、
前記生成手段は、前記医用画像の画素値を前記輝度値に変換する処理を、前記撮影日の異なる前記複数の医用画像のそれぞれについて行い、
前記表示制御手段は、前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する際に、前記複数の医用画像で各パラメータに同一の値を設定して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させた後に、前記同一の値を他の値に変更して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させることを特徴とする付記16記載の表示調整支援装置。
(付記20) 前記生成手段は、前記医用画像に画像解析を行って、異常な陰影を示す前記医用画像の候補領域を検出し、前記検出した候補領域の画素値に基づいて、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との変更範囲を設定して、設定した前記変更範囲内で前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅との少なくとも一方を変更しながら、前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅とに基づいて前記医用画像の画素値を輝度値に変換することを特徴とする付記16記載の表示調整支援装置。
(付記21) 前記パラメータとして、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータとを含み、
前記生成手段は、前記中央値パラメータと前記幅値パラメータとの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の疑似三次元画像を複数生成し、
前記表示制御手段は、前記不透明度を変更しながら生成した疑似三次元画像を、所定間隔ごとに前記表示装置に表示させることを特徴とする付記15記載の表示調整支援装置。
10 制御部
13 RAM
31 表示装置
71 入力部
72 範囲設定部
73 画像変換部
74 表示制御部
75 異常陰影候補検出部
76 断層画像生成部
77 画像生成部
Claims (6)
- 撮影日の異なる複数の医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記複数の医用画像を表示させる際に、前記複数の医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、画像の明るさを変更するウィンドウレベルと画像のコントラストを変更するウィンドウ幅の少なくとも一方の値を変更しながら、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する処理を前記撮影日の異なる前記複数の医用画像のそれぞれについて行うことで、変更した前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅の少なくとも一方に対応する複数の医用画像を生成し、
前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する処理を行う際に、前記複数の医用画像でウィンドウレベルとウィンドウ幅に同一の値を設定して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させた後に、前記同一の値を他の値に変更して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させる、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を疑似三次元画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の複数の疑似三次元画像を生成し、
前記不透明度を変更して生成した前記複数の疑似三次元画像を、所定間隔ごとに逐次的に前記表示装置に表示させる、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータにより実行される表示調整支援方法であって、
撮影日の異なる複数の医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記複数の医用画像を表示させる際に、前記複数の医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、画像の明るさを変更するウィンドウレベルと画像のコントラストを変更するウィンドウ幅の少なくとも一方の値を変更しながら、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する処理を前記撮影日の異なる前記複数の医用画像のそれぞれについて行うことで、変更した前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅の少なくとも一方に対応する複数の医用画像を生成するステップと、
前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する処理を行う際に、前記複数の医用画像でウィンドウレベルとウィンドウ幅に同一の値を設定して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させた後に、前記同一の値を他の値に変更して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させるステップと、
を有することを特徴とする表示調整支援方法。 - コンピュータにより実行される表示調整支援方法であって、
医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を疑似三次元画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の複数の疑似三次元画像を生成するステップと、
前記不透明度を変更して生成した前記複数の疑似三次元画像を、所定間隔ごとに逐次的に前記表示装置に表示させるステップと、
を有することを特徴とする表示調整支援方法。 - 撮影日の異なる複数の医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記複数の医用画像を表示させる際に、前記複数の医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、画像の明るさを変更するウィンドウレベルと画像のコントラストを変更するウィンドウ幅の少なくとも一方の値を変更しながら、前記ウィンドウレベル及び前記ウィンドウ幅で規定される前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する処理を前記撮影日の異なる前記複数の医用画像のそれぞれについて行うことで、変更した前記ウィンドウレベルと前記ウィンドウ幅の少なくとも一方に対応する複数の医用画像を生成する生成手段と、
前記複数の医用画像の画素値を輝度値に変換する処理を行う際に、前記複数の医用画像でウィンドウレベルとウィンドウ幅に同一の値を設定して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させた後に、前記同一の値を他の値に変更して変換した医用画像を前記表示装置に連続して表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする表示調整支援装置。 - 医用画像の画素が取りうる階調の値域よりも狭い値域の輝度で画素を表示可能な表示装置に、前記医用画像を疑似三次元画像として表示させる際に、前記医用画像の階調の値域の一部を前記表示装置の輝度の値域に割り当てる、ボリュームレンダリング処理におけるオパシティカーブの不透明度の中央値を変更する中央値パラメータと、前記オパシティカーブの不透明度の幅値を変更する幅値パラメータの少なくとも一方の値を変更しながら、前記医用画像の各画素に割り当てる不透明度を変更して、前記医用画像の複数の疑似三次元画像を生成する生成手段と、
前記不透明度を変更して生成した前記複数の疑似三次元画像を、所定間隔ごとに逐次的に前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする表示調整支援装置。
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