JP6217961B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカを備える遊技機に関する。
一般に、遊技場には、所定の操作により遊技を進行させるスロットマシン、パチンコ機などの遊技機が複数設置されている。
この種の遊技機は、遊技の興趣を高めるために、遊技の進行に応じて効果音や音声等を出力し、聴覚的な演出を行うスピーカを外装に備えている。
近年では、スピーカに聴覚的な演出だけでなく、光による視覚的な演出も加えることで、遊技者にさらに興趣を高めるような技術がある。
例えば、スピーカそのものを発光させて、視覚的な演出を加えることで演出効果を高める技術がある(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に記載されている技術では、スピーカ(振動板)の外周形状に沿って光源や導光部材が配置されているとともに、スピーカの振動板が拡散反射面として機能し、この振動板へ向けて光源から光を出射することで、振動板から反射した光を遊技者に視認させることができる。これにより、スピーカ自身が発光することによるインパクトを遊技者に与えることができる。
特開2012−105774号公報
本発明は、遊技への興趣を高める遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、所定の音を出力するスピーカと、スピーカの前方に配置され、環状に形成される発光部と、を備え、発光部として、スピーカの数量よりも多い数量である複数の発光部が並んで設けられ、複数の発光部のうち、一の発光部はスピーカの配置領域の前方であって、スピーカ配置領域の一側部寄りに設けられ、他の発光部はスピーカの配置領域の前方であって、スピーカ配置領域の他側部寄りに設けられる構成としてある。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンから演出部を取り外した状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る演出部の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る演出ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納部材への取り付け方法を示す図であって、(a)は収納部材にLED基板を取り付けた状態の図であり、(b)は(a)に擬似装飾部を取り付けた状態の図であり、(c)は(b)に固定部材を取り付けた状態の図である。 本発明の実施形態に係る演出ユニットを示しており、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は平面図である。 本発明の実施形態に係る導光部材の発光形態を示した図である。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
遊技機には、スロットマシン,パチンコ機,パロット等様々な種類があるが、本実施形態では、スロットマシンに適用した場合について説明する。
まず、本実施形態に係るスロットマシンについて、各図を参照して説明する。
[スロットマシン本体]
図1は、本実施形態に係るスロットマシン1の外観を示す概略斜視図である。
本実施形態のスロットマシン1は、リール(非図示)を回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得できる一般的な回胴式遊技機として構成されている。
スロットマシン1は、内部がマイクロコンピュータ等で構成された制御部(非図示)、制御部からの指令によりスピーカ8(図3参照)や電飾装置等を制御する演出制御部(非図示)及び必要な機械や装置等を収納する正面側が開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉可能に覆う前扉1aとで構成されている。
前扉1aは、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体で、この前扉1aには、遊技操作に係る複数の操作部や遊技の進行にもとづいて所定の演出を行う演出部2が設けられている。
操作部としては、メダルが投入されるメダル投入口3と、装置内部にクレジットとして貯留されたメダルをゲームに賭けるベットボタン4と、リールの回転を始動させるスタートレバー5と、回転しているリールを停止させる3つの停止ボタン6a,6b,6cが設けられている。
また、演出部2としては、効果音などの出力により聴覚的な演出を行うスピーカ8、大当りの告知演出やリールの停止操作の順番演出等を表示により外部に報知する液晶表示器9、光源の点灯制御により視覚的な演出を行う電飾装置等が設けられている。
このように構成されたスロットマシン1では、上記の各操作手段からの信号やメダルセレクタ(非図示)からの信号に基づき、制御部が各装置を制御することで、以下のようなスロットマシン遊技が進行する。
具体的には、メダル投入口3から投入されるメダルの数(例えば、3枚)又は内部的に記憶したクレジットメダルからベットボタン4の操作によって信号形式で投入されるメダルの数(例えば、3枚)に応じて遊技開始可能な状態となり、この状態でスタートレバー5が操作されると、リールが回転を開始するとともに、停止ボタン6a〜6cが押下操作されると、スタートレバー5の操作タイミングで行なわれる抽選処理の抽選結果に応じた図柄の組み合わせで停止するようにリールが停止制御され、停止した図柄の組み合わせに基づいて入賞の有無が判定され、判定結果に応じてメダル払出装置によりメダルを貯留するホッパーを介してメダル払出口7からメダルが払い出されるという、スロットマシン遊技を実現可能な構成を備えている。
また、スロットマシン1では、上述したようなスロットマシン遊技において、制御部が遊技状態に応じた所定の制御信号を演出制御部に出力することで、演出制御部が、この制御信号に従い、予め記憶した演出プログラムに基づき、演出部2に設けられたスピーカ8やLED基板50等を駆動制御して、所定の演出を行う。
[演出部]
次に、本実施形態の演出部2について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係るスロットマシンから演出部を取り外した状態を示す概略斜視図である。図3は、本実施形態に係る演出部の分解斜視図である。
これらの図に示すように、演出部2は、各部材が取り付けられる枠部材10と、液晶表示器9による画像演出を行う表示ユニット20と、スピーカ8による聴覚的な演出と後述する擬似装飾部60による視覚的な演出を協働させた演出を行う演出ユニット30とを備え、前扉1aの正面上部に取り付けられる。また、演出部2は、枠部材10の裏面側に表示ユニット20が取り付けられ、その後方から演出ユニット30が表示ユニット20の裏面側に左右一対に取り付けられるようになっている。
枠部材10には、スロットマシン1の前面側に取り付けられる透光性部材からなるレンズ11が備えられるとともに、スピーカ8から出力される音を外部に放出する開口12等が形成されている。
表示ユニット20には、中央箇所に液晶表示器9が配置されており、その両端に表示窓21が備えられている。表示窓21は、金網状に形成されており、演出ユニット30を視認できるものの、スロットマシン1の前面側から不正具の侵入を阻止するようになっている。
演出ユニット30は、スピーカ8や擬似装飾部60等を備えており、このスピーカ8と擬似装飾部60は、近傍に配置されている。また、擬似装飾部60は、スピーカの輪郭を模した発光形態を有しており、近傍に位置するスピーカ8から出力される音と同期させて擬似装飾部60を発光させた場合には、あたかも、この擬似装飾部60から音が出力されているかのように演出することができる。
このように、本実施形態では、スロットマシン1に演出ユニット30を備えたことで、音と光による相乗的な演出効果が得られ、遊技者の興趣を高めることができる。
また、演出ユニット30を表示ユニット20に取り付ける際には、演出ユニット30の取付部41を表示ユニット20の被取付部22に取り付け、ネジ31によってネジ止めすることで、表示ユニット20の裏面側に固定される。
以下に、本実施形態の演出ユニット30について、図4〜図7を参照して詳述する。
なお、左右一対の演出ユニット30は、同一の構造であるため、左右を区別することなく説明する。
[演出ユニット]
図4に示すように、演出ユニット30は、複数のLED51を備えるLED基板50と、大型スピーカ又は複数のスピーカを備えているかのような発光形態を有する擬似装飾部60と、LED基板50及び擬似装飾部60を収納する収納部材40と、収納部材40内にLED基板50及び擬似装飾部60を固定する固定部材70と、所定の音を出力するスピーカ8(スピーカ本体80,カバー83)と、スピーカ8を保護する板状の保護板85とから構成されている。
このように、演出ユニット30は、光を発光し視覚的な演出を行うLED基板50や擬似装飾部60を収納した収納部材40の後方に、音を出力し聴覚的な演出をするスピーカ8を配置する構成としている。
収納部材40は、中空の箱型に形成されており、内側面40a側にLED基板50、擬似装飾部60、固定部材70を取り付け、裏面40b側にスピーカ8、保護板85を取り付け可能に構成されている。
収納部材40は、箱の底部(裏面40b)に長円形状の開口42を設けている。この開口42は、スピーカ8から出力された音を、スロットマシン1の前面側に向けて伝播させるための貫通孔であり、スピーカ8が配置される位置に応じて形成されている。
また、収納部材40の内側面40aには、擬似装飾部60を取り付けるために、ボス44、凸部45、凸部46、ガイド部47が形成され、固定部材70を取り付けるために、被係合部48が形成されている。
LED基板50は、表面に複数のLED51と電源入出力のためのコネクタ52を備えている。
LED51は、例えば、チップ型でフルカラーに発光するLEDであり、発光する色、強度、点灯,消灯のタイミングは、演出制御部によって制御される。例えば、スピーカ8から出力される音と同期させるようにLED51の点灯,消灯のタイミングを制御させることができる。また、スピーカ8から出力される音の大小や種類に合わせてLED51の色や強度を調節させることができる。
また、本実施形態のLED51は、導光部材61に光を出射するようになっている。具体的には、LED51は、導光部材61の少なくとも一の端部62に近接するように配置され、この導光部材61の端部62に向けて光を発光する(図5(b)参照)。
なお、LED51は、すべてが同じ色に発光するものであってもよく、各々が異なる色に発光するものであってもよい。例えば、各LED51が異なる色を発光する場合には、導光部材61の各端部62から異なる色の光が内部に入射され、導光部材61の内部でも色同士の混合が生じ、斬新でインパクトのある演出とすることができる。
また、LED51の種類は、これに限るものではなく、例えば、砲弾型のLEDや単色に発光するLED等を用いてもよい。
[擬似装飾部]
擬似装飾部60は、LED51からの光を受けて発光する導光部材61と、導光部材61の端部62間を連結する連結部63と、連結部63に穿設されたネジ挿通孔63aとを備えている。
導光部材61は、本発明における発光部の一例であって、透光性(無色又は有色の透明又は半透明)の樹脂部材を用いて、線状に形成されており、LED51からの光を少なくとも一の端部62に入射することで発光するようになっている。
このように、導光部材61は、LED51から、直接、光を受けることで発光するようになっている。したがって、光源から出射した光を反射させて遊技者に視認させるような間接的な発光方法と比較して、十分な発光量を得ることができ、視覚的にインパクトのある演出とすることができる。
本実施形態の導光部材61は、線状に形成されており、例えば、円断面、楕円断面、多角形断面等を有している。さらに、一部を欠いた環状(例えば、半円状)に形成されており、これを上下に2つ並べた構成としてある。
このような構成とすることにより、端部62から光が入射されると、導光部材61は、一つながりの線を表すように発光し、擬似装飾部60をスロットマシン1の前面側から見たときに、この発光があたかもスピーカの輪郭のように見える。(図7参照)。
また、導光部材61の曲率を小さくした場合には、導光部材61の径が大きくなるため、あたかも大型スピーカを備えているかのような発光形態とすることができる。
これにより、実際に備えられたスピーカが、小型スピーカであり、左右一つずつ備えられているような場合でも、あたかも大型スピーカ又は左右に複数のスピーカを備えているかのような印象を遊技者に対して与えることができる。
また、導光部材61は、管状又は棒状に形成されており、端部62から入射された光は、導光部材61の内部に導かれて、発光するようになっている。さらに、導光部材61が、柔軟で可撓性を有してもよい(例えば、導光チューブ)。これにより、導光部材61の形状を曲線状に任意の形状で自由に形成することができ、形状や配置の自由度が増大する。
また、上記のような形状からなる本実施形態の導光部材61は、図4等に示すように、伝播空間Kを形成するようになっている。つまり、この伝播空間Kが形成されることによって、導光部材61の後方に配置されるスピーカ8から出力された音を遮ることなく、スロットマシン1の前面側へ伝播させることができる。
なお、導光部材61の形状は、図4等に示す形状に限るものではなく、一つながりの線を表すような発光形態であって、実際に使用されているスピーカの輪郭よりも大きい形又は左右に複数のスピーカを備えているかのように発光する発光形態を有するものであれば、任意の形状とすることができる。
例えば、導光部材61の形状は、コの字形状(逆コの字形状)、U字形状(逆U字形状)等とすることができる。
また、導光部材61の曲率を小さくすることで、一の大型スピーカを備えているかのような形状とすることができ、あるいは、導光部材61を三つ以上備えることで、三以上のスピーカを備えているかのような形状とすることもできる。
固定部材70は、ネジ74を挿入可能なネジ挿入孔71と、収納部材40の被係合部48と係合する先端鉤状の係合部72と、固定部材70を収納部材40に取り付けることにより連結部63の側面を覆う覆い部73と、連結部63の上面を覆う覆い部75とを備えている。
スピーカ8は、所定の音を出力するスピーカ本体80と、このスピーカ本体80を後方側から覆うカバー83を備えている。
スピーカ本体80は、コーン紙からなる振動板81を備え、この振動板81の外方の四隅にはそれぞれスピーカ用ネジ挿通孔82が形成されている。
カバー83は、内部にスピーカ本体80を収納できる容積を有し、スピーカ本体80が挿入される開口の周縁部の四隅にはそれぞれスピーカ用ネジ挿入孔84が形成されている。
スピーカ8と収納部材40(裏面40b)との間には、開口42を閉鎖する位置に板状の保護板85が設けられている。この保護板85には、スピーカ8から出力される音をスロットマシン1の前面側へ通すための複数の透音孔86が形成されている。
また、保護板85を設けることにより、スロットマシン1の前面側から不正具が侵入された場合でも、保護板85によりその侵入を阻止することができるので、不正具がスピーカ本体80に到達できず、振動板81を保護することができる。
次に、以上のような構成からなる演出ユニット30の各部材の取り付け方法について説明する。
収納部材40の内側面40a側においては、まず、図5(a)に示すように、LED基板50を収納部材40に取り付ける。
具体的には、LED基板50の長手方向両端部を収納部材40のガイド部43に嵌め込むように取り付ける。これにより、LED基板50は、収納部材40の内側面40aと垂直方向に立設した状態で位置決めされ、取り付けられる。
次いで、図5(b)に示すように、擬似装飾部60を収納部材40に取り付ける。
具体的には、連結部63の裏面が、収納部材40の凸部45、凸部46、ガイド部47の上面部分に当接するように配置する。また、このとき、ネジ挿通孔63aがボス44のネジ孔44aの開口側と正対するようになっている。凸部45、凸部46、ガイド部47は、収納部材40の内側面40aの2箇所にそれぞれ形成された凸状部分であり、擬似装飾部60を収納部材40に取り付ける際に、この擬似装飾部60の取り付け位置を位置決めする機能を有する。
ここで、本実施形態の擬似装飾部60は、導光部材61以外の部分(環状の一部を欠いた部分)が、液晶表示器9側に位置するように収納部材40内に収納される。
このような構成とするのは、例えば、この導光部材61以外の部分が、液晶表示器9側と反対側に位置するように収納部材40内に収納した場合、物理的に設置可能なスペースが存在しないにもかかわらず、大型スピーカあるいは複数のスピーカを備えるように発光することから、この発光形態が、実際に備えられたスピーカの形状によるものではないと遊技者に容易に認識されてしまうからである。
つまり、本実施形態では、導光部材61以外の部分を液晶表示器9側に位置するように収納部材40内に収納することで、あたかも、実際に備えられたスピーカの一部(環状の一部を欠いた部分)が、液晶表示器9側に収められているかのような錯覚を遊技者に与えることができる(図7参照)。
次いで、図5(c)に示すように、固定部材70を収納部材40に取り付ける。
具体的には、固定部材70を、収納部材40の内側面40a側開口部分の側方に配置する。これによって、擬似装飾部60の連結部63の上面及びLED基板50が覆い部75によって覆われ、擬似装飾部60の連結部63の側面が覆い部73によって覆われることになる。そして、ネジ74を、ネジ挿入孔71及びボス44のネジ孔44aに螺入することで、固定部材70が擬似装飾部60とともに収納部材40に螺着固定される。ボス44は、ボス44の内部に向かって穿設されたネジ孔44aを有し、このネジ孔44aを介して擬似装飾部60と固定部材70を収納部材40に螺着固定するための凸状部分である。
なお、固定部材70を収納部材40に取り付ける際、係合部72は、収納部材40の上面に設けられた被係合部48に係合する。具体的には、係合部72を被係合部48に押し込むように挿入すると、係合部72の鉤部分が被係合部48の内周縁に当接し、弾性変形して被係合部48の内方へ進入する。そして、係合部72の鉤部分が被係合部48を抜け出ると、弾性変形する前の形状に復元し、係合部72の鉤部分が被係合部48に引っ掛かるように係止する。
このように、固定部材70を収納部材40に取り付けることによって、収納部材40の内側面40a側開口部分の一部が、固定部材70により被覆される。
これにより、図5(c)に示すように、固定部材70の取り付けによって被覆されない部分(窓部49)においては、遊技者がスロットマシン1の前面側から見たときに導光部材61の発光を視認することができる。このことから、導光部材61(環状部分)のみを見せることで、スロットマシン1の前面側の限られたスペースを利用しながらも、あたかも大きいスピーカを備えているかのような感覚を遊技者に与えることができる。
その一方で、固定部材70の取り付けによって、擬似装飾部60のうち導光部材61(環状部分)以外の部分である連結部63が隠れるため、固定部材70を取り付けない場合に、本来の形状(D字形状)で見えてしまうのを、あたかも円環状に一つながりとなっているかのように見せることができる。
一方、収納部材40の裏面40b側においては、スピーカ8及び保護板85を収納部材40に取り付ける。
具体的には、収納部材40の開口42の位置に合わせて、保護板85を配置し、その後方からカバー83にスピーカ本体80を収納した状態のスピーカ8を配置する。そして、
ネジ87をスピーカ用ネジ挿入孔84から挿入し、裏面40bに設けられた図示しないネジ孔に螺着することで、収納部材40にスピーカ8と保護板85を取り付ける(図6参照)。
これにより、演出ユニット30が完成する。
このように完成した演出ユニット30(図6参照)は、上述したように、表示ユニット20(被取付部22)に着脱可能に取り付けられる。
これにより、必要に応じて、発光形態の異なる導光部材61が収納された他の演出ユニット30と交換することができ、演出態様が選択可能となり、多彩な演出を行うことができる。
また、スピーカ8やLED51等の各部材が故障や破損した場合には、他の演出ユニット30と取り替えることにより、各部材を個々に取り外して修理する必要がなく、容易に交換することができる。
また、本実施形態の演出ユニット30は、図6等に示すように、スピーカ8を収納部材40の後方に配置する構造とするため、スロットマシン1の前面側とスピーカ8との距離が大きくなる。
その結果、スロットマシン1の前面側から不正具が内部に差し込まれたとしても、スピーカ8への到達が困難なため、スピーカ8に対する破壊等の不正行為を予防することができる。
次に、演出ユニット30の動作について説明する。
まず、遊技の進行にもとづいてスピーカ8から出力される音に同期するように、LED51が、演出制御部により制御されて、所定の色,強度,タイミングで発光する。そして、このLED51が出射した光が、発光部材61の端部62に入射されて、発光部材61が発光する。
このとき、発光部材61は、あたかもスピーカの輪郭ように発光し、さらに、導光部材61の近傍から音が出力されるので、一見、遊技者は、実際に備えられているスピーカが発光しているような感覚を得ることになる。
また、導光部材61が、通常用いられるスピーカ(小型のスピーカ)の輪郭よりも大きい形又は複数のスピーカを備えているかのように発光するので、遊技者の興味を引き付けることができる。
さらに、演出ユニット30は、スピーカ8から出力された音を遮ることなく遊技者に確実に伝える。
これは、スピーカ8から出力された音が、保護板85の透音孔86、収納部材40の開口42、収納部材40内(伝播空間K)、表示ユニット20の表示窓21、枠部材10の開口12を通って、スロットマシン1の前面側へ伝播することができるからである。このように、スピーカ8を収納部材40の後方に配置する構造とした場合でも、スピーカ8の持つ機能を提供することができる。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、実際に遊技機に備えられたスピーカと異なる形状を表す発光形態を有し、この発光形態をあたかも大型スピーカ又は複数のスピーカのような形態とすることで、遊技者にあたかも迫力ある音が出力される大型スピーカ又は複数のスピーカを備えているかのような視覚的な感覚を与え、遊技機に対して興味を引き付けることで、遊技への興趣を高めることができる。
これに対して、従来の遊技機では、次のような問題があった。
遊技機の前面側には聴覚的な演出を行うためのスピーカが取り付けられている。ただし、遊技機の前面側は、遊技を行うために必要な機器(例えば、表示装置や操作部)が数多く設けられている。このため、多くの機器が設けられる遊技機の前面側において、スピーカの設置スペースは、自ずと制限されるようになり、実際には、スピーカが1つのみ設けられていたり、あるいは、小型のスピーカを複数設けたりしているのが実情となっている。
ところが、遊技者の立場からすると、1つのみ設けられたスピーカや小型のスピーカから出力された効果音を聴きながら遊技を行うよりも、複数設けられたスピーカや大型のスピーカから出力された、迫力のある効果音が聴ける遊技機で遊技を行いたいと思うことがある。
また、上述した特許文献1に記載の技術においては、次のような問題があった。
特許文献1に記載の遊技機は、スピーカの外周形状に沿って光源や導光部材を配置するとともに、光源から出射される光をスピーカの振動板に反射させることで、視覚的な演出を実現していた。
ところが、特許文献1に記載の遊技機は、その発光形態がスピーカの形状に依存したものとなっており、スピーカの外周形状や振動板の形状に起因する単調な演出しか実現できないことから、演出の多様性に欠けるものとなっていた。
さらに、上述したように、従来の遊技機には、1つのスピーカあるいは小型のスピーカが設けられているのが実情であるため、特許文献1に記載された遊技機では、1つのスピーカあるいは小型のスピーカの形状に依った発光形態を有することになる。これによって、この発光形態を見た遊技者は、この遊技機には通常用いられるスピーカ(1つあるいは小型のスピーカ)が備えられていると認識するので、この遊技機に対して特別に興味を引き付けられるようなことがなかった。
これに対して、本発明によれば、少なくともスピーカの輪郭よりも大きい形又はスピーカの数量よりも多い数量のように発光するので、遊技者にあたかも大型スピーカ又は複数のスピーカを備えているかのような視覚的な感覚を与えることができ、遊技への興趣を高めることができる。
以上、本発明の遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
上述した実施形態では、演出ユニット30は、前扉1bの上部に取り付けられる場合で説明したが、これに限らず、遊技者の視聴し得る位置であれば任意の位置に配置することができる。例えば、前扉1bの下部に取り付けることもできる。
また、収納部材40内において導光部材61の位置を変更可能な構成としてもよい。この場合には、例えば、導光部材61を連結部63から着脱可能とし、さらに、LED基板50上に実装したLED51の位置ごとに端部62を配置可能な構成とする。これにより、一の演出ユニット30内で多種多様な形状で演出を実現することができる。
また、上述した実施形態では、図4等に示すように、発光部が導光部材61の場合で説明したが、これに限らず、任意の部材とすることができる。例えば、一つながりの線を表すようにLEDが配置されたLED基板を発光部として用いてもよい。この場合、LED基板には、スピーカから出力される音を通すための透音孔を設けることが好ましい。あるいは、環状に形成したネオン管を発光部として用いてもよい。
1 スロットマシン(遊技機)
2 演出部
8 スピーカ
81 振動板
85 保護板
30 演出ユニット
40 収納部材
42 開口
49 窓部
50 LED基板
51 LED
60 擬似装飾部
61 導光部材(発光部)
62 端部
70 固定部材
K 伝播空間

Claims (5)

  1. 所定の音を出力するスピーカと、
    前記スピーカの前方に配置され、環状に形成される発光部と、を備え、
    前記発光部として、前記スピーカの数量よりも多い数量である複数の発光部が並んで設けられ、
    前記複数の発光部のうち、
    一の発光部は前記スピーカの配置領域の前方であって、当該スピーカ配置領域の一側部寄りに設けられ、
    他の発光部は前記スピーカの配置領域の前方であって、当該スピーカ配置領域の他側部寄りに設けられる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光部を発光させる発光手段を備え、
    前記スピーカから出力される音の種類に対応して前記複数の発光手段の発光色を異ならせる
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記発光部を発光させる発光手段を備え、
    前記スピーカから出力される音の種類に対応して前記複数の発光手段の輝度を異ならせる
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記発光部は、一部を欠いた環状に形成され、
    欠いた部分以外の環状部分が前記遊技機の前面側から見たときに視認可能な位置になるように、かつ、欠いた部分が前記遊技機の前面側から見たときに隠れるように、前記発光部を配置した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記スピーカの前方には、当該スピーカの前方を覆うとともに、複数の透音孔を有する板状部材が配置され、
    前記発光部は、前記板状部材の前方に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
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