JP6218800B2 - 表示制御システム及び表示制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、表示制御装置、表示制御システム及び表示制御方法に関する。
従来、プリペイドカードや、クレジットカード等のカードの本会員として申し込みを行った本人以外の家族(家族会員)が使用することを目的として家族用のクレジットカードを発行することが行われている。例えば、特許文献1には、本会員のカードのカード番号と、家族のカードのカード番号とを関連付けて記憶させておき、本会員のカード番号を含む利用履歴の閲覧要求を受信すると、本会員の利用履歴と、家族会員の利用履歴とを閲覧可能にする装置が開示されている。
特許文献1に記載の装置は、カード番号を含む利用履歴の閲覧要求を端末から受信すると、本会員の利用履歴と、本会員に関連する家族会員の利用履歴とが端末に送信される。このため、家族会員が利用履歴の閲覧要求を行う場合、家族会員は、本会員の利用履歴を閲覧することができる。しかしながら、本会員の中には、家族会員に対応して利用履歴を閲覧させたくないユーザも少なからず存在する。このため、ユーザの種別に応じて適切に利用履歴を閲覧可能にすることが求められている。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザの種別に応じて適切に利用情報を閲覧させることができる表示制御装置、表示制御システム及び表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る表示制御装置は、端末のユーザに割り当てられ前記ユーザを識別する識別情報を含み、前記ユーザが所有する決済カードの利用情報の取得を要求する取得要求を、前記端末が実行するアプリケーションを介して前記端末から取得する取得部と、親ユーザを識別する前記識別情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザを識別する前記識別情報とを関連付けた家族情報を参照し、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記親ユーザである場合に、当該親ユーザが使用する前記決済カードの利用情報としての第1利用情報と、当該親ユーザに関連する前記家族ユーザが使用する前記決済カードの前記利用情報としての第2利用情報とに基づく情報を前記端末に表示させ、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記家族ユーザである場合に、前記第1利用情報に基づく情報を前記端末に表示させることなく前記第2利用情報に基づく情報を前記端末に表示させる表示制御部と、を備える。
前記取得部は、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記親ユーザである場合に、前記第1利用情報と、前記第1利用情報及び前記第2利用情報を統合した統合利用情報との中から選択された利用情報を示す情報を取得し、前記表示制御部は、選択された利用情報に基づく情報を前記端末に表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記識別情報と、前記決済カードのカード番号と、前記決済カードの利用情報とを関連付けた情報において、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に関連付けられている前記利用情報に基づく情報を前記端末に表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記端末の契約情報に含まれる複数のユーザの親子関係に基づく前記家族情報を参照してもよい。
前記表示制御部は、前記端末の契約情報に含まれる複数のユーザの親子関係に基づく前記家族情報を参照してもよい。
本発明の第2の態様に係る表示制御システムは、表示制御装置と、端末とを備える表示制御システムであって、前記端末は、端末のユーザに割り当てられ前記ユーザを識別する識別情報を含み、前記ユーザが所有する決済カードの利用情報の取得を要求する取得要求を、前記端末が実行するアプリケーションを介して前記表示制御装置に送信する送信部を有し、前記表示制御装置は、前記取得要求を、前記アプリケーションを介して前記端末から取得する取得部と、親ユーザを識別する前記識別情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザを識別する前記識別情報とを関連付けた家族情報を参照し、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記親ユーザである場合に、当該親ユーザが使用する前記決済カードの利用情報としての第1利用情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザが使用する前記決済カードの前記利用情報としての第2利用情報とに基づく情報を前記端末に表示させ、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記家族ユーザである場合に、前記第1利用情報に基づく情報を前記端末に表示させることなく前記第2利用情報に基づく情報を前記端末に表示させる表示制御部とを有する。
本発明の第3の態様に係る表示制御方法は、コンピュータにより実行される、端末のユーザに割り当てられ前記ユーザを識別する識別情報を含み、前記ユーザが所有する決済カードの利用情報の取得を要求する取得要求を、前記端末が実行するアプリケーションを介して端末から取得するステップと、親ユーザを識別する前記識別情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザを識別する前記識別情報とを関連付けた家族情報を参照し、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記親ユーザである場合に、当該親ユーザが使用する前記決済カードの利用情報としての第1利用情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザが使用する前記決済カードの前記利用情報としての第2利用情報とに基づく情報を前記端末に表示させ、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記家族ユーザである場合に、前記第1利用情報に基づく情報を前記端末に表示させることなく前記第2利用情報に基づく情報を前記端末に表示させるステップと、を備える。
本発明によれば、ユーザの種別に応じて適切に利用情報を閲覧させることができるという効果を奏する。
[表示制御システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る表示制御システムSの概要を示す図である。
表示制御システムSは、表示制御装置1と、ユーザ端末2とを備える。表示制御装置1は、現実の店舗やインターネット上の店舗で用いることができるプリペイドカードやクレジットカード等の決済カードの決済金額等の利用情報を管理する装置である。プリペイドカード及びクレジットカードは、携帯電話サービスを提供する通信事業者によって発行されるカードである。これらのカードは、国際ブランドの決済ネットワークを利用して決済を行うカードである。
図1は、本実施形態に係る表示制御システムSの概要を示す図である。
表示制御システムSは、表示制御装置1と、ユーザ端末2とを備える。表示制御装置1は、現実の店舗やインターネット上の店舗で用いることができるプリペイドカードやクレジットカード等の決済カードの決済金額等の利用情報を管理する装置である。プリペイドカード及びクレジットカードは、携帯電話サービスを提供する通信事業者によって発行されるカードである。これらのカードは、国際ブランドの決済ネットワークを利用して決済を行うカードである。
ユーザ端末2は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機であり、上述したプリペイドカードやクレジットカードの利用情報を確認するための確認用アプリケーションプログラム(以下、確認用アプリケーションという。)を記憶している。本実施形態では、ユーザ端末2は、親ユーザや、当該親ユーザに関連する家族ユーザがそれぞれ所持しているものとする。
親ユーザが使用するユーザ端末2において確認用アプリケーションプログラムが実行されると、カードの利用情報の取得要求がユーザ端末2から表示制御装置1に送信される(図1の(1−1))。表示制御装置1は、ユーザ端末2のユーザが親ユーザであると判定すると、ユーザ端末2を使用する親ユーザに対応するカードの利用情報と、親ユーザに関連する家族ユーザに対応するカードの利用情報とを取得する(図1の(2−1))。表示制御装置1は、親ユーザの利用情報と、家族ユーザの利用情報とに基づく情報を、取得要求を送信したユーザ端末2に送信し、当該情報を親ユーザのユーザ端末2に表示させる(図1の(3−1))。
また、家族ユーザが使用するユーザ端末2が確認用アプリケーションプログラムを実行することにより、カードの利用情報の取得要求がユーザ端末2から表示制御装置1に送信されると(図1の(1−2))、表示制御装置1は、ユーザ端末2のユーザが家族ユーザであると判定する。表示制御装置1は、ユーザ端末2のユーザに対応するカードの利用情報のみを取得する(図1の(2−2))。表示制御装置1は、取得した利用情報に基づく情報を、取得要求を送信したユーザ端末2に送信し、当該情報を家族ユーザのユーザ端末2に表示させる(図1の(3−2))。
このようにすることで、親ユーザは、自身の利用情報及び家族の利用情報に基づく情報として、例えば自身の決済金額と、家族の決済金額との合計額を確認することができ、家族ユーザは、自身の利用情報として、自身の決済金額のみを確認することができる。よって、表示制御装置1は、ユーザの種別に応じて適切に利用情報を確認させることができる。
[表示制御装置1の構成]
続いて、表示制御装置1の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る表示制御装置1の構成を示す図である。表示制御装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
続いて、表示制御装置1の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る表示制御装置1の構成を示す図である。表示制御装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
通信部11は、インターネット等の通信ネットワークに接続するためのインターフェイスである。通信部11は、通信ネットワークを介してユーザ端末2と通信を行う。
記憶部12は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶している。記憶部12は、制御部13を生成部131、取得部132、抽出部133、及び表示制御部134として機能させる表示制御プログラムを記憶している。
記憶部12は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶している。記憶部12は、制御部13を生成部131、取得部132、抽出部133、及び表示制御部134として機能させる表示制御プログラムを記憶している。
また、記憶部12は、ユーザ端末2のユーザが使用するプリペイドカード及びクレジットカードの利用情報を記憶する。具体的には、記憶部12は、利用情報として、複数のユーザのそれぞれのプリペイドカード及びクレジットカードの月別の決済合計額と、複数の決済のそれぞれの決済金額とを記憶する。
記憶部12は、決済合計額を含む決済合計額情報を記憶する。図3は、決済合計額情報の一例を示す図である。図3に示すように、決済合計額情報は、ユーザを識別するユーザIDと、カードの利用年月と、プリペイドカードの番号と、プリペイドカードの月別の決済合計額と、クレジットカードの番号と、クレジットカードの月別の決済合計額とを含む。ここで、ユーザIDは、ユーザ端末2に記憶されており、ユーザ端末2において実行される確認用アプリケーションにおいても管理されている情報である。
また、記憶部12は、決済金額を含む決済情報を記憶する。記憶部12は、プリペイドカードに対応する決済情報であるプリペイド決済情報と、クレジットカードに対応する決済情報であるクレジット決済情報とを記憶する。
図4は、決済情報の一例を示す図である。図4(a)は、プリペイド決済情報を示しており、図4(b)は、クレジット決済情報を示している。プリペイド決済情報は、図4(a)に示すように、ユーザIDと、カード番号と、決済金額と、利用日と、利用先の店舗を示す情報とを含んでいる。図4(b)に示すクレジット決済情報は、プリペイド決済情報と同様に、ユーザIDと、カード番号と、決済金額と、利用日と、利用先の店舗を示す情報とを含んでいる。
なお、本実施形態では、記憶部12が決済合計額情報及び決済情報を記憶することとしたが、これに限らない。例えば、表示制御装置1が通信可能な外部装置が決済合計額情報及び決済情報を記憶していてもよい。そして、表示制御装置1が、必要に応じて当該外部装置に記憶されている決済合計額情報及び決済情報を参照してもよい。
制御部13は、例えばCPUである。制御部13は、記憶部12に記憶されている各種プログラムを実行することにより、表示制御装置1に係る機能を制御する。
制御部13は、生成部131と、取得部132と、抽出部133と、表示制御部134とを備える。
制御部13は、生成部131と、取得部132と、抽出部133と、表示制御部134とを備える。
生成部131は、ユーザ端末2の契約情報に含まれる複数のユーザの親子関係に基づいて家族情報を生成する。具体的には、契約情報には、通信事業者が提供する通信サービスであって、ユーザ端末2によって利用可能な通信サービスに関する契約の契約者、すなわち親ユーザに対応するユーザIDが含まれている。また、契約情報には、親ユーザに紐付けられ、親ユーザの契約に基づいて通信サービスを利用可能な家族ユーザのユーザIDが含まれている。
契約情報は、例えば表示制御装置1が通信可能な外部装置に記憶されており、生成部131は、当該契約情報を参照して、親ユーザのユーザIDと、当該親ユーザに関連付けられている家族ユーザのユーザIDとを特定する。なお、契約情報は、記憶部12に記憶されていてもよい。
生成部131は、親ユーザのユーザIDと、当該親ユーザに関連付けられている家族ユーザのユーザIDとを関連付けて家族情報を生成する。生成部131は、家族情報を生成すると、当該家族情報を記憶部12に記憶させる。図5は、家族情報の一例を示す図である。図5に示されるように、ユーザID「TARO97」のユーザが親ユーザであり、ユーザID「HANAKO78」のユーザが家族ユーザであることが確認できる。
取得部132は、ユーザ端末2のユーザのユーザIDを含み、当該ユーザが所有する決済カードの利用情報の取得を要求する取得要求をユーザ端末2から取得する。例えば、ユーザの操作によってユーザ端末2に記憶されている確認用アプリケーションが実行されると、当該確認用アプリケーションは、ユーザ端末2の送信部として機能し、利用情報の取得要求を表示制御装置1に送信する。取得部132は、確認用アプリケーションを介してユーザ端末2から送信された利用情報の取得要求を受信する。利用情報の取得要求には、ユーザIDの他に、カード区分と、年月を示す年月情報と、利用情報の種別とが含まれている。
カード区分は、プリペイドカードに係る利用情報の取得を要求するか、クレジットカードに係る利用情報の取得を要求するか、双方のカードに係る利用情報の取得を要求するかを示す情報である。例えば、取得要求には、カード区分として、プリペイドカードを示す区分情報、クレジットカードを示す区分情報、双方のカードを示す区分情報のいずれかが含まれている。
利用情報の種別は、利用情報として、決済合計額の取得を要求するか、決済金額の取得を要求するかを示す情報である。
利用情報の種別は、利用情報として、決済合計額の取得を要求するか、決済金額の取得を要求するかを示す情報である。
抽出部133は、記憶部12に記憶されている家族情報を参照し、利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが親ユーザであるか、家族ユーザであるかを判定する。なお、抽出部133は、記憶部12に記憶されている家族情報を参照し、取得要求に対応するユーザが親ユーザであるか、家族ユーザであるかを判定したが、これに限らない。例えば、抽出部133は、ユーザ端末2の契約情報に含まれる親子関係を示す情報を家族情報として参照し、取得要求に対応するユーザが親ユーザであるか、家族ユーザであるかを判定してもよい。
抽出部133は、親ユーザであると判定した場合に、当該ユーザIDに基づいて、親ユーザが使用するカードの利用情報としての第1利用情報と、家族情報において当該ユーザIDに関連付けられているユーザIDに対応するユーザ、すなわち、親ユーザに対応する家族ユーザが使用するカードの利用情報としての第2利用情報とを取得する。
また、抽出部133は、家族ユーザであると判定した場合に、第1利用情報を取得せずに、第2利用情報のみを取得する。
また、抽出部133は、家族ユーザであると判定した場合に、第1利用情報を取得せずに、第2利用情報のみを取得する。
抽出部133は、取得された利用情報の取得要求に含まれている利用情報の種別が、決済合計額を示している場合には、図3に示す決済合計額情報を参照し、利用情報として決済合計額を抽出する。また、抽出部133は、取得された利用情報の取得要求に含まれている利用情報の種別が、決済金額を示している場合には、図4に示す決済情報を参照し、利用情報として決済金額を抽出する。
例えば、利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが「TARO97」、年月情報が示す年月が「2015/08」、カード区分がクレジットカードに対応する区分、利用情報の種別が「決済合計額」である場合、抽出部133は、図3に示す決済合計額情報を参照し、ユーザID「TARO97」、年月「2015/08」に対応するクレジットカードの決済合計額を第1利用情報として抽出する。また、図5に示す家族情報において、「TARO97」は親ユーザのユーザIDとして記憶されていることから、抽出部133は、家族情報において「TARO97」に関連付けられている家族ユーザのユーザIDとして「HANAKO78」を特定する。そして、抽出部133は、図3に示す決済合計額情報を参照し、ユーザID「HANAKO78」、年月「2015/08」に対応するクレジットカードの決済合計額を第2利用情報として抽出する。
また、利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが「HANAKO78」、年月情報が示す年月が「2015/08」、カード区分がクレジットカードに対応する区分、利用情報の種別が「決済合計額」である場合、抽出部133は、図3に示す決済合計額情報を参照し、ユーザID「HANAKO78」、年月「2015/08」に対応するクレジットカードの決済合計額を第2利用情報として抽出する。また、図5に示す家族情報において、「HANAKO78」は家族ユーザのユーザIDとして記憶されていることから、抽出部133は、他のユーザの利用情報を取得しない。
表示制御部134は、抽出部133が抽出した、取得要求に含まれるユーザIDに関連付けられている利用情報に基づいて利用情報画面を生成する。表示制御部134は、生成した利用情報画面を、利用情報の取得要求を送信したユーザ端末2に送信することで、当該ユーザ端末2に当該利用情報画面を表示させる。
具体的には、表示制御部134は、利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが親ユーザである場合に、抽出部133が抽出した第1利用情報及び第2利用情報に基づく利用情報画面をユーザ端末2に送信して表示させる。
また、表示制御部134は、利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが家族ユーザである場合に、第1利用情報に基づく情報をユーザ端末2に表示させることなく、第2利用情報に基づく情報を含む利用情報画面をユーザ端末2に送信して表示させる。
また、表示制御部134は、利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが家族ユーザである場合に、第1利用情報に基づく情報をユーザ端末2に表示させることなく、第2利用情報に基づく情報を含む利用情報画面をユーザ端末2に送信して表示させる。
図6は、抽出部133が生成した利用情報画面の一例を示す図である。
図6(a)は、利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが「TARO97」、年月情報が示す年月が「2015/08」、カード区分がクレジットカードに対応する区分、利用情報の種別が「決済合計額」である場合の利用情報画面である。
図6(a)は、利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが「TARO97」、年月情報が示す年月が「2015/08」、カード区分がクレジットカードに対応する区分、利用情報の種別が「決済合計額」である場合の利用情報画面である。
図6(a)では、第1利用情報である、2015年8月における「TARO97」のクレジットカードの決済合計額「¥32,500」と、第2利用情報である、2015年8月における、「HANAKO78」のクレジットカードの決済合計額「¥11,400」とに基づく、決済合計額「¥43,900」が利用情報画面に表示されていることが確認できる。また、図6(a)では、画面上に「ご請求予定額(ご家族利用 合算額)」と表示され、親ユーザと、家族ユーザとの決済合計額が合算されていることが確認できる。
図6(b)は、利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが「HANAKO78」、年月情報が示す年月が「2015/08」、カード区分がクレジットカードに対応する区分、利用情報の種別が「決済合計額」である場合の利用情報画面である。図6(b)では、第2利用情報である、2015年8月における「HANAKO78」のクレジットカードの決済合計額「¥11,400」が利用情報画面に表示されていることが確認できる。
また、図6(a)、図6(b)に示す利用情報画面の下部には、「お買い物履歴」と示された画像i1が示されている。画像i1には、複数の決済のそれぞれに対応する決済金額、すなわち、ユーザの買物履歴を示す利用情報画面へのリンクが付されている。図6(a)、図6(b)に示す利用情報画面において、画像i1が選択されると、ユーザ端末2は、利用情報の取得要求を表示制御装置1に送信する。この利用情報の取得要求に含まれている利用情報の種別は「決済金額」を示している。
取得部132が、画像i1に基づく利用情報の取得要求を取得すると、抽出部133は、利用情報の種別「決済金額」に基づいて、図4に示す決済金額情報を参照し、決済金額を利用情報として抽出する。表示制御部134は、図4に示す決済金額情報から抽出された決済金額に基づいて利用情報画面を生成する。表示制御部134は、利用情報の取得要求を送信したユーザ端末2に、生成した利用情報画面を送信することで、当該ユーザ端末2に当該利用情報画面を表示させる。
図7は、抽出部133が生成した利用情報画面の一例を示す図である。図7(a)は、利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが、親ユーザのユーザID「TARO97」、年月情報が示す年月が「2015/08」、カード区分が双方のカードに対応する区分、利用情報の種別が「決済金額」である場合の利用情報画面である。
図7(a)では、第1利用情報としての、2015年8月における「TARO97」のプリペイドカード及びクレジットカードの決済金額の合計額「¥40,500」と、第2利用情報としての、2015年8月における「HANAKO78」のプリペイドカード及びクレジットカードの決済金額の合計額「¥21,400」とに基づく、決済合計額「¥61,900」が表示されていることが確認できる。また、図7(a)では、画面の下部に、複数の決済金額が、利用店名と関連付けて表示されていることが確認できる。また、図7(a)では、「合計利用額」の上部に「対象者を指定してください。」と表示されているとともに、選択用オブジェクトOが表示されている。
選択用オブジェクトOが選択されると、図7(b)に示すように、利用情報画面に、どの利用情報を表示させるかの選択を受け付ける選択画像i2が表示される。ユーザは、選択画像i2を介して、第1利用情報(親ユーザの利用情報)、第1利用情報及び第2利用情報を統合した統合利用情報(親ユーザ及び家族ユーザの利用情報)のいずれかを選択することができる。ここで、選択画像i2では、第1利用情報及び統合利用情報のいずれかの選択を受け付けることとしたが、これに限らない。例えば、選択画像i2を介して、第2利用情報(家族ユーザの利用情報)を選択できるようにしてもよい。
ユーザが選択画像i2において一の利用情報を選択すると、ユーザ端末2は、選択された利用情報を示す選択情報を表示制御装置1に送信する。取得部132は、利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが親ユーザである場合に、第1利用情報と、第1利用情報及び第2利用情報を統合した統合利用情報との中から選択された利用情報を示す選択情報を取得する。
抽出部133は、取得部132が取得した選択情報に基づいて、利用情報を取得する。そして、表示制御部134は、選択情報に基づいて抽出された利用情報に基づく情報を含む利用情報画面をユーザ端末2に表示させる。このようにすることで、親ユーザは、自身に対応する決済金額と、家族全体の決済金額との双方を確認することができる。
なお、表示制御部134は、図7に示すように、親ユーザの決済金額の合計額(第1利用情報)と、家族ユーザの決済金額の合計額(第2利用情報)との合計額(統合利用情報)を表示する利用情報画面を生成したが、これに限らない。例えば、表示制御部134は、親ユーザの決済金額の合計額と、家族ユーザの決済金額の合計額とのそれぞれに対応する表示オブジェクトを含む利用情報画面を生成してもよい。図8は、表示オブジェクトを含む利用情報画面の一例を示す図である。図8に示す例では、親ユーザの決済金額の合計額の大きさと、家族ユーザの決済金額の合計額の大きさとに基づいて大きさが決定された複数の表示オブジェクトが表示されていることが確認できる。なお、利用情報画面には、図8に示すように、それぞれのユーザに対応する表示オブジェクトの他に、ユーザに対応しないダミーの表示オブジェクトが表示されるようにしてもよい。
[利用情報画面の表示に係る処理の流れ]
続いて、表示制御システムSにおける利用情報画面の表示に係る処理の流れについて説明する。図9は、表示制御装置1の利用情報画面の表示に係る処理の流れを示すフローチャートである。
続いて、表示制御システムSにおける利用情報画面の表示に係る処理の流れについて説明する。図9は、表示制御装置1の利用情報画面の表示に係る処理の流れを示すフローチャートである。
まず、取得部132は、ユーザ端末2から利用情報の取得要求を取得する(S1)。利用情報の取得要求には、ユーザIDと、カード区分と、年月情報と、利用情報の種別とが含まれている。
続いて、抽出部133は、記憶部12に記憶されている家族情報を参照し、取得された利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが、親ユーザのユーザIDであるか否かを判定する(S2)。抽出部133は、親ユーザのユーザIDであると判定すると、S3に処理を移し、親ユーザのユーザIDではないと判定すると、S4に処理を移す。
抽出部133は、S2において取得要求に含まれているユーザIDが、親ユーザのユーザIDであると判定すると、記憶部12に記憶されている決済合計額情報又は決済情報を参照し、親ユーザのカードの利用情報である第1利用情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザのカードの利用情報である第2利用情報とを抽出する(S3)。
抽出部133は、S2において取得要求に含まれているユーザIDが、親ユーザのユーザIDではないと判定すると、利用情報の取得要求に含まれているユーザIDが、家族ユーザのユーザIDであると判定する。抽出部133は、記憶部12に記憶されている決済合計額情報又は決済情報を参照し、第2利用情報のみを抽出する(S4)。
続いて、表示制御部134は、抽出部133がS3又はS4において抽出した利用情報に基づいて利用情報画面を生成する(S5)。
続いて、表示制御部134は、生成した利用情報画面をユーザ端末2に送信することにより、当該利用情報画面をユーザ端末2の表示部に表示させる(S6)。
続いて、表示制御部134は、生成した利用情報画面をユーザ端末2に送信することにより、当該利用情報画面をユーザ端末2の表示部に表示させる(S6)。
[本実施形態における効果]
以上の通り、本実施形態に係る表示制御装置1は、親ユーザを識別するユーザIDと、当該親ユーザに関連する家族ユーザを識別するユーザIDとを関連付けた家族情報を参照し、取得された利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが親ユーザである場合に、当該親ユーザが使用するカードの利用情報としての第1利用情報と、当該親ユーザに対応する家族ユーザが使用するカードの利用情報としての第2利用情報とに基づく情報をユーザ端末2に表示させる。また、表示制御装置1は、取得された利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが家族ユーザである場合に、第1利用情報をユーザ端末2に表示させることなく第2利用情報に基づく情報をユーザ端末2に表示させる。
以上の通り、本実施形態に係る表示制御装置1は、親ユーザを識別するユーザIDと、当該親ユーザに関連する家族ユーザを識別するユーザIDとを関連付けた家族情報を参照し、取得された利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが親ユーザである場合に、当該親ユーザが使用するカードの利用情報としての第1利用情報と、当該親ユーザに対応する家族ユーザが使用するカードの利用情報としての第2利用情報とに基づく情報をユーザ端末2に表示させる。また、表示制御装置1は、取得された利用情報の取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザが家族ユーザである場合に、第1利用情報をユーザ端末2に表示させることなく第2利用情報に基づく情報をユーザ端末2に表示させる。
このようにすることで、表示制御装置1は、親ユーザに対して、自身のカードの利用情報及び家族のカードの利用情報に基づく情報を閲覧させることができるとともに、家族ユーザに対して、自身のカードの利用情報のみを閲覧させることができる。よって、表示制御装置1は、ユーザの種別に応じて適切に利用情報を閲覧させることができる。
また、表示制御装置1は、ユーザ端末2から、ユーザ端末2において実行されているアプリケーションを介して受信した取得要求に含まれるユーザIDに関連付けられている利用情報に基づく情報をユーザ端末2に表示させる。このようにすることで、表示制御装置1は、プリペイドカード又はクレジットカードのカード番号をユーザ端末2から受信することなく、これらのカードの利用情報をユーザ端末2に表示させることができる。よって、表示制御装置1は、ユーザIDを受信するのみで、親ユーザに対して、自身のカードの利用情報及び家族のカードの利用情報に基づく情報を閲覧させることができるとともに、家族ユーザに対して、自身のカードの利用情報のみを閲覧させることができる。また、表示制御装置1とユーザ端末2との間でカード番号を送信することがないので、カード番号が盗聴されることを防ぐことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、上述の実施形態では、表示制御装置1は、1台の装置であるとして説明したがこれに限らず、複数のサーバ等によって構成されていてもよい。
1・・・表示制御装置、11・・・通信部、12・・・記憶部、13・・・制御部、131・・・生成部、132・・・取得部、133・・・抽出部、134・・・表示制御部、2・・・ユーザ端末、S・・・表示制御システム
Claims (5)
- 外部装置と、表示制御装置とを備える表示制御システムであって、
前記外部装置は、
端末のユーザに割り当てられ前記ユーザを識別する識別情報と、当該ユーザに関連付けられている家族ユーザを識別する前記識別情報とを含む、前記端末の契約情報を記憶する記憶部を有し、
前記表示制御装置は、
前記端末のユーザを識別する前記識別情報を含み、前記ユーザが所有する決済カードの利用情報の取得を要求する取得要求を、前記端末が実行するアプリケーションを介して前記端末から取得する取得部と、
前記外部装置に記憶されている前記契約情報に含まれる前記ユーザと前記家族ユーザとの関係に基づく、親ユーザを識別する前記識別情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザを識別する前記識別情報とを関連付けた家族情報を参照し、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記親ユーザである場合に、当該親ユーザが使用する前記決済カードの利用情報としての第1利用情報と、当該親ユーザに関連する前記家族ユーザが使用する前記決済カードの前記利用情報としての第2利用情報とに基づく情報を前記端末に表示させ、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記家族ユーザである場合に、前記第1利用情報に基づく情報を前記端末に表示させることなく前記第2利用情報に基づく情報を前記端末に表示させる表示制御部と、
を備える表示制御システム。 - 前記取得部は、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記親ユーザである場合に、前記第1利用情報と、前記第1利用情報及び前記第2利用情報を統合した統合利用情報との中から選択された利用情報を示す情報を取得し、
前記表示制御部は、選択された利用情報に基づく情報を前記端末に表示させる、
請求項1に記載の表示制御システム。 - 前記表示制御部は、前記識別情報と、前記決済カードのカード番号と、前記決済カードの利用情報とを関連付けた情報において、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に関連付けられている前記利用情報に基づく情報を前記端末に表示させる、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。 - 前記取得要求を、前記端末が実行するアプリケーションを介して前記表示制御装置に送信する送信部を有する前記端末をさらに備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の表示制御システム。 - コンピュータにより実行される、
端末のユーザに割り当てられ前記ユーザを識別する識別情報を含み、前記ユーザが所有する決済カードの利用情報の取得を要求する取得要求を、前記端末が実行するアプリケーションを介して端末から取得するステップと、
外部装置に記憶されている前記端末の契約情報に含まれている、前記ユーザを識別する識別情報と、当該ユーザに関連付けられている家族ユーザを識別する前記識別情報とに基づいて、親ユーザを識別する前記識別情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザを識別する前記識別情報とを関連付けた家族情報を生成するステップと、
前記家族情報を参照し、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記親ユーザである場合に、当該親ユーザが使用する前記決済カードの利用情報としての第1利用情報と、当該親ユーザに関連する家族ユーザが使用する前記決済カードの前記利用情報としての第2利用情報とに基づく情報を前記端末に表示させ、取得された前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応するユーザが前記家族ユーザである場合に、前記第1利用情報に基づく情報を前記端末に表示させることなく前記第2利用情報に基づく情報を前記端末に表示させるステップと、
を備える表示制御方法。
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