JP6224935B2 - 天井パネル - Google Patents

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本願発明は照明機能が組み込まれた天井パネルに関するものであり、流体が流れるパイプを備えて輻射空調機能を有する天井パネルを好適な対象にしている。
天井パネルを金属のような良熱伝導体で構成してこれに熱媒体が通るパイプを設けたものは良く知られており、本願出願人は、特許文献1において、空調用天井パネル(放射パネル)にLEDを配置して照明機能を持たせることを提案した。同様のものは、特許文献2,3にも開示されている。
特開2010−101603号公報 特開2010−262743号公報 特開2010−277834号公報
蛍光灯方式の照明装置は安定器やホルダーがセットになっていて板金製の筐体に組み込まれており、相当の大きさである。このため、放射パネルの下面に取り付けると下方に大きく出っ張るため見栄えが悪い問題があるが、LEDは小さくて狭い部位に配置できるため、各特許文献の構成を採用すると、見栄えの悪化を招来することなく放射パネルに照明機能を保持させ得る利点がある。従って、意匠的なメリットは非常に大きいと云える。
また、蛍光灯方式の照明装置はかなりの大きさがあるため、放射パネルの下面に取り付けると放射面が広い範囲にわたって塞がれて、空調効率が著しく低下すると共に空調も不均一になる問題があるが、LEDは小さいため、各特許文献の構成を採用すると、空調効率の大幅な低下や不均一化を招来することなく放射パネルに照明機能を持たせることができる。更に、LEDが発熱しても熱は放射パネルに吸収されるため、LEDの耐久性を向上できる利点もある。
しかし、本願発明者たちが実用化のために更に検討したところ、改善の余地があることが判明した。すなわち、各特許文献では1つのLEDランプを分離した状態で放射パネルに取り付けているが、室内を照明するためには相当数のLEDが必要であるため、LEDランプの取り付け作業に手間がかかる問題や、LEDは剥き出しの状態で配置されているため、人が天井を見上げると個々のLEンプの光が目に入って、人に違和感を与えるおそれがある問題などが判明した。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、放射パネル等の天井パネルに照明機能を保持させるにおいて、より改善された状態で提供せんとするものである。
本願発明は層的な広がりと面的な広がりを持っており、典型的な構成を請求項1〜6として特定している。このうち請求項1の発明は、金属製又は樹脂製のパネル本体の下面部に、発光素子が搭載された帯板状の基板を、当該基板から前記パネル本体に放熱されるようにして取り付けている構成であって、前記パネル本体は平面視矩形に形成されていて、その平行な2辺の間に、当該平行な2辺と平行に延びる下向き開口溝が一体に形成されており、前記下向き開口溝の上底面にライン状光源を取り付け、前記下向き開口溝を透光カバーで塞いでいる。
請求項2の発明は、まず、金属製又は樹脂製で平面矩形に形成されたパネル本体に、その平行な2辺の間に位した下向き開口溝が前記平行な2辺と平行に形成されており、前記下向き開口溝の上底面に、発光素子が搭載された帯板状の基板を、当該基板から前記パネル本体に放熱されるようにして取り付けており、かつ、前記下向き開口溝を透光カバーで下方から塞いでいる、という基本構成である。
そして、上記基本構成において、前記透光カバーは、前記下向き開口溝の左右内側に位置した左右の側板を有しており、前記左右側板の上端部に形成した保持部に前記基板を装着しており、前記透光カバーの側板と前記下向き開口溝の内側面とに、前記側板の弾性変形によって互いに嵌合する係合部を設けている。
請求項の発明は、請求項2と同じ基本構成において、前記パネル本体の下面のうち前記下向き開口溝を挟んだ両側に、下向きに突出したリブを一体に設けている一方、前記下向き開口溝は前記リブの付け根から上側に凹んだ状態に形成されており、前記透光カバーの下端を前記リブの下端と略同じ程度に位置させている。
請求項の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記発光素子はLEDである。また、請求項5の発明は、請求項1〜4のうちのいずれかにおいて、前記パネル本体の上面又は下面に冷暖房用の流体が流れるパイプを取り付けて輻射空調機能を備えている。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかにおいて、前記パネル本体は金属製である一方、前記基板には、前記発光素子を経由して直流電流が流れるアース部を設けており、前記アース部を前記パネル本体に電気的に導通させている。
本願発明では、帯板状の基板を備えたライン状光源が1つのユニットになっているため、1つのライン状光源をパネル本体に取り付けるだけで高い照度を確保できる。従って、室内等の空間を的確に照明できる照度を確保しつつ、組み立て作業を簡単に行える。発光素子としては例えば有機ELも使用できるが、請求項のようにLED(発光ダイオード)を使用すると、照度と信頼性とに優れている利点がある。
また、本願発明は単なる天井パネルに使用することも可能であるが、請求項のように空調機能を有する放射パネルに適用すると、放熱性が的確になって好適である。
また、本願発明は、パネル本体に下向き開口溝を設けてこの下向き開口溝にライン状光源を配置したものであるため、下向き開口溝が光の拡散範囲を規定する傘の役割を果たして、照射効率を向上できると共に意匠的にも違和感がないものとすることができる。また、透光カバーを有するため、光を拡散させたり柔らかくしたりすることができて好適である。従って、透光カバーは、乳白色のように光は透過しつつLEDができるだけ透けて見えないものが好ましい。
請求項1,3の場合は、ライン状光源は例えばビスで固定したり両面テープで固定したりすることが可能であるが、請求項の構成を採用すると、ライン状光源は透光カバーの上端に装着されているためライン状光源をパネル本体に取り付ける作業が不要になるのみならず、透光カバーは溝に差し込むことでワンタッチ的に取り付けできるため、天井パネルの組み立て作業がごく簡単になる。
更に、請求項2では、透光カバーを下向き開口溝に取り付けた状態で基板が下向き開口溝の上底面に当接するように設定しておくことにより(透光カバーの弾性を利用して基板をパネル本体に押し当てることにより)、発光素子の放熱性もより確実化できる。また、透光カバーは光の照射角度を規制する役割を持つため、その形状を工夫することで、適切な照射角度を得ることができる利点もある。
請求項のようにパネル本体にリブを設けると、放射パネルに適用した場合に空調効率を向上できる利点があるが、透光カバーの下端とリブの下端とが概ね揃っているため、違和感を無くして見栄えを良くすることができる。
LEDにしても有機ELにしても発光素子の電源には直流電流が使用されていることが殆どであり、この場合、発光素子は電流をアースさせることで点灯できるが、1つのライン状光源にアース部は1つ又は少数で足りるため、請求項の構成を採用すると、配線を簡単化できる。
実施形態の天井パネルで構成された天井を下方から仰ぎ見た状態での模式的な一部破断斜視図である。 第1実施形態に係る天井パネルを示す図で、(A)は平面図、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は図2(A)のIIIA-IIIA 視断面図、(B)は要部の分離断面図、(C)は(B)のC−C視断面図、(D)は別例図である。 (A)は第2実施形態の正面図、(B)は第3実施形態の正面図である。 第4実施形態を示す側断面図である。 (A)は第5実施形態を示す正面図、(B)は第1参考例を示す正面図、(C)は第6実施形態を示す正面図、(D)は第7実施形態を示す正面図である。 第2参考例を示す正面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1のとおり、建物は壁Wと天井スラブSとを有しており、天井スラブSの下方に、本願発明の実施形態品である天井パネル1を多数枚配置して天井が構成されている。
天井パネル1は帯状で矩形に形成されたパネル本体2の群を有しており、並列に並べた6枚のパネル本体2によって1枚の天井パネル1(或いはパネルユニット)が構成されている。従って、天井パネル1も細長い矩形(長方形)になっており、この天井パネル1の多数枚を縦横に整列して敷設して天井が構成されている。パネル本体2はアルミを材料にした押し出し加工で製造されているが、アルミ板等の金属板を材料にした板金加工品なども採用可能である。
敢えて述べるまでもないが、天井パネル1は1枚のパネル本体2で構成してもよいし、複数枚のパネル本体2で構成する場合は、その枚数は任意に設定できる。また、パネル本体2が単一である場合も複数枚で構成されている場合でも、その平面視形状は任意に設定することができ。例えば正方形とすることも可能である。
本願発明の天井パネル1は空調機能を有しており、図1に平行斜線で示すように、1枚のパネル本体2にその長手方向全長にわたって延びるライン型照明部3を形成している。以下、図2以下の図面を参照して詳細を説明する。以下の説明では、方向を特定するため前後や左右の文言を使用するが、この前後左右は、図2に表示するように、天井パネル1の長手方向を前後方向として短手方向(幅方向)を左右方向としている。正面視は前後方向から見た状態である。
(1).第1の天井パネル
既述のとおり、1枚の天井パネル16枚のパネル本体2を備えているが、パネル本体2は、図3のとおり、基本的には平板状で、上面のうち少し一端部2aに寄った部位に略半円状のパイプ保持部4を一体に形成し、これに熱交換流体(例えば水)が通るパイプ5を嵌め込でいる。パイプ保持部4は僅かながらくびれており、このため、パイプ5を強制的に嵌め込むと簡単には抜けない状態に保持される。
図3(A)に示すように、パネル本体2の一端部2aと他端部2bの近傍とには、係合手段の一例として、上向きの係合リブ6を一体に形成している。パネル本体2の一端部2aはパネル本体2の板厚分だけ段上がりしており、左右に隣り合ったパネル本体2の一端部2aが他端部2bに載って、各パネル本体2の基部の下面が同一面を成すように設定している。隣り合ったパネル本体2の一端部2aが他端部2bに載るので、他方の係合リブ6は他端部2bから少し内側にずらしている。
そして、各係合リブ6の上端には鉤状の爪が形成されており、6枚のパネル本体2に左右方向に長い横桟7を重ねて、横桟7で6枚のパネル本体2を連結することで1枚の天井パネル1と成している。横桟7は側断面下向き開口コの字型(チャンネル型)の形態であり、係合手段の一例として、前後の側板7aに係合爪部8を切欠き形成し、係合爪部8を係合リブ6の爪に上から押し込んで係合させている。また、パイプ5も横桟7で押えられている。横桟は前後3カ所に配置しているが、少なくとも2カ所あったら足りる。横桟7は、梁材等の建物の構造材にボルトや金具等のジョイント手段で吊支されている。
1枚の天井パネル1には1本のパイプ5が配置されており、パイプ5は、平面視でジグザグ状に曲がることにより、各パネル本体2の上面に重なる前後長手の直線部を有している。前後方向又は左右方向に隣り合ったパイプ5は図示しない継手で接続される。
パネル本体2のうちパイプ保持部4と他端部2bとの間には、コの字形の下向き開口溝9が全長に亙って一体に形成されており、また、パネル本体2の他端部2bとパイプ保持部4の真下と、一端部2a寄りの3カ所に、放熱リブ10が形成されている。放熱リブ10は下端に左右のリップ10aを有して逆T形になっているが、リップを備えないI形であってもよい。
下向き開口溝9はパイプ保持部4と略同じ程度の溝幅を有しており、この下向き開口溝9に照明ユニット12を取り付けることで、天井パネル1に照明部3を形成することができる。図1ではパネル本体2の群のうち中央を挟んだ片側のパネル本体2に照明部3を設けているが、図3では、パネル本体2の群のうち最も端に位置したパネル本体2に照明ユニット12を装着している。これは作図上の便宜的な表示である。どのパネル本体2に照明部3を設けるかは、任意に選択できる。
照明ユニット12は、発光素子の一例のLED13が前後方向に飛び飛びで配置された基板14と、下向き開口溝9に下方から嵌め入れられた上向き開口コ字形の透光カバー15とで構成されている。透光カバー15を構成する左右側板15aの上端には、基板14の保持手段の一例として、基板14が載る内向きフランジ(或いは段部)16を形成しており、基板14は、予め透光カバー15にセットされている。基板14を透光カバー15に接着剤で接着しておくことも可能である。
下向き開口溝9の左右内側面の上下中途部には、係合部の一例としての係合溝17が形成されている一方、透光カバー15の左右両外側面には、同じく係合部の一例として、係合溝17に嵌合する係合突起18が形成されている。従って、基板14がセットされた透光カバー15を下向き開口溝9にその弾性に抗して押し込むことにより、照明ユニット12がパネル本体2に取り付けられる。係合突起18が係合溝17に嵌まった状態で、基板14を少し下方から押すように設定しておくと、基板14がパネル本体2に密着した状態に保持される利点がある。
透光カバー15の下端はパネル本体2の基部から下向きに突出しており、その下端は放熱リブ10の下端と略同じ高さになっている。もとより、図3(D)に示すように、透光カバー15の下端をパネル本体2の基部の下面と略同じ面に揃えたり、図3(D)に一点鎖線で示すように、下向き凸の円弧状(半円状)に形成したりすることも可能である。下向きに突出させる場合は、台形状としてもよい。
(2).まとめ
基板14に多数のLED13が搭載されることでライン状光源が構成されており、このライン状光源により、空間(室内)を的確に照明することができる。そして、照明ユニット12の大半は下向き開口溝9に嵌まっているため、照明ユニット12が目立つことはなくて見栄えがよい。本実施形態のように予め基板14を透光カバー15にセットしておくと、基板14を一々下向き開口溝9に取り付ける作業が不要になると共に、パネル本体2への加工も不要になる利点がある。
詳細は省略するが、基板14にはプラス回路とマイナス回路とが平行に形成されており、両回路に各LED13が接続されている。プラス回路にはコネクタ付き給電ゲーブルによって直流電流が給電される。マイナス回路はパネル本体2や建物の金属製構造材にアースさせたらよい。基板14の上面にアース用の接点を設けて、これを下向き開口溝9の上底面に当接させることでアースさせてもよい。
図3(A)のように、透光カバー15をパネル本体2の基部の下面から下向きに突出させると、図3(D)のように透光カバー15をパネル本体2の下面に揃えた場合に比べて光の照射面積が大きくなるため、拡散性が高くなって照明効率を向上できると云える。
なお、光の照射角度はLED13の上下位置(下向き開口溝9の深さ)によって定まる。この場合、空調用の熱がパネル本体2の上に逃げることを抑制するには、下向き開口溝9の深さはできるだけ小さいほうが良く、すると、照射角度も大きくできる。透光カバー15は一般には乳白色が好ましいが、チタン又はその合金の微粉のような拡散剤を混入したり、内面に微細な鋸歯状凹凸を形成したりして拡散性を高めるのは好ましいことである。拡散性を向上させるため内面に蛍光剤を塗布したり、照度を高めるため基板14の下面に反射テープを貼ったりすることも可能である。
1枚の天井パネル1を構成する全部のパネル本体2に照明ユニット12を取り付けたり、全部でない複数枚のパネル本体2に照明ユニット12を取り付けたりすることも可能である。また、1枚のパネル本体2に複数の下向き開口溝9を形成して、これらにそれぞれ照明ユニット12を装着することも可能である。
(3).第2,3実施形態
次に、他の実施形態を説明する。図4(A)に示す第2実施形態では、第1実施形態の放熱リブ10に代えてパネル本体2には下向き凸の半円状凹部20を形成しており、かつ、パイプ保持部4も下向き突出させて半円状凹部20と高さを揃えている。
また、照明ユニット12は基本的には第1実施形態と同じであるが、透光カバー15のうちパネル本体2から下向きにはみ出た部分を半円状凹部20及びパイプ保持部4と略同じ大きさの円弧形状に形成している。このため、パネル本体2の下面の突起が揃って見栄えがよい。
1枚の天井パネル1に照明部3として使用していない下向き開口溝9が存在し、また、照明部3を設けていない天井パネル1が存在する場合、照明部として使用していない下向き開口溝9にダミーのカバーを装着して見栄えを良くすることも可能である。この場合、ダミーのカバーをアルミ板で製造すると、伝熱性能に優れるため好適である(これらは他の実施形態も同様である。)。
図4(B)に示す第3実施形態では、パネル本体2は第1実施形態に似ているが、下向き開口溝9が下広がり台形状になっていて片面がパイプ受け部4に繋がった状態になっている。また、この実施形態では、基板14は下向き開口溝9の上底面にビス止めや両面粘着テープ等で固定し、透光カバー15は、下向き開口溝9を挟んで左右に設けた放熱リブ10を利用して取り付けている。
従って、この実施形態では、2本の放熱リブ10の間の空間も下向き開口溝9の一部を構成している。この実施形態では、広い照射角度を確保できる利点がある。この実施形態では、透光カバー15が取り付く放熱リブ10における片側のリップ10aは無くして、係合部として凹溝17と突条18を採用しているが、透光カバー15が取り付く放熱リブ10も左右のリップ10aを有する形態として、下端のリップ10aを利用して透光カバー15を取り付けることも可能である。
(4).第4〜実施形態・参考例
図5に示す第4実施形態では、前後方向に隣り合った基板14の相互間の配線態様の一例を示しており、実施形態では、隣り合った基板14の電源端子部21を互いにケーブル21及びコネクタ22で接続することで、直列に並んだ基板14に単一の電源から電力を供給している。
また、この実施形態では、基板14はドリルねじ等のビス23でパネル本体2に固定しているが、ビス23の頭(座金)でマイナス回路24を押さえることで、ビス23を介して電流をパネル本体2にアースさせている。隣り合った基板14のマイナス回路24をケーブルとコネクタとで接続することも可能である。
隣り合った基板14を直列に接続することに代えて、一点鎖線で示すように、パネル本体2の上に配置した電源線25からコネクタ22を介して給電することも可能である。なお、隣り合った基板14をコネクタ22で接続する場合、コネクタ22はできるだけ下向き開口溝9の上部に配置しておくのが好ましい。パネル本体2には電源線25を通す穴又は切欠きが必要であるが、穴や切欠きは透光カバー15で覆われていて下方から見えないので、特段の問題はない。
図6(A)に示す第5実施形態では、パネル本体2の下面に放熱リブ10を適宜間隔で突設することで下向き開口溝9を形成した構成において、隣り合った放熱リブ10の間に下向き開口コの字形の基板保持ホルダー板26を下方から嵌め込み装着して、更に、隣り合った放熱リブ10のリップ10aを利用して、これに爪27を嵌め込むことで透光カバー15を取り付けている。従って、この実施形態では、放熱リブ10のリップ10aが係合部の一環を成している。
図6(B)に示す第1参考例では、パネル本体2の下面に放熱リブ10を適宜間隔で突設した構成において、隣り合った放熱リブ10の間に下向き開口溝形の反射体27を装着して、反射体27における左足部の下端に正面視傾斜姿勢で基板14を装着している。LED13の光は斜め上向きの傾斜姿勢で反射体27に照射される。
反射体27の上面部は下向き凹状に湾曲している。このため、左右のLED13から照射された光は反射体27に反射して下方の空間(室内)に照射される。従って、この実施形態は間接照明になっている。一点鎖線で示すように、放熱リブ10のリップ10aを利用して透光カバー15を取り付けることも可能である。
上記の各実施形態及び第1参考例で透光カバー15はパネル本体2に係合させていたが、図6(C)に示す第7実施形態では、下向き開口溝9の上底面に基板保持板29をビス23で固定し、基板保持板29に透光カバー15を取り付けている。具体的には、基板保持板29に外向き鉤状の係合爪30を下向き突設し、透光カバー15の上端に設けた内向き鉤状の係合爪31を係合させている。両爪30,31は係合部の一例である。
図6(D)に示す第8実施形態では、基板保持板29と透光カバー15とをそれぞれパネル本体2に別々に取り付けている。下向き開口溝9の上端部には、内向き突条32を設けてその上の部分を基板保持板29の左右側縁が嵌まる係合溝17と成している。透光カバー15の係合構造は第1実施形態と同じである。基板14がある程度の剛性を有する場合は、基板保持板29を使用せずに基板14を係合溝17に直接嵌め込むことも可能である。この場合は、構造はより一層簡単になる。
図7に示す第2参考例では、パネル本体2の下面がフラットになっている天井パネル1に適用している。この参考例では、基板保持板29をビス23でパネル本体2の下面に固定し、基板保持板29に透光カバー15を取り付けている。具体的な係合構造は図6(C)の第7実施形態と同じである。
この参考例では、1枚の基板14にLED13を2列発配置している。他の実施形態においてもLED13を複数列配置することは可能である。なお、本参考例においても他の実施形態及び参考例においても、パイプ受け部4をパネル本体2とは別部材とすることも可能である。
(5).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、適用対象は必ずしも空調用放射パネルには限らないのであり、単なる天井板にも適用できる。この場合、放熱性やアースの点、或いは不燃性の点からは金属製であるのが好ましい。
基板及び透光カバーはパネル本体の全長にわたって延びる長さである必要はないのであり、それぞれ複数本に分割して継ぎ足し方式とすることも可能である。或いは、透光カバーは、隣り合った複数本のパネル本体に跨がった状態で嵌まる長い長さとすることも可能である。
透光カバーとパネル本体又は基板保持板との係合関係は、いったん取り付けたら基本的には取り外しできない嵌め殺し方式としてもよいし、ある程度の力を掛けて下向き開口溝と反対側に引っ張ると離脱可能な着脱方式としてもよい。空調用天井パネルに適用する場合、パイプはパネル本体の下面に配置してもよい。
本願発明は、放射パネル等のパネル本体に実際に適用できる。従って、産業上利用できる。
1 天井パネル
2 パネル本体
3 照明部
4 パイプ保持部
5 空調用パイプ
7 横桟
9 下向き開口溝
10 放熱リブ
12 照明ユニット
13 発光素子の一例としてのLED
14 ライン状光源を構成する基板
15 透光カバー
17 係合部の一例としての係合溝
18 係合部の一例としての係合突起

Claims (6)

  1. 金属製又は樹脂製のパネル本体の下面部に、発光素子が搭載された帯板状の基板を、当該基板から前記パネル本体に放熱されるようにして取り付けている構成であって、
    前記パネル本体は平面視矩形に形成されていて、その平行な2辺の間に、当該平行な2辺と平行に延びる下向き開口溝が一体に形成されており、前記下向き開口溝の上底面にライン状光源を取り付け、前記下向き開口溝を透光カバーで塞いでいる、
    天井パネル。
  2. 金属製又は樹脂製で平面矩形に形成されたパネル本体に、その平行な2辺の間に位置した下向き開口溝が前記平行な2辺と平行に形成されており、前記下向き開口溝の上底面に、発光素子が搭載された帯板状の基板を、当該基板から前記パネル本体に放熱されるようにして取り付けており、かつ、前記下向き開口溝を透光カバーで下方から塞いでいる構成であって、
    前記透光カバーは、前記下向き開口溝の左右内側に位置した左右の側板を有しており、前記左右側板の上端部に形成した保持部に前記基板を装着しており、前記透光カバーの側板と前記下向き開口溝の内側面とに、前記側板の弾性変形によって互いに嵌合する係合部を設けている、
    天井パネル。
  3. 金属製又は樹脂製で平面矩形に形成されたパネル本体に、その平行な2辺の間に位置した下向き開口溝が前記平行な2辺と平行に形成されており、前記下向き開口溝の上底面に、発光素子が搭載された帯板状の基板を、当該基板から前記パネル本体に放熱されるようにして取り付けており、かつ、前記下向き開口溝を透光カバーで下方から塞いでいる構成であって、
    前記パネル本体の下面のうち前記下向き開口溝を挟んだ両側に、下向きに突出したリブを一体に設けている一方、前記下向き開口溝は前記リブの付け根から上側に凹んだ状態に形成されており、前記透光カバーの下端を前記リブの下端と略同じ程度に位置させている、
    天井パネル。
  4. 前記発光素子はLEDである、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した天井パネル。
  5. 前記パネル本体の上面又は下面に冷暖房用の流体が流れるパイプを取り付けて輻射空調機能を備えている、
    請求項1〜4のうちのいずれかに記載した天井パネル。
  6. 前記パネル本体は金属製である一方、前記基板には、前記発光素子を経由して直流電流が流れるアース部を設けており、前記アース部を前記パネル本体に電気的に導通させている、
    請求項1〜5のうちのいずれかに記載した天井パネル。
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