JP6218575B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
る部分は少なく、図19(b)と比較して、中間階調となる画素が少ない。その結果、動画ぼやけが低減されて観測される。
前記検出手段による検出結果に基づいて第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像から中間画像を生成する生成手段と、
前記中間画像に対し空間周波数の高域成分を低減する画像処理を行う処理手段と、
前記画像処理を行った中間画像を第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像の間に挿入することにより前記入力画像のフレームレートを増加させた画像を出力する出力手段と、を有し、
前記生成手段は、前記中間画像の画素値を求める対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置の近傍かつ前記動き領域外の位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値とを用いて、当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める画像処理装置である。
前記検出工程による検出結果に基づいて第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像から中間画像を生成する生成工程と、
前記中間画像に対し空間周波数の高域成分を低減する画像処理を行う処理工程と、
前記画像処理を行った中間画像を第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像の間に挿入することにより前記入力画像のフレームレートを増加させた画像を出力する出力工程と、を有し、
前記生成工程では、前記中間画像の画素値を求める対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置の近傍かつ前記動き領域外の位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値とを用いて、当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める画像処理装置の制御方法である。
本発明に係る画像処理装置及びその制御方法の第1の実施例について説明する。実施例1の画像処理装置は、入力画像の1フレーム期間を2つのサブフレーム期間に分割し、入
力画像から生成した高域強調サブフレーム(Hi画像)と高域低減サブフレーム(Lo画像)を各サブフレーム期間に交互に出力することでフレームレートを増やす。実施例1は、このような駆動分配法によるフレームレート変換を行う画像処理装置に本発明を適用した例である。図1は実施例1の画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す実施例1の画像処理装置は、フレームメモリ101、差分信号生成部200、中間画像生成部300、選択部102、及び駆動分配部400を有する。以上のように構成された画像処理装置の動作を以下で説明する。実施例1では、フレームレートが60Hzの入力画像を120Hzにフレームレート変換する場合について説明する。
。図に示すようにフレームメモリ101からの画像の読み出しは、2フレーム同時読み出しと1フレーム読み出しが交互に行われる。これは、Lo画像を作成する際には2フレームが必要であり、Hi画像を作成する際には1フレームが必要であるためである。
まず、Lo画像の作成時の動作を説明する。ここでは、フレームメモリ101から読み出された2フレームの画像データS1がNフレームとN+1フレームであるタイミングを例にして説明する。
差分信号生成部200は画像データS1を受け、差分信号HVを出力する。差分信号生成部200では、NフレームとN+1フレームの差分(前後フレーム差分)が小さい画素及び、差分が大きい画素の動きの方向を検出し、差分信号HVを出力する。差分信号HVは以下のような3値の信号である。
HV=0 (前後フレーム差分が所定値以下の画素)
=1 (前後フレーム差分が所定値より大きく、水平動き画素) (式1)
=2 (前後フレーム差分が所定値より大きく、垂直動き画素)
実施例1では水平、垂直の2種類の動き方向の検出を行うが、検出する動きの方向はこれに限るものではなく、別の方向を検出しても良いし、より多くの方向を検出してもよい。
垂直差分検出部203は、水平差分検出部202と同様の処理を垂直方向に対して行い、最小値Vを出力する。
HV=0 (動き信号MV=0の場合)
=1 (動き信号MV=1かつ、方向信号D=0の場合) (式2)
=2 (動き信号MV=1かつ、方向信号D=1の場合)
ステップS502〜505はループになっている。このループにより、水平探索部302は、対象画素の座標(x,y)から近い位置にある画素から順に、当該画素のNフレームにおける画素値とN+1フレームにおける画素値との差分絶対値を算出し、この差分絶対値が小さい画素を探索する。
あれば(S502:No)、ステップS503へ処理が移る。
ステップS506では、水平探索部302は、対象画素の前後フレームの画素値の平均値を、対象画素の画素値HPとする。
垂直探索部303は、水平探索部302と同様の処理を垂直方向に行う。
S3=AV (差分信号HV=0(前後差分が小さい)の場合)
=HP (差分信号HV=1(水平動き)の場合) (式3)
=VP (差分信号HV=2(垂直動き)の場合)
ものとする。ここでは、黒背景の画素値をQ0、オブジェクトの画素値をQ1とする。図5(b)は、図5(a)の線Aで示した1ライン分の画素の画素値を示した図である。
)に示されるように、動き領域は、第Nフレーム画像における動くオブジェクトと背景との境界の位置と、第N+1フレーム画像における当該動くオブジェクトと背景との境界の位置と、の間の領域である。
6に出力するとともに、許容範囲を逸脱した分の画素値を加算器405に出力する。加算器405は許容範囲を逸脱した分の画素値を画像データS42に加算する。加算器405は加算した結果をLo画像として、選択部406に出力する。
次に、Hi画像の出力時の動作を説明する。ここでは、フレームメモリ101から読み出された画像データS2がN+1フレームであるタイミングを例にして説明する。図2において、Hi画像を出力する場合、選択部102は画像データS2を選択し画像データS4として駆動分配部400に出力する。駆動分配部400は前述した処理を行い、Hi画像とLo画像を作成し、選択部406はHi画像を画像データS5として出力する。
本発明に係る画像処理装置及びその制御方法の第2の実施例について説明する。実施例2では、フレームレートが60Hzの入力画像を180Hzにフレームレート変換する場合について説明する。以下、図面を参照しながら実施例2について説明する。
実施例2は、実施例1に対して、差分信号生成部200、中間画像生成部300の水平探索部302及び垂直探索部303の処理フローが異なる。ここでは、差分信号生成部200、水平探索部302、及び垂直探索部303の処理フローについて説明を行う。また、差分信号生成部200以外の各処理部は実施例1と同様の処理を実行するものとし、実施例1と同じ符号を付加し、詳細な説明を省略する。
Lo_0画像及びLo_1画像の出力時の動作を説明する。ここでは、フレームメモリ101から読み出された2フレームの画像データS1がNフレームとN+1フレームであるタイミングを例にして説明する。
HV=0 (前後フレーム差分が所定値以下の画素)
=1 (前後フレーム差分が所定値より大きく、水平右動き画素)
=2 (前後フレーム差分が所定値より大きく、水平左動き画素) (式4)
=3 (前後フレーム差分が所定値より大きく、垂直上動き画素)
=4 (前後フレーム差分が所定値より大きく、垂直下動き画素)
実施例2では水平、垂直の2種類の動き方向の検出を行うが、検出する動きの方向はこれに限るものではなく、別の方向を検出しても良いし、より多くの方向を検出してもよい。
水平差分検出部206、垂直差分検出部207、及び比較部208により注目画素が水平右動き・水平左動き・垂直上動き・垂直下動きであるかを検出する。
D=0 (最小値Hが最小値V以下、かつ、水平右動きの場合)
=1 (最小値Hが最小値V以下、かつ、水平左動きの場合) (式5)
=2 (最小値Hが最小値Vより大きい、かつ、垂直上動きの場合)
=3 (最小値Hが最小値Vより大きい、かつ、垂直下動きの場合)
なお、斜め方向に動きがある画素の場合は、当該動きの方向と相関が高い水平方向又は垂直方向が検出される。
HV=0 (動き信号MV=0の場合)
=1 (動き信号MV=1かつ、方向信号D=0の場合)
=2 (動き信号MV=1かつ、方向信号D=1の場合) (式6)
=3 (動き信号MV=1かつ、方向信号D=2の場合)
=4 (動き信号MV=1かつ、方向信号D=3の場合)
実施例2では、上記のように水平差分検出と垂直差分検出により動き方向を検出したが、動き方向検出はこの方法に限るものではなく、ブロックマッチングによる動き検出などを用いてもよい。
ステップS1201で、水平探索部305は、カウンタiを1に初期化する。
ステップS1202で注目画素が右方向に動いているか左方向に動いているか判断する。右方向に動いている場合(HV=1の場合)は、ステップS1203へ処理が移る。
ステップS1207,1208,1209で、水平探索部305は、注目画素が右方向に動いている場合の各々における注目画素の画素値HPを計算する。
ステップS1207では、水平探索部305は、注目画素の前後フレームの画素値の平均値を、注目画素の画素値HPとする。
ステップS1209では、水平探索部305は、探索座標(x+2×i,y)の画素の前後フレームの画素値の平均値を、注目画素の画素値HPとする。
ステップS1214,1215,1216で、水平探索部305は、注目画素が左方向に動いている場合の各々における注目画素の画素値HPを計算する。
ステップS1214では、水平探索部305は、注目画素の前後フレームの画素値の平均値を、注目画素の画素値HPとする。
ステップS1216では、水平探索部305は、探索座標(x+i,y)の画素の前後フレームの画素値の平均値を、注目画素の画素値HPとする。
図11(a)、図11(b)は、図10(a)、図10(b)と同様の流れの処理フローとなっている。図10(a)、図10(b)とは、のステップS1203、1204、1210、1211の条件式、及びステップS1208、1209、1215、1216の計算式が異なる。水平探索部305は、図11(a)、図11(b)のステップS1223,1224,1230,1231の各条件式に基づいて処理を行う。そして、ステッ
プS1227、1228、1229、1234、1235、1236の計算式を用いて、注目画素の画素値HPを算出し、Lo_1画像を作成する。
垂直探索部306は、水平探索部305と同様の処理を垂直方向に行い、画素値VPを算出する。
S3=AV (差分信号HV=0(前後差分が小さい)の場合)
=HP (差分信号HV=1、又は2(水平動き)の場合) (式7)
=VP (差分信号HV=3、又は4(垂直動き)の場合)
生成部300により、差分信号HV=0の画素の画素値は、当該画素のNフレームにおける画素値とN+1フレームにおける画素値との平均値となる。そのため、図5(c)の中間画像データS3に示すように、x<x0の領域の画素の画素値はQ1、x>x1の領域の画素の画素値はQ0となる。また、差分信号HV=1の画素は水平探索部305により作成された画素値となり、図5(c)に示すように、Lo_0画像は、差分信号HV=1の画素領域(x0≦x≦x1)の内、左1/3の領域は画素値Q1となり、右2/3の領
域は画素値Q0となる。Lo_1画像は、差分信号HV=1の画素領域(x0≦x≦x1)の内、左2/3の領域は画素値Q1となり、右1/3の領域は画素値Q0となる。このように、動くオブジェクトと背景との境界の位置が動き領域内で互いに異なる複数の中間画像Lo_0,Lo_1が第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像の間に挿入されることでフレームレートが増加する。
本発明に係る画像処理装置及びその制御方法の第3の実施例について説明する。実施例3の画像処理装置の構成は図1に示す実施例1の画像処理装置と同様である。実施例3は、中間画像生成部300の構成及び機能が実施例1と異なる。以下、実施例1との相違点を中心に説明する。実施例1と同内容の構成及び処理については詳細な説明を省略する。
AR=0、0、0 (差分信号HV=0の場合)
=動き領域の水平方向両端のx座標値、1 (差分信号HV=1の場合) (式8)
=動き領域の垂直方向両端のy座標値、2 (差分信号HV=2の場合)
インの領域の画素の画素値は、当該画素の前後フレームにおける画素値をcosカーブにより補間した値となる。
本発明に係る画像処理装置及びその制御方法の第4の実施例について説明する。実施例4は、実施例3に対して、Lo画像を出力する際のLPF係数について、動きがある領域と動きがない領域とでLPF係数を異ならせることを特徴とする。すなわち、中間画像のうち動き領域とそれ以外の領域とで空間周波数の高域成分を低減する度合を異ならせる。以下、実施例3と同じ動作をするブロックについては、同じ符号を用い、説明を省略する。
が可能になる。
本発明に係る画像処理装置及びその制御方法の第5の実施例について説明する。実施例5の画像処理装置の構成は図1に示す実施例1の画像処理装置と同様である。実施例5は、中間画像生成部300の構成及び機能が実施例1と異なる。以下、実施例1との相違点を中心に説明する。実施例1と同内容の構成及び処理については詳細な説明を省略する。
平均画像生成部3010は、NフレームとN+1フレームの平均画像(第1平均画像)を生成し、平均画像AVEとして出力する。
APL=0 (HV=0の場合)
=注目画素を中心として水平方向に所定範囲内(第1の範囲内)の画素のAVEにおける画素値の平均値(HV=1の場合)
=注目画素を中心として垂直方向に所定範囲内(第1の範囲内)の画素のAVEにおける画素値の平均値(HV=2の場合)
・・・(式9)
実施例5では、上記のように所定範囲内の画素のAVEにおける画素値の平均値を中間階調としたが、中間階調を算出する方法はこれに限るものではなく、メディアンフィルタなどを用いて算出してもよい。
画素値置換部3030は、注目画素の差分信号HV=0である場合、注目画素の平均画像AVEにおける画素値をそのまま当該注目画素の中間画像データS3として出力する。
画素値との差分絶対値が最も大きくなる画素値を、当該注目画素の中間画像データS3における画素値とする。つまり、画素値置換部3030は、HV=1となる動き領域の平均画像AVEの注目画素を、注目画素から所定範囲内にある平均画像AVEの画素であってAPLとの差分が大きくなる画素で置き換える。このような置換処理により生成された中間画像データS3は、平均画像AVEと比較し、動き領域において中間的な画素値となる範囲が狭められる。
画素値置換部3030は、差分信号HV=2である画素(垂直方向に動きのある画素)については、差分信号HV=1である場合と同様の処理を垂直方向に対して行い、中間画像データS3として出力する。
平均画像生成部3010が出力するNフレームとN+1フレームの平均画像AVEは、図16(c)のように、x<x0における画素値はQ1、x0≦x≦x1における画素値はQ1とQ0の平均値、x>x1における画素値はQ0となる。
本発明に係る画像処理装置及びその制御方法の第6の実施例について説明する。実施例6は、実施例5に対して、入力映像の動きの速さに応じて、補正の際に参照する近傍領域の幅を変更することに特徴を有する。以下、実施例5と同じ動作をするブロックについては、同じ符号を用い、説明を省略する。実施例6では、中間画像生成部300の内部構成及び動作が実施例5の中間画像生成部300と異なる。
画素値置換部501は、近傍領域幅生成部502から入力された近傍領域幅Wを用いて、平均画像AVEに対する補正処理を行う。
画素値置換部501は、差分信号HVに応じて以下のように処理を行う。
画素値置換部501は、注目画素の差分信号HV=0である場合、注目画素の平均画像AVEにおける画素値をそのまま当該注目画素の中間画像データS3として出力する。
画素値置換部501は、差分信号HV=2である画素(垂直方向に動きのある画素)については、差分信号HV=1である場合と同様の処理を垂直方向に対して行い、中間画像データS3として出力する。
W=0 (差分信号HV=0の場合)
=水平方向の動き幅/2 (差分信号HV=1の場合) (式10)
=垂直方向の動き幅/2 (差分信号HV=2の場合)
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コン
ピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
Claims (19)
- 入力画像の第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像との間で画像に動きがある動き領域を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像から中間画像を生成する生成手段と、
前記中間画像に対し空間周波数の高域成分を低減する画像処理を行う処理手段と、
前記画像処理を行った中間画像を第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像の間に挿入することにより前記入力画像のフレームレートを増加させた画像を出力する出力手段と、を有し、
前記生成手段は、前記中間画像の画素値を求める対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置の近傍かつ前記動き領域外の位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値とを用いて、当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める画像処理装置。 - 前記検出手段は、第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値との差分であるフレーム間差分の大きさが所定値以上となる領域を動き領域として検出する請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、前記対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置を中心とする所定範囲内かつ前記動き領域外の位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値との平均値により当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、前記対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置を中心とする所定範囲内かつ前記動き領域外であって当該対象位置に最も近い位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値との平均値により当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、前記対象位置を中心とする所定範囲内かつ前記動き領域外となる位置がない場合、当該対象位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値との平均値により当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める請求項3又
は4に記載の画像処理装置。 - 前記所定範囲は、前記対象位置から前記検出手段により検出された動きの方向に沿って設定される範囲と、前記対象位置から前記検出手段により検出された動きの方向と反対方向に沿って設定される範囲と、からなる請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、前記対象位置が前記動き領域外にある場合、当該対象位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値との平均値により当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める請求項3〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、中間画像の画素値を求めるために画素値を用いる第Nフレーム画像及び第N+1フレームにおける位置が互いに異なる複数の中間画像を生成する請求項3〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像との間における中間画像が挿入される時間的な位置に応じて中間画像ごとに前記所定範囲を設定する請求項8に記載の画像処理装置。
- 前記所定範囲は、前記対象位置から前記検出手段により検出された動きの方向に沿って設定される範囲と、前記対象位置から前記検出手段により検出された動きの方向と反対方向に沿って設定される範囲と、からなり、中間画像が挿入される時間的な位置が第Nフレーム画像に近いほど前記動きの方向に沿った範囲は広く、中間画像が挿入される時間的な位置が第N+1フレーム画像に近いほど前記動きの方向と反対方向に沿った範囲は広い請求項9に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、所定の補間関数を用いて、前記動き領域内で、画素値が連続的に変化する中間画像を生成する請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記処理手段は、前記中間画像のうち動き領域とそれ以外の領域とで空間周波数の高域成分を低減する度合を異ならせる請求項11に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、前記動き領域内で、画素値が段階的に変化する中間画像を生成する請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、
第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像から第1平均画像及び第2平均画像をさらに生成し、
前記第1平均画像の画素値を求める対象位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値との平均値により、当該対象位置における前記第1平均画像の画素値を求め、
前記第2平均画像の画素値を求める対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置を中心とする第1の範囲内における前記第1平均画像の画素値の平均値により、当該対象位置における前記第2平均画像の画素値を求め、
前記中間画像の画素値を求める対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置を中心とする第2の範囲内の位置のうち、前記第1平均画像の画素値と前記第2平均画像の画素値との差分の大きさが最も大きくなる位置における前記第1平均画像の画素値を前記対象位置における前記中間画像の画素値とする請求項13に記載の画像処理装置。 - 前記第1の範囲及び前記第2の範囲は、前記対象位置から前記検出手段により検出された動きの方向に沿って設定される範囲と、前記対象位置から前記検出手段により検出された動きの方向と反対方向に沿って設定される範囲と、からなる請求項14に記載の画像処理装置。
- 前記第2の範囲は、前記検出手段により検出された動きの速さに応じて設定される請求項14又は15に記載の画像処理装置。
- 前記第2の範囲は、前記検出手段により検出された動きが速いほど広く設定される請求項16に記載の画像処理装置。
- 前記処理手段は、第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像に対し空間周波数の高域成分を強調する画像処理を更に行い、
前記出力手段は、前記画像処理を行った中間画像を、前記画像処理を行った第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像の間に挿入することにより、前記入力画像のフレームレートを増加させた画像を出力する請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 入力画像の第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像との間で画像に動きがある動き領域を検出する検出工程と、
前記検出工程による検出結果に基づいて第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像から中間画像を生成する生成工程と、
前記中間画像に対し空間周波数の高域成分を低減する画像処理を行う処理工程と、
前記画像処理を行った中間画像を第Nフレーム画像と第N+1フレーム画像の間に挿入することにより前記入力画像のフレームレートを増加させた画像を出力する出力工程と、を有し、
前記生成工程では、前記中間画像の画素値を求める対象位置が前記動き領域内にある場合、当該対象位置の近傍かつ前記動き領域外の位置における第Nフレーム画像の画素値と第N+1フレーム画像の画素値とを用いて、当該対象位置における前記中間画像の画素値を求める画像処理装置の制御方法。
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