JP6217787B1 - 健康管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】動物のストレス状態及び健康状態をより正確に把握することができる健康管理システムを提供する。【解決手段】健康管理システムは、入力装置9、心拍測定部4、体温測定部5、歩数測定部6、データ処理装置3及び表示制御部8を備える。データ処理装置3は、入力装置9から入力された身体言語情報、心拍測定部4によって測定された心拍、体温測定部5によって測定された体温及び歩数測定部6によって測定された歩数に基づいて、動物のストレス状態及び健康状態を特定する。【選択図】図5

Description

この発明は、動物の健康を管理するシステムに関する。
近年のストレス社会及び少子高齢化社会を背景に、ペットに癒しを求めたりペットを家族の一員として受け入れたりするペット共生社会への移行が進んでいる。また、人とペットとの関係も愛玩動物としての「飼う・飼われる」といった関係から「家族・パートナー」といった関係に変化している。ペットに対して「コンパニオンアニマル(伴侶動物)」という呼び名も広まりつつある。
一方、ペットの高齢化が進み、ペットの健康に対する意識も高まっている。ペットの健康を維持するためには、ペットの様子に変化が生じていることを早期に把握することが重要である。そのためには、ペットの現在の状態を的確に把握しなければならない。
特許文献1に、ペットの健康を管理するためのシステムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムでは、ペットの状態を示す情報が取得される。例えば、ペットの状態を示す情報として心拍数が取得される。特許文献1に記載されたシステムでは、取得した情報に基づいて、ペットが健康であるか否かが判定される。
特開2006−42670号公報
ペットが病気になると、ペットの心拍数が増加する。しかし、ペットが病気になっていなくても、例えばペットが嬉しくて興奮している場合或いはストレスがかかっている場合にペットの心拍数は増加する。このため、単に心拍数の変化を見ただけでは、ペットの様子を正しく判断できないことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、動物のストレス状態及び健康状態をより正確に把握することができる健康管理システムを提供することである。
この発明に係る健康管理システムは、動物の身体言語情報を入力するための入力手段と、動物の心拍を測定する心拍測定手段と、動物の体温を測定する体温測定手段と、動物の歩数を測定する歩数測定手段と、入力手段から入力された身体言語情報、心拍測定手段によって測定された心拍、体温測定手段によって測定された体温及び歩数測定手段によって測定された歩数に基づいて、動物のストレス状態及び健康状態を特定するデータ処理手段と、データ処理手段によって特定されたストレス状態及び健康状態を表示器に表示させる表示制御手段と、を備える。
この発明に係る健康管理システムはデータ処理手段を備える。データ処理手段は、入力手段から入力された身体言語情報、心拍測定手段によって測定された心拍、体温測定手段によって測定された体温及び歩数測定手段によって測定された歩数に基づいて、動物のストレス状態及び健康状態を特定する。この発明に係る健康管理システムであれば、動物のストレス状態及び健康状態をより正確に把握することができる。
この発明の実施の形態1における健康管理システムの例を示す図である。 図1に示す健康管理システムの機能ブロック図である。 図1に示す健康管理システム内のデータの流れを示す図である。 身体言語情報の入力方法を説明するための図である。 データ処理装置の機能を説明するための図である。 身体言語からストレス指標への変換例を示す図である。 ペットの心拍変動の例を示す図である。 心拍変動の周波数特定を示す図である。 ストレスの総合判定処理の例を示すフローチャートである。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における健康管理システムの例を示す図である。図2は、図1に示す健康管理システムの機能ブロック図である。図3は、図1に示す健康管理システム内のデータの流れを示す図である。健康管理システムは、動物、例えばペットの健康を管理するために使用される。健康管理システムは、例えば生体情報測定装置1、操作端末2及びデータ処理装置3を備える。
生体情報測定装置1は、ペットの生体情報を測定する。生体情報は、例えば心拍、体温及び歩数である。図2は、生体情報測定装置1が心拍測定部4、体温測定部5及び歩数測定部6を備える例を示す。
心拍測定部4は、ペットの心拍を測定する。心拍測定部4によって測定された心拍の情報は、データ処理装置3に入力される。体温測定部5は、ペットの体温を測定する。体温測定部5によって測定された体温の情報は、データ処理装置3に入力される。歩数測定部6は、ペットの歩数を測定する。歩数測定部6によって測定された歩数の情報は、データ処理装置3に入力される。生体情報測定装置1による生体情報の測定は、例えば一定の周期で行われる。
図1は、ペットの首輪に生体情報測定装置1を設ける例を示す。ペットの胴輪に生体情報測定装置1を設けても良い。図1は、生体情報測定装置1がペットに接触した状態で生体情報を測定する例を示す。生体情報測定装置1が接触することがペットに過度なストレスを与えるのであれば、ペットの生体情報を非接触で測定しても良い。例えば、ペット用のマットに生体情報測定装置1を設けても良い。
図1は、心拍測定部4、体温測定部5及び歩数測定部6が1つの装置に備えられる例を示す。生体情報測定装置1が備える機能を複数の装置で実現しても良い。例えば、心拍測定部4を備える装置と体温測定部5を備える装置とを別の場所に設けても良い。
操作端末2は、例えば表示器7、表示制御部8及び入力装置9を備える。図1は、操作端末2がペットの飼い主が所有するスマートフォンである例を示す。操作端末2は据付型の装置でも良い。
表示器7は、表示制御部8によって制御される。入力装置9は、飼い主がペットに関する情報を入力する際に使用される。操作端末2がスマートフォンである場合、操作端末2は、例えばタッチパネル式の入力装置9を備える。入力装置9は複数の釦を備えても良い。
例えば、飼い主は、入力装置9からペットの身体言語情報を入力する。動物は、目、耳、口、しっぽ、ひげ及び毛等の動きによって気持ち及び感情を表現する。身体言語(ボディランゲージ)は、動物がコミュニケーションをとるための重要な手段である。入力装置9から入力された身体言語情報は、データ処理装置3に入力される。
図4は、身体言語情報の入力方法を説明するための図である。図4は、予め複数の選択肢が用意され、飼い主が選択肢の中の一つを選ぶことによって身体言語情報を入力する例を示す。例えば、表示制御部8は、身体言語情報に対応するペットの図柄と入力を促す案内とを表示器7に表示させる。図4は、16種類の選択肢、即ち16種類の図柄が表示器7に表示される例を示す。飼い主は、現在のペットの様子に最も近い図柄を選択することにより、その図柄に対応する身体言語情報を入力装置9から入力することができる。
身体言語情報の入力方法は上記例に限定されない。表示制御部8は、図4に示すようなマトリクス表ではなく、文字等による単なる選択肢の一覧を表示器7に表示させても良い。
図5は、データ処理装置3の機能を説明するための図である。データ処理装置3には、図3に示すように、入力装置9から身体言語情報が入力される。また、心拍測定部4から心拍の情報が入力される。体温測定部5から体温の情報が入力される。歩数測定部6から歩数の情報が入力される。データ処理装置3は、入力された情報に基づいて動物のストレス状態と健康状態とを特定する。表示制御部8は、データ処理装置3によって特定されたストレス状態と健康状態とを表示器7に表示させる。以下に、図5等を参照し、データ処理装置3が有する機能について具体的に説明する。
<処理0:特徴量の抽出>
図5に示す処理0は、心拍測定部4によって測定された心拍の特徴量を抽出する処理である。データ処理装置3は、例えば心拍測定部4によって測定された心拍の経時変化から心拍変動と心拍数とを特定する。図5は、データ処理装置3が処理0の機能を有する例を示す。処理0の機能は生体情報測定装置1に備えられても良い。かかる場合、生体情報測定装置1は、特定した心拍変動の情報と心拍数の情報とをデータ処理装置3に出力する。
図5に示す処理1−1、処理1−2及び処理1Tは、データ処理装置3がペットのストレス状態を特定するための処理である。データ処理装置3は、入力装置9から入力された身体言語情報と処理0で特定した心拍変動とに基づいて、ペットのストレス状態を特定する。
<処理1−1:ストレス指標1の算出>
図5に示す処理1−1は、入力装置9から入力された身体言語情報をストレス特性として数値化する処理である。データ処理装置3は、身体言語情報の数値化処理によってストレス指標1を得る。
図6は、身体言語からストレス指標1への変換例を示す図である。図6(a)は、猫の身体言語情報を入力するために表示器7に表示される図柄の例を示す。図6(a)に示す例では、16種類の図柄が4列×4行に配置される。16種類の図柄のうち左上に配置された図柄は、最もストレスがない状態を示す。また、右にある図柄ほど攻撃性が高いことを示し、下にある図柄ほど恐怖及び服従性が高いことを示す。
図6(b)は、攻撃性のレベルをA1〜A4の4段階に設定し、恐怖及び服従性のレベルをF1〜F4の4段階に設定した例を示す。F1行の恐怖性は0である。A1列の攻撃性は0である。猫に関して言えば、攻撃性より恐怖性の方がストレス特性に与える影響度が大きい。このため、攻撃性のレベルが高くなった時より恐怖性が高くなった時の方がストレス指標1の増分が大きくなるように値を設定することが望ましい。
図6(b)は、下記規則に従って各図柄に対するストレス指標1を設定する例を示す。
・最もストレスがない状態(F1,A1)のストレス指標1の値を0とする。
・F1行では、攻撃性のレベルが1つ上がる毎にストレス指標1の値を1だけ上げる。
・A1列では、F2のストレス指標1の値を2とする。
・A1列のF3以降では、1つ下のレベルのストレス指標1の値を2倍した値をストレス指標1の値とする。例えば、A1列のF4のストレス指標1の値は、F3のストレス指標1の値(=4)の2倍の値(=8)である。
・その他のストレス指標1の値は、攻撃性について1つ下のレベルのストレス指標1の値と恐怖及び服従性について1つ下のレベルのストレス指標1の値との和とする。例えば、(F3,A4)のストレス指標1の値は、攻撃性について1つ下のレベル(F3,A3)のストレス指標1の値(=12)と、恐怖及び服従性について1つ下のレベル(F2,A4)のストレス指標1の値(=8)との和(=20)である。
図6は、表示器7に表示される選択肢に予め数値を設定しておき、飼い主が選択した選択肢に設定されている数値をストレス指標1とする例を示す。ストレス指標1を算出する方法は図6に示す例に限定されない。また、図4及び図6(a)に示す猫の図柄は表示器7に表示される選択肢の一例である。身体言語には様々な形態がある。身体言語の種類に応じた多数の選択肢を用いる場合は、各選択肢からストレス指標1を特定するための変換表を用意しておけば良い。変換表に登録されている図柄及び数値を後から変更できるようにしても良い。
<処理1−2:ストレス指標2の算出>
図5に示す処理1−2は、処理0で特定した心拍変動をストレス特性として数値化する処理である。データ処理装置3は、心拍変動の数値化処理によってストレス指標2を得る。
図7は、ペットの心拍変動の例を示す図である。図7は、処理0でデータ処理装置3が特定した心拍変動の例を示す。図8は、心拍変動の周波数特性を示す図である。図8は、図7に示す心拍変動をパワースペクトル解析することによって得られた周波数特性を示す。データ処理装置3は、例えば処理0で特定した心拍変動をパワースペクトル解析し、その解析結果からストレス指標2を得る。
図8に示すLF領域は、特定周波数f_thより低い周波数の領域である。動物がストレスを感じると、図8に示すLF領域の面積が増加する。図8に示すHF領域は、特定周波数f_thより高い周波数の領域である。動物がリラックスしていると、図8に示すHF領域の面積が増加する。データ処理装置3は、例えば比LF/HFを算出する。比LF/HFは、解析結果の周波数f_Lから特定周波数f_thまでの積分値に対する特定周波数f_thから周波数f_Hまでの積分値の比である。データ処理装置3は、算出した比LF/HFをストレス指標2とする。動物がストレスを感じるほど、比LF/HFの値は大きくなる。動物がリラックスするほど、比LF/HFの値は小さくなる。このため、比LF/HFの時間変化を監視することにより、ペットの相対的なストレス状態、即ちいつもと違う状態であるか否かを判断することができる。なお、周波数f_Lは特定周波数f_thより低い周波数である。周波数f_Hは特定周波数f_thより高い周波数である。
<処理1T:ストレスの総合判定>
図5に示す処理1Tは、処理1−1及び処理1−2の結果からペットのストレス状態を特定し、特定したストレス状態を自然言語に変換する処理である。データ処理装置3は、処理1−1で得られたストレス指標1と処理1−2で得られたストレス指標2とに基づいてペットのストレス状態を特定する。また、処理1Tで特定されたストレス状態の情報は、操作端末2に送信される。操作端末2では、表示制御部8が処理1Tで特定されたストレス状態を表示器7に表示させる。
例えば、データ処理装置3は、処理1−2で得られたストレス指標2に基づいてペットがいつもと違う状態であるか否かを特定する。表示制御部8は、データ処理装置3が特定した結果に基づいて、ペットにストレスがかかっている状態か否かを表示器7に表示させる。また、データ処理装置3は、ストレス指標1及びストレス指標2の組み合わせに基づいて、例えばペットにかかっているストレスの強さとストレスの要因とを特定する。かかる場合、例えば、ストレス指標1及びストレス指標2の組み合わせからストレスの強さとストレスの要因とを特定するための対応表がデータ処理装置3に予め登録される。ストレスの強さは、例えばペットにどのくらいストレスがかかっているのかを示す情報である。また、ストレスの要因とは、例えばペットが恐怖心を持っているのか攻撃的になっているのかを示す情報である。表示制御部8は、データ処理装置3が特定した結果に基づいて、ストレスの強さとその要因とを表示器7に表示させる。
図9は、ストレスの総合判定処理の例を示すフローチャートである。図9は、入力装置9から入力される新たな情報及び過去の事例も考慮してデータ処理装置3がストレス状態を特定する例を示す。例えば、データ処理装置3は、ストレス指標2からペットがいつもと違う状態であることを判定する。表示制御部8は、ペットがいつもと違う状態であることがデータ処理装置3によって判定されると、ペットに最近生じた事象を飼い主に入力してもらうためのメッセージを表示器7に表示させる。例えば、表示制御部8は「○○(ペットの名前)ちゃんにストレスがかかっています。直前に何かありましたか?」といったメッセージを表示器7に表示させる(S1)。
表示器7の表示を見た飼い主は、例えば直前にあった人の動作を入力装置9から入力する(S2)。飼い主は、直前にあったペットの動作を入力装置9から入力しても良い。飼い主は、人の動作及びペットの動作の双方を入力装置9から入力しても良い。入力装置9から入力された情報は、データ処理装置3に送信される。データ処理装置3は、例えばストレス指標1及び2だけでなく入力装置9から新たに入力された情報も考慮してストレスの要因を特定する(S3)。データ処理装置3は、過去に入力装置9から入力された情報を蓄積しておき、頻度の高い動作をストレスの要因として推定しても良い(S4)。表示制御部8は、データ処理装置3が特定したストレスの要因を表示器7に表示させる。例えば、表示制御部8は「××がストレスの原因かも知れません」といったメッセージを表示器7に表示させる(S5)。
図5に示す処理2−1、処理2−2、処理2−3及び処理2Tは、データ処理装置3がペットの健康状態を特定するための処理である。データ処理装置3は、処理0で特定した心拍数と体温測定部5によって測定された体温と歩数測定部6によって測定された歩数とに基づいて、ペットの健康状態を特定する。
<処理2−1:健康指標1の算出>
図5に示す処理2−1は、処理0で特定した心拍数を健康特性として数値化する処理である。データ処理装置3は、心拍数の数値化処理によって健康指標1を得る。データ処理装置3は、例えば、特定した心拍数の変化量を健康指標1とする。
<処理2−2:健康指標2の算出>
図5に示す処理2−2は、体温測定部5によって測定された体温を健康特性として数値化する処理である。データ処理装置3は、体温の数値化処理によって健康指標2を得る。データ処理装置3は、例えば体温測定部5によって測定された体温の経時変化から体温の変化量を算出する。データ処理装置3は、算出した体温の変化量を健康指標2とする。
<処理2−3:健康指標3の算出>
図5に示す処理2−3は、歩数測定部6によって測定された歩数を健康特性として数値化する処理である。データ処理装置3は、歩数の数値化処理によって健康指標3を得る。データ処理装置3は、例えば歩数測定部6によって測定された歩数の経時変化から歩数の変化量を算出する。データ処理装置3は、算出した歩数の変化量を健康指標3とする。
表1は、ペットの心拍数、体温及び歩数において特に注意すべき変化をまとめたものである。本実施の形態に示す例では、心拍数の変化量、体温の変化量及び歩数の変化量を健康指標として採用する。このため、健康指標から表1に示すような注意すべき変化を特定できる。
Figure 0006217787
<処理2T:健康の総合判定>
図5に示す処理2Tは、処理2−1、処理2−2及び処理2−3の結果からペットの健康状態を特定し、特定した健康状態を自然言語に変換する処理である。データ処理装置3は、処理2−1で得られた健康指標1と処理2−2で得られた健康指標2と処理2−3で得られた健康指標3とに基づいてペットの健康状態を特定する。また、処理2Tで特定された健康状態の情報は、操作端末2に送信される。操作端末2では、表示制御部8が処理2Tで特定された健康状態を表示器7に表示させる。
表1に示されているように、データ処理装置3は、心拍数の変化量からだけでもペットの健康状態が注意すべき状態であることを判定できる。表1は、健康指標1に対して心拍数の変化量に応じた3段階のレベル(急激な増加、正常及び急激な低下)が設定されている例を示す。例えば、データ処理装置3は、処理2−1で特定した心拍数の変化量と予め設定された基準範囲とを比較する。データ処理装置3は、心拍数の変化量が基準範囲を超えていれば、心拍数が急激に増加していることを判定する。データ処理装置3は、心拍数の変化量が基準範囲を下回っていれば、心拍数が急激に低下していることを判定する。データ処理装置3は、心拍数の変化量が基準範囲内であれば、心拍数が正常であることを判定する。
同様に、データ処理装置3は、体温の変化量からだけでもペットの健康状態が注意すべき状態であることを判定できる。表1は、健康指標2に対して体温の変化量に応じた3段階のレベル(急激な上昇、正常及び急激な下降)が設定されている例を示す。例えば、データ処理装置3は、処理2−2で特定した体温の変化量と予め設定された基準範囲とを比較する。データ処理装置3は、体温の変化量が基準範囲を超えていれば、体温が急激に上昇していることを判定する。データ処理装置3は、体温の変化量が基準範囲を下回っていれば、体温が急激に下降していることを判定する。データ処理装置3は、体温の変化量が基準範囲内であれば、体温が正常であることを判定する。
データ処理装置3は、歩数の変化量からだけでもペットの健康状態が注意すべき状態であることを判定できる。表1は、健康指標3に対して歩数の変化量に応じた2段階のレベル(正常及び急激な減少)が設定されている例を示す。例えば、データ処理装置3は、処理2−3で特定した体温の変化量と予め設定された基準値とを比較する。データ処理装置3は、歩数の変化量が基準値を下回っていれば、歩数が急激に減少していることを判定する。データ処理装置3は、歩数の変化量が基準値以上であれば、歩数が正常であることを判定する。
データ処理装置3は、ペットの健康状態を更に精度良く判定するため、健康指標1のレベルと健康指標2のレベルと処理2−3のレベルとの組み合わせからペットの健康状態を特定する。表2は、データ処理装置3が上記組み合わせからペットの健康状態を特定するための対応表の例を示す。
Figure 0006217787
表2は、危険信号の数に応じて注意レベルが設定された例を示す。例えば、3個の危険信号D1、D4及びD5を含むNo.18の注意レベルは3である。2個の危険信号D2及びD4を含むNo.25の注意レベルは2である。表2は、注意レベルが高いほど注意が必要な状態である例を示す。データ処理装置3には、ペットの健康状態として、獣医学の観点から推定される内容が注意レベルに応じて登録される。表示制御部8は、データ処理装置3が注意レベルを特定すると、例えば特定された注意レベルに対応する獣医学上のメッセージを表示器7に表示させる。
表1及び表2は、健康指標1及び2に対して3段階のレベルを設定し、健康指標3に対して2段階のレベルを設定する例を示す。これはレベル設定の一例である。健康指標1及び2に対して2段階或いは4段階以上のレベルを設定しても良い。例えば、注意レベルに対する危険信号D1の寄与度と危険信号D2の寄与度とは同じでなくても良い。同様に、注意レベルに対する危険信号D3の寄与度と危険信号D4の寄与度とは同じでなくても良い。また、健康指標3に対して3段階以上のレベルを設定しても良い。
本健康管理システムであれば、動物、例えばペットのストレス状態及び健康状態をより正確に把握することができる。本健康管理システムでは、ペットの健康状態だけでなくストレス状態が表示器7に表示される。このため、飼い主はペットがストレスに感じている要因を容易に知ることができる。飼い主は、表示器7に表示された内容を見て、病気に繋がり得るストレスを早期に排除することができる。
本健康管理システムでは、入力装置9から入力された身体言語情報を用いてペットのストレス状態を特定する。例えば、ストレス指標1及びストレス指標2の組み合わせに基づいて、ストレスの強さとストレスの要因とが特定される。このため、ペットのストレス状態を精度良く判定することができ、飼い主はペットのストレス状態をより詳しく知ることができる。
また、本実施の形態に示す例では、心拍変動をパワースペクトル解析した結果からストレス指標2を得る。このため、ペットがストレスを感じている状態なのかリラックスしている状態なのかを適切に判定できる。
本実施の形態に示す例では、ペットの健康状態を特定するために、入力装置9から入力された身体言語情報を利用していない。これは一例である。入力装置9から入力された身体言語情報を用いてペットの健康状態を特定しても良い。例えば、特定の身体言語情報が入力装置9から入力された場合は、心拍数の変化量等に関わらず健康に問題はないと判定しても良い。
本実施の形態に示す例では、数値化処理によって得られたストレス指標1及び2と健康指標1、2及び3とを用いてペットのストレス状態及び健康状態を特定する。多次元の情報を一次元の情報に集約することにより、ストレス状態及び健康状態を特定するための処理を簡略化できる。また、ストレス状態及び健康状態を表示器7に表示するために必要な時間を短縮できる。
本実施の形態に示す例では、ストレス指標の組み合わせからストレスの強さ及び要因を特定するための対応表がデータ処理装置3に予め登録される。また、健康指標のレベルの組み合わせからペットの健康状態を特定するための対応表がデータ処理装置3に予め登録される。このような対応表を用いることにより、ストレス状態及び健康状態を特定するための処理を簡略化できる。また、ストレス状態及び健康状態を表示器7に表示するために必要な時間を短縮できる。
本実施の形態に示す例では、操作端末2とデータ処理装置3とをそれぞれ独立の装置として説明した。データ処理装置3が有する機能を操作端末2が備えても良い。
符号4−6に示す各部は、生体情報測定装置1が有する機能を示す。生体情報測定装置1は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。生体情報測定装置1は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、各機能を実現する。生体情報測定装置1が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。
また、データ処理装置3は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。データ処理装置3は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、上述した各機能を実現する。データ処理装置3が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。
操作端末2は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。操作端末2は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、上述した各機能を実現する。操作端末2が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。
1 生体情報測定装置
2 操作端末
3 データ処理装置
4 心拍測定部
5 体温測定部
6 歩数測定部
7 表示器
8 表示制御部
9 入力装置

Claims (8)

  1. 動物の身体言語情報を入力するための入力手段と、
    動物の心拍を測定する心拍測定手段と、
    動物の体温を測定する体温測定手段と、
    動物の歩数を測定する歩数測定手段と、
    前記入力手段から入力された身体言語情報、前記心拍測定手段によって測定された心拍、前記体温測定手段によって測定された体温及び歩数測定手段によって測定された歩数に基づいて、動物のストレス状態及び健康状態を特定するデータ処理手段と、
    前記データ処理手段によって特定されたストレス状態及び健康状態を表示器に表示させる表示制御手段と、
    を備えた健康管理システム。
  2. 前記データ処理手段は、前記心拍測定手段によって測定された心拍の情報から動物の心拍変動を特定し、前記入力手段から入力された身体言語情報と特定した心拍変動とに基づいて動物のストレス状態を特定する請求項1に記載の健康管理システム。
  3. 前記データ処理手段は、前記入力手段から入力された身体言語情報を数値化処理して得られた第1ストレス指標と特定した心拍変動を数値化処理して得られた第2ストレス指標とに基づいて、動物のストレス状態を特定する請求項2に記載の健康管理システム。
  4. 前記表示器に表示された選択肢が選択されることによって前記入力手段から動物の身体言語情報が入力され、
    前記データ処理手段は、選択された選択肢に対して予め設定された数値を前記第1ストレス指標とする
    請求項3に記載の健康管理システム。
  5. 前記データ処理手段は、特定した心拍変動をパワースペクトル解析し、その解析結果の第1周波数から第2周波数までの積分値に対する前記第2周波数から第3周波数までの積分値の比を前記第2ストレス指標とし、
    前記第1周波数は前記第2周波数より低い周波数であり、
    前記第3周波数は前記第2周波数より高い周波数である
    請求項3又は請求項4に記載の健康管理システム。
  6. 前記データ処理手段は、前記心拍測定手段によって測定された心拍の情報から動物の心拍数を特定し、特定した心拍数と前記体温測定手段によって測定された体温と前記歩数測定手段によって測定された歩数とに基づいて動物の健康状態を特定する請求項1に記載の健康管理システム。
  7. 前記データ処理手段は、特定した心拍数を数値化処理して得られた第1健康指標と前記体温測定手段によって測定された体温を数値化処理して得られた第2健康指標と前記歩数測定手段によって測定された歩数を数値化処理して得られた第3健康指標とに基づいて、動物の健康状態を特定する請求項6に記載の健康管理システム。
  8. 前記第1健康指標に対して心拍数の変化量に応じた複数のレベルが設定され、
    前記第2健康指標に対して体温の変化量に応じた複数のレベルが設定され、
    前記第3健康指標に対して歩数の変化量に応じた複数のレベルが設定され、
    前記データ処理手段に、前記第1健康指標のレベル、前記第2健康指標のレベル及び前記第3健康指標のレベルの組み合わせから動物の健康状態を特定するための対応表が記憶された請求項7に記載の健康管理システム。
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