JP5559275B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関する。
入力画像信号のフレームレートを2倍に高め、高域強調サブフレームと高域抑圧サブフレームを交互に出力することにより、フリッカを抑制し動画視認性を改善する技術がある。高域強調サブフレームは、空間的な高周波成分が強調されたサブフレームであり、高域抑圧サブフレームは、空間的な高周波成分が抑圧されたサブフレームである。従来、高域強調サブフレームの画素値が規定の範囲外の値となる場合に、該画素値を規定の範囲内の値に制限する処理方法が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。また、上記制限による画素値の変化量を高域抑圧サブフレームの画素値に加算する処理方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。後者の方法によれば、高域強調サブフレームの画像信号(高域強調画像信号)と高域抑圧サブフレームの画像信号(高域抑圧画像信号)の平均画像信号を、入力画像信号と等しくすることができる。そのため、入力画像信号に基づく画像と等しく、ひずみのない静止画像を表示できる。
特開2006−184896号公報 特開2006−195405号公報 米国特許出願公開第2006/0227249号明細書
しかしながら、特許文献1,2に開示の技術では、高域強調フレームの画素値が制限され、当該制限による画素値の変化量が切り捨てられる。そのため、高域強調画像信号と高域抑圧画像信号の平均画像信号が入力画像信号と等しくならず、表示画像にひずみが生じるという課題がある。
また、特許文献3に開示の技術では、高域強調画像信号と高域抑圧画像信号の平均画像信号を入力画像信号と等しくできるため、ひずみのない静止画像を表示することができる。しかし、高域強調サブフレームの画素値を制限したことによる画素値の変化量が高域抑圧フレームの画素値に加算される、すなわち高域抑圧画像信号に高域成分が加算されるため、高域抑圧フレームの高域抑圧効果が低減してしまう。その結果、動画視認性の改善効果が低減してしまう。
本発明は、高周波成分が強調された後の画素値が規定の範囲外の値となる場合においても、動画視認性を十分に改善することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
入力画像信号のフレームから複数のサブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを高めるフレームレート変換手段と、
サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、高域強調画像信号を生成する強調手段と、
サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を抑圧する抑圧処理を施すことにより、高域抑圧画像信号を生成する抑圧手段と、
前記高域強調画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記高域抑圧画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整手段と、
前記制限処理が施された高域強調画像信号と、前記補償処理が施された高域抑圧画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力手段と、
を有し、
前記調整手段は、
サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにすることを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第2の態様は、
入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換手段と、
第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成手段と、
第2サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成手段と、
前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整手段と、
前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力手段と、
を有し、
前記調整手段は、
サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにする
ことを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第3の態様は、
入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換手段と、
第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成手段と、
第2サブフレームの画像信号から、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成手段と、
前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整手段と、
前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力手段と、
を有し、
前記調整手段は、
前記低周波画像信号のうち動きのない領域の信号に加算する補償値として、前記制限処理による画素値の変化量を使用し、
前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値として、ゼロを使用する
ことを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第4の態様は、
入力画像信号のフレームから複数のサブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを高めるフレームレート変換ステップと、
サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、高域強調画像信号を生成する強調ステップと、
サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を抑圧する抑圧処理を施すことにより、高域抑圧画像信号を生成する抑圧ステップと、
前記高域強調画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記高域抑圧画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整ステップと、
前記制限処理が施された高域強調画像信号と、前記補償処理が施された高域抑圧画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力ステップと、
を有し、
前記調整ステップでは、
サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにすることを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の第5の態様は、
入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換ステップと、
第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成ステップと、
第2サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成ステップと、
前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低
周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整ステップと、
前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力ステップと、
を有し、
前記調整ステップでは、
サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにする
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の第6の態様は、
入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換ステップと、
第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成ステップと、
第2サブフレームの画像信号から、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成ステップと、
前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整ステップと、
前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力ステップと、
を有し、
前記調整ステップでは、
前記低周波画像信号のうち動きのない領域の信号に加算する補償値として、前記制限処理による画素値の変化量を使用し、
前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値として、ゼロを使用する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明によれば、高周波成分が強調された後の画素値が規定の範囲外の値となる場合においても、動画視認性を十分に改善することができる。
実施例1に係る画像処理装置の機能構成図の一例を示す図 実施例1に係る時間方向フィルタ部の機能構成図の一例を示す図 実施例1に係る高域強調部の構成の一例を説明する図 実施例1に係る画像処理を説明する図 実施例2に係る画像処理装置の機能構成図の一例を示す図 実施例2に係る補償抑制制御部の機能構成図の一例を示す図 実施例2に係る画像処理を説明する図 実施例3に係る画像処理装置の機能構成図の一例を示す図 実施例3に係る補償抑制制御部の機能構成図の一例を示す図 実施例3に係る静止エッジ検出部の機能構成図の一例を示す図 実施例3に係るタップ制御LPFの機能構成図の一例を示す図 実施例3に係る抑制領域判定の動作を説明する図 実施例3に係る画像処理を説明する図
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る画像処理装置及びその制御方法について図面を参照して説明する。
図1は、実施例1に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図である。
実施例1に係る画像処理装置は、フレームコンバータ部101、時間方向フィルタ部102、第1選択部103、高域抑圧部104、高域強調部105、リミット部106、加算部107、第2選択部108などを有する。
フレームコンバータ部101は、外部から入力された画像信号(入力画像信号)のフレームから複数のサブフレームを生成し、入力画像信号のフレームレートを高める(フレームレート変換)。具体的には、フレームコンバータ部101は、入力画像信号の1フレーム期間を2つのサブフレーム(第1サブフレームと、第1サブフレームの次の第2サブフレーム)の期間に分割することにより、入力画像信号のフレームレートを2倍に高める。そして、入力画像信号のフレーム毎に、そのフレームの画像信号を、サブフレームの画像信号として、該フレームの期間を分割して得られた2つのサブフレームの期間にそれぞれ出力する。各サブフレームの画像信号は、時間方向フィルタ部102と第1選択部103に入力される。また、フレームコンバータ部101は、出力した画像信号が第1サブフレームの画像信号か第2サブフレームの画像信号かを表すサブフレーム判別信号を出力する。サブフレーム判別信号は、第1選択部103と第2選択部108に入力される。
時間方向フィルタ部102は、入力されたサブフレームの画像信号に、サブフレーム間の画素値の変化量を小さくする時間方向フィルタ処理(平滑化処理)を施すことにより、時間方向平滑化画像信号を生成する。そして、時間方向フィルタ部102は、生成した時間方向平滑化画像信号を第1選択部に出力する。
図2に、時間方向フィルタ部102の機能構成の一例を示す。時間方向フィルタ部102は、フレーム遅延部109、平均画像生成部110などを有する。フレーム遅延部109は入力された画像信号を1サブフレーム期間遅延させて平均画像生成部110に出力する。平均画像生成部110は、画素毎に、フレームコンバータ部101から入力された画像信号と、フレーム遅延部109から入力された画像信号の平均値を算出することで、2つの画像信号の平均画像信号を生成し、時間方向平滑化画像信号として出力する。
なお、本実施例では、時間方向平滑化画像が1サブフレーム期間離れた2つのサブフレームの画像信号の平均画像信号であるものとしたが、時間方向平滑化画像はこれに限らない。例えば、時間方向平滑化画像信号は、4つのサブフレームの画像信号の平均画像信号であってもよいし、複数のサブフレームの画像信号を重み付け合成して生成した画像信号であってもよい。時間方向フィルタ部102は、IIRフィルタで構成されていてもよい。
第1選択部103は、フレームコンバータ部101から出力されたサブフレーム判別信号に基づき、第1サブフレームの画像信号として時間方向平滑化画像信号を選択して出力する。また、第1選択部103は、第2サブフレームの画像信号としてフレームコンバータ部101から出力された画像信号を選択して出力する。
高域抑圧部104は、サブフレームの画像信号(第1選択部103で選択された画像信号)に空間的な高周波成分を抑圧するフィルタ処理(抑圧処理)を施すことにより、高域抑圧画像信号を生成し、高域強調部105及び加算部107に出力する(第2生成)。なお、高域抑圧画像信号は、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号と言い換えることができる。また、高域抑圧部104の代わりに、低周波成分を通過させるローパスフィルタ処理部を用いてもよい。
高域強調部105は、サブフレームの画像信号(第1選択部103で選択された画像信号)に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、高域強調画像信号を生成し、リミット部106に出力する(第1生成)。なお、高域強調画像信号は、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号と言い換えることができる。また、高
域強調部105の代わりに、高周波成分を通過させるハイパスフィルタ処理部を用いてもよい。
図3に、高域強調部105の構成の一例を説明する図を示す。高域強調部105は、入力された画像信号の画素値を2倍する。そして、高域強調部105は、画素値が2倍にされた画像信号から、高域抑圧部104から出力された高域抑圧画像信号を減算することにより、高域強調画像信号を生成する。
なお、高域強調部105の構成は図3に示す構成に限らない。例えば、高域強調部105は、画像信号に高域強調フィルタを用いたフィルタ処理を施すことにより、高域強調画像信号を生成してもよい。
高域強調部105の構成から分かるように、高域強調画像信号の画素値は規定の範囲外の値となることがある。具体的には、高域強調画像信号の画素値は、規定の範囲の最大値より大きな値、または、規定の範囲の最小値より小さな値となることがある。
リミット部106は、高域強調部105から出力された高域強調画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、該制限処理が施された高域強調画像信号を第2選択部に出力する。
また、リミット部106は、上記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を生成し、加算部107に出力する。本実施例では、制限処理による画素値の変化量(切り捨てられた分の画素値)が、補償値として加算部107に出力される。例えば、画像信号が8ビットの信号で、画素値(階調値)の上記規定の範囲が0〜255の範囲であった場合には、高域強調部105から出力された高域強調画像信号の画素値は、0〜255の範囲内の値に制限される。高域強調部105から出力された高域強調画像信号の画素値が300であった場合には、該画素値は255に制限され、リミット値は45となる。
加算部107は、高域抑圧部104から出力された高域抑圧画像信号に、補償値を加算する補償処理を施し、該補償処理が施された高域抑圧画像信号を第2選択部108に出力する。本実施例では、高域抑圧部104から出力された高域抑圧画像信号に、リミット部106から出力されたリミット値が加算され、第2選択部108に出力される。
このように、本実施例では、リミット部105と加算部107により、高域強調画像信号の画素値と高域抑圧画像信号の画素値が調整される。
第2選択部108は、制限処理が施された高域強調画像信号(リミット部106から出力された画像信号)と、補償処理が施された高域抑圧画像信号(加算部107から出力された画像信号)とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する。具体的には、第2選択部108は、フレームコンバータ部101から出力されるサブフレーム判別信号に基づき、第1サブフレームでは、加算部107から出力された画像信号を選択して、表示装置に出力する。また、第2選択部108は、第2サブフレームでは、リミット部106から出力された画像信号を選択して、表示装置に出力する。
上述したように、第1選択部103は、第1サブフレームでは時間方向平滑化画像信号を、第2サブフレームではフレームコンバータ部101から出力された画像信号を選択して出力する。そのため、本実施例では、フレームコンバータ部101から出力された画像信号に強調処理と制限処理を順に施すことにより、表示装置に出力する高域強調画像信号が生成される。また、時間方向平滑化画像信号に抑圧処理と補償処理を順に施すことにより、表示装置に出力する高域抑制画像信号が生成される。このとき、補償処理で使用する補償値は、第1選択部103から出力された時間方向平滑化画像信号を用いて生成される。具体的には、時間方向平滑化画像信号に強調処理と制限処理を順に施した場合の、該制限処理による画素値の変化量が、補償値とされる。
図4に、フレーム間で動きのある画像領域に対する、従来の画像処理と実施例1に係る
画像処理の比較の一例を示す。図4において、横軸は画素位置を表し、縦軸は画素値を表す。図4は、前フレームから現フレームにかけて、右(視聴者から見て左)へ動く画像領域の信号に対する画像処理の様子を示している。
従来の画像処理では、入力画像信号に抑圧処理と補償処理を順に施すことにより、表示装置に出力する高域抑圧画像信号が生成される。このとき、補償処理では、表示装置に出力する高域強調画像信号を生成する際に行われた制限処理による画素値の変化量が、補償値として用いられる。即ち、従来の画像処理では、抑圧処理が施された入力画像信号に、表示装置に出力する高域強調画像信号を生成する際に行われた制限処理による画素値の変化量を加算することにより、表示装置に出力する高域抑制画像信号が生成される。そのため、表示装置に出力する高域抑圧画像信号の高域成分が十分に抑圧されないことがある。その結果、動きのある領域を追従視したとき、2重像が視認されてしまう。
実施例1では、表示装置に出力する高域抑制画像信号を生成する際に行われる抑圧処理で使用する補償値が、時間方向平滑化画像信号を用いて生成される。具体的には、時間方向平滑化画像信号に強調処理と制限処理を順に施した場合の、該制限処理による画素値の変化量が、補償値とされる。時間方向平滑化画像信号は、動きのある領域における、1つ前のサブフレームからの画素値の変化量が小さくされた信号である。そのため、時間方向平滑化画像信号から生成される補償値(動きのある領域の信号に加算する補償値)は、表示装置に出力する高域強調画像信号を生成する際に行われた制限処理による画素値の変化量より小さい値となる。そして、動きのある領域では変化量の補償が抑制され、動きのある領域における空間的な高周波成分が抑圧された高域抑圧画像信号が得られる。その結果、1つ前のサブフレームから画素値が変化した領域、すなわち、動きのある領域で2重像が視認されることが抑制され、動画視認性が改善する。図4に示す画像信号入力の例では、正側の補償値の総量はゼロとなり、負側の補償値の総量は変化しないので、動きのある領域での補償はおよそ半分に抑圧(抑制)される。画像のパターンに依存するが、本実施例の時間方向平滑化画像信号から補償値を生成した場合、動きのある領域での補償はおよそ半分以下に抑圧される。
なお、動きのない領域では、時間方向平滑化画像信号は、フレームコンバータ部101から出力された画像信号と等しくなる。そのため、動きのない領域では、表示装置に出力する高域抑制画像信号として、図4の従来例に記載の処理で得られる高域抑制画像信号(表示装置に出力する高域抑制画像信号)と同じ信号が得られる。また、表示装置に出力される、動きのない領域の高域強調画像信号は、動きのある領域と同様に、フレームコンバータ部101から出力された画像信号に強調処理及びリミット処理が施された画像信号となる。即ち、動きのない領域では、表示装置に出力する高域抑制画像信号及び高域強調画像信号として、図4の従来例に記載の処理で得られる信号と同じ信号が得られる。このため、動きのない領域では、従来どおり高域強調画像信号と高域抑圧画像信号の平均画像信号が、入力画像信号と等しくされる。これにより、入力画像信号に基づく画像と等しく、ひずみのない静止画像が表示できる。
以上述べたように、本実施例によれば、高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、表示装置に出力する高域強調画像信号を生成する際に行われた制限処理による画素値の変化量より小さい値となるように、補償値が生成される。具体的には、時間方向平滑化画像信号を用いて、補償値が生成される。それにより、高周波成分が強調された後の画素値が規定の範囲外の値となる場合においても、動画視認性を十分に改善することができる。
なお、本実施例では、時間方向平滑化画像信号に抑圧処理と補償処理を順に施すことにより、表示装置に出力する高域抑圧画像信号が生成されるものとしたが、これに限らない。例えば、入力画像信号に抑圧処理と補償処理を順に施すことにより、表示装置に出力する高域抑圧画像信号が生成されてもよい。時間方向平滑化画像信号を用いて補償値が生成
されれば、動きのある領域で補償処理による画素値の補償が抑制されるため、動画視認性を十分に改善することができる。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2に係る画像処理装置およびその制御方法について図面を参照して説明する。実施例1では、時間方向平滑化画像を用いて補正値を生成することにより、動きのある領域での変化量の補償を抑制し、動画視認性を改善する方法について説明した。本実施例では、画像信号の動き情報に基づいて、動きのある領域での変化量の補償を抑制する方法について説明する。
図5は、実施例2に係る画像処理装置の機能構成図の一例を示す図である。画像処置装置は、フレームコンバータ部101、高域抑圧部104、高域強調部105、リミット部106、補償抑制制御部211、加算部107、選択部208などを有する。
フレームコンバータ部101、高域抑圧部104、高域強調部105、リミット部106、加算部107の機能は実施例1と同じである。
但し、本実施例では、常に、強調処理が施された入力画像信号に制限処理を施した際の画素値の変化量が補償値とされる。具体的には、高域強調部105には、サブフレームの画像信号として、常に、入力画像信号が入力される。そして、リミット部106において、強調処理が施された入力画像信号に制限処理が施され、該制限処理による画素値の変化量が補償値とされる。
補償抑制制御部211は、画像信号の動き情報に基づいて、リミット部106から出力される補償値を補正し、加算部107に出力する。
図6に、実施例2に係る補償抑制制御部211の機能構成の一例を示す。補償抑制制御部211は、フレーム遅延部212、フレーム差分演算部213、LPF部214、抑制領域判定部215、乗算部216などを有する。
フレーム遅延部212、フレーム差分演算部213、LPF部214、及び、抑制領域判定部215により、サブフレームの画像信号の動きのある領域が検出される。
フレーム遅延部212は、入力されたサブフレームの画像信号を1サブフレーム期間遅延させて出力する。
フレーム差分演算部213は、画素毎に、フレームコンバータ部101から入力された画像信号の画素値と、フレーム遅延部212から入力された画像信号の画素値との差分の絶対値を算出する。そして、フレーム差分演算部213は、画素毎の上記差分の絶対値を、フレーム差分信号としてLPF部214に出力する。
LPF部214は、フレーム差分演算部213で生成されたフレーム差分信号に抑圧処理を施し、該抑圧処理が施されたフレーム差分信号を高域抑圧フレーム差分信号として抑制領域判定部215に出力する。
抑制領域判定部215は、LPF部214で生成された高域抑圧フレーム差分信号の各画素の値を判定閾値(所定の閾値)と比較する。そして、抑制領域判定部215は、高域抑圧フレーム差分信号のうち、値が判定閾値以上の領域を、動きのある領域(抑制領域)と判定し、抑制領域以外の領域(値が判定閾値未満の領域)を動きのない領域(非抑制領域)と判定する。そして、抑制領域判定部215は、抑制領域と判定された画素の抑制制御信号として0を、非抑制領域と判定された画素の抑制制御信号として1を、乗算部216に出力する。上記判定閾値として、例えば、画素値の範囲(規定の範囲)の5%程度の値が用いられる。なお、判定閾値は、この値に限らない。判定閾値は、変更可能であってもよく、目的に応じてユーザにより適宜設定されてもよい。
乗算部216は、リミット部106で生成された補償値のうち、抑制領域判定部215で検出された抑制領域の信号に加算する補償値を小さくする。具体的には、乗算部216
は、リミット部106で生成された補償値を、抑制領域判定部215で生成された抑制制御信号を乗算して、加算部107に出力する。動きのある領域(抑制領域)では、抑制制御信号の値は0であるため、リミット部106で生成された補償値は0にされて、加算部107に出力される。動きのない領域(非抑制領域)では、抑制制御信号の値は1であるため、リミット部106で生成された補償値はそのまま(小さくされることなく)加算部107に出力される。
なお、本実施例では、抑制制御信号を0と1の2値の信号としたが、複数の判定閾値を用いることで、抑制制御信号を3値以上の信号としてもよい。この場合、例えば、抑制制御信号を0〜1の3値以上の信号とすることにより、乗算部216から出力される補償値を0〜リミット部106で生成された補償値の3値以上の値の間で制御することができる。
なお、本実施例では、リミット部106で生成された補償値のうち、抑制領域に加算する補償値を0にする構成としたが、これに限らない。リミット部106で生成された補償値のうち、抑制領域に加算する補償値が小さくされればよい。非抑制領域と抑制領域の境界から抑制領域の内側に向かうにつれ、補償値の低減量が大きくされてもよい。
選択部208は、フレームコンバータ部101から出力されるサブフレーム判別信号に基づき、第1サブフレームでは、リミット部106から出力された画像信号を選択して、表示装置に出力する。また、選択部208は、第2サブフレームでは、加算部107から出力された画像信号を選択して、表示装置に出力する。
図7に、フレーム間で動きのある画像領域に対する、従来の画像処理と実施例2に係る画像処理の比較の一例を示す。図7において、横軸は画素位置を表し、縦軸は画素値を表す。図7は、図4と同様に、前フレームから現フレームにかけて、右(視聴者から見て左)へ動く画像領域の信号に対する画像処理の様子を示している。
実施例1で述べたとおり、従来の画像処理では、表示装置に出力する高域抑圧画像信号の高域成分が十分に抑圧されないことがある。そのため、動きのある領域を追従視したとき、2重像が視認されてしまう。
実施例2では、画素毎に、連続する2つのサブフレームの差分の絶対値が算出され、その算出結果に基づいて動きのある領域(抑制領域)が検出される。そして、生成された補償値のうち、抑制領域に加算する補償値が小さくされる(0とされる)。そのため、動きのある領域では変化量の補償が抑制され、動きのある領域における空間的な高周波成分が抑圧された高域抑圧画像信号が得られる。その結果、1つ前のサブフレームから画素値が変化した領域、すなわち、動きのある領域で2重像が視認されることが抑制され、動画視認性が改善する。
なお、動きのない領域は抑制領域として検出されないので、動きのない領域に対しては、補償が抑制されることはなく、従来例と同様の処理が施される。このため、動きのない静止領域では、従来どおり高域強調画像信号と高域抑圧画像信号の平均画像信号が、入力画像信号と等しくされる。これにより、入力画像信号に基づく画像と等しく、ひずみのない静止画像が表示できる。
以上述べたように、本実施例によれば、強調処理が施された入力画像信号に制限処理を施した際の画素値の変化量(即ち、表示装置に出力する高域強調画像信号を生成する際に行われた制限処理による画素値の変化量)が補償値とされる。そして、補償値のうち、動きのある領域の信号に加算する補償値が小さくされる。それにより、高周波成分が強調された後の画素値が規定の範囲外の値となる場合においても、動画視認性を十分に改善することができる。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3に係る画像処理装置及びその制御方法について図面を参照して説明する。
図8は、実施例3に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図である。
実施例3に係る画像処理装置は、フレームコンバータ部101、時間方向フィルタ部102、第1選択部103、高域抑圧部104、高域強調部105、リミット部106、補償抑制制御部311、加算部107、第2選択部108などを有する。
フレームコンバータ部101、時間方向フィルタ部102、第1選択部103、高域抑圧部104、高域強調部105、リミット部106、加算部107、第2選択部108の機能は実施例1と同じである。
補償抑制制御部311は、画像信号の動き情報に基づいて、リミット部106から出力される補償値を補正し、加算部107に出力する。
図9に、実施例3に係る補償抑制制御部311の機能構成の一例を示す。補償抑制制御部311は、フレーム遅延部212、フレーム差分演算部213、静止エッジ検出部317、タップ制御LPF部314、抑制領域判定部215、乗算部216などを有する。フレーム遅延部212、フレーム差分演算部213、抑制領域判定部215、乗算部216の機能は実施例2と同じである。
フレーム遅延部212、フレーム差分演算部213、静止エッジ検出部317、タップ制御LPF部314、及び、抑制領域判定部215により、サブフレームの画像信号の動きのある領域が検出される。
静止エッジ検出部317は、フレーム差分演算部213で生成されたフレーム差分信号、フレームコンバータ部101から入力された画像信号、フレーム遅延部212から入力された画像信号を用いて、動きのないエッジ(静止エッジ)を検出する。そして、静止エッジ検出部317は、検出結果を静止エッジ検出信号としてタップ制御LPF部314に出力する。
図10に、実施例3に係る静止エッジ検出部317の機能構成の一例を示す。静止エッジ検出部317は、静止画素検出部318、第1エッジ検出部319、第2エッジ検出部320、共通エッジ検出部321、静止画素隣接エッジ検出部322などを有する。
静止画素検出部318は、画素毎に、フレーム差分信号を静止画素検出閾値(所定の閾値)と比較する。そして、静止画素検出部318は、フレーム差分信号のうち、値が静止画素検出閾値未満の画素を、静止画素(動きのない画素)として検出する。上記静止画素検出閾値として、例えば、画素値の範囲(規定の範囲)の1%程度の値が用いられる。なお、静止画素判定閾値は、この値に限らない。静止画素判定閾値は、変更可能であってもよく、目的に応じてユーザにより設定されてもよい。
第1エッジ検出部319は、フレームコンバータ部101から入力された画像信号から高周波成分(エッジ成分)を抽出し、第1エッジ信号として共通エッジ検出部321に出力する。
第2エッジ検出部320は、フレーム遅延部212から入力された画像信号(フレームコンバータ部101から入力された画像信号の1サブフレーム前の画像信号)から高周波成分(エッジ成分)を抽出し、第2エッジ信号として共通エッジ検出部321に出力する。第1エッジ検出部319と第2エッジ検出部320の処理内容は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
共通エッジ検出部321は、第1エッジ検出部319で生成された第1エッジ信号と、第2エッジ検出部320で生成された第2エッジ信号を比較する。そして、共通エッジ検出部321は、同符号で、かつ双方の信号値の大きさが所定値以上の画素を共通エッジ画素として検出する。
静止画素隣接エッジ検出部322は、静止画素検出部318で検出された静止画素に隣接する共通エッジ画素を静止エッジ画素として検出し、検出結果を静止エッジ検出信号として出力する。
タップ制御LPF部314は、静止エッジ検出信号に基づいて、フレーム差分信号に抑圧処理を施し、高域抑圧フレーム差分信号として抑制領域判定部215に出力する。具体的には、タップ制御LPF部314は、画素毎に、その画素のフレーム差分信号に、該画素に対して静止エッジと判定された画素よりも外側に位置する画素の影響を除外した抑圧処理を施す。
タップ制御LPF部314は、例えば、図11に示すようなフィルタにより実現できる。
図11において、d(x)は画素xのフレーム差分信号の値、e(x)は画素xの静止エッジ検出信号の値である。x=0の画素は処理対象の画素であり、x=n(n=−2,−1,1,2)の画素はx=0の画素のn個となりの画素である。具体的には、x=−1の画素は、x=0の画素に対し1画素分だけ所定方向側(例えば左側)に位置する画素であり、x=−2の画素は、x=0の画素に対し2画素分だけ所定方向側に位置する画素である。x=1の画素は、x=0の画素に対し1画素分だけ所定方向の反対側(例えば右側)に位置する画素であり、x=−2の画素は、x=0の画素に対し2画素分だけ所定方向の反対側に位置する画素である。C(0),C(1),C(2)は、フィルタ係数(フィルタタップの係数)である。m(x)は、画素xのフレーム差分信号の値にフィルタ係数を乗算(重み付け)した値である。lpf(0)は、フィルタの出力値である。また、本実施例では、静止エッジ検出信号は、静止エッジの画素に対して1となり、静止エッジの画素以外の画素に対して0となる信号であるものとする。
本実施例では、フレーム差分信号と静止エッジ検出信号は画素毎に順番に入力される。例えば、画像のライン毎に、画像の最も左側の画素の信号から順番に入力される。そのため、遅延回路(図中「遅延」)を用いることで、所望の画素の信号を取り出すことができる。
タップ制御LPF部314は、静止エッジ検出信号に基づいてフィルタ係数を制御し、画素毎にフィルタ処理をする。具体的には、タップ制御LPF部314は、処理対象の画素に対して静止エッジと判定された画素よりも外側に位置する画素のフレーム差分信号に乗算(重み付け)するフィルタ係数を0にする。それにより、処理対象の画素に対して静止エッジと判定された画素よりも外側に位置する画素の影響が除外される。例えば、図11において、e(1)の値が1で、e(2),e(0),e(−1),e(−2)の値が0の場合には、d(2)とd(1)に重み付けするフィルタ係数が0となり、フィルタの出力値は式1によって得られる値となる。
出力値=c(0)×d(0)+c(1)×d(−1)+c(2)×d(−2)
・・・(式1)
このように、処理対象の画素に対して静止エッジと判定された画素よりも外側に位置する画素(上記の例では、d(1),d(2)の画素)の値が除外されて、フィルタの出力値が算出される。そのため、静止画素に対するフィルタ処理において、静止画素ではない画素の値がフィルタの出力値に影響を与えることを防止することができる。その結果、静止画素の領域が抑制領域とされることを抑制することができる。具体的には、静止画素のフレーム差分信号の値は小さいため、フィルタの出力値も小さな値となり、静止エッジを境に静止画素側の領域を非抑制領域とすることができる。
なお、図11には、タップ制御LPF部314が水平方向(左右方向)の1次元フィルタである場合の例を示したが、タップ制御LPF部314の構成はこれに限らない。タップ制御LPF部314は、垂直方向(上下方向)や斜め方向の一次元フィルタであってもよいし、2次元フィルタであってもよい。
図12は、実施例3に係る抑制領域か否かの判定処理の流れの一例を説明する図である。
まず、画素毎に、1つ前のサブフレームの画像信号と現サブフレームの画像信号の差分の絶対値が算出される。また、1つ前のサブフレーム画像信号と現サブフレームの画像信号のそれぞれからエッジの画素が検出される。
そして、エッジとされた画素で、かつ、上記差分の絶対値が小さい画素に隣接する画素が静止エッジの画素として検出される。
次に、静止エッジの画素の検出結果に基づいて、上記差分の絶対値にフィルタ処理が施される。
そして、上記フィルタ処理の結果と判定閾値を比較することにより、抑制領域(及び非抑制領域)が検出される。
以上により、静止エッジを境に静止画素側の領域が非抑制領域とされる。そのため、静止画素の領域が抑制領域とされ、静止画素の領域で変化量の補償が抑制されることによる画像のひずみを抑制することができる。
図13に、フレーム間で動きのある領域に対する、実施例1に係る画像処理と実施例3に係る画像処理の比較の一例を示す。図13において、横軸は画素位置を表し、縦軸は画素値を表す。図13は、図4と同様に、前フレームから現フレームにかけて、右(視聴者から見て左)へ動く画像領域の信号に対する画像処理の様子を示している。
実施例1の画像処理では、時間方向平滑化画像信号を用いて補償値が生成される。具体的には、時間方向平滑化画像信号に強調処理と制限処理を順に施した場合の、該制限処理による画素値の変化量が、補償値とされる。
実施例3の画像処理でも、時間方向平滑化画像信号を用いて補償値が生成される。但し、実施例3では、動きのある領域が検出され、生成された補償値のうち、検出された領域(動きのある領域)の信号に加算する補償値が小さくされる(具体的には、0にされる)。そのため、実施例3では、動きのある領域では変化量の補償が実施例1よりも抑制され、動きのある領域における空間的な高周波成分が実施例1よりも抑圧された高域抑圧画像信号が得られる。その結果、実施例1よりも、1つ前のサブフレームから画素値が変化した領域、すなわち、動きのある領域で2重像が視認されることが抑制され、動画視認性が改善する。
なお、実施例3の画像処理でも、動きのない領域(非抑制領域)の信号に加算する補償値が小さくされない。即ち、実施例3では、実施例1における動きのない領域に対する処理と同様の処理が行われる。その結果、動きのない領域では、表示装置に出力する高域抑制画像信号及び高域強調画像信号として、従来の処理で得られる信号と同じ信号が得られる。そのため、従来どおり高域強調画像信号と高域抑圧画像信号の平均画像信号が、入力画像信号と等しくされる。これにより、入力画像信号に基づく画像と等しく、ひずみのない静止画像が表示できる。
以上述べたように、本実施例によれば、表示装置に出力する高域抑圧画像信号を生成する際に、時間方向平滑化画像信号を用いて補償値が生成される。そして、生成された補償値のうち、動きのある領域の信号に加算する補償値が小さくされる。それにより、高周波成分が強調された後の画素値が規定の範囲外の値となる場合においても、動画視認性を十分に改善することができる。具体的には、実施例1よりも動画視認性を改善することができる。
なお、本実施例では、リミット部106で生成された補償値のうち、抑制領域に加算する補償値を0にする構成としたが、これに限らない。リミット部106で生成された補償値のうち、抑制領域に加算する補償値が小さくされればよい。非抑制領域と抑制領域の境界から抑制領域の内側に向かうにつれ、補償値の低減量が大きくされてもよい。
なお、実施例3の動きのある領域の検出方法を実施例2に適用してもよいし、実施例2の動きのある領域の検出方法を実施例3に適用してもよい。
なお、実施例1〜3で述べた各機能は、ハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアで実現されてもよい。
101 フレームコンバータ部
102 時間方向フィルタ部
104 高域抑圧部
105 高域強調部
106 リミット部
107 加算部
108,208第2選択部
211,311補償抑制制御部

Claims (18)

  1. 入力画像信号のフレームから複数のサブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを高めるフレームレート変換手段と、
    サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、高域強調画像信号を生成する強調手段と、
    サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を抑圧する抑圧処理を施すことにより、高域抑圧画像信号を生成する抑圧手段と、
    前記高域強調画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記高域抑圧画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整手段と、
    前記制限処理が施された高域強調画像信号と、前記補償処理が施された高域抑圧画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力手段と、
    を有し、
    前記調整手段は、
    サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
    前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにすることを特徴とする画像処理装置。
  2. サブフレームの画像信号の動きのある領域を検出する動き検出手段を更に有し、
    前記調整手段は、生成された補償値のうち、前記検出手段で検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を小さくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記調整手段は、前記検出手段で検出された動きのある領域以外の領域である、動きのない領域の信号に加算する補償値を小さくしない
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記調整手段は、生成された補償値のうち、前記検出手段で検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を0にする
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 入力画像信号のフレームから複数のサブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを高めるフレームレート変換ステップと、
    サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、高域強調画像信号を生成する強調ステップと、
    サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を抑圧する抑圧処理を施すことにより、高域抑圧画像信号を生成する抑圧ステップと、
    前記高域強調画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記高域抑圧画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整ステップと、
    前記制限処理が施された高域強調画像信号と、前記補償処理が施された高域抑圧画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力ステップと、
    を有し、
    前記調整ステップでは、
    サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
    前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記高域抑圧画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにすることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. サブフレームの画像信号の動きのある領域を検出する動き検出ステップを更に有し、
    前記調整ステップでは、生成された補償値のうち、前記検出ステップで検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を小さくする
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
  7. 前記調整ステップでは、前記検出ステップで検出された動きのある領域以外の領域である、動きのない領域の信号に加算する補償値を小さくしない
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置の制御方法。
  8. 前記調整ステップでは、生成された補償値のうち、前記検出ステップで検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を0にする
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換手段と、
    第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成手段と、
    第2サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成手段と、
    前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整手段と、
    前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号と
    を、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力手段と、
    を有し、
    前記調整手段は、
    サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
    前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにする
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. サブフレームの画像信号の動きのある領域を検出する動き検出手段を更に有し、
    前記調整手段は、生成された補償値のうち、前記検出手段で検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を小さくする
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記調整手段は、前記検出手段で検出された動きのある領域以外の領域である、動きのない領域の信号に加算する補償値を小さくしない
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記調整手段は、生成された補償値のうち、前記検出手段で検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を0にする
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の画像処理装置。
  13. 入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換ステップと、
    第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成ステップと、
    第2サブフレームの画像信号に空間的な高周波成分を強調する強調処理を施すことにより、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成ステップと、
    前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整ステップと、
    前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力ステップと、
    を有し、
    前記調整ステップでは、
    サブフレームの画像信号にサブフレーム間の画素値の変化量を小さくする平滑化処理を施すことにより時間方向平滑化画像信号を生成し、
    前記時間方向平滑化画像信号に前記強調処理と前記制限処理を順に施した場合における前記制限処理による画素値の変化量を、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値とすることで、前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値が、前記制限処理による画素値の変化量より小さい値となるようにする
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  14. サブフレームの画像信号の動きのある領域を検出する動き検出ステップを更に有し、
    前記調整ステップでは、生成された補償値のうち、前記検出ステップで検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を小さくする
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 前記調整ステップでは、前記検出ステップで検出された動きのある領域以外の領域である、動きのない領域の信号に加算する補償値を小さくしない
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置の制御方法。
  16. 前記調整ステップでは、生成された補償値のうち、前記検出ステップで検出された動きのある領域の信号に加算する補償値を0にする
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の画像処理装置の制御方法。
  17. 入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換手段と、
    第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成手段と、
    第2サブフレームの画像信号から、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成手段と、
    前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整手段と、
    前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力手段と、
    を有し、
    前記調整手段は、
    前記低周波画像信号のうち動きのない領域の信号に加算する補償値として、前記制限処理による画素値の変化量を使用し、
    前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値として、ゼロを使用する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  18. 入力画像信号のフレームから第1及び第2サブフレームを生成し、前記入力画像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換ステップと、
    第1サブフレームの画像信号から、空間的な低周波成分が高周波成分よりも多い低周波画像信号を生成する第1生成ステップと、
    第2サブフレームの画像信号から、空間的な高周波成分が低周波成分よりも多い高周波画像信号を生成する第2生成ステップと、
    前記高周波画像信号に、画素値を規定の範囲内の値に制限する制限処理を施し、前記低周波画像信号に、前記制限処理による画素値の変化量を補償する補償値を加算する補償処理を施す調整ステップと、
    前記制限処理が施された高周波画像信号と、前記補償処理が施された低周波画像信号とを、サブフレーム毎に交互に表示装置に出力する出力ステップと、
    を有し、
    前記調整ステップでは、
    前記低周波画像信号のうち動きのない領域の信号に加算する補償値として、前記制限処理による画素値の変化量を使用し、
    前記低周波画像信号のうち動きのある領域の信号に加算する補償値として、ゼロを使用する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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