JP6210719B2 - コンテンツ配信サーバおよびそのプログラム、ならびに、コンテンツ受信装置およびそのプログラム - Google Patents
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Description
このようにテレビ放送番組の到達タイミングに加えて、IPコンテンツの到達タイミングがコンテンツ受信装置によってばらつきがあることから、番組の進行に合わせて一斉にIPコンテンツを配信しても、コンテンツ受信装置においてテレビ放送番組に同期してIPコンテンツを表示することが困難であった。
具体的には、送信遅延量算出部は、各コンテンツ受信装置から通知された受信場所情報と、各コンテンツ受信装置における放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、各コンテンツ受信装置における通信コンテンツの受信遅延量と、に基づき、受信場所情報に応じて予め定めた伝搬遅延量と放送受信形態情報に応じて予め定めた遅延量との合計を放送コンテンツの到達時間として求める。また、送信遅延量算出部は、通信コンテンツの受信遅延量と予め計測された通信コンテンツの制作設備内における遅延量との合計を通信コンテンツの到達時間として求める。これによれば、放送コンテンツの到達時間と通信コンテンツの到達時間とを正確に求めることができる。
具体的には、送信遅延量算出部は、各コンテンツ受信装置から通知された受信場所情報と、各コンテンツ受信装置における放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、各コンテンツ受信装置における通信コンテンツの受信遅延量と、に基づき、受信場所情報に応じて予め定めた伝搬遅延量と放送受信形態情報に応じて予め定めた遅延量との合計を放送コンテンツの到達時間として求める。また、送信遅延量算出部は、通信コンテンツの受信遅延量と予め計測された通信コンテンツの制作設備内における遅延量との合計を通信コンテンツの到達時間として求める。
コンテンツ受信端末としては、例えば携帯電話やタブレット端末のようにユーザが持ち運んで利用するものが該当する。
また、コンテンツ受信装置は、遅延量設定要求部によって、記憶部に記憶されたコンテンツ受信装置における放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、通信コンテンツの受信遅延量と、コンテンツ受信装置の受信場所情報と、を少なくとも含んだ受信状況情報を付加した遅延量設定要求を生成してコンテンツ配信サーバに送信する。
さらに、コンテンツ受信装置は、受信場所計測部によって、コンテンツ受信装置の現在の受信場所を計測する。
また、コンテンツ受信プログラムは、遅延量設定要求部によって、記憶部に記憶されたコンテンツ受信装置における放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、通信コンテンツの受信遅延量と、コンテンツ受信装置の受信場所情報と、を少なくとも含んだ受信状況情報を付加した遅延量設定要求を生成してコンテンツ配信サーバに送信する。
さらに、コンテンツ受信プログラムは、受信場所計測部によって、コンテンツ受信装置の現在の受信場所を計測する。受信場所計測部は、所定のタイミングで受信場所を計測する。
そして、コンテンツ受信プログラムは、提示合成処理部によって、放送コンテンツと通信コンテンツとを画面等に表示するための合成処理を行う。
ここで、コンテンツ受信プログラムは、遅延量設定要求部が、受信場所計測部により今回のタイミングで計測された受信場所が、前回のタイミングで計測された受信場所と異なっている場合、今回のタイミングで計測された受信場所を受信場所情報として含んだ遅延量設定要求を生成してコンテンツ配信サーバに送信する。これによって、ユーザの移動に応じてコンテンツ受信装置の受信場所が時々刻々と変化するような場合においても、受信場所に応じた正しい遅延量の設定を受けることができる。
請求項1,2に係る発明によれば、各コンテンツ受信装置における放送コンテンツの到達時間と通信コンテンツの到達時間との差分である送信遅延量をセッション毎に算出し、この送信遅延量に応じた時間が経過したセッションから順に通信コンテンツを対応するコンテンツ受信装置に配信することで、複数のコンテンツ受信装置における放送コンテンツに同期させて通信コンテンツを配信することができる。
また、放送コンテンツの到達時間と通信コンテンツの到達時間とを正確に求めることができるので、通信コンテンツの送信遅延量を正確に算出することができる。
最初に、図1を参照して、本発明の実施形態に係るIPコンテンツ配信サーバ1とコンテンツ受信装置3とを備えた放送通信連携システム9の概要について説明する。
しかし、各コンテンツ受信装置3における放送コンテンツの到達タイミングとIPコンテンツの到達タイミングは異なり、一般には放送コンテンツの到達タイミングの方がIPコンテンツの到達タイミングより遅いとされている。つまり、放送波による場合の方がIP網による場合よりもコンテンツ受信装置3に到達するまでの時間が長くなる。
ここでは、複数のコンテンツ受信装置3の受信形態はそれぞれ異なっている。具体的には、コンテンツ受信装置3aが放送事業者から配信された放送波を直接受信する放送波直接受信形態をとり、コンテンツ受信装置3bが放送事業者から配信され、複数の中継局6により中継された放送波を受信する多段中継放送波受信形態をとっている。また、コンテンツ受信装置3cが放送事業者から配信された放送波をCATVヘッドエンド7で受信し、CATV網を介してコンテンツ受信装置3cに配信するCATV受信形態をとり、コンテンツ受信装置3dが放送事業者からの放送波をIP再配信ヘッドエンド8で受信し、専用IP網を介してコンテンツ受信装置3dに配信するIP再配信受信形態をとっている。したがって、それぞれの受信形態に応じて異なる遅延量が発生する。
一方、複数のコンテンツ受信装置3それぞれにおけるIPコンテンツの到達時間は、IPコンテンツ配信サーバ1におけるIPコンテンツの受信遅延量(コンテンツ制作設備内での遅延量)や複数のコンテンツ受信装置3それぞれにおけるIPコンテンツの受信遅延量に応じて異なる。
次に、図2を参照(適宜図1参照)して、本発明の実施形態に係るコンテンツ受信装置3の構成について説明する。
コンテンツ受信装置3は、IP網2によりIPコンテンツ配信サーバ1からIPコンテンツを受信し、放送波により放送事業者の放送送出装置4(図1参照)から放送コンテンツを受信するものであり、図2に示すように、放送I/F311と、通信I/F312と、放送コンテンツ受信部313と、IPコンテンツ受信部314と、接続制御部315と、遅延量設定要求部316と、IP受信遅延計測部317と、受信場所計測部318と、第1デコーダ319と、第2デコーダ320と、提示合成処理部321と、図示を省略した入出力部と、記憶部322と、を備えて構成される。
通信I/F312は、IP網2を介してIPコンテンツ配信サーバ1からIPコンテンツを受信したり、IPコンテンツ配信サーバ1に対して接続要求、切断要求や遅延量設定要求を送信したりする通信インターフェースにより構成される。
放送受信形態情報181は、コンテンツ受信装置3が放送コンテンツを受信するときの受信形態の種別を示し、具体的には、「放送波」や「CATV」等の情報が含まれる。
ユーザ設定情報182は、入出力部(図示省略)等を用いてユーザがコンテンツ受信装置3に設定した情報である。設置場所が固定されるコンテンツ受信装置3の設置時に登録する設置場所の住所や郵便番号情報等を示す情報が含まれる。設置場所が固定されるコンテンツ受信装置3においては、後記する受信場所計測部318により受信場所を計測しなくても、ユーザ設定情報182を受信場所の情報としてそのまま用いることができる。
IP受信遅延量(通信コンテンツの受信遅延量)183は、後記するIP受信遅延計測部317により計測された情報である。
受信場所情報184は、後記する受信場所計測部318により計測されたコンテンツ受信装置3の受信場所の情報であり、少なくとも1つ格納される。また、コンテンツ受信装置3のIPアドレス情報から受信場所情報を取得する形としてもよい。
記憶部322は、ハードディスクやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の記憶手段からなる。
IPコンテンツ受信部314は、通信I/F312を介してIPコンテンツを受信するものである。IPコンテンツ受信部314により受信されたIPコンテンツは、第2デコーダ320に出力される。
そのため、放送コンテンツ受信部313で受信した放送コンテンツと、IPコンテンツ受信部314で受信したIPコンテンツとは同期している。したがって、コンテンツ受信装置3において放送コンテンツとIPコンテンツとを高精度に同期して画面等に表示することが可能となる。
このような場合、IPコンテンツ配信サーバ1では、過去に受信場所計測部318により計測した受信場所等に基づいて送信遅延量を算出しているため、現在の受信場所に対応していない。受信場所が数m違うだけでも放送コンテンツとIPコンテンツの到達時間に変化が生じるため、結果として、コンテンツ受信装置3における放送コンテンツとIPコンテンツとの到達時間のばらつきを低減することができないおそれがある。
第2デコーダ320は、IPコンテンツ受信部314により受信されたIPコンテンツIPコンテンツの符号化データを復号するものである。復号方式は、受信したIPコンテンツの符号化方式に対応しており、例えばMPEG−2や、MPEG−4などの復号方式によることができる。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、本発明の実施形態に係るIPコンテンツ配信サーバ1の構成について説明する。
図3に示すように、IPコンテンツ配信サーバ1は、IP網2を介して複数のコンテンツ受信装置3に対し、IPコンテンツを配信する装置であり、通信I/F111と、素材受信I/F112と、IPコンテンツ中継部113と、セッション制御部114と、送信遅延量算出部115と、遅延管理部116と、IPコンテンツ送信部117と、図示を省略した入出力部と、記憶部118とを備えて構成される。IPコンテンツは、ここでは、コンテンツ制作現場(図1参照)にて生成される。
IPコンテンツ中継部113は、素材受信I/F112と遅延管理部116との間に配置され、素材受信I/F112で受信されたIPコンテンツを遅延管理部116に中継するものである。IPコンテンツ中継部113は、素材受信I/F112を介してIPコンテンツを受信した場合、IPコンテンツを受信した旨をセッション制御部114に通知してもよい。また、IPコンテンツ中継部113は、コンテンツ配信終了時に、コンテンツ配信終了をセッション制御部114に通知してもよい。
前記したように、仮に放送コンテンツとIPコンテンツとが同時に配信された場合、コンテンツ受信装置3における放送コンテンツの到達時間は、IPコンテンツの到達時間よりも遅いのが通常である。そのため、送信遅延量算出部115により算出した送信遅延量に応じた時間の分だけIPコンテンツの配信開始を遅らせることとすれば、コンテンツ受信装置3における放送コンテンツとIPコンテンツとの到達時間のばらつきを低減することができる。
コンテンツ受信装置3毎の放送コンテンツとIPコンテンツとの到達時間の差は、コンテンツ受信装置3毎の放送コンテンツの受信形態、コンテンツ受信装置3毎の受信場所(設置場所)、コンテンツ受信装置3毎のIPコンテンツの受信遅延量、予め計測されたコンテンツ制作設備内の遅延量等に起因して生じる。したがって、送信遅延量算出部115は、これらを加味してコンテンツ受信装置3毎の送信遅延量を算出する。なお、コンテンツ制作現場から配信されたIPコンテンツを、IPコンテンツ配信サーバで受信するまでの遅延量(delayD2)は、コンテンツ制作設備内で生じる遅延であるため、全てのコンテンツ受信装置3において等しくなる。この遅延量(delayD2)は、予め計測され、記憶部118に格納されているものとする。
図4に示すように、受信形態/遅延量対応テーブル150には、受信形態情報151毎に、遅延量152を対応付けた情報が含まれる。
図5に示すように、受信場所/伝搬遅延量対応テーブル160には、受信場所(住所)161毎に、伝搬遅延量162を対応付けた情報が含まれる。受信場所(住所)161は、コンテンツ受信装置3の受信場所(設置場所)を示す情報である。
delay=(delayT+(delayA+delayD1))−(delayI+delayD2)
…式(1)
このようにして求められた送信遅延量は、図6に示すような、記憶部118のセッション/送信遅延量管理テーブル170に格納される。
セッションID171には、コンテンツ受信装置3との間で確立されたセッションに固有の識別子がセッション制御部114により付され格納される。例えばセッションID171として、「ID0」等が格納される。
一方、接続制御部315は、放送コンテンツの視聴が終了していると判定した場合(ステップS9でYes)、次のステップS10に進む。
図8に示すように、コンテンツ受信装置3は、受信場所計測部318によって、所定のタイミングでコンテンツ受信装置3の現在の受信場所を計測する(ステップS21)。
コンテンツ受信装置3は、受信場所計測部318によって、記憶部322に記憶された前回計測された受信場所を抽出する(ステップS22)。
一方、コンテンツ受信装置3は、受信場所計測部318によって、今回計測された受信場所が前回計測された受信場所と異ならないと判定した場合(ステップS23でNo)、処理を終了する。
図9に示すように、IPコンテンツ配信サーバ1は、セッション制御部114によって、各コンテンツ受信装置3から接続要求を受信する(ステップS31)。
そして、セッション制御部114は、コンテンツ受信装置3との間でセッションを確立し、確立したセッション毎にセッションIDを付与して、セッション情報とともに記憶部118内のセッション/送信遅延量管理テーブル170に新たなレコードを作成する(ステップS32)。
さらに、送信遅延量算出部115は、受信場所情報に基づき、受信場所/伝搬遅延量対応テーブル160から対応する伝搬遅延量(delayA+delayD1)を抽出する(ステップS36)。
そして、送信遅延量算出部115は、予め計測されたコンテンツ制作現場からIPコンテンツ配信サーバ1までの遅延量(delayD2)と、放送受信形態に応じた遅延量(delayT)と、受信場所に応じた遅延量(delayA+delayD1)と、IP受信遅延量(delayI)とに基づき、送信遅延量(delay)を前記式(1)により算出する(ステップS37)。送信遅延量算出部115は、セッションID毎に送信遅延量を算出する。
送信遅延量算出部115は、セッションIDの総数をNとしたときに、i<Nであるか否かを判定し、i<Nである場合(ステップS44でYes)、次のステップS45に進む。ステップS45において、送信遅延量算出部115は、i=i+1として、ステップS43に戻り処理を続ける。一方、i<Nでない場合(ステップS44でNo)、次のステップS46に進む。
図11に示すように、IPコンテンツ配信サーバ1は、セッション制御部114によって、各コンテンツ受信装置3から切断要求を受信する(ステップS51)。そして、セッション制御部114は、切断要求を受信したセッションについて、記憶部118内のセッション/送信遅延量管理テーブル170のセッションID171、セッション情報172および送信遅延量173(いずれも図6参照)の当該セッションに関するレコードを削除し(ステップS52)、処理を終了する。
前記した実施形態では、ネットワークをIP網として説明したが、これに限られるものではない。
また例えば、コンテンツ受信装置3において、受信場所計測部318により新たに計測した受信場所が、前回計測した受信場所と異なっているか否かの判断は、遅延量設定要求部316が行ってもよい。その場合、受信場所計測部318は、新たに計測した受信場所を逐次、遅延量設定要求部316に出力する。遅延量設定要求部316は、直近に(前回)受信場所計測部318から入力された受信場所を一時記憶するための図示しないバッファを備え、今回入力された受信場所が、前回入力された受信場所と異なっているか否かを判断し、異なっている場合に遅延量設定要求を生成する。
2 IP網(ネットワーク)
3 コンテンツ受信装置
4 放送送出装置
5 放送送信所
7 CATVヘッドエンド
8 IP再配信ヘッドエンド
9 放送通信連携システム
111 通信I/F
112 素材受信I/F
113 IPコンテンツ中継部
114 セッション制御部
115 送信遅延量算出部
116 遅延管理部
117 IPコンテンツ送信部(コンテンツ送信部)
118 記憶部
311 放送I/F
312 通信I/F
313 放送コンテンツ受信部
314 IPコンテンツ受信部
315 接続制御部
316 遅延量設定要求部
317 IP受信遅延計測部
318 受信場所計測部
319 第1デコーダ
320 第2デコーダ
321 提示合成処理部
322 記憶部
Claims (4)
- ネットワークを介して接続された複数のコンテンツ受信装置に対し、前記各コンテンツ受信装置に表示させる通信コンテンツを前記各コンテンツ受信装置における放送コンテンツの進行に合わせて配信するコンテンツ配信サーバであって、
前記複数のコンテンツ受信装置から接続要求を受信し、前記複数のコンテンツ受信装置それぞれとの間のセッションを確立するセッション制御部と、
前記セッション制御部で確立された前記セッション毎に、前記コンテンツ受信装置における前記放送コンテンツの到達時間と前記通信コンテンツの到達時間との差分を前記通信コンテンツの送信開始を遅らせる時間を示す送信遅延量として算出する送信遅延量算出部と、
前記送信遅延量算出部により算出された前記送信遅延量が経過したセッションから順に、前記通信コンテンツを、確立したセッションにより対応する前記コンテンツ受信装置に配信するコンテンツ送信部と、を備え、
前記送信遅延量算出部は、前記各コンテンツ受信装置から通知された受信場所情報と、前記各コンテンツ受信装置における前記放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、前記各コンテンツ受信装置における前記通信コンテンツの受信遅延量と、に基づき、前記受信場所情報に応じて予め定めた伝搬遅延量と前記放送受信形態情報に応じて予め定めた遅延量との合計を前記放送コンテンツの到達時間として求め、前記通信コンテンツの受信遅延量と予め計測された前記通信コンテンツの制作設備内における遅延量との合計を前記通信コンテンツの到達時間として求めることを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - ネットワークを介して接続された複数のコンテンツ受信装置に対し、前記各コンテンツ受信装置に表示させる通信コンテンツを前記各コンテンツ受信装置における放送コンテンツの進行に合わせて配信するために、コンピュータを、
前記複数のコンテンツ受信装置から接続要求を受信し、前記複数のコンテンツ受信装置それぞれとの間のセッションを確立するセッション制御部、
前記セッション制御部で確立された前記セッション毎に、前記コンテンツ受信装置における前記放送コンテンツの到達時間と前記通信コンテンツの到達時間との差分を前記通信コンテンツの送信開始を遅らせる時間を示す送信遅延量として算出する送信遅延量算出部、
前記送信遅延量算出部により算出された前記送信遅延量が経過したセッションから順に、前記通信コンテンツを、確立したセッションにより対応する前記コンテンツ受信装置に配信するコンテンツ送信部、として機能させ、
前記送信遅延量算出部は、前記各コンテンツ受信装置から通知された受信場所情報と、前記各コンテンツ受信装置における前記放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、前記各コンテンツ受信装置における前記通信コンテンツの受信遅延量と、に基づき、前記受信場所情報に応じて予め定めた伝搬遅延量と前記放送受信形態情報に応じて予め定めた遅延量との合計を前記放送コンテンツの到達時間として求め、前記通信コンテンツの受信遅延量と予め計測された前記通信コンテンツの制作設備内における遅延量との合計を前記通信コンテンツの到達時間として求めることを特徴とするコンテンツ配信プログラム。 - ネットワークを介して接続されたコンテンツ配信サーバから、放送コンテンツの進行に合わせて通信コンテンツを受信する移動端末であるコンテンツ受信装置であって、
前記コンテンツ配信サーバに少なくとも接続要求を送信する接続制御部と、
記憶部に予め記憶された、当該コンテンツ受信装置における前記放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、前記通信コンテンツの受信遅延量と、受信場所情報と、を含んだ受信状況情報を付加した遅延量設定要求を生成して前記コンテンツ配信サーバに送信する遅延量設定要求部と、
当該コンテンツ受信装置の現在の受信場所を所定のタイミングで計測する受信場所計測部と、
放送事業者から配信された前記放送コンテンツを受信する放送コンテンツ受信部と、
前記コンテンツ配信サーバから配信された前記通信コンテンツを、前記接続要求に応じて確立されたセッションにより受信するコンテンツ受信部と、
前記放送コンテンツと前記通信コンテンツとを合成する提示合成処理部とを備え、
前記遅延量設定要求部は、前記受信場所計測部により今回のタイミングで計測された受信場所が、前回のタイミングで計測された受信場所と異なっている場合、前記今回のタイミングで計測された受信場所を前記受信場所情報として含んだ遅延量設定要求を生成して前記コンテンツ配信サーバに送信することを特徴とするコンテンツ受信装置。 - ネットワークを介して接続されたコンテンツ配信サーバから、放送コンテンツの進行に合わせて通信コンテンツを受信するために、移動端末であるコンテンツ受信装置のコンピュータを、
前記コンテンツ配信サーバに少なくとも接続要求を送信する接続制御部、
記憶部に予め記憶された、当該コンテンツ受信装置における前記放送コンテンツの受信形態を示す放送受信形態情報と、前記通信コンテンツの受信遅延量と、受信場所情報と、を含んだ受信状況情報を付加した遅延量設定要求を生成して前記コンテンツ配信サーバに送信する遅延量設定要求部、
当該コンテンツ受信装置の現在の受信場所を所定のタイミングで計測する受信場所計測部、
放送事業者から配信された前記放送コンテンツを受信する放送コンテンツ受信部、
前記コンテンツ配信サーバから配信された前記通信コンテンツを、前記接続要求に応じて確立されたセッションにより受信するコンテンツ受信部、
前記放送コンテンツと前記通信コンテンツとを合成する提示合成処理部、として機能させ、
前記遅延量設定要求部は、前記受信場所計測部により今回のタイミングで計測された受信場所が、前回のタイミングで計測された受信場所と異なっている場合、前記今回のタイミングで計測された受信場所を前記受信場所情報として含んだ遅延量設定要求を生成して前記コンテンツ配信サーバに送信することを特徴とするコンテンツ受信プログラム。
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