JP6213250B2 - 荷重測定装置及び荷重オフセット値設定方法 - Google Patents

荷重測定装置及び荷重オフセット値設定方法 Download PDF

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本発明は、ベッドに印加された荷重を測定できる荷重測定装置及び正確な荷重測定の実現に必要な荷重オフセット値設定方法に関する。
病院や高齢者施設等では、患者や入居者等の安全管理のために、これらの人がベッド上にいるか、さらにベッド上にいるならばどのような姿勢をとっているか、又、睡眠中か覚醒しているか等を確認したいという要望がある。また、これらの人の睡眠中の体動、睡眠深度、心拍数等に応じて、部屋の温度、湿度、採光の調整を行いたいという要望がある。
しかし、職員等による見回りでは常に人の状態を確認したり、部屋を最適の状態に調整することは困難である。また、監視カメラ等を用いた場合には患者や入居者等のプライバシーの問題や監視負担の増大といった問題が生じる。
これらの問題を解決するために、ベッド上に印加された荷重に基づいて、ベッド上の人の在離床を判定する技術が提案されている。特許文献1においては、ベッドの支柱及び床面間に介装された荷重センサと、在床判定手段と、リセットスイッチと、送信手段とを備えた在床検知装置が開示されている。この在床検知装置において、在床判定手段は、荷重センサで検出された荷重が予め設定された基準値を所定条件に従って超えたか否かでベッド上の人の在離床を判定する。所定条件とは、例えば、荷重センサ1個当たり3kg以上の荷重が連続して10秒以上継続された場合が挙げられる。リセットスイッチは、ベッド上に人が存在していない場合であっても荷重センサに加わっているベッド本体や寝具等の荷重を在床判定手段の基準値として設定する。これにより、ベッド上の人の体重のみが在床判定手段における在離床判定に利用される。送信手段は、在床判定手段による判定結果を外部に対して送信する。
特開平10−55491号公報
ベッド上にいる人の睡眠中の体動、睡眠深度、心拍数等を離れた場所で確認するためには、ベッドに人がいることが前提である。そのためには、ベッド上の人の在離床を正確に把握する必要がある。特許文献1における在床検知装置では、人がベッドにもたれている、又は端座位している等の場合であっても、荷重センサで検出した荷重値が所定条件に従って基準値を超えたか否かで在離床を判定する。このとき、離床であると判定されると、寝具等を含むベッドの荷重以外に、もたれている、又は端座位の状態にある人が荷重センサに与えている荷重(当該人の体重よりは小さい値)を含めた荷重が在床検知の基準値として設定されてしまう。この基準値は正しい基準値よりも大きい値であり、誤った値である。
そして、当該人がその状態でベッドから一度も離れることなくベッドに在床した場合、在床判定手段は誤った基準値をベースにして在離床の判定を行う。この場合、基準値が誤っているので荷重センサは人の体重(荷重)を正確に検出しておらず、実際の体重よりも少ない値をベッド上の荷重として検出し、この検出値に基づいて在床判定手段はベッド上の人の在離床を判定する。もし当該検出値が所定条件に従って基準値を超えていなければ、在床判定手段は離床であると判定し、ベッド上に人がいるにも拘らず人の存在を検知できなくなるおそれがあった。このように、ベッド上の人の在離床判定には更なる改善の余地があった。
上記問題に鑑み、人の体重を正確に計測することによりベッド上の人の在離床を正確に判定することができる荷重測定装置、及び、人の体重を正確に計測するために必要な荷重オフセット値設定方法を提供することが求められている。
上記課題を解決するために、本発明に係る荷重測定装置の特徴構成は、ベッド上の物体の荷重を測定する荷重センサと、前記荷重センサで検出された前記物体の荷重値の第1所定時間内の変動量を算出する変動量演算部と、前記荷重値の前記第1所定時間内の平均値である第1平均値と予め保存された荷重オフセット値とを比較し、且つ、前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較する比較部と、前記第1平均値が前記荷重オフセット値よりも小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量よりも小さい場合に、新たに検出された前記荷重値の第2所定時間内の平均値である第2平均値を新たな荷重オフセット値として設定する荷重オフセット値設定部と、を備えた点にある。
荷重オフセット値は、荷重センサで検出された荷重値を見かけ上0kgにするために、第1平均値から減じる値である。ベッドの上に何も物体がないときは第1平均値から荷重オフセット値を減じた減算結果は0となり、物体があるときの減算結果は物体の重さの分だけプラスになるはずである。しかし、減算結果がマイナスになったという結果から、それまでの荷重オフセット値は大きすぎており、前回の荷重オフセット値の設定はベッド上に何か物体が載った状態で実行されていたことがわかる。そして、今回の比較部での判断結果は、当該物体の一部もしくは全部がベッド上から取り除かれたことを示している。また、変動量が基準変動量よりも小さい場合には、ベッド上には動く物体は何もないと推測される。そして、これら2つの条件の両方を充足する場合には、ベッド上には何も物体が載っていない可能性は非常に高いと言える。従って、その状態で新たな荷重オフセット値の設定を行うことにより、その後の減算結果は0又はプラスとなり、プラスの場合にはベッドの上にある物体の重さをそれまでよりも正確に表すことができるようになる。
本発明に係る荷重測定装置においては、新たな荷重オフセット値の設定を行うか否かを判断する際には第1平均値を用い、設定される新たな荷重オフセット値には第1平均値とは別の第2平均値を用いている。このように、新たな荷重オフセット値を設定するとの判断の後に新たに荷重値の検出を行って変動量と第2平均値の算出を行い、第2平均値を新たな荷重オフセット値に設定することにより、より直近の平均値を新たな荷重オフセット値にでき、より正確な荷重オフセット値の設定が可能になる。また、第1所定時間と第2所定時間とは同じ時間でも異なる時間でもよく、例えば、第1所定時間よりも第2所定時間を長くすることにより、第2平均値による新たな荷重オフセット値をより正確に算出することが可能になる。
本発明に係る荷重測定装置は、前記荷重センサは複数備えられ、前記変動量演算部は、複数の前記荷重センサのそれぞれの前記変動量を算出し、前記比較部は、複数の前記荷重センサのそれぞれの前記第1平均値の合計値と複数の前記荷重センサのそれぞれに対応する前記荷重オフセット値の合計値とを比較し、且つ、複数の前記変動量のうち最も大きい値と前記基準変動量とを比較し、前記荷重オフセット値設定部は、複数の前記荷重センサのそれぞれにおいて新たに検出された前記荷重値の前記第2所定時間内の平均値である前記第2平均値を複数の前記荷重センサのそれぞれに対応する前記新たな荷重オフセット値として設定すると好適である。
例えば、荷重センサがベッドの複数の脚部の全てに備えられていれば、ベッド上の物体がどの位置にあっても、それら複数の荷重センサの荷重値の平均値の合計によりベッド上の物体の重さの平均値を正確に検出することができる。もしベッド上に動く物体があり、それがベッド上で動くとすれば、その物体のベッド上の位置に応じて荷重センサのそれぞれで検出する荷重値が変動する。荷重値の変動量が大きいということは、ベッド上に物体、特に動く物体がある可能性が高くなる。従って、複数の変動量の中で最も大きい値と基準変動量を比較することにより、ベッド上に物体が存在するか否かをより正確に判断することができる。
本発明に係る荷重測定装置の特徴構成は、ベッド上の物体の荷重を測定する荷重センサと、前記荷重センサで検出された前記物体の荷重値の所定時間内の変動量を算出する変動量演算部と、前記荷重値の前記所定時間内の平均値と予め設定された荷重オフセット値とを比較し、且つ、前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較する比較部と、前記平均値が前記荷重オフセット値よりも小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量よりも小さい場合に、前記平均値を新たな荷重オフセット値として設定する荷重オフセット値設定部と、を備えた点にある。
平均値が荷重オフセット値よりも小さく、且つ、変動量が基準変動量よりも小さい場合に、荷重オフセット設定部が当該平均値を新たな荷重オフセット値として設定する。これにより、新たな荷重オフセット値を設定する条件を充足した後で、設定する荷重オフセット値を求めるために、別途新たに荷重値を検出する必要がないので、迅速に荷重オフセット値の設定することができる。
本発明に係る荷重測定装置は、前記ベッドは脚部を有し、前記荷重センサは、前記ベッドからの荷重を受けるように前記脚部の少なくとも1つの下側に載置されると好適である。
通常、ベッドの脚部はベッドフレームと一体化され、剛体となっている。そのため、ベッドからの荷重を受けるように脚部の下側に荷重センサを載置することにより、ベッド上にある物体の荷重を正確に検出することが可能になる。
本発明に係る荷重オフセット値設定方法の特徴は、荷重センサによりベッド上の物体の荷重を測定するステップと、前記荷重センサで検出した前記物体の荷重値の第1所定時間内の平均値である第1平均値を算出するステップと、前記第1所定時間内の前記荷重値の変動量を算出するステップと、前記第1平均値と予め保存された荷重オフセット値とを比較するステップと、前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較するステップと、
前記第1平均値が前記荷重オフセット値より小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量より小さい場合に、新たに検出された前記荷重値の第2所定時間内の平均値である第2平均値を新たな荷重オフセット値として設定するステップと、を有する点である。
本発明に係る荷重オフセット値設定方法においては、複数備えられた前記荷重センサのそれぞれの前記第1平均値の合計値と複数の前記荷重センサのそれぞれに対応して予め設定された前記荷重オフセット値の合計値とを比較するステップと、複数の前記荷重センサのそれぞれの前記変動量のうち最も大きい変動量である最大変動量と前記基準変動量とを比較するステップと、前記第1平均値の合計値が前記荷重オフセット値の合計値より小さく、且つ、前記最大変動量が前記基準変動量より小さい場合に、複数の前記荷重センサのそれぞれにおいて新たに検出された前記荷重値の前記第2所定時間内の平均値である前記第2平均値を複数の前記荷重センサのそれぞれに対応する前記新たな荷重オフセット値として設定するステップと、をさらに有すると好適である。
本発明に係る荷重オフセット値設定方法の特徴は、荷重センサによりベッド上の物体の荷重を測定するステップと、前記荷重センサで検出した前記物体の荷重値の所定時間内の平均値を算出するステップと、前記所定時間内の前記荷重値の変動量を算出するステップと、前記平均値と予め設定された荷重オフセット値とを比較するステップと、前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較するステップと、前記平均値が前記荷重オフセット値より小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量より小さい場合に、前記平均値を新たな荷重オフセット値として設定するステップと、を有する点である。
本実施形態に係る荷重測定装置を備えたベッドを表す斜視図である。 荷重オフセット値設定と荷重オフセット処理の手順を表すメインルーチンのフローチャートである。 最大変動量の抽出と平均値の算出の手順を表すサブルーチンのフローチャートである。
〔ベッドの構成〕
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態に係る荷重測定装置を備えたベッド10を表す斜視図である。荷重測定装置は、4個の荷重センサ1、2、3、4(以下、「荷重センサ1〜4」とも称する)と制御装置40とから構成されている。制御装置40は、ベッド10の脚部18の下側に載置された荷重センサ1〜4に接続されている。ベッド10の上には人20が横たわっている。人20は物体の一例である。ベッド10は、マットレス12、ヘッドボード14、ベッドフレーム16を有している。マットレス12は、ベッドフレーム16の上に載置されている。荷重センサ1〜4がベッドフレーム16の脚部18の下側に載置されているので、ベッド10上にある物体の荷重を正確に検出することができる。なお、荷重センサ1〜4は、脚部18の最下端に取り付けられ、脚部18と一体化されていてもよい。
本実施形態において、荷重センサ1〜4は4本の脚部18全てに載置されているが、必ずしも全ての脚部18に載置されている必要はない。在離床が確実に確認できる範囲で荷重センサ1〜4が載置されていない脚部18があってもよい。また、脚部18が5本以上あるベッド10においても同様に、荷重センサ1〜4は全ての脚部18に載置されていてもよいし、一部の脚部18にのみ載置されていてもよい。また、荷重センサ1〜4は、脚部18の下側に載置されていなくてもよく、例えば、マットレス12の上部又は下部などベッド10上の物体の荷重を正確に検出できる位置であれば任意の場所に取り付けることができる。
〔制御装置の構成〕
図1に示すように、荷重センサ1〜4の検出値は制御装置40に入力される。制御装置40は、入力インターフェース42、記憶部44、変動量演算部46、荷重演算部48、基準値記憶部50、比較部52、荷重オフセット処理部54、在離床判定部56、出力インターフェース58を備えている。荷重オフセット処理部54は荷重オフセット値設定部の一例である。制御装置40は、荷重センサ1〜4の検出値(荷重値)に基づいて、ベッド10の上に人20がいる在床状態と人20がいない離床状態を判定して、その結果を出力装置70に出力する。以下、在床状態と離床状態を総称するときは、在離床状態と称する。
入力インターフェース42は、荷重センサ1、2、3、4のそれぞれから所定時間ごとに出力される荷重値を表す電気信号S1、S2、S3、S4(以下、「荷重値S1〜S4」とも称する)を受け付ける。入力インターフェース42に入力された荷重センサ1〜4の荷重値S1〜S4は、記憶部44に保存される。記憶部44は、別の所定時間が経過した段階でそれまでに保存した荷重値S1〜S4のデータを変動量演算部46と荷重演算部48とに送り、その後保存されたデータを消去する。
変動量演算部46は、所定時間(例えば5秒)ごとに、その間に記憶部44に保存された荷重値S1、S2、S3、S4のそれぞれについて、荷重値の最大値と最小値の差である変動量ΔS1、ΔS2、ΔS3、ΔS4(以下、「変動量ΔS1〜ΔS4」とも称する)を計算により求め、変動量ΔS1〜ΔS4の中で最も大きい変動量である最大変動量ΔSmaxを抽出する。もし、ベッド10上に動く物体があり、それがベッド10上で動くとその物体のベッド10上の位置に応じて荷重センサ1〜4のそれぞれで検出する荷重値S1〜S4が変動する。変動量ΔS1〜ΔS4が大きいということは、それだけ荷重値S1〜S4が大きく変化したことを示していることから、ベッド10上に物体、特に動く物体がある可能性が高くなると判断することができる。
荷重演算部48は、変動量演算部46での処理と並行して、所定時間ごとに、その間に記憶部44に保存された荷重値S1、S2、S3、S4のそれぞれについて、平均値AS1、AS2、AS3、AS4(以下、「平均値AS1〜AS4」とも称する)を算出する。
基準値記憶部50には、直近に行われた荷重オフセット処理により設定された荷重センサ1、2、3、4ごとの荷重オフセット値BS1、BS2、BS3、BS4(以下、「荷重オフセット値BS1〜BS4」とも称する)が保存されている。また、基準値記憶部50には、荷重オフセット処理を行うに際し許容される変動量閾値ΔS0(以下、単に「閾値ΔS0」とも称する)と、ベッド10の上にある物体が人20であるか否か、すなわち在離床判定する基準値となる在離床閾値W0が最初から保存されている。荷重オフセット値BS1〜BS4及び荷重オフセット処理の詳細については後述する。なお、変動量閾値ΔS0は基準変動量の一例である。
比較部52は、基準値記憶部50に保存された荷重オフセット値BS1〜BS4を読み出して、対応する平均値AS1〜AS4との差分を計算し、それらの差分を合計してベッド荷重Wを求める。また、保存された閾値ΔS0を読み出して、ΔSmaxとの大小を比較する。
荷重オフセット処理部54は、比較部52で所定の条件を充足したときに、現在の荷重オフセット値BS1〜BS4に代えて、平均値AS1〜AS4を新たな荷重オフセット値BS1〜BS4として設定する処理を行う。新たに設定された荷重オフセット値BS1〜BS4は基準値記憶部50に書き込まれて保存される。そして、新たな荷重オフセット値BS1〜BS4で荷重オフセット処理が実行される。
在離床判定部56は、比較部52の結果、及び/又は、基準値記憶部50に保存された在離床閾値W0とベッド荷重Wとの大小関係に基づいて、ベッド10の上に人20がいるか否か、すなわち在床状態にあるか離床状態にあるかを判定する。そして、出力インターフェース58を通じて、外部の出力装置70に判定結果を出力する。
在離床判定部56において在離床を正確に判定するためには、人20がベッド10の上にいないときのベッド10上の荷重値S1〜S4を0kgとして検出することが重要である。図1に示す状態からベッド10上に人20がいなくなったとしても、実際には荷重センサ1〜4のそれぞれにはベッドフレーム16、マットレス12、ヘッドボード14等の荷重が分配されて印加されている。しかし、これら分配された荷重値S1〜S4を減じると(オフセットすると)、ベッドフレーム16、マットレス12、ヘッドボード14等の荷重をキャンセルすることができ、オフセット後の荷重センサ1〜4のそれぞれの荷重値S1〜S4を見かけ上0kgにすることができる。
このように、荷重センサ1〜4のその時点での荷重値S1〜S4を見かけ上0kgにして以後の制御を行うために減じる荷重値S1〜S4が荷重オフセット値BS1〜BS4である。また、荷重センサ1〜4のそれぞれの荷重値S1〜S4から荷重オフセット値BS1〜BS4を減じる処理が荷重オフセット処理である。人20の体重を正確に測定するためには、ベッド10の上に人20その他何も物体がないときのベッド10上の荷重値を0kgとして検出する必要がある。そのためには、ベッド10上に何も物体がないときに荷重センサ1〜4のそれぞれで検出された荷重値S1〜S4を荷重オフセット値BS1〜BS4として設定し、荷重オフセット処理を実行することが重要である。以後、荷重オフセット値BS1〜BS4の設定と荷重オフセット処理とを総称するときは、荷重補正処理とも称する。このように荷重オフセット値BS1〜BS4が設定されることにより、比較部52で求められるベッド荷重Wは、ベッド10上の物体の正確な重さを表すことができる。
もし仮にベッド10上に何らかの物体が載っている状態で荷重補正処理を行っても、物体をベッド10から下ろした後に測定したベッド荷重Wは物体の重さ分だけ軽く検出されるので正しい値とは言えない。この場合は、物体をベッド10から降ろしたタイミングで荷重補正処理を行う必要がある。
〔荷重オフセット値設定と荷重オフセット処理の手順〕
次に、ベッド10上に何も載っていないことを制御装置40が判断してからベッド10上の荷重値を0kgにすることができる荷重オフセット値BS1〜BS4の設定と、荷重オフセット処理の手順について図1〜図3を用いて詳細に説明する。これらの手順は、図2に示すメインルーチンと、図3に示すサブルーチンの組み合わせにより構成されている。
図2に示すように、制御装置40の不図示の主電源をオンにすると(S201)、荷重センサ1〜4も通電され、荷重値S1〜S4の計測が開始される。計測された荷重値S1〜S4は所定時間ごとに入力インターフェース42に入力される。そして、この時点では、ベッド10上に物が載っているか否かを判断することなく、主電源オン時の自動オフセット処理として荷重補正処理を行う。そのために、図3のサブルーチンに示す、最大変動量の抽出と平均値の算出を行う(S202)。
図3に示すように、まず、制御装置40は、内部クロックTの時間を0秒にしてから(S301)、荷重センサ1〜4の荷重値S1〜S4を所定時間ごとに入力インターフェース42を介して取得し(S302)、記憶部44に保存する(S303)。自動オフセット処理における荷重値S1〜S4の取得と保存は内部クロックTの時間が1秒(X=1)になるまで繰り返し続けられる(S304のNo)。例えば、所定時間が50ミリ秒であれば、荷重センサ1〜4のそれぞれにつき20個の荷重値S1〜S4のデータが記憶部44に保存される。
内部クロックTの時間が1秒になると(S304のYes)、記憶部44に保存された荷重値S1〜S4は、変動量演算部46と荷重演算部48の両方に送られる。変動量演算部46においては、荷重値S1〜S4の各20個のデータの中から、荷重センサ1〜4のそれぞれについて最大値と最小値を抽出してその差である変動量ΔS1〜ΔS4を求め、4個の変動量から最大変動量ΔSmaxを抽出する(S305)。
荷重演算部48においては、荷重値S1〜S4の各20個のデータから、荷重センサ1〜4のそれぞれについて平均値AS1〜AS4を算出する(S306)。
このように、図3に示すサブルーチンにおいては、内部クロックTに予め設定された時間内に記憶部44に保存された荷重値S1〜S4のデータから、最大変動量ΔSmaxと荷重センサ1〜4ごとの平均値AS1〜AS4を求める。
図2のメインルーチンに戻る。S203においては、S202で求められた最大変動量ΔSmaxをΔSmax1に置き換え、平均値AS1をAS11、平均値AS2をAS12、平均値AS3をAS13、平均値AS4をAS14に置き換える。そして、最大変動量ΔSmax1と平均値AS11〜AS14を比較部52に入力する。
比較部52においては、基準値記憶部50から閾値ΔS0を読み出して、最大変動量ΔSmax1と比較する(S204)。この時点では、荷重オフセット値BS1〜BS4の設定と荷重オフセット処理は一度も行われていないので、基準値記憶部50には、読み出すべき荷重オフセット値BS1〜BS4は保存されていない。
荷重補正処理を行う際には、ベッド10上に何も物体がない状態で行われなければならない。もしベッド10の上に何もなければ、荷重値S1〜S4は安定し、最大変動量ΔSmax1は小さくなるが、もし何らかの物体がベッド10上にあり、例えばそれが人20を含む生物のような動く物体であれば、ベッド10上で動くので、荷重値S1〜S4は安定せず、最大変動量ΔSmax1は大きくなる。閾値ΔS0は、ベッド10上に動く物体は何もないと判断できる最大変動量ΔSmax1の上限値を表す値である。
ΔSmax1が閾値ΔS0以上であれば(S204のNo)、制御装置40はベッド10上に何か動く物体がいると判断し、S202に戻り、再度図3のサブルーチンで、新たな最大変動量ΔSmaxと荷重センサ1〜4ごとの平均値AS1〜AS4を求める。ΔSmax1が閾値ΔS0未満であれば(S204のYes)、制御装置40はベッド10上には動く物体はないと判断し、平均値AS11〜AS14は荷重オフセット処理部54に送られる。
荷重オフセット処理部54においては、平均値AS11〜AS14をそれぞれ荷重オフセット値BS1〜BS4と設定し、設定された荷重オフセット値BS1〜BS4を基準値記憶部50に書き込んで保存する。そして、書き込まれた荷重オフセット値BS1〜BS4で荷重オフセット処理を実行する(S205)。荷重オフセット値BS1〜BS4の設定と荷重オフセット処理(荷重補正処理)が完了すれば、自動オフセット処理は完了する。荷重オフセット処理部54は、自動オフセット処理が完了したとの情報を出力インターフェース58に送り、出力装置70により、自動オフセット処理が完了したことを報知する。出力装置70は、音や振動、不図示のライトの点滅等の方法でベッド10の周囲の人に報知してもよいし、有線、無線等の方法により、離れた場所にいる人に報知してもよい。
主電源オン時の自動オフセット処理が完了した後も、制御装置40の主電源がオンされている限り、荷重センサ1〜4によるベッド10上の荷重の検出は継続される。すなわち、S206に示されているように、内部クロックTを5秒として(S304のX=5)、図3のサブルーチンによる最大変動量ΔSmaxの抽出と荷重センサ1〜4ごとの平均値AS1〜AS4の算出を行い、図2のメインルーチンに戻る。このS206において内部クロックTで設定した時間(5秒)は第1所定時間の一例である。
S207においては、S206で求められた最大変動量ΔSmaxをΔSmax2に置き換え、平均値AS1をAS21、平均値AS2をAS22、平均値AS3をAS23、平均値AS4をAS24に置き換える。そして、最大変動量ΔSmax2と平均値AS21〜AS24を比較部52に入力する。平均値AS21〜AS24はそれぞれ第1平均値の一例である。
比較部52においては、基準値記憶部50から閾値ΔS0と、自動オフセット処理により基準値記憶部50に保存された荷重オフセット値BS1〜BS4を読み出す。そして、荷重オフセット値BS1〜BS4と対応する平均値AS21〜AS24との差分を計算し、それらの差分を合計してベッド荷重Wを求める(S208)。また、閾値ΔS0とΔSmax2との大小を比較する。
ベッド荷重Wが0kgよりも小さく、且つ、閾値ΔS0より最大変動量ΔSmax2が小さければ(S209のYes)、制御装置40は、ベッド10上に何も物体がないと判断し、新たな荷重オフセット値設定と荷重オフセット処理を行うべく荷重補正処理の実行を行う。すなわち、S210に示されているように、内部クロックTを1秒として(S304のX=1)、図3のサブルーチンによる最大変動量ΔSmaxの抽出と荷重センサ1〜4ごとの平均値AS1〜AS4の算出を行い、図2のメインルーチンに戻る。このS210において内部クロックTで設定した時間(1秒)は第2所定時間の一例である。
S211においては、S210で求められた最大変動量ΔSmaxをΔSmax3に置き換え、平均値AS1をAS31、平均値AS2をAS32、平均値AS3をAS33、平均値AS4をAS34に置き換える。そして、最大変動量ΔSmax3と平均値AS31〜AS34を比較部52に入力する。平均値AS31〜AS34はそれぞれ第2平均値の一例である。
比較部52においては、基準値記憶部50から閾値ΔS0を読み出して、最大変動量ΔSmax3と比較する(S212)。最大変動量ΔSmax3が閾値ΔS0未満であれば(S212のYes)、制御装置40はベッド10上には何も物体はないと判断し、新たな荷重オフセット値BS1〜BS4の設定を行うべく、平均値AS31〜AS34を荷重オフセット処理部54に送る。
荷重オフセット処理部54においては、平均値AS31〜AS34をそれぞれ新たな荷重オフセット値BS1〜BS4として置換設定し、当該荷重オフセット値BS1〜BS4を基準値記憶部50に上書き保存する。そして、新たな荷重オフセット値BS1〜BS4による荷重オフセット処理を実行する(S213)。
また、比較部52は、最大変動量ΔSmax3が閾値ΔS0未満であるとの比較結果及びベッド荷重Wの値を在離床判定部56に送る。在離床判定部56は、最大変動量ΔSmax3が閾値ΔS0未満であるとの比較結果から、ベッド10には何も物体がない、すなわち離床状態にあると判定する(S214)。そして、その判定結果を出力インターフェース58を通じて、出力装置70に出力する。その後も主電源がオンされている限り(S217のNo)、S206に戻り、荷重センサ1〜4によるベッド10上の荷重の測定は継続される。
一方、ベッド荷重Wが0kg以上、若しくは、最大変動量ΔSmax2が閾値ΔS0以上(S209のNo)、又は、最大変動量ΔSmax3が閾値ΔS0以上であれば(S212のNo)、制御装置40は、ベッド10上に何か物体があると判断し、比較部52から荷重オフセット処理部54に平均値AS31〜AS34を送ることはしない。その結果、荷重補正処理も実行されない。比較部52は、一方で、最大変動量ΔSmax2又はΔSmax3と閾値ΔS0との比較結果及びベッド荷重Wの値を在離床判定部56に送る。
在離床判定部56は、当該情報を受けて、ベッド10にある物体が人20か否かを判断する。すなわち、ベッド荷重Wと、基準値記憶部50から読み出した在離床閾値W0とを比較する。例えば在離床閾値W0が30kgと設定されている場合に、ベッド荷重Wが30kgより大きければ(S215のYes)、ベッド10上にいるのは人20である、すなわち在床状態にあると判定し(S216)、ベッド荷重Wが30kg以下であれば(S215のNo)、ベッド10上には何か物体があるが、それは人20ではないので離床状態にあると判定する(S214)。そして、その判定結果を出力インターフェース58を通じて、出力装置70に出力する。その後も主電源がオンされている限り(S217のNo)、S206に戻り、荷重センサ1〜4によるベッド10上の荷重の検出は継続される。なお、在離床閾値W0の値は30kgに限らず、ベッド10を使用する人20を確実に検出できる任意の値に設定することができる。
上述したように、荷重オフセット値BS1〜BS4は、荷重センサ1〜4で検出された荷重値S1〜S4を見かけ上0kgにするために減じる値である。従って、ベッド10の上に何も物体がないときはベッド荷重Wは0となり、物体があるときのベッド荷重Wは物体の重さの分だけプラスになるはずである。しかし、ベッド荷重Wが0kgよりも小さくなったという結果が得られた場合には、それまでの荷重オフセット値BS1〜BS4は正しい荷重オフセット値BS1〜BS4よりも大きすぎたことになる。すなわち、前回の荷重補正処理がベッド10上に何か物体が載った状態で実行されていたことになる。そして、今回の比較部52での判断結果は、当該物体の一部もしくは全部が取り除かれたことを示している。また、閾値ΔS0より最大変動量ΔSmax2が小さければ、ベッド10上には動く物体は何もないと推測される。そして、これら2つの条件の両方を充足する場合には、ベッド10上には何も物体が載っていない可能性は非常に高いと言える。従って、その状態で荷重補正処理を行うことにより、その後のベッド荷重Wの値は0又はプラスとなり、プラスの場合にはベッド10の上にある物体の重さをそれ以前よりも正確に表すことができるようになる。
仮に、今回はベッド10上の物体の一部が取り除かれたにすぎない場合であっても、その後全ての物体が取り除かれた段階で再び新たな荷重補正処理が行われるので、最終的には、ベッド10上に何も物体が載っていない状態での荷重オフセット値BS1〜BS4が設定され、ベッド荷重Wを正確に測定できるようになる。
本実施形態においては、荷重補正処理を行うか否かを判断する際には(S209)、平均値AS21〜AS24を用い、その後の実際の荷重補正処理を行う際には(S213)、平均値AS31〜AS34を用いている。このように、荷重補正処理を行うとの判断の後にS210で新たな荷重値S1〜S4の検出を行って最大変動量ΔSmax3の抽出と平均値AS31〜AS34の算出を行い、平均値AS31〜AS34を新たな荷重オフセット値BS1〜BS4に設定することにより、より直近の平均値を新たな荷重オフセット値BS1〜BS4にでき、より正確な荷重オフセット値BS1〜BS4の設定が可能になる。
本実施形態においては、荷重補正処理を行うか否かを判断する際(S209)の平均値AS21〜AS24の算出には5秒間の荷重値S1〜S4のデータを用い、その後の実際の荷重補正処理を行う際(S213)の平均値AS31〜AS34の算出には1秒間の荷重値S1〜S4のデータを用いたがこれに限られるものではない。平均値AS31〜AS34の算出に平均値AS21〜AS24と同じ時間又はそれより長い時間の荷重値S1〜S4を用いてもよい。このようにすることにより、平均値AS31〜AS34をより正確に算出することができ、より正確な新たな荷重オフセット値BS1〜BS4の設定が可能になる。
本実施形態においては、S209がYesの場合に、制御装置40は新たな荷重補正処理の実行を行ったが、これに限られるものではない。S209でYesと判断する材料となった平均値AS21〜AS24をそのまま荷重オフセット処理部54に送り、平均値AS21〜AS24を新たな荷重オフセット値BS1〜BS4として置換設定し、それらを基準値記憶部50に上書き保存するように処理してもよい。このように処理することにより、別途平均値AS31〜AS34や最大変動量ΔSmax3を算出する必要がなく、迅速に荷重オフセット値BS1〜BS4の設定を行うことができる。
本実施形態においては、荷重値S1〜S4のそれぞれのデータの最大値と最小値の差を変動量ΔS1〜ΔS4として、それらの中で最大の変動量である最大変動量ΔSmaxと閾値ΔS0の大小を比較したが、これに限られるものではない。例えば、変動量ΔS1〜ΔS4の平均と閾値ΔS0とを比較して荷重値S1〜S4のそれぞれのデータのばらつき程度を判断してもよい。また、荷重値S1〜S4のそれぞれのデータから標準偏差や分散を算出し、その結果に基づいて、荷重値S1〜S4のそれぞれのデータのばらつき程度を判断してもよい。
本実施形態においては、主電源オン時に自動オフセット処理を行ったが、ベッド10の使用開始前のオフセット処理はこれだけに限られるものではない。主電源オンの状態でベッドメイキングを完了し、人がベッド10上に何も物体がないことを確認した状態で人手により手動オフセット処理を行ってもよい。
手動オフセット処理では、例えば制御装置40に設けられた不図示のオフセットボタンを押すことにより、最大変動量ΔSmaxや平均値AS1〜AS4の算出を行うことなくその時点での荷重センサ1〜4の荷重値S1〜S4を0kgにする。手動オフセット処理により荷重値S1〜S4を0kgにするとは、現実の荷重値S1〜S4からベッドフレーム16、マットレス12、ヘッドボード14等の荷重を減じて見かけ上の荷重値S1〜S4を0kgにするのではなく、荷重値S1〜S4が0kgとなるときの電気信号を出力させることである。荷重補正処理では、見かけ上の荷重値S1〜S4を0kgにしたので、荷重センサ1〜4で測定可能な上限値が荷重オフセット値BS1〜BS4の分だけ下がってしまうが、手動オフセット処理では荷重センサ1〜4の測定範囲が変わらないので、荷重センサ1〜4で測定可能な上限値が下がることはない。また、手動オフセット処理では人が目視してベッド10上に何も物体がないことを確認してから処理を行うので、確実に正確なオフセット処理を行うことができる。
本実施形態では特に説明しなかったが、制御装置40は、最大変動量ΔSmaxに関する条件とベッド荷重Wに関する条件の両方を充足したときに荷重補正処理を実行する機能以外に、所定の時間(例えば6時間)以上連続して最大変動量ΔSmaxが閾値ΔS0未満であれば、荷重補正処理の実行を行う機能を備えていてもよい。所定時間以上連続してΔSmaxが閾値ΔS0未満であれば、ベッド10上には何も物体が載っていない可能性が非常に高いからである。
本発明は、ベッドに印加された荷重を測定できる荷重測定装置及び正確な荷重測定の実現に必要な荷重オフセット値設定方法に利用することが可能である。
1〜4 荷重センサ
10 ベッド
18 脚部
20 人(物体)
46 変動量演算部
52 比較部
54 荷重オフセット処理部(荷重オフセット値設定部)
AS21〜AS24 平均値(第1平均値)
AS31〜AS34 平均値(第2平均値)
BS1〜BS4 荷重オフセット値
ΔS0 変動量閾値(基準変動量)
ΔS1〜ΔS4 変動量

Claims (7)

  1. ベッド上の物体の荷重を測定する荷重センサと、
    前記荷重センサで検出された前記物体の荷重値の第1所定時間内の変動量を算出する変動量演算部と、
    前記荷重値の前記第1所定時間内の平均値である第1平均値と予め保存された荷重オフセット値とを比較し、且つ、前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較する比較部と、
    前記第1平均値が前記荷重オフセット値よりも小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量よりも小さい場合に、新たに検出された前記荷重値の第2所定時間内の平均値である第2平均値を新たな荷重オフセット値として設定する荷重オフセット値設定部と、を備えた荷重測定装置。
  2. 前記荷重センサは複数備えられ、
    前記変動量演算部は、複数の前記荷重センサのそれぞれの前記変動量を算出し、
    前記比較部は、複数の前記荷重センサのそれぞれの前記第1平均値の合計値と複数の前記荷重センサのそれぞれに対応する前記荷重オフセット値の合計値とを比較し、且つ、複数の前記変動量のうち最も大きい値と前記基準変動量とを比較し、
    前記荷重オフセット値設定部は、複数の前記荷重センサのそれぞれにおいて新たに検出された前記荷重値の前記第2所定時間内の平均値である前記第2平均値を複数の前記荷重センサのそれぞれに対応する前記新たな荷重オフセット値として設定する請求項1に記載の荷重測定装置。
  3. ベッド上の物体の荷重を測定する荷重センサと、
    前記荷重センサで検出された前記物体の荷重値の所定時間内の変動量を算出する変動量演算部と、
    前記荷重値の前記所定時間内の平均値と予め設定された荷重オフセット値とを比較し、且つ、前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較する比較部と、
    前記平均値が前記荷重オフセット値よりも小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量よりも小さい場合に、前記平均値を新たな荷重オフセット値として設定する荷重オフセット値設定部と、を備えた荷重測定装置。
  4. 前記ベッドは脚部を有し、
    前記荷重センサは、前記ベッドからの荷重を受けるように前記脚部の少なくとも1つの下側に載置される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の荷重測定装置。
  5. 荷重センサによりベッド上の物体の荷重を測定するステップと、
    前記荷重センサで検出した前記物体の荷重値の第1所定時間内の平均値である第1平均値を算出するステップと、
    前記第1所定時間内の前記荷重値の変動量を算出するステップと、
    前記第1平均値と予め保存された荷重オフセット値とを比較するステップと、
    前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較するステップと、
    前記第1平均値が前記荷重オフセット値より小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量より小さい場合に、新たに検出された前記荷重値の第2所定時間内の平均値である第2平均値を新たな荷重オフセット値として設定するステップと、
    を有する荷重オフセット値設定方法。
  6. 複数備えられた前記荷重センサのそれぞれの前記第1平均値の合計値と複数の前記荷重センサのそれぞれに対応して予め設定された前記荷重オフセット値の合計値とを比較するステップと、
    複数の前記荷重センサのそれぞれの前記変動量のうち最も大きい変動量である最大変動量と前記基準変動量とを比較するステップと、
    前記第1平均値の合計値が前記荷重オフセット値の合計値より小さく、且つ、前記最大変動量が前記基準変動量より小さい場合に、複数の前記荷重センサのそれぞれにおいて新たに検出された前記荷重値の前記第2所定時間内の平均値である前記第2平均値を複数の前記荷重センサのそれぞれに対応する前記新たな荷重オフセット値として設定するステップと、
    をさらに有する請求項5に記載の荷重オフセット値設定方法。
  7. 荷重センサによりベッド上の物体の荷重を測定するステップと、
    前記荷重センサで検出した前記物体の荷重値の所定時間内の平均値を算出するステップと、
    前記所定時間内の前記荷重値の変動量を算出するステップと、
    前記平均値と予め設定された荷重オフセット値とを比較するステップと、
    前記変動量と予め設定された基準変動量とを比較するステップと、
    前記平均値が前記荷重オフセット値より小さく、且つ、前記変動量が前記基準変動量より小さい場合に、前記平均値を新たな荷重オフセット値として設定するステップと、
    を有する荷重オフセット値設定方法。
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