JP6222838B2 - 炭酸飲料用プラスチックボトル - Google Patents

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本発明は炭酸飲料用プラスチックボトル、さらに詳しくは、容量が1.5リットルタイプの大型の炭酸飲料用のプラスチックボトルに関する。
従来から、飲料用のプラスチックボトルとしては種々の形状のものが開発されており、たとえば特許文献1のような形状のものが特許出願されている。また容量も200mlタイプ、300mlタイプ等の小型のものから、1.5リットルタイプの大型のものまで種々のものが用いられている。
このようなプラスチックボトルに飲料が収容されて搬送される場合には、たとえばダンボール箱に収容され物流パレットに載置された状態で搬送されるが、プラスチックボトルの容量が大きくなるとボトルの胴径も大きくなり、物流パレットに載置されうるプラスチックボトルの本数が少なくなる。特に、1.5リットルタイプの大型のプラスチックボトルの場合には、ボトルの胴径が大きい故に複数のプラスチックボトルが密な状態で物流パレットに載置されていたとしても、複数のプラスチックボトル間の空間が占有する体積が無視できないものとなり、物流上無駄な空間が生じている感を拭えない。このため、1.5リットルタイプの大型のプラスチックボトルの場合には、物流パレットに載置されうるプラスチックボトルの本数を少しでも増やして物流効率を向上させることが望まれていた。
プラスチックボトルの胴径を変えず、容量を維持した状態で、物流パレットに載置されるプラスチックボトルの本数を増やすには、たとえば物流パレットを大きくすることが考えられるが、物流パレットは既存品が多数流通しており、その大きさがある程度規格化されているので、物流パレットの大きさを変更すると、物流パレットを購入する費用が増加し、また関連する物流機械を全て変更しなければならず、コストの増大を招いて現実的でない。
そこでプラスチックボトルの容量を維持しつつ物流パレットの大きさを変えずに物流パレットに載置されるプラスチックボトルの本数を増やす方策として、たとえばプラスチックボトルの胴部における最大胴径を小さくし、ボトルの高さを高くすることが考えられる。しかし、一般の家庭用冷蔵庫の棚や販売店の店頭における棚は既存のプラスチックボトルの高さを考慮して設計されているので、ボトル高さを高くすると、プラスチックボトルが家庭用冷蔵庫に収納できなくなるおそれがあり、また販売店の店頭に陳列できなくなるおそれがある。
このため、プラスチックボトルの胴部における最大胴径を小さくする一方でプラスチックボトルの高さを変えずに容量を維持する方策を講じることが考えられ、そのような方策として、プラスチックボトルの胴部の鉛直方向外周縁と肩部外周縁とのなす角度を大きくすることが考えられる。すなわち、上記従来の特許文献1に記載されたプラスチックボトルは、図6に示すように、プラスチックボトルの胴部4の鉛直方向外周縁20と、直線に近い緩やかな曲線を描く肩部外周縁21とのなす角度θが30〜40度程度であるが、プラスチックボトルの高さを変えずに胴部の高さのみ高くして上記角度θを大きくすると、その分、プラスチックボトルの容量を増やすことができる。従って、プラスチックボトルの高さを変えずに胴部の高さのみ高くしてプラスチックボトルの胴部における最大胴径を小さくすることで、プラスチックボトルの容量を維持することが可能となる。たとえば図7に示すようなプラスチックボトルは、プラスチックボトルの胴部の鉛直方向外周縁20と肩部外周縁21とのなす角度θが60度程度まで大きくされたものである。
しかし、プラスチックボトルの胴部の鉛直方向外周縁20と肩部外周縁21とのなす角度θが大きくなればなるほど肩部外周縁21が徐々に水平方向に傾くこととなり、その結果、肩部においてプラスチックボトル内部の圧力の影響を受けやすくなる。すなわち、炭酸飲料用のプラスチックボトルは、内容物が炭酸飲料であるので、プラスチックボトル内の圧力がかかり、上記のようにプラスチックボトルの胴部の鉛直方向外周縁20と肩部外周縁21とのなす角度θが大きくなって肩部外周縁21が徐々に水平方向に傾くと、プラスチックボトル内部の圧力の影響を受けてプラスチックボトルの肩部に変形が生じるおそれがあり、ボトル本体が高さ方向に延びる大きさが増えるおそれがある。
また、プラスチックボトルの胴部の鉛直方向外周縁20と肩部外周縁21とのなす角度θが大きくなって肩部外周縁21が徐々に水平方向に傾くと、それに伴って肩部における胴部に近い部分の曲率が大きくなり、その部分が急なカーブの曲線を描くような形状となる。このような形状のプラスチックボトルをブロー成形しようとすると、急なカーブの曲線を描く肩部においては、局所的にプラスチックボトルの肉厚が薄くなり、延伸しすぎによる外観不良が出るおそれや、プラスチックボトルの垂直荷重に対する強度が低下する可能性がある。
特開2008−56305
本発明は、上記のような問題点に鑑み、プラスチックボトルの容量を維持し、既存の物流パレットの大きさや店頭陳列の棚の高さを変えることなく、物流パレットに載置される1.5リットルタイプのプラスチックボトルの本数を増やして物流効率を向上することができ、しかも、内容物である炭酸飲料によるボトル内の圧力によって、ボトル本体が高さ方向に延びる等の変形が生じにくく、ボトル成形上の支障が生じるおそれもない炭酸飲料用プラスチックボトルを提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するために、口部と、胴部と、該口部と胴部間の肩部とを具備する、容量が1.5リットルタイプのボトル本体を有し、最大胴径が87.0〜91.0mmであり、前記ボトル本体の肩部は、該肩部と連続する胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法の曲率半径の円弧状部を有して形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、最大胴径が87.0〜91.0mmで、従来の1.5リットルタイプの一般的なプラスチックボトルの最大胴径92.0〜93.0mmよりも小さく、プラスチックボトルが細くなるので、その分、物流パレットに載置されるプラスチックボトルの本数を増やすことができ、それによって1.5リットルタイプのプラスチックボトルの物流効率が向上する。
その一方で、ボトル本体の肩部は、該肩部と連続する胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法の曲率半径の円弧状部を有して形成されているので、肩部が丸味を帯びて膨らんだような形状となり、図6に示す上記特許文献1のような胴部の鉛直方向外周縁と、直線に近い緩やかな曲線を描く肩部外周縁とのなす角度が30〜40度程度である従来のプラスチックボトルに比べると、ボトルの容量が従来のプラスチックボトルに比べて大きくなり、上記のように最大胴径が従来のプラスチックボトルより小さくなるにもかかわらず、ボトルの容量を維持することができる。
さらに、ボトルの肩部が上記のように従来のプラスチックボトルに比べて丸みを帯びて膨らんだような形状になるので、たとえば上記図7のようなプラスチックボトルに比べると、内容物である炭酸飲料によるボトル内の圧力が肩部に対して均等にかかり、ボトル本体が高さ方向に延びる等の変形が生じにくい。
また肩部と連続する胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法の曲率半径の円弧を有するように肩部が形成されているので、上記図7のプラスチックボトルのように、肩部における胴部に近い部分の曲率が大きくなって急なカーブの曲線を描くような形状となるようなことがなく、図7のプラスチックボトルのように成形上の支障が生じるおそれもない。
以上のように、本発明によって、プラスチックボトルの容量を維持し、既存の物流パレットの大きさや店頭陳列の棚の高さを変えることなく、物流パレットに載置される1.5リットルタイプのプラスチックボトルの本数を増やして物流効率を向上することができ、しかも、内容物である炭酸飲料によるボトル内の圧力によって、ボトル本体が高さ方向に延びる等の変形が生じにくく、ボトル成形上の支障が生じるおそれもない炭酸飲料用プラスチックボトルを提供することが可能となる。
一実施形態のボトル本体の正面図。 一実施形態のボトル本体の斜視図。 一実施形態のボトル本体の底面図。 従来のプラスチックボトルをダンボール箱に収容し、物流パレットに載置した状態を模式的に示す側面図。 本実施形態のプラスチックボトルをダンボール箱に収容し、物流パレットに載置した状態を模式的に示す側面図。 従来のボトル本体の正面図。 比較例のボトル本体の正面図。
本実施形態の炭酸飲料用プラスチックボトルは、口部と、胴部と、該口部と胴部間の肩部とを具備する、容量が1.5リットルタイプのボトル本体を有し、最大胴径が87.0〜91.0mmであり、前記ボトル本体の肩部は、該肩部と連続する胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法の曲率半径の円弧状部を有して形成されたものである。
本実施形態のプラスチックボトルのボトル本体は、容量が1.5リットルタイプのものである。ボトル本体の形状は特に限定されるものではないが、一般のプラスチックボトルと同様に、内容物の入口部分となる口部と、胴部と、該胴部と口部間の肩部と、底部とで構成されたものが使用される。
ボトル本体の材質はプラスチックであれば特に限定されるものではなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン等が例示される。その中でも特にポリエチレンテレフタレート製のものが好適に使用される。ここで「ポリエチレンテレフタレート製のもの」とは、純度が100%のポリエチレンテレフタレートのみからなるものを意味するものではなく、たとえばポリエチレンテレフタレートに少量のポリブチレンテレフタレートを混合したようのものも含むことを意味する。またボトル本体の口部に螺合される蓋部の材質は、ボトル本体と同じ材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。
本実施形態では、ボトル本体の最大胴径が87.0〜91.0mmとされる。ボトル本体の最大胴径が87.0〜91.0mmとされているので、従来の1.5リットルタイプの一般的なプラスチックボトルの最大胴径92.0〜93.0mmよりも小さい。従って、プラスチックボトルが従来に比べて細くなり、その分、物流パレットに載置されるプラスチックボトルの本数を増やすことができ、1.5リットルタイプのプラスチックボトルの物流効率が向上することとなる。ここで最大胴径とは、底部と接続される最下部から肩部と接続される最上部に至る胴部の部分の直径のうち、最大となる直径である。
また本実施形態では、ボトル本体の肩部は、該肩部と連続する胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法の曲率半径の円弧状部を有して形成されている。胴部上縁部の直径に対する肩部の円弧状部の曲率半径の寸法比が0.45未満になると、その部分の曲率が小さくなって肩部における曲線が急なカーブを描くような曲線になり易く、プラスチックボトルを成形する上で支障が生じるおそれがある。また0.55を超えると、その部分の曲率が大きくなって肩部における曲線が緩やかなカーブを描くような形状、つまり上記図6のプラスチックボトルのようになるので、プラスチックボトルの容量が減少することとなり、最大胴径を大きくせざるを得ないこととなるからである。
胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法、すなわち胴部上縁部の直径の約半分の寸法の曲率半径の円弧状部を有して肩部が形成されているので、全体として肩部は丸みを帯びて形成されることとなる。
ここで、胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法の曲率半径の円弧状部は、胴部の最上部と接続される肩部の最下部から、口部の最下部と接続される肩部の最上部に至る領域にある。
ボトル本体内には炭酸飲料が収容される。ボトル本体内に収容される炭酸飲料の種類は、特に限定されるものではない。たとえばタンサン水、コーラ、ジンジャーエール等、その種類は問うものではない。
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面に従って説明する。
本実施形態のプラスチックボトルは、ボトル本体1と蓋体2とで構成されている。蓋体2は図1において仮想線(2点鎖線)で示されている。ボトル本体1は、ポリエチレンテレフタレートで形成されている。
ボトル本体1は、内容物の入口部分となる口部3と、円筒状の胴部4と、該胴部4から口部3に至る肩部5と、底部6とで構成されている。底部6には5箇所にペタロイド脚8が形成されている。口部3には、一般のプラスチックボトルと同様にねじ9が刻設されており、また蓋体2の下部を係止する係止部10が形成されている。そして、係止部10より上部が口部3、係止部10より下部が肩部5とされている。
本実施形態では、肩部5と連続する胴部4の最上部である第1領域11a、及び底部6と連続する胴部4の最下部である第7領域11gの直径が最大に形成されており、これら第1領域11a、及び第7領域11gが、最大の胴径を有する最大胴径部12として形成されている。本実施形態では、最大胴径部12の直径t1が89.6mmとなるように形成されている。すなわち、肩部5と連続する胴部4の最上部である第1領域11aの直径t1が89.6mmとなるように形成されている。
前記胴部4の第1領域11aの下側に連続する第2領域11bは、わずかに下向きに湾曲して形成されており、さらにその下側に連続する第3領域11cは、鉛直方向に真っ直ぐ形成されている。その第3領域11cにおける胴部4の直径t2は88.5mmとなるように形成されている。また該第3領域11cの下側に連続する第4領域11dは、わずかに上向きに湾曲して形成されており、さらにその下側に連続する第5領域11eは、鉛直方向にほぼ真っ直ぐ形成されている。第5領域11eにおける胴部4の直径t3は89.4mmとなるように形成されている。第5領域11eの下側に連続する第6領域11fは、鉛直方向にほぼ真っ直ぐ形成されており、その下側に連続する第7領域11gは、鉛直方向に真っ直ぐ形成されている。第7領域11gは、上記のように最大胴径部12として形成されている。
肩部5には円弧状部7が形成されている。より具体的に説明すると、胴部4の第1領域11aの上縁に連続する肩部5の両側の下端部5b、5bを結ぶ水平方向の直線13とボトル本体1の鉛直方向の中心線14との交点を仮想中心点15とし、前記肩部5の両側の下端部5b、5bを結ぶ水平方向の直線13とのなす角度αが約60度となるように前記仮想中心点15から描かれる仮想線16を想定し、その仮想線16と肩部5の外周縁との交点が円弧状部7の上端部5aとされる。すなわち、該上端部5aから前記肩部5の下端部5bに至る部分が円弧状部7として形成されており、該円弧状部7においては曲率半径が同じになるように肩部5が形成されている。
このような円弧状部7の曲率半径は、45mmに形成されている。従って、肩部5と連続する胴部4の第1領域11aの直径に対する円弧状部7の曲率半径の寸法比は0.502で、最大胴径部12の直径の約半分となる。尚、上記のように肩部5の下端部5b、5bを結ぶ水平方向の直線13とボトル本体1の鉛直方向の中心線14との交点を仮想中心点15として円弧を描くように円弧状部7を形成すると、理論上は肩部5と連続する胴部4の第1領域11aの直径に対する円弧状部7の曲率半径の寸法比は0.5で丁度半分となるはずである。本実施形態では、円弧状部7を形成する円弧を描く中心点を、上記仮想中心点15からわずかにずらせた位置に設けて円弧状部7が形成されている。具体的には、図1における右側の肩部4の円弧状部7の円弧を描く際の中心点は仮想中心点15よりわずかに左側にずらせた位置に形成され、図1における左側の肩部4の円弧状部7の円弧を描く際の中心点は仮想中心点15よりわずかに右側にずらせた位置に形成されて左右の円弧状部7が形成されることとなる。このように肩部5の円弧状部7の曲率半径は、胴部4の最大の胴径を有する第1領域11aにおける直径の約半分の寸法とされ、肩部5が全体として丸みを帯びた形状となる。尚、円弧状部7の上端部5aより上側の肩部5の部分7bは、口部3と円滑につながるように円弧状部7とは逆向きに湾曲するように形成されている。
さらに、底部6の下端部から口部3の上端部にいたるボトル本体1の高さt4は303.6mmとなるように形成されている。これは従来の1.5リットルタイプのプラスチックボトルのボトル本体とほぼ同じ高さである。
本実施形態においては、肩部5の円弧状部7の曲率半径が、最大の胴径を有する胴部4の第1領域11aの直径89.6mmの約半分である45mmに形成されているため、肩部5の円弧状部7の輪郭が真円に近い円弧状となり、肩部5が丸味を帯びて膨らんだような形状となるので、図7に示すプラスチックボトルのように、内容物である炭酸飲料によるボトル内の圧力によって、ボトルの口部に近い肩部の部分が高さ方向に延びる等の変形が生じにくくなる。
また、ボトル本体1の肩部5が丸味を帯びて膨らんだような形状となり、その分、ボトルの容量が従来の特許文献1のようなプラスチックボトルに比べて大きくなるので、図6に示す従来のプラスチックボトルに比べてボトルの容量が大きくなり、上記のように最大胴径が従来のプラスチックボトルより小さくなるにもかかわらず、全体としてボトルの容量を維持することができる。
従って、ボトル本体1の高さや容量を維持した状態で既存の物流パレットの大きさや店頭陳列の棚の高さを変えることなく、パレットに載置される1.5リットルタイプのプラスチックボトルの本数を増やすことができ、パレット載置効率を向上させることができる。
さらに、このような載置効率の観点からのみならず、物流パレットを用いる場合に従来生じていた問題点も解決できる。この点を具体的に説明すると、プラスチックボトルは、ダンボール箱内に複数本収納されて物流パレットに載置される。1.5リットルタイプのプラスチックボトルであれば、一般にダンボール箱内に2列にして4本ずつ計8本収納される。そして、このように2列にして4本ずつ計8本のプラスチックボトルが収納されたダンボール箱17が、図4に示すように物流パレット18に多数個載置されて搬送される。
この場合において、1.5リットルタイプの大型のプラスチックボトルが8本収納されたダンボール箱17の大きさによって、プラスチックボトルが収納されたダンボール箱17が載置される列数が制限され、その結果、図4に示すように、物流パレット18の端部18aが載置されたダンボール箱17の側方にはみ出すことになっていた。
木製の物流パレットは図4のように下面側の中央と両側の3箇所にケタ19が設けられているので、上記のように物流パレット18の端部18aがダンボール箱17の側方にはみ出すと、その端部18aの下面側のケタ19と、下段側の物流パレット18に載置された最上段のダンボール箱17との接触面積が小さくなる。この結果、上段側の物流パレット18のケタ19の部分に小さい接触面積で接触する下段側のダンボール箱17が集中荷重を受け易くなり、ダンボール箱17が破損するおそれがあるという問題が生じていた。
本実施形態においては、上記のように、ボトル本体1の高さや容量を維持した上でボトル本体1の最大胴径を従来のプラスチックボトルより小さくすることができるので、その分、プラスチックボトルが収納されたダンボール箱の大きさを小さくすることができる。この結果、既存の大きさの物流パレット18に載置されるダンボール箱17の箱数を増やすことができ、図5に示すように物流パレット18の端部18aが、載置されたダンボール箱17の側方にはみ出すこともなく、物流パレット18のケタ19の下面全面が下段側のダンボール箱17の上面に接触するように、多数のダンボール箱17を載置することが可能となる。
従って、従来のように、上段側の物流パレット18のケタ19の部分で下段側のダンボール箱17が集中荷重を受けるようなこともなく、ダンボール箱17が破損するおそれが解消されることとなる。
具体的には、寸法が1100mm×900mmの物流パレット18上に、2列にして4本ずつ計8本の従来のプラスチックボトルを収納した段ボール箱を載置する場合、従来では、段ボール箱が384mm×196mmの大きさであり、およそ40箱程度の段ボール箱しか載置できなかったところ、本実施形態では、段ボール箱の大きさ370mm×188mm程度となり、同じ寸法の物流パレット18上に60箱程度の段ボール箱を載置できることとなった。
尚、上記実施形態では、ボトル本体1の最大胴径部12の直径t1が89.6mmとなるように形成されていたが、最大胴径部12の直径は該実施形態に限定されるものではない。要は、最大胴径部の直径は87.0〜91.0mmの範囲内であればよい。
また上記実施形態では、肩部5の円弧状の部分の曲率半径が45mmに形成されて、ボトル本体1の最大胴径部12の直径に対して0.502の寸法比に形成されていたが、肩部5の円弧状の部分の曲率半径は上記実施形態に限定されるものではなく、要は、ボトル本体1の最大胴径部の直径に対する肩部5の円弧状の部分の曲率半径の寸法比が0.45〜0.55の寸法となるように形成されていればよい。
また上記実施形態では、肩部5の外周縁全域の曲率半径が45mmとなるように形成されていたが、肩部5の外周縁全域が同じ曲率半径に形成される必要は必ずしもなく、ボトル本体1の最大胴径部の直径に対する肩部5の円弧状の部分の曲率半径の寸法比が0.45〜0.55の寸法となるような円弧状部分が肩部5に形成されていればよい。
さらに上記実施形態では、ボトル本体1の高さが303.6mmとなるように形成されていたが、ボトル本体1の高さも該実施形態に限定されるものではない。ただし、家庭用冷蔵庫の棚の高さなどから従来の炭酸飲料用1.5リットルのプラスチックボトルのボトル本体の高さを極力変更しないようにする観点からは、303.0mm〜304.0mmとすることが望ましい。
1 ボトル本体
4 胴部
5 肩部

Claims (1)

  1. 口部と、胴部と、該口部と胴部間の肩部とを具備する、容量が1.5リットルタイプのボトル本体を有し、最大胴径が87.0〜91.0mmであり、前記ボトル本体の肩部は、該ボトル本体の肩部と連続する胴部上縁部の直径に対する寸法比が0.45〜0.55の寸法の曲率半径の円弧状部を有して形成されていることを特徴とする炭酸飲料用プラスチックボトル。
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