JP6224200B2 - 圧力検知信号を処理するための方法及びシステム - Google Patents

圧力検知信号を処理するための方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、信号処理方法の分野に関する。より詳細には、本発明は、圧力検知信号を処理するための方法及びシステムに関する。
(関連出願)
この出願は、2015年11月4日付けの中国特許出願第201510743051.8号に対し優先権を主張するものであり、当該出願を参照することにより、当該出願がここに組み込まれる。
(関連技術の説明)
近年、タッチ感知テクノロジーがますます進歩することによって、タッチパネルは表示装置の必要なモジュールとなっている。感圧機能を提供するタッチパネルは、ますます注目されている。一般に、抵抗型感圧モジュールは、ピエゾ抵抗材料から製造されるタッチ電極を含む。押圧後にタッチ電極の電気抵抗変化の大きさを検出することによって、抵抗型感圧モジュールは、押圧力の大きさに相当する抵抗変化に基づく押圧力の大きさを測定する。
米国特許第6973837号明細書
しかし、既存の感圧モジュールは、環境に影響を受ける信号ノイズを生じる場合がある。例えば、温度変化、構造変化又は環境変化の影響を受けて、信号の大きさを増加、又は、減少させるように、感圧モジュールの抵抗は変化する場合があり、周囲の要因に起因するそのような信号ノイズは、圧力検知の曲解をもたらす場合がある。
例えば、一般的に用いられるピエゾ抵抗材料である酸化インジウムスズ(ITO)は、温度変化や他の変化に起因する抵抗変化を生じる場合がある。押圧力に起因する変形の抵抗変化と比較して、環境変化のための抵抗変化は、無視できない場合がある。酸化インジウムスズによって形成される感圧モジュールは、押圧後に抵抗変化△Rを検出するが、当該抵抗変化△Rは、温度と変形の相互作用の結果である。変形は押圧力と正の相関関係を有するが、感圧モジュールが押圧後に温度変化を検出できない場合があり、また、感圧モジュールが温度に起因する抵抗変化を正確に取得できない場合があるため、感圧ユニットは、抵抗変化のみに基づいて押圧力の大きさを測定するために、環境変化の上記の周囲の要因を除くことができない。
上記の問題を解決するために、複数のタッチ電極層を有する感圧モジュールは、タッチ電極層間の温度補償相互作用を処理して、タッチ電極層の抵抗変化を算出することで押圧力の大きさを測定するために、利用される場合がある。しかし、そのような構成は、ピエゾ抵抗材料と多くの製造プロセスの増加を必要とし、材料を消費し、また、製品の収率を減少させ、同時に、感圧モジュールの厚みを増加させて、より薄いタッチパネルが求められる傾向に適合しない。
上記の問題を解決するために、本開示は、圧力検知信号処理方法と感圧モジュールを提供する。圧力検知信号処理方法は、以下のステップを少なくとも含む:Q11、感圧モジュールの抵抗を取得し、抵抗−時間曲線を記録する;Q12、相当する傾きの値Kを取得するために抵抗−時間曲線の1回微分を実行する;Q13、傾きの値Kを少なくとも1つの所定のデータベースとマッチングして、傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fを取得する;及び、Q14、押圧力グラジエント△Fと押圧コンディションに基づく押圧力Fを算出して、取得する。
本開示は、また、圧力検知信号処理システムを提供する。圧力検知信号処理システムは、押圧力を検出するように構成された感圧モジュール、感圧モジュールの抵抗を取得するように構成された抵抗検出モジュール、相当する傾きの値Kを取得するために感圧モジュールの抵抗−時間曲線の1回微分を実行するように構成された微分処理モジュール、傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fを取得するために傾きの値Kを少なくとも1つの所定のデータベースとマッチングするように構成されたリファレンス比較モジュール、及び、押圧力グラジエント△Fに基づく押圧力Fを算出して取得するように構成された演算モジュール、を備える。
前述の一般的な説明と以下の詳細な説明の双方は、実施例によって、クレームされた本開示の更なる説明を提供することを目的とすることが理解されるべきである。
本開示の態様は、添付の図面とともに読まれる以下の詳細な説明によって、最も理解される。なお、産業の一般の慣例に従って、様々な特徴は、縮尺通りに記載されていない。実際、様々な特徴の寸法は、説明簡単のために、任意に増加され、又は、減少されている場合がある。
図1Aは、指によって1回押圧された後の感圧モジュールの抵抗−時間曲線である。 図1Bは、図1Aの抵抗−時間曲線の1階微分曲線である。 図2Aは、指によって複数回押圧された後の感圧モジュールの抵抗−時間曲線である。 図2Bは、図2Aの抵抗−時間曲線の1階微分曲線である。 図3Aは、指によって徐々に1回押圧された後の感圧モジュールの抵抗−時間曲線である。 図3Bは、図3Aの抵抗−時間曲線の1階微分曲線である。 図4は、圧力検知信号を処理する方法の少なくとも1つの実施形態のフローチャートである。 図5は、圧力検知信号を処理する方法の少なくとも1つの実施形態のフローチャートである。 図6は、圧力検知信号を処理するためのシステムの少なくとも1つの実施形態の構成図である。 図7は、圧力検知信号を処理するためのシステムの少なくとも1つの実施形態の構成図である。
ここから、本実施形態、添付図面に図示されるその実施例を詳細に参照する。可能な場合は、同じ符号は、同じ又は同様のものを言及する説明又は図面で用いられる。
図1A及び図1Bは、指によって1回押圧された後の感圧モジュールの変化曲線である。感圧モジュールは、透光性を有する導電性の酸化物材料、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)等の金属酸化物等を含む。温度が上昇すると、感圧モジュールの抵抗は増加する場合がある。感圧モジュールが押圧によって変形するとき、感圧モジュールの抵抗は減少する場合がある。より詳細には、図1Aは、指によって1回押圧された後の感圧モジュールの抵抗−時間曲線である。図1Bは、図1Aの抵抗−時間曲線の1階微分曲線である抵抗傾き−時間曲線である。本開示は、抵抗−時間曲線と抵抗傾き−時間曲線を示すだけであるが、抵抗の単なる検出及び算出が実用化に必須ではないことは、当業者にとって明らかである。実用的な検出及び微分演算処理において、電流信号と電圧信号は、抵抗変化を決定するために、特定の関係に従って検出されてもよい。換言すれば、抵抗の検出、記録と算出は、電流信号及び電圧信号の検出、記録と算出に適用されてもよい。図1Bで示すように、感圧モジュールが指によって押圧された後、負の傾きの著しいピークが見られる。押圧力の大きさがより大きいとき、負の傾きのピークの絶対値はより大きい。指が離れるとき、感圧モジュールは跳ね返り、大きな弾発力を発生させ、これにより、正の傾きの著しいピークが見られる。
感圧モジュールが指によって押圧された後、抵抗変化は、押圧力に影響を受けるだけではない場合があり、抵抗変化は、他の周囲の要因にも影響を受ける場合がある。それらの周囲の要因は、感圧モジュールの抵抗変化に増加又は減少の傾向をもたらす場合がある。特に、感圧モジュールが指によって1回押圧された場合、抵抗−時間曲線及び抵抗傾き−時間曲線の変化処理は、以下のステップを少なくとも含む。
第1のステップ:感圧モジュールが指によってタッチされる前、感圧モジュールは、特定の初期抵抗Rを有する;感圧モジュールがタッチされ、押圧されている際における、感圧モジュールの抵抗は、図1A及び図1Bにおける上昇過程を示す図1AのセクションA1に示され、相当する抵抗傾きの変化は、図1BのセクションC1に示される;抵抗の当該上昇過程は、指と感圧モジュールとの間の温度差による(図1A及び図1Bにおいて指の温度は、感圧モジュールの温度より大きい。)。指の温度は、感圧モジュールの温度を上昇させ、これにより、抵抗がより大きくなる原因になる場合がある。なお、第1のステップが、抵抗をタッチ及び押圧することによる影響を識別するため、検出期間を費やす。実用的な押圧の過程では、第1のステップは、短い時間を費やすだけであり、当該ステップは、正又は負の傾き変化を生じる他の周囲の要因を経験する場合がある。
第2のステップ:感圧モジュールが指によって押圧された後、感圧モジュールの抵抗は図1AのセクションA2:急激な減少過程に示される。図1Aで示すように、ポイントIは、抵抗−時間曲線の最も低いポイントを示し、当該ポイントは、感圧モジュールが指によって押圧された後における力バランスポイントを表す。感圧モジュールは、ポイントIで最大に変形する。セクションA2に相当する抵抗傾きの変化は、図1Bで示す負のピークであり、図1Bの中のポイントIIは、ゼロの抵抗傾きの変化であり、当該ポイントは、感圧モジュールが指によって押圧された後における力バランスポイントを表す。
第3のステップ:指が感圧モジュールから離れた後における感圧モジュールの抵抗は、感圧モジュールの押圧後における感圧モジュールの弾力である変形回復を有する図1AのセクションA3で示される。弾力に起因する抵抗変化は、指による押圧に起因する抵抗変化に等しい。図1BのセクションC3に示すように、抵抗傾きの変化は正である。
第4のステップ:指が感圧モジュールから離れ、感圧モジュールの変形が完全に消失した後、感圧モジュールは自然な冷却過程にある。感圧モジュールの抵抗は、温度と正の相関関係を有するため、図1AのセクションA4に示すように、感圧モジュールの抵抗は、図1BのセクションC4に作用させるように、時間とともに減少し、そして、抵抗変化の傾きはわずかに負である。
図1Aと図1Bとを参照して、第2のステップにおける抵抗傾きの変化(図1AのセクションA2に示す)の大きさに対する第1のステップにおける抵抗傾きの変化(図1AのセクションA1に示す)の大きさを比較する。第1のステップにおける温度、材料又は構造等の周囲の要因に起因する抵抗変化は、第2のステップにおける押圧力に起因する抵抗変化より少ないことが分かる。結果として、抵抗が微分演算された後では、周囲の要因に起因する抵抗変化は、無視できる場合がある。
図2A及び図2Bを参照する。図2Aは、感圧モジュールが数回指によって押圧された後における抵抗−時間曲線であり、図2Bは、図2Aに相当する抵抗傾き−時間曲線である。4つの押圧力レベル、例えば、図2AのセクションE1に示すようなマイルドな強さの押圧、図2AのセクションE2に示すような小さい強さの押圧、図2AのセクションE3に示すような中間の強さの押圧、及び、図2AのセクションE4に示すような大きい強さの押圧に、押圧の各々は、それぞれ分けられてもよい。
図2AのセクションE1、E2、E3及びE4に示す抵抗−時間曲線は、感圧モジュールが指によって押圧された後の図2BのセクションF1、F2、F3及びF4に示す抵抗傾き−時間曲線にそれぞれ相当する場合がある。図2Aと図2Bで示すように、マイルドな強さの押圧、小さい強さの押圧、中間の強さの押圧、及び、大きい強さの押圧は、上述のような図1A及び図1Bの4つのステップを含んでもよい。例えば、図2BのセクションF1に示すようなマイルドな強さの押圧では:
上述のように、抵抗が上昇傾向を示す(つまり、抵抗の傾きは正である)場所G1は主に指の温度による場合があり(又は、抵抗は他の周囲の要因によって重畳される場合があり)、場所G1の抵抗変化は、正ピークの値を示す場合があり;
下降傾向を示す場所G2は、感圧モジュールが押圧された後の押圧力による場合があり、場所G2の抵抗変化は、負のピークの値を示す場合があり;
抵抗変化が上昇傾向を示す場所G3は、指が感圧モジュールから離れた後における感圧モジュールの変形回復に起因する場合があり、場所G3の抵抗変化は、より大きい正ピークの値を示す場合があり;
抵抗変化が下降傾向を示す(つまり、抵抗の傾きは負である)場所G4は、指が感圧モジュールから離れた後における温度の下降に起因する場合があり、場所G3の抵抗変化は、より小さい負のピークの値を示す場合がある。
図2Aと図2Bで示すように、小さい強さの押圧、中間の強さの押圧、及び、大きい強さの押圧の過程も、同様に、上述のような4つのステップに分けられる場合があることは明確であり、その説明を省略する。
図2BのセクションF1の場所G2、及び、図2BのセクションF4の場所H2に示すように、場所G2及びH2は、マイルドな強さの押圧と大きい強さの押圧との力がバランスしているポイントである場合がある。感圧モジュールは、場所G2及びH2に相当して、最大の変形を有する。図2Bで示すように、感圧モジュールが指によってマイルドに押圧された後の抵抗傾きの変化(場所G2に示す)は、感圧モジュールが指によって強く押圧された後の抵抗傾きの変化(場所H2に示す)より小さいことは、明らかである。
なお、押圧力の異なる強さは、異なる抵抗傾きの変化に相当する場合があり、抵抗傾きの変化の絶対値は、押圧力の強さに対して正の相関関係を有する場合がある。
図3A及び図3Bを参照する。図3Aは、感圧モジュールが指によって1回押圧された後の感圧モジュールの抵抗−時間曲線である。図3Bは、図3Aの抵抗−時間曲線の1階微分曲線である抵抗傾き−時間曲線である。図3A−図3Bと図1A−図1Bとの主要な違いは、図3A及び図3Bにおいて、1回の押圧が押圧の異なるステップに基づく段階的な1回の押圧であることであり、つまり、指は、感圧モジュールに相当するタッチ面を離れずに、力平衡に達するまで、押圧力の強さを徐々に増やす。図3A−図3Bと図2A−図2Bとの主要な違いは、図3A及び図3Bは、マイルドな強さの押圧、小さい強さの押圧、中間の強さの押圧、及び、大きい強さの押圧が、異なる時間に4つの押圧力レベルを有する段階的な1回の押圧であることである。この違いのために、図3Aは、単に、指が離れること、及び、感圧モジュールが強く押圧された後の変形の回復による1つの大きな正のピークの値を有する。図3AのポイントV、VI、VII、及び、VIIIは、順番に、マイルドな強さの押圧、小さい強さの押圧、中間の強さの押圧、及び、大きい強さの押圧に相当する。図3Bで示すように、4つの押圧力は、図3Bの場所D1、D2、D3、及び、D4に示す抵抗傾きの4つの負のピークを引き起こす場合がある。図3Bは、感圧モジュールが指により数回押圧される際の複数の正のピークを有する図2Bと異なり、図3Bは、1回の押圧の終了を決定する、1つの明らかに正のピーク(図3Bの場所B1に示す)を有するだけである。押圧過程の4つの押圧力レベルの終了の前において、4つの負のピークは、それぞれ、押圧力の前述の押圧力レベルと現在の押圧力レベルとの間の差に相当する。
結果として、図3Aと図3Bで示すように、異なる抵抗傾きの変化は、異なる押圧力レベルのグラジエントに対して正の相関関係を有しており、つまり、負の抵抗傾きは、押圧力グラジエント△Fの大きさに相当する。
抵抗−時間曲線を1階微分する方法の利用は、周囲の要因に起因する抵抗変化を低減することができ、より正確に押圧力の大きさを算出することができる。
図4を参照する。本開示は、圧力検知信号処理方法及び感圧モジュールを提供する。圧力検知信号処理方法Q10は、以下のステップを含む:
Q11、感圧モジュールの抵抗を取得し、抵抗−時間曲線を記録する;
Q12、相当する傾きの値Kを取得するために抵抗−時間曲線の1階微分を実行する;
Q13、傾きの値Kを少なくとも1つの所定のデータベースとマッチングして、傾きK(つまり、現在の押圧力と前述の押圧力の押圧力の違い)に相当する押圧力グラジエント△Fを取得する;
Q14、押圧力グラジエント△Fに基づく押圧力Fを算出して、取得する。
ステップQ11の前に、圧力検知信号処理方法は、以下のステップを更に含んでもよい:
S101、システムを提供して、連続的にタッチ電極をスキャン;
S102、タッチ位置信号が検出されたか否かを決定し、Yesの場合ステップQ11に進み、Noの場合ステップS101を繰り返し実行する。
ステップQ11において、感圧モジュールの抵抗の取得は、初期抵抗Rと、指の押圧過程の間における抵抗Rを取得することを含むかもしれない。抵抗Rのmの値は、1、2、・・・、m−1、mであってもよい。
ステップQ12において、時間t及び感圧モジュールの抵抗Rmを取得し、記録する時間間隔は、圧力検知信号検出と処理の実際的な必要条件に基づいて調節されてもよいが、それに制限されない。
ステップQ13において、押圧力グラジエント△Fのnの値は、1、2、・・・、 n−1、nであってもよい。
ステップQ11−Q14の間、圧力検知信号処理方法Q10は、押圧力算出サイクルの終了(つまり、指が感圧モジュールから離れるとき)まで、抵抗を連続的に取得し、抵抗−時間曲線の1階微分を実行し、傾きの値Kを取得し、同時に、傾きの値Kを少なくとも1つの所定のデータベースとマッチングしてもよい。
押圧力の異なる大きさ及び抵抗変化の傾きの値Kに相当する抵抗に基づいて、所定のデータベースは、傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fを類推し、上記の傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fを所定のデータベースに統合し、所定のデータベースの所定の値を生成してもよい。いくつかの好ましい実施形態において、目標とする所定のデータベースを取得するため、所定のデータベースは、例えば、材料、構造、及び、感度等の感圧モジュールの関連する条件に従って類推してもよい。
ステップQ14において、押圧力Fは、以下の方程式(1)によって取得されてもよい。具体的には、方程式(1)は以下で表される:
=Fn−1+△F・・・・・(1);
押圧力Fn−1は、押圧力Fに相当する時間の前の時間における押圧力を示し、nは、1、2、・・・、n−1、nである。n=1とき、上記の方程式(1)は、F=F+△F、及び、F=0である場合がある。上記の方程式(1)を算出することによって押圧力Fを取得するように、取得した傾きの値Kを所定のデータベースとマッチングすることによって、押圧力グラジエント△Fが取得されてもよい。
いくつかの実施形態では、所定のデータベースにはデータ較正機能を有していてもよく、ステップQ12におけるデータは所定のデータベースに入力されてもよく、調整された後のデータが、傾きの値Kのマッチング及び分析である以降の比較において使われてもよい。
他の実施形態において、感圧モジュールは、位置検出モジュールとさらに組み合わされてもよい。タッチ位置信号を検出することによってタッチ位置信号が得られた後、圧力検知信号の処理が開始される。結果として、3次元検出が同時に実行されてもよく、圧力検知信号をオンするスイッチとしてタッチ位置信号の取得をすることはエネルギーをさらに節約することができる。
さらにまた、圧力検知信号のより正確な処理と分析を達成するために、感圧モジュールの取得した抵抗の有効性、及び、抵抗の1階微分によって取得した傾きの値Kの有効性がさらに決定されてもよく、圧力検知信号処理方法Q10は、さらに改善されてもよい。
具体的には、図5を参照して、本開示のいくつかの実施形態において、圧力検知信号処理方法S20及び感圧モジュールが提供される。圧力検知信号処理方法S20は、以下のステップを更に含んでもよい:
S101、タッチ電極をスキャン;
S102、1回の押圧のタッチ位置信号が検出されたか否かを決定し、Yesの場合ステップS103に進み、Noの場合ステップS101を繰り返す;
S103、感圧モジュールの抵抗Rを取得し、記録する;
S104、感圧モジュールの抵抗Rを取得し、抵抗−時間曲線を記録する;
S105、抵抗−時間曲線の1階微分を実行して、相当する傾きの値Kを取得する;
S106、上記の傾きの値Kが所定の傾きの値Kより大きいか否かを決定し、Yesの場合、算出を終了し、Noの場合、ステップS107に進む;
S107、上記の傾きの値Kが所定の傾きの値Kより小さいか否かを決定し、Yesの場合、ステップS108に進み;Noの場合、ステップS104を繰り返して、次の抵抗Rm+1を取得する;
S108、押圧力グラジエント△F取得するために、傾きの値Kを所定のデータベースの関連する所定の値とマッチングして、S104に戻る;及び、
S109、方程式(1)に基づいて相当する押圧力Fを取得した後、現在の算出を終了する。
いくつかの実施形態では、感圧モジュールの抵抗Rに相当するn及びmの値の範囲、傾きの値K、押圧力グラジエント△F、及び、押圧力Fは、前述の実施形態のものと等しくてもよい。さらにまた、所定のデータベースは、上述のものと類似していてもよく、したがって、その説明を省略する。さらにまた、圧力検知信号処理方法S20は、押圧力算出サイクルの終了まで、抵抗を連続的に取得し、抵抗−時間曲線の1階微分を実行し、傾きの値Kを取得し、同時に、傾きの値Kを少なくとも1つの所定のデータベースとマッチングしてもよい。
異なる周囲の要因の条件をシミュレーションすることによって、所定の傾きの値Kと所定の傾きの値Kが取得されてもよい。
所定の傾きの値Kは、感圧モジュールが周囲の要因に影響を受ける場合の感圧モジュールの最大の抵抗変化の抵抗傾きであり、所定の傾きの値Kはゼロより大きい。いくつかの特定の実施形態において、所定の傾きの値Kは、実用的な感圧モジュール(材料、構造及び感度を含む)に基づいて、調節されてもよい。所定の傾きの値Kは、感圧モジュールが周囲の要因に影響を受ける場合の感圧モジュールの最小限の抵抗変化の抵抗傾きであり、所定の傾きの値Kはゼロ未満である。
いくつかの実施形態では、指が温度差(温度差は押圧の対象物と感圧モジュールとの間の温度を示す)の適用できる範囲である場合、所定の傾きの値Kと所定の傾きの値Kは抵抗傾きとして表されてもよい。最大の温度差で、指が単に感圧モジュールと接触するだけである場合(つまり、指が圧迫しない)、指の温度は抵抗傾きの変化を生じさせ、感圧モジュールに送られる場合がある。押圧の対象物の温度が感圧モジュールの温度より高いとき、発生する抵抗傾きの値は正であり、所定の傾きの値Kが取得され;押圧の対象物の温度が感圧モジュールの温度より低いとき、発生する抵抗傾きの値は負であり、所定の傾きの値Kが取得される。上述のように、周囲の要因が押圧の対象物と感圧モジュールとの間の温度差に限定されないことは、明らかである。検出システムの感度がさらに含まれる場合があり、それは、抵抗傾きの正のピーク、抵抗傾きの負のピーク、及び、抵抗傾きの変化を引き起こす感圧モジュールのリバウンドを引き起こす速い押圧の要因を引き起こしているそれ自身の感度変動を有する場合がある。実用化では、所定の傾きの値K及びKは実用的な感圧モジュールに基づいて調節されてもよい。
上述のように、ステップS106及びS107には、押圧力に相当する傾きの値Kの有効性を審査する機能があってもよい。いくつかの実施形態では、ステップS106及びS107の順序は、実際的な周囲の要因の特徴に基づいて調節されてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、周囲の要因は抵抗へのすべての好影響又はすべての悪影響を引き起こす場合があり、ステップS106又はS107の1つは処理されるために選ばれてもよい。
本実施形態において、異なる圧力検知信号を生成する異なる方法によって指が感圧モジュールを押圧するため、圧力検知信号検出の実用的なステップは異なってもよい。
押圧力を印加するための異なる方法に基づいて、押圧力を印加するための方法は、少なくとも3つのタイプ:1回の押圧、何回かの押圧、及び、段階的な1回の押圧に分けることができる。
本開示のいくつかの実施形態の第1の変形例は、以下の通りである:
感圧モジュールが指によって1回押圧された際、押圧力を印加する具体的な方法は、図1Aと図1Bで示される。この例においては、圧力検知信号処理方法S20aは、以下の通りである:指が感圧モジュールを押圧する際、圧力検知信号処理方法S20aはトリガーされ、タッチの位置信号はタッチ電極によって取得されてもよい。初期抵抗Rを取得した後に、圧力検知信号処理方法S20aは、次の抵抗R1を連続して取得してもよい。そして、圧力検知信号処理方法S20aは、感圧モジュールの抵抗R及びRを1階微分することにより、抵抗R−Rの傾きの値kを取得することができ;
傾きの値kが所定の値kより大きいか否かが決定され;もしそうならば、感圧モジュールの抵抗Rは算出されることが要求される圧力検知信号の範囲ではなく、当該押圧の相当する算出は停止され;もしそうでなければ、傾きの値kが所定の値k未満であるか否かの決定が必要とされ;傾きの値kが所定の値k未満の場合、感圧モジュールの抵抗R1は算出されることが要求される圧力検知信号の範囲ではなく、次の抵抗Rが繰り返し取得され;もしそうでなければ、当該押圧の相当する算出、及び、押圧力Fの最終的な取得が実行される。
いくつかの実施形態では、押圧力Fの出力信号は、Fと等しい。つまり、押圧力Fは、1回の押圧に相当する押圧力である。
さらにまた、感圧モジュールの抵抗Rの取得と抵抗Rm+1の取得との時間間隔は、抵抗Rm+1の取得と抵抗Rm+2の取得との時間間隔と同じであるが、特定の時間間隔は、圧力検知信号検出と処理の実際的な必要条件に基づいて調節されてもよい。いくつかの実施形態では、時間間隔は、システムの算出頻度及び速度によって測定されるが、それに限定されるものではない。
本開示のいくつかの実施形態は、以下の通りに構成される:
すべての押圧が終了するまで繰り返される代わりに、感圧モジュールは、数回、指により押圧される。図2AのセクションE1、セクションE2、セクションE3、及び、セクションE4は、すべて1つの押圧サイクルである。
それぞれの1つの押圧のサイクルは、指によるタッチ、指による押圧、及び、指が離れることの条件を満たす場合がある。1つの1つの押圧サイクルは1つの押圧力Fを取得し、図2Aと図2Bで示すように、4つの異なる押圧力レベルは、それぞれ、第1のマイルドな押圧力、第2の小さい押圧力、第3の中間の押圧力、及び、第4の大きい押圧力をそれぞれ取得する場合がある。押圧力Fの大きさを取得するか、押圧力Fの時間間隔を取得することによって、異なる圧力検知信号は、以降のオペレーションにおいて取得されるため、システムは異なる処理を実現することができる。
本開示のいくつかの実施形態は、以下の通りに構成される:
感圧モジュールは、指により段階的に1回押圧される。つまり、力が均衡を保つまで(この時、押圧力Fは最初の押圧力グラジエント△Fと等しい)感圧モジュールが第1の押圧力グラジエント△Fで押圧された後、感圧モジュールは指から離れることなく、新しい力平衡に達するまで、F(F=F+△F)への第2の押圧力グラジエント△Fが加えられる。それから、指は、それぞれ、F(F=F+△F)への第3の押圧力グラジエント△F、F(F=F+△F)への第4の押圧力グラジエント△Fを印加する。感圧モジュールが最終的な力平衡に達した後、指は、感圧モジュールから離れる。図3Aで示すように、感圧モジュールは、指による段階的な1回の押圧によって押圧され(図3Aの点V、VI、VII、及び、VIIIに示すように)、最終的な出力の押圧力はFである。
圧力検知信号のより良い処理と分析を成し遂げるために、本開示は、圧力検知信号処理システムはさらに制限されてもよい。
図6を参照する。いくつかの実施形態では、順番に、感圧モジュール、抵抗検出モジュール41、微分処理モジュール42、リファレンス比較モジュール43、及び、演算モジュール44を備える信号処理システム40が含まれる。
感圧モジュールは、押圧力を検出するように構成されている。抵抗検出モジュール41は、感圧モジュールの抵抗R及びRを取得するように構成されている。微分処理モジュール42は、抵抗−時間曲線(感圧モジュールの取得した抵抗RとRを含む)を1階微分して、相当する傾きの値Kを取得するように構成されている。リファレンス比較モジュール43は、傾きの値Kを少なくとも1つの所定のデータベースとマッチングして、傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fを取得するように構成されている。例えば、感圧モジュールは、例として、一般のピエゾ抵抗材料、酸化インジウムスズ(ITO)のような透光性の導電性の金属酸化物、によって形成される。まず、所定の傾きの値K及び所定の傾きの値Kは、適用可能な範囲の最大の温度差(又は他の周囲の要因)において測定される。それから、異なる押圧力で感圧モジュールを押圧することによって、押圧力グラジエントと傾きの値との間の相関関係が取得される。リファレンス比較モジュール43において、傾きの値kが所定の傾きの値kより大きい場合、押圧力グラジエント△F=0Nが決定され;傾きの値kが所定の傾きの値k未満である場合、相対的な詳細は表1に示される:表1は、押圧力グラジエントと傾きの値との間の相関関係である。
表1を参照する。傾きの値Kが約−1757430である場合、相当する押圧力グラジエント△Fの大きさは約0.5Nであり;
傾きの値Kが約−2615129である場合、相当する押圧力グラジエント△Fの大きさは約1.0Nであり;
傾きの値Kが約−3305719である場合、相当する押圧力グラジエント△Fの大きさは約1.5Nであり;
傾きの値Kが約−4467252である場合、相当する押圧力グラジエント△Fの大きさは約2.0Nである、等。
表1に示す押圧力グラジエント△Fに相当する傾きの値は、単に例示的なものである。実用化において、表1に示すデータは、所定のデータベースに格納され、取得した傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fは、当該所定のデータベースに基づいて取得されてもよい。
演算モジュール44は、押圧力グラジエント△Fに基づく押圧力Fを算出して、取得するように、構成されている。方程式と相対的なパラメータは上述のものと類似しているため、その説明を省略する。
図7を参照する。本開示のいくつかの実施形態において、抵抗検出モジュール51、微分処理モジュール52、リファレンス比較モジュール53と演算モジュール54を順番に備える圧力検知信号処理システム50が、提供される。圧力検知信号処理システム50は、所定値格納モジュール55及びタッチ信号検出モジュール56を更に備える。
より詳細には、抵抗検出モジュール51は、押圧信号決定モジュール511及び抵抗取得モジュール512を備える。リファレンス比較モジュール53は、数的比較モジュール531及び数的分析モジュール532を備える。
所定値格納モジュール55は、所定の値、例えば、所定の傾きの値K、所定の傾きの値K、上述の所定のデータベース、等を格納するように構成されている。
タッチ信号検出モジュール56は、指によるタッチ信号を検出するように構成されている。
押圧信号決定モジュール511は、タッチ信号検出モジュール56が指によるタッチ信号を検出したか否かを連続的に決定するように構成されている。抵抗取得モジュール512は、指によるタッチ領域における感圧モジュールの初期抵抗Rを取得し、指によるタッチの異なる段階の抵抗Rを取得するように、構成されている。
数的比較モジュール531は、傾きの値Kを所定のデータベースにおける相当するデータとマッチングするように構成されている。
数的分析モジュール532は、傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fを取得するために、傾きの値Kと所定のデータベースのデータとを比較、分析するように構成されている。
本開示において、圧力検知信号処理システム50とそれぞれのモジュールとの接続は次のようにあらわされる:押圧信号決定モジュール511は抵抗取得モジュール512に接続されており、抵抗取得モジュール512は微分処理モジュール52に接続されており;
微分処理モジュール52は数的比較モジュール531に接続されており、微分処理モジュール52と数的比較モジュール531との間の双方向データ伝送が実現され;
数的比較モジュール531は数的分析モジュール532に接続されており、双方向データ伝送は数的比較モジュール531と数的分析モジュール532との間で実現され;
数的比較モジュール531又は数的分析モジュール532が、所定値格納モジュール55に格納された所定のデータベースの所定の値とのマッチング又は算出することを要求する際、所定値格納モジュール55に格納された所定の値において、所定値格納モジュール55から相対的なデータは比較、又は、マッチング、又は、分析されてもよい。
数的分析モジュール532は、演算モジュール54に接続されている。演算モジュール54は、加算回路(不図示)を備える。加算回路において、最終的な押圧力Fを取得するように、リファレンス比較モジュール53から最終的に取得された押圧力グラジエント△Fは、上述の方程式(1)によって算出されてもよい。
いくつかの実施形態では、数的比較モジュール531及び数的分析モジュール532は、較正データとともに所定値格納モジュール55を提供してもよく、以降のオペレーションにおいて、較正データが傾きの値Kを比較、分析するために利用されてもよい。
本開示のいくつかの実施形態において、抵抗の増幅算出(resistance incremental calculation)が利用される。初期抵抗は定められてなくてもよく、そのような圧力検知信号処理は、製造及び環境による抵抗変化を無視することができる。
本開示の圧力検知信号処理方法及びシステムは、以下の利点を有する:
(1)本開示は、抵抗−時間曲線を1階微分して相当する傾きの値Kを取得し、そして、所定のデータベースにおいて傾きの値Kに合うものを見つけて傾きの値Kに相当する押圧力グラジエント△Fを取得する、圧力検知信号処理方法を提供する。押圧力Fは、押圧力グラジエント△Fに基づいて取得される。先行技術と比較して、本開示は、相当する押圧力Fを正確に決定するように、抵抗−時間曲線を1階微分することによって周囲の要因によって発生するノイズ信号を確かに排除することができる。したがって、圧力検知信号処理方法は、感圧モジュールの特定の材料又は構造を特別に必要とせず、圧力検知信号の正確な検出と処理を実現することができる。
(2)本開示は、タッチ電極をスキャンして、タッチ位置信号が検出されるか否かを決定することを更に含む、圧力検知信号処理方法を提供する。結果として、タッチ位置信号検出は、押圧力に相当する抵抗及び信号の高感度で正確な取得を実現するように、圧力検知信号処理をトリガーするトリガー信号であってもよい。
(3)本開示は、押圧力に相当する傾きの値Kの有効性を更に決定する、圧力検知信号処理方法を提供する。傾きの値Kの有効性の決定は、指によるタッチ領域及び押圧によって生じる傾きの値Kの変化を正確に取得するように、傾きの値kを所定の傾きの値k及びkとそれぞれ比較することである。より詳細には、圧力検知信号処理方法は、傾きの値kを所定の傾きの値k又は所定の傾きの値kと比較すること、又は、傾きの値kを順番に所定の傾きの値k又は所定の傾きの値kと比較することを含んでもよい。周囲の要因に起因する異なる抵抗変化に基づく傾きの値Kの有効性を決定するために、上述のような傾きの値Kの有効性を決定する異なる方法が、代わりに、適用されてもよい。圧力検知信号処理方法は、異なる周囲の要因を有する感圧モジュールに適用されてもよく、相当する押圧力を正確に決定することができる。
(4)本開示は、更に、傾きの値Kを所定のデータベースとマッチングして押圧力グラジエント△Fを取得した後、F=Fn−1+△Fの方程式の算出を処理する、圧力検知信号処理方法を提供する。このようにして、非常に正確な圧力検知信号を提供するように、実際的な押圧力に相当する押圧力Fを取得することができる。
(5)本開示は、抵抗検出モジュール41、微分処理モジュール42、リファレンス比較モジュール43、及び、演算モジュール44を備える圧力検知信号処理システム40を提供する。モジュールのそれぞれは、異なる機能を有しており、緊密に互いに接続されていてもよい。先行技術と比較して、本開示は、圧力検知信号の効果的で正確な検出と処理を実現するように、微分処理モジュール42、リファレンス比較モジュール43、及び、演算モジュール44を更に含む。演算モジュール44は、微分処理モジュール42及びリファレンス比較モジュール43に相当する


(6)本開示の圧力検知信号処理システム50では、指によるタッチ領域において抵抗を取得するように、抵抗検出モジュール51は、押圧信号決定モジュール511及び抵抗取得モジュール512を備え、タッチ電極を連続的にスキャンすること、タッチ位置信号が検出されるか否かを決定することを、実現できる。したがって、押圧力に相当する非常に高感度で正確な抵抗及び信号が取得され得る。
(7)圧力検知信号処理システム50は、所定値格納モジュール55を更に含んでもよい。リファレンス比較モジュール53は、数的比較モジュール531及び数的分析モジュール532を更に含んでもよい。所定値格納モジュール55は、数的比較モジュール531及び数的分析モジュール532にそれぞれ接続しており、双方向データ伝送が実現されてもよい。傾きの値kに相当する押圧力グラジエント△Fを取得するために、上述の接続は、所定値格納モジュール55からの相対的なデータを比較、又は、マッチング、又は、分析するために、数的比較モジュール531及び数的分析モジュール532を実現してもよい。
(8)信号処理システム50の圧力検知の演算モジュール54は、加算回路(不図示)を更に含んでもよい。非常に正確な圧力検知信号を提供するように、実際的な押圧力に相当する押圧力Fを加算回路によって取得することができる。
(9)感圧装置を使用しているユーザの満足感を改善するため、本開示は、装置及び設備がより良い圧力感度を有するように、及び、指による押圧力の正確な検出が実現されるように、感圧機能がある装置と器材に適用される、信号処理方法及びシステムを提供する。本開示の圧力検知信号処理方法とシステムは、より良い実用的な有用性を備えているかもしれない。
本開示は、その特定の実施形態に関してかなり詳細に記述されたが、他の実施形態も可能である。したがって、添付のクレームの思想及び範囲は、ここに含まれる実施形態の説明に限定されるべきではない。
様々な修正及び変更が本開示の範囲又は思想を逸脱しない範囲で本開示の構造になされ得ることは、当業者にとって明らかである。上述のように、本開示は、当該本開示の修正及び変更を包含することが意図されている。

Claims (13)

  1. 感圧モジュールの提供;
    Q11、前記感圧モジュールの抵抗の取得及び抵抗−時間曲線の記録;
    Q12、前記抵抗−時間曲線の1階微分及び相当する傾きの値の取得;
    Q13、前記傾きの値に相当する押圧力グラジエントを取得するための、前記傾きの値と少なくとも1つの所定のデータベースとのマッチング;及び、
    Q14、前記押圧力グラジエントと押圧コンディションとに基づく押圧力の算出及び取得、
    を備える、圧力検知信号を処理する方法。
  2. Q11の前に、
    S101、タッチ電極のスキャン;
    S102、タッチ位置信号が検出された場合は以降のオペレーションの処理への進行、又は、前記タッチ位置信号が検出されなかった場合はS101の繰り返し、
    を更に備える、請求項1に記載の方法。
  3. Q11は、
    S103、前記感圧モジュールの第1の抵抗の取得;及び、
    S104、前記感圧モジュールの第2の抵抗の取得、
    を更に備える、請求項1又は2に記載の方法。
  4. Q12とQ13の間に、
    指による押圧に相当する前記傾きの値の有効性の決定
    を更に備える、請求項1乃至3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記指による押圧に相当する前記傾きの値の有効性の決定は、
    以下のステップ:
    前記傾きの値が、0超過の第1の所定の傾きの値より大きいか否かの決定、もしそうならば算出の終了、もしそうでないならばQ13へ進行、又は、
    前記傾きの値が、0未満の第2の所定の傾きの値より小さいか否かの決定、もしそうならばQ13へ進行、もしそうでないならばQ11の繰り返し及び次の抵抗の取得、
    を更に備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記指による押圧に相当する前記傾きの値の有効性の決定は、
    S106、前記傾きの値が、0超過の第1の所定の傾きの値より大きいか否かの決定、もしそうならば算出の終了、もしそうでないならばS107へ進行;及び、
    S107、前記傾きの値が、0未満の第2の所定の傾きの値より小さいか否かの決定、もしそうならばQ13へ進行、もしそうでないならばQ11の繰り返し及び次の抵抗の取得
    を更に備える、請求項4に記載の方法。
  7. Q14における前記押圧力の算出処理は、以下の方程式による、請求項1乃至6の何れか一項に記載の方法。
    =Fn−1+△F・・・・・(1);
    は前記押圧力を意味し、Fn−1は前記押圧力の発生の前における第2の押圧力を意味し、△Fは前記押圧力グラジエントを意味する。
  8. 押圧力を検出するように構成された感圧モジュール;
    前記感圧モジュールの抵抗を取得するように構成された抵抗検出モジュール;
    前記感圧モジュールの抵抗−時間曲線を1階微分して傾きの値を取得するように構成された微分処理モジュール;
    前記傾きの値を少なくとも1つの所定のデータベースとマッチングして、前記傾きの値に相当する押圧力グラジエントを取得するように構成されたリファレンス比較モジュール;及び、
    前記押圧力グラジエントに基づく押圧力を算出して、取得するように構成された演算モジュール、
    を備える、圧力検知信号を処理するシステム。
  9. 指によるタッチ信号を検出するように構成されたタッチ信号検出モジュールを更に備え、
    前記タッチ信号検出モジュールは、
    前記タッチ信号検出モジュールが、前記指によるタッチ信号を検出するか否かを、連続的に決定するように構成された押圧信号決定モジュール;及び、
    指によるタッチ領域において前記感圧モジュールの抵抗を取得するように構成された抵抗取得モジュール、
    を更に備え、
    前記タッチ信号検出モジュール、前記押圧信号決定モジュール、及び、抵抗取得モジュールは、順番に接続されている、
    請求項8に記載のシステム。
  10. 所定の値を格納するように構成された所定値格納モジュール
    を更に備える、請求項8又は9に記載のシステム。
  11. 前記リファレンス比較モジュールは、
    前記所定のデータベースの相当するデータと前記傾きの値をマッチングするように構成された数的比較モジュール;及び、
    前記傾きの値に相当する前記押圧力グラジエントを取得するため、前記所定のデータベースの前記相当するデータと前記傾きの値とを比較して分析するように構成された数的分析モジュール、
    を備える、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記所定値格納モジュールは、双方向データ伝送を実現するために、前記数的比較モジュールと前記数的分析モジュールとに接続している、
    請求項11に記載のシステム。
  13. 前記演算モジュールは、加算回路を備える、請求項8乃至12の何れか一項に記載のシステム。
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