JP6197924B2 - 電動モータとその制御装置との接続部品及びこれを用いた電動モータとその制御装置との接続構造、並びに、これを用いた電動パワーステアリング装置、電動アクチュエータ、及び、車両 - Google Patents

電動モータとその制御装置との接続部品及びこれを用いた電動モータとその制御装置との接続構造、並びに、これを用いた電動パワーステアリング装置、電動アクチュエータ、及び、車両 Download PDF

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Description

本発明は、電動モータとその制御装置との接続部品及びこれを用いた電動モータとその制御装置との接続構造に関し、上記電動モータの筐体と制御装置の筐体との機械的接続と電気的接続とを一体の接続部品で行うことが可能な、電動モータとその制御装置との接続部品及びこれを用いた接続構造に関するものである。
従来から、電動モータとその制御装置とは近接した位置に配設される場合が多く、その配置に当たっては、配置する位置の正確性と配置のために要する作業の効率性とが重視されている。
そして、こうした電動モータとその制御装置の例として、例えば、運転者への負担となる車両の操舵力を軽減し補助するための電動パワーステアリング装置がある。
上記電動パワーステアリング装置には、電動モータとこれを制御する制御装置などが備えられており、当該電動モータの筐体や制御装置の筐体などは、上記のように、相互に近接した位置に配設されている。
たとえば、特開2007−106234号(特許文献1)に記載された発明は、電動モータとその制御装置であるコントロールユニットとを、電動モータの回転軸からその径方向に、当該電動モータとコントロールユニットとが相互に隣接するように配置している。そして、上記のように近接した配置を行うために、前記電動モータと前記コントロールユニットの取付け面と、前記コントロールユニットに設けた前記電動モータとの電気的接続に用いる端子台の取付け面と、前記コントロールユニットに取り付けられるコネクタの取付け面とが同一面となるように構成している。
そして、上記特許文献1に記載された発明では、上記の様な構成を採用することにより、電動モータとコントロールユニットと各端子接合部の取付けを精度良く効率的に行い、製造コストの低減をも図っている。
特開2007−106234号公報
しかし、上記特許文献1に記載されたように、電動モータとその制御装置との相互の配置を、電動モータの回転軸に垂直な方向に行わず、上記回転軸の軸心に沿った方向に行った場合には、当該特許文献1に記載されたように、各構成要素の有する取付け面を同一面として配置することが困難であり、別部材として構成される各構成要素の取付の際の取付け誤差が累積的に蓄積することにより位置精度が悪化して、制御装置の接合位置が極めて合わせづらくなり、電気的接続部にも負荷がかかる可能性があった。
そのため、従来技術においては、電動モータとその制御装置とを上記電動モータの回転軸に沿った方向に、当該電動モータに隣接して制御装置を配置する場合に、これらの装置を精度良く効率的に行うことに関し、課題があった。
そこで本発明は、上記課題の解決を目的としてなされたものであり、電動モータとその制御装置との接続を、主として制御装置取付フランジと中継ターミナルとが一体になるように形成された単一の部材として構成される接続部品を介して行うことにより、電気的接続と機械的接続とを上記単一の接続部品により効率的に行い、取付け誤差の累積的蓄積による位置精度の悪化を防止し、上記電動モータとその制御装置との接続を更に精度良く効率的に行うことを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、電動モータとその制御装置とを接続するための接続部品であって、前記接続部品は、少なくとも、環状の制御装置取付フランジと、前記制御装置取付フランジの内縁側に取付けられる中継ターミナルとからなり、前記中継ターミナルは、前記電動モータから突出して形成された導電端子と前記制御装置の制御端子とを電気的に接続する導体が埋め込まれて構成されていると共に、前記電動モータから突出して形成された導電端子の周囲を囲繞する保護部とを備えることを特徴とする電動モータとその制御装置とを接続する接続部品を提供する。
そして、上記課題の解決は、前記制御装置取付フランジの内縁側には前記環状の制御装置取付フランジと同心の環状の防滴防塵体を設け、前記環状の防滴防塵体は前記内縁側に取付けられる中継ターミナルの部分では当該中継ターミナルの外縁側を通るように形成されていることにより、更に効果的に達成される。
また、上記課題を解決するために本発明は、電動モータの筐体の一の接続面と前記電動モータを制御する制御装置の筐体の一の接続面とを接続するための電動モータの接続構造であって、前記電動モータの接続面には、前記電動モータの導電端子を突出して設け、前記導電端子に対して、請求項1又は2に記載の接続部品を前記接続部品の中継ターミナルの導体の一端を介して接続すると共に、前記接続部品を前記電動モータの筐体の一の接続面に接続することを特徴とする電動モータとその制御装置とを接続するための電動モータの接続構造を提供する。
また、上記課題を解決するために本発明は、電動モータの筐体の一の接続面と前記電動モータを制御する制御装置の筐体の一の接続面とを接続するための電動モータとその制御装置との接続構造であって、前記電動モータの接続面には、前記電動モータの導電端子を突出して設け、前記導電端子に対して、請求項1又は2に記載の接続部品を前記接続部品の中継ターミナルの導体の一端を介して接続すると共に、前記接続部品を前記電動モータの筐体の一の接続面に接続し、前記中継ターミナルの導体の他端を前記制御装置に向けて突出して形成し、前記導体の他端は、前記制御装置からの制御端子と接続され、前記制御装置の筐体は前記制御装置の筐体の一の接続面で前記接続部品に接続することを特徴とする電動モータとその制御装置との接続構造を提供する。
また、本発明の目的は、上記接続部品乃至接続構造を電動パワーステアリング装置、或いは電動アクチュエータに用い、或いは、車両に用いることにより、より効果的に達成される。
本発明によれば、電動モータとその制御装置とを上記電動モータの回転軸に沿った方向に、当該電動モータに隣接して制御装置を配置する場合に、特許文献1に記載されたように別部材として構成される各構成要素の有する取付け面を同一面として配置することが困難な場合であっても、上記のように機械的接続のための制御装置取付フランジと電気的接続のための中継ターミナルとが一体になるように形成された接続部品又は、上記接続部品を介した接続構造を採用することによって、電気的接続と機械的接続とを上記単一の部材として構成される接続部品により効率的に行うことが可能である。そのため、上記一体に形成された単一の部材として構成される接続部品により、上記接続を個別の部材ごとに行った場合の接続誤差の累積的蓄積を解消し、上記電動モータとその制御装置との接続を更に精度良く効率的に行うことが可能である。
また、上記接続部品及び接続構造では、上記電動モータとその制御装置との接続を行う場合に、上記接続部品に防滴防塵体を設けることにより、上記接続部品と制御装置の筐体との間、上記接続部品が接続された電動モータと制御装置との間で、上記防滴防塵体が圧接されることにより上記の装置等の相互間でシールを行い、効果的に防滴防塵を行うことが可能である。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を示した図である。 (A)電動モータ200及び接続部品100の各構成要素の斜視図、(B)制御装置300の斜視図、(C)接続部品100の斜視図、及び、(D)接続部品と電動モータとを組み合わせた構造を示す斜視図である。 図2(A)に示した制御装置取付フランジのD−D線における断面図である。 図2(A)に示した中継ターミナルのC−C線における断面図である。 (A)防滴防塵体の斜視図及び、(B)これを制御装置取付フランジに装着した場合の斜視図である。 防滴防塵体に沿って設けた(A)三角形状の突起を含む断面図、及び、(B)半円状の突起を含む断面図である。 接続部品100と電動モータ200との具体的な接続手順を示した斜視図である。 接続部品の中継ターミナル部分が電動モータの導電端子部分に嵌め込まれた状態をそれぞれ別の方向から見た場合の斜視図である。 電動モータの接続面の中心部分にレゾルバを設ける構造とした場合の斜視図である。
以下に、本発明の電動モータとその制御装置との接続部品及びこれを用いた電動モータとその制御装置との接続構造について、これを車両に使用される電動アクチュエータの一種である、電動パワーステアリング装置に適用した場合を例として、本発明の実施形態を説明する。
ここで、上記電動パワーステアリング装置は、車両のステアリング機構に電動モータの回転力で操舵補助力(アシスト力)を付与するものであり、電動モータの駆動力を減速機構を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に操舵補助力を付与するようになっている。そして、このような電動パワーステアリング装置(EPS)は、操舵補助力のトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。
かかるフィードバック制御は、操舵補助指令値(電流指令値)とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデューティ(Duty)の調整で行っている。
上記の電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)2は減速機構3の減速ギア、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5、タイロッド6a,6bを経て、更にハブユニット7a,7bを介して操向車輪8L,8Rに連結されている。また、コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10及び操舵角θを検出する舵角センサ14が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助する電動モータ200が減速機構3の減速ギア(ギア比n)を介してコラム軸2に連結されている。
そして、上記の電動パワーステアリング装置を制御する制御装置300であるコントロールユニット(ECU)は、マイクロコントロールユニット(MCU)を基幹部品として構成され、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力される。
このように構成される制御装置300では、トルクセンサ10で検出された操舵トルクThと車速センサ12で検出された車速Velとに基づいてアシスト(操舵補助)指令の電流指令値の演算を行い、電流指令値に補償等を施した電圧制御指令値Vrefによって電動モータ200に供給する電流を制御する。なお、舵角センサ14は必須のものではなく、配設されていなくても良く、電動モータに連結されたレゾルバ等の回転位置センサから操舵角を取得することも可能である。
また、上記制御装置300には、車両の各種情報を授受するCAN(Controller Area Network)50が接続されており、車速VelはCAN50から受信することも可能である。また、制御装置300には、CAN50以外の通信、アナログ/ディジタル信号、電波等を授受する非CAN51も接続されている。
そして、上記のように構成される本発明の実施形態である電動パワーステアリング装置において、本発明の電動モータ200とその制御装置300との取付のため接続部品及び接続構造は、次のように構成されている。なお、以下の説明では、同一の構成要素については、他の形態を採り得るものについても同一の記号を用いており、重複する部分の説明については適宜省略する場合がある。
図2は本発明に係る電動モータ200と制御装置300とを接続する接続部品100に関し、(A)電動モータ200及び接続部品100の各構成要素の斜視図、(B)制御装置300の斜視図、(C)接続部品100の斜視図、及び、(D)接続部品と電動モータとを組み合わせた構造を示す斜視図である。
本発明の実施形態において、前記電動モータ200の筐体は概ね円筒形状であり、上記円筒形状を構成する一方の円形の端部面(負荷側面)210からは、上記円筒形状の中心軸と同軸に配置された電動モータの回転軸MCが突出して、負荷である減速機構(図2には示していない)に接続している。そして、上記円筒形状部分の側面230の上記端部面210寄りには、上記電動モータ200を負荷側に配設された減速機構等へ接続するための複数のフランジ250が形成されている。
また、上記円筒形状を構成する他方の円形の端部面である制御装置との接続面270には、上記電動モータ200からの導電端子(Mu、Mv、Mw)、(Mu’、Mv’、Mw’)が突出するように形成されている。
上記電動モータ200からの導電端子(Mu、Mv、Mw)、(Mu’、Mv’、Mw’)は、例えば、上記電動モータ内のモータコイルと接続されてこれに電力等を供給する矩形状のバスバー端子であり、これらの各端子は、上記接続面270を構成する円の外周に沿って、その外周よりも内側に一列に立設して構成されている。なお、ここで、本実施形態では、上記導電端子(Mu、Mv、Mw)、(Mu’、Mv’、Mw’)は、上記接続面270に上記電動モータ200内部への孔部271を設けて、上記電動モータ200内部のモータコイル側から当該孔部271を通して面上に立設されるように成形されているが、前記電動モータ200の筐体の上記接続面270の面上に、前記筐体との絶縁材等を介して、直接形成されたものでも良い。
また、前記電動モータの接続面270側には接続部品100を介して、制御装置300が接続される。ここで、前記制御装置300の筐体の外形はどの様なものでも良く、本実施形態で示すように前記電動モータ200と同様の円筒形状でも、或いは、例えば、各面が四角形状の箱体でも良い。但し、前記制御装置300の筐体は、少なくとも前記電動モータ200と接続する接続面370を有することが必要であり、後述するように接続部品100に設けられた制御装置の取付けボス設置部131に対応して、上記接続部品100との接続が可能な接続部品対応部350を設けていることが必要である。また、上記制御装置には、(図示しない)制御端子が備えられており、後述する中継ターミナル150に備えられた導体(バスバー端子)に接続されるが、上記制御端子の形態は特に限定を設けるものではなく、上記導体と相互に組み合わされて嵌合する形態や、上記制御装置300の側面に窓310を設けて、これを通して、ネジ止めや溶接などにより、上記制御装置300の筐体内側に設けた制御端子と上記中継ターミナル150に備えられた導体151とを接続するものであっても良い。
また、本発明の実施形態において、上記接続部品100は、制御装置取付フランジ130と、防滴防塵体としてのゴムシール170と、中継ターミナル150と、中継ターミナル固定ネジ190とを、主な構成要素としている。
そして、本発明では、上記接続部品100が、前記電動モータ200の筐体の接続面270と前記制御装置の筐体の接続面370との間に配設され、当該接続部品100を介して、上記電動モータ200と上記制御装置300とが接続される構造となっている。
上記接続部品100の構成要素のうち、制御装置取付フランジ130は、全体的には、環状をしており、その断面は、上記電動モータの回転軸方向に延びる平面と、上記電動モータの接続面270と平行な方向に延びる平面とから構成される概ね断面が逆L型の形状を有している。
更に詳細には、図3に、図2(A)のD−D線におけるその断面を示したように、上記環状をした形態の外縁部分側は、上記電動モータ筐体の接続面が構成する円形部分の端面の外縁部分を前記円筒形状の円筒部分の端部にかけて外側から覆うように、上記逆L型の一辺130Vの断面が上記円筒部分に平行になるように構成しており、また、上記環状をした形状の内縁部分は、上記電動モータ筐体の円形の接続面の外縁を覆うように、上記逆L型の他の一辺130Hの断面が、当該接続面に平行になるように構成されている。
また、上記環状をした形態の外縁部分からは、更に外側に向けて、前記制御装置を取付けるための、制御装置の取付ボス設置部131が3か所設けられている。
また、上記制御装置取付フランジ130の環状をした形態の内縁側部分には、上記内縁部分の一部を更に内側に延伸するように、中継ターミナル設置部133が設けられている。そして、上記中継ターミナル設置部133は、上記制御装置取付フランジ130に中継ターミナル150を設置するために用いられることから、当該中継ターミナル設置用のネジ穴135が設けられている。
また、上記接続部品のうち、中継ターミナル150は、上記制御装置取付フランジに取り付けられ、電動モータ本体から突出して設けられた導電端子と制御装置に設けられた制御端子とを電気的に中継して接続すると同時に、当該接続を通じて、接続部品と電動モータとを機械的に接続するものである。
そのため、上記中継ターミナル150は、図2及び、図4に図2におけるC―C線部分の断面を示したように、全体としては、合成樹脂等からなる概ね平面状の形態に成形され、これに、上記中継ターミナルを上記制御装置取付フランジ130に中継ターミナル固定ネジ190により固定するためのネジ穴155が形成されると共に、上記導電端子と制御端子とを中継して接続するための導体151が、インサート成形の方法などにより埋め込まれて構成されている。
そして、本実施形態の場合には、上記導体151として、屈曲したバスバー端子を用いており、上記バスバー端子は、中継対象とする導電端子の数に応じて、上記中継ターミナルの平面部分に埋め込まれており、上記バスバー端子の両端は、上記電動モータの導電端子との接続部(導電端子接続部)150Aと上記制御装置からの制御端子との接続部(制御端子接続部)150Bでは、上記平面部分から突出するように成形されている。
上記接続部のうち、導電端子接続部150Aは、上記導体151を構成するバスバー端子と電動モータ200の導電端子とを接続する部分であり、上記中継ターミナル150を構成する平面上の形態から、上記電動モータ200の導電端子方向へ立設された中空の突起形状をなしている。
そして当該中空の突起形状の中空部分150A1の内面の一部には、上記平面部分から屈曲して形成されたバスバー端子151の一部が露出しており、当該バスバー端子は上記中空部分150A1の内面に沿ったまま上記中継ターミナルを構成する平面上の、上記突起形状が設けられた側とは反対方向の制御装置300側に端部151Aを突出させた構造となっている。
また、上記突起形状は、本実施形態の場合には、上記中継ターミナル150を構成する平面上から見た場合には四角形状の輪郭を有する全体的には四角柱状に形成されており、当該四角形状の輪郭は、上記電動モータ200の接続面に設けられた導電端子が突出する孔部271の内側の形状と適合するように形成されている。
そのため、上記中継ターミナル150の導電端子接続部150Aを上記電動モータの導電端子に接続する場合には、上記導電端子接続部150Aの突起形状の部分を上記電動モータの接合面上に設けられた導電端子が突出する孔部271に嵌め込むことにより、上記導電端子が上記突起形状の中空部分150A1に挿入されて、上記バスバー端子151と隣接した位置で上記中継ターミナルを構成する平面部分から、上記制御装置300方向に突出するように構成されている。なお、上記のように、電動モータ200の導電端子の突出部分の長さは、上記バスバー端子151と隣接した位置で上記中継ターミナルを構成する平面部分から、上記制御装置方向に突出するように形成する必要上、上記中継ターミナル150の厚さや突出部分の長さなどとの対応を考慮して構成される。
また、上記中継ターミナルの接続部のうち、制御端子接続部150Bは、上記導体を構成するバスバー端子と制御装置の制御端子とを接続する部分である。そのため、上記導体を構成するバスバー端子151は、上記中継ターミナル150を構成する平面上の形態から、上記制御装置の制御端子側へ屈曲して立設されており、上記立設される位置は、上記電動モータの導電端子との接続が行われる導電端子接続部を基準に見た場合には、上記電動モータの回転軸MCから離れる径方向に構成されている。したがって、このように構成されることにより、上記接続部品100を介して上記電動モータ200を接続した場合に、上記制御端子接続部150Bが上記電動モータから見た場合には、上記電動モータの導電端子よりも上記電動モータの円筒状形態の円筒部分の側面230近くに形成されることにより、上記接続部品を備えた電動モータを上記制御装置に接続した場合であっても、接続部分の確認や加工が容易となる。
また、本実施形態においては、上記制御装置取付フランジ130に防滴防塵体として、ゴムシール170を設けている。上記ゴムシール170は、上記接続部品100と制御装置の筐体との間、上記接続部品が接続された電動モータと制御装置との間で、これを圧接することにより上記構成要素間のシールを行い、防滴防塵を行うものである。
そのため、上記ゴムシール170は、図5(A)に斜視図で示すように、基本的には、前記制御装置取付フランジ130の内縁側に、前記内縁部分を中辺(中央の辺)とし、他の一辺を制御装置側の面とし、別の他の一辺を電動モータ側の面とした断面がコの字状の環状に設けられており、上記環状形態は、上記中継ターミナル150が設けられる部分にあっては、図5(B)に斜視図で示すように、上記中継ターミナル150の上記取付フランジ130の外周側寄りを通るように形成されている。
また、上記ゴムシールの上記断面がコの字状の中辺を除く2つの面上には、図6に示すように断面が(A)三角形状、又は、(B)半円状の突起173を設けて、上記制御装置取付フランジ130が構成する環状形態が構成する面の上下から圧接された場合に、より高い面圧を確保する構成とする事も可能である。
次に、上記のように構成される接続部品を用いた接続構造について説明する。図7は接続部品100と電動モータ200との具体的な接続手順を示した斜視図である。上記接続部品100と電動モータ200との接続にあたっては、まず、制御装置取付フランジ130に対して、中継ターミナル150を、当該中継ターミナル150に設けられたネジ穴155を通じて、中継ターミナル固定ネジ190により、中継ターミナル設置部133にネジ止めする。そして、このようにして構成された接続部品100を電動モータ200の接続面270に接続する際には、上記接続部品100の上記中継ターミナル150に設けられた導電端子接続部150Aの突起形状の部分を上記電動モータの接続面270上に設けられた導電端子(Mu、Mv、Mw)、(Mu’、Mv’、Mw’)が突出する孔部271へ対応するように位置決めをして、その後、上記突起部分を上記孔部271へ嵌め込むことにより位置の固定を行う。
図8(A)、(B)は、このようにして接合部品の中継ターミナル部分が電動モータの導電端子部分に嵌め込まれた状態をそれぞれ別の方向から見た場合の斜視図である。同図8(A)、(B)で示したように、上記接続部品の中継ターミナル部分を上記電動モータの接合面の導電端子が突出した孔部分271に嵌め込むと、上記導電端子が上記中継ターミナルの突起形状の中空部分150A1に挿入されて、上記中継ターミナル150のバスバー端子の端部151Aと隣接した位置で上記中継ターミナルを構成する平面部分から、上記制御装置方向に突出するように構成されることになる。そのため、上記のように電動モータの接続面270の孔部271の内縁側と導電端子との間に、上記中継ターミナルの突起部分が入り込む事になるため、上記接合面に形成された孔部271の内縁側と導電端子とを上記中継ターミナルの導電端子接続部150Aにより絶縁する構造とすることが可能である。なお、本発明の実施形態では、上記導電端子接続部150Aは、上記のように中空の突起形状を備えることにより、上記中空部分150A1へ電動モータの導電端子を挿入して囲繞する基本構成を採っている。そのため、上記電動モータ200の導電端子が、接合面の孔部内に形成されずに、接合面から直に突出した構造を採用している場合であっても、上記中継ターミナル150を接続する場合に、当該突出部の周囲を囲繞して保護し絶縁することが可能である。
また、上記のような構造が形成される結果、電動モータの導電端子部分は、上記のように、中継ターミナルのバスバー端子の端部151Aと隣接した位置で上記中継ターミナルを構成する平面部分から、上記制御装置方向に突出するようになっている。そこで、このように隣接して突出した電動モータ200の導電端子と中継ターミナルのバスバー端子151とを溶接して接合を行う事により、上記接続部品と電動モータとの電気的接合と機械的接合とを同時に達成することが可能である。なお、ここで、上記導電端子と中継ターミナルのバスバー端子との接合はTIG溶接や抵抗溶接などの方法により溶接する事が出来る他、溶接以外の圧接や半田付けなどの方法によることも可能である。
また、上記のように接続された接続部品100と電動モータ200とは、さらに、機械的接合強度を向上させるために、次のように相互に接続を行う。すなわち、上記接続部品100の中継ターミナル部分を電動モータ200の導電端子部分にはめ込む際には、上記中継ターミナルと導電端子との位置合わせに併せて、上記接続部品の制御装置取付フランジ130が、図9に示すように、上記電動モータ200の接続面270側に軽圧入により嵌め込まれて固定される。そこで、このようにして嵌め込まれた接合部品100の外縁と電動モータ200の側面230とを溶接により固定し、機械的接合強度を向上させることが可能である。なお、この際、上記のような固定方法の代わりに、上記電動モータ200の筐体乃至制御装置取付フランジ130の内側にビードを形成して、圧入固定することも可能である。
また、本発明では、接続部品100を電動モータ200等に接続するに当たり、これら接続部分に空間的な余裕を確保することが可能であり、例えば、図9に示したように、電動モータの接続面270の中心部分にレゾルバ400を設ける構造とすることも可能である。そのため、上記のように電動モータ200の筐体にレゾルバ400等を設けるに当たり、モータシャフトMCとの位置精度を確保するうえで、制御装置取付フランジ130にこれらを固定せず、レゾルバ400等の搭載範囲及びレゾルバ400の位相を調整する範囲を考慮した面積分を制御装置取付フランジ130の円環内に確保することが可能である。
そして、このような構成とした場合には、上記接続部品100と電動モータ200との接続の有無にかかわらず、上記電動モータ200へのレゾルバ400等の着脱と調整等を行う事が可能である。
また、上記接続部品100を接続した電動モータ200の制御装置300への接続は、上記接続部品の制御装置取付フランジ130に構成された取付けボス設置部131に対して、制御装置の接続部品対応部350をネジ止めなどの方法で、接続することにより行う。
そして、上記接続を行う際には、接続部品100の中継ターミナル150に突出して形成されている制御端子接続部150Bを、それに対応する位置にあらかじめ設けられた制御装置の導電端子に、上述したような、嵌合やネジ止め又は溶接などの方法により接続する。
以上のように、本発明の上記接続部品及び接続構造によれば、電動モータとその制御装置との接続を、主として制御装置取付フランジと中継ターミナルとが一体になるように形成された単一の接続部品を介して行うことにより、電気的接続と機械的接続とを上記単一の部材として構成される接続部品により効率的に行い、取付け誤差の累積的蓄積による位置精度の悪化を防止し、上記電動モータとその制御装置との接続を更に精度良く効率的に行うことが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態の構成に限定されることなく、本発明の趣旨の範囲で種々の態様によることが可能である。そのため、例えば、本発明の実施形態の接続部品の中継ターミナルは、制御装置取付フランジに対して制御装置側に設けられているが、電動モータ側に設けることも可能であり、その場合には、上記中継ターミナルを電動モータに接続した後で、上記中継ターミナルに対して、制御装置取付フランジを取り付ける事も可能である。
また、上記中継ターミナルの制御装置取付フランジへの接続は、本実施形態のようにネジ止めに限らず、カシメ結合等によるものでも構わない。
1 ハンドル
2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)
3 減速機構
4a 4b ユニバーサルジョイント
5 ピニオンラック機構
6a 6b タイロッド
7a 7b ハブユニット
8L 8R 操向車輪
10 トルクセンサ
11 イグニションキー
12 車速センサ
13 バッテリ
14 舵角センサ

100 接続部品
130 制御装置取付フランジ
130V 制御装置取付フランジの断面を構成するL型の一辺
130H 制御装置取付フランジの断面を構成するL型の他の一辺
131 取付けボス設置部
133 中継ターミナル設置部
135 中継ターミナル設置用ネジ穴

150 中継ターミナル
150A 導電端子接続部
150A1 突起形状の中空部分
150B 制御端子接続部
151 導体(バスバー端子)
151A 制御端子接続部のバスバー端子端部
155 ネジ穴

170 防滴防塵体
173 防滴防塵体に設けた突起

190 中継ターミナル固定ネジ

200 電動モータ
210 端部面(負荷側面)
230 電動モータ筐体側面
250 フランジ(減速機構等への接続用)
270 制御装置との接続面(制御装置側)
271 孔部

300 制御装置(コントロールユニット、ECU)
310 制御装置側面に設けた窓
350 接続部品対応部
370 接続面(電動モータ側)

400 レゾルバ

Mu、Mv、Mw、Mu’、Mv’、Mw’ モータからの導電端子
MC 電動モータ回転軸

Claims (10)

  1. 電動モータとその制御装置とを接続するための接続部品であって、
    前記接続部品は、少なくとも、環状の制御装置取付フランジと、
    前記制御装置取付フランジの内縁側に取付けられる中継ターミナルとからなり、
    前記中継ターミナルは、前記電動モータから突出して形成された導電端子と前記制御装置の制御端子とを電気的に接続する導体が埋め込まれて構成されていると共に、前記電動モータから突出して形成された導電端子の周囲を囲繞する保護部とを備えることを特徴とする電動モータとその制御装置とを接続する接続部品。
  2. 前記制御装置取付フランジの内縁側には、前記環状の制御装置取付フランジと同心の環状の防滴防塵体を設け、前記環状の防滴防塵体は前記内縁側に取付けられる中継ターミナルの部分では当該中継ターミナルの外縁側を通るように形成された請求項1に記載の電動モータとその制御装置とを接続する接続部品。
  3. 電動モータの筐体の一の接続面と前記電動モータを制御する制御装置の筐体の一の接続面とを接続するための電動モータの接続構造であって、
    前記電動モータの接続面には、前記電動モータの導電端子を突出して設け、
    前記導電端子に対して、請求項1又は2に記載の接続部品を前記接続部品の中継ターミナルの導体の一端を介して接続すると共に、
    前記接続部品を前記電動モータの筐体の一の接続面に接続することを特徴とする電動モータとその制御装置とを接続するための電動モータの接続構造。
  4. 電動モータの筐体の一の接続面と前記電動モータを制御する制御装置の筐体の一の接続面とを接続するための電動モータとその制御装置との接続構造であって、
    前記電動モータの接続面には、前記電動モータの導電端子を突出して設け、
    前記導電端子に対して、請求項1又は2に記載の接続部品を前記接続部品の中継ターミナルの導体の一端を介して接続すると共に、
    前記接続部品を前記電動モータの筐体の一の接続面に接続し、
    前記中継ターミナルの導体の他端を前記制御装置に向けて突出して形成し、
    前記導体の他端は、前記制御装置からの制御端子と接続され、前記制御装置の筐体は前記制御装置の筐体の一の接続面で前記接続部品に接続することを特徴とする電動モータとその制御装置との接続構造。
  5. 電動モータとその制御装置とを接続するための請求項1又は2に記載の接続部品を備えた電動パワーステアリング装置。
  6. 請求項3又は4に記載の接続構造を備えた電動パワーステアリング装置。
  7. 電動モータとその制御装置とを接続するための請求項1又は2に記載の接続部品を備えた電動アクチュエータ。
  8. 請求項3又は4に記載の接続構造を備えた電動アクチュエータ。
  9. 電動モータとその制御装置とを接続するための請求項1又は2に記載の接続部品を備えた車両。
  10. 請求項3又は4に記載の接続構造を備えた車両。
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