JP6220379B2 - マルチオブジェクト画像の製造方法と当該方法を実行するための光学フィルム - Google Patents

マルチオブジェクト画像の製造方法と当該方法を実行するための光学フィルム Download PDF

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Description

本発明は、マルチオブジェクト画像(multiple−object image、多重オブジェクトの画像)、特に、大判のマルチオブジェクト画像を製造するための方法、およびこの方法において使用される光学フィルムに関する。本発明は、テレビおよびコンピュータのディスプレイ、シミュレータ、ビデオゲームおよび医薬、工学、研究、他を目的とする特殊用途用モニタを含む、屋内および屋外の広告、ビジュアルアート、ビルの内部および正面の装飾、かつ写真およびビデオ装置において使用される場合がある。
マルチオブジェクト画像を製造するための、リップマンのインテグラルフォトグラフィを基礎とする最新の方法は、1つまたは幾つかの写真装置により幾つかのポイントからコンピュータを用いて撮られる3Dオブジェクトまたは光景の幾つかの数(通常、12で始まる)のビューが、レンチキュラピッチに等しい周期で逆順に細長いストリップおよび代替物にカットされることを規定している。レンチキュラレンズ(lenticular lens、レンチキュラ−レンズ)のアレイ(array)を有するプラスチックフィルムは、通常、レンズパターンとして使用される。現時点で、この方法は、要素画像(elemental image)のアレイのコンピュータ合成、高解像度プリント手段の現像、および高ピッチのマイクロレンズアレイの光学フィルム(optical film)およびプラスチックシート形式での製造の進歩に起因して、広く普及している。
この方法の欠点は、マルチオブジェクト画像の比較的低い解像度および小さい被写界深度、レンチキュラレンズのピッチと要素画像アレイとを一直線上に並べるための極限精度の要件、およびレンズアレイを製造する際のレンズ素子のサイズ拡大に伴う光学材料の消費量の比例的増加にある。マルチオブジェクト画像の製造に使用される光学フィルムにおける1インチ(inch)当たりのレンズ素子数は、要素画像における個々に識別可能な1インチ当たりの要素数の少なくとも12分の1未満であるべきである。例えば、1インチ当たりのレンズ素子数が200に等しいマイクロレンズアレイによって高品質のマルチオブジェクト画像を製造するためには、要素画像出力デバイスの解像度は、1インチ当たり約6000ポイントである。要素画像およびマイクロレンズアレイの重畳精度は、1/200インチを超えてはならない。現時点では、これらの要件の実行は困難である。
マルチオブジェクト画像を製造するための方法は、米国特許第7457039号明細書に記述されているものが知られている。該方法では、光透過性容器、例えばプラスチックパッケージの壁の外側に、主として1インチ当たり70個から20個のマイクロレンズ周期を有する正レンチキュラレンズ(positive lenticular microlense)のアレイ(array)を備える光学フィルムが配置され、光透過性容器の壁の反対側に、要素画像アレイが、各マイクロレンズの焦点はインターレース画像が存在する光学フィルム(要素画像アレイ類似物)の表面から同じ距離に、またはこれに近接して位置づけられるようにして配置される。光学フィルムの厚さの一部を光透過性材料(optically transparent material)として置換することに起因して、この方法は、1インチ当たりのマイクロレンズ数を増加することなく、光学フィルムの厚さを減らすことを可能にする。
この既知の方法の欠点は、1インチ当たりのマイクロレンズ数の減少に比例して、レンズ素子に対する観察者の視認性が高まること、および光学フィルムの厚さの比例的増加なしにはサイズおよび視角を広範囲に増大させることができない、光学フィルムの厚さと、マイクロレンズ数およびマイクロレンズ曲率Rの関係性との間の依存的関係、にある。
可能な解決方法の1つとして、その平面代替物の凸レンズ素子による代用、例えば、光学フィルムの厚さを増すことなくレンズ素子のサイズをより広範に増大させるフレネルレンズによる代用が考えられる。しかしながら、フレネルレンズアレイを用いて生成されるマルチオブジェクト画像は、セグメント化されたもののように映り、観察者には、アレイの個々のレンズ素子間の境界がはっきりと見える。
フレネルレンズのみならず、Gaborにより英国公開特許第541753号明細書においてその創作原理が説明されているスーパーレンズ(superlens)も、凸レンズの平面代替物である。他の平面レンズと比較したGaborスーパーレンズの主要な特徴の1つは、スーパーレンズアレイにおいて個々のスーパーレンズ間に明確な境界がなく、スーパーレンズが徐々に別のスーパーレンズへと変わっていくことにある。英国公開特許第541753号明細書に記述されているスーパーレンズアレイが、マルチオブジェクト画像を製造するために凸レンズアレイの代わりに使用される場合の欠点は、2つの球形または円柱のマイクロレンズのアレイの焦点の重畳により達成されるスーパーレンズの焦点距離の著しい減少において、スーパーレンズの近軸領域および周縁領域における球面収差および光透過性の不規則性が増大されることにある。これにより、観察者には、個々のスーパーレンズがさらに認識しやすくなり、結果として、マルチオブジェクト画像の品質が低下する。
英国公開特許第541753号明細書には、球面収差が低下されるスーパーレンズ創作の変形例が記述されている。英国公開特許第541753号明細書に記述されている、球面収差が低下されるスーパーレンズ創作の変形例の1つは、本質的に異なる屈折率を有する光透過性材料で製造される2つの円柱(レンチキュラ)または球形(フライアイ)マイクロレンズの無限焦点的な重畳を含む。この変形例の欠点は、最大および最小屈折率を有する2つの異なる光学材料、および追加的な接着層が、これらの材料の重畳に使用されることにある。このようなフィルムを製造する方法は、高価かつ技術的にも複雑である。別の変形例は、スーパーレンズの作成に不遊マイクロレンズアレイの使用を包含している。これには、双方のマイクロレンズアレイに光学層を追加する必要があるが、技術的観点から、この実行は困難である。球面収差を低下させる別の変形例は、スーパーレンズの絞りを包含する。絞りは、観察者が個々のスーパーレンズを認識する可能性を高めることから、望ましくない。
米国特許第7457039号明細書 英国公開特許第541753号明細書
本発明により解決される技術的課題は、要素画像のサイズが実質的に増大する可能性と、要素画像の解像度が低減する可能性と、要素画像の追加的なスーパーレンズアレイのより単純な使用と、観察者が光学フィルムのレンズ素子を認識する可能性の低下と、光学フィルム製造時の光学材料の消費量の低減と、である。
本発明によって提案されるマルチオブジェクト画像の製造方法では、光透過性材料より成る正マイクロレンズ(positive microlens)または正マイクロレンズの光学的代用品の互いに対して固定される2つのアレイで形成されるスーパーレンズアレイを備える光学フィルムが使用され、光学フィルムの表面に沿った少なくとも1つの方向において、スーパーレンズの数は、1インチ当たり0.5から225までであり、かつ各スーパーレンズの焦点面(focal plane)において、または各スーパーレンズの焦点面から各スーパーレンズの焦点距離より小さい一定の距離を隔てた光学フィルムの表面に対して等しい距離において、静的または動的な要素画像のアレイが配置され、1インチ当たりの要素画像の配置および数は、好ましくは、同一方向における1インチ当たりのスーパーレンズの配置および数に一致する。
要素画像アレイが光学フィルムの表面から等距離に、スーパーレンズの焦点距離以下の距離で配置される場合、マルチオブジェクト画像は、観察者と光学フィルムとの間の領域内(実像フィールド内)に形成される。
要素画像アレイが光学フィルムの表面から等距離に、スーパーレンズの焦点距離を超える距離、但しスーパーレンズの焦点距離の二倍を超えない距離で(各スーパーレンズの焦点面から、各スーパーレンズの焦点距離より小さい一定の距離を隔てて、但し光学フィルムから離れて)配置される場合、マルチオブジェクト画像は、光学フィルムの表面の観察者に対して(虚像フィールド内に)形成される。
上述の事例の双方において、マルチオブジェクト画像の解像度は、要素画像の解像度に比肩し得るものである。
要素画像アレイが光学フィルムの焦点面上に配置される場合、マルチオブジェクト画像は、前記領域の双方において、1インチ当たりのスーパーレンズ数、即ち1インチ当たり0.5から225までの線(またはフライアイスーパーレンズの場合、点)に一致する解像度で形成される。
実際には、光学フィルムにおけるスーパーレンズの数が1インチ当たり10以上225以下であれば、要素画像アレイを光学フィルムの焦点面上に配置することが妥当である。
スーパーレンズの数が1インチ当たり実質的に10未満である光学フィルムは、要素画像のアレイを、光学フィルムの表面から等距離に、光学フィルムの焦点面から各スーパーレンズの焦点距離より小さい距離を隔てて配置することを示唆している。
光学フィルムにおけるスーパーレンズの数は、1インチ当たり0.5から225までの範囲内である。スーパーレンズの数が少ないほど、各要素画像のサイズは大きくなってもよい。要素画像とスーパーレンズアレイとを一直線上に整列させる最大公差は、増大する。1インチ当たり0.5個というスーパーレンズの下限数は、6.5cmである人の両目間の平均距離によって決定される。この場合、無限遠のオブジェクトを見つめる観察者の両目の光軸は、常に2つのスーパーレンズを通るが、これは、近距離から見た場合にマルチオブジェクト画像が完全に知覚されるための必要条件である。1インチ当たり225個というスーパーレンズの上限数は、一般的なプリンタの解像度の限界(1インチ当たり約2000ライン)によって決定される。
最も単純な実施形態における光学フィルムは、光学フィルムの表面に沿って一方向に配置される線形(レンチキュラ)スーパーレンズを備えることができる。これは、地平視差を有するマルチオブジェクト画像の生成を可能にする。
光学フィルムは、光学フィルムの表面に沿って二方向に配置されるフライアイスーパーレンズの2Dアレイを備えることができる。これは、全方向視差を有するマルチオブジェクト画像の生成を可能にする。
要素画像アレイは、要素画像の媒体上に配置される。要素画像の媒体は、透明または不透明材料のシート、任意の既知の方法による静的または動的な画像アレイの機械的または手動の圧着、印刷または複製に適する表面またはデバイスとすることができる。要素画像の媒体は、紙、プラスチック、段ボール、フィルムまたは印刷に使用される他の任意の材料のシートとすることができる。要素画像の媒体としての用紙またはフィルムの使用は、これらの材料の入手可能性および印刷技術に起因して単純かつ経済的使用である。用紙またはフィルムは、その配置を実質的に単純化する接着特性を有してもよい。要素画像の媒体は、液晶ディスプレイ、有機発光ディスプレイ、表面伝導型電子放出ディスプレイ(LCD、OLED、SED)または他の任意のディスプレイであってもよい。
光学フィルムと静的または動的な要素画像アレイとの間、光学フィルムの各スーパーレンズの焦点面において、または各スーパーレンズの焦点面から少なくとも部分的に光透過性である媒体上の各スーパーレンズの焦点距離より小さい一定の距離を隔てた光学フィルムの表面に対して等しい距離において、少なくとも1つの追加的な静的または動的な要素画像のアレイが配置されていてもよく、1インチ当たりの要素画像の配置および数は、好ましくは、同一方向における1インチ当たりのスーパーレンズの配置および数に一致する。
要素画像の追加的なアレイは、少なくとも部分的に透過的な任意の媒体上、即ち光透過性材料のシートまたはフィルム上に、および任意の既知の方法による追加の静的または動的な要素画像のアレイの配置に適する任意のデバイス上に配置されてもよい。追加的な要素画像の媒体は、光透過性の媒体、即ち液晶ディスプレイ、有機発光ディスプレイ、表面伝導型電子放出ディスプレイ(LCD、OLED、SED)または他の任意の光透過性ディスプレイであってもよい。
1つの、または追加的な1つの要素画像の媒体の配置は可能であるが、追加的な要素画像の媒体の数は、これらを配置し得る光学フィルムのスーパーレンズの2倍の焦点距離によって、かつディスプレイの厚さによって制限される。光学フィルムのスーパーレンズの焦点距離の2倍の範囲内に配置される追加的な要素画像アレイの数が多いほど、マルチオブジェクト画像が有する被写界深度は大きくなる。
光学フィルムは、0.005インチから7インチまでの厚さを有する光透過性基材上へ配置されてもよい。光学フィルムは、ガラス、ガラスユニット、有機ガラス、プラスチックシートおよび厚さおよび屈折率の基準を考慮した他の透過性材料等の光透過性基材上へさらに配置されるように製造されてもよい。この場合、光学フィルムのスーパーレンズの焦点距離(focal instance)は、光学フィルムが配置されることになっている光透過性基材の厚さおよび屈折率を考慮して選択される。前もって作られた構造物上への光学フィルムおよび要素画像アレイの配置は、定性的大型フォーマットのマルチオブジェクト画像の製造コストを事実上低減させる。
マルチオブジェクト画像の製造方法を実行するために使用される光学フィルムの厚さは、0.5ミル(mil)から30ミルであり、これは、光透過性材料製の正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の二つの互いに固定された、好ましくは同一方向を向いたアレイにより形成されるスーパーレンズアレイを含む。第1のアレイにおける、光学フィルムの表面に沿った少なくとも一方向におけるスーパーレンズの数は、1インチ当たり100−2250であり、かつ第2のアレイにおける、1インチ当たりの正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の数は、第1のアレイにおける1インチ当たりの正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の半分から、1インチ当たりの正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の数の1/10までの値だけ多く、一方で、第2のアレイにおける正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の開口角αは、7゜以上である。
光学フィルムの厚さは、0.5ミルから30ミル(1ミルは、1/1000インチに等しい)までであり、これは、その使用、貯蔵および輸送を便利にし、かつその製造を経済的なものにする。
第1および第2のアレイにおける正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の数の差が、1インチ当たり0.5から、第1のアレイにおける1インチ当たりの正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の数の1/10までであれば、スーパーレンズアレイは、第1のアレイにおける1インチ当たりの正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の数の1/10を超えない1インチ当たりのスーパーレンズ数で生成される。
前記パラメータを有するスーパーレンズは、マルチオブジェクト画像の生成における最大有効のスーパーレンズであり、かつ光学フィルムの厚さとスーパーレンズ開口との最適な関係性を有する。
正マイクロレンズの光学的代用品は、正マイクロレンズの機能、例えば視差バリア、ピンホールアレイ、他を満たす任意の構成要素である。
マルチオブジェクト画像の視角は、14゜から始まる最低限の許容角度であることから、スーパーレンズの開口角は、7゜以上となる。
現時点で、1インチ当たりのマイクロレンズ数が最大2250(2250LPI周期)である正レンチキュラ非球面マイクロレンズアレイの製造は、技術的に複雑な課題ではない。必要な全てのパラメータにに適合する光学フィルムは、既存の装備上で製造されてもよい。
光学フィルムは、スーパーレンズアレイまたはその光学的代用品を備えてもよく、この場合、第1のアレイの正マイクロレンズまたは正スーパーレンズの光学的代用品の開口角βは、第2のアレイの正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の開口角αより大きく、かつその関係は、式 β=aα+b、但し0.06≦a≦0.08および11≦b≦15、で記述される。経験から、この記述された関係性は、短焦点スーパーレンズの球面収差の最大限の低減、光学フィルムのブリンクの低下、スーパーレンズの近軸(paraxial,軸傍)および周縁領域における光透過の不規則性の除去、および不遊系、絞りを使用せず、かつ光学フィルムにおいて本質的に異なる屈折率を有する材料も使用せずにマルチオブジェクト画像のセグメント化を少なくすること、を可能にすることが示されている。スーパーレンズの球面収差の低減は、マルチオブジェクト画像の視覚的品質を高め、かつその被写界深度(DOF)を増大する。
光学フィルムにおいて、正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の第1のアレイにおける、少なくとも一方向での正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の数は、1インチ当たり200から500までであってもよい。人の目の鮮明度は、約30秒角である。相応して、スーパーレンズを形成するマイクロレンズがマルチオブジェクト画像の心地よい知覚を妨げないように、その角度サイズは、30秒角を超えないものとする。30センチメートルの視距離(viewing distance)において、検出のしきい値は、1インチ当たり500ラインである。1メートルの視距離では、検出のしきい値は、1インチ当たり約200ラインである。
光学フィルムは、非球面の屈折面を有する少なくとも1つの正マイクロレンズアレイを備えてもよい。好ましくは楕円形の屈折面を有する非球面の正マイクロレンズは、球面収差が低減された短焦点スーパーレンズの達成を可能にする。
光学フィルムは、正レンチキュラマイクロレンズのアレイを備えてもよい。この正レンチキュラマイクロレンズアレイは、レンチキュラスーパーレンズのアレイを形成する。正レンチキュラマイクロレンズのアレイを備える光学フィルムは、提案しているマルチオブジェクト画像の製造方法を実行するための光学フィルムの最も単純かつ効果的な変形例である。
光学フィルムは、フライアイ構造(fly−eye structure)を形成する正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の2Dアレイを備えてもよい。フライアイ構造を形成する正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の2Dアレイの使用は、フライアイスーパーレンズの2Dアレイを達成できるようにする。次には、等しく配置される要素画像の2Dアレイの使用が、全方向視差を有するマルチオブジェクト画像の生成を可能にする。
光学フィルムにおいて、光透過性材料製の平凸正マイクロレンズ(plano−convex positive microlense)の少なくとも1つのアレイは、平らな側面を光学フィルムから外して方向づけ(orient)られてもよい。スーパーレンズを形成するための必要条件の1つは、第1および第2のアレイの正マイクロレンズの焦点面を一直線上に並べることである。平凸正マイクロレンズは、前後2つの焦点面を有する。この点に関連して、これらは、光学フィルムの片方または双方の側面が平滑面を有するように一直線上に並べられてもよい。このような整列(alignment)は、正マイクロレンズアレイの平らな側面同士による整列より技術的に高度であって、スーパーレンズの光学パラメータを実質的に劣化させることなく、光学フィルムの平滑面への接着層の貼り付けを可能にする。
光学フィルムの少なくとも片側は、正マイクロレンズアレイまたは正マイクロレンズの光学的代用品のアレイ上へ装着された光透過性材料のコーティング層により形成される平滑面を有してもよく、一方で、光学フィルム材料およびコーティング層の光透過性材料の屈折率の差は、0.15以上である。光学フィルムの平滑面を受け入れるために、光学フィルムの正マイクロレンズの凸面を光透過性物質または混合体の層でコーティングする場合、かつ/または接着層、保護層または有益な性質を有する他の任意の層をコーティングする場合、コーティング層および光学フィルムのマイクロレンズの光学材料の屈折率の前記差(0.15以上)は、マイクロレンズの最大光パワーを保全するために必要である。
光学フィルムは、自動接着性のフィルムであってもよい。接着特性を有する光学フィルムは、光透過性基材上へ任意の追加的手段を用いることなく配置されてもよい。これは、静電気で絡まりつく材料を用いて光学フィルムを製造する際に光学フィルムの表面上へ接着層を装着することによって、かつ光学フィルムの光学特性をさほど劣化させない他の任意の方法および技術によって達成されてもよい。
光学フィルムの表面は、規則的なパターンで装着される、光学フィルムを光透過性基材の表面へ固定するための接着層を有してもよく、そのコーティング面積の合計は、光学フィルムの表面積の25%を超えない。25%という光学フィルムの表面積におけるコーティング面積の限度は、マルチオブジェクト画像の容認できる視覚的特性を保全するために必要である。分布密度が等しいランダムに配置された点を含む規則的なパターンは、フィルタの関数を満たしてもよく、マルチオブジェクト画像の視覚品質に対する実質的悪影響を生じない。規則的パターンの形式である接着層は、様々な色で着色された材料、とりわけ白、黒または灰色の材料を含む、光透過性材料および非透過性材料の双方より成ってもよい。接着層の装着形式である規則的なパターンは、マルチオブジェクト画像の被写界深度の増加および/またはマルチオブジェクト画像のセグメント化の低減に寄与する場合がある。
以下、添付の図面に示されている、可能性を限定する意図のない好適な実施形態を参照して、本発明を説明する。
図1は、1つの要素画像アレイを用いてマルチオブジェクト画像を生成するための方法を具現化する概要図を示す。 図2は、1つの追加的な要素画像アレイを用いてマルチオブジェクト画像を生成するための方法を具現化する概要図を示す。 図3は、図2におけるマルチオブジェクト画像を生成するための方法の具現化における光ビームを示す。 図4は、2つの追加的な要素画像アレイを用いてマルチオブジェクト画像を生成するための方法を具現化する裸眼立体ディスプレイを示す概要図である。 図5は、2つの追加的な要素画像アレイを用いてマルチオブジェクト画像を生成するための方法を具現化する裸眼立体ディスプレイの要素を示す概要図である。 図6は、マルチオブジェクト画像を生成するための方法の具現化に使用される光学フィルム、およびその内部の光ビームの最も単純な実施形態を示す。 図7aは、マルチオブジェクト画像の生成方法を具現化するための光学フィルムの実施形態(断面図)を示す。 図7bは、マルチオブジェクト画像の生成方法を具現化するための光学フィルムの実施形態(断面図)を示す。 図7cは、マルチオブジェクト画像の生成方法を具現化するための光学フィルムの実施形態(断面図)を示す。 図7dは、マルチオブジェクト画像の生成方法を具現化するための光学フィルムの実施形態(断面図)を示す。 図7eは、マルチオブジェクト画像の生成方法を具現化するための光学フィルムの実施形態(断面図)を示す。 図7fは、マルチオブジェクト画像の生成方法を具現化するための光学フィルムの実施形態(断面図)を示す。 図7gは、マルチオブジェクト画像の生成方法を具現化するための光学フィルムの実施形態(断面図)を示す。 図8は、規則的なパターンの接着層を有する光学フィルムを示す。 図9は、マルチオブジェクト画像の復元方法を具現化するための、六角形のスーパーレンズを形成する2つの六角形正マイクロレンズアレイを備える光学フィルムを示す。 図10は、マルチオブジェクト画像の復元方法を具現化するための、正方形のスーパーレンズを形成する2つの正方形正マイクロレンズアレイを備える光学フィルムを示す。 図11は、マルチオブジェクト画像の復元方法を具現化するための、円形のスーパーレンズを形成する2つの円形正マイクロレンズアレイを備える光学フィルムを示す。
(実施例1)
図1は、マルチオブジェクト画像1を製造するための方法を具現化するための概要図を示しており、光透過性材料製の正マイクロレンズ6、7(図1には示されていない)または正マイクロレンズ6、7の光学的代用品8(図1には示されていない)の互いに対して固定される2つのアレイ4、5で形成されるスーパーレンズアレイ3を備える光学フィルム2が使用されており、光学フィルム2の表面に沿った少なくとも1つの方向において、スーパーレンズ3の数は、1インチ当たり0.5から225までであり、かつ各スーパーレンズ3の焦点面9において、または各スーパーレンズ3の焦点面9から各スーパーレンズ3の焦点距離fより小さい一定の距離を隔てた光学フィルム2の表面に対して等しい距離において、静的または動的な要素画像のアレイ10が配置されていて、1インチ当たりの要素画像の配置および数は、好ましくは、同一方向における1インチ当たりのスーパーレンズ3の配置および数に一致する。マルチオブジェクト画像1を観察者11と光学フィルム2との間に生成するために、要素画像アレイ10は、スーパーレンズ3の焦点面9と光学フィルム2との間に配置される。
マルチオブジェクト画像1を観察者11に対して光学フィルム2の後に生成するために(図1にこの実施形態は示されていない)、要素画像アレイ10は、スーパーレンズ3の焦点面9の後、スーパーレンズ3の焦点距離fの2倍以内に配置することができる。双方の実施形態におけるマルチオブジェクト画像1の解像度は、要素画像アレイ10の解像度に比肩し得るものとなる。
要素画像アレイ10がスーパーレンズ3の焦点面9内に配置されると(図1にこの実施形態は示されていない)、マルチオブジェクト画像1は、前記領域の双方において形成される。この実施形態では、マルチオブジェクト画像1の解像度は、事実上、要素画像アレイ10の解像度より少なくなる。配置に関するこれらの3つの実施形態は、マルチオブジェクト画像を生成するための方法に関する以後の全ての実施例に使用されてもよく、よって、多様な組合せの可能性に起因して図示されていない。
(実施例2)
図2は、マルチオブジェクト画像1を製造するための方法を実装する概要図を示し、本実装において、光学フィルム2と静的または動的な要素画像アレイ10との間、光学フィルム2の各スーパーレンズ3の焦点面9において、または各スーパーレンズ3の焦点面9から少なくとも部分的に光透過性である追加的な媒体14上の各スーパーレンズ3の焦点距離9より小さい一定の距離を隔てた光学フィルム2の表面に対して等しい距離において、少なくとも1つの追加的な静的または動的な要素画像のアレイ12が配置されていて、1インチ当たりの要素画像の配置および数は、好ましくは、同一方向における1インチ当たりのスーパーレンズ3の配置および数に一致する。この例におけるマルチオブジェクト画像1の合焦範囲の数は、追加的な要素画像アレイ12の数に比例して増加する。
図3は、要素画像アレイ10の媒体13から、追加的な要素画像アレイ12の追加的な光透過性媒体14、およびスーパーレンズ3を形成する正マイクロレンズ6、7のアレイ4、5を備える光学フィルム2を通過する光ビーム15(light beams光線)の逆転を示す。光ビーム15は、実像フィールドおよび虚像フィールド(破線で示されている)にマルチオブジェクト画像1を生成する。スーパーレンズ3の焦点面9は、要素画像アレイ10と追加的な要素画像アレイ12との間に配置される。
(実施例3)
図4は、2つ以上の追加的な要素画像アレイ12(図4には示されていない)を用いてマルチオブジェクト画像1を生成するための方法を具現化する、裸眼立体ディスプレイを示す概要図である。本ディスプレイは、遠距離視野、中距離視野および近接視野用の3つの合焦範囲を有する定性的な静的または動的マルチオブジェクト画像1を生成し、かつ2Dモードで動作することができる。要素画像アレイ10(図4には示されていない)の媒体13は、スーパーレンズ3の焦点面側から光学フィルム2のスーパーレンズ3の焦点距離fの2倍を超えない距離に配置される。要素画像10の媒体13と光学フィルム2との間には、光透過性ディスプレイを表す要素画像12の2つの追加的媒体14が配置されている。さらに動的な要素画像12の1つの媒体14は、光学フィルム2に近接して、またはこれの近くに配置される。マルチオブジェクト画像1は、観察者11と光学フィルム2との間の領域内、および観察者11に対して光学フィルム2の表面より後の領域内に生成される。
図5は、フライアイスーパーレンズ3のうちの1つに対応する領域の1つのフラグメント、およびこのフラグメント内の光ビーム15を概略的に示している。光学フィルム2を通過しかつ要素画像12の追加的な透過性媒体14を通過する光ビーム15は、フライアイスーパーレンズ3の焦点面9(図5には示されていない)に集束される。
以下、提案するマルチオブジェクト画像の製造方法を具現化するための光学フィルムの実施形態例を挙げる。
(実施例4)
図6は、マルチオブジェクト画像を生成するための方法の具現化に使用される光学フィルム2、およびその内部の光ビーム15の最も単純な実施形態を示す。光学フィルム2の厚さは、0.5ミルから30ミルまでである。光学フィルム2は、焦点面によって一直線上に並べられた、光透過性材料製の正マイクロレンズ6、7の、または正マイクロレンズの光学的代用品8(図6には示されていない)の互いに対して固定されて好ましくは等しく方向づけられる2つのアレイ4、5によって形成される、スーパーレンズ3のアレイを備える。第1のアレイ4における、光学フィルム2の表面に沿った少なくとも一方向におけるマイクロレンズ6の数は、1インチ当たり100から2250であり、かつ第2のアレイ5における、1インチ当たりの正マイクロレンズ7または正マイクロレンズの光学的代用品8(図6には示されていない)の数は、1インチ当たりの正マイクロレンズ6、7または正マイクロレンズの光学的代用品8(図6には示されていない)の数の半分から、第1のアレイ4における1インチ当たりの正マイクロレンズ6または正マイクロレンズの光学的代用品8(図6には示されていない)の数の1/10までの値だけ多く、一方で、第2のアレイ5における正マイクロレンズ7または正マイクロレンズの光学的代用品8(図6には示されていない)の開口角αは、7゜以上である。
図6が示す光ビーム15は、光学フィルム2のさらなる実施形態の全てにおいて同一である。簡潔さを期して、光ビーム15は、互いに平行であって第1のアレイ4のマイクロレンズ6の中心を通るもののみが示されている。スーパーレンズ3の焦点距離fの2倍の範囲内には、要素画像10のアレイ、および追加的な要素画像12(図6には示されていない)の1つまたは幾つかのアレイが配置されてもよい。
記述している実施例の好ましい変形例は、第1のアレイ4における、光学フィルム2の表面に沿った少なくとも一方向でのマイクロレンズ6の数が1インチ当たり200から500までの光学フィルム2である。光学フィルム2のスーパーレンズ3の数は、1インチ当たり0.5から200までとすることができる。
(実施例5)
光学フィルム2の特定の一実施形態は、第1のアレイ4の正マイクロレンズ6が非球形屈折面を有する、というものである。後述する光学フィルムの実施形態は全て、非球形屈折面を有するレンズ素子の少なくとも1つのアレイを備えることができる。
図7aは、第1のアレイ4の正マイクロレンズ6が非球形屈折面を有する、光学フィルム2を示す。光学フィルム2は、正レンチキュラマイクロレンズ6、7のアレイ4、5を備え、一方で第1のアレイ4の正マイクロレンズ6の開口角βは、第2のアレイ5の正マイクロレンズ7の開口角αより大きく、その関係は、式 β=aα+b、但し0.06≦a≦0.08および11≦b≦15、で記述される。第1のアレイ4における、少なくとも一方向での正マイクロレンズ6の数は、1インチ当たり200から500までである。マイクロレンズアレイ4、5は、光透過性フィルム2上へ押出し成形によって装着されてもよく、または十分な精度を保証する他の任意の方法によって製造されてもよい。
(実施例6)
図7bは、マイクロレンズアレイ4、5を備える光透過性複合フィルムの形式における、光学フィルム2の実施形態を示す。第1のアレイ4および第2のアレイ5のマイクロレンズ6、7は、屈折率が異なる材料で製造されてもよい。
(実施例7)
図7cは、マイクロレンズ7のアレイ5と、視差バリア形式における正マイクロレンズの光学的代用品8のアレイとを備える、光学フィルム2の実施形態を示す。
(実施例8)
図7dは、マイクロレンズアレイ6、7を備える、自動接着性光学フィルム2の実施形態を示す。マイクロレンズ7の第2のアレイ5は、光透過性物質または接着特性を有する混合体の層16によって、かつ保護フィルム17によってコーティングされる。
(実施例9) 図7eは、その両側がマイクロレンズアレイ4、5上へ装着される光透過性物質または混合体の層16によって形成される平滑面を有する、光学フィルム2の実施形態を示し、一方で光学フィルム2の材料およびコーティング層16の光透過性物質または混合体の屈折率の差は、0.15以上である。
(実施例10)
図7fは、光透過性物質または混合体の層16を有する光学フィルム2の実施形態を示し、この場合、光透過性材料製の正マイクロレンズ7の一方のアレイ5は、平らな側面が光学フィルム2の外側へ方向づけられ、下側のアレイ5のマイクロレンズ7の屈折面は、光学フィルム2の内側へ向けられている。
(実施例11)
図7gは、光透過性物質または混合体の層16を有する光学フィルム2の実施形態を示し、この場合、光透過性材料製の正マイクロレンズ6、7のアレイ4、5は、平らな側面が光学平面2の外側へ方向づけられ、第1および第2のアレイ4、5のマイクロレンズ6、7の屈折面は、光学平面2の内側へ向けられている。
(実施例12)
図8は、正マイクロレンズ7の第2のアレイ5(図8には示されていない)側から表面上に、規則的なパターンで装着される接着層18を有する光透過性フィルム2を示し、その合計コーティング面積は、光学フィルム2の表面積の25%を超えない。
(実施例13)
図9は、光学フィルム2の1つのフラグメント(fragment、構成部分)を示す。これは、六角形のスーパーレンズ3のフライアイ構造を形成する六角形の正マイクロレンズ6、7の2Dアレイ4、5(図9には示されていない)を備える。光学フィルム2は、実施例7(a−g)に記述されている任意の実施形態におけるように、同じ直線上に整列しているマイクロレンズ6、7のアレイ4、5および追加の層16、17、18で製造されてもよい。光学フィルム2は、実施例7(a−g)に記述されている任意の実施形態におけるように、同じ直線状に整列しているマイクロレンズ6、7のアレイ4、5および追加の層16、17、18で製造されてもよい。
(実施例14)
図10は、光学フィルム2の1つのフラグメントを示し、これは、正方形のスーパーレンズ3のフライアイ構造を形成する正方形の正マイクロレンズ6、7の2Dアレイ4、5(図10には示されていない)を備える。光学フィルム2は、実施例7(a−g)に記述されている任意の実施形態におけるように、同じ直線状に整列しているマイクロレンズ6、7のアレイ4、5および追加の層16、17、18で製造されてもよい。
(実施例15)
図11は、光学フィルム2の1つのフラグメントを示し、これは、円形のスーパーレンズ3のフライアイ構造を形成する円形の正マイクロレンズ6、7の2Dアレイ4、5(図11には示されていない)を備える。光学フィルム2は、実施例7(a−g)に記述されている任意の実施形態におけるように、同じ直線状に整列しているマイクロレンズ6、7のアレイ4、5および追加の層16、17、18で製造されてもよい。
提案する本方法は、光学フィルムの厚さを増すことなく、かつマルチオブジェクト画像の視覚品質を低下することなく、要素画像ピッチを2インチまで増大できるようにする。これは、光学フィルムを製造する際の光学材料消費量の低減、および光学フィルムを要素画像アレイに対して配置するプロセスの単純化を可能にし、かつ光学フィルムから光学フィルムのスーパーレンズの焦点距離2つ分に等しい距離内における、透明フィルム、液晶ディスプレイおよび他のディスプレイの形式の追加的な要素画像アレイの比較的単純な配置の可能性も提供する。本提案方法は、事実上任意の被写界深度を有する光景またはオブジェクトの静的および動的双方のマルチオブジェクト画像(即ち、最大数メートルの被写界深度を有する実像または虚像のオブジェクトまたは光景の極めてリアルな画像)を取得することを可能にする。本提案方法は、低および中解像度(1インチ当たり70−600点)の一般的なプリンタで取得される要素画像アレイを用いて定性的な大判マルチオブジェクト画像を取得することを可能にする。大判のマルチオブジェクト画像を、ガラスユニット、サインボード、ライトボックス、他等の既製の構造物を用いて取得することには大きな意味がある。光学フィルム内に1インチ当たり100以上の数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイの使用は、マイクロレンズ素子を、近距離からマルチオブジェクト画像を心地よく見るためには必要である、事実上観察者が認識できないものにする。

Claims (13)

  1. マルチオブジェクト画像(1)を製造するための方法であって、
    光透過性材料より成る正マイクロレンズ(6、7)または正マイクロレンズ(6、7)の光学的代用品(8)の互いに対して固定される二つのアレイ(4、5)で形成されるスーパーレンズ(3)のアレイを備える光学フィルム(2)が使用されており、
    前記光学フィルム(2)の表面に沿った少なくとも一方向において、前記スーパーレンズ(3)の数は、1インチ当たり0.5から225までであり、
    静的または動的な要素画像のアレイ(10)が、前記光学フィルム(2)から等距離となる所定の位置に配置されており、
    前記所定の位置とは、それぞれの前記スーパーレンズ(3)の焦点面(9)、若しくは前記スーパーレンズ(3)の焦点面(9)から前記スーパーレンズの焦点距離より小さい一定の距離を隔てた位置であり、
    さらに、1インチ当たりの前記要素画像の配置および数は、同一方向における1インチ当たりのスーパーレンズ(3)の配置および数に一致しており、
    前記光学フィルム(2)は、0.5ミルから30ミルまでの厚さを有し、光透過性材料製正マイクロレンズ(6、7)または正マイクロレンズ(6、7)の光学的代用品(8)の2つの互いに対して固定された、同一方向を向いたアレイ(4、5)により形成されるスーパーレンズ(3)のアレイを備え、第1のアレイ(4)の数は、前記光学フィルム(2)の表面に沿った少なくとも1つの方向において少なく、1インチ当たり100から2250までであり、かつ第2のアレイ(5)における、1インチ当たりの正マイクロレンズ(7)または正マイクロレンズ(7)の光学的代用品(8)の数は、前記第1のアレイ(4)における1インチ当たりの正マイクロレンズ(6)または正マイクロレンズ(6)の光学的代用品(8)の数の半分から、1インチ当たりの正マイクロレンズ(6)または正マイクロレンズ(6)の光学的代用品(8)の数の1/10までの値だけ多く、前記第2のアレイ(5)の正マイクロレンズ(7)または正マイクロレンズ(7)の光学的代用品(8)の開口角αは、7゜以上であることを特徴とする方法。
  2. 前記光学フィルム(2)と前記静的または動的な要素画像のアレイ(10)との間に、少なくとも一つの追加的な静的または動的な要素画像のアレイ(12)が少なくとも部分的に光透過性である媒体(14)上に配置されており、1インチ当たりの前記要素画像の配置および数は、同一方向における1インチ当たりのスーパーレンズ(3)の配置および数に一致しており、
    前記少なくとも一つの追加的な静的または動的な要素画像のアレイ(12)が、前記光学フィルム(2)から等距離となる所定の位置に配置されており、
    前記所定の位置とは、それぞれの前記スーパーレンズ(3)の焦点面(9)、若しくは前記スーパーレンズ(3)の焦点面(9)から前記スーパーレンズの焦点距離より小さい一定の距離を隔てた位置であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記光学フィルム(2)は、0.005インチから7インチまでの厚さを有する光透過性基材上へ配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 光学フィルム(2)であって、前記光学フィルム(2)は、0.5ミルから30ミルまでの厚さを有し、光透過性材料製正マイクロレンズ(6、7)または正マイクロレンズ(6、7)の光学的代用品(8)の2つの互いに対して固定された、同一方向を向いたアレイ(4、5)により形成されるスーパーレンズ(3)のアレイを備え、第1のアレイ(4)の数は、前記光学フィルム(2)の表面に沿った少なくとも1つの方向において少なく、1インチ当たり100から2250までであり、かつ第2のアレイ(5)における、1インチ当たりの正マイクロレンズ(7)または正マイクロレンズ(7)の光学的代用品(8)の数は、前記第1のアレイ(4)における1インチ当たりの正マイクロレンズ(6)または正マイクロレンズ(6)の光学的代用品(8)の数の半分から、1インチ当たりの正マイクロレンズ(6)または正マイクロレンズ(6)の光学的代用品(8)の数の1/10までの値だけ多く、前記第2のアレイ(5)の正マイクロレンズ(7)または正マイクロレンズ(7)の光学的代用品(8)の開口角αは、7゜以上であることを特徴とする光学フィルム(2)。
  5. 前記第1のアレイ(4)の正マイクロレンズ(6)または正マイクロレンズ(6)の光学的代用品(8)の開口角βは、前記第2のアレイ(5)の正マイクロレンズ(7)または正マイクロレンズ(7)の光学的代用品(8)の開口角αより大きく、その関係は、式:β=aα2+b、但し0.06≦a≦0.08および11≦b≦15、で記述されることを特徴とする請求項4に記載の光学フィルム(2)。
  6. 正マイクロレンズまたは正マイクロレンズの光学的代用品の前記第1のアレイ(4)における、少なくとも一方向での正マイクロレンズ(6)または正マイクロレンズ(6)の光学的代用品(8)の数は、1インチ当たり200から500までであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の光学フィルム(2)。
  7. 正マイクロレンズ(6、7)の少なくとも一方のアレイ(4、5)の正マイクロレンズ(6、7)は、非球形屈折面を有することを特徴とする請求項4から請求項6のうち一項に記載の光学フィルム(2)。
  8. 光透過性材料製の正マイクロレンズ(6、7)の少なくとも一方のアレイ(4、5)は、その平らな側面を前記光学フィルム(2)から外して方向づけられることを特徴とする請求項4から請求項7のうち一項に記載の光学フィルム(2)
  9. 少なくとも片側は、正マイクロレンズ(6、7)のアレイ(4、5)または正マイクロレンズ(6、7)の光学的代用品(8)のアレイ上へ装着された光透過性材料のコーティング層(16)により形成される平滑面を有し、前記光学フィルム(2)の材料および前記コーティング層(16)の光学材料の屈折率の差は、0.15以上であることを特徴とする請求項4から請求項8のうち一項に記載の光学フィルム(2)。
  10. 前記フィルムは、正レンチキュラマイクロレンズ(6、7)のアレイ(4、5)を備えることを特徴とする請求項4から請求項9のうち一項に記載の光学フィルム(2)。
  11. 前記フィルムは、フライアイ構造を形成する正マイクロレンズ(6、7)または正マイクロレンズ(6、7)の光学的代用品(8)の2Dアレイ(4、5)を備えることを特徴とする請求項4から請求項9のうち一項に記載の光学フィルム(2)。
  12. 前記フィルムは、自動接着性のフィルムであることを特徴とする請求項4から請求項11のうち一項に記載の光学フィルム(2)。
  13. 前記フィルムは、その表面上に、規則的なパターンで装着される、前記光学フィルム(2)を光透過性基材の表面へ固定するための接着層(18)を有し、その合計コーティング面積は、前記光学フィルム(2)の表面積の25%を超えないことを特徴とする請求項12に記載の光学フィルム(2)。
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