JP6220346B2 - 圧力マスキングシステムおよびその使用方法 - Google Patents

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Description

本明細書において開示される対象の実施形態は、マスキングシステムに関する。他の実施形態は、通路を有する製造物を洗浄するための、または通路を有する製造物を被覆するための、圧力マスキングシステムに関する。
例えば航空機エンジンなどのガスタービンエンジンにおいては、空気が、エンジンの前方に引き込まれ、シャフトに取り付けられた回転タイプの圧縮機により圧縮され、燃料と混合される。この混合物は、燃焼され、高温排出ガスが、シャフトに取り付けられたタービンを通して送られる。このガス流が、タービンを回転させ、この回転が、シャフトを回転させ、圧縮機およびファンを駆動する。高温排出ガスは、エンジンの後方から流れて、エンジンを駆動し航空機を前方へと駆動する。
ガスタービンエンジンの動作時に、燃焼ガスの温度は、3000°F(約1650℃)を超過し得るが、これは、これらのガスと接触状態にあるエンジンの金属パーツの溶融温度を大幅に上回る温度である。金属パーツの溶融温度を上回るガス温度におけるこれらのエンジンの動作は、十分に確立された技術であり、様々な方法により金属パーツの外方表面に対して冷却空気を供給することに部分的に依存する。特に高温にさらされ、したがって冷却に関する特別な注意を必要とするこれらのエンジンの金属パーツは、燃焼器を形成する金属パーツおよび燃焼器の後部のパーツである。
これらの金属温度は、いくつかのエンジン構成要素に組み込まれた冷却穴などの通路を使用することにより、溶融レベル未満に維持され得る。場合によっては、遮熱コーティング(「TBC」)が、圧力被覆プロセス(例えば溶射プロセス)によって構成要素に施される場合もある。しかし、溶射プロセスおよび他の洗浄プロセス(例えばグリットブラスティング、ショットピーニング、ウォータージェット洗浄など)は、しばしば、過剰噴霧により構成要素の冷却穴を部分的にまたは完全に塞ぐ結果をもたらす。
その結果、本被覆(例えば溶射)プロセスおよび洗浄プロセスは、TBCコーティングの部分層を施し、構成要素の取扱いが容易になり得る温度にまで構成要素およびTBCを十分に冷却させ、溶射が行われる塗布固定具から構成要素を取り外し、マスキングを除去し、次いでウォータージェット方法または他の洗浄方法を利用して冷却穴から十分に冷却され固化したコーティングを別個に除去するという、複数のステップからなる非常に多大な労力を要するプロセスを伴う。冷却穴が、十分な洗浄が可能なレベルを超えて塞がれるのを防止するために、所望のTBC厚さの一部のみが、洗浄前に塗布される。その結果、典型的には、プロセス全体は、所望のTBC厚さに達するまで、複数回にわたり繰り返されなければならない。この複雑なプロセスの結果として、同様の無穴パーツに対して同一のTBCを施す場合に比べて、5〜10倍の生産性の低下、サイクル時間の上昇、およびコストの増加が生じる。コーティングが施されない場合でも、製造物の標的表面を洗浄するために利用される圧力洗浄方法は、製造物の冷却穴を同様に溢れさせ、塞ぐ恐れがある。
したがって、代替的な圧力マスキングシステムが、当技術において待ち望まれる。
米国特許第4402992号明細書
一実施形態は、1つまたは複数の通路を備える製造物の標的表面を圧力洗浄または圧力被覆する方法に関する。この方法は、少なくとも1つの通路の第1の側部に対して加圧マスキング流体を備える圧力マスキング機を流体連結するステップと、第1の側部から標的表面を含む第2の側部へと少なくとも1つの通路を通して加圧マスキング流体を送るステップとを含む。さらに、この方法は、標的表面に向かって洗浄材料または被覆材料をそれぞれ発射することにより標的表面を洗浄するまたは標的表面を被覆するステップを含む。少なくとも1つの通路を通過する加圧マスキング流体は、洗浄材料または被覆材料の該当するものが少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
別の実施形態は、通路を備える製造物の標的表面を洗浄または被覆するための加圧マスキングシステムに関する。この加圧マスキングシステムは、製造物の少なくとも1つの通路の第1の側部に対して流体連結するように、および第1の側部から第2の側部へと通路を通して加圧マスキング流体を送るように構成された、圧力マスキング機を備える。第2の側部は、標的表面を含む。さらに、このシステムは、標的表面に向かって洗浄材料を発射するように構成されたパーツクリーナか、または標的表面に向かって被覆材料を発射するように構成されたパーツコータのいずれかを備える。加圧マスキング流体は、洗浄材料または被覆材料のそれぞれが、少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
別の実施形態においては、1つまたは複数の通路を備える製造物の標的表面を圧力洗浄する方法が開示される。この方法は、少なくとも1つの通路の第1の側部に対して加圧マスキング流体を備える圧力マスキング機を流体連結するステップと、第1の側部から標的表面を含む第2の側部へと少なくとも1つの通路を通して加圧マスキング流体を送るステップと、洗浄材料を使用して標的表面を洗浄するステップとを含み、少なくとも1つの通路を通過する加圧マスキング流体は、洗浄材料が少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
別の実施形態においては、通路を備える製造物の標的表面を洗浄するための加圧マスキングシステムが開示される。この加圧マスキングシステムは、製造物の少なくとも1つの通路の第1の側部に対して流体連結し、第1の側部から第2の側部へと通路を通して加圧マスキング流体を送る、圧力マスキング機であって、第2の側部が標的表面を含む、圧力マスキング機を備える。さらに、加圧マスキングシステムは、標的表面に向かって洗浄材料を発射するパーツクリーナを備え、加圧マスキング流体は、洗浄材料が少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
別の実施形態においては、1つまたは複数の通路を備える製造物の標的表面を圧力被覆する方法が開示される。この方法は、少なくとも1つの通路の第1の側部に対して加圧マスキング流体を備える圧力マスキング機を流体連結するステップと、第1の側部から標的表面を含む第2の側部へと少なくとも1つの通路を通して加圧マスキング流体を送るステップと、被覆材料を使用して標的表面を被覆するステップとを含み、少なくとも1つの通路を通過する加圧マスキング流体は、被覆材料が少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
別の実施形態においては、通路を備える製造物の標的表面を被覆するための加圧マスキングシステムが開示される。この加圧マスキングシステムは、製造物の少なくとも1つの通路の第1の側部に対して流体連結し、第1の側部から第2の側部へと通路を通して加圧マスキング流体を送る、圧力マスキング機であって、第2の側部が、標的表面を含む、圧力マスキング機を備える。さらに、加圧マスキングシステムは、標的表面に向かって被覆材料を発射するパーツコータを備え、加圧マスキング流体は、被覆材料が少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
これら特徴のおよび本明細書において論じる実施形態により提示されるさらなる特徴が、図面と組み合わせて以下の詳細な説明を鑑みることによりさらに十分に理解されよう。
図面に示す実施形態は、当然ながら例示的なものであり、特許請求の範囲によって定義される本発明を限定するように意図されない。例示的な実施形態の以下の詳細な説明は、以下の図面と組み合わせて読むことより理解され得る。同様の構造部は、同様の参照数字で示される。
本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による圧力マスキングシステムの概略図である。 本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による圧力マスキングシステムの斜視図である。 本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による別の圧力マスキングシステムの斜視図である。 本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による圧力マスキングシステムを使用して製造物を圧力洗浄する方法を示す流れ図である。 本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による圧力マスキングシステムの概略図である。 本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による圧力マスキングシステムの斜視図である。 本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による別の圧力マスキングシステムの斜視図である。 本明細書において図示または説明される1つまたは複数の実施形態による圧力マスキングシステムを使用して製造物を圧力被覆する方法を示す流れ図である。
以下、本発明の1つまたは複数の具体的な実施形態を説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、実際の実装形態の全ての特徴が、本明細書において説明されない場合がある。任意の工学プロジェクトまたは設計プロジェクトにおけるような任意の実際の実装の開発においては、システム関連およびビジネス関連の制約の順守など、開発者の特定の目的を達成するために、実装ごとに固有の多数の決定がなされなければならず、またこれらは、実装ごとに異なり得る点を理解されたい。さらに、かかる開発努力は、複雑かつ多大な時間を要するものであり得るが、本開示の利益を享受する当業者にとっては設計、組立、および製造という通常の作業である点を理解されたい。
本発明の様々な実施形態の要素を紹介する場合に、「1つの(a、an)」、「その(the)」、および「前記(said)」という冠詞は、その要素の1つまたは複数が存在することを意味するように意図される。「備える(comprising)」、「含む(including)」、および「有する(having)」という用語は、包括的であるように意図され、列挙された要素以外のさらなる要素が存在し得ることを意味する。
本明細書において開示される加圧マスキングシステムは、概して、圧力マスキング機と、通路を備える製造物の標的表面を洗浄するためのパーツクリーナまたは通路を備える製造物の標的表面を被覆するためのパーツコータとを備える。パーツクリーナ(またはパーツコータ)が、標的表面に向かって洗浄材料(または被覆材料)を発射する一方で、加圧マスキング流体が、通路に対して流体連結され、そこに送られることによって、洗浄材料または被覆材料による通路の断面領域の恒久的な変化を防止する。加圧マスキングシステム、および製造物の標的表面を圧力洗浄または圧力被覆する方法を、本明細書においてさらに詳細に論じる。
次に図1〜図3を参照すると、製造物10を洗浄するための、パーツクリーナ20および圧力マスキング機30を備える加圧マスキングシステム100が図示される。製造物10は、第1の側部18から第2の側部19へと製造物10を貫通する1つまたは複数の通路12を備える。上記で論じたように、製造物10は、燃焼器ライナまたはガスタービンエンジンの他の構成要素などの、様々な異なるパーツを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、製造物10は、高温ガス経路構成要素または燃焼構成要素などの、タービン構成要素を含むことが可能である。通路12は、製造物10の使用時に開状態に留まるように(空気が通過し得るように)意図された、製造物10を貫通する(第1の側部18から第2の側部19まで貫通する)任意の通路を含むことが可能である。例えば、いくつかの実施形態においては、通路12は、冷却穴を含み得る。
図2〜図3において最も良く示されるように、製造物10の第2の側部19は、洗浄対象の標的表面11を含む。標的表面11は、初めての使用前に、定例のもしくは修理用のメンテナンス時に、または製造物10の寿命に応じた他の必要に応じて、洗浄され得る。本明細書においては、「洗浄された」は、本明細書において理解されることとなるように、グリットブラスティング、ショットピーニング、またはウォータージェット洗浄などの、標的表面の剥離、洗浄、および/または処理を指す。例えば、いくつかの実施形態においては、製造物10の標的表面11は、新たなコーティングの塗布前に除去すべきコーティング22または他のデブリを含む場合がある。
製造物10が金属高温ガス経路構成要素を備える場合などのいくつかの実施形態においては、製造物10の標的表面11は、遮熱コーティング(「TBC」)が配設されていてもよく、または配設されることとなる。TBCは、製造物10の標的表面11に対して塗布された金属被覆材料および/またはセラミック被覆材料の1つまたは複数の層を備えることが可能であり、これにより、高温燃焼ガスから製造物10への熱伝達を妨害し、したがって高温燃焼ガスから構成要素を断熱する。表面上にTBCが存在することにより、燃焼ガスは、構成要素の当該材料および製造プロセスにおいて可能な温度よりも高温であることが可能となる。任意の適切なTBC成分が適用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、TBCは、MCrAlYの結合層を備えることが可能であり、この場合に、Mは、好ましくはNi、Co、またはそれらの組合せとなる。さらに、TBCは、このMCrAlYの結合層の上に、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)の層を備えることが可能である。
いくつかの実施形態においては、製造物10は、本明細書において理解されることとなるような圧力洗浄の前または最中に、支持スタンド15の上に配設されてもよい。支持スタンド15は、固定または可動(例えば回転自在)であってもよく、製造物10の標的表面11の洗浄時にパーツクリーナ20および圧力マスキング機30に対して製造物10を位置決めし得る。
さらに図1〜図3を参照すると、加圧マスキングシステム100は、パーツクリーナ20をさらに備える。パーツクリーナ20は、製造物10の標的表面11に向かって洗浄材料25を発射する任意のデバイスを備える。例えば、いくつかの実施形態においては、パーツクリーナ20は、グリットブラスタを備えることが可能である。かかる実施形態においては、洗浄材料25は、酸化アルミニウム、クルミの殻、ドライアイス、炭、または任意の他の粒子が中に分散した加圧空気を含むことが可能である。他の実施形態においては、パーツクリーナ20は、ショットピーニングデバイスを備えることが可能である。かかる実施形態においては、洗浄材料25は、金属粒子、ガラス粒子、またはセラミック粒子が中に分散した加圧空気を含むことが可能である。さらに他の実施形態においては、パーツクリーナ20は、圧力洗浄機を備えてもよい。かかる実施形態においては、洗浄材料25は、追加の研磨材料を含むまたは含まない水を含んでもよい。
パーツクリーナ20は、製造物10に対して、標的表面11の洗浄を考慮した任意の位置に配設されてもよい。例えば、図1に示すように、いくつかの実施形態においては、製造物10は、支持スタンド15上においてパーツクリーナ20に隣接するように配設されてもよい。この場合には、支持スタンド15は、パーツクリーナ20に対して製造物10を回転または他の様式で変位させることが可能であってもよく、および/または、パーツクリーナ20は、製造物10に対して関節駆動することが可能であってもよい。この場合には、パーツクリーナ20は、製造物10の標的表面11に向かって洗浄材料25を発射するために使用されてもよい。しかし、洗浄材料25が製造物10の標的表面11に向かって発射される結果として、洗浄材料25の一部は、製造物10の第2の側部19から通路12の中の1つまたは複数に進入する場合がある。そのため、洗浄材料25の一部、およびより具体的には任意の粒子(例えば、砂、ショット、研磨材など)が、阻止されないままの場合には、1つまたは複数の通路12内に障害物32を形成し得る恐れがある。
パーツクリーナ20は、製造物10の標的表面11を洗浄するための様々な用途に対して使用され得る。例えば、いくつかの実施形態においては、パーツクリーナ20は、新たなコーティングの塗布前に汚れまたは汚染物質を除去するために使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、パーツクリーナ20は、以前に塗布されそれ以来摩損および/または損傷を被ってきたコーティングを除去するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、パーツクリーナ20は、TBCを再塗布または新たな状態に再生させる前に、標的表面11上のTBCの一部または全てを除去するために使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、パーツクリーナ20は、1つまたは複数の金属コーティング、汚染物質層(例えば、錆、汚れ、酸化物など)、拡散層、または他の不要な層を除去するために使用されてもよい。本明細書においては具体的な実施形態を示すが、これらは、専ら例示的なものに過ぎず、加圧マスキングシステム100の一部としてのパーツクリーナ20の任意の他の適用もまた実現し得る点を理解されたい。
図1〜図3をさらに参照すると、加圧マスキングシステム100は、圧力マスキング機30をさらに備える。圧力マスキング機30は、製造物10の少なくとも1つの通路12に対してマスキング流体35の供給源を流体連結する流体連結31を含む。本明細書においては、「流体連結」は、不注意による外部環境への損失を伴って圧力マスキング機30から通路12へと加圧マスキング流体35を送らせ得る連結を指す。この流体連結は、例えば、可撓性チューブ、ホース、パイプ、または、1つまたは複数の通路12に一連の加圧マスキング流体35を送る任意の他の導管など含むことが可能である。
図2に示すものなどの一実施形態においては、流体連結31は、通路12の第1の側部18に対して圧力マスキング機30の出力部を直接的に連結するチューブを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、流体連結31は、圧力マスキング機30と単一通路12(図2に示すものなど)との間の単一チューブを含んでもよい。他の実施形態においては、流体連結は、圧力マスキング機30から出て分離し、複数の通路12に対して連結する複数のセグメントとなる、単一のチューブ(図1に示すものなど)を含んでもよい。さらに他の実施形態においては、流体連結31は、圧力マスキング機30から出て単一のまたは複数の通路12に対して連結する複数のチューブを含んでもよい。例えば、流体連結31は、2つ以上の通路に対して連結する類似のまたは異なる加圧マスキング流体35の複数のチャネルを含んでもよい。さらに、これらの複数のチャネルは、それぞれ異なる圧力、温度、方向、または混合物の加圧マスキング流体35を備えてもよい。圧力マスキング機30と1つまたは複数の通路12との間に流体連結31を形成する任意の他の構成を、代替的にまたは追加的に実現し得る点を理解されたい。
例えば、次に図3を参照すると、いくつかの実施形態においては、流体連結31は、圧力マスキング機30から加圧マスキング流体35を受け、1つまたは複数の通路にこれを流体分配し得る、内部通路41を含む複数出口マニホルド連結40を含んでもよい。これにより、複数出口マニホルド連結40は、製造物10の第1の側部18に対して直接的に装着され、製造物10の周囲の広範な領域に対して加圧マスキング流体35を分配することが可能となる。これにより、この領域内の通路12のいずれもが、加圧マスキング流体35を流体通過させることになる。
加圧マスキング流体35は、正のエネルギーにより通路12を通過し、洗浄材料25(またはその粒子)による少なくとも1つの通路の断面領域の恒久的な変化を防止することが可能な、任意の媒質を含むことが可能である。本明細書においては、洗浄動作のコンテクスト内における「断面領域の恒久的な変化を防止する」(およびその変形表現)は、通路の断面領域が恒久的障害物32により実質的に縮小されないように、または腐食もしくは変形などにより拡大されないように、通路12に進入し得る実質的に全ての洗浄材料25を除去および/または防止することを指す。通路12の断面領域を恒久的に変化させることとなる障害物の例には、例えば、壁部に付着した大きな粒子または洗浄材料25の凝塊などが含まれる。したがって、加圧マスキング流体35は、マスキング圧力で1つまたは複数の通路12に押し通されることにより、断面領域を変化させる洗浄材料25由来の潜在的障害物32に対して作用しそれらを除去することが可能な、任意の材料を含んでもよい。
例えば、いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体35は、不活性ガスまたは窒素などのガスを含んでもよい。かかる実施形態は、パーツクリーナ20がグリットブラスタまたはショットピーニングデバイスを備える場合に実現し得るものであり、ガスは、通路12に進入する任意の砂、ピーン、またはパーツクリーナ20由来の他の洗浄粒子に逆らい、通路12からそれらを除去し得る。いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体35は、研磨材が中に分散されたまたはされない水を含んでもよい。かかる実施形態は、パーツクリーナ20がウォータージェットまたは同様のデバイスを備える場合に実現し得る。本明細書においては加圧マスキング流体およびパーツクリーナの特定の実施形態を提示したが、追加のおよび代替の加圧マスキング流体およびパーツクリーナもまた実現し得る点を理解されたい。さらに、加圧マスキング流体35は、加圧マスキング流体35が通路12から障害物32を除去するのに十分なエネルギーを有する限りは、洗浄材料の洗浄圧力を上回る、同等の、または下回るマスキング圧力を有してもよい。他の実施形態においては、マスキング圧力は、通路12を通して加圧マスキング流体35を引き込むような負圧を、製造物10の第2の側部19上の真空要素または吸引要素などを介して有してもよい。いくつかの実施形態においては、マスキング圧力は、マスキングプロセス時に変動する可変圧力を有してもよい。
これにより、動作時に、圧力マスキング機30は、マスキング圧力にて、第1の側部18から第2の側部19へと少なくとも1つの通路12を通して加圧マスキング流体35を送る(ここで、第2の側部19は、洗浄対象である製造物10の標的表面11を含む)。同様に、パーツクリーナは、標的表面に向かって洗浄材料25を発射することにより、製造物10の標的表面11を洗浄する。流れパターン分配の結果として、洗浄材料25の一部は、1つまたは複数の通路12に進入し、1つまたは複数の障害物32を形成し得る。例えば、障害物32は、通路12の断面領域を縮小させ、通路12を通過し得る空気の量を低減させる、洗浄材料由来の粒子群を含み得る。しかし、洗浄材料25が少なくとも1つの通路12を恒久的に塞ぐ(およびその断面領域を変化させる)のを防止するために、加圧マスキング流体35は、これらの障害物32に接触し、通路12から押し戻す。いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体35は、障害物32が加圧マスキング流体35を介して通路12に進入することさえも防止して、製造物10の第2の側部19側において通路12から出ることができる。
次に図1〜図4を参照すると、1つまたは複数の通路12を備える製造物10の標的表面11を圧力洗浄するための方法200が図示される。この方法200は、初めに、ステップ210において、製造物10の少なくとも1つの通路12の第1の側部18に対して圧力マスキング機30を流体連結することを含む。上記で論じたように、流体連結31は、様々な構成を含んでもよく、任意の個数の通路12に対して任意のタイプの圧力マスキング機30を連結してもよい。次いで、圧力マスキング機30は、ステップ220において、第1の側部18から第2の側部19へと少なくとも1つの通路を通して加圧マスキング流体35を送る。同様に、パーツクリーナ20は、ステップ230において、標的表面11に向かって洗浄材料25を発射することにより、製造物10の第2の側部19側の標的表面11を洗浄する。
ステップ220において少なくとも1つの通路12を通して加圧マスキング流体35を送ること、およびステップ230において標的表面11を洗浄することは、相対遅延後にまたは相対遅延を伴いつつ同時に開始および終了し得る点を理解されたい。例えば、いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体35は、ステップ230において標的表面11の洗浄が開始される前に、ステップ220において通路12を通過しつつあってもよい。かかる実施形態は、圧力マスキング機30の作動前に障害物32が蓄積されるのを防止することができる。いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体35は、製造物10がステップ230において洗浄された後に、ステップ220における通路12の通過を継続してもよい。かかる実施形態は、ステップ230における洗浄の完了後に通路12内に残留する障害物32が、加圧マスキング流体35によってさらに確実に除去されるのを助長することができる。
図1〜図4は、加圧マスキングシステムが、通路を備える製造物の標的表面を洗浄するために圧力マスキング機およびパーツクリーナを備える実施形態に関するものであるが、図5〜図8は、加圧マスキングシステムが、通路を備える製造物の標的表面を被覆するために圧力マスキング機およびパーツコータを備える実施形態に関する。したがって、次に図5〜図7を参照すると、製造物1010を被覆するための、パーツコータ1020および圧力マスキング機1030を備える加圧マスキングシステム1000が図示される。製造物1010は、第1の側部1018から第2の側部1019へと製造物1010を通過する1つまたは複数の通路1012を備える。上記で論じたように、製造物1010は、燃焼器ライナまたはガスタービンエンジンの他の構成要素などの、様々な異なるパーツを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、製造物1010は、高温ガス経路構成要素または燃焼構成要素などのタービン構成要素を含むことが可能である。通路1012は、製造物1010の使用時に開状態に留まるように(空気が通過し得るように)意図された、製造物1010を貫通する(第1の側部1018から第2の側部1019まで貫通する)任意の通路を含むことが可能である。例えば、いくつかの実施形態においては、通路1012は、冷却穴を含み得る。
図6〜図7において最も良く示されるように、製造物1010の第2の側部1019は、被覆対象の標的表面1011を含む。標的表面1011は、初めての使用前に、定例のもしくは修理用のメンテナンス時に、または製造物1010の寿命に応じた他の必要に応じて、被覆され得る。本明細書においては、「被覆された」は、本明細書において理解されることとなるように、溶射ガンなどの使用による表面に対する新たな材料の少なくとも部分的な塗布を指す。
製造物1010が金属高温ガス経路構成要素を備える場合などのいくつかの実施形態においては、製造物1010の標的表面1011は、動作前にTBCが被覆されていてもよい。TBCは、製造物1010の標的表面1011に対して塗布された金属被覆材料および/またはセラミック被覆材料の1つまたは複数の層を備えることが可能であり、これにより、高温燃焼ガスから製造物1010への熱伝達を妨害し、したがって高温燃焼ガスから構成要素を断熱する。表面上にTBCが存在することにより、燃焼ガスは、構成要素の当該材料および製造プロセスにおいて可能な温度よりも高温であることが可能となる。任意の適切なTBC成分が適用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、TBCは、MCrAlYの結合層を備えることが可能であり、この場合に、Mは、好ましくはNi、Co、またはそれらの組合せとなる。さらに、TBCは、このMCrAlYの結合層の上に、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)の層を備えることが可能である。
いくつかの実施形態においては、製造物1010は、本明細書において理解されることとなるような圧力被覆の前または最中に、支持スタンド1015の上に配設されてもよい。支持スタンド1015は、固定または可動(例えば回転自在)であってもよく、製造物1010の標的表面1011の被覆時にパーツコータ1020および圧力マスキング機1030に対して製造物1010を位置決めし得る。
さらに図5〜図7を参照すると、加圧マスキングシステム1000は、パーツコータ1020をさらに備える。パーツコータ1020は、製造物1010の標的表面1011に向かって被覆材料1025を発射する任意のデバイスを備える。例えば、いくつかの実施形態においては、パーツコータ1020は、溶射ガンを備えることが可能である。かかる実施形態においては、被覆材料1025は、キャリアなどのような加圧ガスまたは加圧液体(例えば水)を含むことが可能である。他の実施形態においては、パーツコータ1020は、製造物1010の標的表面1011に向かって被覆材料1025を発射する任意の他のデバイスを備えることが可能である。
パーツコータ1020は、製造物1010に対して、標的表面1011の被覆を考慮した任意の位置に配設されてもよい。例えば、図5に示すように、いくつかの実施形態においては、製造物1010は、支持スタンド1015上においてパーツコータ1020に隣接するように配設されてもよい。この場合には、支持スタンド1015は、パーツコータ1020に対して製造物1010を回転または他の様式で変位させることが可能であってもよく、および/または、パーツコータ1020は、製造物1010に対して関節駆動することが可能であってもよい。この場合には、パーツコータ1020は、製造物1010の標的表面1011に向かって被覆材料1025を発射するために使用されてもよい。しかし、被覆材料1025が製造物1010の標的表面1011に向かって発射される結果として、被覆材料1025の一部が、製造物1010の第2の側部1019から通路1012の中の1つまたは複数に進入する場合がある。そのため、被覆材料1025の一部が、阻止されないままの場合には、1つまたは複数の通路1012内に障害物1032を形成し得る恐れがある。
パーツコータ1020は、製造物1010の標的表面1011を被覆するための様々な用途に対して使用され得る。例えば、いくつかの実施形態においては、パーツコータ1020は、上記で論じたように、TBCで標的表面を被覆するために使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、パーツコータ1020は、TBCまたは他のコーティングを後に塗布するために、標的表面1011に対してボンドコートを塗布するために使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、パーツコータ1020は、標的表面1011に対してペイントコートを塗布するために使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、パーツコータ1020は、拡散コーティング、DVC TBC、HVOF、または他の接着結合コーティングなどの、他のコーティングを塗布するために使用されてもよい。本明細書においては具体的な実施形態を示すが、これらは、専ら例示的なものに過ぎず、加圧マスキングシステム1000の一部としてのパーツコータ1020の任意の他の適用もまた実現し得る点を理解されたい。
さらに図5〜図7を参照すると、加圧マスキングシステム1000は、圧力マスキング機1030をさらに備える。圧力マスキング機1030は、製造物1010の少なくとも1つの通路1012に対してマスキング流体1035の供給源を流体連結する流体連結1031を含む。上記のように、「流体連結」は、不注意による外部環境への損失を伴って圧力マスキング機1030から通路1012へと加圧マスキング流体1035を送らせ得る連結を指す。この流体連結は、例えば、可撓性チューブ、ホース、パイプ、または、1つまたは複数の通路1012に一連の加圧マスキング流体1035を送る任意の他の導管などを含むことが可能である。
図6に示すものなどの一実施形態においては、流体連結1031は、通路1012の第1の側部1018に対して圧力マスキング機1030の出力部を直接的に連結するチューブを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、流体連結1031は、圧力マスキング機1030と単一通路1012(図6に示すものなど)との間の単一チューブを含んでもよい。他の実施形態においては、流体連結は、圧力マスキング機1030から出て分離し、複数の通路1012に対して連結する複数のセグメントとなる、単一のチューブ(図5に示すものなど)を含んでもよい。さらに他の実施形態においては、流体連結1031は、圧力マスキング機1030から出て単一のまたは複数の通路1012に対して連結する複数のチューブを含んでもよい。例えば、流体連結1031は、2つ以上の通路に対して連結する類似のまたは異なる加圧マスキング流体1035の複数のチャネルを含んでもよい。さらに、これらの複数のチャネルは、それぞれ異なる圧力、温度、方向、または混合物の加圧マスキング流体1035を備えてもよい。圧力マスキング機1030と1つまたは複数の通路1012との間に流体連結1031を形成する任意の他の構成を、代替的にまたは追加的に実現し得る点を理解されたい。
例えば、次に図7を参照すると、いくつかの実施形態においては、流体連結1031は、圧力マスキング機1030から加圧マスキング流体1035を受け、これを1つまたは複数の通路に流体分配し得る、内部通路1041を備える複数出口マニホルド連結1040を含んでもよい。これにより、複数出口マニホルド連結1040は、製造物1010の第1の側部1018に対して直接的に装着され、製造物1010の周囲の広範な領域に対して加圧マスキング流体1035を分配することが可能となる。これにより、この領域内の通路1012のいずれもが、加圧マスキング流体1035を流体通過させることになる。
加圧マスキング流体1035は、正のエネルギーにより通路1012を通過し、被覆材料1025(またはその粒子)により少なくとも1つの通路の断面領域の恒久的な変化を防止することが可能な、任意の媒質を含むことが可能である。本明細書においては、被覆動作に関連する「断面領域の恒久的な変化を防止する」(およびその変形表現)は、通路の断面領域が恒久的障害物1032により実質的に縮小されないように、または腐食もしくは変形などにより拡大されないように、通路1012に進入し得る実質的に全ての被覆材料1025を除去および/または防止することを指す。被覆材料1025の第2の側部1019の直近の内壁部の薄いコーティングは、通路1012の断面領域を恒久的に変化させるものとは見なされない点を理解されたい。なぜならば、かかる縮小は、いずれも比較的最小限のものとなり、動作時に通路1012を通る空気流に対して顕著な影響を及ぼさないからである。通路1012の断面領域を恒久的に変化させることとなる障害物の例には、例えば、壁部に付着した大きな粒子または被覆材料1025の凝塊などが含まれる。したがって、加圧マスキング流体1035は、マスキング圧力で1つまたは複数の通路1012に押し通されることにより、断面領域を変化させる被覆材料1025由来の潜在的障害物1032に対して作用しそれらを除去することが可能な、任意の材料を含んでもよい。
例えば、いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体1035は、不活性ガスまたは窒素などのガスを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体1035は、研磨材が中に分散されたまたはされない水を含んでもよい。本明細書において加圧マスキング流体1035およびパーツコータの特定の実施形態を提示したが、追加のおよび代替の加圧マスキング流体およびパーツコータを実現し得る点を理解されたい。さらに、加圧マスキング流体1035は、加圧マスキング流体1035が通路1012から障害物1032を除去するのに十分なエネルギーを有する限りは、被覆材料1025の被覆圧力を上回る、同等の、または下回るマスキング圧力を有してもよい。いくつかの実施形態においては、マスキング圧力は、通路1012に加圧マスキング流体1035を押し通すような正圧を有してもよい。他の実施形態においては、マスキング圧力は、通路1012を通して加圧マスキング流体1035を引き込むような負圧を、製造物1010の第2の側部1019上の真空要素または吸引要素などを介して有してもよい。いくつかの実施形態においては、マスキング圧力は、マスキングプロセス時に変動する可変圧力を有してもよい。
これにより、動作時に、圧力マスキング機1030は、マスキング圧力にて、第1の側部1018から第2の側部1019へと少なくとも1つの通路1012を通して加圧マスキング流体1035を送る(ここで、第2の側部1019は、被覆対象である製造物1010の標的表面1011を含む)。同様に、パーツコータは、標的表面に向かって被覆材料1025を発射することにより、製造物1010の標的表面1011を被覆する。流れパターン分配の結果として、被覆材料1025の一部は、1つまたは複数の通路1012に進入し、1つまたは複数の障害物1032を形成し得る。例えば、障害物1032は、通路1012の断面領域を縮小させ、通路1012を通過し得る空気の量を低減させる、被覆材料由来の粒子群を含み得る。しかし、被覆材料1025が少なくとも1つの通路1012を恒久的に塞ぐ(およびその断面領域を変化させる)のを防止するために、加圧マスキング流体1035は、これらの障害物1032に接触し、通路1012から押し戻す。いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体1035は、障害物1032が加圧マスキング流体1035を介して通路1012に進入することさえも防止して、製造物1010の第2の側部1019側において通路1012から出ることができる。
次に図5〜図8を参照すると、1つまたは複数の通路1012を備える製造物1010の標的表面1011を圧力被覆するための方法2000が図示される。この方法2000は、初めに、ステップ2010において、製造物1010の少なくとも1つの通路1012の第1の側部1018に対して圧力マスキング機1030を流体連結することを含む。上記で論じたように、流体連結1031は、様々な構成を含んでもよく、任意の個数の通路1012に対して任意のタイプの圧力マスキング機1030を連結してもよい。次いで、圧力マスキング機1030は、ステップ2020において、第1の側部1018から第2の側部1019へと少なくとも1つの通路を通して加圧マスキング流体1035を送る。同様に、パーツコータ1020は、ステップ2030において、標的表面1011に向かって被覆材料1025を発射することにより、製造物1010の第2の側部1019側の標的表面1011を被覆する。
ステップ2020において少なくとも1つの通路1012を通して加圧マスキング流体1035を送ること、およびステップ2030において標的表面1011を被覆することは、相対遅延後にまたは相対遅延を伴いつつ同時に開始および終了し得る点を理解されたい。例えば、いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体1035は、ステップ2030において標的表面1011の被覆が開始される前に、ステップ2020において通路1012を通過しつつあってもよい。かかる実施形態は、圧力マスキング機1030の作動前に障害物1032が蓄積されるのを防止することができる。いくつかの実施形態においては、加圧マスキング流体1035は、製造物1010がステップ2030において被覆された後に、ステップ2020における通路1012の通過を継続してもよい。かかる実施形態は、ステップ2030における被覆の完了後に通路1012内に残留する障害物1032が、加圧マスキング流体1035によってさらに確実に除去されるのを助長することができる。
別の実施形態は、1つまたは複数の通路を備える製造物の標的表面を圧力洗浄または圧力被覆する方法に関する。この方法は、少なくとも1つの通路の第1の側部に対して加圧マスキング流体を備える圧力マスキング機を流体連結することと、第1の側部から標的表面を含む第2の側部へと少なくとも1つの通路を通して加圧マスキング流体を送ることとを含む。さらに、この方法は、標的表面に向かって洗浄材料または被覆材料をそれぞれ発射することにより、標的表面を洗浄するまたは標的表面を被覆することを含む。少なくとも1つの通路を通過する加圧マスキング流体は、洗浄材料または被覆材料の該当するものが少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
別の実施形態においては、流体連結は、第1の側部に対して連結し、内部通路を含む、複数出口マニホルド連結を含む。この内部通路は、加圧マスキング流体を受け、それを1つまたは複数の通路へと流体分配する。
別の実施形態においては、加圧マスキング流体は、例えば窒素などのガスを含む。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって洗浄材料を発射することにより標的表面を洗浄することを含む。グリットブラスタまたはショットピーニングにより、洗浄材料を使用して標的表面を洗浄する。
別の実施形態においては、通路は、冷却穴を備える。
別の実施形態においては、加圧マスキング流体は、液体を含む。
別の実施形態においては、この液体は、研磨材を含む。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって洗浄材料を発射することにより標的表面を洗浄することを含む。ウォータージェットが、洗浄材料を使用して標的表面を洗浄する。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって洗浄材料を発射することにより標的表面を洗浄することを含む。加圧マスキング流体は、標的表面の洗浄の完了後に、少なくとも1つの通路を通過し続ける。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって洗浄材料を発射することにより標的表面を洗浄することを含む。加圧マスキング流体は、洗浄材料の洗浄圧力未満のマスキング圧力にて少なくとも1つの通路を通過する。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって被覆材料を発射することにより標的表面を被覆することを含む。この被覆材料は、MCrAlYを含み、Mは、NiまたはCoである。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって被覆材料を発射することにより標的表面を被覆することを含む。この被覆材料は、イットリア安定化ジルコニアを含む。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって被覆材料を発射することにより標的表面を被覆することを含む。溶射ガンが、標的表面を被覆するために被覆材料を発射する。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって被覆材料を発射することにより標的表面を被覆することを含む。加圧マスキング流体は、標的表面の被覆の完了後に、少なくとも1つの通路を通過し続ける。
別の実施形態においては、この方法は、標的表面に向かって被覆材料を発射することにより標的表面を被覆することを含む。加圧マスキング流体は、洗浄材料の被覆圧力未満のマスキング圧力にて少なくとも1つの通路を通過する。
別の実施形態は、通路を備える製造物の標的表面を洗浄または被覆するための加圧マスキングシステムに関する。この加圧マスキングシステムは、製造物の少なくとも1つの通路の第1の側部に対して流体連結し、第1の側部から第2の側部へと通路を通して加圧マスキング流体を送るように構成された、圧力マスキング機を備える。第2の側部は、標的表面を含む。さらに、このシステムは、標的表面に向かって洗浄材料を発射するように構成されたパーツクリーナか、または標的表面に向かって被覆材料を発射するように構成されたパーツコータのいずれかを備える。圧力マスキング流体は、洗浄材料または被覆材料がそれぞれ、少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する。
加圧マスキングシステムの別の実施形態においては、流体連結は、製造物の第1の側部に対して連結し、内部通路を含む、複数出口マニホルド連結を含む。この内部通路は、加圧マスキング流体を受け、それを1つまたは複数の通路へと流体分配する。
加圧マスキングシステムの別の実施形態においては、加圧マスキング流体は、例えば研磨材を含む液体など、ガスまたは液体を含む。
加圧マスキングシステムがパーツクリーナを備える別の実施形態においては、パーツクリーナは、グリットブラスタを備える。
加圧マスキングシステムがパーツクリーナを備える別の実施形態においては、パーツクリーナは、ショットピーニングデバイスを備える。
加圧マスキングシステムがパーツクリーナを備える別の実施形態においては、パーツクリーナは、ウォータージェットを備える。
加圧マスキングシステムが標的表面に向かって洗浄材料を発射するように構成されたパーツクリーナを備える別の実施形態においては、加圧マスキング流体は、洗浄材料の洗浄圧力未満のマスキング圧力にて少なくとも1つの通路を通過する。
加圧マスキングシステムの別の実施形態においては、標的表面は、遮熱コーティングを備える。
加圧マスキングシステムの別の実施形態においては、少なくとも1つの通路が、冷却穴を備える。
加圧マスキングシステムが標的表面に向かって被覆材料を発射するように構成されたパーツコータを備える別の実施形態においては、被覆材料は、MCrAlYを含み、Mは、NiまたはCoである。
加圧マスキングシステムが標的表面に向かって被覆材料を発射するように構成されたパーツコータを備える別の実施形態においては、被覆材料は、イットリア安定化ジルコニアを含む。
加圧マスキングシステムが標的表面に向かって被覆材料を発射するように構成されたパーツコータを備える別の実施形態においては、パーツコータは、溶射ガンを備える。
加圧マスキングシステムが標的表面に向かって被覆材料を発射するように構成されたパーツコータを備える別の実施形態においては、加圧マスキング流体は、被覆材料の被覆圧力未満のマスキング圧力にて少なくとも1つの通路を通過する。
加圧マスキングシステムの別の実施形態においては、製造物は、タービン構成要素を含む。
ここで、加圧マスキングシステムは、製造物の標的表面を洗浄または被覆するために使用され得ると共に、1つまたは複数の通路の断面領域の恒久的変化を防止し得る点を理解されたい。圧力マスキング機と1つまたは複数の通路との間の流体連結を使用することにより、テープまたはワックスなどの物理的マスキングバリアの必要性が回避されて、より効率的な洗浄システムまたは被覆システムを実現することが可能になり得る。
限定数の実施形態のみに関連して本発明を詳細に説明したが、本発明がかかる開示の実施形態に限定されないことは、容易に理解されよう。むしろ、本発明は、ここまで説明されなかったが本発明の趣旨および範囲と均等の、任意数の変形形態、変更形態、代替形態、または均等構造を組み込むように変更することが可能である。さらに、本発明の様々な実施形態を説明したが、本発明の態様は、既述の実施形態のいくつかのみを含んでもよい点を理解されたい。したがって、本発明は、前述の説明により限定されるものとして理解されるべきではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
10 製造物
11 標的表面
12 通路
15 支持スタンド
18 第1の側部
19 第2の側部
20 パーツクリーナ
22 コーティング
25 洗浄材料
30 圧力マスキング機
31 流体連結
32 障害物
35 加圧マスキング流体
40 複数出口マニホルド連結
41 内部通路
100 加圧マスキングシステム
1000 加圧マスキングシステム
1010 製造物
1011 標的表面
1012 通路
1015 支持スタンド
1018 第1の側部
1019 第2の側部
1020 パーツコータ
1025 被覆材料
1030 圧力マスキング機
1031 流体連結
1032 障害物
1035 加圧マスキング流体
1040 複数出口マニホルド連結
1041 内部通路

Claims (43)

  1. 1つまたは複数の通路を備える製造物の標的表面を圧力洗浄する方法であって、
    少なくとも1つの通路の第1の側部に対して加圧マスキング流体を備える圧力マスキング機を流体連結するステップと、
    前記第1の側部から前記標的表面を含む第2の側部へと前記少なくとも1つの通路を通して前記加圧マスキング流体を送るステップと、
    前記標的表面に向かって洗浄材料をそれぞれ発射することにより標前記標的表面を洗浄するステップであって、前記少なくとも1つの通路を通過する前記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料の該当するものが前記少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する、ステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記流体連結は、前記第1の側部に対して連結し、内部通路を含む、複数出口マニホルド連結を含み、前記内部通路は、前記加圧マスキング流体を受け、それを1つまたは複数の通路に流体分配する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記加圧マスキング流体は、窒素または別のガスを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記ガスは、窒素を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記方法は、前記標的表面に向かって前記洗浄材料を発射することにより前記標的表面を洗浄するステップを含み、グリットブラスタまたはショットピーニングデバイスが、前記洗浄材料を使用して前記標的表面を洗浄する、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記通路は、冷却穴を備える、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記加圧マスキング流体は、液体を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記液体は、研磨材を含む、請求項7に記載の方法。
  9. ォータージェットが、前記洗浄材料を使用して前記標的表面を洗浄する、請求項7または8に記載の方法。
  10. 記加圧マスキング流体は、前記標的表面を洗浄する前記ステップの完了後に、前記少なくとも1つの通路を通過し続ける、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料の洗浄圧力未満のマスキング圧力にて前記少なくとも1つの通路を通過する、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 通路を備える製造物の標的表面を洗浄するための加圧マスキングシステムであって、
    前記製造物の少なくとも1つの通路の第1の側部に対して流体連結するように、および前記第1の側部から第2の側部へと前記通路を通して加圧マスキング流体を送るように構成された、圧力マスキング機であって、前記第2の側部は、前記標的表面を含む、圧力マスキング機と、
    前記標的表面に向かって洗浄材料を発射するように構成されたパーツクリーナであって、前記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料が前記少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する、パーツクリーナと
    を備える、加圧マスキングシステム。
  13. 前記流体連結は、前記製造物の前記第1の側部に対して連結し、内部通路を含む、複数出口マニホルド連結を含み、前記内部通路は、前記加圧マスキング流体を受け、それを1つまたは複数の通路に流体分配する、請求項12に記載の加圧マスキングシステム。
  14. 前記加圧マスキング流体は、ガスを含む、請求項12または13に記載の加圧マスキングシステム。
  15. 記パーツクリーナは、グリットブラスタを備える、請求項14に記載の加圧マスキングシステム。
  16. 記パーツクリーナは、ショットピーニングデバイスを備える、請求項14に記載の加圧マスキングシステム。
  17. 前記加圧マスキング流体は、液体を含む、請求項12に記載の加圧マスキングシステム。
  18. 前記液体は、研磨材を含む、請求項17に記載の加圧マスキングシステム。
  19. 記パーツクリーナは、ウォータージェットを備える、請求項17または18に記載の加圧マスキングシステム。
  20. 記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料の洗浄圧力未満のマスキング圧力にて少なくとも1つの通路を通過する、請求項17から19のいずれかに記載の加圧マスキングシステム。
  21. 前記標的表面は、遮熱コーティングを備える、請求項12から20のいずれかに記載の加圧マスキングシステム。
  22. 前記少なくとも1つの通路は、冷却穴を備える、請求項12から21のいずれかに記載の加圧マスキングシステム。
  23. 前記製造物は、タービン構成要素を含む、請求項12から22のいずれかに記載の加圧マスキングシステム。
  24. 1つまたは複数の通路を備える製造物の標的表面を圧力洗浄する方法であって、
    少なくとも1つの通路の第1の側部に対して加圧マスキング流体を備える圧力マスキング機を流体連結するステップと、
    前記第1の側部から前記標的表面を含む第2の側部へと前記少なくとも1つの通路を通して前記加圧マスキング流体を送るステップと、
    前記標的表面に向かって洗浄材料を発射することにより前記標的表面を洗浄するステップであって、前記少なくとも1つの通路を通過する前記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料が前記少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する、ステップと、
    を含む、方法。
  25. 前記流体連結は、前記第1の側部に対して連結し、内部通路を含む、複数出口マニホルド連結を含み、前記内部通路は、前記加圧マスキング流体を受け、それを1つまたは複数の通路に流体分配する、請求項24に記載の方法。
  26. 前記加圧マスキング流体は、ガスを含む、請求項24または25に記載の方法。
  27. グリットブラスタまたはショットピーニングデバイスが、前記洗浄材料を使用して前記標的表面を洗浄する、請求項26に記載の方法。
  28. 前記通路は、冷却穴を備える、請求項24から27のいずれかに記載の方法。
  29. 前記加圧マスキング流体は、液体を含む、請求項24または25に記載の方法。
  30. 前記液体は、研磨材を含む、請求項29に記載の方法。
  31. ウォータージェットが、前記洗浄材料を使用して前記標的表面を洗浄する、請求項28または29に記載の方法。
  32. 前記加圧マスキング流体は、前記標的表面を洗浄する前記ステップの完了後に、前記少なくとも1つの通路を通過し続ける、請求項24から31のいずれかに記載の方法。
  33. 前記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料の洗浄圧力未満のマスキング圧力にて前記少なくとも1つの通路を通過する、請求項24から32のいずれかに記載の方法。
  34. 通路を備える製造物の標的表面を洗浄するための加圧マスキングシステムであって、
    前記製造物の少なくとも1つの通路の第1の側部に対して流体連結し、および前記第1の側部から第2の側部へと前記通路を通して加圧マスキング流体を送る、圧力マスキング機であって、前記第2の側部は、前記標的表面を含む、圧力マスキング機と、
    前記標的表面に向かって洗浄材料を発射するパーツクリーナであって、前記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料が前記少なくとも1つの通路の断面領域を恒久的に変化させるのを防止する、パーツクリーナと、
    を備える、加圧マスキングシステム。
  35. 前記流体連結は、前記製造物の前記第1の側部に対して連結し、内部通路を含む、複数出口マニホルド連結を含み、前記内部通路は、前記加圧マスキング流体を受け、それを1つまたは複数の通路に流体分配する、請求項34に記載の加圧マスキングシステム。
  36. 前記加圧マスキング流体は、ガスを含む、請求項34または35に記載の加圧マスキングシステム。
  37. 前記パーツクリーナは、グリットブラスタを備える、請求項36に記載の加圧マスキングシステム。
  38. 前記パーツクリーナは、ショットピーニングデバイスを備える、請求項36に記載の加圧マスキングシステム。
  39. 前記加圧マスキング流体は、液体を含む、請求項34または35に記載の加圧マスキングシステム。
  40. 前記液体は、研磨材を含む、請求項39に記載の加圧マスキングシステム。
  41. 前記パーツクリーナは、ウォータージェットを備える、請求項39または40に記載の加圧マスキングシステム。
  42. 前記加圧マスキング流体は、前記洗浄材料の洗浄圧力未満のマスキング圧力にて少なくとも1つの通路を通過する、請求項34から41のいずれかに記載の加圧マスキングシステム。
  43. 前記標的表面は、遮熱コーティングを備える、請求項34から42のいずれかに記載の加圧マスキングシステム。
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