JP2009165416A - ペットの生体データ計測システム - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触でペットにストレスを与えることなく、異常を検知することのできるペットの生体データ計測システムを提供する。
【解決手段】自然の状態で暮らすペットに対し積極的に刺激を与えるなどの方法で視線を引き付け、顔画像を撮影し、この画像データから、瞳孔の大きさ、目の温度、鼻の光沢度の少なくとも1つの生体データを抽出することで、ペットの健康状態を判断できるようにしたものである。これにより、ペットが快適で心地よい普通の暮らしを確保しながら、異常検出を可能にするものである。また、データ量の低減を図ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】自然の状態で暮らすペットに対し積極的に刺激を与えるなどの方法で視線を引き付け、顔画像を撮影し、この画像データから、瞳孔の大きさ、目の温度、鼻の光沢度の少なくとも1つの生体データを抽出することで、ペットの健康状態を判断できるようにしたものである。これにより、ペットが快適で心地よい普通の暮らしを確保しながら、異常検出を可能にするものである。また、データ量の低減を図ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ペットの生体データ計測システムに係り、特に、ペットに精神的ストレスを与えることなく、ペットの精神状態を診断することのできるペットの生体データ計測システムに関する。
ペットと暮らす人は多くなってきてはいるが、人のように言葉をあやつることのできないペットとのコミュニケーションは困難であることも多い。したがって、ペットの状態を客観的に捉え、ペットの精神状態の異常をはじめ、ペットの健康状態の異常を早期に検知することができる、診断システムの実現が急務となっている。
ペットの影響を管理するために、体温データを検出し、体温データに基づいて基礎代謝量を算出する方法を用いた犬用健康管理システムが提案されている(特許文献1)。
また、ペットの標準の健康状態を蓄積する標準データベースを具備し、日々のペットの健康情報を対象データベースとして蓄積することで、この対象データベースと標準データベースとを比較し、解析することでペットの健康状態を分析するペット用健康分析装置も提案されている(特許文献2)。
さらにまた、現在のストレス社会で問題になっている心因性疾病患者の増大を防ぐべく、被診断者の顔を撮影し、撮影した顔画像から、患者の疾病を早期に検知する診断支援装置も提案されている(特許文献3)。
上記特許文献1、2は、ペットの健康管理のために有用な装置であるが、いずれの装置においても、データの収集がもっとも大きな課題であり、データ入力は手入力で行われている。
また、特許文献3では、顔画像を用いて疾病診断を行うものであるが、ペットの顔画像を取得するのは人間のように簡単ではない。
あちこち動き回るペットの顔画像を撮影するのは極めて困難であり、いろいろな方向に撮像領域を持つように多数個のカメラを設置しなければならず、またどのカメラを稼動するかの判断も困難であり、現実的ではないという問題がある。
そこで、首輪など、ペットに接触するものにセンサを取り付け、ペットにより近い位置で撮影する方法も考えられる。しかしながら、ペットの肉体に接触してセンサを取り付けることでペットに与えるストレスは大きく、ペットが飼い主とともに心地よい暮らしを維持するなかで、異常診断を検知することのできるシステムが求められている。
また、処理データも膨大であり、寂しい、辛いなどメンタル面の状態を綿密に検知するのは極めて困難であった。
また、特許文献3では、顔画像を用いて疾病診断を行うものであるが、ペットの顔画像を取得するのは人間のように簡単ではない。
あちこち動き回るペットの顔画像を撮影するのは極めて困難であり、いろいろな方向に撮像領域を持つように多数個のカメラを設置しなければならず、またどのカメラを稼動するかの判断も困難であり、現実的ではないという問題がある。
そこで、首輪など、ペットに接触するものにセンサを取り付け、ペットにより近い位置で撮影する方法も考えられる。しかしながら、ペットの肉体に接触してセンサを取り付けることでペットに与えるストレスは大きく、ペットが飼い主とともに心地よい暮らしを維持するなかで、異常診断を検知することのできるシステムが求められている。
また、処理データも膨大であり、寂しい、辛いなどメンタル面の状態を綿密に検知するのは極めて困難であった。
人間と同様にペットの場合にも、寂しい、辛いなど、メンタル状態が悪いと、食欲不振につながったり、病気を誘起したりすることもあり、メンタル情報(感情情報)を綿密に検知する必要があった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、非接触でペットにストレスを与えることなく、異常を高感度で検知することのできるペットの生体データ計測システムを提供することを目的とする。
またメンタル面の状態をも簡単に検知することができるペットの生体データ計測システムを提供することを特徴とする。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、非接触でペットにストレスを与えることなく、異常を高感度で検知することのできるペットの生体データ計測システムを提供することを目的とする。
またメンタル面の状態をも簡単に検知することができるペットの生体データ計測システムを提供することを特徴とする。
そこで本発明のペットの生体データ計測システムは、自然の状態で暮らすペットに対し積極的に刺激を与えるなどの方法で視線を引き付け、顔画像を撮影し、この画像データから、瞳孔の大きさ、目の温度、鼻の光沢度の少なくとも1つの生体データを抽出することで、ペットの健康状態を判断できるようにしたものである。これにより、ペットが快適で心地よい普通の暮らしを確保しながら、異常検出を可能にするものである。また、データ量の低減を図ることができる。
すなわち、本発明のペットの生体データ計測システムは、ペットの視線を引き付ける視線引付部と、ペットの顔画像データを取得する顔画像データ取得部と、測定された顔画像データから所望の生体データを抽出する生体データ抽出部とを具備したことを特徴とする。
この構成により、ペットが感知しうる領域内で、ペットに刺激を与え、ペットの視線を引き付けることで、ペットがカメラなどの撮像装置に顔を向けたところで画像を取得するため、非接触で、ペットにストレスを与えることなく常時効率よくデータ取得を行うことが可能である。またあらかじめ、種々の状態のペットに対して状態を取得しておくことで、その比較により、極めて効率よくペットの異常検出を行うことが可能となる。したがってデータの処理量の低減をはかることができる。ここで刺激とは、ペットの五感のいずれかに与えうる刺激をいうものとする。
この構成により、ペットが感知しうる領域内で、ペットに刺激を与え、ペットの視線を引き付けることで、ペットがカメラなどの撮像装置に顔を向けたところで画像を取得するため、非接触で、ペットにストレスを与えることなく常時効率よくデータ取得を行うことが可能である。またあらかじめ、種々の状態のペットに対して状態を取得しておくことで、その比較により、極めて効率よくペットの異常検出を行うことが可能となる。したがってデータの処理量の低減をはかることができる。ここで刺激とは、ペットの五感のいずれかに与えうる刺激をいうものとする。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、前記視線引付部はペットが感知しうる領域内で、前記ペットに反応を与えうる刺激を発生する刺激発生部を具備したものを含む。
この構成により、効率よくペットが顔を顔画像データ取得部に向けることができる。
この構成により、効率よくペットが顔を顔画像データ取得部に向けることができる。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、前記生体データ抽出部の出力を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された記憶データと、前記生体データ抽出部で収集されたデータとを比較する比較部とを具備し、前記比較部の出力に応じてペットの状態を診断するものを含む。
この構成により、自身の過去データと比較するため、個体ばらつきに寄らず、異常を検知することができる。また長期間、データを蓄積することによって加齢による平常状態の変化にも対応することが可能となる。
この構成により、自身の過去データと比較するため、個体ばらつきに寄らず、異常を検知することができる。また長期間、データを蓄積することによって加齢による平常状態の変化にも対応することが可能となる。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、前記刺激発生部は、画像、光、音、香りのいずれかを発生するものを含む。
この構成により、ペットの状態、およびともに暮らす人の状態によって、画像、光、音、香りのなかから所望の刺激を選択するようにすればよく、これにより、人に大きな影響を与えることなく、ペットにのみ刺激を与えるようにすることも可能となる。また、犬と猫と両方が暮らすリビングなどで使用する場合には、犬と猫とがそれぞれ別途反応し、他方には反応しないような刺激を選択し、刺激発生タイミングをずらすことで、1つの顔画像データ取得部で両方の感情状態を知得することもできる。
画像の場合は、例えば玄関などで外にでる際に丁度ペットの目線となる高さにこの画像表示装置を設置すれば、その画像表示装置が視線引付部となる。表示物としては、自分の姿、他の犬や猫の画像、餌の画像など、飼い主の判断で個別のペットが特別に興味を示すものを独自に選択して表示をすればより視線引付効果を高めることもできる。光についても、特に個別のペットが好む色の光を照射することで簡単に視線引付を実現することが可能となる。
また、犬や猫は人間などに比べて非常に臭いに対して敏感であり、また興味を示す生物であるため、犬や猫が興味を示しやすい自分と同種の生物の体臭やおしっこの成分、または普段よく食している餌などの臭いの成分を発する構造物を玄関など外にでる際に丁度ペットの目線となる高さ位置に設置すれば、その構造物が視線引付部となる。
さらにまた、犬や猫は人間などに比べて非常に聴覚も発達しており、人間には聞えないような周波数帯域の音に興味を示すことが知られている。従って、玄関などで外にでる際に丁度ペットの頭部が来る高さに特別な周波数帯の音を出すスピーカを設置すれば、そのスピーカが視線引付部となる。
この構成により、ペットの状態、およびともに暮らす人の状態によって、画像、光、音、香りのなかから所望の刺激を選択するようにすればよく、これにより、人に大きな影響を与えることなく、ペットにのみ刺激を与えるようにすることも可能となる。また、犬と猫と両方が暮らすリビングなどで使用する場合には、犬と猫とがそれぞれ別途反応し、他方には反応しないような刺激を選択し、刺激発生タイミングをずらすことで、1つの顔画像データ取得部で両方の感情状態を知得することもできる。
画像の場合は、例えば玄関などで外にでる際に丁度ペットの目線となる高さにこの画像表示装置を設置すれば、その画像表示装置が視線引付部となる。表示物としては、自分の姿、他の犬や猫の画像、餌の画像など、飼い主の判断で個別のペットが特別に興味を示すものを独自に選択して表示をすればより視線引付効果を高めることもできる。光についても、特に個別のペットが好む色の光を照射することで簡単に視線引付を実現することが可能となる。
また、犬や猫は人間などに比べて非常に臭いに対して敏感であり、また興味を示す生物であるため、犬や猫が興味を示しやすい自分と同種の生物の体臭やおしっこの成分、または普段よく食している餌などの臭いの成分を発する構造物を玄関など外にでる際に丁度ペットの目線となる高さ位置に設置すれば、その構造物が視線引付部となる。
さらにまた、犬や猫は人間などに比べて非常に聴覚も発達しており、人間には聞えないような周波数帯域の音に興味を示すことが知られている。従って、玄関などで外にでる際に丁度ペットの頭部が来る高さに特別な周波数帯の音を出すスピーカを設置すれば、そのスピーカが視線引付部となる。
以上説明してきたように、本発明によれば、非接触でペットの情報を取得することができるので、ペットにストレスを与えることなく、異常を検知することができる。
また、自身の過去データと比較するため、個体ばらつきに寄らず、異常を検知することができる。また長期間、データを蓄積することによって加齢による平常状態の変化にも対応できる。
また、自身の過去データと比較するため、個体ばらつきに寄らず、異常を検知することができる。また長期間、データを蓄積することによって加齢による平常状態の変化にも対応できる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のペットの生体データ計測システムは、図1に概要図、図2にシステム構成を示すように、ペットの視線を引き付ける視線引付部100と、ペットの顔画像データを取得する顔画像データ取得部200と、測定された顔画像データから所望の生体データを抽出する生体データ抽出部300と、前記生体データ抽出部300の出力を記憶する記憶部400と、前記記憶部400に記憶された記憶データと、前記生体データ抽出部300で収集されたデータとを比較する比較部500とを具備し、前記比較部500の出力に応じてペットの状態を診断するようにしたことを特徴とするものである。この前記視線引付部はペットが感知しうる領域内で、前記ペットに反応を与えうる刺激を発生する刺激発生部として鏡110を具備しており、ペットである犬1Dが感知しうる領域R内すなわち、玄関などで、外にでる際に丁度犬1Dの目線となる高さに設けられた鏡110によって、自分の顔画像1D‘に刺激され、自ら顔全体を刺激発生部に向けるよう、工夫を施したものである。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のペットの生体データ計測システムは、図1に概要図、図2にシステム構成を示すように、ペットの視線を引き付ける視線引付部100と、ペットの顔画像データを取得する顔画像データ取得部200と、測定された顔画像データから所望の生体データを抽出する生体データ抽出部300と、前記生体データ抽出部300の出力を記憶する記憶部400と、前記記憶部400に記憶された記憶データと、前記生体データ抽出部300で収集されたデータとを比較する比較部500とを具備し、前記比較部500の出力に応じてペットの状態を診断するようにしたことを特徴とするものである。この前記視線引付部はペットが感知しうる領域内で、前記ペットに反応を与えうる刺激を発生する刺激発生部として鏡110を具備しており、ペットである犬1Dが感知しうる領域R内すなわち、玄関などで、外にでる際に丁度犬1Dの目線となる高さに設けられた鏡110によって、自分の顔画像1D‘に刺激され、自ら顔全体を刺激発生部に向けるよう、工夫を施したものである。
そしてこの鏡はマジックミラーの構造をしており、鏡の裏側に顔画像データ取得部200として顔画像データ取得用カメラが格納されており、ペット側からはカメラの存在が全く分かることなく、撮影が可能な構成となっている。
そしてこの顔画像データ取得用カメラが撮影した画像はデジタル信号に変換され、ケーブルまたは無線で接続された比較部500に伝送され、画像処理が行われる。そしてこの画像処理されたデータを平常状態のデータと比較するために、その平常状態のデータを格納している記憶部400にケーブルまたは無線で接続されている。比較部500には、比較処理されたデータから得られた情報を次のステップ(飼い主に警告を発したり、処理したデータをディスプレイに表示するなど)に送るためのアウトプット用のケーブルまたは無線発信部が設けられていてもよい。
なお、この玄関の鏡の前方には、犬の通る高さ位置に、犬が来たことを検知する赤外線センサで構成された人感センサ10が設けられている。
なお、この玄関の鏡の前方には、犬の通る高さ位置に、犬が来たことを検知する赤外線センサで構成された人感センサ10が設けられている。
次にこのペットの生体データ計測システムを用いた生体データ計測方法について説明する。
まず、人感センサ10により、ペットが視線引付部の近くに来たことを判断し、本システムが作動する。
このシステムが作動し、視線引付部100を構成する鏡110の前に犬1Dが誘引される。
この動作により、犬1Dの視線が顔画像データ取得部200の方へ誘引される。
顔画像データ取得部200を構成する顔画像データ取得用カメラから得られる画像情報がある一定定の条件(顔全体が画角におさまる等)を満たしたときにシャッターが切られ静止画を抽出する。あるいはペットがある範囲内に近づいたか否かを距離センサやシステム前の床部に埋め込まれた圧力センサなどによって判断して、シャッター動作のトリガーに利用するようにしてもよい。
まず、人感センサ10により、ペットが視線引付部の近くに来たことを判断し、本システムが作動する。
このシステムが作動し、視線引付部100を構成する鏡110の前に犬1Dが誘引される。
この動作により、犬1Dの視線が顔画像データ取得部200の方へ誘引される。
顔画像データ取得部200を構成する顔画像データ取得用カメラから得られる画像情報がある一定定の条件(顔全体が画角におさまる等)を満たしたときにシャッターが切られ静止画を抽出する。あるいはペットがある範囲内に近づいたか否かを距離センサやシステム前の床部に埋め込まれた圧力センサなどによって判断して、シャッター動作のトリガーに利用するようにしてもよい。
そしてシャッターが切られると、顔画像データ取得部200から画像データが比較部500へ伝送される。
比較部500では、得られた顔画像から、目や鼻を切り分けたり、各画素の色や輝度の情報から、瞳孔の大きさを計測したり、光沢度合いを定量化して目や鼻の湿り気具合を推定したりする。これらの結果については、あらかじめ記憶部に記憶された情報との比較により、そのときのペットの健康状態を把握することができる。
ここで、顔画像データ取得部に、赤外線に感度を持つカメラを組み込んだ場合は、目の赤外反射情報から体温を推定することができる。
そして、比較部500で画像処理されたデータを、記憶部400から呼び出された、過去に登録した平常状態データと比較して差異を抽出する。
そして抽出した差異情報を出力する。また抽出した差異情報は記憶媒体に送られ記憶される。
このようにして、差異データを得る。そしてこの差異データをもとに、異常があると判断された場合には、飼い主に警告(アラート)を提示する。
そして差異データを表示部600としてのディスプレイに表示して、総合的な健康状態を示す。
さらに、一定期間が経過して、記憶部400にデータが蓄積された後、その蓄積されたデータから異常値と平常値とを分類して、平常値データは新たな平常値を導く基データとする。
これにより、加齢による平常値の変化に対応することも可能である。
そして差異データを表示部600としてのディスプレイに表示して、総合的な健康状態を示す。
さらに、一定期間が経過して、記憶部400にデータが蓄積された後、その蓄積されたデータから異常値と平常値とを分類して、平常値データは新たな平常値を導く基データとする。
これにより、加齢による平常値の変化に対応することも可能である。
このペットの生体データ計測システムを用いることにより、ペットが鏡に映った自分の顔を見ることでペットの視覚に刺激を与え、ペットの視線を引き付けることで、ペットがカメラなどの撮像装置に顔を向けたところで画像を取得するため、非接触で、ペットにストレスを与えることなく常時効率よくデータ取得を行うことが可能である。またあらかじめ、種々の状態のペットに対して状態を取得しておくことで、その比較により、極めて効率よくペットの異常検出を行うことが可能となる。
また、自身の過去データと比較するため、個体ばらつきに寄らず、異常を検知することができる。また長期間、データを蓄積することによって加齢による平常状態の変化にも対応することが可能となる。
また、自身の過去データと比較するため、個体ばらつきに寄らず、異常を検知することができる。また長期間、データを蓄積することによって加齢による平常状態の変化にも対応することが可能となる。
さらにまた、有線または無線のネットワークにて記憶データの送受信を可能にすることで、データの処理あるいは判断が極めて容易となる。
犬や猫は自分と同種の犬や猫に強い関心を抱くことが知られているので、鏡などに映る自分の姿に非常に興味を示す。玄関などで外にでる際に丁度ペットの目線となる高さに鏡を設置するだけで、その鏡が視線引付部となる。
なおここで記憶部は、データが取得された日時、刺激の種類とを合わせて記憶するようにすることで、犬の生体情報を高精度に診断することができる。例えば長期間の間に少しづつ応答時間が長くなっている場合、通常であれば一緒に暮らしている人でも気づかない場合があるが、データを照合することで異常を検出することが可能となる。
また、前記実施の形態1では、鏡に映る自分の姿で視覚による刺激を行ったが、これに限定されることなく、表示画像、あるいは、光の点滅により、刺激を与えるようにしてもよい。光としては、レーザビームなど、限られた領域に集中的に配光してもよい。さらに、また波長については紫外線から可視光、赤外線のいずれでもよい。さらにまた、矩形波、正弦波などによる揺らぎ(広がりまたは強度を持つ量の空間的または時間的な変動)、点滅など、種々の選択が可能である。また刺激発生部は、その他、音、香りのいずれかを発生するものであってもよい。
また、顔画像データ取得用カメラは、特にペットの目や鼻を中心に撮影するようペットの頭部の高さに設置されるのが望ましい。そのカメラはレンズを通して得られた画像情報をデジタル信号に変換して転送する機能を有する。デジタル信号とすることで画像処理によって目や鼻の特徴や変化を抽出することが可能となる。
さらにまた、比較部500は、顔画像データ取得用カメラから得られた画像情報と、過去に撮影してきた画像、あるいはこのシステムを使い始める時に登録した平常状態の各パーツ(目や鼻)のデータを照らしあわせて、その変化を判定する機能を有しており、この判定の結果、差異があると判断された際には、ペットに何らかの異常があると判断し、それを示すデータ信号を出力する。その信号はその後の信号処理系に伝送され、飼い主に警告音を発したり、表示部600を構成するディスプレイに異常状態をわかりやすく表示する。また、その信号はハードディスクのような記憶媒体で構成される記憶部400に送られ日々のデータが蓄積されることになる。(図2)
また、記憶部400は、顔画像データ取得用カメラから得られた画像情報を処理したペットの目や鼻などのパーツの情報を個別に保存したり、対象となるペットの日々の健康状態を定量化したデータを蓄積しておく記憶媒体で構成される。ここで得られたデータはある一定の期間ごとに平均化され、対象となるペットの平常状態がデータ化される(初期に登録したデータを平常状態とすることも可能)。対象となるペットが成長していくと加齢の影響で平常状態が変化するので、長期間の利用となるときは、蓄積データによって平常状態を決めるのが望ましい。毎回の顔画像データ取得時にこの平常状態の画像データが比較用データとして利用され、日々の健康状態判定に役立てることができる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。
前記実施の形態1では視線引付部100が鏡で構成されているが、本実施の形態では図3および図4に示すように、視線引付部100を画像表示装置120で構成したものである。図3では画像表示装置の表示画像が食べ物121であるが、図4に示すように表示画像を動物122に変えるなど、本実施の形態では、動物の視線を引付ける時間が長くなるように、表示画像を変化させるようにしている。本実施の形態においても、普段室内にいるペットを想定して、ペットが外出する時に必ず通る場所(ここでは玄関)に、ペットの頭部の高さ付近に画像表示装置120を設置する。その画像表示装置120の表示部は表示装置と共に画像データ取得装置(画像データ取得用カメラ)200にもなっており、小型カメラのレンズ部分が表示装置の画素と並んで配置されている。このように配置することによって、ペット側からはカメラの存在を意識することなく、自然にカメラのレンズ部分に視線を向けることが出来る。
あるいは、画像表示部の周縁部にカメラを固定してなるべくペットがカメラのレンズ方向に近い向きに視線を向けるよう配置してもよい。
また、表示画像としては、自分の姿、他の犬や猫の画像、餌の画像などが望ましく、また飼い主の判断で個別のペットが特別に興味を示すものを独自に選択して表示してもよい。これにより視線引付効果を高めることができる。
次に本発明の実施の形態2について説明する。
前記実施の形態1では視線引付部100が鏡で構成されているが、本実施の形態では図3および図4に示すように、視線引付部100を画像表示装置120で構成したものである。図3では画像表示装置の表示画像が食べ物121であるが、図4に示すように表示画像を動物122に変えるなど、本実施の形態では、動物の視線を引付ける時間が長くなるように、表示画像を変化させるようにしている。本実施の形態においても、普段室内にいるペットを想定して、ペットが外出する時に必ず通る場所(ここでは玄関)に、ペットの頭部の高さ付近に画像表示装置120を設置する。その画像表示装置120の表示部は表示装置と共に画像データ取得装置(画像データ取得用カメラ)200にもなっており、小型カメラのレンズ部分が表示装置の画素と並んで配置されている。このように配置することによって、ペット側からはカメラの存在を意識することなく、自然にカメラのレンズ部分に視線を向けることが出来る。
あるいは、画像表示部の周縁部にカメラを固定してなるべくペットがカメラのレンズ方向に近い向きに視線を向けるよう配置してもよい。
また、表示画像としては、自分の姿、他の犬や猫の画像、餌の画像などが望ましく、また飼い主の判断で個別のペットが特別に興味を示すものを独自に選択して表示してもよい。これにより視線引付効果を高めることができる。
本実施の形態においても、顔画像データ取得用カメラ200が撮影した画像はデジタル信号に変換され、ケーブルまたは無線で接続された比較部に伝送され、画像処理が行われる。画像処理されたデータを平常状態のデータと比較するために、その平常状態のデータを格納している記憶媒体にケーブルまたは無線で接続しておく。比較部には、比較処理されたデータから得られた情報を次のステップ(飼い主に警告を発したり、処理したデータをディスプレイに表示するなど)に送るためのアウトプット用のケーブルまたは無線発信部を設ける。
また、刺激発生部で描画画像を動かすことで、顔画像データ取得部近傍に引き付けるように導くガイド部すなわちレーザビームを用いて描画した魚の像などを動かしながら、犬を歩かせ魚の像に近づかせるか、少なくとも犬の顔の向きだけでも魚の像の方向を向くようにし、魚の像に対して反応して発する鳴き声を固定位置にある顔画像データ取得部近傍に導くようにしてもよい。この構成によれば、特別な表示装置を壁に設けることなく、壁面に投射画像を表示し、動かしていくことで、視線を引き付けることができる。この場合にも、顔画像データ取得部を犬の首輪などに取り付けたりしなくても、効率よく顔画像データを取得することができる。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3について説明する。
前記実施の形態1、2では視線引付部100が、視覚を刺激する刺激発生部で構成されているが、本実施の形態では図5に示すように、視線引付部100が臭い発生部130である場合について説明する。この臭いによる視線引付部100は、臭いを吸着したスポンジなどで構成される。この臭い発生部130は、比較的長い間、犬や猫の動きを留めるために、噛みついて遊べる程度の大きさでペットの口内を傷つけ難いよう丸みを帯びた形状であるのが望ましい。
次に本発明の実施の形態3について説明する。
前記実施の形態1、2では視線引付部100が、視覚を刺激する刺激発生部で構成されているが、本実施の形態では図5に示すように、視線引付部100が臭い発生部130である場合について説明する。この臭いによる視線引付部100は、臭いを吸着したスポンジなどで構成される。この臭い発生部130は、比較的長い間、犬や猫の動きを留めるために、噛みついて遊べる程度の大きさでペットの口内を傷つけ難いよう丸みを帯びた形状であるのが望ましい。
他は前記実施の形態1、2と同様である。
本実施の形態においても、普段室内にいるペットを想定して、ペットが外出する時に必ず通る場所(玄関や専用のドア付近)に、ペットの頭部の高さ付近に臭い発生部を設置する。またその臭い発生部のすぐ近く、または臭い発生部に組み込む形で画像データ取得用カメラを配置する。
顔画像データ取得用カメラが撮影した画像はデジタル信号に変換され、ケーブルまたは無線で接続された比較部に伝送され、画像処理が行われる。画像処理されたデータを平常状態のデータと比較するために、その平常状態のデータを格納している記憶媒体にケーブルまたは無線で接続しておく。比較部には、比較処理されたデータから得られた情報を次のステップ(飼い主に警告を発したり、処理したデータをディスプレイに表示するなど)に送るためのアウトプット用のケーブルまたは無線発信部が設けられる。
犬や猫は人間などに比べて非常に臭いに対して敏感であり、また興味を示す生物であるため、犬や猫が興味を示しやすい自分と同種の生物の体臭やおしっこの成分、または普段よく食している餌などの臭いの成分を発する構造物を玄関など外にでる際に丁度ペットの目線となる高さ位置に設置することで、その構造物を視線引付部として用いることができる。
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4について説明する。
本実施の形態でも前記実施の形態3と同様、視線引付部100が、視覚を刺激する刺激発生部で構成されているが、本実施の形態では、図6および図7に示すように、壁Wの向こうに配設された顔画像データ取得用カメラ200周辺を取り囲むように臭いを発生する孔hを配置したものである。図6に示すように、この孔hはチューブ131を介して臭い発生部130につながっており臭い発生源132から発せられた臭いを伝送して臭い発生部130からその臭いを発生するように構成されている。
他は前記実施の形態1、2と同様である。図6は概要図、図7は要部拡大図である。
次に本発明の実施の形態4について説明する。
本実施の形態でも前記実施の形態3と同様、視線引付部100が、視覚を刺激する刺激発生部で構成されているが、本実施の形態では、図6および図7に示すように、壁Wの向こうに配設された顔画像データ取得用カメラ200周辺を取り囲むように臭いを発生する孔hを配置したものである。図6に示すように、この孔hはチューブ131を介して臭い発生部130につながっており臭い発生源132から発せられた臭いを伝送して臭い発生部130からその臭いを発生するように構成されている。
他は前記実施の形態1、2と同様である。図6は概要図、図7は要部拡大図である。
(実施の形態5)
次に本発明の実施の形態5について説明する。
本実施の形態では、図8および図9に示すように、視線引付部100が音発生部150である場合について説明する。図8は概要図、図9は要部拡大図である。
本実施の形態においても、普段室内にいるペットを想定して、ペットが外出する時に必ず通る場所(玄関や専用のドア付近ここでは壁W)に、ペットの頭部の高さ付近に音発生部150を設置する。またその音発生部150のすぐ近く、または音発生部に組み込む形で画像データ取得用カメラ200を配置する。
顔画像データ取得用カメラが撮影した画像はデジタル信号に変換される。そして、画像データ抽出部300で所望のデータとして抽出されケーブルまたは無線で接続された比較部500に伝送され、画像処理が行われる。画像処理されたデータを平常状態のデータと比較するために、その平常状態のデータを格納している記憶媒体401(記憶部400)にケーブルまたは無線で接続される。比較部500では、比較処理されたデータから得られた情報を次のステップ(飼い主に警告を発したり、処理したデータをディスプレイに表示するなど)に送るためのアウトプット用のケーブルまたは無線発信部が設けられている。
次に本発明の実施の形態5について説明する。
本実施の形態では、図8および図9に示すように、視線引付部100が音発生部150である場合について説明する。図8は概要図、図9は要部拡大図である。
本実施の形態においても、普段室内にいるペットを想定して、ペットが外出する時に必ず通る場所(玄関や専用のドア付近ここでは壁W)に、ペットの頭部の高さ付近に音発生部150を設置する。またその音発生部150のすぐ近く、または音発生部に組み込む形で画像データ取得用カメラ200を配置する。
顔画像データ取得用カメラが撮影した画像はデジタル信号に変換される。そして、画像データ抽出部300で所望のデータとして抽出されケーブルまたは無線で接続された比較部500に伝送され、画像処理が行われる。画像処理されたデータを平常状態のデータと比較するために、その平常状態のデータを格納している記憶媒体401(記憶部400)にケーブルまたは無線で接続される。比較部500では、比較処理されたデータから得られた情報を次のステップ(飼い主に警告を発したり、処理したデータをディスプレイに表示するなど)に送るためのアウトプット用のケーブルまたは無線発信部が設けられている。
このようにして、ペットにストレスを与えることなくペットの生体情報を高精度に検出することができる。
なおここで記憶部は、データが取得された日時、刺激の種類とを合わせて記憶するようにすることで、ペットの生体情報を高精度に診断することができる。
なお前記実施の形態では、いずれも、玄関などを通過する際に犬に刺激を与え、顔画像を取得するようにしたが、朝6時、12時、18時と1日3回10秒ずつを1単位として定期的に視点引付部により刺激発生動作を行い、犬の状態を診断するなど、前記刺激発生部が、所定の間隔で繰り返し刺激を発生するようにしてもよい。ただし就寝時間である18時以降朝6時までは駆動を休止するなど犬の睡眠時間には刺激発生部の作動を停止し、犬が覚醒状態のときにのみ作動するようにしてもよい。これにより、犬の睡眠及び安静を妨げることなく、効率よく異常検出を行うことが可能となる。また、この刺激発生部は手動操作可能とすることで、家族など、犬を観察するものが外出するなど、不在となったときのみ作動するようにしてもよい。
また、犬の位置を検出する位置検出部を備え、前記刺激発生部が、この犬の位置に応じて、発生する刺激の強度を調整しうるようにしてもよい。
ここで、犬の位置を検出する位置センサとしてはワイヤレスの熱線センサを室内の複数箇所に設置し、この熱線センサが作動した位置にペットがいるものとし、この位置が刺激発生部からはなれているときは刺激発生部から発する香りを強くし、刺激発生部近いときは、香りを弱くするように刺激発生部への印加電圧を調整する調整部を駆動して、刺激発生部の加熱温度を調整することで香りの強さを調整することができる。
この構成により、犬が室内のどの位置にいるかを検出し、この位置により、刺激発生部で発生する刺激の強度を調整することで、常に同程度の香りによる刺激を与えるようにすることができる。なお位置検出に際しては、ワイヤレスの熱線センサのほか、容量変化で位置検出を行う半導体圧力センサなどをじゅうたんなどの敷物に埋め込んでおくことで容易に位置検出が可能である。刺激発生部の刺激発生方向を、犬の位置に応じて調整することによっても犬の受ける刺激の強度を調整することができる。また刺激発生部を移動するまたは、複数個設けておき、犬の位置に応じて作動する刺激発生部を選択するようにしてもよい。
ここで、犬の位置を検出する位置センサとしてはワイヤレスの熱線センサを室内の複数箇所に設置し、この熱線センサが作動した位置にペットがいるものとし、この位置が刺激発生部からはなれているときは刺激発生部から発する香りを強くし、刺激発生部近いときは、香りを弱くするように刺激発生部への印加電圧を調整する調整部を駆動して、刺激発生部の加熱温度を調整することで香りの強さを調整することができる。
この構成により、犬が室内のどの位置にいるかを検出し、この位置により、刺激発生部で発生する刺激の強度を調整することで、常に同程度の香りによる刺激を与えるようにすることができる。なお位置検出に際しては、ワイヤレスの熱線センサのほか、容量変化で位置検出を行う半導体圧力センサなどをじゅうたんなどの敷物に埋め込んでおくことで容易に位置検出が可能である。刺激発生部の刺激発生方向を、犬の位置に応じて調整することによっても犬の受ける刺激の強度を調整することができる。また刺激発生部を移動するまたは、複数個設けておき、犬の位置に応じて作動する刺激発生部を選択するようにしてもよい。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、前記刺激発生部が、所定の間隔で繰り返し刺激を発生するようにしてもよい。
この構成により、所定の間隔で繰り返し刺激を発生することで、常に、ペットの状態を検知することができる。これは一日中所定の間隔で実施してもよいが、ペットの睡眠時間には刺激発生部の作動を停止し、ペットが覚醒状態のときにのみ作動するようにしてもよい。これにより、ペットの睡眠及び安静を妨げることなく、効率よく異常検出を行うことが可能となる。また、この刺激発生部は手動操作可能とすることで、家族など、ペットを観察するものが外出するなど、不在となったときのみ作動するようにしてもよい。
なお光としては、蛍光灯などの光の拡散による配光の他、レーザなどのコヒーレント光の供給でもよい。さらにまた波長については紫外線から可視光、赤外線のいずれでもよい。さらにまた、矩形波、正弦波などによる揺らぎ、点滅など、種々の選択が可能である。
この構成により、所定の間隔で繰り返し刺激を発生することで、常に、ペットの状態を検知することができる。これは一日中所定の間隔で実施してもよいが、ペットの睡眠時間には刺激発生部の作動を停止し、ペットが覚醒状態のときにのみ作動するようにしてもよい。これにより、ペットの睡眠及び安静を妨げることなく、効率よく異常検出を行うことが可能となる。また、この刺激発生部は手動操作可能とすることで、家族など、ペットを観察するものが外出するなど、不在となったときのみ作動するようにしてもよい。
なお光としては、蛍光灯などの光の拡散による配光の他、レーザなどのコヒーレント光の供給でもよい。さらにまた波長については紫外線から可視光、赤外線のいずれでもよい。さらにまた、矩形波、正弦波などによる揺らぎ、点滅など、種々の選択が可能である。
また、所定のタイミングあるいは不定期に香り発生部で調合された特定の香りをペットに向けて拡散する。この香りは飼料の臭い、フェロモン、排泄物の臭い、飼い主の臭い、同種のペットの臭い、他の動物の臭いなどを発する。そしてこの香りに対して、ペットが顔を向けたところで、顔画像データ取得部で顔画像データを取得する。そして得られた顔画像データを解析装置によって処理し、ペットの感情状態を分析する。そして解析のなされたペットの感情情報をデータとして蓄積するとともに表示部に表示して情報を飼い主に伝達することが可能である。
また音声情報と香り情報の両方を同時に発生し、そのリアクションを得るようにしてもよい。
また音声情報と香り情報の両方を同時に発生し、そのリアクションを得るようにしてもよい。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、ペットの位置を検出する位置検出部を備え、前記刺激発生部は、前記ペットの位置に応じて、発生する前記刺激の強度を調整する調整部を具備してもよい。
この構成により、ペットが室内のどの位置にいるかを検出し、この位置により、刺激発生部で発生する刺激の強度を調整することで、常に同程度の刺激を与えるようにすることができる。位置検出に際しては、ワイヤレスの熱線センサ、容量変化で位置検出を行う半導体圧力センサなどを用いることで容易に検出可能である。刺激発生部の刺激発生方向を、ペットの位置に応じて調整することによってもペットの受ける刺激の強度を調整することができる。また刺激発生部を移動するまたは、複数個設けておき、ペットの位置に応じて作動する刺激発生部を選択するようにしてもよい。
この構成により、ペットが室内のどの位置にいるかを検出し、この位置により、刺激発生部で発生する刺激の強度を調整することで、常に同程度の刺激を与えるようにすることができる。位置検出に際しては、ワイヤレスの熱線センサ、容量変化で位置検出を行う半導体圧力センサなどを用いることで容易に検出可能である。刺激発生部の刺激発生方向を、ペットの位置に応じて調整することによってもペットの受ける刺激の強度を調整することができる。また刺激発生部を移動するまたは、複数個設けておき、ペットの位置に応じて作動する刺激発生部を選択するようにしてもよい。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、前記比較部は、前記記憶部と、有線または無線のネットワークにて前記記憶データの送受信を可能にする通信部を具備し、前記通信部を介して診断を行うようにしてもよい。
この構成により、ネットワークにて前記記憶データの送受信を可能にすることで、データの処理あるいは判断が極めて容易となる。
例えば解析されたペットの感情情報をデータとして蓄積するとともに表示部に表示して情報を飼い主に伝達することができる。
この構成により、ネットワークにて前記記憶データの送受信を可能にすることで、データの処理あるいは判断が極めて容易となる。
例えば解析されたペットの感情情報をデータとして蓄積するとともに表示部に表示して情報を飼い主に伝達することができる。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、表示部を含み、前記表示部は、前記ペットの状態の相違を自動的に表示し、前記ペットの状態の変化がある一定値より大きくなった場合に飼い主に警告を発信する警告部を具備してもよい。
この構成により、自動的にペットの生体データ計測が可能となり、飼い主が不在であってもペットの生体情報を検出することができる。また、長期にわたり、診断を続行し、取得したデータを集計、比較することで飼い主自身の気づかないような長期的な変化を捉えることができる。
この構成により、自動的にペットの生体データ計測が可能となり、飼い主が不在であってもペットの生体情報を検出することができる。また、長期にわたり、診断を続行し、取得したデータを集計、比較することで飼い主自身の気づかないような長期的な変化を捉えることができる。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、前記顔画像データ取得部は、前記刺激発生部と有線または無線を介したネットワークで連動し、前記刺激発生部の作動に同期して、画像収録を開始するようにしてもよい。
この構成により、常に画像収録機能を作動することなく、必要なときだけ作動するようにすることで、効率よいデータ収集が可能となる。
この構成により、常に画像収録機能を作動することなく、必要なときだけ作動するようにすることで、効率よいデータ収集が可能となる。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて、前記刺激発生部が、ペットを前記顔画像データ取得部近傍に導くガイド部を具備してもよい。
この構成によれば、例えば、レーザビームを用いて描画した魚の像を動かしながら、ペットの注意を引き付け、魚の像に対して反応してペットを壁などの固定位置にある顔画像データ取得部近傍に導くことができるため、顔画像データ取得部をペットの首輪などに取り付けたりしなくても、ペットの方から顔画像データ取得部の近くに顔を向けることになり、効率よく顔画像データを取得することができる。
この構成によれば、例えば、レーザビームを用いて描画した魚の像を動かしながら、ペットの注意を引き付け、魚の像に対して反応してペットを壁などの固定位置にある顔画像データ取得部近傍に導くことができるため、顔画像データ取得部をペットの首輪などに取り付けたりしなくても、ペットの方から顔画像データ取得部の近くに顔を向けることになり、効率よく顔画像データを取得することができる。
また、本発明は、上記ペットの生体データ計測システムにおいて前記顔画像データ取得部は、前記刺激発生部と一体的に形成されており、前記刺激発生部の作動に同期して、撮像動作を開始するようにしてもよい。
この構成により、前記顔画像データ取得部は、前記刺激発生部と一体的に形成され、前記刺激発生部の作動に同期して、所定のタイミングにより撮像動作を開始するようにしたことで、小型化が可能でかつデータ量の低減をはかることができ、検出効率の向上を図ることができる。例えば刺激発生部で、発せられる刺激によって、ペットの顔の位置および向きを刺激発生部の近傍に引き付け、この状態で顔画像データ取得部で効率よく顔画像データを収集することで、効率的な収録が可能となり、データ処理量の低減を図ることができる。また、効率よい検出が可能となる。また、位置検出に際しては、ワイヤレスの熱線センサ、容量変化で位置検出を行う半導体圧力センサなどを用いることで容易に検出可能である。
この構成により、前記顔画像データ取得部は、前記刺激発生部と一体的に形成され、前記刺激発生部の作動に同期して、所定のタイミングにより撮像動作を開始するようにしたことで、小型化が可能でかつデータ量の低減をはかることができ、検出効率の向上を図ることができる。例えば刺激発生部で、発せられる刺激によって、ペットの顔の位置および向きを刺激発生部の近傍に引き付け、この状態で顔画像データ取得部で効率よく顔画像データを収集することで、効率的な収録が可能となり、データ処理量の低減を図ることができる。また、効率よい検出が可能となる。また、位置検出に際しては、ワイヤレスの熱線センサ、容量変化で位置検出を行う半導体圧力センサなどを用いることで容易に検出可能である。
また本発明は、ペットの生体データ計測方法において、前記刺激発生工程後に、前記ペットを顔画像データ取得部に導くガイド工程を含み、前記顔画像データ取得工程は、前記ガイド工程で前記ペットの位置または顔の方向が前記顔画像データ取得部に向くように導かれた後、前記ペットの顔画像を撮像するようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、刺激発生により、ペットの注意を引き付け、ペットの位置あるいは顔の向きを顔画像データ取得部近傍に導くことができるため、鳴き声収集部をペットの首輪などに取り付けたりしなくても、ペットの顔は顔画像データ取得部に向くことになり、効率よく収録することができる。
この構成によれば、刺激発生により、ペットの注意を引き付け、ペットの位置あるいは顔の向きを顔画像データ取得部近傍に導くことができるため、鳴き声収集部をペットの首輪などに取り付けたりしなくても、ペットの顔は顔画像データ取得部に向くことになり、効率よく収録することができる。
また、前記実施の形態では、犬用のペットの生体データ計測システムについて説明したが、犬に限定されることなく、猫、ウサギなど種々のペットに適用可能である。また、犬と猫と両方が暮らすリビングなど、複数のペットが存在する空間で使用する場合には、犬と猫とがそれぞれ別途反応し、他方には反応しないような刺激を選択し、刺激発生タイミングをずらすことで、1つの顔画像データ取得装置(カメラ)で取得した顔画像データを用いて解析を行い、両方の感情状態を知得することもできる。刺激の種類としては、画像、光と音、光と香り、音と香り、など、五感のうち異なる機能を刺激するもののほか、紫外線と可視光線など波長の異なる光、振動数の異なる音など適宜選択可能である。
以上説明してきたように、本発明によれば、刺激発生部により刺激を与えその刺激により視線を引付け、ペットの顔画像データを取得して解析することで、ペットの異常を検知するものであるため、ペットにストレスを与えることなく、心地よい暮らしを維持したままで異常診断を行うことができ、また余り声を出さないペットにも適用可能であるなど、種々のペットの異常検出に有効である。
1D 犬
100 刺激発生部
200 顔画像データ取得部
300 データ抽出部
400 比較部
500 記憶部
100 刺激発生部
200 顔画像データ取得部
300 データ抽出部
400 比較部
500 記憶部
Claims (5)
- ペットの視線を引き付ける視線引付部と、ペットの顔画像データを取得する顔画像データ取得部と、測定された顔画像データから所望の生体データを抽出する生体データ抽出部とを具備したことを特徴とするペットの生体データ計測システム。
- 請求項1に記載のペットの生体データ計測システムであって、
前記視線引付部は
ペットが感知しうる領域内で、前記ペットに反応を与えうる刺激を発生する刺激発生部を具備したペットの生体データ計測システム。 - 請求項1または2に記載のペットの生体データ計測システムであって、
前記生体データ抽出部の出力を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された記憶データと、前記生体データ抽出部で収集されたデータとを比較する比較部とを具備し、
前記比較部の出力に応じてペットの状態を診断するペットの生体データ計測システム。 - 請求項2または3に記載の生体データ計測システムであって、
前記刺激発生部は、画像、光、音、香りのいずれかを発生して、ペットの視線を引き付けるように構成されたペットの生体データ計測システム。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の生体データ計測システムであって、
前記生体データ抽出部は、前記顔画像データから、瞳孔の大きさ、目の温度、鼻の光沢度の少なくともひとつの生体データを抽出するペットの生体データ計測システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008007993A JP2009165416A (ja) | 2008-01-17 | 2008-01-17 | ペットの生体データ計測システム |
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-
2008
- 2008-01-17 JP JP2008007993A patent/JP2009165416A/ja not_active Withdrawn
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