JP6199679B2 - 姿勢検出装置及びこれを備えた移動体、並びに、姿勢検出方法 - Google Patents

姿勢検出装置及びこれを備えた移動体、並びに、姿勢検出方法 Download PDF

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本発明は、物体に固定された複数のアンテナでGNSS衛星(Global Navigation Satellite System)からのGNSS信号を受信することにより前記物体の姿勢を検出する姿勢検出装置及びこれを備えた移動体、並びに、姿勢検出方法に関するものである。
船舶や飛行機などの移動体には、当該移動体の姿勢を検出するための姿勢検出装置が搭載される場合がある。この場合、姿勢検出装置は、例えば移動体に固定された複数のアンテナでGNSS衛星からのGNSS信号(例えば、GPS衛星からのGPS信号)を受信し、搬送波位相をそれぞれ観測することにより、それらの搬送波位相の一重位相差又は二重位相差の整数値バイアスを算出する。
そして、姿勢検出装置は、算出された整数値バイアスと、各アンテナでGNSS衛星から受信するGNSS信号に基づいて算出された各アンテナの位置とに基づいて、基線ベクトル(基準アンテナに対する他のアンテナの位置ベクトル)を算出する。このようにして算出された基線ベクトルと、既知の基線ベクトルとに基づいて、移動体の姿勢が検出される。
下記特許文献1には、姿勢検出装置のような搬送波位相差を用いて測位を行う搬送波位相相対測位装置の一例として、複数のアンテナの相対的な位置関係より得られる既知情報を制約条件とすることにより、整数値バイアスのフロート解を高速かつ高精度に推定することができる技術が提案されている。
特開2007−101484号公報
しかしながら、従来のように複数のアンテナでGNSS衛星からGNSS信号を受信して、それぞれのアンテナの位置を算出するような構成では、基線ベクトルの算出に時間がかかるとともに、各アンテナに固有の算出誤差が生じるため、基線ベクトルの算出精度が悪いという問題があった。
その結果、基線ベクトルに基づいて検出される移動体の姿勢についても、姿勢の検出に時間がかかるとともに、姿勢の検出精度が悪いという問題があった。このような問題は、姿勢検出装置が移動体に設けられた場合に限らず、他の物体に設けられた場合にも同様に生じる問題である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、姿勢の検出にかかる時間を短縮できる姿勢検出装置及びこれを備えた移動体、並びに、姿勢検出方法を提供することを目的とする。また、本発明は、姿勢の検出精度を向上することができる姿勢検出装置及びこれを備えた移動体、並びに、姿勢検出方法を提供することを目的とする。
本発明に係る姿勢検出装置は、物体に固定された複数のアンテナでGNSS衛星からのGNSS信号を受信することにより前記物体の姿勢を検出する姿勢検出装置であって、基準アンテナと、非基準アンテナと、基準アンテナ位置算出部と、速度ベクトル算出部と、暫定姿勢角算出部と、暫定基線ベクトル算出部と、非基準アンテナ位置算出部と、基線ベクトル算出部と、姿勢検出部とを備えている。前記基準アンテナは、前記GNSS信号を受信する。前記非基準アンテナは、前記基準アンテナに対しボディ座標系における所定の基線ベクトルを有する位置に設けられ、前記GNSS信号を受信する。前記基準アンテナ位置算出部は、前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの位置を算出する。前記速度ベクトル算出部は、前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの速度ベクトルを算出する。前記暫定姿勢角算出部は、前記速度ベクトルに基づいて、前記物体の暫定姿勢角を算出する。前記暫定基線ベクトル算出部は、前記暫定姿勢角を用いて前記ボディ座標系における所定の基線ベクトルをローカル座標系における基線ベクトルに座標変換し、暫定基線ベクトルを算出する。前記非基準アンテナ位置算出部は、前記基準アンテナの位置及び前記暫定基線ベクトルに基づいて、前記非基準アンテナの位置を算出する。前記基線ベクトル算出部は、前記基準アンテナの位置、前記非基準アンテナの位置及び前記GNSS信号に基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出する。前記姿勢検出部は、前記基線ベクトルに基づいて、前記物体の姿勢を検出する。
このような構成によれば、GNSS衛星から受信するGNSS信号に基づいて基準アンテナの位置を算出するだけで、その基準アンテナの位置に基づいて非基準アンテナの位置を算出し、物体の姿勢を検出することができる。これにより、整数値バイアスを算出する際に推定する誤差の大きさが小さくなるため、整数値バイアスのサーチ範囲を狭く設定することができる。その結果、GNSS衛星から受信するGNSS信号に基づいて複数のアンテナの位置を算出するような従来の構成と比較して、姿勢の検出にかかる時間を短縮できる。また、基準アンテナの位置を算出する際の算出誤差のみが姿勢の検出に影響を与えるため、複数のアンテナについての算出誤差が姿勢の検出に影響を与える従来の構成と比較して、姿勢の検出精度を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る姿勢検出装置の構成例を示すブロック図である。 姿勢検出装置により姿勢を検出する際に用いられる座標系について説明するための図であり、ローカル座標系(NED座標系)を示している。 姿勢検出装置により姿勢を検出する際に用いられる座標系について説明するための図であり、ボディ座標系(移動体座標系)を示している。 GPS受信機及び姿勢検出処理部の具体的構成を示す機能ブロック図である。 船舶の姿勢を検出する際の姿勢検出装置による処理の一例を示すフローチャートである。 姿勢検出装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る姿勢検出装置1の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、移動体の一例である船舶2(図示なし)に姿勢検出装置1が搭載された場合について説明する。ただし、本発明に係る姿勢検出装置1は、船舶2に限らず、飛行機などの船舶2以外の移動体に適用することもできるし、移動体以外の物体にも適用することができる。
姿勢検出装置1には、複数のアンテナ11、GPS(Global Positioning System)受信機12、姿勢検出処理部13が備えられている。複数のアンテナ11は、それぞれ船舶2に固定されたGPSアンテナからなり、GNSS衛星(測位用衛星)としてのGPS衛星3からの電波を複数のアンテナ11で受信することにより、船舶2の姿勢を検出することができる。
この例では、3つのアンテナ11が設けられているが、アンテナ11の数は2つ以上であればよい。アンテナ11が2つであれば、船舶2の姿勢として2つの姿勢角(例えばヨー角及びピッチ角)を検出することができ、アンテナ11が3つ以上であれば、船舶2の姿勢として3つの姿勢角(例えばヨー角、ピッチ角及びロール角)を検出することができる。アンテナ11が3つ以上の場合には、3つ以上のアンテナ11が一直線上に並ばないように配置することが好ましい。また、各アンテナ11は、GPS衛星3ではなく、GLONASS(Global Navigation Satellite System)衛星、GALILEO衛星又は準天頂衛星などの他のGNSS衛星からの電波を受信するものであってもよい。
GPS衛星3からの電波は、コード及び航法メッセージを載せた搬送波からなる。搬送波としては、周波数が1575.42MHzのL1帯、又は、周波数が1227.6MHzのL2帯が用いられる。各アンテナ11で受信した電波は、各アンテナ11に接続された各GPS受信機12において復調され、復調により得られたGNSS信号としてのGPS信号に基づいて、搬送波位相、コード位相、GPS衛星3の位置、アンテナ11の位置及び速度などが算出される。各GPS受信機12により算出されたデータは、姿勢検出処理部13に入力される。各GPS受信機12は、GPS衛星3ではなく、GLONASS衛星、GALILEO衛星又は準天頂衛星などの他のGNSS衛星からの電波を復調して、GNSS信号を得るものであってもよい。
姿勢検出処理部13には、制御部131及び記憶部132が含まれる。制御部131は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)により構成されており、各GPS受信機12から入力されるデータに基づいて、船舶2の姿勢を検出するための処理を行う。記憶部132は、例えばRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)により構成されており、船舶2の姿勢の検出に必要なデータを記憶することができる。
図2A及び図2Bは、姿勢検出装置1により姿勢を検出する際に用いられる座標系について説明するための図であり、図2Aはローカル座標系(NED座標系)、図2Bはボディ座標系(移動体座標系)をそれぞれ示している。図2A及び図2Bに示すように、ローカル座標系及びボディ座標系のいずれにおいても、複数のアンテナ11に含まれる1つの基準アンテナ111が原点となる。
図2Aにおいて、(a)は平面図、(b)は側面図を示している。この図2Aに示すように、ローカル座標系は、例えば北方向をX軸、東方向をY軸、X軸及びY軸に直交する鉛直方向をZ軸とする座標系である。したがって、基準アンテナ111以外のアンテナ11(非基準アンテナ112,113)は、船舶2の姿勢に応じて、図2Aに示すようにX軸、Y軸及びZ軸の軸上に存在しない場合もあれば、いずれかの軸上に存在する場合もある。なお、図2A(a)ではZ軸を省略し、図2A(b)ではX軸及びY軸を省略して示している。
図2Bにおいて、(a)は平面図、(b)は側面図を示している。この図2Bに示すように、ボディ座標系は、例えば船舶2の船首方向(飛行機であれば機首方向)をX軸、船舶2に平行な平面上でX軸に直交する方向をY軸、X軸及びY軸に直交する方向をZ軸とする座標系である。したがって、基準アンテナ111以外のアンテナ11(非基準アンテナ112,113)は、それらのアンテナ11の位置に応じて、図2Bに示すようにX軸、Y軸及びZ軸のいずれかの軸上に存在する場合もあれば、いずれの軸上にも存在しない場合もある。なお、図2B(a)ではZ軸を省略し、図2B(b)ではY軸を省略して示している。
図3は、GPS受信機12及び姿勢検出処理部13の具体的構成を示す機能ブロック図である。まず、GPS受信機12の具体的構成について説明する。基準アンテナに接続されたGPS受信機12は、基準アンテナ位置算出部12a、速度ベクトル算出部12b、衛星位置算出部12c及び位相算出部12dとして機能する。非基準アンテナに接続されたGPS受信機12は、位相算出部12dとして機能する。ただし、非基準アンテナに接続されたGPS受信機12も、基準アンテナに接続されたGPS受信機12と同様に基準アンテナ位置算出部12a、速度ベクトル算出部12b、衛星位置算出部12c及び位相算出部12dとして機能してもよい。
基準アンテナ位置算出部12aは、GPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて、基準アンテナ111の位置を算出する。また、速度ベクトル算出部12bは、GPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて、基準アンテナ111の速度ベクトルを算出する。基準アンテナ111の位置及び速度ベクトルの算出は、航法メッセージから得られる擬似距離や搬送波から得られるADR(Accumulated Delta Range)などを用いて公知の演算により行うことができるため、詳細な説明を省略する。
基準アンテナ位置算出部12aは、GPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて衛星位置算出部12cにより算出されるGPS衛星3の位置を用いて、基準アンテナ111の位置を算出する。各GPS衛星3からの搬送波に載った航法メッセージには、各GPS衛星3の軌道情報が含まれており、衛星位置算出部12cは、当該軌道情報に基づいて各GPS衛星3の位置を算出することができる。
位相算出部12dは、各アンテナ11においてGPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて、搬送波位相及びコード位相を算出する。複数のGPS衛星3のうちk番衛星に対する観測量について、搬送波位相測定値をφ(k)、コード位相測定値をρ(k)、搬送波波長をλ、衛星・受信機間距離をr(k)、電離層遅延量をI(k)、対流圏遅延量をT(k)、搬送波周波数をf、受信機クロック誤差をδt、衛星クロック誤差をδtsv、整数値バイアスをN(k)、その他のノイズをεφ (k)及びερ (k)とすると、搬送波位相測定値は、下記式(1)及び式(2)により表される。なお、式(1)により表されるφ (k)は、基準アンテナ111による搬送波位相測定値であり、式(2)により表されるφ (k)は、非基準アンテナ112,113による搬送波位相測定値である。
Figure 0006199679
また、コード位相測定値は、下記式(3)及び式(4)により表される。なお、式(3)により表されるρ (k)は、基準アンテナ111によるコード位相測定値であり、式(4)により表されるρ (k)は、非基準アンテナ112,113によるコード位相測定値である。
Figure 0006199679
次に、姿勢検出処理部13の具体的構成について説明する。姿勢検出処理部13の制御部131は、CPU又はMPUがプログラムを実行することにより、暫定姿勢角算出部131a、暫定基線ベクトル算出部131b、非基準アンテナ位置算出部131c、整数値バイアス算出部131d、視線方向ベクトル算出部131e、基線ベクトル算出部131f、姿勢検出部131g及び位相差算出部131hとして機能する。
位相差算出部131hは、各アンテナ11においてGPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて二重位相差を算出する。まず、位相差算出部131hは、基準アンテナ111による搬送波位相測定値φ (k)と非基準アンテナ112又は113による搬送波位相測定値φ (k)との差分から、下記式(5)に示すような搬送波位相測定値の一重位相差φur (k)を求める。
Figure 0006199679
ここで、基準アンテナ111と非基準アンテナ112又は113とで、観測量を測定するためのクロックを共通で使用している場合には、受信機クロック誤差δtとδtが共通項となるため、下記式(6)により搬送波位相測定値の一重位相差φur (k)を求めることができる。
Figure 0006199679
また、位相差算出部131hは、基準アンテナ111によるコード位相測定値ρ (k)と非基準アンテナ112又は113によるコード位相測定値ρ (k)との差分から、下記式(7)によりコード位相測定値の一重位相差ρur (k)を求める。
Figure 0006199679
ここで、基準アンテナ111と非基準アンテナ112又は113とで、観測量を測定するためのクロックを共通で使用している場合には、受信機クロック誤差δtとδtが共通項となるため、下記式(8)によりコード位相測定値の一重位相差ρur (k)を求めることができる。
Figure 0006199679
さらに、位相差算出部131hは、下記式(9)により、k番衛星とl番衛星との間における搬送波位相測定値の二重位相差φur (k,l)を求める。
Figure 0006199679
また、位相差算出部131hは、下記式(10)により、k番衛星とl番衛星との間におけるコード位相測定値の二重位相差ρur (k,l)を求める。
Figure 0006199679
暫定姿勢角算出部131aは、速度ベクトル算出部12bにより算出された基準アンテナ111の速度ベクトルに基づいて、船舶2の暫定的な姿勢角(暫定姿勢角)を算出する。具体的には、速度ベクトルを(V,V,V)とし、暫定姿勢角を(θ,θ,θ)とした場合に、暫定姿勢角算出部131aは、暫定的なヨー角θを下記式(11)、暫定的なピッチ角θを下記式(12)、暫定的なロール角θを下記式(13)により算出することができる。
Figure 0006199679
なお、速度ベクトル算出部12bにより算出される基準アンテナ111の速度ベクトルに基づいて船舶2の暫定姿勢角を算出する場合、速度ベクトルの一方向と船舶2の船首方向とが、一致していることが好ましい。これは、船舶2が船首方向に対して交差する方向に滑りながら進行していることにより、速度ベクトルに基づいて算出される暫定姿勢角と、実際の姿勢角との誤差が大きくなることを避けるためである。
暫定基線ベクトル算出部131bは、暫定姿勢角算出部131aにより算出された船舶2の暫定姿勢角を用いて既知の基線ベクトルを変換することにより、暫定的な基線ベクトル(暫定基線ベクトル)を算出する。具体的には、ボディ座標系における既知の基線ベクトルをBBody、ローカル座標系における暫定基線ベクトルをBLocalとした場合に、暫定基線ベクトル算出部131bは、ローカル座標系における暫定基線ベクトルBLocalを下記式(14)により算出することができる。
Figure 0006199679
なお、ボディ座標系における既知の基線ベクトルBBodyは、船舶2に固定された各アンテナ11間の相対的な距離及び方向に基づいて予め測定され、記憶部132に記憶されている。暫定基線ベクトル算出部131bは、記憶部132に記憶されている既知の基線ベクトルBBodyを読み出し、暫定基線ベクトルBLocalを算出する。
非基準アンテナ位置算出部131cは、基準アンテナ位置算出部12aにより算出された基準アンテナ111の位置、及び、暫定基線ベクトル算出部131bにより算出された暫定基線ベクトルBLocalに基づいて、非基準アンテナ112,113の位置を算出する。具体的には、ローカル座標系における基準アンテナ111の位置をPOSref、ローカル座標系における非基準アンテナ112,113の位置をPOSuserとした場合に、非基準アンテナ位置算出部131cは、非基準アンテナ112,113の位置POSuserを下記式(15)により算出することができる。
Figure 0006199679
整数値バイアス算出部131dは、位相差算出部131hにより算出された二重位相差の整数値バイアスを算出する。ここで、上述の式(9)及び式(10)によれば、二重位相差の整数値バイアスNur (k,l)を下記式(16)で表すことができる。整数値バイアス算出部131dは、下記式(16)においてノイズεur (k,l)が取り得る値を見積り、その範囲内で整数値バイアスNur (k,l)の正解値をサーチする。したがって、ノイズεur (k,l)が小さいほど、整数値バイアスNur (k,l)の算出に要する時間は短くなる。
Figure 0006199679
ただし、上記のように二重位相差の整数値バイアスを算出するような構成に限らず、位相差算出部131hで一重位相差を算出し、整数値バイアス算出部131dで一重位相差の整数値バイアスを算出するような構成であってもよい。この場合、上述の式(6)及び式(8)に基づいて、一重位相差の整数値バイアスNur (k)を下記式(17)で表すことができる。
Figure 0006199679
視線方向ベクトル算出部131eは、衛星位置算出部12cにより算出された各GPS衛星3の位置、基準アンテナ位置算出部12aにより算出された基準アンテナ111の位置、及び、非基準アンテナ位置算出部131cにより算出された非基準アンテナ112,113の位置に基づいて、各アンテナ11から各GPS衛星3への視線方向ベクトルを算出する。すなわち、視線方向ベクトル算出部131eは、各GPS衛星3の位置と基準アンテナ111の位置とに基づいて、基準アンテナ111から各GPS衛星3への視線方向ベクトルを算出することができるとともに、各GPS衛星3の位置と非基準アンテナ112,113の位置とに基づいて、非基準アンテナ112,113から各GPS衛星3への視線方向ベクトルを算出することができる。
基線ベクトル算出部131fは、視線方向ベクトル算出部131eにより算出された視線方向ベクトル、及び、整数値バイアス算出部131dにより算出された整数値バイアスに基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出する。ここで、ノイズが十分に小さい場合には、整数値バイアスNur (k,l)を算出すると、下記式(18)により衛星・受信機間距離rur (k,l)の二重差を求めることができる。
Figure 0006199679
このとき、衛星・受信機間距離の二重差をR、視線方向ベクトルの二重差をH、基線ベクトルをBとすると、下記式(19)が成り立つため、基線ベクトル算出部131fは、下記式(20)により基線ベクトルBを算出することができる。なお、一重位相差の整数値バイアスNur (k)を用いて基線ベクトルを算出する場合にも、同様の関係が成り立つ。
Figure 0006199679
このように、基準アンテナ111の位置に基づいて算出された非基準アンテナ112,113の位置を用いて視線方向ベクトルが算出されるため、上記式(20)における視線方向ベクトルの二重差Hの算出に際しては、基準アンテナ111の位置を算出する際の算出誤差しか重畳されない。したがって、基準アンテナ111及び非基準アンテナ112,113の双方に起因する誤差が重畳される従来技術と比較して、基線ベクトルBの算出精度が向上する。
姿勢検出部131gは、基線ベクトル算出部131fにより算出されたローカル座標系における基線ベクトルに基づいて、船舶2の姿勢を検出する。具体的には、アンテナ11が3つ以上の場合であって、基線ベクトル算出部131fにより2つの基線ベクトルを算出することができる場合には、第1基線ベクトルを(B1,B1,B1)、第2基線ベクトルを(B2,B2,B2)、姿勢角を(θ,θ,θ)とすると、下記式(21)〜式(23)により、ヨー角θ、ピッチ角θ及びロール角θを算出することができる。
Figure 0006199679
また、アンテナ11が2つの場合であって、基線ベクトル算出部131fにより1つの基線ベクトルのみ算出できる場合には、下記式(24)及び式(25)により、ヨー角θ及びピッチ角θを算出することができる。
Figure 0006199679
ただし、上記式(21)〜式(25)は、船舶2の水平な平面上に全てのアンテナ11が設置されている場合の計算式であり、例えば全てのアンテナ11が船舶2の水平な平面上にない場合には、当該平面と基線ベクトルとの角度を測定して、上記式(21)〜式(25)による計算結果を補正する必要がある。
なお、本実施形態では、基準アンテナ111が設置されている位置(点)の速度ベクトルを用いて、上記式(11)〜式(13)により船舶2の暫定姿勢角を算出するため、各アンテナ11を座標軸上に配置する必要はない。すなわち、各アンテナ11が座標軸上に配置されていなくても、基線ベクトルと座標軸とのずれが、暫定姿勢角の算出に影響を与えることはない。ただし、上記式(21)〜式(25)により船舶2の実際の姿勢角を算出する際には、基線ベクトルと座標軸とのずれを予め測定し、その測定結果を考慮して姿勢角を算出する必要がある。
以上のように、本実施形態では、基準アンテナ111の速度ベクトルに基づいて船舶2の暫定姿勢角を算出し、当該暫定姿勢角を用いて既知の基線ベクトルを変換することにより算出される暫定基線ベクトルに基づいて、非基準アンテナ112,113の位置が算出される。そして、算出された非基準アンテナ112,113の位置と、GPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて算出される基準アンテナ111の位置とを用いて、ローカル座標系における基線ベクトルが算出され、当該基線ベクトルに基づいて船舶2の姿勢が検出される。
したがって、GPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて基準アンテナ111の位置を算出するだけで、その基準アンテナ111の位置に基づいて非基準アンテナ112,113の位置を算出し、船舶2の姿勢を検出することができる。これにより、整数値バイアスを算出する際に推定する誤差の大きさが小さくなるため、整数値バイアスのサーチ範囲を狭く設定することができる。その結果、GPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて複数のアンテナ11の位置を算出するような従来の構成と比較して、姿勢の検出にかかる時間を短縮できる。
また、上述の通り、視線方向ベクトルの二重差Hの算出に際しては、基準アンテナ111の位置を算出する際の算出誤差しか重畳されないため、基線ベクトルBの算出精度が向上する。すなわち、基準アンテナ111の位置を算出する際の算出誤差のみが姿勢の検出に影響を与えるため、複数のアンテナ11についての算出誤差が姿勢の検出に影響を与える従来の構成と比較して、姿勢の検出精度を向上することができる。
図4は、船舶2の姿勢を検出する際の姿勢検出装置1による処理の一例を示すフローチャートである。船舶2の姿勢を検出する際には、まず、基準アンテナ位置算出部12aが、GPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて、基準アンテナ111の位置を算出する(ステップS101:基準アンテナ位置算出ステップ)。また、速度ベクトル算出部12bにより、基準アンテナ111の速度ベクトルが算出される(ステップS102:速度ベクトル算出ステップ)。
その後、暫定姿勢角算出部131aが、速度ベクトル算出部12bにより算出された基準アンテナ111の速度ベクトルに基づいて、上記式(11)〜式(13)により船舶2の暫定姿勢角を算出する(ステップS103:暫定姿勢角算出ステップ)。そして、算出された船舶2の暫定姿勢角を用いて、暫定基線ベクトル算出部131bが、上記式(14)により既知の基線ベクトルBBodyを変換することで、暫定基線ベクトルBLocalが算出される(ステップS104:暫定基線ベクトル算出ステップ)。
このようにして算出された暫定基線ベクトルBLocal及び基準アンテナ111の位置POSrefに基づいて、非基準アンテナ位置算出部131cは、上記式(15)により非基準アンテナ112,113の位置POSuserを算出する(ステップS105:非基準アンテナ位置算出ステップ)。
一方で、位相差算出部131hは、各アンテナ11においてGPS衛星3から受信するGPS信号に基づいて、一重位相差又は二重位相差を算出する(ステップS106:位相差算出ステップ)。このとき、位相差算出部131hは、上記式(1)〜式(8)により一重位相差を算出し、又は、上記式(1)〜式(10)により二重位相差を算出する。
そして、整数値バイアス算出部131dが一重位相差又は二重位相差の整数値バイアスを算出する(ステップS107:整数値バイアス算出ステップ)。二重位相差の整数値バイアスNur (k,l)は、上記式(16)により算出され、一重位相差の整数値バイアスNur (k)は、上記式(17)により算出される。また、GPS衛星3の位置、基準アンテナ111の位置POSref、及び、非基準アンテナ112,113の位置POSuserに基づいて、視線方向ベクトル算出部131eにより、各アンテナ11から各GPS衛星3への視線方向ベクトルが算出される(ステップS108:視線方向ベクトル算出ステップ)。
その後、算出された視線方向ベクトル、及び、算出された整数値バイアスに基づいて、上記式(20)により、基線ベクトル算出部131fがローカル座標系における基線ベクトルBを算出する(ステップS109:基線ベクトル算出ステップ)。そして、算出された基線ベクトルBに基づいて、姿勢検出部131gが上記式(21)〜式(23)、又は、上記式(24)及び式(25)を用いて演算を行うことにより、船舶2の姿勢が検出される(ステップS110:姿勢検出ステップ)。
本実施形態において、船舶2の姿勢は、図4のステップS107で整数値バイアスが初期決定される場合だけでなく、整数値バイアスが再決定される場合にも検出できる。したがって、いわゆるサイクルスリップが発生した場合などであっても、再決定された整数値バイアスに基づいて、船舶2の姿勢を短時間で検出することができるため、従来よりも高いアベイラビリティを確保することができる。
以上の実施形態では、視線方向ベクトル算出部131eにより算出された視線方向ベクトル、及び、整数値バイアス算出部131dにより算出された整数値バイアスに基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルBが算出されるような構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、基線ベクトル算出部131fは、基準アンテナ位置算出部12aにより算出された基準アンテナ111の位置、非基準アンテナ位置算出部131cにより算出された非基準アンテナ112,113の位置、及び、整数値バイアス算出部131dにより算出された整数値バイアスに基づいて、他の態様によりローカル座標系における基線ベクトルを算出するような構成であってもよい。
また、姿勢検出装置1の具体的構成は、上記実施形態のような構成に限られるものではない。例えば、GPS受信機12の機能の少なくとも一部が姿勢検出処理部13に備えられていてもよいし、姿勢検出処理部13の機能の少なくとも一部がGPS受信機12に備えられていてもよい。すなわち、GPS受信機12の機能又は姿勢検出処理部13の機能として、少なくとも基準アンテナ位置算出部12a、速度ベクトル算出部12b、暫定姿勢角算出部131a、暫定基線ベクトル算出部131b、非基準アンテナ位置算出部131c、基線ベクトル算出部131f及び姿勢検出部131gが姿勢検出装置1に備えられていればよい。
図5は、姿勢検出装置1の構成を概略的に示す機能ブロック図である。この図5に示すように、本発明に係る姿勢検出装置1は、基準アンテナ位置算出部12aと、速度ベクトル算出部12bと、暫定姿勢角算出部131aと、暫定基線ベクトル算出部131bと、非基準アンテナ位置算出部131cと、基線ベクトル算出部131fと、姿勢検出部131gとを備えている。
基準アンテナ位置算出部12aは、基準アンテナ111により受信したGNSS信号に基づいて、基準アンテナ111の位置を算出する。速度ベクトル算出部12bは、前記GNSS信号に基づいて、基準アンテナ111の速度ベクトルを算出する。暫定姿勢角算出部131aは、前記速度ベクトルに基づいて、物体の暫定姿勢角を算出する。暫定基線ベクトル算出部131bは、前記暫定姿勢角を用いてボディ座標系における所定の基線ベクトルをローカル座標系における基線ベクトルに座標変換し、暫定基線ベクトルを算出する。非基準アンテナ位置算出部131cは、前記基準アンテナ111の位置及び前記暫定基線ベクトルに基づいて、非基準アンテナ112又は113の位置を算出する。基線ベクトル算出部131fは、前記基準アンテナ111の位置、前記非基準アンテナ112又は113の位置、基準アンテナ111により受信したGNSS信号、及び基準アンテナ112又は113により受信したGNSS信号に基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出する。姿勢検出部131gは、前記基線ベクトルに基づいて、前記物体の姿勢を検出する。
1 姿勢検出装置
2 船舶
3 GPS衛星
11 アンテナ
12 GPS受信機
12a 基準アンテナ位置算出部
12b 速度ベクトル算出部
12c 衛星位置算出部
12d 位相算出部
13 姿勢検出処理部
111 基準アンテナ
112 非基準アンテナ
113 非基準アンテナ
131 制御部
131a 暫定姿勢角算出部
131b 暫定基線ベクトル算出部
131c 非基準アンテナ位置算出部
131d 整数値バイアス算出部
131e 視線方向ベクトル算出部
131f 基線ベクトル算出部
131g 姿勢検出部
131h 位相差算出部
132 記憶部

Claims (5)

  1. 物体に固定された複数のアンテナでGNSS衛星からのGNSS信号を受信することにより前記物体の姿勢を検出する姿勢検出装置であって、
    前記GNSS信号を受信する基準アンテナと、
    前記基準アンテナに対しボディ座標系における所定の基線ベクトルを有する位置に設けられ、前記GNSS信号を受信する非基準アンテナと、
    前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの位置を算出する基準アンテナ位置算出部と、
    前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの速度ベクトルを算出する速度ベクトル算出部と、
    前記速度ベクトルに基づいて、前記物体の暫定姿勢角を算出する暫定姿勢角算出部と、
    前記暫定姿勢角を用いて前記ボディ座標系における所定の基線ベクトルをローカル座標系における基線ベクトルに座標変換し、暫定基線ベクトルを算出する暫定基線ベクトル算出部と、
    前記基準アンテナの位置及び前記暫定基線ベクトルに基づいて、前記非基準アンテナの位置を算出する非基準アンテナ位置算出部と、
    前記基準アンテナの位置、前記非基準アンテナの位置及び前記GNSS信号に基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出する基線ベクトル算出部と、
    前記基線ベクトルに基づいて、前記物体の姿勢を検出する姿勢検出部とを備えたことを特徴とする姿勢検出装置。
  2. 前記基準アンテナ及び前記非基準アンテナがそれぞれ受信したGNSS信号に基づいて、搬送波位相の位相差を算出する位相差算出部と、
    前記位相差の整数値バイアスを算出する整数値バイアス算出部とをさらに備え、
    前記基線ベクトル算出部は、前記基準アンテナの位置、前記非基準アンテナの位置及び前記整数値バイアスに基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出することを特徴とする請求項1に記載の姿勢検出装置。
  3. 前記GNSS信号に基づいて、当該GNSS信号を送信したGNSS衛星の位置を算出する衛星位置算出部と、
    前記GNSS衛星の位置、前記基準アンテナの位置及び前記非基準アンテナの位置に基づいて、前記基準アンテナ又は前記非基準アンテナから前記GNSS衛星への視線方向ベクトルをそれぞれ算出する視線方向ベクトル算出部とをさらに備え、
    前記基線ベクトル算出部は、前記視線方向ベクトル、前記非基準アンテナの位置及び前記整数値バイアスに基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出することを特徴とする請求項2に記載の姿勢検出装置。
  4. 複数のアンテナが固定され、前記複数のアンテナでGNSS衛星からのGNSS信号を受信することができる移動体であって、
    前記GNSS信号を受信する基準アンテナと、
    前記基準アンテナに対しボディ座標系における所定の基線ベクトルを有する位置に設けられ、前記GNSS信号を受信する非基準アンテナと、
    前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの位置を算出する基準アンテナ位置算出部と、
    前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの速度ベクトルを算出する速度ベクトル算出部と、
    前記速度ベクトルに基づいて、前記移動体の暫定姿勢角を算出する暫定姿勢角算出部と、
    前記暫定姿勢角を用いて前記ボディ座標系における所定の基線ベクトルをローカル座標系における基線ベクトルに座標変換し、暫定基線ベクトルを算出する暫定基線ベクトル算出部と、
    前記基準アンテナの位置及び前記暫定基線ベクトルに基づいて、前記非基準アンテナの位置を算出する非基準アンテナ位置算出部と、
    前記基準アンテナの位置、前記非基準アンテナの位置及び前記GNSS信号に基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出する基線ベクトル算出部と、
    前記基線ベクトルに基づいて、前記移動体の姿勢を検出する姿勢検出部とを備えたことを特徴とする移動体。
  5. 物体に固定された基準アンテナ、及び、前記基準アンテナに対しボディ座標系における所定の基線ベクトルを有する位置に設けられた非基準アンテナで、GNSS衛星からのGNSS信号を受信することにより前記物体の姿勢を検出する姿勢検出方法であって、
    前記基準アンテナで受信した前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの位置を算出する基準アンテナ位置算出ステップと、
    前記GNSS信号に基づいて、前記基準アンテナの速度ベクトルを算出する速度ベクトル算出ステップと、
    前記速度ベクトルに基づいて、前記物体の暫定姿勢角を算出する暫定姿勢角算出ステップと、
    前記暫定姿勢角を用いて前記ボディ座標系における所定の基線ベクトルをローカル座標系における基線ベクトルに座標変換し、暫定基線ベクトルを算出する暫定基線ベクトル算出ステップと、
    前記基準アンテナの位置及び前記暫定基線ベクトルに基づいて、前記非基準アンテナの位置を算出する非基準アンテナ位置算出ステップと、
    前記基準アンテナの位置、前記非基準アンテナの位置及び前記GNSS信号に基づいて、ローカル座標系における基線ベクトルを算出する基線ベクトル算出ステップと、
    前記基線ベクトルに基づいて、前記物体の姿勢を検出する姿勢検出ステップとを含むことを特徴とする姿勢検出方法。
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