JP6227991B2 - 無線信号伝送システム、リモート装置、マスタ装置及び伝送方法 - Google Patents

無線信号伝送システム、リモート装置、マスタ装置及び伝送方法 Download PDF

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本発明は、ROF(Radio over Fiber)を用いた無線信号伝送システムにおいて、高品質かつ経済的に広帯域の無線信号を伝送する技術に関する。
LTE(Long Term Evolution)を始めとするセルラ構成を用いたブロードバンドワイヤレスシステムの進展が著しい。このようなセルラのブロードバンドワイヤレスシステムでは、様々な環境にいる多くのユーザに対してより広帯域なサービスを効率的に提供するため、セルサイズを縮小したスモールセル構成をとる傾向があり、カバレッジを維持するためセル数が増加する。
多くのセルを設置するためには、基地局のサイズを縮小することが必要であり、無線基地局を無線変復調部と無線送受信部に分割した分散アンテナ構成がとられる。この場合、アンテナの近傍に設置される無線送受信部を小型化することが可能であり、効率的な設置が可能となる。
このような分散アンテナ構成において、無線変復調部11と無線送受信部21の間で無線信号を伝送する必要があり、長距離を伝送する必要もあるため、伝送路として光ファイバ伝送路14を用いたROFシステムが用いられる。ROFシステムの実現手段としては、無線信号をそのままアナログ伝送するアナログROF(図1)およびデジタル化した無線信号をデータとして伝送するデジタルROF(図2)がある。
アナログROFでは、光インタフェース13において無線変調信号でアナログ光変復調し、無線信号を光ファイバ伝送路14上で伝送する。また、デジタルROFでは無線変調信号をデジタル化し、デジタルデータを光インタフェース13で光信号に変換し、光ファイバ伝送路14を伝送する。関連技術では、ROF区間を低コストかつ高品質で伝送できることからデジタルROFを用いたCPRI(Common Public Radio Interface)(非特許文献1)を用いたシステム(図3)が広く実用に供されている。
例えば、LTEでの20MHz帯域の2アンテナ分の無線信号を伝送するのに、2.5Gb/sのCPRI回線が用いられている。なお、CPRIは独自の伝送フォーマットを用いているため、ダークファイバ等の専用の伝送媒体を用いる必要がある。
CPRI Specification V 5.0,September 2011 ("1. Introduction", "2.1. Definitions/Nomenclature").
LTEの発展形であるLTE−A(LTE advanced)では、より広帯域(〜100MHz)の信号の伝送が必要となるとともに、MIMO(Multi Input Multi Output)による空間での多重度が増加するため、より多くのアンテナが必要となる。
このため、CPRIに要求される帯域も増大し、セルあたりで100Gb/s以上の帯域が必要となり、インタフェースコストやファイバコストが増大してしまう。40Gb/sや100Gb/sの高速インタフェースを用いる場合、受信感度が低下し誤り訂正符号を用いないと伝送が困難である。
しかし、誤り訂正符号の信号処理による遅延時間はCPRIの装置に許容される遅延時間(3.5us)より大きいため、インタフェース速度を高速化することは難しい。また、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)によりファイバ数を削減することも可能であるが、将来の無線システムではさらに帯域が増大することが想定されるため、伝送容量の限界が生じてしまう。
一方、アナログROFを用いる場合、所要帯域幅は無線信号の帯域幅であるため、伝送容量的には問題ないが、光伝送による雑音や非線形歪み等により信号品質の劣化が生じ、多チャネルや多値数の多い変調方式の適用は困難となる。また、リモート側の装置の監視制御が課題となる。
前記課題を解決するために、本発明は、無線信号伝送システムにおいて、光伝送で生じる上り光信号の非線形歪ならびに波形劣化をリモート装置が備える予補償回路及びマスタ装置が備える補償回路におけるデジタル信号処理で補償することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の無線信号伝送システムでは、リモート装置が、予め算出した歪み補償量を電気信号に加算して歪み補償を行い、歪み補償した伝送信号をマスタ装置で歪み量を検出し、検出した歪み量を補償する。
具体的には、本発明に係る無線信号伝送システムは、
予め算出した歪み補償量を電気信号に加算し、加算した前記電気信号を上り光信号に変換し、光伝送路を介して接続されたマスタ装置に前記上り光信号を送信するリモート装置と、
前記リモート装置が送信した前記上り光信号を受信するとともに、受信した前記上り光信号を電気信号に変換し、前記電気信号の歪み量を検出し、検出した前記歪み量を補償し、補償した電気信号を無線信号に変換するマスタ装置と、を備える。
本発明に係る無線信号伝送システムでは、
前記リモート装置は、
予め生成された監視制御信号をリモート装置側周波数変換回路に出力するリモート装置側監視制御回路と、
前記リモート装置が備える無線受信回路が出力したデジタル電気信号に、前記監視制御信号を多重するリモート装置側周波数変換回路と、をさらに備え、
前記マスタ装置は、
前記リモート装置側周波数変換回路で多重された前記監視制御信号を抽出し、抽出した前記監視制御信号をマスタ装置側監視制御回路に出力するマスタ装置側周波数変換回路と、
前記監視制御信号に応じて前記マスタ装置の設定変更及び制御を行う前記マスタ装置側監視制御回路と、をさらに備えてもよい。
本発明に係る無線信号伝送システムでは、
前記リモート装置側周波数変換回路は、
前記リモート装置が備えるリモート装置側アナログデジタル変換回路から入力されたデジタル電気信号に信号レベル情報を多重し、
前記マスタ装置側周波数変換回路は、
前記リモート装置側周波数変換回路で多重された前記信号レベル情報を抽出し、前記信号レベル情報に応じて前記マスタ装置内の信号レベルを設定してもよい。
具体的には、本発明に係るリモート装置は、
無線信号を出力する無線受信回路と、
前記無線信号をデジタル電気信号に変換するリモート装置側アナログデジタル変換回路と、
前記デジタル電気信号を予め定められた中間周波数帯域に変換するとともにサンプリングレート変換するリモート装置側周波数変換回路と、
予め算出した歪み補償量を前記リモート装置側周波数変換回路で変換されたデジタル電気信号に加算する予補償回路と、
前記歪み補償量が加算されたデジタル電気信号をアナログ電気信号に変換するリモート装置側デジタルアナログ変換回路と、
前記アナログ電気信号を光変調し、光変調した上り光信号を送信する光送信回路と、を備える。
本発明に係るリモート装置では、
前記リモート装置は、
予め生成された監視制御信号を前記リモート装置側周波数変換回路に出力するリモート装置側監視制御回路をさらに備え、
前記リモート装置側周波数変換回路が、前記無線受信回路で出力したデジタル電気信号に前記監視制御信号を多重してもよい。
具体的には、本発明に係るマスタ装置は、
リモート装置が送信した上り光信号を受信し、アナログ電気信号に変換する光受信回路と、
前記光受信回路で変換したアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するアナログデジタル変換回路と、
前記リモート装置が備える予補償回路で加算された前記デジタル電気信号の歪み補償量を検出するとともに前記歪み補償量以外の歪み量を検出し、検出した前記歪み補償量及び前記歪み量を補償する補償回路と、
前記歪み補償量及び前記歪み量を補償したデジタル電気信号を出力するマスタ装置側周波数変換回路と、
前記デジタル電気信号を無線信号に変換するデジタル無線復調回路と、を備える。
本発明に係るマスタ装置では、
前記マスタ装置は、
マスタ装置側監視制御回路をさらに備え、
前記マスタ装置側周波数変換回路が、前記リモート装置が備えるリモート装置側周波数変換回路で多重された監視制御信号を抽出し、抽出した前記監視制御信号を前記マスタ装置側監視制御回路に出力し、
前記マスタ装置側監視制御回路が、前記監視制御信号に応じて前記マスタ装置の設定変更及び制御してもよい。
具体的には、本発明に係る無線信号伝送システムの伝送方法は、
予め算出した歪み補償量を電気信号に加算し、加算した前記電気信号を上り光信号に変換して、リモート装置からマスタ装置に光伝送路を介して前記上り光信号を送信する光信号送信手順と、
前記リモート装置が送信した前記上り光信号を前記マスタ装置で受信するとともに、受信した前記上り光信号を電気信号に変換し、前記電気信号の歪み量を検出し、検出した歪み量に基づいて算出した歪み補償量を前記電気信号に加算して歪み量を補償し、補償した電気信号を無線信号に変換する無線信号変換手順と、を順に有する。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、ROFを用いた無線信号伝送システムにおいて、高品質かつ経済的に広帯域の無線信号を伝送することが可能となる。
関連技術におけるアナログROFの一例を示す。 関連技術におけるデジタルROFの一例を示す。 関連技術におけるCPRIシステムの一例を示す。 本実施形態に係る無線信号伝送システムの構成の一例を示す。 本実施形態に係る予補償回路の構成の一例を示す。 本実施形態に係る補償回路の構成の一例を示す。 本実施形態に係るバンドパスサンプリングの一例を示す。 本実施形態に係るリモート装置での周波数変換の一例を示す。 本実施形態に係るマスタ装置での周波数変換の一例を示す。 本実施形態に係る信号レベル調整の一例を示す。 本実施形態に係る強度レベル信号の転送の一例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る、無線信号伝送システムは、光伝送路を介して接続されたリモート装置及びマスタ装置を備える。リモート装置は、マスタ装置に対し上り光信号を送信し、マスタ装置が受信する。また、無線信号伝送システムにおける上り光信号の伝送方法は、リモート装置が行う光信号送信手順と、マスタ装置が行う無線信号変換手順と、を順に有する。光信号送信手順では、リモート装置が歪み補償量を電気信号に加算し電気信号を上り光信号に変換してマスタ装置に送信する。マスタ装置における無線信号変換手順では、受信した上り光信号を電気信号に変換し、電気信号の歪み量を検出し、検出した歪み量に基づいて算出した歪み補償量を電気信号に加算して波形歪を補償した電気信号を無線信号に変換する。
図4に本発明の第1の実施形態を示す。本実施形態は、無線受信回路67、リモート装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路63、リモート装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路65、予補償回路54、デジタルアナログ変換回路55、光送信回路56および監視制御回路68とから構成されるリモート装置61と、光受信回路62、マスタ装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路80、補償回路64、マスタ装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路53、デジタル無線復調回路52および監視制御回路57とから構成されるマスタ装置51と、マスタ装置51とリモート装置61を接続する光伝送路58とから構成される。
リモート装置61の無線受信回路67で出力された無線信号はリモート装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路63でデジタル信号に変換された後、リモート装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路65で適当な中間周波数帯にデジタル周波数変換ならびにサンプリングレート変換された後、予補償回路54で歪み補償量を与えた後にデジタルアナログ変換回路55でアナログ信号に変換され、光送信回路56から光変調信号として出力される。
マスタ装置51では、受信された光変調信号である上り光信号を光受信回路62で電気信号に変換し、マスタ装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路80でデジタル電気信号に変換される。デジタル電気信号は補償回路64で歪み量が補正された後、マスタ装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路53でサンプリングレート変換ならびにデジタル周波数変換された後にデジタル無線ベースバンド信号もしくは中間周波数帯信号として、デジタル無線復調回路52へ入力される。デジタル無線復調回路52は、デジタル無線復調回路52から入力されたデジタル電気信号を無線信号に変換する。
このように、本実施形態では光伝送方法としてはアナログのROFを用いているが、光伝送で生じる非線形歪ならびに波形劣化を予補償回路54または補償回路64でのデジタル信号処理で補償することにより、高精度に無線信号を伝送することが可能となる。
予補償回路54は図5のように構成され、マスタ装置51の補償回路64で検出される波形歪を補正するように歪演算部71で入力信号に対して演算された歪み補償量を信号に加算する。波形歪の要因としては、デジタルアナログ変換回路55の非線形歪、光送信回路56の非線形歪、光伝送路58での非線形歪、光受信回路62の非線形歪、およびマスタ装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路80の非線形歪がある。
また、予補償回路54の出力から補償回路64入力間の伝達関数に応じた波形予等化も予補償回路54に等化器73を配備し行う。伝達関数は、光送信回路56の伝達関数、光伝送路58の伝達関数および光受信回路62の伝達関数の積となる。
補償回路64では、予補償回路54と同様に図6に示すように、歪み量の検出および伝達関数の測定を行うとともに、デジタルアナログ変換回路55およびリモート装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路63のビット数等によって予補償回路54で補償しきれない歪の補償を行うとともに波形等化を行う。
このように予補償回路54と補償回路64で歪補償を行うことにより、大部分の歪み量は予補償回路54で補償され、補償回路64で補償する歪み量は小さくなるため、マスタ装置51の補償回路64の回路規模の簡易化ならびに高精度な補償が可能となる。
なお、補償回路64で検出される歪や波形劣化が無線信号の品質にほとんど影響を与えない場合には、予補償回路54および補償回路64のどちらか一方の歪補償および波形等化機能を削除し、回路を簡単化することが可能である。波形歪の検出については、信号帯域外に出力される高次歪成分を検出することや特定周波数成分の位相回転を検出することで実現できる。
本実施形態でのリモート装置61における無線受信回路67からリモート装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路63に入力される無線信号は、サンプリング周波数よりも低い中間周波数帯もしくは無線周波数帯信号、あるいはサンプリング周波数より高い中間周波数帯もしくは無線周波数帯信号である。前者については、ベースバンドサンプリングであり、後者についてはバンドパスサンプリングとなる。
バンドバスサンプリングの場合、バンドパスフィルタで中心周波数fC’の信号のみを抽出し、サンプリング後のデジタル信号は中心周波数をNFだけシフトさせたベースバンドサンプリングの中心周波数fの中間周波数帯信号と等価となる(図7)。
ここでFsはサンプリング周波数であり、NはfC’/Fを超えない最大の整数である。本実施形態でのリモート装置のリモート装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路65でのデジタル周波数変換は、中心周波数fの中間周波数帯信号に式(1)で示すように周波数fの搬送波を乗算し、新たな中心周波数fの中間周波数帯信号とすることにより実現される(図8)。
Figure 0006227991
ここでfには、デジタルアナログ変換回路55のサンプリング周波数FS1の1/2より低い周波数に中間周波数帯信号が配置されるように設定される。また、デジタル無線変調信号のサンプリング周波数は、デジタルアナログ変換回路55のサンプリング周波数に変換される。
本実施形態のマスタ装置のマスタ装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路53でのベースバンド信号へのデジタル周波数変換は、アナログデジタル変換された信号からデジタルフィルタで中間周波数帯信号成分を抽出した後、式(2)で示される周波数fの搬送波を乗算することで実現される。
Figure 0006227991
ここで、周波数fは抽出された中心周波数fの中間周波数帯信号をデジタル無線復調回路52の入力としてベースバンドもしくは所定の中間周波数へと変換する周波数である(図9)。
本実施形態の光送信回路56及び光受信回路62の帯域幅は、リモート装置61のデジタルアナログ変換回路55で出力する無線信号が透過できる帯域幅があれば十分である。例えば、LTE−Aのキャリアアグリゲーションで100MHzの帯域が必要な場合、fを100MHz程度としても200MHz程度の帯域があれば十分であり、汎用の通信用半導体レーザを光源とした直接変調で送信可能である。また、光受信回路62についても数百MHz帯域の廉価な部品の使用が可能である。
一般に無線信号の受信レベルは距離や遮蔽等の電波環境に応じて大きく変化するため、受信機には広いダイナミックレンジが必要となる。この広いダイナミックレンジの信号をそのまま伝送するためには光伝送においても広いダイナミックレンジが要求される。
この条件を緩和するため、本実施形態のリモート装置のリモート装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路65において、レベル検出部81、レベル変換部82、変調部83及び加算部84を備える。周波数変換回路65の構成によりアナログデジタル変換された中間周波数帯信号の信号レベルを一定レベルに調整し、レベル情報を別周波数の信号として多重して伝送し、マスタ装置51のマスタ装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路53で元のレベルの信号に復元することが可能である(図10)。
この際のレベル調整には例えばブロック浮動小数点を用いることができる。また、本実施形態の無線受信回路67において無線信号強度レベルを検出し、レベルに応じて増幅器の利得を調整する構成の場合には、リモート装置61のリモート装置側アナログデジタル変換回路として機能するアナログデジタル変換回路63への入力レベルはほぼ一定となる。
上述の場合においては、検出された無線信号強度レベルをデジタル化し、別周波数の信号として多重して伝送する。ここで、マスタ装置51のマスタ装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路53は、GCA85、AD変換部#1、加算部87、レベル検出部88、AD変換部#2及び変調部90を備える。周波数変換回路53の構成により元のレベルの信号に復元することが可能である(図11)。このようにして、本実施形態では広ダイナミックレンジの無線信号を光伝送することが可能となる。
マスタ装置51の監視制御信号は、リモート装置61の監視制御回路68からリモート装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路65において無線変調信号に多重されて光伝送路58を伝送され、マスタ装置51のマスタ装置側周波数変換回路として機能する周波数変換回路53で無線変調信号と分離されて監視制御回路57に入力される。
本実施形態で転送する監視制御情報としては、リモート装置61の状態に関する情報、無線信号に関する情報、補償回路64に関する情報等がある。データレートとしては100kb/s〜1Mb/s程度あれば十分であり、適当な搬送波周波数で位相変調等を行い、リモート装置61からマスタ装置51まで転送する。低速度であるため、信号電力を抑えることができ、無線信号への干渉は十分低いレベルにまで低減することが可能である。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11、31:無線変復調部
12、32:無線変復調回路
13、15、33、35:光インタフェース
14、34:光ファイバ伝送路
16、36:無線送受信回路
21、41:無線送受信部
51:マスタ装置
52:デジタル無線復調回路
53、65:周波数変換回路
54:予補償回路
55:デジタルアナログ変換回路
56:光送信回路
57、68:監視制御回路
58:光伝送路
61:リモート装置
62:光受信回路
63、80:アナログデジタル変換回路
64:補償回路
67:無線受信回路
71、76:歪演算部
72、77:加算部
73、78:等化器
81、88:レベル検出部
82:レベル変換部
83、90:変調部
84、87:加算部
85:GCA
86、89:AD変換部

Claims (10)

  1. 予め算出した歪み補償量を電気信号に加算し、加算した前記電気信号を上り光信号に変換し、光伝送路を介して接続されたマスタ装置に前記上り光信号を送信するリモート装置と、
    前記リモート装置が送信した前記上り光信号を受信するとともに、受信した前記上り光信号を電気信号に変換し、前記電気信号の歪み量を検出し、検出した前記歪み量を補償し、補償した電気信号を無線信号に変換するマスタ装置と、
    を備え
    前記リモート装置は、
    無線信号を出力する無線受信回路と、
    前記無線信号をデジタル電気信号に変換するリモート装置側アナログデジタル変換回路と、
    前記デジタル電気信号を予め定められた中間周波数帯域に変換するとともにサンプリングレート変換するリモート装置側周波数変換回路と、
    予め算出した歪み補償量を前記リモート装置側周波数変換回路で変換されたデジタル電気信号に加算する予補償回路と、
    前記歪み補償量が加算されたデジタル電気信号をアナログ電気信号に変換するリモート装置側デジタルアナログ変換回路と、
    前記アナログ電気信号を光変調し、光変調した光信号を前記上り光信号として送信する光送信回路と、
    を備える
    ことを特徴とする無線信号伝送システム。
  2. 前記リモート装置は、
    予め生成された監視制御信号を前記リモート装置側周波数変換回路に出力するリモート装置側監視制御回路をさらに備え
    前記リモート装置側周波数変換回路が、前記リモート装置側アナログデジタル変換回路が出力したデジタル電気信号に前記監視制御信号を多重す
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線信号伝送システム。
  3. 予め算出した歪み補償量を電気信号に加算し、加算した前記電気信号を上り光信号に変換し、光伝送路を介して接続されたマスタ装置に前記上り光信号を送信するリモート装置と、
    前記リモート装置が送信した前記上り光信号を受信するとともに、受信した前記上り光信号を電気信号に変換し、前記電気信号の歪み量を検出し、検出した前記歪み量を補償し、補償した電気信号を無線信号に変換するマスタ装置と、
    を備え
    前記マスタ装置は、
    前記リモート装置が送信した前記上り光信号を受信し、アナログ電気信号に変換する光受信回路と、
    前記光受信回路で変換したアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するアナログデジタル変換回路と、
    前記リモート装置が備える予補償回路で加算された前記デジタル電気信号の歪み補償量を検出するとともに前記歪み補償量以外の歪み量を検出し、検出した前記歪み補償量及び前記歪み量を補償する補償回路と、
    前記歪み補償量及び前記歪み量を補償したデジタル電気信号を出力するマスタ装置側周波数変換回路と、
    前記デジタル電気信号を無線信号に変換するデジタル無線復調回路と、
    を備える
    ことを特徴とする無線信号伝送システム。
  4. 記マスタ装置は、
    マスタ装置側監視制御回路をさらに備え、
    前記マスタ装置側周波数変換回路が、前記リモート装置が備えるリモート装置側周波数変換回路で多重された監視制御信号を抽出し、抽出した前記監視制御信号を前記マスタ装置側監視制御回路に出力
    前記マスタ装置側監視制御回路が、前記監視制御信号に応じて前記マスタ装置の設定変更及び制御を行
    ことを特徴とする請求項に記載の無線信号伝送システム。
  5. 無線信号を出力する無線受信回路と、
    前記無線信号をデジタル電気信号に変換するリモート装置側アナログデジタル変換回路と、
    前記デジタル電気信号を予め定められた中間周波数帯域に変換するとともにサンプリングレート変換するリモート装置側周波数変換回路と、
    予め算出した歪み補償量を前記リモート装置側周波数変換回路で変換されたデジタル電気信号に加算する予補償回路と、
    前記歪み補償量が加算されたデジタル電気信号をアナログ電気信号に変換するリモート装置側デジタルアナログ変換回路と、
    前記アナログ電気信号を光変調し、光変調した上り光信号を送信する光送信回路と、
    を備えることを特徴とするリモート装置。
  6. め生成された監視制御信号を前記リモート装置側周波数変換回路に出力するリモート装置側監視制御回路をさらに備え、
    前記リモート装置側周波数変換回路が、前記リモート装置側アナログデジタル変換回路が出力したデジタル電気信号に前記監視制御信号を多重する
    ことを特徴とする請求項に記載のリモート装置。
  7. リモート装置が送信した上り光信号を受信し、アナログ電気信号に変換する光受信回路と、
    前記光受信回路で変換したアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するアナログデジタル変換回路と、
    前記リモート装置が備える予補償回路で加算された前記デジタル電気信号の歪み補償量を検出するとともに前記歪み補償量以外の歪み量を検出し、検出した前記歪み補償量及び前記歪み量を補償する補償回路と、
    前記歪み補償量及び前記歪み量を補償したデジタル電気信号を出力するマスタ装置側周波数変換回路と、
    前記デジタル電気信号を無線信号に変換するデジタル無線復調回路と、
    を備えることを特徴とするマスタ装置。
  8. スタ装置側監視制御回路をさらに備え、
    前記マスタ装置側周波数変換回路が、前記リモート装置が備えるリモート装置側周波数変換回路で多重された監視制御信号を抽出し、抽出した前記監視制御信号を前記マスタ装置側監視制御回路に出力し、
    前記マスタ装置側監視制御回路が、前記監視制御信号に応じて前記マスタ装置の設定変更及び制御を行う
    ことを特徴とする請求項に記載のマスタ装置。
  9. リモート装置が、予め算出した歪み補償量を電気信号に加算し、加算した前記電気信号を上り光信号に変換して、マスタ装置に光伝送路を介して前記上り光信号を送信する光信号送信手順と、
    前記マスタ装置が、前記リモート装置が送信した前記上り光信号を受信するとともに、受信した前記上り光信号を電気信号に変換し、前記電気信号の歪み量を検出し、検出した歪み量に基づいて算出した歪み補償量を前記電気信号に加算して歪み量を補償し、補償した電気信号を無線信号に変換する無線信号変換手順と、
    を順に実行し、
    前記リモート装置は、
    無線信号を出力する無線受信手順と、
    前記無線信号をデジタル電気信号に変換するリモート装置側アナログデジタル変換手順と、
    前記デジタル電気信号を予め定められた中間周波数帯域に変換するとともにサンプリングレート変換するリモート装置側周波数変換手順と、
    予め算出した歪み補償量を前記リモート装置側周波数変換手順で変換されたデジタル電気信号に加算する予補償手順と、
    前記歪み補償量が加算されたデジタル電気信号をアナログ電気信号に変換するリモート装置側デジタルアナログ変換手順と、
    前記アナログ電気信号を光変調し、光変調した光信号を前記上り光信号として送信する光送信手順と、
    を実行する
    ことを特徴とする無線信号伝送システムの伝送方法。
  10. リモート装置が、予め算出した歪み補償量を電気信号に加算し、加算した前記電気信号を上り光信号に変換して、マスタ装置に光伝送路を介して前記上り光信号を送信する光信号送信手順と、
    前記マスタ装置が、前記リモート装置が送信した前記上り光信号を受信するとともに、受信した前記上り光信号を電気信号に変換し、前記電気信号の歪み量を検出し、検出した歪み量に基づいて算出した歪み補償量を前記電気信号に加算して歪み量を補償し、補償した電気信号を無線信号に変換する無線信号変換手順と、
    を順に実行し、
    前記マスタ装置は、
    前記リモート装置が送信した前記上り光信号を受信し、アナログ電気信号に変換する光受信手順と、
    前記光受信手順で変換したアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するアナログデジタル変換手順と、
    前記リモート装置が実行する予補償手順で加算された前記デジタル電気信号の歪み補償量を検出するとともに前記歪み補償量以外の歪み量を検出し、検出した前記歪み補償量及び前記歪み量を補償する補償手順と、
    前記歪み補償量及び前記歪み量を補償したデジタル電気信号を出力するマスタ装置側周波数変換手順と、
    前記デジタル電気信号を無線信号に変換するデジタル無線復調手順と、
    を実行する
    ことを特徴とする無線信号伝送システムの伝送方法。
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