JP6226131B2 - Pc鋼材の張力測定装置 - Google Patents

Pc鋼材の張力測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6226131B2
JP6226131B2 JP2014031580A JP2014031580A JP6226131B2 JP 6226131 B2 JP6226131 B2 JP 6226131B2 JP 2014031580 A JP2014031580 A JP 2014031580A JP 2014031580 A JP2014031580 A JP 2014031580A JP 6226131 B2 JP6226131 B2 JP 6226131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetizer
steel
tension
shielding wall
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014031580A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015155867A (ja
Inventor
晋志 中上
晋志 中上
及川 雅司
雅司 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SEI Steel Wire Corp
Original Assignee
Sumitomo SEI Steel Wire Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SEI Steel Wire Corp filed Critical Sumitomo SEI Steel Wire Corp
Priority to JP2014031580A priority Critical patent/JP6226131B2/ja
Publication of JP2015155867A publication Critical patent/JP2015155867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6226131B2 publication Critical patent/JP6226131B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

この発明は、PC鋼線、PC鋼棒又はPC鋼より線等からなるPC鋼材などの長尺の磁性体に作用する張力を測定する装置に関するものである。
長尺の磁性体、例えば、PC鋼材は、橋梁、電柱、コンクリートパイル、建設部材、建築物の梁、スラブ等における各種のコンクリート構造物におけるプレストレスト・コンクリート(PC)に緊張を与える緊張材として(構造物に組み込まれて)使用されたり、地山やその法面、炭坑、トンネル等の坑周壁及び各種構造物の補強用として使用されたりしている。
これらの既設、新設の何れのPC鋼材においても、風雨や地震などによる橋梁、電柱等の前記構造物や地山、トンネル、炭坑等の坑周壁(以下、これらを含めて「構造物等」と言う)への外的負荷によって、経年に伴いその荷重(緊張力)が変化する。
その変化を測定する器具として、図8に示すように、長尺の磁性体であるPC鋼材Pの一部を囲むように配された磁化器1と、この磁化器1とPC鋼材Pとの間に挿入される樹脂製スペーサ2と、磁化器1の磁化区間内に配されてPC鋼材表面の空間磁界強度を検出する磁気センサ3とからなり、その磁気センサ3で検出した空間磁界強度に基づいてPC鋼材Pに作用する張力を増幅器4等を介して測定する張力測定器A’が発明されている(特許文献1請求項1等参照)。その磁化器1は、円筒状の鋼製ヨーク5の内面両端に永久磁石6を設けたものが一般的である(特許文献1段落0020、図2参照)。同図中、7はカバーである。
特開2009−265003号公報
前記従来の張力測定器A’は、長尺磁性体(PC鋼材)Pに作用する張力(応力)とその張力による磁場の変化とを可逆的でほぼ線形な関係とするために、磁化器1によって長尺磁性体Pを飽和漸近磁化範囲まで強く磁化する。このため、その磁化器1は、前記飽和漸近磁化範囲まで強く磁化することが可能な強磁場aを発生するものである必要がある。
このように、強磁場(強磁界)aが発生されると、図8に示すように、長尺磁性体P側に磁場aが発生するのみならず、その反対側、すなわちヨーク5の外側にも漏洩磁場a’が発生する。このとき、同図鎖線で示すように、磁化器1の周囲にPC鋼材等の強磁性体P’が存在すると、前記漏洩磁場a’によってその強磁性体P’を磁化することとなって磁場環境が変化してしまうことがある。この磁場環境変化が長尺磁性体P表面の空間磁界強度を変化させて磁気センサ3による測定値に影響を与えて誤差が生じたり、又は測定値が大きくなってしまったりする恐れがある。
例えば、図9に示すように、橋梁の主桁断面外に配設されて、プレストレスを主桁に導入してその主桁を補強する外ケーブル構造においては、複数本の鋼線製ストランドP、P’・・を束ねた状態で、そのストランドの1本Pに磁化器1を取付枠Hでもって設置した際、その設置されたストランドPに隣接する強磁性体のストランドP’が磁化されて前記誤差等が生じる可能性が高い。
この発明は、以上の実状の下、前記磁化器傍らの磁性体への磁化を抑制して測定精度を担保することを課題とする。
前記課題を達成するために、この発明は、長尺の磁性体の一部を囲むように配され、その磁性体をその全周に亘って長手方向に飽和漸近磁化範囲まで直流磁化する磁化器と、前記磁性体の磁化区間内に配され、磁性体表面近傍の空間磁界強度を検出する磁気センサと、前記磁化器の周面を被うように配された磁性体からなる遮蔽壁とを備え、前記磁気センサで検出される空間磁界強度に基づいて前記長尺の磁性体に作用する張力を測定するようにした構成としたのである。
この発明は、以上のように構成し、遮蔽壁によって、磁化器からの漏洩磁場を遮蔽するようにしたので、磁化器の傍らに強磁性体が位置しても、その磁性体の磁化を抑制することができる。このため、磁気センサによる測定値に誤差が生じにくいものとなって、測定精度を担保し得る。
この発明の一実施形態の縦断正面図である。 同他の同実施形態の縦断正面図である。 同他の同実施形態の縦断正面図である。 同他の同実施形態の縦断正面図である。 同他の同実施形態を示し、(a)は縦断正面図、(b)は切断側面図である。 一参考例の縦断正面図である。 他の参考例の縦断正面図である。 従来例の縦断正面図である。 同従来例の取付説明図であり、(a)は概略正面図、(b)は切断側面図である。
この発明に係る張力測定装置の実施形態としては、長尺の磁性体の一部を囲むように配され、その磁性体をその全周に亘って長手方向に飽和漸近磁化範囲まで直流磁化する磁化器と、前記磁性体の磁化区間内に配され、磁性体表面近傍の空間磁界強度を検出する磁気センサと、前記磁化器の周面を被うように配された磁性体からなる遮蔽壁とを備え、前記磁気センサで検出される空間磁界強度に基づいて前記長尺の磁性体に作用する張力を測定するようにした構成を採用することができる。
この構成であると、遮蔽壁を磁化器傍らの強磁性体側に位置させると(遮蔽壁を磁化器とその強磁性体との間に介在させると)、その強磁性体側に漏れる磁場はその遮蔽壁によって遮蔽されるので、磁化器傍らに強磁性体が位置しても、その強磁性体の磁化を抑制することができる。このため、磁気センサによる測定値に誤差が生じにくいものとなる。
このとき、遮蔽壁の存在によって、磁化器周囲の磁場環境が一様とならずに偏倚する恐れがあるが、その偏倚は実験等によって予測できるため、その予測値でもって測定値を補正する。しかし、遮蔽壁を筒状としてその中に被測定体である長尺磁性体を貫通させると、遮蔽壁による磁化器周囲の磁場偏倚が生じ難いため、その補正は必ずしも必要はない。
この構成において、前記遮蔽壁の両端に前記磁化器の側面を被う磁性体からなる遮蔽蓋を設ければ、前記磁化器及び前記遮蔽壁の端(側面)からの漏洩磁場も遮断するため、磁化器傍らの磁性体の磁化をより抑制し得る。遮蔽壁が筒状であれば、その両端開口を遮蔽蓋によって被うこととなる。
以上のように、磁化器の周りに磁場の漏れが生じる場合、その周りに遮蔽壁を設ければ、その漏れに基づく不具合を解消することができる。しかし、遮蔽壁を設けると、磁場環境に変化が生じて磁気センサによる張力検知の感度が低下する場合、例えば、張力に対する磁場変化が少なくなる場合がある。この低下を抑制する手段として、ヨークの厚みや遮蔽壁の厚みを調整してその低下を招かないようにすることができるが、遮蔽壁を、磁化器に間隙を持って配することによっても抑制できた。遮蔽壁と磁化器の間に間隙があると、遮蔽壁と磁化器を接合した場合に比べ(本願図2、図4参照)、張力変化に対する磁束密度の変化が大きくなって、長尺磁性体に加わる張力に対する磁気センサの感度が高いものとなったからである。
これらの構成の張力測定装置は、種々の従来周知の態様のPC鋼材等の長尺磁性体の一部に取付ける(付設する)ことができる。例えば、橋梁、電柱、コンクリートパイル、建設部材、建築物の梁、スラブ等における各種のコンクリート構造物等におけるプレストレスト・コンクリート(PC)に緊張を与える緊張材として既に使用されているPC鋼材であったり、それらにおける新設のPC鋼材であったり、また、それらの各種構造物や地山等の補強用として使用されているPC鋼材であったりとすることができる。
そのPC鋼材の場合、そのPC鋼材が複数のストランドからなるケーブルの場合、図9に示すように、その1本のストランドにこの張力測定装置を取り付けることができる。このとき、この張力測定装置を取り付けるストランド数は1本に限らず、2本、3本等と任意である。
「実施例」
一実施例を図1に示し、この実施例の張力測定装置器Aは、従来と同様に、同図に示すように、PC鋼より線等の長尺の磁性体Pの一部を囲むように筒状樹脂製スペーサ2を介して配され、その磁性体Pを長手方向に飽和漸近磁化範囲まで直流磁化する筒状の磁化器1と、前記磁性体Pの磁化区間内に配され、磁性体表面近傍の空間磁界強度を検出する磁気センサとなるホール素子3と、前記磁化器1を囲むように配される強磁性体からなる遮蔽筒10とを備える。
その磁化器1は、円筒形の鋼製ヨーク5の内周両端部に、円筒の一部をなす形状(弧状)の4個の永久磁石6をそれぞれ接着剤で周囲等間隔に固定したものである。
ヨーク5は、例えばSS400や純鉄等の強磁性体からなって、2つの半円筒形のヨーク片に分割されて、例えば、その一つの分割面から両ヨーク片に差し込まれる複数のピンと、一方のヨーク片の外側から他方のヨーク片にねじ込まれる複数のボルトとによって一体化されている(特許文献1段落0020、図2(b)参照)。
永久磁石6は、各ヨーク片に一対ずつ被測定物である磁性体Pの長手方向に間隔をおいて互いに異なる磁極で対向する姿勢で配されており、磁性体Pを長手方向に短い範囲で飽和漸近磁化範囲まで直流磁化するものとなっている。永久磁石6の数は任意であり、その任意数の永久磁石6をヨーク5の内周に等間隔に固定する。
スペーサ2は、例えば、非磁性のABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)等からなって、磁化器1と同様に周方向に2分割されており、各永久磁石6の内周側に接着固定されて、永久磁石6と磁性体Pとの接触を防止している。スペーサ2の外周面のヨーク5内周面と対向する位置に、前記ホール素子3が複数取り付けられている。
ホール素子3は、磁化器2内周側の一対の永久磁石6の中間点、すなわち磁性体Pの磁化区間の長手方向中央部の近傍に周方向に等間隔で配されている。このホール素子3の設置数も測定精度を考慮して、実施例の4個以外に、2個、3個、5個・・と任意であり、その数のホール素子3をヨーク5の内面周方向に等間隔に配する(以上の構成は従来と同様であり、特許文献1段落0019〜同0023参照)。
なお、スペーサ2は省略し得るが、その場合は、磁気センサ(ホール素子)3及び増幅器4等の電子部品はヨーク5の内面又はヨーク5内に接着又は嵌め込み等によって磁性体Pから離して固定する。
遮蔽壁(遮蔽筒)10は、例えばSS400等の強磁性体からなり、磁化器1の全周囲を被う筒状部11とその両側縁の鍔状遮蔽蓋12とからなる。筒状部11と遮蔽蓋12の厚みt、t、遮蔽蓋12の長さlは、所要の遮蔽効果が得られるように実験等によって適宜に設定する。この遮蔽筒10も、ヨーク5と同様に、2つの半円筒形部材をビス等によって一体化した筒状のものであり、その周囲をボルト13によってヨーク5に対し所要の間隙(間隔)14をもって固定する。ボルト13はヨーク5にねじ込んでも良いが、その複数のボルト13の先端をヨーク5の表面に圧接してもよい。このボルト止めは、ヨーク5の周囲等間隔とするのが好ましい。間隙14は、空隙でも良いが、非磁性の各種の樹脂を介在することもできる。
この実施形態の張力測定器Aは以上の構成であり、例えば図9に示す張力測定器A’と同様に、外ケーブルの一のストランド(PC鋼より線)Pに装着する。この状態において、ケーブルに緊張力が付与されると、ストランドPにもその緊張力が加わり、それに基づく磁界aの磁束密度変化が生じ、その磁束変化をホール素子3によって検出し、その検出値を増幅器4等を介して外部の制御器に送って前記張力(緊張力)を測定する。
このとき、遮蔽筒10によって磁化器1(ヨーク5)の外側に漏れた磁場a’がその遮蔽筒10の周り(外側)に漏れることが防止される(遮蔽される)。このため、同図に示すように、磁化器1(張力測定器A)の近くに強磁性体であるPC鋼より線(ストランド)P’等があっても、その強磁性体が磁化されて磁化器1の磁場環境が変化してしまうことはなく、正確な張力の測定を行うことができる。
なお、この図9に示すような張力測定器A’(A)の装着態様の場合、磁化器1は、ケーブル(ストランドP)の100m程の一部(10cm程)に設置されるため、ストランドPが他のストランドP’から離されても、ストランドPに加わる応力測定でもってケーブル全体に加わる応力(張力)を正確に測定し得る。
前記実施形態の張力測定器Aは、遮蔽筒10と磁化器1(ヨーク5)との間に間隙14を設けたが、図2に示すように、両者10、1(5)を接合(接着)させることもできる。その接合は、ビス止めであったり、接着剤を使用したりする。
この図2の張力測定器Aと前記図1の張力測定器Aとを間隙14を有する以外は同一構成とし、図9に示す同一の態様で設置したところ、PC鋼より線Pの張力変化において、後者は前者に対し、応力に対する空間磁界強度変化の検出度合が約1.5倍(約150%)であった。このことから、間隙14が存在すると、測定感度が優れたものとなることが理解できる。
図3、図4に示すように、図1の実施形態の張力測定器A、図2の同張力測定器Aにおいて、測定精度に支障がでない限りにおいて、遮蔽蓋12を省略したものとすることができる。
また、図1〜図4に示す実施形態において、磁化器1の傍らに位置する磁性体側のみに遮蔽壁10を設けることができる。例えば、図1の実施形態であれば、図5に示すように、半割状円筒の遮蔽壁10とすることができる。このとき、その遮蔽壁10の磁化器1を被う度合:θは、図5に示す180度(半割)であったり、120度であったり、150度であったり、270度であったりと、遮蔽効果を得られる限りにおいて、実験等によって適宜に決定する。この遮蔽壁10が円筒でない場合、磁化器1の周り全周の磁場環境が均一にならない恐れがあるが、その偏向度合いは実験などによって得られるため、その度合いを測定値に対して補正する。例えば、前記4点のホール素子3における測定値をその度合いに基づいて補正すればよい。
なお、ヨーク5の厚み(径方向)が増せば、その外周面から漏れる磁場a’が減少するため、前記各実施例において、ヨーク5に遮蔽壁(遮蔽筒)10や遮蔽筒状部11を一体にしたもの(一体物)が考え得る。例えば、図1の実施形態の張力測定器A、図2の同張力測定器Aにおいては、図6、図7に示す態様とし得る。この場合、そのヨーク5の厚みや前記遮蔽蓋12に相当する部分の長さl、厚みt、t(図1参照)は、遮蔽効果に応じて実験等によって適宜に決定する。この場合、ヨーク5の磁場aが通る断面積は、前記各実施例においてのヨーク5及び遮蔽壁10の同断面積と同じとすることができる。
以上の各張力測定器A(A〜A)において、その張力測定器Aをケーシング内に組み込むとともに、そのケーシング表面に張力測定器Aからの信号によって被測定物にかかっている張力を表示する表示器を備えたものとすることができる(特願2013−1716、特許請求の範囲、図1、2等参照)。
前記各実施例(張力測定器A)においては、遮蔽壁10は、全面に亘って孔のない物としたが、遮蔽効果に支障がない限りにおいて、適宜に孔を形成することによって軽量化を図ることができる。孔を形成しても、遮蔽壁10の全ての部分がつながっておれば、磁場aはその遮蔽壁10内を流れて遮蔽効果を発揮するからである。
また、被測定物(長尺磁性体)がPC鋼より線Pであったが、PC鋼線、PC鋼棒等の他のPC鋼材のみならず、磁性体で形成された全ての棒状、単線状、ストランド(単より線)状、ロープ(複より線)状等の種々の長尺部材の張力測定にこの発明は採用し得ることは勿論である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
「付記」
前記特許文献1に記載の磁化器1、及びその磁化器1に前記遮蔽壁10を設けた各機器は、前記PC鋼材等の長尺磁性体にかかる張力を測定できるのみならず、車軸やモータの駆動軸等にかかる軸力(張力又は圧縮力)やトルクを測定する測定器として採用することができる。この場合、軸力又はトルクがかかる軸(磁性材料)にその機器を図1等に示すように、その一部の周りを囲むように配置し、軸力又はトルクに基づき、磁気センサで検出される空間磁界強度によってその軸に作用する軸力又はトルクを測定する構成となる。
A、A’、A、A、A、A、A、A、A 張力測定器
P、P’ 長尺磁性体(PC鋼より線、PC鋼材)
1 磁化器
2 スペーサ
3 磁気センサ(ホール素子)
4 増幅器
5 ヨーク
6 永久磁石
7 カバー
10 遮蔽壁
11 遮蔽壁の筒状部
12 遮蔽壁の遮蔽蓋
13 取付ボルト

Claims (5)

  1. コンクリート構造物の緊張材としての長尺のPC鋼材の一部を囲むように配され、そのPC鋼材をその全周に亘って長手方向に飽和漸近磁化範囲まで直流磁化する磁化器と、前記PC鋼材の磁化区間内に配され、PC鋼材表面近傍の空間磁界強度を検出する磁気センサと、前記磁化器からの磁場漏洩を遮蔽するために前記磁化器の周面を被うように配された磁性体からなる遮蔽壁とを備え、前記磁気センサで検出される空間磁界強度に基づいて前記長尺のPC鋼材に作用する張力を測定するようにしたPC鋼材の張力測定装置。
  2. 前記遮蔽壁は、前記磁化器に間隙を持って配されている請求項1に記載のPC鋼材の張力測定装置。
  3. 前記遮蔽壁の両端に前記磁化器の側面を被う磁性体からなる遮蔽蓋を設けた請求項1又は請求項2に記載のPC鋼材の張力測定装置。
  4. 前記遮蔽壁が、前記磁化器の全周を囲む筒体からなる請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のPC鋼材の張力測定装置。
  5. 前記長尺のPC鋼材が、複数のストランドからなるケーブルの前記1本のストランドである請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のPC鋼材の張力測定装置。
JP2014031580A 2014-02-21 2014-02-21 Pc鋼材の張力測定装置 Active JP6226131B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031580A JP6226131B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 Pc鋼材の張力測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031580A JP6226131B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 Pc鋼材の張力測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015155867A JP2015155867A (ja) 2015-08-27
JP6226131B2 true JP6226131B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=54775249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031580A Active JP6226131B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 Pc鋼材の張力測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6226131B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108489641B (zh) * 2018-03-20 2020-06-02 重庆交通大学 一种预应力钢绞线应力测量装置及方法
CN109990925A (zh) * 2019-05-07 2019-07-09 四川睿铁科技有限责任公司 一种桥梁缆索磁应力传感器的一体化结构

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772122A (ja) * 1993-09-06 1995-03-17 Babcock Hitachi Kk 磁性材料内部欠陥の漏洩磁束探傷方法及びその装置
JPH09140015A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Yaskawa Electric Corp 架空電線の張力測定方法
JPH11208320A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Yaskawa Electric Corp トロリ線の張力測定装置
JP4516281B2 (ja) * 2003-04-02 2010-08-04 本田技研工業株式会社 トルクセンサ
JP2005154042A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ用ワイヤロープ探傷装置
JP2006250647A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Jfe Koken Corp ワイヤケーブル、並びに張力測定システム及び張力測定方法
US7403000B2 (en) * 2005-03-11 2008-07-22 Baker Hughes Incorporated Apparatus and method of determining casing thickness and permeability
JP5035729B2 (ja) * 2008-04-28 2012-09-26 国立大学法人京都大学 張力測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015155867A (ja) 2015-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5035729B2 (ja) 張力測定装置
US10240989B2 (en) Magnetoelastic sensor using strain-induced magnetic anisotropy to measure the tension or compression present in a plate
JP2559522B2 (ja) 電磁流量計
KR20120091724A (ko) 와이어로프 결함 탐지장치
US9494556B2 (en) Active mechanical force and axial load sensor
JP6563018B2 (ja) ワイヤロープ探傷装置
JP6226131B2 (ja) Pc鋼材の張力測定装置
CN105527041A (zh) 预应力锚索内力的监测与自动测量系统
US11016060B2 (en) Method and apparatus for evaluating damage to magnetic linear body
CN108489641A (zh) 一种预应力钢绞线应力测量装置及方法
CN103777156B (zh) 用于确定变压器的磁芯饱和的设备和方法
JPWO2019220953A1 (ja) 磁性体検査装置および磁性体検査方法
CN109341923B (zh) 一种体内预应力束的检测结构和应力检测方法
RU2634366C2 (ru) Способ магнитной дефектоскопии и устройство для его осуществления
JP2008224531A (ja) 簡易ロープ異常検知装置
JP2014112517A (ja) 磁気スイッチデバイスおよびこれを用いたエレベータかごの位置検出装置
KR101654500B1 (ko) Psc 거더 정착구-쉬스관 연결형 em 센서
JP4961625B2 (ja) 張力測定方法
KR102666850B1 (ko) 현장 시공성이 개선된 케이블 장력 계측 및 부식 검측장치
KR102417549B1 (ko) 그라운드 앵커 긴장재의 긴장력 계측 센서 구조
JP2009265008A (ja) ワイヤーロープの探傷装置
JP3159132B2 (ja) 鋼管の応力の測定方法
KR102521596B1 (ko) 방사선 검사 장치용 고정 지그
JP6010844B2 (ja) 張力測定方法
KR102242094B1 (ko) 부착장치를 갖는 센서모듈

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20160927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6226131

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250