JP6211401B2 - 撹拌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収納容器に格納された被撹拌物を回転または揺動して撹拌する撹拌装置に関するものである。
献血者が献血すると、献血者からの血液は、収納容器である血液バッグに採取されて、保管される。血液の採取中では、採血装置により血液バッグを載せた載せ皿を揺動して、血液バッグ内に予め充填された抗血液凝固剤と採血した血液とを十分に混和する。このような採血装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
血液が格納された血液バッグは、血液センターに集約される。血液センターでは、血液を構成する各成分を混和させるために、血液バッグを1つずつ手に持ち、肘を中心に腕を上下に振りながら撹拌している。しかし、人それぞれに撹拌の時間が違ったり、血液バッグを揺動の度合いがことなったりしてばらつきが生じている。
一方、多数の容器のそれぞれに被撹拌物を格納して撹拌する従来の撹拌装置として、血液バッグではなく試験管ではあるが、特許文献2に記載されたものが知られている。
特許文献2に記載の「ラック内で一緒のグループとされた試験管から血液製品のサンプルを撹拌し採取するための装置」には、被撹拌物として血液を格納した複数の試験管をラックに並べて配列してU字状の弾性クリップで保持し、ラックを支持するラック支持体を軸周りに、完全な回転運動あるいは交互に方向が変わる回転運動を付与して、試験管を撹拌するものである。
特開2012−217623号公報 特開平8−248036号公報
特許文献2に記載の「ラック内で一緒のグループとされた試験管から血液製品のサンプルを撹拌し採取するための装置」では、試験管をU字状の弾性クリップで保持しているが、特許文献1に記載の採血装置での血液バッグを、1つずつ保持するのは困難である。
それは、血液バッグは、200mLサイズのものや400mLサイズのものがあり、血液が格納されると厚みが変わるため、定型の直径を有する試験管と異なるためである。また、血液バッグは、チューブをバッグ本体に巻き付けて運搬され、取り扱われるため、同じ容量のものでも幅が一定ではない。
例えば、収容容器を棚部に一列に配置して、1つずつの収容容器を間仕切りで区切ってもよいが、所定間隔ごとに間仕切りを設けると、幅広い収容容器に合わせて、その間隔を取ることになるため、幅が狭い収容容器では間仕切りとの間に隙間ができる。
そうなると、撹拌のために、収容容器を回転させたり、揺動させたりすると、間仕切りの間で、しっかりと収まった収容容器は安定して撹拌されるが、間仕切りの間に隙間ができた収容容器は安定しない状態となり、動いてしまうため、撹拌がうまくいかないおそれがある。
そこで本発明は、それぞれの収容容器を均一に撹拌することで、被撹拌物の品質を一定に保つことができる撹拌装置を提供することを目的とする。
本発明の撹拌装置は、被撹拌物が格納された収納容器が一列に配置される棚部と、前記棚部を回転または揺動させる撹拌駆動部と、前記棚部に配置された収納容器を片寄せすることで集約して、前記収納容器を保持する保持部とを備えたことを特徴とする。
本発明の撹拌装置によれば、棚部に配置された収納容器を片寄せする保持部を備えているため、収容容器を隙間なく集約することができ、保持することができるので、サイズの異なる収容容器を、回転させたり揺動させたりしても、しっかりと被撹拌物を撹拌することができる。
前記保持部が、収納容器の配列方向に沿って所定間隔ごとに配置された間仕切りと、前記間仕切りの間隔を狭めながら片寄する集約駆動部とを備えているのが望ましい。間仕切りが収納容器の配列方向に沿って所定間隔ごとに配置されているため、操作者は間仕切りの間に収納容器を置いていくことができる。そして、集約駆動部により間仕切りが間隔を狭めながら片寄するので、間仕切りにより収容容器が押され、片寄方向に移動させられて、確実に収容容器を集約することができる。
前記集約駆動部は、前記間仕切りが隣接する間仕切りに片寄されると所定間隔を維持して、前記隣接する間仕切りを押すスペース部材と、前記棚部に並んだ間仕切りのうち片寄側とは反対に位置する最遠の間仕切りに連結して片寄方向に移動させる伸縮部とを備えるのが望ましい。伸縮部が、最遠の間仕切りに連結して片寄方向に移動させると、この間仕切りが隣接する間仕切りに接近する。間仕切り同士の間隔を維持するスペース部材が、隣接する間仕切りを押し始めるので、間仕切りの片寄に伴って、順次、収納容器を集約することができる。
前記棚部に、低摩擦加工が施していると、保持部により収納容器が片寄されるときに、収納容器が少ない抵抗で棚部を移動することができるので、収納容器をスムーズに片寄せすることができる。
前記撹拌駆動部による撹拌を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記棚部の両端部の支軸を中心として、前記棚部を回転または揺動させるときに、前記支軸の初期角度が設定されるのが望ましい。制御部により棚部を回転または揺動させるときに、棚部の支軸の初期角度が設定できると、棚部の高さ位置、前後位置に合わせて初期角度を設定すれば、操作者は収容容器を棚部に配置させやすい角度にすることができる。
前記棚部が複数設けられていると共に、前記棚部に対応させて前記撹拌駆動部が複数設けられ、前記制御部は、前記複数の棚部の初期角度の設定が異なる場合でも、前記複数の棚部の撹拌開始角度を合わせて、前記撹拌駆動部に撹拌を指示するのが望ましい。棚部の支軸の初期角度がそれぞれの棚部で異なっていても、制御部が、それぞれの棚部を、一旦、撹拌開始角度に合わせてから、撹拌駆動部に撹拌を指示して、撹拌を開始するので、撹拌が更に均一に行うことができる。
本発明の撹拌装置は、収容容器を隙間なく集約することができ、保持することができるので、サイズの異なる収容容器を、回転させたり揺動させたりしても、しっかりと被撹拌物を撹拌することができる。従って、本発明の撹拌装置は、それぞれの収容容器を均一に撹拌することで、被撹拌物の品質を一定に保つことができる。
本発明の実施の形態に係る撹拌装置を示す斜視図である。 図1に示す撹拌装置の前扉を取り外した状態の正面図である。 図1に示す撹拌装置の前扉と外装板を取り外した状態の斜視図である。 図1に示す撹拌装置の撹拌空間に設けられた撹拌ロッカーと、この撹拌ロッカーを揺動させる撹拌駆動部とを見える状態とした斜視図である。 図2に示す撹拌装置の上段に位置するロッカー部に設けられた集約駆動部を説明するための背面図である。 図5に示す集約駆動部を説明するための平面図である。 図6に示す集約駆動部を説明するための背面図である。 図6の集約駆動部が片寄せした状態の背面図である。 図1に示す撹拌装置全体を統括制御する制御部を説明するためのブロック図である。 図4に示す撹拌ロッカーの揺動を説明するための側面図である。
本発明の実施の形態に係る撹拌装置を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示す撹拌装置10は、被撹拌物として液体である血液を撹拌するものである。血液は収納容器の一例である血液バッグBに格納された状態で、撹拌装置10内に配置される。血液バッグBは、血液が格納されるバッグ本体にチューブが接続された軟質容器である。血液バッグBは、容量が200mL用のものや、400mL用のものが使用できる。
図1および図3に示すように、撹拌装置10は、骨組みである本体フレーム部101を外装板102が囲い、中央部に血液を撹拌するための撹拌空間110を閉鎖空間とするための前扉103が形成されている。
図2から図4に示すように、撹拌装置10の撹拌空間110には、撹拌ロッカー20が設置されている。撹拌ロッカー20は、2個のロッカー部210が左右に一体的に形成されたものである。本実施の形態では、撹拌ロッカー20が前後方向にずれると共に、上下方向にずれた位置に2台配置されている。
ロッカー部210は、血液バッグBが一列に配置される棚部として機能するものである。ロッカー部210は、底板211に、側板212、背板213、天板214が取り付けられて前面を開口部とし、前面に透明な戸215が付けられた戸棚である。
底板211と、背板213とには、低摩擦加工が施されている。本実施の形態では、底板211と、背板213とに、フッ素樹脂(例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)など)製シートを貼り付けているが、底板211と、背板213とを形成するための板材の表面に、フッ素樹脂加工を直接施してもよい。
ロッカー部210は、正面視して長方形状であり、側面視して略正方形状に形成されている。ロッカー部210の両端部に位置する側板212の中心には、ロッカー部210の長手方向に沿った軸線と方向を一致させた支軸217が形成されている。この支軸217は、撹拌空間110の側板111を貫通している。また、ロッカー部210の背板213には、ロッカー部210の長手方向に沿って2本のスリット218が形成されている。
撹拌空間110の一方の側板111には、側板111を貫通した支軸217を駆動軸とする撹拌駆動部40が配置されている。撹拌駆動部40は、本体フレーム部101に設置されている。撹拌駆動部40は、撹拌ロッカー20を、支軸217を中心として所定角度の範囲を往復させて、揺動させるためのモーターである。
図5から図8に示すように、ロッカー部210の背板213の裏側には、ロッカー部210に配置された血液バッグBを片寄せすることで集約して、血液バッグBを保持する保持部50が形成されている。なお、図7および図8においては、後述する伸縮部は図示していない。
保持部50は、血液バッグB(図4参照)の配列方向に沿って所定間隔ごとに配置された間仕切り510と、間仕切り510の間隔を狭めながら片寄する集約駆動部520とを備えている。
間仕切り510同士が開いた状態の間隔は、血液が格納された400mLまたは200mLの血液バッグBにチューブが巻かれたときの厚みより十分広くしている。間仕切り510が血液バッグBを押さえたときの間隔が不十分であるときには、間仕切り510の厚みを厚くするものを被せて対応を図ることも可能である。
また、それぞれの間仕切り510の間に1個ずつ血液バッグBを配置して、撹拌ロッカー20全部で20個の血液バッグBが撹拌できるように、間仕切り510が1つのロッカー部210に5つ設けられている。間仕切り510は、ロッカー部210の背板213に向いた一対の腕部と、一対の腕部を連結する連結部とから構成されている。間仕切り510は、2本の腕部が、背板213に形成されたスリット218(図2参照)を貫通して集約駆動部520に接続されている。
集約駆動部520は、ロッカー部210の背板213の裏側に位置しているが、ロッカー部210の背面カバー219(図5参照)により覆われている。集約駆動部520は、支持フレーム部521と、連結部材522と、スペース部材523と、伸縮部524と、コイルばね525と、案内レール526とを備えている。
支持フレーム部521は、ロッカー部210の背板213の裏側に取り付けられている矩形状の枠体である。
連結部材522は、間仕切り510を片寄せするときには、間仕切り510の間隔に応じて縮み、間仕切り510の間隔を拡げるときには、一方の間仕切り510の移動に伴い延びて、隣接する他方の間仕切り510を牽引する機能を有する。
連結部材522は、それぞれの間仕切り510の2本の腕部に接続された接続部材522aと、隣り合う間仕切り510に連結する接続部材522aに、それぞれの一端部が軸部材により回動自在に連結されていると共に、他端部同士が軸部材により回動自在に連結された一対のアーム部材から成る折り畳み部材522bとにより構成されている。
スペース部材523は、棒状部材の先端部に衝撃を吸収するゴム部材が形成されている。スペース部材523は、間仕切り510が隣接する間仕切り510に接近すると隣接する間仕切りを押して所定間隔を維持する。スペース部材523の長さは、血液が格納された状態の血液バッグBの厚みより少し短く形成されている。例えば、血液バッグBとして、400mLまたは200mLのいずれか一方のみが使用される場合には、その容量の血液バッグBの厚みに合わせてスペース部材523の長さが決定される。400mL用と200mL用とが混在する場合には、厚みが薄い方に合わせてスペース部材523の長さが決定される。スペース部材523のゴム部材をねじ込み式にして棒状部材に取り付ければ、ゴム部材の突出量で、スペース部材523の長さを調整するようにしてもよい。
伸縮部524は、一端が支持フレーム部521に連結され、他端がロッカー部210に並んだ間仕切り510のうち、片寄方向とは反対側に位置する最遠の間仕切り510に連結して、片寄方向に移動させるシリンダである。
コイルばね525は、支持フレーム部521の左右の端部と、この端部に最も近い間仕切り510との間に設けられている。
案内レール526は、間仕切り510を片寄せ方向に安定して移動させるためのものである。支持フレーム部521に、ロッカー部210の長手方向に沿って取り付けられた2本の平行なレールである。案内レール526は、間仕切り510の腕部の先端部に形成された貫通孔に、スライド自在に挿通している。
図1に示す撹拌装置10の右側には、撹拌ロッカー20の揺動を制御する制御部30(図9参照)を操作するための操作盤301が配置されている。
図9に示すように制御部30は、撹拌制御部310と、撹拌用ドライバー部320と、保持用ドライバー部330とを備えている。
撹拌制御部310は、操作盤301に操作画面の表示や装置状態の表示を行う機能と、操作盤301からの操作により始動や停止、設定が指示され、指示された内容に応じて動作する機能とを備えている。撹拌用ドライバー部320は、撹拌制御部310からの制御信号を受信して、撹拌駆動部40を動作させるための電流を駆動する。
保持用ドライバー部330は、撹拌制御部310からの制御信号を受信して、伸縮部524を動作させるための電流を駆動する。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る撹拌装置10の動作および使用状態について、図面に基づいて説明する。
操作者は、図1に示す操作盤301を操作して、揺動速度、揺動時間、揺動角度およびロッカー部210の初期角度などの設定を行う。操作者によって設定された各値は、撹拌制御部310に格納される。
図8に示す撹拌制御部310は、操作者によって設定された初期角度に基づいて、撹拌用ドライバー部320を介して撹拌駆動部40に回動指示を出力して、ロッカー部210を傾斜させる。
図10に示すように、操作者が、水平方向に対して、下側に位置するロッカー部210の初期角度θ1を、上側に位置するロッカー部210の初期角度θ2より大きく設定する。そうすることで、撹拌装置10の前に立つ操作者は、血液バッグBをロッカー部210に容易に挿入することができる。
操作者が、図2に示す血液バッグBをロッカー部210へ、血液バッグBの配列方向に沿って所定間隔ごとに配置されたそれぞれの間仕切り510の間に配置する。そして、操作者が操作盤301を操作して始動を指示する。図9に示す撹拌制御部310は、保持用ドライバー部330を介して伸縮部524に縮小を指示する。
図6および図7に示す伸縮部524が縮小することで、片寄方向とは反対側に位置する最遠の間仕切り510が、案内レール526に沿って片寄方向に移動する。最遠の間仕切り510が片寄方向に移動することで、片寄方向側に隣接する間仕切り510に接近して、隣接する間仕切り510のスペース部材523が、隣接する間仕切り510に接近する間仕切り510に当接する。
更に、最遠の間仕切り510が片寄方向に移動することで、最遠の間仕切り510がスペース部材523を押すことで、隣接する間仕切り510が片寄方向に移動し始める。
このようにして、図8に示すように、間仕切り510が隣接する間仕切り510に接近して、隣接する間仕切り510のスペース部材523を押すことで、順次、最遠の間仕切り510から片寄方向に並ぶ間仕切り510同士の間隔がスペース部材523の長さとなって、血液バッグBが片寄せられ、集約される。
ロッカー部210の底板211と、背板213とに低摩擦加工の一例であるフッ素樹脂加工が施されているため、血液バッグBをスムーズに片寄せすることができる。
図9に示す撹拌制御部310は、血液バッグBの集約が完了しても、伸縮部524に縮小を指示した状態を維持する。伸縮部524の縮小が維持されるので、血液バッグBが、間仕切り510にしっかり保持された状態が維持される。
血液バッグBの集約が完了すると、図9に示す撹拌制御部310は、図10に示すように、初期角度θ1,θ2により傾斜した状態のそれぞれのロッカー部210を、一旦、撹拌開始角度として、水平方向に合わせる。
そして、図9に示す撹拌制御部310は、操作者によって設定された揺動速度、揺動時間および揺動角度に基づいて、撹拌用ドライバー部320を介して撹拌駆動部40に揺動指示を出力して、ロッカー部210を揺動させる。
ロッカー部210の支軸217の初期角度が、それぞれのロッカー部210で異なっていても、制御部30の撹拌制御部310が、それぞれのロッカー部210を、一旦、撹拌開始角度(水平方向)に合わせてから、撹拌駆動部40に撹拌を指示して、撹拌を開始するので、撹拌が更に均一に行うことができる。
撹拌制御部310は、揺動開始からの揺動時間が経過すると、ロッカー部210の揺動停止を、撹拌用ドライバー部320を介して撹拌駆動部40に出力する。
そして、撹拌制御部310は、保持用ドライバー部330を介して伸縮部524に伸張を指示する。
図6に示す伸縮部524が伸張することで、最遠の間仕切り510が、片寄方向とは反対の開放方向に移動する。最遠の間仕切り510が開放方向に移動することで、最遠の間仕切り510と隣接する間仕切り510との間の連結部材522の折り畳み部材522bが開いて、長さ方向に延びて限界まで達すると、折り畳み部材522bにより隣接する間仕切り510が牽引し始める。
このようにして、間仕切り510が隣接する間仕切り510から離間して、間仕切り510が隣接する間仕切り510を牽引することで、最遠の間仕切り510から、順次、間仕切り510同士の間隔が拡がる。伸縮部524が連結された間仕切り510とは反対側の間仕切り510(最後に牽引される間仕切り510)は、支持フレーム部521の端部とコイルばね525を介して接続されているので、他の間仕切り510に引きづられて、側板212との間隔が拡がり過ぎてしまうことを防止することができる。
間仕切り510が初期位置まで拡がると、撹拌制御部310は、保持用ドライバー部330を介して伸縮部524に伸張の停止を指示する。
操作者は、互いの間隔が拡がった間仕切り510の間から血液バッグBを取り出す。
このように、本実施の形態に係る撹拌装置10によれば、ロッカー部210に配置された血液バッグBを片寄せする保持部50を備えているため、血液バッグを隙間なく集約することができ、保持することができるので、サイズが異なったり、血液を格納することで厚みが異なったり、チューブの巻き方が異なることなることで厚みが異なったりする血液バッグBを、揺動しても、しっかりと血液を撹拌することができる。従って、撹拌装置10は、それぞれの血液バッグBを均一に撹拌することができるので、血液の品質を一定に保つことができる。
また、間仕切り510が血液バッグBの配列方向に沿って所定間隔ごとに配置されているため、操作者は間仕切り510の間に血液バッグBを置いていくことができる。そして、集約駆動部520により間仕切り510が間隔を狭めながら片寄するので、間仕切り510により血液バッグBが押され、片寄方向に移動させられて、血液バッグBを集約することができる。従って、撹拌装置10は、血液バッグBにダメージを与えることなく集約することができる。
なお、本実施の形態では、撹拌装置10は、被撹拌物としての血液を、収納容器としての血液バッグBに格納して撹拌していた。しかし、被撹拌物は他の液体でも、粒状体でもよい。また、収納容器は、血液バッグBのように軟質容器の他、硬質容器でもよい。軟質容器は、被撹拌物を格納しても形が定まりに難いため、本実施の形態に係る撹拌装置10は好適に用いることができる。
また、本実施の形態に係る撹拌装置10では、撹拌駆動部40がロッカー部210を揺動させているが、ロッカー部210を回転させて被撹拌物を撹拌してもよい。また、撹拌駆動部は、ロッカー部210を複数回ほど回転させた後に、反転させて回転させてもよい。
本発明の撹拌装置は、多数の収納容器に被撹拌物を格納して撹拌することができるので、大量の被撹拌物の撹拌が必要な産業分野に好適であり、被撹拌物が血液であれば血液センターでの使用が最適である。
10 撹拌装置
101 本体フレーム部
102 外装板
103 前扉
110 撹拌空間
111 側板
20 撹拌ロッカー
210 ロッカー部
211 底板
212 側板
213 背板
214 天板
215 戸
217 支軸
218 スリット
219 背面カバー
30 制御部
301 操作盤
310 撹拌制御部
320 撹拌用ドライバー部
330 保持用ドライバー部
40 撹拌駆動部
50 保持部
510 間仕切り
520 集約駆動部
521 支持フレーム部
522 連結部材
522a 接続部材
522b 折り畳み部材
523 スペース部材
524 伸縮部
525 コイルばね
526 案内レール
B 血液バッグ

Claims (3)

  1. 被撹拌物が格納された収納容器が一列に配置される棚部と、
    前記棚部を回転または揺動させる撹拌駆動部と、
    前記収納容器の配列方向に沿って所定間隔ごとに配置された間仕切りの間隔を狭めながら、前記間仕切りを片寄せすることで、前記棚部に配置された収納容器を集約して、前記収納容器を保持する保持部と
    前記撹拌駆動部への始動が指示されると、前記保持部に前記間仕切りの片寄せにより前記収納容器を集約させ、前記撹拌駆動部に前記棚部の回転または揺動をさせる制御部とを備えたことを特徴とする撹拌装置。
  2. 前記保持部は、前記間仕切りが隣接する間仕切りに片寄されると所定間隔を維持して、前記隣接する間仕切りを押すためのスペース部材と、前記棚部に並んだ間仕切りのうち片寄側とは反対に位置する最遠の間仕切りに連結して片寄方向に移動させるための伸縮部とを備えた請求項記載の撹拌装置。
  3. 前記棚部には、低摩擦加工が施された請求項1または2記載の撹拌装置。
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