JP6217189B2 - 無線通信装置、無線通信方法、無線通信プログラムおよび無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法、無線通信プログラムおよび無線通信システムに関する。
従来から、無線アドホックネットワークを用いて、無線端末からデータを収集する無線通信システムが知られている。例えば、家庭で使用される電力等を検針する検針メータに無線端末を設置し、検針データを収集するシステムが利用されている。
このような無線端末は、固定的に設置されることが多いことから、プロアクティブ型のルーティングプロトコルを用いて経路情報を学習する。具体的には、無線端末は、1ホップで接続される隣接端末との間で定期的に制御メッセージを送受信することで、各ノード間の経路品質を測定し、経路品質が良い順に最終宛先までの経路をルーティングテーブルに複数保持する。近年では、無線端末の省メモリ化が進み、ルーティングテーブルに登録できるエントリ数に上限数が設けられている。
特開平10−93608号公報 特開2010−232967号公報 特開2011−097458号公報
しかしながら、上記技術では、ルーティングテーブルのエントリ数に上限があるので、エントリの更新が発生するが、エントリの更新によって使用頻度の高い経路が保持できなくなり、通信断が発生する場合がある。
1つの側面では、本発明は、無線通信の品質劣化を抑制することができる無線通信装置、無線通信方法、無線通信プログラムおよび無線通信システムを提供することを目的とする。
1つの態様では、無線通信装置は、複数の宛先それぞれに対する経路情報各々に対応付けて、当該経路情報を用いたデータ通信の使用頻度を記憶する記憶部を有する。無線通信装置は、第1の装置を送信元とするデータを受信した場合に、前記使用頻度に基づいて、前記記憶部に記憶される経路情報のうち使用頻度が少ない経路情報を特定し、特定された経路情報を、前記第1の装置を宛先とする経路情報に更新する経路情報設定部を有する。
1つの側面として、無線通信の品質劣化を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係るノードのハードウェア構成例を示す図である。 図3は、実施例1に係るノードの機能構成を示す機能ブロック図である。 図4は、ルーティングテーブルに記憶される情報の例を示す図である。 図5は、ルーティングテーブルの更新を説明する図である。 図6は、実施例1に係るフレーム受信処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、実施例1に係る経路情報設定処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、実施例1に係る転送処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、実施例1に係るタイマ処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、経路更新の具体例を説明する図である。 図11は、GW装置2からノードGおよびGW装置1からノードBへ送信されたフレームによって経路情報が更新される例を説明する図である。 図12は、図11から続いてGW装置1からノードHへ送信されたフレームによって経路情報が更新される例を説明する図である。 図13は、図12から追加されたGW装置3からノードAへ送信されたフレームによって経路情報が更新される例を説明する図である。 図14は、ノードAが経路を保持することを説明する図である。 図15は、死活監視を説明する図である。 図16は、死活監視を説明する図である。
以下に、本願の開示する無線通信装置、無線通信方法、無線通信プログラムおよび無線通信システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、各実施例または具体例は、矛盾がない範囲で適宜組み合わせることができる。
[全体構成]
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、この無線通信システムは、ノードAからノードH、GW(GateWay)装置1、GW装置2を有するシステムである。
GW装置1およびGW装置2には、各ノードからデータを収集する管理サーバ等が接続される。各ノードは、家庭で使用される電力等を検針する検針メータから検針データを取得して、GW装置に接続される管理サーバに送信する無線端末である。また、各ノードには、省メモリ化から、ルーティングテーブルに保持できるエントリ数に上限が設けられている。
この無線通信システムの各ノードは、プロアクティブ型のルーティングプロトコルを用いて経路情報を学習する。すなわち、各ノードは、1ホップで接続される隣接端末との間で定期的に制御メッセージを送受信することで、各ノード間の経路品質を測定し、経路品質が良い順に最終宛先までの経路をルーティングテーブルに複数保持する。
このような状態において、各ノードは、複数のGW装置それぞれに対する経路情報各々に対応付けて、データ通信に当該経路情報が使用された使用情報を記憶する。そして、各ノードは、所定のGW装置を送信元とするデータを中継した場合に、使用情報に基づいて、記憶される経路情報のうち使用頻度が少ない経路情報を特定する。その後、各ノードは、特定された経路情報を、所定のGW装置を宛先とする経路情報に更新する。
このように、ノードは、GW宛の経路情報に対応付けて使用頻度を記憶し、新たな経路情報を追加する場合に、使用頻度が最小の経路情報を削除して追加するので、使用頻度の高い経路情報を保持し、無線通信の品質劣化を抑制できる。
[ハードウェア構成]
図2は、実施例1に係るノードのハードウェア構成例を示す図である。なお、図1に示した各ノードは同様の構成を有するので、ここでは、ノード10として説明する。また、各GW装置は、一般的なGW装置と同様のハードウェア構成を有するので、ここでは詳細な説明は省略する。
図2に示すように、ノード10は、通信制御部10aと、PHY(physical layer)10bと、バスインタフェース部10cと、SPI(Serial Peripheral Interface)10dと、メモリ10eと、CPU(Central Processing Unit)10fとを有する。
通信制御部10aは、他のノードやGW装置との通信を実行する処理部であり、例えば、アンテナやネットワークインタフェースカードである。PHY10bは、物理層のハードウェア部であり、物理層におけるネットワーク接続やデータ伝送に関する動作が規定され、通信制御部10aを介して相手装置との通信を実現する。なお、PHY10bは、ソフトウェアで実装することも可能である。
バスインタフェース部10cは、CPU10f、メモリ10e、PHY10b、SPI10d等の間で信号をやりとりするためのバスインタフェースである。SPI10dは、各種センサ50と端末10とを接続するインタフェースである。なお、センサ50は、例えば電力等の検針メータ等であり、ノード10内に内蔵されていてもよい。
メモリ10eは、ROM(Read Only Member)、RAM(Random Access Memory)等を含み、本実施例の通信方法における各種処理を実現するためのプログラムや、後述するルーティングテーブルや、処理の過程で得られたデータ等を記憶する記憶装置である。CPU10fは、ノード10の各種処理を司る処理部であり、本実施例の通信方法における各種処理等を実行する。
[機能構成]
図3は、実施例1に係るノードの機能構成を示す機能ブロック図である。なお、図1に示した各ノードは同様の構成を有するので、ここでは、ノード10として説明する。
図3に示すように、ノード10は、ルーティングテーブル11、受信部12、送信部13、フレーム解析部14、転送処理部15、ルーティング制御部16を有する。
例えば、ルーティングテーブル11は、図2に示したメモリ等の記憶装置に格納される。また、受信部12、送信部13は、図2に示した通信制御部10aが有する回路や通信制御部10aが実行するプロセスなどである。同様に、フレーム解析部14、転送処理部15、ルーティング制御部16は、図2に示したCPU10fが有する回路やCPU10fが実行するプロセスである。
ルーティングテーブル11は、GW装置までの経路情報を記憶するテーブルである。図4は、ルーティングテーブルに記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、ルーティングテーブル11は、「指定GW、GD(Global Destination)、LD(Local Destination)、TTL(Time To Live)、品質、経路タイマ」を対応付けて記憶する。
ここで記憶される「指定GW」は、管理者等から指定された検針データの送信先を示す情報である。「GD」は、最終宛先となるGW装置を示す情報である。「LD」は、最終宛先(GD)へデータを中継する際の次の送信先を示す情報である。「TTL」は、エントリの有効カウンタであり、GDからの生存確認フレームを受信した時点でリセットされ、時間経過で減算される。「品質」は、経路の品質を示す情報である。「経路タイマ」は、経路情報が使用された使用頻度を示す一例であり、GD宛のフレームを転送するとリセットされ、時間経過で減算されるタイマ値である。
図4は、一例としてノードAが記憶するルーティングテーブルを示している。図4の場合、ノードAは、指定GWとして「GW装置1」が指定されている。そして、ノードAは、GW装置1への経路として、LD「GW1」、TTL「25」、品質「40」、経路タイマ「100」を記憶する。また、ノードAは、GW装置2への経路として、LD「ノードC」、TTL「25」、品質「80」、経路タイマ「60」を記憶する。
すなわち、ノードAは、GW装置1と1ホップで接続でき、経路の品質もよく、GW装置1への経路を頻繁に利用している。また、ノードAは、GW装置2へフレームを送信する際には、ノードCを経由して送信し、経路の品質はGW装置1への経路に比べて悪く、GW装置2への経路を40分利用していない。
受信部12は、フレームを受信する処理部である。具体的には、受信部12は、各ノードまたはGW装置から送信されたフレームを受信してフレーム解析部14や転送処理部15に当該フレームを出力する。
例えば、受信部12は、GW装置から他ノード宛に送信されたフレームまたはGW装置から自ノード宛に送信されたフレームである要求フレームを受信する。また、受信部12は、要求フレームに対する応答である通知フレームを受信する。また、受信部12は、GW装置または他ノードから送信された、生存確認を示す生存確認フレームを受信する。
送信部13は、フレームを送信する処理部である。具体的には、送信部13は、他ノード宛に送信されたフレームを次の宛先ノードに送信し、GW装置宛のフレームを送信する。例えば、送信部13は、転送処理部15に指示された経路にフレームを送信する。
フレーム解析部14は、受信部12が受信した受信フレームを解析する処理部である。具体的には、フレーム解析部14は、受信フレームが要求フレームか通知フレームか、自ノード宛や他ノード宛かを解析して、ルーティング制御部16や転送処理部15に当該フレームおよび解析結果を出力する。
例えば、フレーム解析部14は、受信フレームの送信元がGW装置である場合には、当該受信フレームを要求フレームと判定する。また、フレーム解析部14は、受信フレームの宛先がGW装置である場合には、当該受信フレームを通知フレームと判定する。
転送処理部15は、フレームを宛先に転送する処理部である。具体的には、転送処理部15は、送信対象のフレームの宛先に対応する経路情報をルーティングテーブル11から特定し、特定した経路情報を用いてフレームを宛先に転送する指示を送信部13に出力する。また、転送処理部15は、通知フレームを転送した際に、通知フレームに対応する経路の経路タイマをリセットする。
例えば、転送処理部15は、受信フレームが要求フレームである場合、要求フレームの宛先をルーティングテーブル11から特定し、特定した宛先に対応するLDに向けて要求フレームを転送する。また、転送処理部15は、受信された要求フレームに対応する通知フレームを送信する場合、当該要求フレームの送信元をGDとする経路をルーティングテーブル11から特定し、特定した宛先に対応するLDに向けて通知フレームを転送する。さらに、転送処理部15は、通知フレームの宛先に設定される「GW装置」に対応付けられる「経路タイマ」をリセットする。
ルーティング制御部16は、経路情報設定部17とタイマ処理部18とを有し、ルーティングテーブルの更新等を実行する処理部である。
経路情報設定部17は、ルーティングテーブル11の経路情報を更新する処理部である。具体的には、経路情報設定部17は、GW装置発の要求フレームを受信した場合に、要求フレームの送信元である「GW」を「GD」とする経路情報をルーティングテーブル11に生成する。
このとき、経路情報設定部17は、ルーティングテーブル11のエントリ数が上限値に達している場合には、当該エントリのうち「経路タイマ」が最も小さいエントリを削除して、新たなエントリを登録する。また、経路情報設定部17は、登録する際にTTLには例えば25などの初期値を設定する。
さらに、経路情報設定部17は、各エントリのLDと定期的にHELLOメッセージなどの制御メッセージを送受信して品質を測定し、その結果をルーティングテーブル11に格納する。このような経路情報設定部17は、ルーティングテーブル11の各エントリに対して、TTLの減算等も実行する。
また、経路情報設定部17は、受信された要求フレームの宛先が自ノードである場合に、ルーティングテーブル11に経路情報を格納するとともに、当該要求フレームジの送信元を指定GWとしてルーティングテーブル11に登録する。
また、経路情報設定部17は、ルーティングテーブル11に記憶されるGW装置から定期的に送信される生存確認フレームを受信した場合には、生存確認フレームの送信元のGW装置に対応するTTLに「100」などの初期値を設定して、TTLをリセットする。一方、経路情報設定部17は、生存確認フレームを一定期間受信できなかった場合に、該当するGW装置のエントリのTTLを0に設定する。
タイマ処理部18は、ルーティングテーブル11に記憶される各エントリの経路タイマを処理する処理部である。具体的には、タイマ処理部18は、ルーティングテーブル11に記憶される各エントリの経路タイマを、例えば1分おきに減算していく。なお、タイマ処理部18は、経路情報設定部17から生存確認ができないことが通知された場合に、該当するエントリの経路タイマを0に設定する。
このタイマ処理部18は、経路情報設定部17から、削除対象のエントリのGDが指定GWであることが通知された場合に、他のGW装置を指定GWに登録する。例えば、タイマ処理部18は、ルーティングテーブル11に記憶されるエントリのうち、品質が最もよいエントリのGDや経路タイマが最も大きいエントリのGDを新たな指定GWに設定する。
[ルーティングテーブルの更新例]
図5は、ルーティングテーブルの更新を説明する図である。図5に示す無線ネットワークは、ノードA、ノードB、GW装置1、GW装置2、GW装置3を有する。なお、ノードAおよびノードBは、図3と同様の機能を実行する。ノードAとノードB、ノードAとGW装置1、ノードAとGW装置2、ノードBとGW装置3は、互いに1ホップの位置に位置する。また、各ノードのルーティングテーブルに記憶できるエントリの上限数が2であるとする。
ノードAは、初期状態として、ルーティングテーブルに「指定GW=なし、(GD、経路タイマ)=(GW1、0)、(GW2、0)」を保持する。同様に、ノードBは、初期状態として、ルーティングテーブルに「指定GW=なし、(GD、経路タイマ)=(GW3、0)、(GW1、0)」を保持する。なお、ここでは、説明上、ルーティングテーブルを簡略化している。
このような状態において、GW装置1は、検針データ等を要求する要求フレームをノードBに向けて送信する。GW装置1から1ホップの位置にあるノードAは、GW装置1が送信した要求フレームを受信する。その後、ノードAは、受信した要求フレームを宛先のノードBに向けて転送する。
その後、ノードAから1ホップの位置にあるノードBが、ノードAが中継した要求フレームを受信する。すると、ノードBは、要求フレームの宛先が自ノードであることと、要求フレームの送信元が「GW1」であることを特定する。この結果、ノードBは、要求フレームの宛先が自ノードであることから、指定GWに「GW1」を設定する。
その後、ノードBは、要求フレームに対する応答として、検針データ等を含む通知フレームをGW装置1に向けて送信する。このとき、ノードBは、ルーティングテーブル11を参照し、通知フレームの宛先である「GW1」を「GD」とするエントリの「経路タイマ」に初期値「60」を設定する。
また、ノードBから1ホップの位置にあるノードAは、ノードBが送信した通知フレームを受信し、宛先であるGW装置1に向けて中継する。このとき、ノードAは、受信した通知フレームのヘッダ等から送信元が「ノードB」および宛先が「GW1」であることを特定する。そして、ノードAは、ルーティングテーブルを参照し、通知フレームの宛先である「GW1」を「GD」とするエントリの「経路タイマ」に初期値「60」を設定する。
10分後、GW装置3からノードAに向けて要求フレームが送信されたとする。したがって、ノードAおよびノードBのルーティングテーブルでは、「GW1」のエントリについて経路タイマが10分減算されて、「50」となる。
そして、GW装置3から1ホップの位置にあるノードBが、当該要求フレームを受信する。このとき、ノードBは、受信した要求フレームのヘッダ等から送信元が「GW3」および宛先が「ノードA」であることを特定する。そして、ノードBは、受信した要求フレームを宛先のノードAに向けてブロードキャスト等で送信する。
その後、ノードBから1ホップの位置にあるノードAが、ノードBが中継した要求フレームを受信する。すると、ノードAは、要求フレームの宛先が自ノードであることと、要求フレームの送信元が「GW3」であることを特定する。この結果、ノードAは、要求フレームの宛先が自ノードであることから、指定GWに「GW3」を設定する。
続いて、ノードAは、要求フレームに対する応答として、検針データ等を含む通知フレームをGW装置3に向けて送信する。このとき、ノードAは、ルーティングテーブル11を参照し、要求フレームの送信元である「GW3」を「GD」とするエントリの作成を実行する。
具体的には、ノードAは、ルーティングテーブルには「GD=GW1」のエントリと「GD=GW2」のエントリが存在するので、上限値に達していると判定する。このため、ノードAは、「GD=GW1」のエントリの「経路タイマ=50」と、「GD=GW2」のエントリの「経路タイマ=0」とを比較し、さらに、指定GWがGW2ではないことから、「GD=GW2」のエントリを削除する。その後、ノードAは、要求フレームの送信元である「GW3」を「GD」とし、「経路タイマ」に初期値「60」を設定したエントリをルーティングテーブルに生成する。
その後、ノードAから1ホップの位置にあるノードBが、ノードAが送信した通知フレームを受信する。すると、ノードBは、通知フレームの宛先が「GW3」であることと、通知フレームの送信元が「ノードA」であることを特定する。この結果、ノードBは、ルーティングテーブル11を参照し、通知フレームの宛先である「GW3」を「GD」とするエントリの「経路タイマ」に初期値「60」を設定する。
このように、各ノードは、ルーティングテーブルの各エントリの使用頻度に基づいて、エントリの更新を実行できるので、使用頻度の高いエントリを優先して保持することができる。
[処理の流れ]
次に、各ノードが実行する処理の流れについて説明する。ここでは、フレームを受信した時に実行するフレーム受信処理、ルーティングテーブルを更新する経路情報設定処理、フレームを宛先に転送する転送処理、経路情報の経路タイマを制御するタイマ処理について説明する。なお、ここでもノード10を例にして説明する。
(フレーム受信処理)
図6は、実施例1に係るフレーム受信処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、ノード10の受信部12がフレームを受信すると、フレーム解析部14は、受信フレームが生存確認フレームか否かを判定する(S101)。例えば、フレーム解析部14は、受信フレームのヘッダ等を参照して、生存確認フレームであることを示す識別子等が含まれているか否かを判定する。
そして、経路情報設定部17は、生存確認フレームであると判定された場合(S101:Yes)、受信フレームの送信元に対応するルーティングテーブル11のエントリのTTLをリセットする(S102)。
続いて、フレーム解析部14が受信フレームの宛先が自ノード10であると判定した場合(S103:No)、ノード10は、受信処理を実行する(S104)。例えば、ノード10は、センサ50から検針データを取得して、通知フレームの生成および送信を実行する。
一方、フレーム解析部14が受信フレームの宛先が他ノードであると判定した場合(S103:Yes)、転送処理部15が後述する転送処理を実行する(S105)。
また、S101において、フレーム解析部14は、受信フレームを生存確認フレームではないと判定した場合(S101:No)、受信フレームが要求フレームか否かを判定する(S106)。
そして、経路情報設定部17は、受信フレームが要求フレームであると判定された場合(S106:Yes)、後述する経路情報設定処理を実行する(S107)。一方、受信フレームが要求フレームではないと判定された場合(S106:No)、S103が実行される。
(経路情報設定処理)
図7は、実施例1に係る経路情報設定処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図6のS107で実行される処理である。
図7に示すように、ノード10の経路情報設定部17は、要求フレームと判定された受信フレームのヘッダ等を参照し、受信フレームが自ノード宛のフレームであるか否かを判定する(S201)。
そして、経路情報設定部17は、受信フレームが自ノード宛のフレームであると判定した場合(S201:Yes)、受信フレームから送信元を抽出して、ルーティングテーブル11の指定GWに登録する(S202)。
続いて、経路情報設定部17は、受信フレームの送信元に対応する経路情報がルーティングテーブル11に登録済みか否かを判定する(S203)。ここで、経路情報設定部17は、受信フレームの送信元に対応する経路情報がルーティングテーブル11に登録済みである場合(S203:Yes)、処理を終了する。
一方、経路情報設定部17は、受信フレームの送信元に対応する経路情報がルーティングテーブル11に未登録である場合(S203:No)、ルーティングテーブル11に空きがあるか否かを判定する(S204)。
そして、経路情報設定部17は、ルーティングテーブル11に空きがあると判定した場合(S204:Yes)、ルーティングテーブル11の空きエントリに、受信フレームの送信元のGW装置に対するエントリを登録する(S205)。
一方、経路情報設定部17は、ルーティングテーブル11に空きがないと判定した場合(S204:No)、ルーティングテーブル11において経路タイマが最も古いエントリを削除して(S206)、S205を実行する。つまり、経路情報設定部17は、経路タイマの値が最も小さい、長時間使用されていない経路情報を削除して、新たなエントリを登録する。
(転送処理)
図8は、実施例1に係る転送処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図6のS105で実行される処理である。
図8に示すように、ノード10の転送処理部15は、生存確認フレームまたは他ノード宛と判定された受信フレームを、次に宛先への送信フレームとしてS301を実行する。具体的には、転送処理部15は、受信フレームのヘッダ等に設定される「GD」を抽出し、当該「GD」に対する「LD」をルーティングテーブル11から特定して、送信フレームの「LD」に設定する(S301)。
続いて、転送処理部15は、送信フレームが通知フレームか否かを判定する(S302)。そして、転送処理部15は、送信フレームが通知フレームではないと判定した場合(S302:No)、当該送信フレームを宛先に向けて送信する(S303)。
一方、転送処理部15は、送信フレームが通知フレームであると判定した場合(S302:Yes)、送信フレームの「GD」に設定されるGW装置に対応するルーティングテーブル11のエントリの経路タイマをリセットする(S304)。その後、転送処理部15は、S303を実行する。
(転送処理)
図9は、実施例1に係るタイマ処理の流れを示すフローチャートである。図9に示すように、ノード10のタイマ処理部18は、タイマ処理の未処理エントリをルーティングテーブル11から特定する(S401)。ここで、タイマ処理部18は、該当するエントリがない場合には(S402:Yes)、処理を終了する。
一方、タイマ処理部18は、該当するエントリがある場合には(S402:No)、対象エントリの経路タイマが1以上か否かを判定する(S403)。経路タイマが1以上である場合(S403:Yes)、タイマ処理部18は、対象エントリの経路タイマを減算する(S404)。なお、対象エントリの経路タイマが0である場合(S403:No)、タイマ処理部18は、S404を実行することなく、S405を実行する。
そして、タイマ処理部18は、該当エントリのTTLが1以上か否かを判定する(S405)。そして、タイマ処理部18は、対象エントリのTTLが1以上である場合(S405:Yes)、当該TTLを減算する(S406)。なお、対象エントリのTTLが0である場合(S405:No)、タイマ処理部18は、S406を実行することなく、S407を実行する。
その後、タイマ処理部18は、減算後のTTLが0ではない場合(S407:Yes)、S401に戻って次のエントリについて上記処理を実行する。
一方、タイマ処理部18は、減算後のTTLが0である場合(S407:No)、対象エントリが指定GWのエントリであるか否かを判定する(S408)。そして、タイマ処理部18は、対象エントリが指定GWのエントリではない場合(S408:No)、S401に戻って次のエントリについて上記処理を実行する。
また、タイマ処理部18は、対象エントリが指定GWのエントリである場合(S408:Yes)、指定GWを変更した後(S409)、S401に戻って次のエントリについて上記処理を実行する。
[経路更新の具体例]
次に、図10から図14を用いて、ノードのルーティングテーブルの更新例を説明する。ここで示す無線通信システムの構成は、図1と同様とする。なお、図10から図14では、ルーティングテーブルをRTと表記する場合がある。
図10は、経路更新の具体例を説明する図である。図10に示すように、無線通信システムは、図1と同様、ノードAからノードH、GW装置1、GW装置2を有するシステムである。また、図10において実線で接続されるノード等は、1ホップで通信可能な位置にあることを示している。
このような状態において、グループ60は、制御データや検針データの要求指示などの各種データをGW装置1から取得するノードの範囲を示す。同様に、グループ70は、各種データをGW装置2から取得するノードの範囲を示す。また、各ノードのルーティングテーブルには、初期状態として、「指定GW=なし、(GD、経路タイマ)=(GW1、0)、(GW2、0)」が登録されている。
その後、GW装置1から宛先をノードBとする要求フレームが送信され、GW装置2から宛先をノードGとする要求フレームが送信される。図11は、GW装置2からノードGおよびGW装置1からノードBへ送信されたフレームによって経路情報が更新される例を説明する図である。
図11に示すように、GW装置1からノードBへ向けて送信された要求フレームは、GW装置1と1ホップで接続されるノードBによって直接受信され、ノードBは、要求フレームに対応する通知フレームをGW装置1に応答する(S501)。
この結果、ノードBは、要求フレームの宛先が自ノードであることから、要求フレームの送信元であるGW装置1を指定GWに登録する。また、ノードBは、ルーティングテーブルにおいて、通知フレームの宛先であるGW装置1を「GD」とするエントリの経路タイマに100を設定する。
一方、図11に示すように、GW装置2からノードGへ向けて送信された要求フレームは、それぞれ1ホップで接続されるノード間を経由してノードGへ到達し、ノードGから送信された通知フレームは、要求フレームの逆経路でGW装置2に到達する(S502)。
具体的には、GW装置2から送信された要求フレームは、送信元のGW装置2と1ホップで接続されるノードD、ノードBと1ホップで接続されるノードC、ノードCと1ホップで接続されるノードAを経由して、ノードGに到達する。同様に、ノードGから送信された通知フレームは、送信元のノードGと1ホップで接続されるノードA、ノードAと1ホップで接続されるノードC、ノードCと1ホップで接続されるノードDを経由して、GW装置2に到達する。
この結果、ノードGは、要求フレームの宛先が自ノードであることから、要求フレームの送信元であるGW装置2を指定GWに登録する。また、ノードGは、ルーティングテーブルにおいて、通知フレームの宛先であるGW装置2を「GD」とするエントリの経路タイマに100を設定する。また、ノードA、ノードC、ノードDは、要求フレームおよび通知フレームを中継したので、通知フレームの宛先であるGW装置2を「GD」とするエントリの経路タイマに100を設定する。
図11から10分後、GW装置1から宛先をノードHとする要求フレームが送信されたとする。図12は、図11から続いてGW装置1からノードHへ送信されたフレームによって経路情報が更新される例を説明する図である。
図12に示すように、GW装置1からノードHへ向けて送信された要求フレームは、1ホップで接続されるノード間を経由してノードHへ到達し、ノードHから送信された通知フレームは、要求フレームの逆経路でGW装置1に到達する(S503)。
具体的には、GW装置1から送信された要求フレームは、送信元のGW装置1と1ホップで接続されるノードAを経由して、ノードHに到達する。同様に、ノードHから送信された通知フレームは、送信元のノードHと1ホップで接続されるノードAを経由して、GW装置1に到達する。
この結果、ノードHは、要求フレームの宛先が自ノードであることから、要求フレームの送信元であるGW装置1を指定GWに登録する。また、ノードHは、ルーティングテーブルにおいて、通知フレームの宛先であるGW装置1を「GD」とするエントリの経路タイマに100を設定する。また、ノードAは、要求フレームおよび通知フレームを中継したので、通知フレームの宛先であるGW装置1を「GD」とするエントリの経路タイマに100を設定する。
なお、各ノードでは、この10分の間で、GW装置2に対してフレームの送受信をしていないことから、ルーティングテーブルにおける「GD」が「GW2」であるエントリの「経路タイマ」を10減算している。
さらに10分後、無線通信システムに新たに追加されたGW装置3から、宛先をノードAとする要求フレームが送信されたとする。図13は、図12から追加されたGW装置3からノードAへ送信されたフレームによって経路情報が更新される例を説明する図である。
図13に示すように、GW装置3からノードAへ向けて送信された要求フレームは、1ホップで接続されるノード間を経由してノードAへ到達し、ノードAから送信された通知フレームは、要求フレームの逆経路でGW装置3に到達する(S504)。
具体的には、GW装置3が送信した要求フレームは、送信元のGW装置3と1ホップで接続されるノードGを経由して、ノードAに到達する。同様に、ノードAが送信した通知フレームは、送信元のノードAと1ホップで接続されるノードGを経由して、GW装置3に到達する。
この結果、ノードAは、要求フレームの宛先が自ノードであることから、要求フレームの送信元であるGW装置3を指定GWに登録する。また、ノードAは、ルーティングテーブルにおいて、通知フレームの宛先であるGW装置3を「GD」とするエントリを生成する。このとき、ノードAは、ルーティングテーブルのエントリ数が上限値であることから、指定GWではなく経路タイマが最も小さい「GW2」のエントリを削除する。そして、ノードAは、GW装置3を「GD」とするエントリを新たに生成し、当該エントリの経路タイマに100を設定する。
また、ノードGは、要求フレームおよび通知フレームを中継したので、通知フレームの宛先であるGW装置3を「GD」とするエントリを生成する。具体的には、ノードGは、ルーティングテーブルにおいて、指定GWではなく、経路タイマが最も小さい「GW1」のエントリを削除する。そして、ノードGは、GW装置3を「GD」とするエントリを新たに生成し、当該エントリの経路タイマに100を設定する。
なお、各ノードでは、この10分の間で、GW装置2に対してフレームの送受信をしていないことから、ルーティングテーブルにおいて「GD」が「GW2」であるエントリの「経路タイマ」をさらに10減算している。
このようにしてルーティングテーブルを更新することで、各ノードは、使用頻度の高い経路情報や最近使用された経路情報を保持することができる。図14は、ノードAが経路を保持することを説明する図である。
図14に示すように、ノードAは、図10から図13を実行することで、GW装置1への経路とGW装置3への経路を保持することができる。この結果、ノードAは、GW装置1からノードHへのフレーム送信が発生した場合でも、この経路が最近使用された経路であることからルーティングテーブルに保持しているので、通信断を発生させずに中継することができる。
[死活監視の具体例]
次に、図15と図16を用いて、ノード間の死活監視によってルーティングテーブルが更新される例を説明する。図15および図16は、死活監視を説明する図である。
図15に示す無線通信システムは、図13と同様の構成であり、ノードAからノードH、GW装置1、GW装置2、GW装置3を有するシステムである。また、図15において実線で接続されるノード等は、1ホップで通信可能な位置にあることを示している。
また、グループ60は、制御データや検針データの要求指示などの各種データをGW装置1から取得するノードの範囲を示す。グループ70は、各種データをGW装置2から取得するノードの範囲を示す。グループ80は、各種データをGW装置3から取得するノードの範囲を示す。
一例として、ノードAのルーティングテーブルには、「指定GW=GW3、(GD、経路タイマ、TTL)=(GW1、70、25)、(GW3、80、25)」が登録されているものとする。
このような状態において、GW装置3は、ノードの死活を監視する生存確認フレームを定期的に送信する。なお、図15の矢印は、GW装置3から送信された生存確認フレームが、1ホップで接続されるノードに伝搬する流れを示している。
各ノードは、GW装置3から生存確認フレームを一定時間受信しなくなった場合に、ルーティングテーブルの更新を実行する。図16に示すように、GW装置3に障害が発生することで、GW装置3からの生存確認フレームが途絶える。
例えば、ノードAは、GW装置3からの生存確認フレームが途絶えたことから、ルーティングテーブルの「GD」に「GW3」と登録されるエントリの「経路タイマ」と「TTL」とに「0」を登録する。さらに、ノードAは、GW3が指定GWに登録されていることから、指定GWをGW3からGW1に更新する。その後、ノードAは、GW装置1に対して、自律的にデータを送信する。このようにすることで、ノードAは、新たなエントリの登録が発生した場合でも、障害中のGW装置3のエントリを削除して、新たなエントリを登録することができる。
上述した実施例によって、各ルートは、新たなエントリを登録する際にルーティングテーブルから、古いエントリを削除して、新たなエントルを格納することができる。また、各ノードは、GW装置からの要求に対してノード側でルーティングテーブルに空きが無かった場合でも、ルーティングテーブルのエントリの入れ替えをおこなえるので、通信断を発生させずに応答を返すことができる。
また、経路タイマが定期的に更新されることで、その経路が入れ替えされにくくなり、HELLOメッセージの交換等によって安定した経路を構築することができる。さらに、ノードは、GW装置がダウンした場合でも、一定時間経過すれば、宛先GWを自動で切り替えることができる。また、ダウンしたGWのエントリは、入れ替え対象となり、ノードからの無駄な通信負荷を抑えることができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(無線品質)
ルーティングテーブルのエントリに記憶される「品質」は、自ノードから宛先ノードまでの経路品質を示す数値であり、例えば受信電界強度などの値を用いることができる。また、宛先Aに送信した全フレーム数のうち応答を確認できたフレーム数の割合などである到達性を用いることもできる。
(使用頻度)
上記実施例では、経路情報の使用頻度を示す指標として、経路利用タイミングでリセットし、時間経過で減算する「経路タイマ」を用いる例を説明したが、これに限定されるものではい。例えば、時間経過で増加する「経路タイマ」を用いてもよい。その場合、経路タイマの値が小さいほど、使用頻度が多いことを示す。なお、タイマを増加または減算させる数は任意に設定できる。
また、別例としては、経路利用の最新性を管理する方法を適用することもできる。具体的には、ノードは、ルーティングテーブルの各エントリに、最近利用した順位を記す領域を設けて、各エントリに順位をつけて管理する。そして、ノードは、経路利用したノードを1位に設定する。また、ノードは、既に1位及び2位以下にノードが設定されていれば、1つずつ順位を下げて設定し、空いた1位に最新のノードを登録する。ノードは、エントリが上限値にある場合は、最下位のノードと入れ替える。
さらに、別例としては、経路の利用回数を適用することもできる。例えば、ノードは、単位時間あたりのGD宛フレーム送信および転送回数をカウントアップしておき、値が大きいほど利用頻度が高いと判断する。そして、ノードは、エントリが上限値にある場合は、利用頻度が最下位のノードと入れ替える。
(経路タイマの更新タイミング)
上記実施例では、ノードが経路タイマを減算する例を説明したが、ノードは、ルーティングテーブルのエントリに登録されるGDを宛先とする通知フレームを受信した場合、当該エントリの経路タイマを加算する。このとき、ノードは、再度初期値を設定してもよく、定めた所定値を加算してもよい。
また、上記実施例では、各ノードは、通知フレームを受信または中継するタイミングで、経路タイマを設定または更新する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各ノードは、要求フレームを受信または中継するタイミングで、経路タイマを設定または更新することもできる。
(下りの経路情報)
上記実施例では、各ノードがGW装置宛の上りの経路情報を保持する例を説明したが、各ノードは、GW装置を送信元とする下りの経路情報について、上りの経路情報の逆経路を使用するものとする。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
1、2、3 GW装置
10 ノード
11 ルーティングテーブル
12 受信部
13 送信部
14 フレーム解析部
15 転送処理部
16 ルーティング制御部
17 経路情報設定部
18 タイマ処理部

Claims (11)

  1. データの送信先となる宛先装置の経路情報を含む、複数の宛先それぞれに対する経路情報各々に対応付けて、当該経路情報を用いたデータ通信の使用頻度を記憶する記憶部と、
    前記データの送信を要求する自分宛の要求フレームを受信した場合に、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置か否かを判定する判定部と、
    前記要求フレームの送信元が前記宛先装置である場合、前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新し、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置ではない別の装置である場合、前記記憶部に記憶される経路情報のうち使用頻度が少ない経路情報を削除して、前記の装置を宛先とする経路情報更新するとともに、前記別の装置を新たな宛先装置に設定する経路情報設定部と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記経路情報設定部は、前記宛先装置を送信元とする前記データを受信した場合に、前記宛先装置を宛先とする宛先装置の経路情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定し、前記宛先装置の経路情報が前記記憶部に記憶されていないと判定した場合、前記使用頻度が最小の経路情報を前記宛先装置の経路情報に更新することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記宛先装置を宛先とする前記データを送信するとともに、前記記憶部に記憶された前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新する転送処理部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記経路情報設定部は、アドホックネットワークで接続される第2の装置から、前記第2の装置の生存確認を示す生存確認フレームを一定時間受信しない場合に、前記第2の装置を宛先とする第2の経路情報に対応付けられる前記使用頻度に、前記第2の経路情報が使用できないことを示す最小値を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  5. 記経路情報設定部は、前記第2の装置が前記宛先装置である場合には、前記記憶部に記憶される経路情報および前記使用頻度に基づいて、前記宛先装置とは異なる宛先を、新たな宛先装置に設定することを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  6. 無線通信装置が、
    データの送信先となる宛先装置の経路情報を含む、複数の宛先それぞれに対する経路情報各々に対応付けて、当該経路情報を用いたデータ通信の使用頻度を記憶する記憶部を参照し、
    前記データの送信を要求する自分宛の要求フレームを受信した場合に、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置か否かを判定し、
    前記要求フレームの送信元が前記宛先装置である場合、前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新し、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置ではない別の装置である場合、前記記憶部に記憶される経路情報のうち使用頻度が少ない経路情報を削除して、前記の装置を宛先とする経路情報更新するとともに、前記別の装置を新たな宛先装置に設定する
    処理を含んだことを特徴とする無線通信方法。
  7. 無線通信装置が、
    前記宛先装置を宛先とするデータを送信した場合に、前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新する処理をさらに含んだことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
  8. 無線通信装置に、
    データの送信先となる宛先装置の経路情報を含む、複数の宛先それぞれに対する経路情報各々に対応付けて、当該経路情報を用いたデータ通信の使用頻度を記憶する記憶部を参照し、
    前記データの送信を要求する自分宛の要求フレームを受信した場合に、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置か否かを判定し、
    前記要求フレームの送信元が前記宛先装置である場合、前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新し、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置ではない別の装置である場合、前記記憶部に記憶される経路情報のうち使用頻度が少ない経路情報を削除して、前記の装置を宛先とする経路情報更新するとともに、前記別の装置を新たな宛先装置に設定する
    処理を実行させることを特徴とする無線通信プログラム。
  9. 無線通信装置に、
    前記宛先装置を宛先とするデータを送信した場合に、前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新する処理をさらに実行させることを特徴とする請求項8に記載の無線通信プログラム。
  10. アドホックネットワークで接続される複数の無線通信装置を有する無線通信システムにおいて、
    各無線通信装置は、
    データの送信先となる宛先装置の経路情報を含む、前記アドホックネットワークで接続される複数の宛先それぞれに対する経路情報各々に対応付けて、当該経路情報を用いたデータ通信の使用頻度を記憶する記憶部と、
    前記データの送信を要求する自分宛の要求フレームを受信した場合に、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置か否かを判定する判定部と、
    前記要求フレームの送信元が前記宛先装置である場合、前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新し、前記要求フレームの送信元が前記宛先装置ではない別の装置である場合、前記記憶部に記憶される経路情報のうち使用頻度が少ない経路情報を削除して、前記の装置を宛先とする経路情報更新するとともに、前記別の装置を新たな宛先装置に設定する経路情報設定部と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  11. 前記各無線通信装置は、前記アドホックネットワークで接続される宛先装置を宛先とするデータを送信し、前記宛先装置の経路情報に対応付けられる前記使用頻度を更新する転送処理部をさらに有することを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
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