JP6221802B2 - 電気機器管理装置および電気機器管理システム - Google Patents

電気機器管理装置および電気機器管理システム Download PDF

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Description

この発明は、複数の電気機器の使用状態を管理するための電気機器管理装置およびシステムに関する。
電気機器の使用状態を管理するためのシステムが種々提案されている。このようなシステムは、病院などにおいて医療機器の効率的利用を図るために有用である。
たとえば、特開2006−238595号公報(特許文献1)に記載のシステムでは、電気機器の電源状態を取得するための装置が各電気機器に取付けられる。この電源状態取得装置(以下では、電気機器管理装置とも称する)は、電気機器の電源プラグが差し込まれるコンセントと、建物内のコンセントに差し込むための電源プラグと、これらのコンセントと電源プラグとを接続する電力線と、当該電力線に電流が流れているかを検出するセンサと、センサの検出結果を近距離無線送信する送信手段とを備える。電源状態表示盤は、受信した電源状態の情報を表示する。
特開2006−238595号公報
上記の電気機器管理装置は、電気機器の所在位置を把握するために、電源プラグが建物内のコンセントに差し込まれていない場合でも、内蔵の二次電池によって動作可能となり、定期的に自己の識別情報などを無線送信するように構成されることが望ましい。この場合、電気機器管理装置は、外部電源と内蔵の二次電池との両方で動作することになる。
ところが、一般に二次電池は、端子電圧から充電残量を予測し難い。特に安価なニッケル水素電池を使用する場合には、充電残量が10%程度以下になるまで端子電圧がほとんど変化しない。このため、内蔵の二次電池の残量低下のために電気機器管理装置を誤って停止状態にしてしまい、対応の電気機器の所在位置を把握できなくなってしまう虞がある。
この発明は、上記の問題点を考慮してなされたものであり、その主な目的は、内蔵の二次電池の充電量をできるだけ正確に推測することよって、予期しない動作停止を防止することが可能な電気機器管理装置を提供することである。
この発明の一実施の形態による電気機器管理装置は、第1の接続部と、第2の接続部と、電源供給線と、電流検出部と、電源供給判定部と、二次電池と、リアルタイムクロックと、マイクロコントローラとを備える。第1の接続部は、外部から電源供給を受けるために設けられる。第2の接続部は、対応の電気機器の電源線と接続するために設けられる。電源供給線は、第1および第2の接続部間を接続する。電流検出部は、電源供給線を流れる電流の大きさを検出する。電源供給判定部は、電源供給線の電圧変化に基づいて、外部から電源が供給されているか否かを判定する。二次電池は、第1の接続部を介して外部から電源供給を受けているときに充電される。リアルタイムクロックは、日時を計時する。マイクロコントローラは、第1の接続部を介して外部から供給された電源または二次電池によって動作する。マイクロコントローラは、電流検出部の検出結果に関する情報および自管理装置の識別情報を、無線送信機によって定期的に送信する。マイクロコントローラは、さらに、電源供給判定部の判定結果に基づいて、外部から電源供給が開始されたときの日時と、外部から電源供給が停止したときの日時とを無線送信機によって送信する。
上記の構成によれば、電源供給判定部の判定結果に基づいて、外部電源電圧の供給開始または供給停止の日時、具体的には、コンセントへの電源プラグの挿入またはコンセントからの抜去の日時が検知される。これらの日時の情報をホストコンピュータに送信することによって、ホストコンピュータ側で各電気機器管理装置に内蔵されている二次電池の充電量を推定することが可能になる。
この発明の他の実施の形態による電気機器管理装置は、第1の接続部と、第2の接続部と、電源供給線と、電流検出部と、電源供給判定部と、二次電池と、マイクロコントローラとを備える。第1の接続部は、外部から電源供給を受けるために設けられる。第2の接続部は、対応の電気機器の電源線と接続するために設けられる。電源供給線は、第1および第2の接続部間を接続する。電流検出部は、電源供給線を流れる電流の大きさを検出する。電源供給判定部は、電源供給線の電圧変化に基づいて、外部から電源が供給されているか否かを判定する。二次電池は、第1の接続部を介して外部から電源供給を受けているときに充電される。マイクロコントローラは、第1の接続部を介して外部から供給された電源または二次電池によって動作し、第1および第2のカウンタを含む。マイクロコントローラは、電源供給判定部の判定結果に基づいて、外部から電源供給が開始されたときに第1のカウンタをリセットし、外部から電源供給が停止したときに第2のカウンタをリセットし、リセット後の各カウンタの値を時間経過に比例して増加させる。マイクロコントローラはさらに、電流検出部の検出結果に関する情報、自管理装置の識別情報、ならびに第1および第2のカウンタの値を無線送信機によって定期的に送信する。
上記の構成によれば、電源供給判定部の判定結果に基づいて、外部からの電源供給が開始されてからの経過時間が第1のカウンタを用いて計測され、外部から電源供給が停止されてからの経過時間が第2のカウンタを用いて計測される。したがって、第1および第2のカウンタの値をホストコンピュータに送信することによって、ホストコンピュータ側で各電気機器管理装置に内蔵されている二次電池の充電量を推定することが可能になる。
上記の一実施の形態または他の実施の形態において、好ましくは、電気機器管理装置は、二次電池の端子電圧を検出する電圧モニタ回路をさらに備える。マイクロコントローラは、さらに、二次電池の端子電圧の値を無線送信機によって定期的に送信するように構成される。
上記の構成によれば、二次電池の端子電圧の値をホストコンピュータ側に送信することによって、二次電池の充電量の推定精度をより高めることができる。
好ましくは、二次電池は、ニッケル水素電池またはニッケルカドミウム電池である。
好ましくは、電気機器管理装置は、さらに、第1の接続部を介して外部から供給された交流電源電圧を整流するための整流回路と、整流回路の出力電圧を平滑化するための平滑回路とを備える。電源供給判定部は、平滑回路の出力電圧と基準電圧とを比較するためのコンパレータを含む。
この発明は他の局面において、電気機器管理システムであって、複数の電気機器にそれぞれ取り付けられた上記の一実施の形態による複数の電気機器管理装置と、各電気機器管理装置から送信されるデータを受信するためのホストコンピュータをと備える。ホストコンピュータは、各電気機器管理装置から送信された電流検出部の検出結果に関する情報に基づいて、各電気機器の使用状態を検知する。ホストコンピュータは、さらに、各電気機器管理装置から送信された外部から電源供給が開始されたときの日時と、外部から電源供給が停止したときの日時とに基づいて、各電気機器管理装置に内蔵される二次電池の充電量を検知する。
この発明はさらに他の局面において電気機器管理システムであって、複数の電気機器にそれぞれ取り付けられた上記の他の実施の形態による複数の電気機器管理装置と、各電気機器管理装置から送信されるデータを受信するためのホストコンピュータをと備える。ホストコンピュータは、各電気機器管理装置から送信された電流検出部の検出結果に関する情報に基づいて、各電気機器の使用状態を検知する。ホストコンピュータは、さらに、各電気機器管理装置から送信された第1および第2のカウンタの値に基づいて、各電気機器管理装置に内蔵される二次電池の充電量を検知する。充電量が規定値以下になると、充電を促す警告を表示するようになっていてもよい。
この発明によれば、内蔵の二次電池の充電量をできるだけ正確に推測することよって、予期しない動作停止を防止することが可能な電気機器管理装置を提供することができる。
電気機器管理システムの構成を模式的に示すブロック図である。 図1の各管理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図2のコンパレータの入力信号および出力信号の一例を示すタイミング図である。 図2のマイクロコントローラ36の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による電気機器管理システムにおいて、図1のホストコンピュータの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。 実施の形態1による電気機器管理システムにおいて、ホストコンピュータの表示装置に表示される各電気機器の管理情報の一例を示す図である。 実施の形態2による電気機器管理装置の構成を示すブロック図である。 図8のマイクロコントローラ36の動作を示すフローチャートである。 二次電池の充電量とカウンタの値との関係を示す図である。 実施の形態2による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。 実施の形態3による電気機器管理装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。 二次電池の端子電圧と放電容量との関係を示す図である。 実施の形態3の変形例による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない。
<実施の形態1>
[電気機器管理システムの全体構成]
図1は、電気機器管理システムの構成を模式的に示すブロック図である。図1を参照して、電気機器管理システム100は、複数の電気機器110A,110B,…(総称する場合または不特定のものを示す場合、電気機器110と記載する)の使用状態および所在位置を管理する。
図1の例では、電気機器110A,110B,…が建物内の部屋200A,200B,…(総称する場合または不特定のものを示す場合、部屋200と記載する)にそれぞれ配置され、ホストコンピュータ140が建物内の部屋200Zに配置されている例が示されているが、各電気機器110は任意の場所に移動可能であるとする。図1に示すように、各電気機器110は各部屋200A,200B,…にそれぞれ設けられたコンセント202A,202B,…を介して電源電圧の供給を受ける。ホストコンピュータ140は部屋200Zに設けられたコンセント202Zを介して電源電圧の供給を受ける。コンセント202A,202B,…には各部屋200A,200B,…の外から配電線210を介して電源電圧が供給される。なお、コンセント202A,202B,…について総称する場合または不特定のものを示す場合、コンセント202と記載する。部屋200A,200B,…ついても総称する場合または不特定のものを示す場合、部屋202と記載する。
電気機器管理システム100は、複数の電気機器110A,110B,…にそれぞれ対応する電気機器管理装置(単に「管理装置」とも称する)70A,70B,…と、ホストコンピュータ140とを含む。なお、管理装置70A,70B,…について総称する場合または不特定のものを示す場合、管理装置70と記載する。
各電気機器110は、対応の管理装置70を介して電源電圧の供給を受ける。すなわち、電気機器110A,110B,…にそれぞれ設けられた電源プラグ112A,112B,…が管理装置70A,70B,…のコンセントにそれぞれ挿入される。さらに、管理装置70A,70B,…にそれぞれ設けられた電源プラグ12A,12B,…が建物内のコンセント202に挿入される。なお、電源プラグ112A,112B,…および電源プラグ12A,12B,…について総称する場合または不特定のものを示す場合、電源プラグ112および電源プラグ12とそれぞれ記載する。
なお、各電気機器110は、通常、対応の管理装置70に常時接続されたままで使用される。したがって、各電気機器110に電源プラグ112を設けずに、各電気機器110の電源線が対応の管理装置70に直結されるようにしてもよい。
各管理装置70は、無線ネットワークを介してホストコンピュータ140と通信可能に構成される。図1の場合には、各部屋200および廊下などの管理区域ごとに無線LAN(Local Area Network)用のアクセスポイント120A,120B,…が設けられている。アクセスポイント120A,120B,…は有線LAN130を介してホストコンピュータ140と接続される。なお、各管理装置70と無線通信するための方式は、近距離無線通信であればどのような方式であってもよく、無線LANには限られない。
各管理装置70は、対応の電源プラグ12と対応の電気機器110との間を流れる電流の大きさ(交流電流の場合には実効値またはピーク値)を定期的に検出する。各管理装置70は、自己の識別情報とともに検出電流に関する情報を、ネットワークを介してホストコンピュータ140に送信する。ホストコンピュータ140は、通信に使用したアクセスポイント120と管理装置70の識別情報とに基づいて、各電気機器110の所在位置を検知する。さらに、ホストコンピュータ140は、各管理装置70から送信された検出電流に関する情報に基づいて各管理装置70に対応する電気機器110の動作状態を検知する。
なお、各管理装置70は、対応の電源プラグ12がコンセント202に挿入されていない場合でも、少なくとも対応の電気機器110の所在位置をホストコンピュータ140に知らせる必要がある。このため、各管理装置70は、対応の電源プラグ12がコンセント202に挿入されている場合には、外部電源によって動作するが、対応の電源プラグ12がコンセント202に挿入されていない場合には、内蔵の二次電池によって動作する。
以下で詳しく説明するように、各管理装置70は、二次電池の充電量の推定のために、二次電池の充電を開始した時刻および二次電池の放電を開始した時刻に関する情報も、ネットワークを介してホストコンピュータ140に送信する。
上記の電気機器管理システムは、たとえば、病院において医療機器を管理するために好適に用いられる。ホストコンピュータ140から各医療機器の所在位置および動作状態を検出することによって、使用されずに放置されている医療機器をなくして医療機器の効率的な利用を図ることができる。
[管理装置の構成]
図2は、図1の各管理装置の構成を概略的に示すブロック図である。図2を参照して、管理装置70は、電源プラグ12、コンセント14、電源供給線16、整流回路20、平滑回路22、ダイオード24、充電回路26、定電圧回路28、二次電池30、電流センサ18、リアルタイムクロック60、電流検出部34、電源供給判定部40、マイクロコントローラ36、および無線送信機38を含む。二次電池30は、たとえば、ニッケル水素電池またはニッケルカドミウム電池である。
電源プラグ12は、図1に示す建物内のコンセント202に挿入されることによって外部から電源電圧を受ける第1の接続部として機能する。コンセント14は、図1に示す対応の電気機器110の電源プラグ112が挿入されることによって、対応の電気機器110の電源線に接続される第2の接続部として機能する。電源供給線16は、電源プラグ12とコンセント14との間を接続する。
整流回路20は、電源プラグ12を介して外部から供給された交流電圧を直流電圧に変換する。平滑回路22は、整流回路20の出力電圧を平滑化する。なお、電源プラグ12を介して外部から直流電圧が供給される場合(直流配電の場合)には、整流回路20および平滑回路22は必要でない。
平滑回路22の出力側のノードND1は、ダイオード24および充電回路26を介して二次電池30に接続される。ダイオード24は、電源プラグ12が図1に示す建物内のコンセント202に挿入されていない場合に、二次電池30から電源供給線16への逆流を防止するために設けられている。充電回路26として、たとえば、電流制限用の抵抗素子が設けられる。
定電圧回路28は、充電回路26と二次電池30との間のノードND2の電圧に基づいて、内部電源電圧VDDを生成する。電源プラグ12が建物内のコンセントに挿入されていない場合には、定電圧回路28は、二次電池30の放電電圧に基づいて内部電源電圧VDDを生成する。電源プラグ12が建物内のコンセント202に挿入されている場合には、外部から供給された電源電圧は内部電源電圧VDDの生成に用いられるとともに、二次電池30の充電に用いられる。生成された内部電源電圧VDDは、マイクロコントローラ36および基準電圧生成部44、コンパレータ46など電気機器管理装置70の内部回路の動作に使用される。
電流センサ18は、電源供給線16を流れる電流を検出する。電流検出部34は、電流センサ18の出力信号に基づいて、電源供給線16を流れる電流の大きさ(交流電流の場合、実効値またはピーク電圧)を検出する。検出した電流の大きさは、マイクロコントローラ36のアナログ入力端子IN1に入力される。
リアルタイムクロック60は、日時を計時するための半導体集積回路である。リアルタイムクロック60は、電源プラグ12が建物のコンセントに挿入されている場合には外部から供給された電源で動作し、外部から電源が供給されていていない場合には二次電池30によって動作する。リアルタイムクロック60からのクロック信号はマイクロコントローラ36の入力端子IN3に入力される。
電源供給判定部40は、図1のノードND1の電圧の変化を検出することによって、電源プラグ12が図1に示す建物内のコンセント202に挿入されているか否か、言い換えると、外部からの電源が供給されているか否かを判定する。具体的に、電源供給判定部40は、基準電圧生成部44と、コンパレータ46とを含む。基準電圧生成部44は、定電圧回路28から出力される内部電源電圧VDDを分圧することによって基準電圧RVを生成する。コンパレータ46は、平滑回路の出力電圧(ノードND1の電圧)と基準電圧RVとを比較する。コンパレータ46の出力信号は入力端子IN2を介してマイクロコントローラ36に入力される。
図3は、図2のコンパレータの入力信号および出力信号の一例を示すタイミング図である。図3(A)には、図2のコンパレータ46の入力電圧(ノードND1の電圧)の波形の一例が示され、図3(B)には、コンパレータ46の出力信号波形が示されている。
図2および図3を参照して、時刻t1の近傍で電源プラグ12が建物内のコンセントに挿入されるために、平滑回路22の出力電圧(ノードND1の電圧)が0からVCCまで増加する。コンパレータ46の出力信号は、ノードND1の電圧が基準電圧RVを超えたときローレベル(Lレベル)からハイレベル(Hレベル)に変化する。時刻t2の近傍で電源プラグ12が建物内のコンセントから抜去されるために、平滑回路22の出力電圧(ノードND1の電圧)がVCCから0まで低下する。コンパレータ46の出力信号は、ノードND1の電圧が基準電圧RV以下となったときHレベルからLレベルに変化する。
したがって、電源供給判定部40は、図3の時刻t1から時刻t2までの間、対応の電気機器に外部から電源が供給されている(以下、「電源供給状態」と称する)と判定し、第1の論理レベル(本実施の形態の場合には、Hレベル)の信号をマイクロコントローラ36に出力する。電源供給判定部40は、図3の時刻t1より前および時刻t2よりも後において、外部からの電源供給が停止されている(以下、「電源停止状態」と称する)と判定し、第2の論理レベル(本実施の形態の場合には、Lレベル)の信号をマイクロコントローラ36に出力する。また、図3の時刻t1を「電源供給開始時刻」と称し、時刻t2を「電源供給停止時刻」と称する。
再び、図2を参照して、マイクロコントローラ36は、電流検出部34から受けた検出電流の大きさをA/D(Analog to Digital)変換する。マイクロコントローラ36は、A/D変換後の検出電流の大きさを自管理装置の識別情報とともに送信信号として、無線送信機38を介して図1に示すアクセスポイント120に定期的に送信する。なお、マイクロコントローラ36は、検出電流の大きさそのものでなく、検出電流の大きさに関する情報(たとえば、電流の大きさを複数段階に区分した場合に何番目の段階に該当するかなど)を送信するように構成されていてもよい。
マイクロコントローラ36は、さらに、電源供給判定部40の出力信号に基づいて、電源供給状態から電源停止状態への変化を検出したとき、そのときのリアルタイムクロック60の値を電源供給停止時刻として自管理装置の識別情報ととともに無線送信機38を介して送信する。同様に、マイクロコントローラ36は、電源供給判定部40の出力信号に基づいて、電源停止状態から電源供給状態への変化を検出したとき、そのときのリアルタイムクロック60の値を電源供給開始時刻として自管理装置の識別情報ととともに無線送信機38を介して送信する。後述するように、図1のホストコンピュータ140は、各管理装置70から送信されるリアルタイムクロックの値に基づいて、各管理装置70に内蔵されている二次電池30の充電量を推定する。
[マイクロコントローラおよびホストコンピュータの動作]
次に、これまでの説明を総括しながら、図2の管理装置70に備えられたマイクロコントローラ36の動作と、図1のホストコンピュータの動作とについて説明する。
図4は、図2のマイクロコントローラ36の動作を示すフローチャートである。なお、マイクロコントローラ36は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ(主記憶装置、補助記憶装置)、および入出力インターフェースなどを含む。マイクロコントローラ36は、メモリに格納されたプログラムがCPUで実行されることによって図4の各ステップの動作を行う。以下、図2および図4を参照して、マイクロコントローラ36の動作について説明する。
まず、マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号の論理レベルの変化を検出する。この結果、マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号がHレベルからLレベルに変化した場合には(ステップS100でYES)、その時点でのリアルタイムクロックの値を電源供給停止時刻としてレジスタ等に記憶する(ステップS110)。マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号がLレベルからHレベルに変化した場合には(ステップS105でYES)、その時点でのリアルタイムクロックの値を電源供給開始時刻としてレジスタ等に記憶する(ステップS115でYES)。
さらに、マイクロコントローラ36は、電流検出部34から電源供給線16を流れる電流の大きさ、すなわち、対応する電気機器の消費電流の大きさを定期的に取得する(ステップS130)。
その後、マイクロコントローラ36は、自管理装置の識別情報と、対応する電気機器の消費電力の大きさの情報とを、無線ネットワークを介して図1のホストコンピュータ140に定期的に送信する(ステップS135)。なお、マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号の変化を検出した場合には、電源供給停止時刻または電源供給開始時刻を自管理装置の識別情報とともに送信する(ステップS135)。
図5は、実施の形態1による電気機器管理システムにおいて、図1のホストコンピュータの動作を示すフローチャートである。なお、ホストコンピュータ140を通常のコンピュータと同様の構成であり、CPU(Central Processing Unit)、メモリ(主記憶装置、補助記憶装置)、入力装置、表示装置などを含む。ホストコンピュータ140は、メモリに格納されたプログラムがCPUで実行されることによって図5の各ステップの動作を行う。以下、図1および図5を参照して、ホストコンピュータ140の動作について説明する。
まず、ホストコンピュータ140は、いずれかの管理装置70からデータ(識別情報および消費電流の大きさ)を受信すると(ステップS200でYES)、通信に使用したアクセスポイント120に基づいて、受信した識別情報に対応する電気機器110の所在位置を判定する(ステップS205)。なお、電気機器110A,110B,は管理装置70A,70B,…に対応付けられているので、各管理装置から受信する識別情報に基づいて電気機器を容易に判別できる。
さらに、ホストコンピュータ140は、受信した消費電流の大きさに基づいて対応する電気機器110の使用状態を判定する(ステップS210)。たとえば、消費電流の大きさに応じて使用中、待機状態(使用時よりも小さい待機電流が流れている)、または非使用のいずれであるかが判定される。
さらに、ホストコンピュータ140は、受信した電源供給開始時刻または電源供給停止時刻に基づいて、二次電池の充電量を推定する。充電量の推定手順については、図6で説明する。
上記の判定および推定後に、ホストコンピュータ140は、管理装置70からの受信データ(具体的には、識別情報および消費電流の大きさ、さらに電源供給開始時刻または電源供給停止時刻を受信した場合にはその値)、判定結果(所在位置、使用状態)、ならびに二次電池の充電量の推定値を内蔵するメモリに記憶する(ステップS220)。
ホストコンピュータ140は、入力装置を介して電気機器の管理情報を表示装置に表示する要求を受付けると(ステップS225でYES)、メモリに記憶されている各電気機器の最新の管理情報を表示する(ステップS230)。以後、上記の各ステップが繰り返される。
図6は、実施の形態1による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。図1および図6を参照して、ホストコンピュータ140は、いずれかの電気機器管理装置70からデータの送信を受けたとき、現時点までの間で、最後に受信した電源供給停止時刻と最後に受信した電源供給開始時刻とを比較する(ステップS300)。比較の結果、電源供給停止時刻が電源供給開始時刻よりも後の場合には(ステップS300でYES)、ホストコンピュータ140は、現時点が電源停止状態、すなわち、当該管理装置70の電源プラグ12は建物のコンセントから抜去されていると判定する。この場合、ホストコンピュータ140は、現在時刻から電源供給停止時刻を減算した値に予め定められた放電定数を乗算し、乗算結果を直前の電源供給状態での充電量から減算する。これによって、ホストコンピュータ140は、当該管理装置70に内蔵されている二次電池の充電量を推定する(ステップS305)。
逆に、電源供給停止時刻が電源供給開始時刻の以前である場合には(ステップS300でNO)、ホストコンピュータ140は、現時点が電源供給状態、すなわち、当該管理装置70の電源プラグ12は建物のコンセントに挿入されていると判定する。この場合、ホストコンピュータ140は、現在時刻から電源供給開始時刻を減算した値に予め定められた充電定数を乗算し、乗算結果を直前の電源停止状態での充電量に加算する。これによって、ホストコンピュータ140は、当該管理装置70に内蔵されている二次電池の充電量を推定する(ステップS310)。
望ましくは、ホストコンピュータ140は、推定した二次電池の充電量が10%未満の場合には(ステップS325でYES)、ユーザに二次電池の充電を促す警告表示をホストコンピュータ140の表示装置に表示する(ステップS330)。以降、上記の各ステップが繰り返される。
上記のステップS305およびS310において、放電定数および充電定数は二次電池の規格または実験等によって予め定めておく。充電量の推定精度をより高めるためには、二次電池が新品の状態からの通算の充放電回数(充電回数および放電回数の少なくとも一方の積算値)を求め、求めた通算の充放電回数に応じて放電定数および充電定数を変更するのが好ましい。これによって、二次電池の劣化の影響を充電量の推定に取り込むことができる。
図7は、実施の形態1による電気機器管理システムにおいて、ホストコンピュータの表示装置に表示される各電気機器の管理情報の一例を示す図である。図7に示すように、電気機器の機器名と、所在位置と、使用状態と、対応の電気機器管理装置に内蔵されている二次電池の充電量が表示装置に表示される。充電量が10%未満の場合には、「充電して下さい」のようにユーザに二次電池の充電を促す警告が表示される。
[実施の形態1の効果]
以上のとおり、実施の形態1による電気機器管理システム100によれば、各電気機器110に取り付けられた電気機器管理装置70が内蔵する二次電池の充電量を精度よく推定することができる。これによって、電気機器管理装置の予期しない動作の停止を防止することができる。さらに、二次電池の残量の計算はホストコンピュータ140側で行うので、各管理装置70の消費電力をできるだけ少なくすることができ、二次電池による動作時間をより長くすることができる。
<実施の形態2>
実施の形態2では、リアルタイムクロック60を用いずにマイクロコントローラ36に内蔵されているカウンタを利用して、二次電池の充電量を推定するものである。以下、図面を参照して具体的に説明する。
[電気機器管理装置の構成]
図8は、実施の形態2による電気機器管理装置の構成を示すブロック図である。図8の電気機器管理装置71は、リアルタイムクロック60が設けられていない点で図2の電気機器管理装置70と異なる。電気機器管理装置71では、リアルタイムクロック60に代えてマイクロコントローラ36に内蔵のカウンタCT1,CT2を用いて二次電池の充電期間および放電期間の長さが検出される。
図8の電気機器管理装置71のその他の構成は図2の場合と同じであるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。なお、図8の電気機器管理装置71は、図1の電気機器管理装置70(70A,70B,…)に代えて用いられる。
[マイクロコントローラの動作]
図9は、図8のマイクロコントローラ36の動作を示すフローチャートである。
図8および図9を参照して、まず、マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号の論理レベルの変化を検出する。マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号がHレベルからLレベルに変化した場合には(ステップS100でYES)、カウンタCT2の値を0にリセットし、その時点からの経過時間に比例してカウンタの値を増加させる(ステップS120)。すなわち、電源プラグ12が建物のコンセントから抜去された場合(電源供給状態から電源停止状態に切り替わった場合)に、カウンタCT2がリセットされることになる。
逆に、マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号がLレベルからHレベルに変化した場合には(ステップS105でYES)、カウンタCT1の値を0にリセットし、その時点からの経過時間に比例してカウンタの値を増加させる(ステップS125)。すなわち、電源プラグ12が建物のコンセントに挿入された場合(電源停止状態から電源供給状態に切り替わった場合)に、カウンタCT1がリセットされることになる。
さらに、マイクロコントローラ36は、電流検出部34から電源供給線16を流れる電流の大きさ、すなわち、対応する電気機器の消費電流の大きさを定期的に取得する(ステップS130)。
その後、マイクロコントローラ36は、自管理装置の識別情報と、対応する電気機器の消費電力の大きさの情報と、現時点でのカウンタCT1,CT2の値を、無線ネットワークを介して図1のホストコンピュータ140に定期的に送信する(ステップS140)。
図10は、二次電池の充電量とカウンタの値との関係を示す図である。図10(A)には二次電池の充電量が示され、図10(B)にはカウンタCT1,CT2の値が示される。
図10に示す例では、時刻t1およびt3(電源供給開始時刻)において、電気機器管理装置71の電源プラグ12が図1に示す建物内のコンセント202に挿入される。時刻t2およびt4(電源供給停止時刻)において、電源プラグ12がコンセント202から抜去される。すなわち、時刻t1から時刻t2までと時刻t3から時刻t4までとが電源供給状態であり、その他の時間帯が電源停止状態である。
図10に示すように、カウンタCT1の値は、電源供給開始時刻(時刻t1、t3)において0にリセットされ、その後、時間の経過とともに増加する。カウンタCT2の値は、電源供給停止時刻(時刻t2、t4)において0にリセットされ、その後、時間の経過とともに増加する。二次電池の充電量は、電源供給状態において時間の経過とともに増加し(上限を100%とする)、電源停止状態において時間の経過とともに減少する(下限を0%とする)。
[ホストコンピュータの動作]
実施の形態2の場合のホストコンピュータの動作は、二次電池の充電量を推定するステップ(S215)の内容を除いて、図5に示す動作と同じであるので、同一または相当するステップには同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図11は、実施の形態2による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。図1および図11を参照して、ホストコンピュータ140は、いずれかの電気機器管理装置70からデータを受信したとき、受信したカウンタCT1の値とカウンタCT2の値とを比較する(ステップS400)。比較の結果、カウンタCT1の値がカウンタCT2の値よりも大きい場合には(ステップS400でYES)、ホストコンピュータ140は、現時点が電源停止状態、すなわち、当該管理装置70の電源プラグ12は建物のコンセントから抜去されていると判定する。この場合、ホストコンピュータ140は、予め定められた放電定数とカウンタCT2の値とを乗算し、乗算結果を直前の電源供給状態での充電量から減算する。これによって、ホストコンピュータ140は、当該管理装置70に内蔵されている二次電池の充電量を推定する(ステップS405)。
逆に、カウンタCT1の値がカウンタCT2の値以下である場合には(ステップS400でNO)、ホストコンピュータ140は、現時点が電源供給状態、すなわち、当該管理装置70の電源プラグ12は建物のコンセントに挿入されていると判定する。この場合、ホストコンピュータ140は、予め定められた充電定数とカウンタCT1の値とを乗算し、乗算結果を直前の電源停止状態での充電量に加算する。これによって、ホストコンピュータ140は、当該管理装置70に内蔵されている二次電池の充電量を推定する(ステップS410)。
望ましくは、ホストコンピュータ140は、推定した二次電池の充電量が10%未満の場合には(ステップS425でYES)、ユーザに二次電池の充電を促す警告表示をホストコンピュータ140の表示装置に表示する(ステップS430)。以降、上記の各ステップが繰り返される。
[実施の形態2の効果]
以上のとおり、実施の形態2による電気機器管理システムでは、各管理装置71にリアルタイムクロックを設けずに、マイクロコントローラ36に内蔵されているカウンタの値を用いて二次電池の充電期間および放電期間が検出される。リアルタイムクロックを設ける場合に比べて、各管理装置70の消費電力をより少なくすることができ、二次電池による動作時間をより長くすることができる。さらに、リアルタイムクロックを設ける場合に比べて低価格化できる。
<実施の形態3>
実施の形態3による電気機器管理装置72では、二次電池の充電量の推定精度をさらに高めるために二次電池の端子電圧を検出するための電圧モニタ回路62が設けられる。以下、図面を参照して具体的に説明する。
[電気機器管理装置の構成]
図12は、実施の形態3による電気機器管理装置の構成を示すブロック図である。図12の電気機器管理装置72は、二次電池30の端子電圧を検出する電圧モニタ回路62をさらに含む点で図2の電気機器管理装置70と異なる。電圧モニタ回路62によって検出された電圧値は、マイクロコントローラ36の信号入力端子IN4に入力される。
図12の電気機器管理装置72のその他の構成は図2の場合と同じであるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。なお、図12の電気機器管理装置72は、図1の電気機器管理装置70(70A,70B,…)に代えて用いられる。
[マイクロコントローラの動作]
図12のマイクロコントローラの動作内容は、ステップS130,S135の内容が変更される点で図4に示す実施の形態1の場合のフローチャートと異なる。
具体的に、ステップS130において、マイクロコントローラ36は、電流検出部34から消費電流の大きさを取得するのに加えて、電圧モニタ回路62から二次電池30の端子電圧の値を定期的に取得する。ステップS135において、マイクロコントローラ36は、自管理装置の識別情報と、対応する電気機器の消費電力の大きさの情報とに加えて、二次電池の端子電圧の値を、無線ネットワークを介して図1のホストコンピュータ140に定期的に送信する。なお、マイクロコントローラ36は、コンパレータ46の出力信号の変化を検出した場合には、電源供給停止時刻または電源供給開始時刻を自管理装置の識別情報と共に送信する。
[ホストコンピュータの動作]
実施の形態3の場合のホストコンピュータの動作は、二次電池の充電量を推定するステップ(S215)の内容を除いて、図5に示す動作と同じであるので、同一または相当するステップには同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図13は、実施の形態3による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。図13のフローチャートは、ステップS305およびS310の後にステップS315およびS320がさらに設けられる点で、図6に示す実施の形態1の場合の推定手順と異なる。
具体的に、図12、図13を参照して、ホストコンピュータ140は、管理装置70から受信した二次電池30の端子電圧が閾値電圧よりも小さいか否かを判定する(ステップS315)。二次電池30の端子電圧が閾値電圧よりも小さい場合には、ホストコンピュータ140は端子電圧に基づいて二次電池30の充電量を推定する(ステップS320)。
図14は、二次電池の端子電圧と放電容量との関係を示す図である。図14では、新品の二次電池80での端子電圧[V:ボルト]と放電容量[Ah:アンペア時間]との関係示す実線のグラフと、充放電を繰り返し劣化した二次電池82の場合の端子電圧と放電容量との関係を示す破線のグラフとが示されている。放電容量が0のときが、二次電池が100%充電された状態に対応する。
図14に示すように、新品の二次電池80の放電容量の最大値がC4であるのに対して、劣化した二次電池82の放電容量の最大値はC2まで低下する。新品の場合も劣化した場合も、二次電池の充電量が10%程度以下となるまでは端子電圧はほとんど変化せずに、充電量が10%程度以下となった場合に、放電容量の変化に応じて端子電圧が減少する。放電容量の変化に対する端子電圧の減少の割合は、新品の二次電池80と劣化した二次電池82とで余り違わない。
そこで、実施の形態3では、端子電圧が閾値電圧VTH以上の場合には、実施の形態1の場合と同様に充電期間および放電期間の長さによって二次電池の充電量を推定し、端子電圧が閾値電圧VTHよりも小さい場合には、端子電圧に基づいて二次電池の充電量を推定する。閾値電圧VTHの値、ならびに充電容量の変化量と端子電圧との関係は予め実験等に基づいて定めておく。これによって、二次電池の充電量の推定精度を高めることができる。
<実施の形態3の変形例>
図8に示す電気機器管理装置71の場合にも、図12の場合と同様に電圧モニタ回路62を付加することができる。この場合のマイクロコントローラ36の動作は、図9のフローチャートにおいてステップS130およびS140が変更される。
具体的に、ステップS130において、マイクロコントローラ36は、電流検出部34から消費電流の大きさを取得するのに加えて、電圧モニタ回路62から二次電池30の端子電圧の値を定期的に取得する。ステップS140において、マイクロコントローラ36は、自管理装置の識別情報、対応する電気機器の消費電力の大きさの情報、およびカウンタCT1,CT2の値に加えて、二次電池の端子電圧の値を、無線ネットワークを介して図1のホストコンピュータ140に定期的に送信する。
この変形例において、ホストコンピュータの動作は、二次電池の充電量を推定するステップ(S215)の内容を除いて、図5に示す動作と同じである。
図15は、実施の形態3の変形例による電気機器管理システムにおいて、二次電池の充電量を推定する手順を示すフローチャートである。図15のフローチャートは、ステップS405およびS410の後にステップS415およびS420がさらに設けられる点で、図11に示す実施の形態2の場合の推定手順と異なる。具体的に、ホストコンピュータ140は、管理装置70から受信した二次電池30の端子電圧が閾値電圧VTHよりも小さいか否かを判定する(ステップS415)。二次電池30の端子電圧が閾値電圧VTHよりも小さい場合には、ホストコンピュータ140は端子電圧に基づいて二次電池30の充電量を推定する(ステップS420)。端子電圧に基づく二次電池30の充電量の推定方法は、図14で説明したのと同様である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
12,112 電源プラグ、14,202,202A,202B,202Z コンセント、16 電源供給線、18 電流センサ、20 整流回路、22 平滑回路、24 ダイオード、26 充電回路、28 定電圧回路、30 二次電池、34 電流検出部、36 マイクロコントローラ、38 無線送信機、40 電源供給判定部、44 基準電圧生成部、46 コンパレータ、60 リアルタイムクロック、62 電圧モニタ回路、70,71,72 電気機器管理装置、100 電気機器管理システム、110 電気機器、120 アクセスポイント、140 ホストコンピュータ、CT1,CT2 カウンタ。

Claims (7)

  1. 電気機器管理装置であって、
    外部から電源供給を受けるための第1の接続部と、
    対応の電気機器の電源線と接続するための第2の接続部と、
    前記第1および第2の接続部間を接続する電源供給線と、
    前記電源供給線を流れる電流の大きさを検出する電流検出部と、
    前記電源供給線の電圧変化に基づいて、外部から電源が供給されているか否かを判定する電源供給判定部と、
    前記第1の接続部を介して外部から電源供給を受けているときに充電される二次電池と、
    日時を計時するリアルタイムクロックと、
    前記第1の接続部を介して外部から供給された電源または前記二次電池によって動作するマイクロコントローラとを備え、
    前記マイクロコントローラは、
    前記電流検出部の検出結果に関する情報および自管理装置の識別情報を無線送信機によって定期的に送信し、
    前記電源供給判定部の判定結果に基づいて、外部から電源供給が開始されたときの日時と、外部から電源供給が停止したときの日時とを前記無線送信機によって送信するように構成される、電気機器管理装置。
  2. 電気機器管理装置であって、
    外部から電源供給を受けるための第1の接続部と、
    対応の電気機器の電源線と接続するための第2の接続部と、
    前記第1および第2の接続部間を接続する電源供給線と、
    前記電源供給線を流れる電流の大きさを検出する電流検出部と、
    前記電源供給線の電圧変化に基づいて、外部から電源が供給されているか否かを判定する電源供給判定部と、
    前記第1の接続部を介して外部から電源供給を受けているときに充電される二次電池と、
    前記第1の接続部を介して外部から供給された電源または前記二次電池によって動作し、第1および第2のカウンタを含むマイクロコントローラとを備え、
    前記マイクロコントローラは、
    前記電源供給判定部の判定結果に基づいて、外部から電源供給が開始されたときに前記第1のカウンタをリセットし、外部から電源供給が停止したときに前記第2のカウンタをリセットし、リセット後の各前記カウンタの値を時間経過に比例して増加させ、
    前記電流検出部の検出結果に関する情報、自管理装置の識別情報、ならびに前記第1および第2のカウンタの値を無線送信機によって定期的に送信するように構成される、電気機器管理装置。
  3. 前記電気機器管理装置は、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧モニタ回路をさらに備え、
    前記マイクロコントローラは、さらに、前記二次電池の端子電圧の値を前記無線送信機によって定期的に送信するように構成される、請求項1または2に記載の電気機器管理装置。
  4. 前記二次電池は、ニッケル水素電池またはニッケルカドミウム電池である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気機器管理装置。
  5. 前記電気機器管理装置は、さらに、
    前記第1の接続部を介して外部から供給された交流電源電圧を整流するための整流回路と、
    前記整流回路の出力電圧を平滑化するための平滑回路とを備え、
    前記電源供給判定部は、前記平滑回路の出力電圧と基準電圧とを比較するためのコンパレータを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気機器管理装置。
  6. 複数の電気機器にそれぞれ取り付けられた請求項1に記載の複数の電気機器管理装置と、
    各前記電気機器管理装置から送信されるデータを受信するためのホストコンピュータをと備え、
    前記ホストコンピュータは、
    各前記電気機器管理装置から送信された前記電流検出部の検出結果に関する情報に基づいて、各前記電気機器の使用状態を検知し、
    各前記電気機器管理装置から送信された外部から電源供給が開始されたときの日時と、外部から電源供給が停止したときの日時とに基づいて、各前記電気機器管理装置に内蔵される前記二次電池の充電量を検知するように構成される、電気機器管理システム。
  7. 複数の電気機器にそれぞれ取り付けられた請求項2に記載の複数の電気機器管理装置と、
    各前記電気機器管理装置から送信されるデータを受信するためのホストコンピュータをと備え、
    前記ホストコンピュータは、
    各前記電気機器管理装置から送信された前記電流検出部の検出結果に関する情報に基づいて、各前記電気機器の使用状態を検知し、
    各前記電気機器管理装置から送信された前記第1および第2のカウンタの値に基づいて、各前記電気機器管理装置に内蔵される前記二次電池の充電量を検知するように構成される、電気機器管理システム。
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