JP6224534B2 - 太陽電池制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池制御装置に関し、特に、太陽電池から出力される電力を制御する装置に関する。
オフィス、工場、一般家庭等の電力需要者に電力を供給する設備として火力発電所、原子力発電所等の発電所がある。しかし、これらの設備を運用するに際しては様々な問題がある。例えば、火力発電所については、将来における石油の枯渇、二酸化炭素排出量の増加等の問題がある。また、原子力発電所については、安全性管理の強化等の問題がある。
このような背景の下、太陽電池に関する研究開発が広く行われている。例えば、太陽電池を電力需要者ごとに設けることで、各発電所で発電すべき電力を低減するという提案がなされている。
太陽電池については、出力電力の増大、高効率化等が課題となっている。一般に、太陽電池から最大の電力が得られるときの出力電圧、出力電流、負荷インピーダンス等の負荷状態は、太陽電池に照射される光の照度、温度等の環境条件の変化に応じて変化する。そこで、特許文献1および2に示されているように、太陽電池に対する負荷状態を制御する装置が考えられている。特許文献1に記載の装置では、太陽電池の出力電力が増大するように、太陽電池の動作電圧(出力電圧)が段階的に調整される。動作電圧が、増加方向または減少方向のいずれか一方の方向のみに、予め定められた回数だけ変化した場合に、動作電圧の変化幅が大きくなるように制御され、動作電圧が、増加方向と減少方向とを繰り返すように変化した場合に、動作電圧の変化幅が小さくなるように制御される。特許文献2に記載の装置では、太陽電池の出力電圧が、その出力電力を最大にする最大動作電圧に調整される。太陽電池の出力電圧が最大動作電圧から離れている程、太陽電池の出力電圧を調整する周期が短くされる。
特許文献3には、商用電源を用いた交流電源と、太陽電池とを組み合わせた無停電電源装置が記載されている。この装置は、太陽電池の出力電力を制御する最大電力追従制御部を備えている。最大電力追従制御部は、太陽電池の電力が消費される場合には、太陽電池から出力される電力が最大となるような電力制御を行い、太陽電池からの電力を負荷回路に出力する。最大電力追従制御部および交流電源は、それぞれに接続されたダイオードを介して接続されており、最大電力追従制御部および交流電源から出力される各電圧のうち、大きい方の電圧が負荷回路に印加される。
特開平8−44445号公報 特開2012−113639号公報 特開平9−46924号公報
太陽電池と、その太陽電池とは別の電力供給源とを組み合わせた電源装置では、それぞれの動作条件を考慮する必要があるため、最大の電力が得られるように出力電力を制御することが困難となる場合がある。例えば、特許文献3に記載されている無停電電源装置では、最大電力追従制御部が出力する電圧および交流電源から出力される電圧のうち、大きい方の電圧が負荷回路に印加される。一般に、電力供給源を有する電気回路では、出力電圧が最大となる動作条件において、必ずしも出力電力が最大となるとは限らない。そのため、特許文献3に記載されている無停電電源装置では、太陽電池がより大きい電力を負荷回路に出力することができるにも関わらず、太陽電池からの出力がダイオードによって遮断され、太陽電池の性能を十分に発揮できない場合がある。
本発明は、太陽電池、および、その太陽電池とは別に設けられた電力供給源のうち少なくとも一方から出力される電力を適切に制御することを目的とする。
本発明は、電源ユニットと負荷ユニットとの間に設けられ、前記電源ユニットから出力される電圧をスイッチングにより調整して前記負荷ユニット側に出力する負荷調整部と、前記負荷ユニットに備えられ、前記負荷調整部から出力される電力に基づいて充電されるバッテリと、を備え、前記電源ユニットは、太陽電池と、前記太陽電池とは別に設けられた電力供給源と、前記太陽電池および前記電力供給源のうち少なくとも一方の電力を、前記太陽電池および前記電力供給源が出力する各電圧に応じて前記負荷調整部に出力する選択回路と、を備え、前記負荷調整部は、前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、スイッチング状態を調整して、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電圧を変化させて、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電力が極大となる目標条件を満たすときの目標スイッチング状態を探索する処理と、前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、前記スイッチング状態を前記目標スイッチング状態に設定する処理と、前記充電電圧が基準値を超えたときに、前記目標スイッチング状態におけるよりも小さい値の前記出力電力が前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力されるように前記スイッチング状態を設定する処理と、を実行する制御部を備え、前記制御部は、複数の前記目標スイッチング状態が探索されたときは、その複数の目標スイッチング状態のうち、前記出力電圧が最大となる状態に前記スイッチング状態を設定することを特徴とする。また、本発明は、電源ユニットと負荷ユニットとの間に設けられ、前記電源ユニットから出力される電圧をスイッチングにより調整して前記負荷ユニット側に出力する負荷調整部と、前記負荷ユニットに備えられ、前記負荷調整部から出力される電力に基づいて充電されるバッテリと、を備え、前記電源ユニットは、太陽電池と、前記太陽電池とは別に設けられた電力供給源と、前記太陽電池および前記電力供給源のうち少なくとも一方の電力を、前記太陽電池および前記電力供給源が出力する各電圧に応じて前記負荷調整部に出力する選択回路と、を備え、前記負荷調整部は、前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、スイッチング状態を調整して、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電圧を変化させて、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電力が極大となる目標条件を満たすときの目標スイッチング状態を探索する処理と、前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、前記スイッチング状態を前記目標スイッチング状態に設定する処理と、前記充電電圧が基準値を超えたときに、前記目標スイッチング状態におけるよりも小さい値の前記出力電力が前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力されるように前記スイッチング状態を設定する処理と、を実行する制御部を備え、前記電力供給源は、商用電源から出力された交流電圧を直流電圧に変換する交流/直流コンバータを含むことを特徴とする
本発明は、電源ユニットと負荷ユニットとの間に設けられ、前記電源ユニットから出力される電圧をスイッチングにより調整して前記負荷ユニット側に出力する負荷調整部を備え、前記電源ユニットは、太陽電池と、前記太陽電池とは別に設けられた電力供給源と、前記太陽電池および前記電力供給源のうち少なくとも一方の電力を、前記太陽電池および前記電力供給源が出力する各電圧に応じて前記負荷調整部に出力する選択回路と、を備え、前記負荷調整部は、スイッチング状態を調整して、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電圧を変化させながら、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電力を検出することで、前記出力電圧と前記出力電力とを対応付けた電圧電力特性を求める処理と、前記電圧電力特性に基づいて前記スイッチング状態を設定する処理であって、前記太陽電池からの電力が前記負荷調整部に出力される前記出力電圧の範囲と、前記電力供給源からの電力が前記負荷調整部に出力される前記出力電圧の範囲について、前記電圧電力特性に対して異なる重み付け係数が乗じられた重み付け電圧電力特性に基づいて、前記スイッチング状態を設定する処理と、を実行する制御部を備え、前記制御部は、前記重み付け電圧電力特性によって示される重み付け電力が極大となる目標スイッチング状態に、前記スイッチング状態を設定する処理を実行することを特徴とする
望ましくは、前記電力供給源は、商用電源から出力された交流電圧を直流電圧に変換する交流/直流コンバータを含む
望ましくは、前記選択回路は、前記太陽電池が出力する電圧および前記電力供給源が出力する電圧のうち、大きい方の電圧を前記負荷調整部に出力する回路である。
望ましくは、前記負荷調整部は、スイッチング素子を含む負荷調整用コンバータを備え、 前記制御部は、前記スイッチング素子に対するデューティ比を設定する。
本発明によれば、太陽電池、および、その太陽電池とは別に設けられた電力供給源のうち少なくとも一方から出力される電力を適切に制御することができる。
本発明の実施形態に係る電源システムを示す図である。 降圧コンバータを示す図である。 太陽電池の電圧電流特性を示す図である。 太陽電池の電圧電力特性を示す図である。 照射される光の照度が異なる3つの場合について電圧電力特性を示す図であ る。 電源ユニットの電圧電力特性を示す図である。 電源ユニットの検出電力特性を示す図である。 電源ユニットの重み付け検出電力特性を示す図である。 本発明の応用例に係る電源システムを示す図である。 電源ユニットの検出電力特性を示す図である。
図1には、本発明の実施形態に係る電源システム1が示されている。電源システム1は、電源ユニット10、負荷調整部30、および負荷接続ユニット48を備える。負荷調整部30は、電源ユニット10と負荷接続ユニット48との間に設けられている。電源ユニット10は、太陽電池12および商用電源プラグ14を備えており、太陽電池12および商用電源の両方、太陽電池12のみ、または商用電源のみから負荷調整部30に電力を供給する。負荷調整部30は、電源ユニット10から出力される電圧をスイッチングにより調整して負荷接続ユニット48に出力する。負荷接続ユニット48には、電力供給先の装置として負荷ユニット54が接続されている。負荷ユニット54は、例えば、オフィス、工場、一般家庭等に設けられた電気機器である。負荷接続ユニット48は、負荷調整部30から出力された電力を調整して負荷ユニット54に出力する。負荷調整部30および負荷接続ユニット48は、電源ユニット10から負荷ユニット54に供給される電力を制御し、太陽電池制御装置を構成する。
太陽電池12の発電電力は、太陽電池12に照射される光の照度、温度等の環境条件の変化に応じて変化する。そのため、環境条件によっては太陽電池12からは十分な電力が出力されない場合がある。そこで、電源ユニット10は、太陽電池12から得られた電力と共に商用電源から得られた電力を太陽電池12の動作状態に応じて出力する。
また、太陽電池12から最大の電力が得られるときの太陽電池12に対する負荷インピーダンスは、太陽電池12の環境条件の変化に応じて変化する。そのため、電源ユニット10から最大の電力が得られるときの電源ユニット10に対する負荷インピーダンスもまた、太陽電池12の環境条件に応じて変化する。そこで、電源システム1は、負荷調整部30によって、電源ユニット10に対する負荷インピーダンスを制御し、電源ユニット10から出力される電力を適切に制御する。
電源システム1の具体的な構成および動作について説明する。電源ユニット10は、太陽電池12、電池側ダイオード13、商用電源プラグ14、交流/直流コンバータ18、およびコンバータ側ダイオード20を備える。負荷調整部30は、負荷調整用コンバータ32および制御部42を備える。負荷接続ユニット48は、バッテリ52および電圧コンバータ50を備える。
太陽電池12の正極端子には、電池側ダイオード13のアノード端子が接続されている。電池側ダイオード13のカソード端子は電源ユニットプラス端子22に接続され、電源ユニットプラス端子22は、電流計26を介して負荷調整用コンバータ32のプラス入力端子34に接続されている。太陽電池12の負極端子は、電源ユニットマイナス端子24に接続され、電源ユニットマイナス端子24は負荷調整用コンバータ32のマイナス入力端子36に接続されている。負荷調整用コンバータ32のプラス入力端子34およびマイナス入力端子36との間には、電圧計28が接続されている。なお、電圧計28は、電源ユニットプラス端子22および電源ユニットマイナス端子24の間に接続されてもよい。
商用電源プラグ14は、商用電源アウトレット(コンセント)に差し込まれている。交流/直流コンバータ18の正極端子には、コンバータ側ダイオード20のアノード端子が接続され、コンバータ側ダイオード20のカソード端子は、電源ユニットプラス端子22に接続されている。交流/直流コンバータ18の負極端子は、電源ユニットマイナス端子24に接続されている。
負荷調整用コンバータ32のプラス出力端子38には、負荷側ダイオード46のアノード端子が接続されている。負荷側ダイオード46のカソード端子は、電圧コンバータ50のプラス入力端子56に接続されている。負荷調整用コンバータ32のマイナス出力端子40は、電圧コンバータ50のマイナス入力端子58に接続されている。電圧コンバータ50のプラス入力端子56とマイナス入力端子58との間には、それぞれ、バッテリ52の正極端子および負極端子が接続されている。電圧コンバータ50のプラス負荷端子60およびマイナス負荷端子62との間には、負荷ユニット54が接続されている。
次に、電源システム1の動作の概略について説明する。電源ユニット10は、負荷調整用コンバータ32のプラス入力端子34とマイナス入力端子36との間に電圧を出力する。制御部42は、電圧計28から出力された電圧検出値Vd、および電流計26から出力された電流検出値Idに基づいて負荷調整用コンバータ32を制御する。負荷調整用コンバータ32は、制御部42の制御に応じてスイッチングを行い、プラス入力端子34とマイナス入力端子36との間に印加された電圧を昇圧または降圧し、昇圧後または降圧後の電圧をプラス出力端子38およびマイナス出力端子40に出力する。
また、負荷調整用コンバータ32は、昇圧または降圧の他、負荷インピーダンスを変換する機能を有する。負荷調整用コンバータ32の動作によって、電源ユニット10に対する負荷インピーダンスが制御される。なお、電源ユニット10から流出する電流はリプル成分を含むものであるため、負荷インピーダンスは、例えば、電源ユニット10の出力電圧の実効値の2乗を電源ユニット10の出力電力で割ったものとして定義される。
負荷接続ユニット48におけるバッテリ52は、電源ユニット10から十分な電力が出力されていない場合に負荷ユニット54に電力を供給するためのバックアップ電源装置として機能する。プラス出力端子38およびマイナス出力端子40から出力された変換後電圧がバッテリ52の端子間電圧よりも大きい場合には、負荷側ダイオード46が順方向バイアス状態となり、変換後電圧がバッテリ52および電圧コンバータ50に出力される。バッテリ52は、変換後電圧によって充電され、電圧コンバータ50には、変換後電圧に基づく電力が供給される。変換後電圧が、バッテリ52の端子間電圧以下である場合には、負荷側ダイオード46が逆方向バイアス状態となり、変換後電圧はバッテリ52および電圧コンバータ50に出力されない。この場合、電圧コンバータ50にはバッテリ52から電力が供給される。
なお、負荷調整用コンバータ32としては、電源ユニット10の出力電圧を昇圧する昇圧コンバータ、または、電源ユニット10の出力電圧を降圧する降圧コンバータが用いられる。図2には、負荷調整用コンバータ32の例として降圧コンバータ32Aが示されている。プラス入力端子34には、スイッチング素子64の一端が接続されている。スイッチング素子64の他端には、スイッチング素子66の一端およびインダクタ68の一端が接続されている。スイッチング素子66の他端には、マイナス入力端子36およびマイナス出力端子40が接続されている。インダクタ68の他端にはプラス出力端子38が接続されている。プラス出力端子38とマイナス出力端子40との間には、コンデンサ70が接続されている。
スイッチング素子64およびスイッチング素子66には、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ等の半導体素子が用いられる。スイッチング素子64およびスイッチング素子66は、制御部42によって交互にオン/オフされる。
スイッチング素子64がオン、スイッチング素子66がオフであるときは、プラス入力端子34からインダクタ68に電流が流れる。この状態で、スイッチング素子64がオフとなり、スイッチング素子66がオンとなると、インダクタ68に誘導起電力が発生する。この誘導起電力によって、インダクタ68、コンデンサ70、およびスイッチング素子66を流れてインダクタ68に戻る誘導電流が流れ、コンデンサ70が充電される。再び、スイッチング素子64がオン、スイッチング素子66がオフとなると、インダクタ68には、スイッチング素子64側を正とする誘導起電力が発生し、この誘導起電力とコンデンサ70の充電電圧とを併せた電圧が、プラス入力端子34およびマイナス入力端子36に印加されているコンバータ入力電圧Viに等しくなる。スイッチング素子64およびスイッチング素子66が交互にオン/オフされることによって、コンデンサ70には、コンバータ入力電圧Viより小さい電圧が充電され、その充電電圧が、プラス出力端子38およびマイナス出力端子40からコンバータ出力電圧Voとして出力される。スイッチング素子64がオンになる時間をオン/オフの1周期で割ったデューティ比をαとすると、負荷調整用コンバータ出力電圧VoはVo=α・Viである。スイッチング素子64およびスイッチング素子66は交互にオン/オフされるため、スイッチング素子66のデューティ比βは、β=1−αである。デューティ比αは、降圧コンバータ32Aのスイッチング状態を設定する値であるといえる。
プラス出力端子38とマイナス出力端子40との間の電圧が一定である場合には、デューティ比αを増加させる程、コンバータ入力電圧Viは減少し、プラス入力端子34に流入する電流は増加する。これによって、プラス入力端子34およびマイナス入力端子36から降圧コンバータ32A側を見たインピーダンスは小さくなる。一方、デューティ比αを減少させる程、コンバータ入力電圧Viは増加し、プラス入力端子34に流入する電流は減少する。これによって、プラス入力端子34およびマイナス入力端子36から降圧コンバータ32A側を見たインピーダンスは大きくなる。
なお、スイッチング素子66の代わりにダイオードが用いられてもよい。この場合、マイナス入力端子36およびマイナス出力端子40の側にダイオードのアノード端子が接続される。
電源ユニット10の出力電力の制御について説明するため、ここでは太陽電池単独の特性について説明する。図3には太陽電池の電圧電流特性が示されている。電圧電流特性は、太陽電池の出力電圧と、太陽電池の正極端子から流出する出力電流との関係を示す特性である。横軸は出力電圧を示し、縦軸は出力電流を示す。ここでは、太陽電池単独の特性を説明するため、交流/直流コンバータは用いられておらず、インピーダンスが変化する負荷装置が太陽電池に接続されているものとする。
点QSで示されているように、太陽電池が開放状態とされ、太陽電池の出力電流が0であるときは太陽電池における電圧降下はなく、出力電圧は最大電圧VSとなる。このとき、太陽電池の出力電力は0である。太陽電池に対する負荷インピーダンスが変化することによって出力電流が増加すると、太陽電池における電圧降下が大きくなり、矢印51で示されているように出力電圧が小さくなる。太陽電池の出力電力は、電圧電流特性上の点Qにおける出力電圧と出力電流との積であり、ハッチングが施された長方形の面積で表される。この面積が最大となる電圧電流特性上の点では太陽電池の出力電力が最大になる。このような点は最大電力点MPP(Maximum Power Point)と称される。出力電流が、最大電力点MPPにおける値よりもさらに大きくなると、点QEで示されているように出力電圧は0まで減少し、太陽電池の出力電力は0となる。
このように、太陽電池には内部抵抗があり、太陽電池に電流が流れると電圧降下によって太陽電池の出力電圧が減少する。電圧電流特性上には出力電力が最大となる最大電力点MPPが存在し、出力電圧および出力電流が最大電力点MPPにおける値となるよう、太陽電池に対する負荷インピーダンスを調整することで、太陽電池から最大の出力電力が得られる。
図4には、負荷インピーダンスを変化させて、出力電圧を最大値VSから0まで減少させた場合における、出力電圧に対する出力電力の特性(電圧電力特性)が示されている。横軸は出力電圧を示し、縦軸は出力電力を示す。出力電圧が最大値VSから減少するに従って出力電力は増加し、最大電力点MPPにおいて最大値に達した後、減少して0に達する。図5には、照射される光の照度が異なる3つの場合について、電圧電力特性72A、72Bおよび72Cが例示されている。電圧電力特性72Aは、電圧電力特性72Bよりも照度が大きい場合の特性であり、電圧電力特性72Bは、電圧電力特性72Cよりも照度が大きい場合の特性である。照度が大きい程、出力電力は大きくなり、照度の変化に応じて最大電力点MPPに対応する出力電圧および負荷インピーダンスが変化する。
次に、電源ユニット10の負荷インピーダンスを変化させたときの、電源ユニット10の電圧電力特性について図1および図6を参照して説明する。図1に示される交流/直流コンバータ18は、商用電源アウトレットから出力された交流電圧を直流電圧VKに変換する。
太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VKを超える場合、電池側ダイオード13が順方向バイアス状態となる一方で、コンバータ側ダイオード20は逆方向バイアス状態となる。これによって、交流/直流コンバータ18の電圧は遮断され、電源ユニットプラス端子22および電源ユニットマイナス端子24からは太陽電池12の出力電圧V0が出力される。電源ユニット10の負荷インピーダンスを変化させた場合、それに伴って太陽電池12の負荷インピーダンスが変化し、太陽電池12の出力電圧V0が変化する。
したがって、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VKを超えるときの電圧電力特性は、図6の一点鎖線73−1および破線73−2のようになる。ただし、図6においては、コンバータ出力電圧VKは、交流/直流コンバータ18に流れる電流に応じた電圧降下によって、K1からK2の範囲で変化するものとしている。一点鎖線で示された電圧電力特性73−1は、破線で示された電圧電力特性73−2に比べて発電のための条件が良好である場合の特性である。
図1に戻り、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VKまで低下した場合、電池側ダイオード13およびコンバータ側ダイオード20の両方が順方向バイアス状態となると共に、太陽電池12の出力電圧V0はコンバータ出力電圧VKに合わせられる。その理由は、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VK未満になって電池側ダイオード13が逆方向バイアス状態に遷移すると太陽電池12から流れ出る電流が減少し、出力電圧V0が増加してコンバータ出力電圧VKに合わせられるためである。これによって、太陽電池12および交流/直流コンバータ18が並列接続された場合の出力電圧が、電源ユニットプラス端子22および電源ユニットマイナス端子24から出力される。
したがって、太陽電池12の出力電圧V0が低下してコンバータ出力電圧VKに達したときの電圧電力特性は、図6の実線のようになる。この実線の範囲では、太陽電池12から出力される電力の他、交流/直流コンバータ18から出力される電力が併せて出力される。そのため、電源ユニット10から出力される電力は太陽電池12単独の場合に出力される電力よりも大きくなる。
このように、電池側ダイオード13およびコンバータ側ダイオード20は選択回路を構成する。商用電源アウトレットおよび交流/直流コンバータ18は、太陽電池12とは別に設けられた電力供給源であり、この選択回路は、太陽電池12および商用電源のうちいずれか一方からの電力を、太陽電池12および交流/直流コンバータ18が出力する各電圧に応じて負荷調整部30に出力する。すなわち、図1に示される選択回路は、太陽電池12および交流/直流コンバータ18のうち、出力電圧が大きい方の電力を負荷調整部30に出力する。なお、電池側ダイオード13およびコンバータ側ダイオード20のそれぞれをスイッチに置き換え、太陽電池12および交流/直流コンバータ18が出力する各電圧に応じて各スイッチを制御する回路によって選択回路を構成してもよい。選択回路によって、いわゆるUPS(Uniterruptible Power Supply:無停電電源)が実現される。UPSは、商用電源が利用できない停電時に太陽電池12またはバッテリ52の電力を負荷ユニット54に出力する。また、太陽電池12が十分な電力を発電することができない場合に商用電源の電力を利用する。
制御部42は、以下に説明する目標デューティ比探索処理を実行し、負荷調整用コンバータ32の制御によって、電源ユニット10に対する負荷インピーダンスを適切に制御する。ここでは、負荷調整用コンバータ32として、図2に示されている降圧コンバータ32Aを用いた場合の制御について説明する。
最初に制御部42は、スイッチング素子64のデューティ比αを0とする。これによって電源ユニット10は開放状態となり、電圧検出値Vdは最大検出値VSとなる。制御部42は、電圧検出値Vdが最大検出値VSから最小値に達するまで、降圧コンバータ32Aを制御して電圧検出値Vdを所定の粗動変化幅Δで減少させる。この際、制御部42は、デューティ比αを増加させることで、電圧検出値Vdを粗動変化幅Δで減少させる。
制御部42は、電圧検出値Vdを粗動変化幅Δで減少させるごとに、電圧検出値Vdおよび電流検出値Idを取得して電力検出値W=Id・Vdを求める。そして、電圧検出値Vdを粗動変化幅Δで減少させるごとに、電圧検出値Vd、デューティ比αおよび電力検出値Wを対応付けて自らが備える記憶部44に記憶する。
図7には、横軸を電圧検出値Vdとし、縦軸を電力検出値Wとした検出電力特性が示されている。検出電力特性は、電圧検出値Vd、デューティ比αおよび電力検出値Wが対応付けられた情報として制御部42における記憶部44に記憶されている。
図7には、電圧検出値Vdを最大検出値VSから粗動変化幅Δで減少させる処理が、Vd軸上の矢印によって概念的に示されている。各電圧検出値Vdに対しては電力検出値Wが求められ、電圧検出値Vd、デューティ比α、および電力検出値Wが対応付けられる。
なお、ここでは、最初にデューティ比αを0とし、デューティ比αを増加させながら電圧検出値Vdを最大検出値から最小検出値まで粗動変化幅Δで減少させる処理について説明した。このような処理の他、最初にデューティ比αを1とし、デューティ比αを減少させながら電圧検出値Vdを最小検出値から最大検出値まで粗動変化幅Δで増加させる処理を実行してもよい。
制御部42は、記憶部44に記憶された情報に基づいて、電圧検出値Vdを粗動変化幅Δで変化させた範囲のうち、電力検出値Wが最大値となるときの電圧検出値Vmaxを求める。そして、電圧検出値Vdが上限値Vmax+Δから下限値Vmax−Δに至るまで、降圧コンバータ32Aを制御して電圧検出値Vdを微動変化幅fで減少させる。ここで、微動変化幅fは、例えば、粗動変化幅Δの正の整数N分の1とする。制御部42は、電圧検出値Vdを微動変化幅fで減少させるごとに、電圧検出値Vd、デューティ比αおよび電力検出値Wを対応付けて記憶部44に記憶する。図7には、電圧検出値Vdを、上限値Vmax+Δから下限値Vmax−Δに至るまで、微動変化幅fで減少させる処理が矢印によって概念的に示されている。
制御部42は、記憶部44に記憶された情報に基づいて、電圧検出値Vdを上限値Vmax+Δから下限値Vmax−Δに至るまで変化させた範囲のうち、電力検出値Wが最大値となるときの目標電圧値Vtgを求める。
制御部42は、記憶部44に記憶された情報に基づいて、目標電圧値Vtgに対応するデューティ比αを目標デューティ比αtgとして決定する。そして、降圧コンバータ32Aのスイッチング素子64のデューティ比αを目標デューティ比αtgに設定し、スイッチング素子66のデューティ比βを、β=1−αtgに設定する。図7に示される例では、検出電力特性において検出電力が最大となる点TGにおけるデューティ比が目標デューティ比αtgとして求められる。
なお、ここでは、電圧検出値Vdを上限値Vmax+Δから下限値Vmax−Δに至るまで変化させる処理について説明した。このような処理の他、電圧検出値Vdを下限値Vmax−Δから上限値Vmax+Δに至るまで変化させる処理を実行してもよい。また、ここでは、電圧検出値Vdを粗動変化幅Δで変化させる処理を実行した後、電圧検出値Vdを微動変化幅fで変化させて、電力検出値Wが最大値となるときの目標電圧値Vtgを探索する処理について説明した。このような処理の他、電圧検出値Vdの全範囲に亘って電圧検出値Vdを微動変化幅fで変化させる処理を実行してもよい。
各スイッチング素子のデューティ比が、目標デューティ比αtgに従って設定されることで、電力検出値Wが最大となるという目標条件が満たされ、電源ユニット10からは最大の電力が出力される。
制御部42は、上記の処理に従って目標デューティ比αtgを求め、目標デューティ比αtgに従って各スイッチング素子のデューティ比を設定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。なお、スイッチング素子66の代わりにダイオードが用いられる場合には、デューティ比の設定は、スイッチング素子64についてのみ行えばよい。
このように、制御部42は、目標デューティ比探索処理によって、負荷調整用コンバータ32のスイッチング状態を調整して、電源ユニット10から負荷調整部30に出力される出力電圧を変化させて、電源ユニット10から負荷調整部30に出力される出力電力が目標条件を満たすときの目標スイッチング状態を探索する。制御部42は、さらに、負荷調整部30のスイッチング状態を目標スイッチング状態に設定する。
なお、制御部42は、目標デューティ比探索処理に基づいて、電力検出値Wが極大となるときの複数の極大時電圧値を求め、各極大時電圧値に対応するデューティ比を探索してもよい。この複数の極大時電圧値は、例えば、太陽電池12の出力電圧に基づく極大時電圧値と、太陽電池12および交流/直流コンバータ18の各出力電圧に基づく極大時電圧値の2つである。制御部42は、各極大時電圧値に対して求められた各デューティ比のうちいずれか1つを選択して目標デューティ比αtgとして設定する。例えば、太陽電池12を優先的に使用する設定がユーザの操作によってなされている場合には、制御部42は、太陽電池12の出力電圧に基づく極大時電圧値に対応するデューティ比を目標デューティ比αtgとして設定する。すなわち、制御部42は、2つの極大時電圧値のうち大きい方に対応するデューティ比を、目標デューティ比αtgとして設定する。
また、制御部42は、検出電力値に重み付け係数を乗じた重み付け検出電力特性を求め、重み付け検出電力特性に対して上述の目標デューティ比探索処理を実行してもよい。図8には、重み付け検出電力特性の例が概念的に示されている。実線は重み付け検出電力特性74を示し、破線は重み付け係数が乗ぜられる前の元の検出電力特性76を示している。この特性では、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VKを超える範囲では、1を超える重み付け係数が元の検出電力値に乗じられている。そして、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ電圧VKに合わせられる範囲では、0よりも大きく1よりも小さい重み付け係数が元の検出電力値に乗ぜられている。
この場合、制御部42は記憶部44に記憶された検出電力特性76に基づいて、重み付け検出電力特性74を表す情報を生成する。具体的には、電圧検出値Vdに応じて定められた重み付け係数を、その電圧検出値Vdに対応する電力検出値Wに乗じて重み付け電力検出値を求め、重み付け電力検出値をその電圧検出値Vdに対応付けることで重み付け検出電力特性74を求める。
図8に示されるように、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VKを超える範囲における重み付け係数を、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VKと同一となる範囲における重み付け係数よりも大きくした場合には、太陽電池12からの電力が消費される頻度が高くなることが多い。一方、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VKを超える範囲における重み付け係数を、太陽電池12の出力電圧V0がコンバータ出力電圧VK以下となる範囲における重み付け係数よりも小さくした場合には、商用電源からの電力が消費される頻度が高くなることが多い。重み付け係数は、ユーザの操作によって任意に設定されるようにしてもよい。
次に、負荷接続ユニット48におけるバッテリ52に対する制御について説明する。一般に、バッテリは、ある程度の電荷量を超えて充電が行われる過充電、過大な電流で放電が行われる過放電等、電気的に過酷な条件で使用すると寿命が短くなる。ここで、バッテリの寿命とは、バッテリが充電することができる電荷量が基準値を下回るまでの使用時間等によって定義される。そこで、次に説明する応用例に係る電源システムは、バッテリ52に対する過充電および過充電を回避する処理を実行する。
図9には、本発明の応用例に係る電源システム2が示されている。負荷接続ユニット48には、バッテリ52の端子間電圧を検出するバッテリ電圧計80およびバッテリ52に流れる電流を検出するバッテリ電流計78が備えられている。制御部42は、バッテリ電圧計80によって検出されたバッテリ電圧検出値Veを取得する。そして、バッテリ電圧検出値Veと予め定められた充電電圧基準値とを比較する。制御部42は、バッテリ電圧検出値Veが充電電圧基準値を超えるときは、負荷調整用コンバータ32をスイッチング制御する際のデューティ比αを、目標デューティ比αtgよりも小さい値、例えば0に設定する。一方、充電電圧検出値Veが、充電電圧基準値以下であるときは、デューティ比αを目標デューティ比αtgに設定する。これによって、バッテリ52が充電電圧基準値を超えて充電されることが回避され、バッテリ52の過充電が回避される。
また、制御部42は、バッテリ電流計78によって検出されたバッテリ電流検出値Ieを取得する。そして、バッテリ電流検出値Ieと予め定められた負荷電流基準値とを比較する。制御部42は、バッテリ電流検出値Ieが負荷電流基準値を超えるときは、電圧コンバータ50に対し、プラス入力端子56から流入する電流を減少させる制御を行う。一方、バッテリ電流検出値が、負荷電流基準値以下であるときは、負荷ユニット54に通常の電力が供給されるように電圧コンバータ50を制御する。これによって、バッテリ52の過放電が回避される。
このように制御部42が、電圧コンバータ50に流入する電流を減少させる制御を行った場合、電源ユニット10から負荷調整用コンバータ32に流入する電流が制限されることがある。この場合、負荷調整用コンバータ32に対するデューティ比αを変化させても、電源ユニットプラス端子22と電源ユニットマイナス端子24との間の電圧がある値よりも小さくならず、電圧検出値Vdの下限値が増加する場合がある。図10には、このような検出電力特性が示されている。この例では、電圧検出値Vdの下限値VLはコンバータ電圧VKより大きい。破線は、負荷調整用コンバータ32に流入する電流が仮に制限されないとした場合に得られる検出電力特性である。このような場合、制御部42は、通常より狭い電圧検出値Vdの範囲で目標デューティ比探索処理を実行する。
上述の各実施形態では、電源ユニット10に太陽電池12に加えて交流/直流コンバータ18が設けられ、太陽電池12とは別の電力供給源として商用電源が用いられている。このように商用電源を用いる他、一般的なバッテリや、太陽電池12が配置された別の場所に設けられたもう一つの太陽電池を用いてもよい。
1,2 電源システム、10 電源ユニット、12 太陽電池、13 電池側ダイオード、14 商用電源プラグ、18 交流/直流コンバータ、20 コンバータ側ダイオード、22 電源ユニットプラス端子、24 電源ユニットマイナス端子、26 電流計、28 電圧計、30 負荷調整部、32 負荷調整用コンバータ、34,56 プラス入力端子、36,58 マイナス入力端子、38 プラス出力端子、40 マイナス出力端子、42 制御部、44 記憶部、46 負荷側ダイオード、48 負荷接続ユニット、50 電圧コンバータ、52 バッテリ、54 負荷ユニット、60 プラス負荷端子、62 マイナス負荷端子、 64,66 スイッチング素子、68 インダクタ、70 コンデンサ、72A,72B,72C,73−1,73−2 電圧電力特性、74 重み付け検出電力特性、76 検出電力特性、78 バッテリ電流計、80 バッテリ電圧計。

Claims (6)

  1. 電源ユニットと負荷ユニットとの間に設けられ、前記電源ユニットから出力される電圧をスイッチングにより調整して前記負荷ユニット側に出力する負荷調整部と、
    前記負荷ユニットに備えられ、前記負荷調整部から出力される電力に基づいて充電されるバッテリと、を備え、
    前記電源ユニットは、
    太陽電池と、前記太陽電池とは別に設けられた電力供給源と、前記太陽電池および前記電力供給源のうち少なくとも一方の電力を、前記太陽電池および前記電力供給源が出力する各電圧に応じて前記負荷調整部に出力する選択回路と、を備え、
    前記負荷調整部は、
    前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、スイッチング状態を調整して、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電圧を変化させて、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電力が極大となる目標条件を満たすときの目標スイッチング状態を探索する処理と、
    前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、前記スイッチング状態を前記目標スイッチング状態に設定する処理と、
    前記充電電圧が基準値を超えたときに、前記目標スイッチング状態におけるよりも小さい値の前記出力電力が前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力されるように前記スイッチング状態を設定する処理と、を実行する制御部を備え、
    前記制御部は、
    複数の前記目標スイッチング状態が探索されたときは、その複数の目標スイッチング状態のうち、前記出力電圧が最大となる状態に前記スイッチング状態を設定することを特徴とする太陽電池制御装置。
  2. 電源ユニットと負荷ユニットとの間に設けられ、前記電源ユニットから出力される電圧をスイッチングにより調整して前記負荷ユニット側に出力する負荷調整部と、
    前記負荷ユニットに備えられ、前記負荷調整部から出力される電力に基づいて充電されるバッテリと、を備え、
    前記電源ユニットは、
    太陽電池と、前記太陽電池とは別に設けられた電力供給源と、前記太陽電池および前記電力供給源のうち少なくとも一方の電力を、前記太陽電池および前記電力供給源が出力する各電圧に応じて前記負荷調整部に出力する選択回路と、を備え、
    前記負荷調整部は、
    前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、スイッチング状態を調整して、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電圧を変化させて、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電力が極大となる目標条件を満たすときの目標スイッチング状態を探索する処理と、
    前記バッテリに印加される充電電圧が基準値以下であるときに、前記スイッチング状態を前記目標スイッチング状態に設定する処理と、
    前記充電電圧が基準値を超えたときに、前記目標スイッチング状態におけるよりも小さい値の前記出力電力が前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力されるように前記スイッチング状態を設定する処理と、を実行する制御部を備え、
    前記電力供給源は、商用電源から出力された交流電圧を直流電圧に変換する交流/直流コンバータを含むことを特徴とする太陽電池制御装置。
  3. 電源ユニットと負荷ユニットとの間に設けられ、前記電源ユニットから出力される電圧をスイッチングにより調整して前記負荷ユニット側に出力する負荷調整部を備え、
    前記電源ユニットは、
    太陽電池と、前記太陽電池とは別に設けられた電力供給源と、前記太陽電池および前記電力供給源のうち少なくとも一方の電力を、前記太陽電池および前記電力供給源が出力する各電圧に応じて前記負荷調整部に出力する選択回路と、を備え、
    前記負荷調整部は、
    スイッチング状態を調整して、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電圧を変化させながら、前記電源ユニットから前記負荷調整部に出力される出力電力を検出することで、前記出力電圧と前記出力電力とを対応付けた電圧電力特性を求める処理と、
    前記電圧電力特性に基づいて前記スイッチング状態を設定する処理であって、前記太陽電池からの電力が前記負荷調整部に出力される前記出力電圧の範囲と、前記電力供給源からの電力が前記負荷調整部に出力される前記出力電圧の範囲について、前記電圧電力特性に対して異なる重み付け係数が乗じられた重み付け電圧電力特性に基づいて、前記スイッチング状態を設定する処理と、を実行する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記重み付け電圧電力特性によって示される重み付け電力が極大となる目標スイッチング状態に、前記スイッチング状態を設定する処理を実行することを特徴とする太陽電池制御装置。
  4. 請求項に記載の太陽電池制御装置において、
    前記電力供給源は、商用電源から出力された交流電圧を直流電圧に変換する交流/直流コンバータを含むことを特徴とする太陽電池制御装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の太陽電池制御装置において、
    前記選択回路は、
    前記太陽電池が出力する電圧および前記電力供給源が出力する電圧のうち、大きい方の電圧を前記負荷調整部に出力する回路であることを特徴とする太陽電池制御装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の太陽電池制御装置において、
    前記負荷調整部は、スイッチング素子を含む負荷調整用コンバータを備え、
    前記制御部は、前記スイッチング素子に対するデューティ比を設定することを特徴とする太陽電池制御装置。
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