JP6211015B2 - 二枚鉤板を備えた外科用開創器 - Google Patents

二枚鉤板を備えた外科用開創器 Download PDF

Info

Publication number
JP6211015B2
JP6211015B2 JP2014560380A JP2014560380A JP6211015B2 JP 6211015 B2 JP6211015 B2 JP 6211015B2 JP 2014560380 A JP2014560380 A JP 2014560380A JP 2014560380 A JP2014560380 A JP 2014560380A JP 6211015 B2 JP6211015 B2 JP 6211015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
elements
mounting pin
surgical retractor
heel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014560380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015510783A (ja
Inventor
トーマス ベック
トーマス ベック
ペドロ モラレス
ペドロ モラレス
クリスチャン ヒューバー
クリスチャン ヒューバー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aesculap AG
Original Assignee
Aesculap AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aesculap AG filed Critical Aesculap AG
Publication of JP2015510783A publication Critical patent/JP2015510783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6211015B2 publication Critical patent/JP6211015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B17/0293Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors with ring member to support retractor elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B2017/0237Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors for heart surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/08Accessories or related features not otherwise provided for
    • A61B2090/0813Accessories designed for easy sterilising, i.e. re-usable

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

本発明は、概して二枚鉤、鉤の配置、外科用開創器用鉤のグループならびに二枚鉤、鉤の配置および/または鉤のグループを備えた外科用開創器を提供する。
心臓外科の場合、心臓の外側または内部を手術することをできるようにするため、通常は胸骨全体が切断される。このような手術方法により、患者に外傷が生じ、長期に及ぶ回復時間が必要となるだけではなく、さらには感染や治癒に関する問題が頻繁に生じることにつながる。このような事実から、医師たちは最小限な観血手術技術を生み出し続けている。その一例として、MIDCAB手術(低侵襲冠動脈バイパス術)を挙げることができる。この手術では手術範囲として胸骨を貫通させず、患者の肋骨の側面からアクセスすることとなる。一方では執刀医に術野を確保し、また他方では術野を視認できるようにするため、患者の肋骨が引き上げられなければならない。従って、肋骨を引き上げるに当たり適切な鉤および鉤要素による手術用開創器が必要不可欠となる。
これまでは、鉤の形状が平坦である理由から胸骨外科手術において用いられていたような通常の鉤では肋骨を引き上げることには適していない。しかしながら、胸郭側面部分の肋骨の解剖学的実情は胸骨部分のそれとは異なり、胸骨部分は通常直線的に切開されることとなる。胸骨との接触面は通常平坦であるため、胸骨手術で用いられる開創器には平坦な接触面に適した鉤を使用できる。しかしながら、これとは逆に、患者の肋骨は側面的にカーブになる構造をとっている。術野へアクセスするために隣接する二本の肋骨へ鉤を設置する場合、開創器の鉤が設置される接触面である肋骨は、上部が凸部分、下部が凹部分で形成されている。胸骨の術野として従来の鉤開創器を使用する場合、下部の肋骨開口時に発生する力が二箇所、つまり両鉤の側面にのみ分散され、上部の肋骨においては、一箇所のみ、つまり鉤の中心部に開口の力が集まることとなる。このように患者の肋骨へ開創器による局所的な力が加わることが原因で、予測せぬ肋骨の骨折または破損等が生じかねない。従ってここに説明している発明は、肋骨の破損が生じないようにし、患者の回復時間の更なる短縮に貢献するものとなる。
先行技術には多くの外科用開創器があり、例えばUS2011/0172494の文書には、患者の胸部へ側面からのアクセスを可能とする開創器が紹介されている。この外科用開創器は、二つの曲がった鉤、厳密に言えば一方が凸状、反対側が凹状になっている鉤を備えている。両鉤の湾曲の形により、実際にどのようにして開創器が患者に設置されるべきかを判断することができる。この際、凹状の鉤は凸状である上部の肋骨に、凸状の鉤は凹状である下部の肋骨に設置されなければならない。しかしながら、鉤の湾曲は特にはっきり見られるような形になっていないが故に両鉤の曲げの見間違いによる危険につながる。
従って本発明の課題は、患者の胸部への側面的アクセスを可能にすることにある。その際、鉤板の入れ違えが起こってはならない。
本発明の課題は、請求項1の二枚鉤、請求項12の鉤の設置、請求項13の鉤のグループ、そして請求項15の手術用開創器により解決されるものとする。更なる有効な研究は従属の請求項の対象となる。
本発明の第一の観点に基づく、実質的に外科用開創器用二枚鉤は、手術用二枚鉤の取り付けのために用いられる柱状の取り付け部分を特徴とする組立体、そして組立体に装着されることで組立体に対しある運動範囲において回転または揺動することができる鉤要素を少なくとも二つ備えるものである。
鉤要素は、ばねの弾性力に対して揺動しながら再配置することができるものである。特に鉤要素が二つ以上組立体に装着されている場合、相互に再配置可能であることから、弧の形状をとる肋骨の形に適合する。つまり、凹凸、上下配置に応じた作りとなっている。二枚鉤が開創器に取り付けられ、患者の二本の肋骨の間に配置する形でこの開創器が患者に設置される場合、この頭方尾方、あるいは上下方向に沿って可動となる。また実際二枚鉤の要素が左右に配置されている場合、これらの要素の方向は二枚鉤に係合し前後の方向をとる。尚、その際切開の方向は前方になる。そして鉤の要素がばねの弾性力に対し基本的配置から前へと揺動することが可能ということは、非常に大きな利点であるといえる。
また二つの鉤要素のみが装着されているということは、これらが揺動することにより、自然にそれぞれの肋骨の形状に合うということを意味する。凹状の肋骨の場合、即ち下部の肋骨の場合、両方の二枚鉤が楽に揺動するが、凸状の肋骨の場合、即ち上部の肋骨の場合、容易に離れてしまう。しかし、二つ以上の鉤要素が組立体に装着されている場合、つまり凸状の肋骨の場合、少なくとも中央の鉤要素または前後方向へ揺動し、その結果、全ての鉤要素が肋骨の形状に合う形をとる。凹状の肋骨の場合は、肋骨の形状に適応する為に、中心の鉤要素も含め全ての鉤要素が前後方向へ揺動しならなければいけない。即ち全ての鉤要素が組立体に装着されながらも動くことが条件となる。この際鉤要素が360°回転する必要はないが、組み換えることは可能である。それぞれの患者の肋骨の凹凸の形状に合わせることを可能とするために、揺動運動範囲が十分なことが重要となる。加えて揺動範囲が極端に広すぎてはならない。
柱状の取り付け部分は開創器に取り付けられたアームにある孔に組み込まれ、そこで滑り落ちることがないようになっている。尚、これと同様の取り付け部分は接合要素とも組み込むことができる。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、取り付け部分は、二枚鉤が外科用開創器に取り付けられる場合、二枚鉤の組立体は少なくとも外科用開創器に対して定められた運動範囲内で回転ができる仕組みになっている。
外科用開創器に対する組立体の揺動により、少なくとも二つの鉤要素と鉤全体は幾何学的関係からして適した位置で作られたといえることから、開創器のアームへ、また逆に開創器のアームが設置位置へとずれたりすることで鉤要素に対する過度の負担が及ぶことはない。そのような鉤要素への過度に及ぶ負担こそが設置位置に対する不要な局所的外傷の要因となりうるのである。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、取り付け部分は少なくとも部分的に回転する固定溝を備える。
開創器のアームに対し二枚鉤または組立体が回転することなしに、少なくとも部分的に回転する固定溝により、二枚鉤と開創器のアーム間の形状は安定して接合される。例えば、接合部には少なくとも一つのばね押し上げ式球体をかませることにより形状の整った凹みができあがる。さらにこの凹みに関しては、例えば圧力管にも実際に用いられているように、誤って凹みが外れてしまうこと、そしてそれにより開創器アームから二枚鉤が緩んだり引き離されたりすることを、安全リングまたはそれ相応のものによって防ぐことができる。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、固定溝の深さはその回転方向によって可変である。
これらはばね押し上げ式の球体と凹みの接合において球体が固定溝を押し上げ、ばねが最大限に緩むように二枚鉤を調整することの要因となる。換言するならば、荷重のない二枚鉤は球体が溝の最深部にある状態の位置へと戻る、ということである。さらに溝の深さは継続的に変わる必要があるが、それが局所的な低点にあってはならない。つまり、二枚鉤組立体の戻る位置、鉤要素接合点の軸が実際の患者の体の切開の際の接触面に対し平行だという基本設定であることが重要になる。通常は基本設定におけるこの接合軸は、開創器の位置設定要素に対し垂直になっている。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、鉤要素は組立体にはめこまれ、組立体上で揺動しつつも固定することができるような近位端部と自在に動く遠位端部で構成されている。
鉤板要素の近位端部が組立体にある窪みに組み込まれる場合、組立体に対しこの部分の側面の鉤要素の揺動は制限される。しかし、必ずしも鉤板要素の回転は360°まである必要はなく、それはむしろ患者の体の切開のための開創器設置の際に誤った設定へと導きかねないだけではなく、開創器の導入も妨げられうる。鉤要素はまた共通の空いている場所に組み込まれ、その結果、鉤要素の揺動が外側にのみ制限されることとなる。尚、鉤要素の近位端部は必ずしも組立体内部に組み込まれる必要はなく、組立体の上部または下部に取り付けることも可能である。
鉤要素の正しい洗浄と滅菌を行うために、本発明の第一の観点に基づいた上で、鉤要素の近位端部が組み込まれるスペースに、洗浄孔がある。
二枚鉤使用の際、血、組織、骨の破片またはその他の汚れ等、鉤要素から孔に入ってしまう場合がある。これらにより孔が止まり穴として形成されてしまった場合、除去作業の際に困難を伴うこととなる。しかしながら、洗浄穴全体に圧縮空気、水、水性の石鹸液またはその他の洗浄液体に圧力をかけて入れ、大きなものから細かい汚れまでを取り除くことが可能である。この方法は洗浄工程を非常に容易にする。洗浄孔は利便性を考慮して止まり穴の底面に形成されているが、本体の上部、下部、側部にも備えることができる。この際、止まり穴それぞれ(すなわち少なくとも鉤要素が組み込まれている箇所)と組立体の周辺の間に接合部分を作ることが要となる。しかし、少なくとも他の異なる止まり穴をそれぞれ結合する洗浄穴がある場合もある。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、少なくとも鉤要素の一箇所は要素の縦軸へと斜めに凸状に曲がった内面層を形成している。
鉤要素の片側の淵が接触面に固定され、二枚鉤の更なるずれが生じる。しかし、ベースに沿ってねじられることにより片側の前面部分でベースへと二枚鉤が傾くことがなく、そしてこの時一つ二つまたは多数の鉤要素に凸状に曲がった内面層がない場合、患者の体の切開が行われている間、二枚鉤がベースに沿ってずれてしまう可能性がある。これは外傷またはベースの骨折にまでつながる問題である。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、鉤要素が鉤の内側へ組み込まれ、自在に曲がる端部が少なくとも一つは必要とされる。
この内側へ組み込まれ、自在に曲がる端部は、接触面において骨の隙間を広げるにあたり、二枚鉤または鉤要素の最適な接触部分を作り、二枚鉤が骨から外れることを防ぐ。その際、骨と骨の間の隙間を広げるために牽引される骨は、まさに鉤要素の自在な遠位端部へと曲がる内部面に接する。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、鉤要素の少なくとも一つと、組立体の間に、鉤要素が予め決められた基本位置に押し込められるような弾性的要素が少なくとも一つ設置されていることとする。
このような方法により、独自の二枚鉤で開創器を設置する際、一つの鉤要素が、その裏面、即ち外側で接続面に設置されることを防ぐことができる。しかしながらこの方法は、使用工程を妨げたり時間がかかってしまったりこともある。弾性的な要素はその場合、必ずしも強度が必要なものにする必要はない。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、少なくとも一つの鉤要素は柔軟なかぶせ物または詰め物を内部面に必要とする。
そのようなかぶせ物または詰め物は、個々の鉤要素から接続面の相応する位置へ圧力を分散し、その結果、ベースでの目立つ外傷が少なく済む。これは総じて少ない外傷、患者の術後の痛み緩和、傷口の治癒力の速めるというような効果をもたらすこととなる。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、組立体に対し少なくとも一つの鉤要素の捻じ曲がりに制限がかかる。
さらに、特定の角度で揺動する鉤要素にある種のストッパーを配設する。組立体にある鉤要素の揺動する固定部分範囲に配設できる。鉤要素の側面をそのようなストッパー上に設置するというのも一つの選択肢である。鉤要素の揺動は、多少運動範囲も狭いためにかえって利点をもたらし、逆に言えば組立体に対する鉤要素の過度のねじれは、開創器の設置を妨げることとなる。
本発明の第一の観点の更なる有効的な発展に基づき、全ての鉤要素の縦軸、組立体のベースに対する角度αはおよそ50°から90°の間、主として60°から80°、理想的には65°から75°である。
構設面は骨格だけで構成されているわけではない。骨格はベースとして最も広く内部に広がる平面を形成し、そこには鉤要素の遠位端部が隣接している。骨格の上には軟部組織があり、軟部組織の層の厚さの条件は患者の体の構造と患者の手術をする場所によって異なる。角度αの値がおよそ90°の場合、骨が広がろうとする動作と同様に、軟部組織が外へと圧迫する。角度の値が小さい場合、骨が広がろうとするよりも軟部組織の外圧が高くなる。その結果、傷口が開く部分において漏斗のようになる。角度αが50°以下の場合、特に手術中には起こるべきでない問題だが、鉤要素が骨から滑り落ちる危険がある。開口における開創器の固定位置、そして同時に術中の視野の確保という安全性保持の目的のためにも、60°から80°が適しているといえる。さらに65°から75°の範囲は、骨での鉤板要素の位置として手術中によい視野の確保が可能となる理想的な運動範囲といえる。
本発明の第二の観点に基づき、外科用開創器の鉤要素は、柱状の取り付けピンと取り付けのための二つの孔を必要とする。二枚鉤は前記の請求項に基づき結合され、他の結合要素の取り付けのための孔に他の二枚鉤または鉤が取り付けられる。
この第二の観点により設置された二枚鉤は体の開口のための機能として使われる。取り付けの際、二枚鉤の要素である取り付けピンに適応し、また取り付けのための孔は、開創器のアームの取り付け孔に適応するものとなっている。接合要素は長さの調節が可能なので、鉤の配置は必要に応じて組み変えることが可能である。
本発明の第三の観点に基づき、少なくとも一つの柱状の取り付けピンと二つの取り付け孔がある結合要素を持つ鉤のグループが明示される。全ての結合要素の両取り付け孔には、本発明の第二の観点に基づく更なる結合要素、鉤の配置、本発明の第一の観点に応じる二枚鉤、または単一の鉤が取り付けられていなければならない。
組み立てにより、本発明の第二の観点に基づいた発明法がより包括的に利用される。ベース上に開創器を取り付ける力は、作用点の位置から他の位置へと分散される。この際、鉤のグループにより荷重が均衡に全ての鉤要素のハンドルのアームとハンドルにある鉤要素の数が一定の関係にて保たれていなければならない。ハンドルの部分にある要素の数が少なければ少ないほど、要素にかかる力の平衡性を保つためにも、ハンドルのアームが長くなければならない。
本発明の第四の観点に基づき、二枚鉤、鉤配置または鉤のグループは、上述の観点より明示される。その際、各鉤板および/または鉤板要素が自在である端部に、各鉤板または鉤板要素の内側へとカーブすることにより、遠位端部のたわみ部が直線上またはカーブ上に位置することとなる。
このような配置により、全ての鉤要素がカーブしている骨の部分に固定され、それぞれの力が作用する位置にあまり荷重がかからないようになる。胸骨のように変形位置が直線状にある場合、実際には直線に切開するための設置が適している。変形位置が弧を描く場合、曲線は曲がっている骨に合う形をとるほうがよい。そのような設置が側面的な肋骨に対して適切といえる。
本発明の第五の観点に基づき、外科用開創器は開発の第一の観点及び/又は第二の観点に基づいた鉤の設置、または第三の観点に基づいた鉤のグループにより、二枚鉤と合うものとなっている。
本発明の更なる利点と特徴は、以下に、添付図面との連関にて説明することによりさらに明らかにされている。
図1は、好適な実施例1の組立体を示す。 図2は、好適な実施例1の組立体の断面図を示す。 図3は、好適な実施例2の組立体を示す。 図4は、好適な実施例2の組立体の後面図を示す。
好適な実施例1は図1と2を詳細化したものである。この好適な実施例は、患者の肋骨を側面から広げるための外科用開創器用二枚鉤として使用される場合に関連するものである。
本発明の好適な実施例において、外科用開創器用二枚鉤板は、柱状の取り付けピン2が外科用開創器に付けられ、二枚鉤の取り付けのための組立体1に取り付けられて用いられる。また取り付けピン2は、組立体1に上向きに付けられている。さらに3a,3bの両鉤要素が二枚鉤の特徴となる。またこのピン2は取り付けピン2の半分程の長さである固定用溝21によって円を描くような溝がある。このようにして取り付けピン2はきのこのような形をしており、この好適な実施例でも固定用溝21は同じ深さである。
両要素3a,3bは、両孔部11a,11bに分かれている近位端部3a1,3b1を組立体1に組み込み、そこでピン12a,12bによって揺動しながら固定される状態である。体を牽引しながら切開する際に用いられる二枚鉤を使用するために必要な孔部11a,11bは、本体1の側面に位置する。3a,3bの両鉤要素は、斜め方向に平坦な内部面3a4,3b4である。全ての鉤板要素3a,3bである自在な遠位端部3a2,3b2は、内部面3a4,3b4へと曲げられている。患者の肋骨へ入り込みやすく、かつ3a,3bの鉤要素が肋骨から滑り落ちないようにするため、このような鍬状の形をしている。ここに挙げられている場合、鉤要素3a,3bが基本位置に就くようにするための弾力性のある要素が用いられている。
本体1に対して鉤要素3a,3bの揺動は、前後・左右に限定されたものである。孔部11a,11bの間にあるスペースが、鉤要素3a,3bの揺動の方向が他の要素3a,3bへと向かわないよう、内側へと行くようになっている。両孔部11a,11bがそれぞれ本体1の丸く加工された端部よりも広がるため、外への揺動は内側へよりも広い。しかしながら、両孔部の外側はその都度要素3a,3bが外側へと広がる際に制限をかける。また、両孔部11a,11bが開くことにより洗浄ノブの開閉ができないようになる。
両要素3a,3bの近位端部である3a1,3b1は、組立体に平行した位置にある。両要素3a,3b中心部分の3a3,3b3は、上述した好適な実施例において、近位端部3a1,3b1に対し約70°で下向きになる。遠位端部3a2,3b2は、鉤要素の内部面3a4,3b4に向かって、つまり体を牽引しながら行う切開とは違う形で曲がっており、遠位端部3a2,3b2は近位端部3a1,3b1に平行な形をとっている。それゆえ遠位端部3a2,3b2でのカーブはおよそ110°となる。
両要素3a,3bの中心部分の3a3,3b3は本体に対しおよそ70°辺りのところにあり、図2が示すように、一方では患者の肋骨Rを支え、他方では手術執刀者が切開された体を視認するための概観確保をすることにより、実際の術野へのアクセスを可能とする。この作業は、中心部分の両要素3a,3bの中心部分の3a3,3b3が軟部組織Wを特に図2の上部を側面から引くことにより、より容易になる。
上述した好適な実施例では、製品の材料は全て金属製であり、この場合チタン合金が使用されている。金属の使用により鉤要素および組立体の細かな成形が可能となる。また金属性鉤要素は合成物質からできている組立体との接合で使用することもできる。合成物質からできているものとしては、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)や炭素繊維やその他の繊維による複合材料である基質物が適しているといえる。ここで利点として特に、60%ほどまで使用されているポリエーテルエーテルケトン合成繊維の高い機能を挙げることができる。チタンやチタン合金に並ぶその他の金属性物質として、特に鍛錬・非鍛錬特殊鋼とそれ相応の合金も適した金属として挙げることができる。鉤要素は先ず始めに何かしらの金属製物質で作られ、その後合成物質でもって上塗り、および鋳直される。その場合、PEEKの形状と並びシリコンが適しているといえる。金属性鉤要素の中心を合成物質で上塗りと鋳なおすことにより、手術中に視野と作業を妨げかねない反射を防ぐことにつながる。
独自の発明である二枚鉤は自在に揺動し、開創器のアームで適した孔へ組み合わせられる。開創器の両アームには、合致する二枚鉤を組み合わせられる。執刀医が患者の肋骨の間を切開した後、二枚鉤が両肋骨に取り付けられる。その際、執刀医は二枚鉤の組立体と要素を正しい方向に合わせるよう注意を払わなければならない。それにより鉤要素3a,3bが内部面3a4,3b4と執刀の際のそれぞれのベースにつき、遠位端部3a2,3b2が肋骨に引っかかるようになる。それに続き、執刀者が手術範囲とそこへのアクセスを可能にするために開創器が上に置かれる。肋骨は直線的ではなくカーブの形をとっているため、鉤板の両要素3a,3bはねじれ、それにより斜めの方向が並行になる形でそれぞれのベースへと広がってしまう。より具体的に記述すると、両要素3a,3bの斜めの方向は凸状の肋骨またはベースへ接線を、凹状の肋骨またはベースへ割線を作る形をとる。
好適な実施例2は図3と4を詳細化したものである。好適な実施例2は似ているため、ここでは実施例1と2の違いを説明する。
好適な実施例2は合成物質からのみ作られた製品で、この場合PEEKが用いられている。PEEKはチタンおよびチタン合金とは異なり強度はそれほど高くないため、好適な実施例2の要素は実施例1のものよりも厚く作られている。本体1の全体幅tm1、本体上および下側面の幅tm3、実施例1の鉤要素3a,3bの幅は、それぞれ実施例2のtk1、tk2、tk3の幅よりも厚い。また柱状のピン2も厚い形状になっている。要素3a,3bの近位端部3a1,3b1を組み込むためにも、孔部11a,11bはさらに高くなっている。さらに孔部11a,11bの幅は狭くなっているため、要素3a,3bの揺動が好適な実施例1に対しより制限されたものとなっている。孔部11a,11bの間は、組立体2が充分に安定するために広めになっている。孔部11a,11bの外側面はそれぞれ本体の前側面2に組み入れられている。これにより、孔部11a,11bは、組立体2の丸く加工された端部を出ることで隣接している側面に広がっているのではないということが分かる。
両要素3a,3bの幅t2kまでは幾何学的に見ると、実質的には実施例1の要素のものと同じといえる。本体2において、動きながら固定されている要素を支える部分である、要素3a,3bの近位端部の3a1,3b1とピン12a,12bもまた合成物質から作られているため、実施例1に比べ大きい作りとなっている。鉤要素3a,3bの幅t2kはそれにより、孔部11a,11bに汚れが付着しやすくなり、さらに取り難くなっている。従って、図4が示すように、本体1の後側面に15a,15bの二つの洗浄孔が組み込まれている。両洗浄孔15a,15bは、孔部11a,11bにつながっており、その結果、孔部11a,11bに取り入れられている要素3a,3bの近位端部3a1,3b1にまで行き届くようになっている。実施例2でより有益なのは、孔部11a,11bとそれに付随している両洗浄孔15a,15bは実質同じところに位置するため、洗浄液体が通りやすくなっている。つまり、洗浄液が行き届かず、洗いきれない部分があるというような問題がなくなる。簡単かつ徹底的な洗浄は、孔部11a,11b(取り付け部分)と鉤板要素3a,3bの近位端部の3a1,3b1の間が狭くないことを考慮しても、有益だといえる。
図で示されなかった鉤要素は組立体に類似しているものであり、ピン12a,12bが鉤要素3a,3bの固定のために組立体に組み込まれている場所に、それぞれ二枚鉤取り付けピン2へと設置する。さらに結合部には鉤要素は組み込まれず、両取り付け部分の間は二枚鉤に接するピン12a,12bの間の幅よりも広くなっている。また単一の鉤も図には示されていない。鉤要素の形状だが、鉤要素の取り付け孔に付けられ、揺動しつつ固定できるようにするために、取り付けピンの近位端部が二枚鉤の取り付けピン2に合う形になっている。鉤の長さは鉤要素よりも長いこともあり、鉤の近位のカーブは二枚鉤のそれよりも実質的に同じ高さとなり、患者の肋骨への安定した手術を行うことができるといえる。
本発明は患者の肋骨への使用を目的としたものであるが、その他の手術用開創器にも用いられることができる。その例として患者の胸骨用手術用開創器にも応用することができる。
本発明に係る二枚鉤板の製造の際に用いられる材料として、チタン、特殊鋼、両金属の混合物、PEEKとシリコンの様々な樹脂が挙げられ、原則的にあらゆる金属物質を用いることができる。同様のことが上記に挙げた合成物質にも言えるため、ここに挙げた合成物質以外にも弾性プラスチックも使用できる。鉤要素または組立体を成形するために、様々な材料と合成物質は組み合わせることができ、組立体への鉤要素を様々な物質をもとにして固定することも可能である。物質ごとのその他の組み合わせが可能なため、専門家の判断により、この説明と請求項から修正と変容が必要となる。
以下の項目は、国際出願時の請求の範囲に記載の要素である。
(項目1)
外科用開創器への二枚鉤取り付け用の柱状になった取り付けピン(2)を有する組立体(1)と、組立体(1)に装着されており、組立体(1)に対する特定の運動範囲内で揺動および回転することができる、少なくとも二つの鉤要素(3a、3b)と、を備える二枚鉤。
(項目2)
取り付けピン(2)により、二枚鉤が外科用開創器に組み立てられる場合に、二枚鉤の組立体(1)が外科用開創器に対し少なくとも定められた運動範囲内で揺動することができる項目1に記載の二枚鉤。
(項目3)
取り付けピン(2)が、少なくとも部分的に揺動する固定用溝(21)を備える、項目1又は2に記載の二枚鉤。
(項目4)
固定用溝(21)の深さが運動方向に沿う形で嵌合可能となる、項目3に記載の二枚鉤。
(項目5)
鉤要素(3a、3b)は、組立体(1)内に受入れられると共に回転可能に取付けられる近位端部(3a1、3b1)と、自由な遠位端部(3a2、3b2)を備える、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤。
(項目6)
組立体(1)は、鉤要素(3a、3b)の近位端部(3a1、3b1)が取り付けられている範囲内に、鉤の正しい洗浄と滅菌を施すための洗浄孔(15a、15b)を備える、項目6に記載の二枚鉤。
(項目7)
少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)は、鉤要素(3a、3b)の長手方向の軸に対して斜めとなる凸状に曲がった内部面(3a4、3b4)を備える、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤。
(項目8)
少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)は、鉤要素の内側(3a4、3b4)へ屈曲する自由な端部(3a2、3b2)を備える、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤。
(項目9)
少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)と組立体(1)の間に、鉤要素(3a、3b)を基本位置へ押圧する弾性要素を備えている、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤。
(項目10)
少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)は、内部面(3a4、3b4)にソフトコーティングまたはパディングを備える、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤。
(項目11)
少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)は、組立体(1)に対して回転する、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤。
(項目12)
組立体(1)の平面に対して両鉤要素(3a、3b)の長手方向の軸が作る角度(α)は、50°から90°の間、好ましくは60°から80°、最も理想的には65°から75°となる、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤。
(項目13)
柱状の取り付けピンと二つの取り付け部分がある結合要素と、結合要素の取り付け部分に取付けられた前記の項目中の一つに記載の二枚鉤と、結合要素の他の取り付け部分に組み入れられた他の1つの二枚鉤または一枚鉤と、を備える外科用開創器の鉤配置。
(項目14)
少なくとも柱状の取り付けピンと二つの取り付け孔を備えた結合要素と、各結合要素の両取り付け孔に取付けられたその他の結合要素、項目14に記載の鉤配置、項目1から13のいずれかに記載の二枚鉤、または一枚鉤と、を備える、鉤のグループ。
(項目15)
鉤及び/または鉤要素(3a、3b)の自由な端部(3a2、3b2)が鉤または鉤要素(3a、3b)の内部面(3a4、3b4)に向かって曲がっていることで、その屈曲点が直線上またはカーブ上に位置する、前記の項目の中の一つに記載の二枚鉤、鉤の配置または鉤のグループ。
(項目16)
項目1から13のいずれか一つの二枚鉤、および/又は、項目14に記載の鉤配置又は項目15に記載の鉤グループ、を備える外科用開創器。

Claims (10)

  1. 外科用開創器への二枚鉤取り付け用の柱状になった取り付けピン(2)であって、当該取り付けピン(2)の回転軸周りに回転可能に前記外科用開創器へ取り付けるための取り付けピン(2)を有する組立体(1)と
    二つの鉤要素(3a、3b)であって、ピン(12a、12b)によって前記組立体(1)に装着されており、前記二つの鉤要素(3a、3b)のそれぞれが、前記取り付けピン(2)の回転軸と平行になっている前記ピン(12a、12b)の回転軸周りに組立体(1)に対して少なくとも特定の運動範囲内で揺動することができる二つの鉤要素(3a、3b)と、を備える外科用開創器用の二枚鉤。
  2. 前記取り付けピン(2)により、二枚鉤が外科用開創器に組み立てられる場合に、二枚鉤の前記組立体(1)が前記取り付けピン(2)の回転軸周りに外科用開創器に対し少なくとも定められた角度範囲内で揺動することができる請求項に記載の鉤。
  3. 前記取り付けピン(2)が、少なくとも部分的に円周状の固定用溝(21)を備え、固定用溝(21)の深さは好ましくは円周方向に変化する、請求項1又は2に記載の鉤。
  4. 前記鉤要素(3a、3b)のそれぞれは、前記組立体(1)内に受入れられると共に回転可能に取付けられる近位端部(3a1、3b1)と、遠位端部(3a2、3b2)を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の鉤。
  5. 前記組立体(1)は、前記鉤要素(3a、3b)の前記近位端部(3a1、3b1)が取り付けられている範囲内に、洗浄孔(15a、15b)を備える、請求項に記載の鉤。
  6. 少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)は、当該鉤要素(3a、3b)の長手方向の軸に対して斜めとなる凸状に曲がった内部面(3a4、3b4)を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の鉤。
  7. 少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)は、鉤要素の内部面(3a4、3b4)へ屈曲する遠位端部(3a2、3b2)を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鉤。
  8. 少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)は、内部面(3a4、3b4)にソフトコーティングまたはパディングを備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の鉤。
  9. 少なくとも一つの鉤要素(3a、3b)の回転は、前記組立体(1)に対して制限されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の鉤。
  10. 前記ピン(12a、12b)の回転軸と直交する方向に伸びる平面に対して、各鉤要素(3a、3b)の長手方向の軸は、50°から90°の間、好ましくは60°から80°、より好ましくは65°から75°の角度(α)で傾斜している、請求項1〜のいずれか一項に記載の鉤。
JP2014560380A 2012-03-09 2013-03-07 二枚鉤板を備えた外科用開創器 Active JP6211015B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102012004555.7 2012-03-09
DE102012004555A DE102012004555A1 (de) 2012-03-09 2012-03-09 Doppelvalve
PCT/EP2013/054668 WO2013132039A1 (de) 2012-03-09 2013-03-07 Doppelvalve und dazu passender chirurgischer retraktor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015510783A JP2015510783A (ja) 2015-04-13
JP6211015B2 true JP6211015B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=47891669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014560380A Active JP6211015B2 (ja) 2012-03-09 2013-03-07 二枚鉤板を備えた外科用開創器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10792028B2 (ja)
EP (1) EP2822476B1 (ja)
JP (1) JP6211015B2 (ja)
DE (1) DE102012004555A1 (ja)
WO (1) WO2013132039A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11266391B2 (en) 2019-02-11 2022-03-08 Warsaw Orthopedic, Inc. Surgical retractor and method
US12011152B2 (en) * 2021-11-17 2024-06-18 Usb Medical Limited Tricuspid retractor blade assembly

Family Cites Families (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2002021A (en) * 1934-02-27 1935-05-21 Rouse Howard Surgical fracture extension appliance
US2670731A (en) * 1952-02-11 1954-03-02 Zoll Carl Michael Abdominal retractor attachment
DE1769072U (de) * 1958-04-23 1958-06-26 Heinrich C Ulrich Rippen- und bauchspreizgeraet.
US3750652A (en) * 1971-03-05 1973-08-07 J Sherwin Knee retractor
GB1483048A (en) * 1973-08-06 1977-08-17 Hurson J Surgical retractors
DE3509787A1 (de) 1984-04-04 1985-10-31 Aesculap-Werke Ag Vormals Jetter & Scheerer, 7200 Tuttlingen Chirurgisches instrument zum spreizen von wundraendern
JPS6141445A (ja) * 1984-04-04 1986-02-27 アエスクラツプ−ベルケ アクチエンゲゼルシヤフト フオ−マルズ イエツタ− ウント シエ−ラ− 傷の縁を拡げる外科用器具
JPS6297612U (ja) * 1985-12-09 1987-06-22
US5052373A (en) * 1988-07-29 1991-10-01 Michelson Gary K Spinal retractor
US5067477A (en) * 1989-08-01 1991-11-26 Codman & Shurtleff, Inc. Low wear bearing for a surgical retractor
US5339801A (en) * 1992-03-12 1994-08-23 Uresil Corporation Surgical retractor and surgical method
US5365921A (en) * 1993-01-22 1994-11-22 Bookwalter John R Flip-up sternal retractor
US5722935A (en) * 1995-05-05 1998-03-03 Minnesota Scientific, Inc. Laparoscopic retractor having a plurality of blades extending laterally from a handle
US5776054A (en) * 1996-08-07 1998-07-07 Bobra; Dilip Apparatus for retracting tissue
US5846193A (en) * 1997-05-01 1998-12-08 Wright; John T. M. Midcab retractor
DE29806973U1 (de) * 1998-04-20 1998-08-06 Klappenecker, Ulrich, 78532 Tuttlingen Rippensperrer
EP0951868B1 (de) * 1998-04-27 2003-06-25 Waldemar Link (GmbH & Co.) Chirurgischer Spreizer
CA2237877A1 (en) * 1998-06-26 1999-12-26 Anthony Paolitto Chest retractor for performing cardiac surgery
WO2000042920A1 (en) * 1999-01-24 2000-07-27 Genzyme Corporation Surgical retractor and tissue stabilization device having an adjustable sled member
US6074343A (en) * 1999-04-16 2000-06-13 Nathanson; Michael Surgical tissue retractor
CA2286929A1 (en) * 1999-10-18 2001-04-18 Anthony Paolitto Valve surgery apparatus
DE10043787C1 (de) * 2000-09-06 2002-01-03 Aesculap Ag & Co Kg Chirurgische Instrumente oder Teile davon und Verfahren zu deren Herstellung
JP3077381U (ja) * 2000-10-30 2001-05-18 松田医科株式会社 医療用開創器
US6808493B1 (en) * 2002-08-28 2004-10-26 Flexbar Machine Corp Adjustable ratchet retractor support apparatus
US7097647B2 (en) * 2003-01-25 2006-08-29 Christopher Paige Segler Tarsal joint space distractor
JP2004255173A (ja) * 2003-02-07 2004-09-16 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 胸骨挙上器、開胸挙上器
US7481766B2 (en) * 2003-08-14 2009-01-27 Synthes (U.S.A.) Multiple-blade retractor
DE102006036117B4 (de) 2006-08-01 2009-10-08 Nitsch, Wolfgang Chirurgisches Instrument zum Spreizen von zwei zueinander benachbarten Operationsöffnungen
US8142355B2 (en) * 2006-09-25 2012-03-27 Spinal Elements, Inc. Surgical tissue retractor
US20080073922A1 (en) * 2006-09-27 2008-03-27 Oceaneering International, Inc. Double Sided Rack Manipulator Jaw Actuator System
US8007435B2 (en) * 2008-01-10 2011-08-30 Massachusetts Eye & Ear Infirmary Tissue retraction device
US20100286485A1 (en) * 2009-05-05 2010-11-11 Valerio Valentini Adaptable tissue retractor with plurality of movable blades
US20110144450A1 (en) * 2009-10-19 2011-06-16 Anthony Paolitto Tissue retractor with movable blades and articulating wrist joint
US8357184B2 (en) * 2009-11-10 2013-01-22 Nuvasive, Inc. Method and apparatus for performing spinal surgery
WO2011088112A2 (en) 2010-01-12 2011-07-21 Tedan Surgical Surgical retractor with curved rotating blades
US8979752B2 (en) * 2010-02-12 2015-03-17 Medical Pine Co., Ltd. Rib spreader
US9307972B2 (en) * 2011-05-10 2016-04-12 Nuvasive, Inc. Method and apparatus for performing spinal fusion surgery
US8556809B2 (en) * 2011-06-10 2013-10-15 Raghavendra Rao Vijayanagar Surgical tissue retractor
US20120330106A1 (en) * 2011-06-24 2012-12-27 Genesee Biomedical, Inc. Thoracic retractors and methods
EP2750611B1 (en) * 2011-08-31 2016-11-23 Lanx, Inc. Lateral retractor system
DE102011053938A1 (de) * 2011-09-26 2013-03-28 Aesculap Ag Chirurgisches Retraktionssystem

Also Published As

Publication number Publication date
DE102012004555A1 (de) 2013-09-12
WO2013132039A1 (de) 2013-09-12
JP2015510783A (ja) 2015-04-13
EP2822476A1 (de) 2015-01-14
US10792028B2 (en) 2020-10-06
US20150099939A1 (en) 2015-04-09
EP2822476B1 (de) 2018-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1481639B1 (en) Surgical retractor
US4151838A (en) Internal mammary artery sternal retractor
US20210128158A1 (en) Auricle clamp and delivery device thereof
US6705989B2 (en) Retractor for use in endoscopic surgery and medical instrument for introducing a retractor and method for the use of a retractor in endoscopic surgery
JP6398129B2 (ja) 2面に渡る二重の90°変形を有する整復鉗子
JP5735436B2 (ja) 開胸器
JP2007517596A (ja) 心室区画装置
WO1999023935A1 (en) Lifting rib retractor
JP2006507104A (ja) 血管外組織構造をリモデリングするための方法および装置
JP2009541001A (ja) 医療外科チューブアセンブリ
JP2006507104A5 (ja)
JP6211015B2 (ja) 二枚鉤板を備えた外科用開創器
US20140194695A1 (en) Tissue retractors with fluid evacuation/infusion and/or light emission capability
EP0875205B1 (en) Surgical retractor
JP2014030719A (ja) 自己テンション部を有する頸椎固定装置
WO2016164688A1 (en) Surgical rib retractor and methods thereof
US20140343581A1 (en) Medical clip, clip unit and clip device
CN102885646B (zh) 用于跟骨骨折的跟骨解剖型塑形复位接骨板
CN111714165B (zh) 一种经颈前路小关节绞锁撑开复位装置
CN100496426C (zh) 记忆合金脊柱矫形内固定系统
EP2651323B1 (en) Surgical device for bending an implant and implant system comprising the device
KR20210084342A (ko) 혈관 펀치
KR101271077B1 (ko) 흉벽 교정기기
CN219307267U (zh) 足部手术固定装置
RU2327432C1 (ru) Пластина для стабилизации грудино-реберного комплекса

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6211015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250