JP6229081B2 - 模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ピストン機構部の作動により気流を噴射し、弾丸を発射する模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置に関するものである。
実銃を模した銃及び殺傷能力のない銃について、本発明では模擬銃と総称している。模擬銃には様々な種類があり、かつては主として趣味の対象であったが、現在は各種組織、機関等においても演習などの際に、実銃の代わりとして広く用いられている。模擬銃という場合、弾丸を発射するために、例えば高圧ガスを用いるガスガン、圧縮空気を用いるエアガン、圧縮空気をピストンによって得る電動ガン等があるほか、弾丸発射を目的としないモデルガン等もあり、その種類及び商品展開は広範である。
こうした模擬銃では、弾丸に気流(気体の流れ)を噴射するために、しばしばピストン機構が用いられる。上記ガスガン、エアガン、電動ガンもピストン機構に該当する構成を備えており、エアガン等ではピストン又はシリンダーのどちらかが急速移動して気流を圧縮し、ガスガンでは弾丸発射とその直後のブローバックのためにピストン機構の移動方向が急激に変わるような動きを伴う。このため、移動している部材が他の部材に当たって衝撃を生じ、耐久性等の問題を起すことがある。
これに対して、従来は衝突する部材の材質を変更するという対策が取られた。しかし、一般的に入手容易な材料とはいえないため、素材価格が高価であるとか、加工や取り付けに工夫が必要になるというような問題を生じていた。先行技術を調査すると、例えば、エアソフトガンに関する特開平7−225097号の発明があり、同発明はピストンの圧縮工程の終端における圧縮圧力が、通常の圧縮工程よりも急激に高められるブレーキ機構を開示している。しかし、圧縮圧力をブレーキ機構に利用するために、新たにピストン機構にバイパス路を形成し、かつ、流量調節弁を組み込む必要があり、また、構造的にも調節上も複雑であるため、汎用性があるものではない。
特開平7−225097号
本発明は前記の点に鑑みなされたもので、その課題は、ピストン機構部の作動により気流を噴射し、弾丸を発射する模擬銃において、ピストン機構部に加わる衝撃を緩和し、耐久性を向上することにある。また、本発明の他の課題は、対象となる模擬銃の機構や構造を大きく変更することなく実施することができるピストン機構の緩衝装置を提供することである。
前記の課題を解決するため、本発明は、ピストン機構部の作動により気流を噴射し、弾丸を発射する模擬銃において、ピストン機構部に対して相対移動可能なピストンストップをピストン機構部に装備し、上記ピストンストップは、ピストン機構部の作動に伴う衝撃力を緩衝するために、上記ピストン機構部の一方の構成部材に取り付け、また、ピストンストップとピストン機構部の他方の構成部材との間に緩衝手段を設けるという手段を講じたものである。
本発明の対象となる模擬銃はピストン機構部を有する模擬銃である。一般的にピストンという場合、シリンダーと組み合わされ、ピストンの運動によって気体がシリンダー内部にて圧縮されるピストンが想起される。本発明では、気体の圧縮を伴うピストンシリンダー機構のみならず、往復運動を行なうピストンと、そのピストンが移動する通路を提供するシリンダーと見なされる部分を有するものも、ピストン機構部に含まれるものとする。また、本発明において取り扱う気体は、主としてガスガン用のガスであるが、空気を作用気体とするピストン機構にも適用される。
本発明の装置は、ピストン機構部に対して相対移動可能なピストンストップをピストン機構に装備している。言い換えるなら、ピストンストップはピストン機構をレールのように使用して、それに沿って移動可能である。
そして、ピストン機構部の作動に伴う衝撃力を緩衝するために、上記ピストン機構部の一方の構成部材にピストンストップを取り付け、それと他方の構成部材との間に緩衝手段を設けているものである。緩衝手段により、ピストン機構部の移動部材の有する運動エネルギーを減殺し、衝撃を緩衝することができる。
本発明の装置における模擬銃がピストン機構部によりガスを弾丸に噴射するとともに、ピストン機構に内蔵された差圧弁機構によりピストン機構とボルトを後退させる構成を備えたガスガンであり、衝撃力として、後退するピストン機構部の質量がボルトの質量に加重されるという構成は、好ましいものである。ボルトはリコイルショックを得るために、相対的に大きな質量を有することが望ましい。ピストン機構部が必要な質量の一部負担することで、ボルトをより小型、軽量化できる利点が得られる。
また、ピストン機構部のピストンはシリンダーの内部にて移動可能であり、シリンダーは前後方向のガイド部をその外部に有し、ピストンストップは上記ガイド部との係合により一定範囲で前後方向へ移動可能に設けられており、上記シリンダーに設けたばね受けとピストンストップとの間にコイルばねを緩衝手段として設けるということも可能である。
本発明は以上のように、ピストン機構部の作動により気流を噴射し、弾丸を発射する模擬銃において、緩衝手段によりピストン機構部に加わる衝撃を緩和し、耐久性を向上することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、対象となる模擬銃の機構や構造を大きく変更しなくても、緩衝手段を上記ピストン機構部とピストンストップとの間に設けることで実施が可能なピストン機構の緩衝装置を提供することができる。
本発明に係る模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置を適用したガスガンの一例を示す断面説明図である。 同上の装置を分解して示す説明図である。 同上の装置の作動状態を示すもので、Aはボルトが後退を開始した状態、Bはピストンがピストンストップに係止した状態、Cは緩衝手段が作動した状態をそれぞれ示す断面説明図である。 ガスガンの作動を示すもので、Aはボルトを手動で後退させた状態、Bは手動操作で弾丸が装填された状態をそれぞれ示す断面説明図である。 同じくAは弾丸が発射された状態、Bはボルトが後退を開始した状態をそれぞれ示す断面説明図である。 同じくAはボルトによりハンマーをコッキングしている状態、Bはピストンが後退を開始した状態をそれぞれ示す断面説明図である。 同じくAはボルトが最大後退位置にある状態、Bはボルトが前進するとともに弾丸が装弾部に供給された状態をそれぞれ示す断面説明図である。
以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。本発明の模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置はあらゆる模擬銃に適用されるもので、ガスガンに限定されるものではないが、便宜上、初めにガスガンの概略について初めに説明する。
図1に模擬銃Gとして例示されているのはブローバック式ガスガンである。図示の模擬銃Gは銃本体の中央部に発射装置部10を具備し、銃本体10の前部にバレル部11、銃本体の下部にマガジン部22、銃本体の後部にブローバック用ボルト29のための可動体部30をそれぞれ具備している。
バレル部11には装弾部12が後部に設けられており、装弾部12に装填される弾丸Bに向けて、発射装置部10に設けられた差圧弁機構20を介してガスが噴射され、その結果、弾丸Bが発射される。発射装置部10にはピストン機構部15があり、ピストン機構部15はバレル軸線方向へ移動可能に配置されたピストン13と、ピストン13の移動空間の役を果たすシリンダー14とを有している。ピストン13は、弾丸Bに対してガスを噴射するノズル部16を先端に有し、かつ、シリンダー14の閉塞端に向けた開口を後端に有する中空筒状に形成されている。
ピストン13には、内外を通じるガス流入口17が前端寄りの下部に開口しており、ガス流入口17の付近に上記の差圧弁機構20が設けられている。差圧弁機構20は先端のノズル部16との間に配置された差圧弁18と、差圧弁18の前進後退が可能な弁室19と、弁室内に配置された戻しばね21とを有する。差圧弁18は、その外径が弁室19の内径に対して滑り嵌め程度の寸法差となるように設定されている。
また、差圧弁18は先端側が開口し、後端側が閉じた筒型弁から成り、その周面にガス通孔18aを有している。よって、戻しばね21により後退して装弾部12にある弾丸Bを発射させ、その後も継続して流入するガスの圧力により前進して閉弁するとともに、ガス流をシリンダー14に導く構成である。このように圧力差によって弁体の作動方向が変わるため、差圧弁と称する。ガス流はシリンダー14に導かれて、ブローバック動作に利用される。
ガスは、マガジン部22内のガスタンク23に充填されており、そこから後述するトリガー操作に伴い、開閉弁機構25を介してピストン機構部15に供給される。開閉弁機構25は、ガスタンク23からピストン機構部15へ至るガス流路24、ガス流路24の開閉のために設けられた開閉弁26を有し、ガス流路端の流出口27からガスを流入口17へ流出させる。なお、開閉弁26は、トリガー操作により作動する後述のハンマー40によって打圧されるように、外部に露出した弁軸26aを有している。
ピストン機構部15において、ピストン13は引っ張りばねから成るリターンスプリング28によって後方へ付勢されている。上記ピストンリターンスプリング28は前端部がピストン側の部材59aに、後端部がシリンダー側の部材59bに取り付けられている。ボルト29は、模擬的なリコイルショックを体感させるために必要な質量を備えており、実施形態のボルト29は前後に細長い軸状に形成されている。なお、シリンダー14は、ボルト29と一体的に設けられており、従って、シリンダー14の質量はボルト29に加わることになる。
上記ボルト29の後方には可動体部30が配置されており、可動体部30は銃本体に取り付けたケーシング30cと、その内部に配置された可動軸30aとを有している。可動軸30aはケーシング30cの内部にて前進後退可能に設けられており、軸頭30bにてボルト29の後端と係合するように構成されている。図中、符号31はバッファースプリングを示しており、バッファースプリング31は可動軸30aを前進方向へ付勢し、それによって最終的にはピストン機構部15を発射準備状態に置くように作用する。また、バッファースプリング31はボルト29を後退動作時に受け止め、リコイルショック終了時の衝撃を調整する手段としても機能する。
発射装置部10の作動のために、トリガー32が設けられている。トリガー32は二部材32A、32Bを組み合わせて構成されており、トリガー部材32Aは操作部、また、トリガー部材32Bは被操作部材である。これらの二部材32A、32Bは軸33を中心に回転可能であり、トリガースプリング34によって、相互に離間する方向に付勢されている。35はディスコネクターであり、トリガー部材32Aに同軸に設けられて連射、単射の選択を可能にするもので、セレクター36により制御される。
トリガーの部材32Aは、前述のハンマー40をコッキング状態に係止する。37はコッキング状態に保持するトリガー側の係止部、38は同じくハンマー側の係止部を示す。39はハンマースプリングで、コッキング時に蓄圧状態になる。従って、トリガー32Aを操作すると、係止部37、38の係合が解除されるのでハンマースプリング39の蓄圧も解放され、ハンマー40が作動することになる。
上記ハンマー40は、コッキング時にシア41との係合状態に置かれる。シア41にはばね42が作用しており、ハンマー40のコッキングを維持する方向に作用する。ハンマー40はシリンダー14の後退によってコッキングされる。そのため、シリンダー14の後端の下部に、カム状の係合突部43が設けてあり、ハンマー40には係合突部44が軸支されている。符号45はハンマー40の打圧部であり、ノッカー46を介して弁軸26aを駆動する。47はボルト突部を示しており、シア41をシアばね42に抗して回転させ、コッキング状態にあるハンマー40を回転可能にするものである。48は装填レバー(チャージングハンドル)を示しており、シリンダー14の前側に係合する操作によって後退させ、ハンマー40をコッキングすることができる。突部44、47は単なる突部でもロールでもどちらでも良い。
本発明の模擬銃における緩衝装置は、上記ピストン機構部15に対して、相対移動可能なピストンストップ50をピストン機構部15に装備している(図2参照)。ピストン機構部15において、前後方向のガイド部51がシリンダー14の上部に設けてあり、ピストンストップ50は上記ガイド部51とガイド受け部52との係合により一定範囲で前後方向へ移動可能に設けられている。ガイド部51はピストン移動方向に細長い突状にシリンダー14の上部に形成されており、ガイド受け部52は上記ピストンストップ50のガイド部51の係合する位置に設けられている。
より具体的に言えば、上記ガイド部51はガイド受け部52よりも所要長さ短く形成され、その長さの差によって決まる一定範囲だけ相対的に前後方向へ移動可能に設けられている(図3参照)。ピストンストップ50はネジ53を2個用いて一定範囲だけ移動可能に取り付けられており、2個のネジ53は2か所の長孔54を通してシリンダー14にねじ込まれ、一定範囲での移動を可能にしている。また、ピストンストップ50にはその移動の安定のために、左右の翼片50aが前端に設けられている。
上記翼片50aはシリンダー14の前端の切り欠き14aの内部に入り込んで内部に位置し、ピストン13の抜け止め構造を構成しているピストン13後端の係合部13aと係合する。このようにして、シリンダー14に設けた前部ばね受け55とピストンストップ50の後部ばね受け56の間に緩衝手段57としてのコイルばねが圧縮状態で設けられる。58は連結片を示しており、これは上記後側のネジ53によってシリンダー側に固定され、ピストン13と係止枠58aにて係合し、両者を一体的に結合する。
上記ピストン機構の緩衝装置において、図3Aに示した発射直後の状態から差圧弁18の作動によりガス流が後方へと切り替わることに伴い、ピストン機構部15及びそれと一体のボルト29が後方へ移動を開始する。或る程度後退すると、ピストンストップ50が翼片50aの部分にてピストン13の係合部13aと係合し、それに引っ張られてピストン13が後退し始め、更にピストンリターンスプリング28によってボルト29に引き寄せられるようになる(図3B)。
ピストン13に伝わった作用力は、シリンダー14の上記前部ばね受け55とピストンストップ50の後部ばね受け56間に配置された緩衝手段57にて吸収され、これを圧縮させるように働く(図3C)。従って、ピストン13に急激に伝えられる作用力は、緩衝手段57によって緩衝、緩和されるので、ピストン13を破損させる程の衝撃力となることはなく、かつまた、関連部材に及ぶ力も軽減される。
なお、本発明における模擬銃Gについて、全体的な作動を説明すると以下のとおりである。装填レバー48の手動操作によりボルト29を後退させて、ハンマー40をコッキング状態とする(図4Aの状態)。装填レバー48を離すとボルト29はバッファースプリング31によって前進し、それと一体的に移動するピストン機構部15のノズル部16によって、一発の弾丸Bが装弾部12に装填される(図4B)。
次いで、トリガー32Aを引いてハンマー40が作動するとノッカー46を介して弁軸26aが押し込まれ、開閉弁機構25が開弁し、圧縮ガスがガス流入口17に流入する。圧縮ガスは、差圧弁機構20のガス通口18aより差圧弁18の内部に流入し、弾丸Bに噴射され、その結果、弾丸Bはバレル11から発射される(図5A)。弾丸発射の後も継続して流入するガスの圧力により、差圧弁18が前進して差圧弁機構20が閉弁するとともに、ガス流はシリンダー14に導かれる(図5B)。
ガス流のシリンダー14内への流入によりピストン機構部15がボルト29と共に後退し、その過程でハンマー40がコッキングされる(図6A)。ボルト29がある程度後退すると、ピストンストップ50と共にピストン13が後退を開始し、かつ、ピストンリターンスプリング28によってボルト方向へ引き寄せられる(図6B)。
ボルト29はピストン機構部15と共に最大後退位置まで後退後に停止し(図7A)、模擬銃Gの操作者は、この間にボルト29の質量の移動に伴うショックを体感する。上記後退動作により蓄圧されたバッファースプリング31が解放され、ボルト29が前進に転じ、それと一体的に移動するピストン機構先端のノズル部16によって、一発の弾丸Bが装弾部12に装填される(図7B)。さらにボルト29の突部47がシア41を回転させることでハンマー40が開放され、図4Bの状態に戻り発射動作が繰り返される(連射モード)。単射モードの場合には、ハンマー40がディスコネクター35に、係合部35a、40aにて係合し停止する。その係止はトリガー32を戻すことで外れるので、ハンマー40はトリガー32に係止されてコッキング状態に保持されることになる。
このように、本発明の模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置は、ピストン機構部15とピストンストップ50との間に緩衝手段57を設けるという対策を講じることで、弾丸発射とその直後のブローバックのためにピストン13の移動方向が急激に変わるような動きを伴うガスガンの類におけるピストン機構部15の耐久性を著しく向上することができる。特に本発明によれば、既存のピストン機構部15に移動可能なピストンストップ50を追加するとともに、それらの間に緩衝手段57を介在させることで目的を達成し得るので、構成が単純であり、かつ、緩衝手段57のばね強さなどについて、適正値を見出すのが容易である。
10 発射装置部
11 バレル部
12 装弾部
13 ピストン
14 シリンダー
15 ピストン機構部
16 ノズル部
17 ガス流入口
18 差圧弁
19 弁室
20 差圧弁機構
21 戻しばね
22 マガジン部
23 ガスタンク
24 ガス流路
25 開閉弁機構
26 開閉弁
27 流出口
28 ピストンリターンスプリング
29 ボルト
30 可動体部
31 バッファースプリング
32、32A、32B トリガー
33 軸
34 トリガースプリング
35 ディスコネクター
36 セレクター
37、38 係止部
39 ハンマースプリング
40 ハンマー
41 シア
42 シアばね
43 係合突部
44 係合輪
45 打圧部
46 ノッカー
47 ボルト突部
48 装填レバー
50 ピストンストップ
51 ガイド部
52 ガイド受け部
53 ネジ
54 長孔
55 前部ばね受け
56 後部ばね受け
57 緩衝手段
58 連結片

Claims (3)

  1. ピストン機構部の作動により気流を噴射し、弾丸を発射する模擬銃において、
    ピストン機構部に対して相対移動可能なピストンストップを装備し、
    上記ピストンストップは、ピストン機構部の作動に伴う衝撃力を緩衝するために、上記ピストン機構部の一方の構成部材に取り付け、
    また、ピストンストップとピストン機構部の他方の構成部材との間に緩衝手段を設け、
    前記模擬銃がピストン機構部によりガスを弾丸に噴射するとともに、ピストン機構に内蔵された差圧弁機構によりピストン機構とボルトを後退させる構成を備えたガスガンであり、衝撃力として、後退するピストン機構部の質量がボルトの質量に加重される
    ことを特徴とする模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置。
  2. ピストン機構部の作動により気流を噴射し、弾丸を発射する模擬銃において、
    ピストン機構部に対して相対移動可能なピストンストップを装備し、
    上記ピストンストップは、ピストン機構部の作動に伴う衝撃力を緩衝するために、上記ピストン機構部の一方の構成部材に取り付け、
    また、ピストンストップとピストン機構部の他方の構成部材との間に緩衝手段を設け、
    前記ピストン機構部のピストンはシリンダーの内部にて移動可能であり、シリンダーは前後方向のガイド部をその外部に有し、ピストンストップは上記ガイド部との係合により一定範囲で前後方向へ移動可能に設けられており、上記シリンダーに設けたバネ受けとピストンストップとの間に緩衝手段としてコイルバネが設けられていることを特徴とする模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置
  3. ピストン機構部のピストンはシリンダーの内部にて移動可能であり、シリンダーは前後方向のガイド部をその外部に有し、ピストンストップは上記ガイド部との係合により一定範囲で前後方向へ移動可能に設けられており、上記シリンダーに設けたバネ受けとピストンストップとの間に緩衝手段としてコイルバネが設けられている
    請求項1記載の模擬銃におけるピストン機構の緩衝装置。
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