JP6206497B2 - データ転送装置およびデータ転送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、データ転送装置,データ出力装置,データ転送方法及びデータ出力方法に関する。
ネットワークシステムにおいて、近年、高速なインタフェースが次々と開発されており、又、高速化への要求は増々高まる一方である。それにより、今後は、新旧のシステム機器が混在するシステムが多くなり、システム機器においては、複数の伝送速度をサポートするデータ転送装置が望まれる。
例えば、イーサネット(登録商標)では、近年100Gbpsの伝送速度を持つ製品が発売されている。これにより、イーサネットスイッチ等のデータ転送装置では、1Gbps,10Gbps,40Gbps及び100Gbps等の複数のデータ伝送速度をサポートすることが期待される。以下、データ転送装置がイーサネットスイッチ(単にスイッチという)の例について示す。
図20は従来のネットワークシステムの構成例を示す図である。この図20に示すネットワークシステムは、複数のサーバ(Server)#00,#01,#10〜#14と、複数のスイッチ(SW)#1〜#5とを備えている。
この図20に示すネットワークシステムにおいて、例えば、サーバ#00からサーバ#10にデータを送信する場合に、データ(フレーム)は、サーバ#00→SW#1→SW#2→SW#4→サーバ#10のルートで伝送される。この伝送ルートにおいては、サーバ#00からサーバ#10までを接続する各伝送路のスループット(データ伝送性能)はいずれも10Gbpsであり、各SW#1,#2,#4においては、それぞれ単純なデータ転送が行なわれる。
一方、サーバ#00からサーバ#14にデータを送信する場合には、データは、サーバ#00→SW#1→SW#3→SW#5→サーバ#14のルートで伝送される。この伝送ルートにおいては、サーバ#00とSW#1との間の伝送路のスループットは10Gbpsであり、SW#1からサーバ#14までの各伝送路のスループットは100Gbpsである。従って、SW#1では、10Gbpsのフレームが100Gbpsのフレームに変換される。
なお、図20中では、便宜上、各機器間を転送されるデータを矢印で示している。機器間の伝送路上で100Gbpsのフレームを伝送する場合には、4レーンや10レーン等の複数レーンを使用して伝送する方式もある。
図21は従来のデータ中継装置におけるデータ転送を模式的に示す図、図22はその転送手法を示す図である。
スイッチは、入力されたフレームを所望のあて先に対応する出力(転送)する機能を有するスイッチチップを備える。
図21中において、斜線を付した矩形はそれぞれデータを示しており、一つの矩形が1単位のデータを示している。一つの矩形(データ)は、例えば、8バイトのデータサイズを有する。データを複数集めたものをフレームという。
また、図21に示すスイッチチップは10Gbps及び100Gbpsの各フレームが入力可能に構成されるとともに、10Gbps及び100Gbpsの各フレームを出力可能に構成されている。すなわち、10Gbps及び100Gbpsの入力と、10Gbps及び100Gbpsの出力との全組み合わせでフレームの転送を行なうことができる。
図21中においては、スイッチチップにおける入出力のフレーム速度の組み合わせによる内部動作を点線矢印で示している。
このスイッチチップにおいては、CT(Cut Through)方式とS&F(Store & Forward)方式とのいずれかの方式でフレームの転送が行なわれる。
具体的には、同一速度と速い速度から遅い速度に転送する場合は、CT方式でデータ転送を行ない、遅い速度から速い速度で転送する場合は、そのフレームデータに連続して送信できるようにS&F方式で転送する。すなわち、図22に示すように、10Gbpsで入力されたフレームを100Gbpsで出力する場合にはS&F方式を用い、それ以外の組み合わせにはCT方式を用いる。
ここで、CT方式は、入力されたフレームのデータを全て読み込む前に、次々と受信したデータを転送する方式である。出力データの伝送速度が入力データの伝送速度と同等かそれ以下のため、CT方式で転送してもスイッチチップ内でデータが枯渇して出力フレームが断絶されることがなく、すべてのデータが連続して送出される。
一方、S&F方式は、受信したフレームのすべてのデータを、一度スイッチチップ内部のバッファに格納した後に転送する方式である。10Gbpsで入力されたフレームを100Gbpsで出力する場合は、出力データの伝送速度が入力データに対して速いので、CT方式で出力すると出力するデータがスイッチ内部で枯渇してしまう。すなわち、データを連続して送出できない。
一般に、CT方式はS&F方式よりも少ないレイテンシィで転送することが可能である。そのため、性能の面では、CT方式の方がS&F方式よりも優れていると言える。又、CT方式でデータ転送を行なうことができる場合には、S&F方式でも行なうことができる。フレームのチェック等の処理を行なうために、スイッチチップ内に一度バッファするように、あえてS&F方式で転送する場合もある。
このようなスイッチチップにおいて重要とされる性能スペックは、スループットとレイテンシィである。ここでいうスループットとは、そのスイッチチップが転送できる単位時間当たりのデータ量を指し、このスループットの値が大きければ大きいほど大量のデータを処理できるということになる。レイテンシィとは、スイッチチップをデータが通過するのに要する時間を示す。このレイテンシィの値が小さければ小さいほど、そのデータの転送処理が速いということになる。
特開平6−97904号公報
さて、上述した従来のデータ転送装置においては、10Gbpsの伝送路で受信したフレームを100Gbpsの伝送路に転送する場合にS&F方式が用いられる。S&F方式においては、受信したフレームをスイッチチップ内に一度バッファリングした後に、100Gbpsの速度で転送するので、スイッチチップでのレイテンシィが大きくなる。
例えば、データサイズが9KByte程度の大きなフレームを10Gbpsの伝送路で受信して転送する場合には、フレームをスイッチチップ内のバッファに溜めるために、最低でも7200nsもかかると試算される。一方で、CT方式を採用した場合にスイッチチップを通過するレイテンシィは数百ns程度である。
従って、従来のデータ転送装置においては、S&F方式を採用することによりスイッチチップ内においてレイテンシィが増加し、ネットワークシステムの伝送性能を低下させるという課題がある。
また、出力側において100Gbpsの伝送路を10Gbpsのデータしか流さないようにすることによりCT方式で送信することも考えられる。しかしながら、この場合には、100Gbpsの伝送性能を有する出力側の伝送路において帯域の10%しか使用しないことになり、高速なインタフェースの性能を有効に用いることができない。
このように、従来のデータ転送装置においては、スイッチチップにおいて異なる伝送速度の転送を処理する場合に、効率よくデータ転送を行なうことができないという課題がある。
1つの側面では、本発明は、データ転送効率を向上できるようにすることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
このため、このデータ転送装置は、複数の第1通信路と、1つ以上の第2通信路との間でデータの転送を行なうデータ転送装置において、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データのデータ伝送速度が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合に、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを、前記第1通信路のデータ伝送性能値に対する前記第2通信路のデータ伝送性能値の比率に基づき、当該比率以内の数の前記受信データが混合されるとともに、前記第2通信路のデータ伝送性能値に応じた伝送速度情報が設定された1つの送信対象データとして記憶装置に格納し、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データが、第1の伝送速度の受信データと第2の伝送速度の受信データとを含む場合、各受信データを、前記複数の第1通信路に接続する各入力ポートのインタフェースの速度に応じた伝送速度情報が設定された送信対象データとして前記記憶装置にそれぞれ格納する制御部と、前記制御部前記記憶装置に格納した各送信対象データを、各送信対象データに設定された伝送速度情報に対応する伝送速度で前記第2通信路に出力する出力部とを備え、混合された前記1つの送信対象データを送信する場合、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された複数の前記受信データは、前記1つの送信対象データに含まれて、前記出力部により前記第2通信路に対して一定間隔で送出される。
また、このデータ転送方法は、複数の第1通信路と、1つ以上の第2通信路との間でデータの転送を行なうデータ転送装置におけるデータ転送方法であって、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データのデータ伝送速度が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合に、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを、前記第1通信路のデータ伝送性能値に対する前記第2通信路のデータ伝送性能値の比率に基づき、当該比率以内の数の前記受信データが混合されるとともに、前記第2通信路のデータ伝送性能値に応じた伝送速度情報が設定された1つの送信対象データとして記憶装置に格納し、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データが、第1の伝送速度の受信データと第2の伝送速度の受信データとを含む場合、各受信データを、前記複数の第1通信路に接続する各入力ポートのインタフェースの速度に応じた伝送速度情報が設定された送信対象データとして前記記憶装置にそれぞれ格納し、前記記憶装置に格納し各送信対象データを前記第2通信路に出力し、混合された前記1つの送信対象データを送信する場合、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された複数の前記受信データは、前記1つの送信対象データに含まれて、前記第2通信路に対して一定間隔で送出される。
また、本発明に関連するデータ出力装置は、第1の伝送速度の第1のフレームと、前記第1の伝送速度よりも速い第2の伝送速度の第2のフレームとを伝送可能な通信路にデータ出力を行なうデータ出力装置であって、前記第2の伝送速度を前記第1の伝送速度で除算して求められる数の前記第1のフレームを多重化して多重化フレームを作成する多重化処理部と、前記多重化処理部が作成した前記多重化フレームを前記通信路に出力する出力部とを備え、複数の前記第1のフレームは、前記多重化フレームに含まれて、前記出力部により前記通信路に対して一定間隔で送出される。
一実施形態によれば、データ転送効率を向上させることができる。
実施形態の一例としてのスイッチに備えられるスイッチチップの構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチを備えるネットワーク構成を例示する図である。 実施形態の一例としてのスイッチを備えるネットワークシステムにおいて転送されるフレームの構成を例示する図である。 実施形態の一例としてのスイッチを備えるネットワークシステムにおいて転送されるフレームの構成を例示する図である。 実施形態の一例としてのスイッチにおける出力バッファの構成を例示する図である。 実施形態の一例としてのスイッチにおける混合フレームの作成手法を例示する図である。 実施形態の一例としてのスイッチにおける混合フレームの転送手法を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチを備えたネットワークシステムの伝送路におけるフレームの状態を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチを備えたネットワークシステムの伝送路におけるフレームの状態を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチを備えたネットワークシステムの伝送路におけるフレームの状態を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチにおけるモード1(100G優先)でのフレーム選択アルゴリズムを説明する図である。 実施形態の一例としてのスイッチにおけるモード2(10G優先)でのフレーム選択アルゴリズムを説明する図である。 実施形態の一例としてのスイッチの次段スイッチとしての動作を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチの次段スイッチとしての動作を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチの動作を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチの出力バッファによるモード1でのフレーム送信手法を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのスイッチの出力バッファによるモード2でのフレーム送信手法を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのスイッチを備えたネットワークシステムの第1変形例を示す図である。 実施形態の一例としてのスイッチを備えたネットワークシステムの第2変形例を示す図である。 従来のネットワークシステムの構成例を示す図である。 従来のデータ中継装置におけるデータ転送を模式的に示す図である。 従来のデータ中継装置におけるデータ転送手法を示す図である。
以下、図面を参照して本データ転送装置およびデータ転送方法に係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(実施形態及び各変形例を組み合わせる等)して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
(A)構成
図1は実施形態の一例としてのスイッチ(データ転送装置,データ出力装置)2に備えられるスイッチチップ(データ転送回路)100の構成を模式的に示す図、図2はそのスイッチ2を備えたスイッチを有するネットワークシステム1の構成を例示する図である。
図2に例示するネットワークシステム1は、複数のサーバ(Server)3と、複数のスイッチ(SW)2とを備えている。なお、図2に示す例では、サーバ#00,#01,#10〜#14の7つのサーバ3と、スイッチ#01〜#05の5つのスイッチ2とを備えている。
以下、サーバを示す場合に、複数のサーバのうち1つを特定する必要があるときには符号#00,#01,#10〜#14を付して示すが、任意のサーバを指すときには符号3を用いる。同様に、以下、スイッチを示す場合に、複数のスイッチのうち1つを特定する必要があるときには符号#01〜#05を付して示すが、任意のスイッチを指すときには符号2を用いる。
ネットワークシステム1において、スイッチ2は、入力されたデータをフレーム転送方式で転送する。各スイッチ2は、複数の伝送速度でのデータの入出力をサポートしており、例えば、1Gpbs,10Gbps,40Gbps及び100Gbpsの各伝送速度でのデータ入力及びデータ出力を可能としている。
以下、本実施形態においては、便宜上、10Gbpsの伝送速度(第1の伝送速度)で伝送されるフレーム(第1のフレーム)と100Gbpsの伝送速度(第2の伝送速度)で伝送されるフレーム(第2のフレーム)との2種類の伝送速度のフレームが混在する例について示す。又、100Gbpsを混在する速度の最高速度(最高伝送速度)として考える。つまり、ネットワークシステム1におけるデータ転送速度の最高値が100Gbpsであるものとする。
なお、ネットワークシステム1において、100Gbpsと10Gbpsとの速度の混在に限定されるものではなく、種々変形して実施することができるが、説明の便宜上、わかりやすいよう具体的な速度として、100Gbpsと10Gbpsとを用いて説明する。
以下、10Gbpsの伝送速度で伝送されるデータを単に10Gbpsのデータもしくは10Gのフレームといいう。同様に、100Gbpsの伝送速度で伝送されるデータを単に100Gbpsのデータもしくは100Gのフレームという。
本実施形態においては、図2に示すネットワークシステム1において、サーバ#00,#01から送信されたデータ(フレーム)が、複数のスイッチ2を介してサーバ#10〜#14のいずれかに転送される例について示す。図2に示すネットワークシステム1において、図中の左側、すなわちサーバ#00,#01側を上流側といい、図中の右側、すなわちサーバ#10〜#14側を下流側という場合がある。
スイッチ#01にはサーバ#00,#01及びスイッチ#02,#03が接続されている。スイッチ#02にはスイッチ#01,#04が、又、スイッチ#03にはスイッチ#01,#05が、それぞれ接続されている。スイッチ#04にはサーバ#10,#11及びスイッチ#02が接続されている。スイッチ#05にはサーバ#12,#13,#14及びスイッチ#03が接続されている。
以下、ネットワークシステム1に備えられているスイッチ2のうち、サーバ3が接続されているスイッチ2をエッジスイッチ2という場合がある。又、スイッチ2間に配置され、他のスイッチ2を介してサーバ3に接続されるスイッチ2を次段スイッチ2という場合がある。図2に示す例においては、スイッチ#01,#04,#05がエッジスイッチ2であり、スイッチ#02,#03が次段スイッチ2である。
また、図2に示す例において、サーバ#00,#10,#12,#13のインタフェースがサポートしているデータ転送速度の最高値がそれぞれ10Gbpsであり、サーバ#01,#11,#14のインタフェースがサポートしているデータ転送速度の最高値がそれぞれ100Gbpsである。
サーバ#00とスイッチ#01との間、スイッチ#01とスイッチ#02との間、スイッチ#04とサーバ#10との間、スイッチ#05とサーバ#12との間、及びスイッチ#05とサーバ#13との間の各伝送路のスループットは10Gbpsである。
一方、サーバ#01とスイッチ#01との間、スイッチ#01とスイッチ#03との間、スイッチ#02とスイッチ#04との間、スイッチ#03とスイッチ#05との間、スイッチ#04とサーバ#11との間、及びスイッチ#05とサーバ#14との間の各伝送路のスループットは100Gbpsである。これらのスループットが100Gbpsの伝送路は100Gbpsの設定で使用されるものとする。
図2に示すネットワークシステム1において、スループット100Gbpsの範囲(領域)を最高速度伝送領域といい、図2中においては、点線で環囲し、符号aを付して示す。
なお、各スイッチ2は同様の構成を備えており、それぞれ図1に示すスイッチチップ100を備える。すなわち、スイッチチップ100の種々の設定により、各スイッチ2としての機能がそれぞれ実現される。
例えば、エッジスイッチ#01,#04,#05には、スイッチ群で構成されたネットワークシステム1におけるエッジ部の設定が行なわれ、次段スイッチ#02,#03には、システム内他のスイッチのスイッチチップ100を接続するための設定が行なわれる。
具体的には、スイッチ#01,#04,#05においては、エッジ向け、すなわち、サーバ3に接続される側(サーバ側,上流側)のポートは、接続されたサーバ3のインタフェースがサポートしている速度に合わせて設定される。又、スイッチ#01,#04,#05における他のスイッチ2と接続される側の各ポート(スイッチチップ側,下流側)は、本ネットワークシステム1の仕様上の上限である100Gbps固定となるよう設定される。
一方、スイッチ#02,#03においては、サーバ#00,#01側(サーバ側,上流側)のポートは、スイッチ#01を介して接続されるサーバ3のインタフェースがサポートしている速度に合わせてそれぞれ設定される例で示す。スイッチ#02,#03のスイッチチップ側(下流側)は、本ネットワークシステム1の仕様上の上限である100Gbps固定となるよう設定される。
最高速度伝送領域aに接続されるスイッチ2の各出力ポート30は、仕様上の上限である100Gbps固定となるよう設定される。
図3及び図4はそれぞれ実施形態の一例としてのスイッチ2を備えるネットワークシステム1において転送されるフレームの構成を例示する図であり、図3は10Gモードのフレームを例示する図、図4は100Gモードのフレームを例示する図である。
本ストレージシステム1においては、これらの図3や図4に示すフレームが転送される。なお、図3及び図4中において、左側がフレームの先頭であり、右側がフレームの後尾である。
10Gモードのフレーム(10Gモードフレーム)は、10Gbpsの伝送路を通過させるべく作成されたフレームである。又、100Gモードのフレーム(100Gモードフレーム)は、100Gbpsの伝送路を通過させるべく作成されたフレームである。
100Gモードフレームが100Gbpsの伝送路を通過する場合は、この伝送路の100%の帯域を用いて伝送され、10Gモードフレームが100Gbpsの伝送路を通過する場合は、この伝送路の1/10の帯域を用いて伝送される。
10Gモードフレーム及び100Gモードフレームは、図3及び図4に示すように、それぞれPR,DA,SA,TP,IPパケット(IP Packet)及びFCSのフィールドを備える。
フィールド“PR(Preamble)”は、例えば、8バイトのデータ格納領域を備える。このフィールド“PR”には、データの先頭を示す7バイトの情報が格納される。具体的には、0と1とを繰り返す1バイトのデータ(10101010)を7つ連続して繰り返すことにより構成された7バイトのデータが、データの先頭を示す情報として格納される。
更に、このフィールド“PR”には、当該フレームの伝送速度を示す1バイトの識別情報(データ伝送速度情報)が格納される。すなわち、このデータ伝送速度情報は、当該フレームが10Gモードフレームであるか100Gモードフレームであるかを示す。
具体的には、10Gモードフレームには、データ伝送速度情報として、例えば8’b01011011、すなわち、“01011011”のパターンを備える1バイト(8ビット)の情報が設定される。一方、100Gモードフレームには、データ伝送速度情報として、例えば8’b01101011、すなわち、“01101011”のパターンを備える1バイト(8ビット)の情報が設定される。このデータ伝送速度情報は、前述したデータの先頭を示す7バイトの情報に後続して備えられる。
このようにフィールド“PR”には、データの先頭を示す7バイトの01の繰り返しの後端に、1バイトのデータ伝送速度情報(“01011011”もしくは“01101011”)が格納される。
なお、これらの10Gモードフレーム及び100Gモードフレームにおけるフィールド“PR”のデータ伝送速度情報は、例えば、ネットワークシステム1におけるデータ送信元であるサーバ3に接続されたスイッチ2のMAC33によって付加される。
例えば、図2に示すネットワークシステム1において、フレームの送信元であるサーバ#00のインタフェースがサポートしているデータ転送速度の最高値が10Gbpsであるので、その下流側のスイッチ#01が、サーバ#00から受信したフレームのPRにデータ伝送速度情報として8’b01011011を設定する。これにより、サーバ#00から出力されたフレームが10Gモードフレームとなる。
同様に、フレームの送信元であるサーバ#01のインタフェースがサポートしているデータ転送速度の最高値が100Gbpsであるので、その下流側のスイッチ#01が、サーバ#01から受信したフレームのPRにデータ伝送速度情報として8’b01101011を設定する。これにより、サーバ#01から出力されたフレームが100Gモードフレームとなる。
インタフェースの速度はリンクアップのプロセスにおいて決定され、例えば、オートネゴシエーションの機能により実現される。なお、インタフェースの速度の決定は既知の種々の手法を用いて実現することができ、その詳細な説明は省略する。
フィールド“DA”には、当該フレームの宛先を示す情報(Destination Address)が、フィールド“SA”には、当該フレームの送信元を示す情報(Source Address)が、それぞれ格納される。フィールド“TA”には、当該フレームのタイプを示す情報が格納され、フィールド“IP Packet”には、転送されるデータ(IP Packet)が格納される。フィールド“FCS”には、データのエラーチェック用のデータが格納される。
スイッチチップ100は、図1に示すように、n個(nは自然数)の入力ポート(Input Port)20,m個(mは自然数)の出力ポート(Output Port)30及び制御部10を備える。
スイッチチップ100は10Gbps及び100Gbpsの各フレームが入力可能に構成されるとともに、10Gbps及び100Gbpsの各フレームを出力可能に構成されている。すなわち、10Gbps及び100Gbpsの入力と、10Gbps及び100Gbpsの出力との全組み合わせでフレームの転送を行なうことができる。
入力ポート20には、サーバや他のスイッチからデータ(パケット)が入力される。以下、入力ポートを示す場合に、複数の入力ポートのうち1つを特定する必要があるときには符号#1〜#nを付して示すが、任意の入力ポートを指すときには符号20を用いる。各入力ポート20は同様の構成を備える。なお、図1中においては、便宜上、入力ポート#0についてのみ、その構成を示し、他の入力ポート20の構成の図示を省略している。
入力ポート20には、スループットが10Gbpsの伝送路とスループットが100Gbpsの伝送路とのいずれ接続可能であり、又、10Gモードフレームと100Gモードフレームとのいずれも入力可能である。スイッチ2において、入力ポート20が接続される伝送路が第1通信路であり、後述する出力ポート30が接続される伝送路が第2通信路である。
入力ポート20は、図1に示すように、PMA(Physical Medium Attachment)/PMD(Physical Medium Dependent)21,PCS(Physical Coding Sublayer)22,MAC(Media Access Control)23,フレームパーサ(Frame Parser)24及び入力バッファ(IBuf)25を備える。
PMA/PMD21及びPCS22は、OSI(Open System Interconnection)7階層における第1階層であるPHY(Physical layer)階層(物理階層)の処理を行なう。すなわち、PMA/PMD21は、シリアル/パラレル変換や信号波形変換を行ない、PCS22は、フレーム符号化を行なう。伝送路に直接接続されたPMA/PMD21が、入力ポート2において受信されたデータをスイッチチップ100内部にデジタル信号として伝達する。MAC23は、MACフレームの再作成を行なう。
PCS22は、符号化されて送られてきたデータを復号し、MAC23がMACフレームの再生成を行なう。
MAC23は、例えば100Gモードフレームの場合は、そのデータのまま転送し、10Gモードフレームの場合は、1/10にデータを間引いてスイッチチップ100内を転送させる。この際、データは図示しない内部バスの幅分に蓄えて転送する。つまり、100Gモードフレームの転送時の1/10の内部バスの使用率で転送する。
フレームパーサ24は、MAC23によって作成されたフレームの解読等を行なう。フレームパーサ24によって解読された情報とデータとが入力バッファ25に格納される。
このフレームパーサ24が、入力ポート20が接続された第1通信路から入力された受信データに含まれるデータ伝送速度情報を読み出す読出部として機能する。
入力バッファ25に格納されたデータは、順次、制御部10の共有メモリ11に書き込まれる。
このように、入力ポート20は、受信したフレームのフレームデータを共有メモリ11に書き込む。
制御部10は、図2に示すように、共有メモリ11,フレーム/メモリコントローラ12及びテーブル(TBL)13を備える。
共有メモリ11は、各入力ポート20に入力されたデータが格納される記憶装置である。フレーム/メモリコントローラ12は、入力ポート20による共有メモリ11へのデータの書き込みや、後述する出力ポート30からの共有メモリ11からのデータの読み出しを制御する。フレーム/メモリコントローラ12は、共有メモリ11にデータを格納すると同時にリクエストを出力バッファ30に通知する。
テーブル13には、例えば、フレームの宛先情報と出力ポート30とが対応付けて記録されており、フレーム/メモリコントローラ12は、このテーブル13に記録された宛先情報に基づき、転送するフレームの出力先となる出力ポート30を決定する。
また、フレーム/メモリコントローラ12は、決定した出力ポート30に対して、フレーム転送のリクエスト(以下、単にリクエストという)を通知する。
本スイッチ2においては、入力ポート20にフレームのデータが受信されると、この誦したデータが共有メモリ11に格納され、フレーム/メモリコントローラ12は、フレームを構成する全てのデータが共有メモリ11に格納されることを待つことなく、順次、リクエストセレクタ352に通知を行なう。
リクエストセレクタ352においては、フレーム/メモリコントローラ12から通知が行なわれると、順次、共有メモリ11から転送するフレームを読み出させ、データバッファ354に格納させる。すなわち、本スイッチ2においては、受信したフレームのデータを、当該フレームの全データが揃うまで出力待機することなく、順次、出力するCT方式(データ非滞留転送方式)でデータ転送が行なわれる。
出力ポート30は、共有メモリ11からデータを読み出し、サーバや他のスイッチに対してデータ(パケット)の出力を行なう。以下、出力ポートを示す場合に、複数の出力ポートのうち1つを特定する必要があるときには符号#1〜#mを用いるが、任意の出力ポートを指すときには符号30を用いる。各出力ポート30は同様の構成を備える。なお、図1中においては、便宜上、出力ポート#0についてのみ、その構成を示し、他の出力ポート30の構成の図示を省略している。
出力ポート30には、スループットが10Gbpsの伝送路とスループットが100Gbpsの伝送路とのいずれ接続可能であり、又、10Gモードフレームと100Gモードフレームとのいずれも出力可能である。
スイッチチップ100においては、入力ポート20からの各々の入力データが転送されるため、出力のためのリクエストが多数出力ポート30に蓄積される場合がある。
出力ポート30では、100Gbpsの伝送路で100Gモードフレームを出力する場合には、全ての帯域を用いてフレームを送信し、100Gbpsの伝送路で10Gモードフレームを送出する場合は、最大で10フレームを多重化して送信する。
出力ポート30は、図1に示すように、PMA(Physical Medium Attachment)/PMD(Physical Medium Dependent)31,PCS(Physical Coding Sublayer)32,MAC(Media Access Control)33及び出力バッファ(OBuf)35を備える。
図5は実施形態の一例としてのスイッチ2における出力バッファ35の構成を例示する図である。
出力バッファ35は、図5に示すように、タイマ351,リクエストセレクタ352,リクエストバッファ353,データバッファ354,AND回路355及びモードレジスタ356を備える。
タイマ351は、リクエストセレクタ352からの指示に従って計時を行なう。又、タイマ351は、計時時間をリクエストセレクタ352に通知する。又、タイマ351は、リクエストセレクタ352からの指示に従い計時のリセットも行なう。
モードレジスタ356は、モード設定値を格納する記憶装置である。モード設定値は、後述するモ―ド(mode)1〜3の転送モードの内、選択されている転送モードを示す。すなわち、モードレジスタ356には、予めモード1〜3のいずれかが設定される。
モードレジスタ356には、例えば、モード1が設定されている場合には“00”が、モード2が設定されている場合には“01”が、又、モード3が設定されている場合には“11”が格納される。なお、転送モードについては、図11及び図12を用いて後述する。
モードレジスタ356のモード設定値はシステム管理者等が任意に設定できるようにすることが望ましい。
リクエストバッファ353には、フレーム/メモリコントローラ12から通知されるリクエスト(転送リクエスト)が格納される。前述した制御部10のフレーム/メモリコントローラ12から通知されるリクエストはリクエストバッファ353に格納される。
データバッファ354には、共有メモリ11から読み出されたデータが格納される。又、このデータバッファ354においては、共有メモリ11から読み出されるデータの格納位置もリクエストセレクタ352及びリクエストバッファ353により指定される。
AND回路355には、データバッファ354からの出力信号と、MAC33からの出力信号を反転させた信号とが入力され、これらのANDをとった信号をMAC33に入力する。これにより、MAC33からの出力が完了した時点で次の入力をMAC33に行なう。
リクエストセレクタ352は、リクエストバッファ353に格納されたリクエストの中から実行するリクエストを選択する。リクエストセレクタ352は、フレーム/メモリコントローラ12からの指示に従い、リクエストバッファ353に格納されたリクエストの中から実行するリクエストを選択することにより、共有メモリ11から転送するフレームを読み出しデータバッファ354に格納させる。
例えば、100Gモードフレームを100Gbpsの速度で出力する場合には、リクエストセレクタ352は、共有メモリ11から転送するフレームを読み出させ、データバッファ354に格納させる。
また、10Gモードフレームを100Gbpsの速度で出力する場合には、リクエストセレクタ352は、転送する10Gモードフレームを、共有メモリ11から、100Gモードフレームの読み出しに対して10倍の周期で読み出させ、データバッファ354に格納させる。
さらに、10Gモードフレームを100Gbpsの速度で出力する場合において、複数の入力ポート20から入力されたフレームの出力先が共通の100Gbpsに固定された出力ポート30である場合には、リクエストセレクタ352は、これらの複数の入力ポート20からの10Gモードフレームをそれぞれ読み出させ、データバッファ354に格納させる。
このようにして、リクエストセレクタ352は、データバッファ354において複数の10Gモードフレームを混合した混合フレームを作成する。
すなわち、リクエストセレクタ352は、混合フレーム(混合データ)を作成する混合データ作成部として機能し、又、複数の10モードフレームを多重化して多重化フレームを作成する多重化処理部としても機能する。
図6は実施形態の一例としてのスイッチ2における混合フレームの作成手法を例示する図、図7はその転送手法を示す図である。
この図6に示すスイッチ2は、図2のスイッチ#01に相当する。なお、この図6に示す例においては、スイッチ2に備えられた一部の入力ポート20及び出力ポート30のみを図示している。
図6においては、スイッチ2の入力ポート#1〜#3にそれぞれ10Gbpsの伝送速度で10Gモードフレームが入力され、これらの10Gモードフレームが100Gbps固定の伝送速度の共通の出力ポート#4から出力される例を示している。具体的には、入力ポート#1に10GモードフレームF1,F4が順次入力されている。同様に、入力ポート#2に10GモードフレームF2,F5が、入力ポート#3に10GモードフレームF3,F6が、それぞれ順次入力されている。
これらの複数の入力ポート20から入力されたフレームの出力先が100Gbps固定の共通の出力ポート#4である場合には、スイッチチップ100のリクエストセレクタ352は、これらの複数の入力ポート20に入力されるフレームを混合した混合フレーム(F01,F02)を作成する。
出力ポート30においては、100Gbpsのフレーム転送の仕組みを用い、3つの入力ポート20からそれぞれ入力された3つの10Gbpsのフレーム(例えば、F1〜F3)を、100Gbpsのフレーム(例えば、F01)に挿入する。これにより、3つの入力ポート20からそれぞれ入力された3つの10Gbpsのフレームが、100Gbpsのフレーム(例えば、F01)において重合(混合)される。このように作成した100Gbpsのフレームを出力することにより、出力ポート30は、100Gbpsのフレーム転送の仕組みにおける30%の帯域を用いてデータを転送する。
なお、図6中において、入力側及び出力側の各フレームに含まれる矩形はそれぞれデータを示しており、一つの矩形が1単位のデータを示している。一つの矩形(データ)は、例えば、8バイトのデータサイズを有する。
また、図6中において、入力側のフレームにつけられた符号F1〜F6が出力側のデータフレームにつけられた符号F1〜F6と同じデータを指している。これらの各フレームF1〜F6は上述の如く一定サイズ(例えば、8バイト)である。
さらに、図6に示す例においては、1つの100GbpsフレームF01に、10GbpsのフレムF1,F2,F3が含まれている。又、フレームF01の次に出力される100GbpsフレームF02に、10GbpsのフレームF4,F5,F6が含まれている。
また、各入力ポート20から入力されるフレームは一定間隔で転送される。例えば、10Gbpsの入力ポート#1のデータF1,F4は、100Gbpsの出力ポート#4から一定間隔(例えば、6.4ns)で転送される。
すなわち、入力ポート20に接続された第1通信路のデータ伝送性能値(例えば10Gbps)に対する、出力ポート30に接続された第2通信路のデータ伝送性能値(例えば100Gbps)の比率(100/10=10)に基づいて、この比率以内の数の受信データが出力ポート30において混合され、混合フレームが作成される。
リクエストセレクタ352は、入力ポート20においてフレームを受信したら、すぐに共有メモリ11を介して出力ポート30に転送させる。
このように、スイッチチップ100は、入力される低速(例えば10Gbps)のフレームを高速(例えば100Gbps)なインタフェースを用いて転送する場合において、低速のフレームを混合(多重化)した混合フレームとして出力する。
すなわち、スイッチチップ100は、最高伝送速度よりも遅い伝送速度のフレームを、最大多重化数=(最高伝送速度/送信する転送速度)以下の数で多重化して送信する。
上述の如く、スイッチ2においては、入力ポート20においてフレームを受信したら、すぐに共有メモリ11を介して出力ポート30に転送させる。又、出力ポート30においては、入力された低速な(例えば、10Gbps)複数のフレームを多重化して高速なインタフェースから出力する。
これらにより、10Gbpsで入力されるフレームを100Gbpsで出力する場合においても、図7に示すようにCT方式を用いたフレーム転送を実現する。
図8〜図10はそれぞれ実施形態の一例としてのスイッチ2を備えたネットワークシステム1の伝送路におけるフレームの状態を示す図である。図8は100Gbpsの伝送路における10Gモードフレームを示す図、図9は100Gbpsの伝送路における100Gのフレームを示す図、図10は100Gbpsの伝送路に10Gのフレームと100Gのフレームとを混在させて伝送する例を示す図である。
図8においては、各矩形がそれぞれ10Gのフレームを示しており、100Gbpsの伝送路において複数の10Gのフレームを多重化して転送する状態(10Gモード)を示している。すなわち、10Gのフレームを100Gに多重化して転送している。
図9においては、100Gbpsの伝送路において100Gのフレームを転送する状態(100Gモード)を示している。100Gのフレームはそれぞれ10Gのフレーム10個分のデータサイズを有する。この100Gモードにおいては、データは100Gbpsの伝送路の伝送能力の100%を使用してデータを送る。
なお、図9に示す例においては、各矩形はそれぞれデータを示しており、一つの矩形が1単位のデータを示している。一つの矩形(データ)は、例えば、8バイトのデータサイズを有する。
伝送路においては、10Gモードのデータと100Gモードのデータとを混合させて送信することはできない。そこで、図10に示すように、一方のモードのフレーム送信が完了した後に他方のモードのフレームを送信することで、100Gモードフレームと10Gモードフレームとを切り替えて転送する。
さて、出力ポート30では、10Gモードフレームと100Gモードフレームとの2種類の速度のフレームが存在するために、その状態に合わせてフレームを出力する必要がある。本スイッチチップ100においては、モード(mode)1〜3の3種類のフレーム選択アルゴリズムのうちのいずれかを用いて出力するフレームを選択する。
図11は実施形態の一例としてのスイッチ2におけるモード1(100G優先)でのフレーム選択アルゴリズムを説明する図、図12はそのモード2(10G優先)でのフレーム選択アルゴリズムを説明する図である。
出力ポート30におけるフレーム選択アルゴリズムをモード1〜3の3つの制御アルゴリズムについて説明する。
モード1においては、100Gモードフレームを10Gモードフレームよりも優先して転送する。すなわち、図11に示すように、原則として100Gモードフレームが第1所定数(例えば1つ)以上あれば、10Gモードフレームを転送待ち状態にして、その転送を抑止し、100Gモードフレームを転送させる。
ただし、10Gモードフレームの転送待ち時間が第1所定時間(制限時間)を超えた場合には、10Gモードフレームを転送させる。又、10Gモードフレームが所定数(例えば10個)以上蓄積した状態になった場合にも、10Gモードフレームの転送を行なう。
モード2においては、10Gモードフレームを100Gモードフレームよりも優先して転送する。すなわち、図12に示すように、原則として10Gモードフレームが第2所定数(例えば1つ)以上あれば、100Gモードフレームを転送待ち状態にして、その転送を抑止し、10Gモードフレームを転送させる。
ただし、100Gモードフレームの転送待ち時間が第2所定時間を超えた場合には、100Gモードフレームを転送させる。
モード3においては、一定の周期でモード1とモード2とを切り替える。モード1もしくはモード2を継続することにより、スイッチ2において100Gモードフレームもしくは10Gモードフレームのいずれかが過剰に滞留するおそれがある。そこで、一定の周期でモード1とモード2とを周期的に切り替えることにより、スイッチ2において100Gモードフレームもしくは10Gモードフレームのいずれかが滞留することを阻止することができる。
フレーム選択アルゴリズムとしてモード1〜3のいずれを採用するかは、例えば、出力ポート30におけるモードレジスタ356に予め登録されており、リクエストセレクタ352が、このモードレジスタ356の値を読み出し、モード1〜3のいずれかを選択する。そして、リクエストセレクタ352は、選択したモードに応じて、リクエストバッファ353において送信するフレームを選択する。
なお、上記モード1〜3において、第1及び第2所定数や第1及び第2所定時間は、それぞれ種々変形して実施することができる。又、これらの第1及び第2所定数や第1及び第2所定時間を特定する値をレジスタ等に設定し、この値を変更可能に構成することが望ましい。本例は、一例は、10Gモードフレームと100Gモードフレームが、あまり待たされず出力できる方法を提供する。10Gモードフレームと100Gモードフレームの個数から出力するフレームを決定するアルゴリズムの説明するものであって、個々の数やアルゴリズムを限定するものではない。
例えば、第1及び第2所定数としては、スイッチチップ100における最高転送速度を最低転送速度で除算した値(最高転送速度/最低転送速度)を設定することが、バスを無駄なく使用でき効果的であると考えられる。本実施形態においては、スイッチチップ100の最高転送速度は100Gbpsであり、最低転送速度は10Gbpsである。そこで、図11及び図12に示す例において、第1所定及び第2所定数として100/10=10を設定している。
また、上記モード1〜3に示すようなフレーム選択アルゴリズムを採用する場合に、スイッチチップ100において、異なる速度のフレーム間の追い越しが発生する。しかしながら、同一送信元からのフレームは同一速度であるため、これらの同一送信元からのフレーム間ではフレームの追い越しは発生しないので影響はない。
図6に示した例においては、スイッチ#01において、10Gbpsの伝送速度で10Gモードフレームが入力され、これらの10Gモードフレームが100Gbps固定の伝送速度の共通の出力ポート#4から出力される例について示したが、スイッチチップ100はこれら以外のデータ転送も実現する。
図13及び図14は実施形態の一例としてのスイッチ2の次段スイッチとしての動作を示す図である。なお、図13及び図14に示すスイッチ2は、図2に示すスイッチ#03に相当する。このスイッチ#03においては、入力ポート20及び出力ポート30がそれぞれ100Gbpsのインタフェースとして動作する。又、図13及び図14においては、便宜上、複数備えられた入力ポート20及び出力ポート30のうち一部だけを図示している。
スイッチ#03において、スイッチチップ100は、一つの入力ポート20から100Gbpsの伝送速度で入力された10Gモードフレーム群を、一つの出力ポート30から100Gbpsの伝送速度で出力する場合は、図13に示すように、入力されたデータ群が、CT方式によりそのまま転送する。
一方で、スイッチ#03において、一つの入力ポート20から100Gbpsの伝送速度で入力された10GモードフレームF1〜F6を、3系統の出力ポート30から100Gbpsの伝送速度でそれぞれ出力する場合には、スイッチチップ100は、図14に示すように、各出力ポート30において10Gモードフレームに戻して転送する。
図15は実施形態の一例としてのスイッチ2の動作を示す図である。なお、図15に示すスイッチ2は、図2に示すスイッチ#05に相当する。ただし、図15に示す例においては、スイッチ2の3系統の出力ポート30からそれぞれ10Gbpsの伝送速度で出力するものとする。
このスイッチ#05は、入力ポート20が100Gbpsのインタフェースとして動作し、複数の出力ポート30がそれぞれ10Gbpsのインタフェースとして動作する。又、図15においては、便宜上、複数備えられた入力ポート20及び出力ポート30のうち一部だけを図示している。
図15に示す例においては、スイッチ#05において、スイッチチップ100は、一つの入力ポート20から100Gbpsの伝送速度で入力された10GモードフレームF1〜F6を、3系統の出力ポート30からそれぞれ10Gbpsの伝送速度で出力する。
(B)動作
図1を参照しながら、上述の如く構成された実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるスイッチチップ100の処理を説明する。
スイッチチップ100において、例えば、各入力ポート20で100Gbpsの伝送速度での10Gモードフレームと100Gbpsの伝送速度での100Gモードフレームとをそれぞれ3つずつ受信する。
受信したこれら6つのフレームは、出力先の出力ポート30において、送信順を決めたのち多重化などの処理を行なった後、送出される。
以下、スイッチチップ100において、入力ポート20及び出力ポート30の全てが100Gbpsの伝送速度に設定されている例について示す。
入力ポート20において、フレームパーサ24は、100Gbpsの速度で受け取ったフレームについて、そのフレームが100Gモードフレームであるか10Gモードフレームであるかを確認する。
ここで、図2に示すスイッチ#01等のようなエッジスイッチ2においては、フレームパーサ24は、例えば、リンクアップ時に決定されたインタフェース速度に基づき、入力ポート20に入力されるフレームが100Gモードフレームであるか10Gモードフレームであるかを判断することができる。
なお、受信したフレームのPRにデータ伝送速度情報が含まれている場合には、フレームパーサ24は、このデータ伝送速度情報に基づいて当該フレームが100Gモードフレームであるか10Gモードフレームであるかを判断してもよい。
また、図2に示すスイッチ#02,#03のような次段スイッチ2においては、フレームパーサ24は、受信したフレームのPRに含まれるデータ伝送速度情報を参照することにより、当該フレームが100Gモードフレームであるか10Gモードフレームであるかを判断することができる。PRデータは、本来の情報としては必要ないので、チップ内部への伝達は不要だが、その速度情報は、MAC23から、フレームパーサ24へ伝達される。
ここで、受信したフレームをフレームパーサ24が10Gモードフレームと認識した場合は、実際のデータが存在する部分のみを抽出して、入力バッファ25を介して共有メモリ11に書き込む。100Gモードフレームの場合には、入力バッファ25を介してデータを連続で共有メモリ11に格納する。
また、共有メモリ11にデータを格納すると同時に、そのデータの転送に必要な送信宛先等の情報は、フレーム/メモリコントローラ12に送られる。フレーム/メモリコントローラ12は、データを確認し、テーブル13を参照して、その宛先情報のデータをどの出力ポート30から送信するかを決定する。
フレーム/メモリコントローラ12は、出力ポート30の決定後、当該出力ポート30にその情報を受け渡す。これにより、出力ポート30は、自身がどのデータを送信するべきなのかを理解する。
出力ポート30は、モード1〜3のいずれかのフレーム選択アルゴリズムに従って、10Gモードフレームと100Gモードフレームとのいずれを送信するかを決定し、この決定に従いフレームの送出を行なう。
ここで、スイッチチップ100の出力ポート30における処理を説明する。出力ポート30は、フレーム/メモリコントローラ12から送信するフレームについての情報を受信する。フレーム/メモリコントローラ12から受信した情報(リクエスト情報)は、順次リクエストバッファ353に蓄積される。
リクエストセレクタ352は、モードレジスタ356の設定値に応じてモード1〜3のいずれかを選択し、選択されたモードに対応するフレーム選択アルゴリズムに従い、送出するリクエストを決定する。
ここでリクエストバッファ353に、10Gモードフレームの送信リクエストが3つ、100Gモードフレームの送信リクエストが3つ蓄積されている例について示す。
10Gモードフレームを送信する場合は、リクエストセレクタ352とリクエストバッファ353とが、該当するデータを選択し共有メモリ11からそれぞれのデータを所定単位毎に順番に抜き出し、多重化させるようにデータバッファ354に格納する。これにより、データバッファ354に混合フレーム(図8参照)が作成される。
このとき、データバッファ354にデータを格納するタイミングは、例えばフレームエディタ等の既知の手法を用いて調整する。その後データはMAC33に送られ、PCS32及びPMA/PMD31を介して、既知の手法で送出される。
次に、100Gモードフレームを送信する場合には、リクエストセレクタ352及びリクエストバッファ353は、3つの100Gモードフレームを1つずつ順につなげて(図9参照)、MAC33に送信する。
図10に示す例においては、10Gモードフレーム、100Gモードフレーム、10Gモードフレームの順でフレームを出力する例を示している。
また、出力ポート30において、フレームのPRにデータ伝送速度情報が格納されていない場合には、MAC33においてフレームのPRにデータ伝送速度情報を挿入する。例えば、MAC33は、どの入力ポート20から当該フレームを受信したかという情報に基づき、データ伝送速度情報を決定しPRに設定する。
なお、ここまで説明した例では、スイッチチップ100において、入力ポート20及び出力ポート30の全ポートが100Gbpsの速度である場合で説明したが、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。入力ポート20と出力ポート30との速度が違う場合、その構成・設定に合うように適宜制御すれば良い。すなわち、出力ポート30において、入力ポート20に入力されるフレームと出力ポート30から出力されるフレームとの速度差に応じて混合した混合フレームを作成する。
例えば、XGbpsの伝送路を通過させるべく作成されたフレーム(XGモードフレーム)を、YGbpsの伝送路(ただし、X<Y)を通過させる場合には、出力ポート30において、(Y/X)個のXGモードフレームを混合した混合フレームを作成する。本実施形態においては、X=10,Y=100の例を示した。
次に、スイッチチップ100における処理を説明する。
まず、スイッチチップ100は入力されたフレームのPRを見つけることでデータ受信を検出する。MAC23では、100Gbpsのフレームデータ場合は、そのデータのまま転送する。
一方で、10Gbpsのフレームデータの場合は、入力バッファ25に入力する時点で、1/10にデータを間引いてスイッチチップ100内を転送する。このとき、データは内部バスの幅分に蓄えられて転送される。つまり、通常のスイッチチップ100の内部バスの使用率を1/10にして転送する。
この後、フレームデータは、共有メモリ11に転送される。又、DA等のフレーム転送に用いられるデータは、フレーム/メモリコントローラ12に送られる。フレーム/メモリコントローラ12は、データを転送する出力ポート30を決定するとともに、共有メモ11への書き込みを指示する。これで、データを転送する準備が整う。
フレーム/メモリコントローラ12は、共有メモリ11にデータを格納すると、リクエストを出力バッファ30に通知する。通知されたリクエストはリクエストバッファ353に格納され、リクエストセレクタ352及びタイマ351により、上述したフレーム選択アルゴリズムに従って送信すべきリクエストが決定される。
決定されたリクエストは共有メモリ11から順次読み出され、データバッファ354に格納される。
すなわち、出力ポート30は、データを読み出す。この際、出力ポート30では、各々の入力データが、出力ポート30に転送されるため、場合によっては、出力のためのリクエストが多数、出力ポート30に蓄積される。
出力バッファ35において、リクエストセレクタ352による指示に従って共有メモリ11からデータを読み出してデータバッファ354に格納することにより、データバッファ354内に混合データが作成される。
出力ポート30では、100Gモードフレームを出力する場合には、1つのフレームが全ての帯域を占有することとなる。一方、10Gモードフレームを送出する場合は、最大で10フレームを多重化して送信する。すなわち、10Gモードフレームについては、100Gモードフレームの読み出しと比べて10倍周期で読み出し、データバッファに354に格納する。
また、リクエストセレクタ352は、図示しないレジスタの値を読み出し、このレジスタの値に応じてモード1〜3のいずれかを選択する。そして、リクエストセレクタ352は、選択したモードに応じて、リクエストバッファ353において送信するフレームを選択する。
データバッファ354に格納されたデータは、図示しない送信ポートの準備ができ次第、MAC33に送信される。この際、例えばフレームのPRにデータ伝達速度情報を設定する等、フレームを編集する場合には、例えばフレームエディタ等を用いて処理を行なう。
次に、図16に示すフローチャート(ステップS1〜S14)に従って、実施形態の一例としてのスイッチ2の出力バッファ35によるモード1でのフレーム送信手法を説明する。
まず、ステップS1において、リクエストセレクタ352は、例えばリクエストバッファ353を参照して、送信すべきリクエストがあるか否かを判定する。リクエストが一つもない場合は(ステップS1のNOルート参照)、ステップS1を繰り返し行ない、リクエストが来るのを待つ。
一つ以上のリクエストが存在する場合(ステップS1のYESルート参照)、ステップS2において、リクエストセレクタ352は、100Gモードフレームの転送リクエスト(100Gリクエスト:100G Request)の有無を判別する。すなわち、100G Request=0であるか否かを確認する。
100Gモードフレームのリクエストがない場合には(ステップS2のYESルート参照)、ステップS3において、10Gモードフレームの転送リクエスト(10Gリクエスト:10Gbps Request)の中で最も古いデータをMAC33に送信し、処理を終了する。
なお、本フローチャートにおいて処理を終了した場合、すなわち送信データが確定した場合は、再度スタートに戻って処理を行なう。
一方、100Gリクエストが、送信すべきデータとして存在する場合には(ステップS2のNOルート参照)、次に、ステップS4において、リクエストセレクタ352は、10Gモードフレームの転送リクエスト(10Gリクエスト:10G Request)の有無を判別する。すなわち、10G Request=0であるか否かを確認する。
10Gモードフレームのリクエストがない場合には(ステップS4のYESルート参照)、ステップS5において、100Gモードフレームの転送リクエスト(100Gリクエスト:100Gbps Request)の中で最も古いデータをMAC33に送信し、処理を終了する。
一方、10Gリクエストが、送信すべきデータとして存在する場合には(ステップS4のNOルート参照)、次に、ステップS6において、1つ以上、9個以下の10Gリクエストが存在し、且つ、1つ以上の100Gリクエストが存在するか否かを確認する。すなわち、10リクエスト及び100Gリクエストの個数によって動作を変える。
1つ以上、9個以下の10Gリクエストが存在し、且つ、1つ以上の100Gリクエストが存在する場合には(ステップS6のYESルート参照)、ステップS7において、リクエストセレクタ352は、タイマ351に対して起動しているか否かの確認を行なう。ここで、タイマ351が計時を行なっていない場合には(ステップS7のNOルート参照)、ステップS8において、リクエストセレクタ352は、タイマ351に対して計時の開始指示を行なう。タイマ351はこの指示に従い計時を開始する。
また、タイマ351が既に起動しており、計時を行なっている場合には(ステップS7のYESルート参照)、リクエストセレクタ352は、ステップS9において、タイマ351による計時時間が所定時間を超えている(タイマオーバー)か否かを確認する。タイマオーバーが検出されない場合には(ステップS9のNOルート参照)、ステップS11において、100Gリクエストの中で最も古いデータをMAC33に送信し、処理を終了する。
なお、ステップS7からステップS8に移行した場合には、ステップS9に移行してもタイマオーバーは生じないので、ステップS9をスキップしてステップS8から直接ステップS11に移行してもよい。
また、タイマオーバーが検出された場合には(ステップS9のYESルート参照)、ステップS10において、10Gリクエストの中で最も古いデータから順にMAC33に送信する。
タイマオーバーしている場合は、10Gリクエストを滞留させている時間が長いので10Gモードフレームを優先的に送信する。又、タイマ351の値は、ハードウェア設計後に設定変更できるスイッチチップ内のレジスタに設定できるようにしておくことが望ましい。その後、処理を終了する。
一方、ステップS6において、1つ以上、9個以下の10Gリクエストが存在し、且つ、1つ以上の100Gリクエストが存在するとの条件を満たさない場合には(ステップS6のNOルート参照)、次に、ステップS12において、10Gリクエストが10個以上あり、且つ、100Gリクエストが1つ以上あるか否かを確認する。10Gリクエストが10個以上あり、且つ、100Gリクエストが1つ以上ある場合には(ステップS12のYESルート参照)、ステップS13において、10Gモードフレームもしくは100Gモードフレームのいずれかを送信する。どちらのフレームを送信するかは、ハードウェアで決定してもよいし、スイッチチップ内のレジスタで設定できるようにしてもよい。
一方。ステップS12において、10Gリクエストが10個以上あり、且つ、100Gリクエストが1つ以上あるとの条件を満たさない場合には(ステップS12のNOルート参照)、本来あり得ない異常な状態である。
そこで、ステップS14において、リクエストセレクタ352は、スイッチチップ100内の図示しないレジスタ領域に設置されたエラーフラグにエラーが発生した旨のフラグを記録し、処理を終了する。
図17は実施形態の一例としてのスイッチ2の出力バッファ35によるモード2でのフレーム送信手法を説明するフローチャート(ステップS1〜S5,S61,S7〜S9,S101,S111,S12〜S14)である。
この図17に示すフローチャートは、図16に示すフローチャートにおけるS10及びS11に代えて、S101及びS111を備える。なお、既述の符号と同一の符号を付したステップは同様の処理を示しているので、その説明は省略する。
ステップS9において、タイマオーバーが検出されない場合には(ステップS9のNOルート参照)、ステップS111において、10Gリクエストの中で最も古いデータから順にMAC33に送信し、処理を終了する。又、タイマオーバーが検出された場合には(ステップS9のYESルート参照)、ステップS101において、100Gリクエストの中で最も古いデータをMAC33に送信する。
(C)効果
このように、実施形態の一例としてのスイッチ2においては、入力ポート20に入力されたデータを受信したら、すぐに出力ポート30に転送する。そして、この出力ポート30において、入力された10Gbpsのデータを混合(多重化)させた混合フレームを作成して100Gbpsの伝送速度で出力ポート30から出力する。
また、この際、本スイッチ2においては、受信したフレームのデータを、当該フレームの全データが揃うまで出力待機することなく、順次、出力するCT方式でデータ転送を行なう。
これにより、レイテンシ増加の要因となるデータストアを行なう必要がなく、低レイテンシ且つ高スループットを実現することができる。
また、遅い速度(たとえば10G)のフレームを速い速度(たとえば100G)の伝送路に隙間をあけて送信することで、ST方式において必要とされるデータストアに要する時間を削減し、レイテンシを短縮することが可能である。
そして、この際、複数の入力ポート20から入力された遅い速度の受信データを混合(多重化)させることにより、上述した隙間に複数の入力ポート20からの遅い速度の受信データが挿入されることとなり、データを隙間なく連続して送信することができる。
例えば、上記実施形態に例示したように、スイッチ2に入力されるデータとして100Gbpsのフレームと10Gbpsのフレームとが混在する場合に、100Gbpsのフレームは、100Gbpsの伝送路の100%の帯域を活用して転送する。一方、10Gbpsのフレームは、100Gbpsの伝送路10%の帯域を活用して転送する。10Gbpsでは、10%の帯域しか使用していないため、この10Gbpsのフレームを最大で10フレーム混合させて転送することにより、レイテンシィ増加の要因となるデータストアを低減することができる。又、混合フレームは、出力バッファ35において、フレームデータを到着順に一定量ずつ混合(重合)させることにより作成する。
すなわち、スイッチ2内において、複数の速度のフレームが転送される場合に、スループットを下げることなく、低レイテンシィで効率よく転送することができ、又、複数の速度のデータ転送を、十分な帯域を維持したまま、より低レイテンシィで実現する事が可能となる。
また、ネットワークシステム1のコアである最高速度伝送領域においては、スイッチチップ100の最高速度で転送されるためネットワークシステム1の設定が簡単になる。又、使用するケーブルもその領域で同一のものを使用する事が可能となり、ネットワークシステム1を構築するためのコストを低減させることができる。
(D)その他
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態においては、10Gモードフレーム及び100Gモードフレームにおけるフィールド“PR”のデータ伝送速度情報を、ネットワークシステム1におけるデータ送信元であるサーバ3に接続されたスイッチ2のMAC33によって付加している。すなわち、スイッチ2のスイッチチップ100での速度混在を説明してきたが、これに限定されるものではない。
図18は実施形態の一例としてのスイッチ2を備えたネットワークシステム1の第1変形例を示す図である。
この図18に示すネットワークシステム1においては、各サーバ3において、10Gモードフレーム及び100Gモードフレームにおけるフィールド“PR”のデータ伝送速度情報を設定している。すなわち、サーバ3からも100Gbps、10Gbpsの速度を混在させる。
これにより、図18に示すように、ネットワークシステム1内における最高速度伝送領域aを広くすることができ、これにより、ネットワークシステム1におけるデータフローをより最適にすることができる。
サーバ(データ出力装置)3の図示しない出力ポートにおいて、上述したスイッチチップ100の出力ポート30と同様の機能を備える。これにより、サーバ3において、第1の伝送速度(例えば、10Gbps)のフレームを多重化して多重化フレームを生成し、この多重化フレームを、この第1の伝送速度よりも速い第2の伝送速度(例えば100Gbps)で伝送可能な通信路から出力することができる。
図19は実施形態の一例としてのスイッチ2を備えたネットワークシステム1の第2変形例を示す図である。
上述した実施形態においては、全ポート20,30が100Gの速度である場合で説明したが、入力ポートと出力ポートの速度が違う場合、その構成・設定に合うように制御すれば良い。
図19に示すネットワークシステム1においては、図2に示したネットワークシステム1におけるスイッチ#04に代えて、スイッチ_0(SW_0)を備える。このスイッチ_0は、低速な伝送速度である10Gbpsのみをサポートし、100Gbpsの伝送速度には非対応のスイッチチップを備える。
このように、ネットワークシステム1中において、低速な伝送速度である10Gbpsのみをサポートするスイッチ2を混在させることもできる。このようなネットワークシステム1においては、図19に示すように、最高速度伝送領域aからはスイッチ_0が除外され、最高速度伝送領域aとの境界は、SW_OとSW群の間にある。
また、ネットワークシステム1の構成も、図2,図18及び図19に例示する構成に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。例えば、サーバ3やエッジスイッチ2,次段スイッチ2の数も適宜変更して実施することができる。
また、上述した実施形態及び変形例においては、10Gモードフレームと100Gモードフレームとの2種類の伝送速度のフレームについて例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、10Gや100G以外の伝送速度のフレームであってもよく、又、3種類以上の伝送速度のフレームを混在させてもよい。
さらに、上述した実施形態及び変形例においては、リクエストバッファ353は出力バッファ35内に備えられているが、これに限定されるものではなく、例えば、フレーム/メモリコントローラ12内にあってもよく、種々変形して実施することができる。
また、上述した実施形態及び変形例においては、プロセッサ及び記憶装置を備え、このプロセッサが記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより、前述したリクエストセレクタ352やタイマ351等としての機能を実現してもよい。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
(E)付記
(付記1)
複数の第1通信路と、1つ以上の第2通信路との間でデータの転送を行なうデータ転送装置において、
前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データのデータ伝送速度が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合に、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを混合して混合データを作成する混合データ作成部と、
前記混合データ作成部により作成された前記混合データを前記第2通信路に出力する出力部とを備えることを特徴とする、データ転送装置。
(付記2)
前記混合データ作成部が、前記第1通信路のデータ伝送性能値に対する前記第2通信路のデータ伝送性能値の比率に基づいて、当該比率以内の数の前記受信データを混合して1つの混合データとして作成する
ことを特徴とする、付記1記載のデータ転送装置。
(付記3)
前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データに含まれるデータ伝送速度情報を読み出す読出部をそなえ、
前記混合データ作成部が、前記データ伝送速度情報の値が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合に、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを混合して混合データを作成する
ことを特徴とする、付記1又は2記載のデータ転送装置。
(付記4)
異なるデータ伝送速度で送信される複数の受信データをそれぞれ受信し、
前記受信データの受信数に応じて、いずれかの受信データを優先して処理することを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
(付記5)
前記受信データの各処理待ち時間に応じて、いずれかの受信データを優先して処理することを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
(付記6)
前記出力部が、前記第1通信路から受信したデータを順次、出力させるデータ非滞留出力方式でデータ転送を行なうことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
(付記7)
第1の伝送速度の第1のフレームと、前記第1の伝送速度よりも速い第2の伝送速度の第2のフレームとを伝送可能な通信路にデータ出力を行なうデータ出力装置であって、
前記第2の伝送速度を前記第1の伝送速度で除算して求められる数の前記第1のフレームを多重化して多重化フレームを作成する多重化処理部と、
前記多重化処理部により作成された前記多重化フレームを前記通信路に出力する出力部とを備えることを特徴とする、データ出力装置。
(付記8)
前記多重化処理部は、
出力するフレームを所定のデータ単位に分割し、分割した各々データを一定の周期で順番に多重化させる事を特徴とする、付記7記載のデータ出力装置。
(付記9)
前記出力部は、前記第1のフレームを出力する際は前記多重化フレームとして前記通信路に出力し、前記第2のフレームを出力する際は多重化せずに出力することを特徴とする、付記7又は8記載のデータ出力装置。
(付記10)
出力される前記データが、当該データの伝送速度を表すデータ伝送速度情報を備える事を特徴とする、付記7〜9のいずれか1項に記載のデータ出力装置。
(付記11)
複数の第1通信路と、1つ以上の第2通信路との間でデータの転送を行なうデータ転送装置におけるデータ転送方法であって、
前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データのデータ伝送速度が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合に、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを混合して混合データを作成し、
作成された前記混合データを前記第2通信路に出力する
ことを特徴とする、データ転送方法。
(付記12)
前記第1通信路のデータ伝送性能値に対する前記第2通信路のデータ伝送性能値の比率に基づいて、当該比率以内の数の前記受信データを混合して1つの混合データとして作成する
ことを特徴とする、付記11記載のデータ転送方法。
(付記13)
前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データに含まれるデータ伝送速度情報を読み出し、
前記データ伝送速度情報の値が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合に、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを混合して混合データを作成する
ことを特徴とする、付記11又12は記載のデータ転送方法。
(付記14)
異なるデータ伝送速度で送信される複数の受信データをそれぞれ受信し、
前記受信データの受信数に応じて、いずれかの受信データを優先して処理することを特徴とする、付記11〜13のいずれか1項に記載のデータ転送方法。
(付記15)
前記受信データの各処理待ち時間に応じて、いずれかの受信データを優先して処理することを特徴とする、付記11〜14のいずれか1項に記載のデータ転送方法。
(付記16)
前記第1通信路から受信したデータを順次、出力させるデータ非滞留出力方式でデータ転送を行なうことを特徴とする、付記11〜15のいずれか1項に記載のデータ転送方法。
(付記17)
第1の伝送速度の第1のフレームと、前記第1の伝送速度よりも速い第2の伝送速度の第2のフレームとを伝送可能な通信路にデータ出力を行なうデータ出力方法であって、
前記第2の伝送速度を前記第1の伝送速度で除算して求められる数の前記第1のフレームを多重化して多重化フレームを作成し、
前記多重化処理部により作成された前記多重化フレームを前記通信路に出力する
ことを特徴とする、データ出力方法。
(付記18)
出力するフレームを所定のデータ単位に分割し、分割した各々データを一定の周期で順番に多重化させる事を特徴とする、付記17記載のデータ出力方法。
(付記19)
前記第1のフレームを出力する際は前記多重化フレームとして前記通信路に出力し、前記第2のフレームを出力する際は多重化せずに出力することを特徴とする、付記17又は18記載のデータ出力方法。
(付記20)
出力される前記データが、当該データの伝送速度を表すデータ伝送速度情報を備える事を特徴とする、付記17〜19のいずれか1項に記載のデータ出力方法。
1 ネットワークシステム
2 スイッチ(データ転送装置,データ出力装置)
3 サーバ(データ出力装置)
10 制御部
11 共有メモリ
12 フレーム/メモリコントローラ
13 テーブル
20 入力ポート
21,31 PMA/PMD
22,32 PCS
23,33 MAC
24 フレームパーサ
25 入力バッファ
30 出力ポート
35 出力バッファ
351 タイマ
352 リクエストセレクタ
353 リクエストバッファ
354 データバッファ
355 AND回路
356 モードレジスタ
a 最高速度伝送領域

Claims (6)

  1. 複数の第1通信路と、1つ以上の第2通信路との間でデータの転送を行なうデータ転送装置において、
    前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データのデータ伝送速度が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを、前記第1通信路のデータ伝送性能値に対する前記第2通信路のデータ伝送性能値の比率に基づき、当該比率以内の数の前記受信データが混合されるとともに、前記第2通信路のデータ伝送性能値に応じた伝送速度情報が設定された1つの送信対象データとして記憶装置に格納し、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データが、第1の伝送速度の受信データと第2の伝送速度の受信データとを含む場合、各受信データを、前記複数の第1通信路に接続する各入力ポートのインタフェースの速度に応じた伝送速度情報が設定された送信対象データとして前記記憶装置にそれぞれ格納する制御部と、
    前記制御部前記記憶装置に格納した各送信対象データを、各送信対象データに設定された伝送速度情報に対応する伝送速度で前記第2通信路に出力する出力部とを備え、
    混合された前記1つの送信対象データを送信する場合、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された複数の前記受信データは、前記1つの送信対象データに含まれて、前記出力部により前記第2通信路に対して一定間隔で送出される
    ことを特徴とする、データ転送装置。
  2. 前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データに含まれるデータ伝送速度情報を読み出す読出部をそなえ、
    前記制御部が、前記データ伝送速度情報の値が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合に、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを混合して混合データを作成する
    ことを特徴とする、請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 異なるデータ伝送速度で送信される複数の受信データをそれぞれ受信し、
    前記受信データの受信数に応じて、いずれかの受信データを優先して処理することを特徴とする、請求項1または2記載のデータ転送装置。
  4. 前記受信データの各処理待ち時間に応じて、いずれかの受信データを優先して処理することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
  5. 前記出力部が、前記第1通信路から受信したデータを順次、出力させるデータ非滞留出力方式でデータ転送を行なうことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
  6. 複数の第1通信路と、1つ以上の第2通信路との間でデータの転送を行なうデータ転送装置におけるデータ転送方法であって、
    前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データのデータ伝送速度が前記第2通信路のデータ伝送性能値よりも低い場合、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力される受信データを、前記第1通信路のデータ伝送性能値に対する前記第2通信路のデータ伝送性能値の比率に基づき、当該比率以内の数の前記受信データが混合されるとともに、前記第2通信路のデータ伝送性能値に応じた伝送速度情報が設定された1つの送信対象データとして記憶装置に格納し、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された受信データが、第1の伝送速度の受信データと第2の伝送速度の受信データとを含む場合、各受信データを、前記複数の第1通信路に接続する各入力ポートのインタフェースの速度に応じた伝送速度情報が設定された送信対象データとして前記記憶装置にそれぞれ格納し、
    前記記憶装置に格納し各送信対象データを、各送信対象データに設定された伝送速度情報に対応する伝送速度で前記第2通信路に出力し、
    混合された前記1つの送信対象データを送信する場合、前記複数の第1通信路のそれぞれから入力された複数の前記受信データは、前記1つの送信対象データに含まれて、前記第2通信路に対して一定間隔で送出される
    ことを特徴とする、データ転送方法。
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