JP6224270B2 - ゴルフボール - Google Patents

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[著作権表示]
本開示は、著作権による保護の対象となり得る。著作権者は、特許商標庁の特許ファイル又は記録に表れるように、本開示又はその関連文書が何人かによりファクシミリ複製されることに異議を持たないが、そうでない場合には全ての著作権を留保する。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2014年4月28日に出願された米国仮出願第61/984,981号、2014年6月9日に出願された米国仮出願第62/009,820号、2014年10月31日に出願された米国仮出願第62/073,385号、及び、2015年2月4日に出願された米国仮出願第62/111,812号の利益を主張する。本出願は、2014年4月28日に出願された米国非仮出願第29/489,220号の一部継続出願である。本出願はまた、2014年9月18日に出願された米国非仮出願第29/502,719号の一部継続出願である、2014年12月8日に出願された米国非仮出願第29/511,214の一部継続出願である、2014年12月17日に出願された米国非仮出願第29/512,138の一部継続出願である。本出願はまた、2014年10月31日に出願された米国非仮出願第29/507,889の一部継続出願である、2014年11月12日に出願された米国非仮出願第29/508,853の一部継続出願である。参照出願の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
本開示は、一般にゴルフ用品に関し、より具体的には、ゴルフボール及びゴルフボール製造方法に関する。
ゴルフボールは、外面に形成されたディンプルの総数が多様である(例えば、約250〜450ディンプル)。ディンプルは、異なるパターン(例えば、20面体パターン、4面体パターン、8面体パターン、等)で構成することができる。また、ディンプルは、異なる形状(例えば、円形、三角形、六角形、等)及び/又はサイズ(例えば、直径及び深さ)を有することができる。
図1は、本明細書に記載の器具、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフボールの正面図である。
図2は、図1に例示したゴルフボールの平面図である。
図3は、図1に例示したゴルフボールの側面図である。
図4は、図1に例示したゴルフボールの第1の象限領域の例を示す図である。
図5は、図1に例示したゴルフボールの第2の象限領域の例を示す図である。
図6は、図1に例示したゴルフボールの第1及び第2の象限領域の例を示す図である。
図7は、図1に例示したゴルフボールのフェース領域の例を示す図である。
図8は、図1に例示したゴルフボールのエッジ領域の例を示す図である。
図9は、本明細書に例示したゴルフボールを製造する1つの方法を示す図である。
図10は、本明細書に記載の器具、方法及び製造物の一実施形態に係るゴルフボールのスリーブの例を示す図である。
図11は、本明細書に記載の器具、方法及び製造物の別の実施形態に係るゴルフボールの正面図である。
図12は、図11に例示したゴルフボールの平面図である。
図13は、図11に例示したゴルフボールの側面図である。
図14は、本明細書に記載の器具、方法及び製造物の更に別の実施形態に係るゴルフボールの正面図である。
図15は、図14に例示したゴルフボールの平面図である。
図16は、図14に例示したゴルフボールの側面図である。
図17は、本明細書に記載の器具、方法及び製造物の更に別の実施形態に係るゴルフボールの正面図である。
図18は、図17に例示したゴルフボールの平面図である。
図19は、図17に例示したゴルフボールの側面図である。
説明の簡素化及び明確化のために、図面は構造を一般的な方法で示し、周知の機能及び技術の説明及び詳細は本開示を不必要に不明瞭にすることを避けるために省略される。また、図面中の要素は必ずしも一定の縮尺では描かれない。例えば、図面中の一部の要素の寸法は、本開示の実施例の理解の改善を助けるために他の要素に対して誇張され得る。
一般に、ゴルフボール及びゴルフボール製造方法が本明細書に記載される。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図1〜5の例では、ゴルフボール100は、外面110と、複数のディンプル120とを含んでもよい。具体的には、外面110は、第1セットの象限領域(図2、4、6に400として1つ示される)と、第2セットの象限領域(図2、5、6に500として1つ示される)とを持つ複数の象限領域(図2)とを含んでもよい。一例では、複数のディンプル120は、4面体型のディンプルパターンで構成された300ディンプルを含んでもよい。複数のディンプル120は、他の適切なタイプのディンプルパターンで構成された、より多い又は少ないディンプルを含んでもよい。ゴルフボール100は、複数の層を含んでもよい(例えば、2ピースゴルフボール、3ピースゴルフボール、4ピースゴルフボール、5ピースゴルフボール、等)。一例では、ゴルフボール100は、ポリブタジエンのコアと、内部イオノマー層と、外部イオノマー層と、熱硬化性ウレタンカバーとを含む4ピースゴルフボールであってもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図4に一例を示すように、複数のディンプル120は、7つの異なる直径を持つディンプルを含んでもよい。具体的には、第1セットのディンプル(概してディンプル#1として示される)は第1のディンプル径と関連付けられてもよく、第2セットのディンプル(概してディンプル#2として示される)は第2のディンプル径と関連付けられてもよく、第3セットのディンプル(概してディンプル#3として示される)は第3のディンプル径と関連付けられてもよく、第4セットのディンプル(概してディンプル#4として示される)は第4のディンプル径と関連付けられてもよく、第5セットのディンプル(概してディンプル#5として示される)は第5のディンプル径と関連付けられてもよく、第6セットのディンプル(概してディンプル#6として示される)は第6のディンプル径と関連付けられてもよく、第7セットのディンプル(概してディンプル#7として示される)は第7のディンプル径と関連付けられてもよい。
他のゴルフボールとは対照的に、ゴルフボール100は、比較的大きいディンプルだが比較的少ない数のディンプルを含んでもよい。具体的には、最小のディンプル径は、0.120インチ未満であり得る一方で、最大のディンプル径は、0.200インチより大きくてもよい。例えば、最大のディンプル径は、最小のディンプル径の少なくとも80%より大きくてもよい。複数のディンプル120の少なくとも90%は、最小のディンプル径より大きいディンプル径と関連付けられてもよい。また、複数のディンプルの少なくとも50%は、0.180インチ以上であってもよい。比較的大きいディンプルにより、ゴルフボール100は、他のゴルフボールより少ない数のディンプルとすることができる。
上記の例では、複数のディンプル120は、ディンプル#1の24個のディンプルと、ディンプル#2の72個のディンプルと、ディンプル#3の36個のディンプルと、ディンプル#4の36個のディンプルと、ディンプル#5の60個のディンプルと、ディンプル#6の60個のディンプルと、ディンプル#7の12個のディンプルとを含んでもよい。第1のディンプル径は、約0.114インチであってもよく、第2のディンプル径は、約0.154インチであってもよく、第3のディンプル径は、約0.174インチであってもよく、第4のディンプル径は、約0.180インチであってもよく、第5のディンプル径は、約0.186インチであってもよく、第6のディンプル径は、約0.198インチであってもよく、第7のディンプル径は、約0.208インチであってもよい。第1のディンプル径(すなわち、ディンプル#1)は、最小のディンプル径であり得る一方で、第1のディンプル径(すなわち、ディンプル#7)は、最大のディンプル径であり得る。第7のディンプル径は、第1のディンプル径の少なくとも80%より大きくてもよい。詳細を後述するように、複数のディンプル120は、4面体型のディンプルパターンで構成されてもよい。具体的には、4面体型のディンプルパターンは、4つの第1の象限領域(図2、4、6に400として示される)と、4つの第2の象限領域(図2、5、6に500として示される)とを含んでもよい。
図4、6に戻り、例えば、第1の象限領域400の各々は、36個のディンプルで形成された3つの三角形領域を含んでもよい。具体的には、第1の象限領域400は、第1の三角形領域410と、第2の三角形領域420と、第3の三角形領域430とを含んでもよい。第1の象限領域400は、ディンプル#1の3個のディンプルと、ディンプル#2の6個のディンプルと、ディンプル#5の9個のディンプルと、ディンプル#6の15個のディンプルと、ディンプル#7の3個のディンプルとを含んでもよい。ディンプル#7の3個のディンプルは、第1の三角形領域410を形成するように第1の象限領域400の中心に配置されてもよい。第1の三角形領域410は、正三角形領域(例えば、三辺が等しい)であってもよい。第1の三角形領域410は、頂点としてのディンプル#5の3個のディンプルと共に、辺としてのディンプル#6の9個のディンプルで形成された第2の三角形領域420に囲まれてもよい。従って、第2の三角形領域420の頂点は、第2の三角形領域420の辺を形成するディンプルより小さいディンプルであってもよく、第2の三角形領域の辺を形成する各ディンプルは、同じサイズであってもよい。第2の三角形領域420は、正三角形領域であってもよい。第3の三角形領域430は、第1及び第2の三角形領域410、420のそれぞれを囲んでもよい。第3の三角形領域430は、ディンプル#1の3個のディンプルと、ディンプル#2の6個のディンプルと、ディンプル#5の6個のディンプルと、ディンプル#6の6個のディンプルとを含んでもよい。ディンプル#1の各ディンプルは、第3の三角形領域430の頂点を形成してもよい。第3の三角形領域430の各辺は、ディンプル#2の2個のディンプルと、ディンプル#5の2個のディンプルと、ディンプル#6の2個のディンプルとを含んでもよい。第3の三角形領域430は、正三角形領域であってもよい。
図4の例によれば、三角形領域430の頂点は、三角形領域430の辺を形成するディンプルよりも小さいディンプルを有してもよい。また、三角形領域430のディンプルのサイズは、三角形領域430の各頂点から各辺の中央部に向かって増加してもよい(例えば、ディンプル#1、ディンプル#2、ディンプル#5、ディンプル#6の順)。2個の同様なサイズのディンプルは、三角形領域430の各辺の中央部を画定してもよい(例えば、ディンプル#6の2個のディンプル)。第1の象限領域400のディンプルは、第1の三角形領域410から第3の三角形領域430の頂点及び辺に向かってサイズが減少してもよい。つまり、第1の象限領域400の最大のディンプル(例えば、ディンプル#7)は、第1の三角形領域410に配置されてもよく、第1の象限領域400の最小のディンプル(例えば、ディンプル#1、#2)は、第3の三角形領域430の頂点の近傍に配置されてもよい。六角形領域440(例えば、ディンプル#6の10個のディンプル)は、第1の象限領域400の中心部を画定してもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図5、6を参照すると、例えば、第2の象限領域500の各々は、39個のディンプルで形成された3つの三角形領域を含んでもよい。具体的には、第2の象限領域500は、第1の三角形領域510と、第2の三角形領域520と、第3の三角形領域530とを含んでもよい。第2の象限領域500は、ディンプル#1の3個のディンプルと、ディンプル#2の12個のディンプルと、ディンプル#3の9個のディンプルと、ディンプル#4の9個のディンプルと、ディンプル#5の6個のディンプルとを含んでもよい。ディンプル#4の3個のディンプルとディンプル#5の3個のディンプルは、ディンプル#4の3つのディンプルを頂点として、第2の象限領域の第1の三角形領域510を形成してもよい。第1の三角形領域510は、正三角形領域であってもよい。第1の三角形領域510は、頂点としてのディンプル#1の3個のディンプルと共に、ディンプル#2の6個のディンプル及びディンプル#3の6個のディンプルで形成された第2の三角形領域520に囲まれてもよい。第2の三角形領域520は、正三角形領域であってもよい。第3の三角形領域530は、第1及び第2の三角形領域510、520のそれぞれを囲んでもよい。第3の三角形領域530は、ディンプル#2の6個のディンプルと、ディンプル#3の3個のディンプルと、ディンプル#4の6個のディンプルと、ディンプル#5の3個のディンプルとを含んでもよい。ディンプル#3の各ディンプルは、第3の三角形領域530の頂点を形成してもよい。第3の三角形領域530の各辺は、ディンプル#2の2個のディンプルと、ディンプル#4の2個のディンプルと、ディンプル#5の1個のディンプルとを含んでもよい。第3の三角形領域530は、正三角形領域であってもよい。
第3の三角形領域530の頂点に配置されたディンプルは、第3の三角形領域530を画定する最小のディンプルではない、ディンプル#3のディンプルであってもよい。図5の例によれば、第3の三角形領域530の最小のディンプルは、第3の三角形領域530の辺に配置される、ディンプル#2のディンプルであってもよい。このように、第3の三角形領域530の辺に配置されたディンプルのサイズは、頂点から辺の中央部に向かって均一に増加しないでもよい。第2の三角形領域520の頂点は、第2の象限領域500の最小のディンプルで画定されてもよい(例えば、ディンプル#1のディンプル)。第2の三角形領域520のディンプルのサイズは、各頂点から、2つの同様なサイズのディンプル(例えば、ディンプル#3のディンプル)で画定される中央部に向かって増加してもよい。第2の象限領域500の中心部は、第4の三角形領域540を画定する、ディンプル#5の3個のディンプルを含んでもよい。第4の三角形領域540は、三角形領域510、520、530に対して反転されてもよい。ディンプル#5のディンプルは、第4の三角形領域540の各頂点を画定してもよい。第4の三角形領域540は、正三角形領域であってもよい。第2の象限領域500はまた、第5の三角形領域550を含んでもよい。第5の三角形領域550は、三角形領域510、520、530に対して反転されてもよい。ディンプル#5のディンプルは、第5の三角形領域550の各頂点を画定してもよい。ディンプル#3の2個のディンプルとディンプル#4の中央のディンプルは、他の二辺と同様に、第5の三角形領域550の各辺を画定してもよい。第5の三角形領域550は、正三角形領域であってもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
他の例では、外面110は、4つのフェース領域(図7に700として1つ示される)と、6個のエッジ領域(図8に800として1つ示される)とを含んでもよい。図7を参照すると、例えば、各フェース領域700は、45個のディンプルにより形成された3つの三角形領域を含んでもよい。具体的には、フェース領域700は、第1の三角形領域710と、第2の三角形領域720と、第3の三角形領域730とを含んでもよい。第1の三角形領域710は、6個のディンプルで形成されてもよく、第2の三角形領域720は、15個のディンプルで形成されてもよく、第3の三角形領域は730は、24個のディンプルで形成されてもよい。第1の三角形領域710は、ディンプル#6の3個のディンプルと、ディンプル#7の3個のディンプルとを含んでもよい。第1の三角形領域710は、正三角形領域であってもよい。第2の三角形領域720は、ディンプル#5の3個のディンプルと、ディンプル#6の12個のディンプルとを含んでもよい。第2の三角形領域720は、正三角形領域であってもよい。第3の三角形領域730は、ディンプル#3の6個のディンプルと、ディンプル#4の6個のディンプルと、ディンプル#5の12個のディンプルとを含んでもよい。第3の三角形領域730は、正三角形領域であってもよい。
フェース領域700は、三角形領域740、750、760、770、780に分割されてもよい。三角形領域740、750は、三角形領域760、770、780に対して反転されてもよい。三角形領域740、750は、正三角形領域であり得る一方で、三角形領域760、770、780は、二等辺三角形領域であり得る(例えば、二辺が等しい)。ディンプル#5の1個のディンプルは、三角形領域760、770、780の各々の各頂点を画定してもよい。ディンプル#6の2個のディンプルは、三角形領域760、770、780の各々の1辺を画定してもよい。ディンプル#3の1個のディンプルとディンプル#4の1個のディンプルは、三角形領域760、770、780の他の二辺を画定してもよい。三角形領域760、770、780の各々は、ディンプル#5のディンプルを中央に有してもよい。三角形領域760、770、780は、ディンプル#5のディンプルで画定された頂点と、ディンプル#6の3個のディンプルで画定された辺とを含む、三角形領域750を囲んでもよい。ディンプル#7の3個のディンプルは、三角形領域740を画定してもよい。三角形領域750は、三角形領域740を囲んでもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図8に戻り、例えば、各エッジ領域800は、20個のディンプルで形成された2つの楕円形領域を含んでもよい。具体的には、エッジ領域800は、6個のディンプルで形成された第1の楕円形領域810と、14個のディンプルで形成された第2の楕円形領域820とを含んでもよい。第1の楕円形領域810は、ディンプル#1の4個のディンプルと、ディンプル#3の2個のディンプルとを含んでもよい。第2の楕円形領域820は、ディンプル#2の12個のディンプルと、ディンプル#4の2個のディンプルとを含んでもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図9は、ゴルフボール100を製造する1つの方法を示す図である。図9に示す例では、プロセス900は、複数の象限領域を持つ外面を提供することで開始され得る(ブロック910)。複数の象限領域は、4面体型のディンプルパターンを画定してもよい。複数の象限領域は、第1セットの象限領域と、第2セットの象限領域とを含んでもよい。一例では、第1セットの象限領域400の各々は、36個のディンプルを含み得る一方で、第2セットの象限領域500の各々は、39個のディンプルを含み得る。
プロセス900は、外面に形成された複数の円形ディンプルを提供してもよい(ブロック920)。プロセス900は、4面体型のディンプルパターンとなるように複数のディンプルを配置してもよい。一例では、最大のディンプル径と関連付けられたディンプルは、第1セットの象限領域400の各象限領域の中央に配置されてもよく、最小のディンプル径と関連付けられたディンプルは、第2セットの象限領域500の各象限領域の頂点を形成してもよい。ディンプルの総数の少なくとも90%は、一例によれば最小のディンプル径である、約0.12インチより大きくてもよい。従って、プロセス900は、約0.150インチ又はそれより大きいディンプル径と関連付けられたディンプルで、ディンプルの総数の少なくとも90%を形成してもよい。また、プロセス900は、約0.180インチより大きいディンプル径又はそれより大きいディンプル径を有するディンプルで、ディンプルの総数の少なくとも50%を形成してもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図9のプロセス900の例は、単に、ゴルフボール100を製造する1つの方法の例を提供し、説明している。アクションの特定の順序を図9に示しているが、これらのアクションは、他の経時的な順番で実行されてもよい。例えば、図9に示す2以上のアクションは、連続して、同時に、又は一斉に実行されてもよい。図9は特定の数のブロックを示すが、プロセスは、1以上のブロックを実行しなくてもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
ゴルフボールは、パッケージ化されて種々の方法で販売されてもよい。具体的には、ゴルフボールのパッケージは、半ダースのゴルフボール、1ダースのゴルフボール、15個のゴルフボール、2ダースのゴルフボール、等を含んでもよい。また、ゴルフボールのパッケージは、ゴルフボールのスリーブに分割されてもよい。例えば、1ダースのゴルフボールのパッケージは、視覚的に同一な3個のゴルフボールを各々が含む4つのスリーブを含んでもよい。1つのスリーブ内のゴルフボールは、識別目的のために他のスリーブ内のゴルフボールとは異なるマークを付けられてもよい(例えば、1桁の数字がマーク付けされる)。一例では、1ダースのゴルフボールのパッケージの第1スリーブ内の各ゴルフボールは、番号「1」を含んでもよく、パッケージの第2スリーブ内の各ゴルフボールは、番号「2」を含んでもよく、パッケージの第3スリーブ内の各ゴルフボールは、番号「3」を含んでもよく、パッケージの第4スリーブ内の各ゴルフボールは、番号「4」を含んでもよい。ゴルフボールは、パッケージ内の2以上のスリーブの間でゴルフボールを区別するためにマークを付けられてもよいが、パッケージは、2以上の視覚的に同一なゴルフボールを含んでもよい。
図10を参照し、例えば、ゴルフボールのスリーブ1000は、概して1010、1020、1030として示される、2以上のゴルフボールを含んでもよい。上述したように、ゴルフボールのパッケージは、2以上のゴルフボールのスリーブを含んでもよい。パッケージの他のスリーブ内のゴルフボールから区別するために、スリーブ1000の各ゴルフボールは、スリーブ1000と関連付けられたボール識別子を含んでもよい。具体的には、概して第1のボール識別子1012、第2のボール識別子1022、第3のボール識別子1032として示されるボール識別子は、数字、文字、記号、ロゴ、それらの任意の組み合わせ、及び/又は他の適切なタイプの識別子のような、識別キャラクターであってもよい。例えば、ボール識別子1012、1022、1032は、1桁の数字(例えば、「1」)であってもよい。ボール識別子1012、1022、1032は、ゴルフボール1010、1020、1030の、概して1014、1024、1034としてそれぞれ示すブランド名(例えば、「BRAND」)に隣接させてもよい。上述又は後述の幾つかのゴルフボールのようなブランド名に代えて、ボール識別子1012、1022、1033は、ブランド名1014、1024、1034のそれぞれの左側に配置されてもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
スリーブ1000のゴルフボール1010、1020、1030は、物理的に同一(すなわち、ゴルフボール1010、1020、1030は、実質的に同じ物理的特性を有して略同じ動きをしてもよい)であり得るが、ボール識別子1012、1022、1032は、スリーブ1000のゴルフボール1010、1020、1030の区別に用いられてもよい。しかし、他のゴルフボールとは対照的に、ボール識別子1012、1022、1032は、スリーブ1000のゴルフボール1010、1020、1030を識別して更に区別する(すなわち、)ゴルフボール1010、1020、1030を互いに区別する)ための視覚的効果を含んでもよい。具体的には、第1のボール識別子1012は、第1の視覚的効果と関連付けられてもよく、第2のボール識別子1022は、第2の視覚的効果と関連付けられてもよく、第3のボール識別子1032は、第3の視覚的効果と関連付けられてもよい。例えば、ボール識別子1012、1022、1032は、異なる色(すなわち、色効果)であってもよい。つまり、第1の視覚的効果は、第1の色であってもよく、第2の視覚的効果は、第2の色であってもよく、第3の視覚的効果は、第3の色であってもよい。第1、第2、第3の色は、互いに異なってもよい。図10に示すように、例えば、第1の色は、赤色であってもよく、第2の色は、青色であってもよく、第3の色は、黒色であってもよい。従って、第1のボール識別子1012は、赤色の番号「1」であってもよく、第2のボール識別子1022は、青色の番号「1」であってもよく、第3のボール識別子1032は、黒色の番号「1」であってもよい。ボール識別子1012、1022、1032は、スリーブ1000のゴルフボール1010、1020、1030のそれぞれを識別するために使用されてもよい。その結果、各人が同じブランドのゴルフボールを用いてプレイするときに、2人以上が視覚的に同一なゴルフボールを用いてプレイする確率が低減される。
上記の例は、異なる色のボール識別子を示したが、ボール識別子1012、1022、1032の1以上は、テキスト効果(例えば、アウトライン、太字、斜体、下線、等)などの他の視覚的効果を有してもよい。例えば、ゴルフボール1030のボール識別子1032は、ゴルフボール1030の外面が白色として、黒色のアウトラインを持つ白色の番号「1」であってもよい。また、図10は、特定の数のゴルフボールを示すが、本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、より多い又は少ないゴルフボールを含んでもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
スリーブ及び/又はパッケージ内の幾つかのゴルフボールは、異なる動きをもたらす異なる物理的特性を持つゴルフボールを識別するために色分けされ得るが、本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、物理的に同一なゴルフボールを識別するために適用することができる。本明細書に記載のボール識別子1012、1022、1032と共に、ゴルフボール1010、1020、1030の他のマーク(例えば、ペン、マーカー、スタンプ、ステッカー、等によるマーキング)は、ゴルフボール1010、1020、1030の更なる識別のために必要でなくてもよい。
打ち出し監視システムは、ゴルフボールを追跡するために種々の技術を使用してもよい(例えば、超高速カメラ、レーダー、等)。幾つかの打ち出し監視システムは、打ち出し条件及びデータを判定するためにゴルフボールのマーキングと共に動作してもよい。図11〜13に戻り、例えば、ゴルフボール1100は、概して1110として示される、複数の円形ディンプル(例えば、丸形状ディンプル)を含んでもよい。複数の円形ディンプル1110の各円形ディンプルは、ディンプル径(すなわち、円形形状の中心を通る直線線分)を有してもよい。複数の円形ディンプル1110の少なくとも1つの円形ディンプルは、最小のディンプル径の長さ(すなわち、最小の円形ディンプル)と関連付けられてもよい。ゴルフボール1100はまた、概して1120として示される、複数の非円形ディンプルを含んでもよい。複数の非円形ディンプル1120の各非円形ディンプルは、ディンプル対角線(すなわち、非円形形状の対向する2つの角を結ぶ直線線分)を有してもよい。複数の非円形ディンプル1120の少なくとも1つの非円形ディンプルは、最大のディンプル対角線の長さ(すなわち、最大の非円形ディンプル)と関連付けられてもよい。最小のディンプル径の長さは、最大のディンプル対角線の長さ以上であってもよい。つまり、最小の円形ディンプルは、最大の非円形ディンプルを囲んでもよい(すなわち、最大の非円形ディンプルは、最小の円形ディンプル内に刻み込まれてもよい)。
ゴルフボール1100は、複数の象限領域を含んでもよい。具体的には、複数の象限領域は、第1セットの象限領域(図11に1210として1つ示される)と、第2セットの象限領域(図13に1220として1つ示される)とを含んでもよい。複数の非円形ディンプル1120の各非円形ディンプルは、第1セットの象限領域の各々の象限領域の頂点であってもよい。例えば、非円形ディンプル1121、1122、1123は、象限領域1210の頂点であってもよい。
ゴルフボールのマーキングに代えて、打ち出し監視システムは、ゴルフボール1100の打ち出し条件及びデータを判定するために複数の非円形ディンプル1120を用いてもよい。非円形ディンプル1120は、円形ディンプル1110とは区別して使用されてもよい。一例では、複数の非円形ディンプル1120は、概して1121、1122、1123、1124、1125として示される、六角形ディンプルであってもよい。ゴルフボール1100は、12個の六角形ディンプルを含んでもよい。各非円形ディンプルは、他の非円形ディンプルに隣接してもよい。例えば、非円形ディンプル1121は、非円形ディンプル1124に隣接してもよく、その逆でもよい。他の例では、非円形ディンプル1122は、非円形ディンプル1125に隣接してもよく、その逆でもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
あるいは、複数の非円形ディンプルは、他の形状(例えば、他の多角形形状)であってもよい。図14〜16に示すように、例えば、ゴルフボール1400は、概して1410として示される、複数の円形ディンプルと、概して1420として示される、複数の非円形ディンプルとを含んでもよい。一例では、複数の非円形ディンプル1420は、概して1421、1422、1423、1424、1425として示される、八角形形状のディンプルであってもよい。ゴルフボール1400は、12個の八角形形状のディンプルを含んでもよい。各非円形ディンプルは、他の非円形ディンプルに隣接してもよい。例えば、非円形ディンプル1421は、非円形ディンプル1424に隣接してもよく、その逆でもよい。他の例では、非円形ディンプル1422は、非円形ディンプル1425に隣接してもよく、その逆でもよい。図11〜16は、対称なディンプルを示すが、複数の非円形ディンプル1120及び/又は1420は、非対称なディンプルであってもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図17〜20を参照し、他の例として、ゴルフボール1700は、外面1710と複数のディンプル1720とを含んでもよい。外面1710は、第1の象限領域1810と、第2の象限領域1820とを有する、複数の象限領域を含んでもよい。ゴルフボール1700の象限領域1810、1820及び複数のディンプル1720は、ゴルフボール100の象限領域400、500及び複数のディンプル120のそれぞれと多くの点で類似してもよい。従って、ゴルフボール1700と100における象限領域及び複数のディンプルの類似の特徴についての詳細な説明は省略される。ゴルフボール1700は、複数の円形ディンプル(概して1722として示される)と、複数の非円形ディンプル(概して1822として示される)とを含んでもよい。一例では、複数の非円形ディンプル1822は、六角形ディンプルであってもよい。しかし、非円形ディンプル1822を含む本明細書で説明する任意の非円形ディンプルは、任意の対称又は非対称な円形形状を有してもよい。更に、非円形ディンプル1822は、サイズ及び/又は形状が類似又は異なってもよい。例えば、ゴルフボール1700は、24個の非円形ディンプル1822を含んでもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
具体的には、象限領域1810、1820の各々は、少なくとも3個の非円形ディンプル1822を含んでもよい。第1の象限領域1810の非円形ディンプル1822は、概してディンプル1824として示され、第2の象限領域の非円形ディンプル1822は、概して1826として示され得る。非円形ディンプル1822は、それぞれの象限の各々に三角形領域を画定してもよい。図17を参照し、ディンプル1824は、三角形領域として示される、第1の象限領域1810の頂点を画定してもよい。ディンプル1824によって画定される三角形領域の辺は、円形ディンプルを含んでもよい。また、ディンプル1824によって画定される三角形領域の辺は、ディンプル1824によって画定される三角形領域の他の二辺と類似するディンプルサイズ及びディンプルパターンを含んでもよい。つまり、ディンプル1824は、正三角形領域1810の頂点を画定してもよい。
第1の象限領域1810のディンプル1824の各々は、隣接する第1の象限領域1810のディンプル1824に隣接してもよい。図19に示すように、例えば、第2の象限領域1830の各々は、三角形領域1840を画定する3個のディンプルを含んでもよい。三角形領域1840は、第2の象限領域1830より小さくてもよい。三角形領域1840の辺は、円形ディンプルを含んでもよい。また、三角形領域1840の辺は、三角形領域1840の他の二辺と類似するディンプルサイズ及びディンプルパターンを含んでもよい。つまり、ディンプル1826は、第2の象限領域1830内の正三角形領域1840の頂点を画定してもよい。三角形領域1840は、非円形ディンプル1826を有する以外は、ゴルフボール100の第2の象限領域500の三角形領域520と類似してもよい。
複数の円形ディンプル1722の各円形ディンプルは、少なくとも6個のディンプル(円形及び/又は非円形ディンプル)(例えば、六角形パッキング)によって囲まれてもよい。一例では、円形ディンプル1724の六角形パッキングは、全て円形ディンプルを含んでもよい。7個のディンプルは、複数の円形ディンプル1722のうちの、概して1726として示される幾つかの円形ディンプルを囲んでもよい(例えば、七角形パッキング)。円形ディンプル1726の七角形パッキングは、少なくとも1個の非円形ディンプルを含んでもよい。例えば、円形ディンプル1726の各々は、4個の円形ディンプル及び3個の非円形ディンプルによって囲まれてもよい。複数の円形ディンプル1722とは対照的に、5個のディンプル(円形及び/又は非円形ディンプル)は、ゴルフボール1700の複数の非円形ディンプル1822の各非円形ディンプルを囲んでもよい(すなわち、五角形パッキング)。具体的には、5個の円形ディンプルは、第2の象限領域1830内の五角形領域1850を画定する非円形ディンプル1826の各非円形ディンプルを囲んでもよい(すなわち、五角形パッキング)。つまり、非円形ディンプル1826の五角形パッキングは、全て円形ディンプルを含んでもよい。第2の象限領域1830の各々は、3つの五角形領域1850を含んでもよい。その結果、ゴルフボール1700は、12個の五角形領域1850を含んでもよい。5個のディンプルはまた、非円形ディンプル1824の各非円形ディンプルを囲んでもよいが、非円形ディンプル1824の五角形パッキング少なくとも1個の非円形ディンプルを含んでもよい。
図18に戻り、例えば、外面1710は、6つのエッジ領域1860を含んでもよい。各エッジ領域1860は、20個のディンプルによって形成された2つの楕円形領域を含んでもよい。具体的には、エッジ領域1860は、6個のディンプルによって形成された第1の楕円形領域1870と、14個のディンプルによって形成された第2の楕円形領域1880とを含んでもよい。第1の楕円形領域1870は、2個の非円形ディンプル1824と2個の非円形ディンプル1826と2個の円形ディンプルを第1の楕円形領域に含ませるようにして、隣接する2つの第1の象限領域1810及び隣接する2つの第2の象限領域1820に重ねてもよい。このように、隣接する象限領域1810、1820の非円形ディンプル1824、1826は、第1の楕円形領域1870を画定してもよい。ゴルフボール1700の第2の楕円形領域1880は、ゴルフボール100の第2の楕円形領域820と多くの点で類似してもよい。従って、第2の楕円形領域1880についての詳細な説明は省略される。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
非円形ディンプル1824、1826と、三角形領域の非円形ディンプル1824、1826の配置(例えば、三角形領域の頂点)と、及び/又は五角形領域1850の非円形ディンプル1824、1826とは、ゴルフボールを追跡する打ち出し監視システムを支援してもよい。ゴルフボールの飛行情報を判定するために、打ち出し監視システムは、ゴルフボールの飛行経路の後続の画像をキャプチャし、ゴルフボールを見つけるために各画像を解析し、連続する画像を比較してもよい。高解像度画像の比較は、ゴルフボールのスピンレート及びスピン方向を判定するために使用され得る一方で、低解像度画像の比較は、ゴルフボールのスピード及び方向を判定するするために使用され得る。また、アドレスポジション(例えば、飛行前の位置)のゴルフボールの画像は、基準座標を規定する基準ディンプル(複数可)として使用され得る、1以上の非円形ディンプルを識別するために解析されてよい。例えば、アドレスポジションのゴルフボールの画像は、1つの楕円形領域1870を含むことができる。従って、楕円形領域1870の1個の非円形ディンプルは、基準ディンプルとして使用することができる。また、画像内の非円形ディンプルは、基準ディンプルに対して識別することができる。画像に見えない非円形ディンプルは、本明細書の記載のようにゴルフボールの非円形ディンプルの位置が互いに対して既知であるので、基準ディンプルに対して判定することができる。飛行中のゴルフボールの各画像は、基準ディンプルの位置を判定するため、及び、基準ディンプルに対する非円形ディンプルの位置の判定により画像内に表れる非円形ディンプルを識別するために使用することができる。飛行中のゴルフボールの連続する高解像度画像における基準ディンプルに対する、及び/又は互いに対する非円形ディンプルの位置の解析は、ゴルフボールのスピン方向、速度、及び/又は加速度を判定するために使用されてもよい。また、連続する高フレームレート及び低解像度画像によるゴルフボールの画像の解析は、ゴルフボールの速度、加速度、及び/又は移動距離を判定するために使用されてもよい。
一例では、ゴルフボールの連続する画像の解析による、各三角形領域1830内の他の五角形領域1850に対する各五角形領域1850の移動及び回転の追跡は、ゴルフボールの移動及び回転の速度及び加速度を計算するデータを持つ打ち出し軌道システムを提供することができる。ゴルフボールの速度及び加速度のデータは、各人のゴルフスイングの特性及び/又はゴルフボールの軌道を判定するために使用されてもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
図20に示すように、複数の円形ディンプル1722の各円形ディンプルは、ディンプル径2010(すなわち、円形形状の中心を通る直線線分)を有してもよい。複数の円形ディンプル1722の少なくとも1つの円形ディンプルは、最小のディンプル径の長さ(DMmin)と関連付けられてもよい(すなわち、最小の円形ディンプル)。複数の非円形ディンプル1822の各非円形ディンプルは、ディンプル対角線2020(すなわち、非円形形状の対向する2つの角を結ぶ直線線分)を有してもよい。複数の非円形ディンプル1822の少なくとも1つの非円形ディンプルは、最大のディンプル対角線の長さ(DGmax)と関連付けられてもよい(すなわち、最大の非円形ディンプル)。最小のディンプル径の長さは、最大のディンプル対角線の長さ以上であってもよい(すなわち、DMmin≧DGmax)。つまり、最小の円形ディンプルは、最大の非円形ディンプルを囲んでもよい(すなわち、最大の非円形ディンプルは、最小の円形ディンプル内に刻み込まれてもよい)。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、種々の実施形態で実現することができ、これらの実施形態のいくつかの前述した説明は、必ずしも全ての可能な実施形態の完全な説明を表すものではない。代わりに、図面の説明、及び図面自体は、少なくとも1つの実施例を開示し、及び代替の実施形態を開示し得る。また、「及び」や「又は」の用語は、論理積及び論理和の両方の意味を有し得る。
ゴルフのルールが時々変更されるように(例えば、ゴルフ標準団体及び/又は全米ゴルフ協会(USGA)、全英ゴルフ協会(R&A)、等のような運営組織によって、新しい規則が採択されてもよく又は古い規則が撤廃又は変更されてもよい)、本明細書に記載の器具、方法、及び製造物に関連するゴルフ用品は、任意の特定の時点のゴルフのルールに適合しても適合しなくてもよい。従って、本明細書に記載の器具、方法、及び製造物に関連するゴルフ用品は、適合又は不適合のゴルフ用品として宣伝され、売りに出され、及び/又は販売されてもよい。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
更に、上記の例はゴルフボールについて説明され得るが、本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、他の適切なタイプのスポーツ用品に適用することができる。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、他のタイプのボール(例えば、バスケットボール、サッカーボール、卓球ボール、テニスボール、等)に適用することができる。
器具、方法、及び製造物の特定の例を本明細書で説明したが、本開示の対象領域はこれに限定されない。これに対し、本開示は、添付の特許請求の範囲又は均等論の領域内に公正に入る全ての器具、方法、及び製造物をカバーする。

Claims (20)

  1. 第1セットの象限領域及び第2セットの象限領域を含む複数の象限領域を有する外面と、
    ディンプル径を持つ複数の円形ディンプル及びディンプル対角線を持つ複数の非円形ディンプルを含む複数のディンプルであって、少なくとも1つの円形ディンプルは最小のディンプル径の長さと関連しており、少なくとも1つの非円形ディンプルは最大のディンプル対角線の長さと関連している、前記複数のディンプルと、
    を備えたゴルフボールであって、
    前記第1セットの象限領域の各象限領域の各頂点は、前記複数の非円形ディンプルのうちの1つの非円形ディンプルを有し、
    前記複数の象限領域の各象限領域の各辺は、前記複数の円形ディンプルのうちの2以上の円形ディンプルを有し、
    各象限領域の各辺の円形ディンプルは、隣接する象限領域のうちの隣接する辺の円形ディンプルと隣接し、
    前記第2セットの象限領域の各象限領域は、中心ディンプルを画定する非円形ディンプルと、該中心ディンプルを囲み且つ隣接する5つの円形ディンプルとによって画定された少なくとも1つの五角形領域を含み、前記5つの円形ディンプルの各々は、略正五角形の頂点を画定する中心を有し、
    前記最小のディンプル径の長さは、前記最大のディンプル対角線の長さ以上であり、
    ディンプルの総数の少なくとも50%は、約0.180インチ(4.572ミリメートル)以上のディンプル径と関連しており、
    4つの象限領域で形成された半球領域は、その中央部分の楕円領域内に複数の非円形ディンプルを有することを特徴とするゴルフボール。
  2. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記複数の非円形ディンプルは、少なくとも1つの六角形ディンプルを含むことを特徴とするゴルフボール。
  3. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記複数の非円形ディンプルの前記ディンプル対角線は、略同じ長さのディンプル対角線を含むことを特徴とするゴルフボール。
  4. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記複数のディンプルは、約10%未満の非円形ディンプルを有することを特徴とするゴルフボール。
  5. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記複数の非円形ディンプルの各非円形ディンプルは、少なくとも1つの円形ディンプルに隣接することを特徴とするゴルフボール。
  6. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記第2セットの象限領域の各象限領域内のディンプルの総数は、前記第1セットの象限領域の各象限領域内のディンプルの総数より多いことを特徴とするゴルフボール。
  7. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記第2セットの象限領域内のディンプルの総数は、前記複数のディンプルの50%以上であることを特徴とするゴルフボール。
  8. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記第1セットの象限領域の各象限領域と関連するディンプルによって覆われた総表面領域は、前記第2セットの象限領域の各象限領域と関連するディンプルによって覆われた総表面領域より大きいことを特徴とするゴルフボール。
  9. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    ディンプルの総数の少なくとも90%は、約0.150インチ(3.810ミリメートル)以上のディンプル径と関連していることを特徴とするゴルフボール。
  10. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記4つの象限領域のうちの2つは、前記第1セットの象限領域であり、残り2つは、前記第2セットの象限領域であり、
    前記半球領域は、前記第1セットの象限領域と前記第2セットの象限領域を交互に配置して形成されていることを特徴とするゴルフボール。
  11. 請求項1に記載のゴルフボールにおいて、
    前記複数のディンプルは、約325個未満のディンプルを有することを特徴とするゴルフボール。
  12. 第1セットの象限領域及び第2セットの象限領域を含む複数の象限領域を有する外面と、
    各象限領域内の複数の円形ディンプル及び少なくとも1つの非円形ディンプルを含む複数のディンプルであって、各円形ディンプルはディンプル径を有し、前記少なくとも1つの非円形ディンプルはディンプル対角線を有する、前記複数のディンプルと、
    を備えたゴルフボールであって、
    前記第1セットの象限領域の各象限領域の前記少なくとも1つの非円形ディンプルは、前記第1セットの象限領域における象限領域の頂点であり、
    前記第2セットの象限領域の各象限領域の少なくとも1つの円形ディンプルは、前記第2セットの象限領域における象限領域の頂点であり、
    前記少なくとも1つの非円形ディンプルは、前記少なくとも1つの円形ディンプルに隣接し、
    最短のディンプル径は、最長のディンプル対角線以上であり、
    ディンプルの総数の少なくとも50%は、約0.180インチ(4.572ミリメートル)以上のディンプル径と関連しており、
    4つの象限領域で形成された半球領域は、その中央部分の楕円領域内に複数の非円形ディンプルを有することを特徴とするゴルフボール。
  13. 請求項12に記載のゴルフボールにおいて、
    前記少なくとも1つの非円形ディンプルは、六角形ディンプルを含むことを特徴とするゴルフボール。
  14. 請求項12に記載のゴルフボールにおいて、
    前記少なくとも1つの非円形ディンプルは、前記複数のディンプルの10%未満であることを特徴とするゴルフボール。
  15. 請求項12に記載のゴルフボールにおいて、
    前記複数の非円形ディンプルの各非円形ディンプルは、少なくとも1つの円形ディンプルに隣接することを特徴とするゴルフボール。
  16. 第1セットの象限領域及び第2セットの象限領域を含む複数の象限領域を有する外面と、
    複数の非円形ディンプルであって、各非円形ディンプルはディンプル対角線を有し、前記複数の象限領域の各象限領域は3つの非円形ディンプルを含み、前記第2セットの象限領域の各象限領域の前記3つの非円形ディンプルは三角形領域の頂点を画定する、前記複数の非円形ディンプルと、
    複数の円形ディンプルであって、各円形ディンプルはディンプル径を有し、前記複数の象限領域の各象限領域の各辺は径が異なる複数の円形ディンプルを含む、前記複数の円形ディンプルと、
    を備えたゴルフボールであって、
    各三角形領域の各辺は、複数の円形ディンプルを含み、各三角形領域の各辺は、該三角形領域の他の二辺と同じディンプルパターンを有し、
    最短のディンプル径は、最長のディンプル対角線以上であり、
    ディンプルの総数の少なくとも50%は、約0.180インチ(4.572ミリメートル)以上のディンプル径と関連しており、
    4つの象限領域で形成された半球領域は、その中央部分の楕円領域内に複数の非円形ディンプルを有することを特徴とするゴルフボール。
  17. 請求項16に記載のゴルフボールにおいて、
    前記第1セットの象限領域の各象限領域は、非円形ディンプルによって画定された頂点を有することを特徴とするゴルフボール。
  18. 請求項16に記載のゴルフボールにおいて、
    前記第2セットの象限領域の各象限領域は、5つのディンプルによって囲まれた略正五角形領域の中心となる少なくとも1つの非円形ディンプルを含むことを特徴とするゴルフボール。
  19. 請求項16に記載のゴルフボールにおいて、
    前記第2セットの象限領域の各象限領域は、中心に非円形ディンプルを有する略正五角形領域を含み、該非円形ディンプルは5つの円形ディンプルによって囲まれていることを特徴とするゴルフボール。
  20. 請求項16に記載のゴルフボールにおいて、
    前記複数の非円形ディンプルは、少なくとも1つの六角形ディンプルを含むことを特徴とするゴルフボール。
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