JP6223952B2 - テレセントリックレンズ及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents
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Description
像側テレセントリックレンズは、光学系から像面に達する光束が像面のどこでも光軸に平行になるため、分光透過特性が入射角に影響される色分解プリズムを有する3版式カメラ等に用いられる。
また、両側テレセントリックレンズは、物体側の位置決めが不安定な場合でも、力メラ側の取り付けがラフな場合でも何れもテレセントリック効果があるため片側構造のテレセントリックレンズに比べて、より高精度な測定をする場合に用いられる。
撮像装置51は、物体側レンズ52の像側焦点と像側レンズ53の物体側焦点を合致させた共通焦点Fに絞り54を配し、それぞれのレンズ52及び53を光軸Z上に沿って配した両側テレセントリックレンズ55と、その像面M上に配された撮像素子56とからなる。
物体光BRは、主光線CRに沿って、物体Bから物体側レンズ52に至るまで拡散し、物体側レンズ52から像側レンズ53まで主光線CRと平行に進行し、像側レンズ53から像面M上の結像点Kに収束するため、ピントの合った画像が得られる。
なお、光路変化の説明上、WD=WD0の物体光を点線で残し、WD<WD0及びWD>WD0の物体光BRを破線で示す。
したがって、物体Bまでのワーキングディスタンスが小さくなって深度を超えた場合、像面M上の画像はピンボケとなる。
したがって、物体Bまでのワーキングディスタンスが大きくなって深度を超えた場合、像面M上の画像はピンボケとなる。
しかし、そのためには像側レンズ又は物体側レンズを複数枚のレンズで構成し、そのうちの特定のレンズをZ方向(光軸方向)に個別に移動させるステージが必要となり、構造が複雑となるだけでなく、収差、ガタツキを生じやすく、テレセントリックレンズ全体が大型化するという問題があった。
図10の撮像装置61は、光軸Z上に配された物体側レンズ62と像側レンズ63の共通焦点Fに液体レンズ64を配したテレセントリックレンズ65と、その像面M上に配された撮像素子66とからなる。
物体光BRは、主光線CRに沿って、物体Bから物体側レンズ62に至るまで拡散し、物体側レンズ62から像側レンズ63まで主光線CRと平行に進行し、像側レンズ63から像面M上の結像点Kに収束するため、ピントの合った画像が得られる。
なお、液体レンズ64の有無による光路の違いを示すため、液体レンズ64から出射された光について、液体レンズ64が設けられていなかったとした場合の物体光の光路を点線で示し、液体レンズ64により屈折された物体光BRの光路を破線で示す。
このとき、主光線CRは図10(a)と同様に進行するものの、物体光BRは、物体Bから物体側レンズ62に至るまでの拡散角が大きく、物体側レンズ62から液体レンズ64まで主光線CRに沿って拡散しながら進行する。
液体レンズ64で屈折力がプラス側に振られているので、液体レンズ64に入射された拡散光が屈折平行化され、像側レンズ63により撮像素子66上の結像点Kに収束して結像するため、像面Mを撮像素子66の撮像面と一致させることができ、ピントの合った画像が形成される。
このとき、主光線CRは図10(a)と同様に進行するものの、物体光BRは、物体Bから物体側レンズ62に至るまでの拡散角が小さく、物体側レンズ62から液体レンズ64まで主光線CRに沿って収束しながら進行する。
液体レンズ64は屈折力がマイナス側に振られているので、液体レンズ64に入射された収束光が屈折平行化され、像側レンズ63により撮像素子66上の結像点Kに収束して結像するため、像面Mを撮像素子66の撮像面と一致させることができ、ピントの合った画像が形成される。
テレセントリックレンズにおいて、ある程度の深度を確保するために、絞り口径を小さく設定する必要があるが、絞りを用いずに液体レンズ64を用いる場合は、液体レンズ64が絞りを兼用することとなるので、絞り口径は液体レンズ64の口径に依存することとなる。
したがって、絞りの口径を液体レンズ64の口径と関係なく自由に選定したい場合に、そのような光学設計を行うことができない。
また、液体レンズを用いることにより、ピント調整可能としても深度が浅くなるため、表面に大きな凹凸のある物体を観察する場合に、部分的にピントがずれる可能性がある。
当該液体レンズを駆動する制御電圧を変化させて、液体レンズの屈折力を調整し、ワーキングディスタンスの異なる被写体を前記像面位置に結像させるフォーカスシステムを備えたことを特徴とする。
また同時に、温度補正モードを実行させると、液体レンズ温度−屈折力の関係に基づき、温度センサで検出された液体レンズ温度に応じて変化した屈折力を基準温度における屈折力に一致させる補正制御電圧が出力されるので、液体レンズの温度変化に伴うピンボケを生ずることがない。
像側焦点に絞りを配することにより物体側の主光線を光軸と平行に入射させて前記焦点に集光させる物体側レンズ群、及び、物体側焦点に絞りを配することにより当該絞りを通過してきた主光線を像側で光軸と平行に出射させる像側レンズ群のいずれか一方又は双方を備えたテレセントリックレンズと、
前記レンズ群を透過した光を撮像する撮像素子が前記光軸上の予め設定された像面位置に配されてなる撮像装置において、
前記テレセントリックレンズの光軸上には、前記絞りの物体側あるいは像側で主光線が光軸に対して斜めに進行する領域に屈折力(=1/焦点距離)の調整可能な液体レンズが配され、
当該液体レンズを駆動する制御電圧を変化させて、液体レンズの屈折力を調整し、ワーキングディスタンスの異なる被写体を前記像面位置に結像させるフォーカスシステムを備え、
当該フォーカスシステムは、
予め設定された1以上のワーキングディスタンスに応じて、基準温度における液体レンズの屈折力―制御電圧の関係に基づき、被写体を前記像面位置に結像させる制御電圧を出力するプリセットフォーカスモードと、
前記プリセットフォーカスモードで制御電圧を出力する際に、液体レンズ温度−屈折力の関係に基づき、温度センサで検出された液体レンズ温度に応じて変化した屈折力を基準温度における屈折力に一致させる補正制御電圧を出力する温度補正モードと、
前記制御電圧を変化させて画像を連続的に撮像しながら、各画像ごとに各画素の出力信号に基づいて合焦状態を表す数値を算出し、その数値が最大又は最小となった時に出力された制御電圧を合焦電圧として出力するオートフォーカスモードとを備えると共に、
前記各モードを単独でまたは組み合わせてフォーカシングを行うフォーカスモード設定手段を備えた。
両側テレセントリックレンズ2は、物体側レンズ(物体側レンズ群)4の像側焦点と、像側レンズ(像側レンズ群)5の物体側焦点を合致させた共通焦点Fに絞り6が配され、それぞれのレンズ4及び5が同一光軸Z上に沿って配されている。
また、像側レンズ5の物体側焦点である共通焦点Fに絞り6が配されているので、その絞り6を通過してきた主光線CRは当該レンズ5で屈折され、像側へ光軸Zと平行に出射されることとなる。
これにより、物体側の主光線CRは、光軸Zと平行になるように物体側レンズ4に入射し、共通焦点Fで光軸Zと交差するように屈折して光軸Zに対して斜めに進行し、さらに、像側レンズ5で再度屈折して像側で光軸Zと平行に出射される。
絞り6は、液体レンズ7の開口径より小さいものが用いられ、本例では、開口径可変調整できるものが用いられており、その開口径を調整することにより深度を深くすることができるようになっている。
なお、物体側レンズ4と液体レンズ7の間には、同軸落射照明を行うためのビームスプリッタ8が配され、その分岐光軸上に光源9が配されている。
物体Bからの光は、物体側レンズ4で屈折され、液体レンズ7を通った光のみが像側レンズ5に達し、像面M上に結像する。
このとき、主光線CRは、物体Bから物体側レンズ4に至るまでは光軸Zと平行に進行し、物体側レンズ4から液体レンズ7を透過し像側レンズ5に至る間に、共通焦点Fで光軸Zと交差するように斜めに進行し、像側レンズ5から像面Mに至るまで光軸Zと平行に進行する。
一方、物体光BRは、主光線CRに沿って、物体Bから物体側レンズ4に至るまで拡散し、物体側レンズ4から液体レンズ7を通り像側レンズ5まで主光線CRと平行に進行し、像側レンズ5から像面M上の結像点Kに収束するため、像面Mにおかれた撮像素子3でピントの合った画像が得られる。
なお、液体レンズ7の有無による光路の違いを示すため、液体レンズ7から出射された光について、液体レンズ7が設けられていなかったとした場合の物体光の光路を点線で示し、液体レンズ7により屈折された物体光BRの光路を破線で示す。
このとき、主光線CRは図2(a)と同様に進行するものの、物体光BRは、物体Bから物体側レンズ4に至るまでの拡散角が大きく、物体側レンズ4から液体レンズ7まで主光線CRに沿って拡散しながら進行する。
液体レンズ7は屈折力がプラス側に振られているので、液体レンズ7に入射された拡散光が屈折平行化され、像側レンズ5により撮像素子3上の結像点Kに収束するように結像されるため、像面Mと撮像素子3が一致した状態に維持され、ピントの合った画像が形成される。
このとき、主光線CRは図2(a)及び(b)と同様に進行するものの、物体光BRは、物体Bから物体側レンズ4に至るまでの拡散角が小さく、物体側レンズ4から液体レンズ7まで主光線CRに沿って収束しながら進行する。
液体レンズ7は屈折力がマイナス側に振られているので、液体レンズ7に入射された収束光が屈折平行化され、像側レンズ5により撮像素子3上の結像点Kに収束するように結像されるため、像面Mと撮像素子3が一致した状態に維持され、ピントの合った画像が形成される。
また、マイクロコンピュータ11には、I/Oポート14を介して、その入力側に液体レンズ7の温度を測定する温度センサ15と、撮像素子3と、各スイッチSW0〜SW3が接続され、出力側には液体レンズ7のドライバ16が接続されている。
温度センサ15は、液体レンズ7に組み込んでその内部温度あるいは表面温度を測定することが精度上望ましいが、外部から液体レンズ14の温度を非接触に、あるいは、周囲温度を測定する場合であってもよい。
なお、液体レンズ7のドライバを環状基板などで形成し液体レンズ7の光入出射側端面に一体形成する場合に、その環状基板に温度センサ15を設けてもよく、また、環状基板に形成される光透過孔の開口径を液体レンズ7の開口径より小さい適当な大きさとし、これを絞り6として用いる場合であってもよい。
図3はフォーカスモード設定手段の処理手順を示すフローチャートである。
メインスイッチSW0をオンした後、各モードM1〜M3に対応するスイッチSW1〜SW3を操作する、
ステップSTP2ではスイッチSW2の状態が判断され、オフの場合はステップSTP3へ移行してオートフォーカスモードM1が決定され、オンの場合はステップSTP4へ移行する。
ステップSTP8では、スイッチSW3の状態が判断され、オフの場合はステップSTP9でプリセットフォーカスモードM2が決定され、オンの場合はステップSTP10で、温度補正モードM3を伴ったプリセットモードM2に決定される。
図4は、オートフォーカスモードM1の処理手順を示す説明図である。このオートフォーカスモードM1は、制御電圧CVNを初期値V0から所定の単位ステップΔVずつ変化させながら、撮像素子3で撮像された画像MGNを撮像し、その全ての画素について隣接する8画素との輝度差の絶対値の総和Siを計算し、Siの総和ΣSiを合焦評価値ANとして計算し、この値が最大となった時の制御電圧を合焦電圧として出力するものである。
ステップSTP13では、画像MGNについて合焦評価値ANを算出して所定の記憶領域に記憶すると共に、今まで記憶された合焦評価値ANの最大値MX(AN)を算出し、最大値MX(AN)に対応するNの値NMXを最大値インデックスXとして記憶する。
ステップSTP16では、合焦評価値ANの変化傾向が判断され、X>3であれば増加傾向であると判断してステップSTP17に移行し、X<3であれば減少傾向であると判断してステップSTP22に移行し、X=3であればステップステップSTP28に移行する。
ステップSTP19では、撮像された画像MGNについて合焦評価値ANを算出すると共に、合焦評価値ANの最大値MX(AN)、最大値インデックスXを記憶する。
まだ増加傾向にある場合は、Noと判断されるので、ステップSTP17に戻って処理を継続し、Yesの場合は、ステップSTP21に移行してそのときの最大値MAX(AN)を出力した時点の制御電圧CVXを合焦電圧FVとして出力する。
ステップSTP24では、撮像された画像MGNについて合焦評価値ANを算出すると共に、今まで記憶された合焦評価値ANの最大値MAX(AN)を算出し、そのときのNの値を最大値インデックスXとして記憶する。
まだ増加傾向にある場合は、Noと判断されるので、ステップSTP26でN=N−1としてステップSTP23に戻り、Yesの場合は、ステップSTP27に移行してそのときの最大値MAX(AN)を出力した時点の制御電圧CVXを合焦電圧FVとして出力して処理を終了する。
図5は、プリセットフォーカスモードM2の処理手順を示す説明図である。
このプリセットフォーカスモードM2は、予め設定された1以上のワーキングディスタンスに応じて、基準温度における液体レンズの屈折力―制御電圧の関係に基づき、被写体を前記像面位置に結像させる制御電圧を出力するものである。
ワークが撮像位置に到来すると、図4に示す処理が実行開始され、ステップSTP31で、制御記号読取専用カメラによりワークの特定位置に記録された制御記号CCが読み取られ、ステップSTP32に移行する。
ステップSTP33では、特定されたワーキングディスタンスWDに対応させて、WD−CV変換テーブルを参照して制御電圧CVを決定し、ステップSTP34で、その制御電圧CVを出力し処理を終了する。
図6は温度補正モードM3の処理手順を示す。
温度補正モードM3は、プリセットフォーカスモードM2を実行する際に出力される制御電圧CVを液体レンズ7の温度に応じて補正するモードであり、必ずプリセットフォーカスモードM2に付随して実行される。
プリセットフォーカスモードM2は、ワーキングディスタンスWDに応じて制御電圧CVが特定されるが、液体レンズ7は、制御電圧が一定でも温度によって屈折力が変化してしまうため、ワーキングディスタンスWDに対応する制御電圧CVは厳密には温度によって異なる。
温度補正モードM3が実行開始されると、ステップSTP41で温度センサ15により液体レンズ7の温度Tが検出され、ステップSTP42でその温度Tに対応するWD−CV(T)変換テーブルがメモリ12から読み出される。
次いで、ステップSTP43でプリセットフォーカスモードM2のステップSTP33で参照されるWD−CV変換テーブルとして設定し、ステップSTP41へ戻り、温度変化した場合には、ステップSTP41〜43の処理を繰り返す。
まず、温度補正モードM3が実行され、温度センサ15で検出された温度Tに応じたWD−CV(T)変換テーブルが設定される。
この状態で、プリセットモードM2が実行され、ワークが到来する撮像位置に到来するたびに、ワークの特定位置に記録された制御記号CCが読み取られ、その制御記号に応じたワーキングディスタンスWDが特定され、ワーキングディスタンスWDに応じた制御電圧CVが出力される。
したがって、到来したワークのワーキングディスタンスWDに応じて、その時点の温度に対応した制御電圧CV(T)が出力されるので、基準温度T0からの温度差にかかわらず、液体レンズ7の屈折力が最適値に設定される。
なお、このようにプリセットフォーカスモードM2とオートフォーカスモードM1を組み合わせることにより、プリセットフォーカスモードM2でおおよそのピントが合うので、オートフォーカスモードM1のみでピントを合わす場合に比較して合焦時間が早いというメリットがある。
本例に係る撮像装置21は、物体側テレセントリックレンズ22と、その像面Mの位置に配された撮像素子3とを備えている。
物体側テレセントリックレンズ22は、光軸Zに沿って物体側レンズ(物体側レンズ群)23と結像レンズ24が配され、前記物体側レンズ23の像側焦点Fに絞り6が配されて、当該絞り6を通過した光が結像レンズ24により像面M上に結像されるようになっている。
なお、絞り6は、液体レンズ7の開口径より小さいものが用いられ、本例では、開口径可変調整できるものが用いられている。
また、物体側レンズ4と液体レンズ7の間には、同軸落射照明を行うためのビームスプリッタ8が配され、その分岐光軸上に光源9が配されている。
本例に係る撮像装置31は、像側テレセントリックレンズ32と、その像面Mの位置に配された撮像素子3を備えている。
像側テレセントリックレンズ32は、光軸Zに沿って、対物レンズ33と像側レンズ(像側レンズ群)34が配され、前記像側レンズ34の物体側焦点Fに絞り6が配されて、対物レンズ33及び絞り6を通過した光が像側レンズ34により屈折されて、像面M上に結像されるようになっている。
なお、絞り6は、液体レンズ7の開口径より小さいものが用いられ、本例では、開口径可変調整できるものが用いられている。
また、物体側レンズ4と液体レンズ7の間には、同軸落射照明を行うためのビームスプリッタ8が配され、その分岐光軸上に光源9が配されている。
2 テレセントリックレンズ
3 撮像素子
4 物体側レンズ
5 像側レンズ
6 絞り
7 液体レンズ
B 物体
M 像面
F 共通焦点
Z 光軸
CR 主光線
Claims (7)
- 像側焦点に絞りを配することにより物体側の主光線を光軸と平行に入射させて前記焦点に集光させる物体側レンズ群、及び、物体側焦点に絞りを配することにより当該絞りを通過してきた主光線を像側で光軸と平行に出射させる像側レンズ群の双方を備えた両側テレセントリックレンズと、
前記レンズ群を透過した光を撮像する撮像素子が前記光軸上の予め設定された像面位置に配されてなる撮像装置において、
前記テレセントリックレンズの光軸上には、前記絞りの物体側あるいは像側で主光線が光軸に対して斜めに進行する領域に屈折力の調整可能な液体レンズが配され、
前記絞りの開口径が前記液体レンズの開口径よりも小さく選定されており、
前記液体レンズを駆動する制御電圧を変化させて、ワーキングディスタンスに応じて液体レンズの屈折力を調整することにより、前記液体レンズを通過する光束の収束角または発散角を変化させ、その光束を前記像面位置に結像させることにより、ワーキングディスタンスに応じたピント調整を可能にすることで、ピントの合う深度を深くすることができるワーキングディスタンス調整フォーカスシステムを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 像側焦点に絞りを配することにより物体側の主光線を光軸と平行に入射させて前記焦点に集光させる物体側レンズ群を備えた物体側テレセントリックレンズと、
前記レンズ群を透過した光を撮像する撮像素子が前記光軸上の予め設定された像面位置に配されてなる撮像装置において、
前記テレセントリックレンズの光軸上には、前記絞りの物体側あるいは像側で主光線が光軸に対して斜めに進行する領域に屈折力の調整可能な液体レンズが配され、
前記絞りの開口径が前記液体レンズの開口径よりも小さく選定されており、
前記液体レンズを駆動する制御電圧を変化させて、ワーキングディスタンスに応じて液体レンズの屈折力を調整することにより、前記液体レンズを通過する光束の収束角または発散角を変化させ、その光束を前記像面位置に結像させることにより、ワーキングディスタンスに応じたピント調整を可能にすることで、ピントの合う深度を深くすることができるワーキングディスタンス調整フォーカスシステムを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記ワーキングディスタンス調整フォーカスシステムは、予め設定された1以上のワーキングディスタンスに応じて、基準温度における液体レンズの屈折力―制御電圧の関係に基づき、被写体を前記像面位置に合焦させる制御電圧を出力するプリセットフォーカスモードを備えた請求項1または2記載の撮像装置。
- 前記ワーキングディスタンス調整フォーカスシステムは、前記プリセットフォーカスモードで制御電圧を出力する際に、液体レンズ温度−屈折力の関係に基づき、温度センサで検出された液体レンズ温度に応じて変化した屈折力を基準温度における屈折力に一致させる補正制御電圧を出力する温度補正モードを備えた請求項3載の撮像装置。
- 前記ワーキングディスタンス調整フォーカスシステムは、前記制御電圧を変化させて画像を連続的に撮像しながら、各画像ごとに各画素の出力信号に基づいて合焦状態を表す数値を算出し、その数値が最大又は最小となった時に出力された制御電圧を合焦電圧として出力するオートフォーカスモードとを備えた請求項1乃至4いずれか記載の撮像装置。
- 像側焦点に絞りを配することにより物体側の主光線を光軸と平行に入射させて前記焦点に集光させる物体側レンズ群、及び、物体側焦点に絞りを配することにより当該絞りを通過してきた主光線を像側で光軸と平行に出射させる像側レンズ群のいずれか一方又は双方を備えたテレセントリックレンズと、
前記レンズ群を透過した光を撮像する撮像素子が前記光軸上の予め設定された像面位置に配されてなる撮像装置において、
前記テレセントリックレンズの光軸上には、前記絞りの物体側あるいは像側で主光線が光軸に対して斜めに進行する領域に屈折力の調整可能な液体レンズが配され、
前記絞りの開口径が前記液体レンズの開口径よりも小さく選定されており、
前記液体レンズを駆動する制御電圧を変化させて、液体レンズの屈折力を調整し、ワーキングディスタンスの異なる被写体を前記像面位置に結像させるフォーカスシステムを備え、
当該フォーカスシステムは、
予め設定された1以上のワーキングディスタンスに応じて、基準温度における液体レンズの屈折力―制御電圧の関係に基づき、被写体を前記像面位置に結像させる制御電圧を出力するプリセットフォーカスモードと、
前記プリセットフォーカスモードで制御電圧を出力する際に、液体レンズ温度−屈折力の関係に基づき、温度センサで検出された液体レンズ温度に応じて変化した屈折力を基準温度における屈折力に一致させる補正制御電圧を出力する温度補正モードと、
前記制御電圧を変化させて画像を連続的に撮像しながら、各画像ごとに各画素の出力信号に基づいて合焦状態を表す数値を算出し、その数値が最大又は最小となった時に出力された制御電圧を合焦電圧として出力するオートフォーカスモードとを備えると共に、
前記各モードを実行させるフォーカスモード設定手段を備え、
前記フォーカスモード設定手段は、
前記プリセットフォーカスモード又は前記オートフォーカスモードを選択的に実行する単一モード設定手段と、
前記プリセットフォーカスモード及び前記オートフォーカスモードを連続して実行する連続モード設定手段と、
前記単一モード設定手段あるいは前記連続モード設定手段でプリセットフォーカスモードを実行する際に温度補正モードの実行要否を選択する温度補正モード設定手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記絞りが開口径可変絞りである請求項1乃至6いずれか記載の撮像装置。
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