JP6199496B2 - ハイブリッド自動再送要求(harq)プロセスの破棄 - Google Patents

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Description

本開示の態様は、一般にはワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理を改善することに関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。通常、多元接続ネットワークであるそのようなネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザのための通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS:universal mobile telecommunications system)の一部として規定された無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))技術の後継技術であり、現在、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの種々のエアインターフェース標準規格をサポートしている。たとえば、中国は、既存のGSMインフラストラクチャをコアネットワークとして、UTRANアーキテクチャにおける基本的なエアインターフェースとしてTD-SCDMAを推進している。また、UMTSは、関連付けられるUMTSネットワークにより高いデータ転送速度および容量を提供する、高速パケットアクセス(HSPA)などの拡張3Gデータ通信プロトコルもサポートする。HSPAは、2つのモバイル電話プロトコル、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を合わせたものであり、既存の広帯域プロトコルの性能を拡張し、改善する。
モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が高まり続けるにつれて、UMTS技術を改善して、モバイルブロードバンドアクセスに対して高まる需要を満たすだけでなく、モバイル通信のユーザ体感を改善し、向上させるために、研究開発が続けられている。
1つの態様では、ワイヤレス通信の方法が開示される。本方法は、再送を実行するのを待っている1つまたは複数のペンディングHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信するステップを含む。また、本方法は、NACKを受信していない各ペンディングHARQプロセスを選択するステップを含む。本方法はさらに、アップリンクグラントが複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い選択されたHARQプロセスを終了するステップを含む。
別の態様は、再送を実行するのを待っている1つまたは複数のペンディングHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信するための手段を含む装置を開示する。また、本装置は、NACKを受信していない各ペンディングHARQプロセスを選択するための手段を含む。本装置はさらに、アップリンクグラントが複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い選択されたHARQプロセスを終了するための手段を含む。
別の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体を有するワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品が開示される。本コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、1つまたは複数のプロセッサに、再送を実行するのを待っている1つまたは複数のペンディングHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信する動作を実行させる非一時的プログラムコードを記録している。また、本プログラムコードは、1つまたは複数のプロセッサに、NACKを受信していない各ペンディングHARQプロセスを選択させる。本プログラムコードはさらに、1つまたは複数のプロセッサに、アップリンクグラントが複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い選択されたHARQプロセスを終了させる。
別の態様は、メモリと、メモリに結合される少なくとも1つのプロセッサとを有するワイヤレス通信を開示する。1つまたは複数のプロセッサは、再送を実行するのを待っている1つまたは複数のペンディングHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信するように構成される。また、1つまたは複数のプロセッサは、NACKを受信していない各ペンディングHARQプロセスを選択するように構成される。1つまたは複数のプロセッサは、アップリンクグラントが複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い選択されたHARQプロセスを終了するようにさらに構成される。
上記では、後続の詳細な説明をより深く理解できるようにするために、本開示の特徴および技術的利点について、かなり大まかに概説してきた。本開示のさらなる特徴および利点が、以下に説明される。本開示が、本開示と同じ目的を果たすための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用できることは、当業者には理解されたい。そのような等価な構成が、添付の特許請求の範囲に記載されるような本開示の教示から逸脱しないことも、当業者には理解されたい。本開示の構成と動作方法の両方に関して本開示の特徴になると考えられる新規の特徴が、さらなる目的および利点とともに、以下の説明を添付の図と併せて検討することからより深く理解されるであろう。しかしながら、各図は、例示および説明を目的として提供されているにすぎず、本開示の制限を定めるものではないことを、明確に理解されたい。
本開示の特徴、性質、および利点は、同様の参照符号が全体を通して同様に識別する図面と併用されるときに、以下に示される詳細な説明からさらに明らかになるであろう。
電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 電気通信システム内のフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図である。 電気通信システムにおいてUEと通信しているノードBの一例を概念的に示すブロック図である。 HARQ再送のためのグラント割当ての一例を示す図である。 本開示の態様による、HARQ再送のためのグラントを割当てる方法を示すブロック図である。 本開示の態様による、HARQ再送のためのグラントを割当てる方法を示すブロック図である。 本開示の一態様による処理システムを利用する装置のためのハードウェア実施態様の一例を示す図である。
以下に記載される詳細な説明は、添付の図面とともに、種々の構成を説明することを意図しており、本明細書において説明される概念を実施することができる唯一の構成を表すことは意図していない。詳細な説明は、種々の概念を完全に理解してもらうために具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの具体的な詳細なしにこれらの概念が実施される場合があることは当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造および構成要素がブロック図形式で示される。
ここで図1を参照すると、電気通信システム100の一例を示すブロック図が示される。本開示全体にわたって提示される種々の概念は、多種多様な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準規格にわたって実現することができる。例であって、限定はしないが、図1に示される本開示の態様は、TD-SCDMA標準規格を用いるUMTSシステムを参照しながら提示される。この例では、UMTSシステムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャスト、および/または他のサービスを含む種々のワイヤレスサービスを提供する(無線アクセスネットワーク)RAN102(たとえば、UTRAN)を含む。RAN102は、RNC106などの無線ネットワークコントローラ(RNC)によってそれぞれ制御される、RNS107のようないくつかの無線ネットワークサブシステム(RNS)に分割される場合がある。明確のために、RNC106およびRNS107のみが示されるが、RAN102は、RNC106およびRNS107に加えて、任意の数のRNCおよびRNSを含むことができる。RNC106は、数ある中でも、RNS107内の無線リソースの割当て、再構成、および解放を担う装置である。RNC106は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接の物理的接続、仮想ネットワークなどの種々のタイプのインターフェースを通して、RAN102内の他のRNC(図示せず)に相互接続することができる。
RNS107によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割される場合があり、1つの無線トランシーバ装置が各セルをサービングする。無線トランシーバ装置は、UMTSの適用例では一般にノードBと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、トランシーバ基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明確のために、2つのノードB108が示されるが、RNS107は、任意の数のワイヤレスノードBを含むことができる。ノードB108は、任意の数のモバイル装置にコアネットワーク104へのワイヤレスアクセスポイントを提供する。モバイル装置の例は、セルラー電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。モバイル装置は、UMTSの適用例では一般にユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。例示のために、ノードB108と通信している3つのUE110が示される。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)は、ノードBからUEへの通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)は、UEからノードBへの通信リンクを指す。
図示されるようなコアネットワーク104は、GSMコアネットワークを含む。しかしながら、当業者が認識するように、本開示全体にわたって提示される種々の概念は、GSMネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、RAN、または他の適切なアクセスネットワークにおいて実現することができる。
この例において、コアネットワーク104は、モバイル交換センター(MSC)112およびゲートウェイMSC(GMSC)114により回線交換サービスをサポートする。RNC106などの1つまたは複数のRNCは、MSC112に接続される場合がある。MSC112は、呼設定、呼ルーティング、およびUE移動性機能を制御する装置である。また、MSC112は、UEがMSC112のカバレッジエリア内にある期間に加入者関連の情報を格納するビジターロケーションレジスタ(VLR)(図示せず)も含む。GMSC114は、MSC112を通して、UEが回線交換ネットワーク116にアクセスするためのゲートウェイを提供する。GMSC114は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータのような加入者データを格納するホームロケーションレジスタ(HLR)(図示せず)を含む。また、HLRは、加入者固有の認証データを含む認証センター(AuC)に関連付けられる。特定のUEのための呼が受信されるとき、GMSC114は、UEの位置を判断するためにHLRに問い合わせ、その位置においてサービングする特定のMSCに呼を転送する。
コアネットワーク104は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)118およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)120によるパケットデータサービスもサポートする。汎用パケット無線サービス(GPRS)は、標準のGSM回線交換データサービスで利用可能な速度よりも速い速度においてパケットデータサービスを提供するように設計される。GGSN 120は、パケットベースネットワーク122へのRAN 102の接続を提供する。パケットベースネットワーク122は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークとすることができる。GGSN120の主要機能は、UE110にパケットベースネットワーク接続性を与えることである。MSC112が回線交換ドメインにおいて実行するのと同じ機能をパケットベースドメインにおいて主に実行するSGSN118を通して、GGSN120とUE110との間でデータパケットが転送される。
UMTSエアインターフェースは、スペクトラム拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムである。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる一連の疑似ランダムビットとの乗算を通して、はるかに広い帯域幅にわたってユーザデータを拡散する。TD-SCDMA規格は、そのような直接シーケンススペクトラム拡散技術に基づいており、さらに、多くの周波数分割複信(FDD)モードのUMTS/W-CDMAシステムにおいて使用されるようなFDDではなく、時分割複信(TDD)を必要とする。TDDは、ノードB108とUE110との間のアップリンク(UL)とダウンリンク(DL)の両方で同じキャリア周波数を使用するが、アップリンク送信およびダウンリンク送信を、キャリア内の異なるタイムスロットに分割する。
図2は、TD-SCDMAキャリアのフレーム構造200を示している。図示されるような、TD-SCDMAキャリア200は、長さが10msであるフレーム202を有する。TD-SCDMAのチップレートは、1.28Mcpsである。フレーム202は、2個の5msのサブフレーム204を有し、サブフレーム204の各々は7個のタイムスロット、TS0〜TS6を含む。第1のタイムスロット、TS0は通常、ダウンリンク通信のために割り振られ、一方で第2のタイムスロット、TS1は通常、アップリンク通信のために割り振られる。残りのタイムスロットTS2〜TS6は、アップリンクまたはダウンリンクのいずれかに使用することができ、それにより、アップリンク方向またはダウンリンク方向のいずれかにおいて、より高速のデータ送信期間中に高い柔軟性を可能にする。TS0とTS1との間に、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)206、ガード期間(GP)208、およびアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)210(アップリンクパイロットチャネル(UpPCH)としても知られる)が位置する。各タイムスロット、TS0〜TS6により、最大16個のコードチャネル上にデータ送信を多重化できるようになる。コードチャネル上でのデータ送信は、ミッドアンブル214(144チップの長さを有する)によって分離された2つのデータ部分212(各々は352チップの長さを有する)と、後続するガード期間(GP)216(16チップの長さを有する)とを含む。ミッドアンブル214は、チャネル推定などの機能に使用することができ、一方でガード期間216はバースト間干渉を回避するために使用することができる。また、データ部分では、同期シフト(SS)ビット218を含む何らかのレイヤ1制御情報が送信される。SSビット218は、データ部分の第2の部分にのみ現れる。ミッドアンブルの直後のSSビット218は、シフトを減らす、シフトを増やす、またはアップロード送信タイミングにおいて何もしない、という3つの場合を示すことができる。SSビット218の位置は一般に、アップリンク通信中には使用されない。
図3は、RAN300においてUE350と通信しているノードB310のブロック図であり、RAN300は図1のRAN102とすることができ、ノードB310は図1のノードB108とすることができ、UE350は図1のUE110とすることができる。ダウンリンク通信において、送信プロセッサ320が、データソース312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ340から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ320は、データおよび制御信号、ならびに基準信号(たとえば、パイロット信号)のための種々の信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ320は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、順方向誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービング、種々の変調方式(たとえば、2相位相変調(BPSK)、4相位相変調(QPSK)、M相位相変調(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM)など)に基づく信号コンスタレーションへのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブルコードとの乗算を提供することができる。チャネルプロセッサ344からのチャネル推定値が、送信プロセッサ320のためのコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブル方式を決定するために、コントローラ/プロセッサ340によって使用される場合がある。これらのチャネル推定値は、UE350によって送信される基準信号から、またはUE350からのミッドアンブル214(図2)中に含まれるフィードバックから導出することができる。送信プロセッサ320によって生成されたシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ330に与えられる。送信フレームプロセッサ330は、コントローラ/プロセッサ340からのミッドアンブル214(図2)とシンボルとを多重化し、結果として一連のフレームを生成することによって、このフレーム構造を生成する。これらのフレームは、その後、トランスミッタ332に与えられ、トランスミッタ332は、スマートアンテナ334を通してワイヤレス媒体を介してダウンリンク送信するために、フレームを増幅し、フィルタリングし、およびキャリア上に変調することを含む、種々の信号調整機能を提供する。スマートアンテナ334は、ビームステアリング双方向アダプティブアンテナアレイまたは他の同様のビーム技術で実現することができる。
UE350において、レシーバ354は、アンテナ352を通してダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上に変調された情報を再生する。レシーバ354によって再生された情報は、受信フレームプロセッサ360に与えられ、受信フレームプロセッサ360は、各フレームを解析し、ミッドアンブル214(図2)をチャネルプロセッサ394に与えられ、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ370に与える。受信プロセッサ370は、その後、ノードB310内の送信プロセッサ320によって実行される処理の逆の処理を実行する。より詳細には、受信プロセッサ370は、シンボルをデスクランブルおよび逆拡散し、その後、変調方式に基づいて、ノードB310によって送信された、最も可能性の高い信号コンステレーション点を特定する。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ394によって計算されたチャネル推定値に基づくことができる。軟判定は、その後、データ信号、制御信号、および基準信号を再生するために、復号され、デインターリーブされる。その後、フレームの復号に成功したか否かを判断するために、CRCコードが検査される。その後、復号に成功したフレームによって搬送されたデータがデータシンク372に与えられ、データシンク372は、UE350および/または種々のユーザインターフェース(たとえば、ディスプレイ)において実行されているアプリケーションを表す。復号に成功したフレームによって搬送された制御信号は、コントローラ/プロセッサ390に与えられる。受信プロセッサ370によるフレームの復号が失敗するとき、コントローラ/プロセッサ390は、肯定応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、それらのフレームの再送信要求をサポートすることができる。
アップリンクにおいて、データソース378からのデータ、および、コントローラ/プロセッサ390からの制御信号が、送信プロセッサ380に与えられる。データソース378は、UE350および種々のユーザインターフェース(たとえば、キーボード)において実行されているアプリケーションを表すことができる。ノードB310によるダウンリンク送信に関して説明された機能と同様に、送信プロセッサ380は、CRCコード、FECを容易にするためのコーディングおよびインターリービング、信号コンスタレーションへのマッピング、OVSFによる拡散、ならびに、一連のシンボルを生成するためのスクランブル処理を含む、種々の信号処理機能を提供する。ノードB310によって送信される基準信号から、または、ノードB310によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ394によって導出されるチャネル推定値を用いて、適切なコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブル方式を選択することができる。送信プロセッサ380によって生成されるシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ382に与えられることになる。送信フレームプロセッサ382は、コントローラ/プロセッサ390からのミッドアンブル214(図2)とシンボルとを多重化し、結果として一連のフレームを生成することによって、このフレーム構造を生成する。これらのフレームは、その後、トランスミッタ356に与えられ、トランスミッタ356は、アンテナ352を通してワイヤレス媒体を介してアップリンク送信するために、フレームを増幅し、フィルタリングし、キャリア上に変調することを含む、種々の信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE350においてレシーバ機能に関して説明されたのと同じようにして、ノードB310において処理される。レシーバ335は、アンテナ334を通してアップリンク送信を受信し、送信を処理して、キャリア上に変調された情報を再生する。レシーバ335によって再生された情報は、受信フレームプロセッサ336に与え、受信フレームプロセッサ336は、各フレームを解析し、ミッドアンブル214(図2)をチャネルプロセッサ344に与え、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ338に与える。受信プロセッサ338は、UE350内の送信プロセッサ380によって実行される処理の逆の処理を実行する。その後、復号に成功したフレームによって搬送されたデータ信号および制御信号は、それぞれデータシンク339およびコントローラ/プロセッサに与えることができる。受信プロセッサによるフレームの一部の復号が失敗した場合には、コントローラ/プロセッサ340はまた、肯定応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、これらのフレームの再送要求をサポートすることができる。
コントローラ/プロセッサ340および390は、それぞれノードB310およびUE350における動作を指示するために使用することができる。たとえば、コントローラ/プロセッサ340および390は、タイミングと、周辺機器インターフェースと、電圧レギュレーションと、電力管理と、他の制御機能とを含む種々の機能を提供することができる。メモリ342および392のコンピュータ可読媒体はそれぞれ、ノードB310およびUE350のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。たとえば、UE350のメモリ392は、HARQ終了モジュール391を記憶することができ、HARQ終了モジュール391は、コントローラ/プロセッサ390によって実行されるとき、所定の優先順位に基づいてHARQプロセスを終了するようにUE350を構成する。一構成では、再送するのを待っているHARQプロセスを終了する前に、ACK/NACKを受信しなかったHARQプロセスが終了される。ノードB310におけるスケジューラ/プロセッサ346は、UEにリソースを割当て、UEのためのダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジュールするために使用することができる。
高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)または時分割高速アップリンクパケットアクセス(TD-HSUPA)は、アップリンクスループットを改善するための、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)に対する拡張セットである。TD-HSUPAでは、以下の物理チャネルが関連する。
拡張アップリンク専用チャネル(E-DCH)は、データトラフィックを搬送する既存の専用トランスポートチャネルに対する拡張を特徴付ける専用トランスポートチャネルである。さらに、拡張データチャネル(E-DCH)または拡張物理アップリンクチャネル(E-PUCH)は、E-DCHトラフィックおよびスケジュール情報(SI)を搬送する。このE-PUCHチャネル内の情報は、バースト形式で送信することができる。さらに、E-DCHアップリンク制御チャネル(E-UCCH)は、E-DCH送信のためのレイヤ1(または物理レイヤ)情報を搬送する。トランスポートブロックサイズは6ビットとすることができ、再送シーケンス番号(RSN)は2ビットとすることができる。また、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスIDは2ビットとすることができる。
さらに、E-DCHランダムアクセスアップリンク制御チャネル(E-RUCCH)は、SIと、UEを識別するための拡張無線ネットワーク一時識別子(E-RNTI)とを搬送するアップリンク物理制御チャネルである。E-DCHのための絶対グラントチャネル(拡張アクセスグラントチャネル(E-AGCH))は、最大許容E-PUCH送信電力、タイムスロットおよびコードチャネルのような、E-PUCHのためのグラントを搬送する。最後に、E-DCHのためのハイブリッド自動再送要求(ハイブリッドARQまたはHARQ)指示チャネル(E-HICH)はHARQ ACK/NACK信号を搬送する。
TD-HSUPAの動作は、以下のステップも有することができる。第一に、UEが、(たとえば、スケジューリング情報(SI)を介して)E-PUCHまたはE-RUCCHを介して基地局(たとえば、ノードB)に要求を送信する。上記要求は、アップリンクチャネル上での送信許可を求める。第二に、アップリンク無線リソースを制御する基地局が、リソースを割当てる。リソースは、その要求に基づいて、スケジューリンググラント(SG)に関して個々のUEに割当てられる。第三に、UEが、基地局からグラントを受信した後に、アップリンクチャネル上で送信する。UEは、受信されたグラントに基づいて、送信速度および対応するトランスポートフォーマットコンビネーション(TFC)を決定する。また、UEは、さらなる送信データを有する場合には、追加のグラントを要求することもできる。第四に、UEと基地局との間で誤って受信されたデータパケットを迅速に再送するために、ハイブリッド自動再送要求(ハイブリッドARQまたはHARQ)プロセスが利用される。
スケジューリング情報(SI)の送信は、TD-HSUPA内の:(1)帯域内および(2)帯域外の2つのタイプからなることができる。帯域内の場合、E-PUCH上の媒体アクセス制御e-タイププロトコルデータユニット(MAC-ePDU)内に含まれる場合があり、データは単独で送信することができるか、またはデータパケットにピギーバックすることができる。帯域外の場合、データは、UEがグラントを有しない場合に、E-RUCCH上で送信することができる。そうでない場合には、グラントが満了する。
スケジューリング情報(SI)は以下の情報またはフィールドを含む。最優先論理チャネルID(HLID)フィールドは、利用可能なデータを有する最優先論理チャネルを明確に識別する。最優先の複数の論理チャネルが存在する場合には、最大バッファ占有率に対応する論理チャネルが報告されることになる。さらに、全E-DCHバッファステータス(TEBS)フィールドは、無線リソース制御(RRC)によってそれに関する報告が要求されているすべての論理チャネルにわたって利用可能な全データ量を識別し、無線リンク制御(RLC)レイヤにおける送信および再送のために利用可能であるデータ量をバイト数で示す。媒体アクセス制御(MAC)が応答モード(AM)RLCエンティティに接続されるとき、送信されることになる制御プロトコルデータユニット(PDU)、およびRLC送信ウィンドウの外にあるRLC PDUもTEBSに含まれる。送信されたが、ピアエンティティによって否定応答されないRLC PDUはTEBSに含まれるべきではない。送信されるTEBSの実際の値は、バイト数の範囲にマッピングされる31個の値のうちの1つである(たとえば、5がTEBSにマッピングされ、24<TEBS<32である)。
さらに、最優先論理チャネルバッファステータス(HLBS)フィールドは、TEBSによって報告されたバッファサイズの最大値に対する、HLIDによって識別された論理チャネルから利用可能なデータ量を示す。一構成では、この報告は、報告されたTEBSインデックスが31でないときに行われ、報告されたTEBSインデックスが31であるときに、50,000バイトに対して行われる。HLBSによってとられる値は、ある範囲のパーセンテージ値にマッピングする1セットの16個の値のうちの1つである(たとえば、2は6%<HLBS<8%にマッピングする)。さらに、UE送信電力ヘッドルーム(UPH)フィールドは、最大UE送信電力と対応する専用物理制御チャネル(DPCCH)コード電力との比を示す。最後に、サービング隣接経路損失(SNPL:serving neighbor path loss)は、サービングセルと隣接するセルとの間の経路損失比を報告する。基地局スケジューラは、隣接セル過負荷を回避するために、セル間干渉管理タスクのためにSNPLを組み込む。
HARQプロセスの破棄
TD-HSUPAのような通常のシステムでは、UEのために、1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)エンティティが規定される。HARQプロセス識別子によって識別されるいくつかの並列HARQプロセスを用いて、HARQエンティティをサポートすることができる。たとえば、並列HARQプロセスは、UEがリソースを許諾される間に連続して送信するためにUEによって使用される場合がある。すなわち、HARQプロセスは、グラントを受信するのに応答して送信するために使用される。
具体的には、HARQエンティティは、グラントによってリソースが利用可能であるときに送信することができるHARQプロセスを識別する。さらに、以前に送信されたMAC-eプロトコルデータユニット(PDU)のタイミングに基づいて、HARQエンティティは、物理レイヤによって中継されるレシーバフィードバック(ACK/NACK情報)を適切なHARQプロセスにルーティングする。
HARQエンティティは、所与の送信時間間隔(TTI)にわたってグラントにおいて割当てられるリソースを使用することができる特定のHARQプロセスを決定することができる。また、HARQエンティティは、HARQプロセスごとにHARQプロセスバッファから新たなデータが送信されるべきであるか、既存のデータが送信されるべきであるかを判断することもできる。
通常のシステムでは、UEがグラントを受信するとき、HARQエンティティは、HARQプロセスバッファが空であるか否かを判断する。すべてのHARQプロセスのバッファが空であるとき、HARQエンティティは、新たな送信のために次の送信時間間隔が利用可能であることを、E-DCH用トランスポートフォーマットコンビネーション(E-TFC)選択エンティティに通知する。
一構成では、E-DCH用トランスポートフォーマットコンビネーション選択エンティティが新たなE-DCHデータ送信が規定されることを指示するとき、UEはHARQ IDを選択し、E-DCH用トランスポートフォーマットコンビネーション選択エンティティから送信情報を取得し、選択されたHARQプロセスに、新たな送信をトリガするように指示する。代替的には、E-DCH用トランスポートフォーマットコンビネーション選択エンティティが新たなE-DCHデータ送信が必要であることを指示しないとき、UEはHARQ IDを選択し、選択されたHARQに、スケジューリング情報の送信をトリガするように指示する。
別の構成では、すべてのHARQプロセスのバッファが空でないとき、たとえば、HARQプロセスのいずれのための再送がペンディング中であるとき、HARQエンティティは、HARQプロセスごとに、現在のリソースグラントがデータを再送できるようにするのに十分であるか否かを決定する。本構成では、決定されたトランスポートブロックサイズがグラントにおいて規定されたタイムスロットによってサポートされるときに、そのグラントは十分である。トランスポートブロックサイズは、グラントにおいて規定される送信電力に基づいて決定することができる。さらに、本構成では、そのグラントがHARQプロセスのうちの1つを送信するのに十分であるとき、最も古いMAC-eを含むHARQプロセスを、再送のために選択することができる。
代替的には、本構成では、そのグラントがHARQプロセスによって再送するのに十分でないとき、HARQエンティティは、利用可能なHARQプロセスを新たな送信のために選択する。さらに、すべてのHARQプロセスが再送のためのデータを含むときのように、新たな送信のためにHARQプロセスを利用できないとき、HARQエンティティは、最も古いMAC-eを含むHARQプロセスからのデータを破棄し、データが破棄されたHARQプロセスを、新たな送信のために選択する。
通常のシステムでは、UEがグラントを受信するとき、UEは、グラントを用いてHARQプロセスを送信するように規定される。先に論じられたように、すべてのHARQプロセスが、再送を実行するためにグラントを待っており、グラントのトランスポートブロックサイズが、利用可能なHARQプロセスのいずれによる再送のためにも十分でないとき、HARQエンティティは、利用可能なHARQプロセスを新たな送信のために選択する。UEは、最も古いPDUを有するHARQプロセスを破棄し、新たな送信に使用するために、最も古いHARQプロセスを解放する。
場合によっては、HARQプロセスは、基地局からNACKを受信している場合があり、再送を実行するためにグラントを待っている。他の場合には、HARQプロセスは、基地局からのACK/NACKを待っている場合がある。具体的には、UEが、E-PUCH PDUのようなPDUを送信するとき、UEはACK/NACKを受信するのを待つ。一構成では、UEは、ACK/NACKを受信するために、数スロットnE-HICHだけ待つ。ACK/NACKは、E-HICHのような、拡張HARQ指示チャネル上で送信することができる。待つことになるタイムスロットの最小数は、ネットワークによって構成することができる。通常のシステムでは、その範囲は、4タイムスロット〜15タイムスロットに設定される。さらに、本開示の態様は、4タイムスロット〜15タイムスロットの範囲に限定されない。
場合によっては、UEがACK/NACKを待つHARQプロセスを破棄するとき、UEは、サブフレームn、n+1、またはn+2においてACKを受信することができる。すなわち、ある確率で、破棄されたHARQプロセスが、ノードBによって復号に成功したデータに対応する場合がある。したがって、ACKを受信する確率が高いHARQプロセス(すなわち、復号に成功しており、NACKをトリガしないデータのためのHARQプロセス)を破棄することが望ましい。
本開示の一態様によれば、UEがグラントを受信するとき、すべてのHARQプロセスが再送を実行するためにグラントを待っているか、またはACK/NACKを待っている場合には、UEはHARQプロセスを2セットに分ける。一構成では、UEは、第1のセットがACK/NACKを待っているHARQプロセスを含むことを規定する。第1のセットのHARQプロセスは、新たな送信または再送に応答して、ACK/NACKを待っている場合がある。先に論じられたように、ACK/NACKは、E-HICHのような指示チャネル上で送信される。さらに、本構成では、UEは、第2のセットがNACKを受信したが、再送を実行するためにグラントを待っているHARQプロセスを含むことを規定する。すなわち、第2のセットは、NACKをすでに受信しているHARQプロセスを含む。
場合によっては、ACK/NACKが基地局によってまだ送信されていないか、またはUEによってまだ受信されていないために、HARQプロセスがACK/NACKを受信するのを待っている場合がある。他の場合には、ACK/NACKを送信するために使用されるフィードバックチャネルが、測定ギャップまたは離調ギャップに入っている場合がある。したがって、フィードバックチャネルが、測定ギャップまたは離調(tune-away)ギャップに入っているとき、UE(たとえば、HARQプロセス)は、送信されたACK/NACKを受信しない場合がある。
一構成では、UEは最初に第1のセットに含まれるHARQを破棄する。さらに、第1のセットが空であるとき、および/またはすべてのHARQプロセスがNACKを受信したとき、UEは第2のセットからのHARQプロセスも破棄する。
図4は、UEのHARQプロセスの一例を示す。UEに関して、4つのHARQプロセス402〜408を規定することができる。具体的には、第1のHARQプロセス402は、200ビットの送信ブロックサイズを有し、第2のHARQプロセス404は300ビットの送信ブロックサイズを有し、第3のHARQプロセス406は150ビットの送信ブロックサイズを有し、第4のHARQプロセス408は250ビットの送信ブロックサイズを有する。図4に示されるブロックサイズは、取り得るブロックサイズの例であり、本開示の態様は、図4のブロックサイズには限定されない。
本例では、HARQプロセス402〜404のうちのいくつかは、各HARQプロセス402〜404からのデータ送信に応答して、基地局からNACKを受信している。したがって、HARQプロセス402〜404のうちのいくつかは、再送を実行するためにグラントを待っている。さらに、本例では、HARQプロセス406〜408は、新たな送信または再送に応答して、ACK/NACKを待っている。
さらに、本例では、HARQプロセス402〜404が再送を実行するためにグラントを待っており、HARQプロセス406〜408がACK/NACKを待っている間に、UEはグラント410を受信する場合がある。グラント410は、送信タイムスロット、送信コードおよび送信電力を含むことができる。UEは、グラントにおいて割り当てられた送信電力に基づいて、規定されたタイムスロットにおいて、何ビットを送信できるかを判断することができる。
したがって、図4に示される例では、HARQプロセス402〜404が再送を実行するためにグラントを待っており、HARQプロセス406〜408がACK/NACKを待っている間に、UEがグラント410を受信する。すなわち、HARQプロセスはいずれも、新たな送信のためのプロセスではない。現在の標準規格によれば、UEは、グラントが受信されるときに、グラントを使用する。したがって、本例では、UEがグラントを受信するとき、UEは、グラントにおいて規定されるタイムスロットが、グラントにおいて規定される送信電力においてHARQプロセスのうちの1つの再送をサポートできるか否かを判断する。
一例では、グラントにおいて識別された送信電力に基づいて、UEは、規定されたタイムスロットにおいて、40ビットのような特定のビット数のみを送信できると判断することができる。したがって、本例では、HARQプロセス402〜408が、送信することができるビット数を超えるペイロードを有するとき、UEは、HARQプロセス402〜408のうちの1つを破棄して、新たなデータのための別のHARQプロセスを送信する。先に論じられたように、グラントがペンディングHARQプロセスを再送するのに不十分であり、HARQプロセスのうちの1つまたは複数が、ACK/NACKを待っている間に、HARQプロセスのうちの1つまたは複数が再送を実行するためにグラントを待っているとき、HARQプロセスを異なるセットにグループ化することが望ましい場合がある。
本例では、第1のセット420は第1のHARQプロセス402および第2のHARQプロセス404を含むことができる。すなわち、第1のセットは、再送を実行するためにグラントを待っているHARQプロセスを含む。さらに、第2のセット422は、第3のHARQプロセス406および第4のHARQプロセス408を含むことができる。すなわち、第2のセットは、ACK/NACKを待っているHARQプロセスを含む。本構成では、UEは最初に第2のセットからのHARQプロセスを破棄することができる。さらに、第2のセットが空である(すなわち、第2のセットにHARQプロセスが存在しない)場合、および/またはすべてのHARQプロセスがNACKを受信しているとき、UEは、第1のセットからのHARQプロセスを破棄することができる。
図5は、受信されたグラントを処理するための流れ図を示す。ブロック502において、UEはグラントを受信する。さらに、ブロック504において、UEは、HARQプロセスのいずれかが再送を実行するのを待っているか否かを判断する。再送を実行するのを待っているHARQプロセスが存在しない場合には、ブロック514において、UEは、新たな送信を実行するのを待っているHARQプロセスのセットから利用可能なHARQプロセスを選択し、ブロック516において新たなHARQ送信を実行する。
代替的には、ブロック506において、再送を実行するのを待っている1つまたは複数HARQプロセスが存在する場合には、UEは、グラントが、HARQプロセスのうちの1つまたは複数が再送を実行するのに十分であるか否かを判断する。具体的には、UEは、グラント内で規定されたリソースがグラント内で規定された送信電力においてHARQプロセスのいずれかの再送をサポートすることができるか否かを判断することによって、グラントが十分であるか否かを判断する。
本構成では、グラントがHARQプロセスのうちの1つが再送を実行するのに十分であるとき、ブロック512において、UEは、グラントによってサポートされる最も古いHARQプロセスを選択し、選択されたHARQプロセスの再送を実行する。代替的には、グラントがHARQプロセスのうちの1つが再送を実行するのに十分でないとき、ブロック508において、UEは、すべてのHARQプロセスが再送を実行するのを待っているか否かを判断する。本構成では、再送を実行するのを待っているHARQプロセスは、NACKを受信したHARQプロセス、および/またはACKまたはNACKをまだ受信していないHARQプロセスを指している。
本構成では、1つまたは複数のHARQプロセスが再送を実行するのを待っていないとき、ブロック514において、UEは、新たな送信を実行するのを待っているHARQプロセスのセットから利用可能なHARQプロセスを選択し、ブロック516において、新たなHARQ送信を実行する。代替的には、すべてのHARQプロセスが再送を実行するためにグラントを待っているとき、ブロック510において、UEはHARQプロセスを異なるセットにグループ化する。
すなわち、UEはHARQプロセスを第1のセットおよび第2のセットにグループ化する。当然、本開示の態様は2セットには限定されず、さらに多くのセットも考えられる。本構成では、第1のセットは、再送を実行するためにグラントを待ってHARQプロセスを含む。さらに、第2のセットは、ACK/NACKを待っているHARQプロセスを含む。本構成では、ブロック518において、UEは最初に第2のセットからのHARQプロセスを破棄することができる。さらに、第2のセットが空である(すなわち、第2のセットにHARQプロセスが存在しない)場合、および/またはすべてのHARQプロセスがNACKを受信しているとき、UEは、第1のセットからのHARQプロセスを破棄することができる。HARQプロセスのうちの1つまたは複数が破棄されたとき、ブロック514において、UEは、新たな送信を実行するのを待っているHARQプロセスのセットから利用可能なHARQプロセスを選択し、ブロック516において、新たなHARQ送信を実行する。
図6は、本開示の一態様による、ワイヤレス通信方法600を示す。ブロック602において示されるように、UEが、再送を実行するのを待っているペンディングHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信する。また、ブロック604において示されるように、UEは、NACKを受信していない各ペンディングHARQプロセスを選択する。さらに、ブロック606において示されるように、アップリンクグラントが複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、UEは最も古い選択されたHARQプロセスを終了する。
図7は、処理システム714を利用する装置700についてのハードウェア実施態様の一例を示す図である。処理システム714は、バス724によって全般に表されるバスアーキテクチャを用いて実現することができる。バス724は、処理システム714の特定の用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス724は、プロセッサ722、モジュール702、704、707、および非一時的コンピュータ可読媒体727によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む種々の回路を互いにリンクする。バス724は、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの種々の他の回路をリンクすることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明されない。
本装置は、トランシーバ730に結合された処理システム714を含む。トランシーバ730は、1つまたは複数のアンテナ720に結合される。トランシーバ730は、送信媒体を介して種々の他の装置との通信を可能にする。処理システム714は、非一時的コンピュータ可読媒体727に結合されるプロセッサ722を含む。プロセッサ722は、非一時的コンピュータ可読媒体727に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ722によって実行されるとき、処理システム714に、任意の特定の装置に関して説明される種々の機能を実行させる。また、非一時的コンピュータ可読媒体727は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ722によって操作されるデータを記憶するためにも使用することができる。
処理システム714は、ペンディングHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信するための受信モジュール702を含む。いくつかの場合、アップリンクグラントは、ペンディングHARQプロセスの再送を実行するのに不十分である場合がある。一構成では、処理システム714は、アップリンクグラントが十分であるか否かを判断する判断モジュール(図示せず)を含むことができる。また、処理システム714は、NACKを受信していない各ペンディングHARQプロセスを選択するための選択モジュール704を含む。さらに、処理システム714は、アップリンクグラントが複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い選択されたHARQを終了するための終了モジュール707をさらに含む。モジュールは、プロセッサ722において実行され、コンピュータ可読媒体727に存在する/記憶されるソフトウェアモジュール、プロセッサ722に結合される1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せとすることができる。処理システム714は、UE350の構成要素とすることができ、メモリ392、および/またはコントローラ/プロセッサ390を含むことができる。
一構成では、UEなどの装置は、受信するための手段を含むワイヤレス通信のために構成される。一態様では、受信する手段は、アンテナ352、レシーバ354、チャネルプロセッサ394、受信フレームプロセッサ360、受信プロセッサ370、コントローラ/プロセッサ390、メモリ392、HARQ終了モジュール391、受信モジュール702、および/または判断する手段を実行するように構成される処理システム714とすることができる。また、UEは、選択するための手段および終了するための手段を含むように構成される。一態様では、選択する手段および/または終了する手段は、チャネルプロセッサ394、送信フレームプロセッサ382、送信プロセッサ380、コントローラ/プロセッサ390、メモリ392、HARQ終了モジュール391、選択モジュール704、終了モジュール707、および/または再送する手段を実行するように構成される処理システム714とすることができる。一態様では、本手段は、上記の手段によって列挙される機能を果たす。別の態様では、上記の手段は、上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるモジュールまたは任意の装置とすることができる。
電気通信システムのいくつかの態様がTD-SCDMAシステムおよびHSUPAシステムを参照しながら提示されてきた。当業者が容易に理解するように、本開示全体にわたって説明される種々の態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、およびグラントがHARQプロセスIDを規定しない通信標準規格に拡張することができる。例として、種々の態様は、他のUMTSシステム、たとえばW-CDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+:High Speed Packet Access Plus)およびTD-CDMAに拡張することができる。種々の態様はまた、ロングタームエボリューション(LTE)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、LTE-Advanced(LTE-A)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、CDMA2000、Evolution-Data Optimized(EV-DO)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.17(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-Wideband(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用するシステムに拡張することができる。利用される実際の電気通信標準規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信標準規格は、特定の用途、およびシステムに課される全体的な設計制約によって決まる。
種々の装置および方法に関連して、いくつかのプロセッサが説明されてきた。これらのプロセッサは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実現することができる。そのようなプロセッサがハードウェアとして実現されるか、ソフトウェアとして実現されるかは、具体的な用途およびシステムに課される全体的な設計制約によって決まることになる。例として、本開示において提示されるプロセッサ、プロセッサの任意の部分、またはプロセッサの任意の組合せは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理回路、個別ハードウェア回路、および、本開示全体にわたって説明される種々の機能を実行するように構成される他の適切な処理構成要素を用いて実現することができる。本開示において提示されるプロセッサ、プロセッサの任意の部分、またはプロセッサの任意の組合せの機能は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、または他の適切なプラットフォームによって実行されているソフトウェアを用いて実現することができる。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるにしても、または別の呼ばれ方をするにしても、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行のスレッド、プロシージャ、機能などを意味すると広く解釈されるべきである。ソフトウェアは、非一時的コンピュータ可読媒体上に存在する場合がある。コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、またはリムーバブルディスクのようなメモリを含むことができる。メモリは、本開示全体にわたって提示された種々の態様においてプロセッサとは別に示されているが、メモリはプロセッサの内部に存在することもできる(たとえば、キャッシュまたはレジスタ)。
コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム製品において具現される場合がある。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内にコンピュータ可読媒体を含むことができる。当業者は、特定の用途および全体的なシステムに課された設計制約全体に応じて、本開示全体にわたって提示される上記の機能を実現する最良の方法を認識されよう。
開示された方法におけるステップの具体的な順序または階層は例示的なプロセスの例示であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、方法におけるステップの具体的な順序または階層は再構成可能であることを理解されたい。添付の方法クレームは、種々のステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、クレーム内で具体的に列挙されない限り、提示された具体的な順序または階層に限定されることを意図するものではない。
上記の説明は、本明細書において説明される種々の態様を当業者が実施できるようにするために与えられる。これらの態様に対する種々の変更形態は、当業者に容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、他の態様に適用することができる。したがって、特許請求の範囲は本明細書において示される態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致するすべての範囲を許容すべきであり、単数の要素への言及は、「唯一の」と明記されない限り、「唯一の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味することを意図している。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」について言及する句は、単一のメンバーを含むこれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、ならびにa、bおよびcを含むことを意図している。当業者に知られているか、または後で当業者に知られることになる、本開示全体にわたって説明される種々の態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図している。さらに、本明細書に開示されるものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているか否かにかかわらず、公共用に提供されることは意図していない。特許請求の範囲のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明確に記載されていない限り、または方法クレームの場合に「のためのステップ」という句を使用して要素が記載されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定の下で解釈されるべきではない。
100 電気通信システム
102 無線アクセスネットワーク(RAN)
104 コアネットワーク
106 無線ネットワークコントローラ(RNC)
107 無線ネットワークサブシステム(RNS)
108 ノードB
110 UE
112 モバイル交換センター(MSC)
114 ゲートウェイMSC(GMSC)
116 回線交換ネットワーク
118 サービングGPRSサポートノード
120 ゲートウェイGPRSサポートノード
122 パケットベースネットワーク
200 フレーム構造
202 フレーム
204 サブフレーム
206 ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)
208 ガード期間(GP)
210 アップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)
212 データ部分
214 ミッドアンブル
216 ガード期間(GP)
218 同期シフト(SS)
300 RAN
310 ノードB
312 データソース
320 送信プロセッサ
330 送信フレームプロセッサ
332 トランスミッタ
334 スマートアンテナ
335 レシーバ
336 受信フレームプロセッサ
338 受信プロセッサ
339 データシンク
340 コントローラ/プロセッサ
342 メモリ
344 チャネルプロセッサ
346 スケジューラ/プロセッサ
350 UE
352 アンテナ
354 レシーバ
356 トランスミッタ
360 受信フレームプロセッサ
370 受信プロセッサ
372 データシンク
378 データソース
380 送信プロセッサ
382 送信フレームプロセッサ
390 コントローラ/プロセッサ
391 HARQ終了モジュール
392 メモリ
394 チャネルプロセッサ
402 第1のHARQプロセス
404 第2のHARQプロセス
406 第3のHARQプロセス
408 第4のHARQプロセス
410 グラント
702 受信モジュール
704 選択モジュール
707 終了モジュール
714 処理システム
720 アンテナ
722 プロセッサ
724 バス
727 コンピュータ可読媒体
730 トランシーバ

Claims (20)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)を受信するのを待っている1つまたは複数の第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスと、NACKをすでに受信しており再送を実行するのを待っている1つまたは複数の第2のHARQプロセスとを含む、複数のペンディングHARQプロセスにおける、前記第2のHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信するステップと、
    記アップリンクグラントにおいて識別されるアップリンク送信電力が前記複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い前記第1のHARQプロセスを終了するステップと
    を含む、方法。
  2. すべての前記複数のペンディングHARQプロセスが前記第2のHARQプロセスの場合も古い前記第2のHARQプロセスを破棄するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. ACK/NACKメッセージが、測定ギャップまたは離調ギャップにおいて受信されるフィードバックチャネル上で送信されるため、UEが前記NACKを受信していない、請求項1に記載の方法。
  4. 前記NACKがまだ到着していないため、UEが前記NACKを受信していない、請求項1に記載の方法。
  5. 前記アップリンクグラントが前記第2のHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるか否かを判断するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. ワイヤレス通信のための装置であって、
    メモリユニットと、
    前記メモリユニットに結合された少なくとも1つのプロセッサと
    を含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)を受信するのを待っている1つまたは複数の第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスと、NACKをすでに受信しており再送を実行するのを待っている1つまたは複数の第2のHARQプロセスとを含む、複数のペンディングHARQプロセスにおける、前記第2のHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信し、
    記アップリンクグラントにおいて識別されるアップリンク送信電力が前記複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い前記第1のHARQプロセスを終了する
    ように構成される、装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、すべての前記複数のペンディングHARQプロセスが前記第2のHARQプロセスの場合、最も古い前記第2のHARQプロセスを破棄するようにさらに構成される、請求項6に記載の装置。
  8. ACK/NACKメッセージが、測定ギャップまたは離調ギャップにおいて受信されるフィードバックチャネル上で送信されるため、UEが前記NACKを受信していない、請求項6に記載の装置。
  9. 前記NACKがまだ到着していないため、UEが前記NACKを受信していない、請求項6に記載の装置。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アップリンクグラントが前記第2のHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるか否かを判断するようにさらに構成される、請求項6に記載の装置。
  11. ワイヤレス通信のための装置であって、
    肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)を受信するのを待っている1つまたは複数の第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスと、NACKをすでに受信しており再送を実行するのを待っている1つまたは複数の第2のHARQプロセスとを含む、複数のペンディングHARQプロセスにおける、前記第2のHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信するための手段と、
    記アップリンクグラントにおいて識別されるアップリンク送信電力が前記複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い前記第1のHARQプロセスを終了するための手段と
    を備える、装置。
  12. すべての前記複数のペンディングHARQプロセスが第2のHARQプロセスの場合も古い前記第2のHARQプロセスを破棄するための手段をさらに備える、請求項11に記載の装置。
  13. ACK/NACKメッセージが、測定ギャップまたは離調ギャップにおいて受信されるフィードバックチャネル上で送信されるため、UEが前記NACKを受信していない、請求項11に記載の装置。
  14. 前記NACKがまだ到着していないため、UEが前記NACKを受信していない、請求項11に記載の装置。
  15. 前記アップリンクグラントが前記第2のHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるか否かを判断するための手段をさらに備える、請求項11に記載の装置。
  16. ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムコードを有するコンピュータ可読記録媒体であって、
    肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)を受信するのを待っている1つまたは複数の第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスと、NACKをすでに受信しており再送を実行するのを待っている1つまたは複数の第2のHARQプロセスとを含む、複数のペンディングHARQプロセスにおける、前記第2のHARQプロセスのためのアップリンクグラントを受信するプログラムコードと、
    前記アップリンクグラントにおいて識別されるアップリンク送信電力が前記複数のペンディングHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるときに、最も古い選択されたHARQプロセスを終了するプログラムコードと
    を含むコンピュータ可読記録媒体。
  17. すべての前記複数のペンディングHARQプロセスが前記第2のHARQプロセスの場合も古い前記第2のHARQプロセスを破棄するプログラムコードをさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  18. ACK/NACKメッセージが、測定ギャップまたは離調ギャップにおいて受信されるフィードバックチャネル上で送信されるため、UEが前記NACKを受信していない、請求項16に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  19. 前記NACKがまだ到着していないため、UEが前記NACKを受信していない、請求項16に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  20. 前記アップリンクグラントが前記第2のHARQプロセスのための再送を実行するのに不十分であるか否かを判断するプログラムコードをさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ可読記録媒体。
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