JP6212820B2 - 端末装置、通信システム、通信方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
また、無線通信のその他の標準規格であるIMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)に対応した第3世代移動通信システム(3G)では、高速データ通信サービスを実現する通信プロトコルとして、HSDPA(High−Speed Downlink Packet Access)やHSUPA(High−Speed Uplink Packet Access)が用いられることがある。これに関して、特許文献1には、端末装置が、在圏セルの基地局がHSDPA又はHSUPAへの対応状況を示す情報を、セル間で移動する際に基地局装置から受信する情報から検出し、検出した情報を画面上に表示することが記載されている。
を利用する際の利便性を向上した端末装置、通信システム、通信方法、及びプログラムを提供する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る通信システム1のセル構成を示す図である。
通信システム1は、端末装置10、複数個(この例では3個)のマクロセル基地局装置20−1〜20−3、及び複数個(この例では9個)のスモールセル基地局装置30−1−1〜30−3−3を含んで構成される。通信サービスが提供される領域は、それぞれの基地局装置から電波が届く領域(セル)で網羅されている。
他方、小さな白丸は、スモールセル基地局装置30−1−1〜30−3−3のそれぞれを示す。以下、スモールセル基地局装置30−1−1等を、スモールセル基地局装置30と総称することがある。スモールセルSC1−1〜SC3−3は、スモールセル基地局装置30−1−1〜30−3−3のそれぞれから電波が届く範囲である。また、スモールセルSC1−1〜SC3−3を、スモールセルSCと総称することがある。なお、スモールセルSCとマクロセルMCとをセルCと総称し、スモールセル基地局装置30とマクロセル基地局装置20とを基地局装置20と総称することがある。
なお、CA非対応の基地局装置20同士であっても、それぞれのセルが重複する領域に所在する端末装置10とのデータの伝送についてCAが行われてもよい。
図2は、本実施形態に係る通信システム1の一部を示す図である。
マクロセル基地局装置20の構成と、スモールセル基地局装置30の構成は、ほぼ同様であるため、それぞれの構成を基地局装置20の構成として一括して説明する。
端末装置10が移動することによって通信環境(例えば、周波数帯域)が変化することや、端末装置10が実行している通信サービスが変化することがある。このようなとき、端末装置10は、基地局装置20から受信した通信システム情報に基づいて判定した通信サービスの候補から、利用者による操作入力に応じて、他の通信モードで実行可能な通信サービスに変更することができる。
基地局装置20は、通信サービスが実行されているとき、端末装置10から受信したデータを接続先機器に送信し、接続先機器から受信したデータを端末装置10に送信する。
図3は、本実施形態に係る端末装置10の構成を示す概略ブロック図である。
端末装置10は、送信部101、受信部102、表示部103、操作受付部104、接続情報記憶部105、及び制御部110を含んで構成される。
受信部102は、受信処理部102−1、102−2、…、を含んで構成される。受信処理部102−1等は、基地局装置20から到来した電波を所定の周波数帯域を有する無線周波数信号としてアンテナを介して所定の通信方式(例えば、LTE)でそれぞれ受信し、受信した無線信号を基底周波数帯域の受信信号に変換する。受信処理部102−1等は、変換した受信信号を制御部110にそれぞれ出力する。
操作受付部104は、例えば、タッチセンサ等のポインティングデバイスである。操作受付部104は、表示部103と一体化したタッチパネルとして構成されてもよい。
接続情報記憶部105には、制御部110が実行した通信サービスと接続先機器とを対応付けた情報である接続情報(接続メディア情報)の履歴が記憶される
また、通信モード判定部111は、マクロセル基地局装置20とスモールセル基地局装置30の両者からそれぞれ通信システム情報を受信することがある。このとき、通信モード判定部111は、マクロセルMC及びスモールセルSCの両方に在圏していると判断し、マクロセル基地局装置20とスモールセル基地局装置30の両者との間でCAが可能と判定してもよい。この場合、通信モード判定部111は、その両者で利用可能な周波数帯域の組み合わせのそれぞれを利用可能な通信モードとして判定してもよい。
通信モード判定部111は、判定した通信モードを示す通信モード情報を生成し、生成した通信モード情報を通信モード記憶部112に記憶する。
サービス判定部113は、例えば、読み出した通信モード情報が示す通信モードが実行可能な通信速度よりも低い通信速度で行うことができる通信サービスを利用可能な通信サービスと判定する。複数の周波数帯域が用いられる通信モードでは、それぞれの周波数帯域の帯域幅の総和が通信速度である。接続情報記憶部105には、後述するように通信サービスを実行する際に必要とする通信速度を示す接続情報を記憶しておき、サービス判定部113は、その接続情報を参照して利用可能な通信サービスを判定してもよい。判定において実効的な通信速度が用いられるので、利用可能な通信サービスが正確に判定される。
また、通信モード記憶部112から読み出した通信モード情報が示す通信モードでの通信速度が、その時点で用いられている通信モードでの通信速度よりも低速になる場合がある。その場合には、サービス判定部113は、現在実行中の通信サービスが中断される可能性を示す情報(例えば、警告)を通信サービス選択画像信号に含めてもよい。
なお、サービス判定部113は、並行して実行可能な複数の通信サービスを判定してもよい。並行して実行可能な複数の通信サービスには、例えば、音声通話と画像の送受信の組み合わせ、音声通話と電子メールの送受信との組み合わせ、等がある。ここで、サービス判定部113は、読み出した通信モード情報が示す通信モードで実行可能な通信速度よりも、それぞれの通信速度の総和が低い複数の通信サービスを判定する。複数の通信サービスには、その時点で実行されている通信サービスが含まれるようにしてもよい。
接続制御部114は、基地局装置20から通信モードの変更を要求することを示す通信モード変更要求信号を受信したとき、その時点で利用されている通信モードを受信した通信モード変更要求信号が示す通信モードに変更する。
通信サービスは、その実行に用いられたアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーションと呼ぶ)の名称(アプリケーション名)で表されてもよい。接続制御部114が接続情報を生成、記憶する契機は、例えば、通信開始時、通信中、中断時、等である。
位置登録情報の送信(位置登録)は、例えば、端末装置10の電源投入による起動時、通信機能の動作開始時等、PLMNに接続する際に行われる。端末能力送信処理部115が、基地局装置20から位置登録が受け付けられたことを示す位置登録完了情報を受信した後で、PLMNへの接続ができる状態になる。
図4は、本実施形態に係る基地局装置20の構成を示す概略ブロック図である。
基地局装置20は、送信部201、受信部202、及び制御部210を含んで構成される。
送信部201は、送信処理部201−1、201−2、…を含んで構成される。送信処理部201−1等は、制御部210から入力された送信信号を所定の周波数帯域を有する無線周波数信号に変換し、変換した無線周波数信号を所定の通信方式(例えば、LTE)で端末装置10へアンテナを介して電波で送信する。
受信部202は、受信処理部202−1、202−2、…を含んで構成される。受信処理部202−1等は、端末装置10から到来した電波を所定の周波数帯域を有する無線周波数信号としてアンテナを介して所定の通信方式(例えば、LTE)でそれぞれ受信し、受信した無線信号を基底周波数帯域の受信信号に変換する。受信処理部202−1等は、変換した受信信号を制御部210にそれぞれ出力する。
端末能力受信処理部211は、端末装置10から受信した位置登録情報から端末能力情報を抽出し、抽出した端末能力情報とその送信元である端末装置10を識別する端末装置識別情報とを対応付けて各端末能力記憶部212に記憶する。端末能力受信処理部211は、受信した位置登録情報を自装置に接続されているコアネットワーク(例えば、MME:Mobility Management Entity)に送信する。端末能力受信処理部211は、コアネットワークから位置登録が受け付けられたことを示す位置登録完了情報を受信し、受信した位置登録完了信号を端末装置10に送信する。
スケジューリング処理部213は、例えば、バッファ情報が示すデータ量が予め定めたデータ量の第3の閾値(第1の閾値よりも小さい)よりも小さくなったとき、下りリンクにおいて利用中の通信モードよりも低い通信速度を実現できる通信モードに変更すると判定する。スケジューリング処理部213は、例えば、端末装置10への送信に係る送信速度の、端末装置10に割り当てている周波数帯域で実現可能な送信速度に対する割合が予め定めた割合の第4の閾値(第2の閾値よりも小さい)よりも小さくなったとき、下りリンクにおいて利用中の通信モードよりも低い通信速度を実現できる通信モードに変更すると判定する。
スケジューリング処理部213は、割り当てた周波数帯域で端末装置10に送信信号を送信するように送信部201を制御し、割り当てた周波数帯域で端末装置10から受信信号を受信するように受信部202を制御する。
これにより、他の基地局装置が備えるスケジューリング処理部213は、その周波数帯域(例えば、帯域B)を端末装置10とのデータの送受信のために割り当て、CAの実行の要求が受け入れられたことを示すCA要求応答信号を基地局装置20に送信する。基地局装置20のスケジューリング処理部213は、他の基地局装置からCA要求応答信号を受信した後で、上述した通信モード変更要求情報の生成、及び送信を行う。
次に、端末装置10が移動する場合における周波数帯域の一例について説明する。
図5は、本実施形態に係る通信システム1における端末装置10の移動例を示す図である。
図5(a)が示すセルの配置は、図1が示すセルの配置と同様である。左方から右方に向かう破線の矢印は端末装置10の移動経路の例を示す。この移動経路上の6個の×印は、それぞれ、時刻t0、t1、t2、t3、t4、t5における端末装置10の位置を示す。
図5(b)は、各時刻における利用可能な帯域数の例を示す。時刻t0、t1、t2、t3、t4、t5のそれぞれについて、端末装置10が利用可能な帯域数は、マクロセルに関して1、1、1、2、2、2、スモールセルに関して、0、1、2、2、0、1となる。従って、端末装置10が利用可能な帯域数の合計は、それぞれ、1、2、3、4、2、3となる。各帯域について帯域幅が共通であると仮定すると、移動に伴って通信速度がその最低値から最大値としてその4倍まで変化する。
図5(c)は、マクロセル基地局装置20、スモールセル基地局装置30を、それぞれPセル、SセルとしてCAを行う場合に、利用可能なCCの帯域幅の組み合わせの例を示す。周波数が高い帯域ほど、例えば、800MHz帯域よりも2GHz帯域の方が1帯域当たりの帯域幅が広くなる。この例では、Pセル、Sセルともに、利用可能な帯域幅は、5、10、15、20MHzの4通りである。従って、利用可能な周波数帯域が変更することによっても通信速度は大きく変動する。
図6は、周波数帯域の例を示す図である。
図6(a)、(b)ともに、横軸は周波数を示し、各列は装置を示す。
図6(a)の上段は、CAを行う前において端末装置10とマクロセル基地局装置20との間のデータの伝送において帯域B(5MHz)のみがPCCとして用いられることを示す。下段は、CAを行って、スモールセル基地局装置30と端末装置10との間で、帯域A(5MHz)がSCCとして用いられることを示す。これにより、合計10MHzの帯域幅のCCが端末装置10に対するデータの伝送に用いられる。
図6(b)の上段は、CAを行う前において端末装置10とマクロセル基地局装置20との間のデータの伝送において帯域B(20MHz)のみがPCCとして用いられることを示す。下段は、CAを行って、スモールセル基地局装置30と端末装置10との間で、帯域A(15MHz)がSCCとして用いられることを示す。これにより、合計35MHzの帯域幅のCCが端末装置10に対するデータの伝送に用いられる。
次に、本実施形態に係る通信処理について説明する。
図7は、本実施形態に係る通信処理を示すシーケンス図である。
次に示すステップのうち、ステップS101−S107が、初期状態、つまり、端末装置10の電源の投入時、通信機能の動作開始時に実行される。通信の開始時に、ステップS108−S112が行われる。その後、移動等により端末装置10が在圏するセルが変更されると、変更されたセルに係る基地局装置20は、ステップS113、S114を実行する。その後、ステップS115−S119が行われる。
(ステップS102)基地局装置20の通信システム情報処理部214は、接続されているコアネットワーク(図示せず)から通信システム情報を収集する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)通信システム情報処理部214は、収集した通信システム情報を報知チャネル(BCH)で端末装置10に送信する。通信システム情報には、基地局情報(MIB)及びネットワーク情報(SIB)が含まれる。その後、ステップS104に進む。
(ステップS105)端末能力送信処理部115は、自装置が利用可能な通信モードを示す端末能力情報を位置登録情報に含めて基地局装置20に送信する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)基地局装置20の端末能力受信処理部211は、端末装置10から受信した端末能力情報を各端末能力記憶部212に記憶し、端末装置10から受信した位置登録情報をコアネットワークに送信する。その後、ステップS107に進む。
(ステップS108)端末装置10の制御部110は、ユーザの操作に応じて操作受付部104から入力された操作信号で指定されたアプリケーションを起動する。その後、ステップS109に進む。
これにより、接続先機器との間での通信が開始される。通信が開始されると、制御部110は、接続先機器との間で基地局装置20を介してデータを送信、受信、又はその両方を行う。これに伴い送信バッファには、送信予定のデータが順次蓄積される。
なお、その時点の通信速度が予め定めた通信速度よりも高くなった場合には、サービス判定部113は、実行中の通信サービスよりも通信速度が高い通信サービスを示す通信サービス選択画像信号を生成し、生成した通信サービス選択画像信号を表示部103に出力してもよい。予め定めた通信速度とは、例えば、その時点で割り当てられた周波数帯域で実現できる通信速度が、予め定めた1よりも小さい実数(例えば、0.9)を乗じた値である。その後、ステップS110に進む。
(ステップS111)基地局装置20のスケジューリング処理部213は、端末装置10から受信したバッファ情報に基づいて、端末装置10との間で用いられている通信モードより高い通信速度を実現できる通信モードへの変更の要否を判定する。スケジューリング処理部213は、より高い通信モードへの通信モードに変更することを指示する通信モード変更要求信号を端末装置10に送信する。その後、ステップS112に進む。
(ステップS114)通信システム情報処理部214は、ステップS103と同様に、収集した通信システム情報を端末装置10に送信する。これにより、端末装置10が移動することに伴い、在圏している基地局装置20が変更されると、直前の通信システム情報とは異なる通信システム情報を受信する。ここで、例えば、通信システム情報が示す事項として、基地局装置20のCAへの対応の有無、その他の利用可能な基地局装置の有無、それらの基地局装置で利用可能な周波数帯域、等が変化する。その後、ステップS115に進む。
(ステップS115)端末装置10の通信モード判定部111は、ステップS104と同様に、基地局情報とネットワーク情報に基づいて自装置が在圏している基地局装置20との間で利用可能な通信モードを判定する。利用可能な通信モードには、基地局装置20で実現可能な他の通信モード以外に、例えば、他の利用可能な基地局への変更(ハンドオーバー)、スモールセル基地局装置の追加利用、がある。通信モード判定部111は、この判定を、通信中であるか否かに関わらず行ってもよい。通信モード判定部111は、判定した通信モード情報を通信モード記憶部112に記憶する。
サービス判定部113は、通信モード記憶部112に記憶された通信モード情報を読み出し、通信に利用されている通信モードから読み出した通信モード情報が示す通信モードが変更したか否かを判定する。変更したと判定された場合には(ステップS115 YES)、ステップS116に進み、変更していないと判定された場合には(ステップS115 NO)、図7に示す処理を終了する。
(ステップS117)サービス判定部113は、判定した通信サービスに基づいて通信サービス選択画像信号を生成し、生成した通信サービス選択画像信号を表示部103に出力する。これにより、通信サービス選択画像を表示部103に表示させる。通信サービス選択画像には、その時点で実行中の通信サービスが除外されていてもよい。その後、ステップS118に進む。
(ステップS119)制御部110は、変更後の通信サービスを実行する。ステップS119における通信サービスの実行に関する処理は、ステップS109からS114の処理と同様であってもよい。その時点よりも高い通信速度が要求される通信サービスを実行している場合には、端末装置10が送信したバッファ情報に基づいて、基地局装置20は通信モードを変更すると判定し、その通信モード(例えば、CA等の高速通信モード)への変更を行う。その後、図7に示す処理を終了する。
新たに開始される通信サービスで必要とする周波数帯域が確実に確保できるので、通信品質の低下や通信サービスの開始に失敗する可能性を低減することができる。そのため、ユーザにとり使いやすさが向上する。
その場合には、ステップS110において、送信部101は、予め定めたデータ量の閾値(例えば、通信サービスを追加したときに蓄積されうるデータ量)よりも大きいデータ量(例えば、最大蓄積量)を示すバッファ情報を生成してもよい。送信部101は、生成したバッファ情報を基地局装置20に送信する。基地局装置20のスケジューリング処理部213は、端末装置10から受信したバッファ情報に基づいて、端末装置10に対して複数の周波数帯域の割り当てを行い、割り当てた周波数帯域を示す通信モード応答情報を生成する。ステップS114において、スケジューリング処理部213は、生成した通信モード応答情報をシステム情報に含めて端末装置10に送信する。
これにより、通信サービスが追加される前に、追加された通信サービスに要する周波数帯域が確保されるので、新たな通信サービスを確実に開始することができる。また、通信サービスを追加しない場合には、無用な周波数帯域が確保されないため、周波数リソースを有効に活用することができる。
この例では、端末装置10は、マクロセルMC1、MC2、スモールセルSC2−1、マクロセルMC3を順次通過する。スモールセルSC2−1は、マクロセルMCに含まれるため、その領域では端末装置10は、スモールセル基地局装置30−2−1とマクロセル基地局装置20−2の両者とのデータの送受信が可能である。
ここで、端末装置10は、新たなセルCに係る基地局装置20から通信システム情報を受信し(図7、ステップS114参照)、ステップS115−ステップS119の処理を試行する。受信した通信システム情報に基づいて利用可能な通信モードが判定され、判定された通信モードのいずれかに更新される。例えば、ハンドオーバー、スモールセルの追加又は解除がなされる。そのため、セルCやその重複の有無による通信モードの差異に応じて適切な通信サービスが選択される。
次に、表示部103に表示される通信サービス画像、通信サービス選択画像の例について説明する。
図9は、通信サービス画像と通信サービス選択画像の例を示す図である。
図9(a)は、表示部103に通信サービス画像SV1と通信サービス選択画像CV1が表示されていることを示す。表示部103の上方に表示されている通信サービス画像SV1は、通話アプリケーションを実行して通話サービスが行われていることを示す画像である。表示部103の下方に表示されている通信サービス選択画像CV1は、利用可能な通信モードが変更されたことに応じて(例えば、通信方式IMT−2000(3G)で帯域幅5MHzから通信方式LTEで帯域幅10MHzに変更)表示される画像である。ここで、通信速度が高くなった旨の文言と、その直下に通信速度を示す横長のバーメータSP1が示されている。バーメータSP1のうち、塗りつぶされている領域(左側の1区間)の大きさが、現在の通信速度を示し、点滅している領域(左から2番目の区間)の大きさが、通信速度が高くなった度合いを示す。その下方には、追加できる通信サービスとして、画像データの送受信(ビデオコール)が示され、画像データの送受信を行うことを促すボタン(ビデオ追加)BT1が表示されている。ボタンBT1が押下されることで、新たな通信サービスとして画像データの送受信を開始することができる。
表示部103の下方に表示されている通信サービス選択画像CV2は、利用可能な通信モードが変更されたことに応じて(例えば、通信方式がLTEのまま、帯域幅10MHzから帯域幅20MHz(但し、CAを実行:Pセル10MHz、Sセル10MHz)に変更)表示される画像である。ここで、通信速度が高くなった旨の文言と、その直下に通信速度を示す横長のバーメータSP2が示されている。バーメータSP2のうち、塗りつぶされている領域(左側の2区間)の大きさが、現在の通信速度を示し、点滅している領域(左から3、4番目の区間)の大きさが、通信速度が高くなった度合いを示す。その下方には、追加できる通信サービスとして、ネットワーク情報の取得(Web通信)が示され、ネットワーク情報の取得を行うことを促すボタン(ブラウザ起動)BT2が表示されている。ボタンBT2が押下されることで、新たな通信サービスとしてネットワーク情報の取得を開始することができる。
判定した通信サービスのいずれかを操作入力に基づいて選択し、選択した通信サービスを実行する。
これにより、通信状況と実行可能な通信サービスが表示され、ユーザが操作によって、その通信サービスのいずれかを選択することができる。そのため、高速の無線通信において通信サービスを利用する際の利便性を向上することができる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。上述の実施形態と同一の構成については同一の番号を付して説明を援用する。
本実施形態に係る通信システム1aは、上述した実施形態に係る通信システム1において、端末装置10(図2)に代えて端末装置10a(図示せず)を備える。本実施形態に係る端末装置10aは、サービス判定部113(図3)に代えてサービス判定部113aを備える。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。上述の実施形態と同一の構成については同一の番号を付して説明を援用する。
本実施形態に係る通信システム1bは、上述した実施形態に係る通信システム1において、端末装置10(図2)に代えて端末装置10b(図示せず)を備える。本実施形態に係る端末装置10bは、サービス判定部113(図3)に代えてサービス判定部113bを備える。
通信モード記憶部112から読み出した通信モード情報が示す通信モードでの通信速度がその時点よりも高速になる場合がある。そのような場合が予め定めた時間の閾値(例えば、1分間)を超えて継続されるときにのみ、サービス判定部113bは、新たに追加できる通信サービスの候補を含む通信サービス選択画像信号を生成してもよい。そして、サービス判定部113bは、生成した通信サービス選択画像信号を表示部103に出力してもよい。これにより高速な通信速度を要求する通信サービスへの変更が、閾値の条件設定に基づいて抑制されるため、安定した通信サービスの利用が可能になる。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。上述の実施形態と同一の構成については同一の番号を付して説明を援用する。
本実施形態に係る通信システム1cは、上述した実施形態に係る通信システム1において、端末装置10、基地局装置20(図2)に代えて端末装置10c、基地局装置20c(図示せず)を備える。
接続制御部114cは、操作信号で指示された通信サービスが、その時点で行われている通信サービスと異なる場合(通信サービス変更指示)、指示された通信サービスの実行に要する通信モードを特定してもよい。接続制御部114cは、特定した通信モードでの通信を要求することを示す通信モード要求信号を生成し、生成した通信モード要求信号を基地局装置20cへ送信する。接続制御部114cは、基地局装置20cから、その通信モードの利用が受け入れられたことを示す通信モード応答信号を受信する。接続制御部114cは、その後、指示された通信サービスを要求することを示す通信サービス要求信号を接続先機器へ送信する。
スケジューリング処理部213cは、端末装置10cから通信モード要求情報を受信し、
送信元である端末装置10に係る端末能力情報を各端末能力記憶部212から読み出す。スケジューリング処理部213cは、読み出した端末能力情報が示す端末能力のうち、受信した通信モード要求情報が示す通信モードで要求される端末能力を選択する。スケジューリング処理部213cは、端末装置10cについて、選択した端末能力に応じた通信速度を確保することができる周波数帯域の割り当てを行う。スケジューリング処理部213が周波数帯域の割り当てが完了したとき、通信モードの要求が受け入れられたことを示す通信モード応答情報を生成し、生成した通信モード応答情報を端末装置10cに送信する。
図10は、本実施形態に係る通信処理を示すシーケンスである。
図10に示す処理は、図7に示す処理においてステップS121を有する。ステップS110、S111は省略されてもよい。ステップS121は、ステップS108が終了した後で実行される。
基地局装置20cのスケジューリング処理部213cは、各端末能力記憶部212に記憶した端末装置10に係る端末能力情報が示す端末能力から、端末装置10cから受信した通信モード要求情報で要求される端末能力を選択する。スケジューリング処理部213cは、端末装置10cについて、選択した端末能力に応じた通信速度を確保することができる周波数帯域の割り当てを行い、割り当てが完了したとき通信モード応答情報を生成する。スケジューリング処理部213cは、生成した通信モード応答情報を端末装置10cに送信する。
端末装置10cの接続制御部114cは、基地局装置20cから通信モード応答情報を受信した後、通信サービス要求信号を接続先機器へ送信し、通信を開始する。その後、ステップS109に進む。
また、スモールセル基地局装置30は、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントとして用いられてもよい。
(1)基地局装置を用いて通信を行う際に利用可能な通信条件及び前記基地局装置の利用状況を示す通信システム情報を前記基地局装置から受信し、前記通信システム情報に基づいて利用可能な通信モードを判定する通信モード判定部と、前記通信モード判定部が判定した通信モードを利用することができる通信サービスを判定し、判定した通信サービスと前記利用状況を示す情報を表示部に表示させる通信サービス判定部と、前記通信サービス判定部が判定した通信サービスのいずれかを操作入力に基づいて選択し、選択した通信サービスを実行する接続制御部とを備える端末装置。
また、上述した実施形態における端末装置10、10a、10b、10c、基地局装置20、20cの一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。端末装置10、10a、10b、10c、基地局装置20、20cの各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
10、10a、10b、10c…端末装置、101…送信部、
101−1、101−2…送信処理部、
102…受信部、102−1、102−2…受信処理部、
103…表示部、104…操作受付部、105…接続情報記憶部、
110…制御部、111…通信モード判定部、112…通信モード記憶部、
113、113a、113b…サービス判定部、114、114c…接続制御部、
115…端末能力送信処理部、
20、20c…基地局装置、マクロセル基地局装置、
201…送信部、201−1、201−2…送信処理部、
202…受信部、202−1、202−2…受信処理部、
210…制御部、211…端末能力受信処理部、212…各端末能力記憶部、
213、213c…スケジューリング処理部、214…通信システム情報処理部、
30…スモールセル基地局装置
Claims (6)
- 基地局装置を用いて通信を行う際に利用可能な通信条件及び前記基地局装置の利用状況を示す通信システム情報を前記基地局装置から受信し、前記通信システム情報に基づいて利用可能な通信モードを判定する通信モード判定部と、
前記通信モード判定部が判定した通信モードを利用することができる通信サービスを判定し、判定した通信サービスと前記利用状況を示す情報を表示部に表示させる通信サービス判定部と、
前記通信サービス判定部が判定した通信サービスのいずれかを操作入力に基づいて選択し、選択した通信サービスを実行する接続制御部と、
を備え、
前記接続制御部は、実行している通信サービスと通信速度を対応付けた接続情報を記憶部に記憶し、
前記通信サービス判定部は、前記記憶部に記憶した接続情報を参照して前記通信サービスを判定する端末装置。 - 前記接続制御部は、実行している通信サービスと通信速度を対応付けた接続情報を記憶部に記憶し、
前記通信サービス判定部は、実行している通信サービスに係る通信速度が、当該通信サービスが中断したときの通信速度から予め定めた範囲内になったとき、所定の表示を前記表示部に表示させる請求項1に記載の端末装置。 - 前記通信サービス判定部は、実行に要する通信速度に基づいて前記通信モード判定部が判定した通信モードを利用することができる通信サービスを判定する請求項1又は2に記載の端末装置。
- 基地局装置と端末装置を備える通信システムにおいて、
前記基地局装置から前記端末装置が受信した通信システム情報であって、基地局装置を用いて通信を行う際に利用可能な通信条件及び前記基地局装置の利用状況を示す通信システム情報に基づいて、利用可能な通信モードを判定する通信モード判定部と、
前記通信モード判定部が判定した通信モードを利用することができる通信サービスを判定し、判定した通信サービスと前記利用状況を示す情報を、前記端末装置の表示部に表示させる通信サービス判定部と、
前記通信サービス判定部が判定した通信サービスのいずれかを、前記端末装置への操作入力に基づいて選択し、選択した通信サービスを実行する接続制御部と、
を備え、
前記接続制御部は、実行している通信サービスと通信速度を対応付けた接続情報を記憶部に記憶し、
前記通信サービス判定部は、前記記憶部に記憶した接続情報を参照して前記通信サービスを判定する通信システム。 - 基地局装置と端末装置を備える通信システムにおける通信方法であって、
通信モード判定部が、前記基地局装置から前記端末装置が受信した通信システム情報であって、基地局装置を用いて通信を行う際に利用可能な通信条件及び前記基地局装置の利用状況を示す通信システム情報に基づいて、利用可能な通信モードを判定する通信モード判定過程と、
通信サービス判定部が、前記通信モード判定過程で判定した通信モードを利用することができる通信サービスを判定し、判定した通信サービスと前記利用状況を示す情報を、前記端末装置の表示部に表示させる通信サービス判定過程と、
接続制御部が、前記通信サービス判定過程で判定した通信サービスのいずれかを、前記端末装置への操作入力に基づいて選択し、選択した通信サービスを実行する接続制御過程と、を有し、
前記接続制御過程において、前記接続制御部が、実行している通信サービスと通信速度を対応付けた接続情報を記憶部に記憶し、
前記通信サービス判定過程において、前記通信サービス判定部が、前記記憶部に記憶した接続情報を参照して前記通信サービスを判定する通信方法。 - 基地局装置と端末装置を備える通信システムのコンピュータに、
前記基地局装置から前記端末装置が受信した通信システム情報であって、基地局装置を用いて通信を行う際に利用可能な通信条件及び前記基地局装置の利用状況を示す通信システム情報に基づいて、利用可能な通信モードを判定する通信モード判定手順、
前記通信モード判定手順で判定した通信モードを利用することができる通信サービスを判定し、判定した通信サービスと前記利用状況を示す情報を、前記端末装置の表示部に表示させる通信サービス判定手順、
前記通信サービス判定手順で判定した通信サービスのいずれかを、前記端末装置への操作入力に基づいて選択し、選択した通信サービスを実行する接続制御手順、
を実行させ、
前記接続制御手順において、実行している通信サービスと通信速度を対応付けた接続情報を記憶部に記憶させ、
前記通信サービス判定手順において、前記記憶部に記憶させた接続情報を参照して前記通信サービスを判定させるプログラム。
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